二次創作(・`ω・b

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1:桜葉雨斗:2015/04/27(月) 15:01 ID:M.E

題名のとおり、二次創作です

悪口や荒らしはNG

誰でも大歓迎であります!!

好きなアニメやボカロ曲があれば、言ってください
同じアニメやボカロ曲が好きであれば、少しでもいいのでお話しましょ!!

2:桜葉雨斗:2015/04/27(月) 15:13 ID:M.E

自己紹介です

 桜葉雨斗(本名じゃないです)
 
 好きなアニメは黒子のバスケとフェアリーテイルなど

 好きなボカロ曲(?)は透明エイジーと世界寿命と最後の一日、六兆年と一夜物語など

僕は、黒子のバスケの二次創作を書こうと思います
たまに黒子のバスケ以外もあるかもしれません

一応女です
一人称を僕としたのは、名前が男っぽいので一人称も合わせた方がいいのかなと思ったからです

3:桜葉雨斗:2015/04/27(月) 15:44 ID:M.E

僕が書くものは見る人が不快になるかもしれません
それでもいいと言う人は、是非見てください

私は咲綾
一番最初に生まれた世界では上田凛音という名前だった
そこは平凡な世界でただ毎日を楽しく生きていた
けど今は、楽しいけど平凡じゃない非凡
最初は普通の人間として生まれてきた
けど今じゃ、神様となっている
どうしてこうなったんだっけ....
まぁ、昔話は今度にしよう

『俊と光樹、朝練に間に合わないよ!!』
「わかってる〜」
「ちょ、光樹動くな!!」
「あ、はい」
『はぁ、また最後だよ!!』
「俺らの高校はみんなより近いんだから、皆より早く出なくていいんだよ?」
『まぁ、そうだけど』

改めて、私は咲綾、苗字は紺野
私はさっき出てきた俊と光樹、あと7人の計10人で住んでいる
シェアハウスみたいなもの
前はみんなで孤児院に住んでたんだけど、その建物が燃えちゃって
孤児院を経営していた春樹さんが前もって建ててくれた家で今は住んでる

「準備出来たぞ〜」
『じゃ、行こっか』

咲綾たち3人は並んで歩き出す
3人の通っている高校は誠凛高校
7人が通っている高校よりも近いところにある高校だ

『よかった、まだみんな来てない』
「てか、今日朝練あったっけ?」
『』
「」
「黙ってないで答えてよ」

咲綾は鞄の中から手帳を取り出した
今日の日程が書かれているところを見ると一瞬で顔が真っ青になった

『今日、朝練がない....その代わり、警部から呼び出しかかってる』

警部とは彼ら10人の上司に当たる人物だ
そう、10人は刑事だったのだ!!←
主に、誘拐事件やテロだが、たまに殺人事件などに呼ばれたりする

「あーあ」
『いつ私だけと言った?』
「まーさーかーのー?」
『そうさ!!私たち3人なのだよ!!』←

咲綾がそう叫んだ瞬間3人は全力で走った
目的地?
そりゃぁ、警視庁本庁舎だよ
何で走ったかって?
そりゃぁ、怒ると怖いからねあの上司は
しかーも、いつも持っているいろんな武器を取られるからね(3人(+7人)は狙われる時もあるからいつも銃などを持ってる)

4:桜葉雨斗:2015/04/28(火) 10:41 ID:M.E

続きでっす

その後、無事警視庁本庁舎まで行った
怒られなかったみたい

『ギリギリだったね』
「だな」
「学校の方どうなったんだろう...?」
「少し怒られるだけじゃない?」
『部活はとっても怒られるけどね』
「「え?」」
『時計見てみな』

二人は咲綾に言われた通り、時間を確かめた
長い針が12のところにあり、短い針は6のところにあった

「「」」
『ふふふ』
「咲綾ぁ...酷くない?」
『いいじゃん、どうせ私も怒られるし』
「そうだけど...」

その頃のバスケ部
「伊月たち3人遅いな、今日は来ないのかな?」

と小金井が言うと、全員がその言葉に反応した
理由は伊月と降旗は誰よりも遅く、誰よりもいっぱい練習していて、連絡なしで休む事がなかったからだ

「そうね、今日は遅すぎるわね」
「tk、今日学校にも来てなかったけど、連絡はなかったみたいだから教師も少し心配してたし」
「そう言えば、フリも今日学校来ていませんでした」
「紺野さんもですよ」
「何かあったのかしら...」

小金井は水戸部が何かを言おうとしていることに気が付き、聞いてみた
すると、小金井は少し笑った
それに気づいた、リコはハリセンで小金井の頭を叩き、怒鳴った

「何笑ってんのよ!!」
「だって、水戸部の話が面白くて...ぶふぉッッ」
「笑いすぎだろ...です」
「で、どんな話だ?」
「なんかね、今日の朝早くに...朝練が始まる時間に、体育館の傍を通った子が言ってたらしいんだけど...
体育館のドアの前で紺野と伊月、降旗がいたんだって、その時の会話がね...
≪今日、練習がない....その代り、警部から呼び出しかかってる≫ 紺野
≪あーあ≫ 降旗
≪いつ私だけと言った?≫ 紺野
≪まーさーかーのー?≫ 伊月
≪そうさ!!私たち3人なのだよ!!≫ 紺野
という、会話だったらしいよ」
「警部って誰だろうな」
「あいつら、他の奴らとシェアハウスしてるようだし、その中の誰かの事じゃねぇの?」

すると、体育館のドアがいきなり開いた
行き成りすぎたのか、皆一瞬でドアの方を見た

『遅れましたー、すみません今日連絡もなしに学校に行かず、部活に遅れてしまって』
「いいのよ、今日だけ3人とも見逃してあげるわ」
「「よっしゃ」」
「やったな、光樹」
「だね」
『2人とも、はよ着替えて来んかい』
「「あ、はい」」

2人が部室に行ったのを確認した咲綾は皆に向き直った

『たまに、光樹が俊にタメになったり、俊と光樹のテンションが可笑しくなるかもですけど、あまり指摘しないでください』
「・・・へ?」
『まぁ、俊と光樹が変になっても無視していいです』
「あ、うん」
「カントク、まず何からぁ?」

5:桜葉雨斗:2015/04/28(火) 10:53 ID:M.E

続きでっす

部活は終わり、3人で帰ろうとしたらいきなり黒子が3人に話しかけた

「あの、みんなでマジバ行きませんか?」
「別にいいけど」
「カントク、3人許可してくれました」

黒子がドヤ顔とキメ顔をを足したような顔をして親指を上に立てた
今にも、グッジョブと言いそうな顔だった by紺野
すると、咲綾の携帯が鳴った

『もしもっしー』
<テロ事件だ、今回お前だけで十分だと思うが、
心配なら誰かを連れて○○にあるショッピングモールに来い>
『リョーカイでありまっす、隊長』
<何度も言うが、俺は隊長じゃねぇよ>
『じゃ、今から向かいます』
<おう>

咲綾は電話を切り、鞄にしまった

『ちょっと急用ができたんで、私は先に「なぁ、テロって...」なわけないですよ〜?そんじゃ!!』

咲綾は走って目的地のショッピングモールへと向かった

6:桜葉雨斗:2015/04/28(火) 23:07 ID:M.E

続きでっす

『紺野咲綾到着したでありますデス☆』
「よし、準備ができ次第建物へ入り、人質を皆無事に救出し、テロ集団を俺らの前に差し出せ」
『了解であります』

咲綾はすぐに準備をし、建物内へ入って行った

『おぉ...』

咲綾が見たのは誰もいないゲームセンターだった

『クレーンゲームしたいのにぃ』

咲綾はそう言いながらゲームセンターに背を向け、宙に浮いた
エーラという魔法を使ったのだ
そして結界みたいなものを天井付近に張り、その中に入って、
鞄からパソコンを取り出し、今いるショッピングモールの地図を開いた
すると、目を瞑った

『各階のトイレ、店には誰もいない、出入り口付近にテロ集団がいるくらいで.....tk、今日はこのショッピングモール休みじゃなかったっけ?
店長が今日を休日にした...って、ニュースで...。』
『まさか...ね、魔法....なわけないか、この世界には魔導士がいるわけないだろうし』

咲綾がそう呟いていると、咲綾の携帯が鳴った
相手はマカロフだった

『もしもし』
<わしじゃコノハ、お前さんがいる世界に魔導士がいるという情報が入った、名前はハンドグ、特徴は右頬にヤモリのタトゥーがついている180p前後の男だそうだ、見つけたらこっちの世界の魔法評議院ERAへ送ってくれ>
『了解』

咲綾はまた目を瞑った

『やっぱり、あの男か』

咲綾はパソコンを鞄に入れ鞄を異空間に入れた
そして結界を解き、テロ組織がいるところまで行き、声をかけた

『ハンドグとそのお仲間さん達、こんにちわ♪』

咲綾は不気味な笑みをハンドグたちに見せながら、その場で一回転をしてお辞儀をした

『貴方達魔導士なんでしょう?』
「あぁ、それがどうした」
『魔法評議院ERAへ連行します』
「え...?」

咲綾が手を前に出すとテロ集団たちが1つに集まり氷で身動きがとれないようになっていた

『転送します』

咲綾が指を鳴らすとテロ集団が消えた

7:桜葉雨斗:2015/04/30(木) 16:24 ID:M.E

続きでっす

『たいちょ〜』
「だから隊長じゃないと何度も言っているだろ!!』
『はいはい、そんでテロ集団は魔導士でした、なので魔法評議院ERAへ送った』

咲綾は警部だけに聞こえるように言った
警部は咲綾の事をいろいろ知っている、知らないことの方が多いが
なので咲綾の事を不思議君と、呼んでいる

『それでは、さいなら〜』

咲綾は走って家まで帰った
家へ着くと鍵を開け、思いっきり開けた

『たっだいま〜』
「おかえり、咲綾」
『あ、久しぶり椎名さん』

椎名さんとは咲綾の1つ上で咲綾が孤児院へ入って半年後に孤児院へ来た女の子だ
名前は椎名沙織、オレンジのセミロングで周りからよく信頼されている
けれど咲綾は何もしなくても人の思っている事が分かる...というか聞こえるから沙織の裏の顔は分かっている
しかし、そんなことを言っても沙織は周りからとても信頼されてるため信じてくれないと思い、咲綾は誰にも言った事がない、しかも咲綾は幼馴染(沙織を覗く)10人以外には信頼はおろか、信用すらされていないのだ

「沙織でいいって言ってるのに〜」
『その、同性の年上の人にはなれなくて』
「そう、ゆっくりでいいわ」
『ありがとう』

咲綾は笑顔を作り自分の部屋へ行った

咲綾は1回幼馴染たちに相談しようと思ったが10人は誰よりも沙織の事を信頼しており、言っても通じないと思って、もう少しでいうというところまでで言わなかった
しかも、10人には信用はされているが信頼はされていないのだ
まぁ、咲綾自身は10人の事を信用すらしていないが
だが、そんな咲綾でも信頼している人はいる
咲綾の上司の警部とずっと前から一緒にいろんな世界を回って来た10人、それと2人
その13人も咲綾のことをとても信頼しているのだ

8:桜葉雨斗:2015/04/30(木) 17:17 ID:M.E

続きでっす

咲綾はベッドの上で横になっていた

『何でアイツがいるんだろう...しかも誠凛に入ろうって思ってたし』

咲綾が部屋の真ん中にあるカーペットの上に足を乗せようとすると、足がカーペットをすり抜けた
これも一種の魔法だ
咲綾の体が全部見えなくなった瞬間部屋の中にドアをノックする音が響いた
相手は沙織だ
するとなぜか、1枚の紙切れがドアの上の方に張ってあった
それ沙織が気付き、剥ぎ取って見た
そこには、晩御飯入りません、明日の朝には戻ります≠ニ書いてあった

『よし、アイツはリビングに戻ったか』

咲綾がいたのは咲綾の部屋の丁度真下にある部屋だった
咲綾の部屋は5回、その下の咲綾の部屋と同じくらいの部屋には誰も入れないようになっている
理由は簡単、そこにはドアがないから
窓は普通にあるけど外から見ると見えないように魔法で隠している
換気扇はあるから窒息の恐れはない

『よし、仕事をしますか』

咲綾は刑事の仕事以外に声優とモデルもしている
時間がある時にはアルバイトも
アルバイトとは喫茶店の接客
話は変わるが咲綾の見た目はいつも同じ白のトレーナーに上から黒のパーカー
下は茶色のショートパンツにピンクと黒のボーダータイツに膝下までの茶色のブーツ
理由は古傷を見られたくないから
それでもいいというところにアルバイトへ行っている
モデルは仕方なく古傷を魔法で見えないようにしている
家ではsilverrabbitで漫画を銀色のうさぎでTwitterをしていてとても有名だ

『ふぅ、もう朝の4時半か、朝ご飯作らないと』

9:桜葉雨斗:2015/04/30(木) 21:39 ID:M.E

続きでっす

『よし、出来た』
「はよ」
『おはよ、他のみんなは?』
「寝てんじゃね?」
『じゃ、起こしてくる』
「おー」

咲綾は笠松と言葉を交わし、皆の部屋へ行く

『ご飯で来たよ〜』

咲綾がそう叫ぶと高尾と黄瀬以外が出てきた

『はぁ』

咲綾はまず黄瀬の部屋のドアをノックした

『涼太、朝ご飯出来たよ、朝練に遅れて倍にされても知らんよ』

しかし、物音1つ聞こえない
仕方なく部屋を開け、見ると爆睡している黄瀬がいた

『起きて』
「ん?」
『朝練遅れるよ』
「え?」
『倍にされるよ』

そう言うと、黄瀬は飛び起き、咲綾がいるにもかかわらず着替えてリビングへ行った
咲綾が黄瀬を起こしている間に高尾は起きていたので、咲綾も食器を洗いにリビングへ行った
咲綾の朝ごはんはゼリーだけでいつも学校へ行きながら食べているのだ

『よし、終わり』
「よし、ちょうど終わったし俺らも一緒に行くぜ」

咲綾は誠凛の2人と秀徳の2人と今日から誠凛の沙織とともに、学校へ行った

「じゃ、またな」
「おう」
「またね〜」

私たち4人は秀徳の2人に背を向け学校へ向かった

「沙織はどこのクラスだろうね」
「オレ、沙織と一緒がいいな」
『やっぱり、バスケ部に入るの?』

10:桜葉雨斗:2015/05/01(金) 16:01 ID:M.E

続きでっす

咲綾の質問に笑顔で勿論≠ニ答える沙織

『そしたらみんな喜ぶね!!椎名さんとても美人だから!!』
「そう?喜んでくれたら嬉しいんだけど」
「絶対喜ぶよ」
「ありがとう!!」

沙織は咲綾の言葉を少し疑ったが、光樹が言うとすんなり信じた

『じゃ、私は先生に呼ばれてるから』

咲綾は3人に背を向け走って職員室へ向かった
職員室に着き、ドアを開けるとコーヒーの匂いが漂ってきた

『1−Bの紺野です。北村先生いらっしゃいますか?』
「あ。紺野こっちだ」
『で』
「そうそう、これを隣の校舎の2年の教室に配ってきてほしい」
『今からですか?』
「いや、昼休みでいいよ」
『それじゃ、昼休み、ここにとりに来ますね』
「あぁ、それとフードの事なんだがどうにかならんか?」
『すみません』
「別に強制ではないんだ」
『はい』

咲綾は職員室から出るとちょうど沙織と相田と俊と日向がいた

「あ、紺野さん部費の話だけど、計算など頼んでいい?」
『はい、そしたら今日は難しそうですね』
「ま、沙織がいるから大丈夫よ」
『はい』

咲綾は生徒会室へ行き、必要なものをカバンに詰め教室へ行った

11:桜葉雨斗:2015/05/01(金) 18:59 ID:M.E

続きでっす

HRが始まるチャイムが鳴り全員が席についた

「今日、2年のクラスに転校性が来たの知ってるか?」
「「「「勿論!!」」」」
「そいつが、学校一の美人になるという噂が1日で広まったのも知っているな?」
「「「「うん」」」」
「誠凛高校のパンフレットのモデルになったらしいぞ、今、生徒会長が持っているらしい」

咲綾はその話を聞き、
(なるらしい≠カゃなくてなった≠チて、行動が早いなこの高校)
咲綾は誠凛高校の生徒会長なのだ

「と言うか、ここの生徒会長って誰だっけ?」
「さぁ?いつも集会とかには副生徒会長だもんね」
「どんな人だろうね」
「超真面目な人とか?」

すると、その会話を聞いていたのか、先生が口を開いた

「うちの生徒会長は紺野だぞ?」
「「「「は?」」」」

クラス全員が口を開け、ビックリしていた
咲綾は最初から話を聞いてなく、本を読んでいた

「はぁぁぁ!!?こんなのが生徒会長なのか!!!?....ですか....?」

火神が敬語らしき言葉で先生に聞いた

「俺が嘘なんかつくと思うか?」
『毎日嘘吐いてるじゃないですか』
「あれ?そうだっけ?」
『確か、この前奥さんの誕生日とか言って早く帰っておきながら、居酒屋行って酔っぱらって家に帰ったら
奥さんに怒られて1週間口を利けなかったくせに』
「え?なんで知ってんの!!?まさかっストカ!?」
『んなわけあるわけないでしょう、何で先生をストーカーしなきゃいけないんですか?ただ、その時一緒に
飲んでいた人に聞いただけですよ。あの日、通りかかったらその人に家へ送ってもらっているのを見たんで』
「なにぃぃぃ!!!」

咲綾は先生が叫んでいるのを見て、また本に目をやった
皆が先生を呆れ顔を鷹の眼よりも広い眼で

「紺野、お前って生徒会長してたんだな」
『そだけど』
「どんなことしてんだ?」
『私は雑用をしてるよ、他の生徒会員は集会や他のイベントの司会をしているんだ』
「そーなんだ」
『先生、今日は1日生徒会室いるんで、昼休み生徒会室に朝のプリント持ってきてください』
「えー」
『じゃ、自分で持って行ってください』
「じゃ、生徒会室に持っていきます」

咲綾は荷物をまとめ、生徒会室へ行った
クラスの人たちが睨んでいることに気づきながら

12:桜葉雨斗:2015/05/02(土) 18:45 ID:M.E

続きでっす

昼休みのチャイムが鳴って数分後、廊下が騒がしくなっていた

『やっと、終わった』

咲綾がそう呟くと、ドアが開いた
そこには咲綾のクラスの担任をしている北村先生が入って来た

「持ってきたぞ」
『ありがとうございます』
「お前なぁ、ちょっとはクラスに慣れる努力でもしねぇと、友達出来ねぇぞ」
『友達とかそういうの苦手です』
「そっか、けど1人でも作れよ、ボッチになるぞ」
『もう、ボッチですよ』
「それもそっか」

先生はそう言うと生徒会室から出て行った
先生と入れ替わりに、理事長が入って来た

「紺野さん、今日から裏の生徒会長になってもらうわ。今日から表の生徒会用になる沙織さんと現副生徒会長
と校長からも同意済みよ」
『はい、わかりました、仕事内容は今までと同じでいいんですね?』
「えぇ、これからもよろしく」
『はい』
「それじゃ」
『あの、1ついいですか?』
「なに?」
『バスケ部を退部します』
「え?」
『私、前からアルバイトをしているんですけど、それが忙しくなりそうなので』
「わかったわ、バスケ部達に言っとくわ」
『ありがとうございます』
「頑張ってね」
『はい!!』

理事長が生徒会室から出て数分後、咲綾は自分の荷物を全部持ち、2年の教室がある校舎へ行った

『あ、俊』
「何?」
『これ、俊の担任の先生に渡しといてくれないかな?』
「はぁ、分かった」
『じゃ、家でね』
「え?部活は?」
『辞めたよ』
「そっか」

咲綾の言葉に、伊月は無意識に顔を緩ませる

『ごめんね、俊』
「は?」
『いつか、私の事を信頼してほしいと思ってごめん』

咲綾がそう言うと、伊月は少し顔を歪ませる

『私を嫌いになってくれてありがとう、伊月センパイ』

13:桜葉雨斗:2015/05/02(土) 19:08 ID:M.E

続きでっす

伊月side

俺はいつも通り、咲綾が作ってくれた弁当を日向と一緒に食べていた
けど、いつもと違う事が1つ。
沙織がいる事
俺は沙織の事をとても信頼している
逆に咲綾の事を信頼していない、信用はしているけど
多分他の幼馴染も俺と一緒だと思う

「おい?伊月?」
『ん?』
「ちょっと顔が怖かった」
『そっか』
「俊、その弁当って」
『うん、咲綾が作った弁当、他の奴らのも咲綾が作ってんだ』
「へぇ、今度からみんなの分は私が作ろうかな、咲綾ってば大変そうだもん」
『ホントか?』
「うん!!じゃ、LINEしよっと」

沙織はLINEをし始めた
そう言えば、沙織の作った料理見たことないな

「あ、俊」

咲綾だ
今俺たちがいるのは教室のドアの1番近い場所

『何?』
「これ、俊の担任の先生に渡しといてくれないかな?」
『はぁ、分かった』
「じゃ、家でね」

咲綾が訳の分からないことを言ったから、俺は反射的にえ?部活は?≠ニ聞いてしまった

「辞めたよ」
『そっか』

そう聞いた途端、顔が緩むのが分かった
日向と沙織に顔も緩んでる
多分嬉しいのだろう
ちょっと不気味だもんな
黒いパーカーのフードを深々と被った奴が俺らの練習を見てるんだから

「ごめんね、俊」
『は?』

またもや、咲綾が訳の分からないことを言い出した

「いつか、私の事を信頼してほしいと思ってごめん」

咲綾の言葉を聞いた途端俺の顔が歪むのが分かった
2人も俺と同じような顔になってる

「私を嫌いになってくれてありがとう、伊月センパイ」

14:桜葉雨斗:2015/05/02(土) 21:02 ID:M.E

続きでっす

沙織side

紺野咲綾が俊の事を伊月センパイ≠ニ呼んだ
何でだろう
ま、私にとっては好都合
紺野から彼らと距離を置いた

「え?どう言う...」
「そのままですよ。私は元から10人の事を信頼...ううん、信用すらしていませんでしたもん」

最初から?
この世界に来たら、キャラに会って仲良くするのが普通なのに...

「それじゃ、またね」

咲綾はそう言って私達から離れていった

15:桜葉雨斗:2015/05/02(土) 22:03 ID:M.E

続きでっす

咲綾は2学年全部の教室に配り終わり、生徒会室へ戻った
生徒会室へ着くと、部屋の中が荒らされていた
すると、生徒会室の奥の方から数人の女子生徒と男子生徒が出てきた
咲綾は
(そう言う事か...くだらない)

「お前、調子乗りすぎだろ」
「あんたなんて、バスケ部に必要ないのよ!!」
『知ってるよ、だから理由をつけて辞めたさ』
「へぇ、少しは賢いようね」
『まぁ、君らよりはね』
「な...っ」
『それで、私を裏切り者にしようと、生徒会室を荒らしたようだね』
「そうよ」

すると、何故か先生たちが駆け付けた
先生たちが来た途端、女子生徒と男子生徒達の顔が緩んだ

「紺野、君がこの部屋を荒らしたのかね?」
『いいえ、あと私かどうかを決めつけるのはまだ早すぎですよ?』
「けれど、君がやってないという証拠がないじゃないか」
『はぁ、その逆は考えないんですか?私がやったという証拠もないと思いますよ?』

咲綾がそう言うと、その場にいる咲綾以外の人たちが笑った

「あるんだ」
『どこに?』

咲綾がそう言うと、ビデオカメラが咲綾の前に突き出された
そして、1つの録画された映像が流れた
そこには、咲綾が部屋を荒らしている画像が映っていた
けれど、3つミスをしていた
1つは角度、この部屋にはカメラはあるが、160前後の人をまっすぐに映す事が出来るカメラがなく、
しかも、人の動きと一緒に動くカメラなどないのだ
あったとしても、生徒会長が知らないはずがない
次に、今は昼過ぎだ。太陽が東に傾いてなく、多分微妙に西にある
この生徒会室の窓は東を向いている、なので今はビデオに映っているときよりも明るくはない
しかも、今は雨が降っている
けれど、このビデオは今よりとても明るい
このビデオは多分、晴天の朝だったのだろう
最後に、決定的な証拠はビデオの日付だ

『あの、生徒会室に人の動きと一緒に動くカメラなんてなかったと思いますが?』
「最近取り替えたんだよ」
『それにしてはカメラが古いですね、しかも私と同じくらいの高さで隠しておく場所なんてないと思います、
それと、そのカメラは生徒会室の中心で、回っています。どうやったらそんな風に撮れるのでしょう』
「そ、それは...」
『しかも、今のこの部屋とビデオでのこの部屋明るさが違います』
「さっきまでは...」
『この部屋の窓は東向です、そして今もさっきも太陽なんて出ていません。
けれど、このビデオに映っている外は太陽が映っていてとても明るい、しかも晴天です』
「え...っと。」
『まぁ、決定的な証拠は日付ですがね』

咲綾がそう言うと、誰も言い返せなくなった

16:桜葉雨斗:2015/05/02(土) 22:03 ID:M.E

意味が分からなかったらすみません

17:桜葉雨斗:2015/05/02(土) 22:11 ID:M.E

続きでっす

『皆さんは、ここから出てください』
「え?」
『私1人でここを片付けますよ』
「けど...」
『邪魔』

咲綾がそう言うと、誰もが思いもしなかった言葉だったのか
眼を見開いて、驚いていた
そして、皆が出て行った

『はぁ』

咲綾はため息をつきながらも、部屋を片付けた
部活が始まるころには、前よりもきれいになっていた

『このくらいかな?じゃ、部費の配布を終わらせて帰ろっかな』

咲綾はバスケ部以外に部費を配り終え、体育館に向かった
すると、そこにはギャラリーが出来てすごい状態になっていた

『あの、通らせてください』
「あ、はい」

咲綾は、ギャラリーを通り抜け影を薄くしてから体育館の中に入った

18:桜葉雨斗:2015/05/03(日) 15:00 ID:M.E

続きでっす

体育館の中にいた沢山のギャラリーは、黄瀬の言葉で出て行った

『副生徒会長』

咲綾が相田を呼ぼうと、言葉を発しても気づかなかった
なぜなら、影を薄くしていたから
見えなくて曖昧だったら空耳と思うしかないから

『相田センパイ』

咲綾は影の薄さを戻して、相田の後ろに立っていた

「うわぁっ」
『はい、男子バスケ部の部費です』
「あ、ありがとう」

相田はその場で部費を確認した

「あれ?いつもよりとても多いけど...?」
『どこかの財閥の当主さんが寄付金をくれたんです』
「そう」
『では、失礼します』

咲綾が帰ろうとすると、黄瀬が咲綾の腕を掴んだ

19:桜葉雨斗:2015/05/03(日) 18:00 ID:M.E

続きでっす

『何?』
「時間あるっスか?」
『あるけど』
「じゃ、一緒にカラオケ行こう!!」
『いいけど...』
「じゃ、俊っちもどうっスか?」
「いや、部活中だし」
「むぅ」

黄瀬は伊月に一緒にカラオケ行こうと誘ったが、部活中だからと断った伊月に少しムッとした顔をして
体育館を出ようとしたら、沙織の声が体育館に響いた

「いいじゃん、今日くらい行ってあげな。俊と涼太って幼馴染の中であまり遊んだことないでしょ?
だから、行ってあげなよ」
「けど、部活中だし」
「いつも部活とか勉強とかで涼太と出かけたことないでしょ。カントク、いいですか?」
「えぇ、いいわよ。幼馴染は仲良くしないとだし」
「わかったよ」
「やった!!」
『ふふっ』

咲綾は3人の光景を見て、少し笑った
咲綾が笑ったのを、見た誠凛バスケ部は少し驚いた

「紺野って笑うんだな」
『そりゃ、まぁ...』
「あんまりないっスよね」
『ま、元々顔に出ないタイプだし』
「じゃ、行くか」
『そうだね』
「じゃ、また練習試合の時に!!黒子っち、またね〜!!」

3人は体育館から出て、カラオケ店へ向かった

『じゃ、飲み物でも頼もうか』
「オレ、コーラ」
「じゃ、俺はアイスコーヒー」
『了解』

咲綾は飲み物を頼み、椅子に座った
黄瀬はリモコンで曲を選んでいたり、伊月はダジャレを考えていた

「ねぇ」

黄瀬がいつもの声より少し低い声で咲綾たち2人に聞いた

「ん?」
「椎名沙織の事どう思う?」

いつもの〜っス≠ェ抜けていて、少し雰囲気が違う

「俺は、アイツの事は信頼できない」

咲綾はこの伊月の言葉を聞いて、驚いた
なぜなら、今まで椎名沙織の事を信頼していると思っていた人物の口から信頼していないと言ったからだ

「俺、小さい時自分と違うけど辛い事があった沙織の事を信頼していた...
けど、今じゃ信用すらできない相手になってた」
「俺もっスよ」
『私は2人のように辛い事があったわけじゃない、けど、椎名さんの事は信用できない』
「よかった、俺2人が椎名さんの事を信頼してるかもと思ってたっス」
「俺は椎名が帰ってくる1年前にあいつの事を知った。あいつは、この世界の人間じゃない」

その時、咲綾は伊月と黄瀬の事を怖く思った
それと同時に、2人の事を信頼しようとも思った

『私さ、今まで君ら幼馴染を信用すらしたことがなかったんだ』
「「え...?」」
『理由は椎名さんの事を信頼してると思ってたから』
「どうして?」
『私さ、人の思っている事が分かるんだ、何もしなくても聞こえるんだよ、
だから椎名さんの本性も知っていたんだ。けど、君たちに信頼されてないって思ってたから何も言えなかった
ごめん、何も言えなくて...信頼できなくて、それと、俊』
「ん?」
『ごめん、あの時酷い事言って...嫌いになってくれてありがとうって...』
「気にしてないよ、それじゃ、幼馴染で親友になった記念にパーッと騒ごっか!!」

20:桜葉雨斗:2015/05/03(日) 22:59 ID:M.E

続きでっす

『ね、最初私に歌わせて!!』
「え、いいっスけど」
「歌う気満々だね」
『まぁねん』

咲綾はマイクを持って立った
そして曲が流れ始めた
曲はニビョウカン

『二秒 先回り 時計を合わせて
 落ち着いて振り返ることにしよう
 二秒 十分すぎる 時間だから
 しくじることの無いように・・・』

咲綾は歌い終わるとソファに座り、さっき頼んで運ばれてきた飲み物を一気に半分まで飲んだ

「初めて聴いたけど、とっても上手いじゃん」

伊月がそう言うと、咲綾の顔が緩む

「じゃ、俺が次歌うっスね」

それから、時間まで3人は思いっきり歌った

『楽しかった』
「だね」
「また行こうっス」
『うん、勿論』

すると、前の方から椎名と相田、日向が来た

「あ、今帰りっスか?」
「そんなところだ」
『椎名さん、一緒に帰ろう』
「うん」
『では』
「おう、じゃあな」
『はい』

4人は家へ駄弁りながら帰った
家の中では7人が人生ゲームをしていた

「あ、おかえり」
「ただいまっス」
『ご飯は?』
「あー、俺らで先食べた」
「じゃ、4人で食べよっか、私が作るけど何食べる?」
『オムライスがいいです』
「じゃ、作ってくる!!」
『ありがとう』

21:桜葉雨斗:2015/05/03(日) 23:21 ID:M.E

部屋の配置
一階、リビング、ダイニング、キッチン、トイレ、お風呂、物置(漫画・小説など)、咲綾の部屋(ドア無)
二階、笠松、森山、宮地、今吉の部屋、咲綾の部屋(ドア無)
三階、伊月、花宮、沙織の部屋、咲綾の部屋(ドア無)、大きい空き部屋1つ(現・ぬいぐるみ部屋)
四階、トイレ、降旗、黄瀬、高尾の部屋、咲綾の部屋(ドア無)、空き部屋1つ
五階、咲綾の部屋(ドア有)、空き部屋4つ(物置部屋【仮】)
続きでっす

咲綾と黄瀬、伊月は自分の部屋へ戻った
咲綾は部屋に入った後、鍵を閉めてベッドに寝転んだ

『疲れた...』

すると...
コンコンッ≠ニノック音が部屋に響いた

『はい』
「オレっス、あと俊っち」

咲綾は鍵を開け2人を中に入れた

「初めて入ったっス...」
「意外にシンプルだな」
『なぁに?』
「夕飯食べたら、少し話をしたいんだ」
『リョーカイ』

3人は少し駄弁って1階のリビングへ行った

「ちょうどよかった、はいどうぞ!!特性オムライスよ!!」
『あれ?桃井さんと同じですか?』
「え?何か言った?」
『いいえ、何も...』

咲綾と伊月と黄瀬はこのとき思った
(((今日が命日かも)))と...

『あの、椎名さんからどうぞ』
「え?いいの?」
『はい』

椎名は何も躊躇いなく食べた
すると、いきなり顔を真っ青にして倒れた

「食べ...な、いで...ね」

と、言い残して...

22:桜葉雨斗:2015/05/04(月) 11:27 ID:M.E

続きでっす

「「助かった...」」
『これじゃ、料理を安心して任せられない...』
「んぅ...ん?」
『あ、椎名さん、水どうぞ』
「ありがと」
『じゃ、私が作ります』

咲綾が作ったのは、自分で椎名にリクエストしたオムライス
オムライスの卵にそれぞれの顔を書いて、3人の前に並べた

「すっげ」
「顔書けるって、器用だね」
『とても簡単だったのが俊で、難しかったのは涼太』
「私は?」
『微妙に難しかったです』

4人がオムライスを食べようとすると、7人がやって来た

「うわっ、器用すぎんだろ」
「俺にも作って〜」
『全員ね』
「「「「「おう」」」」」

咲綾は自分のに手を付ける前に、また7人のオムライスを作り始めた
勿論卵にはそれぞれの顔を書いた

『はい』
「クオリティ高ッ」
「しかも卵がふわっふわ」
「美味い」
『ありがと』

11人は仲良く食べた
食べた後、順番にお風呂に入り部屋へ戻った
咲綾はお風呂に入り、部屋の中でゴロゴロしていた
すると...
コンコンッ≠ニ音が響いた

『どーぞ』

そう言うと、9人の背が高い男たちが部屋に入って来た

『あれ?全員?』
「まぁね」
『じゃ、下の階に行こうか』
「へ?」
『この部屋の真下』
「けど、ドアがないじゃん」
『このカーペットに全員乗って』

咲綾がそう言うと、9人はカーペットに乗った
咲綾は9人全員乗ったかを確認して指を鳴らした
すると、9人はゆっくり、下へ降りていく

23:桜葉雨斗:2015/05/04(月) 20:42 ID:M.E

続きでっす

『9人がゆっくり話せると言えば、地下かな』
「「「「地下ァァ!!!!??」」」」

9人が大声でそう叫ぶと、咲綾は人差し指を唇に当てしーッ≠ニでもいうようにした

『近所迷惑』
「「「はい」」」

地下に着くと、咲綾は部屋にある水色のドアを開け、部屋を出た
9人は、部屋を出た咲綾の後を追った

『じゃ、ここで話そっか』
「まずは、椎名沙織の事についてやな」

10人は順番に椎名の事を言っていった

『じゃ、次は私の事を話す番だね』
「は?」
『え?だから、孤児院に来た理由って事』
「両親が海外に行ったからじゃないのか?」
『誰があの話を本当の話だと言ったよ』

24:桜葉雨斗:2015/05/04(月) 21:54 ID:M.E

続きでっす

「ウソついてたんだな」
『だって、会って数分の奴に自分の事を教えるのが嫌なんだもん』
「ま、そりゃそうだ」
『で、私は生まれてすぐ、1億円で売られたのですよ!!高いでしょ!?』
「「「「「・・・。」」」」」
「うん、高いね」
『そんで、1年に10回くらい移動してたんだ、優しいところもあったけど少なかった。
殆どが私をストレス発散用に悪戯してただけ、なんか人の血を見てたら落ち着くって言う人が多かったな...
だから、体に沢山の切り傷があるの』
「「「「・・・。」」」」
『ん?』
「いやぁ、俺らとあまり変わんないんだなって」
『・・・そうだね』
「他にもあるのか?」
『えーっと、火事の中私がちょうど入る大きさの箱に入れられて置いてかれたり、
真っ暗で自分の姿さえ見えないところに閉じ込めて、銃やナイフで腕や足を着られたり撃たれたり...』
「全然、俺らより酷いじゃねぇか」

咲綾の話を聞いて9人は少し悲しそうな顔をした
けれど反対に咲綾は少し満足したような顔をしていた

『君たちに言えてよかったよ。ありがとう』
「けど、何で何もなかったって嘘をついたんだ?」
『えー、だって君ら自分の事を思い出して泣くんじゃないかって思ってさ』
「意外にしっかりしてんだな」
『まあねん』
「そう言えば、咲綾の義理の親は?俺らにはいるけど...」
『あ、一応いるよ、一応ね』

咲綾の義理の親は世界有数の財閥だ
多分世界一くらいの財閥だろう
だが、その義理の父、財閥の当主は沢山の世界に咲綾を送った張本人だ
名前はユウ、神様の中で1番上の位だ
第1級大神様という事だ

『じゃ、戻りますか』
「だな」
「しかーし、まだ俺らは咲綾の顔を見ていないぞ」
『はいはい、見せますとも.....と言うとでも思ったか?』
「いいえ」
『いつか見せる時が来るよ、絶対にな』
「そっか」

咲綾たち10人は五階に戻り、各自部屋に戻った

25:桜葉雨斗:2015/05/04(月) 22:09 ID:M.E

続きでっす

黄瀬side

さっき、咲綾っちの過去を聞いた
けど、あれが全部とは思えない
理由は、顔を見せないからと自分の義理の親を教えてくれないから
あと、小さい時...咲綾っちは3歳の時に、孤児院に来た
【えー、だって君らが自分の事を思い出して泣くんじゃないかって思ってさ】
さっき、こう言った
多分、この考えの時は孤児院に入って少し経ってから
俺らの事を知ってからだ
3歳でこんなことを考えれるなんて...
まるで、前世の記憶があるようにしか...
ま、そんな非科学的な事、あるわけないか

咲綾side
涼太に勘付かれてる
多分、他のみんなも少しずつだけど気づき始めてる
私も椎名沙織もこの世界の人間じゃないって事

『私は、もうすぐ消えないとだな...』
「どうしてっスか」
『え...りょ...う、た...ど、して』
「ドアの近くに人の気配がしたからっスかね」
『・・・少し、散歩しよっか』
「うん」

26:桜葉雨斗:2015/05/05(火) 13:55 ID:M.E

続きでっす

咲綾と黄瀬は2人で外に出てコンビニへ行った

『○リ○り君だよ!!』
「え?それ買うんすか?」
『おいしいよ!!』
「俺はクー○ッ○ュの方が好きっスけど...」
『むぅ...ま、好みは人それぞれだしね』

2人はアイスを食べながら、近くの公園に来ていた

『ふふっ』
「何笑ってんスか?」
『いや、だってこの空間に私たち2人だけっていう感じだから、なんかロマンチックだなぁって』

2人は並んで星空を眺めていた
すると、とても強い風が吹いた

『うわっ』
「え...?」

強い風が吹いたせいか、咲綾が被っていたフードが外れた
黄瀬は銀色の髪が風で揺れる瞬間を、見ていた

「銀色...」
『いつもは、ウィッグつけてるから外れても誤魔化してきたんだけど....
(魔法で記憶を消してもいいけど...)』
「バレたらいけなかったんスか?」
『あまり、知られてほしくなかったかな』
「じゃ、黙っとくっス」

27:桜葉雨斗:2015/05/05(火) 21:12 ID:M.E

続きでっす

『ありがと』
「いつか、他の皆にも言うんスよね?」
『うん、いつかね』

咲綾はいつか≠強調して、少し微笑んだ
けれどその顔を見ていた黄瀬には、悲しそうな顔にしか見えなかった
すると、黄瀬が咲綾を抱きしめた

『どうしたの?』
「お願いだから、消えないで」
『多分ね』
「多分じゃ嫌」
『本当に多分なんだから』
「いなくならないで...」

咲綾にはこの時、黄瀬の心の声を聴いていた
黄瀬は心の底から、咲綾に消えないでほしいと願っている

「俺ら、咲綾っちの幼馴染9人は、咲綾っちを信頼してないような態度をとっていたのかもしれない...
けど、本当は信頼してた...本当の想いを聴かれないようにしてた...咲綾っちを悲しませていたんなら、
謝る...だから、俺たちの前からいなくならないで」
『わかった、約束するよ。絶対いなくならない...絶対に(ごめんね、約束破るかもしれない...)』
「俺はその言葉を信じるっス。それと、咲綾っちの眼と髪を見たことは誰にも言わないっス」
『うん、それも約束』
「はいっス」

咲綾たちは、家へ帰った
そして、何事もなかったかのように次の日を迎えた

28:桜葉雨斗:2015/05/05(火) 21:54 ID:M.E

続きでっす

『じゃ、先に行くね』
「おう」

咲綾は6時半に家を出た。理由は生徒会の仕事をしないといけないから。
もう1つは部活があるから
咲綾は最近、写真部(同好会)を作ったのだ
今のところ、2人の部員と私、顧問の先生だけだ
そこまで部員はいらないと思っているのか、部員募集のチラシを10p×10pの正方形の紙に書いて
1枚だけ、掲示板に貼っている

『先生、カメラは届いてますか?』
「えぇ、届いてるわよ♪」
『ありがとうございます、では、また放課後に』
「またね」
『はい』

咲綾はカメラが入ったboxを3つ持って、生徒会室へ行く
すると、中では職員会議が行われていた

『あ、失礼しました』
「ちょっと待ちなさい」
『はい』
「君は裏の生徒会長として今まで通りの事をしてもらうけど、君が使うのはこの部屋ではなくなった」
『では、何処ですか?』
「この教室の隣にある、小さい部屋だよ。1人だったら十分だろう?」
『はい。ありがとうございます』

咲綾は先生に礼をして、教えられた部屋に入り掃除から始めた
中は倉庫とされていて、沢山の物があった

29:桜葉雨斗:2015/05/06(水) 12:50 ID:M.E

続きでっす

倉庫にあった物を、他の倉庫に魔法で移動させた
部屋の中はスケットダンスのスケット団の部室のような部屋にした
ただ違うのは、
・テーブルを挟んでおいてある2つの椅子がソファである事
・その場所が出入り口付近な事
・本棚が大きい事
・机の上に物が置いてない事

『よし、完璧』

するとチャイムが鳴った
けれど咲綾は担任にメールを送り、その部屋にいることにした

『おそろいのブレスレットでも作ろうかな』

写真部(同好会)の部員は男子の影原桐人(カゲハラ キリト)と女子の秋元彩夏(アキモトアヤカ)の2人と顧問の上神先生(女)
それぞれに合った、色のビーズを糸に通していく
桐人は紺と白、彩夏はオレンジと白、上神先生は黄緑と白、咲綾は黒と白
そして、ビーズの間に1つだけ☆を入れる

『よし、出来た』

その言葉と同時に、チャイムが鳴った
2時間目が終了したチャイムだ

『じゃ、生徒会の仕事をするか』

咲綾はそう言って、仕事に執りかかった
そして、時間が経って昼休みが始まる時間を知らせるチャイムが鳴った

『屋上でも行こうかな...』

咲綾はそう呟いてカメラを大切にしまうと、いきなり、ドアが勢いよく開いた

『あ、俊、どうしたの?』
「一緒に食べよう」
『光樹は?』
「バスケ部と一緒に屋上にいる、俺らも屋上に行こう」
『うん、けどいいの?バスケ部じゃない私が行っても』
「俺がいいって言うんだ、いいだろ?」
『うん』

咲綾は荷物を持ち俊に手を引かれながら、屋上へ行った

『ん』

心地よい風が吹き、咲綾は少し微笑んだ
久しぶりに、心地よい風に吹かれていい気分になったのだろう

「おーい、2人ともこっちだ」
「おう!!行こう、咲綾」
『うん』

2人は小走りで、バスケ部に近寄った

『バスケ部ではないのに、すみません』
「いいって!!」
『ありがとうございます』

30:桜葉雨斗:2015/05/06(水) 21:00 ID:M.E

続きでっす

「で!!聞きたいんだけど!!」

相田が咲綾の隣に座って、眼を輝かせながら聞いた

「いつから、伊月くんと降旗くんと一緒なの?」
『私と光樹が3歳で俊が4歳の時です』
「どうして中学は帝光中に行ったの?」
『涼太がじゃんけんに勝ったからです』
「涼太って、海常の黄瀬涼太?」
『はい』

今現在(咲綾がマネをしていたのは約1か月間)海常との練習試合前

「tk、じゃんけん!?」
『はい、私がどこに行くかのじゃんけんです...中学に行くまではとても仲が良かったですよ』
「え?今は?」
『今は、誤解が解けて、昔に戻りつつあります』
「じゃ、今日遊びに行こう!!」
「はぁ!?」
「今日の部活は!?」
「休みにするわ!!」
『この大人数ですし、私の義理のお父さんの家に来ませんか?』
「「行きたい!!」」

咲綾の提案に、伊月と降旗がすぐに反応した
すると、相田達がビックリしていた

「俺、咲綾のお義父さん見たことないし!!」
「咲綾ってば俺らの事よく知ってて、俺らは咲綾のことをよく知らないからね!!」
「あいつらも呼ぼうぜ!!」
「了解!!」

すると、2人は少し皆から離れ、スマホを使い始めた

「あれ?あいつらガラケーじゃなかったっけ?」
「僕らの敵になりましたよ」

日向の言葉に、黒子が反応した
黒子は少し不気味に笑いながら、呟いた

「「「ははっ...」」」
「「7人全員OK貰ったぜ」」
『よかったねー』

咲綾は棒読みで返した

31:桜葉雨斗:2015/05/06(水) 23:01 ID:M.E

続きでっす

そして、皆で楽しく昼休みを過ごしていると、昼休みの終わりの時間を伝えるチャイムが鳴った

「あれ?咲綾ちゃんは?」
『私は、生徒会の仕事をしないといけないので、ここで失礼します』
「授業は?」
『私は受けないで大丈夫です』
「そう、じゃあ放課後でね」
『はい、それでは』

2年は隣の校舎へ二階の渡り廊下へ、1年は二階にある教室へ、咲綾は一階にある裏生徒会長専用の部屋へ

『あの人たちに話したらどれだけ楽になるんだろう...』

咲綾の呟いた言葉は誰の耳にも届かず、風に流されて消えていった
部屋に入った咲綾は客用のソファに座った
すると、咲綾の携帯が鳴った
相手は<ユウ>
一応お義父さん

『もしもし』
≪あ、今日バスケ部と幼馴染のみんなで来るんだろ?≫
『まぁね』
≪俺、一応椎名沙織に会ってるんだよね≫
『で?』
≪俺をみんなの前に出さないでね?≫
『人見知りの小学生かよ』
≪じゃ、そう言う事で≫
『はーい』

ユウは、この世界でとても有名な人
名前は銀城要(ギンジョウ カナメ)という偽名を使っている

『くだらない事で電話すんなよ』

咲綾は放課後まで、生徒会の仕事をしていた
放課後のチャイムが鳴って数分後、裏生徒会室にバスケ部達が来た

「すごいわね」
『最初は倉庫的な部屋でしたけど、今はこんなピッカピカに』
「早くね?」
『えへへ』
「気持ちがこもってなければ、怖いだけだぞ」
『むぅ』
「あ、和からLINE来た!!正門いるってよ!!」

32:桜葉雨斗:2015/05/07(木) 11:57 ID:M.E

続きでっす

「咲綾っち!!!」
『ごふっ』
「女子力ねぇな」
『うっせ』
「tk、咲綾ってこんなキャラだっけ?」

咲綾たちが正門に行くと、全員集まっていた
今の状況は黄瀬が咲綾に跳びつき、咲綾がごふっ≠ニ言った
その声に女子力ねぇな≠ニ宮地
咲綾がうっせ≠ニ言うと、tk、咲綾ってこんなキャラだっけ?≠ニ森山が言った

「黄瀬ぇ、いつまでくっついてんだよ!!」
「いったぁ、酷いっスよ〜」
『ま、それより離れて』
「むぅ」
『う...やっぱりこのままでもいい』

笠松が黄瀬を蹴ると、黄瀬が酷いっスよ〜≠ニ言う
咲綾が離れて≠ニ言うと、捨てられた子犬のような顔をして、咲綾はやっぱりいい≠ニ言った

「ふふっ」
『俊、何笑ってるの?』
「あれ見てみなよ」
『ん?』
「わ...オレあっちに行きたくないっス」
『私も』

伊月に言われ2人が見たものは、今吉に絡まれている花宮だった
多分花宮が今吉の事をサトリとでも言ったのか思ったのだろう
花宮の顔が真っ青になっていた
誠凛2年は花宮のことを悪く思っていたが、ちょっとは可愛いとこがあると思ったらしい
花宮を見て笑っている

「ちょっと、真っちが可哀想だから言って来ないっスか」
『だね』

咲綾と黄瀬は花宮達に近づいた

「翔っち、真っちが可哀想っスよ...」
「いやぁ、面白くてなぁ」
「俺をおもちゃみたいに言うなよ!!」

花宮は涙目になって黄瀬と咲綾の後ろに行った

『ま、サトリと思ったり言ったりしちゃだめだよ?』
「そう気を付けてたんだつーの、けど、誠凛と翔サンの会話聞いてたら、そう思ったんだ」
『バァカ...だね』
「うっせ」
「それより、早く咲綾のお義父さんに会いたいんだけど!!」
『はいはい』

33:桜葉雨斗:2015/05/07(木) 16:59 ID:M.E

続きでっす

『ここだよ』

咲綾がそう言って、建物を指差した

「え...ここって、銀城財閥の当主が住んでる家じゃ...」
『ま、そうだね、その人が私の義理の父親』
「マジか!?」
『マジ』

咲綾はスマホを少し操作して、スマホを鞄にしまった
すると、大きな門が開いた
中から、2つリムジンが出てきた

『家まで少し時間がかかるから、車で』

10人乗りの車に乗った
最初に、相田・日向・木吉・黒子・火神・伊月・降旗・咲綾
もう1つに、沙織・黄瀬・笠松・森山・宮地・高尾・花宮・今吉

『ふあ〜』
「眠いのか?」
『あまり寝れてないんだよね』
「寝てたら?」
『うん、膝借りる』

咲綾は1分もしないうちに寝てしまった

「紺野の素顔って誰か見たことあるのか?」
「さぁ?黄瀬以外の奴らは見たことないと思うけど」
「黄瀬は?」
「アイツは、咲綾ととても仲がいいんだ、だから俺らが知らないことも黄瀬なら知ってるんじゃないかな?」
『りょ...た』

咲綾が言った寝言にびっくりした誠凛男子バスケ部は顔を見合わせ、少しホッとした

『だれか....た、すけ...て』
「え?」
「どういうことだ?」
「しっ、また何か...」
『消えたい』

34:桜葉雨斗:2015/05/07(木) 17:05 ID:M.E

続きでっす

相田side

咲綾ちゃんが言った消えたい≠ニ言う一言は、周りの音を消してその言葉だけが聞こえた
そして、車の中を沈黙にさせた
私は最初、咲綾ちゃんの事をいいと思ってなかった
見た目は勿論、周りに漂わせているオーラがいい印象を与えさせなかった
けど、今はとてもかわいい後輩で、守りたくなるような存在にまでなった
多分咲綾ちゃんは、私や日向君たち、幼馴染の事をとても知っていると思う
けど、反対に私たちは咲綾ちゃんのことを全然知らない

35:桜葉雨斗:2015/05/07(木) 22:03 ID:M.E

続きでっす

咲綾side

『んぅ、ん?』
「あ、起きた?」
『おはよ〜』
「みんな、他の部屋にいるから行こうっス」

黄瀬は咲綾が起きるまでずっと近くにいた
理由は、少し聞きたいことがあるため

『私の名前は上田凛音』
「え...?」
『私ね、本当はこの世界の人間じゃないんだよ...私は沢山の世界へ生まれ育った...
何度も生まれ変わったんだ、私さ、今の年齢合わせたら1億3千弱くらいの年齢...可笑しいよね...
この見た目で、みんなと桁違いなんて...』

涙を流す咲綾を、黄瀬は無言で抱きしめた
優しく包み込むようにして

「咲綾っちは咲綾っちっスよ」
『ありがとう、涼太』
「思いっきり泣いていいっスよ」
『ふぇ...えっぐ...りょうたぁぁ...ぁぁぁっ...うぁぁっ...んぐ』

咲綾は沢山涙を流した

36:桜葉雨斗:2015/05/08(金) 13:32 ID:M.E

続きでっす

沙織side

2人の様子を見に行った
2人がいる部屋のドアに近づくと、女の子の泣く声が聞こえてきた
多分、紺野咲綾だ
キャラとは仲良くしないんじゃなかったの?
あの時の伊月センパイ≠ヘ何だったの?
ガチャッ

「あ...」
『みんな待ってるから、行こう』
「いつから...聞いてたの?」
『咲綾が泣いてるとき』
「そっか」

37:京摩:2015/05/09(土) 18:05 ID:L9M

こんにちは(*^_^*)京摩と言います。

黒子のバスケはあまり知らないのですが…フェアリーテイル大好きです。

好きなボカロ曲は、六兆年と一夜物語、千本桜、ギガンティックOTNなどです(*^^)v

入っても良いですか?たまにしか来れないと思いますが…

38:桜葉雨斗:2015/05/10(日) 16:28 ID:M.E

いいですよ!!大歓迎です!!
僕もフェアリーテイル好きです

39:京摩:2015/05/11(月) 05:50 ID:L9M

ありがとうございます(*^_^*)黒子のバスケとは、どんな話なんですか?(原作)

40:桜葉雨斗:2015/05/11(月) 18:40 ID:M.E

とっても大雑把に言うと
影が薄い主人公が違う高校へ行ったキセキの世代≠ニいう5人を倒す話です。
主人公とキセキの世代は同じ中学のバスケ部で主人公は幻の六人目と言われてた。

41:桜葉雨斗:2015/05/11(月) 23:19 ID:M.E

続きでっす

『おまたせデス』
「やっと来た、カラオケしようぜ!!」
『むぅ』
「いや?」

咲綾は森山が少しかがんで、子犬のような顔で聞いてきたので、承諾した

『可愛いね』
「へ?」

咲綾は小さく呟き、森山に抱き付いた

『可愛いじゃないか』
「俺可愛くないけど」
『可愛いんだから可愛いんだ』
「えー、俺男だし、可愛いはダメでしょ」
『じゃあ、カッコイイです』
「ありがと」

森山は咲綾に笑顔付きのお礼を言い、皆のところへ行った

『可愛いじゃないか...』
「咲綾、行こう!!」
『俊も可愛いよね』
「え?そんなことないよ?」
『女装したら似合うんじゃないかな?』
「え...?」

咲綾は伊月を引きずって隣の部屋へ行った
周りの人達は、頭に?を浮かべながら2人を見送った
そして数分後、伊月は咲綾に引きずられながら戻って来た

「え...その人誰?」
『は?何言ってんの、俊に決まってんでしょ』
「恥ずかしい...」
「「「「「はぁぁぁぁ!?」」」」」
『他には、黒子君とみゃーじ、由孝かな?』
「ボクですか」
「黒子、小さいもんな」
「ふざけんなです。でも、他の2人は大きいですよ?大丈夫なんでしょうか」

42:京摩:2015/05/12(火) 05:52 ID:L9M

質問に答えてくれてありがとうございます(*^_^*)

43:桜葉雨斗:2015/05/12(火) 10:47 ID:M.E

続きでっす

咲綾は高速で3人の服を変え、魔法をかけながら準備した

『よし、完璧』
「って、これ完璧女じゃねぇか!!男にあるものがねぇし、女にあるものがあるし」

咲綾は宮地の言葉を聞いて、眼を...というか、顔を宮地がいない方に反らした

「どういうことですか?」
「俺こんなに、低くないと思うんだけど」
『黒子君の質問には答えられないけど、身長は私の好みデス』

今の3人の身長は
黒子・・・155
森山・・・160
宮地・・・165
一応伊月は158

44:桜葉雨斗:2015/05/19(火) 15:47 ID:M.E

続きでっす

咲綾は4人を写真に収め、皆がいるところへ行った

『じゃじゃーん!!』
「え?女装じゃなくて、女じゃね?」
『ま、そこは気にせz((「魔法」へ?』
「魔法でそういう風にしたんじゃないの?」

椎名が言った
皆は頭に?を浮かばせていた
けれど、咲綾は動揺せずに言葉を返した

『魔法って、どう言う事ですか?』
「とぼけなくたっていいのよ、あなた、ギルド全員を敵にまわして自殺したじゃない」
『はぁ、あんたどこでそれを知った』

突然咲綾の雰囲気が変わったので椎名含め全員が驚いた

『ま、1つ言っとくが俺は神だ、お前を今すぐにでも消せる』
「神って、1人じゃなかったの?」
『神は1年に1度10人生まれるんだ今は数えきれないほどいる』
「あなた、神の中でどのくらいの地位なの」
『1番上が第1級大神様、俺はその第1級大神様の秘書で第1.1級大神だ微妙な数字には突っ込むなよ』
「咲綾...?」
『あ、ごめん、記憶を消すね』

咲綾は今の会話の記憶を消し、幼馴染と誠凛メンバーを家へ移動させ今日の出来事の記憶を消した
そして、咲綾に懐いていた感情(信頼など)を消して、今までの感情に戻した

『椎名沙織...ううん、柊杏菜』
「あ、やっぱわかってた?上田凛音」
『久しぶり、杏菜』
「うん、久しぶり凛音」
『君が違う人だったら、消してたよ』
「怖い事言わないでよ」
『ふふっ、1つ前の世界の時と変わってないね』
「まぁね」

45:桜葉雨斗:2015/05/20(水) 22:57 ID:M.E

続きでっす

1つ前の世界とは、FAIRYTAILの世界の事だ
2人は妖精の尻尾に所属していた
そこで2人はチームを組んで、一緒に仕事をしていたのだ

『チーム再結成だね』
「だね!!」
『じゃ、ラン・キーフよろしく』
「こちらこそ、ナノ・リーフよろしく」

前、咲綾はマカロフにコノハって呼ばれてなかったかって?
コノハは偽名なのさ
FAIRYTAILの世界の時の本名はナノ・リーフ

46:桜葉雨斗:2015/05/22(金) 13:09 ID:M.E

続きでっす

『じゃ、帰ろっか』
「そうだね」

咲綾と椎名は並んで歩き出した

『この世界に来てちゃんと話せたの初めてだね』
「だね」
『私さ、涼太にほんの少しだけど話した』
「どんなことを?」
『平凡な日々を送っていたあの世界の私の名前、何度も生まれ変わった事、年齢を全部合わせたら
1億3千弱って事、この世界での出来事、この世界での容姿』
「本当にほんの少しだね」
『うん』

咲綾と椎名はそれ以上に何も喋らず、家へと足を動かした
家に帰ると9人がトランプで遊んでいた
リビングへ2人で行くと9人は、椎名に笑って「おかえり」と言い、咲綾には何も言わなかった
理由はさっきの咲綾が掛けた魔法

『ふあ〜』
「今日は遅いし、もう寝たら?」
『うん、そうするよ』

咲綾は椎名に言われ自分の部屋へ行った
部屋の中に入って、咲綾はもう3つの魔法をかけた
1つ目は、全員が自分から咲綾に出来るだけ話しかけないようにする
2つ目は、全員が咲綾を出来るだけ見ないようにする
3つ目は、黄瀬の記憶から咲綾の見た目と咲綾が話した過去の話を消すのと、
幼馴染の9人の記憶から、孤児院へ行く前の生活の話の時の記憶を消す
咲綾はこの3つの魔法をかけ、ベッドに横になって寝た

47:桜葉雨斗:2015/05/22(金) 15:05 ID:M.E

続きでっす

次の日、咲綾は1人で学校へ行った
咲綾が教室に入ると、誰も咲綾を見ようともしないし話しかけようともしない
咲綾は自分の席に着き、本を読みだした
今日、バスケ部は朝練がない
なので...

「火神君、今日数学の小テストがありますが、調子はどうですか?」
「調子なんてあるわけねぇだろ...数学の小テストだぞ?」
「ですよね、バ火神ですもん」

隣でそんな話をしないでくれよ
と、咲綾は本を読みながら思っていた

放課後になり、咲綾は教室をすぐに出て隣のクラスへ行った
目的は、一緒に写真部(同好会)の部員の影原桐人と秋元彩夏に会うため

「咲綾!!」
「じゃ、行こうぜ」
『うん』

部室は、裏生徒会室になっている
3人が部屋に入ると、部室がめちゃくちゃになっていた
窓から侵入したのだろう、窓が割れていた

『派手にやられたなぁ』
「だね」
「じゃ、失われた魔法で直すか」
『じゃ、言いだしっぺの桐人がやってよ』
「了解」

数分後、綺麗になった
咲綾は何かを思い出したかのように、いきなり鞄を漁った

「咲綾?」
「何してんの?」
『これ、2人にあげる...先生には君らから渡して』
「ありがと」
「せっかくだし付けようぜ」
「いいね!!」

咲綾は2人を見ながら嬉しそうに微笑んだ
2人はそれに気づいて、珍しいものを見たかのように目を輝かせていた

48:桜葉雨斗:2015/05/22(金) 19:26 ID:M.E

続きでっす

『まぁいいから、カメラ持って外に出よう』
「おっけー」
「tk、何でみんな咲綾を見ようとしたり話そうとしたりしないんだ?」
『私が昨日そういう魔法をかけたからね』
「ふぅん」

3人は外に出て、いろいろな写真を撮った
雲一つない青空や、アリの行列
音楽室の窓の傍に数人立ってトランペットを吹いているところ
キャッチボールをしている野球部達
1対1でゲームをしているテニス部
そして、顧問の先生に3人並んでいる写真も撮ってもらった

『楽しかった』
「だな〜」

すると、咲綾の携帯が鳴った

『もしもし』
「僕だ」
『何』
「来週の月曜から1か月誠凛、海常、秀徳、桐皇、陽泉、洛山、霧崎第一の7校で合同合宿をする」
『主催は君かい?』
「いいや、僕ではない。銀城要が僕の方に手紙を送ってきてな」
『で、なんで私にそんな話をするのかい?昨日メールで言ったと思うけど...』
「バスケ部員だけじゃないんだ、各校の生徒会長と副生徒会長も参加してほしいらしい」
『ふぅん』
「という事だ」
『わかった』
「じゃあな、咲綾」
『うんまたね、セイジュ』

セイジュとは赤司征十郎の事

「セイジュって、赤司の事?」
『うん』
「魔法が効かなかったの?」
『いいや、かけなかったんだ』
「どうして?」
『付き合ってるから...?かな、そんでこの世界に来てからの出来事を話したんだ』
「そっかぁ」
『そうだ、2人も行かない?』
「行く行く!!」
『じゃ、セイジュにメールで言っとくね』

49:桜葉雨斗:2015/05/22(金) 21:51 ID:M.E

続きでっす

それから月曜日になった
咲綾と桐人、彩夏の3人は誠凛バスケ部とは別にユウ(銀城要)の執事が運転する車に乗って
合宿をする別荘まで行った
咲綾たちが1番最初に着いたため、ユウと駄弁っていた
その後、各校の生徒会長と副生徒会長の10人が来た
海常と秀徳、桐皇、陽泉の生徒会長と副生徒会長、洛山と霧崎第一の生徒会長だ

『久しぶり』
「「「「「久しぶりっ!!」」」」」
『ふふっ、今日の夜、地下で戦おっか』
「おう!!」
「楽しみ!!」
『じゃ、対戦表を書いとくね』
「楽しみにしてる!!」
『魔力の量が同じくらいで組むね』
「早く夜になれって思っちゃう!!」
「だね!!」

50:桜葉雨斗:2015/05/22(金) 22:03 ID:XXI

ハクショーンでっす!

51:桜葉雨斗:2015/05/23(土) 14:10 ID:M.E

続きでっす

そして、7校が揃い自己紹介をすることになった
咲綾は影を薄くして、赤司の左後ろらへんに立っていた
赤司以外に気づかれず、自己紹介が終わった

「あともう1人、いるんだがいいか?」
『え、ちょ...』
「隠れてないで自己紹介くらいしたらどうだ」
『うぅ...紺野咲綾です、誠凛高校の裏生徒会長をしています』
「先に、部屋に行っておいたらどうだ?今から少し合宿の説明をするんだ」
『うん、ありがと』

咲綾は自分の荷物を持ち、別荘の中に入ろうとした

『ひゅ...あ....れ、ひゅ』

咲綾は足に力が入らなくなったのか、膝立ちになり胸のあたりの服を強く握りしめている
それが不審に思ったのか、洛山高校の生徒会長白水海斗が咲綾に近寄った

『か、い......ひゅ』
「ゆっくり空気を吐け、ゆっくりでいい」
『ひゅ...はぁ』
「落ち着け、吐く方を多くしろ」
『はぁ....すぅ、はぁ...ごめん、落ち着いた』
「よかった、荷物持ってやんよ」
『ありがと...』

咲綾は白水に支えられながら、別荘の中に入って行った
その光景を見ていた生徒会組と赤司が海斗に殺気を送っていた

「咲綾ぁ、私が咲綾の傍にいたいぃ」
「僕も咲綾を看病したい」
「あの〜、早く説明を」
「あ、あぁ、すまないね」

52:桜葉雨斗:2015/05/23(土) 17:00 ID:M.E

続きでっす

咲綾はバスケ部ではない13人の大部屋で寝ていた
海斗は咲綾が寝ている横で、本を読んでいた
すると、段々声や足音が大きくなっていく
その音で目が覚めた咲綾は、上半身を起こした

「大丈夫か?寝ててもいいんだぞ」
『ありがと、もう大丈夫』
「そっか」

2人が笑い合うといきなり大部屋のドアが開いた

「咲綾!!もう平気か!?」
『うん、もう大丈夫』
「よかった、すまなかった...あの時僕が自己紹介をさせたから...」
『いいの、もう大丈夫だから!!』
「リア充が...」
『え!?』

咲綾と赤司が2人の世界に入りそうになったとき、海常の生徒会長、群青明楽(グンジョウ アキラ)が
どす黒いオーラを出し、笑顔で言った

『あはは...』
「じゃあ僕は体育館に行くよ、咲綾も気が向いたらおいで」
『一緒に行くよ!!』
「そうか」

咲綾と赤司は手をつないで、部屋を出た
2人を12人が追うように部屋を出た

『いつ見てもきれいだな』
「来たことあるのか?」
『うん、小学生の夏休みの時、ほとんどここで過ごしたから』
「咲綾の事、まだ全然知らないんだな」
『ふふっ、いつか話すよ...いつか、ね』
「そうか、その時を気長に待とうかな」
「「「俺/私も!!」」」
『うん、待っといて』

14人は体育館の中に入った
この別荘の体育館は普通の体育館の3倍くらいで、咲綾と赤司以外の生徒会メンバーは目を輝かせていた

「咲綾!!」
『沙織どうしたの?』
「明日の生徒会だけの話し合いは出る?」
『この体育館にいるよ』
「じゃあ、明日7校の選手全員のデータをノートに書き込んでほしいんだけど...」
『いいよ!!』
「ありがと、じゃまたね」
『うん』

赤司は洛山の人たちの方へ練習しに行き、海斗たちは昼ご飯を作ってくると言い体育館から出て行った
咲綾は自分のバスケットボールを部屋から持ってきて、空いているゴールの傍へ行った

『やっぱ、ゴールは高いな』
「おい」
『はい...?』
「ここ使わねぇなら、壁際に寄ってくんね?」
『あ、はい』

咲綾は日向に言われ、体育館の壁際に座った
誠凛バスケ部達が楽しそうにバスケをやってる姿を見て、咲綾は少し笑った

『貴方達の生きる意味は何なの?』
「は...?」

咲綾の近くにいた、火神が反射的に聞いた

『君らの生きる意味だよ、君らはバスケをするために生まれてきたの?生きるために生まれてきたの?
それとも、死ぬために生まれてきたの?』
「何言ってんの?生まれてきた理由は知んないけどよ、なんでそんなこと聞くんだ?」
『私の気紛れだよ、君はバスケ...好きかい?』
「勿論」
『そっか、じゃあ日本一になって君たちは何をしたいの?』

咲綾は少し声を大きくして言った
そして、その一言で体育館の中は静かになった

53:桜葉雨斗:2015/05/23(土) 17:38 ID:M.E

続きでっす

『私さ、だいぶ前...女バスに入ってたんだ、そして日本一を目指してた。
その目指していた日本一になったとたん、何をすればいいか分からなくなった。』
「え...?」
『だって、その日世界が終わってしまったから...世界はさ、私1人置いて消滅したんだ』

全員は息するのも忘れて咲綾の話を聞いていた
話は聞いていた、けど皆咲綾を見ていなかった
いいや、見えなかった
だって、咲綾の姿がなかったから

「どういう意味よ」
「世界が消滅したなんてことないだろ、だって今ココで俺らは生きてるんだ」
「別の世界なんじゃないスか」

黄瀬が冷静な口調で言った
その言葉を聞いて皆が黄瀬を見た
その時の黄瀬の顔は、何故か優しい表情だった
けれど、それは一瞬の事...
一瞬にして黄瀬の顔は曇った

「あれ...俺、今なんて...」
「別の世界って言ったろ」
「どうして、俺...」

黄瀬が動揺しているのを見て、皆が不思議に思った
するといきなり、黄瀬が頭を抱えて涙を流し始めた

「うぅあ...ああぁあっ....ひっぐ....ぅぐ」
「黄瀬?落ち着け、な?」
「黄瀬、頭が痛いのか?」

黄瀬は笠松と森山の声が聞こえないのか、ずっと泣いて頭を抱えていた
すると、咲綾が突然黄瀬の前に立った
そして、黄瀬の体を包み込むようにして抱きしめた

『ごめんね、思い出させてしまって』
「俺ら...」
『今すぐに、消すから、消えるから...』
「ダメっスよ」
『え...?』
「約束したじゃないっスか!!俺らの前から消えないって、俺、皆に何も言ってないっスよ
あの時の約束を破ってないっス!!」

咲綾は驚いていた
理由はあの時の記憶も一緒に消したのだ
なのに黄瀬は覚えていた

「俺らが、あの時の魔法を阻止したのさ」
『え...』
「だって、折角咲綾が頑張って言った事だもん、消したらふりだしに戻るじゃないか
俺らだって、咲綾の事を知りたいよ」

霧崎第一の生徒会長、安藤拓哉(アンドウ タクヤ)が言うと、次々に咲綾に言った

『さっき、体育館に入る前、待つって言ったじゃんか...なんで急かすの』
「え...?」
「それは...」
『何で何で何で何で!!』
「え...咲綾?」
『いっつも都合のいいように振り回しやがって、ふざけんなよ!!』

54:桜葉雨斗:2015/05/23(土) 18:01 ID:M.E

続きでっす

「いきなりどうしたの?」

椎名が咲綾に近づこうと、一歩踏み出すのと同時に咲綾が一歩下がった

『近づくな』
「咲綾...」

すると、体育館に銀城要...ユウが入って来た

「咲綾、落ち着きなよ」
『お前のせいで、私は...っ!!』
「そうだけどさ、ここにいる人たち巻きこんじゃダメでしょ」
『お前が巻き込んだんだろうが!!』
「そうかもしれない、けど今は咲綾が巻き込んでる」
『煩い』
「皆に謝りな」
『煩い』
「咲綾」
『煩い煩い煩い煩い!!』

咲綾を包むように風が強く吹いている
その風が黒くなった

「みんな、僕の後ろにいて」

ユウがそう言うと、皆ユウの後ろに行った
12人以外は

「お前たち、銀城さんの後ろにいないでいいのか」
「私等は大丈夫」
「俺ら、慣れてるから」

すると、咲綾の周りの黒い風が咲綾を包み込むようにして球体になった

「くる...ッ」

海斗がそう言った途端、黒い球体から沢山の剣が飛び出してきた
その剣を13人で弾いた
けれど、弾けれなかった剣が伊月の腕に刺さった

「っ!?...」
「伊月!?」

すると、陽泉の生徒会長、咲村光沙(サキムラ ミサ)が伊月の腕に刺さった剣を抜き、治癒魔法で傷の手当てをした

「ありがとう」
「どういたしまして」
「光沙、俺以外を結界で守っとけ」
「ユウ、いいの?」
「いいよ」
「あの、俺1人行っていいですか?」

伊月がユウに声をかけた
ユウは伊月の目を見て、許可した

「伊月!?」
「俺さ、咲綾にお礼を一回もしたことがないんだ」
「伊月先輩!!お礼は合宿が終わった後でもできます!!だから、戻ってきてください!!」
「今じゃないとダメなんだよ、俺は何度も違う世界で助けられてきたから」

伊月はそう言って走った
剣を避けながら、弾きながら

55:桜葉雨斗:2015/05/23(土) 20:44 ID:M.E

続きでっす

咲綾side

ここはどこだろう...
真っ暗で、独り
寂しいよ
悲しいよ

あの手は誰のだろう
掴んでいいのかな?

咲綾は真っ暗の空間に出てきた白い手を握った
その瞬間、真っ暗な空間が花畑になった

『俊...どうして、何時思い出したの?』
「思い出したのは咲綾が黒い風に包まれたとき...俺さまだ咲綾にお礼を言ってなかった、今までありがとう
そして、これからも同じ第1.1級大神として、拳銃を持ったときの相棒としてよろしく、咲綾」
『そっか...そうだね、これからもよろしく!!俊』

私と俊が拳を合わせた瞬間、目の前が真っ白になった
けど、すぐに広い体育館になっていた

56:桜葉雨斗:2015/05/23(土) 20:51 ID:M.E

続きでっす

赤司side

誠凛PGの伊月さんが、1人で行くと言った
僕も、咲綾を救いたい
けど、僕じゃダメなんだ

赤司は伊月に託し、伊月を見守った
伊月は次々と飛んでくる剣を避けていた
避けきれない剣は、弾いていた

え、今どうやって剣を弾いたんだ?
皆も、同じことを思っているんだろうな、口が開いて閉めようとしてないからな
しかもさっき、何度も違う世界で助けられてきたと言った
多分咲綾と伊月さんは前世というものから知り合いなのだろう

すると、伊月は黒い風の近くにたどり着くと片手を黒い風の球体に突っ込んだ
そして、球体の中に入って行った

『伊月さん...どうか』

赤司は誰にも聞こえないような声で呟いた

57:桜葉雨斗:2015/05/23(土) 21:02 ID:M.E

続きでっす

伊月は咲綾を助けに、球体の近くまで次々に飛んでくる剣を避けたり弾いたりしながら走った
どうやって、剣を弾いてたのかというと、今さっき思い出した前世の過去を参考に、
氷の造形魔法で探検を創ったのだ
そして、黒い風の球体に片手を突っ込んで球体の中に入った

伊月side

黒い風の球体の中はとても真っ暗で寂しい空間だった
その中で独りの咲綾がいた
咲綾は、自分の存在を確かめるかのように、両手を胸に当て泣いていた
俺はそんな寂しそうで悲しそうな咲綾に、腕を伸ばした
そしたら、咲綾が気付いて握ってくれた
その瞬間黒い空間が一瞬で花畑になった
咲綾は少し驚いたのか、口が少し開いて片足が後ろに下がった

「俊...どうして、何時思い出したの?」

咲綾が少し動揺しながら俺に聞いてきた
俺は、さっき思い出したことと、これまでのお礼、これからよろしくと伝えた
咲綾も笑ってよろしくと返してくれた
そして俺は、咲綾と拳を合わせた
合わせた途端、広い体育館に戻っていた

58:桜葉雨斗:2015/05/23(土) 21:21 ID:M.E

続きでっす

「咲綾!!」
『セイジュ!!』

咲綾に赤司が抱き付いた
それを見た皆が、微笑ましそうに笑った

「心配したんだからなっ」
『うん、ありがとうっ』

咲綾と赤司、2人で涙を流しながら笑い合った

『そうそう、私の素顔を見せないとだね』
「いいのか!?」
『うん、私、みんなを危険な目に合わせちゃったんだもん』

咲綾はそう言いながら、フードを取った
ドアの方から風が吹いてくるせいか、咲綾の綺麗な銀色の髪が靡いて
黄色と水色の綺麗なオッドアイの瞳が皆を見つめていた

『えーっと、これが私の素顔...?、です』

咲綾は沈黙に耐えきれなかったのか、少しもじもじしながら言った
しかも顔を赤くするというおまけ付で

「咲綾ちゃん可愛い!!」

桃井が咲綾の仕草を見て、そう思ったらしい
口に出して咲綾に抱き付いた

『ありがとう...さつきちゃん』
「さつきでいいよ〜」
『さつき...』
「フード外すと性格変わるんやなぁ」
『だって...フード被ってたら、すごく、強気になっちゃうんだもん』

「「「「「咲綾!!」」」」」
『わわっ』
「私達!!」
「強気」
「な」
「咲綾」
「も」
「今の」
「咲綾」
「も」
「どっちも」
「大」
「好き」
「だよ!!」
『ありがとうっ!!』

12人が連携して言ったので、皆は呆れていて
本人たちはうまくいったという事で、ハイタッチをしていた

59:桜葉雨斗:2015/05/24(日) 13:04 ID:M.E

続きでっす

咲綾はフードを被り、皆から距離を置いた

『じゃ、私は1番最初の世界に戻るとするよ』
「は...?」
『最初の世界で私を見つけられたら、私の事を全部話す、じゃぁまたね』

咲綾は一瞬にして消えた
皆は頭に?を浮かべていた
ユウは皆の前に立った

「じゃ、今からいう人たちは俺の前に来て」

ユウが呼んだのはキセキの世代の6人+桃+灰+火、高、桜、降と
伊、日、相、花、虹と森、笠、宮、今の21人

「じゃ、呼ばれなかった奴は俺の手伝いな」
「俺らは?」
「君らは咲綾探しね、君らには魔法を覚えてもらわないとだから」
「魔法?」

皆が魔法を想像しながら、ユウを見た
それを見た生徒会メンバー12人が、お腹を押さえながら爆笑していた

「みんな、とんがり、ボウシ....を被った、人を...想像してる...」

秀徳の副生徒会長の佐藤玲菜(サトウ レイナ)が、笑いながら言った
聞いていたバスケ部メンバーが肩を少し揺らした

「君らに、魔法の出し方の説明と魔力を送るよ、魔法の種類は治癒魔法とエーラ、
あと魔法ではないが結界の張り方も教えてやろう」
「じゃあ、師匠だな!!」
「おう!!じゃ俺の事を師匠と呼んでくれ!!」

ユウがそう言い、返事をしたのは火神だけだった

「火神、お前って単純で純粋なんだな...」
「は...?」
「いや、なんでもねぇ」

青峰と火神の会話を聞いた高尾と黒子、赤司は笑っていた
高尾はお腹を押さえて、黒子と赤司は口とお腹を押さえていた

「火神、お前って奴は...肉食系リスなのに可愛いな」
「え!?可愛い!?どうしてだよ!!.....ですか!しかも肉食系リスって...!!」
「火神、ちっとは静かにできんのか!!」
「いや主将も、煩いっす」
「ちょっとは、人の話を静かに聞けないのか?」
「「「「「すみません!!火神が単純で純粋なのが悪いんです!!」」」」」
「え...えぇ!!?」

すると、伊月が体育館を出ようとしていたのを青峰が見ていた

「あんたどこ行くの?」
「俺は、必要ないから先に行っとくよ」
「・・・。」
「俺、元々魔法は使えるから...て言うか、青峰達キセキの世代と桃井さんも使えると思うんだけど」
「俊、それNGワードな」
「けど、記憶を戻した方が手っ取り早いんじゃないかな?」
「・・・」
「俺、あんたより強いし...仕事しない奴に言われたくないな...」
「わかった、記憶を戻すよ」
「そこで、まだ反論してたら、ユウでも殺してたよ」

伊月はユウに笑顔でそう言った
バスケ部メンバーは、一瞬で顔が真っ青になった
そしてユウを含め生徒会組もさらに真っ青になっていた

60:桜葉雨斗:2015/05/24(日) 13:26 ID:M.E

続きでっす

伊月が出て行った後の体育館は音一つない静かな空間になっていた

「おい、ユウ」
「師匠とお呼び」
「し、師匠...権力がある奴から名前を言ってみて」
「えーっと、咲綾=俊>>>>>【越えられない壁】>ユウ=生徒会組の12人【越えられない壁×10】>その他」
「え?師匠の方が地位的には偉いんじゃねぇの?」
「偉いよ!!一番上の地位だよ!!俺の0.1下が咲綾と俊だけど...」
「しかも、ユウってば第1級大神様としての仕事を咲綾と俊に任せてたよね、
2人には自分の仕事があったってのに」

生徒会組の12人は呆れたのかため息をついて、光のない眼でユウを見ていた
バスケ部組(火神以外)は苦笑いでその場を通り過ぎようとしてた
けれど、火神が

「仕事を全部任せた師匠が悪いだろ、今までの分の咲綾と伊月先輩の仕事をしないと
地位はそのままじゃねぇの?」
「このバ火神!!そんなんで解決するなら、苦労してないんだっつーの!!」
「そうなんだ、1回俺は2人の仕事を今まで任せていた仕事以上にしたんだ...
けど、2人は俺が偽物と思って...もっと酷くなったんだよぅ!!」←
「じゃ、一生このままだな」

と、火神が爆弾を落とした

「デスヨネー」
「おう」
「ま、この話は置いといて...早くこいつらに魔法を教えようぜ、あと記憶を戻さないと」
「ヘイ」

ユウは返事をして、指を鳴らした
すると、キセキの世代6人と桃井が黄色に光った

「あれ、頭の中に映像が流れてくる...」
「俺らって前世からの仲間なんだな」

ユウはやりきったという達成感なのかドヤ顔で皆を見つめていた

「ユウ、褒めないよ、誰もね」
「酷い」

すると、ユウのポケットに入っていたスマホから音楽が流れた

「もしもし」
『あ、ユウ』
「咲綾?どうしたの」
『えーっとですね、全然時間が進みませんけど』
「あー、皆をそっちに送ったら時間が動き出すから」
『そっすか、じゃ早くしてね』
「おうよ」

61:桜葉雨斗:2015/05/25(月) 13:10 ID:M.E

続きでっす

ユウたちが茶番をしている間、咲綾は時間の止まった世界を歩いていた

『(多分、転生するんだな、さっきまで時間が戻っていたし、止まったと思えばお母さんが手術台みたいな台に
横になってるし、時間が進むようになったら今の私は消えて、お母さんのおなかの中にいる私の体の中に魂が
入るのかな?)』

すると、咲綾の足が消えかかっていた

『(もうすぐか...多分アイツらは○○公園をなくして大きな家を建てるんだろうな...あの公園って中学校が2つくらい入るくらいの大きさだし...)』

咲綾がそう思った瞬間、意識が途切れた
そして、咲綾は母親の中から出てきた
咲綾は大声で泣いた
まぁ、赤ちゃんだからしょうがないんだけど

それから、この人生初の自分の家へ行った

『(写真で見た時と変わってないな...)』

62:桜葉雨斗:2015/05/25(月) 17:42 ID:M.E

続きでっす

3年後、咲綾は平凡な日々を送っていた
非凡な毎日だった記憶があるからなのか、あまり表情に出なくなっていた
なので、周りの人達から感情がない子と思われるようになった
親は大きくなって親しい友達ができれば笑ってくれると信じているのか、
笑わせたいと思うだけで行動には移さなかった

『おかぁさんっ』
「なぁに?」
『りんね、ぴあの?がしたいな(だいぶ前だけど、2,3個の世界で中学高校で演劇部に入っといてよかった...)』
「じゃ、明日にでも行ってみよっか!!」
『うん!!』

咲綾が笑って、母親は涙を流した
初めて、咲綾の笑顔を見たから

『(まじ、明日が楽しみ、久しぶりにピアノしたい)』
「ほかに何かしたいことはない?」
『うぅん...じゅく?ってところにいってみたいな!!べんきょう?ってことをするんでしょ?』
「じゃ、近くにあるくもんに行ってみよっか」
『やったぁ!!おとぅさんがかえってきたら、りんねがほうこくするね!!ぴあのとくもんに行くって
あと、りんねが笑ったってことも!!』
「え...?」
『あれ...?笑うってことじゃないの?ニッコリな顔』
「そうよ、すごいわね!!」
『えへへ、前にりんねがふとんの中にいる時、りんねが笑わないからふあんーとか、
ひょーじょーがなんちゃらーって、ゆってた』

驚いた表情をした母親は、咲綾の頭を優しくなでて咲綾に微笑んだ

「そっか、聞いてたのね、お母さんたちは凛音に笑っていてほしいのよ」
『(そりゃそうだよね、子供に笑ってほしくないって思う親は少ないわけではないと思うけど、
多いってわけでもない、一番最初の私の親がこの人達でよかった)じゃあ、りんねはどんなにつらい時でも笑ってるよ!!悲しんでる人たちを笑顔にするために』
「え?」

咲綾は笑顔で言った
けれど、最後は聞こえないように呟いたので母親には聞こえなかったようだ

63:京摩:2015/05/25(月) 18:05 ID:L9M

久しぶりに来ましたが、桜葉雨斗すごい書いてますね!がんばってください(*^_^*)

64:桜葉雨斗:2015/05/25(月) 19:00 ID:M.E

続きでっす

2年後
咲綾は5歳になり、今日は小学校の入学式だ

『似合ってる?』
「バッチリよ!!」
『ふふっ、子供じゃなくて親が興奮してる』
「いいじゃない、小学校の入学式は人生で1回きりなんだから」
『(私、何回も入学式をしてますけど)』
「じゃ、行きましょう」
『おー!!』

咲綾は近くの小学校、海誠小学校に母親の上田璃奈と共に向かった

『大きいね』
「ねー」
『じゃ、保護者はあっち』
「がんばって」
『お母さんの方も』

咲綾と璃奈は少し笑い合って別々に自分の目的地へ行った

『(あいつら、魔法を覚えたみたいだけど...私の思考と未来と記憶を見られないようにしないと...
あと、自分からでも探さないとダメだよね〜)』

咲綾はそんなことを思いながら自分の教室へ入った
すると、何人かの泣き声が聞こえる
咲綾は近くにいた周りより少し小さい女の子に声をかけた

『ねぇねぇ、君何組?』
「2組」
『私と同じだね!!友達になろうよ』
「ほら玲香、行っておいで」
『一緒に教室に入ろう!!授業の時とかは少し遠い席だと思うけど、休み時間の時は一緒にいれるし』
「う、うん...私は村崎玲香...あなたは?」
『私は上田凛音、よろしくね玲香!!』
「よろしく、凛音ちゃん」

咲綾は玲香の手を握って教室に入った
そして、また、泣いている子の近くに行った

「凛音ちゃん何するの?」
『友達になるの』
「へ...?」
『ねぇ、君、私は上田凛音、友達になろう!!』
「うぇ?」
『君の名前は?』
「僕は、池野夕斗」
『友達になろうっ』
「う、うんっ」
「私は村崎玲香、私とも友達になって」
「うんっ」

咲綾はとってもいい笑顔で夕斗の前に手を出した
それを見て夕斗は?を浮かべながらその手を握った

『握手っていうんだ』
「へぇ」
「凛音ちゃん、夕斗をよろしくね」
『はいっ』
「また、泣いてる子のところに行くの?」
『うん』

咲綾はその後泣いていた1人の女の子と2人の男の子と友達になった
女の子は岡田海、男の子は広岡和哉、もう一人が藤野光

65:桜葉雨斗:2015/05/25(月) 19:01 ID:M.E

京摩さんありがとうデス!!

66:京摩:2015/05/25(月) 19:28 ID:L9M

呼び捨てで良いですよ(*^_^*)

67:桜葉雨斗:2015/05/25(月) 22:46 ID:M.E

じゃあ、京摩改めてよろしくね
それと、1つ確認してくれないかな
【〜妖精の尻尾〜ナツルー、グレルー、ガジレビ、ジェラエル小説】のところに
いるんだけどな〜
まあ、1か月に1回くらいなんだけど...

68:桜葉雨斗:2015/05/25(月) 22:54 ID:M.E

続きでっす

「凛音、どうだった?」
『5人友達出来たの』
「へぇ、男の子?」
『3人はね、2人は女の子』
「ふぅん、結構社交的ね」
『そうかな』

咲綾と璃奈は入学式が終わり正門の方へ歩いていた
すると、後ろの方から咲綾の名前を呼ぶ声が聞こえた

『あ、確か...村崎愛菜さん、池野桃子さん、岡田咲さん、広岡和子さん、藤野一香さんでしたっけ』
「え、えぇ...言ったかしら?」
『玲香たちに聞いたんです』
「そう」
「凛音、この人たちはお友達になった子のお母さんたち?」
『うん』
「初めまして上田凛音の母、上田璃奈です」

69:桜葉雨斗:2015/05/26(火) 10:25 ID:M.E

続きでっす

あれからママさん6人の世間話が何分も続いた
で、今も続いている

『長い...お母さん、先に帰ってるね』
「え、あ、うん」

咲綾は璃奈にそう言い残し、家へ向かった
家に着き、パソコンを開いて海誠小の新1年の名簿を見たそれと一緒に、1人1人の個人情報を見た
咲綾が今使ってるパソコンは、ない情報はないっていうくらい情報が入っている

『あった...』

咲綾が見ている画面には赤石征斗(アカイシ セト)という名前の男子の写真と一緒に個人情報が書いてある紙だ
誕生日は12月20日、血液型はAB型、赤司征十郎と同じなのだ
名前も少し本名をいじった感じだ
他にも咲村旭(サキムラ アキラ) 黒木蒼(クロキ アオイ) 真堂翠(シンドウ ミドリ) 黄戸涼夜(キド リョウヤ) 水内黒太(ミズウチ クロタ) 
咲月桃(サツキ モモ) 灰田翔(ハイダ カケル) 火藤大河(カトウ タイガ) 高崎和人(タカザキ カズト) 桜井葉(サクライ ヨウ)降秋悠介(フリアキ ユウスケ)

『全員名前変えてんじゃん、ま、そっか...て言うか、2、3年にもいるじゃん』

すると、家の玄関のドアがいきなり開いた

『(ヤバ、鍵閉めてなかった...しかも、声が聞こえてないという事は...)』

咲綾は自分の部屋の鍵をかけ、隠してある通帳や印鑑を魔法で咲綾の手元に持ってきた
すると、また玄関が開いた

「ただいまー」
『(え...どうしよう...あ、そうだ瞬間移動でトイレに行こう玄関のすぐそばだし)』

咲綾は大切なものを、別空間に入れトイレへ瞬間移動した
そして、足音が目の前に来た時、ドアを思いっきり開けた
するとおでこを強く打ったのか、ナイフを持ったまま蹲った

『えーっと、何の用ですか?』
「凛音、何をしているの!?早くこっちに来なさい!!」

咲綾は璃奈に笑いかけ、男が持っていたナイフを取り上げた
すると、痛みが引いたのか咲綾に襲い掛かった
玄関には警察の人たちがいた
璃奈が男の人を見たからだろう

『ぃったぁ...っ』

咲綾が奪ったナイフを、男が奪い返しそのナイフを咲綾の横腹と肩、眼に刺し、蹴とばした

「凛音!!」
「救急車を呼べっ」
「あ、はいっ」
『お母さん、はいこれ』
「え...?」
『強盗だと思ったから隠し場所から持ってきたの、大事なお金を守ったよ』
「そんなのはどうでもいいのよっ...凛音が無事なだけで...いいのよ」
『えへへ...ごめんなさい』

咲綾は静かに目を閉じ、意識を手放した

「凛音?...凛音!!」
「救急車はまだなのか!?」
「もうすぐで来るそうですっ」

数分後、咲綾は救急車で運ばれ入院することになった

70:桜葉雨斗:2015/05/26(火) 22:15 ID:M.E

続きでっす

咲綾は退院し、学校へ通うことになって満面の笑みで学校へ行った
璃奈は車で送ろうかと何度も聞いていたけれど、咲綾は1人で歩いて行くと言った

『玲香!!おはよっ』

咲綾が学校までの道を走っていると、玲香の後ろ姿が見えた

「咲綾ちゃん、ケガはだいじょーぶ?」
『うん、もうへっちゃらだよ』
「そっか、今日さ学校が終わったら遊ばない?」
『いいよ!!』
「じゃ、私の家で遊ばない?」
『いいよっ、玲香の家に行ってみたかったもん』
「よかった、じゃあ約束だよ」
『うん』

咲綾と玲香は片手の小指を絡ませた
そして2人は、何して遊ぶか相談しながら学校へ行った

『おはよー』
「あ、咲綾ちゃん!!」
「もうだいじょうぶ?」
『うん、平気!!完璧治ったよ』

夕斗たちは咲綾の姿が見えると、駆け足で集まって心配していた
すると1年バスケ組が隣の教室へ入って行くのが見えた

『ごめん、ちょっと隣の教室行ってくる』
「え、あ、うん」

咲綾はランドセルを机に置いて、教科書などを机の中に入れ隣の教室へ駆け足で行き、
ドアから顔を出して中を見てみた
すると、高尾の鷹の目に入っていたのでこちらを見て、笑顔で私を見た
すると、普通に近寄って来た

「だれかに何かようがあるの?」
『和成たちに用があるの』

咲綾は満面の笑みで言った
この世界に来るとき、咲綾はこの世界で自分を見つけたら過去を教えると言ったが
そんな気は全く無く、ただ自分が紺野咲綾という事を知らせておこうと思っただけだ

「は...?咲綾?」
『ぴんぽーん』
「その包帯は何?」
『いやぁ、家に強盗が入ってきてさ、その男を撃退しようとしたらこうなったわけさ、
無事男を捕まえたけどね』
「もう、平気なのか?」
『うん、片目が失明したぐらいで他はもう完璧』
「そっか、じゃあみんなを呼んでくる」
『おう』

71:桜葉雨斗:2015/05/27(水) 13:11 ID:M.E

続きでっす

「えーっと、こいつが咲綾?」
「おうよ」
『ふふっ、名前と血液型と誕生日、住所を見ればわかるよ』
「住所はみんな同じですからね」
「誕生日を血液型は前と同じだし」

咲綾はとてもうれしそうな顔でみんなと話していた
すると、HRが始まりチャイムが鳴った

『私の過去は、まだ話さないよ♪』
「え、何でッスかぁ」
『だって、私がみんなに正体をばらしたし...しかも、記憶を消すから』

咲綾が人差し指を立て唇に当てて、眼を細くして笑った

「それが似合ってると思うとすごくイラつく」
『えへへ...じゃあ、記憶を消すよ、またね』
「あぁ」

咲綾は皆に背を向けて、指を鳴らした

72:京摩:2015/05/27(水) 18:21 ID:L9M

桜葉雨斗さん、桜雨って読んでいいですか?

フェアリーテイルのとこに居るってマジですか!?探します!

73:京摩:2015/05/27(水) 18:22 ID:L9M

琴那ー!!琴那だよね?琴那だったら言ってよー!びっくりした(笑)

74:桜葉雨斗:2015/05/28(木) 10:41 ID:M.E

むふふふふ...
ドッキリ的な感じで言いたかったから...かな?

75:桜葉雨斗:2015/05/28(木) 12:39 ID:M.E

続きでっす

『勿体ない事したかなぁ...』
「凛音ちゃん、もうすぐせんせぃくるよ」
『あ、うん』

咲綾は急いで席に着いた
先生が来て、席替えになった
廊下側から2番目で一番後ろだった
隣は夕斗で玲香たちとは少し離れてしまった
2時間目の授業は数学で、咲綾と夕斗は喋っていた
その時丁度、黒板の前では問題を解けなく、無言のまま立っている女の子が2人いたので、
先生は喋っている咲綾たち2人を見て、夕斗を前に行かせた
けれど、夕斗は解けなくて無言で立っていた

「じゃ、咲綾ちゃんも解いてみなさい」
『(喋っていたのは悪いけどさ、上から目線とか酷いでしょ)』

咲綾は答えを書いて、説明をした

『すみませんでした』
「え、あ、分かっていればいいのよ」

先生は、咲綾の頭を微笑みながら優しく撫でた

76:京摩:2015/05/28(木) 19:37 ID:L9M

琴那のドッキリ成功だねっここでは、桜雨って呼ぶね!FTの所、新スレ出来たよ(*^_^*)

(花火達が居るとこ。)来てね〜!

77:桜葉雨斗:2015/05/29(金) 11:52 ID:M.E

了解です

78:桜葉雨斗:2015/05/29(金) 13:50 ID:M.E

続きでっす

「じゃ、凛音ちゃん行こう!!」
『うんっ』
「凛音と玲香、もう帰るのか?」
「今日2人で遊ぶ約束したの」
「そっか、じゃあまた明日」
「うん、またね」
『また明日〜』

2人は手をつないで、走って帰った
2人の家は遠くなく、歩いて5分くらいなのだ

『じゃ、準備してすぐ家に行くよ』
「わかった、じゃあまた」
『いぇっさぁ』

咲綾は走って家へ帰った

『ただいま』
「おかえりー、どうしたのそんなに急いで」
『玲香の家に遊びに行くの』
「じゃ、これを持って行って、咲綾が入院するって言ったらとても心配してくれたみたいだし」
『わかったっ、あと家に帰ってきたら聞きたいことあるから!!じゃ、行ってきまーす』
「わかったわ、いってらっしゃい」

咲綾は思いっきり家からちょっと離れた大きい門を開け、走った
咲綾の家は普通の家よりとても大きい
世界有数の名家なのだ
((ピンポーン))

「いらっしゃい」
『お、おじゃまします』
「さぁ、入って入って」
『ねぇ、君のお母さんにこれを渡して、私のお母さんから』
「わかった、じゃゲームしよう!!」
『げーむ?』
「ポケモンの対戦をしよう!!」
『わかった』

咲綾たちはゲームで遊んだり、外で遊んだりして楽しく過ごした

『もう時間だから帰るね』
「うん、じゃあまた明日」
『うん、また明日ね』

79:桜葉雨斗:2015/05/29(金) 14:10 ID:M.E

続きでっす

それから月日が経ち、中1になった
咲綾は教室の雰囲気に慣れなく、学校へ行けなくなった

「凛音!!今日こそ行きなさい!!」
『無理、あの雰囲気は私には無理』
「もう、そんなこと言って!!本当は勉強が嫌なだけでしょ!!」
『んな事ないよ!』
「はぁ、お母さんはもう仕事行くよ」
『行ってらっしゃい』

咲綾はいつもこの会話を母の璃奈としている

『(家出でもしようかな)』

咲綾は大切な物と衣類や要るもの、学校に必要なものを別空間に入れ、家を出た

『どこに行こうかなぁ』

咲綾が家出をして1週間、いろいろな人は咲綾の顔が書かれた紙を持って外を探していた
勿論玲香や夕斗達も学校の人達が、暇なとき周りをキョロキョロしながら

『ホントどうしよう...』
「上田凛音と思われる女の子を発見」
『え...』

咲綾は反射的に、警官から全速力で逃げた

「ちょ、待ちなさい!!」
「あ...」
『え、ちょ...』

咲綾が走ってる前に、赤司が現れた

『マジかよ...っ!!』

咲綾は、赤司の肩に手を置いてバク転をした

「え...そのやり方...」
『セイジュ...』

咲綾は咄嗟に赤司の名前を呼んでしまった

「咲綾...」
『ごめん...っ!!』
「こっちだ」

咲綾が謝ってすぐ、赤司が咲綾の手を引いて走った

「待ちなさい!!」

後ろから、咲綾を見つけた警官が呼んだのだろう他の警官が沢山いた

『リアル鬼ごっこ』
「いや、違うと思うが」
『ふふっ、そうだけど楽しい』
「あぁ、そうだな」
『跳ぶ?』
「そうするか」
『じゃ、1・2・3で跳ぶよ』
「わかった」
『「1」』
『「2」』
『「3」』

2人は、掛け声に合わせて一緒に跳んだ

80:桜葉雨斗:2015/05/29(金) 14:24 ID:M.E

続きでっす

2人の目の前には、2本並んだ電柱があった

『ふぅ、成功』

2人は笑い合った
電柱の下では、驚きの声があった

「電柱の上まで飛んだぞ!!」
「どういうことだ!!」

2人はそんな人たちを見ながら、喋っていた

『ごめんね、セイジュ』
「何に対してのごめんなんだ」
『逃げたり、こんなことに巻き込んだり...』
「そんなことで怒ったりしないさ、俺はね」
『う...』
「皆優しいんだ、怒るのは当然だろう」
『まぁね』

すると、下からはしご車が、上からヘリが来た
上と下から追い込まれたのだ
しかも、はしご車は5台で、逃げられないようになった

「じっとしていな」
『それじゃあ、今まで逃げていた意味がないんでね、行くよセイジュ』
「あぁ」

咲綾とセイジュは、はしご車に乗った人を気絶させ、飛び降りた

「追いかけろぉ!!」

2人は大勢から逃げていた
だが、思わぬ事態が発生する
2人が交差点をまっすぐ走ろうと青信号を渡ろうとしたら、横から猛スピードで
大型トラックが2人に突っ込んだのだ

「安否を確認しろ!!」
「はいっ」

警官が近づくと、赤司を包み込むようにして倒れている咲綾がいた
頭を打ったのか、血が出ていた

『ん?』
「気が付いたか、もうすぐ救急車が来るから安静に寝てろよ」

咲綾は飛び起き、赤司を抱えて走った
後ろからは救急車と警官が乗ったドアが開いているパトカーが追いかけてきた

『仕方ないよね』

咲綾はそう呟いて、瞬間移動で赤司たちが住んでいる家の庭に行った

81:桜葉雨斗:2015/05/29(金) 14:57 ID:M.E

続きでっす

((ピンポーン))

「はぁい...って、上田さんに赤石」
『お邪魔してもいいかな?由孝』
「咲綾...か?」
『うん』

咲綾は森山に案内され、客室に入った

「そこに座って、手当てするから」
『ありがと』

森山は咲綾の手当てが済むと、何処かへ行ってしまった

『セイジュ、起きて』
「んぅ...ぅん?」
『ここは君が今住んでいる家の客室』
「そうか...咲綾、怪我はしていないか?」
『うん、大丈夫、由孝に手当てしてもらったから』
「よかった」
『セイジュは、何処か怪我してない?』
「大丈夫、無傷だ」

咲綾と赤司が2人で話していると、思いっきり客室のドアが開いた
するとそこには、元の顔をした皆がいた
咲綾も、元の姿に戻りフードを取った

『久しぶり、元気だった?』
「咲綾っちぃぃ!!!」
『わわっ』
「おい、黄瀬俺がいるんだから早くどけ」
「いやっスよぉ」

黄瀬が涙目で咲綾に抱き付いた
赤司の上に黄瀬が乗ってるという異様な光景になってしまった

『黄赤...かな?』
「違うっス」
「あぁ、そんなことは絶対にありえない」
『2人とも必死だね』

すると、反対側からも衝撃があった
その人物は桃井だった

『さつき...』
「咲綾ぁ」
『ちょっと、抱きしめるのはいいけど力を緩めて...』
「ぅん」
『え、もう寝ちゃった!?』
「咲綾っちぃ」
『涼太まで!?』
「ちょ、黄瀬が...!!」

黄瀬は咲綾に抱き付いたまま寝たが、寝ているため段々と赤司に覆い被さる感じになっていった

「黄瀬っ、起きろ!!黄瀬!!」
「んぅ、何で赤司っちの顔が目の前に...?と言うか、何処でもいいんで寝せてくださいっス」

黄瀬は何も気にせずまた寝てしまった

「黄瀬ぇっっ!!!」
「はいっス!!」
「退け」
「はい...」
『あはは...』

82:京摩:2015/05/29(金) 21:36 ID:L9M

来てくれてありがとうです!嬉しいです(*^_^*)

ここでも、がんばって!

83:桜葉雨斗:2015/05/30(土) 20:33 ID:M.E

ありがとうデス

84:桜葉雨斗:2015/06/01(月) 15:56 ID:M.E

続きでっす

次の日の朝、昨夜の事がニュースになっていた
目の前で、行方不明だった女の子が消えたから

『学校どうしようかな...』
「魔法で顔を変えて転校すればいいんじゃない?」
『そうだね、そうしようかな』
「じゃ、今日ユウと来いよ」
『わかった、ユウに言ってくる』

咲綾はユウがいる部屋へ走って行った

『ユウ!!さっきの会話聞いてたでしょ?』
「おうよ、じゃ、行こっか」
『うんっ』

85:桜葉雨斗:2015/06/08(月) 17:59 ID:M.E

続きでっす

『こっち』
「おー」

咲綾は魔法で男装をして、学校へ通うことにした
名前は柊司(ヒイラギ ツカサ)

『失礼します、明日から通うことになる柊司です』
「おー、来たか。明日から君が行くクラスの担任、下本明だ」
『よろしくお願いします』
「あぁ」

咲綾は表情を変えず無表情で礼をして、ユウのところへ戻った

『もう帰れる?』
「あぁ、ここを見学して行っても良いって」
『じゃ、俺はここを見て回って帰るよ。先に帰ってて』
「じゃ、急いで帰ってくるんだぞ」
『うん』

咲綾は3階への階段を上り、教室を見て回った
6組まであり、咲綾は6組
その6組は今体育を体育館でしていた
今はバスケットボールを倉庫から取り出しているところだった

『お、やってんじゃん...バスケか』
「君は?」
『俺は、明日から通うことになる転入生です』
「そっか、一緒にしてく?」
『いいんですか?』
「おうっ、じゃ、みんな集まれ」

先生の声で、全員が集まった
6組の人たちは咲綾の男装時の顔を見るのは初めてだが、咲綾は前と同じクラスだったので変な感じがしていた

「明日から君たちのクラスメイトになる転入生だそうだ」
『柊司だ』
「今から柊も一緒にすることになった、仲良くな」
「はーい」
『(やっぱ、あまりこのクラスの雰囲気は好きじゃない)』
「じゃ、俺らのチームな」
『あぁ』

咲綾は嫌な顔をせず、咲綾に声をかけた波須野天空(ハスヤ ソラ)の後ろをついて行った

「バスケの経験は?」
『体育の授業くらいかな』
「じゃ、皆でパスを回す練習をしよう」
『おー』

咲綾は無表情でパス回しをしていた
チームの4人は咲綾の雰囲気で何も言えずにいた

『もうすぐ始まるらしいよ』
「だな」
『俺、バスケはあまりした事ないけど、見るのは好きなんだ』
「ふーん」
『見てて楽しくなるから』
「そっか」

86:桜葉雨斗:2015/06/08(月) 18:29 ID:M.E

続きでっす

「負けねぇかんな」
「こっちこそ負けないつーの」

そして試合が始まった

「おらっ、柊」
『おー』

咲綾はボールをジャンプして取り、ボールをゴールへ投げた

『入っちゃった』
「すげぇじゃん」
『ありがと』
「おう」

咲綾はまたボールを追いかけ始めた

「柊」
『おー』

咲綾はまたゴールへ投げた

「本当は経験者じゃねぇの?」
『授業程度だよ(この世界ではだけど)』
「ホントすげぇじゃん」
『何回言うつもりなのさ』
「すげぇんだからいいじゃん」
『ふーん』

この試合は咲綾が点を取ったおかげで、咲綾チームが勝った

『今日はありがとうございました、また明日』
「じゃーなー」
「楽しかったぜー」
『また明日』

咲綾は歩いて家へ帰った

『楽しかったかも』

87:桜葉雨斗:2015/06/08(月) 19:03 ID:M.E

主人公の設定

名前:紺野咲綾(上田凛音)

男装時:柊司

年齢:一億二千五十七(中1)

外見:黒のパーカーに茶色のショートパンツにピンクと黒のボーダータイツに膝下までの茶色のブーツ
   (私服はパステルカラーのボーダーのキャミソールの上から薄い白の半袖にデニムのショートパンツ)

紺野咲綾:銀色のロング、黄色と水色のオッドアイ

上田凛音:黒のセミロング、黒縁メガネ、焦げ茶色の瞳

柊司:黒髪、グレイくらいの長さ、右側の耳上位のところに赤いピンを×印にしてつけている、赤い瞳、黒のカラコンをつけている

88:桜葉雨斗:2015/06/10(水) 17:18 ID:M.E

続きでっす

「どうだった?」
『・・・楽しかった...んじゃない?』

咲綾は少し顔を赤くして俯いて言った

「ツンデレみたいに言うなよ」

伊月が苦笑いで言うと、咲綾が伊月に殴りかかろうとしていた

「ちょっ、悪かったから殴んないで!!」
『だって...私ツンデレなんかじゃないし』
「たまにそんな風になるじゃん」
『な...っ!?』

咲綾は伊月を改めて見て、少し疑問に思ったのか考える素振りをした

『そう言えば、学校は?』
「あー、俺は今日休んだんだ」
『何で?』
「ちょっと、寝坊しました」
『途中からでも行けばよかったのに』
「途中からってのは...」
『まぁ、いっか、私だってそうだし』

咲綾はそう言って、自分の部屋へ行った
咲綾の部屋はとても広く、バスケ部メンバーたちが20人くらい普通に入る広さなのだ

『じゃ、前の世界で使っていたものを置こうかな...』

89:桜葉雨斗:2015/06/11(木) 14:48 ID:M.E

続きでっす

『よしっ、これで完璧』

咲綾の部屋の壁の一面に天井まで着く本棚があった
その他はとても普通で、勉強机とベッドとタンスとクローゼットしかなかった
本棚には参考書や、とても難しそうな本、外国の本などがびっしりあった

『むふふふふ』
「何不気味な笑いをしてんだよ」
『あ、真じゃん、学校は?』
「休んだ、この世界の事を調べるためにな」
『で、どうだったかい』
「俺らが漫画になってた、沙織たちがいなかった」
『うんうん、他には?』
「俺らがいた世界とちょっと違う、マジバに似た店とかお菓子とか」
『そりゃそうだ』

花宮は適当な返事をする咲綾に、少しイラついた

「テメェ、知ってんなら早く言えよ」
『いいじゃん、自分で調べた方がためになると思ってね』
「あっそ、と言うか、お前の部屋にある本って...数冊貸してくんね?俺も読む」
『いいよ、日本語版と英語版を貸すよ』
「サンキュ、じゃあな」
『うん、またなんか借りたいときは言ってね』
「おう」

花宮は少しうれしそうな顔をして、自分の部屋へ戻って行った
花宮と入れ違いで、赤司と緑間、虹村が来た

『3人とも学校は?』
「休んだ、今日は全員休んでいる、寝坊だったりサボりだったりこの世界を調べてたりな感じで」
『ふーん、あ、そうだ、君らも読まない?本』
「どんなものだ?」
『うーん、いろんなジャンルがあるけど」
「咲綾のおすすめで」
『じゃ、これどうぞ』

咲綾は1人ずつ本を渡した

「サンキュ」
「じゃ、またな」
『うん』

咲綾は1人になった部屋を見つめて少し微笑んだ

『この世界の時間を止めて、またどこかに行こうかな』

90:桜葉雨斗:2015/06/11(木) 15:32 ID:M.E

続きでっす

咲綾は静かな広い部屋の真ん中で、黒くて厚い本を開け何かを唱えた
すると、時計が止まり周りが白黒になった

『成功』

そう言って、咲綾は光って消えた


ユウside

この世界の時間が止まった
俺や、バスケ部達は時間は止まってなくこの世界だけが止まってしまった
世界1つの時間を一気に止めれるのは咲綾しかいない

「おい、ユウ!!どうなってんだ?」
『多分咲綾の仕業だろう』
「はぁ?これどうにかならねぇのかよ」
『咲綾だから...』
「咲綾ってそんなにすごいのかよ」
『うん、俺より何倍も上だよ、この中では俊が一番だけど...』
「それでも俺より上だよ、何倍も...」

他の世界を見て咲綾を探すか...
上級大神たちを集めて会議をするか

「上級大神達を集めて会議をしよう」
『なら俺は咲綾の位置を検索しよう、出来なければ、可能性のある世界の住人表から咲綾を探す』
「わかった、俺と俊が会議に出る、ユウは咲綾を探して、他の奴は自分のできることをしていろ」

こう言う時、赤司みたいな人がいると助かるな...
よし、気合を入れて咲綾を探そう

『緑間と桃井、手伝ってくれるか?』
「「勿論」」

91:桜葉雨斗:2015/06/11(木) 16:28 ID:M.E

続きでっす

咲綾は別の世界で生まれ、いつものように幼児期を過ごし、小学校へ通って卒業した
咲綾が通うことになった中学校の名は椚ヶ丘中学校
この世界は暗殺教室の世界
そして、何事もなく咲綾はA組で2年間を過ごした
だが、咲綾がこの世界で過ごした幼児期を理事長に知られてしまい、3年からE組へ行くことになった

『ま、好都合だね』

咲綾はそう言いながら、今日から通う3年E組の校舎へ行った
そして、ある日殺せんせーがやって来た
咲綾の今の見た目は柊司の黒のカラコンしてない赤い瞳の時と同じ
格好は制服の上から黒のパーカーで、黒の手袋とマフラーをつけている
なので、勿論

「君は、いつもそんな格好をしてるんですか?」

と、咲綾に関わる人は皆同じ質問をする

『そーです』
「暑くないんですか?特に夏とか」
『暑くないんでこんな格好をしてるんです』
「そうですか」
『あと、俺は紺野です、君じゃありません』
「すみません」

そして、その日は終わった

「紺野君、先生にあんな態度は...」
『所詮ただの先生です』
「けど...」
『また明日』
「あ、うん、また明日」

咲綾が潮田渚から離れて行った時の咲綾の頭の中はとても正常とは言えない状態だった
(あーっ!!どうしてあの可愛い可愛い渚君と帰れたのになんであんなになっちゃうんだー!!ホント何で!?楽しく渚君と会話をしたいー!!だったら謝んないと!!けどどうやって?もう嫌われてたらどうしよう!!)
的な感じで荒れていた

92:桜葉雨斗:2015/06/11(木) 16:48 ID:M.E

続きでっす

次の日、咲綾は何故かリュックを持って学校に来た
勿論、いつもの鞄も持ってきている

「え、紺野君そのリュックは何?」
『事情があって』
「そうなんだ」

咲綾はリュックと鞄を机の横に掛け、政府から支給されたナイフをいじっていた
数分後、先生が来て、号令と共に皆が銃を構えた
勿論咲綾も
そして、号令と一緒に銃声が鳴り始める

『3、2、1』

その声は銃声のせいで誰にも聞こえなかった
だが、一瞬でその銃声が消えた

「触手が...1本とれた?」
『成功』

全員が咲綾を見た

『まず1本』
「紺野君...君は、どうして...」
『だって、先生ってば俺の事一切見てないじゃん、他の生徒は見てたけど』
「だって、あなたは...」
『そう、いなかった...けど、本当はいなかったんじゃない...先生の視界に映らなかっただけ』
「え...」
『影を、薄くしただけ』

咲綾は微笑んだ

93:桜葉雨斗:2015/06/11(木) 22:12 ID:M.E

続きでっす

潮田side

「続けないんですか?」
「あ、そうですね、続けましょう」

紺野君が触手を1本だけなんだけどとった
皆が驚いて動けなくなったときに、紺野君の声が聞こえて皆が彼を見た
紺野君は先生の質問(?)に冷静に答えて、微笑んだ
そして、また再開された

『すごいな...』

潮田は銃声の中で誰にも聞こえないくらいの声で呟いた

94:桜葉雨斗:2015/06/11(木) 22:46 ID:M.E

続きでっす

出欠をとり終え、1時間目が終わり、休み時間になった

「紺野君!!影薄くしたって言ってたけど、どうゆう風にするの?」
『わからないです』
「自分でも分かんないんだ」
『そうですね』

すると、茅野カエデが近づいてきて、咲綾に話しかけた

「クラスメイトだし、敬語は無しにしようよ」
『ですけど、いいんですか?』
「勿論!!」
『じゃ、敬語はずすよ』
「やった!!」
『という事で、俺は1時間目をサボるよ』
「え、何で!?」
『ちょっと事情があって、じゃまたね』
「紺野君、2時間目は数学だからね」
『おー』

咲綾は少し微笑んで、教室を出た

『皆今どうしてるかな〜』

咲綾はパソコンを開いて、皆の行動を見ようとしていた

『皆いろんな世界の住人表見たり会議してんのか』

皆、咲綾を探すためにいろいろしていた

『ありがとう...ごめんね』

咲綾は一人静かに涙を流した

95:桜葉雨斗:2015/06/12(金) 09:58 ID:M.E

『という事で、俺は1時間目をサボるよ』
 ↓
『という事で、俺は2時間目をサボるよ』


「紺野君、2時間目は数学だからね」
 ↓
「紺野君、3時間目は数学だからね」

間違えてすみません。

96:桜葉雨斗:2015/06/12(金) 11:05 ID:M.E

続きでっす

咲綾は2時間目が終わる時間になると、教室へ戻った

「あ、紺野君!!」
『ん?どうしたの』
「次の数学がなくなって、体育だって」
『そっか』
「早く着替えて行こう」
『おう』

咲綾は着替えた後、潮田と一緒に外へ出た
すると、防衛省からの体育教師が来た
名は烏間惟臣

「明日から俺も教師として君らを手伝う、よろしく頼む」
「烏間先生に早くこのクラスに馴染んでもらおうと思いまして、今からみんなで楽しみましょう!!」
「「「いぇーいっ」」」
『何するの?』
「ケードロだろ」
「うん、ケードロだね」
「ケードロでしょ」
『じゃあ、警察は烏間先生と殺せんせーだね』
「始まったら1分で逃げてください、制限時間は30分、最後の1分間だけ先生も参加します」
「「「スタート!!」」」

皆の声で全員が逃げた
勿論咲綾も

『どこに行こうかな』
「あ、紺野」
『磯貝君と前原君だっけ?』
「え...まだあやふやなの?」
『ごめん』
「まぁ、いいよ、俺は磯貝悠馬」
「俺は前原陽斗、改めてよろしくな」
『おう』
「あ、烏間先生だ...」
『見つかったな』

咲綾は2人を抱え、走った

「紺野、何で俺らを持ってんだよ」
『えー、下手したら捕まりそうだったから、こっちの方が手っ取り早いかなぁっと』
「後ろの烏間先生からどんどん離れて行ってる」
『あ、ここ急だな』
「ここから落ちたら大怪我しそう」

咲綾は2人を下ろし、3人で今からどうするか話し合っていた
すると、もう残り1分なのか殺せんせーが見えた
2人は驚いて後退り、急な坂の方へ落ちそうになった

「え...」
『ヤバい』

殺せんせーは、近くにいた他の人たちを狙いに行った
その近くに沢山いたのか、こっちには来なかった
咲綾は殺せんせーが来ないのが分かり、2人の方へ跳んで2人を庇いながら急な坂を転がり落ちていった

97:桜葉雨斗:2015/06/12(金) 12:30 ID:M.E

続きでっす

潮田side

ケードロが終わって、皆が同じところに集まっていた
けど、紺野君と磯貝君、前原君が戻ってこない

「だれか、紺野君と磯貝君、前原君を見た人はいるか?」
「いや、烏間先生が磯貝と前原を持った紺野を追いかけてるのは見たけど、そのあとは何も」
「どこに行ったんでしょう」
『皆で探そうよ、見つけたら何かで合図すればいいし』
「だな」
「じゃ、2人組になって探そう」

そして、皆で探し始めた
殺せんせーは、ケードロが終わって集まった後すぐに何処かへ行ってしまった
次は、自習だからと言って、ニヤニヤしながら飛んで行った

磯貝side

俺と前原は、殺せんせーを見て驚いた
そして、後退りしてしまった
そのせいで、急な崖から落ちそうになって、見ていた紺野が俺と前原を庇いながら一緒に落ちて行った
俺は落ちてから気を失っていたみたいで、落ちていた時の記憶がなかった
体を木とかで打ったのか、体中が痛かった
前原も起きてたみたいで、声が聞こえた

『前原、動けそうか?』
「いや、体中が痛くて無理そう」
『俺も、紺野は...?』
「あー、無理だ...頭が痛い」
「打ったのか?」
「血が出てるから、切ったかも」
「大丈夫か!?」
「平気かも」
「そっか」

どうしよう、何も出来ない
痛いけど、一応少し動くのは右手くらい
そう言えば、殺せんせー対策で銃を持ってたな
えーっと、弾は10はあるか

『前原と紺野は銃持ってるか?』
「いや、落としたかも」
「俺持ってるぞ」
『じゃ、紺野貸してくれ』
「どーぞ」

磯貝は高くて細い木に向かって何発か打った
すると、それは見事に揺れた

「気づいてくれるかな」
『またあとでするよ』
「頼む」

すると、微かに声が聞こえた

『誰だろ』
「声の感じからして、烏間先生じゃね?」
「あー、あと緑と水色」
「茅野と渚か」
『じゃ、もう1回』

磯貝はまたさっきのように3人に近い木に打った
すると、3人がこっちを見た

『気づいてもらえたよな』
「こっち見てるもんな」
「あ、完璧気づいてるみたい、みんなを呼んでる」
「やっとここから出れる」
『けど、病院行きかも』
「だな」

98:桜葉雨斗:2015/06/12(金) 13:10 ID:M.E

続きでっす

『気づいてくれてありがと』
「どういたしまして」
『磯貝、腕大丈夫だった?』
「あぁ」

咲綾たち3人は皆に見つけてもらい、落ちた時の状況を説明したあと救急車で運ばれた
磯貝と前原は1週間入院になった
2人は同じ部屋だった

「先生、紺野は?」
「今手当てを受けてるらしい」
「俺らより酷いんですよね?」
「あぁ、額を深く切ってたり、両足首と右腕を骨折してたり、左手が打撲だったり」
「烏間先生、さっき俺ら3人が滑ったと言いました、けど本当は俺ら2人が滑ったんです」
「俺らは殺せんせーが見えた時、後退りして落ちそうになってた」
「その時、紺野が俺らを庇って一緒に落ちたんです」
「そうか」

3人がいる病室は静かで、時計の針の音だけが聞こえていた
すると、いきなり病室のドアが開いた

『やっほー!!』
「紺野!?」
「歩いて平気なのか?」
「骨折していると聞いたが」
『骨折してるけど、全然平気、歩いたり運動したり大丈夫』

咲綾が元気よく病室に入ってきて、3人はとても驚いていた
骨折している人が笑顔で歩いてきたから

「すげぇな」
『そうかな』
「骨折してて普通に歩ける人なんていねぇって」
『むぅ』

後ろから沢山の足音と声が聞こえてきたと思えば、E組全員が来た

『さっきぶり』
「え、何で歩いてんの?」
『え、何でって動けるなら大丈夫だろうって、入院は無し』
「すげぇ」
『すごくないし』

咲綾は少し顔を赤くして、少し目を逸らした

「お前、何でその仕草が似合うんだよ」
『え、何?』
「いや、何でもねぇ」
『そうか?』

咲綾と紺野の会話を聞いていた周りは笑っていた

99:桜葉雨斗:2015/06/12(金) 13:40 ID:M.E

続きでっす

そして1週間後、2人の退院の日

『おめでとー!!』
「ちゃんと完治した?」
「おう!!」
「完璧だよ」
『よかったよかった』

咲綾の体には包帯やガーゼが付いてなかった

「紺野って、いつ包帯とか外したの?」
「アイツ、1週間前の翌日に学校で会ったときにはもうなかったけど」
「回復力すごいよね」

すると、病院の前で喋っていたE組達の前に烏間が来た

「今日は午後から訓練だ、それまで自由」
「やった!!」
「退院祝いをどっかでしようぜ」
「けど、金ねぇよ」
『烏間先生、奢ってくんない?』
「は...?」
『2人とも無事退院したんだし』
「な...まぁ、いいだろう」

烏間の許可をもらって、全員はどこに行くか相談していた
で、決まったのが、街でいろいろ買って教室で祝おうって事になった

『そう言えば、停学明けの赤羽君だっけ?その人、今日来る予定だったらしいけど?』
「あ...どうしようか...と言うか、なぜ知っている」
『あー、この前パソコン借りたから』
「人の物を勝手に...」
『毎日使ってますけど』
「な...っ!?」

咲綾は烏間の物であろうパソコンを片手に持って薄く笑った

「ちょ、それは俺のだ!!」
『無防備すぎ』

咲綾は烏間の後ろに行って、パソコンを頭に乗せた

『俺は、自分で買いますんで、ここに10時集合』

そう言って、街の方へ行った

「紺野君はあんな性格なのか?」
「喋んないんですか?」
「あまり、喋ったことがなくてな」
「最初は敬語だったよ〜」
「私と渚で敬語なしって言ったら、タメになってくれて接しやすくなったんだけど」
「性格は、元々あれなのかもね」
「表に出せてなかったのかな」

100:桜葉雨斗:2015/06/12(金) 13:58 ID:M.E

続きでっす

「あれ?紺野のって店で買った物じゃ無くね?」
『まぁね、俺が買ったのはこれの材料や必要な物、これは手作りだよ』
「すっげぇ!!」
『ありがと』

咲綾は木村と千葉の3人で喋っていた

「喋りやすくはなったんだろうな」
「まぁ」
「手伝いましょうか?」
「え、いや、別に」
『烏間せんせー!!ほれっ』
「え、あ、なんだこれは」
『手作りのカップケーキ、良かったら食べてよ』
「あ、あぁ、ありがとう」
『いえいえ、どういたしまして』

咲綾はまた2人と喋り始めた
そして、烏間先生の方は...

「いやぁ、アイツの話してたらあっちから声かけるんだもん、ビックリしたな」
「ホントだよ〜」
「聞こえてたのかしら」
「まさかの?」
「冗談はよせ」
「烏間先生って、自分から仲良くなりたいと思って話しかけるのは得意じゃないんですね」
「・・・。」

皆、教室について準備をし、祝う準備が整った
お楽しみ会みたいに盛り上がって、皆楽しそうに食べたり飲んだり、喋ったりしていた

『ねぇねぇ、寺坂君たち』
「んだよ」
『楽しく喋ろーよ』
「やだよ」
『ぶーぶー』
「んだよ、その顔」
『あ、そうだ、これ食べてよ』
「カップケーキ?」
「見た目はいいな」
「何も入ってないよな?」
「ま、食べてみればわかるでしょ」

4人が食べたら、少し顔が緩くなった

『おいしい?』
「「「「あぁ」」」」
『よかった、って事で、みんなで仲良くしよう!!』

4人は呆れた顔で咲綾を見ていたが、まぁ、いっか≠ニ、カップケーキを食べた

101:桜葉雨斗:2015/06/12(金) 14:34 ID:M.E

続きでっす

「じゃぁ、今から訓練だ、着替えて外に出ろ」
「「「はーい」」」
『俺見学しまーす』
「なぜだ」
『疲れた』
「はぁ、少しだけだからな」
『あざーす』

咲綾は階段に座り、自分のパソコンを開いて黒縁メガネをかけた

「紺野、何してるの?画面が映ってないみたいだけど」
『あぁ、このパソコンは特殊でね、このメガネをつけないと見えないんだ』
「そうなんだ、それと今1人や2人で烏間先生と戦ってるんだけど、一緒にしない?」
『俺は見てるだけでいいよ』
「そっか、じゃあ見ててね」
『おう』

咲綾はパソコンを閉じ、メガネを片付けた
そして、皆の方を見ていた
誰も、烏間にナイフを当てる事は出来なかった

「紺野ー!!お前もだって!!」
『えー』

杉野と前原が咲綾の腕を引っ張って、烏間の前に立たせた

『ぶー』
「始めるぞ」
『はぁい』

咲綾は軽く地面を蹴って、烏間に近づいた

『これって、倒れたら負け?』
「あぁ、手をついてもいいが、倒れたらアウトだ」
『ふーん』

咲綾は烏間に何度もナイフを顔に近づけて、引っ込める
そして、烏間から攻撃をして来た時、地面に手をついて跳んだ
一回展を空中でして、片手を烏間の肩に置いて着地し、足をこけるように蹴った

『勝負あり』
「あぁ」
「すげぇな!!」
『最近、すげぇしか聞いてないんだけど』
「いいのいいの」
「紺野君って、運動神経抜群なんだね!!」
『そうかな?』
「そうだよ!!」

紺野の周りにほとんどみんなが集まって来た

「なぁ、紺野」

すると、とても真剣な表情の磯貝が集まってる皆から少し離れたところから話しかけてきた

『ん?』
「怪我、まだ全然感知してないじゃん...て言うか、前より酷くなってる」
『なわけないじゃん』
「それと、一週間前の手当て、自分でしたんだろ?」
『ま、それは事実です。無理言って自分でさせてもらえました』
「それってさ、いろいろな」
『それ以上言ったら殺すぞ』

咲綾は見たことがない顔をしていた
でもそれは、全員見たらすぐわかった
怒った顔だった

「ごめん、けどさ...無理はダメだよ」
『・・・。』
「紺野...?」

咲綾は無言で磯貝の目の前に立った

『ごめん、記憶を消してごめん』

その言葉は磯貝以外には聞こえなかった

102:桜葉雨斗:2015/06/12(金) 16:12 ID:M.E

続きでっす

「それって、どういう事...?」
『さぁね』

すると後ろから、クラスの者ではない声がした

『赤羽業』
「停学明け、だっけ?」
『うん』

すると、赤羽が殺せんせーの触手を潰していた

『うんうん、とってもいい戦力になるんじゃない?』
「あぁ」
『けど今は、この暗殺教室にふさわしくない』
「え?」
『今はだよ』
「そっか」

咲綾と磯貝は並んで教室の方へ歩き出した
他の皆は殺せんせーと赤羽を見ていた

『ねぇ』
「ん?」
『俺の正体に気づいてるんじゃねぇの?』
「あぁ、全部思い出したよ、あの3人はどうか知らないけど...このクラス全員を仲間にするの?」
『ま、そうするしかないよね』
「そっか」

2人は2人きりの教室で喋っていた
すると、咲綾がいきなり片方の赤いピンを1本外した
外したピンを磯貝に付けた

「何これ」
『魔力なしでも、このボタンを押したら脳内で会話できるよ、テストの時は外すけど』
「けど、これ4つしかないじゃん、俺ら5人だろ?」
『大丈夫、予備があるから』
「何個?」
『一応20くらい』
「無駄に多いな」
『だって、俺は4つだし』
「あー、そうだな」

103:桜葉雨斗:2015/06/12(金) 16:28 ID:M.E

続きでっす

次の授業が始まったとき、赤羽が殺せんせーに仕掛けた
小テストもすぐに終わっていた

『そう言えば、先生』
「なんですか?」
『俺の席って女子の列ですよね?』
「ですね」
『何で』
「最初は男装した女の子かと思いましたし、別にいいじゃないですか」
『ぶー』

咲綾は殺せんせーにテストを渡し、荷物を持って教室を出ようとした

「紺野君?」
『用事が出来たんで』
「そうですか」

咲綾はE組校舎を出て、駅に着いた時声をかけられた

「あの、ここにはどうすれば行けますか?」
『ここは、あの道をまっすぐ行って2番目の信号を右に曲がって少し歩いたところです』
「ありがとう、咲綾」

咲綾がその言葉を聞いて振り返ると、桃井が立っていた

『もうばれちゃった』
「ふふっ、私とてもがんばっちゃったからね」
『そっか』
「もうっ、いきなりいなくなったんだから!!」
『ごめん、それで、皆に報告したの?』
「ううん、私の見間違いだったら嫌だなと思って」
『さつきに見間違いなんて、あんまりないし自信持ってよかったのに』
「あーっ、そんな事言うなんて!!また記憶を消そうとか思ってるんでしょ!!」
『・・・。』
「ん?」
『はい、すみません』
「よろしい、記憶を消すなら私以外でよろしく」
『はいはい』

咲綾は指を鳴らした、そしたら時間が止まった
記憶を消すには転生してもう1度やり直すか、普通に消すかの2つの方法がある
けれど、咲綾は転生を選んだ

『転生だからどうする?姉妹設定にするか?』
「いいの!?」

咲綾の姉妹と言う言葉にとても反応した桃井に、咲綾は笑顔になった

『いいよ、じゃあさつきが姉だね』
「わかった!!」
『じゃ、またね』
「うん」

104:桜葉雨斗:2015/06/12(金) 16:48 ID:M.E

続きでっす

咲綾は磯貝に渡したピンを外して、自分に付けた

『ごめんね』

咲綾は磯貝の頭を撫でて、消えた
そして、咲綾と桃井が姉妹として生まれた

「咲綾!!早く行こう!!」
『うん!!』

咲綾と桃井は、酷い幼児期を過ごしたが、2人は一緒にいるおかげで笑っていられた
今日から中学生
勿論中学は椚ヶ丘中学校

『「A」』
「やっぱ同じだよね」
『だね』
「まぁ、頑張ろ!!」
『うん』

月日が経ち、2人は無事3年生になった

『浅野、その本面白い!?』
「あぁ」
『ふーん』
「なんだ」
『いや、それ日本語版でしょ?英語版も読みなよ、日本語版と少し変わってるんだよ』
「そうか」
『あげるから、今度どうだったか聞かせてねっ』
「あぁ、分かった」

咲綾は浅野と喋った後桃井のところへ行き、2人で理事長室へ行った

『失礼します』
「失礼します」
「君たちに来てもらったのは」
『E組ですよね?黄色いタコの暗殺』
「なぜ知っているんですか?」
『昨日、防衛省の人たちから説明があったんで』
「そうですか、それでは明日からE組へ行ってもらいます」
『「はい」』

咲綾と桃井は暗殺のサポートとして【エンドのE組】へ行くことになった
2人は、明日のためにいろいろ考えていた

「私は大人しめな女子で行きます!!」
『私は元気な女子で行きます!!』
「じゃ、明日の用意をして寝ますか」
『だね』

105:桜葉雨斗:2015/06/12(金) 17:43 ID:M.E

続きでっす

『今日からE組で黄色いタコの暗殺をサポートすることになりました!!』
「私は氷本さつきです」
『さつきの双子の妹、咲綾です!!それと、私は数学とナイフ術を教えます!!』
「彼女は同い年だが、君らの教師になる」
「では質問の時間としましょうか」
「はいはーい!!好きなタイプは!?」
「私は...優しくてバスケが好きな人」
『(あー、テッちゃんじゃん)』
「咲綾ちゃんは?」
『私はね、彼氏いるから』

咲綾は胸を張るように言った

「どの学校にいるの?」
『わかんない、教えてくれないから』

咲綾は笑顔を作って見せた
咲綾の作り笑いは、絶対に誰にもわからない

「ふーん」
「得意な教科と苦手な教科は?」
「私は得意不得意はないです」
『私は多分数学が得意で国語と英語が壊滅的!!』
「咲綾さん、多分得意科目は全部じゃないですか?」
『なわけないですよ!!』
「けど、全部満点じゃないですか」
『何でそれを知ってるんですか!?知ってるのは理事長だけだったのに!!』
「理事長にお願いして聞きました」

咲綾はとても残念そうな顔をしていた

『けど、ホントに国語と英語が壊滅的だったのに...前は』
「あはは...」
「じゃ、じゃあ趣味と特技は?」
「特技は情報収集です、趣味はバスケを見る事」
『私はないよ〜』
「本当の事を言えばいいのに」
『ぶー』
「で?本当は?」
『特技と趣味はバスケ』

皆はみんな苦笑いしていた
なぜなら、咲綾がいじけて黒板に落書きを始めたからだ

『出来た!!』

絵を書き終わるととてもうれしそうな顔になっていた

『どう?皆の絵!!』

咲綾が書いたのは、全員が並んで写ってるところ
集合写真みたいな絵だった

「すげぇ!!」
「めっちゃ似てる!!」
『えへへっ』
「では、質問の時間もこれで終わりです、2人は赤羽君の隣に座ってください」
『はぁい!!』
「よろしく、赤羽君」
「よろしく〜」
『カルマンとてらてらだね、2人ともよろしく!!』
「カルマンって何!?」
「てらてらって何だよ!!?」
『えへへ〜』
「咲綾、褒めてないよ」
『ぶー』

106:桜葉雨斗:2015/06/13(土) 17:41 ID:M.E

全部読み返し、沢山の間違った漢字がありました
すみませんでした

107:桜葉雨斗:2015/06/14(日) 15:06 ID:M.E

続きでっす

放課後、咲綾と桃井は2人で並んで帰っていた

『私さ、さつきに会う前この世界で男装してE組いたんだよね』
「そうだったね」
『その時さ、磯貝君にバレたんだよね』
「え!?悠馬君に!?」
『あれ?もうそんなに仲良くなったの?』
「うん、悠馬君に陽斗君に正義君にメグちゃんにひなたちゃんに陽菜乃ちゃんに莉桜ちゃんに桃花ちゃん」
『多いね、私まだ赤羽君と寺坂君としか喋ってないよ』
「あはは...」

2人は喋りながら、雑貨屋さんに入った
桃井はいろいろ見ていた
咲綾はシュシュを見て悩んでいた

『よし、これにしよう』

咲綾が決めたのは、水色と白っぽい水色のボーダーのシュシュ

『さつきは決まった?』
「まだ」
『何を迷ってるの?』
「このピンクにするか、白にするか」
『さつきはピンクじゃない?』
「そう?」
『うん』
「そっか、じゃピンクにするよ!」
『じゃ、買って帰ろ?』
「うん!!」

2人は楽しく会話をしながら家へ帰った

『さつきはピンクの星が付いたヘアピンにしたんだ』
「うん、これ見た瞬間買おうって」
『決めるの早いね』
「咲綾は?」
『水色のシュシュを買ったよ』
「うん!!似合ってる」
『ありがとっ!!』

2人は笑い合った

108:桜葉雨斗:2015/06/14(日) 15:22 ID:M.E

少し2人の外見説明

氷本咲綾:白っぽい水色の髪と瞳、セミロングの長さの髪を低いところで2つに結んでいる
     赤いピンを×印にして右側に付けている

氷本さつき:白っぽいピンクの髪と瞳、腰までの長さの髪を高いところで2つに結んでいる
      青いピンを×印にして左側に付けている

109:桜葉雨斗:2015/06/14(日) 17:32 ID:M.E

続きでっす

次の日、2人は並んで学校へ行った
今日は咲綾が初めて皆に数学とナイフ術を教えることになっている
咲綾は楽しみで仕方がなかった

『はぁ〜、楽しみだな!!』
「楽しみすぎてドジらないでね」
『はぁい!!』

咲綾と桃井は2人しかいない教室の中で楽しく駄弁っていた

『早く2時間目にならないかなぁ』
「そうだね」
『さつき、皆今何してるんだろうね』
「だね、必死になって探してるかも」
『そっか』

すると、音をたてて誰かが教室のドアを開けた
ドアの方を見ると、ほとんどの人が教室に入って来た

『おはよう!!』
「はよー」
「おはよう」

咲綾の元気な挨拶に普通に返すが、ほとんどの人たちが顔を見ていなかった
けれど咲綾はずっと笑顔だった

「では、出欠をとります」

次々と名前が呼ばれ、最後に氷本咲綾≠ニ呼ばれた
咲綾は呼ばれた事がとても嬉しかったのか、さっきよりも笑顔になった

「それでは1時間目の国語を始めます」

1時間目が終わり、咲綾は烏間に呼ばれていた

「俺の手違いで、君は数学を教えるだけになった」
『じゃあ、ナイフ術は烏間先生がするの?』
「あぁ、すまないな」
『けど、やっぱナイフ術などは烏間先生の方がみんなが喜びますもん』
「・・・。」
『これからも頑張ってね、苦労人さん』
「苦労人って...」
『そうでしょ』

咲綾は笑顔で烏間と喋っていた
心は真っ黒なのに、ずっと笑顔で

「次は君が教えるんだろう?」
『まぁねん、じゃ、失礼しました〜』

咲綾は軽い足取りで教室へ向かった
けれど教室に入らなかった
いいや、入れなかった
教室では咲綾の話になっていたから

「咲綾ちゃん?」
「んー、元気だよね」
「笑顔が可愛いよね」
「けど、近寄りがたいよな」
「あー、それ分かる」

咲綾は深呼吸して入った
すると、一瞬で静かになった
咲綾は気にせず、普通に教壇に立ち授業を始めるチャイムと共に授業を始めた

110:桜葉雨斗:2015/06/14(日) 17:47 ID:M.E

続きでっす

授業が終わり、咲綾は自分の席に座った
すると、桃井が近寄った

「咲綾、授業とてもよかった」
『ありがと!!さつき』
「一緒に外に行こう」
『うん』

2人は着替えて外へ出た
誰かとペアを組んで、トーナメント方式で何かをするらしい

『ペアか...』
「俺と組もう?」
『いいの?』
「うん」

咲綾は赤羽と組むことになった

『で、なにをするの?』
「2対2で戦うんだって、ナイフが当たったら負けだから」
『じゃあ2回当てたら勝ってわけだ』
「そんな感じ」

咲綾と赤羽の最初の相手は磯貝と前原だった

『赤羽、勝てると思う?』

咲綾は笑顔で聞いた
赤羽は少し間を置いて答えた

「わかんない」
『ふーん』

烏間先生が近くに来て言った

「始めっ」

111:桜葉雨斗:2015/06/14(日) 18:55 ID:M.E

続きでっす

磯貝と前原は開始の声と同時に攻めてきた

『おぉ』

咲綾は目を輝かせながら前原のナイフを避けていた
一方磯貝と赤羽の方は喋りながらしていた

『前原君、肩借りるね』

咲綾はそう言って、前原の肩に片手を置いて上から後ろへ行って、首元にナイフを当てた

『重くなかった?』
「え、うん」
『よかったよかった』

すると、後ろから磯貝が咲綾を狙って来た
赤羽はあとちょっとのところで負けたらしい

『ギリセーフ』

咲綾は笑顔でナイフを避け、磯貝の後ろに回って背中にナイフを当てた

「赤羽、氷本の勝ち」
『やったね』
「氷本ちゃんすごいね」
『ありがと』

咲綾は笑顔で赤羽にお礼を言った

「え...?」
『ん?どうしたの?』
「ううん、何でもない」

赤羽は複雑な顔をしながら、少し離れたところに座った

『次は木村君とさつきペアか』

それから順調に進んでいき、決勝は咲綾と赤羽ペア対桃井と木村ペア

『さつきは手強いよ〜、情報収集がすごいからね〜』
「ふーん」
『しかも、ナイフ術もすごいんだよ』

咲綾は笑顔で言った

「ねぇ」
『ん?』
「心の底から笑った事ってある?」
『え?』

咲綾の顔が少し曇った

『どうだろうね』

咲綾はそう言うといつもの顔に戻った
そして、烏間の開始の声が聞こえた

112:桜葉雨斗:2015/06/14(日) 19:03 ID:M.E

続きでっす

赤羽は木村と、咲綾は桃井となった

『さつき、本気で来てね』
「うん」

2人は笑顔で始めた
赤羽と木村の方は赤羽が勝ったらしい
赤羽が桃井を狙おうとしている

『いやぁ、それじゃダメでしょ』

咲綾がそう言うと赤羽が不思議な顔をした
桃井は簡単にナイフを避けナイフを赤羽の額に優しく当てた

『やっぱし』
「ちょ、言ってくれればよかったのに」
『ごめんって』

咲綾はとても楽しいのか、いつもと違う笑顔を見せた

『やっぱ、楽しい』

咲綾は少しスピードを上げ桃井にナイフを当てた

「赤羽、氷本ペアの勝ち」
『やった!!』

113:桜葉雨斗:2015/06/14(日) 22:40 ID:M.E

続きでっす

桃井side

咲綾がいつもと違う笑顔を見せた
咲綾の本当の笑顔
いつもは偽物の笑顔しか見せてなかったのに

「やった!!赤羽、やったね!!」
「うん、おつかれ」
「赤羽もね!!」
『咲綾、よかった』
「何が?」
『笑顔が』
「ありがとう」

私の言葉に、咲綾が無邪気な笑顔を見せた
とても嬉しかった
咲綾が本物の笑顔で笑ってくれるのは、私が見ていた時でも1、2度くらい
よかった、この世界に来て

114:桜葉雨斗:2015/06/14(日) 22:47 ID:M.E

続きでっす

咲綾はとても喜んでいた
本物の笑顔で桃井を喜ばせたり、赤羽の気持ちを温かくさせたり
とてもいい笑顔で皆と喋ったり

『楽しかった!!』
「だね」
「咲綾ちゃんっていつも元気だよね」
「楽しそうだし」
『そうかな?けど、笑顔だといいことあるよ!』
「ははっ、咲綾ちゃんを見てると楽しいよ」
『ありがと!』

咲綾は沢山喋った
初日に喋らなかった人たちと沢山

「咲綾ちゃん、この後いいかな?」
『おっけーだぜ!!』

咲綾は磯貝と前原、赤羽と潮田に呼ばれた

115:桜葉雨斗:2015/06/15(月) 10:55 ID:M.E

続きでっす

『で、用とは?』

咲綾はニコニコと笑顔で4人に聞いた

「いやぁ、思い出したんだよね」
『あー、その話ですか』
「で、君の姉の方は桃井さんだよね?」
『まぁね』

4人は少し話し合って、咲綾を見た

「咲綾ってさ、紺野だよね」
『あー、赤いピンを×印にした』
「それ」
『そうだよ』
「そっか」

咲綾は微笑んで、磯貝の髪に赤いピンを付けた

『ごめんね、時間を止めた時に取っちゃった』
「別に...いいもん」
『可愛い』
「可愛い!?なんで!?」

咲綾は磯貝の反応を見て笑いながら、ポケットを漁っていた
目当ての物が見つかったのか手をポケットから出した

『はい、3人にも』
「通信機?」
『まぁ、そんな感じ』
「よく出来てんね」
『ありがと』

すると、4人の顔はいきなり真剣な顔になった
いきなりの事で咲綾は少し混乱した

『え?なに?』
「咲綾、E組の皆を仲間にするの?」
『うん』
「俺らは反対だ」
『え?』
「あいつらにはこの世界での未来がある」
「だから、俺らのようにはなってほしくない」
『そっか』

咲綾は少し悲しそうに笑った
その顔を見た4人は少し不思議に思った

「なんで、悲しそうにするんだ?」
『私は仲間を増やしたいなと思ってたから』
「なんで?」
『神様の級には20段階あるじゃん?私達みたいな微妙な数字を抜かすとだけど』
「ま、そんくらいあったな」
『その、1から5級は私の味方、6から下の級は敵なんだ』
「は?じゃあ大神と普通の神で対立してるって事?」
『まぁね、私が気に食わないんだってよ〜、神は普通私みたいにあの世界で死んだ人の中から選ばれるんだ
けど、私はキミらみたいな人たちを仲間にしているから...普通はダメなんだよ、君らを仲間にするのは
けどね、それが許されているのは、私が第1級大神様のユウや他の大神が許してるから』
「あー、だから少し嫌われてるんだね」
『そう言う事、もうすぐ私を嫌っている神たちが攻め込んでくる、アイツらは出来るだけ全員を強めてる
その力はセイジュと涼太を抜いたキセキの世代に匹敵する』

咲綾が言った瞬間、4人は少し驚いていた
キセキの世代は強い
例えば、普通の神の平均の強さが25とする
けれど、キセキの世代の2人を抜いた平均は150
そのくらい強いのだ
簡単に説明すると月と鼈くらいの差
けれど、その大きな差がなくなって匹敵するくらいの力をつけて来る

116:桜葉雨斗:2015/06/23(火) 12:17 ID:M.E

続きでっす

「そっか...」
「ユウ達もいるし、仲間なんて...」
『まぁ、私もそう思ってたから、強制的に仲間にしないよ』
「ありがと」
『じゃ、教室に戻ろっか、授業はもう始まってるから』

咲綾はいつもと変わらない笑顔で4人に言った
5人が遅れて教室へ行くと、殺せんせーが顔を真っ赤して咲綾たちを怒った
そして、放課後
桃井は皆と帰り、咲綾は教室に1人で残っていた

「咲綾さん?帰らないんですか?」
『うん、もう少し』
「あまり遅くならないうちに帰ってくださいね」
『はぁい』

咲綾は殺せんせーに笑顔を向け、また教室の窓を見つめた
そして鏡を取り出し、首のあたりを見た

『よかった、気づいてない』

咲綾の首と両手には沢山の切り傷があった
理由は、魔力が少なくなってきたから
転生などに沢山の魔力を使い、回復できなかったから

『マフラーでもつけようかな、手袋とか...長袖にタイツも...もう完全に真冬の格好じゃん』

咲綾は悲しそうに呟いた
数分後、家に帰って傷があるところに包帯を巻き、それが隠れるように服を着た

117:桜葉雨斗:2015/06/23(火) 14:45 ID:M.E

続きでっす

次の日の朝、桃井は咲綾の格好を見て驚いた

「ど、どうしたの...その格好」
『秘密』

咲綾は今にも泣きそうな顔で無理やり笑顔を作った

『私の格好って変だから、さつきに迷惑かけちゃう...先に行くね』
「咲綾!!待ってっ」

桃井の言葉を無視して外へ出た

「咲綾...気づかなくてごめんね...」

泣き止んだ桃井は瞬間移動で何処かへ行ってしまった
その頃の咲綾は、影を薄くして歩いていた

『さつき、ごめん』

静かに涙を流しながら
咲綾は教室に着くと、影の薄さを元に戻して教室に入った
まだ、数人しか来ていなかった

『おはよ〜』
「はよー...って、は?」
「何その格好」
『秘密』

咲綾はいつもの笑顔で言った

「さつきは?」
『先に来ちゃった...さつきを泣かせちゃったかも...』
「喧嘩でもしたの?」
『ううん、喧嘩じゃないんだけど...』
「そっか、よし話の話題を変えよっか」

咲綾を思っての行動なのか、話を変えようとする矢田、それに頷く倉橋と岡野

『ありがとう』
「いいって事よ、じゃあ好きなタイプは?」

4人がその話で盛り上がっている間、E組男子陣全員は教室に入れなくなっていた

「で、まだ聞いてないよ?咲綾の好きなタイプ」
『彼氏がいるんだってば』
「どんな人?」
『成績優秀、運動神経抜群、何でも器用にこなせて、優しいんだ、しかもバスケがとても上手な人』
「す、すごいね」
『うん』

咲綾は廊下の方を見た
すると、静かに話を聞いている様子の男子陣と殺せんせーがいた

『・・・。』
「あはは...」
『普通に入ってくればいいじゃん!!』
「それが出来なかったんだって」
『ふーん』

118:桜葉雨斗:2015/06/23(火) 14:57 ID:M.E

続きでっす

2時間目の休み時間、次は体育

『さつき、どうしたんだろう...やっぱり、私のせいで...』
「そんな事ないって!!何か用事が出来たんじゃないかな?」
『うん...』
「一緒に行こう?」
『うん、ありがとう』

咲綾は優しく声をかけてくれる矢田に精一杯の笑顔を見せた
矢田はそれにつられて笑顔になった

「じゃ、行こっか」
『うん!!』

2人は笑顔で喋って外へ出た
すると、いきなり強い風が吹いた
強すぎて、皆飛ばされそうになっていた

『桃花ちゃんっ!?』

矢田の足が地面についていなく、どんどん高くなっていた。殺せんせーもこの強風じゃ飛ばされるらしく、焦っていた
けれど咲綾は躊躇いもなく、思いっきり跳んだのだ。その光景を見た矢田を含める全員が驚いていた

『桃花ちゃん!!』

咲綾は矢田を抱きかかえ、普通に下りて殺せんせーに預け、風の中心の方へ飛ばされて行った

「咲綾ちゃん...」

119:桜葉雨斗:2015/06/23(火) 15:14 ID:M.E

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咲綾は風の中心部に立つと、中にいた数人の男女を見た

『何で、ここにいるって分かったの?』
「桃井さつきが教えてくれたんだ」
『え?』
「まぁ、詳しく言えば桃井さつきが第1級大神様に言ってるのを盗み聞きしたんだがな」
『そう』

咲綾は無表情で指を鳴らした
すると、風が止んだ

『君らは処刑カナ?』

咲綾が笑顔を向けながら言った
正確には目が笑っていない笑顔だが

「ひぃっ!!」

と、相手は情けない声を出しながら逃げて行った

『はぁ』

咲綾はその場に座り、ため息をついた
すると、後ろからE組全員の声が聞こえてきた

『あ、桃花ちゃん!!大丈夫だった?』
「うん、何もなかったよ!咲綾ちゃんのおかげで!!」
『そっか、よかった』

咲綾はとても綺麗な笑顔を皆に向けた

「氷本さん、あの風は?逃げて行った人たちは?」
『あの風はさっきの人たちが起こしたもの、あの人たちは普通の人間じゃない...って、くらいかな?』
「・・・。」
『まぁ、詳しくは秘密かな』
「そうか」
『うん』
「咲綾さん、怪我はありませんか?」
『ないよ』
「よかったです」

すると、また強い風が吹いた
けれど、今度のは一瞬だった

『今日、おは朝は最下位だったのかな』

咲綾が苦笑いしながら言った
皆は「おは朝?」と?を頭に浮かべていた

「そうなのだよ、咲綾は12位...最下位だったのだよ」

120:桜葉雨斗:2015/06/23(火) 15:30 ID:M.E

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『ですよねー...って、は!?のだよ!?』

咲綾はそう言いながら、ゆっくり声がした方を見た
そこには、バスケ部の魔導士組がいた
とても怖い顔をしながら

『桃花ちゃん!!助けて!!あの人たちに追われてるの!!怖いストーカー!!』
「へ?」
「変な事を言うなっつーの」
『まぁ、ストーカーじゃないね...ただ、私を必死になって探してやっと見つけた人たちだもんね』
「・・・。」

咲綾がそう言うと、皆がもっと怖い顔になっていった

『ホントスミマセン』

咲綾が涙目になって矢田の背中に隠れながら謝ると全員が複雑な顔になった

「咲綾より大きいな」

青峰がそう言うと、咲綾は思いっきり殴った

『桃花ちゃんをそんな目で見んな!!この変態ガングロ!!ゴキブリになって踏まれてしまえばいいのに!!』
「ゴキブリ!!?」

咲綾は青峰を殴って、地面に着地したところを赤司に捕まった

『ナ、ナンデスカ?セイジュクン』
「え...っと、その、寂しかったんだからな...」
『何この可愛いセイジュ!!』

咲綾は何の躊躇いもなく抱き付いた

『抱き付くのも久しぶりだな〜』
「俺の方が長く感じたんだからな」
『すみません...』

すると、咲綾は何を思い出したのか、赤司の手首を握って引っ張った

『私の彼氏です』

咲綾はそう言って皆の前に赤司を出した

「あー、何でも器用にこなす人に見える」
「頭も良さそう」
「つーか、ボンボンじゃね?」
「あーね」

赤司は色々な質問をされた
その間、咲綾は潮田達4人を連れ、魔導士組の方へ行った

『記憶を取り戻した4人デス』
「おー、ホントに思い出してんじゃん」
「え?自力で?」
『そうなんだよ〜、すごいよね』
「あぁ、俺らは俊だけだったもんな」
「4人もか」
『あのね、この4人キセキ並に強いよ』

咲綾がそう言うと全員が口を大きく開けて驚いた

121:桜葉雨斗:2015/06/23(火) 16:41 ID:M.E

続きでっす

咲綾はE組の皆に本当の姿を見せ、魔力を回復させると
皆を見た

『さて、私は行くとしますよ』
「は?」
「なんでだよ」
「何処にですか?」
『秘密かな』

咲綾が時間を止めようと、黒い本を手に取ると
手首を俊に捕まれた

『何?』
「何じゃない!!!俺らを何度困らせれば気が済むんだ!!!」

いつも優しく大人しい俊が、声を大きくして怒鳴った
咲綾はそれにビックリしすぎて何も言えなかった

「俺らが、どのくらい頑張って探したか知っているか?俺らがどんな気持ちでここまで来たか分かるか?」
『そのくらいわかる』
「なら何でっ!!!何で、俺らの前からいなくなろうとするんだよ...涼太と約束したんだろ!?絶対に俺らの前からいなくならないって!!なんで、約束を破ろうとするんだ...っ!!」
『・・・。』
「咲綾さん」

殺せんせーが咲綾に問いかけた

「あなたにとって、彼らはどんな存在ですか?」

咲綾はその質問に答える事が出来なかった
いつもなら笑顔で大切な仲間...と言えるのだが、今は言えなかった
今までの自分の行動を思い返して、言えなくなったのだ

『何だろう...ね』

咲綾が悲しそうに空を見上げて言った
その言葉を聞いた皆は俯いた

『前は、大切な仲間って胸を張って言えたかもしれない...けど、今までの私の行動を思い返してみると、そんな事を言える立場じゃなくなった』

咲綾はそう言いながら涙を流した

『ごめんね、私の事まだ何も教えてないよ』
「は?」
『もう時間だ』

咲綾はそう言うと静かに消えた
咲綾がいた場所には、咲綾の腕時計があった

122:桜葉雨斗:2015/06/23(火) 16:58 ID:M.E

続きでっす

その腕時計を磯貝が拾った

「あの、この腕時計、俺が持ってていいですか?」
「あぁ」
「ありがとうございます」

この時、魔導士組には磯貝が咲綾に見えた
磯貝は腕時計を持って、校舎の中へ入って行った
それを追うように、矢田と前原も校舎の中へ入って行った
他の皆は、まだ驚いているのか、誰一人動こうとはしなかった

その頃の磯貝は、腕時計を持って校舎の中へ入った
そして、律の前に立った

「律、俺の携帯にいてくれないか?」
「わかりましたっ」

磯貝は律が入った携帯と咲綾の腕時計を持って、山の中へ入って行った
それを見ていた2人も、携帯や必要な物を持って磯貝を追った

「悠馬!!」
「前原...矢田...」
「お前、咲綾のところに行くんだろ?俺らも連れてってくれ」
「お願い」

磯貝は頷き、今日思い出した別空間に物を出し入れする方法を使い、自分を含め3人の物を入れ、
手をつないで、3人で丸く並んだ
すると、3人は光って咲綾と同じように消えた

123:桜葉雨斗:2015/06/23(火) 19:55 ID:M.E

続きでっす

磯貝side

俺らが着いた場所は、大きな家の中だった
いろいろと調べてみると、ユウや咲綾が少しの間住んでいた家だった
今も、ユウが所有しているみたいだ

『多分この世界に咲綾は来たと思う、年齢は中学1年生、学校はここの近くの誠徳中学校』
「ふーん、どうして、そんなに正確なの?」

『ここ1週間行方不明の女の子がいるらしい、名前は上田凛音、昨日その上田さんがコンビニの近くで見つかったらしいけど、逃げちゃったらしいんだ、その時上田さんとバッタリ出会って一緒に逃げた男の子がいたんだって。その男の子の名前は赤石征斗、赤司さんと誕生日、血液型が同じでここに住んでいた』

「あー、そんな偶然普通はないもんね」
『あぁ、そして、今日転入するはずだった柊司っていう男の子がなぜかまたどこかへ転校したらしいんだ』
「じゃあ、咲綾は上田凛音でいろんな人に追われてるから、魔法で変装して学校へ行こうとしたけど、何故か俺らの世界に来たってわけだ」
『そう言う事だと思う』

俺らは、転入手続をするため学校へ行った
そこには、今さっき登校してきたのか、鞄を持った女の子がいた
黒のセミロングに、黒縁メガネをつけた子だった
その子は、俺らに会釈をして、渡り廊下を歩いて行った

「今の子」
「うん、多分上田凛音さんだよ」
『だよな』

124:桜葉雨斗:2015/06/23(火) 22:58 ID:M.E

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「3人一緒が良かった...私1人違うとか...」

矢田が悲しそうに、言った

「休み時間とか喋れるし、な?」
「だけど...」

3人はクラスと担任の先生の名前を教えてもらい、1学年全員の名簿をもらった

「ま、頑張ろーぜ」
「うん...」
「あ、そう言えば...金どうする?」
「バイト?」
「いや、ダメだろ」
「えー、じゃあ」
「売れそうな物を売るか?」
「それもダメだろ、一応人の物だぞ」
「魔法で出すとか?」
「そっちの方がもっとダメだろ」

3人はとても悩んでいた

「じゃあ、金持ってそうな人を脅すか?」
「どんどん悪い方にいってんよ、学級委員」
「どうする?」
「ネット関係の仕事は?律に頼んで仕事してもらうの」
「あー、頼んでみっか」

3人は磯貝の携帯を囲んで、律を呼んだ
しかし、今3人がいるのはいろんな人が歩く道端なのだ...

「あのー、邪魔になりますよ?」

と、声をかけられ、3人は言ってくれた人に礼と謝罪をし、走ってその場を去った

「いやぁ、家で考えるべきだったな」
「だね」
「という事で、律」
「なんでしょう」
「仕事を頼めるか?」
「わかりました!!けれど、この世界を調べてからでいいですか?」
「出来るだけ早くお願い出来る?」
「出来るだけ早くしますねっ!!」

律は笑顔で言って、スマホの画面から姿を消した
今日は家にあるものを使って食べようという事になった

「よかったね、給食がある学校で」
「あー、それ俺も思った」
「弁当作れって言われたら、お金が足りなすぎる」
「そう言えば、名前なんて書いた?」
「私は磯貝君と前原君の名前を借りて、磯原麻尋(イソハラ マヒロ)にした」

矢田が笑顔でピースをしながら言った
2人はどう反応したらわからず、苦笑いした

「俺は、咲綾の紺野を借りたよ、紺野悠馬(コンノ ユウマ)」
「俺は、伊月サンの月とカルマの赤を借りて赤月陽斗(アカツキ ヒロト)」

125:桜葉雨斗:2015/06/24(水) 08:52 ID:M.E

続きでっす

「ふーん、名前はそのままにしたんだ」
「あぁ」
「いいな、私もそのままにしたかったかも」
「じゃあ、変えるか」
「いいの!?」
「あぁ」

磯貝と矢田は片方の手をつないだ
すると、光って消えた

「俺、置いてかれた...」

前原が落ち込み始めて数分後、2人が戻って来た

「どうだった?」
「ばっちり!!」
「よかったな」
「うん」

3人は朝の分も考え、夜ご飯を用意した
そして、適当に部屋にある布団で寝た

126:桜葉雨斗:2015/06/24(水) 16:11 ID:M.E

続きでっす

『ふぅん、3人だけかぁ』
「凛音、早く勉強しなさい、1週間分を全部よ」
『へいへーい』
「そして!!今度のテストで30位以内だったら、スマホを買ってあげるわ」
『タブレットがいい』
「じゃあ、それでいいから頑張りなさいよ」
『いぇっさぁ、隊長』
「隊長って...」

咲綾は1週間家に帰ってこなかった罰として、溜まっていた宿題などを終わらせなければならない状態だった

『簡単すぎて、つまんない』
「何か言った?」
『なんも〜』

咲綾は音楽を聴きながら、宿題をやり始めた

そして、次の日
矢田、磯貝、前原が転入してきた

「えーっと、い、磯原桃花です、よろしくお願いします」

矢田は「麻尋」から、元の名前「桃花」にしたらしい

『ふぅん、桃花ちゃんか』

咲綾は外を見ながら、呟いた
矢田の席は、廊下側から2番目の一番後ろの席になった
ちなみに、咲綾の席は窓側の前から2番目の席

その後、授業が始まって休み時間になった
矢田の周りに、まぁまぁ人が集まっていた

「校舎案内しようか?」
「う、ううん、大丈夫、先に約束してる人がいるから」
「誰?」
「上田さん」

矢田の一言で、全員が咲綾を見た
咲綾はその視線に気づかないのか、本を開いてペラペラと音をさせながら目的のページを開いていた

「え?ホントに?」
「うん」
「そっか、なら仕方ないね。けど磯原さん、上田さんは他人が嫌いみたいだよ」
「そーかな?ただ苦手なだけじゃないかな?」

咲綾はその会話を本を読んでる風にしながらこっそり聞いていた
すると、咲綾を呼ぶ声が廊下から聞こえた

『なに?玲香』
「いっやぁ、久しぶり!!」
『うん、で?』
「今度遊ぼう!!海を誘ってさ」
『いいよ、予定が決まったら言って』
「了解!!」
『じゃ、また』
「えー」
『いや、えーじゃないって、もうすぐ授業だってば』
「じゃあ諦めるしかないかな」

2人は別れて、咲綾は静かに席に着いた

127:桜葉雨斗:2015/06/24(水) 16:36 ID:M.E

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「上田さん!!案内よろしく!」
『うん』
「磯原ーっ!」
「悠馬君に陽斗君」
『この2人も?』
「うん」
『そっか、じゃ行こう』

6組の人たちはその場面を静かに見ていた
普段大人しそうで、けど本当は人が苦手な咲綾(上田凛音)が初対面の転校生を相手に普通に喋っている場面をガン見していた

『ここが、理科室その隣が第2理科室でもう1つ隣が準備室』

『ここが家庭科室、その隣が被服室』

『ここが音楽室、その隣が美術室』

『ここはカウンセラー室とカウンセリング室』

『ここは少人数教室』

「ねぇ、教室の校舎の方のさ、あの1組がある下って何?」
『あー、そこは特別学級があるところ、3階の1番端は生徒会室的な場所』
「いろいろあるんだ」
『そうかなぁ?』

咲綾は3人を他にも、コンピュータ室や図書室などを案内した
今度向かったのは、体育館...ではなくその隣の技術室だった

『ここが技術室、あっちにあるのが剣道部とか柔道部が使ってる武道場...このくらいかな』
「サンキュ」
『いえいえ、あともう1つ』
「ん?」
『トイレの事なんだけど、他学年の階にあるトイレは使えないからね』
「ふーん」
『しかも、他学年の廊下は用事がなければ通らない、絶対だから』
「わかった」
『けど、あの校舎の2階と3階のトイレは使っていいよ、1階のトイレは職員専用トイレだから』
「おー」

4人は一緒に下駄箱へ行った
他愛のない話をしながら

『じゃ、学校の事で聞きたいことがあれば、私が分かる範囲で答えるから、気軽に聞いてね』
「うん、じゃあ1つだけ」
『ん?』
「学校は、楽しい?」
『んー、楽しくないよ、けど学校が悪いわけじゃない、私自身が悪いんだ』

咲綾はそう言うと、横断歩道を渡って行ってしまった
3人は斜め前を向くその背中を少しの間見つめていた

「帰ろっか」
「だね」
「今日の晩御飯何かな、律はどうしてるかな?」
「一気に聞くなって」
「わりぃ」

128:桜葉雨斗:2015/06/24(水) 21:33 ID:M.E

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「おはよ、凛音ちゃん!!」
『うん、おはよう、ございます』
「あれ...?」
『いや...真正面から挨拶されるのと、同級生に挨拶されるのは慣れてなくて...』
「そっか、じゃあ毎日言うね!!」
『うぇ!?』

凛音(咲綾)は片足を後ろにやりながらも、笑顔で矢田を見ていた

「今日時間ある?」
『うん、大丈夫』
「一緒に勉強しない?」
『いいの?』
「うん!!」
『じゃ、昼休みにでもまた』
「わかった」

凛音は自分の席に座り、教科書を机の中に入れていると、凛音の机の隣に誰かが来た

『あ、光じゃん』
「同じクラスになってから、喋ってないなと思ってさ」
『まぁ、私があまり学校来てないからね』
「玲香たちとまた、6人で遊ぼうぜ」
『じゃ、予定が決まったら言ってよ』
「これ、俺たち5人のケータイの番号とメアド」
『携帯変えたの?』
「あぁ、同じ奴なんだぜ」

凛音が藤野と喋っているところが珍しいのか、チラチラ2人を見ている人がいた

『やっぱ、珍しいかな?』
「だろうな」
『けど、話しかけてくれてありがとう』

凛音は藤野に満面の笑みを見せた
すると、藤野は顔を逸らした

『ん?どうしたの?』

すると、藤野は凛音の頭を乱暴に撫でて言った

「絶対だからな」
『うん。約束』
「おう」

129:桜葉雨斗:2015/06/26(金) 12:28 ID:M.E

続きでっす

昼休み、凛音は矢田と磯貝、前原と喋っていた

「じゃ、今日の放課後、凛音ちゃんの家でだね」
『うん』

4人で喋っていると、凛音の背中に誰かが跳びついてきた
そのせいで、凛音は前の方へ倒れそうになっていた
その所を、ギリギリ2人が支えた
凛音を支えた2人とは池野と広岡だった

「凛音ちゃん、大丈夫?」
『平気、あと、ちょっと待ってて』

凛音は、背中に抱き付いてきた岡田を連れて、何処かへ行った
数分後、凛音が岡田を引きずって帰って来た

『3人ともごめんね』
「いや、別にいいんだけど...その人」
「こいつは...ま、いつもの事だし」
「池田の友達って個性的な人多いんだ」
『夕斗だって個性的でしょ』
「あー、まぁそうかも」
「マジ?」
「マジ」

すると、広岡が口を開いた

「凛音、今週の日曜暇?」
『うん、日曜は基本的に暇』
「じゃあ、その時に」
『わかった』

その後、凛音が1週間何をしていたかなどを喋ったり、皆でふざけたりしていた
そして、放課後

『家はあのマンションの隣の一軒家』
「わかった、準備したらすぐ行くよ」
『うん』

凛音は3人の背中を見つめていた
3人が見えなくなって、家へ帰った

『ただいま〜』
「お帰り」
『今日、友達が来るから』
「来る前に」

凛音の母、璃奈が言い終わる前に、家のインターホンの音が家の中に響いた

『プッ』
「笑ってないで、玄関に行ってらっしゃい」
『は、はぁい...ふふっ』

130:桜葉雨斗:2015/06/26(金) 14:10 ID:M.E

続きでっす

「おじゃましまーす」
「どーぞー!」
『いやぁ、お母さんいること忘れてたのさ、ま、入って入って』
「お、おう」

3人は緊張しているのか、足が生まれたての小鹿になっていた
凛音はその3人をカメラで撮っていた
しかも真顔&無言で

「あら、凛音が言ってた転入生の子?」
『うん、右から磯原桃花ちゃん、紺野悠馬君、赤月陽斗君』
「「「初めまして、こんにちは」」」
「こんにちは」
『じゃ、行こう』

3人は凛音の後について行った

『ここだよ』
「え?ベッドと机、テーブルと本棚しかないじゃん、あとクローゼットとタンス」
『3人も知ってると思うけど、私は咲綾』
「うん」
『1週間前、家出したときに全部捨てちゃったんだよ』
「そっか...」

131:桜葉雨斗:2015/06/26(金) 23:36 ID:M.E

続きでっす

「じゃ、やるか」
「どこする?」
「やっぱ、中3」
『私は、本でも読んでようかな』
「じゃ、教えてくれよ」
『わかんないところがあったらね、そのときは言って』
「おー」

咲綾は本棚の下の方にある、引き出しを開け、分厚い本を取り出した
そして、しおりが挟んであるページを開いて読み始めた

「どんなの読んでるの?」
『英語で書かれた、普通の小説』
「うっわぁ」
「あまり、読もうとは思わん」
『面白いよ、何回でも読める、だいぶ前から持ってる本だから古くて、読めないところもあるんだけどね』

132:桜葉雨斗:2015/07/07(火) 23:39 ID:M.E

続きでっす

数十分経ち、ドアをノックする音が聞こえた。

『はぁい』
「飲み物いる?」
『いるー』

咲綾がそう言うとドアが開き、飲み物が入ったグラス4つとお菓子を持っていた。

「あら、勉強をしてるのね、凛音は何をしてるの?」
『本読んでる』
「勉強は?」
『夜』
「今しなさいよ、折角お友達が来てここで勉強してるのに」
『イヤ』

諦めたのか璃奈は部屋から出て行った。
その後の4人は、楽しく過ごしていた。

『気を付けてね』
「うん、じゃまたね」
『うん、また今度』

3人が帰って行くと、璃奈が勉強しなさいと煩く言った。

『はいはい』

咲綾は、宿題と塾の宿題を早くし終わって、ベッドの上で本を読んでいた。
その数分後、何度呼んでも来ない咲綾を不思議に思って、部屋に来た璃奈と一緒に一階へ降りて行った。

「あの本、見たことないけど、いつ買ったの?」
『昔、知り合いにいらない。って言われてもらった』
「ふーん、どんな本?」
『何度読んでも面白いよ、けど普通の小説』
「今度お母さんも見て良い?」
『今持ってくるよ』

133:桜葉雨斗:2015/07/08(水) 15:44 ID:M.E

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「いや、今度でいいよ」

それから無言で2人は晩御飯を食べていた。
2人の仲は、咲綾がこの世界で幼稚園児だったときの頃とは大違いになった。


『はぁ、この本も少しは綺麗にしないとな』

咲綾は読んでいる途中の古くてボロい本を持って呟いた。
その本を開き、数時間で読み終わり引き出しに入れた。


それから1週間くらい、咲綾は学校を休んだ。

134:桜葉雨斗:2015/07/09(木) 23:10 ID:M.E

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「凛音、いい加減学校に行きなさい」
『・・・。』
「凛音?聞いてるの?」
『・・・。』

咲綾はいつもより重い体を引きずって、階段を下りてリビングのソファに横になっていた。

「ほら、学校に行きなさい」
『んー...』

咲綾は朝ご飯を食べ、歩いて学校へ向かった。

「おはよ!!凛音ちゃん」
『おはよぅ』
「どうしたの?」
『ううん、何でもない』
「きつそうだけど」
『大丈夫』

咲綾はそう言いながら、1時間目体育なので、体操服を持って別室へ行く。
後を追うように、矢田がついて行く。


体育はいつも、授業を始める前にトラックを走る。
咲綾はすぐに体力の限界になった。

『もぅ、無理....』
「少し休もう?」
『ありがとぅ』

咲綾は矢田に支えられながら、皆の邪魔にならないところに座った。

『この姿の時はさ、魔力も体力もほとんど皆無に等しいんだ』
「そうなんだ、じゃあ私が助けるよ!!その姿から元の姿に戻るのは大変なんでしょ?戻るときは私の魔力を貸すよ!!」
『ありがと』
「保健室に行こう?」
『へ?』
「熱があるんじゃない?」
『わからないけど、きついかも』
「じゃ、背中に乗って、おんぶする」
『お言葉に甘えます』

咲綾は矢田におんぶされ、体育の先生のところへ行った。
行く途中、咲綾は限界だったのか、気を失った。

「先生」
「ん?って、大丈夫か!?」
「熱があるみたいで、さっき気を失っちゃって、保健室に連れていきます」
「あぁ、1人いるか?」
「はい、私凛音ちゃんについているので、後の事を伝える人が必要です」

矢田がそう言うと、先生は他の生徒に声をかけた。
けれど、誰も名乗り出る者がいなかった。

「あの、俺が行きます」

黙っている生徒の中、名乗り出たのは藤野光だった。

「お、行ってくれるか」
「はい」

135:桜葉雨斗:2015/07/09(木) 23:17 ID:M.E

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『んぅ?』
「あ、凛音ちゃん、大丈夫?」
『まぁ、朝よりは大丈夫』
「そっか、じゃあ一緒に帰ろう、熱があるから」
『うん』

すると、カーテンが開いた。
そこには藤野達、5人がいた。

「大丈夫か?」
『うん』
「熱があるのに、何で来たのさ」
『熱があるって知らなくてさ、この頃学校行ってなかったからお母さんが行けって煩くて』
「そっか、お大事にね、私達まだ授業があるし違うクラスだから」
「光が行ってもいいんだけど、男だから」

5人は少し話して、教室へ戻って行った。
矢田は荷物を咲綾の分まで持って、待っていた。

「じゃ、行こっか」
『うん』
「大丈夫?先生が来るまで送っていくけど」
『大丈夫です、桃花ちゃんがいるので』
「そう、磯原さん、よろしくね」
「はい」

136:桜葉雨斗:2015/07/10(金) 12:01 ID:M.E

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咲綾は早退してから2週間、学校へ行かなかった。

「いい加減行かないと」
『んー』

咲綾はベッドに座って分厚い本を読んでいた。

「そう言えば、その本」
『これだよ』
「英語じゃん」
『日本語版を何度も読んだし』
「ふーん」

咲綾は日本語版を見せながら言った。

すると、2人の真下に穴が現れ、2人とも落ちてしまった。

『(アイツか...。)』

璃奈はとても驚いて、気を失っていた。
咲綾は落ちている間も本を読んでいた。

137:桜葉雨斗:2015/07/10(金) 12:22 ID:M.E

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咲綾は本を別空間に入れ、地面に着くのを待った。
けれど、着く前に急に睡魔に襲われ、寝てしまった。


『ぅん?』
「あ、凛音ちゃん起きた?」
『ここは?私たち以外に誰かいるの?』
「場所は分からないけど、ここには私たち以外に海と夕斗と和哉と光と今と小6の時の凛音ちゃんのクラスの皆」
『ふぅん』

咲綾が村崎と喋っていたら、広い部屋にあった大きなスピーカーから声が聞こえてきた。

【みんな目覚めたようだねーっ!!僕の事はユイとでも呼んでっ、それじゃルール説明!!】

ユイがそう言うと、スピーカーの前に大きなテレビが出てきた。

【簡単に言うと脱出ゲーム!!武器はこの部屋に1人1個ずつあるからねっ、この部屋は安全だけど、外はとっても危険!!ゾンビが沢山!!武器で殺してね】

皆は非現実的で意味が分からないとでも言うような顔をしていた。

『ねぇ』

誰も喋らない時に、咲綾が口を開けた。
皆は咲綾を見た。

『ゾンビに攻撃されても感染はしない?』

【いい質問だね!!感染はしないけどとっても痛いよ!!他にも君らみたいになってるグループもあるからね、合流できるといいね!!】

そして、テレビの画面に60秒のカウントダウンが始まった。

『皆、武器を持って、1人1つだからね』
「上田、お前怖くねぇの?」
『そりゃ怖いけど、このままここにいても仕方ないし、感染しないんならいいじゃん、死なない程度に頑張ろう』
「あ、あぁ」

何人かが、武器を配っていた。
けれど、何故か固まっていた。

『どうしたの?』
「短剣が2本あってさ、それが1人分なんだろうけど...」
『私が使うよ、貸して』
「あ、うん」

138:桜葉雨斗:2015/07/10(金) 13:03 ID:M.E

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『武器は全員ある?』

咲綾がそう聞くと、全員が頷いた。

『じゃあ、何個かのグループに分かれようか、この大人数じゃ動きにくいからね』
「全員で66人いるから、11人グループを6個だな」
『じゃ、各自自分で決めていいよ、1人足りないところに私が入るから』

そう言うと、11人のグループを作り始めた。
咲綾が入ることになったグループは、10人が全員男子で小学生の時や今、問題児という男子たちだった。

『じゃ、部屋を出よう』

そう言うと、誰も動かなくなった。
いいや、動かなかった。
皆、ペチャクチャ楽しそうに駄弁っていたのだ。
その中には、咲綾の事を悪く言ってる人たちもいた。

【あー、あー、聞こえてますかーっ!?言い忘れたことがあったけど、あと5分でこの部屋は燃えてしまいます!!それじゃあね!!】

その放送を聞くと全員が冗談だろ。と言いながら笑っていた

『ほら、行こう』

咲綾がそう言ってドアを開けると、何かに当たった。

「いっだぁ...っ!?」
『誰』
「そっちこそ、誰っスか」
『(この口調...声)』

咲綾は無理やりドアを開けた。そこには、金髪の大きい男が立っていた。
金髪の近くにはカラフルな人たちもいた。

「あー、この人達!!バスケ漫画のキセキの世代!!」
「あー、あの変人たちの集まり」

と、口々に言っていた。

「なんなんスか...」
「こいつら誰だ?」
『その前に、皆この部屋から離れよう』

咲綾がそう言うと、嫌々皆が部屋を出た。
ちょうど5分経ったのか、いきなりすごい勢いで部屋が燃え始めた。
その光景を見たキセキと咲綾以外はパニックになっていた。

『静かにして』

そう言ってもパニックを消えることがなく、喋っていた。

『下手すると死ぬよ』
「は...?」
「死ぬってどういうことだよ、これって死なない程度の脱出ゲームだろ?」
『さっき、すごい勢いで部屋が燃えた、ゾンビには感染しないけど怪我はするんだ、大量出血で死ぬ可能性だってある』

咲綾がそう言うと、全員黙ってしまった。

「ねぇ君」
『はい』
「この場に慣れているようだけど、何故だ?」
『その言葉、そのまま返しますよ』
「・・・。」
『私たちが知ってるバスケ漫画のキセキの世代ではありませんね』
「そうです、僕たちはあの漫画のキャラですが、少し違います」

139:桜葉雨斗:2015/07/10(金) 13:30 ID:M.E

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「俺たちも一緒にいいかな?」
『はい、いいと思いますよ、ちょうど6グループなので1人ずつ』
「わかった」

咲綾のチームには桃井が来た

「よろしくね!!えーっと...」
『上田凛音です』
「じゃ、よろしく!!凛音ちゃん!!」
『はい』

他の10人男子も自己紹介をした。

「では、右と左で別れよう、俺と桃井、青峰のグループが左、他が右だ」

キセキは7人いたが、黒子は体力がないからという事で紫原とになった。
桃井の方は、男子が多いからと、咲綾(凛音)なら大丈夫だからという事で。

『玲香、気を付けてね。それと海たちをよろしくね』
「そっちこそ気を付けて」
『うん』

そして、凛音と赤司を先頭にして左側のチームは歩き出した。

「おい」
『はい?』
「君の武器はなんだ」
『短剣です、他の皆は銃ですけど』
「そうか...戦えるか?」
『わかりません』
「敵だ数は...」
『23』

咲綾が正確な数字を言うと、赤司は少し驚いていたが薄く笑った。
その会話を聞いていた青峰は皆の動きを止め、後ろの方に集中した。

『前に23、後ろに17』

咲綾がそう言うと、青峰は勢いよくゾンビの方に突っ込んだ。
桃井は、青峰が倒し忘れたゾンビの頭に銃で正確に撃っていた。

前の方のゾンビは赤司が全部一気に倒した

『すごいですね』
「まぁ、俺たちは君たちより1週間早くここに来ていたんだ、嫌でも慣れるさ」
『そうですか...』
「それより、なんで俺らがこんなとこにいなきゃいけねぇんだよ」
「だよな」
「ゾンビがグロい」
「バイオハザードみたいだね」
「あー、それな」

と、話が盛り上がっていた(?)。

「普通は顔色を悪くするんだが...」
「そうか?」
「そうだよ!!」

すると、1体、完全に倒れていなかったのか、咲綾の腕を攻撃した。
咲綾は少し驚いたが、持っていたナイフを使って上から下へとゾンビを2つに切った。
そのせいで、ゾンビの血が咲綾にかかった。

『汚い...』
「大丈夫か!?」
『はい、ただの切り傷なので』
「見せて、手当てをするから」
『あ、はい』

咲綾の腕にはとても深い切り傷があった。

140:桜葉雨斗:2015/07/10(金) 13:48 ID:M.E

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「血が...」

咲綾は無言で包帯を受け取り、簡単に包帯を巻いた。

「それだけじゃ...」
『今はこれくらいしか出来ません』
「そうだけど...」
『急ぎましょう、ここに長居していても何もなりません』
「そうだな、上田、傷が痛むときや、包帯から血が出てきたら言ってくれ、包帯を変える」
『はい』

すると、何人かが咲綾の陰口を言っていた。
咲綾は聞こえていたが、無視して歩き出した。

「分かれ道か...青峰」
「分かってる、オラ、行くぞ」
「はぃ」
「相手は年下だからもう少し優しくしてやれ、顔が元から怖いんだからな」
「けど、今は大ちゃんの顔は見えないよ」
『黒いですもんね、ガングロ』
「ガングロ言うな!!」
『ふふっ...』
「チッ...」

青峰は少し不機嫌になりながら、分かれ道を歩いて行った。
咲綾達は青峰達を見送り、またまっすぐ歩きだした。

「そう言えば、赤司...さん」
「赤司でいい、で、なんだ」
「漫画と違うって言ってたけど、何で知ってんだ?あとどこが違うんだ?」
「俺らは、前世が魔導士なんだ、そのことを思い出させてくれた奴に、俺らが漫画の人物と言われた」
「ふーん、じゃあその魔法は使えないのか?」
「あぁ、魔封石という魔力を封じる石で出来たものを手足に付けられたからな」
「・・・。」

咲綾はその話に耳を傾けながらも、前を向いて歩いていた。

141:桜葉雨斗:2015/07/10(金) 14:45 ID:M.E

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村崎たちは、50以上のゾンビに苦戦していた。

「ちょ、緑間っち!!なんで全部外れてるんスか!?」
「メガネがないのだよ」
「緑間っち、頭の上に少し光るものがあるんスけど」

黄瀬がそう言うと、緑間は頭に手を置いた。

「あったのだよ」
「じゃあ、早くゾンビをやっつけてほしいっス!!黒子っちはミスディレしてるし、紫原っちはお菓子食べてるから、全然減らないんスよ!!」
「煩いのだよ、手を動かせ」

黄瀬はそう言われ、ゾンビを倒すことに集中した。
すると、一気に全部倒れた。
黒子、緑間、紫原はそれを見て驚いていた。

「黄瀬、いつの間に腕を上げたんだ?」
「へ?」
「黄瀬君、本物ですか?」
「え!?なんスかそれ!!俺は俺っスけど!?」
「・・・。」
「黄瀬ちん、いつもより命中率と速さがすごく良かった〜」
「ありがとうっス!!いつも練習しててよかったっス」

すると、後ろから話し声が聞こえてきた。
会話の内容は分からないが、上田や凛音という単語が出てきたのは4人にもわかった。
けれど、何も言わなかった。

「あの、黄瀬...さん?」
「あ、タメでいいっスよ」
「じゃあ、黄瀬君、先に進まない?私たちと同じ状況の人たちがいるかもしれない」
「あ、そう言えば私、お母さんも穴に落ちていくの見たよ」
「俺のお母さんも」
「先生も」
「お母さんもここに来てるかも...」

皆は先を急いだ。
すると、分かれ道があった。

「紫原、黒子」
「え〜」
「わかりました」
「気を付けてっス」
「んー」

紫原、黒子チームは分かれ道を黄瀬、緑間チームはまっすぐの道を歩いて行った。

142:桜葉雨斗:2015/07/10(金) 15:55 ID:M.E

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「上田、包帯を変えるぞ」
『はい』
「桃井」
「うん!」

桃井は咲綾の腕に丁寧に包帯を巻いた。

『ありがとう』
「どういたしまして」

すると、10体弱のゾンビが現れた。
赤司がさっきと同じように撃ったが、倒れなかった。

『1個試していいですか?』
「あ、あぁ」

咲綾は2本の短剣を鞘から取り出し、ゾンビの方へ走った。
そして、ゾンビの左胸あたりにあった赤く光るところを、短剣で刺していった。

すると、ゾンビは灰のように粉になって、風がないのに舞った。

『・・・。』

赤司が咲綾に声をかけようとすると、上から大きく長い蛇が落ちてきた。

『え、何で...っ!?』

咲綾は蛇に縛られ、動けない状況だった。
赤司が蛇を取ろうとするが、強く絡んでいるせいで、なかなか取れない。

『ちょ、首に絡まって...く、る...っ』
「桃井!!手伝ってくれ!!」
「うんっ」

2人で取ろうとするが、全然取れない。
さっきまで駄弁っていた咲綾の同級生達も焦っていた。

咲綾は首を絞められ、気を失っていた。
蛇はそれを確認して、咲綾の首筋と赤司の首筋に噛みついて、消えてしまった。

「赤司君、噛みつかれたところ、何かの模様が...」
「上田と同じものか?」
「うん」

すると、全員が足の方からゆっくり消えていた。

143:桜葉雨斗:2015/07/10(金) 16:26 ID:M.E

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咲綾が目を開けると、6グループ全員がいた。
その他にも、バスケ部魔導士組やE組、村崎たち6人の母親、咲綾が小6の時の担任と現担任がいた。

『ここは...』
「あ、凛音ちゃん!!」
『玲香、大丈夫だった?』
「うん!!凛音ちゃん、その首どうしたの?」
『へ?』
「模様がついてる」

そう言って村崎が触ろうとすると、弾かれた。
すると、ユイの声が大きなスピーカーから聞こえてきた。

【ごめんねーっ、ちょっと予想外の事があってねっ、脱出ゲームが出来なくなっちゃった!!だから、その中から、1人人質にするから選んでね】

『私が、行きましょうか?』
「凛音ちゃん?何で?」
『だって、けが人だし』
「いや、尚更ダメじゃん!!」
『じゃあ、他に誰が人質になるの?』

そう言うと、全員が俯いてしまった

『ユイ、私が人質になる』

【よかった、私にとっての好都合】

ユイは最後に音符が着くような感じで言った。
その言葉を聞いて、黒バス魔導士組とE組が少し驚いた。

『で、どうすればいいの』

【でわ、あの檻の中に入ってもらいましょうか!!】

咲綾は普通に檻に入って、その場に座った。

『人質は何するの?』

【人質の人は何もしないよっ!ただ、痛みに耐えるだけ!!今から開催するクイズ大会で間違えると、君にとても酷いお仕置きが待っています!!】

ユイがそう言うと、皆が眼を見開いた。
E組とバスケ部魔導士組は、罪悪感からなのか、少し悲しそうな顔をした。

【そんな顔をしないでよ!!凛音ちゃんなら大丈夫だって!!体の形は保てると思うからさ!!】

『あの、1ついい?』

【なぁに?ウラぎりもノサん】

急にユイの雰囲気がいきなり変わり、皆驚いた。

『この首筋にある模様は何』

【最新の魔法だよ、僕が作ったんだ。魔力を抑えるものだよ、他には魔力を持っている人たちに付けたよ】

『バレてたか』

144:桜葉雨斗:2015/07/10(金) 16:37 ID:M.E

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【最初はただ、冷静な普通の中学生だと思ってたけど、ゾンビを見た時だって、頭を撃っても倒れない時だって、とても冷めた目で見てたじゃん、ゾンビの血を浴びた時だって、怪我した時だって】

少し怒ったような口調で言うユイに咲綾は一言言った。

『皆を傷つけたら、お前は地獄行きだね』

その時の咲綾の目はとても冷めていて、その場の温度が5℃くらい一気に下がった感じになった。

【ハハッ、そこで何ができるんだっつーの】

一気にユイの雰囲気が変わり、皆は戸惑っていた。

『真みたい』
「はぁ!?俺に似てる!?どこが!?」
「花宮、ちょっと似てると思うよ」
「は?ふざけんなよ!!」

【ちょっと、黙ってくれないかな】

『ユイのせいだよ〜』

【僕のせい!?ふざけんなって】

少しユイの雰囲気が明るくなったと思えば、咲綾が入った檻に電気が走って、咲綾に直撃した。

「凛音ちゃん!!」
『ん?』
「よかった、無傷だ...へ?無傷?」

【どういうことだよ、無傷って】

『どう言う事でしょう』

咲綾は薄く笑って聞いてみた。

『クイズ、するんでしょう?早くやらないの?』

【あ、あぁ、始めよう】

145:桜葉雨斗:2015/07/10(金) 16:59 ID:M.E

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そして、クイズ大会が始まった。

何回か間違え、咲綾に攻撃がいった時もあったが、無傷だった。
ユイはそれでは面白くないと思い、人質はただ見ているだけで、間違えたら答えた人が攻撃されるという形式にした。

パァンッ

乾いた音が響いた。

答えたのは茅野。
答えは不正解だった。

撃たれた場所は左胸、心臓を貫通した。

「茅野!!」
「どうしよう!!」
「まずは止血を!!」

E組がそうしているとき、また何回か乾いた音が鳴った。
撃たれたのは桃井、高尾、今吉。
3人とも、茅野と同じで左胸、心臓だった。

【はハハはハはっッ、イい気味ダ】

その時の咲綾の中では何かが壊れる音がした。

『あアぁァああぁあアああァぁぁあッッ』

「凛音...ちゃ...ん?」
「凛音?」

すると、檻が壊れ、咲綾が俯いて立っていた。

【は?何で檻が簡単に壊れるんだよ...しかも魔力封じの魔法もかけた、の...に...は?消えてる...?】

咲綾はユイの声を無視して4人に駆け寄り、手をかざした。
すると、傷が塞がっていった。

「咲綾」
『ごめん...』

【何で上田凛音が紺野咲綾なんだ...ッッ!!?】

『知るかよそんなの』

すると、皆の目の前に十数人の男女が現れた。

『第6級の神か』
「お前を殺せば、俺らが頂点に立てる、世界征服なんて簡単にできる」

「凛音が...魔導士...?」
「どういうことだよ...」

『・・・。』

「咲綾、お前は下がっとけ、俺らだけで十分だ」
『任せる』

咲綾はE組魔導士組とバスケ部魔導士組に第6級神を任せ、咲綾は下がった。

146:桜葉雨斗:2015/07/10(金) 17:33 ID:M.E

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「凛音ちゃん...どう言う事?」
『私は魔導士です』
「私の娘でしょ?」
『うん、そうだよ、けど私は...』
「沢山の世界、次元の管理をしているとってもすごい神様だよ」
「しかも、沢山の世界とか次元を飛び回ってるんだ」
「しかも、魔導士の中で最強だよ」
『んー、最強かは知らないけど、沢山の世界を回ってるのは本当だよ、その世界で死んだら自動的に違う世界へ転生しちゃうんだ。記憶付きで』

咲綾は苦笑いしながら皆に言った。
すると、咲綾が持っていたスマホが鳴った。

『もしもし』
≪もっしもーし!!元気にやってるかーい!!≫
『こっちの状況知ってるでしょ』
≪俺と桐人達もそっち行くから≫

咲綾は無言で携帯の電源を切った。

『私はお母さんの娘で、玲香たちの友達で元6の1で現1の6の上田凛音って言うのは事実だよ』

咲綾は満面の笑みでそう言うと、皆の目の前から一瞬で移動して十数人を一気に膝を着かせた。

『よし、終わり』
「なわけないだろ、他に沢山いるんだぞ」
『・・・。』
「咲綾?」
『ははっ、何言ってんの?そんなの分かってんよ』
「・・・。」
『もう片付けてるよ、今は真面目に仕事してるだろうね』

咲綾は第6級の神十数人に嘲笑った。

『私を殺せる人なんて一生現れないよ』
「そうか...」
『また、第6級神様として、仕事をよろしくね』
「!?...あぁ」

第6級達は自分たちの世界へ戻っていった。
それと入れ違いにユウ達が来た。

『もうみんな帰ったけど』
「知ってる」
『じゃあなんで来たの?』
「そりゃ、お前を捕まえるためだっつーの」

咲綾は急いで跳んで、皆から一定の距離を置いた。

147:桜葉雨斗:2015/07/11(土) 21:00 ID:M.E

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「ちょ、お前逃げんなッ!!お前には全部話してもらう必要がある!!」

咲綾はそんな言葉を無視して、黒くて厚い本を取り出した。

「やめろッ」

E組とバスケ部の魔導士組が全員走り出した。
咲綾はその様子を光の無い眼で見ていた。

『ごめんね』

光の無い眼から、涙を流して咲綾は消えた。

148:桜葉雨斗:2015/07/11(土) 23:23 ID:M.E

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「またか...」
「どういうことですか?」
「アイツは俺らが知らないことを何でも知っている。沢山の事を見てきた。だから、話を聞こうと...」
「嫌がってるのに」
「アイツは、とても辛い過去を背負って、ずっと生きているんだ。少しは楽にさせてやりたいと...」

キャラ組は少し悲しそうな顔をしながらも、次どうするかを考えていた。

「どうするかは後にして、何処に行ったか探そう」

すると、第6級の神が戻って来た。

「その必要はない、もう調べ済みだ」
「へ?」
「いや、その...お詫びだ」

すると、皆は少し笑って赤司が代表でお礼を言った。

「咲綾がいるのは、お前たちが住んでいた黒バスだ」
「は?なんで?」
「さぁな、じゃ俺らは仕事があるから」
「あ、あぁ」

すると、赤司と緑間、ユウと生徒会メンバー(第1.5級大神)が玲香達の方を向いた。

「村崎玲香、岡田海、池田夕斗、広岡和哉、藤野光、君らには俺らの仲間にならないか」
「どう言う事!?娘に何を...!!」
「俺はただ、聞いただけです。決めるのは貴女方親でもなく、俺達でもない、彼女らです」

皆の視線が5人の方に向いた。
5人は少し話し合って、赤司たちの方を真剣な顔で向いた。

「なります。凛音ちゃんを助けたい!!」
「俺ら5人は、あんた等の仲間になる」
「そうか、よろしくな」
「「「「「はいッ」」」」」

すると、赤司の携帯が鳴った。
メールが届いた時の音で、差出人は____



























_____咲綾≠セった。

149:桜葉雨斗:2015/07/11(土) 23:43 ID:M.E

続きでっす

メールをの内容を見た赤司は意味が分からず、考えるしかなかった。

「どうした?」
「咲綾から、メールがあった」
「何!?読んでくれ」
「あ、あぁ」

赤司は眼を閉じ、数回深呼吸をしてゆっくり目を開けた。

「<私の事を知るとき、貴方達の全部の記憶が消える、だから、言いたくない。それでも知りたいのなら、今私がいる世界の帝光中へ来て>というメールだった」
「記憶が消えたらどうなるんだ?」

皆の様子を見ているのか、また赤司の携帯にメールが来た。

「えっと<皆、元の世界に戻って何も無かったかのように元の生活に戻る>」
「咲綾は?」

「えーっと<たった一人の神として、皆を見守りながら一生1人で生き続ける>...そんな...」

「咲綾の事を聞いた方がいいのか、聞かない方がいいのか」

皆が暗い顔の中、池野が口を開けた。

「俺は凛音の話を聞く」

「そしたら、咲綾といられなくなって、咲綾は1人になるんだぞ!?」

「なら、ずっと咲綾が1人で辛い過去を背負いながら皆で気遣いながら生きていくか?多分咲綾は今まで、誰にも話したことがないんだと思う。
だから、言い出しにくくて、こんなに時間がかかったんだ。今、今まで言えなかったことを言おうとしているのに、聞かなかったら、咲綾はもっと辛くなる」

「そうだな、聞きに行こう。だが、こんなに大人数は無理だ。貴方達には帰ってもらう」

赤司がそう言うと、咲綾のクラスメイト達と先生、親たちは元の世界へ戻って行った。

「じゃ、行こうか」

150:桜葉雨斗:2015/07/12(日) 17:48 ID:M.E

続きでっす

「午前1時半か...」

皆は帝光中の正門前に来ていた。

「そう言えば、ここで肝試ししたことあったっスよね」
「ありましたね」
「あ〜、あれはマジで怖かったな」
「もうやりたくないね〜」

キセキの世代は苦笑いで話していた。

『あ、やっと来た』

「咲綾...」

『話を聞くためにここへ?』
「あぁ」
『そっか、じゃあ話をしようかな』

咲綾は話し出した。
毎回、生まれ変わったときの世界で、生まれてすぐ売られていたことや、虐待を受けてたこと、いじめを受けてたこと。
親友や仲間に裏切られた事、殺された事、自殺したこと。
世界が終わった事、感染病が流行った事。
いろんな世界でのことを、皆に話した。

『そんなとこかな、聞いてくれてありがとう。私の事を聞いたのなら、メールの通りにしないとね』

咲綾は薄く笑って、指を鳴らした。
すると、咲綾以外の皆が光って消えた。

151:桜葉雨斗:2015/07/12(日) 18:02 ID:M.E

続きでっす

『これで、良かったと思うのに、何で私は泣いてるの...』

咲綾は沢山の涙で服の袖を濡らした。

『私は...皆といたいよぉっ』

すると、皆がいたところが光った。
そして、咲綾の後ろからおじさんがやって来た。

『あ...神様』

そのおじさんとは、第一級大神よりも偉い、神の中の神様だった。

「わしの最後の力で、数人だけ戻したんだ...その子たちと、わしの代わりに沢山の世界を見守ってくれんか?」
『けど...』
「よろしくな...」

そう言って消えていった。
あのおじいさんも、記憶を失くして転生して行ったのだろう。

「咲綾...?俺ら、どうして残ってるんだ?」

そこにいたのは、黄瀬、赤司、桃井、伊月、森山、宮地、磯貝、前原、矢田の9人と、桐人達12人だった。

『私と一緒に、神様を続けてくれますか...?』

咲綾がそう言うと、21人は声をそろえて勿論。と笑顔で答えた。

えんど。

152:桜葉雨斗:2015/07/12(日) 18:04 ID:M.E

終わりました。

次、また書こうと思います。

それが終わって、この小説のそのあと≠フ話を書こうと思います。

153:桜葉雨斗:2015/07/13(月) 20:48 ID:M.E


はいッ、私は哀悲楽といいます!!

あ、読み方はあいひ らくと読みます!

今とっても、テンションが高いんです。

理由は、転生≠ニいうものをしたらしいんです!!

だって、さっき病気で魂が抜けたんですよ、それで上の方へ昇って行ったら、
赤ちゃんになってて、大声で泣いてたんですッ

いやぁ、最初はびっくりしたけど、夢小説とかでこういうのがあったから、そう言うのかなと思ったら

テンションが上がったのさ!!

「あなたの名前は、楽よ」

あ、同じ名前。

苗字は?苗字は?

と言うか、もう1人いる...

あ、起きた。

あれ?

目が赤い。

眼が赤いとか...

普通じゃないよね?

じゃあトリップ?

けど、誰だろう...

何処かで見たことがある...

眼が誰かに...

154:桜葉雨斗:2015/07/13(月) 21:03 ID:M.E

続きでっす

「・・・。」

お父さんらしき人にじっと見られてますよ。

怖くて目を逸らしたけどねッ

あ、もう1人の方に行った。

『うー』

「ん?なんだ」

『うー』

苗字を教えろよ!!このヤロー!!

「私の名前は赤司征臣だ、お前は赤司楽」

お、言葉が通じたのか!?

と言うか、赤司か!!

黒バスの!!

じゃあ双子って事か!!

「征十郎の双子の姉だ」

おぉ!!

姉か!!

「笑った...?」

『うー!!』

「詩織、楽を持っていいか?」

「えぇ、いいわよ。私に聞かなくても、貴方の子でもあるんだから...」

綺麗なお母さんだな。

あ、だっこされた。

幸せそうだな。

『わうー』

「・・・。詩織、こいつ私の言葉を理解してるのか?」

「どうかしらね、けど貴方の表情が面白いんじゃないかしら」

『うー!』

そうですよ、お父さんの顔が面白いですよ!!

こんな顔をするとは思わなかったんだから!!

155:桜葉雨斗:2015/07/13(月) 21:18 ID:M.E

続きでっす

5年後、すごい量の勉強や習い事をさせられた。

楽の前から沢山の勉強や習い事をしていた征十郎は毎日音をあげる量をこなしていた。

『セイジュ、大丈夫?』

「大丈夫、楽姉は最近からだろう?慣れた?」

『うん』

楽の前世は小さい頃から体が弱くて、勉強ばかりしていたせいで、高校生で大学を卒業できるような学力だった。

「楽姉は今から何?」

『ヴァイオリン』

「そっか...頑張って」

『そっちこそ』

2人は少し大人びた雰囲気で会話した後、別れた。

「あら、楽、今からヴァイオリン?」

『うん』

「これあげるわ、頑張ってね」

『うん!!』

棒付飴をもらった楽は、服のポケットに入れて車に乗った。

156:桜葉雨斗:2015/07/13(月) 21:20 ID:M.E

続きでっす

毎日テンションが高いからすぐ疲れるよ...

ま、赤司の可愛い顔を見られるから頑張れるんだけどね!!

むふふふふ...

あと、運動神経がとっても良かったんだ!!

前世じゃ運動したことがなかったから、遊ぶのが楽しくて仕方ないよ!!

157:桜葉雨斗:2015/07/13(月) 23:19 ID:M.E

続きでっす

「楽、この成績はなんだ」

『・・・。』

「お前の弟、征十郎はお前より量をこなし、成績と運動共に良いのに、なぜおまえは」

『すみません』

楽の成績は普通より少し上という、微妙な成績なのだ。


ホント、私が小さい時は何処か抜けてる感じだったのに、今じゃとっても怖いただのおっさんだよ。

赤司はすごいな。

私、全部普通がいいのに...黒子みたいにね。

少し悲しい雰囲気だけど、一応テンションが高いんだよ!

今日はもう何もしなくていいからね!!

「楽、ちょっといいかしら」

『はい』

あと、あんまり感情を表情に出さなくなったんだ!!

だって、サトリみたいな人にあったら嫌だからね!!

「バスケ、しない?」

『セイジュもですか?』

「えぇ」

『・・・私は、見てるだけでいいです』

「そう...やりたいときは言ってね」

『はいッ』

いやぁ、めっちゃ美人。

何年たっても美人とかいいなぁ...

「楽、やらないんだな」

『私はいいです』

「そうか...」

赤司、そんな顔をしないでくれ...

罪悪感がッ...

という茶番はやめて、赤司を見てよっと

158:桜葉雨斗:2015/07/13(月) 23:25 ID:M.E

続きでっす

今日は赤司詩織の葬式

『セイジュ』

「楽は...悲しくないのか?」

『悲しくないわけないじゃないですか』

「なら、何故泣かないでいられる...何故無表情でいられるッ!?」

『私は...』

楽が言う前に、征十郎は車へ戻って行った。

『こんな悲しい雰囲気は私じゃない...こんな感情が出ない私は私じゃない...頭の中での感情がなくなってきている...私が...キエテイク』

その日から、楽が喋ることはなくなった。

その日から、楽は部屋から出てくることはなかった。

159:桜葉雨斗:2015/07/13(月) 23:33 ID:M.E

続きでっす

「楽、今日から中学2年生だ...来ないか?」

楽の部屋から何も聞こえてこない。

いつもの事だが...。

「お願いだ...一言でもいいから...喋ってくれ」

すると、楽の部屋のドアが開いた。

「楽?」

『久しぶりです、征十郎』

「楽...なのか?」

『はい、髪が伸びでしまってあれですけど...では、父さんのところへ行ってきます。』

「俺も行くっ」

征十郎は楽の後ろをついて行くように歩いた。

160:桜葉雨斗:2015/07/14(火) 09:52 ID:M.E

続きでっす

「何故、今になって」

『うーん...征十郎が心配なんですよ、この家の教育のせいで壊れないか』

「そうか...ありがとう」

『何もしてないですよ』

「部屋から出て来て喋ってくれるようになった」

2人は手をつないで、父親の部屋へ行った。

部屋について、楽がドアをノックした。

『楽です』

そう言って、部屋のドアを開け、中に入った。

161:桜葉雨斗:2015/07/14(火) 14:29 ID:M.E

続きでっす

「・・・。」

『お久しぶりです』

「あぁ、久しぶりだな」

『私、今日から帝光中へ通います』

「わかった...」

『それと、苗字を変えたいです』

「楽?何を言ってるんだっ!?」

楽の驚きの言葉に征十郎は反応した。

「いいだろう」

『私の名前は今日から哀悲楽です』

「哀悲楽」

『それでは』

楽は部屋を出て、学校へ行く支度をし終わり、征十郎と一緒に車で帝光中へ行った。

「楽、部活に入らないか?」

『んー、美術部』

「そうか...」

『マネやってもいいですよ』

楽がそう言うと、征十郎はとてもいい笑顔で楽を見た。

「ありがとう」

『じゃ、私は職員室へ行きますね』

「一緒行く」

『小さい時を思い出しますね...あの時征十郎がずっと私の後ろをついて来ていました』

「ち、小さい時の事だろう...」

『照れましたね』

「ち、違う...っ」

162:桜葉雨斗:2015/07/14(火) 17:05 ID:M.E

続きでっす

『哀悲楽です、よろしくお願いします』

楽は黒板の前に立って、自己紹介をした。

クラスは黄瀬と紫原と同じクラス

「じゃ、席は金髪のむかって左の席ね」

『はい』

楽は、向かって右の席の人によろしく。と言って座り、黄瀬にもよろしく。と言った。

黄瀬は、作った顔でよろしく。と返した。

黄瀬と紫原を見て、楽の頭の中の状態は正常ではなかった。

(黄瀬と紫原じゃんッッ、会話できるかな??出来るかな??赤司の次に出会うのがキミらだったとはーッッ)

という状態になっていた。

楽は、引きこもってた時に頭の中での感情を取り戻す事が出来たのだ。

163:桜葉雨斗:2015/07/14(火) 17:55 ID:M.E

続きでっす

今は昼休み、鞄の中を漁って弁当を探してるんだけど全然見つかんないのッ!!

どうしましょう!?

「哀悲さん、赤司君が呼んでる」

『あ、はい』

救世主だーッ!!

『どうしたんですか?』

「一緒に食べよう」

『いいですけど、弁当を...その...』

「持ってきている」

『ありがとうございます!!』

楽は赤司の後ろをついて行った。

着いたのは風が少し吹いている屋上だった。

「あ、赤司っち!!と...哀悲サン?」

『初めまして、哀悲楽です』

「私は桃井さつき!!よろしくね!!」

「桃井、楽にマネージャーの仕事を教えてやってくれ」

「マネになるのか?」

「あぁ」

「ふーん」

「じゃ、私の隣ね!!」

『いいんですか?』

「うん!!勿論!!」

164:桜葉雨斗:2015/07/14(火) 18:27 ID:M.E

続きでっす

桃井ちゃん可愛い!!

そんで、キセキの皆を見れたッ!!

マジ、今幸せ...

「皆も自己紹介」

「俺は緑間真太郎だ」

「青峰大輝」

「紫原敦」

「黄瀬涼太っス」

黒子っちは言わないのかな?

楽はそう思って、黒子の方を見た。

「僕は黒子テツヤです」

楽は皆に頭を下げて、桃井の近くに座った。

「あれ?弁当は?」

『征十郎が持ってるって』

「あぁ、これだ」

『ありがとうございます』

楽と赤司が弁当を開けようとすると、皆が勢いよく止めた。

「え!?ちょ、はぁ!?」

「どう言う事っスか!?」

「どういう関係!?」

『秘密です』

「あぁ」

2人はそう言って、昼ご飯を食べ始めた。

「そう言えば、哀悲さん、何で深くフードを被ってるの?」

『・・・。』

「悲哀さん?」

『・・・楽』

「へ?」

『楽でいい...だからさつきって呼んでいい??(ぎゃぁぁぁッッ!!?言っちゃった、言っちゃったぁぁ!??)』

楽は表に出さず、裏でとても荒れていた。

165:桜葉雨斗:2015/07/14(火) 18:36 ID:M.E

続きでっす

「う、うん!!勿論!!」

『(あれ?笑顔がワザとらしくなった?)ありがとうございます...それじゃ、私は教室へ戻りますね』

え?皆少し雰囲気が重くなった?

ま、別にいいけど。

そう言えば、この世界に椚ヶ丘中学校があったんだっけ...

中3になったら、あの人に転校したいって言おうかな。

「楽!!」

『どうしたんですか?』

「いや、その、変な空気になってしまって悪かったな」

『いえ、大体理由が予想できるんで』

「そうか」

『では』

うわ、教室に入った途端この視線はきついな...

「哀悲さん!!」

『はい』

何この女子軍団

「赤司君とどんな関係?」

『秘密です』

え、なにその怖い目つきはッ!!?

ま、予想は出来るけどさ!?

『私じゃなくて、赤司君に聞いた方が早いと思いますけど?私は自分から言いません』

166:桜葉雨斗:2015/07/14(火) 18:55 ID:M.E

続きでっす

放課後、赤司が楽がいる教室へ来た

「楽、一緒に行こう」

『はい』

いやぁ、周りの視線が怖いですね、はい

2年と半年引きこもりだった私にとって、とても恐ろしい場所だよッ

「楽」

『はい?』

「手」

『征十郎の手、温かいですね』

「楽の手は冷たいよ」

ホント、赤司の手は温かいよ。

お母さんの手と同じくらい温かい。

「ここだ、隣に二軍、その隣が三軍だ」

『部員が多いんですね』

「あぁ」

赤司は楽の手を少し強く握った。

楽はその手を見て微笑んだ。

「主将に言わなきゃいけないんだ、大丈夫か?」

『はい』

167:桜葉雨斗:2015/07/14(火) 19:17 ID:M.E

続きでっす

「主将、朝言ったマネ希望を連れてきました」

「おう、って、そいつ?」

『はい、哀悲楽です』

「そっか、ま、よろしくな」

『はい』

「では、行こう。楽」

『はい』

楽は赤司に手を引かれ、桃井の方へ行った。

『あ、さつきさん』

「楽ちゃん、こっちだよ!!」

『はい』

「楽、無理はするなよ、体力は昔よりないんだから」

『わかってますよ』

楽は赤司に手を振って、桃井の後ろをついて行った。

168:桜葉雨斗:2015/07/14(火) 20:56 ID:M.E

哀悲楽の容姿設定

薄いオレンジ色の髪

足首までの長さ

結んで、パ−カーの内側に無理やり入れた

赤い眼

顔が全部隠れるくらいの長さの前髪

制服の上から黒いパーカーを被って、黒いマフラーをつけている

たまに目の下までマフラーを上げている時がある


哀悲楽の性格設定

好きなアニメのキャラにあったら、頭の中が荒れる

表情はずっと無表情

感情は戻った

誰にでも敬語キャラになった(理由は後ほど)

元々表情が豊かだった

169:桜葉雨斗:2015/07/14(火) 21:16 ID:M.E

続きでっす

桃井ちゃん、何で数種類の錠剤を持ってるのかな?

ドリンクって粉と水だけじゃないの?

『さつきさん...?その錠剤は?』

「これ?サプリだよ」

『え?普通は粉末と水だけじゃ...』

「体に良いし!!」

『そうですね...私は二軍と三軍の分を作ります。さつきさんは一軍の分をお願いします』

「わかった!!」

楽はすぐに二軍三軍の分を作り、タオルと一緒に一気に運んでいた。

楽が短い距離をヨロヨロと運んでいる時、後ろの方から楽を呼ぶ声が聞こえた。

『あ、征十郎』

「無理をするな、ドリンクを持つから、楽はタオルを持ってくれ」

『ありがとうございます、ドリンクはどうでした?』

「・・・」

『私、部屋から出てきてよかったと思います』

「そうか、よかった」

二軍の体育館に着いた。

『ドリンクとタオルですよ!!』

「えーっと...」

『哀悲楽です。今日から一軍マネになりました。あと、二軍と三軍のドリンクとタオルを用意します』

すると、歓声の声が上がった。

「サンキューな」

『いえ、二軍と三軍の皆さんには普通のドリンクを飲んでほしくて』

「楽...一軍を見捨てたな...」

『二軍と三軍の方々は関係ないのに可哀想じゃないですか。一軍は...まぁ、さつきさんと面識ありますし』

楽がそう言うと、赤司がとても疲れたような顔になった。

『でわ、三軍の方へ行ってきます。これからよろしくお願いします』

楽が言うと、皆が笑顔でよろしく。と返した。

170:桜葉雨斗:2015/07/14(火) 21:36 ID:M.E

続きでっす

『ドリンクとタオルですよ!!』

「サンキュー...えーっと」

『哀悲楽です、一軍マネになりました。それと、二軍と三軍のドリンクとタオルを用意します』

「おぉ、よろしくなッ!!」

楽が一軍の体育館へ戻ると、選手全員が倒れていた。

『あー、飲んだんですか...』

「あ!!楽ちゃん」

桃井はとても心配そうに楽を呼んだ。

『大丈夫ですよ、それと、ドリンクのつくり方を覚えましょう、来てください』

「え、あ、うん」

桃井は少し怖い顔をした。

『どうかしましたか?』

「え?あ、ううん何でもないよ」

『そうですか...あ、もうすぐ練習始まるので、ドリンクはまた今度でいいですか?』

「え、うん」

『皆さん、起きてるなら早く練習してください』

楽がそう言うと、全員が普通に起きた。

皆不思議な顔をしていた。

『私に嘘は通じませんよ』

楽はそう言うと、体育館の壁に寄りかかって座った。

「楽、大丈夫か?」

『はい...少し疲れただけです』

「飲み物でも飲んどけ」

赤司はそう言って楽に水筒を渡した。

「赤司、それって昼に飲んでたやつ?」

「あぁ、そうだが」

赤司が普通にそう言うと、皆がとても驚いていた。

171:桜葉雨斗:2015/07/15(水) 15:37 ID:M.E

続きでっす

皆が驚いている中、楽は水筒の中のお茶を飲んだ。

「・・・。」

『何ですか?』

「い、いや...気にしないのか?」

『へ?』

「気にしてないなら、別にいいんだ」

楽はその言葉を聞いて、またお茶を飲んで水筒を赤司に返した。

『(気にしてるって!!あの赤司が飲んだ後のだよッ!?けど、今は姉弟だから、気にしてたらダメなんだよッ!!)』

と、荒れていたが、気づかれなかった。

それから時間が経ち、部活が終わった。

「楽、行くぞ」

『はい』

「2人で帰るのか?」

「あぁ」

『帰り道が同じなので』

「そうか...じゃ、またな」

『はい』

2人は体育館を出て行った。

キセキはその2人を見送った後、コンビニへ行った。

172:桜葉雨斗:2015/07/15(水) 22:44 ID:M.E

続きでっす

「ただいま」

『ただいまです』

2人はそう言って、自分の部屋に戻って行った。

楽side

はい、今日はいろいろ大変でした。

キセキと会って、虹村さんと会って、少し疑われて、桃井ちゃんの凄さが分かって、赤司が飲んだ後の奴を飲んだりして...

まぁ、キセキたちは仲間思いでしたよ。

あ、私、引きこもってた時何してたと思います?

正解はですね、いろいろ情報を集めてたんですよ。

椚ヶ丘中学の事だったり、キセキやE組達の個人情報とか...

まぁ、その他いろいろと...


あ、夕飯が出来たようなので、話はまたあとで。

173:桜葉雨斗:2015/07/15(水) 22:54 ID:M.E

続きでっす

はい、夕飯食べてきましたよ。

お母さんがいた時は普通だったんですけどね。

亡くなってから、ご飯が豪華になったのさ。

すごかったですね〜

「楽、少しいいか?」

『あ、はい、私の部屋は少し片付いていないので、他のところでなら』

「じゃあ俺の部屋で」

『はい』

私の部屋、とても散らかってるんですよ。

パソコンが5個くらいで、ゲームも沢山。

本棚も漫画や小説、英語版の見た目が難しい本とかいろいろと...

はい、赤司の部屋を見たら片付けようと思いました。

めっちゃ綺麗で、必要最低限の物しか置いてないっスよ。

「何で、俺らが姉弟という事を言わなかったんだ?」

『出来損ないですし(少し腐ってますんで)』

「そんなわけないじゃないかッ!!」

『そう言ってもらえて嬉しいです』

174:桜葉雨斗:2015/07/15(水) 23:00 ID:M.E

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楽がそう言うと、赤司は驚いたのか、少し眼を見開いた。

が、楽を優しく抱きしめた。

「楽は出来損ないじゃない...俺の家族が...姉弟が出来損ないなわけないじゃないか」

『そうですね...ありがとうございます...征十郎』

楽は赤司に気づかれずに、静かに涙を流した。

『征十郎、変わらないでください...とは言いません。けれど、離れないでください』

「どういうことだ?」

『もう1人と、入れ替わっても...姉弟でいてください』

「あぁ、僕も楽と姉弟でいたいよ」

『ありがとうございます』

175:桜葉雨斗:2015/07/16(木) 11:25 ID:M.E

続きでっす

次の日

『何で、ずっと手をつないでるんですか?』

「姉弟って言いたいから」

『学校全体にですか?』

「いや、それは...」

『めんどくさいからバスケ部だけ』

「あ、あぁ」

2人は並んで手をつないだまま、体育館に入った。

「赤司と哀悲、はよ」

「『おはようございます』」

「仲良いんだな」

虹村さんと喋っていたら、キセキが近づいてきた。

「赤司ぃ...お前らどんな関係だよ」

「姉弟だ」

赤司と青峰の会話を聞いていた、一軍バスケ部たち全員は驚いた。

「いや、雰囲気が全然似てないっスよ!?」

『似てるところは...目が少し似てるかも...?あと、眼の色が同じです』

「いや、お前の見たことないから分かんねぇよ」

『写真見ます?家に小さい頃の沢山ありますよ』

「俺、写真見たことない...」

『まぁ、私が全部持ってますもん』

楽はそう言って、ドリンクを用意しに行った。

「あ、哀悲!!」

『はい?』

「一軍のも!!」

『さつきさんのを飲んでやってください』

楽はそう言って、水道の方へ行った。

後ろではどうやって危険のないドリンクを飲む事が出来るかと集まっていた。

176:桜葉雨斗:2015/07/16(木) 11:46 ID:M.E

続きでっす

『さつきさん』

「ん?」

『ドリンクはサプリを入れません。粉末と水だけです』

「けど、体に良いし...」

『昨日のように皆が倒れますよ』

楽がそう言うと、少し悲しそうな顔をして、サプリを入れたドリンクを全部捨てていた。

『私は二軍と三軍の方にドリンクとタオルを持っていきますね』

「あ、うん」

楽はフラフラしながら二軍の方へ行った。

配り終わって一軍の体育館に戻ると、休憩だった。

「楽、桃井に何か言ったのか?」

『サプリを入れてたんで、それを止めただけですよ』

「そうか...」

『どうかしましたか?』

「いや、桃井が悲しそうでな」

『そうですか』

楽は少し考え、赤司を見た。

『まぁ、いつか元気になりますよ』

「・・・そうだな」

『少し用事があるので、行ってきます』

「あ、あぁ」

177:桜葉雨斗:2015/07/16(木) 14:51 ID:M.E

続きでっす

楽は階段を使って上の階へ行った。

着いたのは屋上。

楽はその扉を開けた。

『何の用ですか?』

屋上にいたのは、バスケ部マネの数人だった。

「あの、手伝ってもらいたい事があるんだけど...いいかな?」

『まず、内容を言ってください』

「さつきちゃんへの嫌がらせが、増えてるの」

『それを、私たち3人で止めたいという事ですか?』

「そう!!お願い!!」

『わかりました』

「じゃ、今日の昼休み、話し合おう!!ここに集合で!!」

『はい』

「またね!!」

2人は屋上を去って行った


あの2人って、あっちゃんとみっちゃんじゃない!?

セミロングと長い髪の女の子って。

やっぱり、桃井ちゃんと仲がいいのか...

よしッ、桃井ちゃんの嫌がらせを止めよう!!

誰がしてるか調べて、その人のいろんなことも調べて....ふふふふふ...


「あ、楽」

『征十郎、どうしたんですか?』

「父さんから連絡があって、3年生から椚ヶ丘中学校へ転校らしい」

『私1人がですか?』

「あぁ...」

『わかりました』


よっしゃ!!

けど、何であの人からなんだろう...

学力アップのためかな?

けど、いっか、皆に会えるよ!!

178:桜葉雨斗:2015/07/16(木) 21:49 ID:M.E

続きでっす

昼休み、楽は約束通り屋上へ来た。

そこには朝の2人がいた。

『こんにちは』

「朝ぶりだね」

『はい』

「私は安藤美紀」

「私は木藤敦子」

最初がみっちゃんで2人目があっちゃん。

『で、どうするんですか?』

「それを考えるの!!三人寄れば文殊の知恵って言うでしょ?」

『ま、まぁ...そうですけど...』

「嫌がらせのところをビデオで撮って、先生に出す!!」

『うん、それでいいと思いますよ...』

この2人、ホントに桃井ちゃんの事を思ってるんだな...

羨ましいよ、そんな友達がいるなんて...

私は友達がいなかったからなぁ

「哀悲さん、ビデオ係やってくれないかな?」

『いいですよ。あと、楽でいいです』

「楽ちゃん」

「哀と楽のらを合わせて、あいらちゃん!!あいらって呼んでいい?」

『はいッ、それと...ッ!!』

「ん?」

『と...友...友達にッ...なって、くださいッ』

楽が一生懸命に言うと、2人は少し笑った。

楽は驚いて、そっと2人を見た。

「いいよ!!私たち友達!!」

『あ、ありがとうございます...ッ』

「敬語じゃなくていいよ、と言うか、何で敬語?」

『いや、その...ふざけてしてたら、癖になっちゃって』

楽が恥ずかしそうに言うと、2人が笑った。

「可愛い理由だね...」

と、みっちゃんが肩を震わせながら言った。

「ふふっ...」

『あのね...私、3年生になったら転校しちゃうんだ』

「・・・へ?」

『親が決めたの...だからッ、夏休みや冬休み、遊べたら、遊ぼう!!』

2人は笑顔で頷いた。

179:桜葉雨斗:2015/07/17(金) 13:15 ID:M.E

続きでっす

「で、ビデオは誰が用意する?」

『私沢山、持ってる、です』

「敬語抜けてない、と言うか、日本語になってない」

『私ビデオカメラなら4、5個持ってるから、私が自分の持ってきて撮るよ』

「うん、わかった」

『私が関わったって言わないでね』

「何で?」

『えー...だって、いいじゃん』

「いいけど...あ、そうだ!!」

「ん?」

「明日って部活ないじゃん?遊ぼうよ!!」

『うんッ!!行きたいッ!!』

楽はとてもうれしそうな雰囲気を出しながら言った。

2人はそんな楽を見て、少し苦笑いになった。

『明日の昼休み、またここで食べよう?放課後のこと話したいし...』

「うん!!勿論!!」

それから、教室に戻り、放課後になった。

180:桜葉雨斗:2015/07/17(金) 15:09 ID:M.E

続きでっす

楽は放課後になると、体育館へ歩いて向かった。

「あいら!!」

『あ、美紀ちゃん、敦子ちゃん』

「私たちにあだ名付けてそれで呼んでよ!」

『じゃあ...うーん、あみとあき』

「え?どうして?」

『安藤のあ≠ニ美紀のみ≠ナあみ、敦子のあ≠ニ木藤のき≠ナあき』

「うん、いいよ!!」

3人は明日の事や部活の事を話しながら、体育館へ向かった。

2人はドリンクやタオルの回収、タオルの洗濯なので、体育館に着くと別れた。

『失礼しまぁす...』

まだ、誰もいない...

着替えてるのかも

楽は鞄からスケッチブックを取り出し、体育館を書きだした。

「お、哀悲じゃねぇか」

『虹村さん』

「何書いてんだ?」

『体育館です』

「ふーん」

数分後

『できました!!』

「お?」

楽は虹村にスケッチブックを見せた。

そこには、体育館を背景にして、こっちを向いて笑顔になってる虹村の絵だった。

『自信作です』

「おぉ、つーかなんで俺?」

『あと1年じゃないですか、だから記念にです。ここに書いた日にちを書けば、思い出の絵ですよ』

「おー」

『沢山書いて、卒業式の時あげます』

「サンキューな」

181:桜葉雨斗:2015/07/17(金) 15:20 ID:M.E

続きでっす

そのあと、続々と部員たちが来て練習をし始めた。

楽は、マネの仕事で忙しく、絵が全然描けなかった。

が、少し時間がある時、カメラで練習風景や、キセキと楽しそうに話す虹村を撮っていた。

「お前、誰だ?」

『哀悲楽です、最近マネになりました。君は灰崎君ですよね?ハイザッキーですよね?』

「ハイザッキー!??」

『よろしくお願いします』

楽は灰崎に頭を下げた。

「あ、あぁ...」

「よォ、灰崎ィ」

「げ...虹村サン...」

楽は2人の様子をカメラで撮っていた。

『さ、練習してくださいな』

「お、おう」

「灰崎行くぞ」

「ハ、ハイ」


ヤバい...、楽しすぎ!!

とてもウキウキしてるッ

「楽」

『あ、征十郎、どうしたんですか?』

「灰崎に何もされなかったか?」

『はいッ、とても面白い人ですよ!!』

「そうか」

楽は楽しそうにスキップしながら水道の方へ行った。

182:桜葉雨斗:2015/07/17(金) 16:20 ID:M.E

続きでっす

部活の時間 in楽がいない一軍体育館

「赤司、哀悲と姉弟なんだよな?」

「はい」

「どっちが上なんだ?」

「楽です」

「お前、弟なのか」

と、虹村はニヤニヤしながら赤司の頭を撫でた。

すると、一軍全員とマネの桃井とあっちゃん、みっちゃんが円になって赤司の話を聴く体勢になった

「なんですか?」

「小さい時の話を聴きてぇなぁって」

「んー...とても表情が豊かでしたよ」

「マジか!?」

「けれど、小5の時に、部屋に引きこもったんです。俺のせいで...今は外に出て来てくれてますけど、表情は多分まだ戻ってないでしょう...」

「なんでだ?」

「小5の時、母が死んだんです。その時俺は楽の気持ちを考えず言い過ぎてしまって...」

赤司は悲しそうに笑って、俯いた。

すると...

『あれ?練習はどうしました?』

「え、あ、今、お前たちの小さい頃の話を聴いていたんだ」

『小5の時の話ですかぁ...あの時、私も悪かったんですよ、すぐに征十郎の質問に答えてればよかったんですけど...』

楽がそう言うと、皆が驚いていた。

「お前、何で俺らが聴いてた話の内容が分かったんだ?」

『盗み聞きしてました』

楽は円の近くに座った。

『征十郎の小さい頃は可愛かったですよ』

「へぇ、どんなだったんだ?」

『こんなんです』

楽は生徒手帳から、1枚の写真を皆が見えるように置いた。

「え?何故そんな写真を楽が持っている!?」

『アルバムは私が持ってますもん』

「」

183:桜葉雨斗:2015/07/17(金) 17:01 ID:M.E

続きでっす

月日が経ち、夏休みになった。

今日は楽が待ちに待った夏祭りだ。

楽は長い髪を無理矢理結い上げ、前髪を三つ編みにして左側に止めた。

淡いオレンジ色で花柄の浴衣を着て、あっちゃんとみっちゃんとの約束の場所へ行った。

『あみ、あき、お待たせ!!』

「へ...?」

「その呼び方...あいら?」

『うん、そうだよ!!こういう時ぐらい、こんな髪型にしようかなって』

「めっちゃかわいい!!」

「似合ってるよ!」

『2人も浴衣似合ってる!!』

「ありがと、じゃ、行こっか」

『うん!!』

3人は神社へ向かった

「そう言えば、あいらって、無表情系美少女?」

『えーっと、頭の中はとっても荒れてるけど、表情には出ないんだよね』

「そう、じゃあ今日、私らが笑わせてやる!!」

『期待してる』


「着いたよ」

『多いね』

「うん...」

3人は手をつないで、屋台を見回った。

ヨーヨー釣りをしたり、射的をしたりした。

「射的上手いね」

『えへへ...』

「!!」

『へ?』

「今笑った!!」

「戻ったんだ!!」

『2人とも、ありがとう』

楽は満面の笑みを2人に見せた。

184:桜葉雨斗:2015/07/17(金) 17:35 ID:M.E

続きでっす

3人はりんご飴と綿菓子、焼きそばを持って、休憩所へ行った。

「おいしいね」

「うん」

『久しぶりの味...』

「あいらって、引きこもってたんだっけ」

『うん、だから久しぶりなの』


3人は食べ終わると、帰ろうという事になって、暗い道を3人で歩いていた。


「あ、さつきちゃんたちだ」

「さつきちゃん!!」

「みっちゃん!!あっちゃん!!と...?」

「楽じゃないか」

『はい、私は哀悲楽です』

185:桜葉雨斗:2015/07/17(金) 23:24 ID:M.E

続きでっす

楽が真顔でそう言うと、皆が驚いて約50メートル後ろに下がって、約55メートル走って来た。

「あいらってば、さっきまで笑ってたのになんで真顔になるのさ!!」

「ほ〜ら、笑え笑え〜」

『そ、んな事言われても...困ります』

「わー、何で敬語になっちゃうの〜!?さっきまでタメで笑って話してくれたのにぃ」

みっちゃんが楽の両肩を掴んですごく揺らした。

『酔う...』

「あ、ごめん」

楽の髪型は、すごく揺れたせいで、崩れてしまった。

楽はゴムや髪留めを外し、いつものように後ろ髪と前髪をまっすぐに垂らした。

「長ッ!!?」

「切らないの!?」

『こっちのほうが落ち着くので』

「私が結びなおしてあげる!!」

桃井が元気よくそう言って、楽の髪をパパッと元通りにした。

すると、楽の顔が太陽のように明るくなって、桃井の手を取った。

『ありがとう!!さつきさん!!』

満面の笑みでお礼を言われた桃井も、満面の笑みでどういたしまして。と言った。

『あのッ、皆さん、約5メートル進んでもらっていいですか?この電柱まで』

皆は不思議に思いながらも、その指示に従った。

その瞬間、皆の後ろと前にトラックが突っ込んできた。

皆は楽の言うとおり進んでいて、助かったが、その前にいた楽はトラックに巻き込まれていた。

186:桜葉雨斗:2015/07/17(金) 23:29 ID:M.E

続きでっす

『ん?朝か...なんか、長い夢を見てた気がするな、あ、そう言えば、今日検査だったっけ』

私は、哀悲楽。

もうすぐ、20歳です。

小さい時から体が弱くて、もう何年も入院してます。

「楽さん、検査の時間です」

『はぁい』


はい、私は非常に焦っています。

余命宣告されました。

もって、1年半だそうです。

暗殺教室と黒子のバスケ、最終回まで読みたかったなぁ。

そう言えば...夢で...

何だっけ。

思い出せないや。


楽はそう思いながら、布団にくるまって寝てしまった。

187:桜葉雨斗:2015/07/17(金) 23:39 ID:M.E

前の小説と同じような設定です。

続きでっす

『ん?』

「あ、起きた!!あいら!!具合悪くない!?どこか痛くない!?」

『私は...あと1年半...』

「へ?何?」

『ううん、何でもない...そっか、これだ』

「ホント、大丈夫?」

『うん、大丈夫』

「そっか」


あっちが夢だった?

それともこっちが夢?

けど、今までの記憶だと、こっちが本当...


『あみ、あき、今日何日?』

「夏祭りから1週間」

『そっか』

「あのね、あいらはトラックが突っ込んできたときに巻き込まれたの...けど、傷1つついてなかった」

『そっか』

「だから、目が覚めたら即退院!!」

『え!?ホント!?』

「そっ、だからナースコールを押して、検査して帰ろ」

『うん!!』

そのあと検査は無事終わり、退院することが出来た。

家に帰ると、赤司にすごく心配され、部活で体育館へ行くと沢山の人に声をかけられた。

188:桜葉雨斗:2015/07/18(土) 12:32 ID:M.E

続きでっす

部活が終わる時間、楽は何かのパンフレットを見ていた。

「哀悲、何見てんだ?」

『椚ヶ丘中学校のパンフです』

「つーか、タメでいいって」

『そう、わかった』

「で、何で見てんだ?」

『3年生になったらこの学校の2年生にならなきゃいけないの』

「はぁッ!?なんでだ?」

『んー、私の成績じゃE組に行っちゃうから、2年生になってしっかり勉強して3年生をするらしいよ。
3年生になった時、高校と両立できるようにしてくれるって』

「そっか、頑張れよ!!」

『うん、青峰君も』

「大輝でいい」

『うん』



『じゃ、ちょっと椚ヶ丘中学校へ行ってくるよ。理事長に今週中には本校舎に来なさいって言ってたから』

「あぁ、じゃあまたな」

『うん、またね』

189:桜葉雨斗:2015/07/18(土) 15:47 ID:M.E

続きでっす

おぉ、ここが椚ヶ丘中学校か!!

この黒いフード、理事長に言われないかな?

ま、その時はその時か...っ!!


『失礼します。哀悲楽です』

「どうぞ」


楽はゆっくり部屋に入って、静かにドアを閉めた。


沢山のトロフィや賞状、があるなぁ...


「哀悲楽さん...いいや、赤司楽さん」

『ふぇ!?』

「来年2年生としてここに来てくれるらしいね」

『あ、はい』

「私の息子が来年2年生なんだ、仲良くしてあげてね」

『はい...一緒のクラスになれば...』

「そう言えば、その格好は?」

『こっちの方が落ち着くんです...今通っている学校でもこの格好をしています...ダメですか?』

「いいや、いいよ。けれど、この学校で3年生になる時、まだその格好をしていればE組に行くかもね」


怖いって、この理事長!!

怖すぎ!!


すると、ドアをノックする音が聞こえた。


「失礼します」


この声って...浅野学秀じゃないっスか!?

「なんだい?浅野君」

「呼んだのは理事長ですよね?」

「そうだった、用はこの子に校舎を案内してあげてほしいんだ。君の1つ上だけど、事情があって来年君と同じ学年に転校してくるんだ」

「そうですか、では」

「哀悲さん、浅野君について行きなさい」

『はい』

190:桜葉雨斗:2015/07/19(日) 23:30 ID:M.E

続きでっす

『あの...名前を教えてもらえないでしょうか...』

「僕は貴方より年下です、タメでいいですよ」

『なら...貴方も敬語を外して・・・、私の名前は哀悲楽、楽って呼んで』

「僕は浅野学秀」

『がくしゅ君だね』

「まぁ、いい」

『友達に、なろ?』

楽はそう言って手を浅野の前に出した。

「あぁ」

『私が例え、E組になっても』

「なにッ!?」

『私はこの格好をやめないから。多分3年からE組に落とされる』

「そうか、まぁいい。これを渡す。いつでもいいから、お前の連絡先をこのメアドで教えてくれ、電話でもいいが」

『ありがとう、じゃ行こう!!』

楽は浅野の右横を歩いた。

教室からは早口の先生の声が聞こえてくる。

『がくしゅ君』

「なんだ?」

『明日、用事ある?』

「いいや、無いが」

『じゃあ、明日、一緒に買い物に行こう!!』

楽がそう言うと、浅野は少し驚き、頷いて薄く笑った。

191:桜葉雨斗:2015/07/20(月) 12:25 ID:M.E

続きでっす

楽は家に帰ってすぐに、クローゼットを勢いよく開けた。

『んー...どうしよッ!??』

と、服を沢山出して悩んでいた。


「楽、いるのか?入るぞ」

『うぇ!?』

「ん?なんでそんなに服を出しているんだ?」

『明日、友達と買い物に行くから』

「そうか」

『そう言えば、どうかしたの?』

「あ、あぁ...明日皆で海へ行こうっていう話だったんだが、行けないな」

『うん、ごめん』

「今度また行こう」

『うん』

赤司が部屋を出て行った後、楽はまた服で悩んでいた。

数十分後、服が決まった。

パステルカラーでボーダーのタンクトップの上に白くて薄いTシャツに茶色の半ズボン、茶色のサンダルになった。


まぁ、そんなに可愛らしいものは苦手だし、こんなんでいいでしょ...

あ、髪型も決めなきゃ。

あと、ループタイとか...?

て言うか、なんで私こんなに悩んでんの?

ま、いっか。

192:桜葉雨斗:2015/07/20(月) 23:36 ID:M.E

続きでっす

翌日の朝、楽は昨日決めた服を着て、前髪を左に分けて後ろ髪を高いところでポニーテールをして、

待ち合わせ場所へ走った。



あ...5分遅刻だ。

なんか呆れた目で見られる気がするんだけど...


『ごめん、遅れちゃった』

「いや、大丈夫だ」


やっぱ、少し呆れた目をしてる...


『じゃ、じゃあ行こ』

「あぁ、何処に行くんだ?」

『水族館』

「そうか」

『そう言えば、私の見た目...驚いたでしょ?』

「あ、あぁ」


楽は浅野に微笑んで、浅野の手を取って歩き出した。

浅野は手を引かれながら、楽の1歩後ろを歩いた。


『あ、ごめんね、一緒に歩こう』

「あぁ」


浅野は少し驚いてたが、微笑んで楽の手を握って隣を歩いた。

水族館にはあまり人がいなく、静かだった。


『私、水族館来たの初めてなんだ』

「え?」

『動物園も、映画館も、遊園地も...』

「じゃあ、午後に動物園に行こう」

『へ?』

「で、明日が映画と遊園地だな。一緒に行こう」

『うん、ありがとう』

193:桜葉雨斗:2015/07/22(水) 19:00 ID:M.E

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そのあと、2人はとても楽しんだ。

次の日は映画館と遊園地に行った。


『楽しかったなぁ...』

楽は自分の部屋の中で日記を書きながら呟いた。

『明日から学校か...カメラで撮った写真の中からいいと思ったのを描こうかな』

楽はそう言って日記を閉じ、バスケ部の写真を並べた。

キセキと並んでいる写真や、カラフル8人と虹村サンがポーズをとった写真、沢山あった。

『皆楽しそう...まぁ、そうだよね。ここに来たからと言って仲良くなれるとは限らないんだから...
けど、もっと仲良くなりたいな』

楽は写真を眺めながら笑った。

194:桜葉雨斗:2015/07/27(月) 22:52 ID:M.E

続きでっす

卒業式

『虹村サン』

「お、哀悲じゃねぇか」

楽は1人屋上にいた虹村に声をかけた。

『これ、卒業祝いです。虹村サンが渡してくれた写真を全部書きました』

「おう、サンキューな」

『いえ』

「最後まで、先輩って呼んでくれなかったな」

『呼んでほしいんですか?』

「そりゃ、後輩にそう呼ばれたいのは誰でもそうだろ」

『そうですね』

楽は虹村にスケッチブックを渡し、その場を去ろうとした。

が、ドアの前で立ち止まって、虹村の方を向いた。

『卒業おめでとうございます。虹村先輩』

楽がそう言うと、強い風が吹き、フードが取れて顔が見える状態になっていた。

そして、楽は虹村に微笑みかけてその場を去った。

195:桜葉雨斗:2015/07/28(火) 15:52 ID:M.E

続きでっす

楽が去った後の屋上

虹村side

最後に言ってくるとは思わなかったな。

最後じゃないかもだけどな...


虹村はスケッチブックの表紙を開いた。

『ははっ...アイツよく見てんじゃん』

虹村は涙を流しながら、スケッチブックのページをめくった。

『また、皆でバスケを出来ればいいな、楽』

虹村はそう呟いて屋上を去った。




最後のページに楽から虹村へのメッセージがあった。

虹村先輩へ

私は3年生になったら、椚ヶ丘中へ行きます。

そこで、また2年生として過ごします。

それとこれから、キセキの世代は壊れていきます。

それを止めることはできないと思います。

なので、私は遠いところから見守ろうと思います。

虹村先輩は心配をしないで信じてください。

またキセキの世代が一緒にバスケをすることを...

また今年のように皆で笑い合えることを...

○○年3月××日 赤司楽





『また...あいつらとバスケ出来るかな』

196:桜葉雨斗:2015/08/02(日) 00:14 ID:M.E

続きでっす

『えーっと、お世話になりました』

「違う学校でも頑張ってね、いつでもここに来ていいわよ、皆で歓迎するわ」

『はい』

楽は職員室で教師たちとお別れ会みたいなものをしていた。

楽は1年で沢山の教師と仲良くなり、信頼されるようになったのだ。

『でわ、いつかまた』

「またな」

「またここに遊びにでもいいから来いよな」

「またね」

『はいッ、さようなら!!』

楽はフードでわからないが、とてもいい笑顔で職員室から出た。

すると、カラフルの7人と虹村、みっちゃんとあっちゃんの10人がいた。

197:桜葉雨斗:2015/09/08(火) 19:50 ID:M.E

続きでっす

『どうしたんですか?』

「タメでいいよ、あいら」

『そっか、それで?』

皆を代表して、黒子が口を開いた。

「これから、何処かで食べていきませんか?赤司さん、転校するんですよね?」

『うん、それと楽でいいよ、皆も』

「じゃ、行こうぜ!!」

「どこ行く?」

「カラオケ?」

「俺が出そう」

「マジか!?」

そんな皆の光景を見て、楽はフードの中で楽しそうに微笑んでいた。

楽の表情はフードを被って、マフラーを上にあげているせいでわからなかった。

「あいら!!行こうよ!!」

『うん』

楽はいつの間にか離れていた皆の方へ走って、向かった。



『皆、ありがとね』

「いいって事よ」

「また、皆で行こうっス」

『うん、また』

楽と赤司の2人と他の人たちとは、カラオケから方向が違うので、そこで別れた。


「楽しかったか?」

『うん、とても...しかも、いい写真も撮れたし』

「そうか、それならよかった」

『征十郎、皆の事よろしくね、ずっと仲良く...一緒にチームプレーでバスケをして』

「・・・多分だ」

『そっか、けど...、まぁいいや、征十郎が正しいと思った事をして、私はそれでいいと思う』

「あぁ」

198:桜葉雨斗:2015/11/12(木) 21:32 ID:6Kc

続かなくなったので、新しいのを。






___覚えてる?





「うん、覚えてる」





___じゃあ、問題。僕は誰?君は誰?





「貴方は私。私は貴方....かな?」





___せーかい。君がしたい事は何?





「私がしたいのは、もう一度皆と笑い合って普通の日常を過ごしたい」





___わかった。僕がその願いを叶えてあげる。





「おぉ!!」





白い少女は嬉しそうに目を輝かせた。



少女の目の前にいる少年は、少女の顔を見てニヤリと笑った。



そして、指を鳴らして言った。





___さぁ、楽しんでおいで。そして、僕に踊り狂った君の姿を見せてよ。





少年の声にノイズが生じ、少女には聞こえなかった。



少女は少年の顔を見て少し焦り、後退りをした。





「今、なんて言ったの?」





___僕は二度も言わないんだ。ごめんね。





「そう...」





___君はさ、前世の記憶があるでしょ?何個もしかも最強で無敵とか...。だから弱点を付けちゃった。





少年は少し羨ましそうに少女の事を言った。



少女はそれに気づいていないのか、普通に聞いた。





「何それ。どういうの?」





___過去に関連することを見たり聞いたりしたら、暴走しちゃうゾ。





少年は片目を閉じ舌を出して、明るく言った。



少女は少年を見て少し冷めたような眼をして見た。





___君は***としてあっちへ行くから。





「能力は使っていいの?」





___君が決めていいよ。それと、ユウがとってもすごい財閥の当主としてあっちにいるから養子として貰ってもらうといい。





「君から話をしてて」





___了解。君の言う事には絶対服従だからね。





「それにしては、さっき何か言ったよね?」





___聞こえてたのか...ごめんごめん。





「いいよ。それと、生まれる時から?」





___そうだよ。それじゃあいってらっしゃい。





「いってきます」


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