東方妄想多【二次創作】【ss】【キャラ崩壊アリ…?】

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1:名無しの白狼天狗:2013/02/03(日) 18:25 ID:Bk6

えと、どうも…ここは私が思いついた東方のssや二次創作を書いてくところです。
思いついた事やコメントがあればどうぞお願いします!
私は少しおかしい時があるので…指摘していただいてOKです!
んじゃ…始めますね!

2:名無しの白狼天狗:2013/02/03(日) 18:27 ID:Bk6

はー…始めてしまった…
ドキドキですね…

まぁ……とりあえず書いて行きます…

3:名無しの白狼天狗:2013/02/03(日) 18:35 ID:Bk6

ぽつ
「っぁああああああ」
「・・・・・・前から気になってたんですけど、それ何やってるんですか」
両のまぶたの裏に快い刺激が染み渡って、思わず声が漏れてしまう。記事作成が難航しているときはどうしてもこう、目にクるのだ。鴉天狗だから鳥目なんだろうとか好き勝手言われることはあるがそうではない、むしろ妖怪であるだけに夜目は効く方だ。失礼な憶測で笑いの種にしてお酒を飲むのはやめていただきたい。
とはいえ、目の疲れとかいうやつも、天狗といえど例外ではない。徹夜での作業中、休憩にと外の空気を吸いにいったりすると、たまに視界がボヤけたりもする。いや、重ねて言うが鳥目ではない。

4:名無しの白狼天狗:2013/02/03(日) 18:38 ID:Bk6

「これは目薬ですよ」
そう言って、片目を開けながら手に持った細長い口のある容器を見せる。持つ場所が伸縮性のある素材でできていて、ここを押したりすることによって容器内の空気を調節して、薬ビンから薬液を吸ったり出したりするわけだ。知り合いの山の河童に頼んだものだが、期待していたよりもよく出来ている。お値段以上とはまさにこれか。
「はあ、めぐすり、ですか」
私が昔書いた記事から顔を上げ、「それ、大丈夫なんですか」と言いたげな顔をしているのが白狼天狗の犬走椛だ。普段私が記事を書くときはたいてい一人での作業になるのだが、最近は必ずこの子がセットで付いてくる。といっても手伝ってもらっている訳ではない。

5:名無しの白狼天狗:2013/02/03(日) 18:45 ID:Bk6

やりすぎた記事を書かないための見張りというか、良心というかストッパーというか。私の個人的に独断的に自惚れた予想で言わせてもらうと、ぶっちゃけ私に会いに来てくれてるんじゃないかとかそんな感じだ。
ちなみに今じゃ、「文さん」「椛」で呼び合う仲になっている。いや、「文さん」は元から
だったか。普段からしっかりきびきびとした態度でいるにも関わらず、その言動の端々に私を気遣ったり、私への好意が感じられてこれがどうにも可愛らしいのだ。あまりに可愛すぎて「椛ちゃん」と呼び始めたら恥ずかしいのでやめてくださいと即却下され、今に落ち着いている。

6:名無しの白狼天狗:2013/02/03(日) 18:55 ID:Bk6

「はああ」
それにしてもよく効く目薬だ。ペンを置いた手をだらんと下げて、ついでに体全体の力も抜く。顎をだらしなく上げて、一息。
よし、もう一仕事だ。
「ん」
目を開けると、椛がこっちの様子をずっと伺っているのがわかった。それほどこれが気になるのだろうか。
・・・・・・。
「な、なんですか」
思わずニヤけてしまった。小さな白狼天狗が少し身を引いた。眉間の皺に緊張が伺えるあたり、よからぬことが起こりそうだと感じ取っているらしい。
まあ、間違ってはいない。作業続きで疲れた私の頭はしっかりとおかしな方向へ走り出していた。
「もーみーじー」
特製容器に薬液を吸い込むと、それを片手に怯える子狼に迫る。当然笑顔で、だ。怯えさせてはいけない。
「いや、私いいです、あの、いいですほんとに」
椛は怯えていた。胸の前で両手をばばっと交差させて拒絶の意を示す。
「椛、何も言わなくていいです。ほんと、わかってますから。椛はいつだって私に心配を
かけまいとしていますから。・・・・・・ただ、椛は今、目が疲れています」
「いやっ、別に私」
「いやいや大丈夫! 何も言わなくていいです。わかってますから。言ってたじゃないで
すか『最近すごい目が疲れるわー、山のカラスと文さんを見間違うわー』って」
「いっ、言ってないですよ!! そんな間違え方ありえないですよ!!」
私はかまわず椛に近寄る。
「まあ、そうですね、山の狼には目薬って昔から言うようなもので」
「いやいや言わないですし! だいたいそんな言葉・・・ああっ・・・!」
数秒組み合うが、すぐに押し倒す。

7:名無しの白狼天狗:2013/02/03(日) 19:41 ID:Bk6

馬乗りにのしかかると、両腕を抑えにかかる。全力で抵抗してこないあたり、椛は私に弱い、らしい。
「観念しましょうか」
左腕全体を使って椛の頭を固定する。ふわふわした感触が素肌にくすぐったくて気持ちいい。
「無理です! 無理無理!!」
「ちょっと目にしみる程度ですから」
そう言って、特製容器を投下地点へと移動させる。
「や、あっ、やです! 目に何か入れるとか信じられません!」
「怖いんですか?」
「怖いですよう!!」
狙いをつけるために顔を近づけているせいで、お互がかなり近い。割とまずい距離だ。椛の少し上がった息を感じる。心臓の大きな鼓動が体越しに伝わってくる。うっすらと上気した頬に、その困った表情にぞくぞくしてしまう。まずい、このままでは何かに目覚めてしまいそうだ。
「・・・・・・怖かったら左手上げてくださーい」
変に高ぶった気持ちを誤魔化すと、「びしっ!」と効果音が付きそうなほどに椛の左腕が天井へ一直線に向けられる。
「はいっ! はい! 怖いです、文さん、私怖いです!」
「なるほどー、椛が怖がっていることがわかりました」
「何のために今手上げさせたんですか!!?」
狙いをつけると、ゆっくりと指に力を加えていく。
「いいから」
「ああ、う」
びくびくする椛に、こっちまでドキドキしてきてしまう。この上「優しくしてください」
とか言われたら私は自制できる自信がない。何を自制するかはまた別の機会に語る必要がありそうだが。

8:名無しの白狼天狗:2013/02/03(日) 20:02 ID:Bk6

「わかりやすいように数を数えましょうか」
「え、え?」
もはや椛はされるがままだ。
「3つ数えたらいきますよ」
「3つってなんですか!?」
「3つは3つですよ、3つ数えたら目薬をさすって意味ですよ」
「え、ええっと、1ですか!? 0ですか!?」
「・・・・・・?」
一瞬何を聞かれたかわからなくてフリーズしてしまう。
「3、2、1でやるのか、3、2、1,0でやるのかってことですよ!」
・・・・・・ああ。
「そんなのどっちでもいいじゃないですか」
「良くないですよ!? それ決めてもらえないと意味がないですよ!?」
もはや目薬をさされることに疑問も抱いていない。そんなことに気づかないほど余裕のない椛が声を張る。
「じゃあ3、2、1、0でいきますよはい『3』」
「ぁあ・・・ぁ・・・」
椛の体全体がかちこちに固まっている。力いっぱい踏ん張っているのだ。意味はないのに。
「そんなに目閉じてたら難しいですよ、失敗したらもう一回ですからね、『2』」
「・・・・・・っ!」
ふわふわの耳がぴくぴくしている。
文字通り目の前には先の尖った謎の容器。怖くないはずがない。そうでなくとも椛は目薬初体験だ。
「1」

・・・・・・。

「椛って肌綺麗ですよね」
「ちょ、ひっ、一思いにやってくださいよ!!!」
あはははと軽く笑うと、こっちを見る椛の目が真剣に非難の色を示していた。
「いやあだって、本当に綺麗じゃないですか、今度触らせてくださいよ」
「だからって・・・・・・いえその、褒めていただけるのは本当に嬉しいですし、触るのも別に・・・・・・じゃあなくて! 問題はそこじゃないっていうか、ああもう!!」
整理がつかなくて、少し顔を横に逸らしてしまう。
「ほらほら、こっち向いて、次はちゃんとやりますから」
「・・・・・・本当ですか?」
「本当です、約束しますよ。はい『3』」
それを聞いて慌てて椛が上に向き直る。素直すぎて可愛すぎていい子すぎる。

9:名無しの白狼天狗:2013/02/03(日) 20:24 ID:Bk6

「約束、ですよ」
「はい、約束です、『2』」
怖がりながらも口を一文字に結び、奥歯をぎゅっとかみ締めて耐えている。

10:名無しの白狼天狗:2013/02/03(日) 20:27 ID:Bk6

「1」

・・・・・・。

「椛って」
「もおおおお!!」
目をぎゅっと閉じて、泣きそうな声で不満を訴える。

11:名無しの白狼天狗:2013/02/03(日) 20:27 ID:Bk6

目をぎゅっと閉じて、泣きそうな声で不満を訴える。
「もう、もう・・・・・・もう!!」
「ごめん椛、ごめんなさい」
「ごめんなさいじゃないですよ!!」
半笑いで謝っても当然許してもらえるわけもない。「約束とはなんだったのか!」といった旨を私に対する憤慨とともにごちゃごちゃと吐き出している。
「ほら次はちゃんと一回でやりますから」
「嘘です! 文さんは嘘しか言いません!」
「本当ですって、今度こそ、一発でやりますから、命を懸けて本当です」
「そんなっ・・・・・・本当ですか?」
一瞬不平を口にしようとして、それを飲み込んだ。命〜というフレーズが思ったより効いたようだ。
「大丈夫ですよ、ほら目を開けて」
「聴いてください文さん、先に言っときますよ、私、本当に怖いんですよ」
涙がたまって、瞳が潤っている。正直、もう目薬の必要はないのかもしれないけれど、それはそれ。

12:名無しの白狼天狗:2013/02/03(日) 20:29 ID:Bk6

「わかっていますよ、それじゃいきます」
「あ、あ、あ」
「三度目の正直」と、「二度あることは三度ある」。どっちが椛の脳裏によぎったかはわからないが、それでも私に従って出来る限り目蓋を上げようとする。
「3」

ぽつ

声にならない悲鳴とはまさにこのことか。
不可解な高音を発しながら、椛は体をよじり続ける。それをこっちも全力で抑え付ける。
「ああああああ、文さん! 文さん! 何かおかしい、ですよ!!」
「どうしたの、どうしたの椛」
椛は、目をこれでもかというほどにぎゅっと瞑りながら、必死の訴えをする。
「さ、3できました! 0でくるはずのものが、3できましたっ!!」
「う、うん、そ、うですね」
こっちはこっちで顔が変形しそうなのを抑え、込み上げる笑いをかみ殺すのにとんでもなく苦戦している。大変なのは椛だけじゃない。いっそ笑ってしまっても、恐らく気づかれないだろうとは思うけど。

13:名無しの白狼天狗:2013/02/03(日) 20:31 ID:Bk6

「ひどいです、ひどいです」と大声で繰り返す椛に、私は非情にも、もう片方の目の上下に指を添える。首根っこから顔の側面にかけて両肘あたりで挟んで固定する。
「え、え」
「両目にやるものですから、これは。しかも出来る限り同時にやらないと両目とも効果が
なくなるんです」
「本当ですか!? それは本当に本当ですか!?」
「こんなとこで嘘言ってどうするんですか、いきますよ」
人差し指と親指に少しずつ力を加える。
「怖いです! ああ、怖いです文さん! 今度こそはちゃんと」
「ちゃんとやりますってば、はい『3』」

ぽちゃ
「またぁあぁああぁああああぁあぁぁあああああっ!!」
断末魔のような叫び声がひとしきり続いてから、こと切れたように脱力した。四肢を完全に投げ出してぐったりと、そして小さな胸だけが大きく上下している。
「は、はあ」
閉じたまぶたから溢れたのは目薬か涙か、判別のつかない雫が目じりから流れ落ちる。
「よしよし、怖かったですね」
そう言って、できるだけ優しく頭を撫でる。恐怖を与えた元凶は私なわけだが。
「ふ、ふ」
呼吸を整えつつ、椛がゆっくりと、うっすらと目を開ける。留まっていた分の涙がいっせいに流れ落ちて筋をつくる。視点の定まらない瞳は、こっちを視認できているのかもよくわからない。が、少しずつ半開きの目の中に力が宿っていき、その視線が私の目を捉えたのを感じた。吐息がかかる。 喉がごくりと鳴った。
思わず口に手を当てて、顔を逸らしてしまった。ちょっと、この表情は目に毒だと危険を感じたところで、

14:名無しの白狼天狗:2013/02/03(日) 20:33 ID:Bk6



「うぅ、う」
すんっ

あ、まずい。
「ごめんなさい、椛、ちょっとやりすぎましたね?」
予想していなかっただけに、対処法がわからない。
「うう〜」
「ちょっと、椛、泣かないで、ほら」
両腕で抱き起こして、座ったまま赤子をあやすように背中をさする。よーしよしよし。
「ほんとに・・・・・・っ、ほんとに怖かったんですからあ・・・!」
鼻をすする音が言葉に続く。
「怖かったですよね? ごめんなさい、ちょっとやりすぎでしたね?」
「人の、気持ちを、んぐ、もてあそんで〜・・・・・・」
甘えたように語尾が伸びる。違う、今はそれを可愛いとか感じてる場合じゃない。
「文さん、酷いです〜!」
「うん、ごめんね、ごめんね」
「文さん嘘つきです〜!」
「うん、うん」
「文さんなんか嫌いです〜!!」
ぐっ
「そ、そうですよね」
「・・・・・・やっぱり違います、それ嘘です〜、文さん好きです〜」
うっっ
続けざまに急所に入れられて、少しくらっとした。こんなときくらい嫌いと言ったっていいのに、この子は。

15:名無しの白狼天狗:2013/02/03(日) 20:33 ID:Bk6

・・・・・・まったく、なんでそんなに可愛いすぎるんですかあなたはという問いを心の中で
投げかけたら、答えのかわりに鼻がすんと鳴った。
「よしよし、よし」
返事が思いつかないので、そのままさすり続ける。ちょっとやりすぎだったのは、ちゃんと自覚すべきだ。
「いじわるは、嫌いです」
「うん」
自分がどれだけ幸せ者なのかも、ちゃんと自覚すべきだ。
「よし、よし」
だんだんと落ち着いていく小さな白狼天狗の呼吸を身に感じながら、そうだ、次に目薬をさすときはもっと優しくしようと、少しズレた結論を出したのだった。

おしまい。

16:名無しの白狼天狗:2013/02/03(日) 20:35 ID:Bk6

ふぅ……前から書いてたネタが日の目を浴びて良かった…

余り出来はよくないですけど、どーぞ、感想など…

17:楽園の(怠惰で)素敵な巫女さん:2013/02/03(日) 20:44 ID:hXk

どーもー。 読ませて貰いました。

あ、誰だかは分かりますよね?


はい、全体的な感想としては、「やべー、終始ニヤニヤが止まんねー」が正直な感想です。

文法表現も成ってますし、小説なりの表現もあって、ちょうどラノベ感覚で読めました。


ひとつアドバイスですが、文と文にスペースを入れると、読みやすくなると思いますよ。

このサイト(というよりパソコン全般に言えることですが)は横書きですよね。 横書きだと、普通の小説のように行間を開けないで打ち込むと、少し読み辛くなってしまう点があるので、行間を開けると、なお良いと思いますよ。

長文(?)スマソ  そして、上からですみません………………。

18:名無しの白狼天狗:2013/02/03(日) 20:50 ID:Bk6

大丈夫ですよーw分かってますw
あ、良かったです…笑ってもらえて…
そんな感じで書いたので、そう思っていただけて良かったです。

あー…そうですね、そこまで考えてませんでしたね…
わかりました!次からはそこのとこを直して書こうと思います!

大丈夫ですよー、バンバン言っちゃっていいので。
豆腐なので(メンタルが)w

19:名無しの白狼天狗:2013/02/03(日) 21:33 ID:Bk6

この間書いたやつです、中盤までを予定してます…

ちょっと好み分かれそうです、ご注意下さい…

20:名無しの白狼天狗:2013/02/03(日) 21:34 ID:Bk6



 ――何もかも失ってしまった。






 けぶるような雨だった。
 水滴が小さすぎて雨音がしない。本当に雨が降っているのか、ふいに疑問に思ってしまう。
 軒から手を出してみれば冷たい雫を味わうこともできるのだろうが、そうまでして確める気にはなれなかった。
 
空は暗い。
 風はなく、
 音はなく、
 
開いた障子の向こうに降る霧雨を、座布団に座って早苗は見ていた。
 つけたままにしていたテレビからは、明日の降水確率が90%だとアナウンサーがまくしたてている。今日の降水確率は80%、一週間雨が降り続く可能性が65%。洗濯物は部屋で干しましょうと余計なお世話にまで話が飛び、いい加減耳障りになったのでテレビの電源をきった。
 必要のなくなったリモコンを放り投げると、畳の上で跳ねてカバーが外れ、単三電池が二つころころと転がった。

 空気が湿気って重い。
 気分までが深く沈んでいる。

 吐いた溜め息の比重は重く、外にまでたどり着かずに部屋の中で沈殿していく。

21:名無しの白狼天狗:2013/02/03(日) 21:50 ID:Bk6

 部屋の角につられた物干し竿には、制服と私服と巫女服がかかっている。どれも水を吸っていて、微かに臭った。洗いなおして、乾燥機に持っていかなければならないかもしれない――その手間を考えると余計に憂鬱だった。
 山の上から麓まで、雨の中洗濯物を運ぶほどの気力を、早苗は持ち合わせていない。
 それでも、このままでは着るものがなくなるのが明らかだった。
 まさか人様の服を借りるわけにもいくまい。

「………………」

 溜め息が漏れた。
 ふぃ、と問題から意識をそらすようにして顔をあげる。柱にかかった時計は、もうすぐ五時を指そうとしていた。

22:名無しの白狼天狗:2013/02/03(日) 21:57 ID:Bk6

夕餉の準備をしなければならない。が、それよりも気に掛かることがあった。
 常ならば真っ先に食事をねだりにくるはずの同居人が、今日に限って音沙汰がない。
 雨が降っているので庭で遊んでいるのかと思ったが、それにしては静か過ぎた。
 どこか遠くまで遊びにいって、迷って、帰れないのかもしれない。
 そう思った。
 
猫じゃあるまいし、そもそも彼女がこの社を見失うわけがないのだが、遊びに夢中になって帰る時間を忘れている可能性はある。そういうことは今までにも幾度かあって、そういう時早苗が迎えにいかないと、彼女は逆に怒り出すのだった。

 ――探しにいこう。

23:名無しの白狼天狗:2013/02/03(日) 22:03 ID:Bk6


 溜め息は――出なかった。これ以上ここで陰鬱な気分を抱えているよりは、いっそ雨の中でも外へと出かけたほうが幾分かは健全でもあった。
 早苗は重い腰をあげ、座布団をまたいで玄関へと向かう。玄関で鏡を見て、初めて自分が制服のままだということに気づいたが、今から着替えなおす気にはなれなかった。
 革靴に足を入れ、爪先で地面を叩いて踵を押し込む。とんとん、と硬い音。迷った末に、大きめの黄色い傘を傘立てから取り出す。
 
扉を開けて外へと出ると、柱時計がなり始めるのが聞こえた。
 外は暗く、雨は降り続けている。


   †   †   †

24:名無しの白狼天狗:2013/02/03(日) 22:05 ID:Bk6

  †   †   †


 足許がおぼつかない。
 山はそう高いものではなく、かろうじて丘から抜け出したような、こじんまりとした山だ。当然車道などは走っているわけもなく、頂にある社から中腹の辺りまでは土道を歩かなければならない。
 
街灯がないせいで、今日のような雨の日は薄暗くて仕方がなかった。
 夜になれば真に闇が訪れることになる。そうなる前にはは、社へと戻ってきたかった。

「――――――」

 彼女の名前を呼ぼうかと早苗は口を開き、結局呼ぶことなく口を閉じた。
 黙ったまま、早苗は山を下りる。ぬかるんだ土を革靴が踏むたびに水音が立った。
 
傘をたたく水音は聞こえない。本当に雨が降っているのか――再び疑問を感じてしまい、傘の外へと手を差し出す。たちまちのうちに、袖が水を吸って白く透けた。
 手を引き、軽く息を吐いて、吸う。
 吸い込んだ空気が冷たかった。
 
急がなければ、と思ったし、逆にゆっくりと歩きたい、とも思った。
 視線だけが、無意識に彼女を探して右へ左へと彷徨っている。
 視界は悪いが、彼女の姿は目立つのであまり問題にはならない。
 雨音は静かで、遠い麓を走る車の音が微かに聞こえた。

25:名無しの白狼天狗:2013/02/03(日) 22:08 ID:Bk6


「――――」

 早苗が住む社は、神を祀る神社である。生まれついての巫女でありながら、力なき現人神でもある早苗は、己が家系が、そしてこの土地が祀っている神の姿を捉えることができた。
 そして同時に、祀られることのなかった神もまた、見得たのだ。
 
祀られた神は社で寝ている。
 祀られなかった神は――

「…………」

 山道へと出た。大昔は獣道だったそれは、今ではコンクリートで舗装された車道になっていた。水を叩く足音が、代わりにコンクリートを踏む硬い音へと変わる。靴の中に入りこんだ水が靴下を濡らす感触があった。
 霧に近い雨のせいで、制服のシャツが肌に張り付いていた。
 傘は、いらなかったかもしれない。
 
歩きやすくなった道を、早苗は少し歩を速めて歩く。定期的に訪れる街灯が、夕闇の雨を照らし出していた。
 雨を逃れるように、羽虫がその明かりに纏わりついている。
 水を吸って重くなった翼に引き摺られるようにして、蛾が一匹、コンクリートの上に落ちて動かなくなった。

「………………」

 何となく。
 何とはなしに――予感のようなものがあったのかもしれない。

26:名無しの白狼天狗:2013/02/03(日) 22:15 ID:Bk6


早苗は足を止める。
 そこに、それはあった。
 
山の麓へと至る道路の上だった。それ以外には何もない。この道は昔は土道で、脇の階段から下りれば、今では誰も遊ばなくなってしまった小さな公園があることを知るのは、今では彼女と早苗くらいだろう。
 それを知らぬ者にとっては――ただの山を通過する道路でしかなかった。
 
その中央。
 白線を跨るようにして、小さなものが、転がっていた。

「……………………」

 止まっていた足は、動かなかった。
 降る雨は、止まらない。
 黄色の小さなモノだった。よく目を凝らしてみれば、それが金の髪を持ち、青いワンピースをきた少女だとわかるだろう。傍に転がっている黄色の傘は早苗がプレゼントしたもので、根元の辺りから二つに折れていた。どう手をつくしても、もはや使いモノにはならないだろう。
 
それだけだった。
 それだけでしか、なかった。

27:名無しの白狼天狗:2013/02/03(日) 22:26 ID:Bk6

うつぶせにたおれた少女の顔は見えない。雨に濡れた髪がアスファルトにはりつき、水を吸った服がやせ細った体の輪郭をくっきりと浮かびだす。
 雨の中、動かない。

 生きているのか。
 死んでいるのか。

 それさえ、わからない。
 ただ――寒そうだなと、そんなことを早苗は思った。
 顔は、見えない。
 顔は、見えない。

 早苗の立っている場所からでは少女の顔は見えなかった。
 どうして自分がここまで冷静でいられるのか、早苗自身にもわからなかった。叫んで、取り乱してもいいようなものなのに。
 現実に認識が追いついていないのか、
 それとも最初から知っていたのか――こうなっていることを。
 赤い色はない。

 怪我をしてはいないのか、
 血すらも雨に流されたのか。

生きているのか、死んでいるのか。
 生きていたのか、死んでいたのか。
 
それすらも、わからない。
 動かない。
 動かない。

 倒れた少女は、動かない。
 神のように動かない――その名を、早苗は。

「……諏訪、」

 言い切る前に、言葉尻は雨にかすれて消えた。細くなった声は最後まで出てこない。自身の耳にさえ届いたかどうか不確かな、幽かな声。
 もう一度、
 もう一度、早苗は口を動かす。

「……諏訪子様」

 冷静さでもなく。
 情動でもなく。
 ただ、呼んだ。
 祀られなかった、神の名を。
 少女は――少女の姿をした髪は。
 名を呼ばれて、初めて動いた。
 
電流を流された蛙のような反応だった。不随意に身体が撥ねる。
 その一度だけだった。
 それきり、動かない。諏訪子は、倒れたまま、起き上がることはない。

「諏訪子様――」

 もう一度名を呼んで。
 一歩を踏み出す。
 彼女の方へと。
 声と足音、どちらに反応したのか――諏訪子が再び動いた。先とは違う、ゆっくりとした――けれど、意志のある動きで――振り返ったのだ。力のない寝返り。力の入らない腕がだらりと動き、コンクリートの上に放り出される。
 水が跳ねた。
 
寝返りをうつような、緩慢な動きだった。意思の力を感じられない動作。無造作に動いた手が雨をかきまわし、かすかに撥ねた水が、諏訪子自身にかかった。
 振り返って正面が露わになったせいで、服の前が破けているのがわかる。帽子についた目が片方もげている。髪が泥と水に汚れている。

28:名無しの白狼天狗:2013/02/03(日) 22:53 ID:Bk6

 痛々しい姿。
 それでも、

 彼女は、意識の薄い瞳で、早苗を捉えて。
 名前を呼ばれて、少女は。
 洩矢 諏訪子は――

「……轢かれちゃった」

 ぽつりと、零すようにそう言って、振り返った。
 起き上がらない。

 気力がないのか、体力がないのか。
 倒れたままに、諏訪子の瞳は早苗を捉えていた。

「…………」

 口の端をつりあげて、笑うのだった。
 それは、お世辞にも笑みと呼べるようなものではなかった。口はひきつったように痙攣しているようにしか見えなかったし、瞼は動かないのか半分ほど閉じていた。笑っているよりも、泣いているように見えた。
 それでも、早苗にはわかった――彼女が、笑おうとしているのを。早苗の不安を和らげるために。

「………………」

 一歩目で、足は止まった。五歩ほどの距離を置いて、早苗は諏訪子を見つめ返す。傘に触れる音のない雨が五月蝿かった。雨は止むことなく、諏訪子の身体にふりかかっていく。
 ふぃ、と。
 意識したのか、
 意識せずか。
 自身にもわからず、気づけば早苗の手は傘を放していた。かろうじて防いでいた霧雨が体に降りかかる。
 冷たくはない。
 温いとさえ、感じた。

 瞬く間に服が水を吸っていく。その服のほうが冷たく感じる。雨を吸った髪が重く重く顔にかかり、早苗の目を隠す。手放した傘がコンクリートの上に落ち、傘の内側に雫を溜めてゆく。
 諏訪子の顔が、さらにあがる。傘を手放した早苗を、じっと見上げている。蛙を睨む蛇のように、蛙の視線は動かない。
 早苗は。

 諏訪子との間を、三歩で詰めた。何も言わぬままに膝を曲げ、濡れ汚れた諏訪子の身体をそのまま抱き上げる。 
 ――冷たい。

 そう思った。雨にさらされた諏訪子の体は、冷たかった。
 ――暖かい。
 
そう思った。生きている神の体は、抱き合ったところから温もりを伝えてきた。
 生きている。
 ――彼女も、私も。

「あー……」

 抱きしめた諏訪子が口から吐息混じりの息を漏らす。吐いた息が耳に当たってくすぐったかった。
 抱きしめたまま、早苗は言う。

「……帰りましょう」
 
 抱きしめられたまま、諏訪子は答える。

「うん」

 濡れる雨の中、身体を寄せ合ったまま早苗は立ち上がる。空は暗く、霧雨は重く、遠くの山は霞んで見えた。ふもとの遥か向こうから、車の走る音が遠吠えのように聞こえてくる。
 朝は遠い。

 ――どこへ帰れば良いのだろう。


 夜はすぐそこにある。


(了)

29:名無しの白狼天狗:2013/02/03(日) 22:58 ID:Bk6

かか、書き終わったぁ!!

駄作でごめんなさい、セリフ少なくてごめんなさい、神奈子様空気でごめんなさい(←これ一番すみません)
次は頑張って書きますので…神奈子様が入るのを…

30:楽園の(怠惰で)素敵な巫女さん:2013/02/04(月) 18:01 ID:hXk

どうも。 今回はシリアス系ですね。

かなり演出が効いてますね。 台詞が少ないのも手伝って深刻さが強く感じられます。


それと、内容がかなりコアですね。

ゲームをやった者にしか分からないような抽象的な表現が多々見られました。 個人的にはこういうのも趣があっていいと思いますよ。



一つ呟いていいですか?   これを駄作と言ったら俺のはどれ程の駄作になるんだろう………………………。

31:名無しの白狼天狗:2013/02/04(月) 18:13 ID:Bk6

そこらへんに注意してましたね…
でも、少しやりすぎ感もあったかなと…
あー…やっぱりですか…自分もそう思ってたんです。
これ大丈夫かな…と思って…

大丈夫ですよ!駄作じゃないと思いますから!!

32:楽園の(怠惰で)素敵な巫女さん:2013/02/04(月) 18:20 ID:hXk

気分でコメ返です。



いやいや、うまく東方の黒い部分を掴めていると思いますよ?  東方のシリアス系二次創作はやりすぎが丁度いいと思います!

いえいえ。 こんなのを求めていました。


いや、凄い駄作ですよ…………………きっと…………………………。

33:名無しの白狼天狗:2013/02/04(月) 18:23 ID:Bk6

来てたのでコメ返ですw

あ、そうですか…よかったです、そう思ってもらえて。
良かったです、もう何か泣きそうですねw

大丈夫です!自信持って下さいよ!

34:名無しの白狼天狗:2013/02/06(水) 18:19 ID:Bk6



 あんたの巫女でしょと文句を言ったら、あなたの子孫でしょと切り返された。
 それだから洩矢諏訪子は東風谷早苗を背負い、石畳をえっちらおっちらと歩いていた。落ちぶれても神、重いとは感じないが、小柄な諏訪子には、早苗がずり落ちないようバランスを取るのに苦労する。背後の喧騒も既に遠く、時折わっと盛り上がっているらしい声が届く以外は、ささやかに夜を照らす灯火だけが、宴会の行われている様子を告げていた。

「よくもまあ、飽きずにやるもんだ」

 呟きが夜闇に溶ける。いつもなら湖面に映る月くらいは聞いてくれる独り言も、今日は群雲に阻まれて届いていないようだった。
 もちろん諏訪子も、にぎやかなのは嫌いではない。とは言え、ハレの日もこう続くと、ケの日も恋しくなろうというもの。連日連夜催行される、祭という名の飲み会は、そろそろ山中の酒を飲み干してしまうんじゃないかと、余計な心配を諏訪子に抱かせるほどだった。
 自分はまだいいのだ、と諏訪子は思う。面倒なら出なければいいのだから。

(問題は――さすがに、自分とこの神様が出席してるのに巫女が休むわけにも行かないってところか)

 あごを諏訪子の肩に乗せ、グッタリとうつむく早苗は、寝ているのか気絶しているのか、ともかく微動だにしない。ちゃんと呼吸してるのかと思うほどだ。
 元の世界では未成年だったこともあり、神事以外では酒に縁遠かった彼女だが、もちろんこの幻想郷においては日本国の法律は通用しないし、アルコールハラスメントという言葉も存在しない。ついでにおそらく遠慮という概念も存在しないだろう妖怪たちに囲まれては、早苗の肝機能はもはや風前の灯と言っても差し支えなかろう。

(神奈子の奴、はしゃいでるからなぁ)

 信仰心を求めて諏訪の地を捨てた神奈子にとっては、妖怪たちが自分を信仰してくれる――構ってくれる、ともいう――のが、嬉しくて仕方ないのに違いない。それは分かる。だから諏訪子も、宴会を控えろなどとは、とても言えるものではなかった。

35:名無しの白狼天狗:2013/02/06(水) 18:34 ID:Bk6

 ただ、問題があるとしたら、人間は神や妖怪ほどタフではないのだ。

(いや、ひょっとしたら、この前会ったような連中なら、大丈夫なのかもしれないけど)

 ただの人間が、神々と対等に渡り合う世界。なんにしても、早苗の受難はしばらく続きそうだった。
 人の子の苦難に思いを馳せながら、社務所の引き戸を足で開ける。手がふさがっているのだから仕方がない。まさかバチが当たることもないだろう。
 いつの間にかすっかり生活感にあふれてしまった社務所は、それでも何とか清潔感が保たれていた。畳の上には竹箒、卓上には手回し充電器、そして隅にはポリバケツにかかった雑巾。どこにも繋がっていないコンセントが涙を誘う。
 ガスも電気もない生活と聞いて、諏訪子はまず、早苗はやっていけるのか、などと心配したものだが、なかなかどうして、こちらの人間などに聞きながら頑張っているようだ。むしろ自分たちが導いてやらなければならないのだろうが、なにしろこちとら、職業(?)柄、炊事も洗濯もずっと誰かが勝手にやってくれていた上に、適応力の高さとノリのよさには定評がある日本の神様。やらないことはものすごい勢いで忘れる。自分が力と恃む神様たちが、実は大して頼りにならない、と気づいたときの早苗の絶望と悲壮な決意にあふれた表情は、何かトラウマになりそうな威力だった。

「だって炊飯器のほうが楽じゃん!」

 思わず声に出す。幸い、早苗が起きる気配はなかった。
 さすがにその辺に転がしておくわけにもいかないので、諏訪子は竹箒をまたいで暖簾をくぐり、奥の階段を上り、二階へ向かう。普段早苗は、そこで寝起きしているのだ。昼間ならどうという事もないのかもしれない、階段のミシミシという音が崩落の不安をあおる。飛べばいいのだが。ひどく卑小なことで悩んでいる自分に、しかし諏訪子は不思議と嫌悪感を抱かなかった。

(まあね、こっちに来た時点で、ミシャグジ様もへったくれもあったもんじゃないし)

 無駄に気負わなくていいのは、楽で良い。神奈子に聞けばまた違う答えが返ってくるのだろうが、諏訪子はその一点だけをもってしても、幻想郷に来た価値はあったのではないか、と考えていた。
 中長期的には、早苗のためにも。

「よっ……この」

 ふすまは引き戸に比べて取っ掛かりがなく、足で開けるのには少々の努力を要した。別に無理して足で開けなくてもいいのだが、なんとなく自分ルールでそうしなければならないように思えたのだ。小さな隙間にぐりぐりと親指をねじ込み、とうとう足を引っ掛けることに成功したとき、諏訪子の胸中はささやかな満足感で満たされた。

36:名無しの白狼天狗:2013/02/06(水) 18:39 ID:Bk6


「ん……なんだここ、神奈子の部屋か」

 差し込む月光に、間違いを悟る。部屋の中心には朝から……どころか、いつからあるのか分からない万年床。脱ぎ散らかされた服に諏訪子は、翌日早苗がため息をつきながら洗濯籠へ持っていくところまで想像して、思わず口の端を吊り上げる。あの神もすっかり自堕落な生活が板についてきた。大体社殿があるのだからそこで生活すればいいだろうに、わざわざ社務所で寝起きしているあたり、早苗に頼りきろうという魂胆が見え見えである。わざわざ居を別にした早苗の真意を、少しは汲み取るべきだろうと思う。あるいは、汲み取った上であえてこうしているのかもしれなかったが。

「んー、まあいいや、もうここで」

 そこはかとなく疲労感が襲いかかって来、諏訪子は布団の傍らでかがみこむと、背負った早苗を慎重に布団へ寝かしつけた。首を持ち上げて枕を挟み、せめてもと髪飾りと檀紙を外す。寝巻きに着替えさせるのはさすがに憚られた。まとめられていた髪が解け、微細な、砂が流れ落ちるような衣擦れの音を作る。
 諏訪子はなんとなく、そのまま早苗の顔を見続けた。どうやら彼女は自分の子孫であるらしいのだが、こうして凝視してみても、これといって似ている点というのは見当たらない。もっとも、生物として成した子孫というわけではないから、別に顔が似ていないのは不思議ではないのかもしれない。それ以前に五十以上も代を重ねていれば、もはや似ているもいないもないだろう。

「ふぅん」

 なぜか不愉快な気分になった諏訪子は、枕元に腰を下ろした。諏訪子は普段本殿の最奥に住んでいるので、帰って寝るにせよ宴会へ戻るにせよ、ここにいる道理はない。それでも、規則正しい寝息を立てる早苗を見ていると、どこかへ行こうという気にはなれそうもないのであった。
 妙な寝癖がつかないよう、艶やかな髪に手櫛を通す。するりと指の間を抜ける感覚が心地よい。緩く波打つそれは川の流れを連想させ、またその色とあいまって故郷を思わせた。もっともあの川はよく氾濫したが、この早苗はめったに反乱しない。よく出来た子だと思う。

「……恨み言のひとつくらい言ってくれても構わないのにねえ」

 その早苗はと言えば、よほど深く寝入っているのか、相変わらず起きる気配がない。おおよそその原因であると思われる頬の赤らみは一向に抜ける様子がなく、明朝、二日酔いにならないことを祈るばかりだった。
 諏訪子は手のひらを、まるでニトログリセリンでも扱うかのようにそっと早苗の頬に当てる。ふっくらとした弾力と共に脈打つ熱が伝わって来、諏訪子の手に涼を感じたのか、早苗は眠ったまま軽く息をつく。気持ち呼吸が穏やかになったように感じられ、諏訪子は目の力を抜いた。
 窓枠を揺らす風が夜半の雲を吹き散らし、差し込む月光が強まる。桟の形に切り抜かれたそれは曖昧としていた陰影を確かにし、身をわずかに捩じらせた早苗が、わずかな吐息を漏らした。はだけかかった衣服から覗くわずかに汗ばんだ肌はぼんやりと輝いているようにも見え、また浮き上がった鎖骨が妙に艶かしい。そこに這う一房の緑髪はまるで、真っ白い和紙に墨を流したようだった。

「むぅ……子孫でさえなかったなら」

37:匿名さん:2013/02/06(水) 18:44 ID:Bk6


 早苗の頬を突っついて遊びながら、諏訪子は悩ましげに一人ごちる。

「いやでも、子孫って言っても何十代も離れてるしなー。倫理的にOK?」

「駄目よ」

 声に視線を向けると、酒精に顔をほんのりと上気させた八坂神奈子が笑みを浮かべている。両の手には数本の徳利と杯、音を立てないように歩いても、指で挟むように持つそれらがカチカチと鳴るので意味がない。

「ちょっと目を離すと、すぐに不埒な振る舞いに及ぼうとするんだから」

「宴会は?」

「お開きよ」

 神奈子は諏訪子の対面――つまり、早苗を挟んで反対側の枕元――にどっかと胡坐をかく。はしたないようにも思われるその仕草は、神奈子に限っては不思議とそう感じさせない。あるいはそれは、彼女が「はしたなさ」という概念が登場するはるか以前からの存在であるからなのかもしれなかった。

「じゃあその徳利は?」

「二次会」

「ここでやるの?」

「まだ飲み足りないでしょう?」

 神奈子は悪びれもせずにそう言いつつ徳利を傾け、朱色の杯を差し出した。

「ささ、一献一献」

 無言で受け取り、一息に仰ぐ。ジワリとした熱が体内に広がった。

「おーおーおー」

 何が楽しいのか、神奈子は体を揺らしながら数度手を叩き、徳利の首を向ける。

「さあもう一杯」

「この体勢って、どっちかが手を滑らせたら、早苗に思いっきり引っ掛かるわよね」

「いいんじゃないの? 緊張感があって」

 少女の頭越しに注がれた乳白色の酒を、今度はちびちびと飲む。
 特にお互い饒舌になるということもなく、寝息と酒を啜る音、時折吹き付ける風だけが全ての音だった。
 杯の底が見えたのを機に、諏訪子はポツリと口を開く。

「ねえ」

「ん?」

「宴会を控えろとは言わないけど、この子はたまには休ませてあげたら?」

「私は、出ろなんて言ったことは一度もないわよ?」

 うそぶく神奈子に、諏訪子は胡乱な目を向けた。

「この子は出るなと言われない限り出るわよ……分かってるでしょ?」

「まあねえ」

 徳利が差し出される。受ける。

「弱いことが分かれば、そのうち無理に勧められることもなくなると思うけど」

「そんな気の利いた連中かなあ」

 見れば、既に数本の徳利が横倒しに転がっている。まだ飲み足りないでしょうというのは、要するに自分が飲み足りなかったんだろうなあと諏訪子は思った。どうせなら樽で持ってくればよかったのに。

38:名無しの白狼天狗:2013/02/06(水) 18:48 ID:Bk6


 なんとなく、再び早苗の頬を突っついてみる。搗き立ての餅のような柔らかさともぎたての果実のような瑞々しさが同居するこの頬は、どうにも魔性の魅力を持っているようだった。

「この肌を荒らすのはいかにももったいないわ」

「ちょっと、早苗で遊ばないの」

「まあそう言わずに、神奈子もやってみなって」

「いや、あのね……ん……これは……ふむ、なかなか」

「でしょ?」

「若いっていいわねぇ」

「なんか短い割に突っ込みどころが多い発言だわ」

 しばしの間、神が二人して少女の頬を突っつきまわす。無論早苗は眠っているのでどう感じているのか不明だが、諏訪子の目にはどことなく嫌がっているように見えた。

「しかし起きないわねえ」

「そうねえ」

 何だか早苗の頬が酒とは違う赤みを帯びてきたきたので、名残惜しくもいい加減に人差し指を離す。

「もう一杯行く?」

「ん」

 それからまた、濁り酒を舐めるように飲む。耳奥を流れる血潮の音すら聞こえてきそうな中、互いに視線も合わさず声も交わさず、さりとて別段気まずいわけでもない。数千年来の付き合いともなると、そうそう喋ることもないし、わざわざ喋る必要もない。
 どれほど経ったか、月がまたその顔を隠した。明かりに慣れた瞳が、急な光量の変化に、目前の神奈子と早苗の姿を失くす。

「ねえ」

「うん?」

 ふと思いついたことを、諏訪子は口にした。

「今回の引越しさ」

「うん」

「正直な話さ、必要かどうかという観点でだけ言うならさ」

 いったん言葉を切る。どう言い表したものか、あーだのうーだのと唸った挙句に、結局なんの捻りもなく続ける。

39:名無しの白狼天狗:2013/02/06(水) 19:37 ID:Bk6


「早苗って、別に絶対こっちに必要ってわけじゃなかったわよね」

「うん」

 なんの衒いもなく、神奈子は即答した。その表情は伺えないが、まあおそらく薄く笑っているのだろうと、諏訪子は思った。

「そ」

 肩をすくめる。闇の向こうで、神奈子が何か言いたそうな気配を見せたが、結局何も言わなかった。
 まあ、その程度の話なのだ。

「あーでも、早苗がいないと神社が荒れ放題かも」

 ご飯も作れないし……と困ったようにつぶやく神奈子に、諏訪子もまた眉間にしわを寄せ、同時に、パタパタと日々せわしなく動き回る早苗の姿を脳裏へ浮かべた。おそらく神奈子も同じものを見ているだろうと、諏訪子は思った。

「あー……やっぱ、私たちも何か手伝ったほうがいいんじゃない?」

「諏訪子もそう思う? じゃあそうねえ、明日から早速教わりましょうか。早苗に」

「巫女に包丁の使い方を教わる神様ねえ……」

 想像するだに、中々笑える絵面ではあった。ただ、そう悪くもない様にも思えた。

「じゃあ私が早苗と料理するから、神奈子はご不浄の掃除ね」

 ようやくぼんやりと見えるようになった部屋で、神奈子は呆れたように、半眼で肩を落とす。

「何でそんなに差があるのよ。私が早苗と料理するからあなたがハバカってなさいよ」

「私の子孫よ?」

「私の巫女ですわ」

「退かないなら……」

「どうする?」

 諏訪子は上目遣いで、朱塗りの杯をずいと掲げた。

「飲み比べよ」

「乗った」

 神奈子はひざを打つと、どこからともなく徳利を取り出しては早苗の枕元にズラズラ並べる。諏訪子はその様子に、そんなことに神力使うなよと思ったが、まあそれはそれとして、夜が明けるまでに何本いけるかということのほうが、よほど気になるのだった。

40:名無しの白狼天狗:2013/02/06(水) 19:43 ID:Bk6


 そして早苗は、やっぱり一向に起きる様子がないのだった。







 寝苦しさに眼を覚ますと、自分が仕える二柱の神が体に絡まっていた。

「ええ……何これ……」

 早苗は状況を把握しようとするも、刺すような頭痛がそれを遮る。そういえば昨晩は、(またしても)宴会だった。記憶が途中で途切れてしまっていることからも、きっと自分は潰れてしまったのだろう。そう考えると、この頭痛も納得がいった。頬が痛いのはなぜなのかは、よく分からなかったが。

「……にしても」

 どうやら自分の寝ている横で、二柱はまだ酒盛りをしていたらしい。散乱する徳利がそれを告げていた。少しだけ残っていたのに気づかなかったのか、口からこぼれた酒が畳に染みを作っており、早苗はあぁー、という気分になる。

「困ったお方たちですこと」

 そう言いながらも、早苗は頬が緩んでいるのを自覚していた。二柱の寝息は片方が吸えば片方が吐き、また片方が吐けば片方が吸うといった具合に見事なリズムを奏でており、狙っているのではないかと思えるほどだった。

(……朝ごはん、作んないとなあ)

 曇りがちだった昨晩から一転し、窓枠から除く秋空は、季節にふさわしい高さと深みを見せていた。
 この布団もそろそろ干したほうがいい。多分荒れ放題でお開きになっただろう境内も早急に片付けなければいけないだろうし、その後は人里に降りて、八坂様を信仰してもらえるよう頼みに行くのもいい。鷹揚にいいよいいよと言っていたら、いつの間にか毎朝大量に届けられるようになった新聞も、そろそろ継続するものとしないものを決めなければならないだろう。

(あー、やること一杯あるなあ、今日も)

 何か考える前に物事が次々と累積してゆき、良かったとか悪かったとか、そんなことを考える暇すらない毎日。

(でも……良いとか悪いとか、そんなことはきっと、大したことじゃないんだ)

 やることがあるなら、それをせいぜい楽しむだけ。きっと幻想郷とはそういう場所なのだろう。

「そうと決まれば、早速取り掛からないといけないんだけど」

 ただまあ、今日は。
 この寝苦しい状態をしばらく続けてみても、いいんじゃないか。
 一向に目を覚ます気配のない二柱の神が、(そうそう)と笑ったような気がした。

41:名無しの白狼天狗:2013/02/06(水) 19:50 ID:Bk6

終わったー……
いやー…口調迷子+何か文章構成おかしくてごめんなさい…
色々とごめんなさい…
何というか…疲れました…

42:楽園の(怠惰で)素敵な巫女さん:2013/02/06(水) 20:27 ID:hXk

いやあもう、今回も読ませて頂きましたが、非の打ち所が見つかりません。

ストーリーがほのぼのしたものであるにも関わらず、きちんと東方の世界観を反映させているところが素晴らしいと思いました。


駄目だ…………………自分の作品が受け入れられる気がしない………………………。

43:名無しの白狼天狗:2013/02/06(水) 20:54 ID:Bk6

ああああああ!ありがとうございますーーーーー!!(スライディング土下座

はい!いやー…そこまで汲み取って貰えると嬉しいですよ!!

大丈夫ですよ!!気にしないで下さいね?

44:名無しの白狼天狗:2013/02/07(木) 16:02 ID:Bk6



「うぅ…寒いなぁ…」

雲が空を覆い、昼間だというのに真っ暗。更に肌をさす風が吹いてきて、余計に冷え込みそうだ。
防寒具を身にまといながら、大妖精は空を羽ばたいてゆく。

コンコンコンッ
「チルノちゃーん、私だよ」

彼女が向かった先は、まるごと家にしたような大きな木。
玄関のドアをノックし、中からの反応を待った。

コンコンコンコンッ
「チールーノーちゃんっ!」

しかし中からの反応はなく、大妖精は再度ドアをノックしてみた。
やはり反応は返ってこないが…

「留守にしてるのかなぁ…ってあれ?」

ドアノブを握って回したところ、鍵は開いていた。
反応がないだけなのかまさか戸締りをせずに出かけたのか。



「チルノちゃん、お邪魔するよ…ん?」

そっとドアを開けて呼びかける大妖精だが、やはり反応はなく明かりも点っていなかった。
すると、足元においてあるメモ書きに気がついた。

メモには『あたいはれてぃをちがしてきます』と書いてあった。
それがチルノの文字だということは、大妖精にはすぐにわかった。

「ちがして…さがして(捜して)ってことなのかな。そういえばもうレティさんが来る時期なんだね」

幻想郷もいよいよ年の瀬、毎日冷え込みが増す今日この頃である。
そして冬になると現れる妖怪レティ・ホワイトロック。チルノたちにとっては正にお姉さん同然の存在で、冬と共存する氷を司るチルノは毎年この時期を楽しみにしていた。

「でもせっかくだし、私も一足先に会いに行ってみようかな」

今日のこの寒さは冬の到来すら考えられそうなほどで、チルノはそれを察して出かけたのだろう。
大妖精は家を後にすると、凍てつく空へと再び羽ばたいた。

45:名無しの白狼天狗:2013/02/07(木) 16:03 ID:Bk6

「ひぃぃ寒いっ…チルノちゃんあそこにいるのかな…」

恐らくチルノが向かった先は、レティの家だと思われる。
本当にレティが目覚めて冬の到来が始まったのか、家に向かえば向かうほど寒さは更に増してくる。

冬の妖怪であるレティ、氷の妖精であるチルノにはこの寒さくらいどうってこともないかもしれない。
しかし大妖精にはこの寒さは防寒具ありでもこたえるものがあり、できることなら早く二人を見つけて家であったまりたいところだった。

「あっ、チルノちゃんだ。おーい、チルノちゃーん!」

やがてレティの家付近まで到着し、眼下には見覚えのある水色の少女が見えた。
水色の服と髪、青いリボン、水晶やつららを思わせる羽…大妖精の友達のチルノだった。

「大ちゃん、よくここがわかったね」
「だってチルノちゃんの家にメモがあったもん。それよりチルノちゃん、ちゃんと戸締りしてから出かけないと泥棒に入られるよ」
「あっ、そうだったっけ? ごめんごめん、あたいったらついうっかり」

家の鍵はチルノが持ったまま出ていたため、大妖精は戸締りができないままここまできた。
チルノの家に泥棒が入らなければいいのだが。



「それより、レティさんには会えた?」
「ううん、今多分幻想郷に冬を告げに出かけてるのかも。いなかったよ」
「そう…一足違いだったね」

チルノと合流できたのはいいが、肝心のレティは残念ながらいない様子。

「あたいはこのままここで待つけど、大ちゃんはどうする? 寒かったらあたいの家で待っててもいいよ」
「ううん、私もたまには一緒にレティさんに会いたいから、ここで待ってるよ」
「そっか。じゃあ一緒に待ってようね」

レティがいつ戻ってくるのかはわからないが、話し合いの結果二人はこのままここで待つことにした。
大妖精にしてみれば寒いものの、チルノと一緒なら何とか我慢できそうと感じた。



それから30分後…

「レティ遅いなー」
「仕方ないよ、広い幻想郷のあちこちに冬を告げてるんだもん。そうすぐには戻ってこないよ」

更に30分後…夕方を過ぎて辺りは次第に暗闇に包まれてゆく。

「うぅ寒…レティさんまだかな…」
「せっかく今年は大ちゃんも一緒なのに、レティったらどこにいるんだろうね」

しかしそれから更に1時間が経過するも、レティは戻ってこなかった。
雪がちらつき、辺りは完全に暗闇に包まれてしまった。

「んもーっ! レティどこなのー!」
「チルノちゃんごめん…私もう寒さが限界かも…」
「まったくもう、大ちゃんが待ちくたびれちゃうじゃない!」

かれこれ2時間待つも、レティが戻ってくるのはおろかどこにいるのかすらわからない。
このままこれ以上寒い中待つのは、大妖精には負担になりそうだった。

「あたいもちょっとくたびれたよ。大ちゃん、今日はもうやめてあたいの家に戻ろうか」
「チルノちゃんはいいの? レティさんを待ちたいんじゃ…」
「さすがのあたいでも待ちくたびれたもん。これ以上待ってたって大ちゃんが大変なだけだし」

チルノは待ちくたびれと大妖精の疲労を考えて、待つのを切り上げることにした。
できることなら今年は二人一緒に会いたかったが、ここまで待たされては仕方なかった。二人は雪がちらつく空に、羽をはためかせた。

46:名無しの白狼天狗:2013/02/07(木) 16:05 ID:Bk6




「チルノちゃんごめんね、私が寒がったばっかりに…」
「いいよいいよ、レティにも事情があるし大ちゃんはあたいみたいに寒さに強くないから仕方ないよ。それよりあたいの家でおいしいご飯食べようよ」

大妖精は未練を残しながら、チルノは気持ちを切り替えながら夜空を行く。
やがて二人は、チルノの家である木の前に下りた。すると家からは明かりが点っていた。

「あれ、明かりがついてる。大ちゃんがつけたの?」
「ううん、私は玄関のメモを見ただけだよ。もしかして誰かいるのかな」

チルノは消灯してから出かけたし、大妖精も手をつけた覚えはない。となれば一体誰がいるのだろうか。
すると、家の中から何やらおいしそうな匂いがただよい、二人の鼻に入ってきた。

「わぁ、何だかいい匂い…」
「うー…お腹がすきそう。誰が何作ってるんだろう…」

誰がいるのかはわからないが、何か料理を作っているのは確か。
二人は腹の虫が鳴く前に、玄関のドアを開けた。



「れっ、レティ!?」
「レティさん!?」

玄関を開けて吃驚仰天、そこには二人が捜して待ちぼうけていたレティが台所で料理をしているところだった。
二人の声に気がつき、レティは笑顔で二人を出迎えた。

「あら、チルノに大ちゃん、おかえりなさい」
「レティ、どうしてあたいの家に? 冬を告げに行ったんじゃ」
「もう終わったからサービスでご飯作りに行こうと思ってたけど、鍵だけ開いて出かけてたからお邪魔しちゃったわ」

思わぬ形だったが、二人はレティと無事に会うことができた。
彼女の家の前で待ってたあの2時間は何だったのか。

「もーそれがわかってたららここで待ってたのにー! あたいと大ちゃん、レティの家の前で2時間も待ったんだよー!」
「一足違いだったね、私たち」
「あら、そうだったの、ごめんなさい。でも二人とも元気そうで何よりだわ」

二人は疲れからか肩の力が一気に抜けて、へなへなと腰を落とした。2時間を無駄にしたとんだ苦労である。



「ほら、今おいしいご飯が出来上がるわ、早く手を洗ってらっしゃい」
「はーい」
「はーい」

レティに言われ、二人は手を洗いに向かった。終わりよければすべてよしである。

「ご飯食べながら、またいろんなお話をしましょうね」

その後3人はテーブルを囲み、お待ちかねのディナータイムを迎えるのであった。
寒くも誰かと繋がれそうな、そんな冬が今年もやってきた。

47:名無しの白狼天狗:2013/02/07(木) 16:12 ID:Bk6

いやー…猛烈な寒波に襲われたので多分レティさんが来てるのかと思いましてね…(爆w
寒いので書きましたー!
衝動に任せたので…w色々とヤバイですねw
……レティさんと言いながらレティさん成分少ないですねw
文体が多分色々おかしいですね。
もうちょい添削と推敲すれば良かった…orz

48:楽園の(怠惰で)素敵な巫女さん:2013/02/07(木) 16:52 ID:hXk

どうもどうも、今回も読ませて頂きましたよー!


今回は紅2面と妖1面からの二次設定ですね。 大変優しい味w((殴 雰囲気でした。

小さな妖精に似合うような軽くて優しい雰囲気が感じられました。 只今大変和んでいます。


チルノの誤字は様々な二次創作で慣れたつもりでいましたが、結局吹き出してしまいましたw



そう言えば昨日、僕の家の前の畑をレティが歩いてたような…………………。

49:名無しの白狼天狗:2013/02/07(木) 16:56 ID:Bk6

毎度毎度ありがとうございますーーー!!!!!!!!!(土下座

はいーー!!良かったです!!勢いのままにですw
和んで貰えてこちらこそですね!!

「ちがして」ですねwあそこは何気にあっさり出たんですよw(実体験w)
「これ使える!」って思い出しましたw

マジですか!?……これは是非に行かなくては……(殴w

50:楽園の(怠惰で)素敵な巫女さん:2013/02/07(木) 17:30 ID:hXk

これからも読ませて頂きますよ!


いやー、緑茶が欲しくなってきましたw


元ネタはやっぱりアレですか?


何も珍しいことじゃありませんよ。

昨日は近くの寺で響子が雪かきしてましたし、聖さんからはチラシで布教されますし、帰って来たら早苗さんから信仰を迫られますし、UFOは飛んでくるわ宝塔は落ちてるわでかなり大変ですよ? っていう冗談を言ってみましたw

51:名無しの白狼天狗:2013/02/07(木) 18:01 ID:Bk6

はいっ!!是非ともお願いしますね!!!

ささ、どうぞどうぞ(おいw

アレについて教えて下さいw(土下座w

え、何そこ行ってみたいw

52:楽園の(怠惰で)素敵な巫女さん:2013/02/07(木) 18:16 ID:hXk

はい、僕が死なない限りは見続けますよ!


どうも。((受けるなよw


あれ、完全な思いつきだったんですか!

アレとは、「チルノのパーフェクトさんすう教室」のPVの始めのほうに出てくる黒板に書かれた文字のことです。   動画を開始5秒くらいで止めると見れると思いますよw


いやいや、冗談ですよ?  最近霊夢からお賽銭をくれっていう脅迫状を送られたりとか、魔理沙対策に結界をはってるとか、稀に口が滑ってPADって言ったらどこからともなくナイフが飛んでくるとか、BBAって言うと頭上にスキマが開くとかなんて言いませんからね?

53:名無しの白狼天狗:2013/02/07(木) 18:23 ID:Bk6

いやー!光栄ですよー!!凄く嬉しいです!!

いやー…美味しいですねー…(何ぞw

思いつきというか、実体験ですw
マジですかw見て見ますねー!!

…リアリティ…ェw
めちゃくちゃ行って見たいw

54:名無しの白狼天狗:2013/02/09(土) 22:55 ID:Bk6




星がとても近く感じられた。





笹に肌を切られ、石に足を貫かれても慧音は足を止めようとしない。
振り向けばそこに彼女がいるようで、恐怖の中に火の粉を見る。
右足に竹の根が引っかかった。
身体が大きく前方に振られ、慧音は竹の葉の海に落ちていく。


「ぐっ!」


強かに顔をぶつけた。
身体を支えるべき手は、もう慧音にはない。
炭化し、くすぶる火の跡の見える手首。
今まで目を反らしていた現実を前にして、慧音の顔が歪む。
竹の葉を踏む音が聞こえた。


「……………」


背後に立つ少女を見た。
怒りと悲しみと、ほんの少しの希望。
そんな、思い人に振られた乙女のような顔。


ああ、そうか。本当に私を殺すんだ。


慧音は目の前に迫る送り火を、他人事のように眺めた。



◆   ◆   ◆



私はずっとお前を見ていた。
最初はただ放って置けない子だったはずなのに、世話焼きな性格が出ただけだと思っていたのに、いつの間にかお前のことばかりを考えていた。
寺子屋で授業しているときも、家で暇を潰している時も、ふとお前はどうしているんだろうって思ってしまう自分がいたんだ。
その人のことを思う時間が、とても長くなることが恋ってことだったら、きっと私はお前に恋をしてしまったんだろうな。

55:名無しの白狼天狗:2013/02/09(土) 23:00 ID:Bk6






妹紅。私はもう自分の気持ちを抑えられそうにない。
私はお前が――


「恥ずかしい奴だな。私って」


オレンジ色の炎を見ながら、囲炉裏の炭を鉄製の菜箸でつつく。
桶で食器を洗う妹紅の背中を見ながら、大きく息を吸った。


「……思いを伝えよう。今日こそ」


やがて、妹紅が戻ってきた。
春とはいえ夜の水は冷たいのか、しきりに両手を擦っている。


「冷たい手を擦るとアカギレになるぞ」
「いや、私はそういうのも平気らしい」


慧音の前に差し出された両手は、剥き立ての卵のようだった。
アカギレ、シモヤケはおろか、シミやホクロすらない。


「……すまない。余計なことを言った」
「いいよ。慧音が私のことを人扱いしてくれている証拠だから」

56:名無しの白狼天狗:2013/02/09(土) 23:05 ID:Bk6



そう言って妹紅は慧音の隣りに腰かけた。
長い白髪が軽く手にふれた。


「タケノコの煮物美味しかった。慧音は料理が上手だね」
「いや、妹紅も相当なもんだよ。正直意外だった」
「一人暮らしが長いもんでね」
「私もだ。あと、前掛けも似合うんだな」
「なんだそりゃ」
「意外だったよ。いつもの妹紅を見ていると。飾り鎧と太刀が似合いそうな感じだから」
「なにおー。これでも昔はひらひらの着物着込んで、詩とか読んでたんだぞー」
「想像もできないなあ」
「まあ、そうだろうなあ。私も色々変わったから」


どちらとも知れず、二人は自然に口を止め、静寂に身を任せた。
ぱちぱちと火が弾ける音だけを聞き、穏やかな時間を過ごす。
一際大きな音と共に炭が二つに折れた。


「妹紅……」
「なんだ?」
「お前が好きだ」
「……………」


妹紅は振り向かなかった。
ただ、白く染まっていく炭を見つめていた。


「愛してるってこと?」
「ああ。この日のためにどの下着をはいてくるか三日三晩悩んだ」
「なんだそら」


目を細めて妹紅は笑った。
今日一番嬉しそうな顔だった。
気恥ずかしそうにほほを染めながら、妹紅は上目使いに慧音を見る。


「嬉しいよ」
「妹紅……それじゃあ」

57:名無しの白狼天狗:2013/02/09(土) 23:08 ID:Bk6



その言葉を遮るように、妹紅は慧音の手を取った。
妹紅の手はとても熱かった。


「本当に私のことが好きなのか?」
「本当だ。世界中の誰よりも」
「本当に本当?」
「本当に本当だ」
「なら慧音。私のお願いを聞いてくれるか?」
「なんでも。お前の望みならなんだって聞いてやる。龍の首の珠だって燕の子安貝だって取ってきてみせるさ」


潤んだ瞳が目の前に迫る。
まるで吸い込まれてしまいそうなくらい深い瞳。
妹紅の息がほほにかかる。
お互いの鼓動さえ聞き取れるに決まっていた。
今なら天界でも地底でも一足で飛んでいける。


「じゃあ、慧音。一つだけお願い」
「ああ……」
「慧音。お願い……」










「死んで」










「――――――え」


灼熱が走った。
手首はあっという間に赤に包まれた。
眩むような光が慧音の目を撃つ。


「うわぁああっ!」
「慧音の手、暖かかった。指先からも慧音のどきどきが伝わってきた」


早々に神経が焼き切れたのかもしれない。熱いと感じるのは腕や顔の方で、肝心の手首から先は、逆にぬるま湯の中に入っているような心地良さだった。

58:名無しの白狼天狗:2013/02/09(土) 23:11 ID:Bk6

だが目の前にあるのは紛れもない炎で、それは指の肉を焼き、骨を露出させ、血と筋肉をどろどろの肉汁にして、橙と赤の光に変えていってしまう。


「慧音はどんなのが良い? 選ばせてあげる。ゆっくりがいいか一気にするのがいいか。私、慧音に合わせるよ」
「――――っ!!」


「どうして」や「なんで」を置き去りにして、慧音は小屋から駆け出していた。
感情よりも先に身体が動いてしまった。


「あ…………」


最後に見えたのは片手を伸ばす妹紅の姿。
その顔は泣き出しそうに歪んでいた。



◆   ◆   ◆



「ぐっ! ぐぅ! ぐぅ!!」


がんがん、と竹の幹に両手をぶつける。
脳みその冷静な部分が仕事を始めたのか、無数のアリに食い破られるような痛みがありもしない両手からなだれ込んでくる。
火を消そうというまともな考えですらなく、ただ痛みを消す為だけに両手を竹にぶつけていく。

だが、これはただの炎ではないらしい。
手の先からまったく燃え広がらないが、川に浸しても消えることはなかった。
現実時間で数分、慧音の中で数時間が過ぎた頃、両手は白い灰となって風に流された。


「てが……私のてが……」


もうチョークも握れない。もう何もできない。成績の伸びた子を撫でることも、教科書をめくることも、妹紅に煮物を作ってやることも。


「慧音」


背後から声がした。幽鬼と見まがう白い少女がそこに居た。
ぐらり、と地面の感覚が無くなり、慧音は尻餅をついた。


「慧音。何で逃げるの。慧音は私のことを愛してるって言ったじゃない」
「も、妹紅!」


なんで、と聞こうとした。
しかしできなかった。
言ってしまえば、全てが現実として確定してしまう。そんな気がしたから。


「つぅ!」


竹に腕を付けただけで、背骨に杭を打たれたような痛みが走る。
歯を食いしばってそれに耐え、慧音は何とか立ち上がった。


「慧音。辛そうだね。すぐにすませればそんなに痛くならなかったのに」


弾かれたように慧音は走り出した。

59:名無しの白狼天狗:2013/02/09(土) 23:13 ID:Bk6

焼け焦げた手は一歩を踏み出すたびにずきずきと痛む。
暗い竹林の中でちらちらと輝いているのは、竹林に住む妖精と亡霊だ。
まるで仲間になれと誘うように、ゆらゆらと揺れている。


「何の悪い夢だ! これは!!」


脇目を振らず走りながら、慧音は叫んだ。
慧音自身どこに向かっているなどわからなかった。ただ今は逃げ出したかった。
この林を抜ければ、きっと朝日が自分を迎えてくれるはずだ。
何の変わりも無い自分の部屋で目覚めて、顔を洗って、ご飯食べて、一日がまた始まるはずだから。


「ぐっ!」


竹の根に足を取られ、身体が倒れる。
思わず両手で支えようとしてしまったが、あるのは火のくすぶる手首だけ。
地面に顔をぶつけた。
背後に竹の葉を踏む音。


「追いついた」
「……………」


妹紅の顔は、振られた乙女のように儚げだ。
その背に広がる炎の翼は今にも消え入りそう。


「……で………」


口にしたくない言葉。
だが、聞かねばならなかった。
ほほにかかる妹紅の火の粉が、わずかな理性を繋ぎ止める。
何も知らないまま死んでいいのかと囁きかける。


「なんでだ……私は、本当にお前のことを……」
「わかってるよ。冗談じゃ慧音はあんなこと言わないもん」
「……………」
「私だって本気だった」
「じゃあ……、どうして……っ」


慧音は崩れるように座り込んだ。
両手を投げ出し、ぼやけた瞳で、しかししっかりと妹紅を見ていた。
妹紅は意図して軽い口調を作った。

60:名無しの白狼天狗:2013/02/09(土) 23:17 ID:Bk6



「慧音も私よりも先に死んじゃうんだろう?」


妹紅の手が伸びる。そっと慧音を包み込み、濡れたほほをなぞる。
その感覚に心底ほっとしてしまう自分を、慧音は感じていた。


「なあ慧音。永遠に生きて、一番辛いことって何だと思う?」


慧音は小さく首を振った。
その答えに妹紅は少しだけほほを緩ませる。


「愛する者が先に死ぬこと? 孤独の中で生きること? 違う。違うんだ。最初は私もそれが辛いと思ってた。でも本当は、本当に辛いのは、愛していた者に疎 まれ、恨まれ、呪われることなんだ。『なぜ私は苦しみの中で死んでいくのに、お前はいつまでも若いまま生きていられるんだ』。これ、私を生涯愛するって 言った男の言葉だよ」


力なく妹紅は笑った。
永遠に生きられるはずのなに、どんな傷を負っても生き返るはずなのに、その姿は酷く脆く、触れれば崩れてしまいそう。


「慧音も変わるよ。時間は何もかもを変えてしまう。身体を老いさせ、心を濁らせ、魂を凍らせる。善人であろうと悪人であろうと、妖怪であろうと人間であろ うと、敵であろうと愛する人であろうと」


一度だけ、妹紅は強く瞳を閉じた。


「だから殺すことにした。一番愛してくれる時に殺すことにした。そうすればずっと一緒にいられるから。私を愛したままで居てくれるから」
「妹紅……」
「本当に好きなんだ。愛とか恋とかじゃ足りないくらいに。だからこそ殺さずにはいられない。千年も生きて、何にもならないことはわかっているのに、私はま た誰かを好きになってしまった。私は“変われない”。あの頃の、くそったれな小娘のまま……」


妹紅は慧音を抱きしめた。
強く抱いた。


「絶対忘れない。忘れないよ。私は永遠に慧音のことを忘れない。いつまでも一緒だ」
「……………」


どんっ!
突然の浮遊感に妹紅は間の抜けた顔をした。
両手から激しい痛みが響く。

61:名無しの白狼天狗:2013/02/09(土) 23:21 ID:Bk6

妹紅の身体は竹の間を抜けて、一本の木に向かう。
風で折れたのか、鋭い枝が伸びていた。


「…………がっ」


悲鳴と共にあふれ出たのは、びっくりするほど鮮やかな赤だった。
見事に心臓を貫かれていた。まるでモズの速贄だ。
呼吸とともに口から鮮血がしぶく。


「げ…え……ね……」


血が絡みついて喉がうまく動かないのだろう。
ひどくしわがれた声で妹紅は慧音を呼んだ。
伸ばしかけた手は途中で止まり、ボロボロと涙が零れ始める。
まるで辱めを受けた少女のように、妹紅は両手で顔を覆った。


「あ、う、あぅわあああ!」


転がるように逃げ出して、転がるように走り出した。
今胸の中にある感情を、後悔や恐怖なんて言葉で言い表したくなかった。
色んな思いがぐちゃぐちゃに混ざり合って、堂々巡りの渦の中で、真っ黒に染まっていく。


「妹紅! 妹紅! 妹紅!!」


口に出るのは、愛する人の名前だけ。
愛していた。
あんな目にあって、死んで欲しいと言われても、慧音は妹紅を愛していた。
深く。深く。
でも。
夢想と現実の間で、生きたいと願ってしまった。
妹紅を殺しても生きたいと思ってしまった。


「うああああっ!!」


妹紅の顔が蘇る。
嬉しそうな顔、怒った顔、楽しそうな顔。
そして、初めて見た泣き顔。


「――――っ!!」


慧音の身体から重力が失われた。
地面が無いのだと、岩が目の前に迫ってから気がついた。
最初の激突。
慧音の身体は面白いくらいに振り回され、赤黒い染みを岩盤に残した。
人形のように落ちていく。
慧音は三度目の激突で、意識を削ぎ取られた。

62:名無しの白狼天狗:2013/02/09(土) 23:24 ID:Bk6




朝日に照らされる慧音の顔は、ひどく虚ろだった。
砕けた両手足を投げ出し、岩の間にはさまっている。
妹紅は何も言わず、その身体を抱き上げた。
服を脱がし、濡らした手ぬぐいでその身体を清めていく。
汚れを落とした慧音の姿は、やはり美しかった。


「……ごめん」


血でごわついた髪。零れ落ちる眼球。流れ出す鼻血。
妹紅は慧音と唇を重ねた。
砂利と血の味がした。
ゆっくりと全身に炎を滾らせる。炎は慧音に伝播し、その身体を焼いていく。
慧音の瞳から雫が流れ落ちた。



◆   ◆   ◆



人里を妹紅は歩く。
幽香印の花を物色し、菓子を買い、竹林へと戻っていく。
人気の無い里の外れまで来たとき、背中に重たい衝撃があった。

振り返ると両手を血に染めた少年がいた。
酷く興奮しているのか、荒い息をつきながら妹紅を睨みつけている。
その顔にあるのは憎悪や悲しみではなく、怯えと後悔。
妹紅は何でもない手つきで背中の小刀を抜いた。


「いいか。そんなんじゃ人は殺せない」
「ひっ!」
「これじゃ刃渡りが短すぎる。お父さんに刀でも用意してもらえ。十分な長さがあるなら包丁でもいい。しっかりと両手で持って、腋を締めるんだ。刀と自分が 一体になったつもりになるんだ。刃は横に寝かせる。そうすれば肋骨の間を滑り込む。そして、相手の胸元目指して力いっぱい身体をぶつけるんだ。柄を押し込 むつもりでするんだ。な? 簡単だろう?」


妹紅が血染めの小刀を差し出すと、少年は悲鳴を上げて逃げ出した。
きっともう殺しに来てはくれないだろうな、と妹紅はため息をつく。


竹林の中を歩き、小さな川を越えて、崖下へと飛ぶ。
大きな岩の間に立ち、花と慧音が好きだった酒饅頭を置いて、両手を揃えた。


「っ……」


今更、背中の傷が痛む。


「大丈夫だよ。辛くなんかない。私と慧音はいつまでも一緒だ」


妹紅は立ち上がり、竹林へと戻っていく。
何年後か、何十年後か、きっと妹紅は誰かを好きになってしまう。
愛しくて愛しくて堪らなくなってしまう。
その時、また妹紅は人を殺すだろう。
ただ愛するために。
痛みを重ねながら。



おわり

63:名無しの白狼天狗:2013/02/09(土) 23:33 ID:Bk6

………泣ける…オチが無理やりな気もありますが…
まぁ…見逃して下さい…
少し泣いてきますー…慧音さんー…

64:楽園の(怠惰で)素敵な巫女さん:2013/02/09(土) 23:39 ID:hXk

今の僕に何かを褒めろと言っても不可能に近いのですが、努力してみます。


今回は非常に主題が重厚ですね。 只今の僕の心情に上手く響き渡りました。

不老不死とは何なのか、人の心とは何なのかを通じて人間、いや、生命ある者の感情が如何に愚かなのかを理解できました。



只今、世の中への虚無感、親への罪悪感などの感情が心に残っている上での精一杯の感想です。

65:名無しの白狼天狗:2013/02/09(土) 23:42 ID:Bk6

何というか…ありがとうございます…

もう…何か何なんでしょうか…書いてるうちに…
どんどん感情移入しちゃって、最終的に泣いてましたね…
まだまだ未熟で…文才もないですけど…
今の精一杯だと思います…
久しぶりに真面目になりました……もっといい作品にしたかったですね……
あとあと後日譚も考えてますが…これは貼れないと思いますね…
手が震えて書けないので…

66:楽園の(怠惰で)素敵な巫女さん:2013/02/10(日) 09:52 ID:hXk

昨日の鬱状態でのコメントは分かりにくいものでしたね;

昨日より一変、哲学的思考をフル回転させてコメ返と作品へのコメント(改訂版)を書き込もうかと思います。


いやはや、感情移入してもおかしくない作品ですよ。 叶わぬ恋、人の感情の愚かさ、不老不死の苦しみ等を文章中に見事に表現してますから。  漫画化、映像化(アニメ化)されたらR-15でしょうけど;


未熟? 熟練の間違いでは?  文才は十分あると思いますよ。 他がどれだけ凄いかまだまだ知らないのですが。


もっといい作品に…………………………改良点ですか…………………………………。

見つからないです;



ああ、そうですか。 もし書き込めたら宜しくです。

67:名無しの白狼天狗:2013/02/10(日) 10:19 ID:Bk6

…ありがとうございますー……
少し鬱ですけどー…こちらが…

はい…自分なりに解釈をして、色々とこんな感じのを見て…勉強?して…
自分自身の思った事を書き綴りましたね……

自分の中ではまだまだですよ…おごる事も多々あったりするので…
私は…少し苦手なので、このネタに関しては未熟ですね…もっともっと勉強しなきゃいけないと思います。

……後々自分なりに少し変えてみようかと思いますよ、
あまり期待はできませんし…執筆も遅いですけど…

はい…想像図は一応ありますが…少し難しいので…
これも期待しないで欲しいです…何かすみません…

68:匿名さん hoge:2013/02/11(月) 14:54 ID:ez-MnU

ちょっと失礼。
二月九日に書き込まれた慧音と妹紅の話ですが、少なくとも二月九日に書き上げたものではありませんよね?

69:名無しの白狼天狗 hoge:2013/02/11(月) 18:05 ID:pxs

>>匿名さん

少なくともちまちま書いてましたよ
添削に推敲を重ねてました。

70:匿名さん hoge:2013/02/11(月) 18:42 ID:ez-Gjw

では以前別の場所に投稿されたことは?

71:名無しの白狼天狗 hoge:2013/02/11(月) 18:46 ID:pxs

ウォーターダクトですか…?
知り合いのツテで一度持ってかれましたけど…

72:匿名さん hoge:2013/02/11(月) 18:57 ID:pxs

っと、落ちです

73:匿名さん:2013/02/11(月) 18:57 ID:pxs

上、私ですw

74:匿名さん hoge:2013/02/11(月) 19:03 ID:ez-WnM

つまり三年前には書き上げていたんですよね?

75:名無しの白狼天狗 hoge:2013/02/11(月) 19:23 ID:pxs

いえ……?
1/7ですけど…?出来たのは…

76:匿名さん hoge:2013/02/12(火) 00:13 ID:ez-MoY

あの作品があちらに投稿されたのは三年前なので、それは有り得ません。
無断転載も自作発言もいけないんですよ。

77:停止しました。。。:停止

真・スレッドストッパー。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ


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