ナゾトキ姫は名探偵&名探偵コナン コラボ小説( ´ ▽ ` )ノ

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1:哀華:2014/11/15(土) 08:02 ID:yg6

ナゾトキ姫と、コナンのコラボ小説を書いていきたいと思います!
いくつか、注意事項があります!
1 更新は不定期です。テスト前は来ません。
2 ナゾトキ姫の出番のほうが多くなるかも…
3荒らし、ケンカなどはNG(。-_-。)

どちらかしか知らない人にも分かるように書くのでぜひ見てくださいね♫
文章力ないのでご了承ください…

2:哀華:2014/11/15(土) 08:23 ID:yg6

✳︎プロローグ✳︎

その夜は、この世界全体を照らしてくれるような大きな満月だった。顔に当たる風が少し冷たい。
とあるビルの屋上で1人の怪盗と1人の少年対峙していた。
「今日こそは逃げられねーぞ、キッド!!」
キッドと呼ばれた怪盗はフッと不敵な笑みを浮かべる。
そう、怪盗キッドー 今、世間を賑わせている大泥棒ー 白いスーツに白いシルクハットとという、夜の闇に染まらぬような格好をしている。
「そうはいかねーな、名探偵」
彼が名探偵と呼ぶのはこの少年だけー 正確には少年とは言えないだろうがー 江戸川コナンだ。
江戸川コナンの正体は工藤新一。ある組織に毒薬を飲まされ、小学生の姿になってしまったのだ。

コナンは時計型麻酔銃をキッドに向ける。それを撃とうとした瞬間!
シュッ!! キッドのトランプ銃で防がれた。
コ「くそっ!!」コナンはベルトからサッカーボールを出し、キック力増強シューズで蹴る。
コ「くらえーーー!!」
キ「うおっ!!??」キッドはギリギリのところでよける。
キ「(マジで怖えーな…)今日は遊んでる暇はないんでな…じゃあな、名探偵…」
ポン!!キッドは煙幕を出した。コナンはゴホゴホと咳き込む。煙が消えると、キッドの姿はなかった。代わりに、宝石が置いてあり、
「目当ての宝石ではなかったのでお返しします 怪盗キッド」
と書かれた予告状だけが残っていた。

3:哀華:2014/11/15(土) 08:33 ID:yg6

〜次の日の朝〜
「ふわあー…おはようございます」
詩音ひなみが、あくびをしながら一階へ降りてくる。詩音ひなみは高校一年生で、メガネをかけて三つ編みをしている。
「おはよう」 「おはよう、ひなみちゃん」ひなみのおじいちゃん、家政婦の桂さんが言う。
桂「そういえば、知ってる?怪盗キッドって」
ひ「へ、誰ですか??」
桂「えー!知らないの?今有名な大泥棒よ!!昨日もテレビで中継されてたのに…」
ひ「テレビはあんまり見ないので…」ひなみは本が大好きで、図書委員をしている。だから、テレビよりも本を読むほうが好きなのだ。
桂「そう…あ、でも今日の新聞に載っているよ!なんでも、またお手柄小学生がキッドの犯行を阻止したんだって!」
ひ「しょ、小学生が??」 ひなみは新聞を見た。
新聞には、コナンのあきれ顔の写真が載っていて、見出しには「お手柄小学生!キッドの犯行失敗!!」と書いていた。
ひ「まだ小さいのに…すごいですね…」

ひなみはこのとき、まだ知らなかった。この少年と会う日が来るなんて…

4:哀華:2014/11/15(土) 12:57 ID:Nb2

〜〜放課後〜〜
コナンと毛利蘭、蘭の親友の鈴木園子が歩いていた。
園「眼鏡のガキンチョ!次郎吉おじさまが昨日は感謝してるって言ってたわよ!」
コ「(眼鏡のガキンチョ…)そ、そうなんだ…」
蘭「でも、コナン君すごいね!キッドから宝石を守るなんて!!」
コ「た、たまたまだよ!あははは…!」
コナンは子供っぽく笑ってみせる。

園「そうそう、今度の土曜日に鈴木財閥と他の会社とのパーティがあるんだけど、蘭達も来ない?」
蘭「え、いいの?」
園「もちろんよ!それに、ある会社の社長さんの息子さんがとってもカッコいいんだって…❤︎」
蘭「ちょっと…京極さん怒るよ??」園子は京極真という男と付き合っているのだ。空手の達人で今は海外で修行している。
園「いいじゃない!…まあ、蘭には新一くんがいるから❤︎」
蘭「もう…やめてよー!」蘭は顔が赤くなる。
コ(本当にやめろよ…)

5:哀華:2014/11/15(土) 13:20 ID:Nb2

そのころひなみは図書館にいた。
「ねえねえーひなみんー遊ぼーよー」
そう言ったのはリッカこと藤崎律可。運動神経抜群で、事件の予感を感じることができる。
飴をよく食べている。
ひ「待ってくださいね、図書委員の仕事が終わるまで」
「貴様、ひなみさんの邪魔するな!!」 梅崎仁がそう言った。
梅は美少年だが、いつも黒いフードをかぶってる。パソコンが得意で家はお金持ちだ。
この3人は"図書館探偵団"だ。事件を何度も解決している。
そして、詩音ひなみの正体は"ナゾトキ姫"ー ひなみは普段あがり症で人前が苦手だが、推理するとき、眼鏡を外して三つ編みをほどいてナゾトキ姫になり、事件を解決するのだ。

梅「ひなみさん!今度の土曜日、親の会社関係のパーティがあるので来ませんか?」
ひ「え、いいんですか?部外者が…」
梅「大丈夫です!!ぜひ!」
リ「俺も行くー!」
梅「貴様もか… まあ、母さんも会いたいって言ってるし…」
ひ、リ「やったー!!」

しかし、そのパーティで新たなナゾの1ページが開かれようとしていたのである…

6:哀華:2014/11/15(土) 13:30 ID:Nb2

それではここで、キャラクターの紹介です!小説中に書いてますけど、一応!!
ひなみ 図書委員。あがり症で人前が苦手。実はナゾトキ姫である。
リッカ 運動神経抜群。事件を嗅ぎ分ける能力を持っている。
梅 いつも黒いフードをかぶっている。パソコンが得意。

コナン 正体は工藤新一。組織に薬を飲まされ、小学一年生になった。今は蘭の家に居候している。
蘭 新一の幼なじみ。空手が得意。コナンが新一とは気づいておらず、いつも帰りを待っている。
園子 蘭の親友。鈴木財閥のお嬢様。
毛利小五郎 蘭の父。"眠りの小五郎"として知られているが、実はコナンが眠らせてしゃべっている。

7:哀華:2014/11/15(土) 21:25 ID:Tlc

✳︎第1章 パーティーの殺意 〜すれ違う探偵〜 ✳︎

《1》
ひ「ここがパーティー会場ですか!!とてもキレイなホテルですね!」
土曜日、ひなみ、リッカ、梅はパーティー会場のホテルについた。ここで、パーティーが行われるのだ。
梅「はい!!このホテルは父さんの知り合いのホテルです!今日はここで泊まります!」
リ「さっすが、お金持ちは違うなー」

そして、会場に入ると、いろいろな料理が置かれていて、いろいろな人がパーティーを楽しんでいた。
梅「これらの料理は自由に食べてもいいですよ」
リ「わーい♫やったー♫」梅「貴様に言ってねーよ!!」
ひ「ありがとうございます、それではいただきましょう」
??「仁さまー!!」
ひ、リ「え??」
梅「どこかで聞いたことのある声だ…もしかすると…」

8:哀華:2014/11/16(日) 16:08 ID:NEU

??「私ですわ。覚えていらっしゃらないのですか?」
髪を巻いて二つくくりをし、きらびやかなドレスを着たひなみ達と同じくらいの年の女の子が走ってきた。
しゃべり方や姿は、いかにも"お姫様"だ。
梅「お前は、確か、城ヶ崎愛依菜(じょうがさきめいな)!!」
リ「梅、この可愛い子と知り合いなのか?」リッカが小声で聞く。
梅「まあ、知り合いって感じだな…」
城「仁さま、久しぶりですわ❤︎何年ぶりかしら??小学校以来会っていないから…5年ぶりぐらいかしら??」
梅「そうだな。じゃあ早くあっち行ってくれ」
城「冷たいですわ、仁さま…でもそういうところも好きですわっ!それではごきげんよう」
〜〜
ひ「愛依菜さん、かわいかったですね!」
リ「そうだな❤︎梅、良かったな」
梅「ふん、どうでもいい。あいつは今はあんな感じだが、裏の顔は超自己チューだ」
リ「え、そうなの?何で分かるんだ?」
梅「幼い頃に遊んだとき、こき使われたんだ。コップを取ってだの、ドアを開けてだの」
ひ「そうなんですか…」
梅「…空気が暗くなってしまいましたね…早く料理を取りましょう!」
ひ「あ、はい…」リ「そだね♫行こ!ひなみん!」

9:哀華:2014/11/16(日) 16:16 ID:NEU

〜〜〜
そのころ、コナン、蘭、小五郎、園子はレンタカーでホテルに行こうとした。しかし…
蘭「えーー!タイヤパンクしたの??」
小五郎「ああ、たぶんな…」
園「ちょっとぉ、どうすんの?パーティー始まっちゃうよ!!」
小五郎「だから今修理に来てもらうんだよ!!」
コ(はは、いつも大事なときにパンクするな…)
コナンはあきれていた。

蘭「ごめんね、園子。園子は自分の家の車で行けばもう着いていたのに…」
園子は蘭達と一緒に行くことにしたのだった。
園「いいのよ、先にホテルに行っても1人じゃ暇だし…」

小五郎「えーー!!直すのに1時間??勘弁してくれよ…」小五郎が電話をしていて、急に大声を出した。
コ(おいおい…)

10: 響鬼◆9tk:2014/11/16(日) 18:32


えーと、初めまして響鬼です。
作品名を見た途端に興奮しましたよ、はい(
どちらとも、推理モノなのでこれからの展開が楽しみです!

あと、未熟ですがアドバイスのようなものをさせてもらってもいいでしょうか?
思うのですが、作者様は「」の前に、それをしゃべっている人物の頭文字を入れています。確かに、わかりやすいかもしれませんが、私から見ると少し見にくいかな、と思います。
けど、悪魔で私の意見なので作者様がどう入れるかどうかはお任せ致します。

どちらとも好きな作品なので、これからの更新を楽しみにしています!
頑張ってください!

>> 作者様

11:哀華:2014/11/16(日) 19:42 ID:.DY

〈〈〈 響鬼さん

読んでくださってありがとうございます(*^^*)

確かにそうですね…普通の小説には頭文字は入っていませんもんね…
ご指摘ありがとうございます!!次からそう書いてみたいと思います(o^^o)

12:哀華:2014/11/16(日) 21:43 ID:n9U

明日から学校なので、なかなか来れません(´Д` )

13:哀華:2014/11/17(月) 21:32 ID:.DY


(それにしても…豪華なパーティーですね…私なんかがいてもいいのでしょうか…)
会場を回りながらひなみは思った。スーツやドレスを着こなしている人、社長のような風格の人がたくさんいるのだ。そう思うのも無理はない。
(あ、あれは…愛依菜さん!)会場の隅にスマホをいじっている愛依菜の姿があった。
(どうしましょう…話しかけようかな…でも…何て言われるか…)
あがり症のひなみにとっては、あまり面識のない人に話しかけるのは、数学の問題を解くことよりも難しい、至難の業だ。
ましてや、一回会っただけの愛依菜に話しかけようとなると、とても勇気がいる。
(…ダメです、そんなことで緊張しては…愛依菜さんと仲良くなりたいし…!!それに、愛依菜さんのこと知っているような気がするし…)

14:哀華:2014/11/18(火) 21:14 ID:Tlc


「あ、あの…」ひなみは愛依菜に話しかける。
「あら、あなたは仁さまと一緒にいた…」
「は、はい、詩音ひなみです…」
「そう…で、私に何かご用かしら?」
「…えっと…その…」
ひなみは言葉に詰まってしまった。というより、緊張のあまり会話する内容を忘れてしまったのだ。

…二人の間に沈黙の時が流れる。
「えっと…あ!そ、そのスマホのイヤホンジャック、かわいいですね!」
とりあえず、目に入った愛依菜のスマホの話をした。そして、愛依菜のスマホに触ろうとすると…
「あなた!勝手に私の携帯に触らないでくれる??」いきなり愛依菜は怒りだした。
「え?…す、すみません…」
「…話ってそれだけ?」
「いや…えっと…あれ?私の携帯のイヤホンジャックは下についてるのに愛依菜さんのは上にありますね!」
ひなみも自分のスマホを出す。
「ああ。この携帯は前のバージョンのものだからよ…そんなことも知らないの?」
「…最近スマホに変えたので…愛依菜さんは最近発売されたものに変えないのですか?」
「2台持っているの。今日は何となくこっちの気分だったから。…私も忙しいのでこれで失礼するわ」
愛依菜はスタスタと行ってしまった。
「あ、待ってください…!」ひなみはそう言ったが、愛依菜は気づかなかった。今やっと質問したい内容を思い出したのに…
…なんて私は情けないのだろう…全然関係ない携帯の話なんかして…
ひなみは自分の不甲斐なさを恨んだ。

15:哀華:2014/11/18(火) 21:24 ID:Tlc

一方でコナン一行は…

「ったく、いつ来るんだよ、車の修理は!!」小五郎はイライラしながら言った。
「もう始まっちゃってるー…あーあ、今ごろは社長のイケメンな息子さんと会っているはずなのに…」
「園子…そればっかりなんだから…本当にごめんね」
「蘭は悪くないわ!悪いのは車とおじさんよ!」
「何で俺なんだよ!!」園子と小五郎が言い合いを始める。
そして、その様子を通行人が怪しい目で見ている…
(あんたら、目立ちすぎだよ…)コナンが心の中でつぶやく。

「ねえ、蘭!もう私たちだけで先にパーティー会場に向かうわよ!」
「え、でも車は?」
「おじさんだけ車に残って三人でバスか何かで行くのよ!」
「おい、俺だけ居残りかよ⁉︎」
「いいでしょ、大人なんだから!」
また言い合いが始まる。そして、通行人にさらに怪しい目で見られる…
(恥ずかしいから勘弁してくれよ…)

16:哀華:2014/11/20(木) 21:00 ID:n9U


(ここは、やっぱり梅くんに聞いてみましょうか…梅くんは愛依菜さんのことあまり好きではなさそうなので少し気が引けますが…)
ひなみは愛依菜が行ってしまった後、そう思った。

「梅くん!!ちょっと、お聞きしたいことが…」
「何でしょう?ひなみさん」梅は元気よく答えた。
「あの…愛依菜さんのことなんですが…」
梅はけげんな顔になった。
「…あいつのことで?何ですか?」梅の声のトーンが低くなった。
「…はい…実は、私、愛依菜さんを見たことが会ったような気がするんですけど…」
「ひなみさん、あいつのこと知らないんですか?」梅は驚いた。そして、愛用のノートパソコンで検索し始めた。
「ほら、これ見てください」
梅はひなみにパソコンの画面を見せた。ある雑誌の画像で、愛依菜が写っていた。
見出しには、「次世代を担う料理研究家の卵!城ヶ崎愛依菜に迫る!」と掲載されていた。
そして、プロフィールやプライベートのことまで書いていた。
「まあ、そんなにすごい方だったんですね…」
ひなみは感嘆の声をあげた。
「あいつの父親は食品会社の社長、母親は料理研究家ですから…テレビにも出てるっぽいですよ」
「へえー…あ、ありがとうございます!」
「い、いえ、お役に立ててうれしいです…!」

「おいー!!そこの2人!!抜けがけは禁止だぞー!梅ー!」
リッカが割り込んできた。
「ちっ、いいところだったのに…」梅が舌打ちする。

17:哀華:2014/11/20(木) 21:04 ID:n9U

訂正
見たことが会った→見たことがあった

18:哀華:2014/11/21(金) 19:32 ID:yg6

「ふ〜結構食べたなー…もう食べられないぜー」と、リッカが言う。
「そういえば、向こうにデザートがありましたよね❤︎リッカくんは食べましたか?」
「えっ⁉︎そんなのあるの⁉︎それは食べないと!!」
「貴様、まだ食べるのかよ」梅があきれた声を出す。
「いいじゃん〜デザートは別腹だし❤︎」
「フフッ、リッカくんたら……あ…」
ひなみはある一点を凝視していた。
「どうしたの、ひなみん?」
リッカもひなみが見ている方向を見た。愛依菜と四人の人がしゃべっていた。男性二人、女性二人だ。
そして愛依菜は去っていった。
「たぶん会社の社員ですよ、あいつの」梅は興味がなさそうに言った。

…しかし、何分かたった後。
「うわああああ!!」 バタッ…
叫び声の後に、地面に打ちつけられたような鈍い音がした。
音のしたほうを見ると…なんと、さっき愛依菜としゃべっていた四人の社員のうちの三人が倒れていた…
「キャアアああ!!」
会場は一瞬のうちにして事件現場となってしまった…

19:哀華:2014/11/21(金) 19:57 ID:yg6

ひなみ達がすぐに救急車を呼んだおかげで、三人は命に別状はないが、意識不明の状態だ。
そして…
「まーたお前たちか…何でいっつもいるんだよ!」救急車を呼ぶのと同時に警察も呼んだ。三毛門刑事だ。
三毛門刑事は、ひなみ達と知り合いの刑事でよく事件の現場で遭遇する。
「いいだろ、俺達は図書館探偵団!事件に遭うのは当たり前だ!」リッカが言い返す。
「理由になってねーー!!」
「そういえばリッカ、今回は事件の予感はしてなかったのかよ」
「あー…してたんだけどさ、このパーティーが楽しすぎて忘れてたよーあははー」
「貴様、ふざけんなよ…」
「三毛門さん、被害にあった方の名前は…?」ひなみが尋ねる。
「金剛誠(こんごうまこと)さん、藤雪恵(ふじゆきえ)さん、平山明日花(ひらやまあすか)さん。全員25歳だ」
「そ、それで、どうして倒れたのでしょうか…?」
「おそらく毒物を摂取したみたいだ」
「そんな…」
「それだったら、怪しい奴がいるじゃないか!!」リッカが言う。
「三人と一緒に食べていて一人だけ倒れなかったっておかしくないか??」梅もすかさず言う。
全員、その人物のほうを見る。
「ほおー、その三人と一緒に食事をしていたんですね…お名前は?」三毛門が聞く。
「雨山夕人(あめやまゆうと)、僕も同じく25歳です。…でも、僕だけが毒物を摂取させることができるわけじゃありませんよ!!
僕の会社の社長や社長のお嬢さんの城ヶ崎愛依菜さんもこのテーブルに来ましたし…」
「ふむ…ではその人達を呼びましょうか…」

20:哀華:2014/11/21(金) 21:18 ID:yg6

「何なんですか、刑事さん」「何なの?」城ヶ崎保(たもつ)社長と愛依菜が来た。
「すみません、事件のことについてお伺いしたいことが…」
「私は関係ありませんわ」「私も関係ありませんよ」二人は否定する。
「こんな大勢いるパーティー会場です、他の人にも毒物を混入させることができるはずですよ」社長が反論する。
「そ、それはないです。さっき、雨山さんに話を聞いたら、事件前にこのテーブルの近づいたのは社長さんと愛依菜さんだったそうです」
ひなみが言う。
「あら、会場から出て行った人もいるんじゃない?」愛依菜も反論した。
「防犯カメラの映像を見せてもらったところ、会場に入った人はたくさんいますが、出て行った人は誰もいませんでした。だからあなた達二人と雨山さんしか犯行ができません。誰も出ていないことはこの中に犯人がいるってことですから。事件が起こったあと、このパーティー会場は封鎖しましたので」

「三毛門さん!」三毛門の後輩刑事が呼ぶ。
「現場を調べてみたところ、事件直前に被害者三人と雨山さんが食べていた魚のフライにつけるタルタルソースに毒物が混入されていたようです!」
「タルタルソースか…じゃあそれを作ったであろう料理人達も怪しいな…
よし、お前は料理人達に話を聞いてこい。誰がそれを作ったか」
「了解です!」

21:哀華:2014/11/21(金) 21:29 ID:yg6


「やーっと着いたー!!」園子が、まるでテストが終わったときと同じような解放感に溢れた声を出した。
結局、小五郎は車の修理を待つことになり、コナン達はバスで行くことにした。しかし、最寄りのバス停まで30分以上かかり、バスに乗っても満員で座れず、さらに道が渋滞していてとても遅くついてしまった。
「お腹すいたねー、コナンくん」
「そうだね、早く食べたいね、蘭ねーちゃん!(ったく、本当に疲れたぜ…)」
三人はホテルの中に入った。そしてパーティー会場に向かおうとすると、会場に向かう道が事件でよく見かける黄色いテープが張り巡らされていた。
その前に人だかりができていた。
「何かあったのかなあ?」園子が疑問に思う。
「すみません、何かあったんですか?」蘭は近くにいた女性に尋ねる。
「実は…パーティーの最中に事件があったみたいで…」
「事件⁉︎」 三人は同時に言った。
「ええ、毒物を摂取したみたいで…でも、被害者の命に別状はないみたいですよ」
「そうなんですか…じゃあ今はこの中に入れないね…蘭…」
「そうだね…あれ⁉︎コナンくんは?」
いつのまにか、コナンの姿が見えなくなっていた。

22:哀華:2014/11/21(金) 21:40 ID:yg6


「ボウヤ、ダメだよ、この中は…」
「やだー!!入りたいよーー!トイレ行きたいもん!」
コナンはだだをこねる(ふりをした)。事件のことを知りたくて、警察の人に会場入りたいと言っているのだ。
「トイレなら2階にもあるから…」
「ここがいいもん!!」
そして、コナンは無理やり入ろうとした。が…
「コナンくん、何やってるの!?勝手にどこかに行って!」蘭が怒っていた。
「ら、蘭ねーちゃん?」
「すみません、この子が迷惑かけて…だめよ、警察の人の邪魔しちゃ。トイレなら2階のでいいでしょ?」
「…はーい…」コナンはしぶしぶ返事をした。

(どんな事件か知りたかったが…)コナンがトイレに向かうふりをしながら、そう思った。
(この事件は組織とは関係なさそーだし…俺が事件に関わることで俺の正体がバレるかもしれねーしな…
ま、今回は事件に関わらなくて良さそうだな…)

23:ぷぅ◆X6:2014/11/22(土) 17:34 ID:sbY

うぉー!!!!
めっちゃ面白い!!!!!

続き期待です!!

24: 響鬼◆9tk:2014/11/22(土) 18:35



わわ。まさか、私のアドバイスを聞いて下さるとは、感激ですね。

書き方もとても良いですし、話の展開も面白いです。
あぁ、早くひなみと、コナン君が会ってほしいなぁ、笑

更新頑張ってください!

25:哀華:2014/11/22(土) 18:55 ID:1aw

>>>ぷぅさん
コメントありがとうございます(*^^*)おもしろいと言ってもらえてうれしいです♫
期待を裏切らないように頑張ります!!

>>>響鬼さん
書き方が良くなったと言われて良かったです★響鬼さんのアドバイス、役に立ちました!!
この調子で書き続けていきます(^-^)/ありがとうございます♡

この後の展開、もう考えついているんですけど、はあ??何それ??ありえないでしょ⁉︎
みたいな非難を受けそうで…(^_^;)
一応言っときます。
これはあくまで私の妄想…いや、想像の話なんで!!笑笑

26:哀華:2014/11/22(土) 21:10 ID:bi6


「ねえねえ、ひなみん、犯人分かった??」
リッカがひなみに小声でささやく。
「いえ…まだ何にも…」
「やっぱり、雨山夕人が怪しいですよね?」
梅もひなみに尋ねる。
「…まだそうとは言い切れませんけど…」
(確かに、四人のうち一人が被害に遭わなかったら、その人が怪しいと考えるのが普通です…
でも、犯人はそのことを予測できたはず。…)

「三毛門さんー!」後輩刑事が三毛門に耳打ちする。
「そうなのか?…わかった」

「何か分かったんですか?三毛門さん」
ひなみが尋ねる。
「…実は、毒物が混入されていたタルタルソース、それを作ったのは城ヶ崎愛依菜さんらしい」
「えっ⁉︎」全員が愛依菜のほうを向いた。
「…ええ、そうよ…」愛依菜はしぶしぶ答えた。
「どうして初めから言わなかったんだ?」
「そんなの言ったら犯人にされちゃうじゃない!私はやってないのに!」
「お、落ち着いて…とりあえずみなさんの今日の行動をお聞きしますね」
「別にいいですよ…あの、今更なんですけど、その子供達は誰ですか?事件現場なのに入ってもいいんですか?」
社長さんがひなみ達のほうを見ながら言う。
「俺たちは図書館探偵団です!」リッカが答える。
「はあ?図書館探偵団?ははっ、探偵ごっこか…」社長さんが嘲笑を浮かべる。
「いやいや、今まで事件を何回も解決してるんだよ!」
「それに俺たちは事件の目撃者だ。目撃者から話を聞くのは当然。だよな、三毛門さん」
「あ、ああ…そうだよ…ということで、お話よろしいでしょうか?」
「…わかりました…」
「仁さまも図書館探偵団に入っていらっしゃるのね♡私も入りたいわ♡」
愛依菜が梅のほうを見ながら言う。
「断る。」梅がきっぱり言う。
「そんなー…ますます冷たいですわ…」

27:哀華:2014/11/23(日) 09:29 ID:NEU


「…で、そろそろ本題に戻ろう。これから1人ずつみなさんの今日の行動についてお聞きしたい」
三毛門が話を戻す。「ではまず、城ヶ崎保社長から。雨山さんと愛依菜さんは少し離れたところでお待ちください」
その二人は移動し、ひなみ、リッカ、梅、三毛門が話を聞く。

「…私はパーティーが始まったときからずっと、今日いらっしゃった他の会社の社長さんに挨拶をしていました…
それが終わったあと、私の四人の社員…雨山くん達と話をしました」
「どんな話を?」
「話というか…私が声をかけたって感じですかね…『君達、パーティーを楽しでいるかね?』と言ったくらいです…」
「あなたはそのときテーブルの上の料理には手をつけましたか?」
「いや…」
「そのとき四人に変わったことはなかったですか?」
「特になかったよ…」
「あの…被害者を恨んでいた方はいらっしゃいましたか?」ひなみが聞く。
「ひなみ…何聞いてんだよ…」三毛門が言う。
「さっすがひなみん!そういう人が犯人の可能性が高いってわけだ!!」
「まあ、それは捜査の基本だな…そういう方はいらっしゃいましたか?あと、雨山さんと三人の仲は??」
「いや、心当たりはないな…いつも四人で一緒にいてたし…仲は良好だったと思いますよ」
「そうですか…」

28:哀華:2014/11/23(日) 09:37 ID:NEU


「私は普通にパーティーを楽しんでいたわ」
城ヶ崎愛依菜に話を聞く。
「具体的に教えてもらえませんか?」
「具体的にね…この会場を回ったりしてたけど…あ、私詩音ひなみさんと話しました」
「そうなのか?」
「は、はい…少しだけ…」
「ひなみさんと話したあと、タルタルソースを作りにいったのよ。そして、それを持っていったのよ…」
「じゃあ毒物を入れるチャンスはあったってわけだ」梅が言う。
「仁さま、私を疑っているのですか⁉︎そんなぁ…」
「そりゃそうだ。ソースを作った張本人だしな…」
「おい、まだ決まったわけじゃないだろ」三毛門が言う。
「じゃあ、被害者を恨んでいた人は知りませんか?」
「さあ…知らないわ」

29:哀華:2014/11/23(日) 09:45 ID:NEU


「…僕は四人で食事を楽しんでいました…」雨山夕人が言う。
「ずっと四人で?」
「…はい。そしたら、城ヶ崎社長が来て、声をかけてくれました。社長はすぐに立ち去りました。
その後、愛依菜さんがソースを持ってやってきたのです」
「そのソースをつけて食べたら三人が倒れた…と。あれ?あなたは食べていないんですか?」
「…ソースはつけなかったよ…」
「毒が入ってるって知ってて食べなかったんだろ⁉︎」リッカが言う。
「ちがう!俺はそんなことしない!!俺たちはいつも一緒にいて、ごはんを食べにいったり、家に泊まったりした仲なんだ!
絶対していない!!」
「落ち着いてください…可能性があるってことだけですから…リッカも勝手に口出しするな!」
三毛門が注意する。

30:哀華:2014/11/23(日) 09:54 ID:NEU


「…うん、そうなの…だから今日は中止だよ…今夜はこっちに泊まるから…じゃーね」
蘭はホテルのフロントにある椅子に腰掛けて小五郎に電話していた。
「おじさん、何て言ってたの?」
コナンが聞く。
「うん…すっごく悔しがってた…おいしい料理も食べられないし、綺麗な女性と会えないって…」
「そうなんだ…(そりゃそうだな、車の修理も何時間も待って…)」

「…へえー…そうなの…じゃ」
園子も、お母さんとお父さんに電話していた。
「事件と関係なくても、
パーティー会場にいた人は別室で待機してるらしいよ…だからお母さんやお父さんもまだその部屋から出られないんだって…」
「そっか…大変だね…」
「どうする?先にホテルの部屋に入るって手もあるけど…」
「うーん…コナンくんはどっちがいい?」
「…どっちでもいいよ。でも、部屋に入るとしても今フロント混んでるし…」
「本当だ…」
フロントには列がズラーっと並んでいた。
「もおーー!待ってばっかりー!列が消化するまで待っときましょ!」

31:哀華:2014/11/24(月) 11:50 ID:yg6


「うーん…話を聞いてみたが…さっぱり分からんなー…」
「三毛門さん、次はみなさんの持ち物を調べてみては?」
「…そうだな…ではみなさんが今持っているものを出してください!!」
「いいですけど…」「でもたいした物持っていないわ」「部屋に置いてきたし…」
全員持ち物を出すが、全員携帯と財布だけだった。
「うーん…毒物を隠せそうなものはないな…一応調べますよ」
「ちょっと、私の持ち物に触るときは手袋をしてからにしてちょうだい」愛依菜が三毛門に言う。
「え?あ、もちろん、指紋をつけてはいけませんから」
(あれ??愛依菜さん…もしかして…)

ひなみは携帯をじっと見ていた。全員、イヤホンジャックをつけている。
(あ…もしかして…)

32:哀華:2014/11/24(月) 11:59 ID:yg6

「あの!梅くん!」
「どうしたんですか?ひなみさん?」
「あの…このことについて調べてほしいんです…」
ヒソヒソ…ひなみは梅の耳元でささやく。
「え…?…了解です!!」
「あと、もう一つ…」ヒソヒソ…
「あ…それは…こき使われたり…え、具体的に?そうだな…窓を開けて、ドアを開けて、これ持っていて…しょうもないことですよね…」
「あ、ありがとうございます!」

33:哀華:2014/11/24(月) 12:17 ID:yg6


「そういえば、リッカくんは?さっきから姿が見当たりませんが…」
ひなみは梅に聞く。
「え…?本当だ…まあ、あいつのことだからどこかうろついているんでしょう」
「そうですか…」

「うわ、人いっぱいいるぜー」
その頃、リッカは会場から勝手に抜け出してフロントのほうにいた。事件がとても暇…というわけではなかった。
(何か、さっきから嫌な予感がするんだよな…気になって出てきたけど…)
リッカは当たりを見回す。すると、椅子に座っている二人の高校生くらいの女の子と小学生くらいの男の子がいた。
(お、あの子たちかわいいなー♡話しかけてみよう!)

34:哀華:2014/11/24(月) 12:35 ID:yg6


「ああーー暇すぎるーー…」園子が言う。
「ほんとにね…列もまだまだ並んでる…」
「事件があったからホテルの人たちも忙しいんだよ…」

「あーあ!こんなとき、カッコイイ王子様が話しかけてくれたらいいのにぃー♡」
(はは、それはねーな…)コナンが心の中でつぶやく。

「ねえねえ、君たち、何年生?君たちもこのパーティーに来たの?」
「え…?」(ウソだろ…)
コナンたちは驚いた。話しかけてきたのは王子様のようにカッコイイ男の子だったからだ。
「は、はい!!私、鈴木園子と言います!!高校2年生です♡」
「へえー園子ちゃんっていうのか!俺は藤崎リッカ!高校1年生だよ!」
(…年下の男の子か…♡弟みたいでしかもイケメン…♡)園子はリッカにメロメロだ。
「…で、君は?黒髪の子と男の子」
「あ…園子の友達の毛利蘭です。この子はうちに居候している…」
「え、江戸川コナンです…」
「そっかー!蘭ちゃんとコナンくん!よろしく!」
「あ、よろしく…」
(誰がよろしくだよ…蘭に色目使って…このチャラ男め!)コナンはリッカに嫉妬しているようだ。

35:哀華:2014/11/24(月) 13:52 ID:bi6


「リッカくんはパーティーに参加してたの?」蘭が聞く。
「あ!もしかして、社長の息子さん…?♡♡」園子も後に続いて言う。
「俺は違うよ!俺の友達がお金持ちで、それで今日は来たんだ!」
「そうなんだ〜」

「…貴様!そんなとこで何してる!」
突然声がした。リッカと同じ年ぐらいの髪を少し伸ばしていて、リッカとは違うタイプの男の子。カッコイイというより、美少年、綺麗という言葉が似合う。
「(うわあー❤︎こっちの子は綺麗…女の子みたい!)リッカくん、その子は?」
「こいつは梅崎仁。今言ってた俺の友達だよ」
「じゃ、じゃあ社長の息子さんってあなた?」
「…一応社長の息子だが…」
「そ、そうなんですかあ❤︎私、鈴木園子で…あれ?」
梅は園子の言葉を無視してリッカと喋っていた。
「貴様、勝手に抜け出すなよ!」
「実はわけがあるんだよ…ゴニョゴニョ」リッカは梅に耳打ちする。
「本当なのか??…わかった、ひなみさんには…」
そう言ったあと、梅は戻っていった。
「じゃあ園子ちゃんたち、またね!」リッカもどこかへ行った。

「ああー!リッカくんや梅崎くんとメアド交換するの忘れてたー!!」
園子が悲鳴に似た叫び声を上げる。
「園子…残念だったね…せっかくお目当ての社長の息子さんに会えたのに」
「うう、もっと仲良くなりたかったのに…」
「…京極さんがいること忘れてたないよねえ?」
「それにさっきの会話聞いてたけど、"ひなみさん"っていう女の人が出てきてたよ〜無理なんじゃない?」
「…またここに来ないかなあ…♡」
(…全然人の話聞いてねーな…)

36:哀華:2014/11/24(月) 14:03 ID:bi6


「あ、梅くん!リッカくんいましたか?」
ひなみが梅に言う。梅はリッカを探しにいったのだ。
「あ、はい…いましたよ」
「そうですか!良かった〜リッカくん、何か言ってましたか?」
「え、えーと…」
実は、耳元で話したとき…
〜〜
「俺、さっきから嫌な予感がするんだ…ひなみんに何かあるような…」
「何だと?」
「だから俺はこのホテルを探ってみる。梅はひなみんの側でいてくれ。あ、このことは…」
「ひなみさんにはナイショだな?わかった」
〜〜
(そうだ、ひなみさんに怖い思いはさせたくない…)
「リ、リッカは事件のことを考えていたら疲れて、外の空気を吸ってくるって言ってました!」
「そうなんですか〜…あ、梅くん、さっき頼んだこと調べてくれましたか?」
「はい!もちろんです!これです!」梅はひなみにパソコンの画面を見せる。
「…なるほど…よし、あとは三毛門さんに頼んで…」

37:哀華:2014/11/24(月) 16:38 ID:yg6

>>>35の訂正!
リッカと同じ年ぐらいの髪〜 →リッカと同じ年くらいで、髪〜

です(´Д` )
すみません…

38:哀華:2014/11/24(月) 21:29 ID:83Q


「三毛門さん!!」
ひなみは三毛門を呼ぶ。
「何だ?」
「あの…探してほしいものがあって…」
ゴニョゴニョ…
「…いいが、何でそんなものを?」
「この謎を解くピースなんです…ゴミ箱にあるはずです…まあ、とりあえず、会場全体を探してみてください!
見つけたら、それを鑑識さんに調べてもらってください!」

39:哀華:2014/11/24(月) 21:48 ID:83Q


リッカはホテルを探索していた。
(うーん…こっちには特に何にもないな…俺の勘違いなのか?…会場に戻ろうか…)

「ナゾトキ姫…」
蘭が突然言った。
「ど、どうしたの?蘭ねーちゃん」
「誰なの?」
「いや、なんかネットで噂になってるの…ナゾトキ姫がここのホテルにいるって…」
「えっ⁉︎」
「ていうか、ナゾトキ姫って?有名人?」
「正体不明の探偵らしいよ…とあるテレビ局の殺人事件を解決したらしいよ。でも、ナゾトキ姫と呼ばれる人は事件を解決したあと颯爽と姿を消したんだって…」
「へえー…探偵でも謙虚なのね…目立ちたがりの蘭のダンナとは大違い…♡」
「え…って新一のこと?ダンナじゃないし!」
「え〜?誰も新一くんなんて言ってないけどぉー?」
園子が蘭をからかう。
(目立ちたがりやで悪かったな…それにしてもナゾトキ姫っていう探偵…気になるな…)

「蘭ねーちゃん、ナゾトキ姫って人のこと、他はわからないの?」
「うん…ネットにはその事件のこと書かれてないし…まだ駆け出しの探偵とか?」
「顔出しNG!とか?」

40:哀華:2014/11/27(木) 06:46 ID:Nb2



明日からテスト一週間前で、テスト勉強に集中したいので、しばらく更新しません…泣
中途半端なところで話が止まってすみません(^_^;)
事件を推理しながら待っててください!!

41:哀華:2014/12/05(金) 12:52 ID:7zA


テスト1日目が終了しました!
ちょっと休憩して続きを書きたいと思います!

42:哀華:2014/12/05(金) 13:07 ID:7zA


「あの…少しお話を伺ってもいいですか?」
ひなみは容疑者の一人、雨山夕人に言った。
「えっ、何だい?さっき刑事さんに言ったとおりだけど…」
「…あなたたちが食事しているときに愛依菜さんが来られたんですよね?」
「ああ、そうだけど…」
「そのとき、愛依菜さんは何か言ってましたか?」
「えーと…確か、『このソース、私が作ったんです!ぜひ召し上がってくださいね!』って言ってたと思う…」
「なるほど…分かりました…ありがとうございます!」

(この事件のナゾ…解けてきましたね…あとは三毛門さんに頼んだことを…)
…ナゾトキ姫の推理ショーの幕がもうすぐ下りそうだ…。

43:哀華:2014/12/05(金) 13:23 ID:7zA


「三毛門さん!」鑑識さんが三毛門を呼ぶ。ひなみと梅もついていく。
「どうした?」
「三毛門さんが探してほしいって言ってたイヤホンジャックとドレスのグローブ、ゴミ箱の中にありました!」
ひなみは三毛門に、グローブとイヤホンジャックがあるはずだから探してほしいと頼んでいたのだ。
「そうなのか⁉︎」
「はい…そして、それらから毒物反応が出ました!」
「何だって⁉︎」三毛門が驚く。
「毒物反応…何でイヤホンジャックから?…これは誰のものなんでしょう、ひなみさん…ってえっ⁉︎」
梅がひなみにそう言ったとき、梅は大声を上げそうになった。なぜなら、そこには"詩音ひなみ"ではなく、
ナゾトキ姫が立っていたからだ。
メガネを外し三つ編みをほどいたひなみーナゾトキ姫は可愛いというより美人で、立ち姿も凛としており表情もクールだ。
ふんわりとした長い髪で、その目は何もかも見通すように透き通っている。
普段のひなみとは全然違う。普段はあがり症だが、メガネを外すことで視界がぼやけ、人前でも堂々と話せるのだ。

「ナゾトキ姫キターー!!」梅が大声で叫んだ。迷惑になると思って我慢していたが、その美しさを前にすると叫ばずにはいられなかった。
「…ひなみ、分かったのか?」三毛門が聞く。
「ええ。三毛門さん、容疑者3人を連れてきてくださいませんか?」

44:哀華:2014/12/05(金) 13:32 ID:7zA


「何なんですか?」「早く返してください、刑事さん!」「私は関係ないのに…」
容疑者の城ヶ崎保社長、雨山夕人、城ヶ崎愛依菜がぶつぶつと文句を言いながらやってきた。
「まあまあ、落ち着いて…」
「ありがとうございます、三毛門さん」
ナゾトキ姫が言う。
「あれ、この方は…?」城ヶ崎保社長が聞く。
「も、もしかして、詩音ひなみさん⁉︎」
愛依菜が言う。
「うそ⁉︎全然違う!メガネをかけてないから分からなかったよ…
どうして外しているんだい?」
「気にしないでください、このほうが落ち着いて話せるので…」
「それで、何で私たちは呼ばれたのかしら?」
「…この事件の犯人が分かったのです」
「えっ⁉︎」3人が驚く。
「本当なのか⁉︎」「あなたみたいな素人に分かるわけないでしょ?」「適当なこと言ったら許さないぞ」

「もちろんです、ではこのナゾのラストページ私がめくって差しあげます!」
「えっ⁉︎」

45:哀華:2014/12/05(金) 13:33 ID:7zA


すみません…
テスト勉強に戻ります…
続きはテストが終わってからで!

46:哀華:2014/12/08(月) 13:09 ID:xHg


「それで?誰が犯人なんだ??」三毛門が言う。
「…普通に考えれば分かります。城ヶ崎保社長は少し話しただけなので毒物を入れるチャンスはなかった。
雨山さんは入れようと思えば入れることができますが、周りに3人がいる中で入れるのは難しいでしょう。
となると、残りはソースをつくった…」
全員、その人物のほうを見る。
「…城ヶ崎愛依菜さん、あなたです」

「ちょ、ちょっと、消去法で私なの⁉︎ありえない!!だいたい、私は毒物なんか持ってないし…
刑事さん、こんな素人の子の言うことに惑わされないでちょうだい!」

「…証拠ならありますけど?」
ひなみの目が鋭く光った。

47:哀華:2014/12/10(水) 13:02 ID:bsM


「三毛門さん、さっき見つけたものをみなさんに見せてください」
三毛門はイヤホンジャックを出した。
「このイヤホンジャック…普通のより長さが短くないか?」
梅が言う。
「それに、愛依菜と同じものだ…」続いて、城ヶ崎社長が言う。
「…だから何なの?イヤホンジャックなんてどこでも売ってるじゃない!私のじゃないわよ!」
愛依菜がすかさず言う。
「確かにそうだ…イヤホンジャックなんて事件に関係あるのか?ひなみ」
「…ええ。だって愛依菜さんはイヤホンジャックの穴の中に毒物を隠しもっていたのですから…」
「えっ⁉︎」一同は驚く。
「なんだって⁉︎」
「そのイヤホンジャックが普通のより短いのは毒物を入れるスペースを作るためですよ…」
「…でも、それだったら落ちてしまうんじゃ…」
梅が尋ねる。
「そうですね…だから愛依菜さんはイヤホンジャックの穴が上にある携帯を今日使っていたんですよね?
上についていれば指で押さえていても誰も違和感を感じませんし。
まあ、愛依菜さんのイヤホンジャックと穴の中を調べれば毒物反応が出るはずです」

48:哀華:2014/12/10(水) 13:15 ID:bsM


「そ、そんなの知らないわ!私は犯人じゃない!!」
愛依菜はまだ自分が犯人じゃないと主張している。
「そうですか……そういえば、愛依菜さんって潔癖症ですか?」
「な、何なの?」
「梅くんから話を聞きましたが、愛依菜さんは幼いころ梅くんにいろいろ命令していたようですね…
ドアを開けて、とか、これを持って、とか。それで愛依菜さんはできるだけ自分のものじゃないものに触りたくないんじゃないかって。
あと、さっき持ち物を調べるときに三毛門さんにこう言いましたよね?『私の携帯に触るときは手袋をしてちょうだい』って。
私が携帯を触ろうとしたときも。だから潔癖症だと思ったんです」
「そ、そうだったのか…」梅はあぜんとしている。
「そ、そうよ。それがどうしたの?別に関係ないでしょ」
「…ではなぜグローブをはめていないのですか?」
「え…?」
「あなた、潔癖症なんですよね?他のものにできるだけ触りたくないのですよね?
だったらグローブをはめるはず。調べると、あなたの着ているドレスにはグローブがついているようですが…
もしかして、毒物が付着してしまったのではないのでしょうか?だからあなたはゴミ箱に捨てたんですね。
でも、もうそのグローブは警察に回収され、毒物反応も出ていますよ?もっと調べれば、あなたの指紋も出てくると思います」
「くっ…」

49:哀華:2014/12/11(木) 15:11 ID:EZA


「あれ?こっちで道合ってんのかなぁ…?」
そのころリッカはホテル内をうろうろしていた。というのも、会場へ戻る道が
分からなくなってしまったのだ。
「えーっと…あ、ホテルのロビーが見えてきた!じゃあもっとまっすぐ行ったら戻れるぜー」
ロビーには、人だかりができていた。そこには、カメラやマイクを持ったマスコミのような人もいる。
「…ねえねえ、ナゾトキ姫がこのホテルにいるんだって!」「本当?前雑誌に載っていたよね?顔は分からないけど!見てみたいー」
リッカの近くにいた女性二人が話していた。
(ど、どういうことだ?ナ、ナゾトキ姫が何でこのホテルにいるって分かるんだ?)リッカはその二人の会話に驚いた。

「そこのお姉さん、何でナゾトキ姫がここにいるって分かるのー?」リッカは尋ねた。
「え?あ、ネットでそういう噂が流れてるのよ。ほら!」
携帯を見ると、
《ナゾトキ姫が○○ホテルにいるんだって!》《そうなの⁉︎あの正体不明の⁉︎》《私、今そのホテルにいます!》《ナゾトキ姫www誰だよwww》
というつぶやきがされていた。
(ヤバいな、正体がバレるかもしれない!マスコミもいるし…早くこのことをひなみんに知らせないと…!)

50:哀華:2014/12/11(木) 16:11 ID:7zA


「それでは、あなたの携帯をくわしく調べてみてもいいですか?あとグローブも…」
三毛門が尋ねる。
「…いいわよ…どうせ、私の指紋や毒物が出てくるだろうから…」
「それでは犯行を認めるんですね?」
「め、愛依菜、どうして…」「なぜなんですか…?」
城ヶ崎社長と雨山夕人は驚きを隠せない。
「…あなた達が四人が邪魔だったのよ!いつも文句ばっかり言うし、言われた仕事をちゃんとやらないし…
だからムカついたのよ!痛い目に合えばいいと思って…でも、雨山夕人がソースを付けなかったのは誤算だったわ。
ま、それで雨山夕人を犯人に仕立て上げられると思ったんだけど…無理だったわね…」
「愛依菜!そんなことくらいで人を傷つけるな!」
城ヶ崎社長が怒鳴る。
「…うるさいわねっ!あいつらは最低な人間よ!そんな罰くらい受けて当然よ!」
愛依菜の態度が豹変してきた。
一同は固まってしまった。

「…そうでしょうか?」ナゾトキ姫がその場の空気を変えるように言い放った。
「雨山さん達はとても正直だと思います。自分の思ったことを言って…
自分の意見を主張するのはとても良いことなんじゃないですか?
それに、罪もない人に毒物を摂取させたあなたのほうが、私には最低な人間だと思いますよ?」
「…あっ………私ってバカね…こんなことをしてしまうなんて…最低だわ…」愛依菜の頬を涙がつたう。
「…自分の非を認めたあなたはきっと変われるはずです。罪を償ってまた人生をやり直してください…」
「…ごめんなさい…」

こうして事件は解決した。しかし…

51:哀華:2014/12/11(木) 18:56 ID:bsM


「ひなみんー!梅ー!」
リッカが大声を出しながらやって来た。
「リッカくん?」
「貴様うるせーよ!」
「はあはあ、なんか今、ナゾトキ姫がネットで噂になってるんだ…」
「えっ?」
「どういうことだ?」
「ネットでナゾトキ姫がこのホテルにいるって流れてるんだよ!」
「うそ…」
「早くここから出ないと…ひなみさん、早くメガネをかけてください!」
「いや、梅、それは危険じゃないか?外には野次馬がいっぱいいるし、カメラを持った人もいたぜ」
「…そうか…メガネをかけた姿で見つかるよりもナゾトキ姫のままで見つかったほうが、姿が写されても
誰か分からないってことか…」
「じゃあ、私はそのままでいいんですか?」
「はい!とりあえず三毛門が出るときに一緒にここを出ましょう!」

ザワザワ…会場の外がざわついている…
「何だ…?」

52:哀華:2014/12/11(木) 19:03 ID:bsM


その頃、コナン達は…
「ねぇ園子、本当に行くの?」
「もちろんよ!だってさっきの子に会えるかもしれないし、お母さんやお父さんにも…
あ、ナゾトキ姫もいるって言ってたじゃん!」
「で、でも、事件現場に入っていいの?」
「ほら!あそこにいる人混みに紛れたらいいんじゃない?あれマスコミよ!きっと会場に入るつもりなんだわ…
だから蘭も一緒に行くわよ!」
「ええー…分かったよ…コナンくんも行くよ、はぐれないようにね」
「えっ…(本当にいいのかよ…そりゃ俺もナゾトキ姫のことが気になるが…)」

コナン達は園子の両親が待機している部屋へ無理やり行こうと考えていたのだ…

「あ!あの人混みが動き出したわ!行くよ!」
「ま、待ってー…コナンくん、はぐれちゃダメだよ」
そういって蘭はコナンの手をにぎる。
「う、うん…」

53:哀華:2014/12/11(木) 19:14 ID:bsM


「…じゃあ行きましょう、城ヶ崎愛依菜さん」」
三毛門や他の刑事が会場を出ようとする。
「よし、俺達もついていくぞ!」
「ひなみさんは下向いていてくださいね!俺達がリードしますから」
「は、はい…」
前にリッカ、後ろに梅で真ん中にひなみをはさんで移動することにした。

三毛門が会場のドアを開けた。すると…
パシャパシャ!! カメラのシャッター音がして、フラッシュが目にくらむ。
大勢の人が会場に入ろうとしている。刑事がさっきから大声を出して止めているが、マスコミの熱気に押されて意味がなかった。

「やっべー…どうする?梅」
「いや、逆に好都合だ。人混みの中に入れば誰が誰だか分からなくなる」
「分かった。じゃあついてきて!」

54:哀華:2014/12/11(木) 19:27 ID:bsM


「うっわー…すごい人…」
「コナンくん、大丈夫??」
「う、うん…何とか…」
コナン達も人混みの中にいた。

「ひなみさん、足元気をつけてください!」
「わ、分かりました…」
ひなみ達も人混みの中を歩いていた。

ひなみはずっと下を向いていた。
コナンは蘭についていくので精一杯だった。

そして…
「…あっ……」
その瞬間、ひなみには時間がスローモーションになったように思えた。いや、時間が止まったように。
メガネをかけていない、視界がぼやけている目を見開いて、足元のほうにいた少年を凝視した。
(あの男の子…前新聞に載っていた…)
…人の波に飲まれてその少年とは離れてしまった。

(えっ…?)
コナンは誰に見られているような気がした。そして、視線を感じたほうを見ると髪の長い女性がコナンのほうを見ていた…
その女性とは離れてしまった…
(だ、誰だ?俺のほうを見ていたのか…?)
「コナンくん、よそ見してちゃダメでしょ」
蘭の声に、コナンの思考は中断された。
「は、はーい…」

…これが、二人の探偵がすれ違った瞬間だ…

55:哀華:2014/12/11(木) 19:49 ID:bsM


どうも!テストが終わって完全に復活しました笑笑
次から第2章が始まります!

56:哀華:2014/12/12(金) 17:44 ID:n4.

第2章 〜2人の探偵、謎を解く。〜

…ホテルで事件があった後の平日。ひなみ、梅、リッカはいつものように図書館にいた。
「ひなみさん、すみません!この前、あんな目にあわせてしまって…」
そう、ホテルで事件が起こり、かつ、ナゾトキ姫のことがネット上で噂になってしまったのだ。
「そんな〜気にしないでください…あの後、いろいろサービスしてくれたし、楽しかったですよ」
事件でパーティーが中止になったお詫びといって、無料でマッサージをしてもらったり、卓球やカラオケで遊んだのだった。
「梅、あれからナゾトキ姫のことは?ネットでまだ噂されてるのか?」
リッカが尋ねる。
「…あれから落ち着いているよ…ほら、城ヶ崎社長の記者会見で、とある記者が《ナゾトキ姫が事件を解決したんですか?》て聞いただろ?
そのとき、城ヶ崎社長が否定してくれたおかげででな」
ひなみ達はナゾトキ姫のことを喋らないように口止めしたのだ。

「ところで、2人とも!今度の休日、私のおじいちゃんの知り合いの小説家の方に会いにいくんですけど、2人も行きませんか?」
ひなみが言う。
「ああー…ゴメン、俺その日家の用事があるんだ…ひなみん…ごめん…」
「…俺もその日は家族で出かけるんです…」
リッカと梅は行けないようだ。
「そうですか…残念です…」

57:ミナモ:2014/12/13(土) 13:16 ID:kf6

うわぁ〜〜〜!!感激です!謎解き姫の小説 少ないのでうれしいです!
図書館探偵団の三人のキャラの描写が素晴らしいです!
特にリッカくんがかわいい(笑)園子ちゃんとのやり取りの所が特によかったです。
コナンくんにチャラ男って言われてるしw
これからもがんばってください!応援しています。

58:哀華:2014/12/13(土) 22:37 ID:HH.


>>>ミナモさん

コメントありがとうございます!
ああ、あの場面ですね笑笑
実は、初めはそういうストーリーは考えてなかったんですけど、リッカなら園子に話しかけるだろうなあって
思って笑笑
素晴らしいと言ってもらえて感激です(^O^☆♪
でも、第2章はリッカや梅の出番は少ないかもしれません…
まあ、これからも頑張ります!

59:哀華:2014/12/14(日) 17:58 ID:QCg


蘭と園子は学校の帰りに喋りながら歩いていた。
「ホテルの事件、城ヶ崎社長の娘さんが逮捕されたんだってね…」
「そうね…私はその娘さんとは会ったことないけど。あれから城ヶ崎社長の会社は大変ね…
あ、前はゴメンね、小五郎のおじさんにも言っといてね…」
「そんな、いいよ!いろいろサービスしてもらったし…じゃあまたねー」

「ただいまー」
蘭は3階の自宅のドアを開けた。
「おかえりー蘭ねーちゃん」
コナンが出迎える。
「コナンくん、もう帰ってたのね…あ、お父さんは?」
「おじさんなら部屋で寝てるよ…」
小五郎の部屋へ行くと、小五郎はベッドでいびきをかきながら寝ていた。そばにはビールの缶が何個も散らかっていた。
「ちょっと、昼間からビール飲んでるの⁉︎」
「きっとマージャンか何かで負けてヤケになったんじゃない?僕が帰ったときはもうこの状態だったよ」
「もうー…」蘭はあきれる。

「あ、蘭ねーちゃん、ハガキが来ていたよ」
コナンは蘭にハガキを渡す。そこには、《ご当選おめでとうございます!小説家の黒谷怜依亜さんのロッジにご招待します!》
と書かれていた。
「あ、これ!前小説を買ったときに当選者に素晴らしい賞品をご用意しています!って書いてたやつ、応募したんだった…
まさか当たるなんて…」
「さすが蘭ねーちゃん!黒谷怜依亜さんって、すごい有名な小説家だよね!」
「うん!コナンくんも行く?お父さんは…ま、送ってもらうだけでいっか…」
蘭は小五郎を見る。小五郎はさっきと変わらずグースカと寝ていた…

60:哀華:2014/12/14(日) 18:14 ID:QCg



「わあーー!大っきいー!」
蘭とコナンは黒谷怜依亜のロッジに来た。とある山の中に建っていた。
玄関のドアを開ける。誰かの靴が2つあった。
「はーい…どなたですか?」背の高い男性が出てきた。
「わ、私、毛利蘭といいます…。こっちは…」
「江戸川コナンです」
「毛利…も、もしかして毛利小五郎さんの娘さん?毛利探偵は?」
急に男性は早口になった。興奮しているようにも見える。
「あ、いや、毛利小五郎の娘ですけど…今日は来ていません」
「そうなのか…じゃあ君は何で来たんだ?」男性は落胆していた。
「あ、小説の懸賞に当選したので…」
(…何だこの人?違和感を感じるな…)コナンはそう思った。
「そうか…あ、僕は椎田浩太(しいだこうた)。ここのロッジで住んでいて黒谷先生のもとで修行しているんだ」
「ここには他にも修行している人がいるの?」
コナンが尋ねる。
「ああ、あと2人いるよ」

「浩太ー、どうしたんだー?」「誰かいるのー?」
別の男性と女性の声がした。

61:哀華:2014/12/14(日) 18:23 ID:QCg


「ああ。カンナと翔太郎、またお客さんだよ」
前髪をパッツンにしている女性と、メガネをかけた男性が現れた。
「この2人がさっき言った、ここで修行している2人だよ」
浩太が言う。
「こんにちは。吉見カンナ(よしみかんな)です!」
「…中垣翔太郎(なかがきしょうたろう)。よろしく」
それぞれ自己紹介する。
「よろしくお願いします」蘭が言う。
「…ねえねえ、またお客さんって言ってたけど僕達の他にも誰か来ているの?」
コナンが聞く。
「あ、他の当選者の方?…でも、あれって当選者は1人で3人まで一緒行っていいって書いていたけど…」
「当選者じゃありませんよ。私の父の知り合いの方とそのお孫さんです」
カンナが答える。
「じゃあここで立ち話も何ですし、ダイニングへ行きましょうか…その方もいらっしゃいますし…」

62:匿名さん:2014/12/14(日) 18:41 ID:mGs

わお

63:哀華:2014/12/14(日) 21:07 ID:Zcw


コナン達はダイニングに来た。長細いテーブルの椅子にはおじいさんと眼鏡をかけて三つ編みをしている女の子が座っていた。
その女の子はコナンを凝視していた。そして…
「あっ!新聞に載っていた子…」と叫んだ。
「へ?」コナンは驚いた。
「あ、あの、この前新聞に載っていましたよね?キッドの犯行を阻止したっていうお手柄小学生として!
それに、ホテルのパーティーにいませんでしたか?」
「私たちそのホテルにいましたけど…あなたもいらしたんですか?」蘭が言う。
「は、はい、詩音ひなみです…」
ひなみ…?コナンはその名前に聞き覚えがあった。リッカと梅が話していたときに出てきた名前だ。
「ねえ、ひなみお姉さん、もしかしてリッカのお兄さんや梅崎のお兄さんと知り合い?」
「え?リッカくんと梅くんは友達ですけど…何で知っているんですか?」
「私たちリッカくんや梅崎くんと会ったんです」
「そうだったんですか!」
「で、でも、僕ひなみお姉さんと会ってないよ…」
コナンは言う。
「えー…でも確かに会ったはず…」
このとき2人は気づいていなかった。ひなみが眼鏡を外し、髪を下ろした姿で会ったことを。
そしてコナンは自分を凝視していた髪の長い女性がひなみだということを…

64:哀華:2014/12/14(日) 21:21 ID:Zcw


「みなさん知り合いだったんですね」
吉見カンナが言う。
「ひなみさんはなぜここに…?」
蘭が尋ねる。
「えっと、私のおじいちゃんは病院を開いていて…ここにいらっしゃる吉見カンナさんのお父様がいつも通ってくださるんです…」
「お父さんはそれにとても感謝してた。そして、詩音さんとお孫さんのひなみさんが読書が好きだと聞いて、いろいろな小説家の方に会えたら嬉しいだろうなって思って…
それが恩返しになるかなあって思って誘ったのです」
ひなみとカンナがそれぞれ答える。
「いやいや、私は医者として当然のことをしただけです」
ひなみのおじいちゃんが言う。
「私、とてもうれしいです!吉見さんだけでなく、椎田さんや中垣さんに会えるんですから!!
この方々は特に推理小説を書いていらっしゃるし…私、推理小説がとても好きなんです!」
ひなみはとても興奮しているようだった。おとなしいひなみの喋りように、一同はひなみをじっと見ていた。
ひなみはその視線に気づき、顔が真っ赤になった。
「あ、す、すみません…1人で興奮してしまって…」
ひなみはあがり症なため、人に見られるのは苦手だ。
「ふふっ、本当に本が好きなんですね…私もうれしいです!」

65:哀華:2014/12/14(日) 21:34 ID:Zcw


「それに、これから黒谷怜依亜先生に会えますよ」
浩太が言う。
「…いや、まだダメだ。今先生は小説を書いてらっしゃる。あと30分後だな」
続いて翔太郎が言う。
「じゃあひなみさん達はここで待っててくれませんか?私達も一旦部屋に戻ります…それでは」

そしてコナンと蘭も椅子に座った。
「あのパーティーにいたんだ…全然気づかなかった…」
蘭がひなみに話しかける。
「ねえねえ、じゃあナゾトキ姫って知ってる?ホテルにいたっていう噂だけど…」
コナンが言う。
「えっ⁉︎ナ、ナゾトキ姫⁉︎」ひなみは驚いた顔をした。
「え、えっと、し、知らないです…」
「そうなんだ…」
ナゾトキ姫を知らないというのはウソだ。なぜなら、自分がナゾトキ姫だからだ…
でも、その正体はなるべく秘密だ。

(何だ?ひなみさん、ナゾトキ姫のことを聞かれて動揺している…なぜだ?
それに、ひなみさんをどこかで見たことあるんだが…)
コナンは考えた。

66:哀華:2014/12/14(日) 21:41 ID:Zcw

<<<62の匿名さん

コメントありがとうございます!えっと…その驚きの表現は良い意味なのか悪い意味なのか分かりませんが…笑
まあ、これからも書くので読んでくださいね♫

67:哀華:2014/12/15(月) 19:30 ID:dMk


あれから何分かたって、吉見カンナがダイニングに戻ってきた。
「今から昼食を作りますね!豪華なものは作れませんけど…」
「いえ!お昼ご飯までごちそうになってすみません…」
ひなみが言う。
「私も手伝いましょうか?」
蘭が申し出る。
「大丈夫です!お客様に手伝わせるなんて悪いですから…」

「カンナ、黒谷先生を呼ぼうか?」
浩太がそう言いながらやってきた。
「うん、もうすぐできるから」
そして浩太は携帯を鳴らす。しかし、応答はなかった。
「あれ…先生出ないな…」
「浩太、先生を呼ぶなら直接じゃないと。先生はいつも携帯には出ないし、
それに携帯で呼び出すなんて怒られるぞ」
翔太郎が言う。
「そうだな。じゃあ俺呼んでくるよ」

68:哀華:2014/12/15(月) 20:08 ID:WLY


「よーし!完成ー!」
ダイニングはおいしそうな匂いに包まれていた。カンナはチャーハンを作ったのだ。
「これはおいしそうじゃのう」ひなみのおじいちゃんが言う。
「ありがとうございます!一応、私の得意料理なんです!みんなが来たら食べましょう!」
ガチャッ
ドアが開き、浩太が黒谷怜依亜を連れて入ってきた。
「黒谷先生、お客様です」
「あら、そうなの…。はじめまして、黒谷怜依亜です」
怜依亜は思っていたよりずいぶん若く、黒髪で髪をポニーテールにしていた。毛先は巻かれていた。
「あ、はじめまして、毛利蘭です」
「江戸川コナンです」
「し、詩音ひ、ひなみです…」
それぞれ自己紹介した。だが、ひなみはあがってしまって噛んでしまった。
「ひ、ひなみさん?顔が真っ赤だけど…」コナンがひなみに言う。
「だ、だって…こんな有名な先生に会えるなんて…緊張しちゃいますよ…」
「そうなんだ…」
「ふふっ、そんなに緊張しないで…」
怜依亜はひなみにニコッと微笑む。
良かった…優しくて美しい方です…
ひなみはホッとした。
「先生、昼食ができましたので食べましょう」
カンナが言った。
「そうね、では頂きましょう」

69:哀華:2014/12/15(月) 20:16 ID:WLY


カチャカチャ…
ひなみ達はチャーハンを食べながら話していた。
「とてもおいしいです!」
「本当だね〜」
「ありがとうございます!」
「…あなた達は私の小説読んだことあるのかしら?」
怜依亜が聞いた。
「もちろんです!」蘭が言った。
「特に先生のデビュー作の"華が舞う闇"は素晴らしいです!」
続いて、ひなみが言う。
「あら、ありがとう…私もデビュー作は自分でも1番良いと思っているの…」

「先生、僕たちの小説を読んでくださるんですか?」
翔太郎が言う。
「ええ。カンナ、浩太、翔太郎の順にね」
「わかりました」
「それまで、ひなみさん達は部屋で待っててもらえますか?」
「はい、いいですよ」

70:哀華:2014/12/16(火) 21:24 ID:EBs


昼食を食べ終わって、ひなみ達は部屋に案内された。
部屋は二階にあって、6部屋ある。そのうち、ひなみとひなみのおじいちゃんは階段に近い部屋、
コナンと蘭は一番奥の部屋に入った。

蘭は本を読んでいて、コナンは携帯をいじっていた。
(ナゾトキ姫…もう少し調べてみよう…)
コナンは『ナゾトキ姫 事件』と検索した。
すると、ある雑誌の記事が出てきた。
《謎の探偵 ナゾトキ姫現る!》という見出しで、
《〜監督が殺害された。そんな中颯爽と現れたのがナゾトキ姫だ。ナゾトキ姫は事件の犯人を当てたという。〜》
というような記事が書かれていた。
(ナゾトキ姫が関わった事件、雑誌やネットにあるのはこの事件だけか…それにしても、ひなみさんの
あの態度…)
コナンは思い出す。ひなみにナゾトキ姫のことを聞いたときのひなみの驚いた表情を。
(どういうことだ?…考えられるのはひなみさんがナゾトキ姫の知り合い、もしくは…
ひなみさんがナゾトキ姫の場合だが…)
コナンはまた思い出す。ひなみが大勢の人に見られたとき、顔が真っ赤になっていたことを。
(…ひなみさん、あがり症かもしれない…じゃあナゾトキ姫なわけねーか…
探偵があがり症なんて致命傷だからな…はは…)

71:哀華:2014/12/16(火) 21:38 ID:EBs


「コナンくん?携帯ばっかり触ってちゃダメでしょ?」
蘭が携帯をいじっているコナンを注意する。
「ご、ごめんなさーい…」
「…ま、私も今から携帯使うんだけどね…」
「えっ、どうしたの?」
「…これから新一に電話しようと思って…」
「えっ…(やっベー、マジかよ…)ぼ、僕ちょっとトイレー!」
コナンは慌てて一階にあるトイレに行く。

プルルルル…
「もしもし、新一?」
「な、何だよ?」
蘭は新一に電話をかけた。…むろん、新一はコナンであるから、コナンが蝶ネクタイ型変声機ど新一の声を出しているのだが。
「今ね、有名な小説家の黒谷怜依亜さんのロッジに来ているの」
「そ、そうなのか…それで?それだけか?」
「あ…えっと、新一、ナゾトキ姫って知ってる?」
「ナ、ナゾトキ姫?…知らねーな…何で俺にそんなこと聞くんだよ?」
「新一は探偵だから事件で知り合ってないかなーって思って…」
「いや知らないな…もう切っていいか?」
「ちょっと…まだ事件解決しないの?早く解決して戻ってきなさいよ…」
「しゃーねーだろ、厄介な難事件なんだから…じゃ忙しいから…」
「…戻ってくるよね?」「えっ…?」蘭の声が急に寂しく聞こえた。
「絶対、また戻ってくるよね?約束しなさいよ…!」
「…バーロー。当たり前だろ…事件片付けたら戻ってくっからよ!じゃあ切るぞ…」

(…俺だって早く戻りてーよ、工藤新一に…でも奴ら…黒づくめの組織をぶっつぶすまでは…)
コナンは蘭と電話の後、改めてそう感じた。

72:哀華:2014/12/16(火) 21:40 ID:EBs


誤字ってました…
変声機ど→変声機で
です…

73:哀華:2014/12/17(水) 21:34 ID:UIY


ひなみとおじいちゃんは部屋で本を読んでいた。ひなみは外の空気を吸うと言ってベランダに出た。
ロッジは山の上に建っているので、二階からの景色は綺麗で、町が小さく見える。頬を吹き抜ける風は冷たいが、今のひなみにとってはちょうど良かった。
ひなみの緊張して暑くなった心を冷ましてくれるようだ。
すると、隣から鼻をすする音が聞こえる。
隣のベランダを見てみると、カンナがいた。隣はカンナの部屋のようだ。
カンナの様子がさっきとおかしい。カンナの目から一粒の涙が落ちた。

「…カンナさん?」
ひなみが思わず話しかける。
「あっ、ひなみさん…こんなところを見られて恥ずかしいです…」
カンナは涙を拭く。だが、カンナの目には涙がたまっていて今にも落ちそうだ。
「どうしたんですか…?」
「…怜依亜先生に注意されただけ…。私、まだ新人だから全然、小説の書き方とかダメだから…」
「カンナさんはどれくらい修行しているんですか?」
「もうすぐ2年になります…大学を卒業してからすぐここに来たので…」
「すごいですね!」
「…そんなことないです…私なんてまだまだ…」
「いや、私、カンナさんのデビュー作読みました!とてもおもしろかったです!
これからも頑張ってください!」
「…ありがとう。ひなみさん、元気をもらえました…!私、頑張りますね!」
カンナはふっと微笑む。カンナの目にはもう涙がなく、笑顔が戻った。
そしてカンナは部屋に戻った。
ブルルッ…長いこと外にいると、風が冷たくて体が冷えた。
ひなみも部屋に戻った。

74:哀華:2014/12/17(水) 21:52 ID:UIY


〜〜〜
リッカはその日、家の用事で小説家の所へは行けなかった。家の用事を済ませて、リッカは昼寝をした。
そして、夢を見た。
ひなみが出てきた。ひなみは暗い顔をしていた。リッカは声をかけた。しかし、何も反応しない。
リッカは後ろに誰かがいるように感じた。振り向くと、女性が立っていた。
はじめ、リッカは誰だか分からなかった。けれども、それが黒谷怜依亜だとすぐに分かった。
ひなみが「黒谷怜依亜先生!」と言ったからである。
怜依亜も何も言わない。すると急に頭から血を流して倒れた。リッカはびっくりしたが、ひなみは何も言わなかった。
そして、ひなみは消えてしまった…水の泡となったように。

「ひなみん!!」
リッカはそう叫びながら起き上がった。額には大粒の汗があった。
ハアハアと息が上がっている。ゾクッと寒気がする。
何だ…この感じ…そうだ…あのテレビ局や船の上での殺人事件が起こったときに感じた予感と同じ…
また寒気がする。ひなみの身の回りに何かが起こりそうな気がしてたまらない。
早くひなみんと連絡を取らないと…!

75:哀華:2014/12/18(木) 14:11 ID:63M

ひなみが部屋に戻ると、おじいちゃんはテレビを見ていた。15時40分頃だった。
「おじいちゃん?何見てるんですか?」
「ああ。『高校生クイズ』って番組だよ。高校レベルの問題を出すクイズだよ」
ひなみもテレビを見た。
《濃硝酸と濃塩酸の体積比で1:3の混合物は何と言われる?》
そんな問題が出された。
「あ、これ前習いました!…王水です!」
そして、前里奈緒(まえざとなお)というタレントが答える。
前里奈緒は双子の妹、前里真緒(まお)と双子タレントとして活動している。今日も双子でこのクイズ番組に出場しているようだ。
《正解です!》司会者が言う。
「ほお…さすがじゃなあ…」
「えへへっ…」

76:哀華:2014/12/18(木) 21:08 ID:UIY


ー午後4時頃。クイズ番組は終わった。
「ふぅ、結構おもしろかったです…」
〜〜♩♫♪♩♫ ひなみの携帯が鳴る。
「あっ、リッカくんからメールです…いったいどうしたんでしょう?」
ひなみはメールを見る。そのメールの内容に目を見張った。信じがたいことが書いてあったからだ。
《ひなみん、そこは危険だ…今すぐ逃げて!》
「リッカくん…?どういう意味でしょう…とにかく、リッカくんに電話してみましょうか…」

パリンッ!窓ガラスの割れる音がした。そして…
「うわああああああ!!」
悲鳴が聞こえた。この声の主は、中垣翔太郎だ。
「お、おじいちゃん…」ひなみはとても怖くなった。リッカのメールのとおり、このロッジは危険な場所へと変化したからだ。翔太郎の悲鳴によって…
「とりあえず、外に出て様子を見てみよう…ひなみは部屋にいていいから…」
「い、いえ、私も行きます…」

77:哀華:2014/12/19(金) 21:37 ID:HJc

部屋の外に出ると、ひなみ達の部屋の3つ隣の部屋から翔太郎が出てきた。
「ど、どうしたんですか?」ひなみのおじいちゃんが聞く。
「く、黒谷先生が…た、倒れて…」翔太郎の声は震えていた。
「何かあったんですかー?」蘭とコナンも部屋から出てくる。
そして、怜依亜の部屋を覗くと…頭から血を流して倒れている怜依亜の姿があった。
「う、うそ…」ひなみは呆然とした。
「キャアアア!」蘭は悲鳴をあげる。
コナンは怜依亜にかけより、脈をはかる。ひなみのおじいちゃんもかけよる。
「…ダメだ、もう息がない…」
「…その子の言うとおり、亡くなられているようじゃ…」
コナンとおじいちゃんがそれぞれ言う。
「そんな…」
「蘭ねーちゃん、早く警察を呼んで…」
コナンは蘭にそう言いかけた。だが、蘭は恐怖で固まってしまっていた。
蘭は殺人事件にはこれまで何回も遭っているが、その残酷さは、慣れるはずがない。
そしてひなみは、殺人事件はあまり遭遇したことがないので、同じく固まっていた。
「ぼ、僕が呼びます…!」翔太郎は怜依亜の
部屋に入って部屋に置いてある電話で電話をかける。
「怜依亜先生⁉︎」「うそだろ⁉︎」
カンナが部屋から、浩太は一階からやってきた。
「あ、あの、警察に通報したんですけど、ここに来る道が通行止めになっていて、それが解除されるまで来れないそうです…」

78:哀華:2014/12/20(土) 08:21 ID:vnU


「翔太郎、どういうこと?窓ガラスが割れる音がしたんだけど…」
カンナが聞く。
「…俺の部屋、先生の隣だろ?それで、隣から窓ガラスが割れる音がして、ベランダから覗いてみたら、誰かが怜依亜先生のベランダにいたんだ。
…そいつは俺に気づいてベランダから下へ飛びおりた…そいつはどこかへ消えてしまった…」
「その人の顔は?」コナンが聞く。
「いや…サングラスにマスクしてたし…分からなかったよ…」
「じゃあ、外部犯ってこと?」
「お、おい、やばくねーか?今、道は通行止めなんだろ?だから犯人はこの近辺から逃げられないはずだ。もしかして…まだこのロッジにいたりして…」
浩太が言った。
「えっ…⁉︎」
「ちょ、ちょっと、怖いこと言わないでよ!」
カンナが怯える。
「…とにかく、全員で一つの部屋に集まったほうがいいですな…」
ひなみのおじいちゃんが言う。
「じゃあ行きましょう、一階のダイニングへ…」
翔太郎が言う。
そして、カンナ、浩太、翔太郎、蘭、おじいちゃんは移動しようとする。
だが、ひなみとコナンはその場を離れない。
「コナンくん?行かないの?」
「あっ…僕はあとから行くから蘭ねーちゃん達は先行ってて!」
「でも…」
「だ、だいじょーぶだよ!」
「そう…じゃあ早く来るのよ!」
蘭は行ってしまった。

79:哀華:2014/12/20(土) 08:27 ID:vnU


「ひ、ひなみさん?ひなみさんも先行っててくれていいよ?」
コナンはひなみに言う。ひなみはまだ呆然としていた。憧れの小説家の先生が目の前で倒れているのだ、無理はない。
だが、ひなみは何かを決心したように立ち直り、
「私もここに残ります…何か分かるかもしれませんし…」
コナンは一瞬驚いたが、ひなみの正義に満ちた目を見て、
「う、うん、分かった…」
と承諾しざるを得なかった。

(そうです、私はナゾトキ姫です…何を弱気になっているんでしょう…
怜依亜先生のためにも、みなさんのためにも、犯人を見つけ出してみせる…!)
ひなみは心に誓った。

80:哀華:2014/12/20(土) 19:30 ID:n4.


ひなみとコナンは部屋を捜索し始めた。
怜依亜の近くには割れた花瓶があった。それには血が付着していた。
おそらく、それが凶器であろう。
そして、ゴミ箱を見る。書きかけの小説の原稿用紙が何枚も丸められて捨てられている。
「…これは?」ひなみはゴミ箱にあるものが捨てられているのを見つけた。それを指紋をつけないように出す。
アルミホイルだった。
「…何でアルミホイルが?」コナンが言う。
「アルミホイルは食べ物を包んだりしますけど、これは汚れていませんね…何のために…?」
「あ、こんなものもあったよ!」
コナンもゴミ箱から取り出す。メモだった。書かれていた内容はこうだ。
14:45 カンナ
15:15 浩太

16:00 翔太郎

「これは会う時間をメモしたものでしょうか?確か、小説を読むとか言ってましたね…」
「でもさー、浩太さんと翔太郎さんの名前が書かれている間が空いてるの気にならない?」
「そうですね…何か、消したあとがありますし…」
怜依亜の机を見る。シャーペンや消しゴム、赤ペンなどが置かれていた。
「なぜ消したのでしょう?何か見られなくないものでもあるんでしょうか…?」
「あとでメモの内容が正しいか聞いてみよう…」

81:哀華:2014/12/20(土) 19:47 ID:n4.


窓のほうを見る。翔太郎が言ったとおり、窓ガラスは割れていた。
コナンが窓に近づいて、カギをかけたり閉じたりする。
「コ、コナンくん、ガラスを踏まないように…危ないですよ」
ひなみが言う。
「うん…でも、犯人は何でガラスを割ったんだろうね?だって、カギ開ければいいのに…
カギは内側からかけるタイプだから…」
「…慌てていたんでしょうか…?それとも…あっ…」
「…ひなみさんも僕と同じこと考えてる?」
「…ふふっ…そうかもしれませんね?」
ひなみは微笑む。
(…ひなみさん、観察力は結構あるみたいだ…やっぱりナゾトキ姫?いや、まだわからない…
もう少し様子を見てみよう…)
コナンはまだひなみのことを疑っているー

82:哀華:2014/12/20(土) 19:55 ID:n4.


机の近くに、怜依亜の携帯が落ちていた。
コナンは着信履歴やメールの履歴を見る。だが、履歴は残っていなかった。
「犯人が消しちゃったんでしょうか?それとも、怜依亜さんが…?」
「それは警察にデータを復元してもらわないと…あれ?」
コナンはあることに気づく。床を見る。
「どうしたんですか?」
「あ、床にキズがついているんだ…ほら、何かを動かしたような…」
ひなみも床を見る。
「本当だ…あ、ここにホコリの後があります…以前、このあたりに机があったのでしょう…
今は移動されてますね…」
「模様替えでもしたのかなあ?」

「ふう…部屋を調べるのはこのくらいにして、蘭ねーちゃん達のいるところへ行かない?
あの3人から話を聞きたいし…」
「そうですね…」

83:哀華:2014/12/22(月) 20:50 ID:9Bg


ひなみとコナンはダイニングへ向かった。
「…何だか騒がしいですね…」
ダイニングから言い合いの声が聞こえてくる。
中に入るとカンナ達が争っていた。
「お前がやったんじゃないのか⁉︎カンナ!」浩太が言う。
「はあ⁉︎何で私なのよ⁉︎」
「俺知ってるぞ!今日先生に怒られてただろ⁉︎」
「そんなくらいで手にかけるわけないでしょ⁉︎…ていうか、犯人は外部犯じゃないの?
翔太郎、見たんでしょ?」カンナは翔太郎に聞く。
「…ああ…もしかして、俺が見たのは浩太か?」
「何でだよ⁉︎」
「お前一階から怜依亜先生の部屋に来ただろ?犯人は下に逃げたんだから…」
「…お前適当なこというなよ!お前こそ、外部犯って嘘なんじゃねーの?」
「み、みなさん…落ち着いてください…」
蘭がその場を取り繕うように言う。だが、3人は聞かない。
…そこはまるで戦場のようだった。

「…これこれ、証拠もないのに人を罵倒しても、何の解決にもならんじゃろ?
…犯人は分からないが、今は協力すべきじゃよ…」
ひなみのおじいちゃんが落ち着いた声で言う。3人は我に返った。
「…すみません、取り乱してしまって…」
「恥かしいです、お客様の前で…」

84:哀華:2014/12/22(月) 21:00 ID:9Bg


「じゃあさ、これから今日何していたか話し合おうよ!」
コナンが言う。
「おいおい、俺たちを疑ってるのか?」
翔太郎が言う。
「一応だよ!じゃあカンナさんから!」

「は、はい…えっと、昼食を食べ終わったのは1時半でしたよね…それから部屋にいて…
14時45分に怜依亜先生の部屋に行きました。…私の書いた小説を読んでもらうために。
そして3時に自分の部屋に戻ってずっと部屋にいました」
「あ、私3時40分頃にカンナさんと会いましたよ!」
ひなみが言う。
「え、そうなの?」コナンが尋ねる。
「はい…私の部屋、カンナさんの隣だったので、ベランダに出たときちょうど会ったんです」
「じゃあカンナさん、それから4時までは?」
「ずっと部屋にいました…」
「一人で?」
「はい…」
「じゃあ犯行時刻のアリバイはないんだね…」
「そんな…」
「コナンくん、失礼なこと言っちゃダメでしょ?ごめんなさい、カンナさん…」
蘭が言う。
「いえ…本当のことですから…でも私じゃありませんから…!」

85:哀華:2014/12/22(月) 21:15 ID:9Bg


「次、浩太さん話してもらっていい?」
「…俺も昼食を食べ終わってから先生に小説を見てもらうまでは部屋にいたよ…
俺は15時15分から30分まで見てもらう約束でした。それが終わったあと、翔太郎の悲鳴を聞くまで一階にいました」
「何で一階にいたの?一人で?」
「…休憩だよ。部屋に戻る気分じゃなかったんでね…一人でいたから同じくアリバイはないけど」
「じゃあさ、外に知らない人とか見てない?」
「いや、見てない…ってか、何でこんな子供に言わなきゃならないんだよ…」
浩太はコナンに言った。コナンにこんなことを聞かれて不満だそうだ。大人のプライドだろうか…?
「…この子好奇心旺盛ですから…すみません…」蘭が言う。
「まあ、いいけど…坊や、探偵ごっこもほどほどにな…」
「は、は〜い…(探偵ごっこってなんだよ…俺は本当の探偵、工藤新一…その正体は絶対に言えないが…)」

86:哀華:2014/12/22(月) 21:28 ID:9Bg


「じゃあ翔太郎さん…」
「…俺は4時に小説を読んでもらうはずでした…それまではずっと部屋にいました…
そして4時ちょっと前に先生の部屋のドアをノックしました…でも応答がなかったんです…一応携帯にかけたんですが出なくて…
ドアはカギがかかってました…すると、窓ガラスが割れる音がしたんです…
何かあったのかと思って自分の部屋のベランダから隣の先生のベランダを覗くと…
さっき言ったとおり、知らない奴がいたんです…」
「それまでは部屋にずっと一人で?」
「はい…」
「あ、翔太郎は部屋にいてたと思う…翔太郎の部屋からテレビの音が聞こえたから…たぶん3時からやってるクイズ番組だったと思う…」
カンナがそう言った。
「…ああ。そうだよ…」

87:哀華:2014/12/23(火) 08:54 ID:CmQ


「っていうか、あなた達は?俺たちばっか聞かれてるけど…」
翔太郎がひなみ達に言った。
「私達はずっと部屋にいました…ね、おじいちゃん」
ひなみはおじいちゃんを見ながら言う。おじいちゃんはうなずく。
「僕も蘭ねーちゃんと一緒にいたよ!」
「はい…」
蘭とコナンも言う。
「…じゃあアリバイがないのは私達だけなんですね…」
カンナが悲しそうに言った。
「あ、あの!ここのロッジの間取りを教えてくれませんか?ここに書いてください!」
ひなみがカンナに手帳を差し出しながら言った。ひなみはそれまでの3人の証言も手帳にメモしているようだ。
「いいですよ…はい、どうぞ!」
「ありがとうございます…」
(へえ…ひなみさん、なかなかやるな…)
コナンは思った。

「…俺、そろそろ部屋に戻りたいんだけど」
翔太郎が言った。
「確かに…疲れたから休みたいな…」
「そうじゃな…私も戻ろうとしよう…」
ひなみのおじいちゃんが言う。そして翔太郎と浩太とおじいちゃんは部屋に戻った。

「あれ、カンナさんは戻らないんですか?」蘭が尋ねた。
「みなさんの夕食を作ろうと思って…」
時計を見ると、5時半を回っていた。
「じゃあ私も手伝います!」
「そんな…悪いですよ…」
「いえ、いろいろお世話になりましたし、それに…あんなことがあったら…一人で作るのも気が引けるでしょうから…」
「…ありがとうございます、蘭さん…」

88:哀華:2014/12/23(火) 09:10 ID:CmQ


「僕たちは先に戻っているね!ひなみさんも行こ!」
コナンがひなみに言う。
「あ、私、お手洗いに行ってから行きますね…」
「うん、わかったー」
ひなみはトイレに向かう。
パタッ
ひなみのポケットから手帳が落ちた。
「ひなみさん、手帳落としたよー…」
コナンはそう言ったが、ひなみは気づいていなかった。
(まあ、後で渡せばいいか…)
コナンは手帳を拾う。手帳の表紙は、女性のシルエットが書かれており、ローマ字で『NAZOTOKI』とあった。
(オシャレだな…そういや、ひなみさん、さっきのことも書いてくれてたみたいだな…人のものを見るのは悪いが…ちょっとだけ…」
コナンはそのページを見る。びっしりと文字が敷き詰められていた。カンナが書いたこのロッジの間取りもあった。
コナンはふと気付いた。前のページにも何か書かれている。
見ると…とある家の間取りや家族構成などが書かれていた。

「それ、私の手帳!コナンくん、拾ってくれたんですね!」
ひなみがトイレから戻ってきた。コナンは慌てた。勝手に手帳を見たのを怒られるかと思ったからだ…」
「ご、ごめんなさい…勝手に読んじゃって…」
「へ?別にいいですよ、たいしたことは書いていませんし…」
「じゃあこれから僕の部屋で事件のことについて話し合わない?ひなみさんがメモしてくれたのを見ながら!」
「そうですね!コナンくん鋭いから何か分かるかもしれませんね…」
「ぼ、僕は無理だよ〜…ひなみさんのほうが…」
「やめてくださいよ〜…」

(あの家族構成のメモ…事件の捜査か?だとしたら、ひなみさんは探偵…やっぱりナゾトキ姫か?)

89:哀華:2014/12/23(火) 19:21 ID:CmQ


ひなみとコナンは、コナンの部屋でこれまでのことを整理した。
「コナンくんはどう思いますか?何か分かりましたか?」
「…犯人はあの人だろうけど…証拠がないし、動機もはっきりとしていない…」
「…そうですね…」

〜〜♫♫♪♫〜〜
コナンの携帯が鳴った。小五郎からのメールだった。
画像がついていて、《この手紙、お前のじゃないのか?》という内容だった。
その画像を拡大する。

【黒谷怜依亜と付き合っている人をし
らべてほしい。
今すぐにだ。
とあるロッジに来
い。私の正
体は言えない。た
だちにきてほしい。】
(おいおい、こんな手紙、俺なわけないだろ!それより、この手紙、何かおかしい…
もしかして!)
そしてコナンはネットであることを調べる。
ひなみもコナンの携帯を覗く。
「…犯人は…もしかして…」
「ああ。そうかもしれないね…」

「そうだ、また怜依亜先生の部屋に行かない?まだちゃんと見れてないし…」
コナンが言う。
「はい…」

90:哀華:2014/12/23(火) 20:14 ID:bsM

ひなみとコナンは怜依亜の部屋へ来た。
まだ見ていないところがあったのだ。それは小さなキッチンだった。
コンロと流し台がある。流しにはコーヒーのカップが二つあった。まだ洗われてなかった。

コナンは考えていた。証拠は警察に調べてもらうと分かるだろう…
「コナンくん…これ見てください…」
ひなみは怜依亜の机を見ながら言う。
「あっ…これは…」

そのあと、ひなみとコナンはカンナのところへ行った。
「あの、怜依亜先生は、部屋の模様替えしたりしていませんでしたか?」
「え?…確か、昨日やるって言ってたような…そういえば、部屋に行ったとき前と家具の配置が変わってた…」
「そうですか…」

次に浩太の部屋に行く。
「ねえねえ、お兄さんは一階のどこにいたの?」
コナンが聞いた。
「ああ、ここだよ」浩太はひなみの手帳に書かれた間取りを指して言った。
怜依亜の部屋の真下、応接間だった。
「そうなんだ〜ありがとう!」

「コナンくん、もう犯人がすっかり分かったって顔ですね?」
ひなみが言う。
「えっ⁉︎何で⁉︎」コナンは少し驚いた。コナンの正体は工藤新一…小学一年生の今、賢いそぶりを見せれば
どうしてそんなに賢いのか怪しまれるからだ。ひなみにもそう疑われるかもしれない。
「だって、コナンくんの目、輝いてました!」
「え、えへへ…ひなみさんも分かってるよね?」
「…ええ。あとは犯人を待ち伏せるだけ…」

(ひなみさんも本当に犯人が分かってるみたいだな…でも大丈夫か?ひなみさんあがり症みたいだし、人前で推理はできなさそうだしな…)

91:哀華:2014/12/23(火) 21:16 ID:WLY


(何てことだ…アレを落としてしまうとは…)
怜依亜の部屋の前に、とある人物が現れた。
その人物は部屋の中に入る。部屋には何の気配もない。
(…誰もいないみたいだ…)
そして机の上を見る。シャーペンやボールペン、消しゴムなどが置いてある。
(良かった…あった…あの少年と女の子は気づいていないようだ…)
その人物はホッとした。…が。

「やっぱりあなたが犯人だったんですね…!」
「きっと戻ってくると思ってたよ…中垣翔太郎さん…」
翔太郎は驚いた。コナンとひなみが現れたからだ。
「君たち、俺が犯人だと分かって待ち伏せていたのか…?」
「ええ…そうです…」
「…どうして分かったんだ…?」
「それはこれから説明するよ!ねっ、ひなみさん!」
コナンはひなみのほうを向く。ひなみはメガネを外し、髪を下ろした。
「ひ、ひなみさん…??」コナンはあぜんとした。
「それでは…このナゾのラストページ、ナゾトキ姫がめくって差し上げます!」
「ナ、ナゾトキ姫ー⁉︎」翔太郎とコナンは驚いた。
特に、コナンのほうが驚いた。今、その場にいるナゾトキ姫が、パーティーのときに自分を凝視していた女性だからだ。

(やっぱり、ひなみさんがナゾトキ姫だったのか…)

92:哀華:2014/12/24(水) 13:35 ID:HJc


「どうして分かったんだ…?」
翔太郎が聞く。
「…ではこのメモを見てください。ほら、浩太さんとあなたの名前と間が空いているでしょう?」
ナゾトキ姫は3人が部屋を訪れる時間が書かれた紙を差し出した。
「何か消された跡がありますね…ほら、少しだけ"しょ"という文字が見えますよね?
それで思ったんです。あなたは4時より前に怜依亜さんの部屋を訪れていたんです!」
「…怜依亜さんの部屋、昨日に模様替えしたって聞いたよ。だから、模様替えした後、今日が初めて入ることになるよね?だから家具の配置が変わっていて戸惑うはず。
でも、翔太郎さんは迷わず電話のほうに向かって警察に通報した…それで一回部屋に入ったことがあったんじゃないかって…」
コナンが言った。
「…なるほど…でも、どうやって先生の部屋に入ったんだ?部屋から入ったらバレるだろう」
「べランダです。あなたの部屋は怜依亜さんの隣ですから、ベランダづたいに侵入するのは容易いでしょう」
「だったら、浩太も入れるじゃないか!浩太は俺と反対の隣だ」
「浩太さんには無理だよ!一階にいたもん!」
「うっ…」

93:哀華:2014/12/24(水) 13:43 ID:HJc


「だが、俺は犯人を見たんだぜ…」
「…それはウソですね?」ナゾトキ姫の目が鋭く光る。
「もし、外部犯がいたなら、一階にいた浩太さんが見かけるはず。
浩太さんがその犯人だとしても、あなたが気づくはず。だから、外部犯がいたなんて、あなたの狂言です!」
「…翔太郎さんは自分で窓ガラスを割って、わざと悲鳴を上げたんだね。外部犯の仕業に見せるために…」

「…そう、あなたの犯行はこうです。あなたは4時より前に怜依亜先生の部屋に行き、怜依亜先生を殺害。
そして4時頃に窓ガラスを割って悲鳴をあげた…」
「…でも、殺害しようとすれば先生の叫び声とか聞こえるはずだぜ?」
「…翔太郎さんは怜依亜先生とコーヒーを飲んでたんでしょ?流しにカップが二つ、あったよ…きっと睡眠薬を飲ませたんじゃない?
そうすれば、抵抗されずに殺害できるから…」

94:哀華:2014/12/24(水) 13:49 ID:HJc


「あと、あなたは電話をしても出なかったから怜依亜先生の部屋に行った、とおっしゃっていましたね?」
「…かけるふりをしていた、とでもいいたいのか?…でも、ちゃんと履歴もあるぜ」
翔太郎は自分の携帯の発信履歴を見せた。
「でもさ、怜依亜先生の携帯には履歴がなかったよ?」
コナンが言う。
「さあ…先生は履歴とか消すタイプだしな…」
「…いえ、あなたは怜依亜先生の携帯を圏外にしたんです!」
「はあ、どういうことだ?」
「それでは実演してみましょう…コナンくん、お願いします」
ナゾトキ姫が言う。
コナンはアルミホイルを持ってきた。そして、自分の携帯をアルミホイルで巻き始めた。
「…できた!ひなみさん、かけてみて!」
ナゾトキ姫はコナンの携帯に電話をかける。だが、つながらない。
「アルミホイルを巻けば、圏外になってつながらなくなるんです!あなたはそうやって、かけるふりをしたんです!」

95:哀華:2014/12/24(水) 14:00 ID:HJc


「俺は部屋にずっといたんだ…カンナも証言してただろ?」
翔太郎は反論する。
「お兄さんは、クイズ番組を見てたんだっけ?」
コナンが聞く。
「あ、ああ…」
「私も見てましたよ!こんな問題が出されましたよね!《濃塩酸と濃硝酸の体積比が1:3の混合物は?》って…答えは王水!
それを、まおさんが答えたんですよね?」
ナゾトキ姫が言う。
「そうだったな…」
「…本当に部屋にいてたんですか?」
ナゾトキ姫はニヤリと不敵な笑みを浮かべる。
「王水は濃硝酸と濃塩酸の体積比が1:3の混合物…答えたのは双子タレントの、なおさんのほうですよ?」
「くっ…」
「ま、警察が来たらいろいろ証拠が出てくるだろうよ。あんたの服を調べればルミノール反応が出るはずだし、指紋も出てくるはずだ」
コナンも不敵な笑みを浮かべながら言う。

96:哀華:2014/12/24(水) 21:40 ID:5lA


「翔太郎…お前…」「あんただったの⁉︎」「コナンくん…」
浩太や、カンナ、蘭やひなみのおじいちゃんが怜依亜の部屋にやってきた。
「どうして先生を⁉︎」
「…実は俺、先生と付き合っていたんだ…」
「えっ⁉︎」一同は驚いた。
「でも、急に別れるって言い出した…他に好きな人がいるからって…!
何で俺じゃダメなんだよ⁉︎…そう思うと腹が立って…!」
「ひどい…」カンナが言った。
「ひどいだと?俺の気持ちを分かってないくせに…!」
「…私には分かりません、人を殺してしまう人の気持ちなんて…」
ナゾトキ姫が言う。ナゾトキ姫の目は潤んでいた。
「…うるせええ!」翔太郎が急に叫び、ナイフを取り出してナゾトキ姫に突進しようとする。
「ひなみさん!!」
コナンが言う。だが、ナゾトキ姫は恐怖で固まってしまっていた。
このままじゃ刺されてしまう…
ナゾトキ姫は目をつぶった。

97:哀華:2014/12/24(水) 21:45 ID:5lA


ナゾトキ姫が死を覚悟した瞬間…
バッ!ナイフが空中を舞い、地面に刺さった。
「…⁉︎」翔太郎は何が起こったか分からなかった。そして…
「ハアアア…!!」ドンっ!
「うわあああ…!」
翔太郎はそのまま床に倒れた。
蘭が得意の空手の足刀蹴りが炸裂したのだ。
「…ひなみさんの言うとおりです…!本当に最低です…!」
蘭が言った。蘭の目も潤んでいた。

…しばらくして、警察がかけつけ、翔太郎は連行された。

98:哀華:2014/12/24(水) 21:57 ID:5lA


「えーー⁉︎ひなみさんがナゾトキ姫ー⁉︎」
蘭は驚いた。
「は、はい、そうです…」
ひなみはメガネをかけながら言った。
「そうなんだ…!ひなみさんってメガネ外したら美人だよねー❤︎
…いつも可愛いけどね❤︎」
「や、やめてください…!」ひなみは顔が真っ赤になる。
蘭がアハハっと笑う。
「でも、コナンくんもすごかったですよ!いろんなことに気がついて…!
本当の探偵みたいでした!」
「え…いや、そんなんじゃ…あ、実は、新一兄ちゃんに教えてもらっていたんだよ…アハハっ…」
コナンはおどけてみせる。
「コナンくん、新一と話したの?」
「う、うん…」
「新一さんって?誰ですか?」ひなみが尋ねる。
「高校生探偵の工藤新一です、知りませんか?私と…幼なじみなんです」
「そうなんですかー…知らなかったです…」
「ま、ホームズ好きの推理オタクだけど…」
「え、ホームズ⁉︎工藤新一くん、ホームズ好きなんですか?」
「え?ええ…」
「本当に⁉︎私も好きなんです!!」
ひなみの目が輝く。
「ひ、ひなみさん、僕も好きなんだ!」
コナンも言う。
「コナンくんも⁉︎ホームズ仲間ですね〜❤︎コナンくんはどんな話が好きですか?」
「えーと…4つの署名かなー?」
「私もですー❤︎」
コナンとひなみのホームズトークが始まった…
「え?ホームズ⁉︎

99:哀華:2014/12/24(水) 21:58 ID:5lA

何か文がおかしくなりました…
最後の文は関係ないです…はい。
スルーしててください。

100:哀華:2014/12/24(水) 22:01 ID:5lA


「おーい…二人とも…」
蘭が二人のトークを止めた。
「あ、すみません…あ、蘭さん、先ほどはありがとうございました!
蘭さん、空手が得意だったんですね!」
「ありがとう〜」

「ひなみさん…」
カンナがやってきた。
「ありがとうございました…」
「いえ…」
「…大丈夫ですか?」
蘭が気遣う。
「ええ…今はまだ心の整理ができていないけど、また小説を書き続けていきたいです…」
「…がんばってください!楽しみにしてますから!」
「はい…!」

101:哀華:2014/12/25(木) 22:33 ID:0c.


「…浩太さん!」
「何だい?」
コナンが浩太な話しかけた。
「…浩太さんて、小五郎のおじさんに手紙送った?」
「え?…何でそう思うんだ?」
「ほら、この手紙…」
コナンは小五郎から送られてきた画像を見せた。(>>89参照。)
「これの最後の文字だけ読むと、"しいだこうた"になるから…」
「…そうなんだ。実は、俺、怜依亜先生に告白したんだ。でも、今付き合ってるって言われて…怜依亜はその付き合ってるやつは飽きたって言ってて別れるって言ってた。
俺はその付き合ってるやつがどんなやつか知りたくて、毛利探偵に調べてもらおうと思ったんだ。…来てくれなかったけど…
君すごいな!この手紙の差し出し人が俺だとわかるなんて…」
「あ、いや…これは小五郎のおじさんが言ってて…」

「小五郎さん…?どこかで聞いたことあるような…」
ひなみが入ってきた。
「えーと…あ!分かりました!"居眠り小五郎"さんでしたね!」
一同はポカーンとなった。
「ひなみさん…眠りの小五郎だよ…」
コナンが言う。
「ええ…⁉︎すみません…!」ひなみはまた顔が真っ赤になる。
(ひなみさん、天然だな…)
コナンはそう思った。

そして、もう夜が更けてきて、家に帰ることにした。
夜空には星が無数に瞬いていて、ひなみ達を勇気付けているようだったー

102:哀華:2014/12/25(木) 22:40 ID:0c.


どうも!作者です!笑(←知ってる。笑)
第2章終わりましたー…
最後のほうはグダクダになってしまった…((((;゚Д゚)))))))
ま、読んでくれてる人いなさそーだし笑

第3章予告!
怪盗キッドvs時計うさぎ(仮)
です!キッドは絶対出すけど、時計うさぎはどうかなー…笑
第3章は、バリバリ事件系ではないです、考えるの疲れました…
だから、単純に楽しんでください(*^^*)
では、また更新しますね♫

103:ミナモ:2014/12/26(金) 13:27 ID:kf6

読みましたよ〜!
リッカくんがひなみちゃんに電話をかけてくる所ってもしかしたら私が好きといったから入れてくれたんでしょうか?
(考えすぎだったらごめんなさい(._.)わざわざひなみを心配して電話をかけてくる所すごく萌えましたw
事件も長い文章お疲れ様でした。こんなに長く書けるなんてすごい
次回は・・・時計うさぎだとっ?!時計うさぎも好きなので、期待大です( *´艸`)

104:哀華:2014/12/26(金) 13:46 ID:NX6

<<ミナモさん
わぁ〜!またまたありがとうございます!
リッカくんが電話かける所…あれは、ミナモさんが好きって言ってたのもあるし、ナゾトキ姫しか知らない人は楽しめないかなーって思ったんで(*^^*)
梅の出番はなかったけど(笑)
時計うさぎも好きなんですね!
うまく書けるか分かりませんが、頑張ります( *`ω´)

105:哀華:2014/12/28(日) 20:11 ID:IE6


✳︎第3章 純白の翼と漆黒の兎 〜華麗なる怪盗たち〜 ✳︎

▼△▼△
ある日の放課後ー
ひなみ、梅、リッカは喋りながら帰っていた。
「本当に良かった〜!ひなみんが無事で!!」
リッカが満面の笑みで言う。
「貴様!何で俺にそのことを言ってくれなかったんだよ!俺、
ひなみさんが危ないときに、のん気に買い物してただけじゃねーか!ひなみさん、すみませんー!」
梅はリッカにキレながらそう言う。
「お二人ともありがとうございます〜…あ、私、そのときにコナンくんと蘭さんに会いましたよ!
リッカくん達、蘭さん達に会ったんですよね?」
ひなみがのほほんとした声で言った。
「うん!そうだよ!あーあ、また会いたいなー…可愛かったし❤︎」
「貴様…将来、浮気ばっかしてそうだな」
「何だと⁉︎梅だって、そんなんじゃ女の子から嫌われるぜ?」
「うるせー!どうでもいい!」
またリッカと梅の言い合いが始まる。
「や、やめてくださーい!」
…ひなみ達の放課後はいつもこのように騒が…いや、とても明るく、笑い声が絶えない。
ひなみはこの時間が好きだった。いつまでもこんな時間が続いたらいいのに…

「あ!前にいるの蘭さん達じゃないですか?」
ひなみの声に、梅とリッカはケンカを中断する。蘭や園子、コナンや子どもたちの姿が見える。

106: 響鬼 ◆ho:2014/12/28(日) 20:16 ID:3DQ


哀華さん、こんばんわー。

第2章、すごい面白かったです!ひなみと、コナンの推理が特に。
いやー、よくあんな推理考えられますよね。私には不可能です、はい(←

予告を見ましたが、次は怪盗キッドと時計うさぎのお話ですね。
ひなみとコナンがどう出るのかが、楽しみです!

頑張ってください!

107:哀華:2014/12/28(日) 22:22 ID:A4c

<<響鬼さん
ありがとうございます!結構がんばりました!
だんだんおかしくなってきましたけど…汗
お互いに頑張りましょう(((o(*゚▽゚*)o)))

108:哀華:2014/12/29(月) 08:07 ID:10Q


「蘭さーん!コナンくんー!」
ひなみが蘭のもとへ駆け寄る。
「あ、ひなみちゃん!それに、リッカくんと梅崎くんも!」
「え、リッカくんと梅崎くん?❤︎」
園子の目がハートになる。
「蘭ちゃん、園子ちゃん、こんにちはー❤︎会いたかったよー❤︎」
リッカが言う。
「こんにちはー」「はい❤︎私も会いたかったです❤︎」
蘭と園子が言う。
(あいつ…また色目使って…)コナンが心の中で思う。
「あ、あなたがひなみちゃん?…私は鈴木園子。よろしく〜」
「あ、はい、詩音ひなみです、よろしくお願いします」

「ねえ、コナンくん、あの人達知り合いなのー?」
歩美が聞いた。
「ああ。ある事件で知り合った…」
「こんにちはー!君達はコナンくんのお友達かなー?」
リッカが子どもたちー歩美、光彦、元太、哀に言った。
それぞれ名前を言っていった。
「俺たち、少年探偵団なんだぜ!」元太が言った。
「え、お前達がか?」梅が疑わしそうな顔で言った。
「今までに何件もの事件を解決してきました!」
光彦が言う。
「実は俺たちも、図書館探偵団なんだぜ♫」
リッカが言う。
「そうなんだー!」「え、高校生なのに探偵団ですか?」
「俺たちは立派な探偵なんだぜ♫」

「リッカくん達探偵なのー?」
園子が入ってきた。

109:哀華:2014/12/29(月) 08:20 ID:10Q


「うん、そうだよー!」
「お前は違う!ひなみさんが素晴らしい探偵なんだ!」
梅が言う。
「え、ひなみさんが?」
「園子、実はね…」蘭が園子の耳元で言う。

「ええー!ナゾトキ姫ぇぇ!?」
園子はびっくりして叫んでしまった。通行人がこちらをジロジロと見る。
「そ、園子さん、ナゾトキ姫のことは…秘密にしていてください…」
ひなみが慌てて言う。
「あ、ごめん…でも、そうなんだ!…じゃあひなみちゃん達にも来てもらおうかな…」
「へ?何がですか?」
「あのね…怪盗キッドから予告状が来たの…今度の日曜日に宝石を盗むって…」
「えっ??」(また奴が現れるのか…)コナンが心の中で思う。
「だから、あなた達に来て欲しいの!」
「…行こうぜ!ひなみん、梅!」「ひなみさんなら絶対に怪盗を捕まえられる!」
「わ、私で良ければ…」
「やったー♫」

「怪盗キッドかー…怪盗といえば、時計うさぎと対決したなー…」
リッカがつぶやいた。すると、
「…時計うさぎ?リッカくん、今、時計うさぎって言った?」
園子が尋ねた。
「え?うん…」
「…実は、時計うさぎって奴からも予告状が来ていたの…」
「そうなの!?」
「…やっぱり、リッカくん達がいてくれたら心強いなー!
じゃあ、また時間とかは連絡するね❤︎…家こっちだから、バイバーイ!」
「またねー❤︎」
園子は角を曲がっていった。
「じゃあ、コナン、また明日なー」「バイバーイ!」
歩美、元太、光彦も角で曲がった。
「おう!」

110:哀華:2014/12/29(月) 08:33 ID:10Q


ひなみと蘭は話しながら前を歩いていた。
コナンと哀はその後ろを少し離れて歩いていた。

「…あの詩音ひなみって子、探偵らしいじゃない?」
哀がコナンに話しかける。
「ああ…。おめー、ひなみさんのこと、組織の奴らだと怪しんでるのか?
でも、奴らの匂いは感じなかったんだろ?」
哀はコナンをジト目で見る。
「…そういうことじゃないわ。組織の一員ではなくても、あの子があなたが工藤新一だと気づいたら…
分かるでしょ?あの子にも組織の火の粉が飛んでくるかもしれない…」
「…分かってるよ…」

灰原哀。本名は宮野志保。元組織の科学者でコードネームはシェリー。
コナンが飲まされた薬、APTX4869を開発した。
姉の宮野明美を組織に殺されたことで組織に反抗、薬の開発を中断するという強行手段に出たが、
ガス室に手錠をかけられて監禁された。そこで、死のうと思ってAPTX4869を自ら飲んだが、
運良く体が縮み、脱出できたのだ。今は阿笠博士のもとで暮らしている。
また、組織のメンバーの"匂い"を感じることができる。

111:哀華:2014/12/29(月) 08:47 ID:10Q


「コナンくーん、これから新一の家に行くんだけど…行かない?」
蘭が言った。
「え、新一兄ちゃんの家に…?」
「うん、ほら、ひなみさんホームズ好きって言ってたじゃない?新一の家の図書館には本がたくさんあるから…
ひなみさんも行ってみたいって言ってるし…」
「で、でも、昴さんいるじゃん…いきなり行くのは悪くない…?」
「じゃあ、私いいですよ…知らない人がいたら気まずいでしょうし…」
ひなみが断る。
「うーん…じゃあ私もやめとこうかな…」
蘭も言った。コナンはほっとした。
「そうだ!今度私の学校の図書館に来てください!ホームズの初版本があるんです!」
「ほんとに⁉︎やった〜」コナンの目が輝いた。
「ええ!じゃあ私こっちなんで!さようなら〜」

探偵事務所の前に着いた。
「僕、博士の家に行くね〜」
「そうなの?…わかった、遅くならないうちに帰ってね」
「はーい…」

コナンと哀は博士の家に向かって歩く。
「…良かったわね、あなたの家にひなみさんが行かなくて…あんな怪しい人がいる家に
いれるなんて、危険だわ」
「怪しい人って…昴さんのことか?言っただろ?昴さんは味方だって…」
「…どうせ、ホームズファンだからでしょ…」
「…うるせー…!」

今、新一の家には沖矢昴という大学院生が住んでいる。
彼は以前木馬荘というアパートに住んでいたが、そのアパートが火事で全焼してしまい、
新一の家に居候することになった。「ホームズファンに悪い人はいない!」という理由で…
哀は彼から組織の匂いを感じるときがあり、怪しんでいる。
だが、コナンは彼の正体を知っているようだ。その正体は…
…それはまた別の機会で…

112:哀華:2015/01/01(木) 22:13 ID:MUM


小説の更新、なかなかできません(T ^ T)
冬休み終わるまで…これから勉強を死ぬ気でやるので笑
実力テストが始業式そうそうにある…
なのでしばらく待っててください

113:ぷぅ◆X6:2015/01/04(日) 14:52 ID:3qo

はじめまして!!
ぷぅと申します。

小説、とても面白いです!!
ファンになりました///
コナンとナゾトキ姫……
いいですね(^_^)bグッ←

テストですか……
大変ですね……
冬休み終わるまで待ってます!!!

これからも頑張って下さい!!!

114:哀華:2015/01/08(木) 18:25 ID:GKc


テスト終わったぁー!(いろんな意味で笑)
じゃあまた気が向いたら更新しますね♫


<<ぷぅさん
読んでくださってありがとうございます!
おもしろいと言ってもらえて感激です(o^^o)
下手ですが、これからも頑張ります!

115:哀華:2015/01/10(土) 07:44 ID:VvM


〜〜予告日当日〜〜

ひなみ達はとあるビルの中にある展示場にやってきた。そのビルは、鈴木財閥が所有している。
今、宝石や絵画の展示会が開催されていて、キッドや時計うさぎはその宝石のどれかを盗むらしい…

「みんな〜!来てくれてありがとー!」
園子がひなみ達に言う。もう、蘭やコナン、小五郎が到着していた。
「みなさん、こんにちは!」「どうも〜♫」
ひなみやリッカが挨拶した。
「蘭、こいつらは誰なんだ?」
小五郎は聞く。ひなみ達と小五郎が会うのはこれが初めてだ。
「うん、とある事件で知り合ったひなみちゃん、リッカくん、梅崎くんだよ」

「あ、そのチョビ髭のおじさん、見たことあるぜ!」
リッカが言う。
「確かに。新聞やネットに載ってたな…」
梅も続いて言った。
「えーと…名前は…?…あ、思い出したぞ!"お眠り小五郎"だ!」
リッカがそう言った瞬間、部屋の空気が凍りついた。
「…リ、リッカくん!違いますよ!…えっと…その方は…"眠りの五郎"さんですよ!」
ひなみがそう言った瞬間、さらに空気が凍りついた。温度が-30℃も下がったようだ…
「…あの…"眠りの小五郎"なんですけど…」
蘭が言った。
「…す、すみません…!」ひなみは顔を真っ赤にしながら言った。
「あ、そっか!そうだった!」リッカが言う。

(ひなみさん…前も言ったじゃねーか…やっぱり天然だな…
…はは、こうして見ると、ひなみさんがナゾトキ姫に見えねー…
一緒に事件を解決したのが夢のようだ…もしかして、これは夢なのか?…)
コナンは自分の頬をつねる。だが、ヒリヒリした痛みが残るだけで、何も変わらない。
(…夢じゃねーな…)

116:哀華:2015/01/10(土) 22:27 ID:EBs


「ほう、御主らが探偵団なのか。今日はよろしく頼むぞ」
鈴木次郎吉がやってきた。
「よろしくお願いしまーす!」リッカが元気よく答える。

「おい!こんなに部外者を入れるとはどういうことだ!」
中森警部が言った。中森警部はキッド逮捕に燃えているが、いつも逃げられている。
「しかも、高校生くらいなら、キッドが変装してるかもしれないんだぞ!」
「そんなわけねーだろ!」「そうだそうだ!」
リッカと梅が反論し、自分の頬をつまんでみせる。
「ふ、二人とも〜!顔が面白すぎです〜!」
ひなみが笑う。
「本当に!」「おもしろーい!」
ひなみにつられて、蘭や園子も笑う。
「とにかく、俺達は違うんだよ!!」
「…ふん、邪魔はするなよ…今回はキッド以外に時計うさぎという奴が現れるんだからな…」

117:哀華:2015/01/11(日) 14:10 ID:Vaw


「ふわあー…お、お前ら、何でここに⁉︎」
あくびをしながらやってきたのは、三毛門刑事だ。
「三毛門さん!」ひなみが言う。
「ひなみさん、この刑事さんと知り合いなの?」
コナンが聞いた。
「はい、よく事件で会う刑事さんです」

「ほおー、あんたが時計うさぎをいっつも捕まえ損ねてる刑事か…」
中森警部が皮肉そうに言う。
「そちらこそ、いつもキッドに逃げられているくせに…」
三毛門刑事は反論する。
「よし、どっちが捕まえられるか勝負だ…!」「…望むところです…!」
バチバチッと、中森警部と三毛門刑事の間に火花が散る。
(おいおい…刑事どうしなんだから協力しろよ…)
コナンはあきれた。

118:哀華:2015/01/11(日) 14:23 ID:Vaw


そして、一同はとある時計の前に案内された。
「これがキッドと時計うさぎが盗むと予告した宝石入りの時計じゃ」
それは、置き時計で、ピンク色のダイアモンドが埋め込まれていた。まばゆい光を放っている。
(なるほど、キッドも時計うさぎも盗みそうなものだな…)コナンが思う。
「次郎吉おじさま、予告状にはそんなこと書かれていなかったと思うけど…」
園子が聞いた。
「ああ。予告状が来たあと、もう一枚来たんじゃ。どちらの怪盗からも。午後7時にダイアモンドの置き時計を頂くとな」

現在は午後5時。まだ予告時間まで時間があったので、それぞれ自由に過ごしていた。
リッカと梅はトイレに行き、ひなみは時計を見ていた。
うわあ…こんな綺麗な宝石、見たことないです…
ひなみは宝石の美しさに見とれていた。
「次郎吉さん、こんな綺麗な宝石、どこで手に入れたのですか?」
ひなみは、次郎吉に聞いた。
「ある外国の商人から買い取ったんじゃ。確か、これはアメリカ産じゃと言っていたのう…」
「そうなんですか…」

その話を聞いた、近くの警備員2人が、怪しい笑みを浮かべたー。

119:哀華:2015/01/11(日) 14:37 ID:Vaw


コナン、蘭、園子は壁にもたれていた。
「ねえねえ、蘭、ひなみちゃんのことどう思う?」
「え、どういう意味?」
「ひなみちゃんて…リッカくんと梅崎くんのどっちが好きなんだろう?」
「え、急にどうしたの?園子…」
「だって!あの3人いつも一緒にいるじゃない!リッカくんと梅崎くんはひなみちゃんのことが好きみたいだけど、
ひなみちゃんはどっちが好きなんだろうって思って…あ、ひなみちゃん向こうにいる!聞いてこよう!」
園子は蘭を引っ張る。
「わ、私もー⁉︎」

「ひなみちゃん!」
「園子さんに蘭さん、どうされたんですか?」
「あ、あのね…リッカくんと梅崎くんのことなんだけど…」
「はい…?」ひなみはキョトンとする。
「…ひなみちゃんは、リッカくんと梅崎くん、どっちが好き?」
「…え?」ひなみは突然の質問に驚いた。
「…お願い、誰にも言わないから…❤︎」
園子が言う。
「…わ、私は…」
うんうん、と園子と蘭はひなみの答えに期待する。
「…ど、どっちも好きですー…!」
「へ?」
ひなみの予想もしなかった答えに、園子達は唖然とした。
「だって…リッカと梅くん、2人とも、大切なお友達ですから…」
「そ、そうなんだ…」

「ひなみちゃん、リッカくんや梅崎くんを恋としてはみてないみたいだね…」
「…天然だね…」「そだね…(ひなみさんらしいが…)」
園子、蘭、コナンはひなみの返答の後、そう思った。

120:哀華:2015/01/16(金) 21:57 ID:FG6


予告時間が近づいてきた…。
ひなみを言葉で言い表せないような不安が襲っていた。

…なんだか、誰かに見られているような…そんな気がします…
もしかして、この中に怪盗キッドや時計うさぎが?
…それに、何か、引っかかることがあるんですよね…

ひなみはさっき次郎吉が言っていたことを思い出した。
《ピンクのダイアモンドの置き時計》、《外国の商人から買い取った》、《アメリカ産》…

はっ!!
そうです、あの部分がおかしいです!だから、あの宝石は…
ひなみがそう思った瞬間…
バッ!!
館内が停電し、真っ暗で何も見えなくなった…

121:哀華:2015/01/18(日) 20:03 ID:UIY


「えっ、何?」「何も見えない…」「誰か!懐中電灯を!」
館内はざわついた。
宝石の周りを警備していた警察官の一人が、懐中電灯で宝石を照らす。
「け、警部!宝石は無事です!」
「何だと?盗まれてないのか?」
「はい…でも、おかしなカード二枚が置かれています…」
「カード…?」
中森警部は手袋をし、カードを宝石のケースの中から取り出す。
「何と書いてあるんじゃ?」「二枚ということは、キッドと時計うさぎ…?」
次郎吉や三毛門刑事、コナンやひなみ達が集まる。
「えーと…《この宝石には私の求める美しさが感じられなかったため、盗るのを断念した。
その代わりに、来週の土曜日、別の宝石を頂く。どれを盗むかは後日。 怪盗キッド》…
何だと?それに…時計うさぎからのカードも同じようなことが書かれているぞ!」
「えっ⁉︎」
「どういうことでしょう…ひなみさ…って、あれ?ひなみさんは?」
梅が言った。さっきまでいたはずのひなみがいない。
「本当だ!どこ行ったんだ?ひなみん…」
リッカが言う。

(もしかしてこの宝石…)コナンに、ある考えがよぎる。
「次郎吉おじさん、この宝石って何産なの?」
コナンは小声で聞いた。
「ああ…アメリカ産じゃよ…」
(そうか…だからか…)

122:哀華:2015/01/18(日) 20:35 ID:UIY


(ふぅー…今日は行くだけ無駄だったな…)
今夜は三日月。だが、雲に覆われていて見えない。一人の警備員が屋上に登ってそう思った。
(…腹も減ったし、気づかれないうちに帰るとすっか…)
そして、警備員は制服を脱ぎ捨てて、変装を解く。
白いスーツにシルクハット、モノクルという、おなじみの姿が現れた。
怪盗キッドだ。キッドはハンググライダーを出そうとする。すると…

「ふーん…君が僕の邪魔をしてくれた、月下の奇術師、怪盗キッドか〜」
「⁉︎」
上のほうから、クールで大人びているような、まだ子供のあどけなさが残っているような声がした。

123:哀華:2015/01/19(月) 21:16 ID:63M


キッドは後ろを振り返った。
屋上の中央には階段がある建物があり、その上に人がいた。
いや、うさぎと言ったほうが分かりやすいだろう。
赤と黒のチェック柄のタキシードを着て、時計を首からかけており、うさぎの耳や時計がついた帽子をかぶっている。
顔は、周りが暗くて見えなかった。
「これはこれは…私の名前をご存知とは…あなたは?」
キッドは冷静さを取り繕って言う。
「僕は時計うさぎ。君みたいにまだ有名じゃないけど、怪盗だよ」
「ほぉ…それは褒め言葉かな…?」
「別にそういうわけじゃないさ。僕はこれから有名になるんだから…」
キッドは少し、時計うさぎの口調にイラっときた。自分以外を見下しているような口調に。
こいつ、体は小柄で女っぽいな…

…雲に隠れていた月が姿を現した。
時計うさぎの顔が月の光に照らされた。
やっぱり、女っぽいな…俺より年下か…?
キッドはそう思った。

124:哀華:2015/01/20(火) 21:28 ID:n4.


「…そんなことより、どうして君も僕と同じものを盗もうとするのかな…?」
時計うさぎが言う。
「…そのセリフ、そっくりそのままお返ししますよ…」
「それに君は来週、また予告状を出したみたいじゃないか。しかも、また僕と同じものを…
君は僕のマネをするのが好きなのか?」
「…またそのセリフをお返ししますよ…」
「…そうだ、来週、どっちが宝石を盗むか勝負しようじゃないか…」
「…望むところだ…じゃあ、勝ったらどうする?」
「そうだな…」
時計うさぎやキッドが考えていると。

「待ってくださーい!!」
屋上に、眼鏡をかけた三つ編みの少女がやってきた。

125:ミナモ:2015/01/22(木) 20:06 ID:kf6

ついに時計ウサギの登場ですね!
怪盗キッドとのやり取りおもしろすぎですw
特にキッドが時計ウサギの口調にイラッとしてる所に、めっちゃ萌えましたw(なぜw)
続きがどうなるのかドキドキします(; ・`д・´)がんばってくださーいっ(∩´∀`)∩

126:哀華:2015/01/24(土) 08:12 ID:EZA


<<ミナモさん
ありがとうございます!!
続きも頑張ります♫
キッドと時計うさぎのやり取りは、うまく書けたか分からなかったんですけど、
そう言ってもらえて嬉しいです(o^^o)

127:哀華:2015/01/24(土) 08:21 ID:EZA


「や、やっぱりここにいたんですね…時計うさぎさん…それに、怪盗キッドさんも…」
ひなみが息を切らしてやってきた。相当走ってきたようだ。
「これはこれはお嬢さん…私を捕まえにきたのかな?でも、今日は何も盗んでないので
見逃して頂きたい…」
キッドが言う。
「あ、ナゾトキ姫ー❤︎もしかして、僕たちが宝石を盗まなかった理由分かったのー?」
(ナゾトキ姫?)
キッドは時計うさぎの言葉に疑問を感じた。
「…はい、そうです…!それでは…」
ひなみは眼鏡を外し、三つ編みをほどいた。
「…このナゾのラストページ、私がめくって差しあげます…」
その場には、"ひなみ"ではなく、"ナゾトキ姫"がたたずんでいた。
「ナゾトキ姫キターーー!!」
時計うさぎが叫ぶ。このセリフは、いつも梅が言うが、時計うさぎが先に言ったこともある。
「…ナ、ナゾトキ姫…?」
キッドはポカーンとしていた。今までそこにいた少女が、急に美人になったからだ。

「…それでは説明します。あなた達が宝石を盗まなかった理由…それは…」

128:哀華:2015/01/24(土) 08:31 ID:EZA


「…何ー⁉︎偽物じゃとー⁉︎」
「うん、そうだよ!」
館内で、コナンから宝石が偽物だと聞いた次郎吉が驚いた。
「でも、どうしてそんなこと分かるのよ⁉︎」
園子が聞く。
「…次郎吉さん、置き時計のピンクのダイアモンド、アメリカ産って言ってたよね?」
「…ああ」
「それがおかしいんだ。僕、テレビで見たんだけど、ピンク色のダイアモンドってオーストラリアでしかないんだって。
だから、それ以外の産地ので売られているのは、放射線を当てて着色したものなんだって!」
「…わしは騙されておったのか…」
次郎吉は落胆する。
「だからキッドや時計うさぎは盗まなかったんだな…偽物だと分かったから…」
「…逃げられてしまったが…何も盗まれなくて良かった〜」
中森警部や三毛門刑事が言う。

「…ひなみさん本当にどこいるんですか〜⁉︎…ひなみさーん!…」
「…よし、探してみようぜ!」
梅、リッカはひなみを探しに行く。
(…もしかしてひなみさん、キッドと…)
リッカと梅の話を聞いたコナンも探しに行く。

129:哀華:2015/01/24(土) 08:43 ID:EZA


「…というわけです…」
ナゾトキ姫は、コナンが言ったことと同じことを言った。
時計うさぎが拍手する。
「さすがナゾトキ姫!!宝石が偽物だってよく分かったね!産地の違いとか知ってるなんて…」
「…本で読んだんです…宝石のことを勉強しようと思って…」
「…なかなかやりますね、ナゾトキ姫…」
キッドが言った。

「…そうだ!来週の勝負の勝者へのご褒美思いついたよ」
時計うさぎが言う。
「…あ、また予告出したんでしたよね…」ナゾトキ姫が言う。
「…何だ…?」
「それは…ナゾトキ姫のキスだ!!」
「えーー⁉︎」
ナゾトキ姫は驚いた。
「や、やめてください…!!」
「…それは面白そうだな…その勝負、乗るぜ」
キッドが言う。
「…いやいや、無理ですよぉ…」
「キスがいやなら、ナゾトキ姫、僕達を捕まえてごらん?」
「…もぅ…分かりました…必ず捕まえてみせます…!」

130:哀華:2015/01/26(月) 10:15 ID:HJc


「…そろそろおいとまするとするか…」
「…そうだな…厄介なお邪魔虫が来てるみたいだしね…」
「えっ⁉︎」
時計うさぎとキッドの言葉で、ひなみは後ろを向いた。
「ひなみんー!」「ひなみさーん!」
リッカと梅がやってきたのだ。
「リッカくん、梅くん!ここに怪盗キッドと時計うさぎが…て、あれ?」
ひなみが言いかけたとき、もう、2人の怪盗の姿はなかった。
代わりに、2本の薔薇と2枚のカードが置いてあった。
「ちくしょー、逃げられたぜ…!」
リッカが悔しがる。
「来週は絶対に捕まえてやるぞ!図書館探偵団のために!!」
梅が言う。
ひなみは薔薇とカードを拾う。
カードには、《勝負のことは、あの2人には秘密だよ❤︎ 時計うさぎ》
《勝負のことは秘密ですよ…あの眼鏡のボウズにもね… 怪盗キッド》
と書かれていた。

131:哀華:2015/01/26(月) 10:20 ID:HJc


その日の夜。ひなみは自分の部屋のベッドに寝転んだ。
…怪盗キッドさん…噂に聞いていましたけど、夜にあんな白い服を着るなんて、
大胆不敵ですね…
…それより、勝負のことです!来週、もしどっちかが勝ったら、わ、私の、キ、キスなんて…
どうしましょう…

ひなみは、来週のことを考えるだけでも恥ずかしくなった。穴があったら入りたいほどに…
…2人に宝石を盗らせないようにしなければ…
あれこれ考えているうちに、深い眠りについてしまったー。

132:哀華:2015/01/28(水) 08:43 ID:63M


…とある別の日。

「キッドはどこだー⁉︎」「探せー!」
警察がキッドを探す。
「…キッドは向こうに行ったぞー!中森警部に変装しているぞー!」
1人の警察官が言う。警察は全員別の部屋へと向かったー。

「…ヒヒヒ、まーた騙されちゃって♫学習しろよなー」
そう、その警察官はキッドだった。キッドはその隙に宝石を盗む。
そして宝石を月にかざす。だが、何もない。
「…これも違うか…」
キッドが探しているのはビックジュエルにあるという、「パンドラ」。
もしパンドラがあれば、月にかざすと赤く光るのだ。
キッドはハンググライダーでその場を去った。

星が無数に瞬く夜空をキッドは飛ぶ。
すると、
「どうも♫怪盗さん?」
イラっとするような口調が聞こえてきた。そう、あの時の…
「…何か用か?時計うさぎ…」
「別に?ただ話しかけただけさ。僕もたった今、盗みにいってたのさ」
「ふーん…あ、…」
キッドは時計うさぎと話しているうちに、ある考えが思いついた。
「…今度の予告日のことなんだが…」

133:哀華:2015/01/28(水) 08:50 ID:63M


予告日前日。
ひなみは授業が終わって、普通に家に帰っていた。
リッカと梅は珍しく部活に行くと言ったから、今日は1人だった。

「あ、ひなみさん!」
コナンと会った。
「こんにちは、コナンくん」
「ひなみさんって、明日来るよね?」
「え、あ、はい…」
ひなみは少し顔を赤らめた。
「…?そうなんだ…じゃあまた明日ねー」
「え、ええ…」

(そ、そうでしたー!学校で忙しくて、忘れてましたけど、勝負があるんでしたー!
負けたら私のキ…どうしましょう…
ま、待って!今気づきましたけど、時計うさぎさんは女の子…ですよね?何で…)
考えるうちに緊張してきた。明日が来なければいいのに…

(…ひなみさん、どうしたんだろう?様子が変だったぞ…)
コナンは疑問に思った。

134:哀華:2015/02/05(木) 21:45 ID:Zcw


予告日当日。
ひなみは家で行く準備をしていた。今日の空はどんより曇っている。
ひなみの心の中を表しているみたいに。
(いよいよこの日がやってきました…どうしよう…緊張しますね…)
考えるほど、胸が痛くなる。心臓の鼓動が早くなる。

〜♫♬♪♩〜
携帯が鳴った。リッカからだった。
「ごめん!集合時間、30分遅らせていい?」
メールにはこう書いてあった。ひなみ達は4時に待ち合わせをしていたのだ。
ひなみは「いいですよ♬」と送った。

135:愛華音@適当:2015/02/07(土) 22:14 ID:zsI


ひなみは集合場所の駅に到着した。梅がすでに来ていた。
「梅くん!早いですねー」
「ひなみさんー!いえ、さっき来たばかりですよ!あとはリッカだけですね」
「リッカくん、どうしたんでしょうか?急に集合時間を変えてって…」
「さあ?あいつのことだから、どうせくだらないことだろうけど…」

「おーい!!ごめーん!!ハァハァ…」
リッカが息を切らしてやって来た。
「リッカくん!」
「あー良かった、間に合った♪走ってきたから暑いぜー」
リッカは手で顔を仰ぐ。
「貴様、集合時間を遅らせるとはどういうことだ」
「あー…説教されててさ…あはは…」
「ったく、バカなことばっかりやってるからだろ…」
「まあまあ…二人とも、行きましょう!!」
ひなみ達は鈴木財閥が開催している展示場へと向かった。

136:愛華音@適当:2015/02/07(土) 22:22 ID:zsI


「リッカくーん❤︎梅くーん❤︎」「ひなみちゃん!」
展示場へ行くと、園子や蘭、コナン達がいた。
「よく来てくれたのぉー今日もよろしく頼むぞ」
鈴木次郎吉が言った。
「ねえねえ、今回キッドと時計うさぎが盗む物って何なのー?」
リッカが尋ねた。
「じゃあその獲物の所に案内するとしよう。みな、ついてくるんじゃ」
一同は次郎吉の後ろをついていく。

ゾクッ…
(何だ?今のは…誰かに見られているような…)
コナンは寒気を感じた。
(まさか…奴はもう…)

(何だか、嫌な感じがします…もう二人はここにいるような…)
ひなみも同じく、寒気を感じた。
戦いの時間(とき)は近づいてきたー。

137:輝:2015/02/08(日) 00:27 ID:ovk

はじめまして!輝 ヒカル です!

138:輝:2015/02/08(日) 00:36 ID:ovk

ナゾトキ姫とコナンの小説!
こういうのが読みたかったんですよ!
読んでみて、この小説が僕の心にドストライク!
しました!!続き楽しみにしてます!
応援してます!一億人分!(←おい、お前は一人分
にもならねぇよ!非力過ぎて!)頑張ってください!!
[例え非力だとしても、応援してます!(j_j)泣]

139:輝:2015/02/08(日) 00:38 ID:ovk

↑切れる所を間違えてしまい…
変でごめんなさい。m(_ _)m ジャパニーズ土下座

140:愛華音@適当:2015/02/08(日) 10:07 ID:0c.

<<輝さん

ありがとうございますー!一億人分も応援してくれるとは(笑)
嬉しいです( ´ ▽ ` )ノ
続きも頑張りますので、よろしくお願いします!!

141:愛華音@赤井:2015/02/09(月) 21:43 ID:7zA


「これが今回彼奴らが盗む物じゃ」
「うわあー…」
それは、琥珀が埋め込まれた時計だった。
「…前みたいに偽物じゃないだろうな?」
中森警部が言った。
「それはない。信頼できる鑑定士に見てもらったからのぅ」
「そうか…」
「中森警部、警官の中にキッドや時計うさぎが紛れてるんじゃないですか?
調べてみましょうよ」
今度は三毛門刑事が言った。
「いや、もう確認済みだ。怪しい奴はいなかった」
「そうですか…」

142:愛華音@赤井:2015/02/09(月) 21:49 ID:7zA


「…そうだ!もしかして、この中の誰かに変装しているとか…」
「えっ⁉︎」一同は驚いた。
「よーし…じゃあ顔を引っ張って調べてやる…」
中森警部はやる気まんまんだ。
「ちょっとぉ!レディーの顔を触るわけ?」
園子が言った。
「てか、あんたがキッドか時計うさぎじゃねーのか?」
「そうだ!」
リッカや梅も言う。
「あーもう…ごちゃごちゃうるせーな…」
「別に今はいいんじゃない?予告時間になったらきっと分かるよ!」
コナンの一声でその場は収まった。

143:愛華音@赤井秀一:2015/02/13(金) 22:01 ID:EBs


「絶対キッドと時計うさぎを捕まえようね、ひなみん!」
「え、ええ!もちろんです…!」
リッカがひなみに言った。ひなみはいつにもましてやる気が入っている。
(絶対に…絶対に阻止しなければ…!)
「あ、リッカくん、今日説教されていたと言っていましたが、誰にですか?」
「ああー…学校の先生だよー…ほら、俺ってバカじゃん?」
「そ、そうなんですか…」

「貴様、ひなみさんに近づきすぎだ」
梅がやってきた。
「ちっ…うるせーな…」
リッカが舌打ちした。
「まあまあ、仲良くしてくださいね〜」
「はーい❤︎ひなみん❤︎」
「…おい…」

144:愛華音@テスト:2015/02/17(火) 22:01 ID:TMA


すみません、名前のとおり、もうすぐテスト一週間前なので、しばらく来れません(T ^ T)

145:愛華音@テスト戦争終結:2015/03/04(水) 17:42 ID:HH.


テスト終わりました〜!
気が向いたら更新します(^_^;)

146:愛華音@赤井秀一:2015/03/09(月) 12:37 ID:VvM


ごめんなさい、しばらく更新しません(^_^;)
というのも、別の小説を書きたいなぁーって思ってて…
中途半端なとこで終わらせるなよ!!って思われる方がいるかもしれません(おそらくいないだろう)が、
そういうことなので。また新しい小説も見てくれたら嬉しいです。

147:氷姫:2015/05/30(土) 21:37 ID:HIA

久しぶりです!気が向いたので、続き書きます!(笑)話は予告時間まで進みますが…

予告時間数分前…
警察官は全員宝石の周りについた。ひなみやコナン達はその前にいた。
ドクン、ドクン…緊張が高まる。
「予告時間まであと10秒!9、8、7…」
中森警部の声が響く。
「…3、2、1…」
ポンっ!予告時間と同時に煙幕が出た。
ゴホゴホと咳き込む。周りは煙で見えない。
「な、何だ⁉︎」「どこだ⁉︎」
警察官はうろたえる。
「落ち着け!煙が消えるまで待つんだ!」
中森警部が大声で叫ぶ。
(キッドか…⁉︎)
しばらくして、視界がはっきりとした。
「宝石は…?」
宝石ケースを見る。宝石は無事だった。

148:ベル:2015/06/07(日) 21:38 ID:48M

更新待ってましたーー!!。
頑張ってください!。

149:akar:2015/06/14(日) 00:37 ID:kOI

続きが楽しみです。応援してます。

150:レモン:2015/07/15(水) 19:43 ID:yqE

初めまして!レモンといいます。これからたまにここに顔をだすので、よろしくお願いします!

151:氷姫:2015/07/15(水) 20:04 ID:aPw


みなさんありがとうございます!
下手なので恥ずかしいです…(>_<)
続き書きます!


「何だ、宝石は無事じゃないか…」
「あ、あの…い、一応…」
ひなみが口を開きかけると…
「ねえ、宝石を調べたほうがいいんじゃない?」コナンが言った。
ゴツン!鈍い音がした。コナンが小五郎に叩かれたのだ。
「お前がでしゃばるんじゃない!警察の仕事だ!」
「そうだな…おい、宝石をケースから出すんだ!」中森警部は警官に指示する。

「これでいいでしょ?ひなみさん」
コナンはひなみに耳打ちする。
「あ、ありがとうございます…」
「だからさ、早く追いかけて…怪盗キッドと時計うさぎとの勝負のために…」
「な、なぜそれを⁉︎」
ひなみな驚いた。勝負のことは誰にも言ってないのに…
「ひなみさんの様子がおかしかったからさ…とにかく、屋上にいると思うから、早く捕まえに行って!こっちは僕が何とかするから…」
「は、はい…」

152:氷姫:2015/07/15(水) 20:10 ID:aPw


ひなみは屋上の階段に向かって走りだす。それを見ていたリッカと梅は、ただ事ではないと思う。
「ひなみん、どこに行っちゃったんだろう…」
「きっと屋上だ。怪盗キッドはハンググライダー、時計うさぎは気球を持ってるからな」
「でも、まだ宝石は盗まれてないじゃん」
「おそらくこれは罠だ。宝石はすでに偽物で、もう逃げているところかもしれないぞ!」
梅の推理を聞いたリッカは慌てる。
「ヤバイ、早くいこーぜ!」「分かった」
「…いや、梅はここに残ってくれ!何か分かったら連絡しろ!じゃあ!」
そう言って、リッカは走りだす。梅は追いかけようかと思ったが、リッカのスピードには追いつけないと思い、諦めた。
「ひなみさん…気をつけてください…」

153:氷姫:2015/07/17(金) 14:02 ID:aPw


ひなみは屋上に向かって走る。
屋上の扉を開けると、夜の冷たい風が入ってきて、ひなみの髪を揺らす。だが、揺れたのは風のせいだけではない。ひなみは自分で三つ編みをほどき、眼鏡を外した。"ナゾトキ姫"となったのだ。

「…意外に早かったね、ナゾトキ姫…」
時計うさぎがいた。気球を出して、逃げようとしている。時計うさぎの手には宝石が握られていた。
「…時計うさぎさん…その宝石を返してください…勝負は私の勝ちですよ…」
「…ま、これは目当てのものじゃなかったし返すよ…勝負はまだ負けたわけじゃないけど」時計うさぎは、最後の言葉は独り言のように言った。
ひなみはその言葉を聞き逃さなかった。ひなみは疑問に思う。また、怪盗キッドが現れていないのも、なぜか分からなかった。

154:氷姫:2016/04/03(日) 20:41 ID:mOg


「ひなみんー!!」
リッカが走ってやってきた。
「リッカくん⁉」
「おや、ナゾトキ姫の手下の1人じゃないか」
「俺は手下じゃねーよ!さっさと宝石を返せ!」
「…仕方がないな…」
時計うさぎは宝石をリッカに投げる。リッカはキャッチする。
「よし、俺が刑事さんに宝石を渡してくる!」
リッカが屋上から出ようとした時…
ナゾトキ姫が、リッカの手を掴んだのだ。
「ひ、ひなみん…?」
「…あなた…リッカくんじゃありませんね?」

155:氷姫:2016/04/03(日) 20:46 ID:mOg


リッカは突然のことに動揺する。
「…え、何言ってるんだ、ひなみん…」
「時計うさぎさんは目当ての時計でなくても、いつも盗んでいました。だから、今日に限って返すとはおかしいと思ったんです。」
「僕だって、返すことくらいあるさ。」
時計うさぎは反論する。
「…リッカくん、先ほど、今日遅れた理由は、先生に怒られたからって言っていましたね?」
「う、うん…」
「…それはおかしいですね。私達の高校は、今は高校入試で、先生方は入試の試験監督や、テストの採点で忙しく、外部と連絡はできないはずです。」
「くっ…」リッカは何も言えなかった。
「…リッカくんの正体は…怪盗キッドさんじゃないですか⁉」

156:氷姫:2016/04/03(日) 20:58 ID:mOg


その頃下では…
「何ぃ⁉今、宝石の鑑定士はいないのか⁉」
中森警部が、次郎吉に言った。
「ああ…すまんのう…」
「くそ、この宝石が偽物がどうか分からないじゃないか…!」
「今から鑑定士を呼んだら?遅くなるけど…」園子が言う。
「時間がかかりすぎる…!」

「ねえねえ、これって琥珀なんだよね?」
コナンが言う。
「そうじゃが…」
「すぐに分かるいい方法があるよ!ある物を準備してほしいんだけど…」

157:氷姫:2016/04/03(日) 21:02 ID:mOg


次郎吉が消毒用エタノールを持ってきた。
「ありがとう!」
コナンはそれを、琥珀に一滴かける。
「ボウズ、何をしてるんだ!」
小五郎は怒った。「こんなので分かるわけないだろう!」
コナンは小五郎の言葉を無視し、エタノールをかけた琥珀を触る。そして、言う。
「これは偽物だよ!」
「何⁉」

158:氷姫:2016/04/03(日) 21:06 ID:mOg


「どうして分かるの⁉」
蘭が言った。
「この琥珀に触ってみて!何だかねばねばしていない?」
「あ、確かに…」
手を触れると、粘り気があった。
「偽物を琥珀は、エタノールをかけると、粘り気がする、ってテレビで言ってたよ!」

「…キッドや時計うさぎは、宝石をすり替えたってことか…」
梅が言う。
「…今2人はどこに…⁉」
「よし、建物内を捜索しろ!」
中森警部や三毛門刑事の指示で、警察官は探し始めた。

(奴らは恐らく、屋上…ひなみさんは大丈夫か…?)
コナンは思った。

159:氷姫:2016/04/03(日) 21:15 ID:mOg


「…観念してください。今から私と一緒に、警察のもとへ行ってもらいますから…」
ナゾトキ姫の、リッカの手を掴む力が強くなる。

突然、ポンっ、と音がし、周りが白く覆われた。煙幕だ。ナゾトキ姫はゴホゴホと咳き込む。
煙が消えた後、いつもの白い姿のキッドがいた。
「さすがです、ナゾトキ姫」
「リッカくんはどこに…?」
「家で寝ていると思いますよ。彼は1番初めに駅の前にいたので、あなたの姿で、ここに来るのはやめようと言ったら、帰っていきましたから…」

「…勝負は私の勝ちですよね…わ、私のキスとかは…なしですよね⁉」
ナゾトキ姫の姿だが、ひなみは少し恥ずかしくなった。眼鏡をかけて、"ひなみ"に戻る。
「…そうですね…では、またの機会に…」
「またとかないです!!もうこんなことはやめてください!!」
ひなみは必死に抵抗する。
「ナゾトキ姫、照れてるの?顔が真っ赤になってるよ?」
時計うさぎはからかう。
「からかうのはやめてください!ていうか、時計うさぎはおかしくないですか?だってあなたは…女性でしょう?」
(え、そうなのか⁉)
隣にいたキッドは驚いた。

160:氷姫:2016/04/03(日) 21:19 ID:mOg


「いたぞー!!」
警察官が屋上に来た。
「じゃあね、ナゾトキ姫。楽しかったよ」
「再びお会いできるといいですね…」
時計うさぎはパラグライダー、怪盗キッドはハンググライダーで逃げた。
「怪盗キッド!次こそは捕まえてやる!」
「時計うさぎ…逃がすもんか!」
中森警部と三毛門刑事は言った。

「ひなみさん!」
梅がやってきた。
「あれ、リッカは?」
「実は…怪盗キッドの変装で…」
「ほ、本当ですか⁉こんなに近くにいたのに、気づかなかったなんて…!」
「…本当に、神出鬼没ですね…」

161:氷姫:2016/04/03(日) 21:23 ID:mOg


「ひなみさん…」
コナンがやってくる。
「コナンくん、さっきはありがとうございました!」
「ねえねえ…勝負はどうなったの?」
「宝石も盗られていませんし、私の勝ちですよ…」
「そうなんだ…」

こうして、勝負は終わった。

162:氷姫:2016/04/03(日) 21:24 ID:mOg


何十年ぶりに、小説を更新したような気がするwww
次から何の話しよう?
安室さんや昴さんとも会わせたいような…笑
(ナゾトキ姫しか知らん人は分からんよな…)

163:氷姫:2016/04/05(火) 22:37 ID:2u6


今、新しい話を考えてるけど、やっぱりナゾトキ姫メインになってしまう…

164:氷姫:2016/04/06(水) 10:39 ID:2u6

第4章〜

ひなみ、梅、リッカは学校の帰り、ひなみの家に遊びに行くことになった。
「ひなみさんの家に、お邪魔しても良かったんですか?」
「大丈夫ですよ!私も2人が来てくれて嬉しいです!」
「ひなみんの家行くの久しぶりだー♫」
「本当ですね!何しますか?」
「ひなみんと一緒なら何でも♫」
リッカはひなみの手を握る。
「貴様、ひなみさんに気安く触るな!」
「まあまあ、喧嘩はやめてくださいね…あら?」

3人の前に、1人の、中学生くらいの、髪を下ろしている女の子が歩いていた。
「…小夜ちゃん…?」
ひなみが言う。
「…ひなみちゃん…」
女の子は振り返った。どこか、元気がなさそうに見える。
「ひなみん、この子と知り合い?」
「はい、近所に住んでいる、中学2年生の如月小夜(きさらぎ さよ)ちゃんです。」
「そうなんだ、俺は藤崎リッカ!」
「…梅崎仁だ…」
「…よろしくお願いします」
小夜は、リッカと梅に頭を下げる。

165:氷姫:2016/04/06(水) 10:40 ID:2u6

「小夜ちゃん、どうしたんですか?なんだか、元気がないように見えましたけど…」
「えっと…」
小夜は、話すのをためらっている。
「俺達は図書館探偵団!だから、何でも悩みを解決するぜ!」
リッカが言う。
「図書館探偵団?」
小夜が聞き返す。
「ああ。これまでいくつもの事件を解決してきた。」
「私達に言えることだったら、言ってください…」
梅やひなみも言う。

166:氷姫:2016/04/06(水) 10:41 ID:2u6

小夜は、話す気になったようだ。
「実は…私の家に、花が送られてきたんです…」
「花?」
「はい、6日前から昨日までずっと。今日は送られてきませんでしたけど」
「送られてきたって?」
「毎朝、玄関の前に花が置いてありました…」
「その送られてきた花、見せてもらってもいいですか?」
ひなみが言う。
「…うん、今から私の家に見にくる?庭に置いてあるの」

300メートルくらい歩くとひなみの家が見え、さらに500メートルくらい歩くと、小夜の家が見えた。

167:氷姫:2016/04/06(水) 10:42 ID:2u6

庭に行くと、植木鉢に植えられていた花が置いてあった。花の色はすべて赤色だ。
「わあ…綺麗…」
ひなみは感嘆の声をあげる。
「確かに綺麗だけど…送り主が分からないなんて怖いですね」
梅が言う。
「左から順に、昨日まで贈られてきたんです」
「何て名前だろう?ひなみん、分かる?」
「…アネモネ、ツツジ、ハナミズキ、ベゴニア、ハナミズキですね…」
「さすが、ひなみん!」

ひなみは考える。
(これほどの花を揃えるのは大変なのに、送ってきたってことは、何か意味があるはず…)

(…意味?…そうだ、花にはそれぞれ意味があります…!)
ひなみは、目を瞑って考えていたが、ゆっくりの目を開く。
(もしかして…!)

168:氷姫:2016/04/06(水) 10:43 ID:2u6

ひなみは眼鏡を外し、三つ編みをほどく。
「あっ…!!」
「この謎、私が解き明かして差し上げます!」
「ナゾトキ姫キターー!!」
リッカと梅は叫んだ。
「ナ、ナゾトキ姫⁉今話題の⁉」
小夜は驚いた。
「…私がナゾトキ姫だってことは、秘密にして頂けませんか?」
「も、もちろん!それより、何か分かったの?」

「ええ…この花達には、ある共通点があります!」
「共通点?」
「それは…花言葉です」
「花言葉?」
「はい。赤いアネモネは『君を愛す』、
赤いツツジは『恋の喜び』、
ハナミズキは『私の想いを受けてください』、ベゴニアは『愛の告白』…これはすべて、恋愛に関係ある花言葉ですよね?」
「…じゃあ、送り主は、小夜ちゃんのことが好きだってこと⁉」
リッカが言う。
「そうかもしれませんね…小夜ちゃん、美人なので…」
「ひなみちゃん!やめてよ…!」
小夜は恥ずかしがる。ひなみの言う通り、とても美人で、モデルの雑誌に載っていそうなスタイルだ。
「…そこまでは分かったのですが、誰が送ってきたまではわかりませんでした…」ひなみは残念がる。
「…送り主の真意が分かったので良かったよ…それに、もう大丈夫。今日は届かなかったし…」
「確かに、そうだな。もう諦めたのかもな。」梅が言う。

169:氷姫:2016/04/06(水) 10:44 ID:2u6


「…そういえば、亜希くんは元気ですか?最近会っていませんが…」
ひなみは聞く。
「別に元気だよ…まあ、最近じゃ私に話しかけてくれないけど…」
「亜希くんって?」リッカが尋ねる。
「安積亜希(あつみあき)。私の隣の家に住んでいて、幼馴染です。」
ひなみが子供のころ、よく近所の子供達と遊んでいた。小夜や亜希を含めて。だが、お互い学生になるにつれて、勉強やクラブ活動で忙しくなり、顔を合わせることも少なくなっていた。
その、安積亜希も、最近会っていないので、ひなみは気になったのだ。
ひなみは隣の家を見る。カーテンが少し揺れたような気がした。
「…?」

170:氷姫:2016/04/06(水) 10:44 ID:2u6


「ひなみちゃん、今日はありがとう!」
小夜の声に、ひなみは我に返る。
「どういたしまして。また何かあったら言ってくださいね!」
ひなみはナゾトキ姫から詩音ひなみに戻る。

「良かったですね…解決して」
梅が言った。だが、リッカは浮かない顔をしていた。
「…何だろう、まだ何かが起こる予感がするぜ…」
「え?」
「いやいや、今日、花が送られてきてないんだぜ?勘違いじゃないのか?」
「…だといいけどな…」
2人は暗い雰囲気になっていた。
それを取り繕うように、ひなみは言う。
「お、お二人とも、早く私の家に行きましょう!私、昨日ケーキを作ったんです!」
「やったー!ひなみんのケーキだ!」
「楽しみです!」

171:氷姫:2016/04/09(土) 22:12 ID:vL2

その翌日。休日だった。
ひなみは、リビングでテレビを見ていた。
机の上に置いてあった、自分の携帯が鳴る。コナンからだった。
(…?何でしょうか?…)

「もしもし、詩音です」
「ひなみさん、ひなみさんのおじいさんの病院って、開いてる?これから行ってもいける?」
「あ…ちょっと待ってくださいね…」
ひなみはおじいちゃんにそのことを言う。
「大丈夫らしいです!いつでも来てもらっていいですよ!」
「ありがとう!1時間後くらいに着くと思う!」
「はい、あ、診察を受ける方は?…コナンくん?」
「あ、いや、阿笠博士で……あ、僕の親戚のおじさんなんだ…」
「分かりました。では、お待ちしていますね」

172:氷姫:2016/04/09(土) 22:13 ID:vL2

コナンは博士の家に来ていた。
博士は風邪をひいてしまった。
咳をゴホゴホとしている。
「熱はないみたいだけど、咳がひどいわね…病院へ行かないと…」
灰原は近くの病院に電話する。
「ダメだわ…予約がいっぱいですって」
近所の病院をいろいろ当たってみるが、どの病院も予約がいっぱいだったり、休みだったりした。
「どうしようかしら…ここから遠いところにもかけてみようかしら…」
「病院か…あ…」
コナンはある病院を思いついた。
「なあ、花倫町にある病院はどうだ?」
「ここから1時間くらいね…当てでもあるの?」
「ああ。今から電話してみる。」
こうして、コナンはひなみに電話したのだ。

「大丈夫だって。」
「今電話してたのって、ひなみさんって人?」
「ああ、ひなみさんのおじいさんが病院をやっているんだ。詩音クリニックって名前だ。今から行こうぜ」
「でも…博士のビートル、修理中じゃなかった?」
「…そうじゃった…電車で行くから大丈夫じゃ…ゴホゴホ…」
博士は咳き込む。
「電車じゃもっと遠いわよ…」
「それでしたら、僕が乗せていきましょうか?」

173:氷姫:2016/04/09(土) 22:14 ID:vL2

突然、声がした。カレーの匂いがする。
灰原は、気配を感じた。

「昴さん⁉」
それは、工藤家に居候している、沖矢昴だった。手には大きなお鍋を持っている。
「何しにきたのよ…」
「…カレーが余ってしまって、博士の家にお裾分けしようと思って、玄関に来たら、会話が聞こえてきたからね…」
「…」
灰原は昴を疑わしそうな目で見る。
「じゃあ、昴さんに乗せていってもらおうぜ!」
「昴くん、いつもすまんのう…」
コナン達は、昴の車で行くことになった。

174:氷姫:2016/04/09(土) 22:14 ID:vL2

ひなみの病院に着いた。車を駐車場に止め、昴は車の中で待つようだ。

ひなみが、玄関の前を掃除していた。
「コナンくん、こんにちは!えっと、阿笠さん、もう、入ってもらって大丈夫ですよ!」
「どうも、ありがとうございます」
博士は病院の中に入った。

その場は、ひなみ、コナン、灰原だけになる。
「あ、あの…まだお名前聞いていませんでしたね…私は詩音ひなみです。あなたの名前は?」
ひなみは灰原に話しかける。
「…灰原哀。…」
「灰原さん、ですか…」
ひなみはあれ?と思う。灰原は小学一年生で自分より下なのに、「灰原さん」とさん付け呼んでいる自分がいた。
(この子…落ち着いていて、私より年上のような感じがします…)

175:氷姫:2016/04/09(土) 22:15 ID:vL2

「ひなみちゃん!」
小夜が、突然走ってきた。
「小夜ちゃん?」
「ひなみちゃん…また、私の家に花があったの!」
「え⁉」
「…今日部活が早く終わって、さっき家に帰ったら、花が玄関の前に置かれいて…あと、手紙も…」
「…ねえねえ、花って何?」
コナンが言った。
「ひなみちゃん、この子達は?」
「私の知り合いの、江戸川コナンくんと、灰原哀ちゃんです。」
「…この子達に言っても分からないんじゃないの?」
「そんなことないです!コナンくん、とても頭が良いんですよー」
ひなみはコナンを見る。
「え、そ、そんなことないよ…」
「…ひなみちゃんがそう言うなら言おうかな…」
小夜はこれまで起こったことを話した。

「…なるほどね…」
灰原は言った。
「昨日は送られてこなかったのに、今日は送られてきたんだ…」
コナンも言う。
「今日送られてきたのはどんな花ですか?」
「また私の家に見に来る?」
4人は小夜の家に向かう。

176:氷姫:2016/04/09(土) 22:16 ID:vL2

「これよ!」
赤い花だった。
「ヒヤシンスね…」
灰原が言う。
「…嫉妬…」
コナンとひなみは同時に呟いた。
「え?」
「あ、ひなみさん話していいよ…」
「わ、私よりもコナンくんのほうが…」2人は遠慮していた。
「…赤いヒヤシンスの花言葉、確か『嫉妬』だったわね…」
灰原が言う。
「そ、そうです!」
「え、嫉妬って…?」
「送り主は、あなたに嫉妬しているんじゃない?あなたが男性と話しているのを見たとか…」
「そうだな…相手は同じ学校の人かもしれないな…」
「そんな…」

177:氷姫:2016/04/09(土) 22:17 ID:vL2

「小夜ちゃん、さっき手紙も送られてきたって言ってませんでしたか⁉」
「あ、そうだった…郵便受けに入れっぱなしだった」
小夜は手紙を出す。

『送り主のヒントは、花の名前と日。』
ワープロで打たれていて、筆跡は分からない。
「花の名前…日…」
「ずいぶん、親切な送り主さんね…」
「自分に早く気づいてもらいたいんじゃないか?」

ひなみは今まで届いた花の名前を思い出した。
アネモネ、ツツジ、ハナミズキ、ベゴニア、ハナミズキ、
そして、日数…

178:氷姫:2016/04/09(土) 22:18 ID:vL2

あっ…!
ひなみは気づいた。
(そういうことでしたか…)
ひなみな眼鏡を外し、三つ編みをほどいた。ナゾトキ姫となった。
「え…?」
ナゾトキ姫を初めて見た灰原は、驚いた。
「ひなみちゃん、分かったの?」
小夜が言う。
「ええ…」
「それで、誰なの⁉犯人は⁉」
「…小夜ちゃん、少し家の中で待ってもらえますか?」
「…何で?」
「…解決したら、また来ますね…」
「わ、分かった…」
納得はいかないものの、小夜は家の中に入った。
「コナンくん達も、先に病院に戻ってもらってもいいですか?」
「…うん…」

179:氷姫:2016/04/09(土) 22:19 ID:vL2

「…あなたらしくないわね…事件を他の人に任せて、自分は先に帰るなんて…」
「…この事件は、ひなみさんのほうが詳しいからな…でも、俺が帰ると思うか?」
コナンと灰原は、帰るふりをして、電柱の陰に隠れた。
「…彼女、眼鏡を外すと雰囲気変わるわね…」
「ああ。『ナゾトキ姫』って呼ばれてるぜ」
「…そんな名前、誰がつけたのかしら?つけた人のセンスが疑われるわね…」
「おいおい、失礼だろ…」
そんな話をしていると、ナゾトキ姫が小夜の家から出てきて、隣の家の前で止まった。表札には『安積』とあった。
(そうか…俺も解けたぜ…)

180:氷姫:2016/04/09(土) 22:19 ID:vL2

ナゾトキ姫はインターホンを鳴らす。
1人の中学生の男の子が出てきた。
「安積亜希くん、久しぶりですね」
亜希くんと呼ばれた男の子は、突然の来訪者に驚いた。
「ひ、ひなみさん⁉本当に久しぶりだけど、眼鏡はかけてないの?コンタクト?」
「いえ、このほうが落ち着いて話せるので…亜希くん、今時間ありますか?」
「…うん、あるけど…」
「少し話をしませんか?」
ナゾトキ姫と亜希は、近所の公園に向かった。
コナンと灰原も、バレないように跡をつけていった。

181:氷姫:2016/04/09(土) 22:20 ID:vL2

公園のベンチに、ひなみと亜希は座る。公園には、他に誰もいないように見える。正確には、コナンと灰原が草むらに隠れていたが…
「話って…?」
「…小夜ちゃんの家に、送り主不明の花が送られているのを知っていますか?」
「…知らないよ…」
亜希は、少し視線を逸らした。
「実は、1週間前から花が送られてきたんです。順番にアネモネ、ツツジ、ハナミズキ、ベゴニア、ハナミズキ。昨日は届かず、今日はヒヤシンスでした。色は赤色。」
「そうだったんですか…」
「亜希くん…あなたがこれらを送ったのではないですか?」
「え…⁉いきなり何を言い出すんだ、ひなみさん!」

182:氷姫:2016/04/09(土) 22:21 ID:vL2

「…今日、花と一緒に、手紙も送られてきたんです。『送り主のヒントは、花の名前と日。』という内容でした。」
「…どういう意味?」
「花の名前の中に犯人の名前が隠されているんですよ!」
「え…?でも、全然分からない…」
「確かに、そのまま見ただけでは、出てきません。しかし、ヒントに、日、と書いてあります。届いたのが何日目かによって、花の名前の中でどれを読むかが変わってくるんです」
「…?」
亜希は分からない、という顔をしていた。

183:氷姫:2016/04/09(土) 22:22 ID:vL2

「すみません、簡単に説明しますね。1日目に届いたのはアネモネ、だから1文字目の『ア』、2日目に届いたのがツツジ、だから、2文字目の『ツ』、3日目はハナミズキで3文字目の『ミ』、4日目はベゴニアで4文字目の『ア』、5日目はハナミズキで5文字目の『キ』…
つなげて読むと、『アツミアキ』、あなたの名前です!」
「…!で、でも、今日送られてきたヒヤシンスは⁉名前に入れないのか?」
「亜希くん、初めは、ヒヤシンスを送る予定はなかったのではないですか?この5つの花で終わりで、自分の名前を表そうとして…そのため、昨日は届かなかった。でも、昨日にある出来事があり、今日ヒヤシンスを送ったのではないですか?」
「…」
亜希は黙っている。
「ヒヤシンスの花言葉は『嫉妬』…小夜ちゃんが他の男性と話しているのを見て、嫉妬したのではないか?と思いました。小夜ちゃんが他の男性と話したかどうか聞いてみたし、思い出しました。
小夜ちゃんは昨日…私の友達の、リッカくんと梅くんと話したんです!あなたはそれを見て、嫉妬したのでは?その時、あなたの家のカーテンが揺れた気がするので…」

184:氷姫:2016/04/09(土) 22:23 ID:vL2

「ち、違う!べ、別の犯人が、俺を犯人にしようとしているんだ!」
亜希は、自分は犯人でないと言い張る。
「…今日小夜ちゃんに届いた手紙を調べれば分かりますよ…警察に鑑定をしてもらって…」
亜希は笑った。
「警察…?ひなみさん、そんなことできるわけないよ、だって手紙はパソコンで打った文字だから…」
ナゾトキ姫はニヤリと笑う。
「あれ?私、パソコンで打ったなんて言ってませんよ?手紙、とだけしか…」
「あ…!」亜希はしまった、という顔をする。
「ええ、手紙はワープロで打たれていたので、筆跡鑑定はできません。でも、あなたのパソコンにデータが残っていると思いますよ…」
「…」亜希は下を向く。

185:氷姫:2016/04/09(土) 22:24 ID:vL2

「…どうしてこんなことを…?」
「…小夜が好きなんだ…」
「それはあなたが送った花の花言葉で分かります。だったら、小夜ちゃんに想いを伝えるべきでは?」
「…無理だ…告白する勇気なんてない…自分の名前を暗示して、恋愛の花言葉を持つ花を送ったら、自分の恋心気づくかな、って思ったけど、分からないよな…」
ナゾトキ姫は黙って聞いていた。
「…俺がこんなことをした犯人だと知ったら、絶対に嫌われるよな、いや、俺のことなんて嫌いかもしれない。」
「亜希くん…今から小夜ちゃんに謝ってください。」
「え…」
「小夜ちゃんには、まだあなたが犯人だとは言っていません。あなたは自分の口からこのことを言うべきです。」
亜希は頷いた。
ひなみは小夜の家に電話した。

186:氷姫:2016/04/09(土) 22:25 ID:vL2

「今のうちに公園から出るぞ」
コナンと灰原はそっと公園から出て、病院に戻ることにした。
「…あの子、なかなか頭がキレるじゃない…ナゾトキ姫と呼ばれているだけあるわ…眼鏡を外したら、あんなに変わるなんて…不思議ね」
「そうだな…」
「…だったら、尚更注意しないと。あなたが賢い素振りを見せたら、怪しまれるわよ。あなたの正体を知ったら、組織のことも知るかもしれないわ」
「…今は大丈夫だ。ひなみさん、俺をただの、頭の良い小学生だと思ってるし…」
「…だといいけど」

187:氷姫:2016/04/09(土) 22:26 ID:vL2

小夜は公園に来た。
「亜希…?」
「小夜…ごめん、花を送ったのは俺なんだ…!」
「…えっ?」
小夜は驚いた。
「本当にごめん…俺、小夜のことが好きなんだ…」
亜希の突然の告白に、小夜は顔が赤くなる。
「…こんなことをした俺を小夜は嫌いかもしれない…それは分かってる。でも、想いだけは伝えようと思って…」

小夜は涙を落とした。
「小夜…?」
「…私も好きよ…」
「え…」
「あの花、とても綺麗だった。大切に育てるね…」
「…小夜…ありがとう…」
亜希と小夜はベンチで座り、喋った。

188:氷姫:2016/04/16(土) 21:23 ID:EkY

ひなみはいつもの姿に戻った。
その時。どこからか、哀しげな音が聞こえてきた。どこかで聞いたことのあるようなメロディー。
(これって、携帯のテンキーの音?でも、何のメロディーかは分からない…)
ひなみは公園の外に出てみた。公園の周りには多くの木が植えられていて、公園から出ないと、外が見えなかった。
曲がり角を曲がる、人影が見えた。
黒色の長い髪、レースやリボンのついた黒い服。
(…あれ?…気のせいでしょうか?…)

189:氷姫:2016/04/16(土) 21:24 ID:EkY

ひなみは病院に戻った。
病院の前には、赤い車が止まっており、灰原やコナン達が乗っていた。
「ひなみさん、おかえりー」
コナンは窓を開けた。
「みなさん、もう帰ってしまうんですね…あ、そちらの男性は…?」
ひなみは運転席を見ながら言った。
眼鏡をかけた、細目の男性が座っていた。
「沖矢昴さん。阿笠博士の隣に住む、大学院生だよ」
昴は会釈した。ひなみも頭を下げる。

190:氷姫:2016/04/16(土) 21:25 ID:EkY


「そうだ…今思い出せないことがあるんですが…」
「え?」
「さっき、聞き覚えのある、哀しげなメロディーが聞こえてきたんです…携帯のテンキーを打つ音で…」
コナンと灰原は顔を見合わせた。たぶん、同じことを考えている。
「そ、それ、どんな音が覚えてない?」
「えーっと…確か…シ、ラ、ソ、ラ…が聞こえたような…」
コナンや灰原の心拍数が上がる。
「誰がその携帯を使っていたの⁉」
「…私が公園にいた時にその音を聞いたんです…その後に、公園から出たら、曲がり角を曲がる、黒色の長い髪、レースやリボンのついた黒い服を着ていた人が見えました。顔は見ていないんですけど…」

191:氷姫:2016/04/16(土) 21:26 ID:EkY

「…そろそろ行きますか?」
昴が聞いた。
「そ、そうだね…」
「コナンくん、哀ちゃん、さようなら…また会えたらいいですね!」
ひなみは手を振った。
車が出発する。

「なあ、ひなみさんが言ってたさっきの…7つの子…だよな…組織のボスのメールアドレスの…」
「まさか…!組織の一員が近くにいたってこと…⁉」
「おそらく、ひなみさんが見た女性がそうかもな…灰原、心当りはないか?」
「…思い出そうとしているけど、分からない…」
コナンと灰原は小声で話していた。
ボスのメールアドレスは#969#6261。
これを携帯で打つと、「7つの子」のメロディーになる。

昴も運転しながら考えている。
(黒髪の女性か…)

192:氷姫:2016/04/16(土) 21:27 ID:EkY

次章
組織の影が近づく⁉…前に、ひなみの休日!!

組織の話を考えているけど、まだ全然まとまってない笑
組織の話の前に、少し休憩!笑

193:氷姫:2016/04/16(土) 21:28 ID:EkY

〜〜〜
コナン達は博士の家に帰ってきた。
コナンと灰原はさっきの事を話している。
「…ひなみさんが、組織に関わってしまうかも…ボスのメールアドレスを聞くなんて…組織に目を付けられたら…」
灰原が言った。
「大丈夫じゃねーか?ひなみさんは音を聞いただけで、それがただの携帯の音だと認識してるくらい。それに、ひなみさんはそいつの顔を見ていない。」
「でも、向こうがひなみさんを見ていたら…?」
「あの公園、周りに木がたくさんあって、公園の中から外が見えにくいだけでなく、公園の外から中も見えにくい。向こうも、公園に人がいるなんて思わなかったんじゃねーか?そうじゃなきゃ、昼間の、しかも人がいる住宅街で堂々とボスのメールアドレスを打ったりしないと思うぜ?」
「…それもそうね…」
「…一応、ひなみさんに1人で行動しないように言っておくか…
お前、その女性、知らないのか?」
「…いたような気もするけど…思い出せないわ…」

194:氷姫:2016/04/16(土) 21:29 ID:EkY

ひなみは、コナン達が帰った後、自分の部屋のベッドに寝転んで、考えていた。
(あの女性、どこかで見たような気がします…どこかですれ違ったんでしょうか?)
ひなみは最近の出来事を思い出した。
キッドと時計うさぎとの対決、小説家のロッジでの殺人事件、とある会社のパーティー…
(あ…もしかして…!)

ひなみは梅に電話した。
「ひなみさん、どうしたんですか?」
「梅くん、前のパーティーのとき、いろいろな会社の方がいらっしゃいましたよね?その中に、長い黒髪の女性の方、いらっしゃいませんでしたか?」
「黒髪の女性…たくさんいると思いますが…親に聞いてみるので、分かったら連絡しますね」
「梅くん、わざわざすみません…」
「いえ、ひなみさんのためなら何でもします!」

195:氷姫:2016/04/16(土) 21:30 ID:EkY

電話が切れる。部屋は静かになる。ひなみはため息をつく。
このまま眠ってしまいそうだったが、嫌なことを思い出してしまった。週明けに、英語の小テストがある。
(…悪い点を取るのは嫌なので…勉強しましょうか…)
ひなみは勉強机に座り、勉強を始める。

「…It was my mother who gave me wise advice then. …(そのとき、私に賢明な助言をくれたのは、私の母だった。)」
ひなみは英文を呟く。
しばらくして、携帯が鳴った。梅からとコナンから来ていた。

196:氷姫:2016/04/16(土) 21:31 ID:EkY

梅のメールを見る。
「親に聞いたら、たくさんいるらしいです…とりあえず、親が知っていた、黒髪の女性のいる会社の名前です!あと、パーティーに参加していた全ての会社の名前です!」
会社の名前がずらりと並ぶ。
ひなみはありがとうございます、と返事を送った。
(わあ、有名な会社ばかりです…この中にいるのでしょうか?)

次にコナンからのメールを見る。
「ひなみさん、出かけるときは、誰かと行動してね。」
ひなみは不思議に思った。が、ありがとうございます、と返信した。

197:氷姫:2016/04/16(土) 21:33 ID:EkY


あ、これは第5章に入ってます!
書くの忘れてた笑

198:氷姫:2016/04/16(土) 21:34 ID:EkY

週明け。
ひなみ、梅、リッカは学校の帰り、米花町を歩いていた。
「今日の小テスト、良い点取れて良かったぜー」
リッカが言った。
「リッカくんのクラスも、英語の小テストがあったんですか?」
「そうだよ…今日のテストで3点以下だったら補習に行かないといけなかったんだ…でも、4点取れたからいけたぜ!」
小テストは5点満点だ。
「良かったですね!」
「貴様が補習を免れるとは珍しいな…貴様は補習常連者だろ?」
梅が言う。
「何だよ、その言い方!俺だってやるときはやるんだぜ!ひなみんはどうだったの?やっぱり、満点?」
「はい…」
「さすがです、ひなみさん!」
ひなみは褒められて、恥ずかしくなり、顔が赤くなる。

199:氷姫:2016/04/16(土) 22:01 ID:EkY

「あ、前にいるの、蘭ちゃん達だ!」
蘭と園子、コナンが歩いている。
リッカが名前を呼ぶ。
「あー、リッカくんと梅崎くん、ひなみちゃん!」
園子が言った。「学校の帰り?」
「うん、そうだよー」
「コナンくん、この前はどうも…」
ひなみが言った。
「ううん、こちらこそ…」
「この前がどうしたんですか?」
梅が聞いた。
「コナンくんやコナンくんの知り合いの方が私のおじいちゃんの病院に来たんです」

「…蘭、この3人も誘う?」
「あ、それいいね!」
蘭と園子がヒソヒソと話す。

200:氷姫:2016/04/16(土) 22:01 ID:EkY

「リッカくん達、私達これから喫茶店でお茶するんだけど、リッカくん達も来ない?」
「え、いいの⁉行くよ!ひなみん、梅、いいよな?」
ひなみと梅は頷いた。
「じゃあついて来てね!」

リッカ、梅、園子、蘭は喋りながら歩く。
ひなみとコナンが並んで歩く。
「コナンくん、この前のメールですが…」
コナンはギクッとなる。
「あ…ごめんね、変なこと言って…」
「いえ…ありがとうございます!心配してくれて…」
「え?」
「最近、物騒な事件が多いから、1人で行動するのは危ないと、心配してくれたんでしょう?ありがとうございます!」
「う、うん…」
(ふう…何とかごまかせてるな…)

201:氷姫:2016/04/16(土) 22:02 ID:EkY

「着いたよ!」
そこは、毛利探偵事務所の一階の、ポアロだった。
「店の名前がポアロなんて…素敵ですね!」
ひなみの目が輝く。
「エルキュール・ポアロですか?」
梅が尋ねた。
「アポロさんって誰?」
リッカが言った。リッカのとんちんかんな言葉に、梅は呆れる。
「ポアロだよ!小説に出てくる探偵だ!」
「ここのマスター、推理好きだから、エルキュール・ポアロから名前をとったんだって…」
コナンが教える。
「そうなんですか…」

202:氷姫:2016/04/16(土) 22:03 ID:EkY

6人は席につく。壁側の席に梅、ひなみ、リッカの順に座り、その前に、園子、蘭、コナンが座った。
それぞれが飲み物を注文する。
色黒のかっこいい男性が飲み物を運んでくれた。
「安室さん、ありがとうございます…あ、こちらはポアロでバイトをしている、安室透さんよ!それに、お父さんに弟子入りした探偵なの!」
蘭が言った。
「初めてまして…」
「こんにちは」
ひなみ達は会釈をした。
「あの眠りの小五郎の弟子かー…すごいなー」
リッカが言う。
「いえいえ、僕なんて毛利先生の足元には及びませんよ!」

203:氷姫:2016/04/16(土) 22:11 ID:EkY


「…ひなみちゃん達の学校ってどんな感じ?先生厳しい?」
蘭が言う。
「超厳しいよ!校内をローラースケートで走ってただけで怒られたし〜」
「…リッカ…貴様がそんなことしてるから怒られるんだよ!」
「そうですね…普段は先生方、優しいし、授業も面白いですよ…」
「そうなんだー授業さ、とても眠いよね!」
園子が言った。
「そうそう、お昼ご飯の後とか、すっげー眠い!知らない間に夢の世界に行ってるんだ…」
「リッカはいつも寝てるだろ…」
「はあ?俺だって起きてる時は起きてるよ!」
「まあまあ…リッカくん、梅くん、落ち着いて…」
「それに比べて、このガキンチョは楽でいいねー…」
園子はコナンを見ながら言った。
コナンは苦笑いした。
(もう一度、小1の授業を受けるのも、なかなかつらいぜ…)

こんなふうに、6人は和気あいあいと喋っていた。

204:氷姫:2016/04/18(月) 21:52 ID:o4A


ひなみ達と安室の会話、続かず笑

205:かき氷◆GCY:2016/04/18(月) 22:06 ID:toc

またまたちわーww
今回のも面白い〜(#^^#)

206:氷姫:2016/04/19(火) 15:32 ID:qF6


>>かき氷さん
こちらも読んでくださってありがとうございます(*^^*)

207:かき氷◆CY:2016/04/19(火) 17:03 ID:RDs

いえいえー、面白いしー、コナン好きだしー!!

208:氷姫:2016/04/19(火) 21:25 ID:6Rw


6人が喋り始めてから40分が経った。
誰かの携帯が鳴った。
「…ええ、マジかよ…」
梅が嫌そうに呟いた。
「…すみません、親戚の子の塾の迎えを親に頼まれました…俺はこれで失礼します」
「親戚の子って…夜美くんですか?」
ひなみが言う。
梅崎夜美。梅の親戚の子で、怪談話が好きだ。時々、怖い事件の依頼をしてくる。
「そうですよ」
「梅崎くん、帰っちゃうんだ…」
園子は残念がる。
「はい。俺に構わず、みなさんは楽しんでください」

209:氷姫:2016/04/19(火) 21:35 ID:6Rw


「蘭ちゃん達の学校の制服も可愛いね!ブレザーで!」
「そうかなー?」
「この制服、何ていうか地味なのよね…ひなみちゃんみたいな制服がいいな!可愛いもん!」
「確かに!」
「そ、そうですか…?」
「蘭ちゃんや園子ちゃんは、何を着ても似合うと思うよ!」
リッカは園子の手を取った。
「リッカくん…♡」
そして、蘭の手も取った。ウインクする。
「え…」
蘭は少し顔が赤くなる。
(このチャラ男、ひなみさんという女性がいながら…って、まだ付き合ってないんだっけ…ひなみさん、どっちも好きって言ってたしな…まあいいや、とりあえず、蘭から離れろ…!)
…とは、本当に口に出しては言えないので、コナンはジュースをストローで、おおげさに音を出しながら飲んだ。コナンの無言?の主張だ。

210:氷姫:2016/04/19(火) 21:40 ID:6Rw


梅が去ってから10分後。
また誰かの携帯が鳴る。
「…ええ…」
リッカが言う。
「…親に買い物を頼まれたから、帰るね…」
リッカは落ち込んだ。もっと蘭や園子、ひなみといたかったのだ。
「まあ…残念ですね…」
「そんなー…」
「また話そうね!」

リッカも帰り、蘭、園子、ひなみ、コナンの4人になった。

211:氷姫:2016/04/23(土) 21:33 ID:hLA

「ひなみちゃん、リッカくんと梅崎くんのどっちが好きなの〜?」
「そ、園子さん、前にも言いましたよね…2人とも大切な友達ですから…」
「でもさー、どちらかに決めないといけないんじゃないの?」
「え…」
ひなみの顔が赤くなる。

リッカと梅崎が帰り、女子だけになったので、恋バナになった。実際は女子だけではなく、コナンがいたが…

「わ、私の話より、園子さんや、蘭さん達の話を聞きたいです…!園子さんは、どなたかと付き合ってらっしゃるんですか?」
「うん、京極真さんって言うの!空手で400戦無敗なの!」
園子は写真を見せた。
「あ…テレビで見たことあります!園子さんの彼氏さんだったんですね!すごいです…」
「ありがとう!」
「蘭さんも、どなたかと付き合ってらっしゃるんですか?」
「わ、私?…」
蘭は戸惑った。
「そうよ高校生探偵の工藤新一くんよ♡」
園子が勝手に言う。
「園子!嘘言わないでよ!付き合ってないわ!」
蘭は否定した。
「でもぉ、新一くんに告白されたんでしょ?ほぼ付き合ってるもんじゃない!」
「そ、そうかな…」
蘭も、顔が赤くなった。

(…早く、ここから抜けたい…)
コナンは思った。

212:氷姫:2016/04/23(土) 21:42 ID:hLA


「あ、そうだ…新一で思い出したけど、今度の休日、新一の家の掃除手伝いに行かない?」
蘭が園子に言った。
「ごめん…家族で出かけるんだ…」
「そっか…どうしよう…」
蘭は考える。ひなみの顔を見ると、思いついたように言った。
「ひなみさん、新一の家の掃除、手伝ってくれない?」
「えっ⁉」
ひなみだけでなく、コナンも驚いた。
「わ、私がですか?…」
「うん、沖矢昴さんっていう人が、今新一の家に住んでいるんだけど、新一の家、豪邸だから、掃除が大変で…だから、たまに掃除を手伝いに行くの…」
ひなみはこの前、車に乗っていた、眼鏡をかけた細目の男性を思い浮かべた。
「で、でも、私なんかが行っては迷惑では?」
「大丈夫よ!それに、ひなみさん、新一の家に行ってみたいって言ってたじゃない?」
「そうですが…」
「じゃあ、お願いしていい?」
「は、はい…」
蘭の押しで、ひなみは新一の家に掃除しに行くことになった。

(ひなみさんが俺の家に…昴さんは大丈夫かな…)
コナンは少し心配だった。

213:氷姫:2016/04/23(土) 21:52 ID:hLA


話始めてから1時間半が経った。
コナンはだんだんと話すのに疲れてきた。だが、他の3人はずっと喋っている。
(女子ってすげー…よく喋れるな…)

話は恋バナから、ナゾトキ姫のことに移った。
「ひなみちゃんって、眼鏡を外したら性格変わるんだね!」
「は、はい…」
「今外してみてよ!」
ひなみは眼鏡を外す。園子と蘭はわあーと、驚きの声が上がる。
「ひなみちゃん、眼鏡外しても可愛い…」
「そうそう、眼鏡をかけているときはふわわんって感じだけど、外したら、キリリっ!て感じ!」
「…ありがとうございます…」
「でも、何で性格変わるんだろう?」
「私も分かりません。ですが、眼鏡を外すと、視界がぼやけて、人の顔があまり見えないんです。だから、人前でも話せるようになります。」
「そうなんだ…」
さっきとは違い、眼鏡を外したひなみは、淡々と話す。

(人の顔が見えないから、あがり症のひなみさんでも、話せるのか…)
コナンは納得した。

214:氷姫:2016/04/23(土) 21:58 ID:hLA


ひなみは眼鏡をかける。
「ひなみちゃんってナゾトキ姫って呼ばれてるんだよね!探偵なんてすごい!」
園子が言った。
「私なんてまだまだです…ほら、眠りの小五郎さんには敵わないですよ!私、一度でいいから、生の眠りの小五郎を見てみたいです!」
コナンはギクッとなる。
「うーん…事件がないと見れないからね…」
蘭が言った。
「もし、機会があれば見せてもらいたいです!」
ひなみはニコッとして言う。
(ひなみさんの前で眠りの小五郎をやると、バレそうだ…)
コナンは思う。

215:氷姫:2016/04/24(日) 08:15 ID:vL2


「眠りの小五郎が見られなくても、毛利探偵から、探偵の極意というのを聞きたいですね!」
ひなみが言った。
「うーん…お父さん、今出かけてるの…」
蘭が申し訳なさそうに言う。

ポアロの扉が開いた。
安室透が買い物袋を持って帰ってきた。
安室は蘭達が話している間、買い出しに行っていた。
「蘭さん達、まだいらっしゃったんですね」
「す、すみません、長居をしてしまって…」
「大丈夫ですよ」
「あ、あ、あの!」
ひなみが安室に近づく。
「あ、あなたは、毛利小五郎さんの弟子で、探偵なんですよね⁉」
「そうですが…」
「わ、私も探偵なんです…だ、だから、私に探偵として大事なことを教えてください!」
「え…」
安室はキョトンとする。
「ひなみさん…」
コナンは呟く。
(安室さん、急に言われて困ってるよ…本当は探偵じゃないのに…)

「…探偵というのは…」
安室は話し始めた。
ひなみは頷いて聞いている。
(ええ…⁉安室さん、あんた本当に何者だよ…!)

216:氷姫:2016/04/24(日) 08:20 ID:vL2


「…ひなみちゃん、そろそろ帰らない?」
蘭が2人の話を終えさせる。
「あ、そうですね…ありがとうございました」ひなみはお辞儀をする。
「いえ…また来てくださいね。」

4人は外に出た。
「今日は楽しかったね!ひなみちゃん、また喋ろうね!」
園子が言った。
「はい!ありがとうございます!」
「じゃあ、ひなみちゃん、また週末にね!」

217:氷姫:2016/04/25(月) 21:49 ID:cfk

週末。すがすがしいほどの青空だ。
昼の1時頃。ひなみは探偵事務所の前で、蘭とコナンと待ち合わせをして、新一の家へと向かった。

工藤家の前に着く。
「わあー…とても大きな家ですね…」
ひなみは驚いた。
蘭はインターホンを鳴らす。
昴が出てきた。
「蘭さん、コナンくん…そちらの方は?」
昴はひなみのほうを向いて言った。
「し、詩音ひなみといいます!今日は掃除のお手作いに来ました!」
ひなみは緊張しながら言う。あがり症なので、大人と話すのは少し苦手だ。
「園子が来れなかったので、ひなみちゃんに手伝ってもらうように頼んだんです。大丈夫ですか?」
「もちろん、むしろ有難いくらいですよ。」
昴は快く、ひなみを家に招き入れた。
(良かったです、優しそうな方で…)

「まずはどこから掃除しましょうか?」
蘭が聞く。
「ではリビングのほうを…」
「分かりました!ひなみちゃん、こっちよ!」
四人はリビングへ向かった。

218:氷姫:2016/04/25(月) 21:54 ID:cfk


四人は机や窓を拭いたり、掃除機をかけたりして、家の中を掃除する。
工藤家はとても広く、掃除に時間がかかった。
「こんな大きな家に一人で住んでいるなんて…本当に掃除が大変ですね…」
ひなみが言った。
「うん、昔、昴さんが来る前は私と園子とコナン君の3人でやっていたけど、大変だったよね?」
「そうだね…(俺が悪いみたいだ…)」
コナンは申し訳なく思った。

219:かき氷◆CY:2016/04/26(火) 17:32 ID:rZc

うぉ!安室さんすごい!

220:氷姫:2016/04/26(火) 21:36 ID:mwE


>>219
安室さんって何でもできますよね笑
この前のアニメでも、サンドイッチ作ってましたし…笑
あなた、公安でしょ!何で知ってんだよ!笑
…っていう感じです笑

221:氷姫:2016/04/27(水) 21:26 ID:kCc

掃除を始めてから何時間か経った。ある程度、部屋の掃除は終わり、残すところ、図書館だけになった。
そう、本好きなひなみが行きたがっていた場所だ。

図書館に入る。
「わあ…」
ひなみは感嘆の声をあげる。壁一面に本がぎっしりと置かれている。本の、何だか懐かしいような匂いがする。ひなみはその匂いを嗅ぐ。本の匂いを嗅ぐと落ち着く。
「す、すごいです!私の学校の図書館よりも多そうなくらいです!!」
ひなみは興奮していた。

4人は黙々と掃除を始めた。
ひなみとコナンは二階に、蘭と昴は一階にいた。
ひなみは本棚から本を出す作業をしている。
「あっ…」
ふと、本棚に当たってしまう。本棚から大量の本が落ちてきた。ひなみの頭に当たる。
「痛たっ…」
「ひなみさん、大丈夫⁉」
コナンが言った。
「ケガしてないー?」
下から、蘭の声が聞こえる。
「は、はい…すみません…」
ひなみは本を元の場所に戻そうとする。一冊の本が目に入った。
「これ、ナイトバロンですよね⁉読んだことありますよ!…あ…」
ひなみはあることに気づいた。
「小説家の工藤優作って…工藤新一くんのお父さんですか⁉」
「そうよ!今はアメリカにいるけど…」
蘭が言った。

222:氷姫:2016/04/27(水) 22:01 ID:kCc

「これで終わりね!」
家の掃除が完全に終わった。
「3人とも、ありがとうございました」
昴が言う。
ひなみは綺麗になった図書館を見渡した。
「…私、ここで住めそうです…!こんなにたくさんの本に囲まれるなんて、幸せです…!」
「えっ…」
コナンと蘭は、唖然とする。
「…って冗談ですよ!…」
ひなみは笑った。
「だ、だよね…」
(ひなみさんが言ったら、冗談じゃなく、本当になりそうだ…)
コナンは思う。

「でしたら、今晩、ここに泊まっていくのはどうです?」
昴の発言は予想外のことだった。

223:氷姫:2016/04/28(木) 22:12 ID:kPY

「…ええ⁉あ、あの、本当に冗談なんです…気にしないでください!!」
ひなみは真っ赤になって否定する。
「明日も休みですし、折角なので泊まっていっては?」
昴は言う。
「…で、でも、私なんかが泊まって、迷惑では?」
「大丈夫ですよ。」
「ひなみちゃん、そうしたら?」
蘭も言った。
「…で、では、そうします…でも、一旦に家に帰ります…」
(ひなみさんが俺の家に泊まるのか…⁉何を考えているんだ、昴さんは⁉)
コナンは昴の顔を見るが、昴の真意は測れない。
蘭とひなみは先に新一の家から出る。

224:氷姫:2016/04/28(木) 22:13 ID:kPY

コナンと昴の2人きりになった。
「…本当にいいの?ひなみさんが泊まるの…」
「…ああ…」
「何で…もし、ひなみさんに、…正体がバレたら…」
「正体って…俺の正体か?」
昴は素の話し方に戻る。
コナンは頷いた。
沖矢昴の正体はFBI捜査官、赤井秀一。
組織に殺害されたことになっているが、実は、コナンの作戦で生きていて、今は沖矢昴という仮の姿で生活している。

昴はフッと笑い、
「ボウヤ…何でそんな心配をするんだ?彼女にとって、俺の正体というのは"沖矢昴"ー 彼女は"赤井秀一"という存在を知らないからな。」
「そうだけど…」
「…そんな顔をするな…。俺は大丈夫だ。そんなに心配なら、ボウヤも泊まったらどうだ?久しぶりに自分の家で過ごせばいい…。」
「ありがと…って自分の家?僕の家は毛利探偵事務所だよ…」
コナンはごまかす。
昴は少し笑い、奥の部屋へ入っていった。

225:氷姫:2016/04/28(木) 22:14 ID:kPY


ひなみが新一の家に泊まるという、すごい展開になったよ\(^o^)/
いろいろキャラがおかしくてすみません(/ _ ; )

226:あーい:2016/05/03(火) 18:10 ID:Czg

続き楽しみです!!

227:氷姫:2016/05/03(火) 20:26 ID:hLA


>>226
ありがとうございます(*^^*)

この小説を読んでいる方に質問ですが、みなさんは名探偵コナンとナゾトキ姫は名探偵、どちらを知っていますか?(漫画、アニメを見たことがありますか?)
A コナンだけ
B ナゾトキ姫だけ
C 両方知っている
Dどちらも知らない

ぜひ、お答えください!!

228:氷姫:2016/05/03(火) 21:29 ID:hLA

夜。9時頃。
ひなみが再びやってきた。
ひなみは赤いチェックのワンピースを着ていた。手に、箱を持っている。
「こんばんは…お、お邪魔します」
昴とコナンが出迎える。
「あれ?コナンくん?コナンくんもここに泊まるのですか?」
「う、うん…」
「そうなんですね!あ、あの…これは感謝の気持ちです、と私のおじいちゃんが言っていました…」
ひなみは昴に箱を手渡す。中身はお饅頭だった。
「いえ、お構いなく…」

229:氷姫:2016/05/03(火) 21:29 ID:hLA

ひなみは昼に来た図書館に行く。
初めて来た時とは違い、空気が澄んでいる。本が輝いているように見えた。ひなみ達が掃除した甲斐があった。
「ひなみさん、自由に読んでいってね!」
「ありがとうございます!こんなに本があるので、何を読むか迷いますね〜…」
「…あの、少し聞きたいことがあるのですが…」
昴が言った。
「?何でしょう?」
「この前、黒髪の女性を見たと言っていましたよね?」
「あ、あの時ですね?はい!」
「その女性に見覚えはありませんか?」
コナンは昴の言葉にはっとした。
(まさか…昴さん…!)

230:氷姫:2016/05/03(火) 21:30 ID:hLA

「…実は、見たことがあるような気がして…」
「ど、どこで⁉」
コナンが聞いた。
「とある会社のパーティーで…友達の梅崎くんに連れていってもらったのですが、その場にいたような…」
「本当に⁉」
コナンは驚いた。ひなみの言うパーティーは、恐らく、コナンも行ったパーティーのことだろうから。コナンが到着したとき、事件が発生して、中には入れなかったが。
「わ、私も気になって、梅崎くんに、そのパーティーに参加した会社の名前を送ってもらいました。」
「それ、送ってもらっていい⁉」
「はい。いいですよ!…」
「なるほど…ありがとうございます。
それでは、僕たちは失礼します」
「じゃあ、ひなみさん…」
コナンと昴は図書館から立ち去る。

231:かき氷◆CY:2016/05/05(木) 10:03 ID:2ig

ナゾトキ姫はなんーとなくならわかるよ!
コナンはめっちゃ知ってる!!!

232:氷姫:2016/05/05(木) 12:14 ID:o4A

>>231
なるほど!ありがとうございます!

233:氷姫:2016/05/05(木) 21:28 ID:qF6

コナンと昴は一階にあるリビングにいた。コナンと昴は長イスに隣同士で座っている。
昴はノートパソコンを出してきた。
「昴さん、ひなみさんに家に泊まらせたのは、あの女性のことを聞くためだったの?」
昴は質問には答えない。代わりに、
「ボウヤ、さっき彼女が送ってきたメールを見せてくれ。」
コナンはメールを見せる。
昴はパソコンの画面に、メールに書かれている会社の名前をキーボードで打った。
「…マーベラス航空、サンセット生命…有名な会社ばかりだ…」
コナンは呟いた。
「この会社の中に、奴らの仲間が…⁉」
「…時間はかかるが、調べてみる。」
昴は言った。

234:氷姫:2016/05/05(木) 21:31 ID:qF6

カタカタと、昴のキーボードを打つ音だけが響いていた。コナンはその様子を見ていたが、だんだんとまぶたが重くなるのを感じた。ふわあ…とあくびをする。
(まだ10時半なのに…)

〜〜〜
コナンの耳に、ニュースキャスターの声が聞こえてきた。
コナンははっと起き上がる。コナンの体には、毛布がかけられていた。時計を見ると夜11時過ぎ。30分ほど寝てしまっていたのだ。昴は30分前と変わらず、パソコンを見ていた。変わっていたのは、リビングにある大画面テレビがついていたことだ。今はニュース番組をやっていた。
「ボウヤ、起きたのか」
昴はパソコンの画面を見ながら言う。
「あ…ごめんなさい、昴さん…」
「構わん。良い子は寝る時間だからな…」
昴はフッと笑う。そして、コナンに饅頭を手渡す。ひなみからもらったものだ。
「…食べるか?」
「いいの?ありがとう!ねえ、何か分かったの?」
「いや…半分くらい調べたが、何も。」
その時、ニュース速報の音がした。

235:かき氷◆CY:2016/05/06(金) 18:40 ID:2ig

あ、なんのニュースかな??

236:氷姫:2016/05/12(木) 18:58 ID:LRo


明日からテスト1週間前なので、しばらく更新できません泣

237:かき氷◆CY (=゚ω゚)ノ ―===≡≡≡ dice2:2016/05/12(木) 20:05 ID:.sU

はーい!!
私も1週間前だけど気にせず書いてるやつ←

238:氷姫:2016/05/27(金) 19:45 ID:Yok


テストが終わったので、時間があれば更新したいと思います。
この小説は、私のただの自己満足な小説ですが、それでも良かったら読んでください。

239:氷姫:2016/05/27(金) 19:48 ID:Yok

コナンと昴はテレビの画面を見た。
【一条株式会社の一条美那社長、死亡。】
このようなテロップが入った。
すぐに、番組もこのニュースを放送した。
『ここで速報が入りました。先ほど午後9時半、一条株式会社の一条美那(いちじょうみな)社長が、会社の社長室で死亡していることが分かりました。…』

さらにニュースは続く。
その内容をまとめるとこうだ。

死亡推定時刻は午後8時半。発見したのは社長秘書で、すでに亡くなっていたという。死因は毒物を摂取したことによる。警察は殺人を視野に入れて、会社関係者に話を聞くなどをして、捜査する。

240:氷姫:2016/05/27(金) 19:49 ID:Yok

「昴さん、この会社って…メールにあったよね…」
「…ああ、まだ調べてないが…」
昴はすぐに検索した。
「…この会社の社長には、不倫疑惑や隠し子騒動などがあったようだ。」
「ふーん…この事件、どう思う?もし組織の犯行だとしたら…」
「そうだな…この会社が組織と何らかの関係を持っていたのかもしれない。犯行の動機は例えば…組織の秘密が社長から漏れそうになった…」
「そっか…」
「だが、この事件は俺達にどうにかできることではない。後は日本警察に任せよう」

241:氷姫:2016/05/27(金) 19:50 ID:Yok

ひなみは二階部分の、本棚にもたれて本を読んでいた。
天井はドーム型で、天窓から月の光がきらきらと差し込む。光のカーテンのようだ。

ふと、図書室全体を見渡す。ひなみ以外誰もいないその場所は、静まり返っている。ひなみだけ、世界にたった1人残されたような錯覚に陥る。
本当に、こんな場所で本が読めて、幸せな気分です…
ひなみは思った。

242:氷姫:2016/05/27(金) 20:39 ID:Yok

午前0時。
「…ひなみさんの様子見てくるね!」
コナンはそう言って、リビングを去る。
(日をまたいだけど、ひなみさん、寝てたりしてないかな…)

コナンは一階の図書室の扉を開ける。
ひなみは二階部分にいた。
月明かりで、ひなみの横顔が見えた。
コナンは驚く。ひなみの目から涙が落ちていた。鼻をすする音もする。
「ひ、ひなみさん…⁉」
コナンは声をかけずにはいられなかった。
「コナンくん…」
ひなみは涙を拭くが、目は潤んでいる。
「何で泣いてるの⁉」
「…この本を読んで、感動してしまって…」
「何の本?」
「えっと…『桜の樹の下で』という本です!この本、前から読みたいと思っていたんですが、本屋さんにも図書館にも置いていなくて…だから、ここにあってとても嬉しかったです!」
「そうなんだ…ひなみさん、眠くないの?」
「はい!まだ読みたい本があるので…」
「へえー…ごめんね、邪魔しちゃって…じゃあ、またねー」
「大丈夫ですよ!」

コナンが図書室を去るとき、ちらっとひなみを見ると、ひなみは再び本に集中していた。

243:氷姫:2016/05/27(金) 20:43 ID:Yok

コナンがリビングに戻ると、昴はお酒を飲みながらパソコンを操作していた。
テレビは、ニュース番組が終わり、アニメをやっていた。昴はそれに目もくれず、パソコンの画面だけを見ている。

コナンは1人掛けの椅子に座り、ぼーっとしていた。次第に眠気がコナンを襲った。視界が暗転する。

コナンは完全に夢の世界に行った。それを見た昴は、再び毛布をかける。

244:氷姫:2016/05/28(土) 06:39 ID:eio

〜〜〜
昴も眠った。椅子に座って、腕を組みながら。
夜中3時。
昴の携帯が鳴った。
メールだった。
メールを見た昴の目が見開く。
「赤井さん…?」
眠たそうな、コナンの声が聞こえた。
「起こしてしまったな」
「…そのメール、もしかして水無怜奈さん?」
「…なぜそう思う?」
「…昴さんがメールを見たときの顔でそうじゃないかって思ったよ」
「…勘がいいな、ボウヤは」

水無怜奈。ClAの諜報員として、組織に潜入している。コードネームはキール。
組織で得た情報をFBIにも流してくれるのだ。

245:氷姫:2016/05/28(土) 06:41 ID:eio

メールの内容はこうだった。
『組織の新しいメンバーが動き出した。
コードネームは"アマレット"。特徴は黒髪で、ゴスロリを着ている女性。
彼女は来週、辻元株式会社のパーティーで何かを企んでいる。』

「水無怜奈さん、組織でうまく情報を手に入れたみたいだね…」
「ああ…」
(黒髪のゴスロリの女性…もしかして、ひなみさんが見た女性は…⁉)
コナンの心拍数が上がる。
その時、図書室でドサッという音が聞こえた。

246:氷姫:2016/05/28(土) 06:43 ID:eio

コナンと昴は図書室へと向かう。
一階の扉を開く。
ひなみが本棚の側で倒れていた。
「ひなみさん!」
コナンは慌ててひなみのもとへ駆け寄る。
ひなみはすやすやと寝息を立てていた。
「何だ…寝てしまっただけか…」
コナンはほっとした。
「昴さん、ひなみさんをリビングまで連れていってくれる?」
昴はひなみを抱きかかえ、リビングのソファに寝かせた。

247:氷姫:2016/05/29(日) 21:45 ID:mwE

コナンと昴は向かい合わせで座る。
「…昴さんはアマレットってコードネーム、組織にいた頃、聞いたことない?」
「いや…初めて聞いた」
「そうなんだ…辻元株式会社でパーティーか…」
「…その場に行くつもりなのか?」
「えっ、えっと…」
コナンは口ごもる。
「昴さんは?行かないの?」
「そうだな…」
コナンと昴は話し合った。
長い夜が終わりに近づいてきたー。

248:氷姫:2016/05/29(日) 21:46 ID:mwE

〜〜〜
いい匂い…
ひなみの鼻に、コーヒーの良い香りが入ってきた。ジューっと、何かが焼ける音がする。チンっという音も聞こえる。
「…さん、ひなみさん…」
耳元で、自分を呼ぶ声がした。
ひなみの視界が徐々にはっきりしてくる。
眼鏡の少年が立っていた。
「ひなみさん、おはよう!」
コナンは笑顔で言った。
「お、おはようございます…」
ひなみは起き上がり、辺りを見渡す。自分が、見知らぬ部屋の長椅子で寝ていたことに気づく。
「ここは…?」
「リビングだよ!ひなみさん、眠ってしまっていたから、ここに運んできたんだ!」
ひなみは思い出した。眠気が来て、視界が暗転したのだ。
「そうだったんですか…ご迷惑をおかけしました…」
「大丈夫だよ!あ、もうすぐ朝食できるって!」
「あ、ありがとうございます…その前に、顔洗ってきてもいいですか?髪もボサボサですし…」
「いいよ!洗面所はこっち!」

249:かき氷◆j6:2016/05/30(月) 18:06 ID:mHI

新しい組織の人が…

おひさ!久しぶりに見てみましたー!笑

250:氷姫:2016/05/31(火) 21:51 ID:9Pk


>>249
ありがとうございます!

251:氷姫:2016/05/31(火) 21:53 ID:9Pk

ひなみとコナンはキッチンに入る。
「おはようございます」
昴が言った。
「お、おはようございます…!あ、あの、昨夜?はご迷惑をおかけしました…!」
ひなみは恥ずかしそうに言った。
「大丈夫ですよ。」
昴は気にしていないようだ。

キッチンのカウンターに、朝食が置かれていた。食パンに目玉焼き、サラダ、飲み物はコーヒーだ。まるで、ホテルのブレックファーストのようだ。
「美味しそうです…!あなたが作ったのですか?」
「ええ…」
(赤井さん…料理うますぎだろ…)
コナンも内心驚いていた。

252:美代:2016/06/03(金) 02:45 ID:nLE

ちゃおっこ時代なんとなーく、ナゾトキ姫読んでました!その頃から推理ものは好きなんですけど、推理小説はよく読んでたんですが推理漫画は高校からハマったのでナゾトキ姫をもっと早く知ればよかったなと思います…多分中高生くらいの投稿者さんだと思いますが、文章力が素晴らしいですね!(この発言で私が蘭ちゃんたち以上とバレてしまう…)
コナンもナゾトキ姫も好きなので楽しみにしてます!

253:氷姫:2016/06/03(金) 06:53 ID:qF6


>>美代さん
コメントありがとうございます(*^^*)
私もちゃおを買っていたとき、ナゾトキ姫が好きで、ちゃおをやめた今でも、ナゾトキ姫のコミックは集めてます笑
文章力が素晴らしいなんて、とんでもないです>_< まだまだ未熟なので…(^^;;
一応、高校生です!!

254:氷姫:2016/06/04(土) 22:30 ID:mOg

朝食を食べ終わり、ひなみが帰る時間になった。
「本当にありがとうございました!」
ひなみはお礼を言う。
「いえ…また来てくださいね」
「ひなみさん、またねー!」

(ふー、特に何もなくて良かった…まあ、組織の新しいメンバーが分かったんだけどな…)
コナンはひなみが帰った後、そう思った。
「ボウヤは帰らなくていいのか?」
「あ、そうだね…じゃあ…」
「…あの件、大丈夫か?」
昴が聞く。
「うん、また聞いてみるよ…」

255:氷姫:2016/06/04(土) 22:34 ID:mOg


コナンくん寝すぎやなww

次から第6章ですが、ちゃんと考えてません…

256:氷姫:2016/06/05(日) 12:58 ID:mwE

第6章

コナンは探偵事務所に戻る前に、博士の家に寄る。
「灰原、アマレットって知らないか⁉」博士の家に入るやいなや、コナンは行った。
「朝っぱらから何?やぶから棒ね…」
「アマレットって、お酒の名前じゃろ⁉まさか、奴らのコードネームか⁉」
博士が驚いて尋ねた。
「…そんなコードネーム、聞いたことないわね…」
灰原が言う。「何でそんなこと聞くの?」
「…水無伶奈さんからFBIにメールがきたんだよ。アマレットが動き出したって。メールにはゴスロリを着ている黒髪の女性って書いてたけどな…」

257:氷姫:2016/06/05(日) 12:59 ID:mwE

ゴスロリ…⁉
灰原の脳裏に、1人の女性が思い浮かんだ。組織にいた時に一度だけ見たことがある。黒いリボン、白いレース。手袋をしていて、ブーツを履いている。手には拳銃。銃口は男性に向けられていた。白い肌は、血まみれになっている。
男性を撃ったときの返り血だ。
撃たれた男性は、組織の一員で、同じ研究室にいた。
「どういうこと?」
宮野志保は、その女性を見て言った。
「組織からの命令よ」
女性は淡々と答える。
「あなたは誰?」
「…私はまだ、あなたに答えられるほどの名前を持ってないわ。でも、もうすぐで貰えそう。だから、その時は宜しくね、シェリー」

〜〜〜
後で聞いたら、その女性は、組織の殺し屋らしい。
彼女はあの時、名前を持っていないと言っていた。そう、あの時はコードネームを持っていない、組織の下っ端ということ。だが、コナンが言うことからすると、その女性はアマレットというコードネームを与えられた…。

258:氷姫:2016/06/05(日) 13:00 ID:mwE

「灰原?」
コナンの呼びかけに、灰原は我に返る。
「…え?…」
「ゴスロリを着ていた女性も知らないのかよ?」
「し、知らないわ…」
灰原は嘘をつく。
「しかし、アマレットという人は、何のために動き出したんじゃ?」
「ああ、メールには続きがあって、そいつは来週に行われる、辻元株式会社のパーティーで何かを企んでいるらしい…」
「な、何か?」
「ああ。何かの取引か…?」
「取引なんかじゃないわ、暗殺よ!」
灰原が突然叫ぶ。
「あ、哀君?」
「お前やっぱり、知ってたんだな…」
「ゴスロリを着た女性、組織の殺し屋って噂なのよ…!工藤君、そこに行くつもり?」
「ああ。暗殺なら尚更行かねーとな」
「危険よ!」
「大丈夫だよ!FBIもいるし!それに、子供の姿じゃ、ただのパーティーに来た子供だって思うだろうし!」
「で、でも…」
その時、コナンの携帯が鳴った。
(えーっと、コナンのほうの携帯か…)
「もしもし…」
「コナン君、どこにいるの⁉昴さんは、ずっと前に家を出たって言ってたのに!」
蘭だった。
「ごめんなさーい、博士の家にいたんだ!今から帰るよ!」
コナンはすぐに電話を切る。
「じゃあ、そういうことだから!」
コナンは博士の家を出る。
「…工藤君…」
灰原の呟きは、コナンには聞こえなかった。

259:ちづる◆sc:2016/06/05(日) 23:27 ID:U3w

小説読みました!
ナゾトキ姫とコナンどちらも好きです
面白いです!

260:氷姫:2016/06/06(月) 06:56 ID:aPw


>>ちづるさん
読んでくださってありがとうございます!
どちらも好きなんですね〜(*^^*)

261:ちづる◆sc:2016/06/06(月) 07:58 ID:U3w

これからも読みますねー

262:氷姫:2016/06/06(月) 22:07 ID:mwE

ある日の放課後。
ひなみは、いつものように、図書委員の仕事をしていた。カウンターで、本の貸し出しをする。
「…はい、この本の返却期限は2週間後までです」

「ひなみんー!」
「リッカくん!」
リッカが、図書室の窓から入ってきた。
「どうしたんですか?また先生に追いかけられているんですか?」
「うん、スケボーをしているのが見つかって…あはは」
「まあ…リッカくん…気をつけてくださいね、人とぶつかれば大事故ですから…」
ひなみは心配そうな目でリッカを見つめた。
「ひ、ひなみんがそう言うんならやめようかな〜」
「貴様、ひなみさんから離れろ!」
梅がやって来た。
「梅ー、何しに来たんだよ!」
「何しにって、本を借りに来たんだよ!図書室なんだから、当たり前だ!」
「2人ともー、仲良くしてくださいね…!」

263:氷姫:2016/06/11(土) 08:32 ID:2u6


梅はパソコンをいじり、リッカは飴を食べ、ひなみは本を読む。
「ひなみさん、今度の土曜日に、会社のパーティーがあるんですが、行きませんか?」
「い、いいんですか?」
「もちろんです!」
「梅ー、俺も行きたいー」
「…しょうがないな…」
「やったー!!パーティーって、どこの会社?」
「…辻元株式会社ってところだが…」
「?どうしたんですか?」
「…いや、この会社には怪しい噂があって…今も調べていたんですが…」
梅はパソコンを2人に見せる。
「会社の社長、辻元康太は、不倫をしていたらしいです…また、隠し子もいたとか…辻元社長は否定していますが」
「不倫か、よくあることじゃん!相手って誰なの?」
「噂では、この前亡くなられた、一条美那社長らしい…」
「ニュースで見たぜ!まだ犯人分かってないんだろ?」
リッカが言う。
「そうなんですか…」
ひなみも、ニュースで見たことがあった。
「だから、辻元社長の評価は最悪です。今回のパーティーは、周りからの評判を良くするため、だとか…」

264:氷姫:2016/06/11(土) 08:33 ID:2u6

コナンは学校の帰り道、灰原や少年探偵団と別れた後、蘭と園子に会った。
「へえー、園子、土曜日パーティーに行くんだ!いいなー」
「そうよ!そのパーティーにイケメンが来るかもしれないの♡」
「もう、園子ったら…」
蘭と園子は話していた。
「蘭ねーちゃん、園子ねーちゃん!」
コナンは話しかける。
「あ、コナンくん!」
「何の話してたのー?」
「園子がね、今度の土曜日にパーティーに行くの!」
「えっ、どこで⁉」
「えっと、北山株式会社だったと思うけど…」
園子が答えた。
「そうなんだ…」
コナンは内心、がっかりした。
コナンは、辻元株式会社のパーティーに、園子がもしそこに行くなら、一緒に行こうと思っていたのだ。コナンと昴がそのまま行けば、会社と何の関係もないので、怪しまれる。だが、財閥の娘に招待されたとならば、普通に入れるだろう。
(園子が無理ならどうしよう…そうだ、まだあの人がいる!)

265:氷姫:2016/06/11(土) 08:35 ID:2u6


ひなみは本の整理をしていた。
ポケットの中に入れていた、携帯が鳴った。
「もしもし…」
「ひなみさん、その…黒いパーカーのお兄さんいる?…」
「梅くんですか?いますけど、代わりましょうか?」
「いや、聞いてほしいことがあるんだけど、今度、辻元株式会社でパーティーがあったりしないかなーって…」
「そこなら、私達、今度の土曜日に行きますよ!」
「本当に⁉」
コナンは驚いた。
「ぼ、僕も行ってもいい?あと、沖矢昴さんも…」
「梅くんに聞いてみますね!…」
少しして、ひなみから応答があった。
「大丈夫らしいです!」
「ありがとう!」
コナンはひなみに、パーティーの場所や時間などを聞いた。
「それではまた土曜日に!」

266:氷姫:2016/06/12(日) 21:52 ID:2u6

ひなみは電話を切る。本の整理が終わり、2人が座っている机に戻る。
「へえー、コナン君も行くんだ!蘭ちゃんや園子ちゃんは行かないのかな?」
リッカが言う。
「鈴木財閥は来ないらしいぞ」
「えー」
リッカは残念そうな顔をする。
「ひなみん、沖矢昴さんって誰?」
「えっと、この前知り合った方です。大学院生らしいです。」
「そんな人と、ひなみさんが、なぜ知り合いなんですか?」
梅が聞いた。
「…じ、実は…」
ひなみは、蘭達とポアロでお茶した時、リッカや梅が帰った後に、蘭に工藤新一の家の掃除の手伝いを頼まれたことや、工藤家に泊まることになった経緯を話した。
「ええー!そんな見ず知らずの人の家に、ひなみんは泊まったの⁉」
「は、はい、でも、優しそうな人でしたよ。コナン君もいましたし」
「沖矢昴って人、会ったらただじゃおかない…未成年を泊まらせるなんて…!」
「ええ??」
(リッカくんや梅くんが昴さんに怒っています…なぜでしょうか?)

267:氷姫:2016/06/13(月) 22:13 ID:Lmw


「あ!」
ひなみは何かを思い出したように、声を上げる。
「ひ、ひなみん?どうしたの?」
「とある本を取り寄せてもらおうと思っていましたが、先生に頼むのを忘れていました!」
「何の本ですか?」
梅が尋ねる。
「『桜の樹の下で』です。この前泊まった時に、読んだのですが、とても感動しました!是非みなさんにも読んでもらいたいです!」
「どんな話ですか?」
「ミステリーですよ!爆弾事件や殺人事件が起こります。」
「タイトルに合わず、物騒な話だな…」
リッカが呟く。
「ふふ、でも、最後は感動しますよ!タイトルの通り、桜が鍵となるんです!」

268:氷姫:2016/06/16(木) 22:26 ID:LYo


〜翌朝〜
ひなみが教室に入ると、ひなみの後ろの席で、数人かのクラスメイトが、雑誌を見ながら喋っていた。
「おはよう!ひなみ」
「おはようございます。何を見ているんですか?」
「これよ、ゴスロリ特集!」
クラスメイトは雑誌を見せる。
「このゴスロリ、スカート部分のリボンが取り外し可能なんだって!それに、頭の上につけるリボンもセットになってるし!」
「ガーターベルトも、可愛いよねー」
ゴスロリという単語に、ひなみは反応する。そういえば、そんな人をちらっと見たな、と…。

「これ、ひなみに似合うんじゃない?」
急に話をふられ、ひなみははっとなる。
「そ、そうですか…?」
「でも、高いんだよね〜数量限定だし…」
別のクラスメイトが言った。

269:氷姫:2016/06/16(木) 22:27 ID:LYo


授業が始まっても、ひなみの頭の中は、以前のゴスロリの女性のことでいっぱいだった。
(城ヶ崎社長のパーティーで見たことがあるのでした…だから、梅くんに会社の名前を送ってもらったのに…忙しくて、あれから何にも調べていません…)
ひなみは窓の外をぼーっと見ていた。
(…あのパーティーで、殺人未遂事件が起こったのでした…そうそう、コナンくんともすれ違いましたね…)
遠い昔の出来事かのように、懐かしむ。
(あ、ナゾトキ姫のこともネットで大騒ぎに…ってあれ??)
ひなみは1つ、気になる点を見つけた。

270:氷姫:2016/06/16(木) 22:35 ID:LYo


城ヶ崎社長のパーティーというのは、この小説の第1章の話です。
忘れていたら、また読んで、思い出してください笑

271:氷姫:2016/06/18(土) 22:01 ID:5Fg


「じゃあ教科書p234ページを、詩音!読んでもらえるか?」
先生に自分の名前を呼ばれ、ひなみはビクッとする。
教科書は机の上に出ているが、考え事をしていたせいで、違うページを開いている。
急いで、ひなみは正しいページをめくり、起立し、音読する。あがり症のため、声が少し震える。きっと、顔が真っ赤になっているんだろうなと、自分のことながら思う。
「ここまでだ。ありがとう、詩音」
先生の声にほっとして、ひなみは着席する。
(ふう、今は授業に集中しないと…後で梅くんに聞いてみましょう)

272:氷姫:2016/06/18(土) 22:03 ID:5Fg


放課後、ひなみはいつものように図書室に行った。
そして、いつものようにカウンターで、本の貸し出しの仕事をするために座る。だが、誰も来ない。リッカと梅も。
(2人とも忙しいんですね…)

ひなみは自分の携帯を出し、検索する。
城ヶ崎社長のパーティーに行った時、ナゾトキ姫がいるという噂が立った掲示板を見つける。

ひなみが気になった点、それは、なぜネットでナゾトキ姫が噂となったのか、だ。その噂を流した人物は、ナゾトキ姫を知っているということである。ひなみの学校の人々に、ナゾトキ姫を知っている人もいる。だが、その人達にはホテルのパーティーに行くなど話していないし、ナゾトキ姫のことを話さないと約束してくれている。

(…ということは、この噂を流したのは、同じホテルにいた人…きっと私の推理している場面を見たんですね…)
掲示板の初めの書き込みを見る。ハンドルネームは『少し苦いもの』だった。

(…でも待って…時間が…)
書き込まれた時間を見ると、ひなみがナゾトキ姫となる前に、その噂が流れていたことに気づいた。
(…じゃあ、その前から私のことを知っていたということ?その人はいつ知ったの…⁉)

273:氷姫:2016/06/18(土) 22:17 ID:5Fg

前日。
コナンと昴は工藤家で、翌日のことについて話し合っていた。

「ひなみさんの友達が社長の息子さんで、その人達について行くことになったよ!」
「そうか。それより、辻元社長について調べたんだが…」
昴も、梅が調べたことと同じことを調べていた。
「へえー…そういえば、ジョディ先生達も来るの?」
「ああ。FBIの捜査員を何人か配置する。」

話し合いが終わり、コナンは探偵事務所に戻ろうとする。
「ボウヤ…」
昴が言う。
「何?赤井さん」
「明日は気をつけろ。嫌な予感がする。」
「大丈夫だよ。赤井さんやFBIの人達を信頼しているから…」

274:美海◆GCY ひま:2016/06/19(日) 10:39 ID:23U

嫌な予感・・・

275:美海◆GCY ひま:2016/06/19(日) 10:39 ID:23U

あ、申し遅れましたが私かき氷です

276:氷姫:2016/06/19(日) 15:52 ID:RiA

>>美海さん
そうなんですね!
嫌の予感とは何なのか?
続きを待っていてください!

277:美海◆0M:2016/06/19(日) 16:45 ID:6Ng

まつてまーす!!

278:氷姫:2016/06/19(日) 19:05 ID:jyc


>>276、誤字ってた!
嫌な予感、やな笑笑

279:氷姫:2016/06/19(日) 19:36 ID:jyc

パーティー当日。
コナン、昴は昴の車で会場に向かった。
ひなみ達とは、現地集合だ。
また、FBIの捜査官も、後から来るということだ。
パーティー会場は、花倫町の隣の町にあり、坂を登ったところに、10階立ての建物があった。また、道路を挟んだ向かいには10階立ての白いマンションがあった。でも、人が住んでいる気配はない。おそらく新しく建てられたばかりなのだろう。その土地は、辻元会社の土地らしい。

パーティー会場の入り口で、ひなみ達が待っていた。
「コナンくーん、こっちですよ!」
ひなみがニコニコと、手を振った。
「梅崎お兄さん、今日はありがとう!」
コナンは子供っぽく言う。
「私のような者を招待していただき、感謝します…」
昴も言った。
「…別に、ひなみさんの頼みだし…」
梅は無愛想に、ボソッと言う。

280:氷姫:2016/06/19(日) 19:37 ID:jyc

「梅、あの人が例の沖矢昴さん?」
リッカは梅に耳打ちする。
「…そのようだな…」
「よくもひなみさんを…」
梅とリッカは、昴を睨む。
「…?」
昴はその視線に気づくが、なぜ自分を睨んでいるのかが分からず、不思議に思う。
「梅くん、中に入りますか?」
ひなみが言った。
「あ、そうですね…ではこちらです…」

281:氷姫:2016/06/19(日) 21:38 ID:jyc


ひなみ、梅、リッカ、コナン、昴は会場に入る。会場は7階で、すでに人がたくさんいた。天井には高級なシャンデリアが煌めいている。
テーブルの上には、料理がよりどりみどり並んでいる。
「うわあー美味しそうだー」
リッカはすぐさま料理を取る。
「梅、ひなみんも早く!」
「コナンくんも食べてくださいね!」
「僕は昴さんとあっちを見てくるよ!行こう、昴さん!」
コナンは昴の手を引き、立ち去った。
「2人とも、行っちゃいましたね…」
「あんな人、ほっとけばいいんですよ!」「そうだそうだ!」
梅とリッカは、昴に敵対感情を抱いているようだ。

282:氷姫:2016/06/19(日) 21:39 ID:jyc

「なあ、ボウヤ…」
昴が言う。
「俺は、あの2人に恨まれているのか?」
「あの2人って…あ…」
コナンは梅とリッカを見る。
「…何で?」
「なぜだか知らないが、あの少年達が俺のほうを睨んでいたんだ。」
「さ、さあ?何でだろうね…」
(もしかして、ひなみさんが、赤井さんが居候している工藤家に泊まったことを知って…?)
コナンは苦笑する。

283:氷姫:2016/06/21(火) 06:42


「見ろ、あれが辻元社長だ」
昴が言った。
年齢は50代後半。髪の毛は白髪が交じっている。髭も生やしており、普通よりも少しかっこいい部類に入る顔だ。スーツをきちんと着ている。
その隣に寄り添うように、秘書であろう、2人の女性が並んでいた。
1人は黒い縁の眼鏡をかけ、黒い長い髪を1つにくくっている。目はキリッとしていて、しっかりとしている印象を持つ。年齢は30代だろうか。
もう1人は、黒い髪を腰まで伸ばしている。前髪は綺麗に切り揃えられている。年齢は20代。まだ子供のような、あどけなさも残っている。
(黒くて長い髪…このどちらかが組織のメンバーだったら…?でも、ゴスロリを着てないし…まあ、秘書だったら、大事なパーティーにゴスロリを着てくるわけがないが…)

284:氷姫:2016/06/25(土) 08:17


「ボウヤ、社長が会場から出るぞ。ついて行くか?」
「うん!」
すぐに会場を出たが、もう社長の姿はなかった。
(いない…!どこかの部屋に入ったのか…⁉)
会場の扉を出た左には、部屋がたくさん並んでいた。また、階段もある。
「ねえねえ、辻元社長見なかった?」
コナンは、会場の外にいたパーティーの参加者に聞いた。
「階段で上に行ったと思うよ。社長室は最上階にあるし」
「でも、関係者以外立ち入り禁止だから、入れないよ。」

285:氷姫:2016/06/26(日) 21:24


「あ、コナンくん!」
ひなみがやって来た。
「ひ、ひなみさん?どうしてここに?」
「へ?トイレに行っていただけですけど…」
その時、パンっ!パンっ!という銃声のようにも聞こえる音がした。
「え、何?」
ひなみは驚く。
「クラッカーかな?きっとパーティー会場で鳴らしたんだ」
近くにいた人々が言った。
「何だ、そうだったんですね、びっくりしました〜」
ひなみはほっとする。
(いや…違う…クラッカーの音に交じって…)
(上のほうから銃声が…)
コナンと昴は同時に思う。そして、階段で上の階へと上がる。
「お二人とも、上の階へは…!」
ひなみはそう言うが、ひなみも2人の後をついて行った。

286:氷姫:2016/06/26(日) 21:26


「まずは8階から…!」
コナンがそう言った瞬間、キャァァァ
!と女性の悲鳴が聞こえた。
「1番上の階か⁉」
コナン、昴、そしてひなみも最上階へ向かう。

10階。
ある部屋の扉が開いていた。
そこへ行くと、先ほど社長の隣にいた、黒髪の20代の女性が青ざめた顔をして立っている。
「お姉さん、どうしたの⁉」
コナン達が駆け寄る。
「何なの?あなたの叫び声が聞こえたけど…」
もう1人の、社長の隣にいた、眼鏡をかけて、髪を結んでいる女性もやって来た。
「…辻元社長が…血を流して…」
コナンと昴は社長のもとへ駆け寄り、脈や呼吸を確認する。
「…残念ながら、すでに亡くなられているようです」
昴が言う。
「そんな…」
「あなた達は辻元社長の秘書の方ですか?」
「は、はい…」
「今すぐ警察に通報を。そして、副社長にこの事を言い、パーティーの参加者を外に出さないようにしてください。」
昴の指示で、2人は立ち去った。

287:かき氷◆CY:2016/06/26(日) 21:39

犯人はだれだ!?w

288:氷姫:2016/06/30(木) 16:14

コナンと昴は部屋を見渡した。
部屋は狭く、学校の先生が使っているような机、イスがある。
窓は一か所あるが、閉まっていた。そのせいで、部屋の中は暑い。ハイネックの服を着ている昴も、ハイネックで首元を仰ぐ。ひなみに変声器が見えないように。

遺体を見る。社長は床に倒れていた。手には拳銃があった。心臓の周りが血で真っ赤になっている。
(…自殺なのか…?)
コナンはくんくん、と拳銃の匂いを嗅ぐ。
(…硝煙の匂いがしない…この拳銃では撃たれていない?)

289:匿名さん:2016/06/30(木) 16:56

酉と改行した方がいいよ。

コナンと昴は部屋を見渡した。

部屋は狭く、学校の先生が使っているような机、イスがある。

窓は一か所あるが、閉まっていた。そのせいで、部屋の中は暑い。
ハイネックの服を着ている昴も、ハイネックで首元を仰ぐ。
ひなみに変声器が見えないように。

遺体を見る。社長は床に倒れていた。
手には拳銃があった。心臓の周りが血で真っ赤になっている。
(…自殺なのか…?)
コナンはくんくん、と拳銃の匂いを嗅ぐ。
(…硝煙の匂いがしない…この拳銃では撃たれていない?)

そもそも上の文じゃ、だれが遺体をみたのかわからないよ。
まさかその次にコナンはくんくんと という表現があるからコナン!って言わないよね…

290:氷姫:2016/06/30(木) 20:42


>>匿名さん
ご指摘ありがとうございます!
次から気をつけたいと思います(^_^;)

291:氷姫:2016/06/30(木) 20:45


コナンは違和感を感じる。
先ほどからひなみの声がしない。
ひなみは部屋の端っこで、怯えていた。
人が亡くなっているのだから、無理はないが…

ひなみは、恐怖で固まっていた。
(辻元社長が亡くなられてしまうなんて…怖いです…リッカくん、梅くん…)
その時、誰かが自分のスカートの裾を引く。

292:氷姫:2016/06/30(木) 20:47


コナンだった。
コナンはひなみに、かがむように、仕草をする。
ひなみはコナンと目線を合わせた。
コナンの手が自分の顔の前に来る。
え、何?
ひなみは思わず目を瞑った。

だが、コナンの手はひなみの眼鏡のほうに伸びる。
コナンはそのまま眼鏡を取る。
視界がボヤけた。
そのおかげで、社長の遺体がはっきりと見えず、怖さが半減した。

「大丈夫だよ。眼鏡を取ったひなみさんは今、スーパーマンなんだから」

293:氷姫:2016/06/30(木) 20:49


…小学1年生の子に励まされるなんて…
ひなみはふっと笑った。
そして、立ち上がる。三つ編みをほどく。長い髪がふわっと揺れる。
「…ええ…スーパーマンではなく、ナゾトキ姫ですけどね…」
"ナゾトキ姫"となったひなみの目は凛々しく、立ち振る舞いも堂々としている。
「ありがとうございます、コナンくん」

294:氷姫:2016/06/30(木) 20:50


しばらくここには来れません(^_^;)

295:空:2016/08/01(月) 16:40

コナンもナゾトキ姫も大好きです。なので書いてくださって
ありがとうございます。次回が凄く気になります。
これからも応援しています。


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