君に、伝えたいことがあるんだ―――…。【カゲプロ短編】

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1:レッド:2014/01/05(日) 14:52 ID:CKM







「×××」






――――――――・―――――


カゲプロ小説でっす←
はっきり言って駄文です。
それでもいいよ、批判しないよという方は見て頂けると…
そしてコメントを頂けると…

主に王道のnlコンビですねー。

シリアス、ギャグ、日常、台詞だけの雑談色々と…

2:レッド:2014/01/05(日) 16:24 ID:Vkc


【01,チルドレンレコード/7side】


暑い。一言で纏めるとこの言葉しか浮かばなかった。もう9月半ばだというのに未だ蝉の喚き声が耳に含まれ、じわじわと肌から伝わる熱気が汗となる。
そんな日が続きっぱなしの今日この頃。アジトではいつもの如く団員達がダラダラと過ごしていた。バイト尽くしのセトも珍しく休日を貰えたようだ。
節電、というオカン的発言をしたキドはエアコンを少しでも長く使いたいからか今はテレビも眠っている最中だ。リビングは蝉とクーラーの音以外何もない、沈黙で埋めつくされる。


『──…ごしゅっ』
「ダメだ。」


スマホから聴こえたのは少々機械音混じりの少女の声。最後まで言い終える前に俺が遮ったからか、『まだ何も言ってないじゃないですか!!』と喧しい返答が降ってくる。


「どうせ遊園地行きたいとかそういうんだろ?」
『う…。』


図星だったのか、青髪を高い位置で二つに括ったそいつは黙って俯いてしまう。この時季に遊園地なんて溜まったもんじゃない。暑いわ気持ち悪くなるわ怖くなるわ…最悪じゃないか。


「私も遊園地行きたいよ…ねぇ、行こう?キド」
「ダメだ。こんな時季に遊園地なんて溜まったもんじゃない。」


白いモコモコとした髪の少女がねだるも、暑苦しそうなパーカーを身に纏った少女は即断する。まぁきっと彼女も俺と同様の事を思っているのであろう、若干キドの顔が青ざめているのは気のせいではないという事を確信した。


「キドは恐がりだもんね…って痛い!」


猫目のカメレオン男…カノが相変わらずヘラヘラした態度でキドにからかおうとしていたが、その本人に肘打ちされた事によってシャットダウンしてしまった。しかし先程から斜め後ろで聞こえる「ネギマネギマネギマネギマネギマ…」と呪文を唱える声は聞こえないフリっと…。


「じゃあ海なんてどうっすか?」
「「「!!?」」」


声の主が居る方へ顔を向ける一同は、驚きを隠せない様子で目を見開いたまま一時停止する。そんな奴等もお構い無しに緑色の繋ぎ服を着たカエル男は「ちょっと時季外れだけど、暑い今にはちょうどいいっすよ!」と能天気に微笑む。否、問題は其処じゃなくて時間なのだが…。時計はもう午前11時を回っている。こんな時間帯に行く奴が何処に…


「それいいかもです!」
「…まぁ、悪くはないね」


妹のモモと、最年少の団員ヒビヤを始めあちこちから賛成の言葉が上がってくる。コイツらはアホなのか?バカなのか?それとも…


「シンタローさんは?」
「…………え。」


爽やかな笑顔を絶やさぬセトに、俺は動揺から戸惑ってしまった。センターのコイツの後ろに控える団員達の期待の眼差しに益々焦ってしまう。もう断ったとしても強制的に行かされるんだな、そう思いつつ俺は俯きながら言った。


「…行けばいいんだろ、行けば。」

3:レッド:2014/01/05(日) 18:45 ID:8ns



「うぉぉぉおおお!!」
「ヒャッハァァァァ!!」
「ホゥオオオアアアァァ!!!」
「バルスゥゥゥゥウウ!!」

海に着いた嬉しさと興奮からか、一部の団員達が狂い始めた。まぁ見事な入道雲と対照的に並ぶ綺麗な海を目の当たりにしているのだから、無理もないが…。こういうところはつくづく子供だなと感じる。


「団長さんお弁当は!?」
「ちゃんと持ってきたぞ」
「うわぁ、ちょっと全裸になってもいいかn…」
「ダメ。」
『私も泳ぎたいですー!!』
「実体化出来たらいいんすけどね〜」
「っていうかコノハいなくない?」
「…僕なら此処にいるよ……」


俺以外の団員達はそれぞれ己々に思った言葉を口に出している。子供は無邪気だな、なんてじじくさい事を思っている俺はもう体力の限界であった。いや、決してニートだからとかではない、勘違いは止してくれ。団員達は自分の手に一切荷物を持っておらず、全て俺に持たせている。流石に黙ってはいられなかった。


「………おい、」
「うーみはひろいーな、おおきーなぁー!」
「…おい、」
「海祭りだっぺよー!」
「おい」
「Let's,swim!」
「オイっ!!」


一向に此方の声が耳迄届いていないソイツ等ぶちギレた俺はつい大声を出してしまった。団員達は何事、と言わんばかり俺に視線が集まる。

「いや…だから…その」
「「「?」」」
「だから…何で俺に荷物を持たせんだよ」
「「「ジャンケンに負けたから」」」


打ち合わせでもしたかのように声を揃えてサラッと述べる団員達。あたかも全身の力が抜けた感覚に襲われた。…無念だ。





【中途半端なとこで区切ってすみませんorz】

4:みーにゃん ◆gGoM:2014/01/05(日) 22:09 ID:Mu6

レッドさん、小説上手いですね♪
ウチ、小説書けないんで...w
コメントする側ですがよろしくお願いしますっ!

5:レッド:2014/01/06(月) 22:18 ID:Dho


>>4

本当ですか…!!

有難う御座いますッ!

6:レッド:2014/01/06(月) 23:04 ID:vIE



午後6時過ぎ。あれ程はしゃぎ煩かった奴等は何処へやら、今は疲れているからかバスの中で眠っている。現在起きているのは俺と団長のキドのみだ。…しかし、散々な目に遭った。泳ぎが苦手な俺は例の如くカノとモモにからかわれ恥をかき、挙げ句非現実的な事だが鮫に襲われそわれ絶体絶命の危機に遭ったり…。ある意味思い出に残った1日であった。貸し切りバスなため起きている二人だけ。かなりの沈黙があって気まずかったので俺から話し掛けることにした。


「…オイ、キド。まだ気にしてるのか?」
「ヒッ!?…な、何のことだ…」


先程から自分の胸を見ながらブツブツと言っているキド、あからさまに落ち込んでいる様子。少し前の時間に遡るが、更衣室で水着に着替えた時からキドはかなりテンションが低かった。どうやらマリー如く『モモちゃんの胸を見てからああなった。』とのこと。まぁ、女子なら当然のことだと思うが。俺に話し掛けられたキドは赤面に染まりながら他の団員が寝ているのにも拘わらず大声を洩らす。


「…け、決してそんなんじゃないからな!
勘違いも程々にしろ童貞!!」
「はいはい…って誰が童貞だよ!」


俺達がギャーギャー騒いでいたからか一部の団員が寝返りを打った。それに気づいたのかキドは再び黙り込んでしまう。


「……はぁ、暇だな。」
「………しりとりでもするか」
「嫌だ」


俺の提案に早くもキドは即答する。まぁ、子供遊びな故二人きりのしりとりなんて何の面白みもないしな…。再びバス内では重い沈黙が流れた。


「……シーチキン!!」
「「!?」」


静まり返ったバスで突然大声を出したのは団員の一人、カノだった。何事だ、と言わんばかり俺とキドは驚愕の顔付きでカノの方を向く。どうやら単なる寝言だった様子、再びカノは寝息をたてながら眠っていた。


「…どんな夢見てんだよ…」
「カノが猫になってシーチキンねだってるんじゃないか?」


キドの発言に、暫く黙っていた俺達だが想像したら二人して同じタイミングに吹き出した。カノなら猫になっても違和感ないかもな。小さく声を上げながら笑っていたが、やっとおさまれば目尻に溜まった涙を拭い窓の外へ目を移す。夕日に染まった海の上では鴎が鳴きながら空を羽ばたいていた。


「…そういえば、まともにお前と話したのは久し振りかもな。」


再び後ろからキドの声が聞こえ、振り向く俺。「…確かにな」と微かに笑いながら短く返答をした。なんやかんやで良き1日だったのかもしれない、その証拠にまたコイツらと海に来れたらなんて思ってしまう自分がいた。


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