暗殺教室☆時をかける者☆

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1:さな◆gw YELLOW DANCER:2016/01/24(日) 15:46 ID:JDE

作っちゃいましたw
題名通り、「時」についてです。

ある日、E組に謎の転校生が来た。彼女は一見普通の女子中学生だが、『ある秘密』がある。それは?

まあ、話の内容はこんなものですかね。題名が『時をかける少女』に似ていますが、別のタイムトラベルストーリーを参考にさせていただいているので、関係はあまりありません。

ではスタートです。感想、リクエスト等貰えれば嬉しいです♪下手ですが、最後までお付き合いいただけると幸いです。

2:さな◆gw YELLOW DANCER:2016/01/24(日) 16:09 ID:JDE

HR:謎の転校生来たのは9月8日の朝

渚side
暑い…今日から2学期。1年の半分を過ごすことになる。南の島では暗殺は失敗してしまったけど、今度は必ず!

殺せんせー「皆さん、おはようございます。HRをはじ「今日から転校生が来る。突然だが、仲良くな」

本当に突然のことだった。
茅野「どんな子だろうね?」
渚「さあ?でも、殺し屋とか…」
茅野「殺し屋は…もういいかなw」
隣の席の茅野とそんな話をしていた時だった。

烏間「先に言っておく。殺し屋ではない。隠密っぽい感じだが」
隠密?確か忍者みたいな?本当にそんな人は存在するのだろうか?

ガララッ!!
?「おはようございます!これからよろしくお願いしまーす♪」

教室がざわめく。
綺麗な栗色の髪。長身だが、細身。容姿も端麗。まるでモデルみたいだ。

茅野「び、美人…!いいな、長身!」
?「あ、名前言うの忘れてた。塚埼萌亜(つかさき もあ)です!」
茅野「萌亜ちゃんか…可愛い名前だね」
茅野は僕に向かって言った。…はずなのに。
萌亜「ありがとね、茅野カエデちゃん!」
茅野「えっ!?あ、いえ」
烏間「教えた覚えはないぞ。調べたのか?」
萌亜「まあねー。私からすれば、ここの人達の名前や住所を調べるなんて朝飯前だよ」

恐るべし、隠密。

殺せんせー「と言うわけで…今日から一人、このクラスに増えました。皆さん、仲良くしましょう」
みんな『はーい!』

殺せんせー「では、HRを初めます。日直の方は号令を」

今日の日直は、僕だ。

…………この後、僕はとんでもないものを見ることになる。

3:さな◆gw YELLOW DANCER:2016/01/24(日) 16:21 ID:JDE

キャラクター紹介♪

塚埼萌亜(つかさき もあ)
小説記入通り。腰まであるロングヘアーを毎日アレンジしている。運動は得意だけど、勉強は苦手。よく遅刻する。秘術品は、リップ 鏡 クシ 腕時計 財布 スマホ

萌亜さんに質問!オシエテー
身長 165cm
体重 殴るよ?ニコニコ
得意科目 体育 社会
苦手科目 数学 理科 音楽
部活 前の学校では、剣道部の主将してた。
弱点 じゃんけんが弱い…。ドジ!
一言! よろしくー!バキッ!!あ、リモコン壊した。

他にも2名登場予定です!

4:杏◆LI:2016/01/24(日) 21:31 ID:tEw

新キャラ可愛い〜❤︎

5:さな◆gw YELLOW DANCER:2016/01/25(月) 18:48 ID:Y2Y

杏)ありがとー!
続き書きます!

第1話:渚がとんでもない者を見たのは9月8日のHR

渚side
今日は僕が日直。号令をかけないと。
渚「起立!気おつけ!れーい!」

パパパパーン!!!!!

塚埼さんの実力はどんなのだろう?そう思っていたら、とんでもない声が…

萌亜「え、何コレ?」
速水「何って…銃だけど」
萌亜「これ、本物?私やり方とか何も知らないんだけど」
奥田「あ、あの!普通の銃みたいに引き金を引けばいいんですよ!」
萌亜「そっかー!ありがと。愛美ちゃん」
奥田「いえ…!」

驚いた。銃の撃ち方を知らないだなんて。でも、それでは終わらなかった。

萌亜「いくよっ!それ!」
パーン!
萌亜「………あ。BB弾入ってない」
とか。
萌亜「窓割っちゃった!」
とか…?

イリーナ「どうしたら、あんなふうになるのよ!?」
烏間「さあな…本人に聞いてくれ…」

僕らは唖然とした。まさか、こんなに暗殺が苦手とは…

殺せんせー「えっと、塚埼さん。後で皆さんから暗殺技術について教えて貰って下さい。皆さん、よろしくお願いします」
みんな『はーい…』

とは言ったものの…大丈夫なんだろうか?
チラリと塚埼さんの方を見る。

萌亜「……………………」
ただ黙っているだけだ。やっぱり、普通の中学生なんだろうか?
まあ、きっとそうだろう。

こうして、僕らのクラス…暗殺教室に仲間が一人増えた。だが、僕らは知るよしもなかったんだ…『あること』を。

6:杏◆LI:2016/01/27(水) 17:52 ID:tEw

さな)萌亜は暗殺ができないふりとかしてるのかな??

7:さな◆gw YELLOW DANCER:2016/01/27(水) 19:08 ID:6CY

杏)その答えを言ったらダメでしょwまあ、続きを読めば分かるので。

続き書きます!

8:杏◆LI:2016/01/27(水) 20:35 ID:tEw

さな)ごめん(^◇^;)

9:さな◆gw:2016/01/27(水) 20:58 ID:pEg

杏)気にしないでー!
続き↓

第2話:茅野と萌亜が遊ぶ約束をしたのは午後5時のこと。

茅野side
う〜ん。どうしたらいいのかなぁ?
茅野「あのね、塚埼さん。ここをこうして」
私はお手本を見せる。
萌亜「あっ、なるほどー」

パーン!
結果は…

茅野「すごい!当たったよ、塚埼さん」
萌亜「やった!ありがとー茅野ちゃん。あと、萌亜って呼んで」
茅野「いいの?じゃあ萌亜で!」
萌亜「うん♪」

烏間「じゃあ、校庭3周だ!」
みんな『えー!』
せっかく、このまま終われると思ったのにな…

烏間「よーい…」
ピー!!!!
笛と同時にスタートする。
茅野「キツ…」
もう1周目でギブ。でも走らなきゃ。

萌亜「あと1周!」
渚「え…?」
茅野「なっ、本当に…?」
ダメだ。考えたいけど、疲れて思考回路がショート寸前だ。

萌亜「ゴール!一番のり〜」
速すぎでしょ!?まさか早起き得意?…それとこれとは関係ないか。

〜放課後〜
茅野「萌亜ちゃん、どうだった?学校」
萌亜「うん、楽しかったよ。ありがとね」
茅野「いーえ♪」

渚と同じくらい仲良くできるかもしれない。そうだ!

茅野「萌亜ちゃん、これから私の家に来ない?」
萌亜「これから?…うーん」
腕時計を確認している。
茅野「止まってない?」
萌亜「あ、ホントだ!2年前のやつだからねー」
指針が指しているのは7時。今は5時だ。
スマホで調べている。ケースが可愛い。
萌亜「おっけーだよ!」
茅野「よし!じゃあ行こう!」
萌亜「レッツゴー♪」

こうして、私と萌亜ちゃんは遊ぶことになった。

10:杏◆LI:2016/01/27(水) 21:47 ID:tEw

茅野っちが女の子と一緒にいるのあまり見ないのに萌亜と一緒にいるー!!!!

11:さな:2016/01/29(金) 17:27 ID:6CY

第3話:天候が一変したのは6時

渚side

あとちょっと…

渚「終わったー!」

今日は日直だったからね。

烏間「渚君。まだいたのか」
渚「はい。日誌、書いてました」
烏間「ああ。預かっておくよ。お疲れ様」
渚「ありがとうございます。さよなら」
烏間「さよなら」

ちょっとだけ日が暮れてきたな…早く帰らないと。ん?着信だ。いつの間に?

渚「えーと…カルマ君からだ。何々…」

茅野side
そういえば、冷蔵庫の中にプリン入ってたっけ?
茅野「あ、着いたよー」
萌亜「ありがとー!お邪魔しまーす」

あ、あった!プリンとシュークリーム!美味しそう…

萌亜「茅野ちゃん雨降ってきたよ?洗濯物、大丈夫?」
茅野「え!?あー!!!ダメ!」

あっという間に本降りに。
茅野「いくつか洗濯し直しかなぁ…」
萌亜「私の家もきっと洗濯物全滅だよー。困ったなぁ」

ぜ、全滅…
茅野「もしかして、一人暮らし?」
萌亜「うん。椚ヶ丘に行くためにね」
へえ…そうなんだ。

茅野「そういえば、前の学校はどうだったの?」
萌亜「…………楽しかったよ。ただ、やり残したことがあってね」
茅野「どんなこと…」

ドッカーン!!!!!

茅野「な、何?雷!?」
萌亜「あー茅野ちゃん。今日、泊まっていい?」
茅野「え!?」

誰かが家に泊まるなんて…楽しそう!

茅野「う、うん!!ぜひぜひ」
萌亜「やったね!ありがとー。よろしくね」

えーと。ご飯どうしよw

12:杏◆LI:2016/01/29(金) 20:24 ID:tEw

暗殺教室の初お泊まりだー!!楽しみ〜

13:さな:2016/02/03(水) 16:13 ID:6CY

第4話:萌亜が茅野を仲間だと思ったのは午後9時30分のこと。

萌亜side

えーと…今何時?…………7時30分か。もうすぐ、ね。

茅野「萌亜ちゃん、ご飯どうしよーか?」
私が得た茅野ちゃん情報によると、料理はあまり得意じゃないそうだ。

萌亜「いいよ、私がやる。泊めさせてもらえるお礼♪」
茅野「えっ、いいの?」
萌亜「もちろん!!」
茅野「ありがとー!」

いえいえ。

〜午後8時〜
茅野「ほわー!チーズ入りのハンバーグだ!美味しそう。いただきます」
茅野ちゃんが目を輝かせ言う。

萌亜「どうぞ。お口に合うか分からないけど…」
自信が無い。いつもと違う調味料だからね。まあ、大丈夫でしょう!

萌亜「どう?」
茅野「美味しい!!いくらでもいけるよ!」

良かった。嬉しい。

〜午後9時30〜
萌亜「ねえねえ。茅野ちゃんはさ、好きな人とかいるの?」
茅野「へ!?なに!?突然!?」

見事なテンパリよう。分かりやすい…

萌亜「いるんでしょう?教えろ!」
茅野「えー…萌亜ちゃんは?」
萌亜「いるよ。2年前にいた町で…。気持ちをちゃんと伝えれば良かったって。彼はその町にいるけど、会えない」
茅野「なんで?」
萌亜「彼には彼女がいるから」

よくあるパターンよねぇ…。我ながら可哀想になってくるわ、自分が。

茅野「そっか…。なんかごめん。…私もね、いるの」
萌亜「ううん、謝らないで」

そして、茅野ちゃんの好きな人は渚君だろう。知っている。

茅野「渚…が好きでね。でも鈍感で。ちっとも気付かない」
萌亜「一緒!」

仲間だ!

茅野ちゃんには言ってないけど、あの街には未練がある。1つは彼のこと。もうひとつは…きっと一生忘れられない、守れたかもしれない大切なもの。

14:杏◆RLI:2016/02/04(木) 18:34 ID:tEw

萌亜が一生忘れられないこっとてなんだろ??

15:さな◆gw YELLOW DANCER:2016/02/08(月) 19:40 ID:LTg

第5話:茅野が謎の体験をし、萌亜とはぐれたのは午後11時のこと。

萌亜side
部屋の中は静まりかえっている。おそらく、茅野ちゃんは寝たのだろう。

萌亜「どうしようかな…」

茅野ちゃんも連れて行くか、行かないか。
悩むなぁ〜。

萌亜「一緒に行ってもらおうかな」
チラリと茅野ちゃんの方を見る。
うん、いい寝相だ。

萌亜「うん、行ってもらおう」

ピ。ピピ。カシャリ。

辺りは光に包まれる。

茅野side

?「…………さい、ださい!…起きて下さい!!!」
茅野「ごめんなさい!」

ガバリと起き上がる。辺りは明るい。
…何だ、あさかぁ。それに目の前にいるのは、見慣れた渚じゃないか〜。

・・・・・。

茅野「え!?渚!?な、なん?って、萌亜ちゃんは?」
渚?「え?あの…大丈夫ですか…?」

いや、うん。大丈夫。
落ち着け…落ち着け…

渚?「あの…ひとつ聞きたいことが」

うん、私も聞きたい。

茅野「何?」
渚?「あの、何で僕の名前を知ってるんですか?初めて会ったのに」

は、初めて?
私は思わず渚の言葉に驚く。

茅野「ええと…それに答える前にひとつ質問。今日の渚は何で、髪の毛を下ろしてるの?」

キョトンとしている渚。何だ、私の顔がそんなに物珍しいか?

渚「何でって…いつもこうですけど」

いつの話よ!?

まず、ひとついいか!?

茅野「寒っ!今、何月?」
渚「1月。今日から学校」

私は渚についていくことにした。

そして今ので分かったことは

何もない。

16:さな:2016/02/13(土) 21:18 ID:JDE

第6話:茅野が状況を理解したのは午前10時のこと。

茅野side

なんか渚が小さい。見たところ150あるかどうかである。

茅野「…ねえ、3年E組って知ってる?」
渚に話しかける。

渚「知ってますよ。エンドのE組。落ちこぼれが行くクラスです」

そしてはたと足を止める。私はぶつかりそうになる。

茅野「どうしたの?」
渚「そういえば君、名前は?何者?」

そうか。私は何も渚に教えていなかったっけ。

茅野「私は茅野カエデ。椚ヶ丘中学校3年E組」

渚の顔が少しひきつる。

渚「E組…ですか?」
茅野「うん。そして1つ教えて」

しばらく悩む渚。

渚「……分かりました。何ですか?」
茅野「ありがとう。今って何年の何月何日?何時?」

渚「2010年の1月7日、午前8時です」
茅野「え!?」

私は驚く。もちろん、渚の証言に、だ。
だって…私が "いた時間" は、2012年9月8日の午後11時。

どう考えても可笑しい。文字通りに笑えない。

渚「あの?学校、行かないんですか?」

渚の問いかけには無視で私は考える。
午後11時。それからの記憶は私にはない。夜更かしは美容の大敵。だからそれくらいの時間には寝るようにしてる。
まてよ…
一瞬、目が覚めたんだ。謎の光で。時計は見てないけど…見えたものは確か、萌亜ちゃん。布団から起き上がってた。そして手に持っていた物は…


腕時計?

茅野「そうだ…!腕時計…」
渚「あの!茅野さん」
茅野「ごめん、乗らない」

目の前でドアが閉まる。渚に手を振る。渚が振り返す。

そうか…分かった!これだと辻褄が合う。

私の中で、全てのハズルのピースが埋まり、そして、新たな時を刻み始める。

17:さな◆gw YELLOW DANCER:2016/02/14(日) 21:44 ID:pEg

訂正: ×「〜午前10時のこと」
○「〜午前8時のこと」

です。すみませんでした。

18:さな◆gw YELLOW DANCER:2016/02/14(日) 21:56 ID:pEg

第7話:茅野が疑問を確信に変えたのは午前9時のこと。

萌亜side

えーと…懐かしい街並み。見たことのある人々。新鮮な空気。

萌亜「やっぱりここよね〜」

私は深く深呼吸する。うん、空気がおいしい。

萌亜「そういえば、茅野ちゃんは何処へ行ったんだろ?」

目が覚めた時には居なかった。一体、なぜ?

萌亜「まあいいか。何せ、磨瀬榛名こと本名 雪村あかり」

彼女なら大丈夫っしょ♪

茅野side

萌亜ちゃんと交わした会話。止まった腕時計。私が気付いて言ったら

『2年前のだからねー』

と、言った。気がする!

2年前…ちょうど今だ。

なぜこの時に来たのか?理由は簡単だ。萌亜ちゃんの"未練"がこの時に…この日にあるから。きっと解決しに来たんだろうな。彼のことと、守れなかった大切なものを守りに。

茅野「それにこの時間だったら…」

お姉ちゃんに会える!
もう二度と会えないって思ってた、大好きなお姉ちゃん。せっかくの機会だもん。会いに行かなくちゃ♪

茅野「よーし!会って、萌亜ちゃんを探して…。うん、完璧!」

私の計画スタート♪



…………この時は考えもしなかったんだ。"タイムスリップ"は、デメリットを多く含むことを。

19:杏◆RLI:2016/02/15(月) 18:56 ID:tEw

きゃーどうなるの!!

20:さざなみうぇいw:2016/02/15(月) 20:32 ID:oKk

タイムトラベルだー!!!!楽しそう!!

21:あやや◆dA:2016/02/16(火) 18:45 ID:eyU

え!さなだぁ!
面白い!渚、髪下ろしてると可愛いんだよね(笑)

22:さな◆gw YELLOW DANCER:2016/02/20(土) 12:35 ID:6CY

コメントくれた方々ありがとうございまーす!!
頑張るよ!

あやや)それなww渚押しでいこうと思ってたのに気づいたら茅野が主人公になってるwまあ、いいんだけどね

次から本編です

23:さな◆gw YELLOW DANCER:2016/02/20(土) 12:49 ID:6CY

第8話:渚の過去に茅野が現れたのは午前0時のこと

渚side

寝よう!と思っていた時のことだった。
急に頭の中に…いつか分からないけど、記憶が入ってくる。

渚「………茅野?」

出てきたのは茅野。と、髪を下ろしている僕。約2年前くらいだろう。

渚「2年前に茅野と知り合ったけ?」

いや、記憶にないんだけどな。明日、学校で聞いてみよう!

茅野side

私は家に向かって歩く。

茅野「………間違えた」
今の家に行くんじゃない。前の家に。

切符を買う。すると、

駅員「子供料金で大丈夫だよ〜」

子供じゃないんですけど!?

茅野「中学生です!」
駅員「すみませんでした…」

電車に乗り込む。
そういえば、萌亜ちゃんは何処だろ?会ってないよね。聞きたいこと、いっぱいあるんだけどな…

着いた!お姉ちゃんと私が住む家に!

窓から中を除く。(空き巣じゃないよ)

あぐり「あかり、買い物行こうか」
あかり「うん!」

大きく、なったよね?私。

そんなことを考えていたら…

ガチャリ

あかり「水やりーっと」

玄関から出てきた"私"に気づく。

でも、隠れる所がない。マズイ!どうしよ…

あかり「ホース…」

角を曲がると同時に、

ガッ!

茅野「!?!?」

誰かが私の口を押さえ、引っ張った。

24:杏◆RLI:2016/02/21(日) 10:15 ID:tEw

萌亜かが迎えにきたんだね!!

25:さな:2016/02/21(日) 10:50 ID:JDE

第9話:茅野と萌亜が再会したのは午前11時のこと。

茅野side

あかり「ん?今、誰かいたような…気のせいかな?」
ホースを取って去っていくあかり。

茅野「んん!」
?「はぁ…行ったみたいね」

分かった!分かったから離して〜!!

茅野「萌亜ちゃん!」
萌亜「もう下に降りてもだい」
あかり「ホース繋ぐの忘れてたー」

大丈夫じゃなかった…危ない…

茅野「一旦、出よっか?」
そう言った瞬間、
萌亜「バカ!!!」
茅野「えええ!?!?」

い、いきなりですか!?

萌亜「なんで過去の自分に会いに行くような真似をするのよ!」
茅野「いや、お姉ちゃんなんだけど…」

目が怖い。

萌亜「それでもダメ!…知らないと思うけど、もし過去の自分と会ってしまったら…」

なんかヤバイような気がする…!

萌亜「その時の流れにふさわしくない者…つまり、この時間にいるはずのない茅野ちゃんは消えるのよ!」

消える…?理解が追い付かない。
考える…考える…プリンが出てくる…

茅野「……………え!えええええ!?!?」
萌亜「ちょっ!静かに!」
茅野「ごめん」

いやいや、できないでしょ!青春サツバツ論でもあるじゃん?
♪やがて絶叫したくなる ああ♪
って!その通りだよ

萌亜「そして、あぐりさんが亡くならなかったら?」
茅野「え?」

それが一番嬉しいんだけど…

萌亜「殺せんせーは?きっとみんなと出会えてないんじゃないかな?」
茅野「まさか!」

と言ったものの、そうかもしれない。

萌亜「私はたくさんの人を観てきたけど…人間は欲望を持った生き物。その欲を押さえることができないヤツもいた。だからせいぜい考えて行動してほしい。…人間は、力があるヤツには勝てないけどね」

遠い目になる萌亜ちゃん。
そうだよね。反省。………………反省終了。

萌亜「ま、言わなかった私が悪いからさ。今回のは気にしなくていいよ。一旦、現代に戻ろう」

バカ言ったのに?まあいいか。

茅野「うん!」
渚に…いやいやいや!!!

萌亜「行くよ!私の側から離れないでねー」
茅野「分かった!」

ギギギ!!!ガチャリ!

辺りが白い光に包まれる。

26:トワイライト:2016/02/21(日) 11:03 ID:yCw

茅野かわいい〜!

27:杏◆RLI:2016/02/21(日) 12:40 ID:tEw

なんか色々と複雑だね

28:happy◆1xl0AOM:2016/02/21(日) 13:02 ID:fZ.

おもしろーい!頑張って!!

29:さな◆gw YELLOW DANCER:2016/02/22(月) 17:35 ID:6CY

番外編:そういえば、
※タイムリープする前の話です。

茅野side

茅野「そういえば、萌亜ちゃんの好きな人ってどんな感じの人なの?」
萌亜「えっ!?」

動きが止まる萌亜ちゃん。えーと…悪い事聞いたかな?

萌亜「まあ、茅野ちゃんが言って私が言わないのはおかしいもんね。そうだな…」

考え込む萌亜ちゃん。髪の毛サラサラだよなぁ…羨ましい。

萌亜「1つは、天才。努力はしてると思うけどね。ほらあるじゃない?『能ある鷹は爪を隠す』っての。まさにぴったり」

カルマ君を思い出す。ああー…ああ。←

萌亜「イケメン」
茅野「完璧じゃん…」

磯貝君みたいな?イケメンだよなぁ…

萌亜「最後。なんだかんだ言って、仲間思い」
茅野「ほへぇ〜!」

寺坂…?ジャ○アンみたいな…。

茅野「いい人だね!」
きっと知らない人だろうけど。(当たり前だけどねw)

萌亜「茅野ちゃんは?何処が好きなの?」
茅野「いや、その…ある事件がきっかけで…」
萌亜「知ってるー!。キ「うわあぁぁぁぁー!!!!」

布団へ滑り込む。ダメダメ。今でも思い出したら熱が出そうな出来事。

萌亜「わ、悪かったって!」
茅野「もう!」

そう言って、二人で笑いあった。

30:舞花:2016/02/22(月) 19:14 ID:p/I

さな頑張ってね!

31:杏◆RLI:2016/02/24(水) 15:05 ID:tEw

カエデ反応かわいい♥
萌亜は誰が好きなのか気になる!!

32:さな◆gw YELLOW DANCER:2016/02/25(木) 12:43 ID:pEg

10.茅野と萌亜が現代に戻ったのは9月9日の朝

茅野side

ドンガラガッシャン!!!!!

派手な音が響く。
茅野「いたた…」

布団の中に入ってた!…とかじゃないの?

萌亜「大丈夫?茅野ちゃん」
茅野「うん。大丈夫!」
手を引っ張って立たせてくれる。

萌亜「とりあえず、ご飯食べよっか。もう学校行かなきゃだし」

え?学校?

6:54

茅野「え。遅刻する〜!!!」
ご飯は美味しくいただきましたとさ。

〜学校〜
萌亜side

渚「茅野、塚埼さん。おはよう」
茅野「おはよー!渚」
萌亜「おはよう」

さすが子役。ひとつのブレもない。
と、褒めようと思ったのに。

茅野「………………」

目が泳いでますよ、お嬢さん?
分かりやすい…

カルマ「おはよう、塚埼さん…だっけ?」
萌亜「うん、おはよう…」

あ、確か。素行不良だけど、飛び抜けて頭の良い「赤羽カルマ」
赤い頭。目立つよね?

カルマ「俺さ、塚埼さんのこと…


見たことあるんだよね」

そっちかい!

茅野「え?どーして?」
渚「昨日来たばかりじゃ?」

いやまあ、そうなんだけどね。
このクラスのツッコミしてたら疲れそうだな。

萌亜「赤羽君。私は昔、椚ヶ丘にいたからね」
カルマ「あ。やっぱり」

やっぱり?

33:happy◆1xl0AOM:2016/02/25(木) 13:10 ID:fZ.

カルマって二人が過去に行ったことに気付いてたの!?

てかさなの学校今日休み?

34:さな◆gw YELLOW DANCER:2016/02/25(木) 13:41 ID:pEg

happy)それは次の話で分かるよ!カルマの台詞に注目だよ!(今回の)

昨日、今日、明日とテストですw
そして土曜授業が…

35:happy◆1xl0AOM:2016/02/25(木) 14:08 ID:fZ.

あーテストかw頑張ってね!!

こっちはここ3日間腹痛で学校休んでたww

36:夏輝 美井薫☆天才暗殺者☆:2016/02/25(木) 14:10 ID:092

さなー!待ってたよー
続き楽しみー!


テストOWATAです。
今日は、理科と国語、美術、保体。
保体ヤバい。理科余裕だった(と思う)
その差はなに?うわーヤバいー
おこられるー!

37:happy◆1xl0AOM:2016/02/25(木) 14:12 ID:fZ.

テストはいつもより良かったかな?(ここ最近が悪すぎただけだけどwww)

38:杏◆RLI:2016/02/26(金) 13:35 ID:tEw

カルマ早くしゃべろ−!!

39:さな◆gw YELLOW DANCER:2016/02/27(土) 21:37 ID:pEg

11.萌亜が茅野を呼び出したのは、9日の昼

茅野side

カルマ「やっぱり?だってさ、俺達同じクラスだったよね?」

萌亜「え?そうそう!覚えてるの?」

へぇ〜カルマ君と萌亜ちゃんが一緒のクラスだったんだ!

萌亜「そういえば、渚君も同じクラスだったよね?」
渚「うん」

渚もかあ…いいなぁ…

いいな?←

〜昼休み〜

カルマ「塚埼さんと俺は結構仲が良かったよね」
萌亜「そうそう。あ、でも」

茅野「でも?」

萌亜「別クラの磯貝君見てイケメン!って思ったのも記憶にある」

茅野「ああ…確かにイケメンだもんね」
話についていけないのは自分だけだろうか?
チラリと渚を見る。退屈そう。

渚「茅野?どうかした?僕の顔に何かついてる?」
茅野「ううん、なんも!」

可愛さがついております!

カルマ「そうそう…でさ」
萌亜「そんなこともあったねー」

2人は会話を楽しんでるし…私も渚と楽しもう。

萌亜「茅野ちゃん、一緒に帰ろ?」
茅野「あ、うん。もちろん」

そしてコソッとメモを渡してくる。
そこには。

『今日の放課後、話したいことがあるの』

それだけ記されている。

一体、何なんだろう?話したいことって?

40:杏◆RLI:2016/02/28(日) 17:56 ID:tEw

萌亜が好きな人ってカルマ??もしカルマがとしても付き合わないでほしい!!

41:あやや◆dA:2016/02/28(日) 17:56 ID:eyU


それな!!
カルマは誰ともくっつかないで欲しい!!!
磯貝も!!!

42:さな:2016/02/28(日) 18:51 ID:JDE

杏&あやや)正解w

11.萌亜が真相を話したのは午後5時のこと

茅野side

何だろう?話って。

萌亜「あのね、茅野ちゃん…私の好きな人、赤羽君なの」

なーんだ、そんなことかぁー!

ん?『私の好きな人、赤羽君なの』

茅野「え、ええええええ!?!?!?」

しまった、ついつい。
でも、なぜ?

茅野「イケメン…」

頭が良いのと、仲間思いなのは認めるけど。イケメンとは少し違うんじゃ?

萌亜「中1のときとは変わってしまってるみたい。相変わらずケンカっぱやいけど」
茅野「そうなの?」

どこが変わったんだろう?
………でも、現代にいる人が好きならば、わざわざタイムリープする必要ないんじゃ?

萌亜「教えてほしいって顔、してるね」
茅野「え」

全然してない←

萌亜「教えてあげる。私が茅野ちゃん呼び出した理由はこっちだし」

そうなの?でも気になる。

萌亜「私が2年前に戻って告白したいのはね…」

43:杏◆RLI:2016/02/28(日) 19:05 ID:tEw

なになに!!

44:さな◆gw YELLOW DANCER:2016/05/08(日) 22:12 ID:BHM

12.授業始まりの合図がなったのは…

茅野side

一体、何だったんだろうか?

あれからなんだけど、

萌亜「…実はね!」

キーンコーンカーンコーン

こんなときに!?タイミング悪すぎ!

萌亜「チャイム…?あ、もうこんな時間!?教室いかなきゃ…」

茅野「え、教えてくれないの?」
萌亜「…いいよ。実はね………………



だからだよ」

茅野「!」


で、萌亜ちゃん走って行ったから先は分かんなかったんだけどさ。
まさか、ね。

渚「茅野?どうかした?」
茅野「え?別にどーもしてないよ?」

笑ってごまかす。こういう時に渚は鋭い。

渚「そう?ならいいんだけど」

うん。そうなんデス。

〜放課後〜

萌亜「ねね、茅野ちゃん。一緒に帰ろ?」

嫌だと言っても帰さんぞ。
とばかりの目で萌亜ちゃんが言う。

茅野「いいよ」

ホントは渚と帰りたかったんだけど…まあいいか。

萌亜「ごめんね、ちょっと話があって」
茅野「タイムリープのこと?」
萌亜「え?…うん」

デスヨネー。
まさか、またするとか?

萌亜「もう一回するつもりなの。でも茅野ちゃんも来てほしいとは言わない」

え?てっきり一緒に行こうと言われるものだとばかり…

茅野「どうして?私は…危険だけど一緒に行きたい。萌亜ちゃん一人は危険だよ!」

そう。危険だ。(さっきまで嫌だと思ってた自分)

萌亜「茅野ちゃんのことだから、そういうと思ったよ。でも、前にも言ったように、いいことばかりじゃないの。消えるかもしれないし…未来は悪くなるかもしれない。だから…」

ガザッ!

ん?後ろの茂みから何か聞こえるような…?

茅野「え、なに!?」
萌亜「もしかして妖怪!?」

ナンダナンダ、急にユーモアが溢れたじゃないか。
幽霊じゃなくて、妖怪なのね…

えぇい!ここは確かめるべきだ!

茅野「それ!」


?「え!?」

いや、それはこっちのセリフ。………なんだけど!?

?「ご、ごめんなさい…」

そこにいたのは紛れもない、




渚だったのだから…。


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