付喪神〜あやかし五人衆〜(気象さんモデル)

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1:匿名さん:2014/07/27(日) 15:20 ID:we.

以前別のサイトで書きかけていたものをこちらで書こうと思います。


登場人物

昌之丞…神社の神主。付喪神たちの悪戯に雷を落としつつも彼らを守っている。

智笛(ともぶえ)…神社に代々受け継がれる神楽の横笛。おっとりしているが怒らせると怖い。一番年上。

翔珠(とびだま)…神主が愛用するそろばん。頭が良く、お賽銭と神主の懐の管理をしている。

雅樹丸(がじゅまる)…神社に生えている樹齢300年のクヌギの木。天真爛漫で癒しの力を持つ。

和狛(わこま)…神社の狛犬(吽)。頭の回転が速く口が達者。時々毒づくが憎めない奴。

潤狛(じゅんこま)…神社の狛犬(阿)。熱血漢で曲がった事が嫌い。一番若い。

2:匿名さん:2014/07/27(日) 15:55 ID:we.

時代は江戸。草木も眠る丑三つ時…とある町のはずれにある小さな神社、その賽銭箱の傍にうごめく影が一つ。
それを見ながら狛犬たちがひそひそと話している。


「あっ、あの野郎また来やがった…もう三日目だぞ。」

「全く、馬鹿な奴ですね…翔(とび)さんに全て見通されているとも知らずに。」

「お、こっち来るぞ。なあ、ちょっと脅かしてやろうぜ。」

「いいですね、乗りますよ。お灸をすえてやりましょうか。」

3:匿名さん hoge:2014/08/08(金) 10:57 ID:WZU

テスト

4:匿名さん hoge:2014/08/08(金) 16:12 ID:WZU

「チッ、また空だ…シケてやがる。」

ブツブツ言いながら帰ろうとする男に言い出しっぺの潤狛が仕掛ける。

「止まれ…」

「ん?何だ…?」

キョロキョロと辺りを見回すが何もない。空耳か、と再び歩き出したところに今度は和狛が。

「止まれ…止まらぬか…」

「まただ…勘弁してくれよ…」

男が足早に鳥居をくぐろうとしたその時、


ピカッ!!
ピカッ!!


阿の狛犬の目が紫色に、吽の狛犬の目が金色に光った。

「ひ、ひいぃ…!」

男の顔がみるみる青ざめる。


ゴゴゴゴゴッ!!


二頭の狛犬が台座ごと男の方へと向く。

「止まれと言うのが聞こえぬか!!」

「この罰当たりめ!!」


『ガオオォォォォーーー!!』


「ひぃえぇぇ〜〜〜っ!」

狛犬たちの『獅子の咆哮』に男は泡を吹いてひっくり返ってしまった。

5:匿名さん hoge:2014/08/08(金) 23:30 ID:rWM

「なんだ、もう伸びちまったか…」

「肝の小さい奴ですね。」

狛犬たちがヒュッと外へ飛び出して伸びた男をツンツン突っついていると、大きなクヌギの木がサワサワと葉を揺らした。

「二人とも、ちょっとやり過ぎじゃない?」

舞い降りた葉の一枚がポン、と弾け人形(ヒトガタ)に変わる。

「あーあ、泡吹いてるよ。これお説教ものじゃないの?」

クヌギの付喪神・雅樹丸は狛犬たちを戻らせると男の額に手をかざした。緑色の光の玉が男の額からポッと抜け出て雅樹丸の手に納まった。

「とりあえずこの人の記憶抜き取っといたよ。じゃ、オヤスミ〜。あひゃっ。」

雅樹丸が風と共に姿を消すと、男がムクッと起き上がった。

「ん…ありゃ?俺は何でここに…」

頭をポリポリかきながら男は帰って行った。

「俺たちお説教されるのかな?」

「3日続けて泥棒しようとしたんですからあれくらい…」

「あれくらい…ねぇ」

「お説教分かっててやったんだ…?」

「うわぁ!と、翔さん…」

「と、智、さん…いや、これはその…」

「「二人とも、そこに正座!!」」


智笛と翔珠のお説教は夜明けまで続いたそうな…


〜第一章 終わり〜


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