FAIRY TAIL -Duisternis Orgel-

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1:望月アメ ◆kvG6:2013/04/17(水) 10:53 ID:S9c


― 街に響くのは闇の音色と妖精に向けた美しい歌声 ―

◇注意◇
・オリキャラが出てきます。オリキャラと原作キャラの絡みが苦手な方は見ないことをおすすめします。
・オリジナルの街、オリジナル闇ギルド、オリジナル魔法も出てきます。
・話が進んでいくと原作と違う点が出てくる可能性があります。なのでこの話は一種のパラレルワールドとお考えください。
・ぐだぐだになる可能性大(主に戦闘が)。妄想の産物です。
・原作キャラの口調とか間違うかもしれません。
・CP要素が出てくるかもしれません。地雷がある方はご注意ください。 
 ”書くとは限りません”が一応好きなCPを表記しておきます。
  →ナツルー、グレジュビ、ジェラエル、ガジレビ、エルエバ、ラクリサ、フリミラ、コブキナ、バッカナ、ロメウェン、ハピシャル、レンシェリ、スコアク、レオアリ
・学業や別の小説も書いたりしているので亀更新です。
・DSからなので誤字、脱字が多いと思います。

◇ルール◇
・荒らし、なりすまし、誹謗中傷、晒し、パクリはおやめください。
・このスレでは私以外の人は小説を書かないでいただけると助かります。
・雑談はお控えください。
・更新をせかすのはやめましょう。
・マナーは守ってください。

FTの二次創作スレが多い中でどれくらいの方が見てくださるかはわかりませんが、
精一杯頑張って書かせていただきますのでよろしくお願いします。

2:望月アメ ◆kvG6:2013/04/17(水) 10:53 ID:S9c

小さな部屋に響くのは痛みに苦しむ一人の少女の悲鳴と若い男の笑い声。
男は鞭のように形成された水を、まるで玩具で遊ぶ子供のような表情で何度も少女に叩きつけていた。
冷たいコンクリートの床に怯えて蹲る少女には手首と足首に鎖がつけられており、動きが制限されている。
歩くことはできても走って逃げることは出来ないだろう。
白い髪は整えられることなく伸びており、着ている服は薄汚れている。

「そろそろやめてはどうかね」

低く落ち着いた声が部屋に響き男は手を止め、扉のほうへと振り返った。
扉の前には初老で長身の男。肩につくほどの茶色い髪を結え短い髭を生やしている。
若い男は青い瞳で彼の姿を捉えるとマスター、と呟いた。

「遊んでいる暇があったらダウスタラニスを探したまえ。他の者達が探しているというのに幹部の一人であるお前がこのような所で油をうっているのはどうかと思うぞ」
「だってそのダウスタラニス ? っていうの全然みつからないんすもーん。息抜きっすよ息抜き」

そう言ってケラケラと笑う男を見て彼はため息をつく。 
ちらりと床に転がる少女に目をむけ、マスターと呼ばれた男はそれに、と言葉を続けた。

「その娘を傷つけているのが彼女に知れたらどうするのだね。二年前にやりすぎて彼女の逆鱗に触れてしまったではないか」

彼は少女の顔に目線を向ける。
少女の目には包帯が巻かれ、両目が見えないように隠されていた。
若い男は水色の髪を揺らしながら声を上げて笑い、しゃがんで少女の髪を掴みあげる。

「どっちにしたってあのオバサンはこいつがいる限りオレらには逆らえないじゃないっすかー。見捨てればいいのに馬鹿だよなぁ」

男は青い目を細めて苦しむ少女を眺めた。
目に包帯が巻かれているため表情がわかりにくいが、歯を食いしばっているのを見ると怒りに耐えているのが伺える。
少女のその様子が見れたことに満足したのか彼は彼女の白い髪から手を離した。

「んじゃ探すの再開してきまーす」

面倒そうに扉の前の男にそう言うと、その男と共に二人で部屋から出ていく。
扉が閉まる音が部屋に響き、その後に鍵の掛かる音と共に扉越しから彼の先程とは違う低い声が耳に入る。

「吸血鬼の牙-ヴァンパイアファング-から逃げられると思うなよ…… ?」

その言葉に、光の無い世界で彼女は今日も絶望するのだ。

3:望月アメ ◆kvG6:2013/04/17(水) 10:54 ID:S9c

天気の良い昼下がり。
フィオーレ王国の魔導士ギルドの一つである妖精の尻尾-フェアリ-テイル-は今日も賑わっていた。
酒を飲み、楽しそうに話している者達もいれば喧嘩をしている者達もいる。
そんないつものギルドの風景の中、カウンターでは二人の男女が一枚の紙を見て何かを話し合っていた。

「これ……フリードはどう思う ?」
「ふむ……」

カウンターに座る黄緑色の髪をした男性、雷神衆の隊長であるフリード・ジャスティーンにそう話しかけたのは
妖精の尻尾の従業員でありS級魔導士でもあるミラジェーン・ストラウス。
二人が見ている一枚の紙というのはクエストの依頼書だ。
それは別にS級クエストの依頼書ではなく危険な依頼でもない。
しかし二人はその内容に疑問を抱いていた。

「ミラさんこんにちはー ! フリードと何見てるんですか ?」

考え込む二人に元気良く声をかけたのは星霊魔導士のルーシィ・ハートフィリア。
二人が見ている依頼書が気になったようで、彼女はそう尋ねた。
ミラジェーンとフリードは互いに顔を見合わせた後、ルーシィに依頼書を差し出す。

「ルーシィはこの依頼、どう思う ?」

ミラジェーンから依頼の紙を受け取ると、ルーシィは依頼の内容を確認するために文字に視線を落とす。
書いてある内容は至ってシンプルであった。

「とあるオルゴールを見つけ出して破壊してほしい。詳細は現地にて……現地の街の名前は、レテネーブル ?」

聞いたことのない街の名前にルーシィは首を傾げる。
一体どこなのだろうと彼女が考えていると、フリードが報酬金額を見てみろと口にした。

「報酬金額 ?」

彼に言われた通り、依頼書の下の方に書いてある報酬金額にルーシィは目を向ける。
すると、報酬金額を目にしたルーシィは目を見開いて驚愕の表情を浮かべた。

「い、1000万J……!!?」

とあるオルゴールを探し、破壊するだけで報酬1000万J。
たったそれだけで1000万Jという大金が手に入る夢のような依頼にルーシィは驚きを隠し切れない。
かつて彼女が火の滅竜魔導士であるナツ達と無断で行ってしまったS級クエスト、『呪われた島ガルナ島』の依頼でさえ報酬700万Jだったのだ。
いくらS級の中でも一番安い報酬だったとはいえ、S級クエストでもない依頼がその金額を上回るとは考えにくい。

「金額ミスとかじゃ……」
「確認したけれど間違いないそうよ」

ルーシィの発言をすぐさま否定するミラジェーン。
どうやら彼女も最初にルーシィと同じことを思っていたようだ。

「その依頼、何か裏があるのではないかとオレは踏んでいる」
「でも、もしかしたら依頼主が物凄いお金持ちなだけかもしれないし……」

フリードの言葉にそうルーシィは返す。
もしかしたら金銭感覚が狂っているだけかもしれないと彼女は思ったからだ。
しかし彼は首を横に振る。

「オレがそう思った理由は報酬のことだけではない。……依頼場所の街のこともある」
「依頼場所 ?」

そう聞き返すルーシィにフリードはこくりと頷く。

「封印されし街レテネーブル……。オレの記憶が正しければ、そこは数十年前から立ち入ることを禁止されているはずだ」

4:星羅 ◆Lf0A:2013/04/18(木) 20:01 ID:k8M

凄いお上手ですね!!尊敬しちゃいまs((←

更新頑張って下さい♪

5:アメ ◆kvG6:2013/04/23(火) 18:56 ID:Yac

おぉっコメントありがとうございます!!
気付くの遅くてすみません。
のんびり更新ですが宜しくお願いします。
>星羅様


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