テニスの王子様 【リク受付ok】

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1:アポロ◆A.:2015/06/27(土) 01:13 ID:.DE

どうもっ、テニスの王子様大好きアポロです。

現在、テニプリ 四天宝寺の転校生を掛け持ちしております。
暇の隙間を見つけて見ていただければ良いかなと、あとシリアスからギャグに変わったり。

と、話が逸れました。
本題に戻し、ここはテニプリのリクエストを受け付けたり、私が私利私欲で書いたりとフリーダムにやります。

モチのロンの事ですが、執筆は私一人です。

気軽に来ていただいて結構ですよ(笑)

こんな駄作者の私には敬語など必要ありません。

その代わりと言ってはなんですが、荒らし様は速やかにお帰りいただきたい。

リクエストを受け付けてできる限り頑張ります。
が、望み通りには行かないかも知れないです。

もちろん恋愛でもギャグでも試合でも何でも書きます!

ちなみに私は菊丸と財前と白石と謙也と幸村と仁王愛してます。((行き過ぎ。

NO,1はやはり菊丸、可愛すぎますしかっこよすぎます。

でわ。

2:アポロ◆A.:2015/06/27(土) 01:35 ID:.DE

付け足しですが、Rなどはちょっと……。

そして我が私利私欲の小説です、ハイ。


第一話【苦手で嫌いなやつ】













__私は、




「やーー! また会ったね! 偶然だにゃ!」




【菊丸英二】が苦手だ。




「ちょっと〜、なんとか言ってよー!
無視はヤだよー!」

「……なんとか。」

「酷い!」




青春学園中等部、渡り廊下でまた会った私の苦手な人物。

行く先々で出会う。
……待ち伏せしてんのか。
そう思うくらい。

その点に関しては自意識過剰だとは思ってはいる。

だが、それ以上に出会う確率が高い。

何でこんなに私になついているのかすら理解不能だ。


そもそも私はコイツの様な能天気なやつは嫌いだ。

何するかわからない、何言うかわからない、何でこんなに私に近寄るのかわからない。

とにかく、私はコイツに限らず男子は嫌いだ。

ただコイツがトップなだけ。




「ねぇ〜、君って何でそんなに俺に会うたびそんな顔するの?」




そんなの考えたら分かるだろ。


そんなコイツに対する言葉を私は声に出さず、喉の奥へと飲み込んだ。

トップ、コイツがトップ。


私がなぜ執拗にコイツを嫌うのか、考えたらすぐに答えは出る。

好きだし、嫌いだから。

意味がわからないと言う人も居るだろうか。
それはそうだ、だって私自身も分からないんだから。
こんなのが他人に分かって堪るか。




「なーんで君は女子とは楽しそうに喋るのに、男子になると黙るの?」




決まってる、男子が嫌だから。

私はまとわりつくコイツにそう答えながらも教科書を持って移動授業の指定された教室へと足を進める。




「それじゃ好きな奴とか出来ないよ?」

「知ってるかい? 世間ではそういう事を下世話と言うんだよ。」

「……。」




私がキツい口調で言うと、流石に傷付いたのか、黙りこくる。




「私教室ここだから、さよなら。」

「……う、ん。」




そんな顔しないで。
その顔をされると私に対する周囲の女子の視線が痛いから。

私は、




「もう姿を見せないでね、菊丸君。」




いつも決まってコイツにこの言葉を吐く。

傷付いてるのはわかってる、傷付けてるのもわかってる。

だから、そんな顔見たくないから、つきまとわないで。

そしてこの言葉を吐いたあと、決まってコイツは顔を明るくする。

……M、なの?


そんな思いを胸に秘めつつ、私は移動教室のドアを音もなく開けた。

3:アポロ◆A.:2015/06/27(土) 06:15 ID:.DE

第二話【君はいつも】


放課後。
自転車通学な私は、駐輪場にいつもいく。

その際に必ずテニスコートの前を通らないといけない。

嫌じゃないのか……って?

あぁ、嫌、嫌過ぎておかしくなりそうだね。

でも私の家は遠いから、自転車じゃ無いと来れない。

だからもうそこのところは観念している。

……はぁ。




「!」




しまった、アイツに気付かれた。

おーいっ! と嬉しそうに私に手を振るいつものアイツ。




「うげ」



アイツが猫のようにはしゃいでいると、ギャラリーからの視線が痛い。

やめてください。
私とアイツはあなたたちの思っている様な関係ではありません、ただただ行く先々出会うだけです。

お願いだからその目の視線をやめてください。


私は一刻も早くこの状況を打破するため、アイツには一礼して足を速足で進めた。




「あ……。」




行ってしまったあの子を見て、俺は少し戸惑った。

あの一礼したときの笑った顔、始めてみた。

和らげで切なげで、あの顔が俺は好き。
あの顔は今日初めて見たけど、好き。




「……はぁ。」




俺が相も変わらず避けられてると言う行動からは流石に傷つく。

俺だって人間だもん!

俺がそうふてくされてしょげながらつまんなそうにラケットの先で地面に転がるボールを持ち上げた。

すると、




「そんなに気になるならいけばいいじゃないか、英二。」




不二が俺の後ろで笑みを浮かべながら立っていた。

4:アポロ◆A.:2015/06/27(土) 06:38 ID:.DE

第三話【有り得ない】


ガシャン。

私は自転車の鍵を外し、手で押していく。

すると、荷台の辺りがズンと重くなる。

私が後ろを振り向いてみると、




「……なんで居る。」

「にゃ♪」



私がいかにも嫌そうな顔していつものアイツを見る。

このやろう、人の自転車の荷台に乗りやがって、にゃ♪ じゃねーよにゃ♪ じゃあ。

私がそんな目で見ていると、




「女の子がこんな暗い道一人で帰ると危ないよん?」

「……で?」

「俺が送ってってあげy「断る」即答。」




とりあえず、コイツは「俺が自転車こぐから君、荷台に座ってなよ。」とか軽々と言ってのける、なるほど世間ではこう言うのを天然と言うのか。

が、私にはもう断る気力など微塵もない。

ここは大人しく送ってもらおう、坂道が多い通学路は私にとっても楽だ。
わざわざ辛い思いに自分から飛び込む様な程、私はバカではない。




「……わかったよ。」

「はい素直♪」

「はぁ。」




私はとりあえず、荷台にちょんと座る。

あまり体がくっつかない様に。

なのにコイツと来たら……!




「それじゃ落ちちゃうよん。」




ソイツはパッと笑い、私の腕を掴んで強引にソイツの腰に私の腕を巻き、抱き付かせられた。




「君、天然っしょ。」

「?」

「ほら見ろ。」




風を切って走り出した自転車。
私はソイツに天然だろと問う、案の定天然だ。

私はいつの間にかソイツの背中に抱き付いて、顔をほころばせていた。

それはもちろんアイツにはバレない程度に。



最近、おかしい。

私はアイツを見るたび変な気持ちが喉の奥まで吹き上がってくる。

きゅっと心が引き締まるような、アイツが私の前に出てくると少し安心すると言うか。

私、おかしい。

私はこの感情の正体を知っている。
知っているからこそ気付きたくない。

有り得ない。
私がアイツを『好きなんて』有り得ない事も起こるもんだな。

とにかく私はその感情を消したくて、消したくてしょうがなかった。

5:アポロ◆A.:2015/06/28(日) 00:06 ID:.DE

第四話【気になって仕方ないんだよ】


休み時間、私の友人が言った。




「あんた最近さ、菊丸が近くに居ると目で追ってるよね。」

「……冗談もほどほどに。」

「はぐらかすな。」




はぐらかすな、か。
そんなの知ったこっちゃない。

そもそもはぐらかすなの言葉の意味が理解出来ない。

**

放課後、私は教室で日誌を書いていた。
あいにく今日は日直で、もう一人は逃げやがった。

ったく、意味わかんね。

私はふとそれを口に出した。
が、教室には私以外誰も居なくて、妙に寂しくなる。

いつもなら自転車取りに行ってアイツに絡まれてるもんな。

そんな事を思いながら頬杖ついて高速でシャーペンを進めていく。

すると、廊下で私の苦手な奴の声が聞こえた。




「あ〜あ、教室に忘れ物するとかベタだにゃ〜……。」




そうか、忘れ物か、ざまぁ。
そしてアイツは誰も居なくてもにゃを付けるんだな、天然。
内心そう思いながらも私は大事な事に気づく。

アイツは私の居る教室の前を通る。ついでに廊下側の窓は全開。
そして丁度私はその全開の窓から見える位置に席がある。


やべ……。


そう思った時には遅かった、頭の上で手を組んで、口笛吹きながら通るアイツは私に気付く。




「あっ! やほー! 今日はここに居た!
なにしてんの?」




おいお前わすれもんどーしたよ。

そう呆れる表情を微塵も隠さず顔に出し、私は「見たら分かるだろ、日誌つけてるだけ。」と言い捨てる。




「ねー、前々から言おうと思ってたんだけど、君、俺のこと名前で呼んでくれないよね。」

「それはアンタだけじゃないし、基本的に男子は名前、名字すら呼びたくないね。
気になら無いし。」

「……ふーん。」




今の間はなんだコラ。
私は「わすれもんどーした」とぶっきらぼうに言い放つ。
「あ!」と言わんばかりの顔を私に見せ、駆けていく。




「バカが。
ホントは気になって仕方ないんだよ、菊丸。」




私はポソッと呟いた。

6:アポロ◆A.:2015/06/28(日) 09:53 ID:.DE

第五話【ヤダよ。】




「……。」




私は昨日の発言を取り消したい。

今日はハッピーバレンタイン。

案の定アイツは、いやアイツに限らずテニス部はもう机にも山盛り、下駄箱もパンパン、そして本人も抱えてると言うなんとも他の男子が嫉妬しそうだ。

それはアイツも例外ではない。




「はぁ、あんなこと、言わなければ良かった。」




私が教室で友達にあんなことって何!? ねぇ!と話し掛けられつつも大きな溜め息をつく。

あんなにいっぱい持ってたら私のは要らんよね。

そう、私もアイツに渡そうと思い、作ってきていたのだが、アイツの手にはチョコがいっぱi……って持ってない。

アイツ手には一つも持ってない!

アイツ、渡される度に断ってる。

こりゃ私もあんな風に拒否られるんだろな。

この瞬間私はアイツに渡すのを諦めた。

**

放課後、今日は昨日とは違って人が多い。
バレンタインだからなのか、そこはよく知らんけど。

私が机に突っ伏していると、




「あ、あの、コレ。
菊丸君に渡しといてくれますか……?」




と、私にひとつ、手紙の付いたチョコをある女子から渡される。




「なんで私……?」

「え、だって、菊丸君とよく居るじゃないですか。」

「あ、あー。そういう風にも見えるか。
いーよ、渡しとく、私出来ればアイツの顔見たくないんだよね、苦手だから。」

「そっ、そーなの!? じゃ、じゃあよろしくお願いします。」




そう女の子は顔を紅に染めて、友達らしき人達のところに行く。

__ヤダよ、渡すの。


私は心に呟き、渡さないといけないため、席を立った。

途中、ジレンマがこんな感じなのだと、を私は理解した。

そしてアイツを見つけた。




「おい。」

「ん? あっ! あああ!」




どうした、そして私の顔を口を開けて指差すんじゃない。




「な、なになに!?」




なぜか期待MAXで言われ、うざいと思うも、私は「ん。」とさっきの子に渡されたチョコを渡す。




「……頼まれたから渡しに来た。」

「……頼まれた……?」

「チョコ渡しといてくれって。」




少しの沈黙。
そして沈黙の意味理解不明。

そしてこいつは口を開いた。



「じゃあ要らない。」




私はその言葉に苛つきを覚え、方向をコイツから正反対の方に向ける。




「……あそ。
じゃあもう用は無いから、サヨナラ。」




いつものサヨナラを言い放ち、私は教室に戻った。

その途中、少しホッとした自分が居た。

教室に戻ると、




「なんで、チョコ持ってるの……?」

「渡したら断られた。」

「うん、分かった。
ありがとう。今度は私が自分で渡してくるよ。」

「うん、頑張って。」




私達はそう会話して、その子はアイツにチョコを渡すべく、廊下を駆けていった。

7:アポロ◆A.:2015/06/28(日) 13:36 ID:.DE

第六話【……は?】

菊丸side


なんで君は君からチョコをくれないの。
なんで頼まれたやつ持ってくんの。
なんで分かんないの。




「こんなに……こんなに好きなのにっ。」

「……菊丸君。」




気が付いたら、後ろにあの子が俺に渡したチョコを持っている女の子。

多分この子があの子に頼んだんだ。




「菊丸君、大丈夫……?」




俺はいつの間にか泣いてたらしい。
心配そうな彼をして立っていた。




「あ、あの、コレ。」




俺は渡されたチョコを「ゴメン」と受け取らなかった。

**




「あの子、渡せた……かなぁ。」




私がガラにもなく他人の心配をする。

すると、『下校時刻』の音楽が流れ始める。

一人教室に居た私は椅子から立ち上がり、カバンを持って自転車の鍵を指先でクルクル回す。




「よっ……と。」




私は自転車を動かす。
すると、肩からカバンが落ちる。




「あ。」




私は一言呟き、拾ってカバンの中を見た。

私はカバンの中の隅にチョコが有ることに気付く。

渡せず仕舞いだな。

私は無心でカバンを見ていた、ら。




「やっぱりチョコ持ってんじゃないかにゃ。」




私は耳元で声がし、びっくりしてその場から飛び退いた。

カバンの中、見られた!?

私が焦る時もアイツはいつもの猫的笑顔を浮かべ、私を苛つかせる。




「ね!」

「なんだよ。」

「『そのチョコちょーだい!』」




・・・。




「……は?」




私が意味分からんと言う顔を見せる。
いまだ「だから、『そのチョコちょーだい!』ってば!」と私にチョコを求める菊丸。




「アンタ、いっぱいもらってたじゃないか。」

「アンタのは別だってば!」




と、執拗にチョコを求める。
私は「ヤダね。」と一言呟き、内心後悔する。

アイツが言ってるのに、なんでヤダねなんていったんだろう。

って。


私が無言で自転車を押していると、暖かいものに包まれる。

私がその状況を理解するまでコンマ数秒。




「なにしてんの? 変態か? 菊丸。いきなり抱き締めるとか無いだろ。」

「俺の事名字で呼んだよね、今。」

「空耳だろ。」




今、菊丸に抱き締められてる。

口では離せとか言ってるけど、ホントは離して欲しくない。

最初はあんなに毛嫌いしてたのに、今ではこんなに好き。

……コイツは、なんで私を抱き締めてるんだろう。

8:アポロ◆A.:2015/06/28(日) 17:24 ID:.DE


第七話<終>【なんで分かんないの?】


「ねぇ、なんで抱き締めてるの?」


私がそれとなく聞く。
すると、コイツは、


「……ここまでして、なんで分かんないの?」

「は?」


私には意味が分からない、そしてコイツは私を離す。
そして、こう言った。


「ホント、アンタってとことん鈍いね。」


と、言われる、が。
それの意味が分からない。


「ん?」

「俺がアンタの行く先々に出会ってる事とか、俺がアンタのチョコしか欲しくないのとか、俺がアンタを抱き締めた事とか。
ここまでしてなんで伝わんないのかな〜……。」


と、少し照れ臭そうに頭を掻いてる菊丸。


「なんでだと思う?」

ソイツがそう言った瞬間、一瞬にして、目の前がコイツ色に染まる。


「……ここまでしたら分かるでしょ。」


真冬の冷たさは私の唇にはなく、あるのはコイツの暖かさ。


「んっ。」


深くて、暖かいキス。

私は抵抗しない、だってここでしたら私バカじゃん。
私はそのままコイツに流される。


「これなら分かるでしょ?」

「分かったよ、私がお前の事苦手な理由。」

「そっちなの!?」


菊丸があたふたする姿に私はくすくすと笑う。


「理由知りたいか?」

「知りたいに決まってるじゃん!」

「私がお前を好きだったからだよ。」


__私の一番苦手で一番好きな奴。

9:アポロ◆A.:2015/06/29(月) 19:49 ID:.DE

ハイ、終わりですね、ハイ。
とっても駄作ですね、ハイ、終わり方意味不。

私の頭大丈夫か?

次はアレですね、バレンタインのネタで四天宝寺! 私の青学の次に好きな所ですね。

では、張り切って行きましょう!


第一話【俺の好きな人】


「んー! 今日はバレンタインやなー!」


俺は白石蔵ノ介と登校中、蔵ノ介は伸びをしながら俺に言った。
その隣には光とケンヤ。

俺は半ば上の空で「あーそーやね〜。」と蔵ノ介に返す。


「どーせ部長はいっぱい貰うんでしょ。
それといっつも先輩女やのに俺言うんスか。」


光が嫌味ったらしく蔵ノ介言い、俺にも言う。
俺って言ってるけど、女なんだよね。
んで、そりゃそうだわ、コイツ変態なクセにモテるから。

俺はケンヤの方を不意に見る。
だって……ほら、ね?
俺は何げに頬を染め、うつ向いた。
その際地面に転がっていた小石を蹴り飛ばす。


「ん? どないしてん?」


俺がガラにもなく小石を蹴った事に気付き、ケンヤは俺の顔を覗く。

俺は慌てて「何にもないわ」と雑に返す。

俺がケンヤの事好きなの知ってるのは蔵ノ介だけ。

蔵ノ介はよく俺を応援してくれてるけど、なかなか好きの一言が言えない。

蔵ノ介はいっつもじれったそうな顔をする。
こっちのペースがあんねん! と俺はいつも返すけど、蔵ノ介には迷惑かけてると思ってる。


「いやホンマにどないしたんスか先輩。
顔赤いけど。」


と、光はにやにや笑いつつ俺に聞いた。
コイツ……。そう憎しみの視線を光に送る。
光には好きな人が居ることがバレてる、でもケンヤが好きとは知らない。
むしろ蔵ノ介が好きだと思ってる始末。


「光のアホッ!」


俺は光に飛び掛かりつつ、首を締める。

その瞬間、光を地面に倒し、背中に座り、右腕を首に回して左手で右腕を引っ張る。


「せっ、先輩ギブギブギブ! すんませんでしたっ。」


光が息苦しさに顔を歪めながら俺の腕をペチペチと叩く。

俺は「分かればええねん。」と微笑し、光からパッと手を離す。

その光景を見ていた蔵ノ介とケンヤがゲラゲラ笑う。


「わ、笑わんといて下さいよ、エクスタ変態部長、きしょいケンヤさん。」


光が相変わらずの毒舌を乱発させ、歳上の二人を黙らせる。

俺はそれに苦笑い。

すると、光がいきなりチョコを渡され、蔵ノ介の腕の中は一瞬にしてチョコで埋まる。

光が「有難いけど要らんわ。」って言って丁寧にお断り。

蔵ノ介はニコニコ笑ってチョコを受け取る。

光は……何でだろうね、朝俺の渡したチョコは受け取っといたのに、他の子は断る。

ケンヤだって貰ってるさ、当たり前って奴?

遠くには金ちゃんが嬉しそうに先輩方からチョコいっぱい貰ってる。

その女子を交わし、俺達は下駄箱へと向かった。

10:アポロ◆A.:2015/06/29(月) 20:17 ID:.DE


ドサドサドサッ。


俺の下駄箱からチョコが大量に……ってオイお前ら女子達! 俺女子! 女だから!
チョコ渡す相手違うから! 渡す相手男だろ!


「わー、先輩もいっぱいもらっとるやんー。(棒読み)」


光が棒読みで俺に言う、
「アホか! 女の俺がこんな貰っても嬉し無いわ!」と、俺は激しく言い返した。

……ケンヤに渡したいのに。

俺は不機嫌に靴を取り出した。

放課後。


「蔵ノ介ー〜!」


俺が廊下の蔵ノ介に駆けていく。
回りの女子は俺が来たから場所を空ける。
以前聞いたことがある。
俺と蔵ノ介が並んでたらヤバイぐらいかっこよくなる。
って言ってたこと。

なんだよ、俺達は鑑賞用の人間じゃないねんで。

俺は呆れつつ、「手伝ってくれや」と蔵ノ介に言う。「お、来たか、ええでええで。」と気軽に応える。

蔵ノ介は「で、俺へのチョコは?」と隣を歩きつつぬけぬけと聞いてくる。


「有るわけ無いやろが。」


俺が蔵ノ介に呆れた視線を見せて言い放つ。


「俺お前のん心待ちにしとんねんで、本気で。」

「さて蔵ノ介、その言葉言うんは何人目かな。」

「いやいやホンマ、お前の待っとる!」

「ジョーダンもほどほどにな。
で、お前荷物は教室か?」

「お……おん!」

「そーか、じゃあチョコ取りに行くついでに一緒に取りに行くか。」

「おん!」


俺達は教室へと向かう。

11:アポロ◆A.:2015/06/29(月) 21:15 ID:.DE

前の第二話って書くの忘れてた。

第三話【見るな、見たあかん。】


俺はケンヤにチョコを渡したい。
けど、風の噂で聞いたとこある。
ケンヤの好きな人。
透き通った瞳、綺麗に風になびく髪、可愛らしく笑う美少女。

俺は、その子には叶わんけど、ケンヤに想いを告げる気で居った。

そん時までは。


俺はケンヤを探し、先を行く蔵ノ介の後ろに付いて行っていた。

今は裏庭の校舎沿いを歩いている。


「いたっ!」


すると蔵ノ介がピタりと止まった。
案の定俺は蔵ノ介の背中に顔を打つ。


「なんだよ蔵ノ介っ。」







「見るな、見たあかん。」







蔵ノ介はそういい、俺を先に行かせようとしなかった。


「何でだよ。」


俺はそうやって、先を阻む蔵ノ介の腕の上から身をのりだし、先を見た。

そこには、





ケンヤの好きな人がケンヤにチョコを渡すところだった。


「あの、ケンヤ君。
前から君が好きやった。」

「ん、ありがとう。」

「私と……付き合ってくれへんかな。」


その子が言う。
ケンヤは頭を掻き、頬を染めてこう言った。


「俺も、前から好きやった。」


ケンヤが、言った。

俺は蔵ノ介が支えてる腕をキュッと握る。


「……行こか。」


蔵ノ介が優しく手を握ってくれる。
俺はそれに付いていった。

12:アポロ◆A.:2015/06/29(月) 21:37 ID:.DE

第四話<終>
【伝えられんかった大好きな想い一つ。
伝わらんかった大好きな想い一つ】


俺と蔵ノ介以外誰も居ない静まり返る教室で、俺は声を殺して泣いていた。


「その、なんちゅーか、すまん。」


蔵ノ介が謝る。「何でお前があやまんねん」と俺は返した。

俺は窓際に一番近い席の誰かの椅子に座っとる。その前には対するように座る蔵ノ介。

多分誰か来たときに見えへん様にしてくれたんやと思う。

蔵ノ介の後ろは席が並んでて、一番奥の席はすぐ扉に近かった。


「白石〜! あーもう! どこいっとんねんアイツら!」


コツコツと廊下を歩く音が響き、ケンヤが俺らを探してる。
そしてその声は俺達に近付いてる。

__いやや、今来んといて、こんなみっともない。

俺がそれでも泣き続ける。
すると、蔵ノ介が俺を抱き締める。

それと同時にケンヤが俺ら3-2の教室に入ってきた。

ケンヤからはそして誰かを抱き締めている蔵ノ介と見えたのか、


「取り込み中やったか……なんかすまんな。」

「あぁ。」

「校門で待っとるから。
アイツも居ったら連れてこいよ、報告したい事があんねんから。」


ケンヤは蔵ノ介にそういって教室を出た。
嬉しいことにケンヤは俺に気付かなかったらしい。

ケンヤが教室から出て数十秒後、蔵ノ介は俺を離す。


「ありがとう、蔵ノ介。お前は優しいな。」

「お前、俺に下心が有るかもとか考えへんの?」

「蔵ノ介は俺に興味無いだろ。」

「……そうとも限らんかもやで? 俺、お前大好きや。」

「慰めサンキュ。
冗談もほどほどにな。」

「だから冗談ちゃうてっ。」

「からかうのも大概にな。」


俺は涙を拭い、席を立った。

俺達が教室を出た時には気付かなかった。

光が苦しそうな顔してお前に気付かず逆方向に進んでいく俺らを苦しげに見つめていたことを。

_通じあった大好きな想いふたつ。

_伝えへんかった大好きな想い一つ。

_冗談や思われた大好きな想い一つ。

_遠くから見てた大好きな想い一つ。

13:匿名さん:2015/06/30(火) 06:43 ID:oe2

【いつも、アポロさんの小説読んでま す!とても、おもしろいです!
 私も、財前と白石すきです!

14:アポロ◆A.:2015/06/30(火) 22:51 ID:.DE

ありがとうございます! 
いやぁ、私の様な駄作者でも読んで頂けて居たとは、有難いです。

匿名さん、良かったらリクエストありますか?
BL系は無理ですけど、ギャグとかそう言うのは出来ますよ!

そして小説投下!

第一話【仁王はペテン師】


私は仁王 雅治と言う奴を知らない。

詐欺師とかそう言うのは友達らがキャアキャア興奮しながら語っていたのを聞いて知ったけど、生憎私はソイツの顔を知らない。

それに知りたくもない。

だってペテン師じゃん!? なんかそんなの聞いたら会う気も失せるって言うか。


私は相変わらず親友の仁王とやらの話を聞かされつつ立海大付属中学の3年廊下を歩いていた。

その仁王の話を聞かされて私的に付いたソイツの印象は。

[仁王はペテン師]

と言うことだけだった。
それには以外なんとも思えない。

ふと視線を前方に向けると、前から銀髪の男が柳生君と一緒に歩いて来ていた。

すると親友はすでに興奮気味だった声をもっと興奮させ、私にこう言った。


「見てよ! 柳生君と一緒に居る隣の!
あの銀髪が仁王君っ!」


私がそう言われ、「……はあ。」と頷きつつ銀髪の顔を見た。

私は目付きが悪く、睨むような形になってしまったが、そこは置いといて、ソイツを見た。


「ふーん。」


私は仁王とやらの顔を見てから、手元にあった小説に視線を変える。親友の隣にいた友達に「あんた冷めてるわね」と言われる。


「ちょっと〜! 小説より仁王君よ〜?」


親友はぶーたれるが、あんなのかっこいいとは【私としては】到底思えない。

そりゃまぁイケメンだけど、絶っっっ対に幸村精市の方がかっこいいに決まってる。

じゃあ「仁王君より?」と親友がしつこく聞いてくるので、


「仁王より精市君。」


私は仁王とすれ違い様にボソッと答えた。

15:匿名さん:2015/07/01(水) 06:41 ID:oe2

迷惑かもしれませんが、ギャグもおりこんでほしいです!
アポロさんは、駄作者じゃありません!!!!  菊丸英二恋愛編も読みました♪

16:アポロ◆A.:2015/07/01(水) 17:37 ID:.DE

ま、マママママ、マジですか!?
今読み返せばえーじの奴はちょっと「うーん」ってところが有りました……。
ハイ、めっちゃ恥ずかしいです。

ギャグは白石と財前ので良いですか?
他に色々出てくると思いますけど、それでよろしいなら……


匿名さんリク!
  【最近後輩が凄い酷いねんけど。】
(白石、謙也理不尽・財前ドS。と言うキャラ崩壊。)


「謙也〜…!」

「お? どないしてん白石。」

「聞いてや、最近財前がな、財前がな!」


ここは部室、ロッカー前。白石が謙也に助けを求めた。
案の定、取り扱いにくい毒舌後輩の事だ。

財前と言う名前が出た瞬間謙也の顔が大袈裟にひきつる。


「ザ、財前がどないしたんや。聞きたないけど。」

「謙也酷い!
が、お前や後輩に動ずる俺じゃないねん!」

「後輩の事でたった今動じたんはどこのどいつや?」

「ああー! 謙也怒らんといてー!
俺が悪かったから〜っ! 話を聞いてくれぇ〜っ!」


と、べそべそと半泣きで謙也に話を聞けと促す。
と言うか傍目から見れば謙也が白石を泣かしたような異様すぎる光景なのだが。


「うわっ、キモいキモい! 寄んな!」

「謙也酷い!」

「まぁ、話は聞くだけ聞いたるわ。
明日教室でこないにされても困るからな。」

「さっすが謙也や! 聞いてくれ、財前がな!
俺んこと変態変態って連呼すんねん!」

「そらお前が変態やからしゃーないやろ。」

「謙也うるさいっ! お前黙って聞いとけ!」

「それ聞いてもらっとる相手に吐く言葉か!?」

「ホンマ、謙也さんうるさい。」

「せや、白石ホンマうっさいで!……って、誰や今俺の事うるさい言うたアホは!」

「アホじゃないですけど俺っすわ。」


二人が後ろを見ると、内容の本人、財前が不敵オーラを発しつつ、ドSめいた笑みを浮かべて部室のドアのところで立っていた。

そしてその財前の片手にはケータイが握られていて、財前は動画モードのケータイの決定ボタンを押した。

動画には先程の光景が撮られていて、『先程』の会話なら良かったのだが……。


『謙也ぁ……お前最近、×××やん!』

『アホ、学校でそないなこと出来るか!』


と言う音声が書き換えられているものだった。
ついでに白石の発言には伏せ字が使われるほどの言葉である。

そして二人は財前の行動に唖然呆然。
そして財前は何を言い出すかと二人はケータイと財前の顔を交互に見て言葉を待つ。

そして出てきた言葉は、


コレ
「動画、ブログに貼り付けたろ。」


である。
その言葉を聞いて二人は


「はあああああああああああああああああああああああああああああ!?」


と、大声で叫んだ。


「あかんって財前!」

「お前なにしでかそうとしてんねん!」

「なにって、ただ単にコレ貼り付けるだけっすけど。」

「やめろ! 俺らへの精神的攻撃が過ぎるで財前!」

「とりあえず消してくれっちゅーはなしや!」

「じゃ、ぜんざい今日と明日とで奢ってくださいよ。
一人二つ俺に。」

「それは……なぁ? 謙也。」

「俺白石とちごて今月金欠やねんけど。」

「じゃあ貼り付k「「喜んで奢らせて貰うわ!」」よく言いました。
じゃあ今日の放課後と明日の放課後たのんますよ。」

「ハイ……。」


と、財前に手懐けられた先輩二人であった。

17:アポロ◆A.:2015/07/01(水) 17:42 ID:.DE

話のすじがよくわかんないしギャグでもないような……なんかすいません。

これでも頑張りました。((どこがやねんby財前

18:アポロ◆A.:2015/07/04(土) 00:28 ID:.DE

菊丸ドリーームッ!((菊丸ビームパクった。
そして今まで出てこなかった名前設定が出てきますよ〜。


第一話【青学への転校生は関西人】


NOside

今日の朝は教室が騒がしかった、と不二は席に着きながら思う。

『うおー!』 とか、『おらー!』 とかそういう露骨な物じゃなくて、ざわざわとした不安が雰囲気に表れてて、それでいて期待も入り混じったなんとも表現しがたいものだった。

そして朝練を終えた不二の後ろの席の同じく朝練を終えた菊丸もそわそわわくわくとした表情で不二の背中をツンツンと指先でつつく。

不二は振り返って英二に問う。


「どうしたの英二。」

「ねぇねぇ不二不二知ってるー!? 今日は転校生が来るんだって!
女子なら仲良くしたいし男子なら仲良くしたい!」

「ちょっと英二、それどっちも同じだよ……くすっ。」

「……。 細かいことは気にすんにゃ!」

「なんかそー言う芸人、居たような……。」


と、なんとも他愛もない会話をしていると、なんとも陽気な担任が入ってきた。


「おーし、お前ら話聞けよ〜!」


と、見た目のを裏切らない陽気な音程の言葉が先程までざわざわとざわつき、今では静まり返る教室に響く。

そして先程の菊丸の話に沿ると、

『恐らく転校生の事だろうなぁ。』

等と不二は少し期待に胸を膨らませる。


「今日は転校生を紹介する、入ってこーい。」


その声と共に前の教室の扉がガラガラと音を立てて開く。

そしてそこから一歩、また一歩と歩いてくる人影。

そして教卓の隣でストップし、その人物は顔をあげた。


「忍足 七海(オシタリ ナナミ)言います!
よろしゅう♪」


関西弁に八重歯つり目とかなりキャラの濃いい女の子が(自分が作ったやつやで!)元気よく挨拶をした。

そして、テニスの関東大会初戦を見ていた、あるいはその時プレイした人は驚きの表情を見せた。

       『忍足』       
その名字に不二、そして菊丸も目を見開いた。


「えええええー!? おしっ、お、忍足!?」


菊丸が席をガタンと立ちつつ七海を指差しながら大声で叫ぶ。

19:アポロ◆A.:2015/07/04(土) 01:00 ID:.DE

第二話【転校生はニャンコ好き。】


教室内が菊丸を痛いほど見つめるなか、忍足七海は菊丸を指差しこう言った。


「そこの猫っ毛のある人は岳人が敵視しとった菊丸か!」


と、丁寧に説明までつけて菊丸に言う。
そしてそれを見かねた先生は、「なんか知り合いみたいだし菊丸の隣でいいか!」となんとも軽すぎる理由で席を決めてしまった。


「そして忍足に質問あるやつ手ぇあげて聞けよー!」


と、七海の意見を一行に聞かず、話を進めるが、さすが関西人。
そんな無茶ぶりにも堪えず質問に明るく答える。


「忍足って事は氷帝の忍足侑士とか四天宝寺の忍足謙也とも関係がある?!」


の質問には「従兄弟や従兄弟!」となんの恥ずかしげもなく返す。

次の質問は、


「青学に来る前はどこの中学に!?」


と聞かれ、「四天宝寺や! 蔵ノ介やら光やらの面倒見てたで!」とこれまた明るく答える。

質問タイムが終わり、休み時間。

教室の外にはどこから聞き付けてきたのか知らないが、氷帝、四天宝寺の忍足の従兄弟ってのが広まってて、一目見ようと男女問わず集まっていた。

七海はあんなに明るく陽気な性格だが、見た目は可愛いとか陽気に合う外見ではなく、クールで美人、色気もあるし、行動がなんとも男らしいと言う氷帝の忍足に似た感じだ。
逆に性格はと言うと、四天宝寺の忍足に似ている。
男らしい行動とは裏腹にめちゃんこ陽気でどこか抜けいてる。

そしてそんな彼女の色気やギャップに心を撃ち抜かれる男子女子もいたらしい。

そしてどの休み時間になっても菊丸の隣は人の山山山!

そして当の本人もとうとう困り出した。

すると、


「ちょっと、流石に質問攻めは疲れるんじゃないかな。」


と、不二が開眼しつつ後ろに辿々しい黒きオーラを発し、七海に集まるギャラリーを威圧。
別のクラスの奴等は自分のクラスへ、このクラスの奴等は普段と変わらない風景に戻る。


「いやぁ〜、堪忍堪忍。
サンキューやで……確か、……?」


七海は不二の名前を思い出せず唸る。


「僕は不二周助、気軽に周助ってよんでもらって構わないよ。」

「じゃあ七海ってよんでや周助!」


二人が打ち解け、今までほったらかしにされていた菊丸が割り込む。


「ちょっと! 俺を忘れないでよ!
俺は英二! 菊丸英二! 俺も英二って呼んでよ!」

「しゃあ、英二! よろしくな!」

「〜〜♪」


菊丸は打ち解けた証として七海に抱き付く。

普通の女子ならば『あばばば』とプチパニックになるのだが、七海はホントに凄まじい。


「ハハハっ!」


と、豪快に笑いながら動じない。


「英二に飛び付かれて動じないなんて、スゴいね。」

「おん! 蔵ノ介やら金太郎やら謙也やらで慣れとるからな!
菊丸なんて軽いもんや!」


と、女子らしからぬ言葉を発しつつ、七海は普通の姿勢で菊丸をヒョイと、まるで発泡スチロールの様に軽々と持ち上げる。


「七海ーーー! お前すげーにゃ〜!
気に入ったよーーー!」


と、降ろしてもらった菊丸は再び七海に抱き付く。

そして七海は目をキラキラさせ、
「英二〜! お前はウチの癒しやーっ!」
と、英二を抱き締める。


「ニャンコやな〜! かわえぇな〜!
ウチの癒し! 英二〜〜〜〜〜っ!」


と、英二の頬に自分の頬をぐりぐりと頬擦り、菊丸もそれに答えるように
「にゃぁーーっ!」と気持ち良さそうにする。


「英二……? 今すぐ七海から離れようか。」


と、不二がスゴいにっこにっこと黒きオーラを発し菊丸に言う。

菊丸は不二に負けじと七海に抱き付いた。

20:匿名さん:2015/07/04(土) 07:09 ID:oe2

私は、いろいろリクエストをしたりした 匿名です!私には、姉がいるので、これから、[匿名妹]にします!!(なんだか、よく分からない理由ですね・・・)

この前は、私の迷惑なリクエストに答えてくれて、ありがとうございます☆☆☆☆☆☆☆
面白いです♪♪♪♪

21:アポロ◆A.:2015/07/04(土) 11:50 ID:.DE

いえいえ、迷惑だなんて飛んでもない。
書いてて楽しかったですし、まぁギャグかどうかそこんとこは唸りをあげたいところですが、喜んでもらえれば嬉しいな〜……なんて(笑)

良ければリクエスト何回でも受け付けますよ!


第三話【転校生はマネージャー。】


「うへへ〜……!」


菊丸は不二の言葉に背くようにより強く七海を抱きしめる。


「さぁ英二、10秒以内に離れようね、さもないと……くすっ。」


不二がにっこにこの笑顔にドス黒いオーラを吹き出しながら菊丸にもう一度言う。


「やだよー、離れないもん!」


菊丸はそういって頬擦りする。

七海も菊丸が可愛くて仕方ないと言う満面の笑みで嬉しそうに頬擦りをした。

不二がこのあと菊丸をどうしてやるかと無敵オーラを発す。

そこに、手塚が何かの連絡だろうか、3-6に入ってきた。


「不二! 菊丸! 少し用がa「手塚! 良いところに!」


手塚の言葉を不二が遮り手塚を呼んだ。

少し眉を潜めて手塚は言われるまま不二の方へ歩いていく。


「手塚、英二なんとかして。」


不二が不満そうに回りの目も気にせずいまだ抱き合う菊丸と七海を指差した。
ドス黒い不敵オーラを手塚に、
『離さないと僕は君に何をするだろうね?』
的意味を込めて。


「わ、分かった。
菊丸、周りの迷惑だ、それくらいにしておけ。
(菊丸、早く離れないとお前は何されるか分からんぞ。)」


手塚が言うと、菊丸は内容を素早く理解したらしく、(まぁ手塚に言われたのもあるのだろうけれど、)シュッと瞬間移動の様に自分の席に着いた。

その際七海はえ〜。的な表情を浮かべるが、不二のオーラを見て状況察知。

その表情を消し去る。

部活。

菊丸と不二は七海が男テニのマネージャーをやるというのをどこぞから聞き付け、一緒に行動を共にしていた。

**

竜崎先生がメンバーを集めて七海の紹介をした。

朝同様、忍足の名前に驚いてはいたが、手塚の「静かにしろ」で場は収まる。


「七海ーーー!」

「ニャンコっ!」


二人は再び抱き合う。
そしてソレを不二がどす黒いオーラを発し言うが、気付かず、手塚にいってもらう、と言うのがお決まりになってきた。

**

帰り、七海は校門に居た。


「なーなみっ! 一人でどーしたの?」


菊丸が相変わらずのポーカーフェイスで後ろから飛び付く。


「ん? ウチ? ウチは侑士を待っとんねん。
ウチは侑士の家に住むことになっとるから、侑士に迎えに来てもらわなあかんねん。」


そう言う七海に菊丸は可愛いっ!と抱き付いた。
そして後ろに居た青学メンバーは呆れ、不二は黒いオーラを発していた。


菊丸が抱き付きそのまま時間が過ぎて、


「七海ぃ、悪いな、遅なってもた。」


忍足侑士がのこのことやって来る。
その後ろには跡部や宍戸、鳳に日吉、向日と、氷帝メンバーがぞろぞろと居た。


「七海、久しぶりだな。」


跡部が侑士の前をずかずか通り過ぎ、七海の前にやって来る。

そして跡部が菊丸に「なにしてんだよ、あーん。」と呆れ果てる。


「にゃーっ!」


ガバッとこれまた周囲の目を気にしない菊丸は強く抱き付く。


「おいおい菊丸、何やっとんねんお前。」

「何って、抱き付いてるだけだにゃ〜。」


と、気持ちが良さそうに菊丸が頬擦りするのを見て跡部が


「てめぇなにしてんだよ」


的王様オーラを出す。
そしてソレを見た七海は青学に声を掛けて跡部の事を話す。


「一回氷帝いったんやけどな、跡部な!
ウチにちょっかいばっか掛けてきてな!
そんでウチが帰るときにな!跡b「おい七海、なにいってんだよ。」
跡部黙っとれ! そんで跡部ウチに「おい!」
ぜってー惚れさs「七海、それ以上言ってみろ。」
オッケー、それ以上いったるわ。
ぜってー惚れさせてやるからなって、まぁウチそんとき投げたけどな、跡部を。」


七海は最後までいい、跡部の顔をニタリと笑いながら見る。

案の定跡部は背を向けて頭を抱えていた。
そして耳が真っ赤と言う。


「へー、跡部もそんなこと言うんだにゃー。」


菊丸が今だ抱き付きつつニヤニヤと跡部を見た。

22:アポロ◆A.:2015/07/04(土) 14:32 ID:.DE

今回の短い……。

第四話【ウチは……。】<終>


「そっ、そんな目で見るんじゃねぇ!
お前ら!」

『にやにや』

「その目をするなーーー!」


あ、跡部がダダダッと逃げてしまった。

あ〜……と、みんなは呆れる。

翌日。


「ね! 七海はさ! 好きな人とかいるの?」


菊丸が笑って聞いた。七海は
「おん! 居るで!」と答える。

誰々!! と菊丸は教室でせがみ、七海は困ったように顔を赤らめてこう言った。


「えーじ!」


拳を突き上げ、七海は言う。
それに菊丸は顔をほころばせ、



「俺も大好きだにゃあああああ!」



と、飛び付き、その後、不二に怒られるのは言うまでもなかった……らしい。

【END】


……なにこれ、短い! なにこの駄文!

よし、次の財前の小説は頑張ります((誰に言ってる。

23:アポロ◆A.:2015/07/04(土) 15:01 ID:.DE

早速ぜんざいPの小説を。

第一話【好きなんですけど?】


いつも通り私は四天宝寺に登校して、部室へ向かう。

向かう途中、もうすでに着替えを終えていたユージや小春ちゃん、銀さんや千里に会った。

部室の扉をとりあえずバンと開く。


「お。」


私は扉を開けて、一言声を挙げた。


「……はぁ。」


部室内では財前光がただ一人、着替え中でござんした。


「なんやねん、お。て、部長並みの変態なんスか?
先輩。」

「アホ、変態ちゃうわ財前光!
蔵ノ介並みて……アイツは変態宇宙人やで? 地球外生命体やで?
私変態とちゃうしあんな変態地球外生命体と一緒にすんな!」


私が一言二言言い返すと、財前光はなんでやねんと言わんばかりに溜め息を着いた。


「あの、先輩? せめてノックして入るか、今直ぐここから出ていくかしてもらえます?」

「頑張れ青春男の娘っ!!!!」

「男の娘ちゃうわ! れっきとした男や。
俺のどこが男の娘に見えるんスか。」


と、財前光は激しく言い返した。

ただいまの状況。

財前、【半裸】。

まぁ半裸と言っても下はすでにテニス用のズボン履いてるし、構わないだろ。

私は財前光の先程の質問にきちんと答えた。


「ピアスしとるし可愛いから?」

「なんで疑問系やねん……。」

「えーやん! 頑張れ青春男の「次何言う気ッスか?」……子……に決まっとるやろ……。」


おいこら財前光! 先輩に対してその口調は無かろう!


「それにしても地球外生命体変態宇宙人とケn……ヘタレスピードスター、遅いなぁ。」

「なんで謙也さんのトコ言い直したんスか。
っていうかあだ名もうメタメタやん。」

「黙っとれマイえんじぇる財前光!」

「うーわ先輩キモいッスわ〜……。」

「酷いよ財前光!」

「フルネームきしょ。」

「うわーーん! 後輩が苛めてくるよ〜!」

「別にいじめてないんスけど。」


すると、「おーおー、相変わらずやっとるな〜!」とか「お前らよぉやるわ〜!」と言う聞き慣れた声が部室に響く。


「うわーん地球外生命体変態宇宙人!ヘタレスピードスター!
助けてや! 財前光と言う名の後輩が私をいじめてくんねん!」

「「お前の俺らの呼び方も充分俺らを精神的傷付けとると思うけどな。」」


二人が見事にはもり、「はいはい、すごいスね。」などと薄っぺらい言葉を先輩三人に投げる。


「黙っとれ私のえんじぇる財前光!」

「俺いつからアンタのえんじぇるになったんスか気色悪い。」

「見ての通りなんだよ謙也! 蔵ノ介!
財前光が冷たいんだよ!」


私が言うと、名前を呼ばれたのが嬉しかったのか、顔をキラキラさせて対処法を考え始める地球外生命体変態宇宙人とヘタレスピードスター。

でも私は知っているんだよ! まぁ自己解釈だけど。

財前光はMなのだよ! 私の想像だけどね!

いっつも私にその態度はなんだ! と怒られてる財前光。

それが私の思い込みで、私の大きな失敗だった。

24:アポロ◆A.:2015/07/04(土) 15:21 ID:.DE



第二話
【先輩俺ん事Mやおもとったんスか?】


放課後。


「んー、何も思い付かないな。」


私は部室内の椅子に座ってうなだれる。
練習メニューの紙と対面しながら。

私は普段、みんなと居るときしか関西弁は使わない。
一人の時はバリバリの標準語さ!


「ま、良いや。
屋上で明日の練習メニュー考えよっと。」


私は席を立ち、屋上へと向かった。


屋上は涼しくて風が心地よかった。


「ここならゆっくり考えれそう。」


私は屋上にある唯一の壁に体操座りしながらバインダーを持ってガリガリと書き始めた。

すると、すぐとなりのドアが開く。


「財前光やん!」

「なんで先輩ここにおるんスか。」

「なんとなく?」

「また出たで疑問系。」

「また怒らそうとする、やっぱお前Mやな。」

「……?」

「ちゃっちゃとキッツイ練習メニュー考えて蔵ノ介やらにやらせよ。」


私はその時財前光の沈黙に疑問を抱かずガリガリと先程と同様書き進める。

しばらくして、財前光が口を開いた。


「……先輩俺ん事Mやおもとったんスか?」

「え? ちゃうの?」

「まぁエエけど。」

「変な財前光。」


私がガリガリと書き進める中、私は


「財前光!? あんた練習は!?」

「先輩には関係あらへん。」

「お前はドンだけMやねん。」


私は苦笑いを浮かべて書き進める。
すると、


「俺Mやったんか〜。」


財前光が私の横にストンと座って呟いた。


「は? 意味わかめ。」

「俺もこー言うことするんやけどな〜。」


財前光はそう悪笑をし、私を抱き抱えてドアから死角になる場所へと連れていき、覆い被さった。

25:アポロ◆A.:2015/07/04(土) 15:52 ID:.DE

意味わかめ、意味わからんわ(by財前

第三話
【財前? あ〜……ホラ、アイツは、な?】


「財前光、なにすんねん。」

「なにって覆い被さっとるだけッスわ。」

「いや、だから退けや。」

「イヤや。」


そこからは退け、イヤやの口論勃発。

私は意味が分からなくて、そのまま口論を続けていた。


「先輩うっさいッスわ。」


財前光はそういうと、「その口塞いだる。」といきなりキスをした。

いきなり過ぎて、私はもがく。
だけど、体格でも、腕力でも、それが女子一番でも、男子の財前光には敵わなかった。

両腕を片手で上に抑えられて、身動きが取れなくなる。


「ん〜! んー!」


と、声を出してみるも、財前光は追い討ちを掛けるように、私の口内に舌を滑り込ませる。


「んっ!?」


私は不意に声が漏れる。
その声を聞き、財前光はニヤリと、したかとおもうと、唇を離した。


「ざっ、財前光、お前なにすんねん!」


私が叫ぶにも関わらず、財前光はそれを無視し、離した唇は私の首もとを滑る。


「んあっ。」


私はなんとも言えない舌触りに首と肩との間を閉じようとする。

それをさせまいと財前光はもう片方の手で私の脇腹をこそばす。

もちろんそれに耐えるべく、首をすぼめるのを途中でやめる。

すると、財前光は私にこう告げた。


「先輩……その顔そそるッスわ。」


**

部室の前。


「な〜白石ー! 光どこやー!?」

「きっ、金ちゃん! 
財前? あー……ホラ、アイツは、な?」


白石はひどく焦った顔をして、純粋無垢な金ちゃんに伝える。

__言えへん、絶対言えへん。財前がウチのマネにしにいったなんて言われへん!__


白石は「用事ってなんでや〜? 今日アイツと試合しょーおもて張り切ってきたのに。」とぶーたれる遠山にどう説明しようか迷っていた。

そして謙也に視線を送る。


「金ちゃん、そこは触れんとき。」

「なんでや!」


こうなると遠山は大変だ。
ちゃんと言ってやらないと、どうなるかわからない。


そして、千歳千里が助けを求められる。


「俺?」

「せや! 言ってくれ!」


千歳は、


「金ちゃん、財前は今Hしにいってるばい。」

「?」


てんてんてんまる、と言う擬音が聞こえてそうなぐらい静まり、長い沈黙が流れた。
そして千歳に対して謙也達が怒鳴る。


「ドアホ! そないストレートに言うやつがあるか!」

「謙也の言う通りやで千歳!
もっとオブラートに包んで言え!
俺も今回はエクスタシーいっとられへんねんから!」

「俺は言え言われたから言うただけばい!
俺には比はないっちゃ!」


等と白石達が口論を繰り広げるなか、遠山は。


「……? みんななにいっとるん?」


天然で、話が分かっていなかった。

26:アポロ◆A.:2015/07/05(日) 15:03 ID:.DE

第四話【ドS財前光】


「んなっ、財前光、君はSなの!?」


私が驚きすぎてもとの口調に戻る。
財前光はくっくっくっと笑い、私の頬に手をソッと置いてこう言った。


「俺、根っからのドSですけど?」

「よし、万歩譲って君がドMではなくドSとは認めてあげよう。
あんなに私をきしょいきしょい言っていた君がなんでこんなことしてるのかな?」

「別に認めて貰わんでええんスけど、こないなことする理由、分からんのです?」

「私にドSの気持ちが分かるまい。」

「……そんなドヤァアって顔で言われてもなぁ。」


財前光は苦笑して、グッと私に力強く口付けた。
パッと離されたので、騒ぐ間もない。

そして耳元で、こう告げた。


「俺がなんでこんなことするか。
そりゃ先輩が……好きやからに決まっとるやろ。」


それを言い終わると、『くちゅ』といやらしく音をたて私の耳を舐めた。


「んっ。」

「先輩、耳弱いんスね。」

「黙りんさい、そして退いて。」

「だかイヤや言うとるやろ。」

「あのな、イヤでも退いてくれ。」


私がしつこく何回もどけどけって言ってたら、財前光は呆れたように溜め息を着いてこう言った。


「じゃあ、『退いてください光君』って言うてみ?」
「絶対に嫌だ。」

「……即答かいな。」


財前光はぶすっと不満げな顔をして、ニタリと笑う。


「ならしゃーないしゃーない。」


と、両手を抑える片手はそのまま、もう片方の手を私の服へと持っていく。


「ちょと待て、君は何をする気か?!」

「〜♪」


財前光はとても楽しそうに私の制服を剥いでいく。
しまいには鼻歌まで歌い出しやがった。


「赤面する顔めっちゃそそるわ。」

「うっわきっしょ、財前光きっしょ。」

「俺のん移ってますけど?」

「うるさいわ! 
っつーかやーめーろーよーっ!」


私がバタバタと暴れる、それをものともしない財前光は両手を抑える手に力を入れる。


「先輩、暴れる割りには本気で抵抗してこんのやな。
惚れたか?」

「アホぬかせ! 惚れるか!
遊び相手では好きやけど恋愛感情は無いわ!」

「せやけど前マイえんじぇる言うてなかったスか?」

「それとこれとは別やアホっ!
やめろーーーーっ! 離せやあああ!」

「標準語から関西弁になっとりますよ。」

「ぎゃあああああああ!」

「叫ぶ意味分からんわ。」


変態だ、コイツ実は蔵ノ介以上の変態だ!!!

叫んだんはあれや! 
お前が私の胸の上に手をおいてきたからや!((関西弁関西弁!

コイツ分かっててやってやがる!


「ドっドS財前光があああああ!」

「それほどでも無いスわ。」

「褒めてるととるなあああああ!」

27:アポロ◆A.:2015/07/05(日) 15:30 ID:.DE


第五話【ぎゃああああああああああ!】


そして私は完全に上を剥がれる。


「ぎゃああああああああああ!
アホやめっ! 財前光アホっ脱がすな変態アホっ!」


私は泣きそうになりながら財前光にやめろと必死に言う。

だって胸ガン見されとんねんで!? そら泣きたくもなるわアホ!


「先輩、アホしか言えんのです?
それにそんな半泣きじゃ逆効果って奴っスわ。」


財前光は露になった私の胸を触る。
そして自分でもみるみる顔が赤くなっていくのが分かる。


「や、マッ、マジ、ホントにっ……。」


私が珍しく真面目に嫌がる。


「だから逆効果って言いましたよね。

……それと、前から気になっとったんですけど。
なんで俺だけフルネーム何ですか?

部長やらケンヤさんやらは普通に名字か名前やないですか。」

「っ! うっ、うるさい! 黙れ!」

「理由も無しに黙れません。
……まぁえーですけどっ。」


財前光はそう言うと、再び私にキスをした。

私は抵抗する、胸板だってドンドンと叩く。

でもそれに反応せず、財前光は

「うるさいわ。」

とでも言いたげな視線を私に向け、私の唇をこじ開けて舌を入れてくる。


「んっ……む……。」


あ、ヤバイ、ダメだって、財前光。
ホント待って、お願いだから。

財前光が舌を絡めてきて、私にはどうすることもできない。

そのまま財前光から流れてきた唾液をたまらず飲み込む。


「んっく……はぁ。」


財前光はとりあえず唇を離し、こう言った。


「今、飲んだやろ。」


と。私は「飲んでないわ!」と叫ぼうとしたがやめる、


「嘘ついたら何したろかな。」


その一言によって、叫ぼうとした気が失せる。

私は素直に「飲んだけどお前が悪い」とホント泣く寸前の顔で返すと。


「先輩、ホンマ反則やわぁ。」


そう告げ、私の胸に置いただけだった手を触るではなく、揉み始めた。


「んっ……ざ……ぃぜ、んっ。」

「なに? 感じとるん?」

「やっ、やらっ、やめ……。」

「やら……て、語呂回っとらんやん。
「ヤだ」て言いたいんやろ? 「やめて」て言いたいんやろ?
ちゃんと言わなあかんで?」

「ざぃっ……ぜっの……ドえすがぁっ」


コイツ、この状況(私)を見て笑ってやがる!
いっそのこと泣いてやろうか。

……やめとこ。演技ってばれたらなにされるかわからん。

28:アポロ◆A.:2015/07/05(日) 18:21 ID:.DE

第六話【叫び過ぎ。】

白石は謙也に耳打ちする。


『謙也ぁ、どないするか? 様子見に行くか?
屋上……。』

『アホ! プライベートなとこ見に行くな!』

「[ぷらいべーと]なことってなんや?」

「「わあああああああああ!?」」


白石と謙也が後ろをバッと向いて、叫んだ。
叫んだ相手は遠山金太郎。


「だぁかぁらぁ! ぷらいべーとってどー言う事や?
あ! 光の事か!
屋上やな!? 屋上か! よし屋上行こ!」

「金ちゃん!? ちょお待て!
おい! 金ちゃああああああああん!」


屋上へ駆け出す遠山を二人が追い掛ける。


**


「んあっ、や、財前っ、やめっ」

「やめへんで、その顔でやめろ言われてやめるアホがどこにおるんや?」

「…ふっ……あっ。」

「胸だけでめっちゃ感じとるやん。
体は正直……って奴かいな?」

「んっ、……やめっ、や、
『やめんかっっっっ!!!!』」


私は決意し、財前の拘束を全力で解いて叫んだ。
そして財前を押し退ける。


「おぉ、まだそんな気力あったんですね。
でも、そんな格好で言われても説得力ありませんよ?」

「は?」


財前は私を指差す。
そっと指を差された一部を見ると、


「わあああああっ、しね財前っ!」


私はおもむろにジャケットを掴んで前を隠した。

だってだって! ブラウス着てて前明けっぱで下着剥がされた状態ですよ!?


「可愛えなぁ、先輩は……。」


くっくっと私の目の前で笑う財前にビンタを入れるべく手を振り被る。

そして案の定上に振り上げた状態で腕を掴まれ、背中がドンと壁に当たる。


「いっ、いいい……いい加減にせぇよ財前!」

「あ、フルネームから名字に変わっとりますよ。」


財前は顔をほころばせ、笑った。
『いつもそーやって笑ってれば良いのに』
私は顔を染めつつ見惚れる、すると。


「で、先輩はこんなに壁に寄り添って俺に何を求めとるんスか?
しかも見惚れて顔染めて、今度こそ惚れました?」

「な、なんも求めてへんわ! きっしょくの悪い、それにお前なんかに惚れるかバァカ。」

「うっわ口悪! それがご主人に対する言葉スか?」

「いつ誰がどこでお前をご主人と認めてん。」

「今ここで俺が俺をアンタのご主人と認めた。」

「屁理屈言うむっ……!」


コイツ、都合が悪くなったからって口塞いできよった。


「ぷはっ……財前!」

「なんですか? 口や胸だけや足りんなりました?」

「ちゃうわ! やめろって事や!」

「そーですか、下もですか。」

「話を聞けやああああ!
っていうか触るなああああ!」


**

階段を駆け上がる。


「ちょお待てって金ちゃん!」

「屋上でたら俺らと一緒に居り!
っていうか一緒にいこか!」

「むぅ……しゃあないなぁ。」


と言う訳で、三人は共に行動することに。

29:アポロ◆A.:2015/07/07(火) 21:09 ID:.DE


第七話【大好きです、ご主人様】


「ざっ……ぁい、前……っ……あっ、おまっ私、がどう……したらやめっ、んあっ!」

「さぁな〜、どないしたらやめるんやろな〜、俺の指は〜。」


財前め、ニタニタした顔が腹が立ってしょうがない。

でもそれでも好きと言う事は事実。
どうすれば良いのでしょうか。


「んっ、ふ……あっ。」

「先輩最初めっちゃイヤイヤ言うてたのに、今めっちゃ感じてますやん。」

「いっ、……まもっ、いやだっ……てばっあっ!」

「……先輩最初にどうすればやめるんや言うたな。」


財前はそう言うと、私のナカに入れられていた指を引き抜く。

私はそれを見て思いきり安堵の溜め息を着いた。


「『大好きですご主人様』
て言えたらやめたってもええで?」

「アホか!!! ドSもほどほどにせぇや!」


このやろう、何を言い出すかと思えば飛んでもない発言咬ましやがった。


「言えるまでやめへんけど……?」


財前は悪笑し、指を一本から二本に増やし、再びナカにいれる。
くちゅくちゅとまたもいやらしく水音が聞こえる。


「や、ざっ……ぜん!」

「財前ちゃいますやろ〜?」

「こなくそっ、」

「それご主人様に吐く言葉かいな。」


財前がこれまた無邪気に指を抜いて、顔を持っていき、舌をナカに入れる。


「うわああああああ! 変った……い、んあっ、らめっ、や……ざ、い……。」


私の体がビクビクと動く、それと同時に財前は舌をもう少し奥に滑らせる。


「っっっ!!!」


私の身は大きくのけぞり、頭が真っ白になる。

そこで私の意識はシャットアウト。

**

白石達三人が屋上へと続く階段を登り、音もなく扉を開いた。


「うわああああああ! 変った……い、んあっ、らめっ、や……ざ、い……。」


そんな声が三人の耳に届く、そして謙也はスパンと遠山の両目を手で塞ぐ。

まぁその時は遠山も何かイケナイ物と察知したのか騒がなかった。

そしてその光景を壁から首を出し見た残り二人は、案の定顔を真っ赤に染めて下へと降りていった。

30:アポロ◆A.:2015/07/07(火) 21:57 ID:.DE

第八話<終>
【_今日も財前の毒舌が先輩に飛ぶ】



私が目覚めた時にはちゃんと服を着て、何かに抱き締められていた。


「ん……。」

「起きましたか。」

「ぎゃあああああああああああああ!」

「そない人の顔見て叫ばんでも。」


財前は相変わらずいつもの無愛想な面構えで私を抱き締めていた。


「先輩、イッた後気絶してもて、指でイクとか、先輩可愛。」

「ぬぬぬ……←(返す言葉を見出だせない。)」

「ま、とりあえず俺はそれくらい先輩が好きなんスわ。」

「そんなにあっさり言われてもね。」

「む。」


財前は眉間にシワを寄せながらさりげなく抱き締める。


「さて、先程の醜態の落とし前、どうつけてもらおう光君。」

「なんも要りませんけど、俺。
なんなんですか。」

「君じゃないよっ! なんなんですかって君がなんなの!? 私に対してだよ!」

「さぁ。」

「さぁ……って。」


私は財前の腕の中でぶつぶつ文句を言うも、やっぱり男の子なんだなってしみじみ思う。


「だって先輩あーゆーことせんと気付いてくれんやろ。」

「君の中の私はどれだけ鈍感なのかな?
そんなことしなくてもちゃんと言ってくれればOKしたのに。」


私は呆れつつ苦笑いする。そして財前は目を丸くする。


「い、今OK……言いました……?」

「さぁね。」

「先輩きっしょ。」

「さっきの財前の方がきしょい。」

「先輩うざいわ〜。」

「そーそー、私は君のそー言うところが好きなのだよ。
普通にしてたら私ベタ惚れだったのにな〜。」

「ベタ惚れて、まぁ先輩がそういうならいつも通りにしてますわ。」

「よし、次にこんなことしたら本気で嫌ってやろう。」

「そりゃ勘弁って奴っすわ。」




__今日も財前の毒舌が先輩に飛ぶ。

31:アポロ◆A.:2015/07/08(水) 20:53 ID:.DE

あとがきのような言い訳。

はい、途中非行に走りました。
ひゃっほおおおおおおいって感じで。

何やっとんねん私は。
頭ん中お花畑なんか!?←←((おっと関西弁が出てきちゃいました。

私、関西人なんですよ〜(照)

なんかぜんざい君には悪いことしました。


財「ぜんざい君って誰やねん、それとホンマ酷いことしてくれたな。
俺のキャラはそないなんちゃう。」


すんまそんっした。
でもでも、財前がカッコいいからいけないんです。

財「なんでこーも作者は関西人やのに関西弁あかんねんやろな」


ちょっと、カッコいいからをスルーしないで。
あと小説内の関西弁完璧だから、寸分の狂いもないから。((乾来たコレ

財「っちゅー訳で、言い訳終わり、次も多分四天宝寺やで。」

お願いだからスルーしないでぇぇええ!

32:アポロ◆A.:2015/07/10(金) 22:05 ID:.DE


ぜんざい君に言われて四天宝寺ネタです、逆ハーです多分。

第一話【負けず嫌い】


「おうい! みんなきゅーけー!」


私が叫んだ、今は四天宝寺のマネージャーやってます。


「白石君、おつかれさん。」

「お前を見れば元気百倍やでえええ!」


と、いきなりとびかかってくる白石君を今日も華麗に交わし、ガッツポーズ。


「ケンヤ君おつかれさん。」

「今日もお前はかわええなあああ!」


これまたとびかかってくるケンヤ君、を、華麗に交わし、ガッツポーズを取る。

そして地面に自分からダイブした二人は屍に。


「千歳君おつかれさん。」

「おー、ありがたばい。」


うん、千歳君はいい子だ、とびかかってこない。


「ぜんざい君おつかれさん。」

「誰がぜんざい君やねん、先輩。」

「じゃあオチ担当?」

「どっちもちゃうわ!」

「とりあえずおつかれさん財前君。」


私はとりあえずドリンクを渡して、次へ、


「モノマネ王子おつかれさん。」

「俺なんか酷いわ! 死なすど!」

「死なすと犯罪ね。」

「やっぱり酷いわ!」


そうほざく一氏君をもほって小春ちゃんの所へ。


「小春ちゃんおつかれさん。」

「わぁ! ありがとうマネちゃん!」


うん、小春ちゃんも女の子だね、気持ちが分かってる。


「おつかれさん金ちゃん。」

「腹減った〜!」


と、いきなり食べ物を求めてくる金ちゃん。
私はドリンクしか持ってないよ。


「そう言うのは白石君に言おうね。」

「なんや呼んだか!? お前の為なら何でもするで!」


と、瞬間移動かと思うくらいの早さて私の真隣に来て顔を近付ける白石君。
私は後ろへ下がりつつ、


「呼んでないよ?」


と、笑顔で返す。


「お前のための俺や!」

「ケンヤ君意味わかんないよ。」


光の早さでやって来たケンヤ君は突然意味わかんない事言い出すし、どうしたの、いきなり。


「先輩らキモイッすわ〜。」


と、財前君がフラッとやって来る。


「ねぇ、ぜんざい君それ私も入ってるの? ねぇ。
あと何げに後ろから抱きつくのやめて。」


いやホント、白石君とケンヤ君の視線がなぜか痛いから、何げに抱き締めてる力も強いから身動き取れないよ、あと耳元で喋らないでぜんざい君。


「なんやおもしろそーなことしてるな〜!」

「小春ちゃん、助けて。」


これまたフラッとやって来た小春ちゃんに助けを求める。「いいやないの〜。」とか小春ちゃんは意味わかんない事言い出すし、


「浮気か!? 死なすど!」

「いや違うから。」


一体彼の頭の中はどうなっているのでしょうか、解剖して見てみたくて仕方ありません。
そして誰が浮気してるんですか。


「ん〜! いい匂いや! エクスタシー!」


と、再度顔を近付けていつもの整った顔で笑う白石君、私は今君の顔が直視出来ません。
一回離れてください。


「白石君匂い嗅ぐのやめてくれる?
変態じみてるよ。」


私が一言言うと、たまらんわぁ!ととびかかる。
そしてそれをケンヤ君が阻止。

ありがとうケンヤ君、とめてくれて、で、ぜんざい君、君の吐息がさっきから耳にあたって仕方ありません。

離れてください。


「とりあえずケンヤ君ありがとう。」

「お前のための俺やからな!」

「ケンヤさんきっしょ。」

「きっしょ。と言うなら君も一旦離れようか。」

「ええですよ。」


はぁ、やっと離れてくれる。

そう思って安心した矢先、彼がすんなり離してくれるわけもなく。


「……離れてとは言ったけど、私ごととは言ってない。」

「俺も俺が離れろとか言われてへん。」

「屁理屈言うなや財前! いやがっとるやろ!」


ちょっと待って白石君、君に対しても相当いやがってたと思うんだけど。

自分のはカウントしないの? ねぇ。

33:アポロ◆A.:2015/07/11(土) 23:21 ID:.DE

第二話【お願い離れて。】

私が白石君に冷たい視線を向けると、


「その視線、めっちゃエクスタシーやでええええええ!」


とびかかられました。
そして、


「きゃあああああ!?」

「うおっ!?」


案の定、私と私に抱き付いていた財前君ごと後ろに倒れます。


「重い〜! 退いて白石君〜、ぜんざい君泡吹いてるー!」

「そんな急かさんで。
そない急かさんでもたっぷり俺を注ぎ込んだるさかい。」

「いや私退いてって言ったんだけど……?」


私は白石君の妄言に冷や汗を掻きつつ財前君と自分の身を案ずる。


「おい! 何しとんねん!
はよ退いたらんかい!」


ケンヤ君! 君はとても頼りになるね!


「ケンヤく〜〜〜ん、助けて〜。」


私がケンヤ君に助けを求めると、よっしゃ任しとき的な視線を飛ばされる。

そしてケンヤ君は何かを取りに行った。

その間、白石君の妄言は私のすぐ真横、耳元で続いている。


「さぁ俺に身を委ねぇ。
大丈夫や、安心せぇ、な〜んも怖がる事は無いで。

なぁ? こっち向きぃ。」


あばばばば、みっ、耳があああ……。
白石君白石君白石君白石君白石君!
ちょっと君の頭、倒れた時打ち所悪かったのか知らないけれど。
声とか吐息とかエロくて色っぽくてもうとにかく大変!

私の耳がおかしくなる!


「なぁ、お前の綺麗なその顔俺に見せぇ。
大丈夫、【多分】なんもせんから。」


ちょっと、ちょっとちょっとちょっとちょっとちょっと!
さっきの多分はなんですか!
私もう色々と怖くて横が見れないよ!


「なぁ?」


『なぁ』じゃありません!
私の耳に息吹き掛けるのやめて! 声でる!

白石君! ちょっと耳舐め出したよこの人!


「はぁ……ん、あ、可愛えなぁ、お前の照れた顔は……。」


『ぴちゅ、くちゅ……。』といやらしい音が響くなか、私の頭の中はとにかく大変!

目がぐるぐる回って、


「ひっ、一氏くっ、小春ちゃ、助けてぇっ!」


とっさに助けを求める。すると「ケンヤに頼んどったやん。」「白石君色っぽいわぁ。」等と返される始末。

早く助けてケンヤ君〜ーーー!

34:アポロ◆A.:2015/07/12(日) 00:11 ID:.DE


逆ハーはは先程のやつで終わりです。

もう菊丸ドリーム止まりません、いや、止まるけど。
止まるけど止まりません!


第一話【私の王子様】


「ほーい!」


テニス部は今日も賑やかだ。
それもニャンコがその賑やかの中心にいるからなのかな。

私はフェンスを挟んで壁を挟んで、三階の3-6からテニス部の活動を見ていた。

青春学園略して青学のテニス部は、とにかくレギュラーにイケメンが多い。

もう、他校も多いけど青学トップ。


「あんな人達の輪の中に居る菊丸君なんて、私にとっちゃ雲の上の存在だね。
なんで私と駆け離れた人を好きになっちゃったんだろ。」


私はぼんやりと一言呟き、【日本史】の補習をしていた。

今日の補習は各種教科を合わせても私一人。

【日本史】……私てんで駄目だなぁ……。

やんなっちゃう。


次の日。
今日も補習。でも、一人増えたらしい、【英語】の教科の補習の人。

誰だろう、英語が苦手……と言えば。



菊丸君かな。



いやいや、そんなわけはない。

彼は今全国大会を控えてるんだ。
たとえ補習があったとしても、出るわけにはいかない。

私がひとつ溜め息を着くと、目の前が真っ暗になる。


「……!?」

「へっへー、だーれだ。」


聞き覚えのある声で私は即座に誰か分かった。
っていうかこんなことするの彼しか居ないよね!


「……菊丸君。」

「正解! ……だけど反応薄すぎ、面白くないよー!」

「え、あ、ご、ごめんなさい。」

「なんで謝るのさー!」

「……ごめんなさい。」


そんなやり取りをしていると、


「それより菊丸君、君、なんでここに居るの?」

「はぁ!? そりゃ俺も補習だからじゃん! それくらい考えようよ!」

「うん、ごめんなさい。」


うん、私ごめんなさいしか言って無い気がする。

っていうか菊丸君そんな性格だったんだぁ。

なんかちょっと違うっていうか……ね。

35:アポロ◆A.:2015/07/12(日) 15:49 ID:.DE


第二話【日本史と英語。】



「菊丸君って案外口調がキツいんだね。
もっと猫っぽいのかと思ってたけど。」


私が菊丸君に向けて一言はっす。
菊丸君はそう? と首をかしげて椅子に座る。

私は日本史のプリントを見て思いきり机を蹴っ飛ばした。

菊丸君は『え!? なになに!?』的視線を私にいたいほど向ける。

そして私は叫んだ。


「こんな問題分かるかああああ!
もう知らない! 日本史なんてくそくらえだよぉぉお!!!」


と声を張り上げる。
その光景を見た菊丸君。
え!? なになに!? 的視線からあぁ、分かんなかったのか的視線に切り替える。


「君日本史の補習か〜。
俺日本史得意だよ。」

「私、日本史以外は楽勝なのに、社会科以外困ること無いのに!!!」


私はその時菊丸君の声が聞こえていなかったらしく、倒れた机をもう一度蹴っ飛ばした。


「ちょ、ちょちょちょ! 日本史教えるから!
教えるからそんなに荒れないで!!!」


菊丸君は慌てて私に日本史を教えると言い出す。
もちろん見返り付きで。


「その代わり英語を教えて!」


という。

私はもちろんオッケー。
その日は菊丸君の助けもあって案外早く終わった。

それから仲良くなって、休み時間とか喋るようになって、気づけば私と菊丸君、不二君の三人でいつも一緒に居た。

36:アポロ◆A.:2015/07/12(日) 16:00 ID:.DE

第三話<終>
【大好き……だった。】


私達が昼休み、ワイワイと話していると、菊丸君がある一人の女の子に呼び出される。

その子は私達とも時々遊んでくれていた子で、【明るくて、一緒に笑い合える子】だった。


「英二ー! ちょっとー!」


教室の外から呼び出される菊丸君。
「なに〜!?」と猫のように駆ける菊丸君はその子と少し話をして歩いていく。


___告白かな。


そんな嫌な予感が胸をよぎる。
すると不二くんが


「どうしたの?」


と、声を掛けてくれた。
私があまりにも暗い顔をしていたから。


「ううん、大丈夫、どうもしてないから。」


私は笑って返した。

そして、菊丸君のそれは案の定告白で、その返事予想を飛び越していた。

















「……菊丸君に彼女かぁ。」


私は放課後一人教室で上を見て呟いた。

上を見ていないと涙が零れそうで、溢れそうで。


「ま……ぁ、仕方ないよね。」


私は自分の席を立ち、菊丸君の机に手を置いて、一言呟いた。


「君の事が、


























大好き……だった。」


そう呟いて教室を出た。


__その言葉を忘れ物を取りに帰ってきた菊丸君が聞いてるとも知らずに。

37:アポロ◆A.:2015/07/12(日) 16:01 ID:.DE

うだうだですね、何これ。

38:アポロ◆A.:2015/07/12(日) 16:25 ID:.DE

ちょっと自分の文才の無さに泣けてきます。

まぁ次いきましょーー!

立海初書き!


3年
今回のお話の原因テニス部マネージャー
     【愛嬢 彩子】

3年
青井の親友男前男勝りなマネージャーの
     【赤嶺 蒼】 

第一話【バレンタイン前日。】


「あー、憂鬱だぜい。」


丸井が部室でポツンと言い放つ。

その声に反応してか、切原が「明日の事で、ッスか?」と聞き返す。


「おーう。」


丸井が返すと、仁王がやって来てこう言った。


「安心しんさい、俺よかマシじゃき。
丸井が羨ましいのう。」

「おい仁王、それ嫌味かよ。」

「どうせ本命の愛嬢からは貰えんのじゃから、憂鬱なんも仕方なか。」

「「それは言えてる/っす。」」


三人が話しているのは明日のバレンタインの事である。

マネージャーの片方、愛嬢彩子は超ド級天然で、告白しても気付かないのがオチ、と言うなんとも残念な子なのだ。

そして愛嬢は一年の頃から、チョコをレギュラーどころか、誰にも渡していない。

そんなことを考えると、頭痛がしてきそう、的な顔の三人。

三人は愛嬢が好きなのだ。
三人に限らず、レギュラー陣は全員狙っている。

愛嬢彩子は身長は小さいわ、天然だわ、トロいだわ、可愛いだわでテニス部にレギュラー陣から膨大な人気がある。
逆にもう一人の赤嶺蒼は、男前男勝りな性格だが、もう胸囲はとにかく大きい。
確か、FかGと柳がどこから聞き付けたら知らないが、そんな感じだったような。

そして赤嶺は男前男勝りな性格からか、女子に大変人気がある。
確か去年のチョコは仁王、幸村と並んでいたかどうかだ。

まぁそんなことはおいといて。

愛嬢の話をしていると、


「なんのはなしをしているんだい?」


部長の幸村が三人に声を掛ける。
その後ろには柳と柳生が居た。


「いやぁ、愛嬢ってチョコくれないよなーって。」

「丸井、何を言ってるんだい?
愛嬢からチョコを貰うのは俺だよ?
『分をわきまえろ愚民が』。」

「精市の毒舌は相変わらずだな。」


等と幸村の毒舌っぷりを柳が褒めていると、


「お前ら大変だああああああ!」


真田が部室に飛び込んで来た。
そして幸村が「どうしたんだい真田。うるさいよ、あと扉壊れたよ、弁償代は部費から払わないから自腹でね」と冷たく言うと、真田はそれを無視。

そしてこう言った。


『愛嬢が本命のチョコを購入したそうだ!』


その言葉にみんな固まった。

うん、そのみんなには幸村はもちろん仁王もだ。

39:アポロ◆A.:2015/07/12(日) 18:57 ID:.DE


第二話【本命は誰だ!?】


「だ、」


仁王がだ、と言い、『だ?』とみんなが聞き返すと、「だ、」と言い『だ?』ともう一度聞き返す。

そして仁王が柄にもなく叫んだ。


「誰じゃあああああああああ!?」

「本当に誰なんだいいいいい!?」


そして柄にもなく幸村も叫んだ。
みんなビクッと驚き、幸村と仁王を見つめる。


「お、おい幸村、おちつっ、おちっ、おあああちつけええぇぇぇぇえええ!!!!!!」

「真田がおちゅちゅけー!」

「いや、丸井君も落ち着きなさい。」


取り乱す真田と丸井をなだめる柳生、柳生も少し焦りを見せる。


「ぬぬぬ、こればかりは明日にならないとわからないスね。」


ぬぬ、と身を強ばらせ、悩む切原。
そして幸村に、


「もらってるやつ見つけたら即暗殺ッスよね!!! 部長!」

「いや、それは駄目だ。」

「何でっすか!?」

「俺達の中からその本命が出てきたらお前はどうするんだい?」

「むむ……む……。」


唸りをあげる切原。


「まぁ明日で全て分かるきに、まぁ気長に待てや……。」


仁王が平然を保ちつつ、切原に言うが、最後の方の声はドスが効いてもう大変。

もうみんな黒いオーラが吹き出てました。

40:アポロ◆A.:2015/07/15(水) 20:00 ID:.DE

第三話【みんなのバレンタインデー】


次の日、2.14 女子の聖戦バレンタイン。

貰えない男子にとっては貰える男子は死ぬほど羨ましい。

だがその反対に、貰う側の男子は貰えない男子を羨むのだ。

貰いすぎる男子が思うこと。
『こんなに大量に、チョコは入らない』
と、必ず思うものである。


ここの一介のテニス少年らも同じであった。


「うわああああ! もうチョコは入らねぇっ!

天才的に見たくもねぇー!!!」


丸井は走る。 後ろの女子から逃げようと必死だ。


「はぁ……またこんなに。

何回回収しにこればいいんだい。」


幸村は数回目の下駄箱のチョコを回収しに来た。

下駄箱を開けてそこから溢れ出てきたチョコを眺める。


「これ、どうやって持ち帰ったらええんじゃ、のぅ柳生。」

「私に聞かないでくださいよ仁王君。
私は仁王君より全然マシなんですから。」

「なんじゃ、冷たいのぅ。」


仁王は隣の男子の机を五・六個借りても収まりきらない山積みのチョコを見上げ、柳生をつついた。


対する柳生は紙袋を五・六袋を両手に呆れ果てる。


「ア、ハハ……こんなに貰っちゃったよ。

……あんたも赤に染めてやろうか……。」

「赤也、いつものキレが無いぞ。
俺にしてみたら羨ましい限りだ。」

「……。」


切原とジャッカルが話す。

切原にはいつものはっちゃけた笑顔はなく、やせ痩けた顔をしていて、ジャッカルはチョコを数個持ってるだけ。

真田はもう瀕死状態で色々大変。

そしてみんなまだまだ来る女子生徒に、めまいが起こりそうな予感があった。

そんな中、柳はただ一人避難。

愛嬢は誰かを探し求めて学校内をさまよっていた。

41:アポロ◆A.:2015/07/15(水) 23:32 ID:.DE

今回の短いよ〜。


第三話<終>【本命は誰だ!】


「彩子からチョコをもらったやついるかい?」


幸村がみんなに聞いた。
みんな、首を横に振る。


「……と言うか、愛嬢どこじゃ?」


仁王の一言でみんなが固まる。


「ああああああああ!!!!!!!」


そりゃもうとんでもない声を出してみんな叫んだ。

すると、


「なになに? みんなどーしたの?」


「あ、彩子。聞いてくれよ!
男達もがっ!!」


赤嶺が愛嬢に言おうとした瞬間、幸村が手で口を塞ぐ。


「何でもないっすよ! それより今までなにしてたんすか?」


切原がぬけぬけと愛嬢に聞いた。


「いやぁ、ちょっと人を探してたんだけど、今見つかったよ。」


愛嬢は照れっとみんなに笑みを見せる。


「それっ! 俺っすよね!」

「ん? あ、ゴメン、切原君じゃないの。」

「じゃあ俺かい?」

「幸村君でも。」


みんなが俺か俺か! と聞いていくが、愛嬢は違うと言い、突き進む。


「はい!」


その人物は……


「お、俺!?」


赤嶺でした!

42:アポロ◆A.:2015/07/16(木) 18:54 ID:.DE

四天宝寺ドリームっ!

そしてまた転校生のお話。


第一話【四天宝寺に転校生】

_3-2

そこで、白石と謙也は会話をしていた。

今日来るらしい転校生の事を。



「なぁ謙也、転校生ってやっぱり男やろか。」

「男なんとちゃう?」

「謙也もそー言うか〜。」



白石達が雑談をベラベラとくっちゃべっていると、先生が入ってくる。


騒がしかった教室は、今や静まり返る。

そして先生が一言告げた。



「今日は転校生を紹介するで。」



その一言でザワッと騒ぎ出す教室。
それは謙也達も例外でなはくて。



「静かにせぇ! 入ってきい。」



先生が生徒を鎮め、転校生に入ってくるよう指示をする。

ガラリと開いた扉から一人、入って来た。

その子は左に泣きボクロ、髪の先が外に少しはねている肩までの黒髪、黒のカチューシャ……と、色香が見えるクールな見た目の女の子だった。



「ほぉ、女かいな。」

「てっきり男や思っとったけどな。」



すると、黒板に名前を書いた美少女。

『西谷 澪伊』

……にしたに ぬれい……?

謙也達は漢字にハナテを浮かべて考える。

そして、


「せいのや みおい……と読みます。
にしたにぬれいじゃ無いスよ。」


そう告げ、よく間違えられるんッスわ。と髪をはらって皆を見据えた。



「じゃあ、席、どこが空いとるかな。お、白石の隣が空いとるやん、そこ座り。」

「あい。」



少し喋り方が独特ゆえに白石は惹かれた。
白石と西谷の初の会話が



「よろしくな、西谷さん。」

「……ども。」



である。

そして、放課後になった。



「白石〜ーー! 試合しょー!」

「金ちゃん、俺先輩やで? まぁエエけど。

試合はやらんで、今日は最初に筋トレや。

はよやらんと試合時間短なるでー!」



そうして練習が始まった。

そして不意に白石は校舎の方をを見た。

そこには、窓の外を見つめる西谷の姿があった。

43:アポロ◆A.:2015/07/17(金) 11:05 ID:.DE

第二話【白石の頼み事】


3-2、そこでは教室の端の席に一人ポツンと今日来た転校生が座っていた。



「……楽しそう……羨ましい。」



一人ポツンと呟いた一言。

彼女の視線の先はテニス部。



「……はぁ、本当に楽しそう、良いなぁ。」



そうほころぶ顔と共に出てくる言葉、すると、後ろから白石が声をかけた。



「テニス部、面白そうか?」

「……・・・。 あー、うん。楽しそうで、たまんないス。」

「さよか……。」



白石が声を掛けて、西谷が返す。

その一連の会話に、白石は我慢の限界が来たらしく、ツッコんだ。



「っておい! 普通後ろから声掛けられたら驚いて固まるか叫ぶかやろ!?
なんで君はそないに落ち着いとれんねん!」

「あ、驚くとこだったのか。」

「今気づいたんかい!」



と、愉快なツッコミを片手に、西谷は席を立つ。



「じゃあ、あたし帰る。」

「あ、おい! ちょい待ちぃ!」



平然と帰ろうとする西谷を白石は腕を掴んで止める。



「え、なに。」



西谷がいかにも『うざったいな』的視線を白石に向ける。
その視線は財前のそれと似ていた。

白石はたじろぎつつ、こういった。



「なぁ、テニス部マネージャーやらん?」



その言葉に西谷は固まる。……というかフリーズ。

白石は少し頬を赤らめつつ、続けた。



「今なぁ、テニス部な? マネージャー居らんて困っとんねん。
西谷さんもテニス楽しそう言うてたし、どうや? やらんか?」



白石は今のテニス部の現状をありのままに話した。

まぁ理由はそれだけにとどまらず、白石自体、西谷澪伊に惚れていると言う理由が存在している。

その点で言うと、かなりマネージャーをしてほしい。

返答は、



「あぁ、別に良いけど。
とりあえず手ぇ離せ、鬱陶しい。」



冷たい言葉を投げ掛けられ、おずおずと手を離した。



「マネージャーやってくれんねんな!!!」

「うん。前の学校でもマネージャーやってたしね。」

「ほー、その学校ドコ?」

「青春学園。」

「まじでか!」

「黙れ、うるさい鬱陶しい。」

「ひどっ。」



そうして西谷澪伊は四天宝寺中学テニス部マネージャーになった。

44:アポロ◆A.:2015/07/17(金) 11:17 ID:.DE

第四話【白石の__。】



「まぁとりあえずなってはくれんねんな!」

「うん、ハイハイ、なるなる。」

「俺の扱い雑い!」

「あいあい。」



と先程マネージャーをやってくれるといってくれた西谷と白石はほのぼの(?)な会話をしていた。



「じゃ、帰る、バイバイ。」

「あ……あぁ。」

「なんだよ、何か言いたげ。」

「なんで分かったん!?」

「白石はすぐ顔に出てる。」

「さよかー……。なら言うてまお。」



白石は大きな決心を数秒でして、西谷にこう告げた。



「俺お前めっちゃ好きやわ!!」

「……ドヤッ、って顔されて言われても。」

「いやほんまほんま!! 好っきゃー!!」



白石が西谷を抱き締める。白石は抱き締めたまま呟いた。



「俺と付き合うてくれん?」

「……。」



西谷は黙りこくる。



「……うん、良いよ。」

「ほんまか!?」

「この状態で嘘ついてどーすんの?」

「せやな。でもお前なんで黙ったん?」

「だって一緒だったんだもんよ。
告白の仕方、英二とまったく一緒。」

「英二?」

「菊丸。」

「へー! もー澪伊は俺んやああ!」

「うん、ハイハイ、黙れ。」

45:アポロ◆A.:2015/07/17(金) 13:47 ID:.DE

第四話【それから。】


数日後。



「澪伊〜! タオルくれ!」

「いちいち言わなくても全員に渡してるから。」

「謙也助けてくれ! 俺の澪伊が冷たいねん!!」

「知るか!! 自分の彼女の事くらい自分でなんとかせぇ!!」

「謙也ナイス……!」

「澪伊〜〜〜〜っ、謙也褒めんといて〜!」

「そりゃ無茶苦茶やろ。」



俺達謙也を入れ三人は相変わらずゴチャゴチャした会話をして、暇を潰していた。



「おら白石、練習再開とっとと行ってこい。」

「澪伊〜っ、俺だけ名字呼びとか酷いわあああ!」

「ツッコむとこそこかい!!」



西谷に指示され、ズルリズルリと謙也に連れていかれる白石。

白石曰く、数日たった今、部員とは仲良くやってる。
特に財前と仲が良い。
『まぁ前財前に妬いて、澪伊に聞いてみたら、話が合うだけで恋愛感情はない、言うとったからもう安心やけどな。』白石はヘッと少し子供染みたゲス顔をして、練習に戻った。

46:アポロ◆A.:2015/07/17(金) 14:19 ID:.DE

第五話
【まぁテニス部の部員はなんだかんだ言ってもやっぱり男の子なので仕方ない事なんです。前編】




「さて、この現状を整理しよか……。」



俺たちテニス部レギュラー(俺と一氏と財前と千歳)は今目の前の多大な問題に頭を抱えている。



「いやいや、やっぱり謙也とちゃうん?」

「俺な訳あるかい! 他の誰かやろ!」



一氏が目の前のソレを指差し、疑いの目で謙也を見た。
謙也は怒鳴り散らし、絶対に違うと言う。
そして財前の助け船(!?)らしき言葉が一氏に飛んでくる。



「そースよ一氏先輩。
例え俺らが思春期やとしてもヘタレな謙也さんが買える訳あらへんし、だいたい謙也のお財布事情で買える訳無いんスわ。」

「お前何サラッと俺侮辱しとんねん!一番可能性あるんはお前やろ!」

「謙也さん失礼な人ッスね。
名誉毀損罪、侮辱罪で訴えますよ。」

「それ俺にも言えんねんで!? そこ分かっとけよ!?
っちゅーかお前なんで俺の財布の事知っとるねん!」



謙也があまりに酷い後輩からの侮辱で半泣きになりながらも弁解する。
そして財前の衝撃発言。



「だって俺時々金欠になると謙也さんの財布から小銭拝借しとるんで。」

「とんでもないこと言いよったでコイツ!!!」



ツッコむ気力を失った謙也の代わりに一氏が謙也の声でツッコんだ。
そして千歳が口を開く。



「俺も見たけどごっそりもらってたばいね、財前。」

「お前みとったんかい! 止めんか!」

「話スッゴイそれてまっせ〜。」

「お前がそらしたんやろが!」



謙也達と面している多大な問題、それは、『エロ本』である。

第一発見者は財前と謙也。

部室の机に堂々とこれ見よがしに置いてあって。

謙也と財前が見つけた瞬間開けっぱなしだった窓から強風が吹き、ページがペラリペラリと。

謙也は顔を染めて叫んだ。
財前は顔を染めつつケータイへ現実逃避。

そして火照りが覚めた財前がニヤリと笑って謙也の目の前にエロ本をつきつけた。

そしてその瞬間千歳と一氏が入ってきてそりゃもう唐突に修羅場。

事情を説明し、今に至る。

そして次なる問題が謙也達につきつけられる。

47:アポロ◆A.:2015/07/17(金) 14:51 ID:.DE

第六話
【まぁテニス部の部員はなんだかんだ言ってもやっぱり男の子なので仕方ない事なんです。後編】



次なる大きな問題は、マネージャーである。



「コレ、澪伊に見られたら軽蔑されるんちゃう……?」


謙也が不安げにエロ本を指差した。

どういう経緯でここにおいてあったのかは知らないが、今多分人生で一番不安な場面に遭遇していることにはまちがいない。



「とりあえず、バレんようにせんと。」



一氏が言った瞬間、千歳が才気喚発し、こういった。



「西谷が来るまであと10秒。」

「「「ヤバイ!!」」」


そして9秒間オタオタして、扉が開いた。

その瞬間、謙也は目にも止まらぬ速さでエロ本を机から滑らし、地面の荷物で自覚になっている所へと飛ばす。



「皆何してんだよ……。」


千歳はその長い指で澪伊の目を後ろから隠す。


「ぎゃぁ……!!」



澪伊は小さく驚いた。
そして万が一のため、一氏が壁となりモノマネをする。

そして財前が、



「なにしてんの……って愚問ッスね。
男が固まって何かコソコソしとるなんて、エロ本やらそー言う奴に決まっとりますやろ。」



澪伊に告げる。

財前は先程の一生に見られるか見られないかの素晴らしい連携を打ち砕く発言。

先輩の絶望する顔が見たかったのか、それともこの努力の連携を壊したかったのか知らないが、笑みを浮かべていた。



「ちゃ、ちゃうねん! ちゃうねんで澪伊!
俺らがそないなんするわけ……。」

「あー、ダイジョブだ謙也。
お前らも男の子だ。そー言うのがあっても良いだろ。安心しろ。」



この瞬間、謙也達は澪伊を女神だと思った。

そして財前が、



「普通女子なら侮辱するか罵るかさげすむか、とちゃいますの?」



財前がこれまた余計な事を言う。



「あ、そーなの……?」

「そーなんスわ。ほら、テイク2。」

「お前ら、きっしょ。」

「やめてくれええええええ! 財前のは嘘やで! 全て信じるなあぁ!」

「小春ーーーーー!」

「今小春関係無いわ! どないしてん一氏!!」



と、騒いでいると、財前の姿が見えなくなった。

いや、正確には逃げたのだ。
それはなぜか。 訳は、



「……お前ら、澪伊に何しとるん……?」



白石が澪伊の後ろに立っていたから。
今来たのだろう、すげえ顔して立ってる。
険悪な顔をしていた。
それもそうだ、澪伊は千歳に目隠しされて、男に囲まれて。
白石は澪伊を背に、皆を睨んだ。
すると、



「おーい、白石〜。
怒んないでやってくれ。 コイツらもエロ本位には興味あるだろ。

あたしは何もされてないから、な?」



白石をなだめるように澪伊は白石の背中から告げた。

そして謙也達には死角となって見えなかったが、相当可愛い顔をして頼んだのだろう。

白石の露になっている首から耳までがみるみる赤くなる。



「さよか。」

「頼むよ。」

「あー! めっちゃ可愛いわ!」



恐らく周りの目がなければ押し倒しでもしていただろう。

白石は続ける。



「お前にもーちょっと胸あったら襲っとるで!」

「お前……あたしFだぞ、これ以上デカくなってどーすんだよ。
失せろ変態。」

「胸の大きさ普通に言うとかお前えっちになったなああ!」

「いや、マジで失せろ。 お前にえっちとか言われたら世界が終わる。」

「酷いわぁ!(笑)」



と、仲良く(?)会話している白石達。
向こう行っとき。と言われ、澪伊は渋々行ってしまった。

そして先程の笑顔は無く、能面のように真顔になった白石。

その後、すごい形相で怒られたのは当たり前、言うまでもなかった。

ちなみにあのエロ本はオサムちゃんが別生徒から没収したものをそのまま置いといてしまった。

と言うことでして、謙也達が逆に叱ったことはこれも言うまでもなかった。

48:アポロ◆A.:2015/08/10(月) 08:27 ID:cuA

第七話【とりあえず澪伊の一日はマイペース道まっしぐら。】



澪伊の一日。それはやはり起床から始まる。朝四時に起床。



「こんなもんかな。」



部員みんなのドリンクを作る。東京のどっかの不味すぎる汁の作り方を当事者に教えてもらったのだが、えげつ無さ過ぎて、さすがに当事者のメンバーに同情した。



「弁当良し……。」



弁当を作り終え、朝食に取り掛かる、ただいま六時。

作った分は一人分。何しろ澪伊は一人暮らしなのだから。

六時半。家を出る。途中偶然(必然)白石と出会す。

一緒に登校。教室にて荷物を置く。財前と共に全校朝集、サボり。

その後、一時間目をバックれ、二時間目に顔を出す。

三時間目は数学。出来すぎるので、授業がつまらない。のでうたた寝。

三時間目英語。顔の活気を取り戻す。楽しそうに授業を受けたあと、先生に当てられ、完璧な発音。

四時間目、歴史。白石と共にバックれ。

屋上にて押し倒されるが、蹴り飛ばす。懲りない白石は膝枕で勘弁した。

暖かい日差しで再びうたた寝。その後白石にキスをせがまれ、やむ無く承諾。

白石がキスをしたまま押し倒し、それ以上の事をしようとしたので蹴り飛ばす。

昼休み。一旦教室へ戻り、弁当を片手に白石、財前、謙也と屋上で昼食。

そこでも白石は澪伊にべったりだったので、財前が白石に向かいキモいを連発。

傷付いた白石を置いて、ちゃっかり澪伊の横をキープした財前。

澪伊、苦笑い。

49:アポロ◆A.:2015/08/10(月) 13:38 ID:cuA

第八話<終>
【とりあえず澪伊の一日はマイペース道まっしぐら。】




「うん。光、もうちょっと離れて……。」

「嫌です。」



昼休み、白石を見事澪伊の隣からどけた財前は、顔にこそ出さないが、嬉しそうに澪伊にもたれかかっていた。



「ホンマ、白石よりお前ら二人の方がお似合いやわ。」



謙也の一言にショックを受けた白石。それにさらに追い討ちを掛けた財前。



「西谷先輩、白石部長やめてやっぱり俺にせん?」

「え、えぇぇぇえ?」



澪伊の体を下敷きに、財前は四つん這いになりながらジリジリと倒れた澪伊の顔へと近付く。

目をぐるぐる回し、顔を赤くして頑張りながら状況判断をしようとするその顔に財前はもう飛び付こうとした。

そのとき、「あかーーーん!!!!」

白石が飛び出した。

財前を押し退けていきなり澪伊の唇を奪った白石。

それにとうとうキレた澪伊。白石を蹴り飛ばし、財前に拳骨を喰らわせた。


昼休みで三人の輪から抜け出した澪伊は廊下をふらふら、とぶらつく。

一年生の教室を通りすぎた時、金太郎の姿が見えた。

そして面倒臭くなりそうだったので、見なかった事にした。

中庭にこれば、ポカポカと日差しがさしこむ。



「五時間目、なんだっけ。」



澪伊は教室へと戻った。五時間目は国語、と聞いた瞬間机で寝た。

白石に起こされるも、二度寝。

六時間目の理科、熟睡。実験だったので、理科室で熟睡。

そして公衆の面前にも関わらず白石にキスで目覚めさせられる。

とりあえず白石を殴って、謙也の彼女である親友の所で寝た。

そこでも白石がやって来て、目をうすら開ければまたキスしようとしていたので、寝返りをうつ。

それに親友と謙也は苦笑い。とうとう白石はうつ伏せに寝ている澪伊に後ろから抱き付いた。

そして澪伊が白石の顔面をグーでおもっきし殴った。

白石の鼻には湿布が貼られていた。


ホームルーム、うとうとしつつも話を聞く。


部活、ウォーミングアップなのに本気の打ち合いをし出した財前と白石。

ウォーミングアップの終わった二人にタオルとドリンクを手渡す澪伊。

そして財前がさりげなく唇を狙った。それを阻止しようとした白石が不慮の事故で澪伊の胸に触れ、一本背負いで投げられる。みんなの爆笑の波が起こる。


部活終わり、下校である。

もうワイワイガヤガヤ騒がしい。最初の方はうるさいと感じていたのだが、慣れとはすごいものである。全然うるさいと思わなくなった。

六時半、帰宅後。

シャワーを浴びて、着替え。六時四十五分、夕食の準備に取り掛かる。

シンプルな部屋には必要最低限の物しかなく、ドライな彼女にはコレがあっていた。

七時、夕食を作り終え、嘱す。七時十五分、皿洗いを始め、終える。
八時から九時、ドッキングチェアで読書にふける。
九時からテレビで情報を取り入れ、二度目のシャワー。
十時、頭にタオルをかぶったまま、PCを触り出す。そこで今日のニュースを頭に入れて、レギュラー陣の体調を入力。それらの情報から明日のレギュラーの体調を予測。それは百発百中。それを頭に詰め込む。

十一時、帰り道、白石と財前に明日の弁当を頼まれていたのを思い出し、外出。明日の料理の為、買い出しに。

スーパーマーケットから帰宅。現在十二時。
仕込みをしてから十二時半睡眠。


と言ったように、やりたい放題な女の子なのだ、『四天宝寺中学三年四天宝寺テニス部マネージャー西谷澪伊』と言う女生徒は。

50:みく みく:2015/09/13(日) 18:46 ID:cNA

とても面白いです!ここでリクエストなのですが主人公がリョーマにできませんか?話はどうなってもいいので。

51:アポロ◆A.:2015/09/17(木) 21:32 ID:4/o

出来ますよ〜♪
リョーマですね、分かりました! お名前はみくさんで良いですね?



「みく。」






「みーく。」













「みくってば。」



教室にて、ドアのところで越前がみくを呼ぶ。



「……なによ、リョーマ。」

「別に、辞典返しに来ただけ。」

「あっそ。」



みくは越前に向かって歩いていき、辞典を受けとる。辞典は英和辞典。

当初リョーマがなぜ英和辞典? と思ったみくだが、リョーマは何を考えているか分からないから仕方ない。と気に止めなかった。



「……。」

「どうしたの? リョーマ。」

「なんで俺が英和辞典借りたのか聞かないの?」

「聞いたって無駄じゃない。リョーマだし。」



みくがそう言えば露骨に越前は不機嫌な顔をする。



「理由ぐらい聞いてみれば?」

「……なんでよ?」

「良いから。」



そう言われると聞きにくいのだが、みくは越前の視線に負け、観念したように聞いてみた。



「なんで英和辞典借りたのよ。」



すればこう返ってくる。



「……やっぱりいい。」



きょとん、それが似合いそうなぐらいあんぐりと口を開けて唖然とするみく。



「なにそれ……?」

「じゃあね。」



みくの質問には答えずに越前は行ってしまった。おかしなやつ、そう思いながら背中を見送る。
するとぱさりと英和辞典の間から一枚の紙が落ちた。



「何これ?」



恐らくリョーマが挟んだものだろう、みくは屈んでその綺麗に折り畳まれた小さな紙切れを拾い上げ、読んでみる。



「っ! リョーマのバカ!」



みくは紙を握りしめ、もうじき鳴るチャイムに備えて授業の準備をした。



『みくへ。
みくが好き。リョーマより』










こんな感じでどうでしょう? 駄文すいません……。

52:アポロ◆A.:2015/09/21(月) 14:53 ID:4/o


ヒロイーン! 赤嶺 蒼

設定は立海の時と一緒!
会話文多め。


四天宝寺でバカをやろう!

第一話【ド修羅場】




「蒼先輩、一緒に行きましょ。」

「え。」

「ほら一緒に行くで蒼。」

「は……? ってか、いてぇっ! 引っ張るな!」



赤嶺蒼、只今左の財前、右の白石。に腕引っ張られてます。
痛いです。いい加減離せやオラ。



「離してや、財前、白石。」

「「嫌や/です。」」

「あの、嫌や、のうて、あたしの腕千切れるから……。」

「白石部長、ほら、離してあげて下さいよ。蒼先輩いたがってますやん。」

「なら財前、お前が離し。それで解決や。」

「嫌っすわ。」

「離し。」

「嫌です。」

「離「嫌。」

「けにゃあああああ!!」



やめて財前君、白石君、訳のわからない喧嘩は……((実は毎日過ぎて少しうんざり

経緯をお教えしましょう。まず、来週に四天宝寺、文化祭が有るんです。

そしてあたしのクラス、3-2はメイド、執事喫茶をやることになり。

あたしと(何故だ)女子の皆さんにやれと……ジョシコワイ……ダンシモコワイ……。←(やりたい放題やられました)
数名(白石・忍足含む)男子が執事。

女子数名がメイドと結構簡単でそっちはすぐに片が着いた。

テニス部はもうあたしいじめとしか言えない。
これまた
『メイド・執事喫茶』
です。テニス部の方はあたしだけがメイドです。
あ、これでもあたし四天宝寺テニス部マネージャー勤めてます……めんどくさっ。

そして残った時間で雑談をしていたんですが、そしたら文化祭はあたしと回ると財前と白石が喧嘩しだして。



「先輩……俺と行くん嫌ですか……?」



財前君……お持ち帰りしてもエエ? いくらあたしの方が身長高いからって上目遣いはダメです。
胸に抱き付いて言わないで、めちゃくちゃにあなたを壊したくなりますよ? 犯しますよ?
そんなうるうるした目で見つめないで。今ここで襲いますよ?

とか言ってるうちに鼻血が出ました。そりゃもうぶばっと盛大に。



「!!? 蒼先輩!? 大丈夫っすか!?」



大丈夫じゃ無いです。って言うかその天使の心配顔やめて、ヤりますよ。
この鼻血を止めるには襲って良いですか? 啼いてもらって良いですか?
とりあえずヤりまし(慎め)
とりあえず(2連発!)止血が終わりました。
というか……財前、胸に顔埋めんで? ほら、息が掛かって声出ちゃ((

そうこうしているうちに白石が背中から抱き付いてあたしの耳元で喋りだした。おい変態。(自分の事言えん)



「蒼……俺やろ? 俺と行くんやろ? イくんヤろ?」



おい、白石! 最後の言葉規制ものだろ(お前もな)!! (自虐するのは)もうやめろ!
吐息が耳に掛かってます! 掛かってますから! あばばばば、み、耳がレ○○されます、マジでやめてください。二人揃って張っ倒しま((

もう……ダメだ。心臓持たねぇ。
前からは財前、後ろからは白石。もう立ってらんないです。
心なしか財前の抱き締める力が強くなってる気がします。
お願い、『お姉さんの理性が切れるので全力でやめて。』どうなっても知らないよ。

そしてそこに救世主が! あたしの『金髪』のメシア!!(灼髪ちゃうんかい)



「おーす……ってうおわ! 赤嶺!?」

「けんにゃああああああああああ(泣)」



部室に謙也君が入ってきt『てくれました』あああ!
謙也ーー! そー言うとこは愛してるよおおお!



「I LOVE謙也あああ! この二人をどーにかしてく……んっ!!!?」



なんか……今、白石……いや、黒石君の手が変なところで動いたような?

気のせい?



「わーーーーーー! 白石白石白石!! ダメダメダメ!! ま、わあああああ!」



気のせいじゃなかった。服の中に手を入れて来やがった。
さて、これからあたしはどうやってこいつを殺そう?

1.顔面に肘鉄ぶっぱなす。

2.鳩尾に肘鉄ぶっぱなす。

3.殺す。

決まった。『殺す!!!!!!』

ここに一匹の鬼が生まれた。



「白石離「部長。」ほえ?」



ちょっと天使。殺すとこ止めてどーすんのさ。



「部長……殺しますね(笑)」



財ぜえええええええええん! 愛しとるでいや、ほんまガチで! 文化祭お前と回ったる!!

そして天使の微笑みめっちゃ怖っ!!

53:アポロ◆A.:2015/09/21(月) 15:35 ID:4/o

第二話【キモッ】



そして__


黒石もとい白石は財前により処刑されました。

“木馬で”もう一度言います“木馬で”

ってかそんなドM属性の白石が喜びそうな拷問器具持ってんだ。ってかどこから出した!?
お前はあれか!? 「助けて! どら○モン!!」みたいに猫型ロボットか!? ロボットじゃなかったら猫耳とか襲うで!? 寝込みを! 猫耳だけに!(寒っ)
ってか四○元ポケットでもあんのか!?

と、そこは置いといて。正直キモかった。あの白石の悦び様。
“喜び”ではありません、“悦び”です。
顔ヤバい。もうくらっくらやん。いや、白石『蔵』ノ介やからくらっくらとか言うたんちゃうで!?
ホンマにそうなってんねん! っちゅーかあいつどこまで変態ドM道突っ走るねん! キモいわ!



「うぇえぇ〜愛しの謙也あああ。黒石に汚され「誰が黒石や!」お前だ!」

「あーあーかわいそーに。」



あぁ、謙也……ありがとう。我が『友』もう一度言う『友』!!!!!!!!!




「いや、友、友連呼すんな。傷つく。」

「え? ほら、あたし謙也の事男として見てないから。」

「めっちゃけなされた!!!」

「ふっ」

「財前!? 歩くそ笑みやがったぞコイツ!」



金髪のメシア、謙也がマイエンジェルを責め立てるなか、エンジェルはヘタレ(もやし)に告げた。



「謙也さんうざい鬱陶しい煩い面倒くさい死ね否ね失せろ。」

「絶対お前俺を先輩とみてへんやろ!」

「謙ちゃんふぁいとっ……ついでに」

「赤嶺……!」

「「もやし!」」((財前とはもる

「ひっど、やっぱお前らひっど!!!」



と、会話を進めていくなか、話題はそれたらしいからほっと



「で、蒼先輩は誰と文化祭回るんすか。」



ぜんざいめえええええええええ!! お前は一生寝とけよおおおおおおおおおおお((



「あ、うん。あたしは「俺と行くねん!」白石うっざ!」

「蒼おおおおおおおおおおお!!」

「うわああああああ!」

「せんぱああああああああ!」

「お前ら叫びすぎや。」



そしてまた引っ張り愛……いや、引っ張り会いか。ちゅーかいい加減にしろ、腕がもげる!白石のおたんこなす! 財前の天使!((おい



「先輩……。」



あ、今財前の上目遣いに何かが沸き上がりました。ぽすんと抱き付いてくる姿はさながら天((もういい
っていうかもう良くね? 文化祭とか。どうでもいいからお持ち帰りしてもいいこの天使?
と、謙也を見てみるも、目を逸らされた。うん、逸らすよね、顔真っ赤にして逸らすのが男の子だよね!!! よって謙也は健全な中学生男児!!
まぁ謙也が顔を赤く染めたのにも理由があんねん。なぁ白石……?(怒)



「あ、めっちゃやらかい。ホンマに……。」

「どこを触ってるんや変態アホ揉むな! 死ね否ね失せろ消えろ蒸発しろ 地の果てまで!ファック!!!! セクハラ野郎!! 
……こっちはお前の右手首をリストカットするカッターが準備してあんだよ!」

「すんませんっした!!!!」



わぁ、光の速さで手を退けた。偉い偉い。次やったら殺すからね? 普通の女子ならここでビンタ兼平手打ちが頬に待ってるからね?あたしが優しくて良かったね、なぁ。
おいこら白石良かったなぁ……? 黒爽笑



「というわけで。」

「「「どういうわけや」」」

「あたしは一人で回らせて貰います。」

「それはあかんっ! 悪い虫が俺の蒼に!!」

「誰がお前のだ死ね。むしろお前が一番悪い虫だ。消えろ。あたしはしつこいやつが『大』嫌いなんだ♪(黒笑」



大嫌いの大のところ。ものっそい強調してやった。
何も行ってこない財前と白石。
っていうか財前のそのしゅんとした顔可愛いな、想像以上にお姉さんに対する破壊力は絶大だろ。おん。



「じゃ、あたしはこれから財前をお持ち帰りするから。」



財前の腕を引っ付かんで駆け抜けろ!
っていうか財前かるっ! え、嘘マジかるっ! そしてひょいと姫抱っこ。



「せんぱああああああああああああああああああああああああああああああ!」

「静かに静かに。」

「……!」



うわ何この子、顔真っ赤にしてめっちゃ可愛いんですが。ねぇ、このままヤってい((ヤるな
そして周りの視線が妙に納得されてる感半端ねえ。
一方その頃。白石達は……?

54:アポロ◆A.:2015/09/21(月) 16:13 ID:4/o

第三話【四天宝寺の王子様☆】




「あぁーーーー! 俺の蒼が……。」

「いやだからおまえのちゃうて。」



部室に取り残された謙也と白石。そして好き勝手に赤嶺を語り出した白石。


重症である。よくこれがストーカーとならなかったことだ。



「もー、蒼っちゅーたらあれやん! 四天宝寺の王子様と称されるまでのイケメン美少女やで!?」

「いや知っとるから。この学校居ってあいつのこと知らんとか頭アレなひとやで。」

「やろ!!? アイツめっちゃモテるやん!」

「女子が多いけどな。」

「ファンクラブもあるやん!」

「あいつその事知らんで。」



とうだうだな会話を続けていくうちに部室のドアが開いた。

ぜっはっぜっはっ、財前を抱えたまま息切れの赤嶺と少し不機嫌な財前。



「お帰り俺の蒼ーーーーーーー!」

「誰がてめぇのだ死ね。」



とびかかった白石の顔を足の裏で蹴り飛ばす。

相変わらず的確に急所を付ける奴だな、と謙也大関心。
横を風を切りながら吹っ飛ぶ白石を無視して謙也は聞いた。



「で、お持ち帰りするいうてた奴が何でまた帰ってくるねん。」

「「外見てみ/てくださいよ」」



謙也が窓から外を見ると、なんと言うことでしょう。
部室の前には目を輝かせた女子生徒が。



「なんやこれえええええええ!」

「蒼先輩に姫抱っこされたくて集まってきた女子達っすわ。」

「まいったなー、それじゃあ財前を襲えねぇよ……って、ここで襲えば良いじゃん。」

「「「え。」」」

「じゃ、財前失礼。」



白石はショックのあまり固まり、ピュア過ぎる謙也は目を両手で隠すも隙間から覗いているし。
財前はもう「キて下さい!」みたいなポーズとってるし。
赤嶺は上着を脱いでるし。

っていうか蒼脱ぐ仕草エロっ!

白石の純粋な感想である。非難しないであげてください。



「じゃ、財前。遠慮なくイかせますんで。」

「ってちょっと待って下さいよ。もしかしてこれ、俺が襲われるパターンの奴ですか?」

「? 今更何を言って居るんだ? 当たり前だろ?」

「え、ちょ、待って下さい。蒼先輩男前過ぎて惚れます。っていうか惚れ直します。」

「もう惚れとるやんけ。」

「謙也さん黙れ。」

「ひど!」



と言うコントがありまして、白石フリーズ。あたし財前押し倒すまで成功☆

やば、財前可愛い。え、ちょっと待って、反則反則。

『はよ攻めて下さい』

みたいな顔を下から目線しないで! むちゃくちゃにす((



「じゃ、謙也と白石出ていけ。」



あたしは財前に馬乗り状態で二人に告げる。



「言われんでも出ていくわ!……いや待て、部室はそんなことするとこちゃう!」

「俺も混ざるーーーーーー!」

「「え」」



どたっ。


白石があたしの背中に抱きついてきました。そしてその衝撃で財前との距離が一気に縮まりました。



「っ!!///////」

「くっ(あ、理性が……)」




もう赤嶺の理性は限界である。



「せっ、せんぱ!!//// 何くっ言うてはるんすか!!」

「財前が可愛いのが悪いんうひゃっ。う、あっ白石!!!」

「めっちゃやらかぁてエクスタシーやで。」

「触っう、わっ、あっわ、あああっ!! んっ。」

「え、ちょとまて、先輩エッロ……。」

「う、るさっ、財ぜ、はっ……って白石離っみゅ。」

「「え、なに今の。みゅ、てめっちゃ可愛い(さっきのとこツボか((なんのだ)」」

「白石離せ!!!」

「離したらなんかくれる? 例えば蒼の初め「一生妄言吐いて女に切られて死ね、そして金輪際あたしはお前を意識から除外する。」じょ、冗談やて!」

「っちゅーかめっちゃ重いんですけど。」

「え、あたしそんなに重い!?」

「いや、部長が。」

「あぁ」

「今なにに納得した、おい。」



そして白石が退く。あ、良かった。白石死ね。触るな、揉むな。
死ね。とりあえずもっかい言う死ね。



「よし、続『ガチャ』け「きゃああああああああ」え……。」



気を取り直して、というところで女子が入ってきました。

はぁ……

55:アポロ◆A.:2015/09/21(月) 18:03 ID:4/o

第四話【テニス部メイド服案】






はぁ、どーも、赤嶺蒼です。昨日は途中乱入してきた女子たちに流されて一世一代のチャンスを逃した。

くっ。((本気で悔しがるな

さて、文化祭も来週に迫った訳でありますが、(ありますが!!?)深刻な問題が出てきました。



『きゃああああああああああっ。』

「……。」



何回執事服着替えさせれば気がすむんだ。あたし一応女なのに。ですが問題はそこではありません。



「うーん、どーしても。その
     『バカデカい胸』
どーにもならへんなぁ。『胸』以外完璧に王子様やのに。」

「ごめん、Fカップで……って、ここ執事、メイド喫茶ですよね!!?」

「ちゃうでええええ!」

「うわ。」



あたしはそっと胸に手をやる。「え、白石君何したん?」「不潔やわ」等と批判の声が掛けられる。



「昨日揉んだ時はFやのうてGやった!」

「いてこます、ぼてくりまわす、この世から消し去る。良い?」

「「エエよ、女の敵は殺っちゃって」」

「「俺らの分もな」」

笑顔で、てへぺろっみたいに感じに言う3-2男女。



「ま、それはおいといてこのままで良いんじゃね?」

「そやね。」




テニス部、喫茶のメイド服案出し。



「えー、集まってもろたんは他でもない「俺の蒼先輩」のメイド服を……って! 財前! 俺のに被せるな!!」

「っていうか蒼先輩来る前に決めんと。俺らの案破り捨てられますよ?」

「お前どんだけきわどいの発案する気やねん。」

「ニヤ」



謙也の一言に楽しげににやっと笑う。それにつられて白石もにやっ。

あーだこーだと出しあって、決定したのは……。


翌日。
朝練時。



「はい!!」



白石に渡されたメイド服。『着替えてこーい』みたいに言われて更衣室へ。覗こうとしていた白石と財前をそこらに置いてあった竹刀で叩き潰して。

着替えてみれば……!!!

56:アポロ◆A.:2015/09/21(月) 18:27 ID:4/o

第五話【駄目でしょう♪】




「……///」

「照れる蒼先輩めっちゃ可愛い。」

「……っ/////」



白石が「何この可愛い小動物!!」と飛び付こうとするが、千歳が阻止。てんきゅー千歳。



「なぁ、これ発案したの誰?」



怒り気味なんですが、あたし。きわどい。きわどいきわどいきわどい。これ白石に着せたら女子失神するやろな。



「鎖骨空きすぎやん。谷間ちょっと見えとるやん。ミニスカやん。ニーハイやん。なんや腰にちっさいリボンに長い布ぶらさがっとるやん。なにこれ寒い。謙也〜……。」



とてとてとて、謙也の胸にゆっくり飛び込む。ぽすんと。
あー、謙也ぬくぬくや〜。温かい〜。あ、寝そ、ごめ、おやす



「いやここで寝るなよ!!」

「うぇーい、誰だ今あたしの眠りを妨げた馬鹿は。」

「「忍足」」

「そかそか、白石とか財前とかやったら叱り飛ばすけど、けんにゃならエエや。うん、おやす「だから抱きつくながら寝るな!」うぇーい。」



ばしこーん、謙也の頭でそんな軽快な鳴りつつ(叩かれた)金太郎の元へ。



「「「なんで金ちゃん!?」」」

「あー、金ちゃんぬく。」

「ねーちゃん温いわ〜。」

「あ、この子やっぱ天使。財前抜いて天使。」



それに財前は露骨にがんっとショックを受け、「財前金ちゃんに抜かれたばい」やら「残念やったなぁ財前はん」等と言われる始末。



「よし金ちゃん!! あたしの胸に飛び込んでおいで!!」

「俺が行くーーーー!」

「いや白石お前ちゃうから、セクハラ野郎が。あたしの胸触りたいだけやろ。」

「……ってへ☆」



……思ってないぞ。可愛いなんて全然思ってないんだからね!(なぜデレる)



「しょーがねぇなぁ。よっし財前、あたしの胸に飛び込んで来い!」

「先輩が俺の胸に飛び込んで来てください。」



あ、つんけんしてる。そして金色倒れた。とりあえず財前は低体温なので自分から行くのは嫌だ、と断っておいた。
ら。
後ろからぎゅむ、と抱きつかれました。まぁそこは放置。



「とりあえず着替えるから。じゃ。」

「じゃ。」



そして財前は引っ付いたままあたしと共に更衣室に入る。

しばらくの沈黙の後。



「まてまてまてえええええ! 財前おまっ、あかんーーー!」



がらり、扉を白石が開ければそこにいたのは上半身裸のあたしただ一人。財前は別の入り口から出た。


あたしが白石に咬ました鉄拳は白石を50mふっ飛ばした。

57:アポロ◆A.:2015/09/27(日) 22:29 ID:4/o




ただいま文化祭当日。3-2の廊下で客引きをやらされてます。もちろんホストの格好で。

……執事・メイド喫茶なのになんでホスト? と思った人はきちんと頭が働いている人です。偉いです。
実は昨日(さくじつ)、委員長兼親友のの『満月純子(まがつじゅんこ)』さんが「蒼だけホストの格好でシクヨロな!」と言われ、やらされました。
純子ってね? 神奈川と東京の魔王みたいにオーラが出せるんだ! だからあたし逆らえないの! ……小さい頃からそのせいでどんなに辛い目にあってきたと思う……?(遠い目)

そんなこんなでやらされた執事兼ホスト。女の子が寄ってきて写真を御願いされました。

あたし、一応女なんですけど……。

それをその子達に言えば



『赤嶺先輩はみんなの憧れの的兼王子様なんですから!』



と延々と熱弁されたよ、なんなのもう。



「蒼〜、客引き交代や。お前店でオーダー取り。」

「うげっ、白石……。しゃーないなぁ。」



あたしは教室に元々肩までしかなかった髪を後ろで少し結んだ姿で髪を掻きあげつつ戻った。



「純子〜、オーダー手伝い来てやったで。」

「蒼! 早速やけどオーダー板持って行ってきてくれへん!? 忙しいねん!」

「あいよ〜、女王様。」



そうして机の前に出てオーダーを受ける。三十分ぐらいそれしてたかな。



「蒼ちゃん、いいんちょに呼ばれてるよ。」

「さんきゅ、行ってくる。ちょっとの間任せた。今度なんか奢る。」

「え……!!/// うん!」



そうして女王様の元に駆けつければ、



「蒼、あんた今から三十分間『猫耳』メイド服着てて。」



え……。そう言うまもなく渡されたスカートの短い猫耳メイド服。
これ着るの? 純子を見てみれば、うん! と惜しげもなく黒い笑顔で言われた。
女王様には逆らえないや。



あたしが場に出れば、どよっとざわめく教室に居る客さんとクラスメート。やっぱり可笑しかったか。そう思い少し目を伏せた。
すると、「うわあああああああああ!」と盛り上がる教室内。



「ちょっ、一緒に写真撮ってくれへん!?」

「俺も!!!」

「私も!」



あたしの周りに人だかりができてしまった。

58:アポロ◆A.:2015/09/27(日) 22:39 ID:4/o




「蒼先輩めっちゃ可愛いっすわ。ホストもめっちゃかっこよかったですけど。」

「あ、財前来てたん。ありがとう。」



席に座っていた財前に褒められ頭を掻くあたし。「おーい、オーダー良えですか!!」と呼ばれたので返事をして向かおうとすると、財前に腕を引っ張られた。



「うわっ!」



そのまま財前の唇にあたしの唇が強引に重ねられました。静かになる教室内。



「ごちそうさまでした。」

「……いやいやいや!!! お前なにしてんの!? ごちそうさまでしたじゃねーよ!」



そして何事も無かったように騒ぎ始めた教室内。(赤嶺知らないけどみんなショックで無かった事にした)



そこで謙也と客引きを交代した白石が入ってきた。



「うわっ、蒼! お前可愛い!」

「財前に言われれば嬉しいけど白石に言われたら嬉しく無いってのボケ!! 仕事しろ!」

「んんーエクスタ「公共の場でんなこと叫んでんじゃねぇ!」……はい。」



白石とのコントがあったあと、テニス部財前含め四人で部活の出し物へと駆け付けるために向かう。

部室からは長蛇の列。終わりが見えないや。

59:翡翠:2015/09/28(月) 00:08 ID:woY

 めっちゃ面白いです!四天宝寺もう最高ですね!もっと四天宝寺の小説書いてください!私、大好きなんですよ!すみません!お願いします!
 本当に凄い面白いです!!

60:アポロ◆A.:2015/09/28(月) 21:16 ID:4/o

お、おおぉぉ……おぉ……(泣)
ホント嬉しいです。マジ嬉しいです。泣いて喜びます。いや、ホントに泣いてます。あ、涙で画面が見えないや……。(感涙)
いやいや、とにかくありがとうございます。いえホントマジで((敬語!
良いですよね四天宝寺!! 財前と白石とけにゃと……いえ、とりあえず四天宝寺大好きです。
同志が居て良かった(ホッ)
もういっそのこと四天宝寺ばっか書いちゃおうかな!(実際最近四天宝寺しか書いてないですけど)
これからも頑張って行きます!

次の更新で続きを置いとこうかな!(ルンルン)

61:アポロ◆A.:2015/09/28(月) 21:27 ID:4/o




「……で。なんであたしここでゴスロリなんですか? これなら最初のメイド服の方がマジだよ。」

「あのねぇ聞いてよ蒼ちゃん。ユウ君が作ってきてくれたの!」

「あっ、コラ小春!」

「……もういいよ。徹底的にこなしてやるよ。どーにでもなれ!」



とやけになって飛び出した赤嶺。テニス部ではメイドではなくゴスロリ……いや、一種のメイド服だけれども!



「客引きだってなんだってやってやるよ!」



と白石に告げれば「じゃあ今日俺の家来て二人で一緒に絶頂「しねぇよ。店のことならって事だよ」……ならオーダー取って?」



語尾にハートマークがつきそうな笑顔で言った白石。周りの女子は卒倒。そんな中赤嶺は「はいはい」と無関心な顔をして行ってしまった。



「つれへんなぁ〜……。」



と指をくわえる白石。女子卒倒第二波来ました。案の定女子失神。



店では財前と忍足が忙しく動き回っていた。



「うわああ……あかん。なんでこないに人多いん!?」

「知りませんよそんなこと!」



いつも冷静な財前はでもが目を回し、倒れかけたその時。



「……大丈夫か?」



財前には赤嶺が本物の王子様に見えた。財前を支えたのは偶然入ってきた赤嶺で。しばらく見つめ合う二人。そして財前の顔の可愛さに赤嶺吐血。
忍足は「赤嶺! 手伝えええ!」と叫ぶ。

赤嶺は血を拭き直ぐ様駆け付ける。

残された財前はぽけーとつったっているだけだったらしい。

62:翡翠:2015/09/29(火) 18:33 ID:woY

 ヤバいですね!ヤバイですね!財前がガチで可愛い!ドSだったり、年下キャラだったり、ちょこっとヘタレだったり…もう本当に最高ですね!最高!この一言につきます!!

 実は私も同志がいてかなり安心してますwwこうやって話が出来る機会って少ないですからね。四天宝寺全部が良いですよね!謙也も白石も財前も…とにかく大好きなんですよ!
 こんな素敵な小説を沢山書いて下さって本当にありがとうございます!

 もし宜しければ、お友達になって下さいませんか?タメ口とか呼び捨てとか全然おkなんで!

 また書き込みます!頑張って下さい!応援してます!てか私が楽しみにしてます!かなり!でわ!

63:アポロ◆A.:2015/10/20(火) 22:46 ID:4/o

あざス!! あざス!! いやホンマにあざス!(おっと関西弁が……)
お友だちですか!? 良いですよ! なりましょう!!!! お友だち!!
実は私関西人なものでどーしても四天宝寺に熱が入っちゃうんですよ!!
あ、タメ良いですか? 良かったらタメでいきましょー!
そして小説投下っすわ!



「赤嶺先輩注文エエですか!?」

「っていうか写真御願いしますわ!」

『うわっ、待て待て腕引っ張るな!! ……え、写真!?』



あちこち(女子多)に引っ張りだこの赤嶺は少しげんなりしてきた。
まぁ赤嶺は白石と共にいても女子から聞こえてくる声は「白石先輩!!」ではなく「赤嶺先輩!!」で。体のわりに男前な彼女に恋する女の子は多い方で。(おい)
恐らくこの女子客の1/3は赤嶺のおかげだろうと(仕事をサボって)呑気に観察していた謙也は思う。
そしてサボっていたツケが回ってくる時が来た。

ちょんちょんと優しく肩を何者かにつつかれた謙也は「なんや?」と振り返れば、『何を赤嶺先輩だけにやらしてるんですかヘタレ』とでも言いたげな財前の黒い満面の笑顔があった。
謙也はこの瞬間思う『コイツの赤嶺と俺の扱いが違いすぎる』と。



「とっとと仕事しろや謙也さん。」

「わかりましたああああああっ!」



それを横目に見ていた(謙也がサボっていることを知っていた)赤嶺は最早どちらが先輩でどちらが後輩か分からなくなっていた。

そしてそこで御客さん大爆笑。赤嶺は『!?』と勢いよく客を見る。『今のどこが面白かったのか』と。やはり関東人の笑いのツボがずれているのか、それとも赤嶺個人の笑いのツボがずれているのか。



『あたし見て回りたいから今のうちに働きてーの、わかる?』



ガミガミガミ、そんな擬音が似合う赤嶺から謙也へのお説教が始まった。
もちろん客のいる広間で正座をさせて。



「……ぶっ。」



一人静かに謙也の怒られているさまを見て吹き出した財前はスマホを取り出しカシャッと写真を撮って。



「ええブログのネタ提供有難いっすわ。」



そうにやりと笑って居たことは、その光景を怒り混じりに見ていた白石しか知らない。

64:アポロ◆A.:2015/10/20(火) 23:00 ID:4/o





「なにやってんねん謙也!」

「なんで俺だけ!!?」



あぁ、(多分)部長である白石の雷が落ちた。しかも謙也単体。(訳、財前は御説教から逃げるため厨房へ(上手く交わせた)、赤嶺はただの白石の贔屓である)



「ホンマにお前はぁ〜……!!」

「白石、怒ってるんやったら仕事した方がええ思うで。」

「……ちっ、文化祭終わったら説教やからな。覚えときや。」

「忘れた。」

「謙也記憶力ゼロえもん!!」

「ボケにボケで返すなや!」



とまぁここまで言うと白石は(どこかから出した)包丁を取り出し、首をかっ切るフリをする。恐怖心MAXになったヘタレでチキンでヒヨコな浪速のヘタレスターはそそくさと仕事へ戻る。
その異様な雰囲気に金ちゃんは赤嶺にしがみつきぷるぷると震えていた。(その金ちゃんの様子に案の定赤嶺は鼻血を大量出血、その赤嶺を見た財前は激しく金ちゃんに嫉妬、財前のオーラを感じとった厨房で料理をしていた一氏がビビって包丁を足の甲へと落とした。)



「ホンマに……ろくなことせんやっちゃな。」



赤嶺は思う、毎日ろくなことしてないのはお前だと。やはりリーダーシップは発揮出来た白石。この瞬間赤嶺の白石に対する株が(今だけ)トップになったことは赤嶺以外誰も知らない。(トップになったことは気づいてはいなかったもののそんな感じか? と勘付いた財前、恐るべし。)



『さーちゃっちゃと働きまっせ!』



だんだん関西色に染まってきた赤嶺。赤嶺から聞こえてきた関西弁に多数の女子が出血(もちろん鼻から)。
財前が倒れかけたのは知るよしもない。
そして白石がうずうずそわそわ、赤嶺に飛び付きたい衝動を必死に押さえていた。
頑張れ、部長!


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