カゲロウデイズ 短編小説集

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1:kido:2013/12/21(土) 15:55 ID:tcg

キャラ崩壊的なのは無いようにします!←
誤字、脱字とか酷いかもしれませんが見て下さる神様が居てくれたらなと思いますw

あと自分で考えたので色々違うかもしれません。でも荒らし、悪コメ無しでお願いします!

2:kido:2013/12/21(土) 16:00 ID:tcg

あ。色々違うっていうのはキャラとかです。はい(((

3:kido:2013/12/21(土) 16:11 ID:tcg

[一] シンアヤ

「凄い!シンタローまた100点!!」
目を輝かせながら俺のテストの成績を見るアヤノ。
「別に。大した事じゃないだろ」
そう言いながら、テストを鞄に入れ込む。
その時、窓の方からポツポツと音が聞こえてきた。
「…雨か」
「どうしよう…傘持って来てない…」
顔をうつ向かせながら落ち込み気味に言う。何だか可哀想に思えてきた。
「…傘貸すからよ、明日返してくれよ?」
もう自分なんてビショビショになったって良い、そんな思考が浮かび上がった瞬間出た言葉だった。
「え、いいの?ありがと〜!明日絶対返すから!」
そう言って、元気な挨拶をして教室から出た。子供みたいだな。

*   *   *   *   *

「うわぁ…思った以上にヤバいな…」
鞄を傘代わりにし、水溜まりを避けながら家へと向かう。
「うわっ!!」
しかし、大きな水溜まりに足を踏み入れてしまった。
「冷てぇ…家帰ったら着替えるか…」
そう呟きながら、急いで家へと向かった。

4:kido:2013/12/21(土) 16:21 ID:tcg

「ただいまー!!」
急いで家の中へ駆け込み、鞄を廊下に叩き付ける形で放り投げる。
「こらっ、鞄は投げないの!」
部屋から出てきた母親が怒り気味にそう言った。

*   *   *   *   *

「ふぅ…寒い寒い……」
部屋に入ると直ぐ着替えを始める。
そういや、まだモモは帰って来てないのか。

「たっだいまぁぁぁ!!!!」
しばらくすると、玄関からモモの声が聞こえた。無駄に声が大きいのはファンに追い掛けられて来たからだろう。

「ふぁ〜…全く、人の気持ちも考えて欲しいよ…」
モモはファンの愚痴を言いながら部屋の戸を閉めた。

「ん?」
携帯から着信音が聞こえる。メル友なんて居たっけ…
「あ、アヤノ」
差出人はアヤノだった。一体どんな内容なのか確認する。

件名:ごめんね

本文:私、もう生きる力が無くなっちゃった。お母さんも死んじゃって、お父さんは実験バカで…いつも家に独りきりだし。
それに、誰も私に声掛けてくれないでしょ?きっと嫌われてるんだ。
シンタローには悪いけど、私自殺するかもしれない。


「は…はぁ!?」
アヤノが死ぬなんて事、絶対に有り得ない。
でも、これが本当ならば……

「行って来ます!!!」
大急ぎで学校へと足を運んだ。

5:kido:2013/12/21(土) 16:25 ID:tcg

*   *   *   *   *

私、きっと嫌われてるんだ。

生きる価値なんて無い…きっとそうなんだ。

ごめんね…シンタロー……

「アヤノ!!!」
「…っ…シンタロー…!」

あれ?何でだろ…涙が止まらない…
シンタローが来てくれたから…?今日でもう命が尽きちゃうから…?

「死ぬんじゃない!!俺には御前が必要なんだ…!!お願いだから…」
涙ぐみながらも必死にそう叫ぶ。そんな事言われたって、私はもう決心したんだ。

「ごめんね。シンタロー。









大好き。」

-END-

6:kido:2013/12/21(土) 16:42 ID:tcg

[二] マリー セト シオン

嬉しそうに寝息を立てながら眠りにつくマリーを見て、私は自然に笑みが漏れる。

______他人と目を合わせると、石に変えてしまう。

「絶対に人と目を合わせちゃダメよ」
「どうして?」
「私達はメデューサなんだよ」

そう言い聞かせて来た。
けれど、少しは外の世界を体験させてみたい。

いやダメ。絶対に…人を石に変えてしまったら……
そんな事を考えると、頭の中が思考で一杯になる。

その時
「キャアアアアアアアアッ!!!」

「マリー!?」
外から聞こえてきた。あれ程言ったのに…!

「マリー!!」
男の子が二人程いて、髪を引っ張ったり叩いたり、暴力を振るっている。
もう我慢していられない。

「やめなさい!!」

能力を使ってしまった。男の子は石に変化したが、私は地に倒れ込んだ。

段々と意識が薄れていく中、マリーの泣き顔だけが見えた。

7:kido:2013/12/21(土) 17:05 ID:tcg

「お母さん!お母さん…!」
まだ幼稚だった私は、段々と死に近付いていく母を見る事しか出来ずにいた。

「大丈夫…私が居なくなっても、貴方は生き残るのよ……」
そう言って、母は息を引き取った。

*   *   *   *   *

母が亡くなり4、5年。私はもう大きく成長していた。
「お母さん…」
未だに母の死が忘れられず、涙が頬を伝う。
このままずっと悲しい思いをしながら生きて行くのだろうか…

コンコン

「!?」
その時、突然扉からノックの音が聞こえた。
「どっ……どうしよぉ…!あっ!」
自分の服につまずき転んでしまった。

ガチャ…

私が思っていた世界よりも、扉は簡単に開いた。
そのには、白いフードを被った男の子の姿が在った。

「目を見ると石になってしまうの…だからっ…早く帰って……!!」
目を合わせないよう、目を塞ぎ踞る。
その姿を見た男の子は、とてもとても驚いていた。しかし、しばらくすると段々足音が近付いて来た。

「僕だって石になってしまうと怯えて暮らしてたんだ。でも世界はさ、案外怯えなくても良いんだよ?」

男の子は優しくそう呟き、ポケットから何か機械らしき物を取り出す。
「それは…」
「これはね、ミュージックプレイヤーっていうんだよ。聴いてみる?」
「えっ…?」
「遠慮しないでさ、ほら!」

8:kido:2013/12/21(土) 17:14 ID:tcg

何か白い紐のような物を、私の耳に装着する。
その紐からは、何か音楽が流れていた。

「この曲はね、『想像フォレスト』っていうんだ」
「…何だか、私の人生と似てる…」
「そう?」
穏やかな音楽で、私の人生と凄く似ていた。
「ね?だから怯えないでさ」
そう言うと、男の子が着ていた白い服を私に着せた。

その日の出来事、私はずっと忘れない。

*   *   *   *   *

前と同じように、私はまた一人で本を読んでいた。
「ん、そろそろかなぁ」
本を机の上に置き、外へと出る。

「マリー!」

やっぱり、私の予想は当たっていた。
「セト!!」

緑色の紬を着ているセトへ向かって返事をする。

昔貰った白い服が、夏風に揺れていた。

9:kido:2013/12/21(土) 17:36 ID:tcg

[三] キド カノ

「キサラギちゃんは御仕事。
シンタロー君はキサラギちゃんのライブ。
エネちゃんもシンタロー君と一緒。
セトはマリーとお出掛け。
ヒビヤはヒヨリって子を探しにコノハと何処かへ行った…

これこそ正に二人きりって言うんだよね☆」
「知るか」
今日は僕とキド以外は皆出掛けていて、二人きりだった。
なのにキドったら冷たい態度しか取らないよ!
「ねぇ〜、少しくらい構ってくれたって良くない?」
「嫌だ」
「えー、せっかくの二人きりじゃない」
「それがどうした」

・・・・・・・・。

「構ってよ〜(泣)」
「欺いても無駄だ」
欺いたってすぐ見抜かれちゃうし。あーあ…つまんないなぁ。

「僕にされて嫌な事は?」
「知るか」
これを知れれば僕にとっては楽しいお遊びが出来るのになぁ。

「答えないとキスする…」
「それだ」
やっと答えてくれた。よっしこれで遊べる!
「ではでは今からペットゲーム?をやってもらいまーす!」
「は?」
キドはまだ状況を把握出来ていない様子。ちょっとルール説明でもしてあげようかな。

10:kido:2013/12/21(土) 17:50 ID:tcg

「ではルール説明をします!まず僕がキドに命令をしますっ!」
「はぁ!?」
「んで、キドはそれに答えてもらいます!もしやらなかった場合は…先程答えてもらったキスを罰ゲームとして実践します!はいスタート!」
「え!?は?ちょっ」
まだ分かってないのかぁ…
「要するに、キドは僕の命令に従ってれば良いって事だよ!」
これで分かってもらえたでしょ!分かんなかったら早速罰ゲームイっちゃおう。
「…はぁ」
「分かんないのかぁ」
チュッ
「えっ!?ちょ待っ」
顔を真っ赤に染め、状況を理解しようと必死のキド。あっはは。可愛い♪

「さぁて、まず1つ目!彼処の雑誌取ってきて!」
「自分で取って来いよ」
チュッ
「!?」
「そそ。言っとくけど、逆らったら予告無しで罰ゲームだからねぇ?」
このルール言うの忘れてたなぁ。まぁ今教えたから良っか!
「は、はぁ…分かったよ……」
やっと分かってくれた。

一人でも帰って来るまで永遠と続くゲーム。僕にとっては楽しいけど、キドにとっては苦難だろうね。
「さぁて雑誌を取って来たことで次!」
「はぁ!?少し休ませろよ!」
チュッ
「休みは無いよ。じゃあ次ー!」
「は、はぁ!?」
混乱しっぱなしなんだから。本当に可愛いなぁ。

「じゃーん見て!」
「メ…イド服…?」
「そーそー!これを着てもらいまーす!」
「はぁぁぁ!?」
チュッ
「んぐっ」
「予告無しって言ったでしょ?早く早く」

11:みーにゃん ◆N8C2:2013/12/21(土) 19:40 ID:JSk

kidoさんの小説面白いですねっ!
応援してます!

12:kido:2013/12/22(日) 09:31 ID:tcg

>>11
二次元掲示板初コメGET!
応援ありがとうございます!
自分頑張ります!w←

13:kido:2013/12/22(日) 16:51 ID:tcg

「全く…分かったよ。着れば良いんだろ着れば…」
そう言って、キドは嫌々メイド服を持って更衣室へと向かった。

*   *   *   *   *

「ど、どうだ…」
「あっ!大分時間掛かっtブフォォッ!!!!」
笑顔で振り返ったカノであったが、キドのメイド姿を見ては吹き出す。
「可愛いよ?可愛いから返品しないよ?www」
「欺くなよ!」
赤面+メイド服とは…なんて素晴らしいのだろう、と欺きながらも思った。

「もい良いか。脱いでも」
「うん。脱ぐなら此処で♪」
「…ったよ」
え、下着よりキスの方が嫌だっていうのかな?いやぁこのゲーム最高!

「御前は後ろ向いてろ」
「え〜?ペットが指示して良いってルールあったっけぇ?」
「っ!!いいだろそれくらい!ペットだってたまには指示___」
チュー
長いキス。これならしてくれるでしょー……

ガチャッ

「ただいまーっ…す……」
セト達が帰って来た。
しかも、ライブに行っていたシンタローとモモとエネも居る。

「何やってんすか…?」
「萌えぇぇぇぇぇぇぇ☆」
「何してるんですか二人共w」
「おぉ!シャッターチャンス!!」
「リア充爆発しろ…」

更にしかも、カノはキドに跨がった状態でしているので、キドま暴れる事すら出来ない。

「よへろ!!ょへぉ!!」
キドは顔を赤くしながらも必死で抵抗する。
「(…仕方ないなぁ。やめてあーげよ)」

そうして、ペットゲーム(?)は終わった。

14:kido:2013/12/22(日) 17:15 ID:tcg

[四] シンタロー エネ

「ご主人!アジトに行きましょう!!」
「はぁ…?」
開始早々話し掛けて来るのは、いつからかシンタローのパソコンに住み着いた電脳紀行のエネ。
突然遊園地に行くなどニートには厳しいものだ。
「あのなぁ…ニートっていうのは体力の消耗が早いんだよ」
「なら体力作りに最適なランニングから始めましょう!」
「そっちの方が嫌だ!!」
遊園地に行きたくて堪らないエネは、どうやればシンタローが行ってくれるか考えていた。
「そうだ!車はどうです?ご主人もう18ですし、免許とれますよ!!」
「そ、そうか…!俺はもう免許が取れる…って馬鹿野郎」
ボケとツッコミを同時にかますシンタローを見て、エネは少し引いてしまった。
「…」
「何引いてんだよ」
「行かないのならばメカクシ団全員に秘蔵フォルダを……」
「!?よし!行こう!じゃあなるべく近くの遊園地を探してくれ!」
「で・す・よ・ねぇ〜!!ではではお探し致します!」
ニッコリと笑顔になって近くの遊園地を探すエネとは逆で、シンタローは『絶望』という文字が思い浮かぶ程の表情に仕上がっていた。

「あ!ありましたよ!えーと…」
「ど、何処だ!?」
「約3km歩った先にある遊園地です!」
『3km歩く』という言葉を聞いて、シンタローの顔色は更に悪くなった。
「嘘ぉ……」
「嘘じゃありません!行きましょう!」
まぁ一度行くと言ったんだ、たまにはエネの我が儘に付き合ってやろうと、シンタローは仕方なく遊園地へと足を運んだ。

15:kido:2013/12/22(日) 17:17 ID:tcg

>>14
誤「ご主人!アジトに行きましょう!」
正「ご主人!遊園地に行きましょう!」

ですw

16:kido:2013/12/22(日) 17:30 ID:tcg

*   *   *   *   *

ゆっくりと大きく回る観覧車。
高速で走り抜けるジェットコースター。
悲鳴が聞こえるお化け屋敷。

「これこそ遊園地ですね!」
「は…?」
キャッキャと騒いでいるエネを見て、シンタローは大きく溜め息を吐いた。
「おやおや?溜め息だなんて!ご主人らしくないですよ!」
「俺らしいって何だよ!あぁ〜…もう頭が爆発する……」
頭を抱えながら携帯に話し掛ける姿は、何処の誰が見ても可笑しいと思うだろう。

「さぁ!まずは…」
「待て…その前に飲み物飲ませてくれ…」
ニートは体力消耗が早い。なので、もう既に限界にまで達していた。
「全く!情けないですね!」
「御前が突然行きたいなんて言ったからだろ!」
「まぁ!少しくらい私の我が儘に付き合ってくれたって良いじゃないですか〜」
「今付き合ってんだろ!!」
携帯と喧嘩する姿は、何処の誰が見ても馬鹿な姿だと思うだろう。

*   *   *   *   *

カラスの鳴き声が響く午後4時。遊園地の客も時期に少なくなっていた。
「そろそろ帰る時間ですかね?」
「そうだな」
「…では、私は寝ていますので!家に着いたら起こして下さい!」
そう言うと、携帯の画面が一瞬にして真っ暗になった。
「はぁぁ!?おい!おい!!」
シンタローは家までの道程が分からない。


その後、自力で帰ろうとしたら迷子になったシンタローであった。

-END-

17:kido:2013/12/22(日) 17:53 ID:tcg

[五] クロハ メカクシ団

皆に憎まれ、殺される人生。
そんな人生終わらせてやるよ。

「君がこの悲劇の女王なんだ」
「嫌っ…!!私は女王なんかになりたくない…!!私は皆と居たいの!!殺さないで!!!」
必死に願う女王。しかし、そんな願いは叶えられない。

「良いんだよ別に…ゴフッ」
口から血を吐き出しながらも、女王を安心させようとする。
そんな状況で安心出来る奴が居るか?

「…まぁいい。まだまだ居るみたいだし?一人くらい死んだって良いんじゃねぇか?」
「…マリーは守る」
猫目の男は女王の前に立ち、両腕を上げる。
「ふっ、良い度胸だ」
そう言って、俺は猫目の男に銃を向ける。
「カノ…!!やめて…っ!!!」
「…死ね」
「…君の大嫌いな傷が増えるね______

バンッ

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

猫目の男はカノというのか…ほぅ。
「さぁて、次は誰にしようかなぁ?」
「嫌っ!全員ダメ!!殺すなら私を殺して!!!」
「抵抗したってダメなものはダメなんだよー。親にそう教わんなかったか?」




クロハのキャラが定まらない…
と、ちょい時間w

18:kido:2013/12/22(日) 18:46 ID:tcg

「さぁて次は…」
視線の先には、緑色の紬を着た青年が見て取れた。
「…次は御前かぁ?」
「…っ!!」
「…!?セト!!?ダメ!!セトは_____」

バンバンッ

セトという人物には二発玉が発射された。
「キャアアアアアアアアアアア!!!!!」
「ま……リぃ…?だい…じょ…うぶっ……す…」
そう言い残し、セトは地に倒れ込んだ。

「なんて馬鹿な生命だ…!!」
そう言って、今度は紫色のパーカーを着た奴に銃を向ける。
「キド…!!危ない!!!」
「お…っ!御前…!!」

バババババンッ…

「ありゃ、五発出ちまった。玉が切れたら残りの生命を終わらす事が出来ねぇじゃねぇか」
次のターゲットは、胸元に『阿吽』と書いてあるパーカーを着ている少女へ銃を向ける。

「やめろ!!!」
その時、赤いジャージを着ている青年が飛び出てきた。
「お兄ちゃん…!!」

と、赤いジャージを着ている青年が持っていた携帯がブルブルと震えた。

「ご主人!!大丈夫ですか!?ご主人!!!」
そんな声が聞こえた。
「畜生。そんな所にも居たのかよ」
「あ!!それは…!!」
「ご主人!!ご主人!!!助けて下さい!!ご主人…!!!」
命懸けでそう叫ぶ青い少女。しかし、そんなものは居なかったかのように躊躇いなく携帯を地面に叩きつけた。

19:kido:2013/12/22(日) 18:53 ID:tcg

「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
赤いジャージの青年はそう叫ぶが、もうやってしまった事は戻せない。
「はっ!!あとはお前らだけか!じゃあ早く殺してしまおう…!!!」

バンッ

乾いた銃声と共に、阿吽少女は地へと叩きつけられるように倒れた。
「モモ…!!御前…!ふざけるな…!!!」
「ふざけてなんかねぇよ。見な」
そう言って左を指差した。

「そ……」
そこには、トラックに引かれられそうな少年の姿が在る。

「と、いう訳で…」
「どういう訳だ…!!」
「御前も死んでもらおう」

そう言って、赤いジャージの青年へと銃を向けた。

「それでは、次の良き夢でお逢いしましょう」

-END-

20:みーにゃん ◆N8C2:2013/12/22(日) 23:03 ID:JSk

kidoさん>>す、スゴいですっ!
めっちゃ面白いですよ〜!
ウチ、クロハ大好きなんで出てきた時「クロハキタァァァァッ!!!」ってなりました!w

21:kido:2013/12/23(月) 08:59 ID:tcg

みーにゃんさん>>
喜んでもらえて光栄です!!
一応後にもクロハが出てくる予定なのですが…w
これからも頑張りますよー!

22:kido:2013/12/23(月) 10:09 ID:tcg

[六] モモ

ベニ鮭ちゃんストラップを買いに、フードを被って道を歩っていた。
その時、風が吹いてフードが脱げちゃって…

「あ!モモちゃんだ!!」
「凄っ!サイン下さーい!!」
あぁ…また見つかってしまった。

少しくらい普通の女子高生になってみたい。
ただ歩ってるだけなのに、こんなに人が集まる事ないじゃない。

「あ…えと……」
走る。
息を切らしながらも走る。
「モモちゃーん!!」
「写真取らせてー!!」
「握手して下さい〜!!!」
何で私だけこんな目に合わなきゃいけないの?
普通の女子高生みたいに暮らしてみたいのに…っ!!

*   *   *   *   *

「貴方は普通の子じゃないって事分かってるでしょ!?」
そんな事言われても…
「何で私は違うんですか!?私だって…普通の女子高生みたいに暮らしてみたいのに!!
もういいです。辞めます!今までありがとうございました!!」
「え!?ちょ、何言って____」
電話を切ってしまった。
その時、自然に涙が溢れ出してくる。

地にしゃがみこみ、溢れ出す涙を拭い取る。
「ひっ…く…うっ……っ!うわぁぁ!!」
前を向いてみると、誰かの脚が見えた。
「…っ!!私、もう仕事辞めたんです…!だからもう関わらないで下さい!!サインとかなら良いですけど…」
「…は?サインは要らない。…本当にアイドルなんだな……」

23:kido:2013/12/23(月) 10:10 ID:tcg

モモじゃなくてメカクシ団でしたw

24:kido:2013/12/23(月) 10:16 ID:tcg

ファンの人じゃない…?という事は…

「え…!?えと…誰ですか!?」
「あ、いや…驚かせようとした訳じゃないのだが……」
顔の形が整っていて目付きが悪い。一瞬男性かと思ったが、声を聞いた瞬間から女性だという事が分かった。
「あ…」
「じゃ、じゃあ俺について来い」
『俺』という所からやはり中毒性なイメージを思い浮かばせる。

一応ついて行く事にした。

*   *   *   *   *

「あの…何処へ向かっているのでしょうか…」
「着いたぞ」



ちょいROMです

25:kido:2013/12/23(月) 13:52 ID:tcg

そこには、『107』と書いてある扉の前だった。
そして、目の前の女性が中に入ると、
「ついて来い」
と手招きをした。

「お、お邪魔しま〜す…」
周りを見てみると、ソファに寝転がっている男性の姿が見えた。
「あ…えと…」
女性の人は、男性に「連れて来たぞ」と声を掛けた。
「ん?え?誰を?」
「御前が言っていた奴だ。覚えてないのか?」
「あ、そっか。ようこそ!新人さん!ようこそおいで下さいました!
私、カノと申します。此方の目付きが悪い人は…おぉ怖い怖い、キドといいます!
主な活動は、警察を目を奪ってヤバい施設に入ったり…」
状況がよく分からない。
「え、えと…貴方達は誰なんですか!?映画の撮影ですよね!?スタッフさんは!?」
そう言うと、二人は「は?」という顔をして私を見た。
「何を言っているんだ御前は。聞いてなかったか?」
「え?」
聞いていた…?映画の撮影としか聞いていなかったと思うのだが……
「は!?」
キドさんはカノさんに焦って質問を投げ掛ける。

「あ〜。あれ嘘」
「はぁ!?」
カノさんが殴られた。

(短編じゃなくなるので飛ばします)

ライブ当日。観客席からは大歓声が聞こえる。

「…こんなんじゃもういけないね」
昔、描いていた風景に、今はもう出会っているんだ。
だから今は、精一杯幸せになりたい…!

「あぁ、なんだかいけそうだ!!」
ステージへ走って登場する。
すると、観客席からの歓声は大きくなる。




飛ばしちったww

26:kido:2013/12/23(月) 16:40 ID:tcg

「本当にアイドルだったんだな」
大物アイドルが入団した事に、今も正直驚いている。

「まぁね。キサラギちゃんのこれからが期待出来そうだね」
「いやぁ、こんな大物アイドルだったとは!驚きっすよ!」

「…おばさん、本当に……」
驚きの表情でモモを見ているヒビヤに、声を掛けるカノ。
「だから…おばさんじゃなくてモモっていうんだよ?」
「じゃあカノはおじさんだね!」
「な、君ちゃんと言葉選びなよ…!」
楽しそうな会話をしている二人。何だか微笑ましい。

*   *   *   *   *

「スキップで進もう!!」

今が楽しくて。昔夢描いていた景色に出会えるなんて…思ってもいなかった。


「「ワアアァァァァァァッッ!!!」」
この歓声も、あと少しで聞けなくなるのかなぁ。

ーENDー

27:kido:2013/12/23(月) 17:20 ID:tcg

[七] クロハ マリー アザミ >>17>>18>>19の続き

「皆ぁぁぁ…っ!!セトぉぉぉ…!!!」
涙を流し続ける女王。もう何言っても起き上がるなんて事ねぇのになぁ…

「もう何言っても無駄だ。関わるなよ」
「嫌だ…!皆が死んでも…私は生きてる!!皆私を守ってくれた…!!」
そういや、猫目の男はマリーの事庇ってたな。
それ程深い関係があったんだろう。
そんなもん俺には関係ねぇけど。

「さぁ、早く御前も殺してくれよう」
「…別に良いもん。皆もお母さんもお父さんもお婆ちゃんも居ないし…私生きていけない。
それに…独りぼっちは寂しいもん…」
啜り泣きをしながら、冷たくなったセトに抱き付く女王。

「生きる意味がねぇって訳か」
「…うん。だから殺せば良い。好きなだけ打てば良いじゃない…!」
それ程大事な奴等だったんだな。
まぁ…俺にはそんなもん通じねぇぜ。

「分かった。じゃあ殺そう」
「皆と会える…これで皆と会えるんだ……!」

バンッ

右肩から血を流しながら地へと叩き付ける形で倒れた。
「…これで到頭、全員死んだ訳か」
拳銃の発射口から出る煙をフッと息を掛けて消す。

「全員殺したのか」
「はい。仰せの通りで御座います」

28:kido:2013/12/23(月) 17:29 ID:tcg

そう言うと、主は女王へと駆け付ける。
そして、しゃがんで耳元で二言呟いた。

「すまないなマリー。御前には少し眠ってもらおう」
そう呟くと、再び立ち上がる。

「御用は御済みになりましたか?」
「あぁ、済んだ。それじゃあ行くとしよう」
「承知しました」
そして、主の後をついて行く。

*   *   *   *   *

女王が死んだ所から大分離れた場所へやって来た。
「此処で一体何を?」
「あぁ。もう一人居てな」
そこには、俺と似ている姿をした青年が居た。
しかし、髪の毛、服等は白くなっている。

「彼奴を殺せ」
「了解しました」

バンッ

「これで宜しいですか?」
「あぁ。満足だ」

*   *   *   *   *   *

何で皆を殺しちゃうの?
何か恨みでもあったの?

「セ…ト……み…んな………」
もう一言喋るだけでも辛い。
早く行き耐えたい……

「はや…く…み……んな…と…いっ……しょ…に……」

29:kido:2013/12/23(月) 17:36 ID:tcg

瞼を開けている事ですら精一杯だ。
もう此処で死んでしまうのか…

「しに…たくあ…い……し…い……あ……い……」
どう口を動かしても、あ行で発音されてしまう。
死ぬ合図かな…?

「あ……り…」

そこまで言った時、私の意識は途切れた。

ーENDー

30:kido:2013/12/24(火) 21:35 ID:tcg

更新率減るかもしれない

31:みーにゃん ◆N8C2:2013/12/24(火) 22:15 ID:JSk

kidoさん>>ホントにもうkidoさんの小説最高ですっ!

32:kido:2013/12/27(金) 13:43 ID:tcg

みーにゃんさん>>
そんなに喜んでもらえるとは…!
自分嬉しいですー!!(現実では自分って言ってません←)
更新率愕然に減るかもしれませんが御許しを…

33:Lh:2013/12/30(月) 13:57 ID:tcg

{八} エネ モモ シンタロー

「もうっ!お兄ちゃんの馬鹿ぁっ!!」
今日もまた、妹さんの怒鳴り声が聞こえる。

「はぁ!?っておい!モモ!!」
玄関から飛び出そうとしている妹さんを追い掛けるご主人。
これこそ如月兄弟です!

「こうでないと如月兄弟は成り立ちませんね」
笑顔で独り事を言っていると、ご主人がゼェゼェと息を切らしながら帰って来た。

「どうでした?」
「…家出した」
「…え?」
妹さんが家出…!?まさかそんな…

「ちょ、体力ないですね!!さっさと探しに行って下さいよ!!」
「御前な…ニートは繊細なんだぞ!体力なんてない!!」
馬鹿な事を仰ります…!
自分のたった一人の兄弟だというのに!

「もういいです!私が探しに行きます!!」
そう言うと、そそくさとご主人のパソコンから姿を消した。

「エネ?おいエネ!?」
そう叫ぶご主人。でももうそんな声は聞こえないのです。

*   *   *   *   *

「えーと…妹さんの携帯は…あ!あった!」
妹さんの携帯を見つけると、直ぐに画面へと向かった。

「妹さ____!?」
しかし、映ったのはコンクリートの道路だった。

34:みーにゃん ◆gGoM:2013/12/30(月) 21:33 ID:rV.

モモ!?
モモ、一体どうしたっ!?

35:kido:2013/12/31(火) 11:11 ID:tcg

「妹さん!?」
きっと道路に携帯を落として行ってしまったんだ。それに気付かなくて…

そんな事を考えていると、誰か知らない人の足が見えた。
「おぉ、こんな所に携帯が落ちてるぜ」
「どうする。交番に届けるか?」
「馬鹿じゃねぇの。貰うに決まってんだろ」
「(最悪な人達に出会ってしまいました……)」
しかし、私にもきっと何か出来る筈。だって私は電脳『人間』。

何も知らずに妹さんの携帯を持ち歩く男達。
さぁ、仕返しをして差し上げましょう!

「えーと?ご主人の電話番号は〜…」
でも、私が相手だとたかが女だと思われてしまうに決まっています…
そういう時はご主人です!
「あった!」
『あ』行に『お兄ちゃん』として残っていた。

プルルルルルル…

「もしもし!?モモか!?」
焦り気味で話し掛けてくるご主人。しかし、音量を1にしているので男達には聞こえませんよ?
「あ、ご主人ですか?妹さんの携帯を見知らぬ男達に持っていかれてしまいまして…」
小声で話し掛ける。
「ま、マジか…!今何処だ!?」
「えーと…あ!妹さんの学校が見えます!」
丁度いい所に妹さんの学校が見えた。ナイスタイミングです!
「そうか!次はどっちに曲がりそうだ?」
支度をしているのだろうか、扉を開ける音がした。
「えー…あ!右に曲がりそうです!」
「そうか!今行く!」
「で、でも…携帯が見つかっても妹さんはどうするんですか?」
肝心な事に今気付いた。妹さんが大変じゃないですか!

36:kido:2014/01/02(木) 21:56 ID:tcg

「だ、どうせ携帯探しに元来た道辿るだろうしよ…」
なんて単純な。

でも、妹さんの事、大切に思っている事は分かる。
「分かりました!では早めにお願いしますね!」
「切るなよ!…今何処だ!?」
「いやだから右に曲がりそう…ご主人が見えて来ました!!」
意外と早い…あまり遠くへは行かなかったのだろうか。
しかし、妹さんの学校は家から大分遠い筈。

まさか本気で走って来た…?

「おい御前らっ!!」
息を切らす気配無く、男達に近付いて来るご主人。

「あぁ!?俺らの事か?」
「あぁ!その携帯を返して貰おうか!!」
「馬鹿にしてんのかテメェ!!」

バゴンッ…

ご主人が殴られた…?
口から血を流しながら地へと倒れる。
「ご主人!!」
「ボス!携帯から声聞こえまっせ!?」
「はぁ!?んな訳ねぇだろ…」
ボスと呼ばれた男は携帯の画面を見ると、「おぉ!?」と驚いた顔をする。
「可愛いぜコイツ!?」
「ま、マジっすかぁ!?」
次々と男達の顔が見えてくる。
「むー…!貴方達何やってるんですかっ!!」
腹が立って画面を暗くした。

37:む:2014/01/04(土) 12:48 ID:LK.

ひゆりちしきして

38:kido ◆.FbE:2014/01/04(土) 15:05 ID:tcg

>>37
スミマセン日本語でお願いしまs←

もしそれがコメントならば大丈夫ですけど、無意味な書き込みだったらやめて下さい

39:ヒヨリ:2014/01/04(土) 18:53 ID:.wQ

ヒビヒヨ書いてほしいです!

40:kido ◆.FbE:2014/01/04(土) 20:20 ID:tcg

>>39
了解!
この話終わったら書いときます!

41:みーにゃん ◆Gm9I:2014/01/05(日) 13:08 ID:Mu6

kidoさん>>今回も最高や〜♪
ヒビヒヨ楽しみ♪

42:キド ◆.FbE:2014/01/05(日) 18:14 ID:tcg

「お、おい!勝手に切れたぞ!?」
戸惑っている男達。ご主人を殴った罰です!
これだけじゃあつまらないですし…もっと厳しく罰してあげましょう!

ピララララララララララッ!!!!

「うわあああああああああ!!!!」
「煩い!!止めろよさっさと!!!」
「勝手に鳴ったんです!!ボスが止めて下さいよ!!!」
思いっきりサイレンを鳴らす。こんなサイレン妹さんの携帯が初めてです…

「…はぁ…止まった…?」
「ご主人!ご主人!!妹さんが見えます!!」
このサイレンが聞こえたのか、妹さんの姿が見える。
「あ!私の携帯!!拾ってくれてありがとうございました!!」
いやいやいやいやいや、違う違う!!
「妹さん!この人達は携帯を盗もうとした人達です!!」
真実を包み隠さず言った。
「返して!」
「はっ!!返すかよ…ていうか…この子アイドルのモモちゃんじゃないのか!?」
あぁぁ…こうなるとは予測してましたが…
「すみませんでした!貴方様の携帯を盗んだりしてしまい…では!!」
あらら、妹さんがモモと知った所で逃げて行ってしまいました。

それよりも……

「お兄ちゃん!!!」
「ご主人!!」
口から血を吐いているご主人の元へと足を進める妹さん。

「ごめんね…私のせいでこんな事に……今救急車呼ぶから…」
「あ?いいんだよ別に…その前に帰るぞ」
「…そぅ…。…うん。帰ろ」

まぁ結局ご主人は倒れましたけどね?

ーENDー

43:キド ◆.FbE:2014/01/05(日) 18:38 ID:tcg

{九} ヒビヤ ヒヨリ (たまにクロハ)

「追い掛けるわよっ!ヒビヤ!」

「ヒヨリ、赤信号だ!!」

僕がもっと早く警告していれば、こんな事にはならなかったはず。

それなのに…

「ヒヨリィィィィィィィィィ!!!!」
もう、どれ程叫んでも、ヒヨリの命は返って来ない。意識も戻らない。

「嘘じゃないぞ」

嘘みたいな陽炎がそう笑った。

「嘘だ!!これは夢なんだ!!御前の言う事は全部嘘だ!!!」
「ほぅ。今まで御前は何を見てきた?」

そう言われた時、僕の口が止まった。
頭が回らない。体が上手く動かない。

「今まで御前は、ヒヨリ(こいつ)が死ぬ様を何度も見てきただろう?
それなのにまだ嘘とでも言うのか」

そうだ…僕は今まで、ヒヨリが何度も何度も死ぬ光景を見た……

「好きで見てるんじゃない…!僕だって…ヒヨリを助けたい___」
そこまで言うと、視線の先にコノハの姿が見えた。

「コノハ…?」

そうか…アイツが居たから…

アイツが居なければ…ヒヨリはこんな事にならなかったはず……

僕の思考は、徐々に言うことを聞かなくなってきた。
僕のせいだ。僕のせいなのに、全てコノハのせいにしてしまう。

44:ヒヨリ:2014/01/05(日) 19:37 ID:.wQ

うわぁ〜すごい!
ありがとうございます!

45:キド ◆.FbE:2014/01/05(日) 20:24 ID:tcg

コノハを目の当たりにして、興奮したのか叫んでしまう。
「全部御前のせいだ!!!!御前が居なければ…こんな事になっていなかった!!!!!」
声が枯れたって良い。ただヒヨリに戻って欲しいんだ。

でも、コノハは僕の声には気付かず

「コノハ…!?聞こえてるのか!?」
コノハに掴み掛かろうとすると、コノハの体が透ける。

「は!?」
何度触れても、触れる事はなかった。

「!?」
その前にヒヨリだ…ヒヨリを何とかしないと……!

「ヒヨリの命を返せ!!!」
「あー、無理だな。そんなことは」
そう言って、陽炎が口笛を吹く。
すると、僕は意識を失った。

*   *   *   *   *

さっきの出来事はなんだったのだろうか。

「…8月14日…12時!?」
もう昼か、と外へ飛び出る。


「あ、ヒヨリ!」
「あ!ヒビや、遅かったわね。待ちくたびれたわ」
はぁ〜っと深い溜め息を吐くと、いつも通りのテンションへと戻った。

…ん?待てよ…さっきの夢でもこんな公園が…

しかも、ヒヨリの膝に猫が居る…?

てことは………

「あっ!待ちなさい!!」

やっぱり。猫が道路へ向かって走り出した。
血が滲んだような目の色の猫。やはり夢と全く同じだ。

「待って…」
「な、何よ……」

46:キド ◆.FbE:2014/01/16(木) 19:03 ID:tcg

「周り見ないで走って行っちゃ危険だよ?」
「煩いわね!アンタなんかに心配されたくないわ!」
ヒヨリは、僕にそう言って走り始めた。

「…!ま、待ってヒヨリ!!」
必死で追い掛けた。何故なら周りの人が皆、上を見上げて口を開けていたからだ。
上からは鉄柱が何本も落ちてくる。

「ヒヨリ!!上!鉄柱!!」
そう叫んでも、もう見向きもしてくれない。でも、ヒヨリは確かにこう叫んだ。
「アンタの嘘には付き合ってられないのよ!」
ダメだ。僕が助けに行かなくちゃ…早く…

しかし、もう遅い。ヒヨリの小さな胴体には、大きな鉄柱が突き刺さった。

「そんな……僕…僕……」
あまりのショックに言葉を失う。

どうして僕が…こんな夢を見なくちゃいけないんだろう__________

*  *  *  *  *  *

繰り返して何十年。もうとっくに気が付いていた筈だ。

こんなよくある話。いつまでもいつまでも、永遠に続く話。

結末はきっと一つなのだろう。

繰り返した夏の日の向こう。ヒヨリが無惨に何度も死ぬ、酷い出来事だ。



「ヒヨリ!!危ないっ!!!」
「キャッ!!」
ヒヨリを押し退け、走ってくるトラックの前へと飛び出る。

トラックのクラクションと共に、僕の体は飛び散った。

47:キド ◆.FbE:2014/01/18(土) 15:09 ID:tcg

「キャアアアアアアアアアア!!!!!」
ヒヨリの悲鳴が響き渡る。でも、これでヒヨリが死ぬ夢は見ないで済むんだ。

陽炎の方を見てみると、口をパクパクさせながら涙を流していた。

「ざまぁみろよ」

僕は陽炎に向かい、そう言った。

「嘘だ…嘘だ!!命を張ってまで助けるなんて嘘だ…!!!」

興奮しているのか悔しいのか、首を横に降りながら、地へ膝を付ける。

「嘘じゃないぞ」

今度は僕が言う番。
あんなに馬鹿にされて、言えない理由などないだろう。

*   *   *   *   *   *

ふと目を覚まし、時計を見てみる。
8月15日 PM12:32。

「…またダメだったわね」
膝に乗っかった猫を撫でながら、私はそう呟いた。

そういえばここ数日、ヒビヤが何度も死ぬ夢を見る。
これは病気なのだろうか…

*   *   *   *   *   *

「…ヒヨリ!危ない!!」
「キャッ!!」

…嗚呼。また死んじゃった。一体どうすれば良いって言うのよ。

「嘘じゃないぞ」

陽炎はそう言う。でも、私は夢だと思っている。



この夢は終わらない。

ーENDー

48:ヒヨリ:2014/01/18(土) 17:08 ID:.wQ

めっちゃ、おもしろいです!

49:Kido ◆.FbE:2014/01/19(日) 11:27 ID:tcg

>>48
喜んで貰えて光栄っす!((口調

50:Kido ◆.FbE:2014/01/19(日) 11:39 ID:tcg

[息抜き]NGシーン

[一]
「凄い!シンタローまた100点!」
「俺もこのテストには苦労したぜ…」
「…」
「何?」
「台詞違うよ」
「えっ」

[三]
「如月ちゃんは皆に囲まれてて。
シンタロー君は引き籠り。
エネちゃんはシンタロー君の相手を嫌々やっていて。
リア充はお出掛け。
ヒビヤはモモちゃんを探しに…」
「御前何本音言ってんだ」
「マジ?」

[五]
「君がこの悲劇の女王なんだ」
「女王ってなぁに?」
「…」

[八]
「そうか!次はどっちに曲がりそうだ!?」
「えっと…あ!左です…じゃなくて右…でもなくて真っ直ぐです!」
「そうか!わかっ___」
「あ!やっぱり右です!」
「どっちだよ!!」

51:鹿戸←「しかと」じゃないよ(( ◆.FbE:2014/01/24(金) 19:49 ID:tcg

{十}カノ キド

インフルエンザが流行る季節になりました。

「ゲホッ…ゲホッ……」
「大丈夫?キドは頑張り過ぎなんだよ」
愛するキドがインフルエンザにかかってしまった…!←
でもノロウイルスとかじゃなくて良かったなーとか思ってるけどちょっとヤバいかなって(ry

それよりも!!

「お腹空いた?」
「…少し、な」
「お粥作って来てあげよっか?」
「あぁ…すまないな…迷惑かけて…」
「いやいや。いつも世話してくれてるでしょ?」
そしてキドの部屋を出た。

*   *   *   *   *

「作ってきたよ〜!…あ」
作り終えて帰って来た頃には、もうキドは眠っていた。
「やっぱり疲れてたんだろうなぁ…」

・・・・・・・・・・。

起きない…よね?

「…」
「…」
長い沈黙が流れる。これが怖いんだよなぁ…よし。やろう←

チュッ

「んぐ…っ!?」
起きた!!(°□°;)


(※カノキドってキス多いよn((殴)


もういいや。やけくそだ…!

52:鹿戸 ◆.FbE:2014/01/24(金) 20:04 ID:tcg

俺が目を覚ますと、段々深くなっていく。

「んっ……!!」
カノの背中を強く叩こうとするも、体力が無くなっているため、叩くことが出来ない。

「…っぷはぁ…大丈夫?」
「…」
自分でも分かるくらいに熱くなった頬。
「あれ?顔赤いよ?」
「う、煩い…!良いからとっととお粥を渡せ…!」

…そういえば、俺って一人でお粥食べられるっけ…?

「…一人食べられるの?」
心を見抜いたかのように言葉を発するカノ。

「…食べられる。多分」
そう言ってスプーンを持ち米を掬うも、力が抜けてスプーンが茶碗の中へ落ちてぶつかる。

「やっぱり食べられないんじゃん。食べさせてあげるー!」
テンチョン高めのカノ。よし。インフルエンザが治ったらみぞおち殴っておくとしよう。

「はい、あ〜ん!」
「…いい」
「えー!!」
ガーンと効果音が出るのではないかと言う程の表情をするものだから、しょうがなく食べさせられることにした。

「…美味しい…かな?」
「…あぁ」
「本当!?良かった〜!」
ニコニコと笑顔になるカノ。そういや何回カノカノ言って……

*   *   *   *   *

「寝る」
「えー」
「寝る」
「嫌だ」
そんな会話をしていた。一方にカノは寝させてくれない。

「じゃあ付き添いで寝てあげる!」
「いい」
「えー!!」

53:鹿戸 ◆.FbE:2014/01/24(金) 20:16 ID:tcg

眠い。もう耐えられない…

「良いじゃんコレくらい」
「…」
でもカノがいるとろくな事にならないんだよな……

「ねぇ〜…」
「分かった」
「本当!?やった!」
今度はパァッと明るくなり、俺の布団へ潜り込む。

「…変な事するなよ。ていうかうつるぞ…」
「僕の事心配してくれせるの?優しいねぇ」

殴りたい。

すぐにでも殴りたい。

でも無理だ…体力の消耗が早すぎる…
カノとのやりとりで大分減ったしな…

「寝る」
「わかった。お休み」
何か変な事でもされると大変なので、カノには背を向けて寝る。
さてと…これでやっと……

ギュッ

「…な…」
「…こうしないと寝れない」
「お前は別に眠くないだろ…」
「凄い眠い」
「分かったよ……」
しょうがなくこの体制で寝る事になった。

*   *   *   *   *

「〜〜っ…おはようカn__」
次の日になると、インフルエンザは何事も無かったかのように治った。

しかし。

「ゲホッ……ゲッホゲホッ…」
「…」

今度はカノが発症してしまった。

ーENDー

54:みーにゃん ◆gGoM:2014/01/24(金) 20:18 ID:AcA

カノキドだ〜♪

55:鹿戸 ◆.FbE:2014/01/25(土) 10:12 ID:tcg

{11} 『インフルエンザ2』
キド カノ

インフルエンザが流行る季節になりました。

「ヴおぉ〜…意外とキツい……」
「流石、馬鹿野だな」
「扱い酷すぎっ!!」
「馬鹿野郎」
「それは言わないでよ!!」

カノ→鹿野→馬鹿野→馬鹿野郎 とか((

全く…コイツは世話を焼かせる。

「昨日『あんなこと』しなければ『こんなこと』にはならないで済んだんだぞ。反省しろ」
「でもキドのインフルうつって嬉s」
「殺すぞ」
「すみません」

またうつったりしないように、念のためマスクを着用している。が。カノにこれを外されて『あんなこと』をされたらまたうつるに違いない。

「お粥作ってくる。絶対安静だぞ」
「ありがと、キド大好kすみません」

強烈な殺気を放つと、カノはそれに気付いたのか謝る。

*   *   *   *   *

「作って来たz__」
「天使君臨!!!」
「部屋を間違えた」
「ごめん悪かったって」



「…」
「どうした」
「食べられない。食べさせて」
「嫌だ」
「えー!!」

56:鹿戸 ◆.FbE:2014/01/25(土) 16:03 ID:tcg

キドが食べさせてくれないよ!
一体どうしたっていうの!?←

「僕は病人だよ…?((ウルウル」
「警告したのにお前が勝手にかかったのが悪い」
「うぇーん…」
「煩い。子供か」
「病人だもん!」
「…」
黙った!ということは…そろそろツボに入るサインかな?(本家では違いまっせ)
…でも殴られて終わるのも嫌だから突くのはやめとこう…

「食べさせて〜!!」
「…あぁ!!もう分かったよ!!口開けろ…」
「やった♪」
やっぱり時間がかかるものだね…これは一体どうしたものか←


「美味しい!キドの味がする!」
「…じゃ、あとは寝てろよ」
「ごめんって」

*   *   *   *   *

「眠いよ」
「寝ろ」
「付き添って!」
「嫌だ」
「えー!!昨日付き添ってあげたんだから良いじゃん!」
「そういう問題じゃなくて…!」
キドの頬は微かに赤くなる。ということは…恥ずかしいとかな?

「まぁ、女の子だからね」
「は?」
キョトンとした表情を浮かべるも、頬は赤くなっていく一方。



「ふぁぁ…」
「眠いんじゃん」
「…眠くない」
「欠伸してた」
「してない…」
最後まで偽るんだね…だったら僕も…!

「もういいよっ!キドなんて大嫌い!!」
「えっ…」
ショックだったらしい。

57:鹿戸 ◆.FbE:2014/01/25(土) 16:17 ID:tcg

「フフフ…僕に嫌われるのが嫌なら付き添いを…」
「…」
そう言うと、キドは下を向いて口を尖らす。

「どうしたの?」
「…ったよ…」
「…え?」
「分かったよって!付き添えば良いんだろ付き添えば…!!」
やっと寝てくれる!やった!やったNE!!←



「…」
「…」
長い沈黙。『あんなこと』で沈黙を怖そうとは思ったが、キドはマスクしてるし、それに背向けてるし?

「…キド」
「何だ」
「抱いていい?」
「やめろ。うつる」
「こうしないと寝れないよ〜!」
「分かったから静かにしろ…!!」
「は〜い」

ギュッ…


「…」
「…」
再び沈黙が流れる。これはダメだ。早く壊さないと…
でも寝たいYO←

「キド〜」
「…」
「キド?」

寝てしまったようだ。こんな短時間で寝れるのかな…
それほど眠かったという事か。

「…ごめん」
「何がだ?」
「うわぁぁぁ!!!!」
「そんな大声出すな…」
こっちを向き、唇に指を当てる。
「うん…どうしたの?」
「いや…あの……」
キドは毛布で顔を隠しながら言う。

「…どしたの?」
「やっぱ何でもない。寝る」
「うん。お休み」

一体キドはなんて言いたかったんだろ…

*   *   *   *   *

「おはよ〜キド!今日も良いt__」
「ゲッホ…ゲホッ……」

そしてキドはまたインフルエンザに再感染してしまった。

58:鹿戸 ◆.FbE:2014/01/25(土) 16:35 ID:tcg

{12} 『昔の思い出』
キド セト カノ アヤノ

「このままじゃ私消えちゃうよぉ…!」

「どこにいたって、僕がきっと探し出してみせるよ!」


彼の笑顔は、何だか微笑ましく思えた。

随分昔の話だけど、またいつか語り会える日が来ると良いね。

アヤノお姉ちゃんと遊んだ事も。死んじゃった事も。心の片隅に置いておこう。

いつでも思い出せるように。



「幸せ」って何だか不思議。

どんなに辛い明日の事でも、好きになれる。




アヤ姉、私達、仲間が出来たんだよ。

とっても楽しいんだよ。アヤ姉も、いつか会いに来てね。

会いに来られるか分からないけど、いつでも待ってるよ。

修哉も、幸助も待ってるよ。勿論私もね。

でも、忘れないで。どんなに辛い事があっても、私達がついてる。

また、飛び降りたりしないでね。皆が悲しんじゃうから。


あとね、アヤ姉がよく話してた「シンタロー」って人もいるんだよ。

懐かしいね。随分昔に話してたよね。

楽しかったね。皆と遊んで、食べて、寝て。



また、アヤ姉と遊べる。そんな日が来ること、ずっと願ってる。

59:鹿戸 ◆.FbE:2014/01/25(土) 16:53 ID:tcg

「ほら、見ていて!」
赤いマフラー巻き付けて、ヒーローのポーズをする。
喜んでくれるかな?

「「「秘密組織みたい!」」」
三人共喜んで、私と同じポーズをする。

「おぉ、つぼみちゃん上手だね〜!修哉も幸助も上手上手!」
ここまで馴染んでくれたとは。私は思わず笑みが漏れる。

この子達が来てくれて、本当に良かった。

*   *   *   *   *

私は、自作の服を三人にプレゼントした。

「わぁ〜!ありがと!」
「幸助よく似合ってるじゃん!」
「あ…ありがと……」

幸助はやっぱり引っ込み思案だな。でも、将来は逞しい子に育ってくれるよね。

*   *   *   *   *

「ただいまーっ!」
「おかえりなさーい!」
「おかえり〜!」
「おかえり…」

三人共、元気(?)な返事をくれる。
本当の家族みたいでとても楽しい。



しかし、現実はそんなに楽しい事ばかりではなかった。

60: ◆.FbE:2014/01/29(水) 16:37 ID:tcg

アヤ姉は飛び降りちゃった。死んじゃった…

今までの思い出が混み上がってくる。なんか、涙が止まらないよ…?


「アヤ姉ぇ…ヒック…」

私はショックのあまり、一日中泣き散らした。

ねぇ、アヤ姉。どうして死んじゃったの?

どうして、私達を置いて逝っちゃったの?

分かんないよ…いくら思考錯誤しても、全く分かんない。

シンタローって人も、悲しんでたんだよ?

…ま、終わっちゃった事、いくら悔やんでも帰って来ないよね。
悲しい事も、苦しい事も、憎い事も…忘れて楽しい事を考えよう。

でも、アヤ姉の事、忘れたくないよ。
だからと言って、アヤ姉の事思い出すと、死んじゃった事も思い出しちゃう。どうすればいいの?




私達、元気で暮らしてるよ。

秘密基地に集まって、皆と笑い合って。楽しいよ。

仲間も増えて来てるんだ。『No.0アヤノ』っていうのも忘れてないよ。



…長くなっちゃったね。じゃあ、この辺で終わらせとくね。


今までありがとう。そして、さようなら。

ーENDー

【gdgd☆((蹴】

61: ◆.FbE:2014/01/29(水) 18:07 ID:tcg

【これは長くなりそうだ(】

{13}『王様ゲーム』
メカクシ団

長い長い地獄は、カノのこの発言から始まった。

「王様ゲームやろうよ!!」

「王様ゲームって何…!?」
キラキラした目でカノを見つめるマリー。もうダメだ。やる気満々じゃないか。

「王様ゲームっていうのはね…くじを引いて、王様になった人が、好きな数字を言う…かな?説明しづらい…
で、王様から命令された数字の人は必ずその命令を守るー…みたいな?」
「…よく分からないけど、やってみるっ!」
「マリーがやるなら俺もやるっす!」
「リア充タヒ……」

*   *   *   *   *

「じゃ、皆引いたね?いっせーのーで…」
カノの合図で『王様だーれだ』と皆の声がハモる。最初に王様になったのが…

「は、はいっ!」
マリーだ。危険な匂いしかしない。

「あ…えっと…じゃあ〜…命令は?」
「うん!じゃあ6と4がキスする!」

「「!?」」

セトとシンタローの顔が青ざめる。様子からしてあの二人だろう。

「6と3の人〜」
「は…はいっす……」
「おぅ…」
嫌々手を上げると、マリーの表情が変わった。

「ホモォォォォォォ☆☆☆☆」


まずったな…これはどうすればいいんだ。

「じゃ…じゃあやるっすよ……」
「おぅ……」

そして、ホモ好きのマリーの前で二人はキスした訳だが…

「ホモオオオオオオオオ(ry」
「マリー落ち着け」
「「死ぬ/っす…」」
「頑張ったね二人共」

キドはマリーを落ち着かせようとしているが、マリーのテンションは上がったままだった。

62: ◆.FbE:2014/01/30(木) 15:35 ID:tcg

*   *   *   *   *

その後、何度かマリーが王様になり、王様ゲームは大変な事態になっていた。
「楽しいね!おおさまげえむ!!」
「俺は全然楽しくないね…」
「何言ってるの!?少しはニート遊ぼうよ?」
マリーのテンションが上がったせいか、シンタローはニートと呼ばれるようになっていた。


「つ、次いくぞ次…!」
「シンタロー君粘るねぇ」
カノはまだ一度も指名されていなく、一人だけ(マリーを除く)楽しんでいるようだ。


「王様だーれだ」と皆の声がハモり、一人の少年(?)が手を上げた。

「はーい!!」
「「……」」
嫌な予感しかしない。皆そう思って逃げようとする←

「あれ?王様のいうことは絶対でしょ?何逃げようとしてるのさ?」
「じゃ…じゃあ命令はなんだ?」
殺気を放ちながら笑顔で振り向くキド。カノはそれに気付き「あ〜…」と声を漏らす。

「じゃ…じゃ〜…5と2がd「よし。じゃあ次の王様決めるか」
「ちょっと!!」


テイク2
「じゃ、じゃあ改めて…5と2が抱き合う!」
「引くわーマジ引くわー」
「ドスケベドスケベ〜」
ブーイングをする皆に対して、二人だけは反応が違かった。

「…」
「キド?」
「…」
「はい!私2です!」

モモキドや。


「じゃ〜キサラギちゃん達はそっちで命令に従ってて?僕達はやってるからさ」
「団長さん、この人締め上げて良いですか」
「あぁ、構わん」
「やめて」

63: ◆.FbE:2014/01/31(金) 16:48 ID:tcg

カノの言葉も耳に入れずに締め上げるキド。
「ギブギブ!!やめて苦しい…!!」
苦しそうな表情で冷や汗を流すカノを楽しそうに見るモモ。なんだこの怪しい団体は。

「僕は王様だよ!?逆らったらお仕置きだもんね!」
「…!」
その言葉に反応し、キドは舌打ちをしながらカノから離れる。
「…と、いうことd__」
「王様の命令は聞いた。次決めるぞ」
「そうですね!」
カノは「え…」だの「ちょっと待って」だのと言うが、皆は気にせず王様だーれだと声をハモらせた。

「俺っすね!」
とう言って手を上げたのはセトだ。セトなら危険なものや変な命令はしないであろう、と皆は胸を撫で下ろす。

が。

「じゃ、命令言うっすよ〜。1と7が(自己規制)」

現実は小説より奇なり。

「…は〜い…」
「……」
相手がカノだと分かったせいか、キドは落ち込み始める。

「キド?どうしたの?」
「…な……」
「え?」
「7…俺は7だ。お前は…?」
「僕〜?1だよ?」

オワタ\(^o^)/ ((ごめんなさい)

*   *   *   *   *

キドの悲鳴が響く中、皆は後ろを向いて待機していた。

「大丈夫っすかね?」
「キドは多分ダメだろうね…でもカノは喜んでるよ?」
ぅゎぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
「団長さんはダメだったみたいですね」
「吊り目さんあんなに変態だったとは。見損ないました」
「リア充タヒ……」

*   *   *   *   *

「次決めるっすよ!」

そしてまた、王様だーれだ、と声がハモる。

「…俺だ」
「じゃあ命令言って?」
ボコボコにされたカノは、キドの隣でそう言う。

「じゃ、カノが死ぬ」
「え」

ーENDー ←え

64: ◆uIHQ:2014/02/02(日) 15:43 ID:IRM

お、面白いですね!

65: ◆.FbE:2014/02/03(月) 16:42 ID:tcg

>>64
ありがとうございます!

66: ◆.FbE:2014/02/06(木) 21:47 ID:tcg

息抜き{14}『幼馴染み3人のおふざけ会話』
キド セト カノ 〜会話だけ〜

「…暇」
「……サッチャンはねぇ…」
「何で急にその歌なんすか」
「だって沈黙が怖いんだもん」
「それで埋めようとするお前がおかしい」
「酷っ」

「…テレビ見ようよ」
「故障中」
「…雑誌貸してよ」
「今読んでるっす」
「…漫画ない?」
「売った」
「僕のは?」
「売った」
「酷っ!!」

「何かしようよ…ほら、しりとりとか」
「しりと『り』」
「リン」
「何それ」

「なりきりごっこしようよ!」
「は?何だそれ?」
「じゃーなりきりごっこスタート!」
「は!?え__フハハハハハ…俺はこの世界を制した…!!」←キド
「な、なんだって…!?っす」
「言葉通りさ…この世界を全て俺のモノにしてやるよ…!」←キド
「そんな事はさせない…!!っす」
「語尾可笑しいでしょ」

67:Jm ◆.FbE:2014/02/08(土) 16:00 ID:tcg

「問題」
「うん」
「17835843789×34789642390÷37547は」
「…何それ……」
「3、2、1___」
「えっと…3689054224690056657843?」←適当
「俺も分からん」

「問題っす」
「「うん/おぅ」」
「1+1は」
「ブフォッwwwちょっとセト馬鹿にしてるの?それくらい____」
「64だろ?」
「(ダメだコイツら…)」

「緑といえば?」
「セト」
「ピンといえば?」
「セト」
「マリーといえば?」
「カノ」
「なんでよ」

「メデューサって石の事っすよね?」
「なんか違う」

「ででーん。見てよ。僕のこの漫画の数々!」←
「…馬鹿野」
「馬鹿野郎」
「……」

「泣いてもいい?」
「お前の泣き顔見ると吐き気がする」

「皆ちょっと僕の扱い酷くない!?」
「精神的にもコッチの方がキツいっす」

「ねぇb_____」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「…キド壊れた」

68: ◆.FbE:2014/02/11(火) 17:32 ID:tcg

{15}『過ち』
アヤノ シンタロー エネ クロハ

アヤノが死んだなんて嘘だ。

そう…そうだ…これは夢なんだ……

現実な訳がないだろ…何泣いてんだよ俺……

「なぁ……そうだろ?これは嘘なんだろ…?」

誰に喋っているのかも知らず、俺は咄嗟に問い掛ける。

「現実だ」

誰にも喋ってない筈だった。誰かに聞かれていたのだろうか、問いの返答がくる。

「…誰だお前」
「名乗る程の者ではない。
それで…お前はまだこれが夢だと思っているのか?」
「当たり前だろ!アヤノが俺を置いて逝くわけ_____」
「証拠は?」

そう言われた途端、答えが浮かばなくなる。
上手く起動しない。起動したとしても、声にならない。

「無いんだろ。現実逃避していたって何も変わらないんだぜ?」

「…俺はアヤノが死んだなんて…絶対認めん…!」
「なら本人に聞くか」
「え?は!?本人って!?アヤノ生__」

俺が言い終わる前に、目の前は真っ暗闇に包まれた。
そして突然、聞き覚えのある声が聞こえる。

「信じてくれないんだね。現在だって」

「…は?」

69: ◆.FbE:2014/02/11(火) 20:47 ID:tcg

>>68
最後から三行目「信じてくれないんだね。現実だって」ですw

70: ◆.FbE:2014/02/11(火) 20:57 ID:tcg

「どういう事だよ…?」

「言葉の通りだよ。現実なんだよ、これが。
私が飛び降りた事も、誰かと喋った事も全部。今シンタローは現実を見ているんだよ」

そう言われた瞬間、俺の胸が締め付けられる。
本当に現実だったなんて…

「そんな…」

つい口が籠ってしまい、思うように言葉が出ない。

「私、シンタローが来てくれた時、凄く嬉しかった。
今まで皆私を避けてるように見えてた。でも、シンタローは違かった。
いつも私と喋ってくれて。傘貸してくれた事忘れてないよ?」

「…俺……」

言わなければ。

言えるのは今しかない。

早く言わなければ…

「シンタロー、事実を言いなよ。嫌いなら嫌いって言ってくれたって良いんだよ?

もう私、死んじゃったんだから」

更に胸が締め付けられる。が。俺は思いきって口を開いた。

「嫌いなんかじゃない……むしろ間逆だよ…!!」

「…え?」

「俺、お前の事好きだったのに…!なんで死んじまったんだよ…!!」

言えた。

言えたよ…さっきちゃんと言ったよな…?

やっと気持ちを言えた……。

嬉しさが混み上がり、思わず目を瞑ってしまった。

「…え」


しかし。目を開いた時には、もう『生きている』アヤノの姿は無かった。

「あや……」

目の前に広がったのは、飛び降りて体がグチャグチャになった同級生の姿だった。

71: ◆.FbE:2014/02/11(火) 21:09 ID:tcg

「アヤノ……っ…」

その姿を目撃ちあし、思わず目から涙が溢れる。

止まらない。止めようも止まらない。
折角気持ちを言えたのに…

「アヤノぉぉぉぉぉ……!!」

泣いた。

人目など気にせず泣いた。

頭には、アヤノとの思い出、出来事、会話しか思い浮かばなかった。

でも、早く泣き止まなければ…
そうしないと、アヤノの事を忘れてしまいそうで怖かった。


嫌だ…大切な人を忘れるなんてゴメンだ。


「凄い!シンタローまた百点!」

「私なんか…ほら、点数低くて…アハハ……」

「ごめんね。私、自殺するかもしれない___________







今でもアヤノの事は覚えている。

ニートになろうと、死んだであろうと、アヤノの事は忘れない。


「ご主人!朝ですよっ!!」

今日もまた、エネが大音量でアラームを鳴らす。

「うるっせぇな…ってるよ……」
「寝ぼけないで下さい!ほら早く!」
「その前にアラーム止めろよ…!」

アヤノと話した事を思い出す。

泣き出しそうになったが、なんとか踏みとどまった。


「…ご主人…?」

「あ…いや…!よし!行くぞ!」
「ですよねっ!!では!レッツラゴーなのです!」


今日もまた、俺達はアジトへと足を運んだ。

ーENDー

72: ◆.FbE:2014/02/11(火) 21:10 ID:tcg

>>71 三行目

どうしてこうなった…((

73:Jm ◆.FbE:2014/02/12(水) 16:03 ID:tcg

{16}『恐怖の実況怪談』【多分長くなる】
メカクシ団

「ねーねー、ココ凄い怖いんだって!行ってみない?」
「断固拒否すr__」
「面白そう!!」

その後、珍しくマリーが皆を説得し、遂に行くことになってしまった。

絶好の肝試しスポットと呼ばれるその学校は、5ヵ月に廃校になったばかりだった。
しかし、運が悪ければ、本物の幽霊、妖怪等が出るという噂もあるらしく、本当に勇気がある者にしか入る事を許可されていないそうだ。

何故入れるのかって?そりゃあ警察の捜査が甘いからさ←

*   *   *   *   *

肝試しをする学校へと到着した。しかし、その時点でもうキドはダメらしく、「無理無理無理無理…」と一人でブツブツ呟いていた。

「ん〜…本当は一人一人行った方が楽しいと思うんだけどなぁ…キドがこんなんだったらダメだね。
僕とキドはペアで行くから。皆は行っててよ」

カノがそう言うと、1分措きに一人一人校舎内へと足を踏み入れていった。

74: ◆.FbE:2014/02/12(水) 17:03 ID:tcg

皆校舎内へと入り、あとはカノとキドだけになった。

「入れる?」
「無理……」
キドは近くの気の影に隠れており、全く出てくる様子はない。

色々考えた結果、
「あ!後ろに幽霊がいる!」
「ギャアアアアアアアア!!!!」
怖がりなのはよく分かっている。この方法を使えば、どんな状況でもキドはきっと出てきてくれるだろうと判断した。

が。

「…」
「…」
今度は校門の影に隠れてしまった。
「あのさ……」
「い、いい!俺は帰る…!皆にそう伝えとけ……」
そう言って、キドはアジトの方に方向転換する。

「へ〜…団員の皆を置いて行くんだ〜?」
悪戯気味に笑いながらそう言うカノ。するとキドは、カノの方へと方向を変えた。
「べ、別に置いていく訳じゃ…!」
「じゃあ行こう!」
カノは無理矢理キドの服を引っ張り、校舎の中へと足を踏み入れた。

75: ◆.FbE:2014/02/13(木) 16:38 ID:tcg

カノside

予想通り、校舎内は薄暗くて不気味だった。
トイレからは水の音が聞こえる。

「大丈夫?」
「ばっ…!バカにするな…!こんな子供騙しにビビるものか……!」
強がって先へ進もうとするも、再びトイレから水の音が聞こえて僕の元へと戻ってくる。

「…何故来ない……」
半分泣きながら震えている。まぁどうみても怖がっているようにしか見えないが…
「…やっぱ怖いんじゃないの?」
「は!?こ、怖くなんて無いぞ!」
そう行って再び歩き出す。どうせまた怖くて戻って来るんだろうな…行こう。

*   *   *   *   *

現在地は保健室。何故かと言うと、キドが転んで怪我をしてしまったからである。

「もう強がんない方が良いよ〜?」
「だ、だから!怖くなんて無い…!!」
勢いよく立ち上がると、突然ドアのノック音が聞こえる。
「ひ……っ…!!」
「誰だろう…?」
気になってドアを開けると、そこにはマリーの姿が在った。

「マリー!」
「な、なんか…声が聞こえて、誰か居るのかなって…!」
喜んだ表情をしているも、目には涙を浮かべている。何かあったのだろうか。

「そういえば、他の団員と合流しなかった?」
「そ…それが……」
先程の喜んだ表情とは一転、不安そうな表情になる。

「…さっき、セトと一緒に歩ってたら…モモちゃんみたいな声がしたの。大声で「助けて」って…」
この言葉の意味は、一瞬にして理解した。
キサラギちゃんが何かに追い掛けられている、という事になるだろう。

「それでビックリしちゃって…セトとはぐれちゃったの」
ビクビクしながらだったものの、ちゃんと説明出来た。
「そっか〜…で、セト何処行ったか分かる?」
「そ、それが…分からないの…」
小さく唸り声を出しながら泣き出してしまった。
皆が無事がどうかも分からない。何処に居るかも分からない僕は、泣いているマリーを見ている事しか出来なかった。

76: ◆.FbE:2014/02/14(金) 21:56 ID:tcg

バレンタインおめでとうこざいまs((←

77: ◆.FbE:2014/02/26(水) 17:33 ID:tcg

「……俺が…探しに行く」
ふと声がした方を向いてみると、小刻みに震えながら少し涙目になっているキドの姿が映った。
「…え?探しに行くの?一人で?」
僕が驚いた表情でキドを見ると、キドは苛立ったのか少し怒りの表情を見せる。
「あ、当たり前だろ…!こんな子供騙し怖くもなんともない…!!」
本気でそんな事を言ってくるものだから、僕は「あ…」と曖昧な返事しか出来なかった。

「き、気を付けてね…!何かあったら叫んでね!」
マリーがそう言った瞬間、廊下を歩っていたキドが足をピタッと止める。
そして、少し青くなった顔でマリーへと近付いて行く。
「ば、バカ!俺はもう子供じゃない…」
そうとだけ言うと、方向転換をしてまた歩き出した。
多分だけど、きっと悲鳴とかそういうのを思い出しちゃったんだと思うな。



キドside

どうせ何も出ない。運が悪ければだろ運が悪ければ…
今年の御神籤は大吉だったんだ…きっと大丈夫……(余談:実際作者は末吉だった)

止まっていても意味がないので、ひたすら足を進めて行く。
窓から妙に風が吹いてて、その拍子にカーテンが揺れるから不気味なんだよなぁ…

すると突然。

『うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』
シンタローらしき者の悲鳴が聞こえ、こちらも思わず小さく悲鳴が出る。

…まさかシンタローも襲われたのか…?

もし襲われていたら…そんな事を考えると身震いがする。
殺されてるかも…俺もいつしかそうなってしまうのだろうか……

「…嫌だ…」
ポロッと口から出た本音。何故か目からは涙が溢れ出してくる。
まずは団員を探さないと…

78: ◆.FbE:2014/03/06(木) 18:26 ID:tcg

数分後、いくら探しても誰一人見つからなかった。
先程まで一緒だったカノとマリーすら消えてしまっている。

「…移動したのか?」
考え付くことはこれしかない。
何かに拐われた…とかも有り得るけども…今そんな事は考えたくない。

「…あ!キド!!」

聞き覚えのある声…

「セト!?」
「無事だったんすね!良かったっす!」
「「キド〜」」
セトの後ろには、元気に手を振るカノとマリーがいた。
やっぱり拐われてなかったんだ…


「そういえばさ、さっきシンタロー君の声しなかった?」
「あぁ。俺も聞こえた」
シンタローの声は、カノ達にも聞こえていた。

「ここら辺探せば居るんじゃないすかね?」
「適当だな…」
「つれて行かれちゃったとか…?」
マリー震えながら問い掛ける。先程再合流した時の笑顔とは違かった。

「…いいや、今そんな事は考えるな」
そう言い、立ち上がる。
が、足が痺れて立ち上がれなかった。

「…どうしたのキド?」
それに気付いたカノは、真っ先に俺へと駆け寄る。
「足が…痺れt___おわっ!?」
突然体が宙に浮いたかと思い、真っ直ぐ前を向いてみる。
「無理は禁物だよ?。よし!行こう!」
カノの顔…ていう事は……

「いやいやいやいや待て!!」
「?、どうしたの?」
「お前…今何をしている…?」
「呼吸してるおぅふ!!」

79: ◆.FbE:2014/03/07(金) 15:41 ID:tcg

検討は付くが…この状態から考えればお姫様抱っこという事になるだろうか?

「お姫様抱っこだよ?」
あぁ…やっぱり…

「歩ける…!一人で歩けるから降ろせ…!!」
「倒れられても僕らが困るだけだからね。何かに拐われたりなんかした時の事も考えよう?」
カノは爽やかに微笑んだ。…きっと怒ってるんだろうな…
今までになかった、少し怒った口調だった。
怒っていると思わせたくなくて、出来るだけ優しい口調で言った…という事だろうか…?
しかしこの考えには根拠も確信もない。

*   *   *   *   *

モモside

「ハァ…ハァ……なんなの一体…」
この校舎に足を踏み入れた瞬間に、黒くて人間らしき容姿の生物に追い掛けられてしまった。
本気で命乞いして走ったけど…危なく捕まるところだったなぁ…
「まぁ…まずは…皆を……」

息切れしていて、所々言葉が区切れる。
「…ちょっと…休んで……行こう…」



15分後。
「よーっし!早く皆を探さなくっちゃ!きっと団長さんも探してるよねっ」
先程、息切れしていたとは自分でも考えられないくらいに復活した。

*   *   *   *   *

ヒビヤside

「モモー…ねぇ誰でも良いから返事してよー……お化けとかそういうの除いて…」
校舎に入ってから、まだ誰にも遭遇していない。
黒い影は何度も見かけるけど…危険な匂いしかしなくて逃げてきた。
「コノハー…」
コノハなら呼べば来るのでは?
「コーノーハぁぁぁぁ!!!」
何だか『コノハ』という技名を叫んでいるような形になり、少し恥ずかしくなる。

「それよりも、こんな校舎初めてだなぁ…凄い不気味だよ…」
何年前に建てられたのかは分からないが、壁や天井等は弱まっている事は確かだ。
壁は所々剥がれていたり、天井からは欠片がポロポロと落ちていたり。その欠片が当たった時は「ヒィィィ…ッ!!」と悲鳴が出ちゃったっけ。

80: ◆.FbE:2014/03/12(水) 18:19 ID:tcg

「情けないなぁ…僕……」
「あぁーっ!ヒビヤ君見ーつけた!」
突然、目の前に『阿吽』と書かれたピンク色のパーカーが現れる。
「うわぁぁぁぁぁ!!!!…ってモモ!?」
一瞬誰だか分からなかったものの、目線を上げてよく見てみると、_いつも通り元気に笑うモモの顔が映った。

「無事だったんだね!良かった〜…」
モモは胸を撫で下ろし、安心したかのように表情を緩がす。
「そ…それよりも、よく僕の居場所分かったね?」
目線を上げたまま、苦笑いをしながらモモに訪ねる。
「あぁ〜…そこら辺歩ってたら、なんか見たことある人が見えてさ。『ヒビヤ君じゃないかな』って思って」
右手の掌を後頭部に当て、「タハハ…」と僕とは違う苦笑いをする。

奇跡。まさか最初モモに会えるとは…!
「…早く皆探しに行こうよ」
喜びが混み上がり、「うわぁぁぁぁぁ!!!」と叫びたくなる中、その叫びを心の中で静める。
「それもそうだね…。…電話は無理かぁ…歩って探そう?」
そうして、僕とモモは、皆を探しに足を進ませた。

*   *   *   *   *

【シンタローside】
「はぁ……はぁ………おぇっ…」
何かはオレも分かりかねるが、変な黒い物体に追い掛けられた。
物体と言っても物ではない。
「はぁぁ……さてっと…皆を探しに…」
床に座り込みそうになるも、座ったら立ちたくなくなる。それで休んでオレの人生ゲームオーバーっていうのはごめんだ。
妖怪か何かに襲われては困____
「シンタロー…!」
「ひぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!!」
何か聞いた事がある声…!!だけども化け物に違いない!助けて母さん…!!!
「…ってあぁ、マリーか…」
マリーに驚いたオレが馬鹿だった。
何故団員に呼ばれただけでこんなに大声を出さなくてはいけなかいんだ。
オレのせいではない。全てはオレの脳がそう命令したから悪いんだ。

「ひぃぃっ…!!」
オレの突然に出した大声に驚いたのか、マリーは肩をビクッと揺らしてそのまま踞った。
「何そんな大声出してるんだお前…」
マリーの後ろには、少し涙目のまま呆れ顔をしたキドの姿が在った。

81: ◆.FbE:2014/03/15(土) 15:31 ID:tcg

「あ……いや、何かすまん…」
「別にいいんすよ…」
セトも若干引き気味だった。やめてくれ。そんな眼差しで見ないでくれ。ニートだぞオレは。

「ま…まずは先に進もうよ!」
救世主マリー様。この恩はずっと忘れない。いや、きっと3秒後には忘れているであろう。
鶏かオレは。

「そうだな…おいシンタロー。立てるか?」
キドにそう言われ立とうとするも、腰が抜けて立てない。
「もしかして立てないの?情けないねぇニート君は」
カノに嫌味のように言われ、無償に腹が立った。
クスクスと一人で笑い始めている。キドが『バカノ』と言う理由が分かったかもしれない。

「…カノ。シンタローをおぶって行け」
「また僕〜!?だったらキドの方がい__くもないですね。シンタロー君も良いかも。うん」
「それ少し気持ち悪いっすよ…」
またセトが引く。どんだけ引くんだアイツは。

「軽いねぇ。流石もやし君!!」
「お前オレに何個変なニックネーム付ければ済むんだよ。ボコるぞ」
「所詮ニートの力…そんなのに怯えてちゃあキドのパンチは食らえないよ…」
自分の発言が面白かったのか、カノはブッと吹き出した。

「ニートなめんなよ……!力ぐらいあるわ!」
「じゃあ殴ってみなよ。痛くも痒くもないから!」
そう言われ、頭をポコッと叩いてみるも、カノは「弱ww」と大笑いをし始めた。

「…シンタローはセトに担いでもらえ。カノはここに置いて行く」
「えぇ!?酷いよつぼmぐふっ」

82:siriusu:2015/07/19(日) 21:06 ID:sTo

続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き続き

83:キドメン:2015/07/23(木) 00:00 ID:GMA

続き期待してます!!

84:パルス:2015/08/02(日) 22:09 ID:sTo

ウザイから消えろ〜〜。マジで〜。

85:ココロ:2015/08/02(日) 22:10 ID:sTo

頑張って〜

86:サクラ BGBF:2015/08/02(日) 22:10 ID:sTo

続き


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