ありす17th

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1:日陰:2012/09/01(土) 22:19

日陰です★
渡瀬悠宇先生の漫画、“ありす19th”の続編を書きたいと思います!
原作を知らない人も読めるように努力します!
小説版で、4つも掛け持ちしてるので亀更新になると思いますが、
頑張って書くので応援、アドバイスお願いします♪
(1日1回更新目標で!)

2:日陰:2012/09/01(土) 23:26

〜人物紹介〜
瀬野 ありす alice seno
*魚座(3/19)
*158cm
*A型
*動物好き
*趣味は小物(動物関係)集め
*成績・運動とも平均値
*自分より全て上の姉へのコンプレックスが強い
*メールやチャットをよくやるが、腹を割って話せる友達は少ない
(傷つくのが深い関わりを避けてきた)
*内気だけど芯は強い!純粋で涙もろく、他人の事ばかり気にし損をしている
そんな自分を変えたい!

3:日陰:2012/09/01(土) 23:38

〜人物紹介〜
若宮 叶 kyou wakamiya
*牡牛座(5/12)
*181cm
*A型
*小学校では、剣道と書道。高校では弓道部所属。
*実直で自分に厳しい努力家。
穏やかで優しい反面、激情家。
両親亡きあと、親類にたらい回しにされたせいで
他人には良い人であろうとしながらも一線引いてきた
*成績は全て完璧!
*読書が趣味で、四字熟語が口癖
*洋菓子作りが特技
*酒乱だった父親を憎み、暴力を嫌うが、トラウマで苦しんでおり
他人を傷つけることを恐れる

4:日陰:2012/09/02(日) 07:33

あ!題名間違えました!!
ありす19tnが正しいです

5:あや:2012/09/02(日) 07:47

入ります!

6:日陰:2012/09/02(日) 08:23

あやさん、ありがとうございます!
書くの頑張ります!
もう少し人物紹介がありまして、
なかなか小説にたどり着きませんが
宜しくお願いします!

7:あや:2012/09/02(日) 08:34

分かりました!

8:日陰:2012/09/02(日) 09:47

フレイ・ウィルハーゼン
*双子座
*182cm
*B型
*19歳
*ノルウェー出身
*趣味はジャム作りとガーデニング
*特徴は左側の髪の三つ編み
(彼の所属するローツアン聖導院の聖導士スタイル)
*一見おちゃらけてて、女好きの青年。
軽く見られるが、実は真面目で思慮深い面を持つ。
*マスターとしての能力はまんべんない
*ありすが好きだった
*辛い過去を持つ

9:日陰:2012/09/02(日) 09:55

〜人物紹介〜
クリストファー・ウィリアム・オーソン・アンドリュー・ローランド
*さそり座
*153cm
*A型
*13歳
*イギリス出身
*頭が良く、すでに大学生。
富も身分も頭脳もかなりあるため、親友や友人が少ない
*母がいない
*一見クールだが、実は大の甘党
甘い物が出ると性格(人格)が変わる
*趣味は乗馬
*午後のお茶を欠かさない

10:日陰:2012/09/02(日) 10:04

〜人物紹介〜
ビリー・マクドウェル
*獅子座
*193cm
*B型
*アメリカ出身
*下町育ちで少々口が悪く、喧嘩っ早い。
でも実は優しくて面倒見がよく、子供好き
*実は結婚を約束した彼女がいる
*音楽が好きで、サックスが吹ける
*普段は真面目な郵便局員

11:日陰:2012/09/02(日) 10:13

〜人物紹介〜
白梅玲 paimeirinn
*獅子座
*164cm
*O型
*17歳
*中国出身
*上海のマンションで1人暮らし。
アイドルの卵
*姉御肌な性格で、さっぱりしている。
気が強く正義感が強いので、同性の友達が多いが、彼氏ができない
*太極拳が得意
*アウトドア派で、休日もスポーツ!

12:日陰:2012/09/02(日) 10:19

〜人物紹介〜
ニョゼカ
*謎の兎?
*人に化ける
*ローツアンに仕えていた
*普段はありすのキーホルダー化してる

13:日陰:2012/09/02(日) 10:30

〜人物紹介〜
※オリジナルです
一瀬 千紗菜 chisana ichinose
*山羊座(1/5)
*149cm
*AB型
*12歳
*明るくてポジティブ!
*いじめにあっている

14:日陰:2012/09/02(日) 10:37

〜人物紹介〜
※オリジナルです
直井 翔 syou naoi
*蟹座(7/9)
*156cm
*A型
*13歳
*真面目だけど、面白い
*千紗菜を気にかける

15:日陰:2012/09/02(日) 10:51

〜ここまでのあらすじ〜
ありすはある朝、車にひかれる寸前の兎を助けた。
その兎は少女に変身し、ありすこそ、聖なる言葉の使い手(ローテイスマスター)だと言う。
その力で、姉・真由良が心の闇にとらわれた。
同じくマスターの叶やフレイと共に戦うが、真由良は最強の敵・魔帝(ダルヴァ)と一体化していた。
闇帝(ダルヴァ)を倒せるのはありすと叶。
本拠地都庁へマスター達が乗り込み、敵と戦い、闇帝(ダルヴァ)の元にたどり着いたが、ありす以外倒れてしまった。
ニョゼカは死んでしまう。そんなとき、ありすはニョゼカの心の中(インナーハート)に行き、
ローツアンに失われし言葉(ロスト・ワード)を聞き、闇帝(ダルヴァ)を倒し、姉を取り返した。
その後、叶に告白し、付き合うことになった。

16:日陰:2012/09/02(日) 11:04

聖なる言葉(ローテイス)とは、全部で24文字あり
マスターするごとに1文字ずつ増えていきます。
古代『我らが師』がこの世に伝えた『生命の力』を引き出す言葉で、
聖なる言葉の使い手(ローテイス・マスター)がその流れをくみ伝導士になります。

17:日陰:2012/09/02(日) 11:29

第1章『Lotis Master 〜聖なる言葉を操りし者〜』

私、瀬野ありす。一応、聖なる言葉の使い手(ローテイスマスター)です。
叶先輩とも付き合えて、幸せいっぱいの私の前に彼女は現れた。
「あっ!ごめんなさい」
「あ、すみませn...」
それは、叶先輩と東京タワーでデートしていたときで、ついぶつかったのが切っ掛け。
彼女は私にぶつかって謝ってる最中に倒れた。
「え?大丈夫??」
私は彼女を抱き起こした。
「大丈夫か?」
叶先輩が抱いて、近くのベンチを運んでくれる。
おでこに手を当ててみると、軽く熱があるようだった。
「…先輩、使って……良いですか?」
「一応、人助けだしな」
叶先輩もOKしてくれたから、聖なる言葉(ローテイス)を使った。
「癒(ジーヴァ)」
私が腕につけていたブレスレットが光って、みるみるうちに彼女の呼吸が落ち着いた。

18:日陰:2012/09/02(日) 12:52

「あ、ありがとうございました」
彼女は少ししてから目を覚まして、お礼を言ってからすぐに、走って何処かに行ってしまった。
「ありす、もう行こう」
「あ、はい」
私は歩き出そうとしている叶先輩を追い掛けた。
「…懐かしいですね。ニョゼカに初めて、ここで会いました」
「そうか。」
ニョゼカは私と叶先輩の子供として、転生する予定だ。
そう、たしかにニョゼカはそう言ったのに。
目の前に白いモコモコした物体が現れた。
「ありす。見つけたぞ、ありす」
「なっ!!??」
また、会うなんて。
「ニョニョニョニョ、ニョゼカ!?」
「久しぶりだな、ありす」
転生前と同じ白い兎だった。
「ニョゼカ?!どうしてここに」
叶先輩も、かなり驚いている。
「闇帝(ダルヴァ)が、また動き始めたようだ」
「「闇帝(ダルヴァ)が?!」」
叶先輩と、はもった。
「そうだ。
そして、そなたら以外にまた、聖なる言葉の使い手が現れようとしている」
「ローテイス……マスターが………」
「だから、そなたらに、フレイ達を集めて欲しいのだ」
「わ、分かった」
「私は、もう少し探してみる」
ニョゼカはそう言って消えちゃった。
って、闇帝(ダルヴァ)甦るの早すぎでしょ?!
私は急いでフレイ達の聖導院に連絡をした。

19:日陰:2012/09/02(日) 15:17

千紗菜side

「ハァ、ハァ…」
疲れた。あの2人には悪いけど、追い付かれたら困る。
「おい、千紗菜!」
「なっ!?…ふぅー、翔さんか………」
「驚かせて悪い。大丈夫かよ?悪いな…妹が………」
「いいんです。私は、あの子を信じてるから…」
「見つけたぞ!」
「なっ!?」
直井さん達に見つかったと思い、あわてて振り返った。
「え……?うさ………ぎ??」
そこにいたのは、白いウサギ。
「私はニョゼカだ。」^^
ええ!?ありえない。ありえないでしょ?
ウサギが小さいコスプレ女の子に……!
まさかの幽霊??私、取り憑かれたとか?
「そなたは聖なる言葉の使い手で…、って聞いてるか?」
「ひぃーー!私に取り憑かないで!!
どうせなら、ロリコンとかに…」
私は耳を塞いで、目を閉じながら叫んでいた。
「ハァーーー。ありすと同じ反応だな…。」
何か言ってるけど知るか〜!
“ありす”って誰よー!!!

20:日陰:2012/09/03(月) 19:03

>>13,>>14,>>17,
>>18,>>19は、なかったということで!
申し訳ございません。本当にすみません!

21:日陰:2012/09/03(月) 21:05

第1話『復活』〜Revival〜
※ありす19thで使われているサンスクリット(?)ではなく、
Revivalは英語です
【♪#*#♪#*#♪】
メールが届いた。
[ありすへ☆
 彼氏できたんだ〜!告白したの?
 ありす、変わったね?おめでと!
            美朱より]
メル友の美朱からだった。
そう。私はあの叶先輩と付き合うことになったの。
お姉ちゃんはというと、また他の男子に告白されまくり。でも、そのたびに、叶先輩よりって断ってるんだ。
「あ!ありす〜」
「お姉ちゃん、どうしたの?」
「叶が探してたわよ?」
「え?!叶先輩が?」
「もぉー、ありすも叶って呼べば良いのに」
「先輩だもん。ちょっと行ってくる」
私は叶先輩の所へ向かった。
「先輩!」
「あ、瀬野。今日、一緒に帰れるか?」
「はい。大丈夫だと思いますよ?」
「分かった。部活の片付けが終わったら帰ろう」
「はい!では…」
私はそう言って立ち去った。

22:日陰:2012/09/03(月) 22:19

闇帝(ダルヴァ)と戦ってから、少し(?)経った。
私は高2になって、叶先輩は高3になった。
フレイ達と会うことはない。
「ふぅーーー。」
「瀬野さん、どうかしたの?」
大石さんに声を掛けられた。
大石さんとは、心の中(インナーハート)に入ってからは、少しは仲良くなった。
「ううん。ちょっと疲れちゃって」
「大丈夫?」
「平気、平気。」
平気とは言ったけど、クラクラする。
(保健室行ってこよう。)
昼休み中だったし、保健室で休憩する事にした。
「失礼しま…すーーーーっっっ!」
「あ!ありす〜〜〜〜♪」
そこには、何故かフレイがいた。
驚き過ぎて、廊下の奥まで退いた。
「なななな何でフレイが此処に居るの!?」
「ありすに会いたくて〜♪」
「違うぞ」
「ビリー、梅玲(めいりん)!」
フレイの後ろには、ビリーや梅玲もいた。
「久しぶりに闇帝と戦ったメンバーで会おうと思ってね」
「そうですか…」
保健の先生はフレイにドキドキし過ぎたのか、失神していた。

23:日陰:2012/09/04(火) 17:34

「あ!放課後、叶先輩と会うんだけど、その時はどうかな?」
「え〜、叶も来るのかよ」
「叶先輩も一緒に戦いました!」
「ありすがいればいっか〜♪」
フレイが首を絞める気っていうくらい強く抱きついてきた。
「フレイ!痛い痛い!!
3人共、あとちょっとだから“外”で待ってて!」
「分かったわ」
「分かった」
「ありす、待ってるからな〜」
3人共、分かってくれたみたい。
やっと、出て行ってくれた。

24:日陰:2012/09/04(火) 19:51

【キーンコーン カーンコーン】
結局、休めずに教室に戻った。
何かがあるとかで、その授業で今日はおしまい。
弓道部は今日はおやすみだって。
「あ、叶先輩!」
「あ、瀬野。待たせたな」
「いえ。あの、フレイとかが来てて」
「本当か?」
「はい。外で今、待ってもらってて」
「分かった。行こう」
「はい!」

25:日陰:2012/09/04(火) 21:29

「あ、来た来た!遅かったじゃん」
「ゴメン、フレイ。
叶先輩も呼んできたよ」
「へぇ〜、叶とありすは付き合ってんの?」
「///……まあ、一応」
ちらちら先輩を見ながら答えた。
「ふ〜ん。まだだったら、ありすに手を出そうt...」
途中でビリーに殴られました。
「と、とにかく……どうするの?」
私は、この後の事を尋ねる。
「ぼくの家に来るかい?」
クリス(クリストファー・ウィリアム・オーソン・アンドリュー・ローランド)
が言った。
ついでに、スチュアート(執事)付きのベンツが用意されている。

26:日陰:2012/09/05(水) 07:22

「あ!いいの?じゃあお言葉に甘えて」
フレイはとっとと乗り込んでるよ。
「じゃあ、私達も」
叶先輩や梅玲、ビリー達と乗り込んだ。
さすがはベンツ。乗りやすさ最高だよ。

27:日陰:2012/09/05(水) 18:42

クリスの家は、あの時と変わっていなかった。
変わっていたのは、前まで私と叶先輩の使ってた部屋。
「こっちに来て」
クリスが私達をリビングに呼んだ。

「ありす、叶。お前らを呼んだ理由は
…戦ったメンバーを呼んだ理由はな…
…闇帝が、復活しようとしているからだ。」
「なっ!?」

28:日陰:2012/09/06(木) 07:27

「ほ、本当なの!?」
「ああ、数日前にニョゼカが夢枕に立った」
「「「「………………」」」」
夢枕って、ただの……夢?
「フレイ……それ、ただの夢じゃないの?」
梅玲が皆の疑問を聞いた。
「……そうかも知れないが、それは今から証明される」
「証…明……?」
「4:00に此処に会いに来ると言っていた」
「…ってことは、あと5分!?」
時計を見ると、3:50。フレイの言う事が本当なら、あと5分でニョゼカが来る。
皆が息を飲んだ。

29:日陰:2012/09/06(木) 19:36

>>28の下から2行目、3:50となっていますが、3:55でした。
申し訳ございません
誠に申し訳こざいませんでした

30:日陰:2012/09/06(木) 20:50

カチッ カチッ カチッ
時計がゆっくりと、時を刻んでいく。
ボーーン ボーーーン
とうとう4時。になったけど…
「フレイ。やっぱり…ただの夢じゃないn…」
「ありすに叶、フレイ達、久しぶりだな!」
「えぇっ!!ニョニョニョニョ ニョゼカ!?」
急に目の前にニョゼカが現れた。
あの時と同じ、コスプレうさみみ幼女の姿だ。
くるりと一回転し、あの頃のようにキーホルダーになった。
「さっきフレイの言った事は本当だ」

31:日陰:2012/09/06(木) 22:28

「てことは、本当に闇帝が甦るの?」
「ああ。いつか分からないし、誰の体を乗っとるかも分からない。
だからありすに叶、フレイ達も気をつけろよ!
あ!ありす!!」
「な、何!?ニョゼカ」
「…サラダくれんか?」
【ばこっ】
「真面目な話中にそれはないでしょ」

32:Cosmos:2012/09/07(金) 21:42

今、フリートークでスレッド
作ろうかと思ってたとこ
作ったらくる?
(小説は休み中)

33:日陰:2012/09/07(金) 22:00

行く行く!絶対に行く!!

34:Cosmos:2012/09/07(金) 23:01

乱入してごめんなさい( ´ ▽ ` )ノ
じゃあ作るね

35:日陰:2012/09/08(土) 08:48

よろしく頼みます!

36:殺戮の天使(元 日陰) hoge:2013/03/27(水) 21:41 ID:R96

                −規則(※守れねぇ奴は出てけ)−
            >>1-35、全て貴方の記憶から抹消してください
   そして、もしも出来ないとあらば"即座"に退場してください 二度と来ないでください
     あ、文句は勿論ですが一切受け付けませんよ? すみませんが今キレてるんで。
    名前が日陰から更に暗くなってますが特に当たり散らさないんで安心してください
ここから先、特殊な題材です 「俺特別だし平気」と軽く見た奴、無理と思った奴は退場してください
     何か書き込みたい場合は「hoge」進行してください あ、これ絶対ですので……
            ま、誰の目にも止まらずひっそり書きたいんですがね

         では、そろそろ…………「STARt」っっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

37:殺戮の天使 hoge:2013/03/28(木) 00:00 ID:R96

−登場人物設定−
 古里 初名 フルサト ハツナ
2月生まれの水瓶座。好文の双子の妹。無口/冷静/難聴/男っぽい
カー度:0.3%← キー度:90%
 古里 好文 フルサト コフミ
2月生まれの水瓶座。初名の双子の姉。ツンデレ/お嬢様/甘えん坊
カー度:0% キー度:100%←

【To be contin-ued】

38:殺戮の天使 hoge:2013/03/28(木) 09:14 ID:R96

 春堂 真弥 シュンドウ シンヤ
3月生まれの魚座。24歳の若さで二児の養父を務める。優しげ/腹黒/イケメン
カー度:90% キー度:10%
 春里 紘斗 ハルサト ヒロト
3月生まれの牡羊座。初名達の学校の保健医。真弥の知り合い。S/天然/関西弁
カー度:80% キー度:5%
 春里 灯路 ハルカゼヒロ
2月生まれの魚座。紘斗の兄弟。初名達の学校のスクールカウンセラー。真面目/メガネ/S
カー度:100% キー度:0% ←エ…
 春嶋 透 ハルシマ トオル
1月生まれの水瓶座。初名達の学校の用務員。ナルシ/子供/女!?
カー度:30% キー度:60% ←お前大人だろ…(^-^;)

39:殺戮の天使 hoge:2013/03/28(木) 17:37 ID:R96

−1:「小さな"春"」−

俺の名前は古里 初名。本当に普通に中学に上がり、初めての夏休みに入った。

この説明を聴いて「変」と思う人はいないだろう。誰もが大人になるためにこの時を迎えるのだから。


いや、1つ「変」な点があった。女の癖して「俺」が一人称なことかな。

まあ、これは俺の過去に関わることだ。また、いつか語ることになると思うし、今は気にしなくていい。



今年の春、俺に双子の姉が出来た。詳しく言えば、施設にいた俺をあるおっちゃんが養子にしたというわけだ。

別に姉貴には問題ない。問題なのは「両親」だ。


姉貴から聴いた話だと、"母親"の態度からいって、財産目当ての奴らしい。

あ、今の"母親"っていうのは再婚だから、姉貴とは血の繋がりはなく姉貴の繋がりは父親だけ。

棄てられたことから"大人"嫌いな俺からすれば、別にどんなだって嫌いなことに変わりわないんだけど。


「私、親戚の家に行きたい」

赤の他人の"母親"に我慢できなかった姉貴はそう父に言った。

40:殺戮の天使 hoge:2013/03/28(木) 20:18 ID:R96

父親は何が良いのか、大賛成。実の子供を預けるなんて、無責任なと俺はボーッと聞き流したが、姉貴はこう続けた。

「勿論、初名も一緒だからネ!」

何を勝手に決めているんだとは思い、思わず反論しようとした。

なのだが、人付き合いの苦手な俺には姉貴しかいなかったため、仕方なく行くことを決めた。


あ、一応ここで1つ説明入れとくな。俺が人付き合い苦手なのは"耳"が原因。

左耳が、軽度の健聴者から理解しがたい中途失聴者で、低音域に残存聴覚のある感音性難聴だ。

あ〜、これじゃ分かりにくいな。左耳の聴力を数年前失った。

完全に聴こえないのではなく、補聴器では体調とかにもよるけど結構聞きやすい。特に低い音が何かが。

まぁ、全音域のカバーは出来ないけどな。


「夏休みだけな」

"父親"の役割だとでも思っているのだろうか。そう言い残し、俺らの親戚の家での生活を許可した。

次の日には出発だったので、準備は直ぐ様行われることになった。

家は広いくせして、姉貴とは同室を使っている。

施設から移って来たときと同じ鞄に荷物を詰め込んでいると、姉貴に声を掛けられた。

41:殺戮の天使 hoge:2013/03/28(木) 20:37 ID:R96

「ねぇ、初名。今回お世話になるっていう"春堂 真弥"って……知らない、よね」

左からの声だったので、口の動きとか先読みとかを使って聴き取る。

「知るわけねぇダロ? 俺はお前よりここにいねぇんだから」

そう答えると姉貴は「そう」と言って黙り込んだ。

黙々と作業を進め、荷物の洋服もジャージと少ないの俺は、お洒落な姉貴より早く終らせ夏休みの宿題を始めた。


「初名ちゃん、好文ちゃん。ほら、コレ」

そんなときに姉貴の敵、"母親"が部屋に入ってきた。仮面のように貼り付いた笑顔で。

手渡されたのは、"父親"が電話しまくって見つけた預かってくれる親戚の家への地図だった。

「あら、"お母さん"。アリガトネ」

姉貴が笑顔でそれを受け取りながら、棒読みにお礼を言った。大根役者かと思いながら、俺は無視をし宿題を進める。

「二人とも、『いい子』で過ごすのよ」

"母親"「気取り」なのか、そう言って微笑むのを、俺は気づかれないように冷たく睨み付けた。

それに気づいた姉貴が、クスリと微笑むと、"母親"に営業スマイルという笑顔を浮かべて言った。

「ええ。心配しなくても、平気よ?」

そうして、次の日も俺達は「笑顔」で家を出て、太陽の照りつけるアスファルトを重い荷物を持って歩き出した。

42:桜紅葉 ◆cxnU hoge:2013/08/03(土) 20:59 ID:Kis

>>37-41」はやめる。新たな小説を始めるが、>>36は現在も進行。守れよ。
  >>43から始めるから。では、…………STARTッッッッッッッッツつ!!

43:桜紅葉 ◆cxnU hoge:2013/08/03(土) 23:02 ID:Kis

~:所願ノ梦路:~

>>44:登場人物
>>45:本文

44:桜紅葉 ◆cxnU hoge:2013/08/04(日) 00:03 ID:Kis

~:登場人物:~

日下 梦霧(くさか むり)

誕生日は:六月一日。
年齢は :十四歳っスけど悪いことでも?
身長は :一五〇。対価で渡したから、これ以上は伸びないっスね。

備考  :黒髪に漆黒の瞳。体は成長せず、永遠に変わらない。ジャージを着ていたが、
     現在はTシャツにパーカー、ふくらはぎ辺りまでのズボンで、毎度色は暗い。
     妖怪に近い類いの「霧魔」を見れ、霊視するために八紘に仕える。


櫻月 八紘(さくらづき やひろ)

誕生日は:……一応は、三月一日だな
年齢は :さあ、考えたこともねぇ
身長は :……一応、一八五にしてるな

備考  :この世で神と崇められる物の力を持つ存在。人の願いを叶えることを趣味とし
     梦霧の願いを叶えるための、代償(対価)として自分の店で働かせる。黒髪に、
     右が蒼と左が金の瞳をしている。目が悪く、眼鏡は必需品。


fin・mist(フィン・ミスト)

誕生日は:十月一日〜
年齢は :覚えてられないよー        ....
身長は :一八三で止まっちゃったんだよね。やっひーには届いてないんだぁ

備考  :白銀の髪に、妖しげな紫の瞳。梦霧のお世話係で、八紘の幼馴染み的な存在。
     能力は半端なく強いのだが、それに似合わず能天気な性格をしており、八紘に
     変なあだ名を付けるのが特徴。

45:桜紅葉 ◆8HfQ hoge:2013/08/04(日) 11:53 ID:Kis



 視える者には真、視えぬ者には幻。そう、それは必然に。
『幽』も『妖』も『霧』も『鬼』も、全ては平等に、それは絡み付く。

代償は対価。対価は願い。願いは自身。自身が成り立つには代償を必要とする。
代償を払えば願いは叶う。人の力はそれだけ強い。
けれど、陽には陰が。表には裏が。現実には幻が。……願いには対価が。


嘘も真もその者次第。けれど願いは誰にでも。
アナタの願い、相応のモノを差し出すのならば、何時だって何処だって、叶えましょう。


~:壱:~

 春。出逢いと別れの時期。そう、陰と陽の交じ合う危険な時期。
そんなことを忘れさせてしまうような心地のよい日向道を一人の少女が歩いていた。

「……ヤバイ。これは大真面目に死ぬかもしれない」
 彼女が悩んでいることは、春休みの宿題でも夕食の献立でも、ましてや彼氏のことでもなかった。
そう、最も近くて誰もが知らない…………次元の違うようなこと。

『霧魔』。妖怪の類いのもの。
彼女にはそれを視るという、生まれ持った不思議な能力があった。ついでに、奴らに付きまとわれるという体質も。
そんなの有り得ないと思うかもしれない。まあ、彼女自身も動物と話せるとかエスパーとかを一切信じていないのだが。

 ともかく。彼女は一般人には信じがたい『霧魔』を視、付いてこられやすい体質なのだ。
『霧魔』は、霧状の魔物。人の感情によって出る『オーラ』というものだ。
嬉しいときや楽しいときに出た『霧魔』は優しい香りがして、とても心地の良いものとなる。

けれど、人に殺されたとき等の恨みの香りは吐き気がして、卒倒しそうになるほどの効力だった。

 彼女はそれに付きまとわれ、毎日死にそうになっていたのだが、最近はそれでも済まない。
前回の十方暮の影響か、自分では視ることの出来ない幽霊にさえ、付きまとわれる体質になったのだ。
今まで身を守ってくれていた『運気』も底を付き、周りの霊の影響で親戚や友人までもを殺してしまった。

46:桜紅葉 ◆cxnU hoge:2013/08/04(日) 12:10 ID:Kis

身寄りのない彼女は、普通は施設に入れられるのだが、下手すれば施設の人間全てを殺しかねないと入るに入れなかった。
だが、家も無し、一文無しとなった彼女が、生きていけるわけがないのだ。

「せめて、この体質がなくなったらいいんだけどな」
 そう車道の真ん中で佇みながら彼女はポツリと呟いた。
おっと失礼。彼女は佇んでいたわけではない。霊の影響で、金縛りにあって動けずにいたのだった。

「あれー、そこの君。そんな所に居たら挽かれちゃうよー」
そこに、白銀のロンゲ男がやってきて、ガードレールに頬杖をつきながらそう言った。
「すんません。そうは言っても、動きたくても動けねーんっスよー」
「……ふーん、だろうね。そんなにいっぱい引き連れて。まるで金のガチョウだね」
白銀の青年はそう言うと、ガードレールを越えて、彼女の肩にポンッと触れた。

 すると、途端に彼女を捕らえていた金縛りが意図も簡単に解けてしまったのだ。
「あ、ありがとーございやーす」
「いいって、いいって。そんなことよりさ、凄い強い願い持ってるね。家来なよ」

青年はそう言いながら、彼女の背を押し、無理矢理とでもいうかのように、どこかに連行する。
「俺、フィン・ミスト。フィンでいいよ。君は?」
「え? 俺は日下梦霧」
「ムリ? 変わった名前だね、むーちゃん!」
「むむむむ……む、むーちゃんっ!?」


これが、一番最初の出逢い。親戚との『別れ』の対価。

47:桜紅葉 ◆cxnU hoge:2013/08/04(日) 15:56 ID:Kis




「やひろん! 帰ったよ〜、それからお土産付き」
「誰が土産っスか」
 そう言いながら、梦霧とフィンが変わった造りの建物へと足を踏み入れていく。
フィンに腕を引かれるがままに入った部屋は、桜の生けられた和室だった。

「俺はやひろんじゃないぞ、フィン。…………お前、誰だ?」
「もー、やひろんったら態度悪ーい。お客様だよ、お客様!」
「だから、やひろんじゃねーつの!! 俺は八紘だ!」
 そんな漫才劇を繰り広げる二人を他所に、梦霧はこの部屋に霧魔がいないことに驚いていた。
ついでに、目に視ることは出来ないが、霊達の気配というか、そういうものまでなくなっていることに。

「おい、梦霧」
フィンと漫才をしていた八紘が、驚いてボンヤリと突っ立っている梦霧を呼ぶ。
「……ぇ、何で名前を」
「顔に書いてある。ンなことより、テメェの願いは何だ」
梦霧は戸惑いがちだが、八紘の質問に答えた。

「俺の、願いは…………霧魔や幽霊を見えなく、そして付きまとわれないようにしてほしい」
「…………その願い、叶えてほしいか?」
「出来るのなら」
「…………その願いは、魂を削るほどの対価が要る」
「っ……!!」
「それでも、叶えるか? その願いを」
「…………なら、霊視と霧魔や霊を祓える能力が欲しい」
「そうだな。それの対価は、この店で働くこと。それから、死ぬまで体が成長しないこと」

そこで、会話が途切れた。梦霧が黙り込んでしまったのだ。
が、すぐに梦霧は頷き、その対価を呑んだ。理由は、とても単純明解。
このまま能力がいつも通りであれば、その内死に成長も何もないだろう。働くことも楽そうだ。

48:桜紅葉 ◆cxnU hoge:2013/08/04(日) 19:23 ID:Kis

「よし、早速そこの掃除しとけ」
そう言って八紘は、隣の部屋を指差すと、そのまま何処かに立ち去ってしまった、
「……え。いや、掃除しますけど、これで視ること出来るんスか?」
取り残された梦霧はとういうと、眉を寄せて、フィンに聞いた。
「まだだよ、むーちゃん。対価を払い終われれば、その内視ることも出来るよ〜」
「祓うのは?」
「それは、僕がその内教えるよ〜」
そう適当にフィンは言うと、掃除道具をポンッと渡して部屋から出ていった。

49:桜紅葉 ◆cxnU hoge:2013/08/04(日) 21:53 ID:Kis



「ってか、何で俺こんなことしてんだろ」
梦霧はそう呟くと、仕方なしに箒やはたき、塵取りを使って部屋を掃除していった。


「掃除終わりましたー……って」
 居間の方に向かうと、八紘と女性が向かい合って座っていた。
そこに飛び込んでいった梦霧は、女性に頭を下げ、飛び込んでいった襖の対角線上にある襖の陰にフィンを見つけてそちらに向かった。

「掃除お疲れ様」
 フィンはふにゃりとした、柔らかい表情を梦霧に向けながらそう言った。
梦霧は、あ……ども、と軽く頭を下げ、襖の向こうに聞こえぬよう小声で尋ねる。
「フィンさん、あの人誰っスか? まさかっスけど、八紘さんの彼女?」
「あ〜、やっひーの彼女ではないかな。お客様だよ、お客様」
フィンは、八紘の彼女と勘違いしたことをクスリと笑うとそう答えた。

「へー、お客様っスか。……っていうか、さっきも客って言ってましたよね? 何やってんスか?」
「ん〜? やひろんはねぇ、願いを叶えるんだよ〜」
 フィンは、それはそれは、楽しそうな、天使のような微笑みで言った。
けれど、梦霧はというと、戸惑いがちにその言葉を復誦する。

「願いを……、叶える。…………そんなの非現実的過ぎ……」
「そう。でも、君が視えて困るものも、他人からみれば、非現実極まりない」


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