小説2

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1:& ◆jmrs &:2012/07/09(月) 21:40

なんか、ファンタジーをかきたくなったので、
第2ダンつくりました♪
どっちも楽しんでくれたら、うれしいです♪
それでは!
スタートですっ!

あっこの作品は、3日間ぐらいで終わらそうと思っています♪
短いです。

それでは、

よろしくお願いしまぁ〜す\(*^o^*)/



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2:りい &:2012/07/09(月) 21:43

自分の命の期限がわかっていたら

誰だってきっと、もっと上手に生きるはず。




もっと自由に。

もっと楽に。

もっと賢く。


そして、もっと素直に。



好きな人に

「スキ」って言えるくらい素直に。




あたしはバカだったけど、

親もあきれるくらいバカだったけど。



それでもあの日死ぬってわかっていたら、

あんな風に、あいつとケンカすることなんて、なかった。




なかったと、思うんだ。

3:& ◆jmrs &:2012/07/09(月) 21:44

・・・・・だって死ぬなんて

思わないじゃない

4:りい &:2012/07/09(月) 21:46

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ちなみに、りい=:& ◆jmrsだと思ってください♪
それでは、続きを楽しんでください。

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5:りい &:2012/07/09(月) 21:56

+・.。.。・::・。.。・゚゚生まれ変わっても好きでした・・・+・.。.。・::・。.。・゚゚

6:& ◆jmrs &:2012/07/09(月) 21:58

:
.
*


+
.

*

.






散らかった、男の部屋。


机の下の、汚れたサッカーボールに、使いこまれたスパイク。

無造作に転がる鉄アレイ・・・。

7:りい &:2012/07/09(月) 22:01

いつの間に、この部屋はこんなに男っぽくなっていたのだろう。

なっていたんだろう。



ふせられた瞳にかかる、長いまつ毛。


筋の通った高い鼻。

日に焼けた茶色の髪。

広い肩幅、筋肉のしっかりついた腕。



いつの間に、目の前の幼なじみは、こんなに男っぽくなっていたんだろう

8:七実:2012/07/09(月) 22:01

入れて!

9:& ◆jmrs &:2012/07/09(月) 22:02

不意にきれ長の瞳が、こっちを睨んできて、どきりとした。

・・・・っなんでこんなに心臓がうるさいの?

  ―――バクバクバクバク―――

心臓のバカ・・・・
こんなに激しかったらきづかれちゃうじゃん・・・。

10:夢乃:2012/07/09(月) 22:03

来ました(^^♪

11:りい &:2012/07/09(月) 22:03

七実さん、いいですよ〜

12:& ◆jmrs &:2012/07/09(月) 22:03

夢乃もだぁ〜♡
やった★

13:& ◆jmrs &:2012/07/09(月) 22:05

2人ともたのしんでいってね\(^o^)/

14:夢乃:2012/07/09(月) 22:07

りい>了解で〜す♪

15:りい &:2012/07/09(月) 22:08

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「なに見てんだよ」


「べ、別にっ」


「集中しろ。誰のために一緒に勉強してやってると思ってんだ」



あきれたように言っている幼なじみの緑川順平。

16:& ◆jmrs &:2012/07/09(月) 22:10

私を軽く叱ると、ノートに視線を落とす。


私と順平はいま、一緒に勉強している。

・・・・とゆうか手伝ってもらっている。

17:& ◆jmrs &:2012/07/09(月) 22:12

相変わらず嫌味なやつ。


なーんでこんな男が最近やたらモテてるんだか、あたしには理解できないわ。



あたし、柏木なおと、順平は家が近所で、物心つく前からの幼なじみ。


幼稚園からいまの中学校まで、ずっと一緒。

18:りい dgfhg:2012/07/09(月) 22:14

順平は確かに、中学生になって、急に背が伸びたり、男っぽくなったりして、

ちょっとだけ、かっこよくなった。



いや、ちょっとだけね。

ほんとに、ちょっとだけ。

19:& ◆jmrs bzzdf:2012/07/09(月) 22:17

でもあたしは、順平のかっこ悪いところ、たくさん知ってる。


いつまでおねしょしてた、とか。

いまだにピーマンが食べられない、とか。



あとね、性格が悪いと思うんだ!

すっごいイジワル!


いまだってさ、幼なじみなんだから、もっと優しく勉強教えてくれてもいいのに、超スパルタだし。



まあ……それはあたしの頭が悪いのもいけないんだけどね。

20:りい &:2012/07/09(月) 22:23

順平は学年で568人中3位。

―――――一方私は、26位。


これでも私、ムチャクチャがんばってんのにバカにされる。

くそー。

顔が良くて、頭も良くて、サッカー部では2年でエースって、なんだそれ。

21:& ◆jmrs &:2012/07/09(月) 22:27

うざい!!!   うざい!!!  ウザ―――――ァイッッ!!!

むかつく! 完璧すぎてむかつく!

ピーマン食べられないくせに!




「……なお。おまえいま、俺の悪口言っただろ」




ぎくっ。


あたしは慌てて、自分の口を手で覆う。


な、なんでわかったの!?

あたし口に出してなかったよね!?

22:りい &:2012/07/09(月) 22:30

「な、なに言ってんの? 悪口なんて言ってなかったじゃんっ」


「心ん中で言ってただろ。顔がそういう顔だった」


「元からあたしはこんな顔だもん! 悪かったね、ぶさいくで!」


「はあ? 別にぶさいくとは言ってねーだろ。……ぶさいくだけど」




聞こえてるぞこら!



怒りで手が震えて、シャープペンの芯がポキリと折れた。



あーもう、ほんとむかつく!

もっと優しい幼なじみがほしかった!


「つーかおまえ、さっきから全然進んでねぇじゃん」


「う。だ、だって、問題難しくて……」




いまやってるのは、中間考査に向けての数学の勉強。

あたしは数学がいちばん苦手。

23:& ◆jmrs &:2012/07/09(月) 22:35

連立方程式とか、意味わかんない!

2列にするような式、日常生活で使わないし!

xとかyとか、なんでabcdすっ飛ばして出てくるのか意味不明だし!



そう言って頭をかかえると、ため息が降ってきた。




「ったく、しょーがねぇな。どこだよ」


「……ここ」


「どれどれ。んー……?」




あたしの教科書をのぞきこんでくるるいちに、ちょっとどきっとした。


男のくせに、髪からシャンプーの良い匂いがしたから。



さっきは性格悪いとか、イジワルとか散々言ったけど、

実は面倒見がよくて、優しいところもあるんだよね。

24:& ◆jmrs &:2012/07/09(月) 22:38

こうしてなんだかんだ、あたしに勉強教えてくれるし……




「アホか! これさっき俺が教えてやったばっかだろーが!」


「あいたっ!」




教科書の角で、頭を叩かれた。



前言撤回!

やっぱりるいちは、性格が悪くてイジワルな悪魔だ!


いつか呪ってやるー!



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ここからは、勉強しながら書くので、
スピード↓です

25:りい &:2012/07/09(月) 22:45

「この俺がマンツーマンで教えてやってるっつーのに、なんでおまえはそんなに物覚えが悪いんだ?」


「ふんだ。順平の教え方が悪いんだよ」


「それはない。サッカー部の奴らにもたまに教えるけど、みんなすぐ覚える。
おまえだけだぞ、俺をこんなに手こずらせる落ちこぼれは」




落ちこぼれだあ?


ちょーっと勉強できるからって、言いたい放題言いやがって〜。


絶対いつか呪ってやる!!!!

26:& ◆jmrs &:2012/07/09(月) 22:47

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24のるいちは、順平のハンドルネームでs

27:りい &:2012/07/09(月) 23:01

てか、打つの簡単だから・・・w

28:& ◆jmrs &:2012/07/09(月) 23:04

*。・+.。*・.+。.*・。.*。・+.。*・.+。.*・。.*。・+.。*・.+。.*・。.*。・+.。*・.+。.*・。

「ふんだっ!愛が足りないんだよ。そんなんじゃ教師には絶対向いてないね!」


「ほー? まるで自分が教師に向いてるみたいな口ぶりだな」


「当たりまえじゃん! あたしが将来先生になったら、生徒に大人気でそりゃあ毎日大変だよ」


「まさか・・・なお、おまえ教師になるのが夢だとか言わねえだろうな?」


「夢だけど? 悪い?」


「悪くはない。夢を見るのは自由だ。でも未来の生徒に迷惑だからやめておけ」




ひどくないっ!?

まだ迷惑かけてないのに!


夢を見ることすら迷惑って、ひどすぎるでしょ。

29:りい gb:2012/07/09(月) 23:07

あたし勉強はできないけどさ、


できないからこそ、できない生徒の気持ちがわかる先生になれると思うんだ。

なんでわからないのかも、わかってあげられると思うんだ。



だから勉強できないけど、あたしは勉強をがんばる。




「将来なんになるかなんて、あたしの勝手でしょ! いいからるいちは、あたしに勉強を教えればいいの!」


「教えてもらってるくせに、でかい態度だなコラ」


「う。お、教えていただけるとありがたいです……」



だめだ。

やっぱり順平には勝てない。



いつか順平よりも、勉強できるようになってやる!




「ふはっ」



突然、順平が吹きだした。

肩を震わせて、あたしを見る。




「おまえって、ほんとバカな」


「うるさいなー。バカバカ言うな!」


「いいじゃん。なおはずっとバカでいりゃいいんだよ」




笑いながらそう言うるいちに、なんかどきりとした。


だ、だってさ、いまのセリフ。



『ずっと俺が勉強教えてやるから』



って意味かと思っちゃって・・・・。


って!!!私ってばなにドキドキしちゃってんのよ!!

30:りい &:2012/07/09(月) 23:08

あっやっぱ、るいちは、順平のハンドルネームっていうのなし。

めんどくさくなってきた。

31:& ◆jmrs vb:2012/07/09(月) 23:11

心臓のバカぁー・・・・・・


高校に入ったら、いまみたいに一緒に勉強することなんて、なくなるだろうし……。




高校。高校かあ。


順平は頭が良いから、レベル高いところに行くんだろうな。

あたしなんかには、試験を受けることもできないようなところに。



これまでずっと、幼稚園、小学校、中学校って、一緒だった。

顔を合わせない日なんて、数えるほど。



そんな日常は、必ず終わる。

そう遠くない話なんだよね。




教科書を指しながら解き方を教えてくれるるいちの顔を盗み見ながら、


それはちょっと、寂しいなと思った。

32:七実:2012/07/09(月) 23:13

あ…りい、まだ起きてるんだ…すごいね…
↑自分も起きてるくせにw

33:りい &:2012/07/09(月) 23:20

歩いて数10メートルの距離。

なのに勉強が終わったあと、順平は「送る」ってしつこく言ってきた。

順平の家の玄関で靴を履きながら、あたしは照れくさくて、わざとるいちを睨んだ。




「しつこいなぁ。いいってば。すぐ近くなんだし」


「うるせ。おまえ送れってうるせーババァがいんだよ」


「誰がババァですってぇ?」


「いってぇ!」




そっとるいちのうしろに立った、るいちのお母さんが、息子の頭をゴツンと殴った。



エプロンをつけた、長い髪の美人。

34:& ◆jmrs gh:2012/07/09(月) 23:22

32>正直寝るのがめんどいかもw

35:りい &:2012/07/09(月) 23:24

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ちなみにこれは、小学4年生のときにかんがえたので
少々おさないかも。


それでは!たのしんでね!
(つか、今回は切ない系だね)

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36:りい gbd:2012/07/09(月) 23:26

「もう暗いんだから、いくら近くても、送ってくのが男でしょ!」


「いや、おばさん、あたしは別に大丈夫……」


「だから送るつってんだろ! なんで殴んだよ!」


「ババァって言うからに決まってるでしょ!」



また拳をふりかざすおばさんに、順平は舌打ちして、あたしの腕をがしりとつかんだ。


スニーカーに足をつっこんで、玄関を開ける

37:七実:2012/07/09(月) 23:27

>>34 それもある意味スゴイ…

38:七実:2012/07/09(月) 23:29

おやすみなさいでーす…
あたしは朝から宿題するから早めに寝ないとねー♪

39:& ◆jmrs &:2012/07/09(月) 23:33

「え、順平?」

「さっさと行くぞ。俺が殴られる」


「じゃあね、なおちゃん。気をつけてね」


「あ、うん。お邪魔しました! あとごちそーさまでした!」




笑顔のおばさんに手を振って、るいちに引きずられるように、あたしは外に出た。


すっかり外は暗くて、半袖の制服じゃ、ちょっと肌寒くなっていた。


「はあ。お腹いっぱい」

晩御飯をごちそうになったあたしのお腹は、スカートがきついくらいぱんぱん。


順平ん家のごはん、うちより豪華だからつい食べ過ぎちゃうんだよねぇ。




「昨日もごちそうになったし。明日はうちで勉強する?」


「友也(ともや)がいるから集中できないんじゃなかったか?」


「うーん。そうなんだよねぇ。友也ってなぜかるいちのこと大好きだからなぁ」




友也は、あたしの4つ下の弟。


昔から姉のあたしよりもるいちに懐いている、ちょっと生意気な小学生だ。



なーんでこんな、イジワル順平なんかが好きなんだか。

意味不明。

40:りい &:2012/07/09(月) 23:34

七実、おやすみ〜\(^o^)/

41:& ◆jmrs mjjk:2012/07/09(月) 23:55

「お母さんに言えば、友也のこと抑えといてくれるかも」


「いいよ別に、そこまでしなくて。うちの親、なおのこと気に入ってるし、飯くらい気にすんな。おまえがよく食うのは、いまに始まったことじゃねーし」


「うっ。やっぱり……おかわり2回はまずいよね」


「女としてな」




うるさいよ!


順平はいつもいつも、一言余計なんだよ。

女としてまずいのは、とっくに自覚してるっての。



くだらない言い合いをしてるうちに、あっという間に家に着いた。


やっぱり送ってもらう距離じゃないと思うんだけどな。

でも順平はいつも、遅くなったら送ってくれる。


イジワルるいちなくせに、この時は文句は言わない。

面倒がらずに、家の中までついてきてくれるんだ。



調子が狂っちゃうけど、そうされるのが、嫌じゃない自分がいる。

そんなこと、表には絶対出さないけどさ。


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私はもう落ちます★
また明日来ます(*^o^)/
それでは!また明日!

42:りい &:2012/07/10(火) 20:45

こんちゎ〜
小説の続きかきまぁ〜す☆

*。・+.。*・.+。.*・。.*。・+.。*・.+。.*・。.*。・+.。*・.+。.*・。.*。・+.。*・.+。.*・。

「ただいまー」



玄関を開けると、リビングから真っ先に飛び出してきたのは、友也だ。

*。・+.。*・.+。.*・。.*。・+.。*・.+。.*・。.*。・+.。*・.+。.*・。.*。・+.。*・.+。.*・。


・・・これ、∔1カ月で・・・・
おわりそうにないです。

43:りぱ:2012/07/10(火) 23:59

りい!きたよ

あ、後ね
ここは二次創作版、既在するキャラを使った作品で小説をかくとろこだから、
小説版に移動したほうがいいんじゃないかな?

44:匿名さん 三国志:2012/07/11(水) 00:34

初めましてごめんなさい板違いかもしれないですけど
聞いて下さい
序章
234年諸葛亮孔明は志半ばにして五丈原の露と消えた
そしてその魂は生徒数2000人強の学園が存在する死後の世界へ
と送られた

また自動的に諸葛亮はその学園の事務員となり日本語も覚えた
その最中諸葛亮はゆりと言う少女に出合い
ゆりとその仲間達に協力する事を誓った

45:三国志:2012/07/11(水) 00:53

ゆり
「では軍師、作戦の説明をお願い」

諸葛亮
「はっ、姫、それではこれより天使消滅作戦の説明を行う」
諸葛亮はかつて多数の天下万民を救おうと立ち上がった
しかしその夢を果す事が出来なかった
それに今自分が指揮するのは数十万の大軍ではなく
総勢約50名の少年少女達である
諸葛亮はせめてこの自分と同じ、志半ばで散った者達にだけは
永久的な安泰と泰平の暮らしをさせてやりたいと言う
気持ちと、それを妨害する天使を必ず討たなければならない
と言う気迫に道溢れていた

46:三国志:2012/07/11(水) 01:34

諸葛亮
「野田、藤巻、Tk、お主達は本校舎入り口前の石畳の上で
騒げ」



三名「オウ、Orai(Tk)

「音無、そちは校庭巡回中の天使に対して夜中に騒いでいる生徒
がいると通報せよ、天使の場所は遊佐から聞け」
音無「了解した」


「遊佐は作戦開始時より絶えず天使の行動を監視し校長室の
姫(ゆりっペ)に報告せよ、報告は5分おきとするように」
遊佐「了解です」

「椎名、松下、日向、そち達は作戦の説明後爆弾の設置に
向かえ、爆弾の設置は余も同行し設置場所は全て余が指示する
場所に設置せよ、また爆弾はすでにチャーが用意してある」

椎名「あさはかなり」松下五段「承知した」
日向「へーい」

「竹山は起爆スイッチの調整を作戦開始時までに
終了させよ」

竹山「了解しました、それから後僕の事は
クライストと呼んで下さい」

「大山、そちには後で余が起爆スイッチを渡す
それで余が起爆スイッチを押せと命じたら迷わす
起爆スイッチを押せ」

大山
「はいっ、分かりました」

諸葛亮
「余は天使の行動をモニターで監視し姫(ゆりっペ)とともに
校長室を守る、作戦開始は0200、以上」

続きは3日以内に書きます
いきなり長文すみません

47:りい &:2012/07/11(水) 21:50

44,45,46≫えーっと・・・・
         なんなんでしょうか・・・?
         ば・・・爆弾・・・?

りぱ≫きてくれたんだね〜★
   ありがとー!!
   たしかに、私の作品の場合、小説版に移動しようかな〜 
   あっでも新しく書くのめんどいから、
   無理やり既在するキャラつかうっっ!

   アドバイス(?)ありがとうね〜(*^^)v

48:りぱ:2012/07/12(木) 00:44

りい>>
うす!w

がんばってね!

49:りい hrk:2012/07/12(木) 21:42

りぱ≫おっす!
   がんばります!

50:& ◆jmrs &:2012/07/12(木) 21:55

「順ぺー!おかえり〜!」


「ちょっと友也。帰ってきたのはあたしなんだけど?」


「ああ、姉ちゃんいたの?」




うちの弟はどんだけあたしに興味がないんですか!

順平は笑いながら、じゃれてくる友也の頭を撫でる。




「よう、友也。サッカーどうだ? 楽しくやってるか?」


「うん! 俺ね、順ペーと同じ、MFになったんだ!」


「そうかそうか。今度練習付き合ってやるよ」


「ほんと!?」




あーあ、友也ってばすごいうれしそう。

これじゃ誰の弟なんだかわかんないね。




「お帰り、なお。」

「お母さん。ただいまー」




リビングから、お母さんがでてくる。


うちのお母さんは、顔も体もちょっと丸い。

順平を見て、お母さんは優しく笑った。

51:りい hrk:2012/07/12(木) 22:01

「順平君、なおを送ってくれてありがとうね」


「いや、近いから」


「晩御飯も。お母さんによろしく伝えてね。明日はうちで勉強したら? 
順平君もうちでご飯食べていって」


「いいの? お母さんにお願いしようと思ってたんだあ」


「えっ! じゃあ順ペー明日うち来るの!?」




友也の目がキラキラ輝く。


あーあ、これだもん。

絶対勉強の邪魔してくるな。




「友也〜。あたしたちは勉強するの。だから友也は部屋入ってこないでよね」


「なんでだよ! 俺邪魔しないし! 姉ちゃんばっか順ペーひとり占めしてずりー!」


「ひ、ひとり占めなんてしてないし!」




なにを言うか、このバカ弟は!


むぎゅーっと丸い両方のほっぺをつねって引っぱってやる。

すると同じようにやり返された。



こんのー!

昔はもうちょっと可愛げがあったのに!



幼稚園児の時は、語尾にハートマークつけて、「お姉ちゃん」ってくっついてきてた友也。

いまじゃすっかり順平信者だもんね。

52:& ◆jmrs &:2012/07/12(木) 22:07

「なにみっともないことやってるの。友也。お姉ちゃんの言う通りよ。明日は友也はお姉ちゃんの部屋には入らないこと」


「え〜」


「友也。飯食う時は隣りに座ってやるから」


「ほんと!? やった!」

順平の言葉に、友也が勝ち誇ったような笑みを見せてくる。


なんか腹立つ!

別に順平の隣りなんて、うらやましくもなんともないけど、腹立つ!




「そんじゃ、帰るわ。また明日な」




ぽんとあたしの頭に手を乗せて、順平は玄関のドアを開ける。


広い背中。

ずいぶん背も、差がついちゃったんだな。




「おやすみ、順平」


「おう」


「順ぺーおやすみーぃ」

53:りい NAう:2012/07/15(日) 20:12

*。・+.。*・.+。.*・。.*。・+.。*・.+。.*・。.*。・+.。*・.+。.*・。.*。・+.。*・.+。.*・。
こんにちは〜
そして、おひさしぶりです。
それでは、小説の続き書きまーす☆
まぁ、ここにきてくれたのは、3〜4人ですけどね(-_-;)

まぁ、楽しんでいってください♪


ちなみに、今書いている作品は
作品の中のプロローグです!

そして!!プロローグ、ムチャクチャ長くなりそうです(^^ゞ
そこんところよろしくお願いします。

*。・+.。*・.+。.*・。.*。・+.。*・.+。.*・。.*。・+.。*・.+。.*・。.*。・+.。*・.+。.*・。

54:りい &:2012/07/15(日) 20:21

ひらひら手を振って、順平は出ていった。


友也が「順ペーはやっぱかっけーな」とか上機嫌で言っていて、

あたしはそれに、心の中だけでうなずいた。



あんまりかっこよくなんないでほしいなと、思いながら。

55:りい hんk:2012/07/15(日) 20:23

自分の部屋に入って、教科書を用意しようと思ったけど。



その前に。

机に飾った、前に順平から嫌味でもらった学業成就のお守りに手を伸ばす。


その中から、小さな鍵を出した。


これはあたしの、机の引き出しの鍵。

1段目だけ、鍵つきなんだ。

ここに大切な物を、いっぱい入れてるの。



秘密の鍵だから、お母さんにも友也にも、るいちには特に、隠し場所は秘密。



引き出しを開けて、日記帳を取り出した。


中学生になってから書き始めた日記。

毎日じゃないけど、夏休みの日記を最終日にまとめ書きするあたしにしては、かなりマメに書いてると思う。




「さて、今日順平の悪口いっぱい書いてやるっ」




こういう理由で、るいちには絶対絶対、秘密なんだ。



高校生になって、学校が別々になったら、るいちの悪口も書くことがなくなるんだろうな。


そう思うと、なんだか泣きたい気持ちになった。












:
.
*


+
.

*

.

56:& ◆jmrs &:2012/07/15(日) 20:25

「あーあ。また日下の奴、告られてるよ」




次の日の、昼休み。


金に近い茶髪の友人、辻芽衣子(つじめいこ)が、教室の窓から下をのぞきながら、あきれたように言った。


視線の先には確かに、花壇の前に立つ・・・・・順平。


一緒にいるのは、たまに順平に声をかけているところを見る、下級生の女子。


確かサッカー部のマネージャだ。



校舎の外の、ひと気がない場所に呼び出してるつもりなのかもしれないけどさあ。

教室から丸見えなんだよね。



これってもしかして、見せつけてるのかな?




「いいのかよ?なお。」


「なにがー?」


「ダンナが知らない女に言い寄られてんだぜ。邪魔しに行かなくていいのかよ」



*。・+.。*・.+。.*・。.*。・+.。*・.+。.*・。.*。・+.。*・.+。.*・。.*。・+.。*・.+。.*・。


こっからまた、おちまーす

またきます\(^o^)/

57:りい なう:2012/07/15(日) 21:00

きましたぁ〜❁

続き書きまーす(*^^)v  


 
*。・+.。*・.+。.*・。.*。・+.。*・.+。.*・。.*。・+.。*・.+。.*・。.*。・+.。*・.+。.*・。


ちょっとヤンキー入ってる芽衣子は、言葉づかいが荒い。

先生には目をつけられていて、同級生には避けられてる。



目つき悪くて、態度はでかいけど、イイ子なのになあ。




「別にるいちはあたしのダンナじゃないし。ただの幼なじみだし」


「んなこと言ってっと、他の女にかっさらわれるぜ」


「……あたしには、関係ないもん」




下級生の女子が、1人で走り去っていったあと。

順平が不意にこっちを見上げてきて、ドキッとした。



ん? なんか口パクで言ってる?


『あ・ほ・づ・ら』?



……アホ面!?




「うっさいバカ!!!」


窓際に干されてた雑巾を引っつかんで叫んだら、

順平は笑いながら校舎に戻っていった。


まったく、相変わらず腹の立つ。




「告られたあとだってのに、あの余裕。悪いオトコだよなぁ」




確かに、いつもの順平だった。


なんか告られ慣れてるみたいで、ますます腹が立った。


私だってまだ・・・・

数えられるほどしかこくられてないのに・・・

ムカつく・・・。

午後の授業中。

あたしは窓から外を眺めながら、さっきの順平の告白現場を思い出していた。

58:& ◆jmrs はにゃ:2012/07/15(日) 21:05

小学生の頃まではそうでもなかったのに、いまの順平は結構目立つ。

背は高めで、顔もそこそこ良くて、サッカー部ではエースで、友だちも多いから。


それだけで、女子が蟻みたいに群がるんだよね。

それだけしか、知らないくせに。


順平の良いところも、悪いところも、全然知らない女子が、順平に告白する。


その度順平は断ってるみたいだけど、正直あたしは面白くない。




だってさあ、一応幼なじみだし?

どこの馬の骨かもわからない女なんかと、付き合ってほしくないってゆーかさ。



いやいやいや、嫉妬とかじゃないよ?

そういうんじゃ全然ないんだけどね?



るいちはイジワルな悪魔だけど、根はイイ奴だから、イイ子と付き合ってほしいんだ。



順平のことを良くわかってくれる、優しい子がいい。

「……って、あたしはあいつのオカンか!」


「はあ? いきなりなに言ってんだよリン」




思わず自分で自分にツッコミを入れたら、横から呆れた声がした。



あれ? 芽衣子?

席の離れてる芽衣子が、なんでいるの?



よく見たら、クラスメイトはみんな立って、帰る準備をし始めてる。

担任の先生もいない。


考えこんでたら、いつの間にか授業が終わっちゃってたんだ。




「はやく帰ろーぜ」


「あ、うん。すぐ準備する!」




午後の授業中、ずっと順平のことを考えていた。


なーんて言ったら、また芽衣子に色々言われるなあ。

うん、黙っとこ。



教室を出て階段に向かおうとしたら、芽衣子が立ち止まる。




「あれ? どこ行くんだよ」


「え? どこって、下駄箱に……」


「ダンナんとこは?」


「ああ……」




そうだった。



順平はいま、テスト前だからサッカー部が休みなんだっけ。


だから勉強も教えてもらえてるんだよね・・・。

59:りい &:2012/07/15(日) 21:10

でも……。


昼休みの、告白現場がまたよみがえる。




「……なんか、顔合わせづらいから、今日はいい」


「はあ? だってどーせ家、同じ方向じゃん」


「い、いいの! 別に、一緒に帰る約束だってしてないし!」


「あ、こら、なおっ!」


逃げるように階段を降りると、芽衣子がすぐに追いついてきた。


なんかすーんごく不満そうな顔してるし・・・。


地味に怖いし。


「なお〜。なに意地張ってんだよ?」


「意地なんて張ってないよっ」


「張ってんだろ? 知ってっか? 女は素直な方が可愛いんだぞ」




芽衣子も女じゃん!


でも……なんか説得力ある。



芽衣子って中2にして、付き合った男が4人もいる。

誰とも付き合ったことのないあたしからしたら、すごい恋愛上級者なんだよね。




「意地なんて、ほんとに張ってないもん……」


「う〜ん。まあ、なおなに意地張ってんだよ?」


「意地なんて張ってないよっ」


「張ってんだろ? 知ってっか? 女は素直な方が可愛いんだぞ」




芽衣子も女じゃん!


でも……なんか説得力ある。



芽衣子って中2にして、付き合った男が4人もいる。

誰とも付き合ったことのないあたしからしたら、すごい恋愛上級者なんだよね。




「意地なんて、ほんとに張ってないもん……」


「う〜ん。まあ、なに意地張ってんだよ?」


「意地なんて張ってないよっ」


「張ってんだろ? 知ってっか? 女は素直な方が可愛いんだぞ」




芽衣子も女じゃん!


でも……なんか説得力ある。



芽衣子って中2にして、付き合った男が4人もいる。

誰とも付き合ったことのないあたしからしたら、すごい恋愛上級者なんだよね。




「意地なんて、ほんとに張ってないもん……」


「う〜ん。まあ、なおの場合は、そういうとこも可愛いんだろうけどなあ。」

60:りい ごk、:2012/07/15(日) 21:18




かわいくないもん・・・


首の後ろあたりをかきながら、芽衣子は言った。 


「なんで芽衣子がイライラするの?」


「だからさー。はやくくっついちまえよ! って思うわけ」


「く、くっつくって、あたしと順平がが!? なにバカなこと言って……」




軽く言い合いながら下駄箱まで来たら、

出口のところに、見覚えのある女子が1人立っていた。



あれ……あのコ、昼休みに順平に告ってた下級生?



下級生は玄関が別で、北側にある。

こっちは2、3年の南側。



こんなとこでなにしてるんだろう?

……なんて、決まってるよね。


順平を待ってるんだ。


・・・・なんでだろう 胸がズキズキする・・・

「なお。どうする?」


「え? どうするって、なにが?」


「ライバルだろ、あの女。シメるか?」




なんでそうなる!

いい笑顔で制服の袖をまくらないで!


親友が男前すぎてついていけないよ〜。



なぜかやる気まんまんになってる芽衣子を抑えていたら、突然肩をがしりとつかまれた。

「な〜お〜どうする?」


「え? どうするって、なにが?」


「ライバルだろ、あの女。シメるか?」




なんでそうなる!

いい笑顔で制服の袖をまくらないで!


親友が男前すぎてついていけないよ〜。



なぜかやる気まんまんになってる芽衣子を抑えていたら、突然肩をがしりとつかまれた。

「な〜お〜。どうする?」


「え? どうするって、なにが?」


「ライバルだろ、あの女。シメるか?」




なんでそうなる!

いい笑顔で制服の袖をまくらないで!


親友が男前すぎてついていけないよ〜。



なぜかやる気まんまんになってる芽衣子を抑えていたら、突然肩をがしりとつかまれた。

「な〜お〜。おまえなに先帰ろうとしてんだよ?」


「わっ。じゅ・・・順平っ!?」


+。:.゚.:.。++。:.゚.:。+。:。゚:.。++。+。:.゚.:.。++。:.゚.:。+。:。゚:.。++


それでは、おちます!

61:りい &:2012/07/19(木) 20:14



 続き書きます!

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怒った顔の順平に、あたしは思わず目をそらしてしまう。


なんでこのタイミングで来ちゃうかなぁ……。




「おまえのクラス行ったら、もう帰ったって聞いてな。
今日も勉強すんだろ? なんで声かけねーんだよ」


「だって、一緒に帰る約束なんて、してないじゃん……」


「約束ぅ? いまさらそんなもんが必要なのかよ。朝だって別に約束してねーけど、一緒に来てんだろ」


「それは、そうだけど……」



「あの!先輩!」


出口にいた下級生の女子が、いつの間にかあたしたちのところまで来ていた。



うわ、かわいー……。



間近で見て、びっくりした。

長い髪はツヤツヤ、小さな顔、ぱっちりした目。ピンク色の唇。


化粧をしてるからか、なんだか年下なのに大人っぽい。



このコ、こんなに可愛かったんだ。

女のコらしくて、お上品な感じで、なんだか賢そう。



化粧っ気がなくて、子どもっぽくて、バカだのアホだの言われてるあたしとは、大違い。

62:りい くn:2012/07/19(木) 20:39

「あ? ……なんで小野(おの)がここにいんだよ?」


「先輩のこと、待ってました」


「なんで。部活ないだろ。マネージャーも休みなんだから、さっさと帰って勉強しろよ」



小野さんてコ、やっぱりサッカー部のマネージャーだったんだ。


ってゆーか、それよりも、びっくりした。



普段から順平は口が悪くてイジワルだけど、

こんなに冷たい言い方をされたこと、あたしはいままでない。



しかもこんなに可愛い女のコを相手に……。




「部活は関係なく、待ってたんです。昼休みに、2人でお話ししたいことがあるって、言いましたよね」


「だから、断っただろ。テスト準備期間なのに、のんきに話すことなんてねーだろ」




そうなんだ。


順平、断ったんだ。



ほっとする自分がいて、戸惑う。




「あたしはあるんです! お願いします!」



めげない小野さんに、順平はあからさまに、大きなため息をつく。


小野さんの顔が、みるみる泣きそうに歪んでいった。




「ムリ。これからこいつに、勉強教えてやんなきゃなんねーし」 




コツンと、軽く頭に順平の拳が当てられて、驚いた。

なぜだか、急激に顔が熱くなった。


別に、深い意味はないはずなのに。

ただ断るダシにされただけなのに。



なんであたし、ちょっとうれしいとか思ってるわけ?



「・・・・お2人は、付き合ってるんですか?」




小野さんにじとりと睨まれて、ハッとした。


あたし、いまなに考えてた!?


相手は順平だよ!

ただの性格の悪いイジワルな幼なじみの!




「つ、付き合ってないよ!」




気づいたら、思いきり叫んで否定していた。



いたたたっ。

ちょっと順平、なに腕つねってんのさっ。




「ですよね! ただの幼なじみだって、みんな言ってたんですけど、ちょっと気になってしまって。すみません」


「いや〜あはは! えーと、小野さんだっけ? あたしは別に1人で勉強できるからさ、るいちに話があるんでしょ? 行ってきなよ!」


「はあ? おい、なお。なに勝手に決めてんだよ」



「でたよ、なおの天の邪鬼……」




離れてた芽衣子のセリフがしっかり聞こえた。



別に天の邪鬼じゃないもん。

こんなに必死な小野さんが、ちょっとかわいそうになっただけだもん。

+。:.゚.:.。++。:.゚.:。+。:。゚:.。++。+。:.゚.:.。++。:.゚.:。+。:。゚:.。++

そろそろおちまぁす(●^o^●)


また明日にお会いしましょう。

63:りい &&:2012/07/20(金) 19:19




続き書きますね(*^_^*)




+・.。.。・::・。.。・゚+・.。.。・::・。.。・゚+・.。.。・::・。.。・゚゚+・.。.。・::・。.。・゚゚


「先輩、ありがとうございます!」


「いや、だから俺はいいって言ってねぇよ」


「いいじゃん、順平。ちょっと話すくらい」



あたしがそう言うと、順平は心底呆れたって感じで、深くため息をついた。


「なお。おまえはもう黙れ。余計なことすんじゃねえよ」


「な、なんでさ! 後輩の頼みの1つも聞いてあげないなんて、順平って器の小さい男だね!」




ああ、つい、思ってもないことを。


なんで順平が相手だと、ぽんぽん可愛くない言葉が出てきてしまうんだろう。


順平がイラついたように、あたしを睨んできた。


これは、本気で怒ってる時の目だ。




「器が小さいだ? ふざけんなよ、人が好意で勉強教えてやってるってのに……」


「だ、だから、別に1人でもできるからいいんだってば!」


「あーそうかよ! もう知るか! 勉強なんて2度と教えてやんねぇからな! 1人でやって赤点とっとけ!!」


「はあ? 調子に乗んないでよね! 順平がいなくたって、ちゃんと良い点とれるし! もう2度と順平に教えてもらったりしないから!」

64:りい &&:2012/07/20(金) 19:25

同時にフンッ! と顔を反らす。


ああ、なんだかすごく、嫌な気分。

順平にも腹が立つけど、こういう自分にもイライラする。



なんて、可愛くないんだろう。

自分を嫌いになっちゃいそうだよ。




「似た者夫婦……」




芽衣子のそんな呟きは聞こえなかったフリをして、

あたしは1人でさっさと靴を履き替え、学校を出た。

順平なんか、美人マネージャーとイチャイチャして、勉強なんかそっちのけになって、テストで赤点取ればいいんだ。

あたしは良い点とって、順平をバカにしてやるっ。



ごめんなさいって、土下座させてやるんだからー!




「待てっなお!!あたしまで置いてくなよ!」


「あ、芽衣子。……ごめん」


「ったく。いいのかよ? あんなこと言って。なんかあの女やり手っぽかったし、日下も誑かされるかもしんねーぞ?」


「知らない。あたしには関係ないもん」


「またんなこと言って。他の女と日下が付き合ってもいいのかよ? 絶対後悔すんだろ」




順平が、他の女のコと?

たとえば、さっきの小野さんみたいな?

65:& ◆jmrs ぎゅお:2012/07/20(金) 19:29

想像してみた。

2人が並んで、手繋いで、笑って歩いてるところを。



お似合い……だと、思った。



あたしと順平が並んでも、カップルになんて見えないだろうけど、

小野さんとだったら、ちゃんと恋人同士に見えるんだ。



胸がズキンと痛んだけど、気のせいだと、頭をぶんぶん横に振った。




「後悔なんてしないし!順平はただの幼なじみだもん!」


「はあ。ただの幼なじみで、好きな相手だろ?」


「す、好きなんかじゃない! あんなイジワルなやつ!」


「日下は確かに性格キツいけど、なおにはイジワルじゃねーよ。どっちかっつーと、優しい方だろ?」


「優しい!? どこが!」


「……はあ。幼なじみなんだから、ちゃんと日下のこと、見てやれよ」




あきれたような芽衣子の顔に、なんだかすごくイライラした。

順平のこと、見てるよ。

あたしが一番、順平のこと知ってるんだから。



なのになんで、芽衣子の方が順平のこと、よく見てるみたいに言うの?

66:りい &:2012/07/20(金) 20:10

いつもなら、気にもしなかったと思う。


でもいまは、どうしても、自分でもよくわからないけど、聞き流せなかった。




「芽衣子は、なにが言いたいの? 毎日のようにケンカしてるのは、あたしがちゃんとるいちのこと、見てないからってこと?」


「そうは言ってねーよ。ただあたしは、なおのことを思って……」


「余計なお世話だよ! 芽衣子になにがわかるの!? 放っておいて!」


「あっ! なおっ!」

高ぶる感情を吐き出すように叫んで、あたしは芽衣子を置いて駆けだした。

なんでこんなにむしゃくしゃするのかも、わからずにただ走った。


芽衣子に当たるつもりなんて、なかったのに。




あたしは全然、順平高ぶる感情を吐き出すように叫んで、あたしは芽衣子を置いて駆けだした。

なんでこんなにむしゃくしゃするのかも、わからずにただ走った。


芽衣子に当たるつもりなんて、なかったのに。




あたしは全然、順平のこと、見てなかったの?




幼稚園からずっと、毎日のように一緒にいた。


誰よりも近くにいるって、思ってた。


あたしがいちばん、順平をわかってるって。



誰よりも、小野さんよりも、あたしが。

実はそれが、自慢だった。


口には1度だって出したことなかったけど、あたしは順平
という幼なじみを、

勉強もできて、サッカーも上手くて、人気者のるいちを、自慢に思ってた。



毎日ケンカばかりだけど、順平は確かに特別な存在で。


この気持ちに、名前をつけられなかったんだ。



恋なんかじゃないって。

そんなんじゃないって。



否定ばっかりしてたら、なにが本当の自分の気持ちなのか、わからなくなった。


だから素直になりたくても、なれないんだよ。



あたしのこんな気持ち、順平は知らないでしょ?



知ったら、どう思う?


この関係は、きっと壊れちゃうよね。



それを怖いと思うのは……


やっぱり順平が好きだから?




でも順平は、あたしのことを女としてなんて、見てない。


ただのアホな幼なじみだと思ってるでしょ?



それならあたしは、このままでいい。







一生ずっと、このまま……


頭でごちゃごちゃ考えながら走っていて、気づかなかった。



目の前の信号が、赤く光っていたことに。




気づいた時にはもう、真横に車が迫っていて。




急なブレーキのかかるかん高い金属音が響いた直後、



息も思考もなにもかもが止まるほどの衝撃が、ドンッと全身を襲った。






体中の骨がくだけるみたいな、嫌な音がした気がした。


ああ、なんだこれ・・・


恋なんかじゃないって。

そんなんじゃないって。



否定ばっかりしてたら、なにが本当の自分の気持ちなのか、わからなくなった。

67:りい &:2012/07/20(金) 20:11

だから素直になりたくても、なれないんだよ。



あたしのこんな気持ち、順平は知らないでしょ?



知ったら、どう思う?


この関係は、きっと壊れちゃうよね。



それを怖いと思うのは……


やっぱり順平が好きだから?




でもるいちは、あたしのことを女としてなんて、見てない。


ただのアホな幼なじみだと思ってるでしょ?



それならあたしは、このままでいい。







一生ずっと、このまま……




頭でごちゃごちゃ考えながら走っていて、気づかなかった。



目の前の信号が、赤く光っていたことに。




気づいた時にはもう、真横に車が迫っていて。




急なブレーキのかかるかん高い金属音が響いた直後、



息も思考もなにもかもが止まるほどの衝撃が、ドンッと全身を襲った・・・・

68:りい &:2012/07/20(金) 20:13

体中の骨がくだけるみたいな、嫌な音がした気がした。

ああ、なんだこれ。



赤い。

視界が、真っ赤だ。



まずい。

鉄みたいな味がする。



息がうまくできない。

体の中から、変な音がする。




なんだこれ。

なんだこれ。



寒い。

寒くて、熱い。



苦しい。


痛い。



痛い





痛い







痛い










痛いよ、順平・・・・

69:りい dとこ:2012/07/20(金) 20:17

最後に見た、順平の怒った顔がよみがえる。




一生このままでいい、なんて嘘だ。


ひどい大嘘。


笑っちゃうね。





素直に、なればよかった。



素直に、なりたかった。





の怒った顔がよみがえる。




一生このままでいい、なんて嘘だ。


ひどい大嘘。


笑っちゃうね。





素直に、なればよかった。



素直に、なりたかった。





だって死ぬなんて・・・・































































思わないじゃない

70:りい &:2012/07/20(金) 20:57






―――.*。・+.。*・.+。.*・。.*。・+.。*・.+。.*・。.*。・+.。*・.+。.*・。―――

71:りい おkhbg:2012/07/20(金) 20:57



.*。・+.。*・.+。.*・。

   第1章

  〜夢人〜

.*。・+.。*・.+。.*・。

72:りい &:2012/07/20(金) 21:28

14年後、春。

:
.
*


+
.

*

.

「なお!おっはよー!」


「久しぶり、なお」

「ユキちゃんもアリサもおはよ〜」




朝の通学路。

声をかけてくる友だちたちに手を振り、挨拶を返す。




小鳥遊なお。14才。

今日から中学2年生。




クラス替え、どうなってるかな?

仲良しのコたちと、同じクラスになれてるかな?



先に行ったユキちゃんとアリサをすぐに追いかけたい。


はやくあたしもクラス発表が見たいのに〜。




「清春(きよはる)! もっと早く歩いてよ〜っ」




後ろをじろりと睨む。


あたしの後ろを、眠たそうな顔でのろのろ歩いている、背の高いひょろっとした男は、

矢代(やしろ)清春。


家が隣り同士の、幼なじみ。



万年寝太郎の清春の髪には、今日も寝癖がところどころついてる。


もう寝癖は清春のトレードマークだ。




「ってゆーか、なにその髪! ギャグ? ギャグなの?」

昨日うちに遊びに来た時は、確かに黒髪だった清春の髪が、

朝会ったら銀になっていた。



朝日でキラキラ光ってすごく綺麗……じゃなくて!




「聞いてんの? 清春っ」


「ん〜……眠い」


「答えになってなーい!」


「あー……髪? だって昨日、なおが言ってたじゃん」




言ってた? あたしが何を?


わけがわからなくて首を傾げると、清春も同じように首を傾げた。




「なんだったっけ……。なおが好きなバンドのベースがかっこいいって」


「ああ、ハルカさまね! 昨日のMMステも超かっこよかったよねぇ。
美しすぎて、もうあれは人間じゃないと思うっ」




いま人気絶頂のロックバンドのベースに、あたしは夢中になってる。


銀髪にブルーグレイの瞳を持った、王子様……ううん、妖精かなにかじゃないかってくらい、人間離れした美貌の男の人なんだ。

ファンクラブにも入ってるんだよね〜。



なぜかそのバンドの話しをすると、清春が不機嫌になるんだけどね。


ライブに誘っても、すごく嫌そうな顔するし。

そのくせついてくるんだけどさ。



あんなに良いバンドなのに、なにが気に入らないんだか。

73:りい ふk:2012/07/20(金) 21:31

「俺の方が似合うでしょ」


「は? なにが?」


「だから、銀髪。俺の方がかっこいいでしょ」


「……まさか、それが言いたいだけで、髪染めたの?」


「うん」




バカだ!

わかってたけど、とんでもないバカだ!



プロのミュージシャンと、そんなことで張り合ってどうするの。


あきれて言葉がみつかんないよ。




「はあ。そうだね、清春の方が似合ってるね」


「心がこもってない……」


「もー。ほら、しゃんとして! はやく歩く!」


「え〜。そんなに早く学校行きたいなら、なおだけ先に行けばいいのに」


「そんなことしたら、あんたUターンして家帰って寝なおすじゃん!」


「しないしない。絶対しないから」




全然説得力がないよ!



あたしは仕方なく、清春の背中をぐいぐい押して歩く。

清春のペースに付き合ってたら、あたしまで遅刻しちゃうよ。



あたし頭は悪いけど、遅刻欠席は小学生の時からしたことないんだから。


人に誇れることがそれだけなんて悲しい、とか思ってないんだから。

「あ、清春くん髪すご〜い! おはよ〜!」


「今日もねむそうだね〜!」


「寝ぐせかわいー! 髪超似合ってるよ!」

74:りい &:2012/07/20(金) 21:33

あたしたちを追い越していく女子たちが、クスクス笑いながら清春に声をかけていく。


清春は変わらずねむそうで、返事もしないけど。



清春は人見知りだから、あたし以外の女子とはほとんど話さないんだよね。


なんで愛想の悪い、背が高いばっかの寝ぼすけが、こんなにモテるんだか。


納得がいかなくて、ちょっと腹立つ。



清春は顔は整ってるけど、ちょっと女顔だし、目が半分しか開いてないし。


勉強はそこそこ、スポーツもそこそこ。

性格も面倒くさがりだけど、悪くはない。

でも寝太郎だよ。

遅刻の常習犯で、サボリ魔。



なのにモテるとか、月イチ以上のペースで告白されるとか!


清春のくせにムカつくー!


あたしなんて告白されたことないのにー!




「清春。あんた将来の夢、なんだっけ?」


「ニート。もしくは引きこもり」




これだよ!?


それは夢でもなんでもない、ただのダメ人間宣言だよ!

75:りい hjkmdlx:2012/07/20(金) 21:34

でもなぜか、女子は清春のこういう、やる気のない感じが良いって言うんだよねえ。


摩訶不思議。

理解不能だよ、まったく。




「なんでいきなり、将来の夢?」


「現実見るのって、大事だよなーと思って」

「なお・・・寝ぼけてる?」


「それ清春に言われたらお終いだ!」


「ひどいな。なおの夢は、教師だっけ」




じーっと、清春の半開きの目があたしを見てくる。


くそう、言いたいことは無言でも伝わってくるぞ。


あたしみたいな勉強のできないおバカの夢が教師なんてって、思ってるんでしょ。

おまえこそ現実見ろって思ってるんでしょ。



泣きたいくらい見えてるっての!




「現実は厳しい。でもあたしは負けない。妥当数学!」


「大きな敵だなー」


「うるさーい! それより早く歩く!」




急かしても清春が早く歩いてくれなくて、学校に着いたのは遅刻ギリギリの時間。

もう外には生徒の姿が見えない。



これは本当にまずいって!

76:りい &:2012/07/20(金) 21:36

急いで正面玄関前の掲示板を見る。

1組1組確認してたら、確実に遅刻だ。



あたしは『た』だから、真ん中くらいを重点的に探そう。

うん、あたし賢い!




「えーと、小鳥遊なお・・・小鳥遊なお・・・」

「あ。俺となお今度は同じクラスだ。よかったよかった」




自分の賢さに1人得意気になっていたら、


ぼけーっとあたしの横に立っていた清春が、のんびりと言って満足そうに笑った。




「えっ! 清春見つけたの? どこ!?」


「B組。あれ、副担の名前、知らないな。新任か? なんて読むんだろ」


「副担とかどーでもいいから! それより早く教室行かないと遅刻する!」




自分の名前を確認して、時計を見る。



うわ、もうHR始まるじゃん!

新学期早々遅刻なんて、まずいでしょ!



ただでさえ清春は遅刻常習犯のブラックリストのトップにいて、先生から目をつけられてるのにっ。



動きの遅い清春の腕を引っぱって、あたしは下駄箱へと走った。

77:りい ひゅk:2012/07/20(金) 21:37

ざわざわと騒ぐ生徒で溢れた、体育館。

ちょっと肌寒くて、スカートから出る脚をすり合わせる。



始業式するなら、体育館温めといてほしいよねぇ。




「またなおと同じクラスで良かったぁ」


「これで卒業まで一緒だね〜」


「えへへ。あたしも嬉しい!」




朝会った、ユキちゃんとアリサ。

2人とまた同じクラスで、あたしもほっとした。


クラスには他にも仲良いコが何人かいる。


卒業まで楽しくやっていけそうだなあ。




「今回はあの清春くんも、一緒だしね〜」


「え。ユキちゃんまだ清春のこと気に入ってたの? サッカー部の遠野くんが好きって、言ってなかったっけ?」


「それとは別なんだよね、ユキは。清春くんファンだから」


「そうなの〜」


「あの寝ぼすけの、ファンねぇ……」




後ろの方にいる、清春を見る。


列から飛び出た頭が、すでにカクンカクンと揺れていた。



あいつはもー。

立ってまで寝るなんて、どんだけなんだ。

「しかもこのクラスには深田(ふかだ)くんもいるんだよね〜」


「あたしは清春くんより、深田くん派だなぁ。
 清春くんにはなおがいるから、望みナシだし」


「うわあ、またそれ〜?」




これ、よく言われるんだけどさあ。


あたしと清春は、ただの幼なじみなんだけどな。

清春があたし以外の女子と話さないから、かん違いされるんだよね。



清春だって、あたしのことは幼なじみとしてしか、見てないよ。




「あたしと清春は付き合ってるとかじゃないってば」


「そんなこと言って〜。ほんとは同じクラスになれてうれしいんでしょ?」

78:りい kdbwh:2012/07/20(金) 21:39

「う、嬉しくないよ! 授業中清春が寝たりサボったりしないように、見張ったりしなきゃなんないし! すごい大変! 全然嬉しくないもんっ」


「でたでたぁ。なおの天の邪鬼」




ダメだ。

あたしが何言っても、からかわれるだけ。


本当に、清春のお守りは大変なのに!


しょうがない、話題をなんとか別の方向にもっていこう。




「えーと、それより深田くんて? 誰だっけ」


「うっそ、知らないの? 凛ってほんと、男子に興味ないよね〜」

ユキちゃんにあきれたように言われて、むっとする。



別に興味ないわけじゃないもん。

あたしだって、恋とかしてみたいし。


14年生きてきて、初恋すらまだだけどさ。


みんなには変だって言われるけど、しょうがないじゃない。



清春と四六時中一緒にいるのがいけないんだろうな。

生まれた時から一緒だから、一緒にいるのが当たりまえになっちゃってるんだよね。



でも、いずれは清春にもきっと、彼女ができる。


たぶんあたしに彼氏ができるより、はやい。



そうなってからで、いいかな。

恋をするのは。



ああ、なんでだろ。

なんとなく寂しい気持ちになっちゃった。




「深田くんは、軽音部でギターやってるコ。
イケメンなのに気取ってなくて、笑顔が可愛いのぉ!」


「ちょうど清春くんの前に立ってるよ〜」




言われて清春の前の男子を盗み見る。


そこにいたのは、確かにかっこいいコだった。

79:りい &:2012/07/20(金) 21:40

ぱっちり二重で、眉がきりっとしてて、鼻筋が通ってて、笑顔が似合う白い歯。


背は平均的だけど、手足が長いなぁ。

スタイルがとってもよく見える。


清春とちがって、表情がいきいきしてる感じで、爽やかっぽい。




「なーんだ。清春より全然かっこいいじゃん」


「ええ? 清春くんだってかっこいいよ〜」


「2人とも、かなり女子から人気高いんだからぁ。なおは幼なじみへの評価が低すぎ!」


「そうかなあ」




みんなの清春への評価が高すぎるんじゃないのかね?


もう1度清春の方を見たら、その前の軽音部のイケメン、深田くんと目が合ってしまった。



え……


なぜかにこって微笑まれた!

なんだあの爽やかスマイル!



どきどきしながら、とりあえず微笑み返して、すぐに前を向く。




「お? どしたどしたぁ?」


「もしかして、深田くんにときめいちゃった〜?」


「ときめいたっていうか、爽やかさにびっくりした! なにあれ、爽やかすぎない? 爽やかの国から来た爽やか王子かなにかですか?
あの爽やかさを清春に少しわけてやってほしい!」


「……だめだこのコ」

「なおの恋は、まだまだ先だね〜」


「えっ。なんで!?」




あたしは思ったことを言っただけなのに。


なんかバカにされてない?

80:りい &:2012/07/20(金) 21:41

なんでなんだと考えているうちに、始業式が始まった。



校長先生のあいさつ、相変わらず長いなあ。

これは清春、確実に寝るね。


あたしまであくびが出ちゃうよ。




『――続いて、新任の先生方の紹介です』




ぼーっと聞いていたら、新任の先生の紹介になった。



そういえば、清春が言ってたっけ。

うちのクラスの副担が、新任だとかなんとか。


まあ別に、副担なんて、そんなに絡むことないから、関係ないっちゃないんだよねぇ。


去年のクラスの副担て、誰だっけ?

国語の森口先生?


ちがうな。森口先生は確か隣りのクラスの副担任だったはず。

原先生もちがうし……うーん。




『では次の先生、どうぞ前に』




あたしがまたどうでもいいことを考えていたら、

突然女子の、悲鳴に似た高い声が飛び交い始めた。


いままで以上に、一気に体育館が騒がしくなる。




『みなさん! 静粛に!』




司会の教頭先生が、禿げあがった頭まで真っ赤にして怒ってるよ。



なんだなんだとステージを見ると、


演台に、ダークグレイのスーツを着た、若い男の人が立っていた。

81:りい &:2012/07/20(金) 21:42

細身で、背の高い、日に焼けたような茶色の髪の、

教師とは思えないくらい整った顔の人。




「かっこいー……」




そう呟いたのは、ユキちゃんかアリサか、ちがう周りの女子か。


あたしはなぜか、マイクの前に立つその人から、目が離せない。



なんだろう、胸がざわざわする。


呼吸が、うまくできない。




あたし……知ってる?


あの人と、どこかで会ったことが、ある?


彼は、ステージからあたしたち生徒を見下ろしながら、うっすら口元に笑みを浮かべた。




『はじめまして』




低くて、滑らかな響きの声。


ドクドクと、心臓が激しく動き出す。




『2年B組みの副担任、そして数学を担当します…











 日下順平です。』

82:りい &:2012/07/20(金) 21:43

その名前がマイクを通してスピーカーへと流れ出た瞬間、


頭に強すぎる、衝撃を受けた。



いままで味わったことのないほどの。




流れ星でも、当たったみたいな、



激しくて、チカチカする、まばゆい衝撃。





視界が真っ白になって、体が前へと倒れていく。

「なお!?」


最後に聞こえたのは、あたしを呼ぶ、清春の声だったのに、



なぜか、別の人の声のように感じた。











:
.
*


+
.

*

.

83:りい &:2012/07/20(金) 21:44

:
.
*


+
.

*

.





あれは……そう、


中学1年の夏だった。



よく晴れた日曜日。


炎天下の中サッカー部の試合を、派手な見た目の親友と応援に行ったんだ。



自慢の幼なじみが、1年生で唯一、後半から出場することになって。


めちゃくちゃ興奮したっけ。




「いっけぇぇぇぇ! そこだ! ああーっ! 惜しいっ」


「おい、なお」


「こらぁ敵チーム! いまのファウルだぞー! レッドだレッドー! 引っこめーっ!」

「なお。おまえ目立ってるぞ。他の女どもがすごい目で見てきてる」


「ええ? 女子の目なんて気にしてらんないよ! あたしは応援しに来てるんだから!」




かっこいい男子目当てで、グループで固まってお喋りしながら観戦してる女のコとは違って、

あたしは立ち上がって大きく手を振って、全身を使って幼なじみを応援していた。



幼なじみが掴んだチャンス。


あたしには応援しかできないから、せめて全力で応援したかったんだ。

84:りい &:2012/07/20(金) 21:45

「そういえば、なんでなおは、あいつのこと変なあだ名で呼んでんだ?」


「あだ名? ……ああ。小さい時、言えなかったんだよね。ちゃんと名前」


「言えなかったって?」


「ほら、小さい時ってみんな、舌っ足らずでしょ? それがそのままあだ名になったの」


「へー。そういうこと」


「うん。……ああっ! パスパス! 危なーい!」




そのあと幼なじみが、ロスタイムギリギリで1点決めて。



あたしは自分のことのように、

いや、自分のこと以上に、うれしかった。



誇らしくて、しょうがなかった。




グラウンドの幼なじみが、こっちを見て。


不敵に笑って、Vサインをしてきたから、




あたしも同じように、笑って返してやった。


幼なじみがキラキラ輝いていて、なんだかその姿を見ていると、幸せな気分になった。

85:& ◆jmrs &:2012/07/20(金) 21:49

あたしの夢は、あの頃もいまと同じ、教師になることだった。



でも幼なじみの夢は、聞いたことがなくて。


いつも「別にない」なんて言っていた。



でも、あたしはなんとなくわかってた。


照れくさくて、隠してるんだって。



当たっていたなら、それはすごく大きな夢だから。




毎日毎日、スパイクを手入れしていたよね。


プロの試合で、真剣に研究していたよね。


雑誌や本でも、熱心に勉強していたよね。


家でもありえない量の基礎トレを、日課にしていたよね。






あんたの夢は、サッカー選手になることだったんだよね。



そうでしょう?








それなのに……。









それなのになんで、教師になんてなってるの?



サッカー、辞めちゃったの?






















・・・・ねぇ・・・順平・・・



:
.
*


+
.

*

.
目が覚めたら、顔が涙でぬれていた。



なにこれ、なんなのこれ。


あとからあとから、記憶が溢れるように蘇ってくる。



この、涙みたいに。




『柏木なお』の記憶で、いっぱいだ。



あたしは、誰?


『柏木なお』……じゃない。



あたしは、小鳥遊なお。


でも、『柏木なお』でもある。






ちがう……。

『柏木なお』、だった。




そうだ。

『柏木なお』、だった。



小鳥遊なおになる前、あたしは『柏木なお』だった。





あの日、死んだんだ。


車に轢かれて、あたしは死んだ。





そしてあたしは、あたしになった。





「ははっ……わけわかんない」

2人分の記憶が、同時にあたしの中にあって、混乱する。


でも、どっちもあたしの記憶だっていうのは、なぜかわかる。




これってもしかして、前世ってやつ?

86:りい &:2012/07/20(金) 21:50

『柏木なお』ていう女子中学生が、あたしの前世?


そして突然、前世の記憶が蘇った?



なにそのファンタジー。


占いじゃ、あなたの前世は武士ですとか言われて、男かよ!って笑ったけど。


前世とか、本当にあるなんて。




そして、いきなり前世の記憶がよみがえった、その理由は……








「目が覚めたのか?」




突然響いた声に、ハッとして、辺りを見回す。


あたしはベッドの上にいて、周りは白いカーテンで仕切られていた。


微かにツンと、薬品の匂い。



ここは、保健室?




不意にカーテンが揺れて、すき間から顔をのぞかせたのは……




新任教師だった。

87:& ◆jmrs gkk:2012/07/20(金) 21:52

.*。・+.。*・.+。.*・。.*。・+.。*・.+。.*・。.*。・+.。*・.+。.*・。.*。・+.。*・.+。.*・。

ふーっ疲れました。

最後らへん、むっちゃ頑張って書いたっ!

手が痛い・・・


今回はこれで終わります。

また、4日後に続き書くので、楽しみにまっていただけたら、うれしいです。


それでは。

ありがとうございました。

88:みか みかんこ:2012/07/26(木) 10:26

あの〜
更新しないんですか?
きになるよー(>_<)
順平となおはどうなっちゃうのー?

89:みか cfgvhjk:2012/07/26(木) 10:57

もう4日たってる・・・・(泣)
存在忘れてるとか?
ううっ・・・
気になる―

(演技含む)

90:りい &:2012/07/26(木) 21:09

演技含むって・・・[笑]

この話もね―ネタがねー・・・
ないんだよーぅ(−−〆)

・・・・・・・・。

みか、すまん。

もう少し待っててくれ。
ネタ考えとく!

91:なお fd:2012/07/27(金) 14:22

いれてください!

92:りい gfd:2012/07/27(金) 15:56

なおc≫ぜひぜひ〜

    てゆうか、なおc、すごいね

    私のスレ、4個中3個制覇してる・・・

    みかと一緒だね☆


    あっ  ヨビタメいい?

    私はイイよ♪

93:なお xcjh:2012/07/27(金) 18:28

ありがとうございますっ!

私は、ヨビタメokです!

そして!!

ついさっき、4個目も制覇しました!!

もう先生(w)の大ファンです!(あっ・・・きもいかも)

更新待ってマースっ!

94:名前なし fgh:2012/07/27(金) 20:16

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

95:名前なし &:2012/07/27(金) 20:19


つくってみました・・・
どうでしょうか?
よかったら、使ってみてください・・・^^

96:& ◆jmrs んg:2012/07/30(月) 21:17

名前なしさんの、かわいい!
使っていいの?
もしよかったら、使うね〜☆★

なお!更新頑張ります!応援よろ〜(笑)

97:りい dzg:2012/07/30(月) 21:18

お決まりで、 :& ◆jmrsは私です。

98:なお &:2012/07/30(月) 23:06

おきまり・・・・笑

99:りい &:2012/08/01(水) 13:50

あと1つで100だぁ〜♪
誰がふむかなぁ〜?

100:りい &:2012/08/02(木) 19:05

なんか、みんな来ないので、自分で100踏みました。

さっみしいなぁ〜・・・・

むっなしいなぁ〜・・・・

あはははははっ〜・・・・

誰かこないかな・・・・・

寂しく、一人で更新しときます・・・・



えっと・・・・  たしか、再会したてだったよね・・・

101:りい 567:2012/08/02(木) 19:12

・゚・.・.*.・.*・.・*.・.・゚・・゚・.・.*.・.*・.・*.・.・゚・・゚・.・.*.・.*・.・*.・.・゚

いまあたしの中を、洪水みたいに暴れ乱している

『柏木なお』の、前世の記憶らしきもの。



その記憶の中で、あたしの大切な存在だった、


幼なじみと、よく似た人。





「ど……どうした? どこか痛いのか?」




その人は、慌てたように、傍に来る。

記憶の中の声よりも、ずっと低い。



痛い? あたしが?




「痛く、ない……」


「じゃあなんで泣いてるんだ?」




戸惑うように、指がそっと、あたしの頬に触れてきた。


大きな手。

大人の、男の人の手だ。



記憶の中の彼の手よりも、ずっと大きい。




「君の名前は、小鳥遊……で合ってるか?」

「……なおです」


「え?」




アーモンド型の瞳が、あたしを見て、微かに揺れる。


ぼんやりとそれを見つめ返しながら、答えた。




「なおです」


「な、お……?」




「……小鳥遊なお…」

102:りい &:2012/08/02(木) 19:16

あたしだよ。

なおだよ。


わかるよね?




頭の中で、叫ぶ声がする。


あたしじゃない、あたしの声。



これ以上口を開いたら、本当に声に出してしまいそうで。


あたしはぐっと歯をくいしばるようにして、彼を見上げた。




「……そうか。俺は日下るいちだ。
 始業式のこと、覚えてるかな? 君のクラスの、副担任になった。よろしく」





他人のように自己紹介をする彼に、

あたしの中の『柏木なお』が、傷つくのを感じた。




くさか、るいち。



やっぱり、そうなんだ。

本当に、そうなんだ。


14年前の、あたしの幼なじみ。


そして、好きだと伝えられなかった相手が、目の前にいる。



教師として。



なんだ、それ。

わからないや。


嬉しいんだか、悲しいんだか、わからない。


どこからどこまでがあたしの気持ちなんだか、わからない。



自分の中に、2人いるみたいな、おかしな気分。


頭が、変になりそう。




「担任の須山先生に、様子を見てくるように言われたんだが……どうする?
いま行けばまだHRに間に合うけど。気分が悪いようなら、このまま帰るか?」




気遣わしげな顔を向けられて、うなずきかけた。



帰りたいです。

帰ってすぐにベッドで寝たい。




あ〜。

寝たらこの前世の記憶とやらも全部、夢だったってオチにならないかな。


ならないよね。






だってこんなに、


彼を見ると胸が痛い。



・・・痛いよ・・・・

103:りい 70:2012/08/02(木) 19:19

・゚・.・.*.・.*・.・*.・.・゚・・゚・.・.*.・.*・.・*.・.・゚・・゚・.・.*.・.*・.・*.・.・゚

やばいっ・・・・


やっぱり、名前を「るいち」にまちがえる・・・
実は似たような小説書いてて・・・・



ややこしいっ!!!


やっぱり、名前を順平→るいちにしますっ!

よろしくおねがいしますっ!

104:& ◆jmrs rty:2012/08/02(木) 19:23

気づけば彼と、

『るいち』……日下先生と、並んで廊下を歩いていた。



容量オーバーで、頭がまるで働かないや。


ぼーっと、隣りを見上げる。




背、伸びたんだね。

スーツなんて、似合うようになっちゃって。



そりゃそうか。

もう、28才? なんだもんね。


あはは、おじさんじゃん、おじさん。



あたしまだ、14才だよ。

まだ14才やってるんだよ。



それなのに


なんで1人で勝手に、おじさんになってんのさ。




ばか。



ばかるいち。










……だめだ、どうしよう。


『柏木なお』の記憶に、感情が引っぱられてく。


頭がガンガンする。



ちょっと、落ちつこうよ、あたし。


冷静になれ。



あたしは誰?


『柏木なお』じゃない。



 小鳥遊なお でしょっ!?



日下先生と『るいち』は、別人かもしれないじゃん。


それか、前世の記憶なんて、あたしの脳みそが勝手にねつ造したもので、

全部パチもんかもしれないじゃん。


『柏木なお』なんて、いなかったかもしれないじゃん。



無理やり感がいなめないけど、そういう可能性もあるでしょ。


だってあたし、自覚するくらいバカだし。



バカなあたしの脳みそも、やっぱりバカだと思うんだ。


前世なんてものを、でっちあげちゃうくらいにさ。





「あの……」


「うん?」


「ええと、その」




こ、困ったな。

どうやって確認したらいいんだろう?


ガンガン痛む頭を押さえながら、考える。




『柏木なおって知ってますか?』

は、おかしいかな。



『ご家族の名前は?』

は、明らかにおかしいよね。



『出身中学は?』

って、なんの面接だよ。

105:りい &:2012/08/02(木) 19:26

あーどうしよう。

ただでさえ悪い頭が、全然働かない。



頭痛はどんどんひどくなるし、考えるのも億劫で。


なんかどうでも良くなってきた。



もう多少怪しまれても、なんとでもなる!




「あの!」


「なんだよ」


「る……



 『るいち』とか、あだ名で呼ばれてませんでしたか!?」




『るいち』


その名前を口にした途端、

ぎゅうと胸をしぼられるような痛みで、涙が出そうになった。



『柏木なお』の最後の記憶が、想いが、全身を飲みこんだ。


身が裂けるほどの、激しい後悔。




  素直になればよかった



  好きって言えばよかった



  ごめんねるいち


  好きだよるいち


  るいち


  るいち

  るいち

  るいち

  るいち・・・・・・・





まるでその『柏木なお』の叫びが聞こえたかのように

彼の足が、ピタリと止まる。




「……え?」

「なおっ!!!!!」

日下先生が目を見開いてこっちを向いた時。


突然、静かな廊下に聞き慣れた声が響いた。



清春が、廊下の向こうから走ってくるのが見える。


珍しいじゃん。

大声出すのも、走るのも。


無気力男のくせにさ。




あたしの幼なじみは


寝ぼすけで、いつもダラダラとやる気がなさそうで、運動嫌いで、

そのくせ運動神経が良くて、サッカーも上手くて、2年生でサッカー部のエースで……




あれ、これ誰のことだっけ?




あたしの幼なじみって……。





「大丈夫か?」




清春が、心配そうな顔でのぞきこんできた。



ああ、そうだ、清春だ。

あたしの幼なじみは、矢代清春。




「小鳥遊の彼氏か?」


「俺はなおの幼なじみです。同じクラスの」


「幼なじみ……。いまHR中じゃないのか?」


「トイレって言って出てきました。なおが心配だったんで」




悪びれずに言う清春に、笑っちゃった。


あたしの幼なじみは昔から、先生への態度がふてぶてしいんだよね。

106:& ◆jmrs 45:2012/08/02(木) 19:28

「仲が良いんだな」


「幼なじみなんで」


「そうか……

 大事にしろよ」



どこか眩しそうに、あたしたちを見た日下先生。


清春にそう言って、先に歩き出す。








大事にしろよ。




どんな気持ちで、その言葉を言ったの?



あたしが……

『柏木なお』が死んでから14年、どんなことを思って、過ごしてきたの?


あたしのいない14年を、どんな風に過ごしてきたの?



あんたの中に、その心の中に


まだあたしは、いる?





ねぇ、るいち。



教えてよ。




聞かせてよ……。


「なお?」


清春の手が、額に当てられる。


ひんやり冷たくて、気持ち良い。


ついその手に、すり寄るようにしてしまう。




「なお、熱ない?」




熱?

知らない。


ああ、でも、熱いかも。


体も、頭も……クラクラする。



クラクラがグルグルになって、前も後ろも上も下も、なんにもわからなくなった。




「なお!?」




清春の胸に、飛び込むように倒れた。



あー……しんどいなあ。


しんどい。


すごく、しんどい。




目を閉じる直前、驚いた顔の日下先生が見えて。



なぜか手を、伸ばした気がした。








:
.
*


+
.

*

.

107:りい 230:2012/08/02(木) 19:30

・゚・.・.*.・.*・.・*.・.・゚・・゚・.・.*.・.*・.・*.・.・゚・・゚・.・.*.・.*・.・*.・.・゚

ふ―――――――ぅっ

疲れた・・・・


今回はもう終わりますね♪

そして、なんかこの作品が一番進みやすいと言うか・・・w

んじゃあ、また明日 ノシ

108:& ◆e2YY j30:2012/08/02(木) 20:41

すごいっ・・・・

結構書いたね・・・
ネタないって嘆いてなかったってけ?
・・・・のわりにはすっごい書いてんだけど。
まっ 私は、どうでもいいんだけどね♪
更新してくれてたら、それでよし!

109:みか &:2012/08/02(木) 20:43

おきまりーーーーいっ!!

110:りい &:2012/08/03(金) 16:34

すごっ・・・・・
嘆いてたのに・・・(ほぼみかと同じこと言ってるw)
そして、おきまり・・・・

111:りい うぇrt:2012/08/03(金) 16:45

私、自分でも思っている。↑
思ったより書けたからね・・・

112:名前なし 21:2012/08/05(日) 16:47

続きは書かないんですか?
気になりますッ


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