ボーカロイド楽曲二次創作小説

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1:夜月ちあ@ ◆NLsI:2013/08/26(月) 17:19 ID:WRs



二次創作板でははじめまして。
主に小説板と交流板に生息しております夜月ちあ@と申します。

今回はボーカロイド楽曲の二次創作を書いていきたいと思っています。
中学生の駄文、妄想レベルなので
自分の考えている世界を壊されたくない方はカムバック。



シリーズ系の楽曲も書いていきますが
いきなり他の曲になることもあります。


下手小説ですが読んで頂ければ光栄です。
なお、小説板とは違いここへの書き込みも歓迎させていただきます。

では始めさせていただきます。

2:夜月ちあ@ ◆NLsI:2013/08/26(月) 17:21 ID:WRs





第一『モザイクロール』



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3:夜月ちあ@ ◆NLsI:2013/08/26(月) 17:23 ID:WRs







アタシが吐いたとある言葉が君に突き刺さる。
君の心には大きな傷口ができ、パックリと存在を主張する。
そこから漏れ出してきた液体を愛と形容してみようか。





.

4:夜月ちあ@ ◆NLsI:2013/08/26(月) 17:26 ID:WRs







アタシとキミのあいだには“思いやり”ってものが欠けている。
遅れてきても相手を思いやらないし、
とにかく相手に対しての“思いやり”が欠如しているし。

腐れ縁なこともあってか、
本来幸せなはずの交わりも形だけの行為になっている。

見ている立場であればアタシは嘲笑う。

「まるで腐れ縁のキミとアタシだね。よく似ている」




もう一人のアタシは
「それでも好き」とかほざいてる。


まったく、大笑いだね。

5:夜月ちあ@ ◆NLsI:2013/08/26(月) 17:28 ID:WRs







真っ黒なアタシとは違って
真っ白で汚れを知らないアタシは言う。



「愛したっていいじゃないか。
 縛って、捕まえて、誰もキミに触れないように。
 だってこれも運命じゃないか」




ああ、今日もとある愛世が消えていく。
そしてもう一人のアタシがアタシに言う。



「愛せ」って。

6:夜月ちあ@ ◆NLsI:2013/08/26(月) 17:31 ID:WRs







キミに抱かれる瞬間は少なからず愛情の錯覚はある。
でもきっとキミは、
終わる頃にはアタシに飽いているんだ。
愛なのか欲なのかわからない感情に支配されて
放たれていることは一体何の意味があるのだろう。





思いやりもない。
形だけの愛。
形だけの行為。
なのにもう一人のアタシは今日も言うんだ。





「それでもいいから」

7:夜月ちあ@ ◆NLsI:2013/08/26(月) 17:36 ID:WRs







アタシが、キミを愛したって言うのですか?
キミにしがみついて
もがいていたことを。
それをキミは愛だと形容するのですか?






「黒いアタシ。
 キミなんて、カレが嫌うアタシなんて……殺したっていいでしょう!?」





「愛したっていいじゃないか。
 縛って、捕まえて、誰もキミに触れないように。
 だってこれも運命じゃないか」






白いアタシの声が脳内に反響する。
キミのことを愛したが故に歪んだ白いアタシの声が。
消えゆく中で聞こえている。
そして、気づかされる。
消える瞬間に。消えていく瞬間に。




「あぁ、アタシも愛してたんだなぁ」





黒いアタシが。
白くないアタシが、自覚を持った瞬間に。
アタシたちはやっと一つになった。

8:夜月ちあ@ ◆NLsI:2013/08/26(月) 17:38 ID:WRs





短編集みたいになりますけど、モザイクロールはENDです。

9:夜月ちあ@ ◆NLsI:2013/08/26(月) 17:39 ID:WRs





第二『六兆年と一夜物語』



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10:黒猫P 907:2013/08/26(月) 20:23 ID:PPg

モザイクロール
よかったです!

11:夜月ちあ@ ◆NLsI:2013/08/27(火) 13:58 ID:WRs



>>10

ありがとうございます*´`

12:夜月ちあ@ ◆NLsI:2013/08/27(火) 14:02 ID:WRs







むかしむかし、あるところに
名前もつけられないようなちいさなちいさな集落がありました。
そこには、
もっともっとむかしから伝わる“でんせつ”がありました。





.

13:夜月ちあ@ ◆NLsI:2013/08/27(火) 14:10 ID:WRs







“忌伝説”





あるところに、平凡な夫婦がおりましたとさ。
その夫婦にはなかなか子供が授からなかったそうな。
そして数年間の間子供を待ち望んでおった。
数年後、やっと子供が生まれた。
男の子だった。
夫婦は喜び、家の中は明るくなったそうな。



しかし、夫婦は程なくしてあることに気づいた。
赤ん坊の瞳の色や髪の毛の色が自分たちとは違うことに。
自分たちは真っ黒な髪の毛、茶色の瞳をしていたが
赤ん坊の髪の毛の色は真っ白で、瞳の色は薄い水色をしていた。
夫婦は気味悪がって赤ん坊を山奥の祠に葬ったそうな。
それから夫婦には子供ができず、一年の内に妻も夫も死んでしまった。
そして、
赤ん坊が葬られた祠に近づいた者には祟りが襲いかかるという噂が絶えない。




その後、その集落では
数百年に一度その赤ん坊と同じような風貌の赤ん坊が生まれてきた。
しかし、ここ千年ほど生まれていない。
つまり――





.

14:夜月ちあ@ ◆NLsI:2013/08/27(火) 17:10 ID:WRs







「い、った……い!」



ある小さな集落のバス停で、ひとりの女性が腹を抱えてうずくまる。
周りに人はまばらに散らばっている。
女性の異常な状態に気づかない人は、
少ない人数の中にもひとりもいなかった。
なにせ女性の腹は大きく、妊婦であることを思わせているのだ。
「きっと陣痛だろう」。通行人は皆そう思ったに違いない。
しかし声をかける人はいない。
それもそのはず、今は朝。通勤の時間だ。
いくら小さな集落とは言えども遅刻は許されないのだ。
皆が見て見ぬふりをする中、
ひとりの少女が足を止めた。
制服がここらでひとつしかない私立の高等学校のものだから女子高生だろう。
少女はうずくまっている女性の肩に手をかけ、
心配そうに口を開いた。



「あの、大丈夫……ですか?」



その声と手の感触に反応して、女性は顔を上げる。
その顔は苦痛に歪んでいた。

15:夜月ちあ@ ◆NLsI:2013/08/30(金) 18:04 ID:WRs







「すい……ませ、ん、あの……陣痛、なんですけ、ど」



苦しそうに息を吐きながら女性は答える。
少女は一瞬戸惑いの表情を見せたが、
すぐにポケットからガラパゴス携帯を取り出して電話をかけ始める。
どうやら119番にかけているらしく、
救急車を要請しているような口調だ。
そして電話を切るとメールを作成し始めた。



「すぐ、救急車きますから。大丈夫ですよ!」



少女は女性の背中をさすり、
息の荒い女性を出来る限りの介抱をする。
今にも気を失いそうな女性がいたたまれない。
しばらくして救急車が到着した時には、
大粒の汗が女性の顔を覆い尽くしていた。

16:桜みく:2013/08/30(金) 19:32 ID:Ztw

 すごいですね!


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