初めまして、長閑です
「Fruit Basket(=フルーツバスケット)」の二次創作です
スペルミスしていたらすみません。英語で50点以下をとる馬鹿なもので……
さてさて。
最近、ふと思い返して読んでみて、この本に捧げていた愛情がぶり返しました
フルーツバスケットの番外編とか、もしかしたらその他の漫画とかも書きたいと思います
書きたいように書きますのでよろしくお願いします(´`*)
こんばんはです、長閑です
小説を書こう書こうと思っていたのですが何から書こうか迷っています
短編集型で書いていきますが、最初は誰にしようかなあ、と。
来年は午だから、依鈴かな? じゃあ春とのペアか透とのペアか。
どうしようかなあ(・ω・`? なんて、本当に幸せな悩みですね(*´∀ `*)∂
依鈴も春も話し方に特徴が少ないので研究中です(´`*)
透なら敬語、りっちゃんならごめんなさい語なんですが…^^;
ともかくですね。書くのは明日…日付的には今日の12時間後位になります
「……リン……?」
部屋に響く低い声。
春(=草摩撥春)の声だ。
重たい瞼を上げたら、春のやわらかい白い髪が見える。
長い長い夢から覚めて、ようやく逢えた気がした。
「……は……る」
「好き」
強引に抱き締める春。
いつだってそうだった。強引で、変な理屈で、……どこか律儀なところもあって。
好きだった。慊人に邪魔されたとしても。
いつだって助けてくれて……。必要としてくれて……。
理性を失うくらいに好きで。
春を失うなら、死んだ方がマシだ。
春と生きていきたい。春の横で歩いて、笑って、泣いて、……どこまでも、寄り添いたいから。
「アタシも、好きだよ」
そっと触れるだけの口づけに身を委ねた。
抱き締められた春の胸からは、春の心臓の音がする。
何時かに言った、言葉を思い出す。
春の心臓に生まれていたら、いつだって春と一緒で、春に必要とされる。
いつか、この恋に終わりが来るのなら、キスが出来なくても、春の心臓になりたい。
「…………リン。大好き、だから」
春の声がする。
やわらかくて、心地良い。
ゴメンね、春。
慊人に春が傷つけられるのは嫌だから。
いつまでも、守ってもらってたら駄目だから。
この恋に終わりが来なければ……
「……は…………る」
アタシの声が、小さく部屋にこだました。
end.
あとがき
依鈴だと、暗い感じになってしまいました。すみません(´`;)
文章的に、"呪い"はまだ解けていないようですね。私的には早く2人に幸せになってほしいです。
性格が依鈴に似ているので、一番好きなキャラでもあります。
透も結構好きなのですが……というより女子キャラ全てloveです!!
今日子さんと勝也さんペアが好きなので、書いてみたいなあ。なんて……^^
とにかく駄作で遅くてすみません。
フルバス好きな方々に楽しんでいただけることを、心から祈っています(´`*)
2013.10.27.長閑
あ!! 書き忘れてました!
漢字変換が出来なくて、今回の春のように「ハツ」がおかしくなってます。
雰囲気が似ているのを選んで、違う当て字にしていますが気にしないでください
すみませんでした<(_ _)>
「眉無しさん」
それがあたしの愛称だった。眉毛がなかった、ただそれだけ。
先生は眉毛を書いても、あたしのことを眉無しさんと呼ぶ__。
「おはようございます、眉無しさん」
「あ、先生おはよう」
教育実習をやめても、あたし達は会い続けていた。
あたしは相変わらず本田勝也のことを先生と呼び、先生はあたしを眉無しさんと呼んだ。
学校にもたまに行くようになり、先生にはよく勉強を教えてもらいながら、色々な場所に行った。
そのなかでも一番多く行ったのは、海だった。
あたしの世界を広げてくれた、あの海で、あたし達はよくお喋りをした。
他愛もない話だとか、先生の家族の話だったこともあった。
とにかく、あたしはまだまだ小さな世界で、そういう風にして日々を過ごした。
でも、族では問題があった。
あたしが学校に行けば文句を言われ、ゆっくりと、峡が出来ていくのが分かった。
衝突するのこともあった。そういうときはただバイクに乗っていた。無心になれるような気がした。
「最近は学校に行っていますか?」
「ああ、うん。気が向いたときはよく行くよ」
「そうですか」
そう言って微笑む先生は、どこか可愛らしかった。
子供のようなイタズラをするような目で、楽しそうに笑う。
この瞬間(=とき)が、あたしはとても好きだった。
「何その笑い」
「いえ。ただ会ったときとは変わったと思いまして」
「悪かったね」
そう言って、からかう先生は笑いを堪えた。
そして、私の髪を手櫛でサラリと触れて微笑む。
「…………成長したね、眉無しさん」
「……なっ……!?」
時々崩す敬語。それは、あたしに衝撃だとか、色々なものを与える。
顔を真っ赤にしたあたしを見て、先生はまた微笑んだ。
今度は、子供ではなく、大人の瞳で。
「君の授業姿を見ることが出来なくて、残念です」
ねえ、先生。
先生は、どうして先生なの?
そして先生は、あたしとどうして会ってくれるの?
族を抜けることも出来ずに、甘えているあたしに。
親にも、周りにも、必要とされず、迷惑なだけのあたしに。
先生は、いつまで先生なの?
あたしはいつまで生徒で、いつになったら隣を同じスピードで歩いていけるの?
「ねえ、……先生?」
「なんですか、眉無しさん」
ねえ、先生。
先生は何時になったら…………
あたしのことを、『今日子』と読んでくれるの?
何でもないと呟いた一言が、潮風の中に吸い込まれていった。
end.
あとがき
今日子さんと勝也さんの短編物でした(´`*)
難しかったです、終わり方。時系列がよく分からなくなってしまいながら仕上げました。
なんとなく打ち込み始めるから、一人称が間違ってて大変でした
あたしが私になってても気にしないでくださいね^^;
実際のところ、ありさと紅野さんの予定がありさの一人称と、紅野を何と呼ぶかが分からなくなって断念しました
それに、掻きすぎて眉毛の毛がハゲて眉無しさんになっているんで丁度いいかなあ、と。
今回のお話は、眉無しを意識したので!
題名を付けるなら『眉無しさん』ですね。(前回のは『春』が題名です)
今回は結構難しかったので読みづらいかもしれません(><;)
少しでも楽しんでいただけたら幸いです
2013.10.28.長閑
『バカな旅人と"神様"』
昔々 あるところにその人はいました。
ずっとずっと前から 一人でいました。
千の力と千の命と千の記憶を持つ自分と、傷つける人を おそれていました。
そんなある日 一匹の猫と一人の旅人が訪ねてきました。
突然来た、一人と一匹にひどく困惑していると、猫は恭しく頭を下げました。
「以前より貴方を見ていました。貴方は大変不思議で、ひかれてやみません。私はただの野良猫ですが、どうかお側に置いて下さい。どうか"神様"」
すると今度は、旅人が優しげに微笑みながら、片手をこちらに差し出して言いました。
「お友達になりましょう」
旅人は、ただ微笑んでそう言いました。
神様は何も言わず、猫を招き入れました。
言った通り、猫は片時も"神様"から離れませんでした。
そして、毎日旅人は"神様"に同じことを繰り返し繰り返し聞きました。
そして、ある日のことです。
"神様"は人間ではないものに招待状を書き、十二匹の動物がやって来ました。
それから、月の輝く晩に宴会が開かれました。
宴会の日も、旅人は来て、言います。
「友達になりましょう」
けれど、この日だけは違いました。
旅人は"神様"に、そこからまた語りかけました。
「私の命も、いつかは消えてしまいます。けれど、たった僅かな時でも一緒に笑えたら嬉しいです。永遠も不変も要りません。ただ、こうして月の元だけでなく、日の元でも笑いましょう」
"神様"はその日も、また次の日も旅人を無視しました。
傷つくことをおそれて、一人になることをおそれて。
それからどれだけの月日が経ったでしょうか。
"神様"と十三匹の絆が出来、いつしかそれは呪いに変わり、どれだけの時が経ったでしょうか。
「お友達になりましょう」
生まれ変わりを繰り返した"神様"の前に、"旅人"が現れました。
優しげに微笑んで、こちらに片手を伸ばしてうます。
"神様"はゆっくりと、自分の手を、旅人の手と重ね合わせました。
end.
あとがき
世界で一番バカな旅人が死んでないと思った方、気にしたら負けです(笑)
今回は昔話と物語のミックスです
もしも、"神様"のとき透と出逢っても聞く耳を持たなかったと思います
目の前に幸せがあるのにそれを手放すなんて、Mでもなきゃ出来ませんよ
実際、呪いのなくなる世界を想定してたのですが、やはりこうでないと!
またすぐにうおちゃんとクレノさんを書きます
2013.10.29.長閑
書こう書こうと思って数日が経ってしまいました……
全然『すぐ』じゃなかったですね
テスト前に突入してしまったので、更新遅れるか、しません
すみません
あ!
更新忘れてた(^∀^;)>
トリップも忘れてて、………もう笑うしかないですね
燈路×杞紗で書きますね!!
読んでくれてる人、いないよなぁ〜
このトリップか!?
10:長閑 ◆EXE. hoge:2013/12/23(月) 11:45 ID:iWUあ、これかも!
11:長閑 ◆EXE. hoge:2014/02/15(土) 18:12 ID:wCU お久しぶりです。
全然書いてなかったです……
久しぶりに書こうかなぁ〜φ(-ω- )
ぜひぜひ!笑