テニスの王子様~恋物語~【菊丸英二編】

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1:アポロ◆A.:2015/03/28(土) 16:59 ID:r2g

どもーー!!ブリーチ~日番谷冬獅郎隊長の恋~を!掛け持ちしております!アポロです!

このお話は恋愛モノで、菊丸きゅんが中学一年生の頃からスタートしていきます!

ルール!
荒らしさんやなりすましさんは速やか〜にUターンしてお帰り下さい。
傷つく言葉はもちろん、暴言はNGです!

オリジナルキャラクターです!
赤神 いおり:女
誕生日:4/12 牡羊座
好きな食べ物は、甘いもの(スイーツ)

とりあえず巨乳で、菊丸達と同い年。
一年生の時から、青学テニス部マネージャー。
菊丸に好かれているが、本人気付かず。
勉強、運動神経共に抜群。
かなり明るい。が言葉使いは並の男子の使い方。

_______菊丸________


今日もまた、テニス部の朝練が始まるにゃ!

俺が部室に着くと、大石や不二や手塚や……いおりがいた。
桃や、海堂や、おちびはまだ来てないみたい。


「おっはようにゃ!!」


元気よく、いつものように、挨拶する。


「おはよう、菊丸。」

「うん、おはよう英二、今日も元気だね」


手塚、不二が言う。


「ああ、おはよう英二。早く練習に行くぞ!」

「わぁーかってるって、大石〜。」


やっぱし大石は大石だにゃ〜。


「ん!おはよう、英二!」


元気良く言って、笑ういおり。
可愛い、まるでひまわりみたいだ。
その笑顔を見るたびそう思う。ありがちな表現だけど、本当にそうなのにゃ。


「うんにゃ!おはよういおり!」


俺は笑い返して、コートに行く。

俺は見ての通り、いおりが好き。


「気合い入れて練習にゃ〜!」


俺はそう叫んだ。

俺がいおりを好きになったのは、一年生の時だったにゃ。

2:アポロ◆A.:2015/03/28(土) 17:29 ID:r2g


入学して間もない頃、テニス部にマネージャーがやって来たんだ。


「赤神 いおりです!よろしくお願いします!!!」


一礼したあと、顔をあげてパッと笑った。

俺はその時、一目惚れにゃ///
練習が終わって、そのあと、教室に行った。


「ふひー、つっかれたにゃー。」


俺はそういいながらクラスを見渡す。

見渡した訳、それは赤神ちゃんが居るかどうか。

居ないよにゃ〜……。
そんな偶然あるわけ、


そんなことを思っていると誰かが俺に近付いてくる、顔は下を向いてて見えない。
パッと目に飛び込んできたのは。


「赤神ちゃん!」


なんと赤神ちゃんだった。
ヤバイにゃ!嬉しすぎて泣きそうにゃ!

すると。


「ヘヘッ、君、このクラスだったんだね!
これからよろしくな!菊丸君」


笑って告げる赤神ちゃん。
すっごく可愛いにゃ……////////

そこで俺はあることに気がつく。


「ね、ねぇ!さっき菊丸君っていった!?」

「え!?あ、うん、言ったけど?」


その返答を聞き、俺は唸る。
そして、唸り終えたあと、こう言った。


「菊丸君じゃなくてにゃ!英二って呼んでよ!
菊丸君って慣れないからにゃ!」


俺がそう言ったあと、赤神ちゃんは。


「そっ、そうか、じゃ英二って呼ばせてもらうよ。
なら英二も赤神ちゃんじゃなくていおりで良いぜ。」


フフフと笑ういおり。


その時

『キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン』


一時間目の始まりを告げるチャイムがなり響いた。


「あっ……とヤベェヤベェ、早く席着こうぜ英二」

「そーだにゃ!」


その一時間目、俺は頭が働かなかった。
いおりの席は俺の右斜め前。
必ず黒板を見ると目に入ってしまう位置。

『にゃーんでこんなに見えちゃう位置にいるのにゃ!?
いおりひどくないかにゃ!?俺の視界に入ってくるとか!←(何げにひどい)
もー、反則だにゃぁぁぁああ!』


そんなこんなで一、二、三、四、五、六時間目が終わった。

それから時間がたった。

今は七月、プールの季節。

今、いおりはテニス部とかなり仲が良い。なので、よくテニス部一年の手塚達と一緒に遊びに行ったりしてるにゃ。

水泳体育の時間、着替え中にある男子がこんな事を俺に言った。


「赤神ってさ、まだ中一なのにかなりグラマーだよな。
アイツと仲が良いとかうらやましいぜ」

「そーかにゃ?」

「そうだよ!」


すると、ある男子が言い出した。


「赤神が好きな奴正直に手をあげろ〜!
あげないとそのあげない奴の恥ずかしい情報ばらまくぞ!」

って

3:アポロ◆A.:2015/03/29(日) 07:11 ID:r2g


「えー」

「ひでー」

「何でだよ〜」


とか声がそこらじゅうから聞こえてくる。


「いーから!せーのっ!」


そいつが言うと、パラパラと手が上がる。

俺も一応小さく手をあげる。


「おお!菊丸!お前もか!」


その手をあげろって言ったやつが意外そうも無くもない顔をして言う。


「わ、悪いかにゃ!」

「いやー、悪くないよ」


俺は顔を赤くしてそっぽを向く。

さっさと着替えて、タオルを取って、更衣室を出ようとした。時だった。


「待ってよ、英二。」

「一緒に行こうよ。」


そういって来たのは、不二と手塚。


「いーよ!一緒にいこーにゃーっ!」


そうやって歩いていると。

プールサイドに着く。

そこには、いおりがいた。


「よー、遅かったな!早くタオル置いてこいよ!」


元気よく叫ぶいおり、笑顔もおまけ付き。


「わかってるよん!」

「いおりは気が利くよね。」

「ああ」

そんなことで、水泳は終わった。

月日がたち、あっという間に終業式が終わり、そ・し・て!
明日は夏休みなのにゃーーー!


「うはー!終業式長かったにゃー」


俺が背伸びしながら言うと


「あぁ、でも夏休みだぞ!夏休み!」


そうやってはしゃいでいると。


「明日初日から、学校で合宿ですよ。」


そう低音トーンで言ってきたのは。


「やっ、大和部長!あ、あああああ!
そーにゃそーにゃ!明日から合宿だったにゃ!」


大和部長だったにゃ。

っていうか学校で合宿かー、肝試しとか出来そうでいいにゃ。


「もちろん、自由時間はちゃんとありますよ。」


大和がグラサンをクイッとあげる。
大和って、グラサン掛けてて髭あるのにゃ、中学生とはとても思えんのにゃ。


まぁ明日が楽しみなのにゃ!

4:アポロ◆A.:2015/03/30(月) 08:46 ID:r2g


合宿初日、学校に来たら最初は走り込みだったにゃ。


「づ、づが……れだにゃー!」


走りながらそう叫んでいると。


「気をしっかりもて、英二。」


乾が隣に来たのにゃ。
続いて不二、手塚、大石、河村も来たのにゃ。


「弱音を吐くな!英二!」

「お、俺、大石みたく、タフじゃにゃいもん!」

「英二、大石の言う通りだよ、弱音なんか吐いてちゃ。」

「不二がそこまで言うんだ。頑張ろう、英二。」


手塚や不二やらと話しているうちに、走り込みが終わった。

俺がへたりと地面に座り込んでいると。


「大丈夫か?英二。はい、飲み物。」


いおりが飲み物をわざわざ持ってきてくれたにゃ。


「サンキュー!いおり!」

「そりゃどうも♪んじゃ、あたし他のやつにも持ってって来るから。」


そういい、笑って走っていった。


「可愛いにゃ〜♪」


そう言い、もらったモノを飲んでいると。


「おい、菊丸!」


二年生の中でかなり強い、見鈴先輩が話し掛けてきた。


「何ですか?」


俺がそう聞くと。


「お前って赤神と付き合ってるのか?」


いきなりそんなことを聞いてきたから、俺はドリンクを
『ブーッ』
と、吹いちゃったにゃ。情けないにゃ。


「げほっ……ぐ……つ、付き合って無いですっ!!
何てこと聞いてるんですか!?
それにしても、なんでそんなこと?」


俺が再び、ドリンクを飲みながら聞いたにゃ。
すると。


「俺、この練習終わったら、あいつに告白するから。」


そう言われ、またまた吹いちゃったにゃ。
っていうか吹いちゃったパターン多すぎにゃ。


「そーなんですかにゃ、頑張ってくださいにゃ。」


そういって俺は不二達のところにいったにゃ。

5:アポロ◆A.:2015/03/31(火) 11:24 ID:r2g


「俺、告白するから。」


その一言を聞いて、外見は冷静を装う俺。
でもにゃ、内心、めっちゃ焦ってたにゃ!!!!!
_________________
にゃーー!どーしよどーしよ!
見鈴先輩が告白して成功しちゃったらどーしよーかにゃ!
うにゃあああああああ!!!
と、とりあえず不二達に報告にゃーーーー!!
_________________


そして不二達のところに行くと。


「それは一大事だね。」


不二が深く考え込む。


「じゃあ英二はいおりが好きと言うことか。
いいデータが取れた。」


乾は乾でデータとってるし!!!
っていうかやめてよ!乾ー!!!


「なら俺達で見とけば良いんじゃないか?」


手塚がそういうと。


『ナイスアイディア!!!』


全員がはもった。

6:アポロ◆A.:2015/04/02(木) 16:50 ID:r2g



夜。見鈴先輩が告白するのは学校を見て回るだけの肝試しが終わったあとって言ってた。

んで!お待ちかねのきーもだーめしー!


「きっもだーめし!きっもだーめし!」


俺がはしゃいでいると、いおりが固まっているのが見えた。


「どったの?いおり?」


俺がいおりの肩をポンと叩くと。


「っっ〜〜〜〜〜!!!」


すごい小さい声で驚いた。


「い、いおり!?どーしたの?!」

「ひぁ、ご、ゴメ。
って英二!?あ、いや。」


いおりがおどおどしていて、ひとつの仮定ができた。


「いおり、もしかして。」

「へうっっ」

「お化けとか、怖いのダメ系かにゃ?」

「皆まで言うなぁっっ!」


いおりがしがみついてきた。


「だ、大丈夫だって!」


俺が慰める。すると、


「じゃあペアを作るんで、くじを引きに来てください。」


大和部長が言う。


「じゃあ引きに行こーにゃ、いおり!」

「わ、わかってるよ!」


俺達がくじを引くと。


「英二、何番だった?あたし、4番。」

「お!偶然にゃ!俺も4番!」


俺といおりでペアだったにゃ。

7:アポロ◆A.:2015/04/02(木) 19:00 ID:r2g


着々とスムーズに進んでいき、4番と呼ばれた。


「ハイハーイ!俺達!」


俺が言い、真っ暗な中へ進んでいく。

カメラとかも無いから運営側(監督)も事態は把握出来ないと言うこと。


「真っ暗にゃ〜。」


俺がそういった時。

『ガラン』

どこかで音がなる。すると。


「いやああああああああああ!!」


バッといおりが飛び付いてきた。


「うわっ」


いおりの勢いで俺も倒れる。


「い、いおり!?」

「うぅ。ごめんぅ……。」


半泣き状態のいおりに俺が胸の鼓動が跳ね上がる。


「だっ大丈夫だって。」

「れっ……れもぉっ!」

「れもぉって……いおり、可愛すぎ!」

「な、何だと!?さっ……さっさと行くぞ!」

「あいあい」


いおりは力んで進む。が、俺にしっかりと抱きついたまま。


「ニャハハ!」


笑ってそして思い付く。

抱きついてるいおりの耳にフッと息を吹き掛ける。


「やあああああああ!!」


俺をさらに抱き締め、体を密着させる。


「いおり!ご、ごめんって!」


俺が謝る。

8:アポロ◆A.:2015/04/03(金) 10:14 ID:r2g


「やあああああ!」

「ご、ごめんって。」


まぁそんにゃトラブル?もあったけど、ようやく半分。

いおりは震えながら俺と腕を組む。


「え、英二……。
ほっ、本当に、だめなんだっこーゆーのっ!」


俺の腕にしがみついて周りをキョロキョロと見回すいおり。


「ハイハイ、分かってるって!」


俺がいおりをなだめる。

今のいおりの身長と俺の身長はほぼ一緒。
だからいおりの顔は俺の横にある。


「あ、前のグループに追い付いたにゃ。
不〜二〜!手ぇ〜塚〜!!」


前のペアに追い付いた。
ペアは手塚と不二。


「英二……追い付いたんだな……。」

「……フフ、仲良いね……英二といおり。」


不二が俺達を見ながら笑う。


「え……?あっ……いやっ、そーゆーんじゃねぇからっっ!」


いおりがパッと手を離す。


「離す必要なんて無かったのになぁ。」


不二がつまんなそーにくるりと前を向く。


「っっ!もーいいっ!早く行くぞ!」


いおりがふくれる。


「分かってるよ、いおりや英二に追い付かれたんだ。
このあと先輩達も次々来るからな。」


手塚の一言で俺達四人は歩き出したにゃ。

すると、俺は
『ゴガンッ』
頭を壁にぶつけた。

暗くて見えにゃかったから。
バタリと倒れる。


「英二?!」


いおりや不二が駆け寄る。


「これは気絶してるな。誰かが連れていかないと。」


手塚が言う。
するといおりが。


「うん、あたしが連れてくよ。こいつはあたしのペアだしな。」


いおりが俺をおぶる。


「じゃあ早く出てしまおうか。」


不二が言い、歩いていく。


「お、だ、大丈夫か!?」


大石の声が聞こえる。

どうやら外に出たらしい。

9:アポロ◆A.:2015/04/04(土) 15:00 ID:r2g

「……二!起き……二!!」

にゃんだよ……うるさいな。気持ちよく寝てるって言うのににゃ。

「離……い………別…、は……は…っ……離さな…て、良い……。それよ……英二……ろ!英……きろ!英……二!起きろ英二!英二っ!!!」

あー、俺、倒れたんだっけ。そのあとどーしたんだっけ。あー。って、あ〜。今俺なんか抱き締めてる。なんか温かい、良い匂いがするにゃ〜。すっごく暖かくて柔らかいにゃ。そう思うとますます抱き締めてしまう。
っていうか俺、今ベッドで寝てる!?そう考えると俺は、肝試しどうなった!?と思いガバッと起き上がる。

「ん、フムッ……ゥ………!!」

そんな声がしたと思ったら、唇に柔らかい感触がある。何これ? 空洞だにゃ。そう思い、なんとなく舌を入れてみる。

「ンッ、ンゥ!!!!」

そう声が聞こえ、俺は目を開けると。

「んぐっっ、え……英二!!」

いおりだったにゃ。パッと唇を離して下を見るいおり。周りを見ると、ここは保健室だった。俺はいおりを抱き締めて、Dキスしちゃってたにゃ……。

「あ、ごめっ……悪気は無かったんだよっっ!ちょっと頭が朦朧としてて、ホントやろうと思ってやったんじゃないよっ!」

俺が慌てて謝る。

「っっ!や、別に、単なる事故だし、お前が謝ることじゃねぇよ。故意にやったんじゃ無いんだろうし。」

「あ、ありがとう。って……ん?いおり、一人?」

俺がポケッとしながら聞くと。

「……ちょっと前まで不二や手塚や大石や河村、乾が居たんだ。でもな……。」

そこまで言うといおりが途端に顔を赤くする。めっちゃ可愛い、こんな顔するんだにゃ、顔がかなり近いからよくわかる。そしてなぜかいつまでも俺の上でじっとしているいおりに気になって声を掛けてみる。

「?俺、なんかした?っていうか俺何でいおり抱き締めてたんだにゃ?」

「お、覚えてないのか。まぁその方が良いんだけどさ。……そのだな。〜〜〜〜!!!えっ…………と、〜〜〜〜!」

いおりがますます顔を赤くした。そして覚悟したかのような顔で言う。

「あの……な、お前、寝てる間、タオル取り替えようとしたらっっ。お前、あたしを……だ、抱き締め……て。」

少しの沈黙が流れる。そして、

「……俺が?」

あまり理解が出来ず、俺の顔を自分で指差す、いおりは視線を右斜め下に向けてコクコクと頷く。

「わああああああああ!!!ご、ごめっ、ごごごごご、ごっゴメンっ!」

「い、いや、良いんだ。で、不二達が面白がってあたしをそのままにしてこの保健室出ていっちまったんだ。その抱き締められた時はあたし、布団が間にあったんだけど。」

「だ、だけど……?」

「お、おまっ、お前が、布団の中にあたしを引き、ひ、引き込んで。」

「にゃあああああああああああ!!」

いおりの『引き込んで』の言葉と同時に叫ぶ俺。

「そ、それで、そのまま小一時間……。もう目の前なんか、英二の、か、顔だし。ずっと英二が手を離してくれないから、あたし、ずっと英二の上に乗っかってた。」

いおりはそこまで言うともう一度続ける。

「英二、寝返りうってさ、あたし英二に抱き締められたまま横にいっちゃって。もっと抱き締めて、体、密着して……。……もっかい英二寝返りうって、あたしが起こそうとした。で、ギャアギャア言ってたらもっと強く抱き締めて。そっからは、えーじが……。////////」

そこまで言うと顔を真っ赤にして黙り込んでしまった。いおりの、そこから。はさっきの……、ディ、ディディディ、Dキス……/////。そりゃ言えにゃいねっっ……///

「あと、そろそろ離してくれないか?」

いおりが言う。
俺は頭に?を浮かべる。いおりはうつ向く。俺もそれでもわかんにゃくて、いおりと同じように下を見る。

「わ、わわわわわ!」

俺はそれに気付き、急いでさっきから抱き締めっぱなしだった手を離す。俺がいきなり手を離した理由。それは、いおりと密着し過ぎていおりの胸が俺にあたっていたから。

「ごめっっ!」

「いや、大丈夫……。」

10:アポロ◆A.:2015/04/04(土) 15:19 ID:r2g


その時。


「英二、見たよ。」


ドアの方から不二がぴょんと出てきた。

それから手塚と大石が出てきた。


「ふ、不二!?手塚に大石も!?」


俺が驚き、いおりが降りる。


「お前ら、見てたのか!?」


いおりが聞くと。


「うん、英二が起きたとこから。」


不二が言うと、手塚はメガネを光らせ、大石が赤くなり、震えながら頷く。


「ってことは。」


俺が言うと。


「うん、見てたよ。Dキフグッ!」


いいかけた不二の口を手塚が


「不二、少し自重しろ。」


そういいながら塞いだ。

大石に関しては、


「え、英二っ、いおりっっ、お前達、そんな仲だったのか!?」


すごく大きな勘違い。

すかさず俺たち二人が否定する。


「ち、ちちち違う!あれは偶然に偶然が重なったちょっとした事故で!」

「いおりはあれを“ちょっと”した事故と言うのか!?」

「だー、もうめんどくせぇ!!!英二!」

「わ、分かってるよん!大石!
あれは故意にやった事じゃなくて!
本当に偶然のたまたまの事故なんだ!」


俺の言葉に大石は


「そ、そうなのか?じ、事故か〜。」


ホッと一安心。さすが青学の母。
そういうとこすごいマメだ。


「なぁんだ、事故か〜。」


不二がつまんなそうに膨れる。
っていうか不二!?不二そういうことノリノリになるね!?
どーしたの!?


「まぁ不二、落ち込む事は無い。
いずれまた英二からやるときがあるだろ。その時はカメラでも持っていって撮っとけば良い。」


ちょおおおおおい!!まてまて手塚っ!
手塚なんて発言してんの!?


「「なんなの、恋愛とかこういう系になるとキャラ変わってるよ」」


俺達二人、思うことは同じだったらしい。

11:アポロ◆A.:2015/04/05(日) 07:30 ID:r2g

いおり視点

あーもう、ひでぇ目にあった。
不二にはあのあとめちゃくちゃ質問攻めに……。

それでさっきまで捕まってて、次は見鈴先輩に呼ばれて……はぁ。
なっさけね〜……。
まぁとりあえず呼ばれた場所に行こう。
すると、


「いおり……。」

「ん、ああ英二。どーした?」


英二だった。どーしたそんな陰気くせぇ顔しやがって。


「あ、いや、あのさ。あの、き………………す。あれ、忘れて欲しいにゃ。
事故だしにゃ」


英二が顔を暗くする。
私はため息を着いて


「フン、まぁだきにしてんのかよ。」


と言い、英二にデコピンする。


「な、何す「……あれ、無理矢理起こさなかったあたしにも責任があるし。」


英二の痛いと言う言葉を遮り、そう言い残して指定の場所へ歩いていった。

指定の場所に着くと、見鈴先輩が居た。


「何ですか?先輩。」


私が聞くと。


「俺、お前が好きだ。」


先輩の口から出た言葉はそれだった。

12:アポロ◆A.:2015/04/06(月) 11:13 ID:r2g


い、いおり!いおりが、見鈴先輩に告白されたぁぁああ!


『や、ヤバイよ、どーしよー不二。』

『いや、僕に言われても、ねぇ?タカさん。』

『え!?俺?!俺もよく……な、乾』

『ん、いいデータが取れたさ。なぁ手塚』

『俺に振るな。大石に言え。』

『ええ!?俺か!? どーしよーと言ってもな。いおりの気持ち次第だからな。こういうのは。』


そんなことを話していると。


「先輩。」


いおりが口を開く。


「ごめんなさい。」


ペコッと御辞儀をして断る。


『い、今なんて言ったかにゃ!?』

『ご、ごめんなさい……って。』

『にゃああああ!!↑↑↑↑』


俺は声を抑えながら叫ぶ。


「な、なんで……。」

「いや、なんで……って。あたし、好きな奴居るんで。」


あっさり切り離すいおり。……好きな人、いたんだにゃ。


『フムフム、いおりは好きな奴が居ると。これはいいデータだ。』


乾がノートにすごいスピードでかきたしていく。


「そう……か。」


見鈴先輩はそういいトボトボと歩いていった。

見鈴先輩の姿が見えなくなったとき。
俺達が飛び出した。


「いっおりー!!お前いー奴だにゃ〜!!」


俺がいおりに飛び付く。


「うお、なんだ、お前ら見てたのか。」


いおりが驚きを隠さず言う。


「「「うん、見ていた/よ/んだよにゃー」」」


俺と不二と手塚がはもる。


「いやー、それにしてもいおり好きな奴居るんだにゃ〜!!」


俺がいおりに抱きつきながら頬擦りする。


「そこまで聞いてたのか。あれ、デマさ、あーでも言わねぇと諦めねぇだろ?」


ケロリとした顔で言ういおり。

すると乾が。


「なんでフッたんだ?見鈴先輩はかなり人気あるだろ。」


乾が不思議そうに聞くと。


「知らねぇの?見鈴先輩、女食い物にしてんだぜ?」


と、言う。そして乾はメガネを光らせかきたしていく。


「に、にゃるほど……」


見鈴先輩って、怖かったんだにゃ。

13:アポロ◆A.:2015/04/08(水) 15:37 ID:r2g


合宿も順調に進み、最終日後半、夜はバーベキューと言うにゃんとも嬉しいサプライズだにゃ!


「おいふぃにゃあ。」


俺が肉をくちいっぱいに頬張りながら言う。


「汚いぞ英二。」


大石が注意する、けど美味しいのは大石も一緒らしい。
とても美味しそうに頬張っている。


「美味しいのは良いけどな〜。」


いおりが不二や手塚と一緒にやって来た。


「……練習キツかったね。」

「もうクタクタだ。」


不二や手塚がそういう。

いおりが机においてあるコップを手に取り飲み干してからこう言った。


「まぁ最終日だし、キツくなるのは当然さ。」


いおりがそういうと竜崎監督が来てこう言う。


「おい、お前たち。」


監督が言う。


「ここにあったコップ知らんか?あれ、アルコール度数かなり高い酒をおいてたと思うんだが。」


え……。いおりさっき思いっきりなんか飲み干してたよね……。


「ねぇいお……。」


そういっていおりを見ると。


『バタンッ……』


案の定ぶっ倒れた。


「なんじゃ、呑んでしまったのか。
おい、お前たち、いおりを保健室に連れてってやれ。」


竜崎監督に言われて俺が運ぶことになった。


「う……うぅ……。」


いおり、俺の背中で唸ってる〜可愛い。


「うにゃ!!??」

「どーしたの?英二。」

「フッ、不二……にゃんでもにゃいにゃよ!?」


にゃんでもにゃいにゃよ……にゃんでもにゃくもにゃいんだよね。
実話いおりの胸が当たって。
いおりの、めっさやらかいにゃ。


「着いた、不二、開けて〜。」

「分かってるよ。」


不二がガラッとドアをあけ、俺が入る。

布団にいおりを下ろして俺は横にある椅子に座る。


「じゃあ僕は大和部長に報告してくるから。」

「あっ、不二!」


不二は俺を一人にして行ってしまった。


「……」


いおりの顔をよく見ると、整った顔つき、綺麗な俺と同じ色の髪。
大きな胸、細くて長い脚……。

ってにゃにを考えてんの俺!?


「ぅ……ん」


いおりが寝返りをうつ。ヤバイ可愛いし、スカートちょっと太股までめくれちゃってる。
……合宿中、いおり、頑張ってくれてたからちょっとお礼ぐらいしないとね。

俺はいおりに顔を近付ける。いおりの頬に口を近づけてもうあたるところまで来たとき、いおりが寝返りをする。

チュ

思ってもなかった。口付けになっちゃったんだもん……。


「っ……!」


俺はそのまま10分位口付けをしたままでいた。幸い人は来なかった。

口を離して椅子に座る。


「ううん……」


俺がキスしてから数分後、いおりが目を覚ました。


「……えーじ?」


その顔はおぼろげで可愛い。


「ここ……ほけんしつ…?」


周りを見渡すいおり、めっちゃ可愛い。


「そーだにゃ。」

「ふーん、ここに連れてきたの……えーじ?」


いおりが頭をかしげながら聞く。


「そーだにゃ、それがどったの。」

「や〜、れーをしなくちゃいけないな〜って。」


は? 俺が言おうとしたとき、いおりが抱きついてきた。


「なっ、ななななな!?」

「えーいじーお礼らよ〜……。
好きら〜。らい好きら〜。」


いおりが言う。っていうか好き!?大好き!?


「ね……いおり、それってどういう……って今いおり酔ってるよね!?絶対!?」

「ぅえ〜?酔ってらいよ〜?
ありがと〜、れーのキスー。」

「んっ……!」


いおりからキスがくる。

れっ……と舌が入って

『くちゅ……くちゅ』

とやらしくリップ音がする。

パッと口を離していおりは笑う。


「いおり……?」


いおりが固まっている。


「いおり?」

「……どーした英二、抱きついて。」


……いおり、酔いが覚めたのね〜。

いおりばッと俺から離れて口元を触る。


「あたし、たぶん酒呑んじって倒れて。英二がつれてってくれたのか。サンキュー。
っていうかあたしの唇なんでぬれてんの?」


いおりが言うとごまかしづらなぁ。

14:アポロ◆A.:2015/04/10(金) 15:04 ID:r2g

いおりside


夏休みも終わりを告げ、二学期も数日が経った。

夕日が赤く光る夕方、その夕日は部室を明るく照らしていた。


「よ〜英二!部活終わったな〜。」


あたしがあくびをしながら部室に入り、ベンチに座っている英二のところに行くと。


「……にゃ、いおり。」


英二が怒り気味に言った。


「ど、どーした、ヤケに荒れてんな。」


あたしが聞くと、英二はこう答えた。


「さっき大石と喧嘩したの!あんなやつもう知らないよ!
……で、今、元気無いの!」


おおう、充分元気ある様に見えるけどな、英二。

まあ英二の元気が無いとあたしも元気無くなるから、あたしとしては元気を持ってほしい。


……なぜかって?
実はあたし、英二のことかなり好きだもん。
でも英二は他に好きな子居そうだし、表には出さないよ。


「まぁ元気出せよ。」


あたしが隣に座りながら言うと、


「俺今誰かに甘えないと元気出ない〜。
だからいおり〜、甘えさせてよ〜。」


英二が肩にもたれかかってくる。


「別にいーけど……甘えるって何すんだよ。」


あたしが何をすれば良いのか聞くと、


「にしし。」


そう思いきり笑う英二、その顔は夕日の光りで照らし出されていた。


「……?」


あたしが頭をかしげると、英二は言った。


「膝枕!」


英二が拳を突き上げそう言った。


「……膝枕?良いけど?」


あたしには分からない。膝枕ごときなら甘えるの内に入らないと思うけど。


「ヘッヘへ〜♪」


英二はポスッとあたしの太股に頭を置く。
置いたと思えば、寝息をたてて寝てしまった。


「何だよ、疲れてたのか。」


あたしが仰向けで寝ている英二に微笑みながら頭を撫でる。


「……フゥ。」


あたしは溜め息をひとつつき、目を閉じる。

しばらくして目を開ける。


「……こいつ、綺麗な髪してんだな。」


あたしが英二の髪をいじくっていると、ガチャと部室と外を繋ぐドアが開いた。
残っているのはあたしと英二だけだと思ってたのに。先輩達は帰った筈……。


「や〜、疲れたね、手塚。」

「あぁ、自主練とは言え、キツくし過ぎたな、不二。」


て、てててててててててて、手塚!?
不二ぃぃぃいいぃぃいいぃぃ!?

……どーしよー。っていうかこれどーしよーも無いよね。



ハァ

15:アポロ◆A.:2015/04/11(土) 08:21 ID:r2g


いおりside


「……!? い、いおり!?英二と……ぷ……ぷくく。」


不二があたしらを見て堪えながら笑う。


「そ、そこまで行ったのか……いおり。」


手塚が驚き気味に言う。


「や!い、いいいいいいや!!
こ、これは違う!そーゆーのじゃない!」


私が必死に弁解する。
コイツらは聞き入れそうにも無いけど。


「じゃあ僕らはオジャマみたいだし、行こうか。ぷ……プププッ。」

「あぁ。」


やめてーーーー!オジャマじゃないーー!

すると、


「いおり……?どーひたの……?」


英二が起きた。
寝ぼけているのか、幼さが残る顔だ。


「え、英二……っ!!」


あたしが顔を赤くして英二を見つめる。

英二があたしの太ももに手を乗せていた。


「……わぁああああ!!ご、ゴメン!」


わっわっ!ちょっと!?

英二が起き上がった時、反動であたしらがベンチから落ちる。


「……英二……。」

「……いおり……。」


只今、英二が上に覆い被さっている状態。
いわゆる、床ドン。


「え、英二……ゴメン、退いて。」


あたしが言うと、英二はこう返した。


「……ゴメン、もうちょっとこのままで居させてよ。
さっき、甘えたい……って言ったからね。」


英二はそういいながら、あたしの上に乗った。


「え?ちょっ……ま……良いか。甘えたいつって了解したのはあたしだからな。」


そう言うと、英二は動かない。


「英二……?英二?!ちょっ英二!?
どーしたの!?」


あたしは英二が起きないので顔を見てみると、


「英二!?大丈夫!?」


英二は熱を出していた。
どーしよう、ヤバイ、どーしよう!?


「英二、家に連れて帰んないと。」


すると、英二が起きた。


「だ、大丈夫だよん。……送ってくれるなら嬉しいよ。」


英二が赤い顔で立ち上がる。


「あぁ、送っていく。」


そういい、部室を出た。






しばらく歩いていくと、英二の家に着いた。

16:アポロ◆A.:2015/04/11(土) 17:50 ID:r2g

英二side


「じゃあな、安静にしてろよ。」


いおりからそう聞かされ、大人しくしていた。

次の日。


「おはよ〜にゃ!」


俺は元気良くいおりに挨拶する。


「英二、おはよう。」


いおりも笑って返した。


「ありがとう、いおり。」

「……ん?何がだ?」


いおりが笑いながら怪訝な顔をする。


「昨日、甘えさせてくれて……。」


俺が下向き気に言うと、いおりはビクンと驚いて、


「あ、あああああ!!
あ、いや、大したことじゃない!!」


顔を赤くしてあらぬ方向を見る。

俺は首をかしげる。
だってさ〜、俺いおりの膝枕で寝た後のこと覚えてないもん。


「じゃあ行こう!」


俺がそういい、朝の部活が始まった。

*****

月日が経ち、12月24日。

今日は部活も終わり、手塚達とカラオケに行く約束をしてたのだ!!
なのでカラオケ店に向かっていた。


「カッラーオケッ!カッラーオケッ!」


俺がテンションあげて言っていると。


「何歌うんだ?」


乾が全員に問いかける。


「さぁ。」


みんなくびをかしげる。

カラオケ店に着くと、部屋に案内してもらった。


「さー、歌おーーー!!!」


俺がマイクを持って叫んだ。


「じゃあ英二から歌えよ。」


いおりからそう言われる。


「そー言うと思ってもう曲入れてまーす!」


俺が元気良く言い、曲が流れる。


「♪果てない夢の続きを〜いつでも描いて〜くのーさー!
~英語~
なんかーいだって〜こーころは今をこーえるー!」


俺が歌い終えると、次の曲が入っていた。


「お、俺だな。」


手塚が歌う。
次に不二、大石、タカさん、乾が歌った。

次はいおり。


「あたしか〜。よし。」


いおりがマイクを握る。


「♪たーとえーばその未来が〜
ぼーくらーに近づいたならー
ひかーりを〜集めて照らしー
こころーのゲートー開いてくー。」


いおりが歌い終えると歓声が怒った。


「いやぁ、上手いね、いおりは。」


不二から誉められるいおり。

カラオケが終わったあと、手塚がこう言った。

「俺達……」

17:アポロ◆A.:2015/04/11(土) 18:01 ID:r2g

英二side


「俺達、大晦日一緒に初日を見に行かないか?」


手塚から提案があった。


『ああ!』


みんなそう答えた。

大晦日、俺達は神社に集まった。


「うー、さっむいにゃ〜。」


俺達は神社の参拝列に並んでいた。


「ああ、なんでこーも大晦日は格段に寒いんだろーな。」


大石が返す。時間が経ち先頭。

参拝して、暖かいものを飲んでいると。


「あ、おい見ろよお前ら!」


いおりが俺達を呼ぶ。


「おお、朝日が出てきたな!」


手塚が言うと、乾が、


「今年の初日の出は6:58か。」


時間のデータを取っている。


「ほわー、綺麗だにゃ〜。」


俺が柵から身を乗り出して見ていると、


「危ないよ英二。」

「不二の言う通りだよ。」


タカさんと不二に注意される。


「えへへ、それにしても綺麗だにゃ〜。」


俺は本当に、綺麗だと思った。

18:アポロ◆A.:2015/04/11(土) 18:16 ID:r2g

いおりside


三学期、2月。


「見鈴先輩、部室に呼び出してなんなんだろ。」


私は放課後練習のあと、見鈴先輩に部室に呼ばれた。

ガチャ……


見鈴先輩が部室に入ってくると、


「先輩、何の用ッスか……?」


あたしに向かってやって来る。
すると、壁ドンされた。


「これはどういうことですか。」


私が先輩を見上げると、こう言われた。


「この下着を履け。」


冷たく言われた。断れる状況ではなかったので、渡された下着を手に取る。
その下着は、薄い黒の布の、紐パン。


「……っ。」


あたしは恥ずかしさで顔が赤くなっていたが、見鈴先輩はこう続ける。


「よくも俺の告白を断ってくれたな。」


耳元でそう言われる。
ハァ!?って顔をするあたし。


「そのお仕置きだ。バイブ自分で入れろ。」


……さすがに。


「嫌ッス。」

「そうか、じゃあ俺が入れてやる。」

「へ……。」


すると、ズッとしたから何かを入れられる。
下着の上から、奥に奥に。


「ひうっ……。」


あたしがそう言うと、


「ふん、これは遠隔操作が出来てな。弱、中、強、超強、極強、超極強がある。」


リモコンのようなものを出すと、弱に先輩はした。

すると、スカートのしたから入れられたものが動き始めた。


「なっ……!!」


あたしは力が抜けて、座り込む。


「アハハッ、いい光景だ。」


そう言うと、見鈴先輩が中にあげた。


「……んんんっ!」


何かを必死に堪えるあたし。
見鈴先輩は


「お仕置きはこれで終わりだ。すっきりしたぞ、じゃあな。」


そう言うと、リモコンを持ち、中にしたまま、行ってしまった。


「……!」


あたしは声を出さずにバイブを出そうとするも、力が入らず、そのままになってしまった。

プルプルと震えるうちもも。

どうしよう……。

19:アポロ◆A.:2015/04/11(土) 18:44 ID:r2g

英二side


俺は一人、外で自主練をしていた。
もう残っているのは俺一人。

部室に入ると、


「いおり?」


いおりが座り込んでいた。
俺は部室のベンチに座り、こう言う。


「こっち来て座りなよ、そんなとこ座らずに。」


俺が言うと、うちももをプルプル震わせ、ふらふらと歩いて、俺の膝の上に座った。

いおりから感じる、何かが振動してるって、わかる。


「い、いおり?どうしたの?」


俺が言うと、いおりは息づかいを荒くし、スカートをめくる。


「な、ななななな!?い、いおり!?」


俺が動揺すると、いおりは口を開く。


「……ご、ごめっ……これ、抜いてっくれぇっ……ひぅっ。」


いおりのをよく見ると、何かの紐がチョロッと出ている。
恐らくこれから振動してるんだろう。

すると、振動が少し激しくなる。


「んひぃっ。」

「わ、分かった!抜くから!」


俺が冷や汗を出しながら言うと手を伸ばす。


「ちょ、ちょちょちょ!前からはヤメっ……ぇ。」


いおりはそう言うと、俺に抱きつく。


「う、後ろからっ……んんぅっ……!」


いおりがそういった。

俺は背中を抱き寄せ、片手で探る。


「……ちょっと我慢してね、いおりの為だから。」

「分かって……ひぃっ……。」


俺は紐を引っ張る。すると、もう一段、振動が激しくなった。


「ひゃ……!」


いおりは驚いたのか、俺の首に抱きつく。

俺は必至に引っ張るけど……。
奥に入り過ぎてて……。


「ゴメン、いおり俺の指入れないと取れない……。」

「だ、だいじょぶ……早くっ。」


いおりは息を荒くして、俺にねだる。

ズ……。

俺は指を入れる。


「英っ……二ぃっ……。」


下着の上からでこんなに奥に入るの!?
ってところくらいまで入れられていた。


「つ、掴んだ!」

「は、早く抜いっ……。」


俺は出来るだけ早くした、けどどうしても遅くなる。
少し動かすたび、ズチュッ……と水音がする。

すると、強さが一番強くなったのか、奥に入っていても『ブブブ……』と音が聞こえてくる。


「んあああ!英二英二!」


いおりが必至に耐える。

俺もいおりを抱き寄せる力が自然と強くなる。


「も、もう少しっ……。」


俺がそういったとき、プッとそれが抜けた。
と、同時にいおりから液体がドパッと出てくる。


「あ、……ゴメっ……」


その液体で俺の長ズボンが濡れたから
、いおりが虚ろな目で謝る。


「いーのいーの、洗えばいーんだから。」

俺はそういった。

20:アポロ◆A.:2015/04/11(土) 18:52 ID:r2g

英二side


「やっぁっ、でも……。う……っ。」


いおりが心配そうに言う。


「大丈夫大丈夫、俺今から着替えるから。」


俺はぐちょぐちょに濡れた手を水で洗う。


「ゴメン……フゥ。」


いおりも落ち着いたのか、息は普通になった。


「いおり、下着履き替えといてね。
ついでに俺ん家よってシャワー浴びていきなよ。」


俺が言うと、「……う、うん」と答えた。


「でもなーんかやな感じだよにゃ、見鈴先輩。」


俺が体操服の上を脱ぎながら言うと、


「履き替えたから、向こう向いとく。」


いおりは俺が着替えているから、反対方向を向いた。


さっさと着替えて、部室を出る。


「じゃあ行こうにゃ……大丈夫?いおり。」

「あぁ、ありがとう英二。」


そういって俺ん家に向かった。

21:アポロ◆A.:2015/04/13(月) 07:33 ID:r2g



「お、お邪魔します……?」


いおりはそういい、俺の顔を見る。


「今日は誰も居ないんだにゃ。」


安心しろぃ……って顔でいおりを家に入れる。


「じゃあシャワー借りるぜ、英二。」


いおりはそういって更衣室に入る。

……あ、シャンプーは姉ちゃんの使って貰わないと。

俺はそう考え、ドアをあける。


「いおり〜、シャンプーは……!?」

「バカ野郎っっ!!」


俺がドアを開けて、そういったとき、いおりは上を脱ぎきっていて、顔面おもっきし蹴られた。


「いてて、蹴ること無いじゃん!」

「蹴ることだから蹴ったんだ、変態っ!」


いおりにドアをバタンと閉められる。

すると、


「ぇ、英二……見たのか……っ……?」


いおりが恥ずかしげに聞く。
俺は、


「うん!バッチリッ!」


何の恥ずかしげもなく言った。

瞬間、


「この変態がぁっっ!」


チョップ、チョップを喰らわされました。
いおりはドアを開けて、左手で隠しながら右手でチョーーーップ!


「いったいにゃ〜……。」


俺は女子が上を見られただけであそこまで怒る事を痛感し、リビングに戻る。

そして更衣室に戻る。


「服は洗濯機入れといて!
あと服はそこにある俺の上着といて!」


それだけ言うと、リビングに戻った。

22:アポロ◆A.:2015/04/18(土) 07:14 ID:r2g


noside

いおりが風呂から上がってきた。


「ちょっと、大きいな、これ。」


いおりは英二のカッターシャツを来て、スカートをはいているという感じ。


「まぁ助かったよ、サンキュー。」


いおりはそういうと、


「シャツは明日洗って返すよ。」


そういい、服をカバンに入れる。


「もーちょいゆっくりしてけば?」

「……ン、じゃあ。」


いおりは椅子に座る。
英二は空気を和らげようと。


「いおりの、おっきかったにゃ〜♪」

「いきなり何いってんだよっっ///」


そう言うと、いおりは顔を赤らめる。


「……でも、見鈴先輩、サイテーだよね。」

「あぁ……また来るかも知れない。」


いおりが不安げに怯える。


「大丈夫だよん、俺が居るじゃん。」


英二が座っているいおりの後ろからソッと抱き付く。


「……ん、ありがとう英二。」


いおりは英二の方を出来るだけ見て、微笑む。

その向日葵のような笑顔にドキンとする英二は笑い返す。


***


「じゃあ、お邪魔しました。」

「ン!また来てねん!」


そうして、三年生の卒業式。

大和部長が卒業。


「これで僕達も二年だね。」


相変わらずのマイペースな不二。


「うん、よし、気合い入れて頑張ろうか!」


河村も手塚も大石も乾も気合い入れて言う。


「じゃあこれから一年間また頑張ろうか!」


いおりが元気よくいい、教室へ向かった。

23:アポロ◆A.:2015/04/19(日) 15:36 ID:r2g


菊丸side


「英二!今年も一緒だったな!今回は不二に手塚も居るぞ!」


いおりが無邪気に笑う。

俺も笑い返して、


「うん!そーだにゃ!」


そういい、いおりに笑う。
今回、いおりと席は隣だった。めっちゃ幸運だね。


「や、同じクラスだね、英二、いおり。」

「ああ。」

「手塚に不二!」

「よう!」


笑いながら挨拶を交わし、席に着いた。

数日後、仮入部ではすごいテンションの子が来た。


「えっと、名前は……。」


いおりが仮入部の子たちの紙をバインダーで探していると、


「桃城 武ッス!よろしくお願いします!」

「お、元気良い奴が来たぜ。」


いおりが嬉しそうに笑う。俺はいおりの後ろから肩を叩いた。


「なんだ英二?」

「ごめーん、ちょっとバインダー見せて〜。」

「あぁ、良いぞ。」


いおりは俺にも笑ってバインダーを渡した。


「桃城……た、けし……。あ、あったあった。
一年一組かぁ。よろしくね、桃!」


俺が早速ニックネームをつける。
桃は戸惑いながらも考えるのをやめ、


「はい!よろしくお願いします!え……と、」

「菊丸英二!二年だよ!」

「よろしくお願いします、英二先輩!」


桃は元気な子で、コイツ結構やるのかなぁなんて考えたりした。

次は、


「海堂君、居る?」


いおりが呼ぶと、バンダナを付けた目付きの鋭い子が出てきた。


「俺ッス……。」

「お、お前と桃、強くなるぜ。」


いおりがバインダーに書き込む。

練習を始めて、時間が経った。

すると、


「おい赤神。」


いおりが見鈴先輩に呼ばれる。
いおりは一瞬不安な顔をしたけど、すぐいつもの笑顔で、


「何ですか?」


と聞いた。見鈴先輩は、


「部活終わって誰も居なくなったら部室に来い。」


と言った。


「……はい。」


いおりは目を輝かせて返した。見鈴先輩は怪訝な顔をしていたけど。
すると、


「ちょっと、二年集合!」


いおりに呼ばれる。


「?」


俺達二年は?を浮かべながらそこに集まった。

24:ミラ ミラ:2015/04/20(月) 19:08 ID:cNA

見鈴先輩今度は何をやらかすんですか?気になります。応援しています!頑張ってください!

25:アポロ◆A.:2015/04/21(火) 20:53 ID:r2g

あ、ありがとうございます!
読んでくれてる方も居らしたんですね、めっちゃ嬉しいです!
頑張って更新します!


____

英二side

いおりにあのあと聞かされた事には驚いたけど、面白そうだにゃ〜。
そう思っていたのは俺だけじゃなかったらしいんだよね。
満場一致で決行を決定したんだ。

部活が終わるのが楽しみで仕方ないよん!


「いやぁ、真面目ないおりがこんな面白い事を思い付くとはね。笑いが堪えきれないよ。」


不二が俺と大石に不敵な笑みを溢す。
俺もびっくりしたよ、真面目ないおりがあんなことを思い付くとは、いや、真面目ないおりだからこそ思い付いたのかもしれないね!


「やっぱりいおりは見鈴先輩に何かされてたんだな。
英二知ってたか?」


大石に言われ、ビクン……。とぎこちなく振り返る。

俺は冷や汗を流しながら、


「い、いやぁ、知らないよん?」


と、乾いた笑みを大石に向ける。

不二はそれを本能的に感じとたらしく、


「英二……その顔は何か知ってるようだね。
僕に隠し事はいけないよ。」


と、パッと手に取り出したのは、乾汁。
まだ完成していないらしく、試作品、とラベルが貼ってある。

今頃乾、無い無い無い〜!って探してるだろうな。

そんなことを頭の隅で考えて、今大事な事を珍しく俺は頭をフルに回転させながら考える。

……ヤバ、言わないと無理矢理にでも流し込まれる。
でも、言わない!言ったらいおりに嫌われるかも知んないじゃん!?

そう決心し、不二に言う。


「言うくらいなら飲んだ方がマシだよ!」


言い切った次の瞬間、いおりがやって来る。


「何やってんの?お前ら。」


いおりが首をかしげる。
不二は、


「いおり、見鈴先輩に何されたの?」


普通に聞くと、いおりは


「バイブ入れられた。」


何の恥ずかしげの欠片もなく不二にさらりと告げるいおり。
っていうかいおり自分で言ったら俺が言わなかった意味無いじゃん。

そんなことをはた目に、いおりはドリンクを両肩に抱えて走り去ってしまった。

ってかあの量、部員の半分のドリンク入ってたよね、何であんなもん軽々持ち上げて走れるのか不思議だにゃ〜。

それを俺は口に出す。
不二は、


「いおりだからじゃない?」


何の解決にもなんないじゃんそれ。

大石は


「ただ単に力が強いんじゃないのか?
前握力計ったとき平均30だったんだろ?」


何で大石がそんなことを知ってんのさ。
不二ものせられて頷くなよ、ツッコミ疲れてきたよ。


そんなごたごたもあったけど、部活が終わった。

26:アポロ◆A.:2015/04/22(水) 07:35 ID:r2g

見鈴side


「来たな。」


赤神が部室に入ってくる。
その顔は不敵な笑みをうっすら浮かべ、ゆっくりと歩いてくる。

俺は、


「やっぱり俺、お前が好きだよ。」


不意に思ってもいなかった言葉がポンと出てくる。


「それは無理です!」


キッパリ断られた。
……自信に満ちたその顔。
イライラする。
何かを信じてるようで壊したくなる。


「そういうと思ったさ。
このくそ生意気な氷の女神様はっ!」


俺はそう言い、赤神を押し倒す。

抵抗してこない赤神に俺は告げる。


「今回もまた断ったな。」

「それが何か?」

「っ!
これからもうお前を許さない。俺に依存するよう仕向けるだけだ!」


俺はヤケになって叫んだ。
赤神はここぞとばかりにニヤリと笑う。


「なんだ、恐怖でおかしくなったのか?」

「……有り得ない事だよ、それ。」


赤神はそう言いながらポケットからボイスレコーダーを取り出す。


「まさか、」

「そのまさかです。」

「音声を、録音してたのか?!」

「せいかーい。」


そう言い、俺を押し退け、出ていこうとする。

あれが教育委員会に渡されたら……!


「それをよこせ。」

「できるもんならやってみろ。」


俺は赤神にとびかかった。と思えば、宙に浮いて、背中を打った。


「は……?」

「柔道3段、少林寺初段、赤神。」


赤神がそういった瞬間、部室の扉が開いた。

27:アポロ◆A.:2015/04/22(水) 15:35 ID:r2g

菊丸side


「……ナイスタイミング。」


いおりがポツリと呟いた。
見鈴先輩が目を見開く、それはね。

俺達が入ってきたからだよん。


「お前……ら。クッソ、赤神!俺は全員が帰ったらって言っただろうが!」


見鈴先輩が立ち上がり、いおりに襲いかった。

俺はカッとなって出ていこうとした。
でも、いおりが少し笑っているのに気がついて、ハッとアレの事を思い出す。
いおりは、見鈴先輩の胸ぐらを思いきり掴んで、


「誰がてめぇ見てぇなカスの言うことをハイハイそーですか、って聞き入れるかよバァカ!
頭使って考えやがれ!」


いおりがそう叫んだ時、大人達が入って来たんだ。
教育委員会、俺達と一緒に待機してたんだよね!


「は……?」

「見鈴、来い!」


見鈴先輩は放心状態で引きずられて行っちゃった。

って訳で一件らくちゃーーく!

次の日、見鈴先輩は部活を止めた。と同時に一年生が入部した。
その中には桃や海堂も居たんだ。

「ハァ、一時はどうなることかと思ったぞ、いおり。」


手塚がいおりを少し睨み付けながら溜め息をつく。
いおりは、ハハハ。と苦笑いしながら何かをキュキュキュとペンで書いている。

すると、今の部長がやって来た。


「すまなかったな、赤神。
ついでというかなんというか、これ。」


いおりが部長から渡されたのは、


「青学ジャージ……?」


いおりが口を開けて部長を見上げる。
部長は笑って、


「今日からそれはお前のだ。
制服の上から来てくれな、その上着。」


部長がそれだけ言うと、行ってしまった。
俺達二年が駆け寄る。


「す、すっごいじゃんいおりー!
やっぱいおりはただ者じゃないにゃ!」


俺が興奮気味に言うと、いおりは


「何言ってんだ、お前らもそのチャンスはあるだろうが。」


いおりにそう言われた。

28:アポロ◆A.:2015/04/22(水) 16:47 ID:r2g


菊丸side


「……へ?」


俺がポカンとしていると、手塚が教えてくれた。

ランキング戦があって、その中で勝ち進めばレギュラーになれるんだって。


「おおお!スッゴーい!頑張ろうにゃ!」


その俺の言葉にタカさんも頷く。

~ランキング戦~

俺と仲が良い大石達は全員バラバラのブロック。

俺達は順調に勝ち進み、俺達は見事レギュラーになった。


「す、スゴイな!みんな一緒にレギュラーになれちゃったぞ!」


大石のテンションが上がる。

不二や手塚、乾にタカさん、俺だってまんざらじゃない。


「さぁ、これからも油断せずに行こう。」


手塚の掛け声で俺達は練習に戻った。

29:アポロ◆A.:2015/04/23(木) 06:22 ID:r2g


いおりside


今日は珍しくいつもより早く学校に着いた。


「おはよう手塚。」


あたしが教室で手塚に挨拶する。


「あぁ、おはよういおり。」


手塚も返す、あたしは教室内を見回す。

……?アイツいないじゃん。


「なあ手塚、今日英二休み?」


あたしが手塚に聞くと、手塚の隣に居た、絆谷 愛子が返答する。


「後から来るんじゃ無いのかな。赤神さん、いつも結構時間ギリギリに来てるから分かんない思うけど。」


絆谷が嫌味に笑う。……何がしたいのか、よくわからん。
すると、不二が来た。


「なんか、嫌な感じだね、絆谷さん。」


不二が行ってしまった絆谷を開眼して見る。
そう言えば絆谷、よく英二によく話掛けてるよな。

そう思い、英二の席を見ると、なぜか、英二に会いたくてしょうがない。
いや、今だけじゃない、いつも、英二に会いたい、我慢出来ないくらい、会いたいんだ。

最近絆谷が英二と楽しく話をしているのを見ると、胸が痛い、締め付けられる。

あたしにはこの正体は分からない。
どうすれば良いんだろう。

そう思っていると、英二がやって来た。

30:アポロ◆A.:2015/04/23(木) 19:05 ID:r2g

英二side


「おはよー!」


俺が元気良く叫んだ。おはよー、おはよう、や、などと返ってくる返事。

するといおりが駆け寄って来た。


「英二、おはよう。」


笑って挨拶をするいおり、笑顔はいつものように健在で、いつものようにドキドキする。


「ん!おはよ、いおり!」


俺だって負け時と笑顔で返した。

部活。

休憩時間、俺は乾特製汁を嫌々飲みながら(飲まされながら)いおりを探す。

いつもならバタバタと動き回っているいおりは今、なんでか居ない。
色々と俺はいおりを探すとした。
あそこもいなーいここもいなーい。
やっと見つけた。
いおりは木陰で寝ていたんだよん。


「い〜おり〜、起きてよ〜。」


俺が気持ち良さげに寝ているいおりをガクンガクン揺さぶる。
そのあまりの激しさにいおりはパチンと目を覚ます。


「何だよ、英二。」

「いおり!やっと起き……!?」


いおりが怪訝な顔をしている反面、俺は顔を紅潮させる。

その不自然に気づいたいおりは、


「何だよ……。」


眠そうに目を擦る。
いや、何だよも何も、ジャージ、前、チャック全開で、下も青学の半袖、そこから谷間が覗いてる。


「あ、や、いおり、前閉めた方が良いよっ……!」


俺は不自然に目を泳がす。いおりは目を下に向けて、「あー」と理解したみたい。
いおりは一度俺をじろりと見て、「全部見たやつがこんなので赤くなるなよ。」そう笑って俺に言う。
いおりはジャージのチャックを閉めた。それと同時に手を差し出す。


「……?」

「引っ張ってくれよ、英二。」


ああ、そー言う事ね!
俺はそう思い、手を伸ばす。
すると、『グイッ』といおりに引っ張られた。
俺は、そのまま手に体重が乗っていおりに倒れる。


「……?!」


俺がいおりに乗っかったままじゃ失礼だと思って、急いで退こうとした。


「バァカ……英二。」


いおりは一言呟き、俺の背中に手を回して、そのままいおりの大きな胸に俺を抱き寄せる。
っていうかこういうの男がやることじゃ無いの!?
そんな疑問と同時に、このままでも良いかなぁ。
そう思う自分も居た。


「ハハッ、何だよお前っ!顔真っ赤じゃねぇか!」


いおりが笑う。こんなときでもこんなに可愛い笑顔は反則だにゃ……。
俺がいおりに見惚れているのに気付き、プイと違う方向を見る。


「どーした英二。」


少し笑顔が失せて、困った様に笑ういおり。

俺は、


「ん、俺、我慢……出来なくなるよ……こんなことしたら。」


俺は、いおりに__________

31:アポロ◆A.:2015/04/23(木) 21:00 ID:r2g


NOside


「ん……。」


英二が、いおりの頬にキスを落とす。

あまりの衝撃にいおりは固まった。
それでもまだ続けている英二。

いおりは、


「英二……マジでどーしたよ。」


いおりがそう言い終わるか終わらないかの時に英二は首筋を舐める。


「やぁっ……!」


あまりに油断していたものだから、いおりの声が漏れる。

英二は……。


「ふ……。」


キスを頬からいおりの唇にのせる。

英二はパッと唇を離した。その瞬間、いおりが動く。


「うわっ……!」


英二が衝撃で目を堅く瞑る。
立場が逆転したのだ。右に転がり、先程は英二がいおりの上に乗っていた状態だったが、今はいおりが英二の上に乗っている。
つまり、木陰ではなく、優しい草の上にいると言うことだ。
いおりは、


「英二、かわい……。」


そう一言発し、力を抜く。

可愛いと言われた英二はみるみる赤くなる。

英二は照れ隠しで違う方向を向きながら、手の甲で口元を隠す。


「……っ!」


英二は力が抜けたいおりと一緒にもう一度、右に転がる。
また立場が逆転した。


「英フグッ……!」


いおりが聞こうとした瞬間に英二が自分の口でいおりの口を塞ぐ。


「……ん……。」


息苦しそうにするいおりに英二は唇を話し、舌を出した。


「ん……。」


英二はもう一度キスをする。

32:アポロ◆A.:2015/04/23(木) 21:15 ID:r2g



いおりside


「ん……ふむっ…。」


あたしの口の中に英二の舌が入ってくる。
舌と舌が……絡み合う。

英二は終わった頃には多分……。

そう思うも、あたしだって嫌じゃない。

英二が唇を離す。

すると、ハッと我に返ったらしく、あたしから勢い良く飛び退き立ち上がる。


「……今回は、ホントゴメン、いおり。」


英二が反省した声であたしに告げた。


「英二は悪くない。」


あたしも立ち上がってそういう。
英二はハァ!?って顔してたけど、実際そう。

英二は我を忘れてた。そんなのしょうがないじゃん。

それをあたしが言うと、英二は笑って、


「ありがとうっ。」


満面の笑顔で笑う。
そんな英二が愛しくて堪らない。
前に英二の事好きだったのは本当だけど、恋愛感情で、では無かった。

でも、今ならはっきり分かる。


(あたしは……英二が大好きなんだ。)


と。

33:アポロ◆A.:2015/04/24(金) 20:36 ID:r2g

英二side


……ヤバ……。
さっきのいおり、格好良過ぎ……//////


俺が帰り道、桃と歩いていると、急に顔が火照ってくる。


いおりに抱き寄せられた時、男の俺でもドキッと来たもんっっ!

それからあんな可愛い顔見せられたら反則だよぅ。


顔を赤くしながら両手で顔を抑える。
そのいきなりの俺の反応に桃はビクンッとしている。


「ど、どーしたんスか、英二先輩。」


桃が少し引き気味に俺に声を掛ける。

桃の身長は俺よりちょっと高いぐらい。
桃が二年になったら俺抜かされちゃうな〜。

とか考えながらも、桃に言葉を返す。


「な、ななななな、何でも無いよん!?」


あたふたしながら返す俺に桃は首をかしげながらも、コクンと頷く。


「や〜、今日俺、いおりがめっちゃくちゃ格好いいって、実かn……いや、分かっちゃったんだよね〜。」


赤い夕日を見上げ、ポー……となりながらも俺はそういう。

桃は、頭にはてなを浮かべて、


「英二先輩、今気づいたんスか?」


意外にもあっさり受け流された。

疑問に思い、桃を問いただす。


「あ、いや、うちのクラス、女子男子関係無くいおり先輩の事でキャアキャア言ってますよ。

俺がテニス部入ったのだって__」


桃はそこから話出した。


「俺がテニス部に入る前、日番で、大量のプリントを運んでいたとき、」


俺、転けそうになったんです、けど、偶然通り掛かったいおり先輩に助けてもらったんです。


「うわっ……と、あれ?」


俺は痛みに耐えようと、目をつむった。
でもその痛みは来なかった。
俺は何かに支えられてる事に気付き、見上げた。


「……ありがとうございます。」


俺が元気良く挨拶すると、その人は、自己紹介をした。


「いや、大した事じゃねぇよ。
あたしは赤神 いおり。テニス部マネージャーやってんだ。
気ぃ着けて行けよ。頑張れ一年!」


「そういって笑い行ってしまったんです。」


桃の話を聞き終わり、頷く。


「へえ〜、だからテニス部に入ったんだにゃ〜。」


俺がそういうと、桃と別れた。

34:アポロ◆A.:2015/04/24(金) 20:51 ID:r2g


英二side


さっき言った分かっちゃった。は、あれとはまた別の事だったんだよね。

あのときは昼休み。昼休みが終わって、教室に戻った。
次の時間は移動教室。


「ヤバイヤバイ!急がないと〜!」


俺が慌てる。対する不二や手塚は落ち着きが多少ある。
いおりは俺と同じ様に焦っている。


「なんで二人はそんなに落ち着いてる訳!?
っていうか早く行かないと〜ーー!」


俺がいおりと一緒に並んで走る。

その時、俺が何かのとっかけに足を引っ掻ける。


「わああああ!」


これ、絶対ドテーンってなって授業始まるパターンだよー!

と、思い、衝撃に備えて目を瞑る。

はいドテーン!……ってあれ?

痛みが来ない、可笑しい。疑問に思い俺は目を開く。


「ホンット危なっかしいなお前は。」


いおりが俺をお姫様抱っこしながら走っていた。

俺はいおりより身長が高くなった。
それだけ体重も重くなる、なのにいおりは重力も何かのように俺を抱えて軽々と走っている。

その顔を抱えられてる下から見つめた。

俺はいおりの顔をまじまじと見つめる。
いおりは照れくさくなったのか、


「なんだよ」


と、視線だけを俺に向けて、一言。

そう言われても、見つめる俺。

整った顔に、綺麗な瞳。

不意にドキドキしてしまう。
気を緩めれば、抱きついてしまいそうな。

何てこと考えてんの俺!?

そう思い、顔を赤くし、パッと下を見る。

教室に着いて、下ろしてくれた。

そこでいおりはかっこいい事がよく分かったんだ。

ホンット反則だよね、いおりって。

35:アポロ◆A.:2015/04/25(土) 18:08 ID:r2g

そして、三年生になって、おちびがやって来た。


「おー、ちっさいなー、お前。」


いおりが乾を倒し、晴れてレギュラーになったおちびの頭をポンポンと叩く。


「なんスか、やめてください。」


おちびが無愛想に言うと、いおりはこっちに駆けてくる。


「あいつ強くなるぞ!英二も抜かされないよーにな。」


……余計なお世話だよ……いおりめ。

そう思っているのも知らず、いおりは笑う。

……でもこの顔見ると、もー、なんか……ね。

俺、最近本当にいおりが好きで堪らない。
本当に、好きで好きで、いおりが居ないと嫌になる。

もう、良いよね、告白しても。
俺は、決心した。もー振られたってどーしょーもないし、このままにしとくのもヤだ。
うん、言おう、ちゃんと。いおりに……好きだ、って。


俺が下を向くと、いおりもなぜか下を向く。


「ね、いおり。」


俺はいつもの様に笑って、言い、俺は、歩き出す。

いおりは困った顔をして、俺に着いてくる。


「ど、どーした英二?」


俺はいおりの質問に答えず、人のいない、体育倉庫裏に着いた。


「俺……いおりの事……







……好きだ。」


何の飾り付けもせず、簡素に、シンプルに笑って告げる。

いおりは、固まっている。


「いおりの事……好きで好きで仕方ないよ。
……ずっと好きだった、一年生の頃からずっと。

だから、俺と付き合ってくれないかにゃ。」


俺が柄にもなく食い下がっていると、いおりはいつもの笑顔で、


「……ん、いーよ。よろしくね、英二くん。」


いおりはいつもの笑顔で、戸惑う事なく俺を受け止めた、そしてなぜかくん付けで。
そしていおりは続ける。


「……あたしだって、英二、好きだから。
あたし、二年の頃はもうヤバかったよ、何回も何回も好きって言おーとしてたもん。」


少し頬を染めて可愛く笑ういおり。

やっぱりいおりはいおりだにゃ〜。


「へへへ。」


俺が嬉しくて笑って、いおりも連れて笑った。


【完】


……終わりましたっ!
英二きゅんといおりちゃんの恋はハッピーエンド!

っていうかよく完結まで書けたな、と思っております。
もしかしたらまた別に英二きゅんの話を書くかもです。


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