桃太郎〜鬼の逆襲と恐怖〜

葉っぱ天国 > 二次創作 > スレ一覧 [書き込む] Twitter シェアする? ▼下へ
1:海莉:2014/07/02(水) 11:11 ID:2ak

むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
 
おじいさんは山へしばかりに、おばあさんは川へせんたくに行きました。
 
おばあさんが川でせんたくをしていると、ドンブラコ、ドンブラコと、大きな桃が流れてきました。

「おや、これは良いおみやげになるわ」
 
おばあさんは大きな桃をひろいあげて、家に持ち帰りました。
 
そして、おじいさんとおばあさんが桃を食べようと桃を切ってみると、なんと中から元気の良い男の赤ちゃんが飛び出してきました。

「これはきっと、神さまがくださったにちがいない」
 
子どものいなかったおじいさんとおばあさんは、大喜びです。
 
桃から生まれた男の子を、おじいさんとおばあさんは桃太郎と名付けました。
 
桃太郎はスクスク育って、やがて強い男の子になりました。

 
そしてある日、桃太郎が言いました。

「ぼく、鬼ヶ島(おにがしま)へ行って、わるい鬼を退治します」
 
おばあさんにきび団子を作ってもらうと、鬼ヶ島へ出かけました。
 
旅の途中で、イヌに出会いました。

「桃太郎さん、どこへ行くのですか?」

「鬼ヶ島へ、鬼退治に行くんだ」

「それでは、お腰に付けたきび団子を1つ下さいな。おともしますよ」
 
イヌはきび団子をもらい、桃太郎のおともになりました。
 
そして、こんどはサルに出会いました。

「桃太郎さん、どこへ行くのですか?」

「鬼ヶ島へ、鬼退治に行くんだ」

「それでは、お腰に付けたきび団子を1つ下さいな。おともしますよ」
 
そしてこんどは、キジに出会いました。

「桃太郎さん、どこへ行くのですか?」

「鬼ヶ島へ、鬼退治に行くんだ」

「それでは、お腰に付けたきび団子を1つ下さいな。おともしますよ」
 
こうして、イヌ、サル、キジの仲間を手に入れた桃太郎は、ついに鬼ヶ島へやってきました。


 
鬼ヶ島では、鬼たちが近くの村からぬすんだ宝物やごちそうをならべて、酒盛りの真っ最中です。

「みんな、ぬかるなよ。それ、かかれ!」
 
イヌは鬼のおしりにかみつき、サルは鬼のせなかをひっかき、キジはくちばしで鬼の目をつつきました。
 
そして桃太郎も、刀をふり回して大あばれです。
 
とうとう鬼の親分が、

「まいったぁ、まいったぁ。こうさんだ、助けてくれぇ」と、手をついてあやまりました。
 
桃太郎とイヌとサルとキジは、鬼から取り上げた宝物をくるまにつんで、元気よく家に帰りました。
 
おじいさんとおばあさんは、桃太郎の無事な姿を見て大喜びです。
 
そして三人は、宝物のおかげでしあわせにくらしましたとさ。



めでたし、めでたし

2:海莉:2014/07/04(金) 16:47 ID:2ak

「みんな、お父さんとお母さんへのお手紙書いてきたかな〜?」

「「はーい!」」

「先生」

スっと手を挙げる

「俺、お父さんがいないのですが」

「えっと、お母さんだけでも良いのよ!」

「はい、わかりました」

ふう……疲れる

本当に疲れる

人間のフリをするのは僕にとっては簡単だ

だが、表情とやらをつくるのが窮屈で苦痛だ

「アマオくん!アーマーオーくん!」

おい、誰だよアマオくん

……あ、俺だ

3:海莉:2014/07/05(土) 00:06 ID:2ak

あれは一週間くらい前のこと

「長老様、なぜおれ……僕にはお父さんがいないのですか?」

鬼ヶ島にある街の中でも一番大きな都市に俺は約1000年生きている(人間でいうと10歳くらい)

「どうしてじゃ?天鬼(あまき)」

「ただ、なんとなくです」

周りの友達のお父さんは3600年くらい生きている(人間で言うと36歳くらい)

俺だけ、父さんがいない

鬼は普通、病気にかからない

離婚かと思って調べたが、それも違った

「……天鬼、人間界へ行きなさい」

「人間界、ですか?」

「そうじゃ。お前さんは賢い、優秀だ。自分をコントロールできる」

「人間界……」

「まあ、最終判断はお前さんだ。明日までによく考えてきなさい」

「はい」

人間界……?

人間界には何があるんだ?

人間界に父さんがいるってこと?

人間界に行けば父さんに……会えるってこと?

4:海莉:2014/07/05(土) 11:29 ID:2ak

「ただいま帰りました。」

「おかえり〜学校、どうだった?」

「はい、今日はいつもと変わらず勉学に励みました。」

「天鬼は本当に真面目ね……」

「それよりもお母さん」

「なに?」

いよいよ本題に入る

俺の中ではすぐに答えが決まっていたこと

「僕、人間界に行きたいのですが駄目でしょうか?」

「にんげん、かい……」


書き込む 最新10 サイトマップ