少女コゼットの二次創作

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1:花:2015/03/12(木) 18:53 ID:ZRo

レミゼが大好きで、少女コゼットの二次創作を書きたいと思います。
設定は少し変えますが、登場人物は同じです。

2:花:2015/03/12(木) 20:04 ID:ZRo

わたし、コゼット。
わたしが3歳の時にお母さんとお父さんが亡くなって、親戚のテナルディエさんに引き取られたの。
これは、その時のお話です。


―4月
―ぱちり
すっきりと目を覚ましたはいいけど、部屋の中はまだ、薄暗い。
それでも、窓からほんのりと薄明かりが漏れていて、そろそろお日様が上る時間なんだってことは、何となくわかったので。
わたしは、わらのベッドからそっと抜け出して、帽子とリボンをとった。
洗顔を台所で済ませたら、茶色のリボンで髪をひとふさ結んで、帽子をふんわりとかぶった。
そのあとに、皆の朝ごはんを用意する。
今日は、オムレツにしようかな?
棚から、卵と油を取り出すと、早速調理し始めた。
出来たオムレツをお皿に乗せ、テーブルに運んでいると、階段のところにあるドアが開いて、おかみさんと旦那さんが起きてきた。
「あ、おはようございます」
「ん?あぁ……」
おかみさんの寝ぼけたような返事を聞きながら、わたしは台所に戻って、かごに盛ったパンを運んだ。
そこで、エポニーヌとアゼルマも起きてきて。
皆で朝食を食べ始めた。
それを見ると、わたしは戸棚の隅に残っている、ひとかけらのパンを食べ始める。
食事は、1日2食。
3歳から今まで、2年間もずっとこんな生活を送ってきたのだ。
お腹はすくけれど、そんなにつらくない。
パンを食べ終わると、わたしはほうきをつかんで表へ出た。
ドアを開けると、ほんのり香る、春のにおい。
甘い、いいにおいに包まれながら、わたしは大きなほうきで落ち葉を掃き始めた。
―ザッザッザッ……
さっさと表の掃除を済ませると、わたしは家の中に入り、今度は洗い物。
冷たい水でお皿を洗っていると、手がジーンと痛くなってきた。
それでも我慢して洗い続ける。
―その時

3:花:2015/03/14(土) 19:43 ID:ZRo

「すみませーん……」
小さな女の子の声がした。
おかみさんの声が聞こえないという事は、おかみさんは気付いていないのだろうか?
仕方ないので、わたしが対応をする。
「はーい!」
入口の方を見ると、長い黒髪を二つに結んだ、雪のように白い女の子が、金属の長い棒を手に持って立っていた。
「いらっしゃいませー」
わたしが声をかけると、女の子はわたしに気付き、大きな瞳を私に向けた。
「あ、あのっ……」
「はい?」
その女の子は、顔をほんのり赤くしながら数秒間黙っていた。
しかし、急に決心がついたように顔を上げ。
「あのっ!!」
「はいっ!!」
あまり大声でいうものだから、わたしも驚いてしまった。
「おかみさんを呼んでいただけませんかっ!?」
「えっ?おかみさん……?」
わたしは女の子を数秒見つめた後、
「お名前は?」
と聞いた。
「わたし、たまこです」

4:花:2015/03/14(土) 19:48 ID:ZRo

「わたしのこと、覚えてませんか?」
そんなことを聞かれても……。
何も心当たりがなかった。
「えっと……?」
そんなわたしを見て我に返ったのか、たまこちゃんは頭を下げた。
「ごめんなさい!」


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