ボカロ小説〜リンの恋

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1:あっぷる:2015/07/27(月) 22:40 ID:BUI

こんにちは!あっぷるです。
ここではボカロ小説リンレンを載せようと思っております。
もちろん、他の人も載せてくれるとありがたいです。
また、誰も来なかった場合はあっぷるの小説保管所と化します♪

ルールは「荒らし断」です。

それじゃ早速開始♪

2:あっぷる:2015/07/27(月) 22:55 ID:BUI

挙げますね。


自己紹介

鏡音リン
ボカロ高校1年生。ルカとグミの親友。
好きなものはみかんと音楽。
生徒会会長=3年よりも頭が良い?
ギター、ベース、キーボード(ピアノ)、ドラム、ヴァイオリンその他色々な楽器を扱うことが出来る。
バンドではキーボード兼メインボーカル。
好きな人がいる。
元気で明るい性格で可愛いため、モテる。ど天然な為、リンに「付き合って」と告白すると「いいよ、どこに?」と返される。

鏡音レン
ボカロ高校2年生。ミクと幼なじみ。
好きなものはバナナと音楽。
生徒会副会長。
キーボードとギターを扱える。バンドではギター。
何かとリンを気にかける。
こっちも頭が良くかっこいいためモテる。しかし本人はクールな性格。ミク以外と喋るところを見たものは少ない。
女子は話しかける勇気がないため、密かにファンクラブを作っている。クラブ長はギャルっぽいので良く話しかけるが目から冷凍光線をくらう。

ボカロ高校---私立ボカロ学園の高校。学園が広すぎて迷子になる1年生もいる。

生徒会---メンバーは鏡音リン、鏡音レン、初音ミク(書記・会計)、巡音ルカ(秘書)でやっている。
そして、このメンバーでバンドを結成しており、バンドは大人気。
ミクはドラム、ルカはベースをやっている。

初音ミク
レンと幼なじみ。

巡音ルカ
リンの親友(幼なじみ)。

神威グミ
ルカ同様、リンの幼なじみであり親友。

3:あっぷる:2015/07/27(月) 23:10 ID:BUI

リン→レン《かっこいい・憧れ・??》
リン→ルカ《憧れ・美人・大好き》
リン→グミ《可愛い・元気な子・大好き》
リン→ミク《羨ましい・綺麗な子・レンの幼なじみ》

レン→リン《ちょこちょこしてる・小動物みたい・なんか気になる・なんか心配》
レン→ミク《くっ付いて来てウザい・リンの方が可愛い…って何言ってんだよ俺////》
レン→ルカ《羨ましい》
レン→グミ《羨ましい》

ミク→リン《ウザい・キモい・どっか行け・レンから離れろ絶対私の方が可愛いね♡》
ミク→レン《好き好き好き好き好き♡もちろん私が好きだよね?♡》
ミク→ルカ《クズ》
ミク→グミ《カス》

グミ→リン《なんて可愛い子なの♡あー、もう大好き!》
グミ→レン《敵対心》
グミ→ミク《気持ち悪くない?リンの方が絶対可愛いよね?》
グミ→ルカ《お姉さん✴︎美しい・大好き!》

ルカ→リン《何なのよこの子可愛いわね、もう・誰にも渡さないわ》
ルカ→レン《はっ、あんたなんかにリンは似合わないわ》
ルカ→ミク《気持ち悪いんだけど、近寄らないで?・リンの方が可愛いわ》
ルカ→グミ《元気で何より・全く…こっちも可愛いんだから…////》

4:あっぷる:2015/07/27(月) 23:42 ID:BUI


はむはむ。ごっくん---

「5時30分になりました。目覚ますテレビの時間です。今日のラインナップは---」

うわっ、もう時間だ!急がないとっ。

「おーい、来たよー!」
明るい声を合図に私は家を飛び出す。
いつもこんな日常。

やっほー、あたしは鏡音リン!ボカロ学園高等部1年生。ま、自己紹介は上を読んでね!
リンの1日はグミとルカとの登校で始まる。2人とも大親友なんだ♪
こんな朝早くに家を出る理由?それはね、バンドの練習があるの。
グミちゃんはメンバーじゃないんだけど、マネージャーとして活躍してくれてる。
ここのバンドは生徒会から結成されてるんだけど…これも上を読んでね。


「おっはよ〜♪」
「おはよう」
「おはよう〜」
3つの声が重なって3人で笑いあう。
この3人で居られる時は、良いんだけどーーー


「早く、そこどきなさいよ」
「おいルカ、先輩への口がなってねーぞ」
「気安く下の名前で呼ばないでくれるかしら?レン先・輩♡」
「はいはい。早くやるぞ」
なんでかこの2人…レンとルカ姉がギクシャクしてる。
ミクちゃんは………

『喧嘩するほど仲がいいって事なのよ、リンちゃん♪』

とか言ってたけど少し不安かな?




「どうだった?リン、結構練習してきたんだけど…」
「リンちゃん、最近の声がかすれてきてない?練習しすぎも良くないよ?」
確かに少し喉が痛いかもしれない。ミクちゃんの警告ももっともだよね。
「じゃ、そろそろ教室行こっか。」
グミちゃんの声は透き通ってる。リンも少しは喉を休めないとね!


side MIKU

「ねーね、レン。今日は生徒会もないし、ご飯一緒に食べよう?」
答えは“うん”そう決まっているはずなのに-------

『今日はリンと食べてくる』

こんな事って……!私はおとぎ話が大好きだった。私にはいつでも幸せになれる【お姫様】になりたい夢ができた。
その中でも嫌いな話は“人魚姫”。ヒロインである人魚が良いことをしても救われない。こんなの、絶対おかしいじゃない。人魚姫は最後泡になって永遠に海から彼を見守るの。
----そこには、嫉妬の感情もあったのかな?


姫と王子がくっつくのに邪魔な存在----それは、王子と近い女性。幸せな日々を掴んだ姫はいつだって、王子の周りの女性を潰してきた。だから、私も幸せになるために………。

5:匿名さん:2015/07/28(火) 23:02 ID:ExM

ミクの扱いひどくない!?

むちゃくちゃ可哀想なんだけどw
そう考えると、リンも含めて皆凄い性格悪そー♪

6:鈴羽:2015/07/29(水) 00:23 ID:Rck

>>5
それ思ったww
みんな性悪wwwww

7:匿名さん:2015/07/29(水) 11:27 ID:Gws

>>6
ですよねww

8:あっぷる:2015/07/29(水) 13:13 ID:BUI

いや、みんなこれから良い人になっていきます!(特にミクには楽しく過ごしてもらいたい!)




私は何がしたいの?誰かを傷つけてまで、気に入られたいの?違う……私は…



「おい、今……お前の目、紅く光ってなかったか?」
「?そんな訳ないじゃん。幻だよ、あはは。」
人間の目が紅く光るって、怖いじゃん。
「はい、ミク。この問題を解きなさい。」
最悪だし。ホント、運悪いよなぁ。私って。レンと話せるだけで幸せなはずなんだけどな……


………はぁ。私はレンに見られてないのかな?レンは、リンちゃんが好きなんだよね?
幼なじみだよ?そのくらい分かるよ。……ねぇ、どうやったら救われるの?
『ふふふ……だったら------』


「ミクさん?ちょっと、ミクさん!」
「え?あぁ!ごめん、ごめん。」
ヤバい、聞かれてないかな?
「本当に大丈夫か?」
グミちゃんとレンの言葉は…信じていいのかな?ウソじゃないかな?また………友達無くすのかな?
人間なんて所詮口先だけ。上辺だけの言葉に惑わされたらお終い。
………だけど、それでも、夢を見ていいよね

《人魚姫、貴女も…夢をもっていましたか?》



「………好き…」



「え?何か言ったか?」
「みんな……大好き…お願い、離れて行かないで……」
これは本音じゃない。本音じゃないの…!私はこいつらが嫌い、嫌イ、キライ………
「大丈夫だ。絶対、離れねーからな」
ねえ、私の頭をポンポンと撫でるその手の持ち主は……素直なの?



side LEN

俺はミクが嫌い。そう、嫌いなんだ。でも、一方的に嫌う事なんて、出来ない。
だから、相手にも嫌いになってもらう。…………だけど。
『本当に嫌いなら、気遣わなくてもいいんじゃない?』
俺が嫌いなのはミクと知らずに答えたリン。リンも、そうするのかな?



「ねえ、ミクちゃんさ…最近元気なくない?どうしちゃったんだろう…」
生徒会の仕事を終えて帰る途中。いつもは見せない悲しい顔。ミクは幸せ者だよな。
「あいつ…俺の幻覚かもしんないんだけど…時々目が紅く光る気がする…」
「やっぱり?リンもそう思ってたんだけど…ルカ姉たちは笑うの。」
あいつらも気づいているはず。

助けたい------




この時、4にんの気持ちは交わった---

9:あっぷる:2015/07/29(水) 20:43 ID:BUI

「レン……好き、です。付き合ってください。」


今日もイメトレ完了!…でも伝えられない。振られるって、分かるから。
この恋は失恋決定だな…リンちゃんには、敵わない………

『いいえ、必ず、叶えて見せるわ』


ーーーーーーーー恋慕ーーー



〜〜〜♪
「うん、こんな感じだね!ルカ姉たちはどう思う?」
「ま、いいんではなくて?」
「俺は個人の練習がしたい……」

「あはははははははははっ、はははははっ!!」

「ミ、ミクちゃん?!」
おい、どうなってやがる………ミクは…無事なのか?
「ね、ちょっと、あれ見て!」
「グ、グミちゃん……ミクちゃんの目が…紅くなって!」
「え、えぇ。前から気にはなっていたけれど、今回は特別長くてよ?」
助けないと………いや、あいつは嫌いなんだし今助けなければ死んだり……って!
何考えてんだ俺は!最低じゃねぇか!昨日…ミクは嫌いじゃないってことに気付いただろーが!

「あははははっ!やっと私は姫になれた!“恋慕の姫”にね!人魚姫さん、私、あなたのお仲間になりますよ!」

「悪霊の気配がするよ……」
「いや、気配じゃなくて悪霊だよ!いま、浄化してあげるからね!ミクちゃん!」

『浄化しないでっ!お願い…これ以上苦しみたくない…これ以上苦しんだら、リンちゃんを傷つけちゃう!』

「でも、こう話している間にもオーラが増してきていますわ。」
ちょ、待って。話が読めねぇ。悪霊?浄化?オーラ?意味ワカンネェ!
「あぁ、リンとルカは天然の巫女さん。リンは巫女の中のトップクラス。」
「み、巫女っ!?」
巫女ってマジでいたのか……。いや、ここは頼るしかない!
グミ(今まで嫌っていたけど…なんでだろ、憎めない。むしろ、好きになってきてる気がして…)
ルカ(私ったら、ミクさんを嫌いだったのに好きになってるなんて。おかしな話ですわね…)
レン(昨日までは気づいてなかったけど俺は…ミクが嫌いじゃない!)
リン(恋する少女って感じの可愛いミクちゃん…人生はまだこれからだよ!一緒に…楽しみたい!)

4人(だから…………助けたい……!!)

でも、俺の出来ることは無事を祈るだけだ。
リン、頼んだぞ…!!

『ひゃはははははははははははっ!!!』

「いざ……悪霊退散!!!」

10:あっぷる:2015/07/30(木) 20:31 ID:BUI

やった----のか?

「リン!!」
「…………」
返事がない?失敗……じゃねぇよな?おい!
「リンちゃん…リンちゃぁーーん!」
は?リンがどうした?!
「おいミク、どうしたんだよ!何があった?!」
「リン……相手の悪霊を自分に取り憑かせる技を使ったの。」
「は?でも、退散って……」
「その前にもなんか呟いていたでしょう?技を発する時に使う合図が悪霊退散なの。」
「じゃ、じゃあ……」


「この悪霊はかなり上級悪霊、『アヤメ』ね。私の力では浄化は無理ね…ま、大丈夫でしょうけど。」

リンには……さっきのが…
「全然大丈夫じゃねぇだろ!」
「あははっ、これのどこがクールレン君なんだろうね?笑っちゃうよ………今はそれどころじゃないんだけどね」
「どうやって…!」
「あなた、リンの力を舐めないことね。」


「うふふふっ。リン………好き…」
「そぉ?リンもアヤメちゃんと仲良くしたいな!これからよろしくね!」
「うふふ…こちらこそ……」

な、何だ、あれ。
「リンは取り憑いた霊を召喚して戦えんるんだ!ま、その前に仲良くならないとだけどね!」
「そこが私には無いところ。さすが、リンですわね」
「良かったんだよな………………?」
ミク、あそこでうずくまって何してんだ?


「ミク……大丈夫か?」
差し伸べた手。いつもなら返してくれる……はずなんだけど。
「ごめんなさい……私…私…!」
「いいよ、別に。俺こそ、悪かった」
「ふぇ?」
そう、謝るのは俺。前まで嫌いなんて。最低だ。
「お前の幼馴染失格だ……昨日まで、ミクのことが嫌いだった」
「え?え、ウソ……」
やばい、ミク泣きそう…
レンside fin


「でも、気付いたんだ。ミクの事、嫌いじゃないって。好きなんだ、って。」
え?嘘うそうそ、レン…ミクちゃんを好き?そ、そっか…
元々むりだったんだ。リンなんかじゃ…意識してないから、いつもお昼を一緒に食べてくれた。
ミクちゃん相手じゃ……敵わないよ…

「リンちゃん、私…」
「いいよ、悪霊は人の闇に取り憑く。闇って事は嫌な事。話したくないでしょ?」
半分ウソ。ごめんね。ミクちゃんに辛い思いをして欲しくないっていうのと、この場にいたくないっていうこと。
ミクちゃん、レンに返事…してなかったけど…………


「じゃ、今日は解散!!じゃあねっ…!」

リンside fin

11:あっぷる:2015/07/30(木) 23:39 ID:BUI

じゃあね…じゃあね……じゃあね………

頭の中に反響するリンの声、リンの言葉。
何でか俺には永遠の別れえお告げているように聞こえて------


「リン………」
「「キャーー」」
キャーキャーうるさいサルが何で人間の学校にいんだか。小さく叫んでも丸聞こえだっつの。
「あはは、レンってば人気者だぁ」
「…っせ………」
「なんか今日は一段と不機嫌ね?」
「そうか?…………」


…………… しーん
「だー、もう!」
「うぉっ、……何だよ」
「リンちゃんに会いたいんでしょ?行ってくればいいじゃん!」
「クラスが分かんない…っていうか会いたいわけじゃない」
「ルカさんがいるじゃない!本当、バカだよね……会いたいくせに〜ニヤニヤ」
「お前よりは頭がいい……」
行ってくるか……まだ会ってくれるか、確認しに。永遠の別れはまだまだ先……いや、永遠に訪れない。




「どこ行くのよ、まだ自習の途中よ?」
「ルカんとこ。リンのクラス聞いてくる」
はぁ…どんだけ一途なのよ……でもあれで自分の気持ちには気づいていない…
ほんと、鈍感ね。あいつ…………バカ…。
「あら、レン君じゃないの。どうしたの?」
「リンのクラス、教えろ。1年何組だ。」
「ん?あなた、知らないの?体育や美術などは1年の事やっているけれど、勉強は3年よ?1年で登録されているけれど、今の時間は地理だから、昼休みになったら3年の方まで行かないとでしてよ?」


…………ん…は?いや、どれだけすごいの、あの子。完璧なんだ……
私、あんな子を恨んでたんだよなぁ。恨まれやすそうな性格だけど……だからかな?
時々悲しそうな表情するのは………
「は?ありえねぇだろ。どんだけ俺とリンを合わせたくねぇんだよ」
「そんな事ないし、でしてよ。本当だし、ですわ」
「もうお前キャラ作る気ねぇだろ。」
「あら、あれは素でしてよ?やはりタメはキツイですわね。」
「もう相手にする気が失せた」

12:あっぷる:2015/07/31(金) 00:05 ID:BUI

何でもかんでも手に入れて見せる
私の口癖真似た子現れた
一斉クラスのみんなこっちを向く
あの子はいつでも笑ってて
でも私には厳しくて
なのになのに一瞬であいつをトリコにした


ジャジャーーーン♪

「ふぅ…疲れたぁ…」
「えー、グミちゃんは何にもしてなくない?」
「ミクちゃん、それは遠回しに人を傷つけているということで間違いありませんね?」
「いやいや、違う………って、何!?そのメガネを掛けなおすポーズ!かっこよくもなんともないよ!?」
グミちゃん、ルカ、リンちゃん。この3人とは打ち解けて、すっかり仲良くなった。前までの感情が嘘みたい。
友情は、一波乱あってこそ、深まるもの。おかげでバンドの完成度も高くなってきている。


「ね、リンちゃん。最近失恋曲ばっかだけど、どうしたの?前まではキュンキュンしてたのに」
前までは明るくポップな曲調のキュン♡とする曲を作っていたのに ………
なぜか最近失恋曲ばっかり作り続けている。ポップで可愛い曲調は変わらないんだけど……
「あら、それは私も気になっていましたの。しかも何でかかなりの完成度…」
「あー、ぅん。この前……失恋、しちゃってね。あはは、当たり前だよね。可愛くもないし、とりえなんてないのに」
「失恋?リンちゃんの好きな人って誰々^o^?」
うむ…リンちゃんはレンに想いを寄せているとしか……もしかしてレンが振った?いや、リンちゃんは他の人を好きだったり……



ごめん、短いです

13:あっぷる:2015/07/31(金) 13:59 ID:BUI

疲れた……もう寝ちまうか…

「ちょっと、何寝てんの!?昼休みはリンちゃんのとこに行こうって言ってたでしょ!」
あ、そうだったな…
「早く行くよっ!!」
「ちょ、やめろって!腕が…腕が抜ける!」
「るっさい!早くしないとリンちゃんどっか行っちゃうよ!」
うぉ、マジで!やめろぉぉぉぉ!



「あーぁ、結局リンちゃん居なかったね…」
走った意味が無かった…………
「ねぇねぇ、男子達が生徒会室でリンの声を聴いてるみたいだよ?ズルくない?!失恋曲だったっぽいよ」
「あー、それ聞いた。なんかね、いっつも唄ってるみたい。失恋曲なんて初めてだね」
……………
「ね、聞いた?生徒会室だって!行こうよ!」
「あぁ。」
あー、もう。引っ張られたくない………
失恋曲か………好きな人……いんのかな?

LENside----fin

14:あっぷる:2015/08/05(水) 22:51 ID:BUI

「今好きになる〜♪」


この歌声…リンちゃんのもの。 また失恋曲なんか歌って…………
説得力があるのはリンちゃんの歌声が綺麗なのか…



現実を語っているからなのか----



「リン!!」



気づけば隣のレンは飛び出すように扉の中へと消えていって……
そんなに、リンちゃんの事が好きなんだね…もう私の入る隙間なんて、ないんだね……

「応援してるからね…」

この恋に、終止符を。
私の希望に終止符を。
…って、人生が終わるわけじゃないんだけどね!
さて、中で2人はどうなってるのかなぁ♪


「は?いやいや、何手ェ出しちゃってんの!」
抱きしめ合う二人…というかリンちゃんを抱きしめるレン。
「ちょ、あの、レン?ね、ねぇ。ミクちゃん、レンどうかしちゃったよ?!」
あぁ、私にはどうしようもないかな。ごめんね、リンちゃん。

ーーーーミクーー



「バカっ………」
「レ、レン?……」
うそ、泣いてる?!ど、どうしよっ。ミクちゃんは呆れてる顔してるし…
「何なんだよ、何で消えちまうんだよ、っざけんなよ!」
「ひっ…」
「あ、悪りぃ……」
驚いたけど、怖くはなかった。怖くはなかったよ?ねぇ、何でそんなに悲しそうな顔をするの?

「好きなんだよ……好きなんだよ…好きなんだよ!!」
あれ?どうして?…あぁ、ミクちゃんとリンを間違えてるのかな?
「レン、ミクちゃんは向こうにいるよ。」
「何言ってんだよ…俺は…俺は……リンが好きなんだよ!!」
リンが今一番聞きたかった言葉。でも、ミクちゃんに好き、そう伝えていた。
信じたいけど、信じられない。
「ミクちゃんが好きなんじゃなかったの?」
「ちげーよ、いつからそんな…」
信じていいんだね?信じるよ?


「大好きっ!!」
ギュ、と抱きつけばレンも抱き返してくれる。
そばではミクちゃんが幸せそうに、そして切なそうに、そして…儚げに、微笑んでいた。

ーーーーリンーー

15:あっぷる:2015/08/09(日) 12:11 ID:BUI

ちょい違う話入れます。今まで書いてたやつは『ボカロ学園みんなの恋』といいます。


『magnet』 リン×レン

最初はただの《恋》だった-------


【双子の弟であるレン。カッコよくて、スポーツ万能で成績優秀。 自分で言うのもなんだけど、私もレンと同じ感じ…可愛くはないんだけど……。そんな私たちは天才双子なんて呼ばれてる。】


でも…そんな私鏡音リンには秘密がある。

「レン、好き。」
「それは…恋として?」
「コク…」
「ここは学校だよ?双子のフリして……ね?」



最初はかるい恋だった。なのに、だんだん大きい恋となってきた。



「んっ…」

最初は指を絡めて…唇を重ねればリンは声を出す。舌へと移動すれば俺の胸を軽く叩いてくる。
傷つけたくないから…

「はぁっ…なんで、やめちゃうの?」
そう上目遣いで見るから…
「燃え上がるんだよ…しかも許されないこととか…」

なのにお前は諦めない。
「…後戻りはしないな?」
「うん、お願い…教えて……」


学校では常に張り付いて【束縛】し、執着をみんなに見せつける。
こんなのおかしいのは分かってる。…だけど、リンが好きだから、リンが必要だから、求めてしまう。
少しは『おかしい』のも愛せるようになってきている。


もう俺らの心は迷宮に迷い込んでいた----

16:アドレサンス kimi93kn:2015/08/09(日) 12:20 ID:6AU

早く続きが読みたいです
あとわたくしアドレサンスといいます

17:あっぷる:2015/08/09(日) 14:55 ID:BUI

あ、ありがとうございます!



「もう戻れないけど…」

「いいよ、私は。…レンだもん」

繰り返しているのは夢なのか、現実なのか----紛れもなく、現実の私たち。
戻れないことは百も承知。----触れてから分かったことだけど…後悔はしていない。

「誰よりも大切なあなたとなら、どこへだって行けるわ」


「もう朝だね」
「そうだな」
私たちが双子に戻ってしまう時間……

「ひっく…やだよぉ……双子なんか、やだ…」
「そうだな……大丈夫だ、俺はどこにも行かないから…」
そう背中を暖めてくれるあなたの言葉を心に、今日も双子を演じる。


「今日は…バラバラで寝てもいいか?」
これは俺なりの優しさ……なはず…
「何で!?」
やっぱね、そう言うと思った。

----あなたたち、一体夜に何をやっているの?!
ったく、信じられないな。
明日、2人は離れますからね!
別れでも言っとけ…

朝言われた言葉がまだ頭に残る。バレタ…バレちまった。
この反応じゃ、リンは知らないようだな。…少しは泣いてもいいよな?
リンには見られたくない、見られるとリンはきっと自分を責める。



壁の向こうから泣き声が聞こえる。本当に切なそうな泣き声。
途切れ途切れだけどリン、と呼んでいる……そんな気がした。
リンのせいなんだろうか…もう親にばれたのだろうか、リンのせいでレンは苦しんでる。
だったら、離れてればいい。そんな事を考えて眠りについた。


「リン、話があるの。…今日からリンはね、ミクさんの家にお世話になってね。」
やっぱり、バレてるんだ。でも反抗すればきっと何か起きる。だから…レンを苦しめたくないから…
「やったぁ、ミク姉大好きなんだ!レンは一緒じゃないの?」
さりげなく、自然に。
「ごめんね、一緒じゃないの。レンは私たちのところに残るの。」
「そ、うなんだ…」
悲しんでるフリ……いや、本当に悲しいのか。…悲しいなんてもんじゃない、苦しすぎるよ…




「大丈夫だから…俺らはまた巡り会う。」
お願い、抱きしめて、間違いじゃない事を、確かめさせて…!
いや、間違いだったから、離れるのか。

「これ、マグネット。また、引き寄せられるようにね。」

「レン、大好き。」

「うん」

「他の人を好きになんないでね」

「いつか、2人で」

「うん」

「じゃあね」

「うん」

『ねえ、昨日聞こえた泣き声……あなたも、泣いていたの?』
言いたかった、けど…言えなかった。部屋を別々にしたのはお母さんたちのせいじゃなく、泣き声を聞かれたくなかったからなんでしょ?

別れ、レンはうん、としか言わなかった。それは2人が巡り会うんだから、そのときにいっぱい話そう、そういう合図なんだと私は信じるよ。

18:あっぷる:2015/08/09(日) 15:13 ID:BUI

「リンちゃん!!」
大好きなミク姉の家。懐かしい香りに包まれ、気持ち良い感覚に浸る。
「ただいま〜!」
レン、また会うんだよ。だから、その時まで、少し忘れさせてね…


「いやぁ〜、こうしてまたリンちゃんに会えるなんてね〜」
「リンもミク姉に会えて嬉しいよ。」
「てっきりもう駆け落ちしているのかと…」
「ブフッ」
紅茶を盛大に吹き出したリンちゃん。あらあら、可愛い♡
「昔から一緒にいたんだもの。気づかないわけないでしょ?」
しゅん、と効果音が頭に響く。そう、リンちゃんの顔が歪んでいる。
私は、兄弟なんて関係ないと思うの。いや、正確には双子か。
私だって、同じ立場にいたから。

「ねぇリンちゃん、実は私もね、駆け落ちしてきたんだ」
「そ、そうなの?」
これは親友にも言っていない秘密。
「2人は17歳だっけ?」
「うん…」
応援したい。だから、計画は立ててある。
「私ね、お兄ちゃん…というか旦那さんというか…まぁ、ミクオの都合でね、3年後に引っ越すの。」
「そうなの?!」

「うん、その時にレン君を奪って、一緒に逃げない?」
「それって…」
「そう、駆け落ちよ!」

こうすれば2人は幸せになれる。万歳よ!
「でも家は…」
「へへへ…実はね、豪邸を買っちゃったんです!」
もちろん私たちも住むけど、リンちゃんとレン君の為に。2人の笑顔を、ミクオも私も願っているから…
「3年間…待てる?」
「うん」
そう、その笑顔が見たいの。この隣にレン君をおけば、最高なのになぁ〜。
ま、それは3年後に。


3年後------

計画を実行するのは明日。ミク姉はいつも私たちのためにいろいろとやってくれている。
お金だって、気にしないで!って言ってたし。
この商店街も今日までだなぁ。
もともと住んでたところとは全然違う雰囲気にビビってた頃が懐かしいなぁ〜。

こっちでは成績もトップをキープしてて、運動神経もトップをキープしてたからいじめられてた。
…でも、レンと離れることよりも苦しい事はなかった。
明日が楽しみだ……

「リ…ン…?」
不意に聴こえた懐かしい声。ずっと聴きたかった声。振り向かなくても誰だかなんてすぐに分かるよ!
「レン!」
「おい、抱きつくなって!」
嬉しいよ、嬉しい。もうこのまま実行しちゃいたいな。
「ねぇレン、ミク姉の家寄ってかない?」

ちょっと切りますね。

19:あっぷる:2015/08/10(月) 00:34 ID:BUI

「リンの家はここか…」
「正確にはミク姉の家だけどね…」
「……」
「……」

気まずい!!何を話せばいいのか分かんない!
…レン、大人になったなぁ……すごいカッコよくなってる…
「!///////」
「どうしたんだ?」
「いや、何でもないっ」
何考えてんの私は!変態か!

「まだミク姉帰ってきてないし、リンの部屋来る?」
「いいの?」
「ぅん…」
ヤバい…レンの顔をまともに見れない………!

ガチャ
「…へぇ〜結構きれい、なんだな」
「うん…」
「なぁ、こっち来てからどうだった?」
「つまんなかったよ。いじめられたり、レン以外の男子に告白されたり…そんな事がなかったとしても…レンがいなくて寂しかった…」
「…俺もだよ。っつーか、いじめられてたのか?」
「うん……」
本当に、つまらなかった。死にそうなくらいだった。でも、また会える。マグネットを信じて、待っていた。


「引き寄せられたね……」
「引き寄せられたな……」
「マグネットのおかげだね…」
「マグネットのおかげだな…」
そう言って2人お揃いのマグネットを出すの。
「2人で一つの私たちと同じ。2つで1つ……」


「ただいまーー!」
「ミク姉の声?」
「うん、そうだよ。旦那さんも一緒。」
「ミク姉結婚してんのか?!」
「うん、リンが来た時はすでに婚活状態で…「リンちゃん!」
やっぱり…靴を見て分かったけど…やっぱりね。リンちゃんが男の子を招くなんて滅多にないもの。

「レン君!レン君なの?ねえ!」
鍵のかかったドアをダンダン、と叩いて訴える。
カチャリ、そう音をたてて開いたドアから見えたのは私が…いや、リンちゃんがずっと求めていたもの。
「レン君、駆け落ちしよう!」
「………は?」



「へぇ。そういう事。」
「バレない程度…というか合宿に参加するとでも言って荷造りしてきちゃってね」
「オッケー…リン、やっと…幸せになれるんだな……」
「うん!大好きだよ、レン」
「俺もだ、リン」
そうして口付け交わす。お願い、抱きしめて。これは正しい事。そう、確かめさせて…
「安心しろ…」
「うんっ………」


「じゃあ、また明日」
「レン君、バレないでね!」

「リンちゃん、結婚式には私たちが出るわね♪だって、そろそろ結婚してもいいじゃない♡」
「んまぁ。子供はしばらくいいけどね。」
「確かに。2人きりで過ごしてから産んだほうがいいわよ。」
「えへへ、なんか照れるな//」
「まぁ、明日、レン君も交えて話さないとね♪」
「うん!」
あなたは抱きしめてくれる…


駅で待ち合わせか…こっから5分、バレねぇようにしねぇとな。
「あら、レン。もう出るの?…なんかやけに大荷物じゃないの」
「いや、かなり長くなるんだとか」
「そぉ?気をつけて行ってらっしゃい」
「うん、行ってきます。さよなら」
永遠のさよならだよ、母さん。
今まで、ありがとう。



4年後-----
「リンちゃん、レン君《出産、おめでとう!》」
私たちは無事、引っ越し先に着き、楽しい生活を送っています!

20:あっぷる:2015/08/10(月) 22:19 ID:BUI

だって、好きなんだもん!しょうがないでしょ?

あなたには敵わなくて

この恋も叶わなくて

なのにあなたは懐いちゃって

あなたには未来があるでしょう?

さよなら、そう伝えれば泣いて

あなたは何がしたいの?

あなたは私を痛めつける

もう、



『来ないでよー!AHHHHHH』



私はなんてバカなの

1番愛しいものを傷つけて

愛しいものは未来に奪われて

愛しいものは未来に消えていく

お願いだよ……

《おいていかないで》



だって好きなんだもん!おかしいでしょ?

あなたには未来がいて

あなたは逃げて

なのにあなたは期待させる

あなたには未来があるでしょう?

好きです、そう伝えれば壊れて

あなたの事はもう知らない

なのに

あなただけは…諦められないよ……



「叶えろよ…!バカァぁぁぁ!!」


私はなんてバカなの

1番愛しいものを傷つけて

愛しいものにキライなんて嘘を吐いて

こんなんだから未来に奪われて





『好きだよ』

私はなんてバカなの

愛しいものは私を見ていてくれて

こんなにもアイサレテイルノニ

もう未来なんて知らない


私は幸せを掴んだのだから!


------

「…いいんではなくて?男の子なのによく女の子目線で書けますのね。」

「それは…褒め言葉?」

「いいえ、女の子も気持ちを理解しすぎていて気持ち悪い、という事ですわ」

「………」


以上、レンが作った詩とちょこっとレンとルカの会話でした!


これは『ボカロ学園-みんなの恋-』の続編です。

21:あっぷる:2015/08/11(火) 03:12 ID:BUI

「今日は連絡があります----」

ざわつく体育館。ちょっとドキドキしてきたかも…?
「えー、今日をもって鏡音リンさんが卒業する事になりました」
さらにざわつく体育館。ちょこっと袖から覗いてみると生徒会のみんなもびっくりしてる。
まあ、そりゃそうか。言ってないんだもんね。
「それでは鏡音リンさん、こちらへ」
ステージを歩いて行くと《嫉妬》の視線が向けられる。
……そんなに悪い事なのかなぁ?

「卒業証書 鏡音リン あなたは今日を持ってボカロ学園を卒業し、現1年生が卒業するまで先生として活動することを命じる。ここに、それを証する。」

「はい。」

拍手の嵐にリンの声は呑み込まれた。別にいいけどね。
袖までくれば安心…と思ってたんだけど、一気に緊張してきた……。
淋しいけど…生徒会は変わらない訳だし、大丈夫でしょ!




「あんた、ふざけてんの?」

「え…?」

この人は…亞北ネルさん?確か、留学生の…。
「生徒会長とかいう権限使ってレン君を脅して手に入れて、何考えてんのよ!」
リ、リンが色目を…?そんな事してないんだけどな。
「えっと……」
「黙りなさいよ。わたくしには仲間もたくさんいるわ。勝てるとでも思ってるわけ?」
「そんなんじゃ…」
わたくし、って言ってるけどお嬢様かなんかかな?
というかネルさんの仲間、2人とも知り合いなんですけど…
「好空(いあ)、持ってきてる?」
「…えぇ…準備は満タン…」
「晴空(はく)は?」
「だ、大丈夫です!」


どんどん動かされていく…って、目隠し?いつの間に…
確かこれを…『いじめ』って言うんだよね!いけないことなんじゃ!
「あ、あの…いじめは犯罪なんだよ?レンがそう言ってたよ?」
ふっ、と鼻で笑うネルさん。吐き捨てるように彼女はこう言い放った。
「レン?レン君を呼び捨てなんだ!呼び捨てはミクお姉様以外には認めません事よ?」
ミク、ちゃん…?知り合い、なのかな?


こそっと耳元で囁かれる。
『ネル…行った時…助ける…逃げて……』
『大丈夫です。こっちではうまくやってあげますので』
そう聴こえた。これは多分…いや絶対、好空ちゃんと晴空ちゃんの声。
なぜ?と聞きたいし、犯罪に走るネルさんを止めないといけない。
『大丈夫よ。私たちが止めてあげるから。』
あれれ?考えがバレちゃってる?
「ふんっ。まぁ、いいわ。レン君に、いじめられたのぉって伝えれば任務完了。さ、行ってくるから、好空達は倒れておいてね?」


たったったと遠ざかる足音。
『もう…行く…そうすれば、助かる…』
その好空ちゃんの声と同時に足音が近づく。
「リンっ!どこにいるんだっ?!リンっ!」
この声はっ!
「レン!ここにいるよ!この中!」
口には何にも着けられてないし、歌で鍛えたから声も出てるはず。
『良かった。レン君が来たら安心できるわね。』
そう言って晴空ちゃんは目隠しを解いてくれる。そして目から離そうとした時------

キィィィ
「リンっ!…おい、リンに何してやがる!」
レンが怒鳴ると同時に目隠しがパッっと外れる。そこには-----

22:あっぷる:2015/08/11(火) 03:15 ID:BUI



キィィィ
「リンっ!…おい、リンに何してやがる!」
レンが怒鳴ると同時に目隠しがパッっと外れる。そこには-----




「レン!やめてっ!!」


-----好空ちゃんと晴空ちゃんの首を締めるレンが立っていた。

こんなレン、見たことないよ…こんなの、レンじゃないよ…
ねぇ、レン…ほんとうのあなたはどこへ行ってしまったの?

リンの気持ちが届いたのか、さっきまでは光がなかったレンの瞳に光が蘇る。
「あ…わ、わりぃ…」
「好空ちゃん、晴空ちゃん、大丈夫!?」
駆け寄ってすぐに首元を見る。
「跡もついてない…呼吸も正常に戻ってきてる…ちょっと待っててね。」
素早く自分の水筒を2人に届ける。
「私の飲みかけだけど…大丈夫?」
「えぇ……」
「リンちゃん、ごめんね……」
「喋らなくて良いよ!いいから、はい。」

「レン、2人は救ってくれてたんだよ?目隠しを解いてくれてたの…」
「そ、うだったのか…てっきり俺…」
「リンじゃなくて、好空ちゃんと晴空ちゃんに謝ってね。」
「あぁ…」
「あっと、その…さっきは悪かった…本当に、あとちょっとで、殺しちまうとこだった…」
「別に、いい……今、無事…だから、いい…」
「えぇ、大丈夫よ。わたしも、ここまでリンちゃんを連れてきちゃったからね」

そこへだっだっだっだ、と廊下を駆ける足音と、



「お前らァァァ!!」



-----という狂った叫び声が《リンの脳内だけに》響いた。

23:あっぷるシナもん&◆jE:2015/08/11(火) 22:10 ID:Avs

「ふふふ、なんか鏡音レン様じゃないみたいね」
「えぇ…私の知る情報…違う…」
「そうかな?レンはいつもと変わんないよ?」
「いつもこんな感じなのね。」

3人…というかリンがのんきに話している間にも生徒会会議は進んでいく。
ったく。副会長が一番辛いだろ…。
「じゃ、ここまで。書記は後でリンに報告しといてくれ。以上。……おい、リン。バンドの練習始めるぞ?!」
「え、あぁ。そっか、じゃあね!見学しててもいいよ!」
何だよそっか、って。マジで勘弁してほしい。


「それっていわゆる間接キッス?」

「…意識し「ドコドコドコ……ダダン!」

……は?いや、何ドラムコール挟んでんの?ちょっとぉ、こんなん曲にありましたっけぇ?
「おいルカ、お前後輩だよな?」
「まぁ一応。自習の時はお邪魔させてもらっていますけれど」
「……はぁ…」
「ねぇ、続けないの?」
そういやリンと付き合ってるわけだし、ね?大丈夫でしょ?
ここで言っちまおうか。付き合ってること秘密にしてたらさすがに怖い。
…いや、バラすのも怖いんだけどね?
「あのなぁ、ルカ。俺ら付き合ってるわけ。別にいいだろ?」


すいません、切ります。

24:あっぷる:2015/08/18(火) 00:45 ID:BUI

「これっていわゆる間接キッス?」

「意識した?」(意識した?…)

「意識した」

「「喉は乾いたまんま」」(喉はーAH)

------

「はい、一旦休憩入るよー」
「ルカ姉、すごいね!バックコーラス入れちゃって。しかも歌とぴったり!」
リン、褒める事じゃないと思う…こいつ、隅に置いておけないな…
「なあ、ルカ。やめてくんない?」
「ナンデスの?レンさん」
ちっ、こいつ絶対怒ってる。伝えてからもう3日。そろそろ許してくれても…

「そういえばリンちゃん最近学校に来てなくない?」
「うん、ちゃんと免許は取らないとね。」
「でもリン、それって大変じゃない?」
「あんまり?…一応こういうコースで入る事は知ってたから前もって勉強してから」
「へーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー「レン、うるさいよ?リンちゃん大変だったんだね」
「明日からは行けるんだよね。免許っていうか資格か。資格も取れたし。」
「やった!楽しみにしてるね!」
「あら?私とグミのクラスに来るんではなくて?」
「残念だけどミクちゃんたちのクラスに入るんだー」
「えー、超・絶・ショック!…☆^_−☆」
「何?嬉しそうじゃない?リンの事、嫌い?」
「いや、だって…リンが先生だと頭が良くなりそうで…」
「グミ、それはいいことでしてよ?」

ったく、休憩も終わりだっつぅのに。
明日からか…楽しみだったり、すんのか?



「はいはーい、席につけーー!」

-----しーーーーーーーん-----

「………何でそんなに反応薄いの?」
「いや、リンちゃんこそ…そのテンションは………ね?」
「え?でも前の先生はこんな感じだったでしょ?」
ヤバイ、やっぱりリンは可愛いな。先生と生徒の恋愛かぁ、………ん?違法じゃん!
「あ、レーン〜」
満面の笑みの横にヒラヒラと舞う手。……やっぱり憎めない。
「ちょっと、HRは?」
あ、ヤベ。ちょいキツすぎた?いや、かなりキツかったかもな。…うん、この顔は泣くのを我慢してる顔だ。
ほら、みんなも気まずそう……つーか男子の視線が痛いけど。


「はいっ、今日はっ、6月にあるっ、体育祭のっ、グスッ。役割とかを1時間目とかに決めるっ、ので準備しておけ。サボった奴はっ、廊下で逆立ちな。っとの事っですっ。で、ではっ、みなさん準備をっ」
はい、噛みまくりと思ったやつ、挙手な。噛んでるんじゃない。…泣いているんだ!
うん、泣くほうが問題ですね。完璧に我慢していますね。いや、隠せてませんよ?
泣き顔も可愛すぎる………。
「はぁ、何やってんの?泣いちゃったよ。」
「な、泣いてないよっ!?」
「いや、バレバレだよ、リンちゃん。」
「ミクちゃん、廊下で歌ってなさい?」
「え、本当?イェーイ♪」
「なんちゃって。はい、席ついてくださーい。」


「じゃあ100メートルやりたい人はー?」
「……いないからレンさんと私っと。」
「100メートルハードルはいますかー?」
「……いないからレンさんと私っと。」
「二人三脚はいますかー?」
「……いないからレンくんと私っt「なぁ、これ意味あんの?」
もうほぼリンの声しか聞いてない気がする…いや、別に良いんだけどね?
「確かに。しかもリンちゃん仮にも先生だよ?」
「いや、まだ正式にはこのクラスの生徒として登録されてるからね」
「でも〜」

25:あっぷる:2015/08/20(木) 17:00 ID:BUI

ピコ「そういえば実行委員の人も決めてないよねー。」
リン「ピコさんの発言を認めます。さあ、誰にしましょうか?」
ミク「はいはーい、リン先生とレンさんを推薦します。」
レン「おい、やめろって」
ミク「意義ある人ーー!」
クラスの人たち「「意義なーし!」」
ちょ、マジ無責任すぎる。…そして自由すぎる。


100メートル走:リンとレン
100メートルハードル:リンとレン
その他諸々:リンとレン
以上実行委員(リンとレン)からの報告でした。

「………なんだい、これは」
「そ、それがですねー。皆さん勝手に決めてしまいまして…」
「別に、みんなが良いっつってんなら良いだろ。」
「………はぁ」
うぅ、ため息つかれた…。教師失格だなぁ。
「でも、みんな楽しそうでした。みんな勝つ事を目的とせず、みんなで楽しみたいとアンケートでもありました。だから別にいいと思います」
ふぇ?…あ、レンの声か。フォロー、してくれてるの?
「いや、怒ってはないんだが…ちょっと驚いてな」
「え?…リン、全然ダメでした」
「もう行っていいぞ」


リンはダメだった。きっとみんなも全然まとまっていなかった。
…だけど、それでもいい。レンはそう言った。…もう少し考えてみよう。
「ただいま…」
「あれ、リンちゃん元気ないね。大丈夫?」
「あ、うん。大丈夫だよ。」
次は体育か。一応実践とかも入れた方が良かったりするのかな。


「はい、今日は体育祭の練習…と思ったのですが、出来ないので…うーんと、なんか遊ぼう!」
「「「え?」」」
そう、楽しい姿を見て、辛い姿を見て、頑張る姿を見て、絆は強くなっていく。
「リンは、みんなのいろんな表情を見たい。でも最初に辛い顔がどん、て来ちゃうとスタートが悪いから楽しい顔を見たい。いろんな表情を見れるようになって、先生って言えると思うから」
「…ということで、鬼ごっこを始めましょうか。」
そう、この時間はこれでいい。これこそが一番いい。
「じゃあ、学級委員長さんは、前へ」
なんかしっかりしてる人「では、鬼はリンさん、レンさん、ミクさんで問題ないですね。氷鬼です。10秒間で逃げてくださいね。スタート!」
「……なんで、鬼ごっこ?」
「リンちゃんなりの考えがあるんだよ。少し、分かる気がする。」

26:あっぷる:2015/08/26(水) 23:36 ID:BUI

これから違う話を入れます。



プロローグ〜〜〜〜〜〜〜〜〜

好きだった。あいつの事が。でも裏切られた時…『女神』が舞い降りたんだーー


《好きよ。あなたが。》

《俺もだ。今までで一番、『幸せ』だ》


《……興味無いから》

《少しは話聞けよ!》



------《お前の幸せは、全力でぶっ潰す…♪》--

27:あっぷる:2015/08/26(水) 23:56 ID:BUI

「大切なものは、必ず失う。」

1話(俺の位置)


俺は鏡音レン。高3。自分で言うのもなんだけど、モテる方。

そんな俺には彼女がいます。彼女の名は初咲リン。天然で可愛くて髪の綺麗な子。まさに、女神のような少女。

そんな彼女との出会いは彼女が「初咲メイコの妹」として有名だった時。


ーーーーーーーーーーーーーー

「ねぇねぇ、この前見に行った初咲メイコさんの妹が今年入学してくるんだって」

「あっそ。興味無い。俺には彼女がいるから。」

「ちぇ、つれねーなー。ちょっとは興味持てよな」

この時俺は笑っていられただろうか。少し顔が引きつっていたかもしれない。

この時の俺はどん底を彷徨っていた。この日の昨日、彼女の浮気現場を目撃してしまったのだから。

この時の彼女は「初咲美紅」。あ、話してないけど俺は暴走族の総長。だから俺の彼女になれば「音姫」という称号が得られる。(暴走族の名前は爆音)

………トイレとか言ったやつ、後で校舎裏な。

とにかく、この時は俺は美紅を手放さないように必死だった。


「ここからは当時のレン目線でいきます」


「ねぇ、がっくん。美紅のこと、好き?♡」

紫の男に腕を絡める綺麗な青緑の女性。みんなはカレカノ、そう言うだろう。

…でも、彼女の隣は俺だ。あんなやつ、美紅の彼氏でもなんでもない。

それからも彼女は浮気を続ける。ついに昨日は紫の男の家に入っていった。

美紅も姉のメイコに続き美しい女性だった。モテるのも当然だ。

…だけど、裏切られたショックが大きい。


そんな時、神様は必ず試練を与えるんだーーーーー

28:あっぷる:2015/08/27(木) 02:50 ID:BUI






入学式は明日なのにも関わらず、校内は「初咲メイコ」と「初咲美紅」の妹の話題で持ちきりだった。

…ま、俺は興味無いけど。美紅の妹って、会った事ないんだよなぁ。

「レーンー君っ♪」

いつも通りの帰り。いつもと違うのは俺の心。もう、辛すぎてなにがなんだか分かんなくなってきた。

……だけど、美紅を繋ぎ止められるなら、浮気されていても構わない。

「帰ろっ♡」

「ん。だな、帰るか」

最近の美紅は本当に可愛い。いや、会った時から可愛かったけどな?

おまけに勉強もできて運動神経もいいときた。文句なんてもんはない。

やっぱり、不安になる。興味半分で付き合ってる気がして、少し怖い。

なぁ、本当に俺の事を…見ててくれているのか?

「俺のこと、好きなのか……?」

ポツリ、紡ぎ出した声は美紅にも届いており、少ししてから返事が来る。

「…好きよ。あなたが。」

言葉を出すまでの時間はあった。つまり本音を言うか、嘘をつくかを迷っていたわけで。

「俺もだ。今までで一番、幸せだ。」

そう笑えば彼女もニコッと微笑み返してくる。俺の嘘も見抜けないくらい、興味無いってことか…。


ーその笑みは天使と悪魔の間に生まれし子のようーーーーー


リンside

今日は入学式。きっと今年も一緒。めーちゃんとミク姉の妹だって騒がれる。

「…はぁ」

今日で何度目のため息だろうか。もうすでに疲れてきている。

こんなんじゃだめ。休憩時間もきっと野次馬は来るはずだし準備しておかないと。

午前3時30分:ランニングから帰り、支度を始める。

鏡に前に立ち、自分を確認する。

漆黒と呼べるほど黒い艶のある髪。本当はかつらだけどね。

そしてその髪をかなり高いところでまとめる白いリボン。

まとめても腰まであるかつらは正直重かったりする。

碧い瞳《め》を隠すようにつけた黒のカラコン。

そしてマスク。

片瞳を隠す黒い前髪。こっちもかつら。

本当はもう少し地味がいいんだけど、顔を隠せればまあ良いか、って感じ。

「よし、準備オッケー。」

今日も地味な子を演じるために頑張ろ。

ま、友達にはいるから話したりするし、いじめられっ子とかそういう地味じゃないんだけどね。


『あんたは私の引き立て役なの。地味で《ジュウブン》よ。』


過去の声が鮮明に思い出される。全てが幸せに包まれていたあの頃。幸せは、崩れ落ちたんだ…ー

「いやいや、思い出さない、っと」


午前3時45分:キッチンへ行き自分の朝食、お弁当を作る。

午前4時15分:部屋へ戻り少し勉強。

午前4時45分:勉強を終え、しばらく休憩。(ケータイをいじるなど)

午前5時:歌の練習。

午前5時30分:歌をやめ、家を出発。学校へ向かう。


こんなのをハードな生活と言う人は日々努力をしない人。

ま、別に良いけど。鍛錬というものは多く厳しく、少し楽しく。そうじゃないと世の中辛すぎる。

「ここか……」

この学校、結構広いなぁ。リンがどれだけちっぽけな存在なのか、思い知らされた気がする。

「…音楽室、行こ……」

リンがポツリと発した声は誰にも届かず、若干寒気漂う朝の空気の中へと溶け込んで行った。

29:あっぷる:2015/08/27(木) 09:14 ID:BUI

「感情」--第3話--



「えー、これから皆さんは高校生。えー、上級生にも支えられ、えー、---------」

えー校長先生の話を軽く聞きながら軽く目を閉じる。目を閉じると急に聞こえるみんなの囁き。

「今日はカラオケー?」

「ぁー、いいね。カラオケにしよっか」

「ねぇー、最近冷たくない?」

「そうか?あ、そうだ。俺ら別れねぇ?」

とか。みんなの秘密が聞けることもあるから結構楽しかったりする。

「では、これで入学式を終えます。各自、クラスを確認後教室へ行くように」

校長の声で生徒は動き出す。……そういえばさっき別れ話もあったな。

好きってなんだろう。付き合うってなんだろう。悲しいってなんだろう。



感情ってーーーー





ーーーーーーーーーなんだろう−




教室の中はやっぱりざわざわ。みんな好き勝手に喋る。その内容は予想通り、

「『初咲メイコ・美紅の妹』がこのクラスにいる。」

はぁ、とため息をついて空いている席を探す。

この学園はクラス替えも席替えもないから、最初で全て決まってしまう。

その裏を知っているから友人と同じクラスになることは知っていた。

席は来た順に好きなところへ座る。

きょろきょろ見渡してみると美人な友人が前後同士の席を確保しておいているのに目がいく。

彼女の名は「神巡(かみめぐ)GUMI」。ハーフで、とても綺麗な顔立ち。

グミとは小5からずっと仲のいい親友。

「おはよー♪」

「おはよ」

「どしたの?元気ないじゃん。」

彼女は気づいているだろう。不機嫌な理由に。

分かるでしょ、そういう意味を込めてキッと睨みつける。

「ですよねー。みんな僕をリンって言うから困ってるんだ」

「おお、じゃあ私は神巡GUMIだ。自己紹介もそれで良いよね。」

「いやいや、ダメだけど?僕が困る。」

この気持ちをわかってくれ……。そんな考えが彼女にも伝わったのか、

「分かりたくないよ…」

そう呟いていた。

「そういえばここ、鏡音ツインズの片割れが居るっぽいよ。確か2年生。」

えっ?と反応するのはもちろん私。2年…ミク姉と同い年って事は……

「諦めるしかないか……」

だって私のまわりにいる人はみんな、ミク姉達を好きになるんだから。



私達は鏡音ツインズ、という事で私が小学5年生の間活動していた。

……けれど解散となってしまう。私達は本名を伝えずに転校してしまう。(私が転校しちゃいました…)

なぜか、全然思い出せないの。不思議。彼の記憶だけ穴が空いたように、すっぽりと消えている。

彼も、憶えていないだろう。だからこれは、私の想い出に。

30:あっぷる:2015/08/27(木) 09:38 ID:BUI

第3話「初めまして---出会い---」




「なーな、美紅さんの妹見に行かね?」

「行かないっつってんだろ。興味無い」

「なーんで、彼女の妹だぜ?」

「だったら尚更。今度紹介するだろ。」

「えー、良いから良いから」

「ちっ」

今俺は友達に引っ張られています。もちろん行く先には…

「お、ここか。さ、覗いてみよー♪」

引っ張られて覗いてみると髪が緑の綺麗な美少女が目に映る。

やっぱ、美紅の方が綺麗だな。

「見たんだし帰るぞ」

…はぁ、予想通りこいつは動かない。動くどころか……


「初咲さーん!」


と緑の子に手を振り呼び出したのだ。はぁ、来なくて良い。

そんな俺の願いが叶ったのか、隣の少女がため息をつきこちらへ向かって来る。

こっちの子は緑の子と違って地味なタイプの子。

「何でしょうか」

「あ、あぁ。初咲さんを呼んだんだけど……」

「僕が初咲ですけど、何か?」

「えっ!?」

友人の反応にため息をつく地味な少女。そりゃあ誰だって嫌になるけど……何で怒らないんだ?

やっぱり……慣れてんのか?…はぁ、可哀想に。

「ぼ、僕って、男の子?しかも君が初咲さん!?」

「女、ですけど。しかも初咲は僕です。身体つきからして女でしょ…」

さすがにこれには不機嫌になるよな。

「では。」

そう言うとペコっとお辞儀をし、席に戻り笑う緑の子に文句を言う初咲さん。

彼女が振り返った時に香った匂い……みかんの匂いだろうか?

とても、綺麗な香りがした…。




「全っ然可愛くなかったなー。」

「失礼だろ。美紅に言うぞ」

「いやいや、それは勘弁して……でも、超地味だったじゃん」

ざわざわする教室。さっきの休憩が終わって遊ぼうという事で自由時間。

みんなは自由に喋っている。

その内容は当然、

「『初咲メイコと美紅の妹』がとても地味だった」ということ。


そんなかんやで帰宅の時間。俺は美紅の元へ行く。

「あ、レン君っ♪」

俺を見つけるとすぐに駆け寄ってくる美紅。可愛い、そう思うがもう俺の気持ちは決まっているーー



「別れよ」

そういったのは昨日だっただろうか。…いや、さっきだ。

かなりしつこかったがなんとか別れることに成功した。

俺はまだ美紅が好きだ。……だけど、これ以上騙されたくない。

そんな思いで別れを告げた。

……いつまでも心に残るモヤモヤ…その元凶は美紅なんかじゃなくて……

「初咲リン」だった。

31:恋のみかん。:2015/09/06(日) 06:03 ID:BUI









夜になってふと思い出した美紅の顔。いやいや、と首を横に振り意識を消す。

(もう、忘れるんだ。俺自身の為に…)

この想いは完璧に恋だった。初恋か?と言われたらそうだろう。


…だけど、この恋なんかよりずっと前に、愛しい誰かが、いた気がするんだー

美紅の次に浮き上がるのは「初咲リン」の顔。あの瞳は感情を知っているのか、知らないのか。

それすらも悟らせないようにしている…そう思う。

「はぁ…。寝るか。」

そう呟くと同時に意識は遠のいていったー




大好きなものが離れていくショック。みんなにはわかるだろうか。
知っている人もいれば知らない人もいる。なぜ人はバラバラなの?

ーーそんなの、答えは簡単じゃない。この世界の人間は、神様の「キマグレ」な遊び道具でしかないんだもの。





「グミは死にたくなった事、ある?」

「ん?僕が死ぬ?絶対にありえないね」

「なんだ、グミはそっちの人間か。」

「そっちの人間ってなんだい、リン。僕がどんな人間だって言うのさ。」

「なんとなく。分けちゃうんだよね。…気づかないうちに、こいつはこっちの人間だ、ってね。」

いや、ぼくはどんな人間なんだい。そう呟くグミを無視してリンは空を見上げていた。
脳裏に、昨日出会った少年を刻みつけて。


「グミさ、」
「はあ、今度はなんだい。」
「昨日来た人。あの人さ「昨日来た馬なんてありすぎて分かんないね。」
「あ、黄色い頭の人。1番失礼だった人と一緒にいた、あの人」
「あー、あれか。そいつがどうしたんだぃ?」

うーん、と唸っているリンは何か考え込んでいる。
頭の上がらないリンにイラついてきたグミは「おい!」と意識を取り戻させようとしていた。

32:恋のみかん。:2015/09/07(月) 20:07 ID:BUI

第4話 「君との----」







夜になってふと思い出した美紅の顔。いやいや、と首を横に振り意識を消す。

(もう、忘れるんだ。俺自身の為に…)

この想いは完璧に恋だった。初恋か?と言われたらそうだろう。


…だけど、この恋なんかよりずっと前に、愛しい誰かが、いた気がするんだー

美紅の次に浮き上がるのは「初咲リン」の顔。あの瞳は感情を知っているのか、知らないのか。

それすらも悟らせないようにしている…そう思う。

「はぁ…。寝るか。」

そう呟くと同時に意識は遠のいていったー




大好きなものが離れていくショック。みんなにはわかるだろうか。
知っている人もいれば知らない人もいる。なぜ人はバラバラなの?

ーーそんなの、答えは簡単じゃない。この世界の人間は、神様の「キマグレ」な遊び道具でしかないんだもの。





「グミは死にたくなった事、ある?」

「ん?僕が死ぬ?絶対にありえないね」

「なんだ、グミはそっちの人間か。」

「そっちの人間ってなんだい、リン。僕がどんな人間だって言うのさ。」

「なんとなく。分けちゃうんだよね。…気づかないうちに、こいつはこっちの人間だ、ってね。」

いや、ぼくはどんな人間なんだい。そう呟くグミを無視してリンは空を見上げていた。
脳裏に、昨日出会った少年を刻みつけて。


「グミさ、」
「はあ、今度はなんだい。」
「昨日来た人。あの人さ「昨日来た馬なんてありすぎて分かんないね。」
「あ、黄色い頭の人。1番失礼だった人と一緒にいた、あの人」
「あー、あれか。そいつがどうしたんだぃ?」

うーん、と唸っているリンは何か考え込んでいる。
頭の上がらないリンにイラついてきたグミは「おい!」と意識を取り戻させようとしていた。


「感情、か……」

ポツリ、リンが吐き出した声はグミには届かなくて、グミはノートを取り続けている。

リン(考える心があっても、感じる心がなければ、意味ない…)

そう言われたって、無理なものは無理。リンはまだうーん、と考える。

(なんで…)

また、昨日出会った少年を脳裏に刻みながら----



「なぁ、お前、なんか悩んでない?」

「あ、分かるか?まあ秘密だけど。」

「な、意地悪だな!教えろよー、なぁーあー。」

何でこうも簡単にこいつにバレるんだ。最悪だ…。
いくら考えも散らしても頭に浮かぶのは美紅--ではなくてリンの顔。香り。仕草だった。
懐かしい香り、懐かしい雰囲気をまとった彼女を忘れる奴なんているのか、…いや、たくさん居るだろう。
……現に、目の前にいるこいつはきっと忘れているだろう。

「あ、美紅ちゃんだ。おーい、美紅ちゃぁ〜ん!」

33:恋のみかん。:2015/09/08(火) 21:07 ID:BUI

第5話「3度目の、初めまして。2度目の、初めまして。」



え……?何でミク姉がここに…?

「あ、ミク先輩だ!やっぱりキレー…。リンとか言うやつとは大違いだね。先輩がかわいそー。」
「でも良い引き立て役じゃない?」
「あ、確かに!じゃあ居てもまぁまぁいいか」
「価値はないけどね」

…ほら。こうなる。別に言われて悲しいとは思わない。まぁ嬉しいとも思わないけど。

「リーンちゃんっ」
そう言ってギュッと抱きついてくるミク姉。
(…はぁ。裏と表が激しくてついてけないや。)
「何?ミク姉」
「実は、彼氏が居るんだ!教えるね?」
「いや、いいよ。グミにも迷惑だし」
「ん?あぁ、僕なら大丈夫。行ってこれば?」

おい、ミク姉との関係をお前は知ってるだろ!…なんて叫びをあげようとは思わないけど。




そう、私に残された感情はほんのわずか。悲しみと、苦しみだけ-----



ミク姉が連れてきたのは2年3組。確かに音楽科の人が通うクラス。
歌は上手いんだろうか?聴いてもいいかもしれない。…なんて、ミク姉の怒りを買えば面倒くさい事になるし、やめよ。

「あ、美紅ちゃんだ。おーい、美紅ちゃぁ〜ん!」
ドアを開ければ聴こえてくる声。これが彼氏だろうか?…だけどこの人には緊張感というものが感じられない。
好きな人を呼ぶには緊張感がいる。…いつか、あの人が教えてくれた言葉だ。
その声でみんなはこっちを見る。…本当、面倒くさい。興味とか、湧かないんだけどな。

「あ、リント君!久しぶりだね〜っ。…?あぁ、この子は初咲リン。私の妹だよ♪」
その子…と小さく呟いたピンをつけている男の子の声に反応したミク姉は私を紹介する。
「リンです…」
お辞儀をする時瞳に映る彼。
(この人…僕の顔に似てる?!)
毎日嫌という程見る自分の顔を忘れるわけはない。この顔は…。



『離れてしまった兄妹。彼等は気付くだろうか?…ククク、面白い玩具に育ってくれたな…。』



「リンちゃん?お、おれはリント!よろしくなっ!」
あ、忘れてた。顔をあげたら映ったのは……リント君?

「この人がミクの彼氏だよ!鏡音レンくん!レン君、この子は妹の初咲リン。」

顔を赤らめるミク姉と鼻をクンクンさせる、昨日の少年が居た。

「リン、です…」
「ふふふ、2人共仲良くね?」
「ん……」
彼は言葉を発さない。この人の声が聴いてみたい。どんな声を発するのか聞きたい。どんな声で歌うのだろうか?
「………喋って…」
気づいたら口に出していた本音。彼は言葉驚いた顔をしている。
(どうして歌になると夢中なのかな?)
前から考えていた。なんでか音楽の事似なると夢中になってしまう。


「…なんでも、ない…。帰る」



「はははっ、そんな事がっ!」
「…うるさい。」
「だって、初対面であんな、すぐ、帰られたらっ!ははっ」
「しょうがないでしょ。リンだってあんなところ居たくなかったんだから。」
「まぁ、リンらしいといえばリンらしいね。」
「バカにしてる?」
「さぁ?どう思う?」
「もういい。あ、今日1日部活見学じゃん。」
「あー、本当だね。僕と一緒に来る?」
「うん。行く。」
「ははっ。やっぱり、そう言うと思ってた」


『確か彼女の名は…NO.336358966289927、神巡GUMIだっただろうか。この子も素晴らしい。さぁ、もっと、もっとだ!』

34:恋のみかん。:2015/09/11(金) 00:07 ID:BUI


「新たな関係。新たな部活」第6話



僕に感情が芽生えてくる……それが、どうしようもなく--





ーーーーーーーー怖いんだ




「あ、陸上部は強そうな人いないね。」
「うん。少しはいるけど。」
「っというか、1日も新入生の皆のために頑張るとか、つらいね。」
「確かに。学校側も頭おかしいよね」

本当は僕らの希望は軽音部。
通りすがったから見てみたそれほど特徴的な練習はしていなかった。
「さて、本命の方に行きますか。」
「そうだね。時間も減っちゃうし」

入学式の朝にも向かった音楽室。練習をしているはずの中からは音が聞こえてこない。
「おかしいな、防音じゃないはずなんだけどな…」
「え?なんでリンがそんな事を知ってんのさ」
「え、あぁ。朝に時々通うかな、と思って事前に調べてた。」
「なんかこわいね。その特技」
「特技じゃないけど…。ここの校舎は音楽室のためだけに造られたから、あんまり迷惑じゃないの」
「ふーん」

ガチャ

ドアを開ければ楽器のいい匂い。グミにはおかしいだろう、とか言われるけどやっぱりこの匂いがすき。
「ん?人影が…ない?」
「いや、あそこに1人。ほら、この前リンが言ってたやつじゃない?」
「え…うそ。どこ?………あ、」
本当だ、そう言おうとしたけど声が出なかった。
あの姿は確かに、ミク姉が紹介していた彼氏である鏡音レンの姿。
「なんか、リンに似てるよね」
「そう?」
「前も思ったんだけどさ、顔立ちとか似てるなって。しかもあの曲を作る姿、リンにしか見えないよ」
そんなに似ているか?髪型だって違うのに。


「すこし、静かにしてくれませんか?」
僕らが静かに話しているのを聞き逃さなかった鏡音レン。
相当耳が良いのだろう。
「ん?あぁ、すまなかった。ところで、ここの部員は?」
「(口のききかたが……)ここは1人で活動してますけどなに……か?」
しばらく彼の楽譜に見惚れていた僕に気がついたのか、鏡音レンはこっちを見つめてくる。
「えっと、なにか?…あ、そうだ。入部届け持ってきました」
「いや、リンちょっと待て。何で1人なのに活動できているんだ?おかしすぎるだろう」
「そう?ここ以外に魅力的な部活もないし、ここで決めるけど。リンは、ね。」
「僕もここが良いけど…「はい決定」
強引に話を切ったらグミは睨んできたけど無視ムシ。


「活動内容は、こんな感じですね。」
「……これ、本当に軽音部ですか?」
「はい…。そうですけど何か?」
悲しく質問した僕に悲しく返す鏡音レン。つまんないじゃん、とか言うグミは無視すれば治るだろう。
「あ、そうだった。僕はマネージャーにまわる。君も才能はあるみたいだしリンと組んだら最高だよ」
え?…いや、やめて?そんな事したら、部活なんていけない…。
「そうですか、分かりました。…あとリンさん、さっきから他人口調じゃありません?」




……は?いや、だって、それが普通でしょ?

だったら…もしミク姉を怒らせたらーーーーーーーーー







責任くらい取ってよね?

35:恋のみかん。:2015/09/12(土) 00:23 ID:BUI

第7話「辛さは悦び」











「リン、新生鏡音ツインズってのはどうかな?」
「何が?」
「ユニット名さ。新しい鏡音ツインズで。」
「なんでツインズ?しかもリンは初咲なんだけど」
「リン…覚えていないのかい?」
「だから、何が?」
「…小学生時代だよ。」
「………覚えて、、ない。」


何で、中学生だって、幼稚園だって、覚えてる。……なのに、小学生時代の事だけ頭に入っていない。
………楽しかったのか、つまらなかったのか、それすら覚えていないんだ。
「不思議だね。ついこの前までは僕と話していたのに…」
頭が混乱する。状況が理解できない。頭がついていけない…。
「リンさ、あの頃いじめられてたし、辛いこともあったから忘れて、正解だと思うな」
「そ、うなの?」
「あぁ。気になるけど、そこまで気にしなくても良いと思うな。」
納得いかない…けど、苦しい過去を抱えるよりはマシなのかもしれない。




「鏡音ツインズ、か。いいんじゃないか?」
グミ(………何で反応しない?君なんだろう、もう1つの鏡の欠片は。)
「リンは、それでいいの?」
「…ん。」
「わかった。じゃあこれでいこう」
グミ(君まで覚えていないなんて事はないんだろう?なぁ、答えろよ…答えてくれ…)
「どうしたの?なんか悩んでる?」
「いや、さっき数学の応用を解いてたんだけど、難しくってさ。」
数学の応用?グミはさっきそんな事していなかった。……ずっと、一緒にいた。
ここに来る前だって、一緒に……。



「僕が考えた歌、ですか?」
突然彼の口から飛び出した
「リンさんは作曲とかしないんですか?」
という言葉。歌は作るんだけど、
「………僕が歌うの?」
「もちろん。歌いたくないとか、言わないでね?何で軽音部に入ってきたんだ、ってなるよ?」
「……はい、グミとのデュエットで良ければ」
「はぁ、まぁいっか。」




とんでもない現象どうやら透明人間になりました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー万々歳は飲み込んで

~~~~~~♪


「…うん、2人ともいい歌声だな。楽器とかは?」
「僕は楽器全般的に。」
「僕は楽器は得意じゃないね。音声とかそっち系の技術ならプロ並みに出来るくらいさ」
「楽器全般、技術……はぁ、本当、お前らはすごいな。」
「そうだろう?リンなんかとんでもないくらいだからな」
「そう?グミの方がすごいと思うけどな」
そう、彼女の技術はプロ並みなんかじゃない、プロを超えるレベル。
僕なんて、才能の欠片もない。

「僕はしばらく休ませてもらうよ」
「「…………は??」」
え、いや、何言ってんの?いやだってさ…ね?
「何でよ、2人なんて絶対無理。」
「プロデューサーはあんまりやる事ないだろう?だから交渉とかしてきたいんだ。」
「えぇ、だって……」
「大丈夫、合宿中だけだし。歌とかの練習時に出掛けるだけさ。」
少し不安…だけど、交渉ってライブとかでしょ?グミも頑張ってるんだから僕だって…
「…分かった。その代わり、最高のステージにしてよ?」
「ふふ、もちろんさ。」
「オッケ。合宿は明後日からな。今回は練習がメインじゃないっぽいし、楽しもうぜ。」
仲を深めるための合宿。本当、ただのお遊びにしかならないだろう。


「そういえば陸上部と一緒に行動とかするから。まぁ途中からだけど」
「……え?」
だって、陸上部はミク姉が居るところだよ?辛すぎるに、決まってるじゃない…。
「じゃあ、僕はもう行くよ。2人とも、期待しているよ」
「あぁ、俺らで最高のステージ見せてやる。」

36:恋のみかん。:2015/09/12(土) 14:39 ID:OXs

「君だけは」第8話









合宿、当日〜〜



「いやー、流石にこの学園の部活全部入るだけあってデカイなー」
うん、グミの言う通り。ものすごく大きい旅館に、ものすごく広い体育館、グラウンド。ひとつひとつの部屋もかなり広い。
「うっひょー。初めてだよ、こんなところ」
「リンも初めて」
さ、中に入ろ。と思ったけど入口が見つからない。……どこなんだ?
「ほら、部長がトイレ遅いからみんなとはぐれたじゃないか」
「おいグミ、んざけんなよ?並んでたんだからしょうがねぇだろ?!」
ホント、耳元での喧嘩はやめてほしい。
「とりあえず捜せば見つかるんじゃない?レン、体力づくりはしてるよね?」
「あ、まあ一応」
「走るのか。よし、このヘタレに僕たちの実力を見せ付けてやろう!」
「ん。」


「はぁはぁ。マジ疲れた。お前ら何でそんなに体力あんの?」
「さぁね。」
「グミ、もう先生の話始まってる。早く行こっ。」
「お、おい、待て…」





あれ、もうこんな時間…。11時50分。お昼食べちゃおっかな。
「部長、お昼。」
「あれ?なんか部長に戻ってない?」
「…べつに。」
グミももう行っちゃったし2人きりとか、最悪。
「食堂、行ってくるか?」
「いや、お弁当食べる。」
「ああ、母さんが作ってるんだったか?ミクは手作りって言ってたけど」
「え?……うん、そっか。…僕は手作りかな。ミク姉とめーちゃんの分も僕だよ。」
そうだよ。これが真実なんだよ。好きな人の嘘を見抜けないとか、バカみたい。
だって、好きってそういうことなんでしょ?全てに気づいてしまうんでしょ?



「へー。別れたんだ。」
「あぁ。なのに次の日にはまた付き合ってるとか、意味わかんねぇ。」
「浮気相手って?」
「紫の侍みたいな男。ポニーテールに縛ってる」
紫の男…ポニーテール、侍?…………。
「あー、それなら心配ないよ。ミク姉、浮気してないから。」
「は?」
「がっくんね、昔から仲いいんだけど、いま軽く後輩からストーカーされてるっぽくて、で振ったんだって」
「それとこれとは関係ねぇだろ」
「その子を振ったとき、美人の幼馴染と付き合ってる。とか言っちゃったらしくて、しかもがっくんは年下好きで有名だからさ。」


この話をきく態度からだと、まだ好きなんだね。…ミク姉のこと。
「さ、練習練習。あ、そうだ。夜にお弁当作るから、寝るの遅くなるかもしれない」
「え?夜に作んのか?……俺のも作ってくんねぇか?」
「は?いや、部長にはミク姉がいるでしょ」
「りんじゃないと嫌だ」
「はぁ、バカみたい。……分かりました。」
その後も練習、休憩、練習、休憩を繰り返して、夜を迎えた。



「レン、リンの部屋ってどこですか?」
「リンさ、何で僕って呼ぶの?グミと話すときは……」
「あぁ、その事ですか。何でか懐いた人には、リンって言っちゃうんだよね。」
「今、気づいてる?リンって言ってるんだよ?」
「え?………!レンに向かって?!嘘嘘、」
「懐いてくれた?部長じゃなくて、レンって呼んでくれてるし、敬語も抜けたし。」
確かに。そうしたかったのは僕だ。レンの歌声を聴いてレンの性格が見えた。
レンと話して、レンとにる楽しさが分かった。だから、懐いたのかな?
「良かった。レンだけは、信じたいな、って思ったから。」

「リン、笑うようになったよな」

彼がポツリとこぼした声は聞こえなかった。部屋に着くまでは、全くの沈黙を2人を包んでいた。

…けれど、冷たい空気じゃなくて和やかな空気が流れていた

37:恋のみかん。:2015/09/13(日) 03:41 ID:BUI

誤字がたくさんありすいません。レンといる楽しさが分かった。とかも本当、すいませんでした。








「本当のココロは」第9話





ガヤガヤ ギャーギャー ギャハハハハッ


…何なのでしょうか、この雑音は。音楽の道を歩むにつれ、耳が良くなってきた僕らには苦痛でしかありません。
「そっか、リンも耳いいもんな」
「何これ、鼓膜破れる。」
「我慢するしかねぇな。開けるぞ」
「ん。」

ガラララ

開けてみるとびっくり仰天。男子しかいない。
「……女子部員は?」
「よー、レン!お前もこっちこいよ!…女子部員は違う部屋に決まってんだろ?」
「なんで?レン、何で別々にする必要あんの?」
別に一緒でもいいじゃん。離れてたら部で遊ぶ意味なくない?
「レン、そいつ…ミクの妹の「美紅の妹じゃなくて、初咲リン。」
「あ、そうだよな」
「リン、どうする?向こうの部屋行くか?」
えー、やだ。そう目で訴えかけてみれば…お、成功。
「はぁ。俺の側から離れんな」


レン(…関係者じゃないからリンには踏めこませられない…)

「リント、下の奴らも集めろ。」
レンの合図でリント君はせっせとスマホとパソコンを器用にいじり始めた。
「何かするの?」
「いや、たいしたことない。リンはこの間にお弁当作ってていいぞ」
「分かった」

気付いてしまったんだ。

【自分が感情を







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー取り戻していることに】





「いっ…つぅー」
それからの料理は上の空で、手元を見ていなかったせいか手を切ってしまうという運命(さだめ)。
はぁ。ミク姉、ごめんなさい。僕はもう、あなたのものじゃない。歌うだけのロボットじゃない。
「人間だ」




少し騒ついている体育館。結局、隠れてるんだよな。堂々と聞けるはず…ない。
「レン、何隠してるんだろ」
「よーし、みんなよく聞け。美紅とは別れた。よって美紅を音姫の座から外すことにする。」
レンの声だ。ミク姉と別れたって…好きじゃないの?
乙姫って何だろ。たしか浦島太郎だったっけ?ミク姉をその地位から降ろす……
…!ミク姉って乙姫だったの?!じゃ、じゃあここに集まってるみんなは…。
「海に住む人?!」
うおっ、声出ちゃった?バレちゃうじゃん。
あれか?玉手箱の中のけむり浴びせられて…
誰だ、誰だと騒つく体育館。違う、きっとそんな事じゃない。だって、ヤンキーばっかり集まっているじゃない。つまり…。
「おい、リンだろ。何やってんだ」
やっぱりレンには分かるよね。一日中一緒にいたし。

「聞いてたか?」
「うん」
「今まで秘密にしてて悪かった」
「うん」
「って言っても短い時間だったけどな。」
「うん。」
「俺、暴走族の総長なんだ。」
「いいよ、分かってる」
別に、謝って欲しいわけじゃない。ショックを受けてるとか、そんなんじゃないし。
むしろ、なんかちょっっっっっぴり嬉しい。やっぱり、感情が…芽生えてきちゃってる……。



「うし。リン、爆音に入らないか?」



瀑、音?なに、それ。
「まさか、知んないのか?」
「うん。」
「マジかよ……。(何を分かってるつもりだったんだ…。)はぁ。爆音はな、暴走族で、全国No. 1。」
「あ、聞いたことあるかも。みんなイケメン揃いで強いっていうね。しかも頭の良い学校に通ってる」
「ああ、それ。で、入らない?」
「何に?…………。…入らないよ?無理だよ?」
「お願い?ほんっとうにお願い!」
「何でリンなの?リン強くないよ。」
「いや、強いでしょ。喧嘩とか…嫌い?」
「ん。喧嘩は好き。殴り合いとか銃撃戦、短剣と剣。どれも最高」
「じゃあはいろうぜ!」
無理ですよ?入りませんよ?何回言ったら分かりますか?
「頼む!幹部の1人が抜けて困ってるんだ!!」
《困ってる》に反応してしまう僕は本当に弱い。
「…困ってるんだったら、良いよ」
「よっしゃあ!ありがと!」
今の笑顔、カッコイイ……。なんて思っちゃうのは君のおかげだよ、レン。

38:恋のみかん。:2015/09/17(木) 23:26 ID:BUI

「イツカノコイは幼いコイ。イマノコイは偽リノコイ」第10話

「うぅたごえはぁ〜どぉこぉにいくのぉー♪」
隣の男子湯からお世辞にもきれいとは言えない歌声が聴こえてくる。
当然、レンの声じゃない。………うるさすぎてリラックス出来ない。

コンコン

「んあ?女子の方からじゃね?ノックとか変態じゃねww?」
なんて、歌声の持ち主とは違う人の声が聞こえてくる。
「あの、うるさいんですけど、静かにしてもらえます?」

しーん

僕が話しかけても返事はない。……そっか、向こうは耳が良いわけじゃじゃないのか。
油断してたらまた急に聞こえてくる歌声。
「向こうの人はうるさくないのかな?」
なんて思っているとピタリと止まった歌声。……そういえば向こうにレンがいたのか。
僕の声、聞こえてたんだね。

カラカラ

「あはは。確かにね。さっきの歌声はリント君かもねー」
「そういえばあんたの彼氏歌上手いよね?」
「んー?レン君のこと?確か軽音部だった気がするー」

最後の、誰よりも高いソプラノの声に思考が停止した。
そう、その声の持ち主は我が学園のアイドル初音美紅。
「あれ?なんか人いない?」
「うっそぉ、本当にぃー?うわ、マジだ!つーかあいつ初咲リンじゃん」
「あ、美紅忘れ物してきちゃった!すぐ戻ってくるからねー。」
ミク姉の考えなんてすぐに分かる。きっとミク姉がいない間に僕のことをいじめて欲しいんだろう。
っていうかレンとの関係がハッキリしないな。彼女なんだか元彼女なんだか。
………はぁ。ため息が止まんないや。

「ねぇ、美紅には止められてるけど…美紅はいないしいじめちゃっても、いいよね?」
「あははっ。たしかに、良いかもねー。お前最近マジで、調子に乗ってるみたいだし?」
調子に乗る、か。あんた達も美紅に相手にされてるとでも思ってんのかね。
お前らなんてただの駒にすぎねぇよ、とでも僕の姉は思っているんだろう。
「レン君の部活入ったって?グミと一緒に?」
「だよねだよねー。グミだって、あんたと仲良くしたいわけじゃないでしょうね」
どいつもこいつも、同じことばっかり言う。こんな時グミは、こう言ってくれたんだーー

『僕はリンと一緒に居たいから一緒に居る。なんで僕の人生を君らに委ねる必要がある?委ねて良いのはリンだけだな』

ーーー嬉しかったんだろう、素直に。少しずつ感情が薄れていくあの頃。
グミの発言によって感じた「喜び」が僕の最後の感情だった。

「ねえ、こいつさ、軽く窒息状態にしても良くない?」
「あはっ、いいねいいねー。それじゃ、うちは力あるし…………ヤっちゃうね?」
その合図とともに僕の頭をめがけて伸びてくる腕。若干気持ち悪い。
…いや、かなり気持ち悪い。せっかく洗ったのに。汚い手で触ってほしくなんかない。
伸びてきた手によって温泉のお湯に浸かる僕の顔。
……1分しただろうか。いや、そんなに経ってはいないかもしれない。
というより、こいつらは正真正銘のバカでしかない。なんでミク姉の帰りが遅いということに気がつかないのだろうか。


「ねぇ、今男子が混浴に居るらしいよ。」
「うっわ、何それ。マジ引くわー」
「いや、そうでもないんじゃない?だっていま貸切の旅館だし。」
「ふーん、意外とマジ…め……じゃん。(そういうことね)…………オッケー」
あぁ、言いたいことはわかった。混浴の浴槽に浸かれとでも言うんだろう。
別に構わないよ?そんなに人の目を気にするほど僕は神経質じゃない。
「じゃあ、今から入ってくるのよ?あ、でも美紅にバレたらヤバイわね」
「そっかぁ、そだね。じゃ…とりまバスタオルはつけてね」
最後の「あんたボンキュッボンだし…マジウザい」とかいう呟きは無視しておけばいっか。

39:*メープル*:2015/09/18(金) 16:01 ID:6Yc

こんにちわ(*_ _)
読ませていただきました。(*'▽')
そこでちょっと気になったことを言います
まず、場面がコロコロ変わって凄い読みにくいです。
後、読んでいる側をおいて行って、話がポンポン進んでいる気がします。

ストーリーは結構面白いんでこれからも頑張ってください(*^^)v

40:恋のみかん。:2015/09/20(日) 22:22 ID:BUI

そ、そうですか!なんか最近力任せに書いちゃってて……。
ご指摘ありがとうございます!メープル様の指摘も心に留めて、頑張ってみます!


「気持ち、今の。気持ち、昔の。」第11話


リンside

ガラガララ

ザワザワとする混浴の浴場。このドアによってざわつきが酷くなる
あぁ、もうめんどくさくなってきた。…早く、歌の練習したいな。
「リ、リン…?こんなとこで何やってんだ?」
突然舞い降りてきたのはレンの声。
……何故かレンの声が震えている、気がする。震える理由なんてある?
「うっわー、変態ぃー!しかも初咲じゃん?」
何?ここって男子湯なわけ?混浴だよね?女子だって入っておkおk!なわけでしょ?
「ここ…混浴、ですよね?」
正直に言っただけ。事実を。
「あ、まあそうだけど…」
「僕のことは気にしないでください」
後ろで呟く声が聞こえる。それは確実にさっきのじょしのもので…
「…ウザい……」



レン

視線の先には何故かじっとするリンの姿。
「おい、なんでこんなとこに来たんだ?」
女子が居ないことくらい、リンだって知ってるはずだ…なんて、理由なんてのはとっくに分かってる。
「はぁ…。いじめとかマジで蹴散らして良いんだぜ?」
無視を決め込んだのか、リンは俺に反応しない。
「そういえばさ、さっき美紅が来てさ、仲直りして。付き合うことになるかもしんねぇ。」
何で彼女に言ったのかは分からない…だけど、少し嫉妬してほしい。そう思ったのは事実だ。
「…そ。興味ないから。」

なのに彼女は、俺の期待をいつも裏切るーーー

「少しは話聞けよ!」
気づいたら俺は叫んでいて。すごく、不思議だった
何でこんなに彼女に振り回されないといけないのか。意味が…


分かってるよそんなの。分かってる…。
きっといつか感じていた愛しさ。これは恋なんだろう。
だったら美紅に感じていた気持ちはなんなのか。ほんとうに、不思議だ。
「悪りぃ。怒鳴りすぎた」
この前感じた、美紅の前の恋。これと同じ感情が、今、リンにある。
ここは温泉の浴槽だ。少し怒鳴ればあっという間に響く。
しかし、幸いなことにリントの歌声のおかげでみんなには聞こえてないらしい。
リン、俺はもう隠せねぇからな。


リン

「覚悟しろ…」
何か考え事かな?レンが顔を曇らせて悩んでる?と思ってると声が聞こえた。
その声は本当に小さく聞こえたきた。
「どうしたの?」
「いや、幹部に入るんだもんな。覚悟しておかないと」
…そういえば。なんかそんな話もあったっけ?
なんか別にどうでもいい、って感じだな。あれ?暴走族って…
「ねぇ、暴走族って何するの?」
上目遣い気味に問いかけてみると……
「っ…!………お前マジで、部屋戻れ。話はそれからな?」
何でか怒ってきた。…怒られるような事、したっけ?
…いっか。後で話すっぽいし。僕もそろそろ上がんないと筋トレの時間に間に合わない。
「…分かった。」
そういえばあの女子達、もう帰ったんだ。
女湯もいないし…そんなにレンと長く話してたっけ?
まあ居たらいたでめんどくさいし。



「何なのよ、あの子…。これ以上あたしを怒らせたら、痛い目ミチャウゾ?」






こんにちは…いや、こんばんは。レンです。
あれから部屋に戻ってきたものの……。この状況は何ですか?!
俺とリンは部屋の隅っこにいて、リンが腕を絡めてきている!
「あ、あの…リンさん?」
少し声が震えただろうか?……仕方ないさ。うん、仕方ない。
だってさ、好きって気づいた直後にこの体勢…。
「…?レンがこうしとけ、って言ったんだよね?」
「そ、そうなんだけど…」
ま。まともに反論できない!!…そう、俺がこの状況を作った犯人なんです。


事の発端は10分前ーーーーー

41:恋のみかん。:2015/09/20(日) 22:25 ID:BUI

事の発端は10分前ーーーーー



「ちわーっす」
「お邪魔するっす!」

そんな声と共に本日2度目のヤンキー軍団がやってくる。
ザ・ヤンキーって感じではないけど目つきがいかにもヤンキー感を醸し出している。
「はーい、今日はリンの歓迎会だ。流石に酒はダメだが思いっきり騒いでいいぞー」
そう言って俺はリンを前に突き出した。うきうきしていた俺はリントの声でどん底へと落ちることになる……。

「ねーねー、やっぱりリンちゃんって美人さんだよね?んー、いや。可愛いかな?」

……うん。あとで処刑。隣のリンをちらっと見てみると、?でできているような顔をしていた。
ーーーで、俺はリンの容姿をバラさない事をみんなに伝えてから、席へと戻った。でもその視線は止まないわけで。とりあえずどこにも行かないように腕を絡めさせている。


ーーという事情があったわけです。

隣を見てみると、黒い髪のリンがうつる。マスクもしてないし、片方の瞳を隠さないしで美人にしか見えない。
「みんな、楽しそう」
そう言って微笑む彼女に俺の心臓は高鳴る。……愛しい、そう想ってしまう。
「…あぁ。リンもあいつらと仲良くしてやってくれ。」
「うん」
リンは感情を表に出すようになってきたと思う。…俺も、力になれたかな?
ーーなんて、どんだけ惚れてんだよ俺。




投稿量が大きすぎたので、こちらが続きになります!

42:匿名さん:2015/10/28(水) 21:42 ID:BUI

第12話





リン
レンが大事にしている爆音のみんなは楽しい人たちばかりで。
……まぁ僕を嫌っている人の方が多かったけどね。
「リン、こっちに来てくれ」
レンの声に振り返ると、レンを含め4人の男の人が座っていた。
「おーい。こっちこっち。」
隣の人は…リント君だったっけ?音痴で噂のリント君。
にっこり笑いながら手招きしている。
「駆け寄るとレンに腕を引っ張られて強制的にレンの隣に座る。
「ど、どうも…」
挨拶してみたけど…どうかな?お辞儀をして顔を上げると…
「……え?」
そこにはグッドボーイなイケメンたちばかり。




「はは、可愛い子だね。素直すぎてびっくりだ」
…名前も分かんない、しかも初対面だからどう話せばいいか分からない。
「あぁ、名前。左からリント、グミヤ、ミクオ、リュウト。」

『あぁ、名前。左から“リント”……」


リン、ト?リント、リント………。


ねぇ、この人が僕から全てを奪ったのーーーーーーーーーーーーーー?


嫌だよ。嫌でも蘇ってくるんだよ……。苦しみたくないの、ねぇ!!



《嫌よ、あんな子。リントに決まっているわ。分かりきったこと、聞かないでちょうだい》
《だよなぁ。やっぱリントだな。あいつはどうする、殺すか?》
《だぁめ。そんな事したらリントが不思議がるわ。自然に、引き離しましょう。》

憎い、憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い。
ねぇ、ねぇ、ねぇ、教えて。ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ。
もう。嫌だ。もう、嫌だ。嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。

あの時も会話が。あの時大事にされていたリントが。憎くて、辛くて。気持ち悪いの。

あの頃はグミが止めてくれた。……でもね、感情を蘇らせた今、もう抑えきれないの。


「リン?大丈夫か?」
ねぇ、あなただっていつか、離れていく。だったら、関わらないほうがいい。
でも、もう関わった…つまり、やる事は一つ。

リン(お願い、嫌いになって!)


心の中でリンは叫んだ。相手の傷つく言葉を必死に探して出た言葉は、

「みんなと、仲良く、なり、たい…」

だった。

本音が出てしまった。傷ついてほしい、そう思う事は最低なのかもしれない。
でも、苦しみたくないから、また。…惨めになりたくないから。
リンは必死に頭を働かせる。しかし、働かせれば働かせるほど、レンとの記憶が浮かびあがる。
きっと、リンの中で彼は特別な存在。その事実に、彼女も薄々勘付き始めていた。
「ふっ、当たり前だろ?」
あぁ、なんて暖かい。彼女の頬を、一筋の涙が伝う。
「リン、どうしたんだ…?」
おそるおそる、聞いてきた彼に彼女は、こう答えた。





みんなが、温かくて。嬉しいの。こんなの、こんなの………





初めて


果たして、彼らに最後の4文字は伝わったのだろうか。彼女の様子を見て戸惑うものが1人。
彼は、不敵に微笑んでいた……

43:あっぷるぱい:2015/10/31(土) 17:46 ID:BUI

第13話「メルフォの謎」











リントside



うん、変かなー

もう少し可愛くないとなー、キュンとしないし、胸に…

もう、男の子だったら、どんな感じがいいのかな。

はぁ、分かんないな。

これじゃ、うまく伝わらないし。



夜、暗がりにメルフォの灯りが一つ。

声と灯りに目を覚ます。

(なんだ?)

灯りの元へ、歩いていく。歩くたびに鳴るカサ、という音にも彼女は反応しない。

(やっぱり、ね。)

視線の先にはメルフォとにらめっこする初咲リンの後ろ姿。

彼女の後ろからメルフォを覗いてみる。

(こっちも、予想通り。ね…)

イヤフォンから漏れ出る少しの音は、可愛かった。

(おい、起きてるんだろ?)

そんな想いを込めて近くの人影をつつく。案の定、それは鏡音レンの姿。

わかってるよ…とでも言いたげな顔で起き上がるレンも、リンの音を耳にしていた。

ちょっと、いたずらを仕掛けよう。

(やっぱり、肩をつつくのが一番か。)

つんつん

「「「………………」」」

つんつん

「「「………………」」」

とんとん

「うっわぁ!」

「「うぉっ」」

ドサっ

(いってぇ)

(いったた)

「いてっ」





「で、なんですかT_T」

場所は大部屋からホールに移動し、メンバーはリン、レン、リントとなっている。

「いや、何かなーと思って」

「……それだけですかT_T」

「リン、作曲中邪魔してごめんな。」

「いや、リンもアイディア切れてきたから大丈夫だよ?」

「ストップ!何かな態度の差を感じる…!!」

なんかレンとは急に距離詰めちゃってるしー。

(ふっ…そりゃ、予想くらい出来てたんだけど…)

「リント、さん。ありがとうございました」

ふいに聞こえた綺麗な声。その言葉の意味は、皆が理解できない言葉だった。

「なんでだ?」

「いや、なんとなく…」

この言葉からすると、彼女にも特別な意味などなかったようだ。


「あいつら、爆睡だったよなー。あ、そうそうレン、近頃物騒なヤツが来る」

明るい声から始まったリントの声が、終いには黒くなる。

「そうか。リン、俺らと一緒に居る勇気…あるか?」

レンは優しく、リンの手を握った。その手にギュッと、力が入る。

「ん。」

それしか言わないけれど、手に込められる力が大丈夫。そう言っているような気がした。

「ねぇ、レンー。なんでそんな仲良いんだよ。」

(俺だって、昔に戻りてぇよ…)

「さぁ、なんでだろうな?」

にやにや、そんな顔でレンはリントを見る。

「っち」


「そういやメルフォ、見ていいか?」

「でも、まだ完成途中だよ?」

メルフォ。これは略称で、本来の名をメロディフォン。なんとなく、メルフォとなっている。

最新の音楽機器で、ピアノから三線まで、様々な楽器の音を出すことができる。

当然、歌声も。機械voiceが出る。そこからボーカルアンドロイド→VOCALOID→ボカロなんて呼ばれたりする。

出した音を楽譜に出来たりするため、作曲には欠かせない道具、メルフォ。

そんな便利な道具も、使いこなすのは相当難しいと言われいる。

IQ120以上必要とまで言われるメルフォを彼女は簡単に操作していた。

だんだん、彼女が“謎”という霧に包まれていく。

「はぁ、分かった。ちょと待ってね。」

44:あっぷるぱい:2015/10/31(土) 17:49 ID:BUI

ちょっと以前の小説を修正しました。







第13話「メルフォの謎」






リントside




やっぱり、変かなー?

もう少し可愛くないとなー、キュンとしないし、胸に…

もう、男の子だったら、どんな感じがいいのかな。

はぁ、分かんないな。

これじゃ、うまく伝わらないし。



夜、暗がりにメルフォの灯りが一つ。

声と灯りに目を覚ます。

(なんだ?)

灯りの元へ、歩いていく。歩くたびに鳴るカサ、という音にも彼女は反応しない。

(やっぱり、ね。)

視線の先にはメルフォとにらめっこする初咲リンの後ろ姿。

彼女の後ろからメルフォを覗いてみる。

(こっちも、予想通り。ね…)

イヤフォンから漏れ出る少しの音は、可愛かった。

(おい、起きてるんだろ?)

そんな想いを込めて近くの人影をつつく。案の定、それは鏡音レンの姿。

わかってるよ…とでも言いたげな顔で起き上がるレンも、リンの音を耳にしていた。

ちょっと、いたずらを仕掛けよう。

(やっぱり、肩をつつくのが一番か。)

つんつん

「「「………………」」」

つんつん

「「「………………」」」

とんとん

「うっわぁ!」

「「うぉっ」」

ドサっ

(いってぇ)

(いったた)

「いてっ」





「で、なんですかT_T」

場所は大部屋からホールに移動し、メンバーはリン、レン、リントとなっている。

「いや、何かなーと思って」

「……それだけですかT_T」

「リン、作曲中邪魔してごめんな。」

「いや、リンもアイディア切れてきたから大丈夫だよ?」

「ストップ!何かな態度の差を感じる…!!」

なんかレンとは急に距離詰めちゃってるしー。

(ふっ…そりゃ、予想くらい出来てたんだけど…)

「リント、さん。ありがとうございました」

ふいに聞こえた綺麗な声。その言葉の意味は、皆が理解できない言葉だった。

「なんでだ?」

「いや、なんとなく…」

この言葉からすると、彼女にも特別な意味などなかったようだ。


「あいつら、爆睡だったよなー。あ、そうそうレン、近頃物騒なヤツが来る」

明るい声から始まったリントの声が、終いには黒くなる。

「そうか。リン、俺らと一緒に居る勇気…あるか?」

レンは優しく、リンの手を握った。その手にギュッと、力が入る。

「ん。」

それしか言わないけれど、手に込められる力が大丈夫。そう言っているような気がした。

「ねぇ、レンー。なんでそんな仲良いんだよ。」

(俺だって、昔に戻りてぇよ…)

「さぁ、なんでだろうな?」

にやにや、そんな顔でレンはリントを見る。

「っち」


「そういやメルフォ、見ていいか?」

「でも、まだ完成途中だよ?っていうかレンも手伝ってよ」

メルフォ。これは略称で、本来の名をメロディフォン。なんとなく、メルフォとなっている。

最新の音楽機器で、ピアノから三線まで、様々な楽器の音を出すことができる。

当然、歌声も。機械voiceが出る。そこからボーカルアンドロイド→VOCALOID→ボカロなんて呼ばれたりする。

出した音を楽譜に出来たりするため、作曲には欠かせない道具、メルフォ。

そんな便利な道具も、使いこなすのは相当難しいと言われいる。

IQ129以上必要とまで言われるメルフォを彼女は簡単に操作していた。IQ129でも難しいのに…。

だんだん、彼女が“謎”という霧に包まれていく。

「はぁ、分かった。ちょと待ってね。」

45:あっぷるぱい:2015/11/01(日) 18:37 ID:Avs

君がいるから、安心出来るんだーー

でもね、君は僕にとって天使であり、悪魔でもあるーーーーーーーーーーーー



第14話「初咲リンのなぞ、いろいろ。」





リントside

「結構可愛い曲だな。」

「そう?今作ってたのは、これ。他にもいっぱい作ってある。」

「でも、やっぱ男目線だと不自然だなー」

「そうなんだよね。男の子目線ははぜんぜんわかんないの」

リンのメルフォから流れてくる曲は、プロ並みの曲ばっか。

(レンもなんで良くないところなんか見つけられるんだよ…)

もう2人のハイレベルな会話には参加できていない。

本当、彼女は何者なんだ。それはきっとレンも気づいているはずで。

「次はジェラス、か。こっちはロックっぽいな」

「そう、結構考えた一作かな。あ、レンはメルフォ持ってる?」

「いや、俺は持ってない。なんでだ?」

「んー、メルフォに送ればメルフォで音を修正して送るーとか出来たし。ないならライフォに送る?」

「そうか…メルフォ、持ってなくて悪りぃな」

「ん?別に大丈夫だよ?ライフォ、連絡先ちょうだい」

2人の会話はどんどん進んでいく。ライフォを見てハッと思いつく。

「なー、今度リンちゃん派の人とKINOKO交換して、幹部のグループにおいでよ。」

これは得策だ。うん、かなりいい案だ。ちなみリンちゃん派っていうのはリンの勧誘に賛成の人たち。

「あ、うん。そうする。僕は、幹部の人のところ入っていいの?」

「もち「当たり前だろ」

あぁ、遮られた…。レンってば必死になってる。ちょっと、笑えてくる。

俺もあの猫かぶり女、嫌いだったし。猫かぶり女ってのはミクの事ね。

「そっか、ありがと。」

ニコッ、まさにニコッ。天使のような笑顔が目の前にある。

ライフォ・・・ライトフォンの略称。現実世界でいうスマートフォン。こちらは便利な事に、様々なものに変形できる。例えば拳銃、トロッコ、ロープ、シュノーケルなど、本当に様々なものに変形できる。さらに画面を空中に映し出す事もできる。こちらも便利だが、国に選ばれたものしか持っていない。形はスマートフォンとさほど変わらない。ほのかに光っている。

KINOKO・・・現実世界でいうLINE。


「さ、寝るか。」

立ち上がって言う俺を見て2人は同寺に声を出した。

「僕は曲を作らないと」
「俺は曲作らねぇと」

はぁ、もうため息しか出ない。彼らはどこまで音楽が好きなんだろう。

自分にも夢中になれるものが欲しい。まあこれがなかなか見つからないのだが。

「わかった、程々にな。」

「うん」
「おぅ」

2人を背に大部屋へ向かう。いや、大部屋ではない。大部屋の隣にあるテラスのような、庭へ。

そして彼は夜空を見上げながらそっ、と。涙を流す

今宵も罪悪感に包まれながら、そっ、と。涙の詰まった心を閉ざすーーーーー

46:あっぷるぱい:2015/11/02(月) 20:57 ID:BUI

合宿、2日目ーーーーーーー



第15話 「計り知れない力」






リンside


今日は陸上部との合同練習会。練習といっても大会のようなもの。

二人一組になって体育系、勉強系、音楽系など、様々なジャンルで勝負する。

二人一組、僕のペアはレン。まあ軽音部には2人しかいないし当たり前。

1組対1組だから僕らはもう休み時間なんてない。

僕とレンのペア対陸上部の1ペア。必然的にそうなる。

「じゃあ、始めるぞー。みんな正々堂々と戦うようにー!」

リントさんの声であたりはわーっと声を出す。

「頑張ろうな、リン」

「うん」


ーグミ、僕はそろそろ限界だ。もう感情の無かった生活には、さよならするよーーーー







400メートルリレー・・・相手チーム ミク・ネル


「リン、陸上部はほとんどミクとネルを出してくると思う。だけど大丈夫、お前なら出来ると思う。」

「ん。レンは大丈夫なの?」

「当然。」

「はいはい」

位置について よーい ダン!!



レンとネルさんがスタートをきった。

(レン、スタート遅れたな。)

ふと、昨日の朝の光景を思い出した。体育館まで走った時のだ。

レンは体力の消耗が凄かった。いや、体力が少なかった。

つまり……この勝負はかなり不利。そうなる。

(でも、大丈夫。僕なら、頑張れる)

レンが応援してくれるから…、突然頭に浮かんだ考え。

なんでこんな事……そう思っている間にもレンは近づいてきた。

案の定、ネルさんの方が早くつく。

「悪りぃ!」


パン、とバトンが渡される。

「…大丈夫」

小さな声は彼に届いただろうか。きっと、届いたはずだ。


《本当、あっという間だった。彼女の走りは綺麗だった。
綺麗なのに、速い。瞬く間に一人の少女を抜き、瞬く間にゴールへ。
これがみんなを理解できない、底へと導いたーーーー》





陸上系の種目はこれで終了。レンの考え通り相手はミクとネルが全て出てきたが、その全てに勝った。

次は頭脳系。こちらはレンの予測で行くと、大半はハナとハナタが出てくるらしい。

「IQテストを始めます。制限時間は-----分です。頑張ってください」

うーん、と頭を抱える哀れな子。きっと、ハナタさんたちはそう考えている。

……でもね、僕、そんなに馬鹿じゃないんだ。だって………



《おぉ、何を読んでいるんだ?リンちゃん》

親戚のおじさんだ。そっか、今日はお父さんと話しにくる日だったんだ。

「んー?この前本がいっぱいあるところで見つけた」

《ふーん、どれど……れ》

彼の見たもの、それは大人でも理解に苦しむような本だった。

いや、リンはまだ幼い。きっと軽く目を通しているだけ。そう思い、彼はこう質問する。

「-----?」

「-----。」

あぁ、天才だ。彼は、確信した。そこで急遽、IQテストを行うことにした。

テストを行い、得た結果は…。ーーーーーーーーーーー


「“測定不能”です」






いまは、どうなんだろ。ちょっとワクワクしてきたかもしれない。

どんどん問題を進めていく。レンの方からは鉛筆を滑らせる音が聞こえる。

問題を理解できているはず。

…対して、ハナさんたちの方からは、うーんと、唸るような声が聞こえる。

「この勝負、勝ったね」

陸上部の人の声だろう。だって僕は全くできていないような素振りを見せている。

(なんか、面白い)




「この勝負、軽音部の勝ちです。」

機械音が聞こえる。うん、勝った。

「結果を発表します。低い方から発表していきます。」

ろく ハナ ・・・ IQ 260

ろく ハナタ ・・・ IQ 281

鏡音レン ・・・ IQ 350

初咲リン ・・・ IQ 測定不能


まただ、また。測定不能。何度やっても、結果は同じだ。

結局今日も違う問題を何回も解いたが、全問正解。測定不能となってしまうのだ。



「では、頭脳系バトルを終了いたします」














結局全ての勝負において僕たちは圧勝。きっと僕らの素顔は知れているのだろう。

「それで、いいの。今はまだ、これで…」

47:あっぷるぱい:2015/11/03(火) 10:24 ID:BUI

第16話「僕の秘密、僕のココロ」









昨日、合宿から帰ったばかりだというのに、また学校。

いつも通り、起きて準備を始める。

いつもとは違ったじゅんび。なんかすこし、緊張するな。

今日からは素顔を隠さずに行こうと思う。僕は変わったんだから。

そう、レンとグミのおかげで、変われたんだから。

地毛である金髪も隠さずに。ありのままを見てもらうんだ。

肩より上で切られた金色の髪は少し跳ねている。

前髪は左右に白いピン二つずつで留めて。

右が碧。左が紅(アカ)の瞳もそのままで。

白いリボンと合体された、メルフォ、ライフォと繋がるヘッドホン。




少しライフォについて補足させていただきます。ライフォは国で選ばれたものしか持っていないと載せましたが、リンたちの通う学校は世界的に有名な学校で、国からこの学園の生徒たちへライフォが1つずつ支給されています。




カチューシャのようなヘッドホンのような、そんな器具はきっと僕しか持っていないだろう。

このカチューシャは僕のココロと繋がっているから、リボンがピクピク動くこともある。

「さぁ、朝練だ。」

ごめんね、グミ。君にもまだ話していない秘密があるんだ。それは、きっと君よりさきに、レンに話してしまうだろう。





朝、人気のない道を通る。そこへ、不良と思われる男子2名、こちらへ近づく。

「ヘェ〜君が新しい爆音の、ねぇ?」

「結構、弱そうだな。さ、殺ってやろうじゃねぇの」

いみが、わからない。最初こそこんな感じだったけど、だんだん理解していく。

でも、時既に遅し。くちを抑えられてしまった。

でも、大丈夫なの。人はいないし、大丈夫…だよね?

ココロの中で唱える。


(ロック)


瞬間、彼らの動きが鍵をかけられたように、ピタリと。…止まったのだ。


「どんな仕掛け〈トリック〉がどこにあるか、注意しないと」

ま、これでいっか。……。さ、ちゃっちゃと片付けちゃいますか。

「…落雷。」

静かに、唱えた。そして、指をピン、と伸ばして右、上、下へと動かす。

そうすれば、雷が彼らの真横に落ちる。

(これで、いいでしょ)

さぁ、行こう。今日も偽り続ける。真を、嘘へ。

視界に見えた2人の体はガクガクと、震えていた。







音楽室。ここには誰も来なくて練習するのにはうってつけ。

この前レンと話し合った曲。名前は…

「スキキライ」

。なんだか、すごく、すごく、ほわんと、してしまう。


さ、練習だ。


【スキよ キライ ワカンナイ --キライ】


可愛らしい歌い出し。自分で言うのもなんだけど、上手くできた…気がする。

周りの演奏がない。そもそもバンドを組む人数がいない。すこし寂しい練習。

(どうすればいいかな)

きっとグミは考えてあるんだろう。ここは彼女に任せてもいいかもしれない。

合宿中、一切顔を見せなかった彼女も、今日は学校へ来るそう。

「ふふ、びっくりするかな…」

今までも彼女に会う前うきうきしていたが、今ではっきり、楽しみ。そう言える。

「そろそろ登校時間だ…」

48:あっぷるぱい:2015/11/03(火) 13:31 ID:BUI

第17話「ウワサとケツイ」









堂々と、歩く。みんなの視線を浴びながら。

そりゃぁ、こんなに変わったら吃驚するよね。みんな、同じだ。

ガラガラ

私の目的地は自分の教室。まぁ、当たり前だよね。登校だし。

「おはよ」

教室に入っても好奇の視線は止まない。そんなのは気にせず、グミに話しかける。

「リ、リ、リ、リン?!その格好、なんで?!」

「んーとね、変われたから…かな。グミとレンのおかげで、変われたから。」

「そうか。…リンの決めた事だからね。反対はしないよ。でも辛くなったら…教えるんだよ?」

「ふふっ。ありがと」

精一杯の笑顔で。グミも、気づいているんだろう。レンと一緒に居て、感情が蘇ってることに。

少し戸惑ったグミの顔を見て、席に着く。

「ねぇ、グミ。今日の昼休み、部室行っていい?ご飯も持って来ていいし。」

「はい、了解。ぶちょーサンも?」

「うん。」

合宿中に起きたこと、グミには伝えるべき。そう考えたレンと僕は昼休みに約束していた。


「…それより、この視線。どうする?ほんと、リンの変わりっぷりはすごいな。」

「うん…。紅い目なんて、気味悪いよね。やっぱ眼帯つける。」

いや、その目は綺麗だよ、なんて言うグミの声は無視して僕は眼帯をつける。

「あのさ、僕はリンの気持ちは知らないから、何も聞かない。けどさ、言いたかったら、言ってもいいだよ?」

「さっきも同じような事言ってた。」

どこまで心配性なんだか。ありがとう、そう言おうと思ったけど、担任がやってきてしまい、グミは前を向いてしまった。

担任の話の最中、トゥルルルルと教室の連絡線が鳴る。

「はい、あー、はい。小屋掃除…。あー、分かりました。軽音部っすねー。りょーかいっす」


軽音部。先生、なんて言いましたか?軽音部です。はい、知っています。

頭の中で色々考える。小屋掃除……。小屋、掃除?

「おい、今日の放課後、小屋掃除をやる人を決める。もう一人は確か…あぁ、軽音部の鏡音レンといったか?」

あ、そういうこと。良かった。

…紹介、忘れてた。彼の名はキヨテル。僕の親戚。僕の本当の姿を知っている。

ま、だからこの変わりっぷりに驚かない。

「んじゃ、決めまーす。やりたいひとは手……」

「はいはい!やります!私、やります!!」
「違うわ!私よー!」
「あんたら掃除嫌いでしょ?!わたしにきまってる!」

レンパワー。女子がどんどん手を上げていく。というか部長が小屋掃除じゃ部活回せないよ。

「はい、うるさいうるさい。少し静かに。俺が決めまーす。」

「えー」
「最悪ぅー」
「先生キモォーイ」

「はーい、なんとでも言えー」

「はいじゃあ、リン。お前がやれ。」

…………………………………………。

ねぇ先生、なんでこっちを見てくるの?やめてよ、ね、やめて?

「お前、軽音部だろ?はい、決定ね。頑張ってー。」

「…はい。」

あぁ、最悪だ。なんでこんな事…。ん?要は、軽音部であれば🆗と。じゃあ…、

グミにちらっと視線を送る。まぁ、案の定嫌な顔して、無理、って口パクされて前向かれた。

ほら、女子の視線が痛い。別に、前だって、前だって、前だっ、て?

いつの事を言っているんだろう。…まぁ、いいや。

相手はレンだし…他のひとじゃなくて良かった。


「で、今日は抜き打ちテストをやる。中学生までのとこ全部やるぞー。1日テストDAYだ。喜べ。」

テスト、か。これでもう。バレちゃうのか…。


結局テスト THE 午前の部 が終わって昼休みとなった、どうやら全学年テストDAYのようだ。

昼休み、部室へ向かう間にもヒソヒソと話し声が聞こえる。内容は、だいたいこんな感じ。

・ミク先輩が別れた。
・初咲リンは天才。
・初咲リンは姉の彼氏を平気で奪う最低な男。
・初咲リンは超美人

とか、他にも色々。噂って、怖い。きっと二つ目は陸上部が流した噂だろう。

「はぁ、どいつもこいつも、ウザすぎて気味が悪い。」

「気にしなくて大丈夫でしょ。」

疲れたな、そう思っていた時部室に到着。ノックをして中へ入る。

「入るね。」

「入っていいぞ」

「そんなのは僕らが知っているにきまっているだろ?」

49:あっぷるぱい:2015/11/03(火) 13:35 ID:BUI

投稿できなかったもで!第17話の続きです。





「で、久しぶりだな、グミ。」

「やぁ。どうだった?練習。」

「色々あってな、だからこうしてお前を呼び出した。」

「分かっている。早く、話してくれないか?」

たくさん、話していた。暴走族とか、何とか。色々。


「IQの事は知っていたけど…暴走族か。また厄介なものだな」

「まあ、リンが決めた事だ。」

「…うん」

元気がない僕に気づいた2人は大丈夫か?と声をかけてくれる。

大丈夫だよ、大丈夫なの。でもね、秘密…まだある。今から1個、教えるね…


「あのさ!リン、まだ秘密があるの…」

「うん?」
「は?」

「グミも知らない、秘密。実はリンはね、リンはね…超能力者、なの…」

2人の顔は信じられない、そう語っていた。

「証拠は…。あの校門の右の看板、見てて。」

僕の言葉に従い、2人は窓の外へと視線を移す。

「落雷。」

朝と同じ力。使えばその看板に雷が落ちる。空は綺麗な青だというのに。

「信じて、くれた?」

嫌われるかもしれない、まだ分かってるわけじゃないのに…。

どうしようもないほどの絶望感が襲ってくる。

「あぁ。信じた。すげぇな、その力。」
「うん、自慢の親友だよ、リン。」

予想していなかった答えに、涙がこぼれた。

そんな僕をグミはそっと、抱きしめてくれる。

「泣いていいよ。きっとまだ隠している事は、あるんだろう?僕らはまってる。いつまでも、待ってる」

「あぁ。きっと何があっても、嫌いにはならねぇ。つか、なれねぇ」

「うん、ありがとうっ」

きっと僕は、満面の笑みを浮かべられたはずだ。

50:あっぷるぱい:2015/11/05(木) 17:21 ID:BUI

第18話「最悪からの最高」





















「「…………………」」


あぁ、忘れていたよ。僕らに使命があることを----




「お前もだったんだな、小屋掃除。」

「そう、レンのせいでね。レンの、せいでね。同じ軽音部だからって…」

「まぁ、そう怒らずに…」

「はぁ!?怒るに決まってるでしょ!もう、練習できなくなったじゃないの!」

----そう、リン達には朝先生の言っていた小屋掃除。これがあったのだ。

「はいはい、ちゃっちゃとやるか。」

「当たり前!」


それから黙々と5分くらい掃除を続けると、レンがリンに話しかける。

「なぁ、リンの家って、どこ?」

「うーん、結構遠い。」

「そっか…。あさ、一緒に、行かねぇか?」

珍しく顔を赤らめるレンは、リンには見えない。レンは照れているのだろう。

「んー?いいよ。ていうかレンの家はどこ?」

「んっと、デパートの前のマンションあるだろ?そこ。」

「えー!あそこって高級マンションじゃん!」

「まぁ、母さん達金持ちだし。」

これでは掃除が長引くことに彼らは気が付かないのだろうか。無駄話している間にも手を動かさなければ。

「リンはね…住宅街の近くのおっきい家。そこだよ。」

「ん?あぁ……。……思いっきりお前の方が金持ちだろ。」

「えー、そんなことない!だってレンのマンションは…」



とここから少し喧嘩をしながら手を動かし始め、30分経った今、ようやく掃除が終わった。


「あーぁ、部活行く気になんないなぁ」

「俺も。今日は休んじまうか。」

「じゃあ各自家で練習か。さ、帰ろ」

「おぅ、送ってく。」

「ありがと。」


2人は並んで歩き出す。側から見ればカップルにしか見えないのだが…………………



彼らはそんな事、気にしないのであったー






今日からはレンと登校する。昨日決まった約束に、すこし顔が緩む。

(なんで、こんなに楽しみなの…)

いつも通り 支度を済ませる。

…。肝心な事を、忘れていた。時間を決めていないじゃないか。

あぁ、どうしよう。焦りながらライフォを見てみるとレンからの連絡が一件。

《時間、いつも何時に出る?》

《いつもは5時にでて、練習してる。》

《オッケー。その時間に、迎えに行く。》

あぁ、まただ。また顔が緩んでしまう。何だろう、不思議なものだ。

(でも…結構早い時間じゃ…)

自分のペースに合わせてくれる人なんてそうそういない。

お父さんと、めーちゃんと、レン。それからグミ。

数え切れるくらいしかいない。悲しいか?と聞かれればそうでもない。

自分を見てくれる人が少ない分、この四人がたくさんの優しさうぃるくれるから。

もう少しでレンが来る。お父さんが作ってくれた部屋から外に出れる階段を使う。

いや、階段は使わない。階段を勢いよく飛び降り、靴を履き替えドアを開ける。

これでもう門の前だ。見張りにおはよう、そう声をかけてからレンを待つ。



あぁ、まだいた。僕に優しくしてくれる人が、この2人(門番)もまた、“僕側”の人。

「おはよ。」

「…はよ」

目の前には少しだるそうに歩くレン。やっぱり早かったのかもしれない。

「やっぱり、早いよね。ごめんね?」

「いや。俺も練習しなきゃだし。それにリンといるの楽しいから、構わない。」

「うん、ありがと。」

機嫌悪そうだけど、いつもと同じレンにまた顔が緩む。

「行こっか。じゃあ、行ってきます!」

門番2人に手を振って先を歩いていたレンの元へ駆けていく。

51:あっぷるぱい:2015/11/05(木) 18:57 ID:BUI

第19話「みんなへの見せしめと、約束の場所」













「ふぅ、ちょっと休憩いれよ。」

「…いや、もう登校時間。」

「えっ?もう!?」

「あぁ。結構やってたよな。」

リン達はあれから2時間半ほど練習し、登校時間の8時になっていた。

「もっと練習したいのに…」

「はいはい、教室まで一緒に行くな。」

「え?レンが遅れちゃうよ。」

「いいの」

レンはすっかり感情を表すようになったリンにやはり好意を抱いている。

「じゃ、行くぞ」

「ん。」

でも、たまに見せる冷たい表情が、凍った心を完全に解凍できていない、そう感じさせられ、心苦しくなるときもある。

「ごめんね、付き合わせちゃって。」

「だから大丈夫。教室、近いし。」


僕の特進クラスとレンの音楽家のクラスはなぜか隣にある。そのため、教室までの行き来の時間が省かれる。


「人、出てきたね。」

「だな。」

2人の会話は絶える…………わけなく、音楽系の話で盛り上がっていく。

最終的にたどり着いたのは作曲の話から変わったリンの歌についてである。

「そうそう、ちょっと音が不協和音なの!」

「それなー。結構俺も考えてんだけどな。いっその事伴奏の音をメロディーと一緒にすれば?」

「もう、なんで適当なの?それに、伴奏1と歌1の重なりが綺麗だからそんなの許さない。」

「じゃあ、どうすんだよ」

人目を気にしない彼らは喧嘩を見に来る生徒なんて気にせず喧嘩をヒートアップさせていく。

「はあ?!リンの作った歌!レンが決める事じゃないでしょ?!」

「確かにリンの作った歌だけど!アドバイスを求めに来たのはそっちだろ?!」

「そんな適当な答えは求めてなかったの!」

いつもはストッパーであるリンもこの状態。リンがこの状態のときになるストッパー・グミは風邪で休み。

「もう、知らない!」

「あぁ、俺だって知らねえよ!」

「ちょっ、謝るとかないの?!」

「謝るのはそっちだ!」

2人一斉にプイ、と顔を背けるも、足は動かない。きっと心では2人とも反省しているんだろう。

周りの生徒も一気に静まる。そんな沈黙を破ったのは、爆音幹部の一人。

「ちょっと、何喧嘩しちゃってんだよー」

灰猫 リントだった。

「え、え、リントさん?」
「あ?リント?」

「もぉ、喧嘩とかやめてよねっ❤︎」

「うぇっ」
「キモい」

「ひどいっ」

「で、用件はなんだ。見ての通りこっちは取り込み中だ。」

「ひぇー、怖い怖い。いつもの時間にこっちに来ないし、心配してたんだよ」

「え、レン約束してたの?」

「まぁな」

次々と繰り返される会話に嫉妬でたまらない目をしていた女子生徒も、ぽかん、と。

間抜け面をしている。

「んー、リンちゃんにも関係あるかなー。さ、屋上行こー」

「え?僕にも?ちょ、レン、何があるの?」

「幹部。」

「は?」

「幹部がいる」

「あ、爆音の。初めて知った。じゃ、僕も居ないとだね。」

「纏まった?じゃ、行くよっ」


やはり周りの生徒は話についていけない。そしてすぐ、噂は立つのだった。


『初咲リンは、爆音の音姫』だとーー

52:あっぷるぱい:2015/11/05(木) 22:33 ID:BUI

第20話「お眠りなさい、その前に頼みを聞いて」








ガシャ

そんな音と共に屋上の鍵が解錠される。中には3人の男たちが座っている。

「やぁ、リンちゃん。待ってたよ。こっちにおいで?」

「いーや、あいつなんかいらない!マスコットは僕だけでいいの!」

「はいはい、リュウト、ちょっとだけ静かにしてろよ?」

「ん……」

ミクオさんとリュウトさんの会話。一番の最後の声は目覚めたグミヤさんの声。

「ほら、喧嘩しないでねー」

「レン、僕はどうすればいいいの?」

「どっか適当にすわってりゃいいだろ」

「ん。」

そう言われたものの、どこに座ればいいか戸惑う。仕方ないので、ちょこちょことレンについていく。

そして、レンの座った隣にちょこん、と座る。

ミクオ(何この動き、可愛い)

リュウト(っち。俺より可愛いとか信じらんねぇ)

グミヤ(可愛い…)

リント(変わんねぇな……)

レン(マジで、こっちの気にもなれよ…)

「んじゃ、ちょっとした会議でも始めっか」

「リント、今回はどんな用なの?」

「んーとね、なんか荒らしてる族がいるっぽいからそいつらの掃除ー」

「僕は今回も見学ねー」

「こら、俺らばっかに押し付けんなよ?」

「相手、誰?……ふぁ」

みんな、楽しそう。みんなの騒ぎを見ていると今日何度目かわからない顔の緩みに襲われる。

「僕は、どうすればいい?」

リンは、気になっていることを口にする。しかし、その質問は答えてくれず、逆に質問される。

「ねぇねぇ、この子、喧嘩強いの?どう考えても弱いよね?」

「リュウト、可愛い子にそんな失礼なこと言わないの。ね、リンちゃん?」

「あ、はぁ」

ミクオは、天然の女たらしである。それに気づかないリンも十分天然であるが。

「こいつは、頭が良い。しかも手品を使える」

「えっ。」

今まで一言も口を挟まなかったレン。急に話したかと思えば手品、だの。頭が良い、だの。

どこからそんな根拠…。とみんな思うが、レンはリントべったりなことを思い出し、納得する。

「でもさ、本当に頭いいわけ?悪そうなんだけど。」

「だからリュウト。もう少し女の子は可愛く見ないと」

「じゃあ、レンは話さないっぽいし、俺から。こいつはIQ測定不能。さらにメルフォ、ライフォを使いこなす。さすがに手品はわからないけど」

「測定不能?!ちょ、待てよ。超人!僕よりもすごいなんて…」

「メルフォか。すごいね、リンちゃん。作曲とかするの?」

「あ、はい。軽音部、なので…」

「手品は?俺様、知りたい…」

お、俺様?!リンは心の中で叫んだ。そりゃ、無理もないだろう。俺様、とグミヤは言ったのだ。

(そういえば、ちょっと変わってるってレンが言ってたな…)

「ねぇ、見せてくんないの?俺様の頼みだよ?聞かないわけないよな?」

53:あっぷるぱい:2015/11/06(金) 22:02 ID:BUI

第21話「証拠」









「ねぇ、見せてくんないの?俺様の頼みだよ?聞かないわけないよな?」

…………え、


「えっと、大丈夫、です…」

「当たり前。はやく俺様に見せろ。」

なんで傲慢なんだ。酷すぎるほど俺様だな!初めに会う人は大抵そう思うのだが…………

リンは天然だ。これがこの方の性格だ、と勝手に納得して了承する。

「じゃあ、レン、実験台になってくれる?」

「は?俺にあの技を?無理無理、死ぬ。」

「あれじゃないよ。動かなくなっちゃうの。」

「ならいいけど…」

朝やっていた技、ロック(鍵)。技にかかった相手は動けなくなってしまう。

「すこし、我慢してね」



「…ロック」



リュ「なぁ、特に変わってなくね?」
クオ「いや、レンの様子がおかしい」
リト「レン、どうした?」
ミヤ「……」

「身体が、動かねぇ」


みんな、呆気にとられていた。身体が動かないなんて、そんなのあるわけないと。

リト「はぁ。動かしてみる。………。マジだ。」

レン「あぁ、全く。ビクともしない」

ミヤ「………」

グミヤは無言でリンを見つめる。どうやったのか、と。

「手品、だよ?トリックは秘密。」

リュ「っち。なんなんだよ、こいつ」

リト「って事だから。リュウト、リンと同じクラスだろ?監視、頼んだぞ。」

レン「リュウト、頼んだ。情報管理もリントからリンに移す。それでいいか?」

クオ「うんうん。俺は賛成だよ。リンちゃん、可愛いし」

リンを置いていってどんどん話が進んでいく。

情報管理、ハッキングとか…するのかな?なんでかワクワクしてくる。

レン「じゃ、放課後倉庫に。今日は解散な。リン、送ってく」

そう言ってリンに手を差し出す。リンは少しわからない事もあったが、またせては悪いのでその手を取り、レンの隣まで行く。

「詳しい事は放課後説明する。あと、この屋上の鍵。送っとくからな。」

「…ライフォに?」

「あぁ。」

2人をぼーっと眺める四人を無視して歩いていくリンとレン。


ーーーーーーーやはり、その後ろ姿はカップルにしか見えない。

54:あっぷるぱい:2015/11/07(土) 14:58 ID:BUI

21.5話「嫉妬」








???side



「確かにな。じゃ、また後で。」

「うん…あ、やっぱちょっと待ってて」

爆音総長・鏡音レンがやってくる。ついでに初咲リンも。

あんな子、音姫なんて許さない。ぜったい私の方がいいに決まっていますわ。

ガラガラ

「こらリン、堂々と遅刻すんな。さっさと座れー」

先生が声をかけても彼女は耳に入れようとしない。

(なんなの、あの子……生意気でしてよ)

机の上にある鞄から楽譜を取り出してドアに向かう。

…正確にはドアの向こうにいるレン様に。モブキャラでしかない残念な女たちは黄色い悲鳴をあげる。

ふふ。彼とはそれなりに面識があるの。彼も他の女の子と違う、そう考えている。

……そう。意識しているはずなの。だから私は近づいても大丈夫。

立ち上がる。当然、私が。これなら、彼女より私の方がレン様に辿り着く。

(ふふ、指を咥えて見ていなさい…)

案の定、彼女より早くたどり着いた私は甘えるような美声で彼を虜にする。

「鏡音くん!私の事覚えていらっしゃいますか?この前お話していただいた「リン」」

遮られ…た??いや、そんなの可笑しいですわ。私は遮られてなどいないはず。

「これ、この前の楽譜。これも使う。覚えておいて」

「あぁ。じゃあな、リン」

「ん。」

行ってしまう…彼が。私には目もくれなかった。なんで…こんな冷徹女が。

私の方が音姫に合っているというというのに。可笑しい、こんなの可笑しいですわ。


「だから、堂々と遅刻すんな。」

「鞄は置いてあった。つまりすでに登校していた。だから遅刻じゃない。」

最近印象がガラリと変わった彼女。あれが素なのか…。

いや、きっとあれは整形のはずですわ。そしてあの髪は…カツラなはずですわ。

この整形噂を信じているのは私だけではないんですの。きっとモブ女は全員信じているはずでしてよ。




これからは音姫を歌姫にしていきます。

55:あっぷるぱい:2015/11/08(日) 10:40 ID:BUI

第22話「テスト」








「ほい、じゃあテスト返すぞー。ここは普通じゃない学園だからなー。中学までとは違った方法で返すぞー」

結果なんて、分かりきってる。この前キヨ兄は「おい、リン。ほんと憎いよなぁ」なんて言ってきたから。

「結果、貼り出すぞー。あと1分で出れるからな」

どんなテスト返しかというと…。

テストを返される→上位25位が発表される掲示板へ(行かなくて🆗)

で、先生のところへ通知表を貰いに行く。

こんな感じ。

「はぁ、行くか。」

ライフォのメモアイコンをタップして歩き出す。

(上位ランカーは誰なんだろ。)



あ、あった。一年生も二年生も三年生も。全員集まっている。


ここでは学年が同じならば全員、同じテストをうける。

1年

1位 初咲リン 800点

2位 画千屋 リュウト 724点


軽くメモしていく。覚えてて損は無いはず。

リュウト君、頭いいんだ…。初めて知った…。

「二年は……」

2年

1位 鏡音レン 784点

1位 灰猫リント 784点

3位 歩井門 グミヤ 777点

4位 初咲ミク 720点


レンとリントさんが頭いいのは知ってたけれど…グミヤさんも、頭いいんだ。

幹部、恐るべし。…抜き打ちだから点数も低いのか。


いや、待てよ?何で777点なんだ?おかしいよね?

サササッとライフォの上で指を滑らせる。

(出た?!結構ガード緩いじゃん)

「えーと、学歴は…ずっと、777点?!すご…」

ふぁあ、ちょっと眠い…。

「「「「キャーーーーーーー」」」」

何?この騒ぎ。うっさいなぁ。あ、あれか。黄色い悲鳴ってやつか。

ん?可笑しいか、それは…。悲痛の叫びだね。名前、載ってなかったのかな?

どっちにせよ、僕には関係無い話だね。さっ、戻ろう。

「さぁて、リンちゃんは…どこだ!」

「リント、うるさくしちゃダメだよ?まあ、リンちゃんは可愛い上に美人さんだからね。」

「ミクオ、なんで美人と可愛いなんだ。それはあってるけど、今回は点数だろ。怒るぞ」

「……」

「リンとリュウト、同じ学年だよな?」

「うん。リンちゃん、結構頭良いっぽいから負けちゃうかな〜?どうしよう、不安になってきた!」

上からリントさん、ミクオさん、レン、グミヤさん、レン、リュウトさん。

あぁ、レンの性格が掴めなくなってきた…?いやいや、リュウトさん、性格が変わりすぎでしょ。

僕も、キャラ変わってきてるけどね。

「リュウト君!大丈夫よ!あんな子に負けることなんて無いから!」

おっと、3年のお姉さんたち殺到。順位見ろよ。

「そっか…ありがとぅ!」

「リュウト、リンちゃんをあんな子扱いしちゃダメでしょ。もちろん、君たちもね」

ミクオさんは何であんなに優しいんだろう…おっとりしたところが長所なのかな?

「おーい、あったぞー!お前ら来ーい!」



「わっ」

「わぁっ!」

みんなが掲示板に向かうのをぼーっと見ていると誰かに驚かされた。

て言っても僕にこんなことするの、レンしかいないんだけどね。


「行かなくて、いいの?」

「もう見た。」

「そっか、1位、おめでと」

「いや、そっちこそ」

「そういえば、グミヤさんすごいね。」

「あぁ、あれか?ラッキーセブン」

「うん」

ギャーギャー騒ぐ幹部の人たちを無視して呑気に話している僕ら。

「あ、リンちゃん!こっち来なよー!」

「え、うん?レン、離して?」
「嫌だ」

え、即答ですか。どうしよう。このまま歩いていいかな?

リュ「すごいね!リンちゃん。満点じゃん!」

リト「 うん、リュウトの言う通り。リンちゃんは可愛い上に、天才だなんて。」

ミヤ「俺様ほどじゃねぇだろ」



ねえ、幹部の人は気づいているのだろうか。俯くリュウトさんが、唇を噛み締めていることに。

56:あっぷるぱい:2015/11/09(月) 21:14 ID:BUI








人は誰しも闇を抱えている……そんなのあるわけないじゃないか。

…仮にあるんだとすれば、みんなの闇を取り除く事は出来るのか?

そんなの、この悪戯神 ロキ である俺にしか分からない。

57:あっぷるぱい:2015/11/13(金) 09:30 ID:BUI





「じゃぁ、何がいいですか?」

教室内に凛とした綺麗な声が響き渡る。

文化祭の出物を決めるこの時間。なぜリンの声が響いているのだろうか。

答えは簡単、彼女は学級委員なのである。

「うーんと、じゃあ……音楽喫茶。」

一人の女の子が声を上げた。そのあと、内容を説明してくれる。

「普通の喫茶店と同じ感じです。でも、音楽をモチーフにして、歌を歌ってくれる人がいたり」

おぉ、すごいと。みんなは心を揃える。

「リフォームも、音楽っぽくして…。メニューとかも。音符を入れたり……」

だんだん恥ずかしくなってきたのか、うつむいていく彼女にありがとう、とリンは声をかけ、座らせた。

「他に意見がなければ、これで決めます」

賛成。そんな言葉があちこちから聞こえてくる。





「では、厨房、ウェイトレス、ウェイター。どれがいいか。推薦でも大丈夫です。」

「厨房、出来る人は居ますか?……えーと、5人…少ないな、」

たったの5人。5人で料理を作れ、そう言われても、無理すぎる。

せめて、あと1人は…。そう考えたリンは自分も入れてみようと考える。

黒板に自分の名前を書いてから前に向き直す。

「では、つぎは表仕事です。推薦などは、居ますか?」

リンの声を合図に、いろんな声が飛び交ってくる。

「初咲さんがいいと思いまーす」
「同じくー」
「グミさんー!」
「こっちも同じくー」

リン、だの初咲、だのグミだの。出てくるのは2人の名前ばかり。

「じゃぁ、2人は決定で……」

衣装係、などどんどん決まっていき、話し合いは終了となる。

結果、リンはなんでも出来るため、いろんな係に入っている。

ウェイトレスが足りないため、リンはアテがある、とみんなに伝えた。

(幹部の人、大丈夫かな?リントさんはやってくれる気がするんだけど…)

先生の話を無視してリンは心でつぶやく。

みんなのさようなら、という声で我に帰る。急がなければ。

今日は放課後レン達と約束している。もし、遅れたら……。

その時はその時で…。不安を積もらせながら帰る支度をする。


「おい、行くぞ。」


準備をしていると上から降ってきた声。どっかで聞いたことあるような…

リンは上を見ず、準備をしながらもんもんと考える。

(あ、リュウトさんか。)

「はい…」


女子の視線を浴びながらリンはリュウトの後ろをついていくのであったーー

58:あっぷるぱい:2015/11/14(土) 18:41 ID:BUI









放課後、爆音幹部のメンバーが集まっている屋上。

「ここね……」

その屋上へ続くドアの前に立つ桃色の美少女。否、美女というべき綺麗な顔立ち。

廊下を歩く時は男子の悲鳴が溢れる。

そんな彼女は綺麗な唇を歪めた。赤、とまではいかないが、綺麗な色にぷるんとした艶。

これはノーメイクである。彼女がメイク状態の姿は非日常的な光景とも言える。

……それは、初咲リンにも同じ事。

廊下に立ちすくむ彼女は何を考えているのだろうか。ただ、静かに唇を歪ませるだけだった。

(この先に、レン様が。あぁ、待ち遠しい。)

私を見るだけで悲鳴をあげる、あんなモブ男達、興味ない、爆音幹部の人がいいの。

彼女は頭の中で呟く。初咲ミク。前の歌姫。大して歌も上手くないくせに。

歌姫は私に相応しいの…。そう、もちろんレン様だって。

彼女の目的は歌姫。全国トップの姫となればきっと注目の的になるはず。

この巡音財閥の私が、本物のトップになれる。

彼女はミクを蹴落とす作戦であったが、その後ミクはもう居ない。

このチャンスを逃さぬため、今日は尋ねてきた。

(あと少しで…爆音は、私のモノに。)

ギィ、音を立ててドアは開いた。

そう、作戦通りに、隙を見せないように。ゆっくり、ゆっくり歩き出す。

「ふぅ。ここで少し休もうかしら。」

彼女の視界には、自分を見つめる幹部と初咲リンの姿。

「……、あら。申し訳ございません。先客が居たのですね」

「…」

彼らは反応を示さない。ふふ、これも計画通り。彼女は心の中でニヤつく。

「すいません、失礼致しますわね」

ニッコリ、綺麗に笑う。完璧だ。彼女はさらにニヤつく。

……当然、心の中で。しかし、反応を示したモノは、1人。

最年少の、画千屋 リュウトだった。まぁ、これでいい。

彼女は気にしない。

「………もしかして、爆音、の??」

レン「あぁ、それが?」

嘘をつくの、今から。ごめんね、お父様。うそを、つきます。

……全ては地位のために。ふふふ。彼女は笑う。…何度も言うが、当然、心の中で。

「あなた達のせいで…………」

リト「はい?」

「あなた達のせいで!私がさらわれる羽目になりましたの!責任、とってくださるの………?」

そうして、彼女は泣き崩れる。リンは一体どうしたモノかと、目を見開く。

りと「……。はぁ、責任をとればいいんでしょ?姫にすれば守ってくれるし。」

レン「分かったよ、だけど勘違いすんじゃねぇぞ」

ふふふ、全ては彼女の意のままに。彼女は俯きながらニヤリと笑った。

これに気づくモノが居ればいいものの、気づくモノはいなかったーーーーーーーー

59:みるくてぃ:2015/11/21(土) 12:22 ID:BUI





リント



「はぁ。」

巡音財閥の令嬢が歌姫となってから、レンの機嫌がすこぶる悪い。

リンちゃんも感情が蘇ってきていい雰囲気だっていうのに。

「あ、リンちゃん」

「ん?あぁ。おはようございます、リト兄」

因みにリンが俺らを呼ぶ時の呼び名が変わった。

俺→リト兄 リュウト→リュウ兄 グミヤ→ミヤくん ミクオ→クオ兄

「おはよう、そうだ。今日の放課「あら、おはようございます!レン様」

あぁぁぁ、また来たよ。レンが不機嫌になる元が。

(なぜ、さらわれた……彼女は全く…)

関わりがないはずなのに。

「あ、リト兄、この間言ってた暴れてる、ってやつはどうなってるんですか?」

「うーん、今日喧嘩うられたんだよねー。多分買うと思うけど」

「そういえば文化祭の準備今日からで、僕仕事多いから行けないかもしれない」

60:レリア sage:2016/02/04(木) 21:24 ID:9uM

…今さらですが、入りたいです。
けどしばらく活動してないみたいですね…。
明日また来てみます。

61:みるくてぃ:2016/02/05(金) 16:33 ID:BUI

あ、来てくれたんですね!活動、再開しようと思ってたので、良かったです?

62:レリア sage:2016/02/05(金) 18:07 ID:9uM

ありがとうございます!
これは自分の作品を書けばいいんですか?
もちろん主役はリンレンです!

63:みるくてぃ:2016/02/05(金) 19:00 ID:BUI

どっちでもいいですよ〜♪

64:レリア sage:2016/02/05(金) 19:40 ID:9uM

たでは書かせてもらいます!
その前にちょっと設定を…。

リン 学園一の美女である高嶺の花。昔からモテていたため男子が苦手に。女子には普通に喋るけど男子には無口。レンが気になっている?

レン こちらも学園一のイケメン。モテているが昔から女子に興味がない。家の生活に苦労しており、ミクの家からお金を援助してもらっている。リンを好きになる。

ミク レンとは幼なじみ。家がお金持ちでレンの隣にいる為だけにお金を出している。レンが大好き。独占欲が強く嫉妬深い性格。リンを嫌っている?

リン⇔レン←ミク
という関係です。
話はまた明日書きます。

65:レリア sage:2016/02/05(金) 19:41 ID:9uM

始めの「た」は間違えました…。
すみません。

66:みるくてぃ:2016/02/05(金) 20:14 ID:BUI

はい、楽しみにしていますね!

67:レリア sage:2016/02/05(金) 21:39 ID:9uM

出来るだけ頑張ります!
自信ないですけど…。
みるくてぃさんの小説も楽しみにしておきます!

68:みるくてぃ:2016/02/06(土) 22:34 ID:BUI

期待に応えられるかな…?とにかく、がんばろーね!

69:レリア sage:2016/02/06(土) 23:25 ID:9uM

はい!
今日は書けなかったので出来れば明日書きます!
…書けるかな?

70:レリア sage:2016/02/07(日) 17:03 ID:9uM

ざわざわと新入生たちでいつも以上ににぎわっている高校。そう、今日は高校入学式なのだ。だが、にぎわっている、といっても別の理由も存在していた。

「わっ、かわい〜」
「声かけてみよっかなー」
「何?どうしたの?」
「ほら、あの子見て。可愛いでしょ?」
「わっ、何あれ芸能人!?」

周囲の視線を集めているのは、透き通った真っ白い肌に美しい顔の中でひときわ主張するくりっとした瞳。その瞳にある長い睫毛が薄桃色の頬に影を落としている。その姿はまるで精工な美術品のようで、いまにも壊れそうな美しさに思わずため息がもれ、ついその可憐な姿に魅入ってしまう…そんな一人の女子生徒だった。

彼女の名前はリン。
昔からこの美しい顔立ちから周囲の視線を集めてしまうことに疲れていた。特に告白してくる大勢の男子の中には強引な男もいたことからリンは男子が苦手になってしまった。だから入学初日からこんなに目立ってしまったらリンも動きずらい。

「ねぇねぇ!君一年生だよね?何組?」
「……」

あぁ、始まってしまった、とリンは心の中でため息をついた。一人の男子がリンに話しかければそれにつられて他の男子から話しかけられエンドレス告白の始まりなのだ。

「ねぇ!今日一緒に帰ろうよ!」
「たった今惚れました!」
「付き合って下さい!」
「えっ、なら俺が!」
「お前はすっこんでろ!」
「「「「好きです!付き合って下さい!」」」」

たった今告白してきた男子がどれほど本気なのかはリンには疑問だったが、リンはフリフリと首を横にふった。男子はそんなリンを見て崩れ落ちていった。

そのとき。

「わっ、かっこい〜!」
「フリーかな?声かけてよっかな?」
「えっ、でも隣に女の子いるよ?」
「えっ、彼女!?」
「モデルみたい!」

たった今校門から入ってきた一人の男子生徒に女子生徒。その男子生徒、レンに対してリンに集中していた男子の声にレンに対しての女子の声が混ざる。

後ろ髪を無造作にひとつにまとめ、スラリとした体型に思わず息を飲むような顔立ち。そんなレンはすぐさま女子からの熱気に包まれた。思わずリンもレンに視線を奪われる。口元は固く結んでおり、クールな表情がリンには不機嫌そうに見えた。

(……もしかして私と同じように苦労している人なのかな……?) 

だが隣にいる女子生徒、ミクが近くに寄ってくる女子たちを強気な態度で追っ払っていた。不満を漏らす女子もいたが、ミクに一歩のところで負けてしまい、すごすごと退散していった。

レンはそんな様子など気にせずに歩いていく。ミクは一歩遅れてしまい、レンの隣へと小走りで走って行く。レンは騒ぎが気になったのか男子に囲まれるリンをチラリと見た。

「……!」

リンとレンはその一瞬だけ目があった。だがレンはすぐにリンから視線をそらし、歩いて行ってしまった。

(あの子も大変そうだな)

レンは他人事のように心で呟いた。ミクは「さっきあの子見てたでしょ」とレンに問いかけているがレンは無視して先々と校内の方へと進んでいく。ミクはそんなレンを追いかけて行き、リンの視界からいなくなってしまった。リンは追いかけてたかったが、男子に囲まれ、身動きがとれる状態ではなかった。

(さっき……目、あったよね?……あの瞳、何だか今までの人と……違うような気がする……)

リンは直感した。
レンは今までの男子とは違うと。

長いし遅くなってすいません!
楽しんでいただけたら幸いです!

71:みるくてぃ:2016/02/07(日) 22:22 ID:BUI

面白いですよー!やっぱり2人は可愛いもんね!私は明日ぐらいにパパ〜っとあげます!

72:レリア sage:2016/02/08(月) 18:03 ID:9uM

ありがとうございます!
小説、待ってます🎵

73:みるくてぃ:2016/02/08(月) 22:22 ID:BUI

ごめん、風邪気味で結構頭キツイ…コピペとかもキツイから、今度あげます!しばらく来れないかもだけど、ごめんね!レイアさんの小説も楽しみにしてます!

74:レリア sage:2016/02/09(火) 17:42 ID:9uM

あっそうなんですね!
了解しました!
私もテスト前なのでしばらく来れないと思います!
またテストが終わってからあげます!

75:みるくてぃ:2016/02/14(日) 16:50 ID:BUI

はーい、おひさー!

76:レリア sage:2016/02/19(金) 22:16 ID:MRc

お久ですー!
なかなかこれなかった…。

77:みかん姫:2016/03/06(日) 12:33 ID:BUI

休んでたみかん姫です!これから投稿再開しますー

78:みかん姫:2016/03/06(日) 12:37 ID:BUI


レンside

「そうか…まぁ、ここは強いし大丈夫じゃない?リンちゃん達は音楽喫茶だよねー」

「はい、僕は…まぁ、色々とやります」

「そうなんだ、じゃあ、ウェイトレス姿見に行くねー!」

「…何でそんな元気なんですか。」

少し離れたところから2人の話し声が聞こえる。
……あぁ、うぜぇ。最近俺とリンがくっついてない事をいいことに皆接近してやがる。
それもこれも、この隣の女の所為。

リンと一緒に居られるのは登下校の時だけ。
屋上ではあの…名前は何だ?ピンクの女が引っ付いている。

「そうそう、この前頼まれていたやつ…発見できました。」

この前、頼んでいた…?リントが、リンに…
って、ピンク邪魔だ!退けよ!

「…あ、レンさん。今度私達のクラスで、音楽喫茶があるんです!良かったら…」

…音楽喫茶、な。もう行く予定だし。
リンの、ウェイトレス早く見たい…って、俺変態かよ!

「ほら、ついたぞ。」

「あ…はい、ありがとうございました」

少し惜しそうな顔をしてピンクは戻っていった。
…つか、俺もその音楽喫茶で働くんだよな。

「…あ!」

そうだ、リンとリントの話!あいつらいつの間に…!
くっそ、覚えとけよ…!

「あーあ、屋上行こうっ!」

周りから好奇の視線で見られるなぁ、気持ち悪い。
リン以外に見られるって考えるだけで……うん、よそう。

リンもリントも、屋上に行ってるよな。
早く行かねえとリンが奪われたり…………?

「うげっ、早く行かねえと。」

とりあえず、小走りになる俺、レン氏であったーーーー

79:みかん姫:2016/03/06(日) 12:54 ID:5qo

あ、みるくてぃです!間違えてた…

80:花:2016/12/09(金) 16:29 ID:lHs

話が読みにくい。
リンとか、しゃべり方そんなんじゃない。
設定でミク叩いてるようにしか、見えない。ミクだけやたら、性格悪いのも、わざとですよね。ファンからしたらその時点で、読む気なくします。あっぷるさんが、どれだけリン好きで、ミクが目障りに思っていたって、不快に感じる。
ミクファン(私を含め)に失礼ですよ。
もしかしてリン厨の方ですか?
そんなら、マナー悪くて当たり前ですね。
正直、リン厨にとっては、いいでしょうね。でも、はっきりいって、全員キャラ崩壊してますね。なので読んでて共感できないし、全然面白くないです。文才は、なくはないので、(まあ、読みにくいですが)その不快に感じさせるファンのことを全くといっていいほど考えない変なこだわり設定を、直せば、不快に感じずよかったかも……保証は、できないけど。
もうなんか、キショイです。
ホントに不快に感じました。
どうしても、その設定でいきたいなら、『ボカロ小説〜リンの恋(ミクなどの他ボカロの扱い、設定は酷いのでリン厨だけ来てください)』とでも、改名したらどうですか?
そうしたら、リン厨だけくるし、口実にもなりますよ?
私は、リンのことは、嫌いじゃない。
嫌いなのは、マナーの悪いリン厨。
いきなりの長文すまそ

81:花:2016/12/09(金) 16:31 ID:lHs

それとも、無意識ですか?無意識なら無意識で根っから性格悪いんですね。
わざとなら、わざとで、性格悪いんですね


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