進撃のほのぼの物語

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1:芋 hoge:2014/08/11(月) 21:15 ID:5GE

進撃のゴロツキ組大好きです!
って言われてわかる人いるのかな…?

悔いなき選択二巻買ってなんか悲しい終わり方だったので立てました。
幸せになってほしかったんだよ…それだけだよ…

一応設定とか
リヴァイ→ここの主人公。高校三年生。
頭がよく、運動もかなりできる。イザベルを妹のように可愛がりファーランを何となくだが兄貴みたいに慕ってる。
部活は吹奏楽部。(運動してるのを想像したくなかったなんて口が裂けても言えないわ)

イザベル→リヴァイの妹的存在の赤毛ちゃん。高校三年生。
リヴァイ大好き。頭悪いけど運動神経超いい。部活はリヴァイを真似して吹奏楽部。

ファーラン→他の二人が目立ちすぎてちょっと影になってる哀れな若白髪。高校三年生。
なにげに頭いいから性別問わずにモテてる。部活は二人に乗せられて吹奏楽部。

適当ですまんね

2:芋 hoge:2014/08/11(月) 21:36 ID:5GE

「お前らー、もう時間も遅いからどっかで夜飯食ってこうぜー」
ファーランがバッグをブンブン振り回しながら横を歩くリヴァイ達に言った。
…実際、まだ午後の5時なのだが、12月にもなるともう暗闇だ。
「おー。じゃあラーメンでも食いに行くか?いい店あるぞ」
…お。 いつもはこういった場面ではリヴァイは滅多に発言しないんだが、今日は珍しく積極的だ。
「ラーメンか!行こうぜ行こうぜ!!兄貴が言うんだからスゲー旨いに違いない!!だろ!?」
イザベルはそう言うと『こんなこと人前で言える俺すげえええええ』とでも言うかのようなドヤ顔を見せた。
「お前また冷やし中華とか言うんじゃねえぞ」
ファーランが去年のことを思い出したのか、イザベルにそう杭を刺した。
去年、冬なのに『冷やし中華食いに行こうぜ』とか言い出したイザベル。
あの時は本当に脳外科でも連れていった方がいいな、とさすがのリヴァイも呆れていた。
「ば…馬鹿ぁ!!言う訳ないじゃん!!また兄貴に馬鹿って言われちゃうじゃん!!」
イザベルがそう言いながら、目を潤ませて上目遣いでファーランに歩み寄ってきた。
こんなことでも18歳の童〇のメンタルは過剰反応してしまうのか、マジで無念だ、とファーランは念じた。
ファーランは、ちらっとリヴァイにアイコンタクトで助けを求めた。
が、当の本人は「もうどうにでもなっちまえ」とでも言うかのような冷たい目線しか送ってくれず、この作戦は破綻した。
「戯れてるのは人の勝手だが、残念ながら時間だ。さっさと飯食いに行くぞ」
それだけ言うと、リヴァイは急かすように歩き出した。

3:芋 hoge:2014/08/12(火) 15:16 ID:5GE

翌日の朝に聞いた、とんでもない話。
「え?俺たちが演奏会!?」

…なんと、リヴァイ達の学校にある吹奏楽部が演奏会をすることになったらしい。
「ばっかじゃねーのファーラン?そんなの嘘に決まってんだろ!!なあ兄…」
イザベルがリヴァイに目を向けると、リヴァイは死んだ目をして「マジかよ」「嘘だろ」などとぶつぶつ唱えていた。
―あ、あいつ人前に立つの苦手なんだっけな、とファーランは今思い出した。
以前リヴァイが委員長になったときの自己紹介が始まる瞬間にぶっ倒れて大騒ぎになったのはいい思い出だ。から
それから、元々三人が問題児だったのもあって、養護学級に入ることになった。
そこの教師がやたらにテンションが高いのにはドン引きしたが。

4:芋 hoge:2014/08/12(火) 18:14 ID:5GE

※ここからファーラン視点になるぞい

それは一年前の春だった。

「やあ皆!今日から君たちの担任のハンジ・ゾエだよ~!!よろしくね~!!」
最初はこの教師が本当に教師なのかすら疑った。
「よーし!じゃあ一人ずつ自己紹介よろしく!」
…あ。リヴァイ…死ぬなよ…

「俺はイザベル・マグノリア!よろしく頼むぜ!」
イザベルは持ち前の明るさをしっかり披露していた。
さて、リヴァイはどうだろうな。

「……リヴァイだ…」
リヴァイはそれだけ言うと座り込んで腹を抱えた。
「…おえぇ…」
「ちょっ!リヴァイ大丈夫!?」
すぐに先生が駆け寄った。
「すいませんねー…リヴァイ人前でなんか話すのすごい苦手なんですよ…話すと今みたいな拒否症状が…」
「このクラスに入った理由が分かった気がするぜファーラン…」
リヴァイがそう言うなり少し笑ったが、なぜか異様な手遅れ感がする。
「あ、君はファーランだね!イザベルもよろしく!」
先生は喋りながらリヴァイの背中を擦る。
「よろしくお願いします!」

…こうして、俺たちのメチャクチャな高校生活が第二の扉を開いた。

5:芋 hoge:2014/08/12(火) 18:24 ID:5GE

「っはは…冗談っすよね!?演奏会なんてただのデマですよね!?」
横で顔を真っ青にしてガタガタ震えている人物のために俺は先生に何度も言った。
「そんなことはないよ~!吹奏楽部の評価は特にファーラン達三人に集まってるんだよ?」
ああ、先生は何でそんなに空気を読めないんですか。
今の状況は、航海で例えると食糧難のなかやっと見つけたパンにカビが生えているのが発覚したようなものだ。
「期待ぐらいしとかないと人生損するよ!」
そう言ってエッヘン、と言わんばかりに胸を反らすハンジ先生。
「…だってよ。兄貴も元気出そうぜ!ほら!!」
イザベルがリヴァイの背中を思いきり叩いた。
その瞬間、リヴァイがよろしくないものを吐き出した。
「おえぇ…げほっごほっ…」
「うわああああああ!!イザベルの馬鹿やろおおおおおおおおおお!!」
「兄貴いいいいいいいい!!」

6:芋 hoge:2014/08/12(火) 21:39 ID:5GE


…事態は沈静化したようだ。
「…気持ち悪ぃ…」
「また吐くんじゃねーぞ…」
俺はリヴァイに杭を刺した。
「あはは…じゃあ話続けよっか」
そう言うと、先生は黒板になにか書き始めた。

書き終わった黒板には、色々なことが書かれていた。

・日時 12/25
・持ち物 弁当、自分の楽器、ハンカチ、プログラム
・集合時間 午前7:00

「あ…俺の誕生日じゃねえか…」
リヴァイはそう言うなり、机に突っ伏した。
「朝7時とかマジ無理!」
イザベルも愚痴を垂らしている。
ああ、イザベルは寝坊の常習犯だったっけな。
「演奏会ってなんかクソでかいホールでやるんすよね…」
俺が先生に聞くと、
「そうだよ~!たくさんの人に知れ渡っちゃうよ~!!」
「いや、そんなノリノリで言わないでくださいよ…また横の奴がゲロ吐いたらどうするんですか…」
とりあえず適当に突っ込んでおこう。そうしよう。

7:芋 hoge:2014/08/13(水) 10:55 ID:5GE

「というか今から練習ですか…?あと三週間ぐらいしかないのに突然すぎですよね…」
そう言うと、俺は椅子に寄っ掛かった。
横の奴はいつの間にかヘッドフォンで音楽聞いたり、手元でこっそりあや取りをいじっている。
リヴァイなりの現実逃避なんだろう。温かく見守ってやろう。
「演奏するよりも作曲する方がいいぜ~」
イザベルは五線譜が書かれた紙を取り出した。
こいつは頭が悪いが、なぜか作詞作曲できる音楽の天才だ。
ちなみに演奏も上手い。
「三週間もあれば充分だよ!大丈夫、皆ならできる!!」
先生はそれっぽい言葉を並べるが、もはやそれは何の励ましにもなっていなかった。

8:芋 hoge:2014/08/16(土) 20:38 ID:5GE

「…ま、そういうことでHR終了!次は数学だから準備しといてね~」
先生はそう言うと何処かに行ってしまった。

「あぁ…マジ終わった…俺明日死ぬかもな…はは…」
リヴァイがとんでもないことを言い始めているのを完全に無視して、イザベルは楽器を取り出した。
「兄貴~!俺すっげー練習してこれ吹けるようになったんだぜ!?」
イザベルは得意気に言うと、フルートソナタの第二楽章を吹き始めた。

そういや、イザベルはフルートだったな、と今思った。
ちなみに俺はクラリネットだ。
リヴァイは…えーと…

「トロンボーンだよバカ」
机に突っ伏して少々怒り気味のリヴァイが、横からそう言ってきた。
「…お前読心術使えたのか?」
「んな能力ねーよ。お前の表情が分かり易すぎんだ」
それだけ言うと、リヴァイはまた先程の体勢に戻った。


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