銀の匙小説 ~八軒の過去~

葉っぱ天国 > 二次創作 > スレ一覧 [書き込む] Twitter シェアする? ▼下へ
1:ゆう:2015/02/23(月) 00:15 ID:fCc

今更ですが、銀の匙の小説書きたくなりました!!
この前はFTのグレジュビ小説を書いてたんですが・・・。
銀の匙、面白い・・・!!
とゆー訳で書いちゃおうと思います。
注意事項
1、シリアス
2、ハ軒元最強の不良
3、暴力、流血シーン多数
4、文才ナニソレオイシイノ?
応援よろしくお願いしますっ!!

2:ゆう:2015/02/23(月) 00:23 ID:fCc

早速、プロローグ!!
ハ軒sid
いつかはバレる。
そんなの分かってる。
それでも、心のどこかで期待してしまうんだ。
こんな儚すぎる願いなんて、叶うハズないのに。
それでも、俺は、
皆と、一緒に、笑いたいんだ。
だから、もう少しだけ。
・・・頼むよ。神様・・・!!

3:ゆう:2015/02/23(月) 23:38 ID:fCc

一話 ハ軒sid
「ハ軒助けてくれぇぇぇ!!!」
「・・・どこが分からないんだ?」
数学の授業が終わった途端涙目になって飛びついてきた常磐に俺はため息をついて、数学の教科書を開いた。
「さっすがハ軒!!ここがわかんねえんだよぉ!!教えてくれ!!」
「この前教えてやったところじゃねぇかこのキチン!!ここはこっちの公式使うんだよ!!」
「え?・・・あああ!!!思い出したあああ!!!」
「ったく・・・。しゃあねぇなぁ」
こいつが泣きつくときは大抵勉強がわかんない時だ。(数学)
こんなに数学がわからないやつは初めて見た・・・。
「ハ軒君、この文章問題はどうやって解けば良いの?」
「相川。あー・・・それはこの式をこっちに当てはめれば解けるよ」
「あ、なるほど、すごいねハ軒君」
そ、そんなこと言うなよ・・・。照れるなぁ。
相川に誉められて、ちょっと嬉しくなった。中学時代には、こんなこと言ってくれる友達なんかいなかったし。


そんときの俺、最低なやつだったし。


「まぁ、ハ軒は頭だけは良いからな」
「・・・ッ!!
どーゆー意味だこの筋肉サイボーグ野郎!!」
俺は後ろからむかつくほどさらり、と毒舌を吐いてきた筋肉サイボーグ野郎もとい、駒場を睨んだ。
くっそ、てめーだって脳内筋肉でできてるクセに・・・ッ!!
でも、こんな日々が楽しかった。
こんな俺なんかにはもったいない位。


いつかは、


崩れると分かっていたけど。


それでも、俺は、


少しでも長く、こいつらと笑っていたかった。

4:ゆう:2015/02/25(水) 00:05 ID:fCc

2話 ハ軒sid
今日は・・・
「今から自由時間だからボール使って好きなことしていいぞー」
「「「うおおおおおおおおおっしゃあああああああああ!!!!!!」」」
ニ週間に一度、ボールを使って自由時間が出来る。
運動オンチな俺にとってこの時間は地獄と言っても過言ではない。
下手すれば死ぬ・・・。
相手チームには駒場がいるし、こちらには相川、常磐、俺を含む男子が数人いるだけだ。
こ、この筋肉サイボーグ、目がマジじゃねぇか!?
くそっ、運動は苦手なんだよぉ!!
・・・運動は・・・だが。



あぁ、ダメだ。
どうしても、思い出してしまう。







「ハ軒どうしダアア!??」
「は?と、常磐あああああ!??」
「っち!!逃げんなハ軒っ!!」
前の方に居た常磐が駒場の投げたボールをくらった。
常磐は地面に倒れると、ガクンと動かなくなった。


ば、化物めぇ・・・!!!


だが俺は駒場には敵わない!!
逃げて逃げて生き延びてや・・・
「じゃあ、ボールも一個増やすぞ〜」



クソ教師ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!



「へへっ。観念しろやハ軒。もう逃げ場はねぇぞぉ」
・・・駒場の野郎っ・・・!!
本気じゃねぇか!!
「おらあっ!!」
今日一番の最速であろうボールが俺めがけて飛んでくる。
顔面はねぇだろうが・・・っ!!!
咄嗟にガードしようと、俺は突っ込んできたボールを右ストレートで殴り飛ばした。



あの時と同じように、


人の顔面を殴りつけるかのように。


ボールは地面に叩きつけられ、コロコロとどこかに転がって行った。
しまった。
やってしまった。

5:ゆう:2015/02/25(水) 23:38 ID:fCc

3話 ハ軒sid
ついやってしまった。
どうしよう。
とにかく誤魔化さなければ。
でもどうやって?
必死で考えていたその時、



『バシィッ!!!』
「ぐふぁ!??」
前方からボールが飛んできて、俺の顔面にぶち当たった。
い、痛ぇぇぇ・・・!!!
だ、誰だよぉぉぉ!!
「わりぃハ軒!!間違えたぁ!!
おいこら駒場ぁ!!よけてんじゃねぇよてめぇ!!!」
常磐ぁぁぁぁぁぁ!!!!
てめぇかぁぁぁぁぁ!!!!
だが、まぁ、ナイス・・・とは言いがたいがよくやった!!



結局、俺達のチームは敗北。
体育の授業は終了した。
俺は顔面キャッチの時、鼻血が出て、授業が終わってから、すぐ手洗い場へと直行した。



後ろから感じる常磐と駒場の視線には気づかないふりをした。



「おーい。ハ軒ー!!」
やっぱり来たか。
俺は鼻の下に伝う水滴を拭き取ると、後ろから追いかけてきた常磐と駒場を振り返った。
「なぁハ軒。お前、ほんとは体育得意なのか?」
予想通りだ。
「んな訳ねーだろ。もし俺がそんなんだったら、お前のボールで顔面キャッチなんかしねーよ」
「でも、俺結構本気だったんだぞ」
「たまたまだって」
それを聞いても、まだ納得いかないようだったけど、とりあえず頷いてくれた。



運動だけは、本当に苦手なんだよ。



運動だけは・・・。





今日は危なかった。
俺の秘密がばれてしまったら、
きっと皆、俺を恐れて拒絶する。
もしそんな事になってしまったら。
俺は今度こそ、





心に大きな穴が空く・・・!!!

6:ゆう:2015/02/26(木) 23:16 ID:zAw

4話 ハ軒sid
「ハ軒君!!」
豚舎に向かっていると、後ろから御影が追いかけてきた。
常磐や駒場も一緒だ。
「お前らも豚舎の掃除当番か?」
「俺は強制労働だ!!」
「ド、ドヤ顔して言うことじゃないと思うよ・・・」(汗)
こ、こいつは・・・!!
どうせ理由は一つだろう。
「小テストの補習すっぽかしたんだろどうせ・・・」
「な・・・!?なぜ、分かった!?」
お前のやりそうな事だからだよ!!
全く・・・。



今日も1日、いつも通りの時間が過ごせる。
そう思っていた。





こんななんでも無いような1日が、崩れさってしまうなんて、誰も予想していなかっただろう。





「・・・ん?」
豚舎の前に食品科の生徒が数人集まっていた。
「どうしたの?」
「み、御影さん!!あ、あれ・・・」
そいつが指差した方向を見てみると、私服の若者が5、6人居座っていた。
見学者かと思ったが、すぐにそんな考えは消しとんだ。
あいつらはどう見ても俺達と同じ高校生だ。
今日は平日だし、しかも、あいつらの何人かは金髪や茶髪だ。髪を染めている。他にも女が二人いたが、ギャルとしか言いようがないやつらだ。
「あいつら、さっきから注意してるのに、全く聞く耳持たなくて・・・」
「そっか・・・大丈夫!!ちょっと待ってて!!」
そう言って御影はそいつらの元に向かっていった。





どうして、止めなかったんだろう。





嫌な予感は、していたハズなのに。

7:ゆう:2015/02/28(土) 20:27 ID:zAw

5話 ハ軒sid
「あの、すみません!!」
「はぁ?誰、あんた」
御影が話しかけると、ギャルが一人、怪訝そうな顔をして振り返った。
その周りの奴等も御影を睨むようにして立ち上がった。
「あの、この学園に入るための許可証はお持ちですか?」
「んなもん、持ってませーん」
「それがないと、この学校ヘの立ち入りは禁止されているのはご存知でしょうか?」
「あぁ?知らねーよそんなの。別にあってもなくてもいいっしょ?」
「そーそー!!あたしら客なんだし」
こいつら、絶対に御影を見下してやがる・・・!!
何が客人だ!!
隣の駒場は眉間にシワがより、常盤は全身で威嚇している。
・・・失礼だが、鶏が羽毛を震わせてコケコケ鳴いている風にしか見えないんだけど、とりあえず放っておこう。今はそれどころではない。
「衛生面での問題もありまして...」
「ハァ!?あたしらが不潔って言いたいわけぇ!?」
「いや、そういう訳じゃ・・・」
「てか、君可愛いねぇ。ここ案内してよぉ。テレビアニメのイメージになったとかで有名だけどさぁ。馬鹿みたいに広いんだよねぇ」
「ですから・・・った!!」
不良の一人が御影の腕を掴んだ。
不味い。
頭の中で警報が鳴る。
こんな感覚は前にもあった。
助けなければ。
助けなければいけないのに。





『嫌だ!!こっち来んな!!』





あの時の記憶が蘇る。
助けたかった。
ただ、それだけだったのに。
拒絶された。
恐れられた。
・・・駄目だ。怖い。
何が恐いんだよ?
あいつらか?
いいや、違う。





拒絶される。
それが一番恐いんだ。





俺がくよくよしている内に、隣で状況を見守っていた駒場と常盤が駆け出した。
「誰か先生呼んでこいっ!!」
「は、はいっ!!」
駒場はそういって、あいつらのところへと、常盤と共に駆け込んでいった。
・・・何でだろう。





さっきよりもずっと強く、
頭の中で警報が鳴り響いた。

8:ゆう:2015/02/28(土) 20:36 ID:zAw

5話突入!!
ちょっといい忘れてたことがあるんですけど、この作品にはオリキャラが出て来ます!!
オリキャラ紹介
近藤 雄大(コンドウ ユウダイ)
ハ軒の中学時代の友人。ハ軒の過去を知っている。昔、ハ軒にしてしまったある行動を後悔している。



ある行動は後々、作中で出て来ますのでお楽しみにっ!!
もし、この作品読んでる人がいたら感想お願いします!!

9:タピ氏:2015/03/03(火) 21:48 ID:sc6

ゆーちゃん!!!葉っぱ天国で会うのはお
ひさだぜww相変わらず文才があふれ
てますな!!!!タピ氏に文才わけろwwww
これからも頑張ってね♪

10:ゆう:2015/03/04(水) 00:23 ID:zAw

久しぶりにレッツ更新!!
6話 ハ軒sid
「女の子に手ェ出してんじゃねぇ!」
常盤が御影の腕を掴んでいる不良に向かって叫んだ。
その声に驚いた隙に駒場が御影と不良の間に割って入った。
「んだよてめーら!!いいところなんだから邪魔すんなよ!!」
「非力な女いたぶってどこがいいところだよ」
駒場に睨まれた不良は少しすごんだ。
これで先生が来てくれたら大丈夫だ。
そう思っていた。
しかし、予想外の出来事が起きた。



「おい、こいつ、野球のテレビで見たことあんぞ」
「・・・っ!!」
不良の一人が駒場を指さしてそういった。
そうだった。
駒場は今有名な野球ピッチャーだ。
テレビは北海道全域で放送されているんだ。
名前はともかく、顔は知られている可能性は高かったんだ。
くそ・・・!!
何で気づけなかったんだ・・・!!
「ほぉ・・・?こいつが?ピッチャーならさぁ。



肩、大事だよなぁ・・・?」
そういってそいつは駒場の肩を掴んでニヤリと笑った。
駒場の顔色が変わる。
アイツ、野球のピッチャーは肩が命だということを知っているんだ!!
何て卑怯な奴等だ・・・!!
これじゃあ駒場は身動きがとれない。
「いっちゃん!!」
「・・・っ!!てめぇら、卑怯だぞこらぁ!!」
「うるせーよ」
敵はいなくなった、とでも思ったのだろう。





常盤の腹を、そいつは思いっきり殴りつけた。





「と、常盤君!!」
「常盤っ!!てめぇぇ・・・!!」
「かっ・・・は・・・!!」
むせて倒れこんだ常盤に御影は叫び、
駒場は常盤を殴った奴を睨みつけた。





アイツ、今、
常盤に何しやがった。





辛うじで俺は理性を保つことが出来たが、やはり我慢ならない。
とにかく、一刻も早く対処しなければいけない。
とにかく、話し合えば分かるかと思ったが、
その考えは脆くも崩れ去った。
「常盤君!!大丈夫!??」
「げほ、げほ・・・っ!!
み、かげ・・・」
常盤に駆けよった御影の前に影が躍り出た。
「ちょっとぉ、どこいくんだよ」
「どいて!!常盤君!!」
「・・・うるせーんだよクソ女」
不良はそう吐き捨てると、





御影の頬を平手打ちで殴った。





・・・何、しやがった。アイツ。
「御影・・・!!」



常盤の掠れた叫び声が頭の中に響く。
瞳にかつてない怒りを含んだ駒場は握っていた拳を振り上げた。
全部がスローモーションになったような気がした。
俺の視界に御影が写る。
微かに赤くなった頬を押さえて、御影は泣いていた。





何で、御影が泣いてんの。
何で、常盤が泣きそうな顔してんの。
何で、駒場は怒ってんの。
何で?何で、何で、なんで、なんで、なんで、ナンデ、ナンデナンデナンデナンデナンデナンデ・・・・・・・・





あぁ、アイツらが、悪いんだ。





・・・ふざけんなよ。





「・・・殺す」
何かが、何かが崩れる音がした。

11:ゆう:2015/03/07(土) 19:20 ID:zAw

7話 駒場sid
*グロ注意!!
「てめぇぇぇ!!!」
アキが泣いた。
それを見たとたん俺は怒りで頭が真っ白になった。
我慢していたモノが一気に爆発したような気がした。
殴る。
殴ってやる。
そう決意した俺は、何の躊躇もなく、拳を不良共に向かって振り上げた。
その時だった。
『がしっ』
「!!?」
突然誰かに後ろから腕を掴まれた。
くそ、後ろに回り込んでいた奴がいたのか・・・!!
後ろを振り向いた俺は、視界に映った人物に目を見開いた。
そこには



ハ軒がいた。



「はち、けん・・・?」
ハ軒を見た俺は、思わず声を震わせてしまった。
なぜなら、





ハ軒が、





ハ軒じゃないような気がしたから。





「駒場、これ持ってて。
んで、御影と常盤連れて下がってろ」
メガネを押しつけられた俺は、思わず後退りした。
目の前にいるのはハ軒だ。
ハ軒のはず、なのに、
目の前にいるハ軒は、いつものハ軒じゃなかった。
トレードマークのメガネを外し、少し長めの前髪からみえかくれする瞳からは、
尋常じゃない怒りがあった。
「なんだよにいちゃん、ブチ切れましたってかぁ!!」
不良の一人が笑いながらハ軒に殴りかかってきた。
危ない。
咄嗟に手を伸ばした。
そんなときだった。





「・・・うっざ」
そう呟いたハ軒はその拳を片手で受け止めると、そいつの顔面を思いっきり殴った。
真っ赤な血が地面に飛び散る。
そいつが痛みに悶絶する間も与えず、踵落としで地面に叩きつけた。
「はち、けん」
これが、あの八軒なのか?
目の前の光景に俺達はただ目を見開くことしか出来なかった。

12:ゆう:2015/03/09(月) 19:31 ID:zAw

更新遅くてスミマセン!!
8話 駒場sid
*グロ注意!!
ハ軒は地面に倒れこんだ男の頭を踏みつけた。
他の男共は仲間がやられたことに逆上したのだろう。
殺す、死ね、などの暴言を吐いてハ軒に襲いかかった。
しかし、ハ軒は動揺など見せず、そいつらを迎え撃った。



「これは常盤を殴った分」
向かってきた拳を片手で受け止めたハ軒は、そいつの腹に拳を二発叩きつけて、地面に沈ませた。



「これは駒場の肩を掴んだ分」
格闘技だろうか、腕を掴んで肩の関節を外す、尋常じゃない痛みに叫ぶ間も与えず、一本背負いと同じ要領で投げ飛ばした。



「これはーーーーーーーーーーーーーーーーった分」
最後はよく聞こえなかった。
でも耳の良い常盤だけは聞き取る事が出来たらしい。
八軒は最後の一人の頭に回し蹴りをくらわせ、相手の意識が朦朧とした瞬間に手刀で地に沈めた。
それでも八軒は男供に容赦なく、何度もそいつらを蹴った。
その内の男が口から血を吐いても、
泣いて許しをこうても、
八軒は蹴ることをやめなかった。
「あ、あたしら、なんもやってないから!!」
「そ、そうよっ!!勝手にやったのそいつらだしっ!!」
残ったギャル女二人は、厚化粧を施した顔を真っ青にして首を横に振った。
その声に八軒は動きを止める。
助かった。
女共は微かに安堵の表情を見せた。
終わった。
俺達も、そう思った。





「っふ、はははははははははははははははははははは!!!!!!!!!」






八軒は、
笑って、否、
嘲笑って、いた。
「何、許されるとでも思った?
仲間なんんだろ?
止めなかったんだろ?
・・・都合の良い時だけ利用してんじ
ゃねぇよ」
八軒の声は低く、怒りを含んでいた。
でも、口角は上がっていた。
拳から血を滴らせて、
頬に付いた返り血をなめとって、
嘲笑って、いた。





俺達は初めて、
八軒を怖いと感じたてしまった。





何で気づいてやれなかったんだろう。




あいつの抱え込む闇に。
その怒りは、





俺達を守るが故だったのに。

13:匿名さん:2015/03/10(火) 22:10 ID:sc6

八軒強い!?
めっちゃシリアス…
八軒かっけぇ/////\(*´ω`*)/ステキ
話の進め方上手いね!
応援してるよ♪
これからも頑張れ!!!!!

14:ゆう:2015/03/11(水) 19:03 ID:zAw

ありがとうございます♪
これからも頑張るので応援して下さいね(*⌒ω⌒*)

15:ゆう:2015/03/18(水) 00:27 ID:zAw

久しぶりにネタが浮かびました!!
更新遅くて申し訳ございませんでしたああああああ!!!(土下座)
初・御影sidレッツゴー!!
9話
あれは、誰?
あれは、本当に、
あの、優しい



ハ軒君なの?



「仲間なんだろ?
止めなかったんだろ?
・・・都合の良い時だけ利用してんじゃねぇよ」
そういったハ軒君は、女の子達を睨み付けた。でも、
ハ軒君は、




嘲笑っていた。
拳から血を滴らせて、
頬に付いた返り血を拭いながら、





嘲笑っていた。
そして、女の子達に拳を振り上げた。
「ッハ軒君!!!
やめてぇ!!!」
咄嗟に私は叫んだ。
ピタリ、とハ軒君は動きを止めて、
私達の方を振り向いた。
「・・・あ・・・れ・・・?
みか、げ?」
ハ軒君は一瞬ぽかんとして、辺りを見渡した。
そして、何が起きたのかを理解したらしい。
良かった。
正気に戻ったみたい。
元の優しいハ軒君に戻ってくれた。
・・・あれ?
何でだろ?
どうして、





私ハ、震エテルノ?
ドウシテ、足ガ、動カナイノ?





アソコにいるのは、
元に戻った、優しいハ軒君なのに。
「み・・・みん、な?」
ハ軒君が手を伸ばしてきた。
その手からは、
真っ赤な血が、滴り落ちていた。
「ひっ!!」
私は反射的に、腕を引っ込めてしまった。
「、あ」
気づいた時にはもう遅かった。
ハ軒君はうつむいて、その手を引っ込めてしまった。
「っはーーーーーー」
ハ軒君、と名前を呼んで、その手を取ろうとした。だけど、



ハ軒君は、私の手を拒んだ。





「・・・ごめん」
そういったハ軒君の顔は、
今にも泣きそうで、
耐えるように、唇を噛んでいた。
後ろから騒ぎ声が聞こえる。
騒ぎを聞きつけた先生達が数人こちらに走ってきた。
ハ軒君は私達に背を向けると、
先生達の方へ行ってしまった。
待って。
違う、
そんな顔、させたかったんじゃない。
「ハ軒く・・・!!」
私は八軒君を呼び止めようと手を伸ばした。





でも、





その手は、彼に届くことは無く、
虚しくも空中をかくだけだった。
end
来たああああああ!!!
ついに9話突入ぅぅぅぅぅ!!!
御影ちゃんのキャラどんなのか分かんなかったけど、うん、何か、



書くのが楽しいです!!!
それでは、次回もじゃんじゃん書いていこうと思います!!

16:匿名さん:2015/03/18(水) 22:23 ID:sc6

御影ぽいですよ!
八軒と御影どうなるかとっても気になります!!!
頑張ってください!!!!!

17:匿名さん:2015/03/19(木) 00:07 ID:zAw

ありがとうございます!!
こんな風に誉めていただけるなんて・・・・。
か、感激です!!(*;ω;*)(涙)(涙)(涙)
これからも応援、よろしくお願いします♪\(*>∀<*)

18:ゆう:2015/03/23(月) 23:16 ID:zAw

更新遅くて申し訳ありません!!
10話 ハ軒sid
俺は先生に連れられ、部屋の中で待機している。
手にはまだ血の跡が付いていた。
「・・・あぁ・・・」
とうとうやってしまった。
恐れていたことが起きてしまった。





御影に、





友達に、








拒まれた。



拒絶された。





雄大と同じように。





何で、





守りたかっただけなのに。
助けたかっただけなのに。





・・・御影。





ごめんな。
あんな目をさせてしまって。
今、俺がお前に自分の気持ちを伝えたら、
きっと拒絶するだろうな。
俺、ほんとは、ずっと、
お前の事、



好きだった。



でも、もう戻れないな。



俺がしなければならない事はただ一つだけ。
あの時と同じだ。



・・・俺は・・・
もう・・・





ここには居られない。





「ごめんな、皆。








サヨナラ」





噛み締めた唇からは、
微かに、





血と涙の味がした。
end
終わった・・・!!
超久しぶりに更新しました。
それから、この作品では御影とハ軒のカップリングを組もうと思います!!さて、
ハ軒が下した決断とは?
御影、常磐、駒場の思いは届くのか?
そして・・・






ハ軒の隠された過去とは一体・・・?
ご期待下さい!!


書き込む 最新10 サイトマップ