黒子のバスケ‐キセキの旋回‐

葉っぱ天国 > 二次創作 > スレ一覧 [書き込む] Twitter シェアする? ▼下へ
1:碧瀬きょん ◆Pz2c:2013/11/03(日) 04:01 ID:sWY


――"キセキの世代"

10年に1人の逸材が現れる世代。
彼等は独自のポテンシャルを、
独自のオンリーワンセンスを活かす。
そんな言葉と共に強豪校と称された
帝光中学に奇妙な人物がいた。

「黒子!!いけぇええ!!」

「……あ」

「はぁ……またかよ」

独自のオンリーワンセンス、
元からの影の薄さを活かし、
更に薄めて強化するパス回し。
その影の薄さを活かしたことを
"ミスディレクション"という。
彼のパス回しは誰もが認めるほどの才能を持つ。
……が、能力値が低すぎるという現実から
シュートすることが出来ない欠点がある。

「すいません……」

しかし、彼はキセキの世代の幻の6人目(シックスマン)と称される逸材だ。



名は、"黒子テツヤ"――

2:碧瀬きょん ◆Pz2c:2013/11/03(日) 04:04 ID:sWY


「ドンマイ、ドンマイー」

「ったく……シュート出来ねぇ奴がシュート決めようとすんな!!」

そして彼の光となり、キセキの世代と同格の才能…
"天賦の才能"を持つ"火神大我"がもう一人。
口は悪いが帰国子女ということでアメリカならではの
ダンクシュートを得意とするプレイヤー。

「すいません」

……が、それもそのはず。パス回しを特化させた
プレイヤーなのだから。そして彼のプレイは誰もが認めており、
誰もが尊敬している。かつてのキセキの世代の一人も……
尊敬していたのかもしれない。

「…………?」

すると、ふと黒子の携帯に電話が掛かった。

「もしもしー?」

「はい。お久し振りですね……"黄瀬くん"」


黒子が口にした"黄瀬"という名前。
彼が相手のプレイを一目見ただけで
自分の物にするキセキの世代の一人、
"黄瀬涼太"である。

3:碧瀬きょん ◆Pz2c:2013/12/08(日) 04:55 ID:ez-0PI

失礼ながらも巻き込まれ規制解除しましたので上げさせて頂きます…

4:碧瀬きょん ◆Pz2c:2013/12/09(月) 00:13 ID:ez-R4A


「久し振りっス」

電話越しに聞こえる黄瀬の声は今日も清々しく透き通っていた。高校生になってから試合や大会以外で会うことのないこの二人が声の面会をする。記者たちにとっては見物だろう。

「どうされましたか?」

「どうもこうもとにかく帝光中学校に集合っス!じゃあ早く来いよー」

「ちょっと待……あ、」

黒子が何か言いかけた時、その声は切断された。帝光中学校に集合≠ニ黄瀬は言うが理由もなく突然言われても黒子や誠凛バスケ部の部員が困るだけだ。しかし言われた以上、こちらから再度電話をかけて聞くわけにはいかない。とりあえず黒子は誠凛バスケ部の監督である相田リコ≠ノ話を通してみた。






「黄瀬君が?」

「はい……」

出来るだけ詳しく丁重に伝えるも相田は右手を顎に当て、項垂れるようにして深く考え込んだ。そして他の日向たちバスケ部員はこの頃10分の休憩が入っており、黒子と相田の会話についてヒソヒソと何か話し合っていた。

5:碧瀬きょん ◆Pz2c:2013/12/09(月) 00:43 ID:ez-Y/A


「ねぇねぇ、カントクと黒子……何話してると思う?」

誠凛バスケ部で一番人懐こい、猫のような顔をした小金井慎二≠ェわいわいと騒ぎながらみんなに尋ねていく。もちろんそんな話に興味のない、主将の日向順平≠ヘ不機嫌そうな顔して「ダアホ。んなくだらねぇことに興味津々にしてんじゃねぇよ」と冷静沈着に小金井に一喝。それでも小金井はどうしても気になるようで誠凛バスケ部の司令塔、そして鷲の目(イーグル・アイ)を持つ伊月俊≠ノ手伝ってもらおうと彼に近付いた。

「伊月!!」

「ん?」

「鷲の目で何話してるのか見てよ!!」

「はぁ!?」

無論、伊月の鷲の目はそのような子供じみたことに活用するためにあるのではない。あくまでもコート内での相手の動きを先に読むために活用されるものだ。いくら駄洒落好きの彼でもそんなことに自分の能力を用いることなど出来ないだろう。

「俺の能力はそんなことを見抜くためにあるんじゃない。諦めろ」

やはり返答はそうだった。当たり前だ。自分の体内・体外に秘めた力をろくなことのないことに用いるなどどこにもいない――いや、一人いた。

「じゃあ……木吉!!」

「え、俺?」

小金井の話を鼓膜が破れるまでよく聞けば彼は爽やかな顔して言う。「あぁ、任せろ」と。

6:碧瀬きょん ◆Pz2c:2013/12/11(水) 23:27 ID:ez-LVE


「なるほどね……」

「僕はどうしたら……」

「別にいいわよ!!」

相田の承諾がおりる。さすがの黒子も今回は絶対に行くな≠ニ言われるものだと思っていたせいか緊迫していた心がまるで鎖がほどけるようにスッと軽くなっていく。「では……」と言いつつ黒子が去っていこうとすると相田は「ちょっと待った」と黒子の足を止めた。

「ただし二時間だけ」

二時間……黒子が好むマジバーガーでも行き来の往復を合わせ一時間はかかるというのにたった二時間となると辛いものであった。しかも誠凛高校と帝光中学校ではかなりの距離がある。ただでさえ運動神経の悪い黒子は他のキセキの世代よりも遅いのに今すぐにでも行かないととてもじゃないが時間が足りないようだった。しかし相田は条件付きの延長時間を渡すようでその条件を黒子にこっそりと話した。

「キセキの世代の必勝法を探れるならいくらかかっても構わないわ」

その条件というのはキセキの世代の必勝法。会って話す代わりに弱点を探ってこいとのことだった。

7:碧瀬きょん ◆KISE:2013/12/27(金) 00:11 ID:ez-ZBY

すいません、上げさせて頂きます…

8:千鶴 ◆KISE:2014/01/19(日) 01:50 ID:ez-lSg


そうして黒子は約束通り帝光中に集合し、キセキの世代の元へと駆け寄った。


「お待たせしました」

「遅いっスよ黒子っち」

「すいません。カントクとの話が長引いてしまって」


しかし遅れているのは黒子だけではなかった。現在此処にいるのは黒子と黄瀬に緑間。残りの青峰、紫原、赤司は完全に遅刻していた。青峰と紫原は分かるがまさか赤司が遅刻するとは思えない。いつもなら一番最初に来ているはずなのに今回は遅刻している。今回のことも赤司の提案だから何か事情があると三人は予測した。……とそこに紫原が現れる。


「遅れてごめ〜ん」

「ったく……遅いのだよ!!」

「みどちん怒りすぎだし」


紫原といえば……≠ニいう口頭から連想されるお菓子を両手いっぱいに抱えて怒鳴る緑間に不満そうにぷくぅと頬を膨らませて紫原はいじける。……と、背後には青峰の姿があった。青峰はお馴染みの白いランニングのシャツに青のジーンズを履いており、何故かボサボサになっている髪を強引に撫でながら大きく欠伸する。見れば分かるだろうが先程まで寝ていたようだ。……練習をサボって。その証拠に青峰意外の四人は各校のバスケ部のジャージを着ている。しかもおまえに青峰は右頬に平手打ちされた跡まで付け……桃井に付けられたことは何も言わなくても皆察しているだろう。


「わり、遅れた」

「遅れた、じゃないのだよ……!!遅すぎだ!!」


そこでまた緑間が一喝。仕方のないことだ。遅れた自分が悪いのだから。いや、ここは寝坊したと言った方が正しいのだろうか。それはさておき問題は赤司だ。張本人が青峰より遅れるとは有り得なさすぎる。その前に青峰が来たということも信じられないが赤司に逆らうことの出来ない五人はただひたすら待った。

9:千鶴 ◆KISE:2014/01/19(日) 20:29 ID:ez-RbM


「やぁ、遅れてすまないね」

「遅ぇよ赤司」

「青峰君はついさっき着いたばっかじゃないですか……」


大量の紙袋を手に持った赤司がやっとのことで現れ、赤司とあまり時間差のない青峰が文句を言い、黒子が小声で青峰に突っ込む。そしてみんなの目は赤司が持つ大量の大きな紙袋にいく。みんなと違い、小柄な赤司が大きな紙袋を持っていたら重くて大変だろうと黄瀬が「半分持つっス」と言わんばかりに赤司はどうせなら全部≠ニ全て手渡して「あぁ、ありがとう」と一言。何故紙袋がいったのだろうとみんなは思い、緑間は「その紙袋には何が入っているのだ?」と聞いてみた。


「これはコスプレグッズだよ」

「コスプレグッズ……ですか?」


思いがけない言葉に一同は困惑する。そして一同はその行動に妙な身震いを感じる。僕の言うことは絶対$ヤ司がその言葉を発する頃にはもう……地獄行きの列車に乗車しているだろう。


書き込む 最新10 サイトマップ