テニスの王子様にヒロインがトリップしちゃいましたよ!

葉っぱ天国 > 二次創作 > スレ一覧 [書き込む] Twitter シェアする? ▼下へ
1:アポロ◆A.:2015/07/23(木) 19:50 ID:.DE



はい、ホントにテニプリ大好きなアポロです。

【ここ】でテニプリ小説を書くのは何度目でしょうか……。

今回で六作目ぐらいですかねぇ。


というわけでございまして、題名通り、トリップ話でございますよ!

このトリップの話のヒロインをご紹介しましょう。((ビミョーな上から目線やめい。

苗字は【テニスの王子様リク受付ok】の中の立海話に出てきた赤嶺蒼ちゃんの『赤嶺』と、菊丸英二のヒロイン赤神いおりちゃんのいおりの『り』を抜いた『いお』で、

『赤嶺 いお』です!(『赤』の入ってる苗字好きなんです、私が赤色好きなので……。)


赤嶺ちゃんと赤神ちゃんは巨乳だったんです。
なので……!
この子も巨乳にしときます。(←適当……;

話は変わりますが、リアルでもテニプリワールドでも赤嶺いおちゃんは中学三年生です。

しかも氷帝学園!!(私が氷帝話を書いたことがないので。)

もちろん関東組もちょこちょこ(?)出てきますよ!

こんな駄作者ですがよろしくお願いします!

2:アポロ◆A.:2015/07/23(木) 21:13 ID:.DE

最後に一言、赤嶺ちゃんの一人称、二人称は『俺』ですよ!








春の暖かさが少しまじった冬の風。

それは冬の終わりを告げようとするものだった。



「くはーっ! 先輩の卒業式も終わって四月には俺らが中3か〜!」



俺、赤嶺いおは少し肌寒くも暖かさに溢れた校門のところに待ち人来たるまで立っていた。

辺りを見回すと、この俺が所属している有北中学校の卒業生がわらわらとたむろしていた。

この学校の王子様的存在は俺の兄貴。

そして俺の待ち人だ。だって母さんが一緒に帰ってこいってウルセーもん。

あんなどんくさいののどこがよろしいのか全く理解できん。

兄貴の周りには女子がキャアキャア。

あー、うぜぇったらねぇよ。


俺はその輪に入って後輩先輩問わず集まっていた女子に「兄貴が来ないと帰れねぇんで。」一言告げるプラスアルファ、睨みを利かせる。

周りの女子は俺の凄味に負けておずおずと兄貴の周りから離れた。

俺は振り返りつつ大丈夫か? と言い掛ける。

まぁ、途中で言葉を止めたけどな。



「兄貴……ご愁傷さんっした。」

「やめてよ〜……。」



もう兄貴には言い返す気力などない。
何てことは見たら分かる。

兄貴の至るところの制服のボタンは無く、前が開いていた。

いくら三月中旬、春に近付こうともさ、冬と言えば冬なんだぜ?

ガチで寒そ……。制服の下には露出された肌。

……馬鹿馬鹿し。


そう思い呆れた目で兄貴を見てから俺は前へと足を進めた。


**


家に到着してからすぐに俺は自室へ早足で戻った。


昨日のテニスの王子様最終回を見るために。


実を言うと俺はテニスの王子様の超の付くほどファンで、テニスの王子様を書いた作者様を尊敬してる。

イラストなどをコミックスのイラストコーナーに送ってよく載ってるし、絵は上手い方なのだ。

特に俺が好きなのは菊丸。あの猫っ気がたまんないんだ。あんなの実在したら俺ソイツに何するかわかんねぇ。


とまぁ、前置きはこのくらいにして。


俺はいそいそと自室のテレビの前に座って録画した最終回を見た。


**


「いお〜! ご飯だから降りてきなさーい!」



母さんの俺を呼ぶ声がする。
俺は見終わった最終回を永久保存。
階段を降りる。


その時だったんだ、有り得ないことが起きたのは。

3:アポロ◆A.:2015/07/23(木) 21:57 ID:.DE



「うおわっ!!」



俺は階段を一歩踏み外し、落ちた。

この俺が、落ちた。

男女も混ぜて中学校随一の運動神経、反射神経、視力、動体視力を持つこの俺が!!

階段から落ちたあぁぁあああ!


なんて事を考えたのは落ちる瞬間コンマ数秒。


頭を思いきり打った。


その衝撃でか俺の意識はそこでシャットアウト。

まぁ、意識が無くなったって訳だ。



**



チュンチュンと小鳥のさえずりに目が覚めればそこは布団、俺好みの格好いい部屋。

あるゲーム大会の表彰状、新しい論理を発見した表彰状。

どれも【俺の部屋と同じ】だったのだ。

なぜこんな言い回しをするのか? それはここが俺の部屋じゃねぇからさ。


物やクローゼットの位置等は完璧に俺の部屋と一致してるんだけど、配置が違うし、まずテニスの王子様のコミックが無い! 俺の枕元の本棚にいつも必ず綺麗に並んでんのに無いんだ!


どーした俺! っていうかここどこだ!


俺が窓を開いて外を見た。


自分の家の構造は一緒でも近所の家が見知らぬ家なんだぞ!

これはもう大変!

そう思った俺は階段を駆け降り……


待てよ? 俺、夜に階段から落ちて、その時最後に意識を無くす前、俺はゴキリと左手首に鈍い音がしたことを覚えている。

なのに俺は入院もせず、骨折どころとか捻挫さえしていない。

これはどういうことだ。


だが、その疑問はクローゼットを開けた瞬間の制服と、母親らしき人物の声で一瞬にして解けたのだ。


クローゼットを開ければ氷帝学園の制服。



「今日は氷帝学園の始業式でしょー!
早く支度しなさーい!」



これで俺は悟った。

自分はテニプリワールドにトリップした

のだと。


そして母親らしき人物の声がもう一声。



「今日は始業式と同時にあなたが転校してきたんだから!
遅れるのは許さないわよ!」



そんな声を聞き、俺は氷帝への転校なんだと思い知った。




**





「おぉ〜、でっけぇな〜。」


俺は今氷帝学園の校門前につったっている。

あのあと分かったことなんだが、俺の姓と名前はそのままで、中3、氷帝へ3年からの転入となっているらしい。

家族構成だって兄貴に親父に母さんに俺に猫。とまんまリアルの俺ん家。

性格だって、俺そっくり。

こんな神掛かった奇跡って起きるんだなぁ。

と、思って未だつったっていると。



「君、どないしたんや?」



アニメでよく聞いたハスキーボイスな低トーンに独特のイントネーション。

丸眼鏡を掛けた青髪は、忍足侑士!

俺は忍足の叫ぼうとしたが、忍足にすれば全く知らない奴が自分の名前知ってるってのも不思議に思うと勘ずき、



「てめぇ、誰?」



と、聞き返す。
忍足は俺の喋り方に驚いた顔をするが、自己紹介的なものをする。



「俺? 俺か? 俺は忍足侑士。
今日でここの学園の三年になるねん。」



ああ、ここはアニメとは時間の流れが違うんだ。

俺のいたリアルと同じ時間の流れなんだ。


と、そう悟った俺。


「君は?」


忍足に聞かれ俺は、自己紹介をする。



「俺は赤嶺いおだ。今日から氷帝に転校してきた三年生さ。
こんな身なりだけど、一応女な。」



とりあえず、俺は自分を女だと告げとく。

リアルじゃよく間違えられてたからな。こんなにでっかい胸があんのに。

俺は少し不機嫌な顔をする。

忍足が悪いわけでもない、ましてやこの状況が嫌な訳ではない。

と言うかコレで嫌とかそんなわけない。

ただ、俺はなんでテニプリワールドにトリップしたのかが謎だった。

すると今まで黙っていた忍足が口を開く。



「自分が女やなんてその胸見た分かるわ。

それは置いといて転校生やってんなぁ、通りで見たことない赤髪女やと思たわ。」

「そりゃどうも。」



俺は素っ気なく返して歩き出した。

4:アポロ◆A.:2015/07/23(木) 22:26 ID:.DE

noside



「なぁユーシ、さっきの奴誰だ?」

「今日から転校してきた赤嶺さんやて。
同い年やで。」

「へー。」



赤嶺の歩いていった方を眺めつっ立っていた忍足に向日が声を掛けた。

向日の後ろには宍戸が相変わらずの帽子をかぶって居た。


始業式、会長である跡部の跡部による跡部の為の言葉が終わり、転入生の紹介。

今回の転入生はただ一人、『赤嶺いお』だけだった。


跡部は目を見開いて赤嶺を見た。


【氷帝】を転出していくのは分かるが、【氷帝】に転入してくるのはほとんど無いからだ。


転入には転入テストと言う難関が氷帝学園には存在し、それはいきなり始めるものであって、テスト勉強なんてする暇を与えずテストを行う。


だが、それに合格、ましてや満点など前例が無い。

これには流石の跡部も驚いた。


赤嶺はリアルでの成績は全国模試一位、運動神経その他もろもろ抜群。

と、天才と呼ぶしかない超人で、詰め込み過ぎな気もするが、それが彼女だ。


紹介が終わり、クラスを赤嶺は伝えられた。



「俺は俺は〜♪ ……っと。」



赤嶺は先生から渡されたクラスのプリントに目を通し、自分のクラスを発見した。

同じクラスには宍戸と名前が書いてあり、あぁ宍戸が一緒か!


と考えていた。


**

赤嶺side



まぁ始業式は恐ろしいくらい何事も無く終わった。


俺は疲れて近くの公園へと寄り、一人ベンチにドカッと座った。



「氷帝ってこんなに人数居たんだな、俺人混み苦手なのに。

青学でもいけばよかった、いや。俺の決めれたこっちゃねぇけど。」



俺は一言呟き、空を見上げた。


空はまだ青い。まぁ当然と言えば当然だけど。

今日は午前で終わりだからな。



俺はしばらくのあいだ空を見上げて時間を潰した。


**

宍戸side



「ねぇ君〜、俺らと一緒に遊ばn」

「断る。」



変な輩に絡まれている転校生、赤嶺を見つけた。

アイツは俺のよくいく公園のベンチに一人座って居て、二人の男に絡まれている。

いわゆるナンパってとこか?

てか即答されてるし、拒絶って奴か?

なんて俺が考えていると、強引に腕を引っ張られ、連れていかれそうになっている。


__ヤベェ。


俺が鞄を持ったまま赤嶺の方へ駆け出すと、


『スパパンッ!』


と軽快な音が少し赤くなり始めた空に響いた。

俺は信じられない光景を眼前に唖然としていた。


赤嶺が一人の男を右手で、もう一人の男はもう片方の手で投げていた。

意味も分からず投げ飛ばされた男はドシャッと言う効果音を立てて後ろへ落ちた。

そして赤嶺は睨みを利かせた顔を後ろの男たちへ少し向け、



「触んな。」



と冷たく言い放った。

男達はヒィィ! と情けない声をあげて逃げていった。

5:アポロ◆A.:2015/07/24(金) 14:00 ID:.DE

訂正。宍戸が帽子を被っていると言うところがありましたが、それは違いました。まだ長髪ですよ〜……。
**

「ふぅ。」

俺が雨雲に覆われた空を見上げて溜め息を着いた。今時こんな古典的なナンパの仕方があったんだな。 何て思いながら再びベンチへと座った。すると、隣に缶コーヒーが差し出される。手の伸びている方に目をやると、そこには、

「よぉ。」

宍戸が居た。俺は知ってるけど、忍足の時同様「お前誰だよ。」とコーヒーを貰いながら返した。

「俺は宍戸 亮、てめぇと同い年だ。さっきナンパされてたの、投げ飛ばしたろ。」

「俺は赤嶺……って知ってるか。なんだよ、見てたのか。」

なんて話をしていた。そして俺が聞いた。

「お前、テニスしてんだろ?」

「何でしってんだ!?」

宍戸は驚いたように言って、俺は「お前が一年の時に跡部って奴に二対一で負けてたの偶然見た。」と言っておいた。

「あれから、テニスは強くなったのか?」

俺がなんとなく聞いた。すると宍戸はいきなり立ち上がって俺の胸ぐらを掴んで持ち上げた。

「何を偉そうにっ……知ったような口を聞くんじゃねぇ!!」

宍戸はあのときのことを根に持っていたのか、初対面の奴に言われたのが気にくわなかったのか、はたまたそのどちらともなのか。俺は宍戸の胸ぐらを掴んでから告げた。

「悔しいか? 悔しいなら俺と喧嘩でもして発散するか?」

「上等だ。」

その時、雨が降り始めた。傘なんてねぇや。そんなの気にせず喧嘩を始めた。俺らは取っ組み合いの喧嘩になって、宍戸は俺が女だからなのか、顔は狙わなかった。取っ組み合いで、転がってそのまま池に落ちた。そこで疲れはてた俺達。

「お前やるなぁ。」

宍戸の一言。続けて「俺とタイマンはる女子が存在するとはな。」と言った。

「宍戸は……強ぇよ。」

俺が池に座って宍戸を眺めた。「なんだよ。」と恥ずかしげに頭を掻いた。

**

「っしゅん!!」

あー、おニューの制服がびしょ濡れだ。母さんになんて言おう。ま、どーにかなんだろ。なんて考えながらいまだ雨が降り続ける空を見上げた。雨はやむどころか勢いが増してきている。俺はなんとなく不安になってふらふらと傘も持たずに歩いていた。ここは普通より少しだけ人通りが少ない。しばらく前を見ずに歩いてく。するとドンッと真正面から誰かにぶつかって、俺の体はしりもちをついた。

「ってぇ……。」

「わっ、ゴメン!! だいじょぶ!?」

俺はソイツを見上げた。この声、この陽気なたちふるまい。まさかと思い傘で隠れた顔を覗いた。 その顔は、菊丸英二。その顔を見たとたん俺の目から涙が流れた。会えたから嬉しかったんじゃない、心配してくれたから嬉しかったんじゃない、俺の中にキツく外に出さないように隠してあった不安が安心して溢れたから。

「え、え!?」

菊丸はいきなり泣き出した俺に戸惑い、手を伸ばした。「痛かった!? 怪我してない!?」なんて心配してくれて。俺はかすれた声で、「俺は大丈夫だよ、心配するな。」と告げた。なんで菊丸に会ったのかなんて疑問に思わない。思ったら敗けだ。菊丸は近くの屋根のあるところに俺を連れてって部活用のタオルを貸してくれた。

「どうしたの? 君、氷帝の子でしょ? あ、俺菊丸英二ね!! 英二で良いよ!」

「俺は赤嶺いお。いおで良い。
ここに居るのは何でなのかよく知らないね。帰り道は覚えてるけどさ。英二は青学だろ?」

俺の言葉にうんうんと英二は頷いた。とりあえず話していたら仲良くなって、ケータイのアドレス交換して、英二が家まで送ってくれた。

「サンキュ、今日会ったばっかなのに送ってもらって。」

「いーのいーの! じゃね!」

英二は駆けて行ってしまった。

**

宍戸side

「おはよう宍戸〜!」

向日が朝の待ち合わせ場所に俺めがけて駆けてくる。その後ろには忍足。俺の後ろには長太郎。

「なぁ聞いてくれよ。」

「なんや宍戸?」

俺の言葉にみんな耳を傾けた。

6:アポロ◆A.:2015/07/25(土) 14:08 ID:.DE


宍戸は昨日赤嶺と喧嘩した事を洗いざらい話した。



「って事があってな。」

「ほー、見たときからそうかおもとったけど、根性あるなぁ。」

「喧嘩したとき俺達テニス部を色眼鏡で見てねぇって事が分かった。」



みんながそれに同意し、いつの間にかついていた教室へそれぞれ足をのばした。


**


「おーす。」



宍戸が教室のどあを開けた。
クラスメートはほとんど居て、宍戸が最後だった。



「お、赤嶺。昨日怒られなかったか?」



ドアのすぐ側の席の赤嶺に宍戸は声を掛ける。

赤嶺は「おう、めっちゃ叱られた。」と超ご機嫌で宍戸に返す。



「お前、叱られたのになんでそんなに嬉しそうなんだよ。ドMか?」

「バカ、誰がドMだ。」

「じゃあなんだよ。」

「俺が嬉しい事。」

「なんじゃそりゃ。」



なんて会話があった。


**

放課後。



「授業長かったなぁ〜。」



俺は校内をブーラブラ。だってこの学校ひれぇんだもん。

しゃーねぇしゃーねぇ。


なんて考えて歩いていると、ドンッと誰かにぶつかった。



「ッテェ……。」



俺は顔を押さえる。くっそ、身長たけぇ……。


なんて考えてたら、「おい。」と声を掛けられる。

「あぁん。」

なんて返してその人物を見てみると、



「跡部。」

「ぶつかっといて呼び捨てかよ。何様だてめぇ。」

「あ、すまん。」

「……お。赤嶺か? お前。」



なんて会話で、跡部が俺の名前を呼んで、「ほへ?」なんてまぬけな声を挙げた。



「そうか、お前か。」

「え? は?」

「いやなに。忍足どもが、俺達の事を色眼鏡で見ない女が要るってな。」

「あ、あー。」



なんて俺が納得してると、跡部がこう言った。



「なんでてめぇは俺達を色眼鏡で見ねぇ?」

「は? そりゃだってよ、まぁおんなじ人間だし。

逆に俺はキャアキャア言ってる女の思考回路が理解不能だ。」



と、ひょうひょうと返した。跡部はほぅと興味深げに俺を見た。

そして、一言「じゃあな」と言って言ってしまおうとした。

したから、



「オーイ、丁度良いや! テニス部マネージャーやりてーんだ。
どーしたら良い!」



そう聞くと、じゃあ俺についてこい!と叫んで俺は跡部に付いていった。

7:アポロ◆A.:2015/07/25(土) 16:03 ID:.DE




「おい赤嶺! こっちだ!」



なぜか跡部に手を引かれてテニス部へと共に向かわされている。

あの……とりあえず離して貰えるかい? 女子の視線が半端ないんだけど。

そんな目をしながら跡部をジットリとした目で見上げる。

するとヒソヒソ周りから声が聞こえる。



「なに? 赤嶺さんだっけ? なんで跡部様と手を繋いでるわけ?」

「有り得なーい! 消えちゃえばいいのにっ!」



何て声がそこかしこから。『ウッザ。』そう心で呟きながら、跡部に付いていった。

すると跡部はくるりと方向転換。先程俺の悪口を言った女子の方へ行く。

目の前まで行くと、



「そう言うことはいってんじゃねぇよカスが。」



そんな一言をキツい視線と共に振り掛ける。

その子達はもう涙目だ。

そして俺は跡部を蹴飛ばした。



「ってぇ!! 何すんだ赤嶺! キングであるこの俺様に!」

「知るかアホ! キングだかなんだか知らねーけどさっき言ったように俺から見りゃおんなじ人間なんだよバカが!
女の子泣かすキングがこの世のドコに存在すんだよこの野郎!」



そんな俺達二人の言い合いに先程まで俺の悪口言ってた奴含めさっきの涙目の女の子は呆気に取られている。



「あ、あの……赤嶺さん。
私達なら、もう大丈夫ですから、ねっ。」



なんて苦笑いされて逆に宥められた。

俺は泣き掛けだったその子達が気が気でなくて、



「え、マジ? ホントだいじょぶか?
ゴメン跡部の『大バカ』が。」

「いい加減にしろよ赤嶺!」

「うるせーっ!! ちゃっちゃと行くとこ連れてけ!!!
もとはと言えばお前が」

「分かった! 連れてくから少し黙れ!」



と言う事が有りまして、跡部に言うことを聞かせて、目的地に連れていかせました。

8:アポロ◆A.:2015/07/25(土) 16:26 ID:.DE



「着いたぜ。」

「テンキュ~……!」



到着したのはテニス部部室前。
俺は跡部に礼を言ってから質問を投げ掛けた。



「で、俺ここ来るまでに考えたんだけどさ。
言っても良いか?」

「何だ? 言ってみろ。」

「俺やっぱマネージャーやめとく。」

「アーン!!!??」



跡部は俺の意外過ぎる答えにやけに驚いたように言った。



「何でだ……?」

「イヤな? さっきの女の子見てさ、やっぱ俺別の部に入った方が俺の為にもなるしあの子らの他のにもなるだろ。

っちゅー訳で、俺は文化部に入る。案内してくれた後でわりーな。」

「そうか、自分で決めたなら仕方ねぇな。
止めねーよ。」



跡部はそう言ってから、ぶつぶつ一人言を呟いた。

俺はそのあとこう告げる。



「お前らが良かったら時々見に来ても良いか?」



その言葉に跡部はパッと俺を見て「そうしてくれ。」とハハンとムカつく笑みを見せた。


**


数日後、俺は帰宅部を貫き通した。

陸上部や美術部、宍戸の話を聞いてか柔道部からの熱烈な誘いを断って行き着いた先が帰宅部。


だがその数日間の間、男子テニス部を見に行っていたため、テニス部の跡部を始め、忍足や向日、ジローやチョタとも仲が良くなった。

多分アイツらと一番仲良い女友達って俺ぐらいじゃね?

なんて考えれるぐらい仲がよくなって、宍戸のついでに俺を誘いにテニス部がよく教室に来るようになった。

9:アポロ◆A.:2015/07/25(土) 16:48 ID:.DE



「オーイッ!」



ある四月の上旬の土曜日。

俺は制服のまま、聞き覚えのある声に呼び止められた。



「いおーーーっ!」

「お、英二!」



俺は、はにかみながら手を振る英二に手を振り返す。

セレブな住宅街は息苦しく、今日は青学方面にブラブラ学校帰りで散歩していた。


駆けて来る英二にいまだ手を振りつつ迫ってくる英二に俺はだんだん笑顔が薄れる。

おい、まてまてまて。このままじゃ……。



「イェーーーイッ!」

「おわあああああああああっ。」



抱き付いてきた英二にバランスを崩し転倒した俺。

ただいま倒れた上から抱き付かれた状態だ。

うん、あれだな。周りの視線が痛いほど突き刺さって来るな。うん。

すると、一緒に居た青学メンバーの越前、桃城、大石、不二、手塚が抱き付かれたまま心底うんざりした顔で苦笑いする俺を見た。

そしてなぜか不在の海堂、乾。



「あー、英二? とりあえず退け、重たい、うっとうしい。」

「えーっ!? 酷いー!」

「いや、そういう反応は良いから早く退けっての。」



俺の睨みが利いたのか、不本意ながら英二は渋々退いた。

青学メンバーがわらわら駆け寄ってきて、まず不二が言った。



「英二、どうしたの。いきなり駆け出したと思ったら近くに居た子に飛び付いて。」

「まさか英二、その子が赤嶺さんか?」



大石が不二の次に発言し、英二はそれに満面の笑みで頷いた。

俺はそんな英二を見ながら「いてぇ……。」と体を起こした。

頭をガシガシと掻いて、地面にあぐらをかきながら俺は下から青学を見上げた。



「ども、赤嶺です。」



俺は立ち上がってスカートの汚れを叩きながらそう言った。

10:アポロ◆A.:2015/07/29(水) 13:10 ID:.DE



「なんか……赤嶺さんって……。」



不二が口を開いた。次に大石、桃城、同じく不二が口を揃えてこう言った。



「男の子っぽいね/ッスね/な。」



俺はそれに苦笑しつつ、「悪かったな。」と言い返した。

すると英二は、



「いおはなんでここに来たの? 俺に会いに来たの!?」



何てことをさらり、と普通といってのけた。

俺はちげーよ。と言って、「ただの散歩。」と英二に告げた。



「じゃな。」



俺はそういって英二達青学組と別れた。



**



「おはよう。」




俺が教室のドアを開けた。そこには部活を終えた宍戸が隣の席に座っていた。



「赤嶺! 今日は腕相撲で勝負だ!!」

「いーぜ! 今日も負けねーよ!」



俺と宍戸はあの件以来なにかと勝負するようになった。

結果は俺の全勝。宍戸、スペックは高いけど、俺の方が高いのだ!



「あ、オーイ忍足!」



俺が通り掛かった忍足を呼び止めた。



「なんやねん赤嶺。」

「「お前立会人やれ!」」

「またか。今日はなんやねん。」

「腕相撲だぜ!」

「ハイハイ、構えてや。」



忍足が嫌そうに了承。

俺達はかまえた。

11:アポロ◆A.:2015/09/21(月) 22:12 ID:4/o






俺、赤嶺いお。ある男に、恋されました。





とある大阪のところお笑い中学、四天宝寺。
そこで俺は恋に落ちられました。

それは四天宝寺、氷帝、青学の三校合同合宿のこと。



「唯一無二のマネージャー、赤嶺いお、よろしくな。」



あぁ、なぜこうなった。なぜ俺がマネージャーをやらされるんだ。ああもうわかんねぇ!
そこらからかっこいいとかかっこいいとかかっこいいとか。うるせえうるせえうるせえ!



「じゃあ今日のメニューを発表す「跡部来やがれ、話がある」……忍足、後は頼んだ。」



俺は跡部の肩を掴んでもう片方の親指でびっと背中の方を指差した。



「で、話ってなんだよ。俺様は練習があ「いやそこどーでもいい」良くねぇよ。」

「ひとつ聞きたい、なんで俺がマネージャーやることになってんの? なぁおい。」

「忍足からの強い希望だ。」

「よっし忍足ブチ殺す。無惨な姿にしてやる!」

「お、おう……まぁ頑張りゃいいんじゃねぇの?」

「っちゅーわけで、呼んでこい。」

「俺様はお前のパシリじゃねぇ。」

「黙って行け。」



と口論勃発。跡部が折れて忍足呼びにいったけど。

で、忍足呼んでこいっつったのに、従兄弟君まで居るんだけど。



「跡部殺そっ♪ その前にてめぇだ忍足。」



忍足に視線を向ければ従兄弟君しか居らず。くそっ、あのエセメガネ、逃げたな。
あら、従兄弟君が怖くてヒヨコになってるよ。本当は謙也って知ってるけど。



「ねぇヒヨコ君。」

「は、はい……?」



あ、めっちゃ怯えてる怯えてる。何こいつ可愛い。




「君って足が速い?((知ってるけど」

「おん! めっちゃ速いで!」

「じゃああの変態色エセメガネをつれてくてくれるかい?」

「え、エエよ。」



ヒヨコ君は行ってしまった。そして俺は「出てこいクソメガネ」と呼ぶ。



「なんや気ぃついとったん? 俺のこと大好きやなぁホンマ。」

「うん、俺お前のこと大嫌いさガチで。死ねと思ってるし。」

「で、話はなんや?」

「いやぁ、ちょっと……俺を無理矢理マネージャーにしたから、殺そっかなと。」

「いやいや、それ目ぇ据わっとるからマジやん、俺ホンマ死ぬ。」

「じゃあリストカットでもして死ね。そしてその死体を俺がバラバラと八つ裂きにしてやる。」

「怖くて目ぇみれへん。「見るなきめぇ。」イヤや。」



このあとヒヨコ君に見つかったから、と後で言おう。そしてこいつの半死体を叩き付けてやろう。

12:アポロ◆A.:2015/09/21(月) 22:27 ID:4/o

そしてこのあとです。

とりあえず謙也とも自己紹介を終え、謙ちゃんと呼ぶことにしました。

で、今。



「えー、と退いてくれ。」

「……。」



なんや大勢の前で四天宝寺のピアス君に壁ドンされてるんだが。

忍足、唖然(ざまぁ)菊丸、悲しみ(ありがとう)
跡部、嫉妬を覚えた(ノーコメント)
その他、跡部と一緒。



「ピアス君? 退いて……。」

「……。」

「あの、退い、退……退いて。」

「あ、あかん。」

「赤嶺……キレるのか……?」

「跡部黙り。」

「えーと。退け☆
俺の理性が切れて襲われたいか?」

「……ん。」



あ、やっと退いた。良かった。そしてピアス君この一言。



「この人、アホやろ。」



俺のどこがアホだ。跡部と成績張り合えるんだぞコラ。



「君こそピアス五個もつけてバカじゃねぇの?」



もうやけくそだ。嫌味たっぷりに言ってやった。そしたらこのピアス、笑い出した。



「え……。」

「あかんっ! コイツいおに近付けたらあかん!」

「おいコラ、名前で呼ぶんじゃねぇよ忍足。」

「じゃあ俺の事侑士言うて? 忍足二人居るか「片方もう名前だから」嘘やん」


「とりあえずピアス君は何がしたかったの?」

「知らん。///」

「え、なぜデレた?」



え、ちょっと待って、なんでデレた? あ、この子ツンデレ君?
なぁーんだ、この子ツンデレだったのか、悪かった悪かった。

13:アポロ◆A.:2015/09/22(火) 09:59 ID:4/o


ってさっきののは恋される一歩手前だ!! あれは翌日だよ。
翌日、朝練の準備がありましたぞくぞくと集結する選手達。



「重い重い重い。」



俺が人数分のドリンクを運んでいると。



「あ、赤嶺ちゃんやん。」

「誰だ赤嶺ちゃん。」



白石とか言うのが近付いてきました。



「持とか?」

「結構だ。」

「持「しつけぇよ。」はうっ。」



え、何さっきのはうっ、て。え、待って。可愛いなんて思ってないぞ。断じて思ってないぞ!!



「俺白石蔵ノ「いや知ってるからどっか行け」はうっ。」



あ、ちょっと!! 鼻の奥に鉄臭い匂いがあるんですけど!! 可愛いなんて思ってないぞ!!



「持「いやだから良いって。」可愛いわぁ。」



お前がな。と思った俺は馬鹿でしょうか?



「俺のどこに可愛い要素が有るんですか。」

「可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い」



うわ怖っ、え、何この子怖い! 怖い怖い。
近くにいた謙ちゃんの背中の影に隠れました。



「謙ちゃん謙ちゃん。あいつなに? すっげえ怖い。」

「赤嶺気に入られたな。」

「あんな狂気に満ち満ちたのに気に入られたって嬉しくねぇよ!」



俺の中の白石君は優しいの! 強いの! こんなに狂気に満ち満ちてないの!

くそう、イメージぶち壊しじゃねぇか。



「赤嶺ーーーっ。」

「謙ちゃんっ!」



飛び付こうとして来た白石を謙ちゃんでカバー。白石が謙ちゃんに飛び付いてる。

BLだぜ!



「ちょ、お前、赤嶺!!!」

「赤嶺ーっ逃げんと居ってーー!」



あたし逃走。安全な宍戸の元へ。



「宍戸おおおおおおおおおおお?」

「なんで疑問系なんだよ。」



宍戸の影に隠れた。いまだにきゃーとか可愛い声で可愛い顔しながら追ってくる白石。
宍戸は顔をひきつらせました。



「赤嶺好きやあああああ!」



結果、恋されました。

14:アポロ◆A.:2015/09/25(金) 22:39 ID:4/o




「赤嶺っ♪」

「……重い……。」

「いーおっ。」

「名前で呼ぶな。あと重い。」



俺、赤嶺いお。只今昼食中、後ろから白石に抱き付かれてます。ってかてめぇとっとと飯食いに行けよ。



「いおいおいおっ。」

「気持ち悪い! とっととどっか行け!」

「いやや!」

「ちょっ、ああああ跡部! 謙ちゃんでも良い! この変態をどうにかして!」

「自分でやりやがれ。」

「跡部君酷い!」

「俺も参戦!!」

「英二いいいいいいいい!!」

「なんや菊丸、お前もいお狙いか!」

「うるせぇよ! 白石てめぇはさっさと失せろ!」

「エクスタシー!!」

「もうやだ何この子!」

15:アポロ◆A.:2015/09/27(日) 21:42 ID:4/o



「……あの……。」



ぎゃあぎゃあぎゃあ



「えーと……。」



うわあああああ



「その……。」



わあわあわあ



「出ていけ。」



いままで合宿に用意された自室で俺はくつろいでいた。

なのに。


英二とその付き添いとして来た不二、それと跡部、忍足、変態と見張りの謙ちゃん。あと財前君と、喋ったこと無いけど一氏と小春ちゃん。



「マネージャーの部屋って広いんね〜!」

「まぁ、跡部が用意してくれたからな。」



小春ちゃんに話し掛けられ、そう返すと、「かっこエエわ!」とロックオンされた。やめて、一氏さんが後ろで俺を睨んでる。怖かったので謙ちゃんの肩を叩く。



「なんや赤嶺。」

「バンダナ君怖い。」

「ユウジか。ユウジー、赤嶺が怯えとるで〜。」

「ちっ」

「おい、舌打ちしたよな、絶対したよな。おい一氏。」

「いお怖いん!? じゃあ俺の胸に飛び「謙ちゃん、隣居て良いか?」つれへん!」



あぁおぞましい。アニメならかっこよかったのに、あいつハァハァ言いながら言うとりまっせ((おい



「赤嶺さん、謙也さんそない頼りになりますか?」

「うん。」

「そもそもなんで忍足謙也なんだ?」

「うるせぇよ跡部、謙ちゃんはテニス部で誰よりも安全なんだよ。」

「それって忍足を男として見てないって事にならにゃい?」

「可愛い英二正解! そー言う事になるな!」

「え、これ俺褒められてんの? けなされてんの?」

「どっちもじゃないかな。」

「ブラック不二さんだ〜。」

「とりあえず謙也さんはヘタレっちゅーことで。」

「せやせや。嫌われてまえ」

「白石死ね。謙ちゃんけなすな。」

「財前はエエの!!?」

「財前君は良いんだよ。謙ちゃんをけなさない財前君なんて、ぜんざいに白玉が入って無いようなもんだ。」

「“いお”さん分かっとるやないですか。」

「財前今いおさん言うた! 怒らなあかんところやろ?」

「別に。」

「俺と氷帝の忍足君だけ!!?」

「俺を巻き込まんといて。」

「そーゆーこった。」

「「酷い!!」」

16:アポロ◆A.:2015/09/28(月) 21:45 ID:4/o



「そうだ。」



赤嶺はポンと手を叩いて思い出した。

それに首をかしげる一同。赤嶺は椅子に座ってノートパソコンを触り出した。



「♪」

「赤嶺、何してるんだ?」

「アホ部。見てわかんねぇ? 作曲だよ作曲。俺、ネットで曲作ってアップしてんの。」



その言葉に反応したのは財前。



「いおさん、それマジっすか。」

「おう、まじまじ。」

「なんて名前で作ってるんですか?」

「えーっと……『IO』だけど。」

「……まじっすか。」

「え、なに?」



赤嶺を見たまま固まる財前に赤嶺は顔を覗き込んだ。
財前は顔を輝かせて、



「ぜんざいPって知ってます?」

「うん。よくネット文で喋ってるし。」

「ぜんざいP……俺っすわ。」

「え……マジか! 嘘マジか! え、マジか!」



二人でわあわあと楽しげに喋り出したのを見て気分を悪くする跡部達ご一行。

そのとき、赤嶺はこう思っていた。

リアルでも『ぜんざい』Pさんと会話してたけど、まさか二次元から会話してたとは……ネットも捨てたもんじゃねーな!

と。赤嶺は財前とわきあいあいと話す。



「もー、ホンマビビりましたよ。『IO』Pさんがいおさんとか。」

「おー俺も俺も! 『ぜんざい』Pさんが財前とか、すっげえビックリした!」



どちらからもなく手を握り二人して目を輝かせて、上下に激しく振る。
両手を握り合いぶんぶんと振り回す二人を見て他の人たちは『恋愛感情は無し』と判断し、安心した。

17:アポロ◆A.:2015/10/02(金) 23:58 ID:4/o

合宿も終わり、みんなでバスに乗って帰り始める。
四天宝寺とか大変だよな。大阪じゃん。

そうして帰ってきた我が氷帝学園。俺はここに帰ってきたかったんだ! マジで!



「うるせぇよ赤嶺。」

「あら? 聞こえてたの跡部君、趣味わり〜♪」

「うおっキモちわりぃッ!」

「死ねアホ部。」

18:アポロ◆A.:2015/10/03(土) 23:42 ID:4/o

設定の訂正です。
赤嶺ちゃんの胸はぺったんこです。
極貧乳です。無いに等しいです。ごめんなさい後から。

19:アポロ◆A.:2015/10/08(木) 22:00 ID:4/o


自分のクラスにて、宍戸とお話中な俺。

『うぇーい宍戸ー。』

「んだよ赤嶺。」

『明日からまた合宿ってマジ?』

「マジだぜ。」

『しかも四天宝寺と青学。あと立海?』

「おう。」

嫌だ。白石に会うのは嫌だ。

「あ、そうだ。四天宝寺にマネージャーが二人入ったんだってよ。
一人はミーハー女、もう一人は白石達の事すら知らなかったノリの良い男らしいぜ。」

『良かった。俺一人とかマジ死ぬ。白石の面倒なんて見てらんねぇ。とりあえず男の方に助けを求めよう。(四天宝寺にそんなの居たっけ、まぁ良いや!)』

「菊丸は良いのか?」

『英二は良いの! 俺の癒しなの! 俺のなの! 命に代えても守りたい子なの! だから良いの!』

「言ってる事めちゃめちゃだぜ。跡部が聞いたらどうなるか。」

『跡部……俺あいつ好かねぇ。俺様って、んーな好かね。』

「誰が誰を好かねぇんだ。」

『俺が跡部を……ってうわぁ!!』

「んだよその化け物でも見たような顔は。」

『ははーん残念! 悪かったな跡部。俺は元々こんな顔付きなんだ、はっ!(鼻で笑う)』

俺の態度にいらっと来たのか、ピクピクと頬をひきつらせる跡部。バーカバーカ!

「そりゃ残念だったな。四天宝寺のマネージャーの写真を見せに来てやったのによ。」

『マジか。宍戸、見るぞ。』

「はっ、素直じゃねぇの!」

とりあえずほざいてる跡部から手にもっていた封筒を奪い取り、写真を見て、驚愕した。

『なにこいつ……。』

俺が最初に見たのは四天宝寺テニス部レギュラーメンバーと楽しげに笑っている超絶イケメン。

「ん?」

と覗き込んだ跡部は「あぁソイツか」とあっけらかんとした顔を見せた。

『……こいつ、誰?』

俺が聞くと宍戸が口を開いた。

20:アポロ◆A.:2015/10/08(木) 22:06 ID:4/o

「そいつがさっき言ってた四天宝寺マネージャーの男だよ。」

「名前は確か……『涼風いおり』だったか?」

『嘘マジ!!? 俺と名前一文字違いじゃん!』

っていうか何この超絶イケメン!! めっちゃカッコいい!!! リアルでは跡部が一番イケメンって言われてたけど下手したら涼風さんの方がイケメンだと思う!

『へー、会ってみてぇ。普通にカッコいい。』

「「!!?」」

『涼風君か〜。』

「いお! お前、こんなやつが良いのか!!?(汗)」

『うるせぇ跡部!』

とりあえず跡部を沈めて(字! 字!)おっと、静めて、明日を待ちきれないと言う気持ちで胸がいっぱいになった。

……無いけど。胸無いけど! AAカップですけど!

そこは放って置いてくれ。

21:アポロ◆A.:2015/10/10(土) 09:16 ID:4/o

そして合宿所で他校を待ちつつ練習していると、四天宝寺が最初に来た。

みんなゲラゲラ笑ってる。っていうかマネージャーの女の方ブス。厚化粧に常にくねくねしてて上目使いのつもりなんだろうけど半目向いてる! 気持ち悪い! あ、よく見ると四天宝寺メンバーも若干距離をとってる。

そう思いつつ練習中のがっくんやチョタやらにドリンク渡してそこら辺ふらふら歩いていると、白石に見つかって飛び付かれた。

『うわっ!』

「いおおおおおおお! 会いたかったでえええ!」

『俺は会いたくなかった。ぎゃ!!』

「めっちゃ好きやあああああ!」

『とっとと練習しろ! 離れろ白石てめぇ!』

そんな感じに言い合いをしていたら、一人の男の子が白石を俺からひっぺがした。

「誰や知らんけどやめろ!」

白石が多分そんな感じに叫んでその人の頭を叩いた。白石が振り返ればめっちゃ怒られてた。怖い。っていうか誰この超絶イケメン。(リアルは直接会わないと覚えられない)
男は俺に手を伸ばし、「悪い! うちのへんたいが」的なことを話はじめて、自己紹介をして俺は立ち上がった。
そう、こいつは跡部の言ってた涼風いおりだ。
やべぇ、めっちゃかっけぇ! そのいおりは謙ちゃんと同じ雰囲気の奴で、白石より色々と強いと言うことが分かった。

「赤嶺さん。大丈夫か? 怪我は?」

『ねーよ。っていうか赤嶺さんやめろ。いおって呼べ。』

「……いお?」

『っしゃぁ!』

とりあえず学校全部揃ったから、練習して俺達が泊まる建物に入った。


書き込む 最新10 サイトマップ