ぬらりひょんの孫 オリジナル小説♪

葉っぱ天国 > 二次創作 > スレ一覧 [書き込む] Twitter シェアする? ▼下へ
1:なっちー&◆jE:2015/02/05(木) 22:12 ID:30g

その名の通り、ぬらりひょんの孫のオリジナル小説書きたいと思います。

ぬらりひょんの孫好きな人是非来てください。

注意
1悪口や荒らしはやめてください。
2喧嘩はしないでください。

雑談OKです。是非来てください。

2:なっちー&◆jE:2015/02/05(木) 23:20 ID:vz6

第一章 奴良組3代目
「若ー。っ、じゃなかった。三代目ー、何処ですか〜?」
氷麗が、奴良組3代目になったリクオ様を探している。いつも通り、騒がしい氷麗。リクオはその頃、桜の木に登り空を見上げていた。今は、午後9時。なので、夜のリクオである。
「リクオ様、こんな所に・・・。はぁ・・、探したんですよ?」
「慌てることねぇだろっ。で?どうした?」
それなりに訳があるのだろうと思ったリクオは、氷麗に問いかけた。
「実は・・・。」
その内容はこうだった。
清十字団が、うちに来ていて、リクオに会いたいと言っている。
「何だって?」
確かに、氷麗が慌てている理由がわかる。それはそうだ。今は夜。ということは、妖怪の姿になっているリクオにあったら、皆驚くだろう。それにカナは・・・。
「どうします?」
「もういい。会う。」
「えっ、えーーーー?」
これ以上話していても、意味が無いので、リクオは客間に向かう。
その頃の清十字団
「リクオ君、遅いねー。」
こう言ったのは、もちろんカナだった。それに続けて巻と夏実まで・・・。
「奴良、寝てんじゃない?」
「私も眠たーい。」
二人同時にあくびをした。その二人に注意をする清継。
「君達はだらしないねー。ちょっとは、家長くんを見習いなさい」
いつも道理、パソコンを見つめている清継。

リクオの後を着いて行く氷麗。服装も人間の時の変装している服じゃなく、着物を着ていた。
「リクオ様ー、本当に行くおつもりですか?」
しつこく聞いてくる氷麗にリクオは無視。
「では、私も付いて行きます。側近ですから。」
リクオは、氷麗の方を向いて頷くと、客間の扉を開けた。
「リクオ・・・、くん?」
こう聞いたのは、もちろんカナだった。それはそうだ。目の前に現れたのは、あの人だったから。
「ああ、名乗り遅れた。改めて自己紹介する。奴良組3代目、奴良リクオだ。よろしく」
・・・・・・・。
静まり返った。そりゃあ、当然だ。リクオが、あのバス事件の時に助けてもらった妖怪だったからだ。皆ぽかんとしていた中、氷麗も自己紹介する。
「雪女の氷麗です。学校では、及川氷麗。」
島がおどけた声を出す。
「えーーーー?及川さんが?」

3:なっちー&◆jE:2015/02/05(木) 23:45 ID:vz6

「リクオ君・・・、だったの?」
カナまで、驚きが隠せない状態だった。3回も助けてもらったけど、名前すら聞けなかった。けど、リクオがあの人だったら、分かる気がする。人間を助ける妖怪だからだろう。
「ああ。それで、話ってのは何だ?」
「今日は、お泊り会を使用と思ってね。奴良君の家に集まろうって事になって」
「全く、勝手に決めんなよ?・・・、部屋はここの部屋を使え。・・・、あっ、それと、カナちゃん。ちょっと話がある。氷麗は、ここに居ろ。」
リクオは、カナの手を取って、あの桜の所に行った。此処は、リクオが一番落ち着く場所だからだ。静かで、風の音しか聞こえない。
「話って何?」
「すまない、今まで黙ってて。」
いきなり謝られたので、カナはぎょっとした。リクオは、お気に入りの枝に登り、話を続けた。その内容は・・・。
最初にこの姿になったのは、あのバス事件の時だった。カナちゃん達が危ないって知って、俺はいてもたっても居られなくなった。俺は、半分は人間で半分は妖怪だ。今までは、昼は人間、夜は妖怪だった。だが、自分で自分を超えていつでも妖怪になれる様になった。・・・、一週間前、羽衣狐と闘って、ありえねぇ記憶が出てきたんだ。そして、羽衣狐がその依いしろから追い出されてから、分かったんだ。その依いしろは、親父の元妻の山吹乙女だった。

4:なっちー&◆jE:2015/02/06(金) 00:21 ID:vz6

それで、話を聞いたんだ。あの日、親父が刺された日、山吹乙女の記憶が戻ったのは、親父を刺した後だった。俺は、叫び声が聞こえたから、元いた場所に戻ると、知らない女が立っていたんだ。その後ろにも何人も。その女って言うのが、羽衣狐に乗り移られた山吹乙女だった。その顔からは、笑顔が消えていた。そん時俺は、何が起こったのかがわかんなかった。
「これが、俺の全ての殊。」
その時のカナは、涙を流すのを堪えていた。今辛いのはリクオだからだ。平気な顔をしているけど本当は、辛いのだろう。カナはそう思った。カナは、リクオを抱きしめた。力いっぱい。リクオは、何が起こっているのかわからず、ただじっとしていた。
「リクオ君、悲しいと思ったら泣いて良いんだよ。強がらなくていいよ。強がってた方が、よっぽど苦しいよ。ちょっとは、仲間に弱気見せなよ。その方が・・・、ずっと楽だよ。皆も、きっとそう思っていると思うよ。だから、今だけでも良いから、泣きなよ」
リクオは、かなの言葉を聞いてこう言った。
「弱み・・・、見せてもいいんだな?」
カナは、あったりまえじゃないと言うかのように笑って頷く。リクオはそれに安心したのか、吹っ切れたのか分からないが、涙を零した。次から次へと頬を伝っていく。人に甘えた事のないリクオにとって、本当に信用できる人が現れた事が嬉しかったのであろう。
百鬼夜行の皆
「リクオ様が、やっと弱みを見せたぞー。」
「我らの前では、無理であろうけどな。」
こう言ったのは、青田坊と黒田坊。一緒にはなしをしているのは、毛倡妓と首無。
「リクオ様も、やっと一人前になったって事だ。」
「そうね。」
この二人は、仲が良い。

「カナちゃん、ありがとな。」
泣いてスッキリしたのか、さっきよりも表情が明るい。カナは、それを見て微笑む。
「どう致しまして。・・、あー、服が濡れちゃったな」
カナのその言葉を聞いて、羽織っていたものを、カナの肩へ掛けた。背中に畏と書いてある、あれだ。
「これじゃ、リクオ君が・・・。」
「俺は、風呂に入る。・・・、だから大丈夫だよ。カナちゃん。」
リクオは、カナの頭を撫でて、湯殿に向かった。カナは、赤面して、そこに立たずんでいた。

5:なっちー&◆jE:2015/02/06(金) 00:42 ID:vz6

湯殿にて
リクオはさっきまでカナといたが、今は、お風呂に使っている。流石に今の時間は誰も入って居なかった。少しすると、首無が来た。
「リクオ様、居られたのですね?」
首無は、そうリクオに問いかけ、湯舟に使った。リクオは、相変わらず、一人酒を飲んでいた。すると首無がこう言った。
「杯、交わしましょう。リクオ様。」
と言って、皿をリクオの目の前に出す。リクオは頷くと、酒を注いだ。コトコトと、皿にお酒が入っていく。注ぎ終わると今度は、リクオの皿に首無がお酒を注ぐ。二人で乾杯をし、飲み始める。夜景を楽しみながら、お酒を飲む。
「リクオ様、どうかしましたか?」
「ちょっとな」
さっきあった出来事をそのまま話した。今、リクオの胸のもやもやが何なのかも分からない。だから、首無に全部話して、相談に乗ってもらったのだ。首無なら、話せたのであろう。小さい頃から、相談聞いて貰って居たし、リクオより、年をとっている分、お兄さんって感じなのだろう。
「それは、自分で気づかれた方がいいんでは?」
「そうか。ありがとな。先上がる。」

6:なっちー&◆jE:2015/02/06(金) 01:35 ID:Gms

第二章 恋煩い
リクオは首無に、自分で考えた方がいいっていわれたからだ。だが、一向に、謎が深まるばかりだった。
「リクオ様、どうかなさいましたか?」
皆が寝静まった2時ごろ、氷麗がリクオに声を掛けた。
「リクオ様、これ。家長に渡していたでしょう?家長が、返しといてくれって言ってました。寒いですから、早くこれ着てください。」
綺麗に畳まれてある畏と書いてある羽織。リクオは、それを羽織った。そして、首無にも話した話を氷麗にもした。すると氷麗がこう言った。
「リクオ様、家長にホの字なのですか?」
「はっ、ほの字?誰が・・・。」
「リクオ様がです。家長に惚れたんですよ。完全に。・・・、私、リクオ様を応援致します。相手が家長だっていうのがちょっと気に食わないですか・・・。ですが、若の・・・、いえ、三代目の役に立てるのなら。」
リクオは、氷麗の言葉によってやっと自分がカナに惚れているのだということが分かった。それは、どんなに隠しても隠しきれない、紛れも無い事実だから。今更、諦めることなんか出来ない。ぬらりひょんの孫がこんなだったら、皆に笑われる。一度決めたことは、命に代えても貫き通す。それが魑魅魍魎(ちみもうりょう)の主だ。

7:なっちー&◆jE:2015/02/06(金) 11:28 ID:Bms

氷麗と話終わったあと、リクオは客室に来ていた。今はまだ、午前4時。誰も起きていないだろうと思い部屋を覗くと、カナが起きていた。
「りっ、リクオ君・・・。びっくりしたー。」
「何やってるんだ?まだ四時だぞ?」
リクオは、カナがやっていたものを見た。それは、妖怪大図鑑だった。カナなりに、妖怪の事を知りたいと思ったからだ。リクオもそれに気付いたんだろう。だから、こう言った。
「案内してやるよ。俺の家。」
リクオなりに、妖怪の事を教えたいのだろう。カナは、違う意味にとった。
「りっ、リクオ君。何言って・・・。」
「俺の事、知りてんだろ?妖怪なら、俺の家にいっぱいいるぜ。そんな本なんかより、ぜってぇ、分かり易いしな。ついてきたかったら来い。いつでも大歓迎だ。まぁ、うちの連中は優しい奴らばっかだから。嫌な事されたら俺に言えよ?」
カナは、そう言って出ていったリクオについて行った。リクオの言う通りだからだ。

8:なっちー&◆jE:2015/02/06(金) 12:12 ID:bNA

確かに、本だけじゃ分からないこともある。妖怪は、怖いものだって昔から思っていた。でも違った。リクオは、人間を助けてくれるいい妖怪だって知ったからだ。確かに、人間の時と妖怪の時とは見た目が違うけど、性格は似ている。優しいし。
「あの、リクオ君。私もついていっていい?」
「いいっつったろ?」
こんな会話をしながら、大広間に向かった。

「俺の百鬼夜行は、人を殺める奴はいない。」
皆、いい人そうで、優しい人ばっかり。前に、リクオに誘われて、亮太猫の店に行ったカナは、こんなに妖怪が居るのに驚かなかった。
「三代目、その子は?」
「俺の友達だよ。カナちゃん、こいつは首無。で、首無の隣にべったりくっついてんのは毛倡妓。」
「どっ、どうも。」
首無は、ニコリと微笑み、毛倡妓と自分の席に戻っていった。リクオに、昨日聞いたせいか、どういうことか分かっているのだろう。
「リクオ様。拙者、感動しました。その子が昨日の・・・。」
黒田坊も昨日のあった事を知っていた。なぜなら、目撃してしまったからだ。昨日の夜、桜の木のある通りを通ると、話し声が聞こえてきたからだ。その時ちょうど、青田坊と一緒にリクオを探していたのだった。当然、リクオとカナは気づいて無かった。
「黒田坊、知ってたのかよ。」
「ええ、偶然通りかかってしまって。」
「そうか・・・。青も知ってんのか?」
黒田坊は笑顔で頷くと、自分の席に戻っていった。次から次へと声を掛けられるリクオ。本当に人気者なんだなーってカナは思った。

「怖くねかったか?」
リクオは、カナと部屋に戻る途中声をかけた。ずっと、心配していたのだった。口数も少なかったし。
「ううん、・・・。リクオ君が居たから。」
そうだった。カナは、全然怖くなかったのだ。逆に妖怪と話せて興奮していた。それに、妖怪は怖いって感じじゃなく、面白いってイメージになったのだった。

9:なっちー&◆jE:2015/02/06(金) 15:42 ID:qk2

「そっか。じゃぁ、後でな。」
リクオは、カナの頭に手を置くと、自分の部屋に戻っていった。カナは、心の中で有難う≠ニ言った。そして客間に入っていった。

「リクオ様ぁー、今まで何をなさって居られたのですかぁー。探したんですよー?」
相変わらず、うるさいと思いながら、桜の木に登った。氷麗は、悲しそうな目でこっちを見ていた。
「リクオ様、・・・、どうかなされましたか?」
別に・・・。リクオはそう答えた。氷麗は、一人にして欲しいのだろうと感ずき、自分の部屋に戻った。リクオは、やっと一人になれてホッとしたのであろう、溜め息をついた。
「どうしたんだい?ため息なんかついちゃってさ。悩み事あんなら話してご覧。」
こう言ったのは毛倡妓。今日は一人のようだった。いつもは、首無と一緒に行動しているのに。リクオはそう思いながらも、ポツリポツリと話始めた。・・・。話終わったあとは、沈黙が続いた。リクオはまた、盛大なため息をついた。
「気持ちは、わからなくはないよ。昔のあたしがそうだったからさ。」
毛倡妓も、昔の事を話してくれた。それが、今のリクオにとって、どれだけ嬉しいことやら・・・。リクオは、空を見上げながらこう言った。
「もう戻らねぇと限界だ。」

「毛倡妓、有難う。話聞いてくれて。」
リクオは、人間の姿に戻っていた。もう、朝の7時。朝食の時間だ。
「あたしは、独り言を聞いて、独り言を言っただけさ。何もしちゃ居ないよ」
そいって、部屋に戻った。リクオは思った。悲しい過去を話してくれて有難う毛倡妓と・・・。

10:なっちー&◆jE:2015/02/07(土) 01:27 ID:qk2

その頃の清十字団
「まさか、あの時助けてもらった妖怪が、奴良君だったなんてねぇー。」
清継がこう言ったあとも、カナ以外が有り得ないと言っていた。カナはその事に薄々気付いていたからだ。
「家長くんは、知っていたのかい?」
「知ってたっていうか・・・。知っては、無かったんだけど・・・。気づいてたって感じ・・、かな?」
これは、嘘ではない。昨日、リクオに聞くまでは、知らなかった。気づいてたけど、違うかもって・・・。カナは、そう思っていた。が、ほんとにそうだった。
「そうだったんだ・・・。」
カナは頷いた。

「おはよう、皆。」
リクオは、客間に来ていた。人間の姿のリクオだった。こう見ると、普通の中学生だと思う。皆そう思った。
「おはよう、リクオ君。・・・、さっきはありがとね。」
「あっ、うん。」
皆は、その事を知らない。まぁ、知っていたら怖いと思う。リクオとカナ以外は、ポカンとしていた。ただ、リクオとカナを、交互に見ていた。リクオとカナは、ただ、微笑み合っていた。

11:なっちー&◆jE:2015/02/08(日) 19:38 ID:26A

第三章
「若ァー。大変ですー。どこ行かれたのですかー、三代目ー。」
相変わらず、お節介な氷麗。いつもの所に、居るのに。リクオはそう思い、溜め息をつく。どんだけ、心配症なんだよって感じで。リクオはもう子供じゃないぞ。
「リクオ様ァー。・・はぁ・・・はぁ。大変なんです、リクオ様。総大将が・・・。」
「何だって?」

「おじいちゃん、どうしたの?」
急いできたせいか、息が切れているリクオ。見るだけで、走ってきたとわかる。
「ぎっくり腰じゃよ。大丈夫じゃ。歳になったもんじゃ。・・、全く・・・。いてて。」
リクオは、それを聞いて安心した。ぬらりひょん・おじいさんが倒れたと聞いて、心配しない奴は居ない。
「そっか。いい歳なんだから、無理しないでよ?」
リクオはそう言って出ていった。氷麗も、リクオの後について部屋から出た。

12:なっちー&◆jE:2015/02/09(月) 00:46 ID:26A

リクオは、部屋に戻っていた。色んな事が重なって、気持ちの整理がついて無かった。
「リクオ君、・・・、入るよ。」
カナは、リクオの部屋の前に居た。そして、リクオの返事も待たず扉を開けた。
「リクオ君・・、居る?」
恐る恐る、部屋を覗いた。だが、リクオの返事はない。ふと、部屋の隅を見た。すると、疲れたような顔で寝ていた。
「リクオ君・・・?寝てるの・・・」
不意打ちに、唇を奪われた。何していいのか分からず、じっとしていた。

「リクオ君、・・・、居る?」
リクオは、ただじっと転んで居た。何をするわけでもなく、じっと。
カナが、顔を覗いてきたとき、リクオはもう、我慢が出来なくなって、カナにキスをした。
唇を話したとき、カナの目には、水が溜まっていた。
「ごっ、ごめん。泣かせるつもりじゃ」
「ううん、・・・。嬉しくて」
リクオは、カナの言葉に、びっくりした。思いも寄らない言葉を言われて、リクオは驚いた。
「かっ、カナちゃん?」
「リクオ君、好きだよ。」
カァァァ、顔が赤くなったのは、言うまでもない。リクオは、その言葉を言われた時、何で言わなかったんだろうって後悔した。
「カナちゃん、・・・、大好き」
そう呟き、どちらからともなくキスをした。

13:なっちー&◆jE:2015/02/14(土) 20:30 ID:PXE

話を変えます。

第一話 蠢く影

「若、今日という今日はいけませんよ。」
「んな事言わないでさー。」
一体何の会話をしているのかと言うと・・・。それは、遡る事一時間ほど前の事。

一時間前
何故か首無が、リクオに勉強を教えていた。そして、こう呟いた。
「なぜ私が。」
首無は、こう思っていたのだ。(勉強なら、雪女や青田坊が教えてあげればいいのに・・・)と。何でさっきあんな言い合いになったかというと。
「ねぇ首無。ここ、どうやるの?答え教えて。」
見た目、優秀そうなのに、この有り様。首無が怒るのも無理はない。
「若、少しは勉学に集中なさってください。此処は、昨日も教えましたよ?」
そうだった。問題は違うものの、やり方は一緒。小学校6年生でも解ける問題で、手こずっている。そして、今に至る訳だ。

「今日は、自分で解いてみてください。」
首無が、リクオにそう言った後、誰かが慌てて飛び込んで来た。
「若、・・・、大変です。・・、各地の見張りが何者かの手によって倒されたようです。・・、三羽烏達がこれをリクオ様にと。」
駆け込んで来たのは、氷麗だった。リクオに渡したものは・・・。

14:なっちー&◆jE:2015/02/15(日) 02:01 ID:PXE

渡したものは、果たし状だった。名前は・・・。
「涼怪 玲(りょうかい れい)。」
そうだった。リクオも祖父から聞いたことがある名前。四千年前、東京(江戸)を滅ぼそうとした、人間。いや、悪魔だ。それが復活したとすれば、この街が滅ぼされる。リクオは、そう考え、妖怪の姿になった。
「てめーら、準備はいいか?」
「準備はばっちりさ。」
「行くぜ。」
ガシャ、肩に剣を乗せ歩き始めた。ぬらりくらりと。

「玲様。本当にあっしが行っていいんすか?」
「ああ、任せる。」

どぉぉぉぉぉん。
ドアが倒れた音がした。リクオ達だった。玲が来てないことも知らずに・・・。

15:なっちー&◆jE:2015/02/16(月) 02:18 ID:PXE

「ッチ、良くも抜け抜けと。」
敵陣の奴であろう、そういうような声が聞こえた。でも、ちょっとした呟きだから、奴良組の方には聞こえてなかったようだ。
「若。相手は、人間です。祢々切丸では、聞かないのでは?」
「わかってるよ、雪女。・・・、今日も血が熱いな。・・・。お前らの命、夜が明けるまで、俺が預かる。行くぞ。」
「「「「「「おおーーー」」」」」」
両方かつごうせ、争いが行われた。また、長い夜になりそうだ。さっき、人間とは言ったが 、それは、ぬらりひょんが戦った時の話だ。涼怪 玲は、怨念を持ち、あやかしとなり果てたのだった。だから、祢々切丸を使えるのだ。だが、問題が一つある。人質に、清継・島・巻・夏実・カナが、というより、清十字団が囚われている事だ。
「他に、気を取られるなんぞ、百年速いぜよ?奴良組の若大将?」
さっきまでいなかった筈の涼怪 玲がそこに居た。何故か頭にヒョットコを被っている。まるで、祭り会のような感じだった。
「っふ・・・。掛かっておるのぉ、奴良組若大将。大将がこんなじゃ、周りに示しがついてないなぁ?」

16:なっちー&◆jE:2015/02/16(月) 11:12 ID:ZBU

どうやらリクオは、敵の仕掛けにまんまと騙されていたようだった。幻想までも、敵の思いどうりって事だ。
「死になっ。」
玲は、持っていた釜を振りおろした。リクオは、じっとしていた。後少しっていうところで、氷麗が助けたのだった。なんせ、釜を凍らせる雪女だから。
「若、逃げてください。此処は私が・・・。」
「馬鹿言ってんじゃねぇ。あぶねーだろ。・・・、俺に畏れを背負わせろ雪女。」
「はい若。」
リクオの父、奴良鯉伴が習得していた技だ。リクオは、纏を習得していたのだ。背中にも、その紋章がある。鴆それから氷麗、それに黒、イタクなど、仲間たちの技がリクオの技となって行った証。氷麗もその一人であった。その力を習得するまでに、結構かかった。そのために、どれほどの犠牲を負ったかわからない。でも、今はわかる。リクオはそう思ったのだ。

17:なっちー&◆jE:2015/03/03(火) 02:26 ID:AfY

雪の下紅梅。
祢々切丸に氷を纏わせ、斬られたものは凍りつき砕け散る。
「そんなもの、俺には何のこっちゃ無い。かすり傷だ。」
「それは、どうだろうな?」
祢々切丸を肩に担いだ瞬間、切ったところが凍っていき砕けちった。
「リクオ様、凄いですね。」
(前よりも、ずっと強くなっている。畏を背負う纒。着物のように、纒う纏。・・・、それに、鏡花水月など・・・。強さが測りしれない。)
仲間の信用が、どれだけ強いって言うのがここで改めて確認したリクオであった。

18:なっちー&◆jE:2015/03/04(水) 23:05 ID:HK6

To be connected


書き込む 最新10 サイトマップ