キャンディ版サウスパーク

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1:キャンディ◆ok:2016/10/28(金) 22:20 ID:V7k

どうも!キャンディです!

今回はアメリカのアニメ「サウスパーク」の
ほのぼの小説を書いていこうと思います!

私の友達の皆さんも、ぜひ書きに来てくださいね!
それでは、よろしくお願いします!

2:キャンディ◆ok:2016/10/28(金) 22:22 ID:V7k

注意

・荒らさないでください!

・キャラ崩壊あり

・他のアニメや、友達の作品とのコラボあり

・長い話もあれば、短い話もあり

・サウスパーク☆レインボーのネタバレあり?


サウスパーク☆レインボーの小説はコチラ!(まだ書けていませんが…。)
https://ha10.net/ss/1470559721.html

3:このは◆cE:2016/10/28(金) 22:22 ID:.so

キャンディ、来たよ!私も見に来るからよろしくね♪

4:キャンディ◆ok:2016/10/28(金) 22:26 ID:V7k

>>3
このは、来てくれてありがとう!ココでもよろしくね!

5:キャンディ◆ok:2016/10/28(金) 22:43 ID:V7k

登場人物紹介(全員小学3年生だよ!)


☆スタン・マーシュ

いつも明るいボケ役の男の子。
女子力より男子力が高いので、語尾に「〜だぜ」や「〜ぜ」を付けて話す。
スマイルタウン(私の親友の作品)のるるの事が好き。


☆カイル・ブロフロフスキー

常識人でツッコミ役の男の子。スタンの親友。
女子力が高いので、女装に慣れている。プリパラのそふぃの事が好き。
普通、女子には「ちゃん」付けをするのだが、なぜかウェンディとキャンディには呼び捨てをする。


☆ピップ・ピリップ

敬語使いの男の子。イギリスからやって来たボケ役のジェントルマン(紳士)。
男子には「くん」付け、女子には「さん」付けをする。
コメットタウン(私の作品)のリリィの事が好き。


☆クレイグ・タッカー

ツンデレなツッコミ役の男の子。スタンのライバル。
「お前ら全員、アホだな。」が口癖。
実はキャンディ版サウスパークの中で1番の常識人。

6:キャンディ◆ok:2016/10/28(金) 23:04 ID:V7k

☆エリック・カートマン

食べる事が大好きな男の子。一人称は「おいら」。
みんなからは「カートマン」と呼ばれている。「やりぃ〜!」が口癖。


☆ケニー・マコーミック

いつも眠そうな男の子。女の子と勘違いされる事が多い。
女子力が高いが、昼寝が好きなので女装には興味がない。


☆バターズ・ストッチ

純粋な男の子。ほのぼのした物が好きなので、
プリキュアやドラえもんなどの子供向けアニメをよく見ている。


☆ウェンディ・テスタバーガー

スタンの事が好きな女の子。
自分以外の女子がスタンに近づくと怒る。


☆ダミアン・ソーン

悪魔なので、魔法が使える男の子。一人称は「我」。
しっかりしているので、悪い事はしない。

7:キャンディ◆ok:2016/10/29(土) 08:06 ID:V7k

〜キャンディ版サウスパークが始まります!〜


ココはサウスパークという町。そこには子供達が暮らしている。
住人の1人である2人の少年が、公園で誰かを待っていた。

カイル「はぁ〜…まだかなぁ…?」
クレイグ「あいつら、一体なにしてるんだよ…。」

耳当てがついている緑の帽子を被っているのは、カイル・ブロフロフスキーといい、
同じく耳当てがついている青い帽子を被っているのは、クレイグ・タッカーという。


そこで、赤いポンポンがついている青い帽子を被った少年、
スタン・マーシュが指を鳴らしながらやって来た。

スタン「ようよう!スタンの参上だぜ!」
カイル「なんでノリノリなの!?遅れたくせに!」
クレイグ「なにしてたんだよ!待ってたんだぞ!」


そして、茶色い帽子を被った金髪の少年、
ピップ・ピリップがパンパンと手を叩きながらやって来た。

ピップ「はいはい!ピップも来ましたよ!」
カイル「ピップまで!?」
スタン「俺達、遅刻仲間だな!イェ〜イ!」

スタンとピップはハイタッチをした。

8:キャンディ◆ok:2016/10/29(土) 08:24 ID:V7k

クレイグ「なんだよそれは!何分遅れたと思っているんだよ!反省しろ!」

クレイグがモニュメント時計を指さすと、スタンとピップはそれを見上げた。
時計は朝の9時10分をさしている。

スタン「…1分ぐらいか?」
ピップ「5分じゃないですか?」

クレイグ「アホか!9時に集合だって言っただろ!
1分ぐらいだったら反省しろとは言わねーよ!」

スタン&ピップ「どうもすいませんでしたぁ〜。」
クレイグ「…お前らアホだな。」

スタンとピップはふざけたように軽く謝った。反省の色が見えていない。
クレイグは普通、「お前ら全員アホだな。」と言うのだが、全員だとカイルもカウントされてしまう。


カイル「まぁ、やっと集まったんだからさ、みんなにあいさつしようか!」
クレイグ「お、おう!メインはそれだったな!」
スタン「やろうぜやろうぜ!」
ピップ「いいですね!早速やりましょう!」

9:キャンディ◆ok:2016/10/29(土) 08:37 ID:V7k

スタン「じゃあ俺からな!俺はスタン・マーシュ!」
カイル「僕はカイル・ブロフロフスキーだよ!」
ピップ「ピップ・ピリップと申します!」
クレイグ「クレイグ・タッカーだ。」

みんな「これからよろしくお願いします!」

スタン達は頭を下げた。


カイル「はい、オッケ〜!…ところで君達はなんで遅れたの?」
スタン&ピップ「9時ちょうどに家を出たからさ!(です!)」
クレイグ「アホか〜!!だったら5分前か10分前に家出ろよ!」
カイル「アハハ…。」

カイルは苦笑いをした。
こうしてサウスパークの物語が始まったのである。

10:ホイップる-デコレーションケーキ-:2016/11/03(木) 16:23 ID:fbg

キャンディ版サウスパーク、面白いね!スタンとピップのハイタッチに笑ったww
2話も楽しみに待ってます!頑張って

11:キャンディ◆ok:2016/11/03(木) 16:27 ID:V7k

>>10
ありがとう!遅刻仲間の所か〜!
笑ってくれて嬉しいよ!これからも頑張るね!

12:アルト◆Qc:2016/11/03(木) 22:14 ID:j3o

なりきりにて成歩堂やらバニカやらイナホやらやっていたものです!サウスパークよく知らなかったのですが、スタン達がとても可愛いです!これからも頑張ってください!

13:キャンディ◆ok:2016/11/04(金) 17:28 ID:x2k

>>12
ありがとうございます!あなたと仲良くなりたいと、ずっと思っていたので、来てくれて嬉しいです!

14:ディアン◆Sw:2016/11/04(金) 20:24 ID:77o

キャンディさんのサウスパーク とても
面白いです。これからもがんばっていって下さい。

15:キャンディ◆ok:2016/11/04(金) 21:09 ID:x2k

>>14
ディアンさん!来てくれてありがとうございます!これからも頑張りますね!

16:流亜◆Pk:2016/11/04(金) 21:20 ID:e4o

独り言みて発見したからきて見たよ!

ダミアン、悪魔なのに悪いことはしないんだ!えらい。しっかりものは賢そう…
でも、クレイグが一番常識人なんだね!ツッコミ役さすが!
うちのリアルの親友ににてる…w

スタンはららのことが好きでウェンディは、スタンのことが好きって…w
三角関係だ…。大変。
カイル、そふぃのことが好きだけど…
そふぃの気持ちはどうなんだろ…?!

これからも頑張ってね!ファイト〜!待ってるね。(片思いの君へiPadのバグで入れなくなった…連載…しばらく無理かも!ごめんね)

17:キャンディ◆ok:2016/11/04(金) 21:53 ID:x2k

>>16
にかさん!来てくれてありがとう!

ありがとう!ダミアンもツッコミ役なんだよ!
その子とクレイグ、気が合いそうだね!2人とも喜んでるよ!

三角関係ってヤバいよねwwwスタンってモテてるのかな?www
そふぃの気持ち、すっごく気になる〜〜!

ありがとう〜!すっごく嬉しいよ!
大丈夫だよ!ゆっくりでいいからね!

18:キャンディ◆ok:2016/11/04(金) 22:14 ID:x2k

〜スマイルタウンのみんなもやって来た!〜


スタンが気持ち良さそうに歌いながら歩いていると、3人の少女が駆け寄って来た。

ピンクの髪色でツインテールなのは春風(はるかぜ)らら、
水色の髪色で左側にサイドテールで結んでいるのは桜庭(さくらば)るる、
紫の髪色でロングヘアなのは香川(かがわ)りりという。

らら&るる「スタンだ〜〜!やっほ〜〜!」
りり「ちょっと!いきなり出てきちゃっていいの!?」
スタン「いいんじゃね?お前ら久しぶりだな!」


ららとるるとりりは、スタンの友達であり、スマイルタウンという町からやって来たのだ。
近くを歩いていたカイルも、らら達の所へ近寄って来た。

カイル「あれ?ららちゃんにるるちゃんにりりちゃんじゃないか!どうしたの?」
りり「あらカイルくん、こんにちは!また会えて嬉しいわ!」
カイル「えへへ、僕も嬉しいよ!」
スタン「カイルって女子の前だとデレッデレなんだな!」
カイル「君だってるるちゃんの前だとそうなるくせに!」

スタンが笑いながら言うと、カイルは顔を真っ赤にした。

スタンとるるは、とっても仲が良いのである。
恋人と言ってもおかしくないくらいだ。

19:キャンディ◆ok:2016/11/05(土) 19:12 ID:x2k

ピップ「あ、そこにいるのは……ららさん!」

ピップもらら達の所へ駆け寄った。

らら「ピップだ〜〜!また会えて嬉しいよ〜!」
ピップ「会いに来てくれてありがとうございます!僕も嬉しいですよ!」


ららとピップが微笑んでいると、クレイグが歩いてやって来た。

クレイグ「お前ら、そんな所でなにやっているんだ?そして、そこにいるのは…?」

クレイグはらら達と会った事がないのだ。

スタン「クレイグは会うの初めてだよな!
俺の友達の、ららとるるとりりだぜ!」

らら「始めまして!春風ららです!」
るる「桜庭るるだよ〜!」
りり「あたしは香川りり。クレイグくん、よろしくね。」


クレイグ「クレイグ・タッカーだ。よろしくな。
…っていうか、なんでスタン達とは仲いいんだ?」

スタン「キャンディに紹介されたからさ!こいつらはキャンディの友達だからよ!」
カイル「こいつら呼ばわりはやめてあげて!」

キャンディというのは、スタンの友達の名前で、コメットタウンという町に住んでいる。

らら「大丈夫だよ!私とるるの事を『こいつら』って呼ぶ人がココにいるから!」
りり「ちょっと、誰の事よ!」
みんな「アハハハハ!」

スマイルタウンのみんなが来てくれたので、サウスパークはにぎやかな町となった。
この調子でいっぱい人が来てくれたら、仲良くしてあげたいなと、スタンは思うのであった。

20:このは◆cE:2016/11/05(土) 19:23 ID:5cw

キャンディ、ヤッホー!面白いね。これからも見るね!よろしく

21:にか◆Pk:2016/11/05(土) 19:34 ID:e4o

>>17
いえいえ!

ほう…
そうか!嬉しい。

そうだね!ww男らしいから…?モテてるのかも…w
そふぃの気持ちをインタビュー。
私「カイル君のこと、どう思いますか?」
そふぃ「んー…優しい!かわいい!あとは………大切な、いい、友達!!」
だそうです…恋愛対象には入ってるのか…?一応は…。

いえいえ( ´ ▽ ` )ノ
うん、わかった!

やっぱいいお話…面白いね!
読み応えがあります。

22:にか◆Pk:2016/11/05(土) 19:35 ID:e4o

長文ごめん!

23:キャンディ◆ok:2016/11/05(土) 20:12 ID:x2k

>>20
ありがとう!これからも見てくれるなんて嬉しいな!

>>21
ダミアン「我も嬉しいぞ。」
クレイグ「ほめられて、俺超幸せ。」

そうかもね!
そふぃさん、ありがとうございます!カイルさんから一言どうぞ!
カイル「友達から始めるのは大切な事だよね!…付き合うのはまだ、僕には早いから。」(小声)
果たして2人の友情関係、恋愛関係はどうなるのでしょうか!

頑張ってね!私も頑張るから!

ありがとう!嬉しいよ!

>>22
大丈夫だよ!

24:キャンディ◆ok:2016/11/06(日) 18:39 ID:x2k

〜スタンとピップの女子力バトル!?〜


スタンとピップは、カイルについて話していた。

スタン「カイルってスゴいよな〜!だって堂々とスカート履けるんだぜ?」
ピップ「ホントですよ!尊敬します!」

カイルは女子力があるので、女装が平気で出来るのだ。
そんなカイルを、2人はうらやましく思っていた。


その時、女子力で思い出したのだろうか。スタンはいきなりこんな事を言い出した。

スタン「なぁ、俺らも女子力上げようぜ!」
ピップ「いいですね!女装するのですか?」
スタン「いやいや、それ以外の事をするんだ!」

2人はまだ女装に慣れていない。どんな事だろうとピップは気になった。

ピップ「じゃあ、なにをするんですか?」
スタン「フッフッフ…聞いて驚くなよ?……料理だ!」
ピップ「なるほど!料理は女の子がやるものですからね!」

スタン「おう!例え女子がする事でも、女子力のある男子は平気でやれるハズだ!
しか〜し!カイルは料理をした事がない!俺らが先に女子力を高くしてしまえばいいんだ!」

料理が出来なくても女装さえ出来れば、女子力があると言えるのだろうか。
そんなツッコミをする者はいなかった。スタンもピップもボケ役だからである。

ピップ「そうですね!カイルくんをギャフンと言わせましょう!」
スタン「ああ!せっかくだから、どっちが女子力を高く上げれるか勝負しようぜ!」
ピップ「望む所です!」

2人はメラメラ燃え出した。
料理対決の会場はスタンの家の台所である。

25:キャンディ◆ok:2016/11/06(日) 19:14 ID:x2k

カイル「それでは、料理対決を行います!
僕達は、実況のカイル・ブロフロフスキーと…。」

クレイグ「解説のクレイグ・タッカーです。」

カイルとクレイグは実況する事を嫌がっていたのだが、
スタンとピップがやれやれうるさいので引き受ける事になった。

制限時間はないので、2人が料理を作り終えたら終了である。
どっちが美味しいか審査するのは、食べる事が大好きなエリック・カートマンだ。


カイル「準備はいいですね?それでは、料理対決…スタ〜〜ト!」

クレイグがゴングを1回鳴らすと、スタンとピップは料理をし始めた。
スタンはご飯をにぎっていて、ピップはボウルの上で卵を割っている。

カイル「スタン選手はご飯をにぎっています!おにぎりでしょうか?
そしてピップ選手は、レシピの本を見ながら頑張っています!」

クレイグ「おにぎりという可能性は高いですね。海苔が置いてありますから。」

さすが常識人の2人組だ。あんなに実況を嫌がっていたのに、ちゃんとうまくなりきっている。


スタンは海苔を持つと、上にご飯を乗せた。
ピップは卵やバターで作った生地を冷蔵庫に入れた。

カイル「お〜〜っと!スタン選手はやっぱりおにぎり作ってたんですね!
ピップ選手はなにを作っているのでしょうか!」

クレイグ「カイルさん、スタン選手を見てください。」

クレイグがスタンを指さすと、カイルは驚いた。
なんと、スタンはご飯を海苔で巻いたからである。おにぎりではなく巻きずしだったのだ。

カイル「お〜っと!コレは驚きだ〜!おにぎりを連呼してしまって申し訳ない!」
スタン「大丈夫だぜ!Sushi食〜べたい♪この世の終わりの日はSushi食〜べたい♪」
カイル「なんか歌いだした〜〜!!」
クレイグ「そのまんま『Sushi食べたい』という歌ですね。」

スタン「Sushi食〜べたい♪ドラゴンボール♪日本でいっとー神秘な料理〜♪」
カイル「歌が摩訶不思議アドベンチャーになってしまった〜〜!どこが似ているんだ〜〜!」

26:キャンディ◆ok:2016/11/06(日) 19:39 ID:x2k

一方、ピップは暇そうにしている。生地を冷蔵庫で寝かせているからだ。

カイル「暇になるのなら、なんでこんな時間のかかりそうな料理を選んだですか!?」
ピップ「スタンくんが早すぎなんですよ。それに、制限時間ないじゃないですか。」

寿司は冷蔵庫を使わないから、そりゃあ早いに決まっているだろう。
ピップは床に座って、応援しに来たみんなと歌っていた。


その間にスタンは巻きずしをいっぱい作っていた。
海苔でご飯を巻いていた、その時。

ウェンディ「スタン、頑張って!対決が終わったら、私にお寿司ちょうだいね!」
カートマン「最初に食うのは審査員であるおいらなんだけど…。」

スタンの事が好きな少女、ウェンディ・テスタバーガーがスタンに応援し出したのである。
スタンはウェンディの事が嫌いなので、逆にスタンの手が止まってしまった。

スタン「もちろんだ…みんなで食おうぜ…!」

それでもスタンは無理やり微笑んで対応をする。

カイル「一体どうしたのでしょうか!なんだか苦しそうです!」
クレイグ「どうやら巻きすぎて疲れてしまったようですね!」

ウェンディを傷つけないために、カイルとクレイグは言葉を選んだ。
すると、別の人の応援が聞こえてきた。

らら「スタンファイト〜〜!!」
るる「フレ〜!フレ〜!ス・タ・ン!」

応援してくれたのは、ららとるるだ。スタンはるるの事が好きなのである。
スタンの苦しさがぶっ飛ぶと、スタンは作業を再開した。

スタン「行くぜ〜!!うおおおおおおおおおお!!」
カイル「ものすごい速さで巻き始めた〜〜!!」
るる「スタンカッコいい〜〜!!」

るるが叫ぶと、他のみんなも歓声を上げた。

27:キャンディ◆ok:2016/11/06(日) 20:36 ID:x2k

無事、スタンは作り終える事が出来た。
ピップは冷蔵庫から生地を取り出し、型抜きをした。

カイル「型…って事は、クッキーですね!あとは焼くだけです!」

型抜きが終わると、オーブンに入れた。
また暇な時間が出来てしまったので、歌って時間をつぶした。

ピップ「Sushi食〜べたい♪ドラゴンボール♪」
カイル「スタン選手の歌を歌いだした〜〜!」
ピップ「つい頭に残っちゃいました!」
スタン「今度、一緒に熱唱しようぜ!」
クレイグ「料理対決ですから、歌対決にしないでくださいよ?」

そんな風に過ごしていると、クッキーが焼き上がった。
オーブンから取り出すと、美味しそうな香りが広がっていった。


カイル「2人とも作り終わりましたね!しゅ〜うりょ〜う!」

クレイグがゴングを2回鳴らすと、対決は終わった。

カイル「さぁ、2人の料理をお見せください!まずはスタン選手から!」

スタンはたくさんの寿司を見せた。ご飯にスタンの顔が描いてある。

スタン「スタンずしだぜ!」
カイル「オリジナリティがありますね〜!続いてピップ選手どうぞ!」

ピップはたくさんのクッキーを見せた。レシピの本の通りに出来たようだ。

ピップ「ジェントルマン特性のクッキーです!」
カイル「こっちも名前にオリジナリティがあります!形は普通ですが…。」
ピップ「悪かったですね!市販の型にして!」

ピップは泣きそうな顔をした。

28:キャンディ◆ok:2016/11/06(日) 21:02 ID:x2k

カイル「さて、味見をしてもらいましょう!
審査員のカートマンさん、お願いします!」

カートマン「やりぃ〜!やっと食えるんだ〜!」

カートマンはスタンずしを1口食べた。

カイル「どうですか?」
カートマン「な〜んか一部だけ味が濃い気が…その部分以外は普通の米の味なんだよな〜…。」
カイル「スタン選手、素材はなにを使ったんですか?」
スタン「米と海苔と食紅さ!」

みんなは「食紅」と聞いた瞬間に驚いた表情をした。
それでもスタンは自信満々な表情をしている。

カイル「しょ、食紅はどこで…?」
スタン「俺の顔!」
カートマン「こんなの寿司じゃねーよ!せめてマグロとかイクラとか入れろ!」
カイル「確かに巻きずしは具を入れますもんね…。点数は100点中何点ですか?」
カートマン「味はうまくなかったけど、スタンずしという料理名は良かったから、30点だな!」

いくら料理名が良くても30点は低い。厳しい評価だ。
スタンは落ち込んだ。ピップはニヤニヤ笑っている。「僕の勝ちですね!」と言いたいようだ。


そして次に、カートマンはジェントルマン特性のクッキーを1口食べた。

カイル「どうでしょうか?」
カートマン「紅茶の味がするぜ!甘さもちょうどいいな!」
カイル「ピップ選手、紅茶使ったんですか?」
ピップ「はい!生地に混ぜました!」

みんなの表情は驚き顔から笑顔に変わった。
さっきまで落ち込んでいたスタンも、指をくわえている。

カイル「どうして紅茶を入れようと思ったのですか?」
ピップ「僕は紅茶好きなので、レシピをアレンジしてみたんです!」
カートマン「レシピばかり頼ってないで、自分でやったんだな!すげぇ〜!」

カイル「本見ながらやってたのを見て正直、どうなるかと思ってましたよ。
でも、自分でやれていたので良かったです!カートマンさん、何点ですか?」

カートマン「料理名もうちょっと短くしてよかったんじゃね?だから60点だな!」

やっぱり厳しすぎる。でもスタンより高いので、ピップはガッツポーズを取った。

カイル「ピップ選手、おめでとうございます!
みなさん、頑張った2人に盛大な拍手をお願いします!」

みんなは拍手をした。スタンとピップは照れている。

クレイグ「というわけで、これにて料理対決を閉会します!お疲れ様でした!」

みんな「お疲れ様でした〜!」

29:キャンディ◆ok:2016/11/06(日) 21:21 ID:x2k

みんなはスタンとピップの所へ集まった。

るる「スタンカッコよかったよ〜!」
スタン「ありがとな!…そして、ゴメンな。」
らら&るる「えっ…?」
スタン「ピップに負けたから、カッコ悪い所見せちまってよ…。」
らら「なに言ってるの!いい勝負だったじゃん!」
るる「そうだよ!勝っても負けてもスタンはスタンだよ!」

スタン「らら…!るる…!お礼にスタンずし配るぜ!」
カイル「なんでそうなるの!?作りすぎたからっていきなりは…。」
るる「やった〜!食べたい食べたい〜!」
カイル「え〜〜〜っ!?」
ウェンディ「私にもちょうだい!約束したでしょ?」
スタン「おう!」

ピップ「ジェントルマン特性のクッキーもどうぞ!」
らら「ありがと〜!」
るる「う〜ん、両方とも美味しいよ〜!」
クレイグ「なに同時に食ってんだよ!?逆にマズいだろ!?」
みんな「アハハハハ!」

スタンずしとジェントルマン特性のクッキーは、ららとるるに人気だった。
スタンはピップの所へ近づき、ささやくような小声で言った。

スタン「…ピップ。楽しかったぜ。」
ピップ「僕もです!またやりましょうね!」
スタン「ああ!約束だぞ!」

2人は指きりげんまんをした。
なんのために料理対決をしたか、あまりの楽しさに忘れてしまっていた。

30:キャンディ◆ok:2016/11/12(土) 11:32 ID:x2k

〜サウスパークおとぎ話 カイデレラ〜


ある所にカイデレラという息子がいて、彼の本当の家族が亡くなった後、
ウェンディという新しい母と、ピップとクレイグという2人の兄がやって来た。

そのせいでカイデレラは毎日、3人にイジめられるようになってしまった。
そんなある日、お城から舞踏会への招待状が届いた。

カイル(カイデレラ)「楽しそうだね!早速行こうか!」
ウェンディ「なに言ってるのよ、服がみずほらしいくせに!」
ピップ「悪いんですけど、留守番している間に掃除してもらえませんか?」
カイル「そんな!!ひどいよ!!」

3人は家を出て行った。
カイデレラが落ち込んでいると、悪魔のような魔法使いがやって来た。

ダミアン「心配いらないぞ。我に任せるのだ。」
カイル「うわぁっ!悪魔だ!」
ダミアン「なに驚いている!我は決して悪い事はせん!カボチャを取ってくるのだ!」

カイデレラは畑からカボチャを取った。

カイル「持ってきたけど…なにするつもりなの?」
ダミアン「見ていればわかる。それっ!」

魔法使いはカボチャに向けて杖を振ると、カボチャは馬車に変わった。
カイデレラのみずほらしい服もドレスに変わった。

カイル「(ええ〜…僕は男なんだけど…まぁいいか!こういうの慣れてるし!)」

カイデレラは女装が好きなのだ。

ダミアン「さぁ、行って来るのだ。ただし、夜の12時までには戻ってくるのだぞ。魔法が解けてしまう。」
カイル「ありがとう!行ってきま〜す!」

カイデレラは手を振って出て行った。魔法使いも手を振り返した。

31:キャンディ◆ok:2016/11/12(土) 12:01 ID:x2k

カイデレラがお城に入ると、周りのみんなは驚いたり笑ったりした。

カートマン「おいケニー、見ろよ!あいつ男っぽくね?」
ケニー「本当だ〜…でもドレス着てるよ〜?」
バターズ「俺は女の子だと思うけど…。」


スタンというお城の王子様がカイデレラの所にやって来た。

スタン「女装か…?おもしれーやつだな!俺とダンスで遊ぼうぜ!」
カイル「うん!ダンスって遊びなの?」
スタン「おう!暇だから舞踏会開こうと思ってよ!」
カイル「王子様って暇人なんだ…。」

そんな風に話しながら踊っていると、12時の鐘が、ボーン、ボーンと鳴り出した。

カイル「(あ、やばい!)」

カイデレラは急いでお城を出て行った。

スタン「あ、おい!どこ行くんだよ!」

スタン王子は追いかけようとしたが、残っていたのはガラスの靴だけだった。

32:キャンディ◆ok:2016/11/12(土) 12:12 ID:x2k

スタン「この靴の持ち主と仲良くなりてぇな〜…。」

その一言で、みんなはガラスの靴を合わせる事になった。
ウェンディとピップは無理やり履こうとしたが、入らなかった。
クレイグはなぜか履きたがらない。

クレイグ「待てよ、コレ女子のだろ!」
ピップ「クレイグ兄さんは女子力がないんですか!?」
クレイグ「あるわけねーだろ!うちにいる女子は母さんだけだ!」
ウェンディ「私は入らなかったわ。カイデレラはどうなのかしら?」

カイデレラは恥ずかしがりながら、ガラスの靴に足を入れた。
魔法使いがやって来て、カイデレラの服をドレスに変えた。ウェンディ達は驚いている。

クレイグ「じょ、女装してたのか…。」
カイル「慣れてるから大丈夫だけどね…アハハ…。」


カイデレラは苦笑いをすると、カボチャの馬車でお城へ向かった。
お城ではスタン王子が微笑んで待っていた。

スタン「俺はずっと独りきりで暇だったんだ。
だからお前とは楽しく過ごせそうだぜ!」

カイル「舞踏会で遊び相手を探してたの?」
スタン「そうさ!これからずっと一緒に遊ぼうな!」
カイル「うん!」

こうしてスタン王子とカイデレラは、仲良く幸せに暮らしましたとさ。

33:キャンディ◆ok:2017/01/02(月) 08:53 ID:hAk

〜みんなが入れ替わっちゃった!?〜


スタン「ねぇ、カイル。僕…いや、俺は本当にスタンなの?」
カイル「全然わかりませ〜ん!アッハッハ!」

スタンは自分を指さして、カイルを見つめた。
カイルは大笑いしている。

ピップ「おいお前ら!これは一体どういう事なんだ!?」
クレイグ「へい!なんだか楽しそうだな!」

ピップとクレイグが走ってやって来た。

スタン「僕にもわかんないよ!朝起きたらカイルっぽくなっていたんだ!」
ピップ「もしかすると、俺たち…。」
スタン「どうしたの、ピップ?」
ピップ「俺たち、入れ替わったのかもしれねぇ…。」
スタン&カイル&クレイグ「ええ〜〜っ!?」

ピップの言っている事は正しかった。
スタンはカイルに、カイルはピップに、ピップはクレイグに、クレイグはスタンになっていたのである。

34:キャンディ◆ok:2017/01/02(月) 09:11 ID:hAk

クレイグ(スタン)「へい!こういうのも楽しいな!騒ごうぜ〜!」
スタン(カイル)「騒ぐ気になれないよ!」

いつも騒いでいるのはスタンだが、常識人になってしまっているので、騒ぐ事は出来ない。
サウスパークで一番の常識人クレイグも、明るくなってしまっていた。


クレイグ(スタン)「カイル!スタンの姿で女装出来るか?」

クレイグがニヒヒと笑うと、スタンとピップはツッコミを入れた。

スタン(カイル)「スタンが女装したって事になっちゃうじゃん!」
ピップ(クレイグ)「それに、スタンはお前だろ!」

どんなにツッコんでも、クレイグは話を聞かない。

クレイグ(スタン)「…で、女装出来るか?」
スタン(カイル)&ピップ(クレイグ)「だからやらないって!!」
カイル(ピップ)「僕は見てみたいですね!」
スタン(カイル)&ピップ(クレイグ)「君は黙ってて(お前は黙ってろ)!!」

カイルが目を輝かせると、スタンとピップは怒鳴った。

35:キャンディ◆ok:2017/01/02(月) 09:37 ID:hAk

カイル(ピップ)「ジェントルマンである僕が、こんな姿になっちゃっていいんですか!?
これからどうやってティータイムすればいいのでしょうか…!」

カイルは上を向きながら右腕で両目を当てて、噴水のような涙を流した。

スタン(カイル)「ええ〜っ!?それって僕の姿が気に入らないって事!?」

スタンは驚きながらカイルにツッコんでいると、後ろでピップがクレイグにツッコんでいた。

クレイグ(スタン)「カ〜イル〜!1回でいいから女装してくれ〜!」
ピップ(クレイグ)「いいから黙ってろ!!」

スタンはカイルとクレイグたちを交互にキョロキョロすると、上を向いて叫んだ。

スタン(カイル)「もう誰が誰だかわかんないよ〜〜!!誰か助けて〜〜!!」


スタン「…はっ!?」

スタンは自分の叫び声で目を覚ました。スタンは夢を見ていたのである。

スタン「なんだよ、夢だったのかよ〜!アッハッハッハッハ!」

さすがスタンだ。起きたばかりなのに明るく大笑いしている。
スタンは近くの窓から外を見た。外は晴れていて、小鳥が鳴いている。

スタン「…よし!朝メシ食ったら、カイルたちの所へ行くか!」

スタンは、夢であった出来事をカイルたちに話そうと思いながら、
ベッドから降りて部屋を出て行ったのであった。

36:キャンディ◆ok:2017/01/02(月) 22:22 ID:hAk

〜スタンの弟がやって来た!?〜


スタンが歩いているのを見つけたカイルは、スタンに駆け寄って話しかけた。

カイル「やぁ、スタン!」
本家スタン「やぁ、カイル。」
カイル「あれ?なんだか元気がないね。どうしたの?」

遠くでもう1人のスタンがぴょんぴょん跳ねていた。

スタン「へいカイル〜!」
カイル「えっ…!?」

カイルは2人のスタンをキョロキョロ見比べた。

カイル「スタンが2人!?」
スタン「へい!なんで俺がここにいるんだ?」
本家スタン「気がついたら、この世界に来てて…。」
スタン「ドッペルゲンガーか?」
カイル「いやそれ怖いよ!」
スタン「わりぃわりぃ!冗談さ!」

カイルは呆れてため息をついた。

37:キャンディ◆ok:2017/01/02(月) 22:32 ID:hAk

カイル「もしかして、過去や未来から来たのかも!」

カイルは両手をポンッと叩くと、本家スタンは首を振った。

本家スタン「俺は…本家の世界から来たんだ。」
スタン&カイル「本家の世界?」
本家スタン「そう。俺の方が本物なんだ。」
カイル「だから性格がこっちの方のスタンと正反対なんだね…。」

スタンは腕組みをして目をつぶっていたが、しばらくすると両手をパンと叩いて明るく言った。

スタン「よし!今日からお前は俺の弟だ!」
本家スタン「ええっ!?」
カイル「なんでそうなるの!?」

スタンは手を広げて微笑む。

スタン「だって、俺と俺が出会うなんて珍しいだろ?」
カイル「確かにそうだけど…。」
本家スタン「まぁ、せっかくだから…。」

本家スタンは苦笑いしながらうなずいた。

38:キャンディ◆ok:2017/01/02(月) 22:44 ID:hAk

スタン「よっしゃ!今日からよろしくな、弟!」
本家スタン「うん。よろしくね、兄ちゃん。」

スタンは本家スタンの肩を組んだ。

しかしこのままだと、どっちがどっちなのかは性格で見ないとわからない。
どっちのスタンも服が同じ色だからだ。


スタンは着替えようと家に戻ると、カイルは本家スタンに聞いた。

カイル「あ、待って!あのさ、君の世界にも僕はいるんだよね?」
本家スタン「もちろんだよ。」

カイルも着替える事にした。どっちが本家のカイルなのかと
本家スタンが混乱するかもしれないと思ったからである。

スタンは茶色い上着から青い上着に、青いズボンから茶色いズボンに着替えた。
カイルはオレンジの上着から黄色い上着に着替えた。

スタンとカイルは他のみんなにも着替える事を勧めた。
こうして本家スタンは、スタンの弟として一緒に暮らす事になったのであった。

39:キャンディ◆ok:2017/04/15(土) 19:24 ID:3nc

〜Wスタンとスタン3兄妹が誕生!〜


スタン「……。」
本家スタン「な、なに?顔になにかついてる?」

スタンは本家スタンをジッと見つめていた。
本家スタンは慌てて、片手で顔をはたく。

スタン「いや〜、こうして見ると…お前が可愛く見えてきてなぁ〜…!」
本家スタン「そ、そうかな?」

どっちのスタンも頬が赤く染まっている。
そんなやり取りをしていると、カイルと1人の少女がやってきた。


少女は、黒髪のツインテールで、黄色いポンポンがついた水色の帽子をかぶっている。
名前は「ステラ・マーシュ」だ。彼女はスタンの実の妹で、7歳(小学2年生)である。

ステラ以外のサウスパークの住人は、全員8歳(小学3年生)なのだ。

ステラ「お兄ちゃん!弟が来たって本当なの?」
スタン「そうさ!ここにいるぜ!」
本家スタン「どうも、こんにちは〜。」

本家スタンは頭を下げた。


カイル「どっちのスタンも8歳だよね?
だとしたら、ステラちゃんは末っ子になるって事?」

スタン「確かにそうだな!俺と弟って同い年だよな?」
本家スタン「うん!俺も8歳だよ!」

スタンは本家スタンを見て聞いた。
本家スタンはうなずいて答える。

40:キャンディ◆ok:2017/04/15(土) 20:00 ID:3nc

本家スタン「でも、なんで急にそんな事を聞くの?」

本家スタンは、スタンとステラが兄妹だという事を知らないのである。

スタン「ステラは俺の妹だからさ!」
ステラ「そう!ステラだよ!よろしくね!」
本家スタン「うん、よろしくね、ステラ。」

本家スタンは優しく微笑んだ。
スタンは両手を腰に当てて笑う。

スタン「今日から俺たちは3兄妹だな!」
ステラ「わ〜い!やった〜!」
カイル&本家スタン「そ、そんなに嬉しい!?」

カイルと本家スタンは、嬉しそうに飛び跳ねるステラを見て、ツッコミを入れた。
スタンと性格が正反対な本家スタンも、常識人なのである。

だが、実は本家スタンは照れていたのであった。


しばらくすると、カイルは「ハッ!」と、なにかを思い出したかのように言い、
本家スタンを見てこう問いかけた。

カイル「そういえば、君の事はなんて呼べばいいの?」
本家スタン「えっ…?」
スタン「あ、そっか!同じ名前だもんな!」

スタンは両手をポンッとたたいた。

ステラ「え〜でも、ステラはお兄ちゃんって呼びた〜い!」
カイル「それだとどっちかわかんないじゃん!」

41:キャンディ◆ok:2017/04/15(土) 20:14 ID:3nc

本家スタン「俺は今までスタンって呼ばれていたけれど…なんでもいいよ。」
ステラ「じゃあ、お兄ちゃんって呼ぶね!」
スタン「俺も弟って呼ぶわ!」

スタンとステラは明るく即答をした。

カイル「スタンとステラちゃんがそう呼んでも、兄妹じゃない僕が呼ぶのに困るから!
え〜っと…本当にどうしたらいいの…!?」

カイルは必死で呼び名を考えた。
だが、あたふたしているので、ちっとも考え付かない。


しばらくすると、スタンは意見を出した。

スタン「スタンだから、『スーちゃん』っていうのはどうだ?」
カイル&本家スタン「なにそれ!?」
スタン「アダ名だぜ!」
本家スタン「え〜…なんかやだ…。」

スタンはふざけているかのように笑っている。
本家スタンはため息をついた。自分で「なんでもいい」と言ったのに。

スタン「じゃ、『ドッペルゲンガー』っていうのはどうだ?」
本家スタン「それもイヤだよ!!」

本家スタンは大声で即答をした。

42:キャンディ◆ok:2017/04/15(土) 20:28 ID:3nc

カイル「弟だからって調子に乗らないでよ!!かわいそうじゃん!!」
本家スタン「『なんでもいい』って言った俺がバカだったよ!!」

本家スタンは大声でそう言ってうつむいた。泣きそうな顔をしている。
すると、スタンは本家スタンに近づき、頭をなでた。

スタン「悪かったな、弟よ…。」
カイル&本家スタン「えっ…?」
ステラ「お兄ちゃん…?」

本家スタンは少し顔を上げた。


スタン「お前はドッペルゲンガーじゃないぞ。俺の大切な弟だ。」
本家スタン「兄ちゃん…!」
カイル&ステラ「おぉ〜…!」

本家スタンはもっと顔を上げた。

カイル「なんかスタンかっこいい…!」
ステラ「お兄ちゃんって本当はとっても優しいんだよね〜!」
本家スタン「俺も…兄ちゃん大好きだよ。」

本家スタンはステラの言葉を聞くと、そう言ってスタンに抱きついた。


カイル「よかったね、弟……あっ、そうだ!『弟くん』っていう呼び名はどう?」

カイルは自然と「弟」という言葉を口にすると、呼び名が思いついた。
本家スタンはイヤそうな顔をしていない。むしろ微笑んでいる。

本家スタン「いいね…!」
スタン「いいってよ!」

本家スタンは小声で賛成すると、スタンはカイルを見て伝えてあげた。

カイル「やった!ありがとう、弟くん!これからよろしくね!」
本家スタン「うん!」

こうして、本家スタンはスタンたちと仲良くなったのであった。

43:キャンディ◆ok:2017/04/16(日) 11:22 ID:3nc

〜スタンと少年〜


ステラ「お兄ちゃ〜ん!ここにステラの本ない〜?」

ステラはスタンの部屋に入った。どうやら本を探しているらしい。
スタンは仰向けに寝転がって足を組み、漫画を上に持って読んでいた。

スタン「なんていう本なんだ?」

スタンはステラがいる所へ顔を向ける。

ステラ「名作絵本シリーズだよ!大きくて分厚いの…。」
スタン「ん〜?なんかどっかで見た気がするな…。」

ステラは児童書が大好きなのである。
このスタン3兄妹は仲が良く、3人で一緒に読む事が多いのだ。

スタンは漫画を閉じて床に置き、起き上がって本棚へ近づいた。
2人で本の背表紙を1つ1つ見ていた…その時!

スタン「…ん?」
ステラ「どうしたの?あった?」

スタンはなにかに気づいて、1つの本に注目したのである。
他の本棚で探していたステラは、スタンの所へ近づいた。

スタンは1冊の分厚い本を取り出して開いては、目を輝かせた。

スタン「うわ〜!懐かしいな、オイ!」
ステラ「なになに?」

ステラはスタンの隣で、本の中身をのぞきこんだ。
本には小さい頃のスタンの写真がいっぱい貼ってある。そう、それはアルバムであった。

44:キャンディ◆ok:2017/04/16(日) 11:52 ID:3nc

ステラ「本当だ!お兄ちゃん可愛い〜!」
スタン「そうか〜?この頃のステラも可愛かったぜ〜?」

2人は児童書の事を忘れ、アルバムをずっと見ていた。
写真を指さして、思い出を楽しく話している。


本家スタン「も〜う、ステラ!白雪姫とかシンデレラとかを探すんじゃなかったの!?」

笑い声を聞きつけた本家スタンは、スタンの部屋に入ってきた。

ステラ「あ、ごめん!そうだった!」
スタン「すまねぇ!ついアルバムを見つけちまってよ…!」

スタンとステラは笑いながら謝った。


本家スタン「兄ちゃんとステラったら……って、ん?もしかしてこれじゃない?」

本家スタンがつられて笑っているとなにかに気づき、本棚に近づいて1冊の本を取り出した。
表紙には「名作絵本」と大きく書かれている。

ステラ「あ、それそれ!ありがとう!」
本家スタン「いえいえ!…でも、なんで兄ちゃんの部屋に?」
スタン「面白そうだったからつい…。」
ステラ「通りでステラの部屋からなくなっていると思ったら…!」

3人は楽しそうにアハハと笑った。


しばらくすると、カイルとピップとクレイグの3人が、スタンの家にやってきた。

カイル「スタン、スタン!いないの!?」

カイルは慌てているかのように、何回もドアをノックをした。

スタン「へい!どうしたんだ?」

スタンは、いつものように元気よくドアを開けた。だが、カイルの様子がおかしい。
オロオロとしていて、落ち着きがないのである。

45:キャンディ◆ok:2017/04/16(日) 12:12 ID:3nc

スタン「…カイル、どうしたんだ?」

スタンは無表情でカイルを見た。
カイルはなにかを言いたいようだが、言えなさそうに下を向いている。

ピップ「カイルくんったら、本当に怖がりなんですね!」
スタン「どういう事だ?」

ピップはカイルの背中をポンッとたたいて笑った。スタンは全く状況をつかめない。

クレイグ「あのな、さっきピップが怖い話をしてきてよ…。」

クレイグが説明をしてあげると、スタンに明るい笑顔がもどった。


スタン「なんだよ〜!それなら俺にも聞かせてくれよ〜!」
カイル「や、やめなよ!…スタンは幽霊信じる?」
スタン「幽霊?そんなの信じねぇ!俺がそいつをぶっ飛ばすからな!」
カイル「…スタンならそう言うと思ったよ。僕もできれば信じたくないなぁ〜…。」

本当は「○○○?そんなの必要ねぇ!俺がそいつをぶっ飛ばすからな!」と言うのだ。
「○○○」の部分は、「勉強」や「病気」などの名詞が入る。

スタン「スタン・ライトニングで悪霊退散してやるぜ!」
ピップ「僕は一緒にティー・タイムしたいですね!」
クレイグ「いやその前に逃げろよ!」

「スタン・ライトニング」というのは、スタンの必殺技である。
この4人は魔法が使えるのだが、幽霊を魔法で倒したいと言った者はスタンだけだった。

46:キャンディ◆ok:2017/04/16(日) 12:28 ID:3nc

スタン「なぁ、ピップ!頼むから俺にも怖い話を聞かせてくれよ!」
ピップ「いいですよ!あのですね……。」

ピップはスタンに耳打ちをした。
またカイルに聞かせるわけにはいかないからである。


ピップ「このサウスパークにも、幽霊が出るそうなんですよ!」
スタン「はぁ!?マジで!?」

スタンは驚きながら大声を発した。

ピップ「はい!夜中に公園に行くと、会えるらしいですよ!」
スタン「そうなのか?だったら今夜行ってやるぜ!」
カイル&クレイグ「ええっ!?(はぁ!?)」

スタンは自信満々な表情で、胸をドンとたたいた。
カイルとクレイグは止めようと反対する。


カイル「ウ、ウソだよね…?」
クレイグ「なに信じているんだよ!ただのウワサだからいるわけないだろ!」

スタン「ウワサを解決するためにやるのさ!ずっとさまよい続けられるのはイヤだろ?
だから、このスタン様がぶっ飛ばせば……はい解決☆」

スタンは「はい論破!」の真似をして、手をパーに開いた。

クレイグ「あっそ。なら勝手にしろ。」
ピップ「よろしくお願いしますね!」
スタン「ああ!」

カイルとクレイグは呆れてため息をつき、ピップは頭を下げた。

47:キャンディ◆ok:2017/04/16(日) 12:50 ID:3nc

そして夜中。ステラと本家スタンが寝ると、スタンはこっそりと家を出た。
ウキウキしながら、走って公園へ向かっていく。

スタン「どんな幽霊なんだ?本当かはどうかわからないけど、楽しみだぜ!」


公園に着くと、辺りをキョロキョロ見回した。
よく見ると、ベンチには誰かが座っている。

スタン「へい!お前がウワサの幽霊か?」

スタンは走って相手に近づくと、元気よく声をかけた。
ベンチに座っているのは、スタンと同じく8歳ぐらいの少年だった。

少年は下を向いて泣いている。スタンは優しい口調で聞いた。

スタン「どうしたんだ?」
???「みんな、僕を怖がるなんてひどいよ…。なにもしてないのに…。」
スタン「どうしてこんな時間にいるんだ?」
???「僕の思い出の場所だから。…君は、僕の事を覚えてる?」

少年は顔を上げてスタンを見た。


スタン「えっ…?えっと…。」

スタンは必死に思い出そうとするが、なかなか思い出せない。

???「君は確か、スタンくんだよね。」
スタン「ああ、そうだが…。なんで知っているんだ?」
???「小さい頃、よく遊んでいたじゃん。」
スタン「小さい頃…?……あっ!」

スタンは目を見開くと、両手をポンッとたたいた。

スタン「お前、もしかして…!カルロスか!?」
カルロス「そう!」

彼の名はカルロス・ホイットフィールド。スタンの幼馴染なのである。

48:キャンディ◆ok:2017/04/16(日) 13:03 ID:3nc

スタン「うわ〜!久しぶりだな!」
カルロス「うん!僕もずっと会いたかったよ!」

2人は嬉し泣きをし、抱き合った。

スタン「お前、引っ越したハズだろ?遊びに来てくれたのか?」
カルロス「うん、そうだよ!」

カルロスは明るくうなずいた。


スタン「でも、なんで幽霊扱いされているんだ?」
カルロス「あぁ、それはね……。」

スタンはベンチに座り、カルロスの隣で話を聞く事にした。
カルロスは悲しそうに話す。

カルロス「引越し先で病気になっちゃったからなんだ…。」
スタン「病気?」
カルロス「うん。入院したんだけど、治らなくて…。」
スタン「それってつまり、まさか…!」

スタンは驚くと、カルロスは黙ってうなずいた。
実はカルロスは、病気で亡くなってしまっていたのである。

49:キャンディ◆ok:2017/04/16(日) 14:00 ID:3nc

スタン「ウソだろ…!?」
カルロス「ごめんね、急にそんな事を言っちゃって…。」

スタンは泣きそうになった。カルロスも悲しそうに謝る。

スタン「大丈夫だ。俺こそ、気づいてあげられなくてごめんな…。」
カルロス「ううん。引っ越しちゃったから、仕方ないよ。」
スタン「そうか…。」

スタンは何回もうなずいた。


しばらくすると、スタンは両手をポンッとたたき、昼の出来事を話した。

スタン「あ〜そうだ!俺さ、昼にアルバム見たんだけどよ〜…!」
カルロス「あ〜!確かに見てたよね!ステラちゃんと一緒に…。」

スタンが「小さい頃に撮った、俺とお前の写真があったぜ!」と言おうとすると、
カルロスはすぐに反応をした。

スタン「知っているのか?」


カルロス「うん。見えなかったかもしれないけど、ちゃんと空から見ていたよ!」
よく言うでしょ?見えぬけれどもあるんだよって…。」

カルロスは、「星とたんぽぽ」という詩の一部を言った。

スタン「ああ、確かに聞くな!昼のお星は目に見えぬ…ってやつだろ?」
カルロス「そうそう、それそれ!最近、僕はこの詩が好きになったんだ!」
スタン「へ〜!確かにお前らしい詩だよな!」

スタンは笑顔でうなずくと、カルロスの表情は明るくなった。


カルロス「ありがとう!その詩の通り、僕の姿は見れなくなっちゃうと思うけど、ちゃんといるからね!」
スタン「ああ!ずっと一緒だぞ!」

スタンは両手を差し出し、カルロスの片手をにぎった。
心の中で「スタン・スマイリー・レインボー!」と、笑顔の魔法を唱える。

カルロス「魔法だ…!ありがとう…!」

スタンの魔法がカルロスに伝わると、カルロスは優しく微笑んで立ち去った。

スタン「えっ!?ちょっ…!」

スタンは片手を伸ばし、どこに行くのか聞こうとした…その時!


カルロス「本当にありがとう、スタンくん…!」
スタン「…!!」

なんと、空からカルロスの声が聞こえてきたのである。
スタンは、満天の星が輝いている夜空を見上げ、微笑むのであった。

50:キャンディ◆ok:2017/05/13(土) 14:01 ID:uf2

〜スタンと少年 その後〜


スタンとカルロスが別れて数時間後、夜が明けた。
夜中に外を出たスタンは、家で私服のまま寝過ごしていた。

スタンの家の前では、カイルとピップとクレイグが待っている。
カイルはドアをノックしていたが、昨日のように慌ててはいなかった。優しくドアをたたいていたのである。

カイル「スタン、起きてる?」

声とノックに気づいた本家スタンは、スタンを起こした。

本家スタン「兄ちゃん、カイルが来てるよ。」
スタン「う〜ん…スタこま…。」

スタンは口癖である「スタこま」を使い、横ピースをした。
眠い目をこすりながら、ドアを開ける。

スタン「へいカイル〜、おはようだぜ…。」
カイル「おはよう、昨日はどうだった?」
ピップ「幽霊の話が聞きたいんです!」
クレイグ「本当にいたのか…?」

カイルは冷静に、ピップは興味津々に、クレイグは半信半疑でスタンを見ていた。

51:キャンディ◆ok:2017/05/13(土) 22:05 ID:uf2

スタン「いたぜ…。」
ピップ「やっぱりいたんですね!」

スタンは悲しそうに下を向いた。
ピップは「いた」と聞いた瞬間に笑い、スタンの様子を気にしなかった。

スタン「いたけど…その…。」
カイル「スタン、どうしたの?」
スタン「実はな…。」

スタンは昨日の出来事を全て話した。

カイル「ええっ!?そうだったの!?」
クレイグ「カルロス…ウソだろ…?」
ピップ「ごめんなさい、カルロスくん…。」

カイルたちは泣きそうになった。
小さい頃、スタンたちとカルロスの5人で遊ぶ事が多かったからである。

52:キャンディ◆ok:2017/05/13(土) 23:25 ID:uf2

スタン「ちょっとカルロスからも話を聞いてみるか?」

カイルたちは黙ってうなずいた。
スタンは魔法でカルロスの姿を映す。カルロスも悲しそうな顔をしていた。

カルロス「僕だって、まだまだ遊びたかったよ…。」
カイル「そうだろうね…。病気にかかったって気持ちよくないし…。」
スタン「俺がお前のそばにいたら、お前の病気を治せたのによ…!」

スタンは泣き出した。スタンが泣くと雷が落ちるので、ゴロゴロという音が空に響いた。
ピップはスタンの背中をさすりながら、カルロスに聞いた。

ピップ「もし、ここに戻って来れたら、また僕らと遊びたいですか?」
カルロス「うん…、戻れたら嬉しいのに、無理なんだよね…。」
ピップ「いいえ、僕があなたを復活させてみます!」
スタンたち「ええっ!?」

ピップは強く首を横に振って、本気そうな顔で言った。
つまり、ふざけではなさそうだったのである。

スタン「マ、マジで言ってんのか!?」
カイル「ピップ、なに言ってんの!?」
クレイグ「どうやって復活させるんだ!?」
カルロス「本当に…!?」

スタンたちは驚いていた。
いつも明るいボケ役であるスタンも驚くほど、衝撃的な発言だったのであろう…。

53:キャンディ◆ok:2017/05/13(土) 23:38 ID:uf2

ピップ「では、行きますよ……!ピップ・リザレクション!!」

ピップは大きく息を吸うと、大声で魔法を唱えた。
彼は光属性なのだが、回復や復活の魔法も使えるのである。

カルロスは両手を広げ、自分のお腹の辺りを見た。

カルロス「これで…戻れたの…?」
ピップ「はい、僕の手を触ってみてください!」

ピップは片手の手の平をカルロスに向けた。
カルロスも片手をピップの手に近づけていく。

すると、カルロスはピップの手に触れる事ができた。

カルロス「本当だ…!僕、生きてる…!ありがとう、ピップくん!」
ピップ「いえいえ、ジェントルマンとして当然ですよ!」
カイル「ジェントルマンってそんな事するの?」
クレイグ「ま、これで解決できたというわけか。」

クレイグは腕組みをしてうなずいた。

スタン「これからもよろしくな、カルロス!」
カルロス「うん!」

クレイグ「待てよ、家とかはどうするんだ?」
スタン「俺が魔法で建てるから大丈夫だぜ!ピロリ〜ンってな!」
カイル「ピロリ〜ンってなに!?なんの効果音!?」
みんな「アハハハハ!」

こうしてカルロスは、再びサウスパークに戻る事ができたのであった。

54:キャンディ◆ok:2017/05/13(土) 23:50 ID:uf2

新キャラ紹介


☆ステラ・マーシュ

サウスパークのオリキャラ。スタンの実の妹。
7歳なので、スタン3兄妹の末っ子となる。2人の兄(Wスタン)の事が好き。
一人称は「ステラ」。二人称は「あなた」、「〜くん」、「〜ちゃん」、「〜さん」。


☆カルロス・ホイットフィールド

サウスパークのオリキャラ。スタンの幼馴染の男の子で、おとなしい性格。
小さい頃はスタンたちとよく遊んでいたが、途中で引っ越してしまった。
実は引越し先で病死してしまった事が判明されたが、ピップの魔法によって復活できた。
一人称は「僕」。二人称は「君」、「〜くん」「〜ちゃん」「〜さん」。


☆クライド・ドノヴァン

マイペースな男の子。泣き虫な所がある。
名前がクレイグと似ているので、ピップに「クレイグくん」と間違われてしまう事がある。
だが、クライドはボケ役なので気にしていない。
実はスタンに憧れていて、「魔法が使えたらな〜…。」といつも思っている。
一人称は「俺」。二人称は「君」、呼び捨て、「〜さん」。


☆ベーベ・スティーヴンス

優しい女の子。ウェンディが冷たい態度を取ると注意するしっかり者。
面倒見がよく、小さい子と遊ぶ事が大好きなので、本家スタンやステラと仲がよい。
一人称は「私」。二人称は「あなた」、呼び捨て、「〜さん」。

55:キャンディ◆ok:2017/05/14(日) 09:20 ID:uf2

☆本家スタン

スタンの弟。本家サウスパークの世界からやってきた。
最初は兄のテンションについて行けなかったが、今はお兄ちゃん大好きっ子となっている。
スタンの事を「兄ちゃん」と呼んでいて、スタンとステラ以外のみんなからは「弟くん」と呼ばれている。
一人称は「俺」。二人称は「お前」、「君」、呼び捨て。

56:キャンディ◆ok:2017/06/03(土) 15:47 ID:El6

〜Let's Go、ミラクルタウン!〜


スマイルタウンに続いて、また別の町からスタンの友達がやって来た。
フレッシュワールドに住む宮花(みやはな)いちごと、まったり村に住む悪咲(あくさき)ほのあである。

いちご「ヤッホ〜、スタン!遊びに来たよ〜!」
ほのあ「ここがサウスパークっていう所なんだね〜!」
スタン「そうさ!来てくれてサンキュー!」

らら、るる、りりの3人も、スタンたちの所へ近寄っていった。
ららとるるは嬉しそうにしている。

らら「ふぉおおおお!!いちごちゃんとほのあちゃんだ〜〜!!」
るる「しかもスタンもいる〜〜!!会えて嬉しい〜〜!!」

りり「うるさいわよ!!スタンくんはここの住人だから会えてあたりまえよ!
いちごちゃん、ほのあちゃん、こいつらが口悪くてごめんなさい…。」

りりは頭を下げた。スタンの名前を出さないのは、
スタンがららとるるの騒ぎに慣れているからである。

57:キャンディ◆ok:2017/06/03(土) 16:05 ID:El6

いちご「大丈夫だよ!私も会えて嬉しいから!」
ほのあ「ららたちも来ていたんだね!」

いちごとほのあは微笑んだ。

るる「あったりまえじゃん!!スタンたちと遊びたいんだもん!!」

るるは明るい笑顔と大声で答えた。

いちご「私も、もっとスタンたちと遊びたいな!」
スタン「センキュー!みんなで遊ぶと楽しいからな!騒ごうぜ〜!」
りり「あ、遊ぶのはいいんだけど、騒ぐのはちょっと…。」

クールな常識人のりりは、騒ぐ事がないのである。
騒ぐ事が大好きなスタンとは性格が正反対なのだ。


ららは両手をポンッとたたいた。

らら「思ったんだけどさ、みんなで同じ町に住めたら楽しくない?」

みんなは何回も激しくうなずいた。

ほのあ「いいね、楽しそう!」
いちご「うんうん!にぎやかで楽しい町になると思う!」
るる「さんせ〜い!住みた〜い!」

るるは片手を挙げた。

らら「だよね〜!住めたらいいのに〜!」
りり「なに言っているの!?みんな、それぞれ住むところがあるじゃない!」


スタンは反対しているりりを見ると、こう言った。

スタン「大丈夫さ!いい所があるぜ!」
いちご&ほのあ&らら&るる&りり「本当!?」
スタン「ああ!」

スタンはチラシを取り出した。

58:キャンディ◆ok:2017/06/03(土) 16:20 ID:El6

いちご「なになに?『ミラクルタウン、住人募集中』…?」
ほのあ「『世界観が違う所から来た者でも、気軽に住む事ができます。』」
らら「『さぁ、あなたもコラボの世界を楽しんでみませんか?』」

いちごたちがチラシに書いてある文を読むと、
るるはりりの片手を両手でにぎり、激しく揺さぶった。

るる「…だってさ!だから行こうよ、りり!」
りり「わかったわよ!わかったから離してちょうだい!」
るる「は〜い!」

るるは手を離した。


りり「はぁ…全くもう…。」
いちご「楽しそうな町だね!みんなで行きたいな〜!」
ほのあ「私も私も〜!まったり村の住人以外の子にも、ほのあんぱんをふるまいたい!」
らら「教えてくれてありがとう、スタン!」

スタンの見せたチラシは大好評だった。賛成が多かったからである。

スタン「いえいえだぜ!早速行くぞ!」
みんな「お〜〜っ!!」

みんなはグーにした片手を上に挙げると、サウスパークの駅から電車に乗る事になった。

59:キャンディ◆ok:2017/06/03(土) 16:56 ID:El6

しばらく乗っていると、アナウンスが流れた。

アナウンス「まもなく、ミラクルタウン、ミラクルタウン。」
スタン「よし、降りるぞ!」
いちご「もう着いたの?」
ほのあ「う〜ん…寝ちゃった…。」

ほのあはららに体を揺すられると、目をこすってイスから降りた。
電車から降りると、広い町へ出た。


みんな「わ〜〜!!キレ〜〜イ!!」
いちご「素敵〜!こんな町があったなんて…!」
ほのあ「こんなに大きい所へ住んじゃっていいの!?」
らら「まるで夢みたい…!ぜいたくな気分だよ…!」

辺りを見回して、景色にうっとりしていた…その時!


???A & ???B「ようこそ、ミラクルタウンへ!」

男の子と女の子が、スタンたちのいる所へやって来たのだ。

スタン「な、なんだ?」
アレン「俺はアレン!ウワサが好きな、ミラクルタウンの情報屋さ!」
リリアン「案内人のリリアンと申します!」
みんな「よろしくお願いしま〜す!」

みんなは頭を下げた。

リリアン「今日は来てくれてありがとうございます!」
スタン「いえいえだぜ!住人を募集していると聞いたんだが…。」
アレン「もちろんしているぞ!住みに来たのか?」
スタンたち「はい!(ああ!)」

アレンは笑顔で聞くと、みんなは一斉にうなずいた。

60:キャンディ◆ok:2017/06/03(土) 17:10 ID:El6

リリアン「ありがとうございます!とっても嬉しいですよ!」
アレン「家はいっぱい建っているから、好きなのを選んでくれよな!」

スタンたちが、アレンの「家はいっぱい建っている」という言葉を聞くと、スタンは言った。

スタン「家がすでにあるって事は…もう住んでるやつがいるのか?」
リリアン「いいえ、最近できた町なので、あなたたちが1番目の住人なんですよ!」
りり「だから、こんなにキレイなのね!」
るる「イエスイエスエ〜〜ス!!るるたちが第1号の住人なのだ〜〜!!」

「イエスエスエ〜〜ス!!」は、るるの口癖である。

いちご「私の友達も誘いたいな〜!」
リリアン「もちろんいいですよ!人数は問いませんので!」
ほのあ「やった〜!まったり村のみんなも連れてこよ〜っと!」
らら「うん!にぎやかな方がいいもんね!」

元の町の住人たちを誘う事にすると、スタンは言った。

スタン「ああ!…というわけで、ここに住む事にけって〜いだぜ!」
みんな「けって〜い!!」

こうして、スタンたちの新たな物語が始まったのであった。


(ここから先はミラクル☆コラボの小説となりますが、
スタンが主人公である事は変わりませんので、よろしくお願いします!)

61:キャンディ◆ok:2017/06/03(土) 17:17 ID:El6

ミラクル☆コラボの作品まとめ


☆自作品

・コメットタウン

・ハピネスタウン

・ハピネス小学校

・ピースタウン

・メグ松ちゃん


☆親友の作品

・フレッシュワールド

・フラワータウン

・ふんわりカフェ

・レインボータウン

・ムーンライトシティ

・魔法の世界

・ハッピータウン

・Sweet Shop

・Mermaid Memory

・プリュムシティ

・スタードリームプリキュア

・まったり村

・スマイルタウン

・フューチャーシティ

・フェロータウン

62:キャンディ◆ok:2017/06/03(土) 17:18 ID:El6

☆二次創作作品

・キャンディ版サウスパーク

・午後夏

・マイリトルポニー

・リセス

・キルミーベイベー

・おそ松さん

・ドラえもん


☆その他

(マリオやソニックなど主人公のみのキャラや、ミラクル☆コラボのオリキャラなど)

63:キャンディ◆ok:2017/06/10(土) 21:44 ID:El6

〜世界一の魔法使いが登場!?〜


スタンたちがミラクルタウンに住んでから数日後、
さまざまな世界からやって来たキャラクターたちが新しい住人となった。

とても仲良しな2人、スタンとるるはその事について話していた。

るる「ミラクルタウンがにぎやかになってきたね!」
スタン「ああ、そうだな!」
るる「オススメしてくれたスタンのおかげだよ!」
スタン「そうか〜?そう言ってくれると照れちまうぜ〜!」

スタンは頬を染めた。るるもニコニコ笑っている。
だが、見知らぬ少年が、2人の様子を後ろから見ていた事に気づかなかった。

???「あいつがミラクルタウンの人気者、スタン・マーシュか…。」

64:キャンディ◆ok:2017/06/10(土) 21:55 ID:El6

るると別れたスタンは、鼻歌を歌いながら歩いていた。
先ほどの少年は、スタンの後ろから声をかける。

???「おい、ミラクルタウンの人気者はお前だよな?」

スタンは振り向いた。

スタン「誰だ、お前は?」
ジャック「俺の名はジャック・ナイトリング。世界一の魔法使いさ!」

ジャックと名乗った少年は、スタンと同じく魔法が使えるのである。

スタン「ジャックって言うんだな!俺はスタン・マーシュ!
服は青いけど魔法は黄色い、雷の魔法使いさ!」

スタンは元気よく自己紹介をし、人差し指をビシッと立てた。


ジャック「やっぱりお前がスタン・マーシュなんだな。」

ジャックは腕組みをし、スタンはキョトンとした。

スタン「どういう事だ?」
ジャック「俺の方が魔法上手なのに、どうして好かれているんだ。」
スタン「急にそう聞かれてもな…。」

スタンは困ってしまい、すぐに答える事はできなかった。

65:キャンディ◆ok:2017/06/10(土) 22:13 ID:El6

しばらくすると、スタンは明るい笑顔で答えた。

スタン「まぁ俺は、サウスパークで一番の天才最強魔法使いスタン様だからな!」

ジャックは腹を立てた。

ジャック「なんだと!?じゃあ、なんで世界一の俺は好かれないんだよ!」
スタン「知らねぇよ!!俺の方が世界一なんだぞ!?」

スタンも腹が立ったので、ケンカになってしまった。
ジャックは、人気者であるスタンに嫉妬していたのである。


ジャック「そこまで言うのなら…俺と勝負だ!!」
スタン「ああ、望むところだ!絶対に負けないぞ!」

2人は、どっちが強いか対決をする事になった。
やった競技は腕相撲である。勝った者はジャックだった。

ジャック「ハハハ、どうだ!これで俺が強いって事がわかっただろ?」

ジャックは腰に手を当てて笑った。スタンはくやしそうに地面をふむ。

スタン「ちくしょう!!…まだだ、まだ諦めないぞ!」

66:キャンディ◆ok:2017/06/10(土) 22:33 ID:El6

次に行われた競技は徒競走だった。
スタンは足が速いのだが、ジャックはソニック並みの速さでスタンを追い抜いた。
つまり、2回連続でジャックが勝ったのである。

スタン「くそっ!!なんでだよ…!」

スタンは両手と両膝を地面につけ、こぶしで地面をたたきつけた。

ジャック「これで俺は人気者となるのさ…。負けたお前はかっこ悪いと言われるがいい!」

ジャックは笑いながら去って行った。
スタンは立ち上がり、ブツブツ言いながら歩いた。

スタン「なんだよ…。ただ強い事を自慢したいだけだろうが…。
なんで会ったばかりなのにケンカしないといけないんだよ…。」


だが、しばらくするとスタンは立ち止まった。罪悪感を感じたのである。

スタン「…俺も言いすぎたかもしれねぇな。
いや、一番悪いのはケンカを売ったあいつだ!あんなやつはほっとけばいいさ!」

首を横に振り、俺は悪くないと自分に言い聞かせたが、モヤモヤした気持ちになっていた。

67:キャンディ◆ok:2017/06/10(土) 23:10 ID:El6

スタン「とりあえず…ジャックの話を聞きに行こう…。」

スタンはほうきにまたがって空を飛び、大声でジャックを呼んだ。
地上を見回しながら、飛び回っている。

スタン「ジャック〜!どこだ〜!」


一方、ジャックは木の枝に座っていた。
スタンの呼び声に気づいた…その時!

ジャック「ス、スタ…うわぁ〜っ!!」

なんと、驚きすぎて尻がすべり、木の近くにある川へ落ちてしまったのである。
深い川なので、はい上がる事もできず、おぼれてしまった。

ジャック「た、助けてくれ〜!」
スタン「ジャック!今、助けてやるからな!」

スタンは地面へ下降してほうきから降り、
ほうきの掃く部分をつかんで、棒の部分をジャックに近づけた。

ジャックは両手で棒をつかみ、スタンはほうきを引っ張っていった。
おかげでジャックは川から出る事ができた。

ジャック「ありがとうな!でも、どうして助けるんだ…?さっきケンカしたっていうのによ…。」
スタン「あたりまえだろ?いくらケンカしても、人を助ける事は大切だからさ!」

スタンは笑顔で答え、こぶしを胸に「ドン!」と当てた。

ジャック「そうだよな!…さっきはごめんな。」
スタン「大丈夫さ!ケンカしたって会いたくなる…それが人間なんだからよ!」
ジャック「スタン…!(そうか!スタンは優しいから好かれるんだ!)」

ジャックは、スタンが好かれる理由がわかった。
だが、もう人気については気にしていない。

68:キャンディ◆ok:2017/06/10(土) 23:20 ID:El6

スタン「勝負の時はかっこよかったぜ!どうしたらあんな風に強くなれるんだ?」
ジャック「えっ…!?あ、あれは…。」

ジャックは驚き、戸惑ってしまった。
実は、魔法で体力を強くしていたのである。

スタンは笑顔で首をかしげた。

スタン「どうしたんだ?」

ジャックは思い切って言う事にした。
スタンは優しいから大丈夫だろうと思ったからである。

ジャック「あれは…魔法を使っていたんだ…。」
スタン「マジかよ!?」

ジャック「ズルしてごめんな…。俺、本当は運動が苦手なんだ…。
特に、泳ぐ事ができなくてよ…。あのおぼれた姿が本当の俺なのさ…。」


スタンはジャックの背中をポンッとたたき、なぐさめた。

スタン「大丈夫さ!俺だって魔法で頭をよくして、勉強をする時があるしよ!
俺とお前って、なんか似てるかもしれないな!」

ジャック「言われてみればそうかもな!改めてよろしくな、スタン!」
スタン「ああ!こちらこそよろしくな、ジャック!」

こうして、2人は仲良くする事ができたのであった。

69:キャンディ◆ok:2017/06/24(土) 13:10 ID:El6

お知らせいろいろ


・ジャックはキャンディ版サウスパークの新キャラになります!

・ミラクル☆コラボの主人公はスタンだって前に言いましたが、
ヒロインはスマイルタウンのるるちゃんになりました!

・ミラクル☆コラボの作品に「アニマルワールド(親友の作品)」と
「パワーパフガールズ(二次創作作品)」を追加します!これからも増えていくかもしれません!

70:キャンディ◆ok:2017/06/24(土) 13:30 ID:El6

〜スタンとのび太の入れ替わり大作戦!〜


ジャイアン「のび太、このあと野球するから来いよ!」
スネ夫「今日も負けたらタダじゃおかないぞ!」

ジャイアンとスネ夫がのび太にそう伝えると、すぐに去って行った。
のび太は悲しそうに下を向き、ため息をつく。

のび太「はぁ…どうしよう…。また負けて殴られちゃうんだ…。」


すると、スタンが走ってやって来た。

スタン「どうしたんだ?なんだか元気がないぞ?」
のび太「あ、スタンくん…。さっきジャイアンとスネ夫に野球を誘われちゃって…。」

のび太は体をスタンがいる方向に向けたが、顔は下を向けたままだった。
すると、スタンは笑顔で優しく答えた。

スタン「お前は野球苦手なんだよな…?俺は好きだから、代わりに出てやろうか?」
のび太「えっ、本当?」

のび太は顔を上げ、スタンを見た。

71:キャンディ◆ok:2017/06/24(土) 13:50 ID:El6

スタン「ああ!俺たちが入れ替わるのはどうだ?
つまり俺がのび太になって、のび太が俺になるのさ!」

のび太「それいいね!なんだか、ドラえもんの身代わりバーみたい!」

のび太の表情も明るい笑顔に変わっていった。

スタン「確かにそうだな!じゃあ行くぞ〜!…ほいっ!」

スタンは人差し指を立てた手を横に振り、魔法をかけた。
のび太は光に包まれ、姿が変わっていく。
光が消えると、のび太はスタンの姿になっていた。


のび太(スタン)「わぁっ、スタンくんになれた〜!」

のび太は自分の体を見て喜んだ。スタンもその様子を嬉しそうに微笑んでいる。
スタンは人差し指を立てた手を上に伸ばし、指を1回転させた。
光に包まれ、のび太の姿に変わっていった。

スタン(のび太)「どうだ?すごいだろ?」
のび太(スタン)「うん!すごいすご〜い!」

スタン(のび太)「じゃあ俺、行ってくるからな!お前は俺の家に入っててもいいぞ!」
のび太(スタン)「うん!ありがと〜〜!!」

スタンはのび太に背中を向けて去って行った。
のび太は笑顔で大きく手を振った。

72:キャンディ◆ok:2017/06/24(土) 15:55 ID:El6

グラウンドに着くと、ジャイアンやスネ夫、野球のメンバーたちがすでに待っていた。

ジャイアン「遅かったな!」

スタン(のび太)「すまね…いや、ごめんごめん!
つい道に迷っちゃって〜…!ミラクルタウンは広いからさ〜!」

スタンはてへぺろをした。

スネ夫「全く、なにしてんのさ…。ま、とにかく始めようか!」
ジャイアン「そうだな!やるぞ、のび太!」
スタン(のび太)「ああ!」


バッターはスタンがやる事になった。自信満々にバットを構えている。
のび太はグラウンドの遠くから、様子を見ていた。

スタン(のび太)「よし、来い!」
のび太(スタン)「大丈夫かな…?」

スタンが飛んできたボールを打つと、
「カーン!」という音が響き、ボールが遠くに飛んでいった。
つまり、ホームランだったのである。

スタン(のび太)「やったぜ!」
のび太(スタン)「すご〜い!ホームランだ〜!」

相手チームのターンになっても、相手は1点を取る事はできなかった。
足の速いスタンが、飛んで行ったボールに向かって走り、キャッチしたからである。

スタン(のび太)「アウト〜だぜ!」
ジャイアン「すっげ〜な、のび太!」
スネ夫「今日は調子がいいね!」
のび太(スタン)「スタンくん…かっこいい〜!」

ジャイアンとスネ夫はスタンに感心した。のび太も目を輝かせてスタンを見ている。

73:キャンディ◆ok:2017/06/24(土) 17:58 ID:El6

これなら勝てると安心したのび太は、スタンの家へ向かって行った。

のび太(スタン)「えっと…僕は今スタンくんだから…ただいまって言えばいいんだね!」

家に着いてドアを開けると、本家スタンとステラが玄関へ出迎えた。

のび太(スタン)「ただいま〜!」
本家スタン「兄ちゃん、お帰り〜!」
ステラ「お兄ちゃんだ〜!」

のび太(スタン)「へ〜!この2人がスタンくんの弟と妹か〜!可愛いなぁ〜!」

のび太が笑顔になりながら頬を染めると、
本家スタンとステラはのび太の顔を見て不思議そうに思った。

本家スタン「兄ちゃん、どうしたの?」
のび太(スタン)「ああ、いや、なんでもないぞ〜!相変わらず2人とも可愛いな〜って!」

のび太は慌てて、前に出した両手を振った。

ステラ「ありがとう!お兄ちゃんもかっこいいよ!」
本家スタン「あ、そうだ!ちょっと待ってて!」

本家スタンはなにかを思い出したように、部屋へ入っていった。

74:キャンディ◆ok:2017/06/24(土) 23:03 ID:El6

本家スタン「はい!これ兄ちゃんにあげる!」

本家スタンは部屋から出ると、のび太に1枚の紙を見せた。
紙にはスタンの似顔絵と、「兄ちゃんへ 大好きだよ」という字が書かれている。

のび太(スタン)「えっ、僕…いや、俺に?」

本家スタンは笑顔でうなずいた。

ステラ「お兄ちゃん(本家スタン)は昨日頑張って描いたんだよね!」
のび太(スタン)「ああ、ありがとうな!(弟くんって優しいんだね!)」

のび太は微笑んで紙をもらうと、スタンに伝えておこうと考えた。


一方、スタンは野球の試合を終え、のび太がいる所へ行こうとしていた。
野球で勝てた事を伝えるためである。
すると、途中でスタンの後ろから声が聞こえてきた。

しずか「のび太さ〜ん!」
スタン(のび太)「しずか…ちゃん?」

声の主はしずかだった。スタンはしずかがいる方向へ振り向いた。
しずかはピンクの箱を持っている。

しずか「クッキー焼いたの!どう?」
スタン(のび太)「えっ、いいの?」

しずか「うん!のび太さんのために作ったの!」
スタン(のび太)「ありがとう!嬉しいな!」

スタンは箱をもらうと、中を開けた。
中には何枚かのクッキーが入っている。スタンは1枚食べた。


スタン(のび太)「うん、とってもおいしいよ!」
しずか「よかった〜!」
スタン(のび太)「やっぱりしずか…ちゃんはお菓子作りが上手だね!」

スタンは普通、相手の事は呼び捨てなので、急な「ちゃん」付けには慣れなかった。
だが、今はのび太として過ごしているので、のび太のキャラを崩さない事を心がけていた。
野球の試合中に少し「だぜ」と言ってしまったが、少しずつ改善されていっている。

しずか「わぁ〜、ありがとう!そう言ってくれて嬉しいわ〜!」

しずかは頬を染めて喜んだ。

スタン(のび太)「これからも頑張って作ってね!期待してるよ!」
しずか「うん!今度はもっとおいしいの作るわね!」

スタンはのび太のためにクッキーを残してあげるようにし、立ち去った。

75:キャンディ◆ok:2017/06/25(日) 11:57 ID:El6

スタンの家の前に着くと、ドアをノックした。
のび太はドアを開け、外に出た。

スタン(のび太)「野球は終わったぜ!入れ替わって楽しかったか?」
のび太(スタン)「もちろんだよ!スタンくん、かっこよかった!」
スタン(のび太)「センキュー!じゃあ、元に戻すぞ!」
のび太(スタン)「うん!」

スタンはパチンと指を鳴らし、2人の変身を解除した。
光に包まれ、姿が戻っていく。


のび太「そうだ!僕、スタンくんに渡したいものが…!」
スタン「俺ものび太宛てのがあるぜ!」

2人は紙と箱を交換した。
スタンは本家スタンからのもらい物を見て泣き出した。のび太もおいしそうにクッキーを食べる。

スタン「お、弟よ…!」
のび太「おいし〜い!ありがとう、しずかちゃん!」
スタン「なぁ、これまだ残ってるから一緒に食おうぜ!」
のび太「いいね!食べよう食べよう!」

2人はクッキーを食べあう事にした。
こうして、スタンとのび太は楽しい時間を過ごす事ができたのであった。

76:キャンディ◆ok:2017/07/13(木) 17:00 ID:lOU

〜るるのリボンを探せ!シャーロック・クレイグ誕生!〜


ミラクルタウンに朝が来た。

るるはベッドから起き上がり、朝ご飯を食べにリビングへ向かっていく。
食卓につくと、バターが塗ってあるトーストをおいしそうに食べた。

るる「おいし〜い!やっぱり朝はパンだよね〜!」


食べ終わると部屋に戻ってタンスを開け、着る服を出していった…その時!

るる「あ、あれ?」

るるは途中でなにかに気づき、慌ててタンスの中をあさり始めたのである。

るる「どうしよう…!るるのリボンがない…!」

るるがなくしたのは、いつも頭につけているピンクのリボンであった。

77:キャンディ◆ok:2017/07/13(木) 17:23 ID:lOU

しょんぼりしながら外に出ると、スタンが元気よく駆けてきた。

スタン「へいるる、おはようだぜ!」
るる「あ、スタン…。おはよう…。」

るるの様子を見て、スタンは変に思った。
いつものるるはスタンのように元気なのである。

スタン「どうしたんだ?」
るる「るるのリボンがなくなっちゃったの…。」
スタン「あっ、言われてみればつけてないな…。」

スタンはなにもついていないるるの頭を見て納得した。


すると、クレイグが2人の元へやって来た。るるの話を聞きつけたからである。

クレイグ「昨日まではあったのか?」
るる「うん…。」
クレイグ「なら、外のどこかで落としたのかもな…。」
るる「そんな…。」

そんな話をしていると、スタンはクレイグを見て笑い出した。

スタン「お前、なんか探偵みたいだな!」
クレイグ「そうか?」
スタン「ああ!だからお前は、今からシャーロック・クレイグだ!」

スタンはクレイグに「ビシッ!」と人差し指を向けた。
さっきまで落ち込んでいたるるも、明るい笑顔で拍手をしている。

クレイグ「はぁ!?なんだよそれは!変な名前つけてんじゃねぇよ!」
るる「シャーロック・クレイグってかっこいい〜!リボンを探してもらってもいい〜?」

クレイグ「うるせぇ!…でも、なくしたままにするわけにはいかないな…。
だから、探すのを手伝ってやるよ。」


るる「ありがと〜!じゃあ推理もお願いね〜!」
クレイグ「だからそれはやめろっつってんだろ!!」

クレイグは頬を染めて叫んだ。シャーロック・クレイグの推理が、今始まる。

78:キャンディ◆ok:2017/07/21(金) 08:55 ID:2jQ

クレイグ「昨日はなにしてたんだ?」

るるはグーにした片手をあごに添え、あいまいそうに答えた。

るる「う〜ん…ららとリボンの取りかえっこをしてたなぁ…。」
スタン「じゃあ、ららに聞いてみようぜ!」

3人はららの家に向かった。
るるはドアをノックし、リボンをどこにやったのか聞き出す。

らら「ええっ?遊び終わったあと、お互いに返したハズだけど…。」
るる「そうだった…!」
スタン&クレイグ「マジ!?」

返し合ったのに、どうしてなくなったのだろうか。
しばらくすると、るるは帰っている途中での出来事を思い出した。


るる「あっ…!帰りながらつけようとした時、鳥に持って行かれちゃったんだっけ…!」
クレイグ「今もその鳥が持ったままか、どこかに落としたかのどっちかになるな…。」

るるのリボンが町内にある事は確かだが、ミラクルタウンは広いので探すのに時間がかかってしまう。
木の上に落ちたか、鳥の巣の中にある可能性が高いので、空の上で探し回る事にした。
スタンとクレイグは取りだしたほうきに乗り、るるはスタンの後ろに乗った。

79:キャンディ◆ok:2017/07/21(金) 09:12 ID:2jQ

しばらく飛び回っていると、スタンがなにかを思い出した。

スタン「あっ…そうだ…!」
るる「スタン、どうしたの?」
スタン「ちょっと、るるの家に行っていいか?」

スタンは後ろを向いてるるを見た。
るるがうなずくと、スタンはるるの家に向かって飛んで行った。クレイグもあとをついて行く。

たどり着くと、3人はほうきから降り、スタンはるるの家のポストを開けた。
中にはなぜか、るるのリボンと1枚の手紙が入っている。

スタン「やっぱりな…。」
るる&クレイグ「なんで!?」
スタン「実はな、俺…。」

スタンは昨日の出来事を話し始めた。


〜回想〜

スタンは空を飛んでいると、るるのリボンを足でつかんでいる鳥を見かけた。

スタン「あっ、あれは…!おい、これはるるのだぞ!返せよ!」

スタンは鳥を追いかけた。
鳥は木の上にリボンを落とし、まっすぐに飛んで行ってしまう。
でも、リボンを返してくれたので、木の上から取る事ができた。

スタンはるるの家に向かい、リボンをポストの中に入れた。
ついでに「落ちてたぞ。」と手紙を書く。
そして、飛び去って行ったのであった。

〜回想終了〜


クレイグ「なるほどな…って、結局犯人はお前かよ!」
るる「でも、見つかってよかった!スタンもクレイグもありがとう!」
スタン「いえいえだぜ!事件解決したな、シャーロック・クレイグ!」
クレイグ「だから、その名で呼ぶなっつってんだろ!」
スタン&るる「アハハハハ!」

こうして、るるのリボンがなくなった事件は解決できたのであった。

80:キャンディ◆ok 海のように青い、快晴の空!キュアスカイ!:2017/10/28(土) 16:35 ID:ihE

〜戦え、スタン!おそ松がまさかの悪者に!?〜


松野家の六つ子たちが外を歩いていると、知らない男が話しかけてきた。

???「なぁ、お前たちは俺の仲間になりたいか…?」

怪しい笑顔を浮かべている。おそ松たちはキョトンとした。

六つ子たち「えっ…?」
チョロ松「そんな事、急に聞かれても困るよ…。」

おそ松「一緒にパチンコ行くならいいよ!」
十四松「やきう?やきうするの?」
チョロ松「おい!!…すみません、遠慮しておきます。」

チョロ松は申し訳なさそうに、男に頭を下げた。

???「なに言っているんだよ。パチンコも野球もつけてやるからな。」
おそ松&十四松「本当!?やった〜!」
トド松「も〜う!おそ松兄さんと十四松兄さんだけズルいよ〜!」
チョロ松「お前ら!知らない人にはついて行かないって、子どもの時に教わらなかったのか!?」

さすがチョロ松だ。これが小学生ぐらいの時に聞く、「いかのおすし」である。


???「あ〜、だったらこれもつけてやるぜ!」

男はにゃーちゃんのグッズの入った紙袋を見せた。
紙袋にも、にゃーちゃんの顔が描かれている。

チョロ松「にゃ、にゃーちゃん!」
???「フフフ、よろしい…。」

チョロ松はにゃーちゃんで反応してしまった。
さっき自分で言った事を忘れてしまったのだろう。

常識人だけど、おっちょこちょいなところもある…それがチョロ松なのである。

81:キャンディ◆ok 海のように青い、快晴の空!キュアスカイ!:2017/10/28(土) 17:10 ID:ihE

おそ松「ま、ちょうどヒマだったから付き合ってやるか!」
???「よし、俺について来い!」

おそ松がニッと笑うと六つ子たちはみな、男について行く事にした。


その頃、るるは家に入り、買ってきたミルフィーユを箱から取り出していた。
ミルフィーユはるるの大好物なのである。

るる「ついに食べる時がやってきたよ〜!早く食べたいな〜!」

ワクワクしながらミルフィーユをテーブルへ運び、イスに座る。

るる「じゃあ早速、いっただっきま〜す!」

両手を合わせて食べようとした…その時!


おそ松「いただき〜!」

なんと、おそ松が窓の外から手を伸ばしてミルフィーユを取ってしまったのである。

るる「あっ…!るるのミルフィーユが…!返してよ!」

イスから下りて窓から顔を出したが、おそ松はすでに遠くへ走っていっていた。
それでもるるは諦めず、外に出ておそ松を追いかけた。

おそ松「大成功大成功〜♪」
トド松「おそ松兄さん、ナイス!」

おそ松はミルフィーユを弟たちに見せた。るるは走って六つ子たちに近寄る。

るる「ねぇ、それ返してよ!るるのだから!」
おそ松「うるさいな!これはもう俺のものだ!」
カラ松「スイーツぐらいで大げさだな、ガールよ…。」

チョロ松「そうだよ、新しいの買ってくればいいじゃん!」
るる「そんな…!」

るるは泣きそうになった。六つ子たちはまるで人が変わったようになっていた。


十四松「うっま〜!食べてみ、兄さん!」
一松「あんま〜!こんな洋菓子初めてやで〜!」
るる「あっ…!」

るるが涙をこらえようとしていると、
十四松と一松がミルフィーユを一口食べてしまっていた。

十四松「洋菓子ちゃうがな〜!今日日、スイーツやがな〜!」
一松「ススススイーツ〜?」
おそ松「またそのネタかよ〜!」
六つ子たち「アッハッハッハッハ!」

楽しそうなやり取りをしている六つ子たちを見て、ショックを受けたるるの目から涙が溢れてくる。
我慢ができず、ついに地面に両膝をついて大泣きをしてしまった。

るる「そ、そんな…!うわぁ〜〜ん!!」

82:キャンディ◆ok 海のように青い、快晴の空!キュアスカイ!:2017/10/28(土) 17:33 ID:ihE

すると、突然空から一筋の雷が「ドカーン!!」と音を立てて、
るるたちがいる場所の近くへ落ちてきた。

るる「えっ…!?」
六つ子たち「なんだ…!?」

るるが顔を上げると、目の前にはスタンがいた。
スタンは下を向いて片膝を地面につけている。雷とともに空から下りてきたのである。

スタン「……よう。」
るる「スタン…!」

スタンは顔を上げて六つ子たちをにらんだ。
おそ松はスタンを指さして大笑いしている。腹を立てたスタンは立ち上がった。

おそ松「出た〜!ヒーロー気取ってるやつ〜!」
スタン「てめぇら、るるのミルフィーユを返せ!!」
チョロ松「もう無駄だよ、十四松が全部食べちゃったから!」

るるは口の中をモグモグしている十四松を見て、さらに泣きそうになった。
スタンはるるの背中をさすりながら十四松に怒鳴る。


スタン「のんきに人のを食ってねぇで、新しいのを買ってこい!!」
おそ松「うるせぇやつだな…。お前ら、やっちまえ〜!」
カラ松たち「うお〜〜っ!!」

六つ子たちは走ってスタンに襲い掛かった。

るる「スタン、危ないよ!」
スタン「大丈夫さ、俺に任せろ!るるは離れていてくれ!」
るる「う、うん!」

るるは、スタンと六つ子たちより少し離れたところに座った。
6対1の戦いが、今始まる。

83:キャンディ◆ok 海のように青い、快晴の空!キュアスカイ!:2018/01/27(土) 15:58 ID:n5.

最初にスタンを攻撃しようとしたのは、おそ松だ。
パンチをしようと手を構え、スタンの目の前へ走ってくる。

おそ松「はぁ〜っ!」
スタン「ふっ!はぁっ!」

しかし手を出した瞬間、スタンは驚きもせずに地面へ片膝をつき、両手から雷を放った。
おそ松は雷でしびれ、その場で倒れる。

おそ松「うわぁっ!!」
カラ松「おそ松!」
チョロ松たち「おそ松兄さん!」


次にスタンの相手をしたのは、トド松だ。
スタンの後ろからパンチをしようと手を構える。

トド松「この〜…!」

スタンは「はっ!」と振り向き、トド松のところへ体を向け、なぜか横ピースをする。

スタン「スタこまビーム!!」
トド松「うわぁっ!!」

横ピースをし、両目から黄色い光線を放つ。これが「スタこまビーム」だ。
もちろんトド松も攻撃に当たり、その場で倒れる。


しかし、戦いは終わらない。
十四松がバットでスタンの後ろからスタンの頭を殴ったからである。

十四松「とおっ!」
スタン「いっつ…!」

スタンが自分の頭をさすっていると、目の前に猫が飛び込んできた。
猫はスタンの顔をひっかく。一松が猫に攻撃をさせていたのである。

スタン「いってぇ!!」
チョロ松「よし、今だよ!」

スタンが傷のついた頬をなでていると、六つ子たちは輪になってスタンを囲んだ。
その輪の中には、先ほどスタンの攻撃に当たったおそ松とトド松もいる。

84:キャンディ◆ok 海のように青い、快晴の空!キュアスカイ!:2018/01/27(土) 16:47 ID:n5.

六つ子たち「このガキが…!」

6人でスタンを殴ろうと、片手を上に伸ばした。
これでスタンを倒すことはできるのだろうか。いや、そんなことはできない。

スタン「はぁ〜〜…っ!!」

スタンは両手の平を向き合わせ、両手の間で雷のエネルギー波を溜めた。
目を丸くした六つ子たちは片手を伸ばしたまま、動きが止まっている。

六つ子たち「えっ…!?」
るる「な、なにあれ…!?」

近くで戦いを見ていたるるも口を開いた。

いくらスタンのガールフレンドでも、スタンがエネルギー波を使っているところは
今まで見たことがないのである。


スタンは一気に両手の間を大きく開け、エネルギー波を横に伸ばした。
細長く伸びたエネルギー波は、剣へと変わっていった。

その剣は雷でできており、金色の刃がビリビリと鳴っている。
持つところは銀色に輝いており、鍔の真ん中には青い宝石が埋め込まれている。まさに本物の剣だ。

スタンは右手で剣をパッと取り、全面に構えた。

るる「す、すごい!」
六つ子たち「な、なんだと!?」

エネルギー波が本格的な剣に変わることは信じられない光景なので、驚くのは当然だろう。
スタンは雷の剣を前に突き出しながら、その場で一回転した。剣からは電撃が出ている。

スタン「お前らは…ボッチが向いてるぜ!!」
六つ子たち「うわぁ〜〜っ!!」

六つ子たちは剣の電撃でしびれ、あおむけに倒れた。

輪になったまま倒れたのだから、まるで花びらが外側へ
大きく広がっているかのようになったのである。

85:キャンディ◆ok 海のように青い、快晴の空!キュアスカイ!:2018/01/27(土) 17:30 ID:n5.

スタンはおそ松とカラ松の間を通り、るるのところへ駆け寄った。親指を立ててウインクする。

スタン「勝ったぜ!」
るる「ありがとう!かっこよかったよ!」

るるは笑顔で拍手をした。スタンは頭のうしろをなでながら頬を染める。
その時、六つ子たちがゆっくりと目を開けた。

おそ松「う〜ん…。」
チョロ松「あれ、僕らはいったいなにを…?」
スタン&るる「!!」

スタンとるるはチョロ松の声で振り向いた。

カラ松「すまない…スタン、るる…。どうやら悪魔が俺たちの心を真っ黒に染めていたようでな…。」
チョロ松「ここで痛い発言すんなよ!!ごめんね、2人とも…。」


六つ子たちはゆっくりと立ち上がり、頭を下げた。
その時、男が六つ子たちのところへ歩いてきた。

???「やられちゃダメじゃないか。」
チョロ松「あっ!お前は…さっきの…!」

そう、彼は先ほど六つ子たちに話しかけた男である。
六つ子たちもスタンもるるも、体を男に向ける。

???「俺はさっき、なにかものを奪ってこいって言っただろう?なんかもらえたか?」
十四松「うん、るるちゃんのミルフィーユ食べちゃった!」

十四松はいつもの笑顔で答えるが、チラッと横眼でスタンとるるを見て、
「でも…!」と顔を下に向けた。その様子は、笑顔の中のどこかでしゅんと悲しんでいるようだった。

トド松「どうして僕たちにあんなことをさせたの?」
???「仲間を増やしたかったからだよ。6人もいれば使えるなって思ったからね。」

男はフフッと怪しそうに笑った。

おそ松「使える?俺たちはオモチャじゃないんだぞ?」
チョロ松「あーはいはい。あれでしょ?1人じゃなにもできないタイプでしょ?」

おそ松は呆れて腰に両手を当てた。チョロ松はふざけて男をからかう。
六つ子たちが元の性格に戻ってしまったことに腹を立てた男は、走り去っていった。

86:キャンディ◆ok 海のように青い、快晴の空!キュアスカイ!:2018/01/27(土) 19:13 ID:n5.

チョロ松「あーあ、行っちゃった。なにも言えないってことは、やっぱりそんなタイプなんだね〜。」

チョロ松は肩をすくめた。るるは悲しそうに下を向く。
十四松は申し訳なさそうにるるの頭をなでた。

十四松「ごめんね、るるちゃん…。僕がミルフィーユ食べちゃったからだよね…。」
るる「わざとじゃないってわかったから…別に平気だよ…。」

るるは無理やり笑顔を作りながら顔を上げた。
スタンは無言でるるの横顔を見る。すると、笑顔でるるに言った。

スタン「ミルフィーユならいいところがあるぜ!」
るる「えっ、どこどこ?」

るるは本当の笑顔になり、スタンを見た。
スタンはるるたちを連れて、歩いていく。


スタン「ここだぜ!」

スタンは1つの店を見上げた。そこには「Wふんわりレストラン」と書いてある。

Wふんわりレストランというのは、プリティタウンにある「ふんわりカフェ」から
やってきた店員たちと、いろいろな世界からやってきた各作品の主人公男子が集まっている店である。

スタンはそこの店長を務めているのだ。

スタンの大好物のオムライスも、ふんわりカフェも名前の通り、
雰囲気がふんわりしていることから「Wふんわりレストラン」の「W」がついたのである。

スタンがレストランのドアを開けた瞬間に、声が聞こえてきた。

???「だからよこせって言ってるだろ!!」
みるく「お客様、困ります!」
スタン「なんだなんだ?」

87:キャンディ◆ok 海のように青い、快晴の空!キュアスカイ!:2018/01/27(土) 19:55 ID:n5.

スタンたちが店に入ると、困っている店員たちに近寄った。
店員たちの前にいた客を見て、六つ子たちは大声をそろえる。

六つ子たち「またお前か!!」

店で騒いでいた客は、例の男だった。偶然に同じ店へ入っていたのである。

シュガー「知ってる人なの?」
おそ松「こいつは俺たちを利用して、悪さを代わりにやらせたんだぞ!」

???「そうさ。1人じゃなにもできないだろと言われたから、俺は今1人でやっているのさ。
この店を俺の手で潰すことをな!だからここのメニューを全部よこせ!」


ティー・ジェイ「メニュー表は食べられないよ!」

ティー・ジェイは男をからかっている。
彼は主人公男子組、メビウスブライトの盛り上げ役であるのだ。

???「メニュー表じゃねぇ!ここの料理全部よこせっつってんの!!」
ソニック「全部食うと腹壊すぜ〜?」

ソニックも笑いながら肩をすくめた。男の機嫌がどんどん悪くなっていく。


???「ふざけてんのか!?俺は強盗なんだぞ!?」
ティー・ジェイ「え?後藤…さん?」

ティー・ジェイは目を点にしながら「さん?」で首をかしげた。
男以外のみんなは大笑いしている。

スタンも笑いながら男にズンズン近づき、近くのテーブルを「バン!」とたたいた。

スタン「なんだお前!名字は後藤だったのか!おい!」
後藤「ちげぇよ!!誰だよ!!」
のび太「アハハッ、似合わな〜い!」

のび太は後藤を指さして大笑いした。

88:キャンディ◆ok:2018/02/21(水) 22:01 ID:Stk

スタン「全く、しょっぱなから笑わせやがって…。
だけど、いきなりメニューを全部要求するなんてどうかしてるぞ。」

スタンは「ふう…。」と落ち着き、笑うのをやめた。
しかし、後藤の暴走は止まらない。

後藤「ここ店なんだろ!?さっさとよこせよ!」
ソニック「全部食いたいほど腹減ってるんだな?わかるぜ、その気持ち!」

ソニックは「へへっ!」と笑いながら、歩いて後藤に近寄った。

ソニック「腹が減ってはいくさはできぬっていうもんな!」

後藤は無言でソニックを見つめる。ソニックは「そうだろ?」と親指を立ててウインクした。

後藤「くっ、仕方ねぇな…。早く作れよ?」
スタン「よっしゃ〜!早速作ろうぜ〜!」
店員たち「お〜っ!」

店員たちはグーにした片手を天井に向けて伸ばすと、キッチンに入って行った。
後藤は近くの席を見つけ、どっかりとイスに座る。

89:キャンディ◆ok:2018/02/21(水) 22:31 ID:Stk

店員たちは明るいメンバーで構成されているため、キッチンがにぎわっている。

スタン「いいことを思いついたぜ!」
シュガー「えっ、なになに?」

スタンはニッと笑うと、シュガーはスタンのところへ顔を近づけた。興味津々なのである。
他の店員たちも、スタンに耳を傾ける。

スタンは「それはだな…!」と小声で作戦を語り始めた。
なにか言うたびに、店員たちは「うんうん!」とうなずいていく。


語りが終わると、「おぉ〜!」と声をそろえ、目を丸くした。

ソニック「すっげぇな!おい、早く作ろうぜ!」
スタン「そうだな!卵とミルクを用意しろ〜!」
みるく「かしこまりました!」

店員たちは料理に取り掛かった。
一方、後藤は退屈そうに店の掛け時計を見ている。

後藤「おっせぇな〜…。なにやってんだよ…。」


るると六つ子は後藤を無視して、楽しそうにおしゃべりをしていた。

1つの席には2人座れる長いイスが1つずつ、つまり、4人までの席なのだ。
なので、2つの席で4人と3人に分けられていた。

4人というのはおそ松、十四松、トド松、るるのことで、
3人の方はカラ松、チョロ松、一松のことである。そう、後藤は1人で座っているのだ。

おそ松がいる席は明るい客が多いため、話が盛り上がっていた。
たまにふざけた話をするため、チョロ松が4人のところへ顔を向けてツッコミを入れていた。


そして30分後、店員たちがキッチンから出てきた。
みるくがミルフィーユを乗せたお盆を運んでいる。

みるく「お待たせしました。ミルフィーユでございます!」

笑顔でミルフィーユを後藤がいる席のテーブルに置いた。

るる「ね〜え、るるのは〜?」
シュガー「もうちょっと待っててね!」

後藤は「いただきます」を言わずに食べ始めた。
ミルフィーユが運ばれて最初に発した言葉は、「遅いんだよ…。」だった。

90:キャンディ◆ok:2018/02/21(水) 22:56 ID:Stk

後藤はフォークでミルフィーユを一口切り取り、口の中へ運んでいく。
口を閉じた瞬間、なぜか一瞬動きが止まり、痛そうに手で口をおさえた。

後藤「!?…な、なんだこいつは…!しびれっ…!」

六つ子とるるはポカーンと後藤を見つめる。
店員たちがニッと口角を上げているのが、後藤とるるたちには見えなかった。

スタン「よくわかったな!その名も…。」
スタン&ソニック「ライトニングミルフィーユ!」

後藤が食べたミルフィーユの名前は「ライトニングミルフィーユ」といって、
食べると口の中がしびれるミルフィーユなのだ。

実はスタンが考えた作戦は、「材料に雷を加えること」だったのである。
普通にミルフィーユを作るついでに、スタンが材料に魔法をかけておいたのだ。

後藤「ライト…ング…!?ふざけっ…!」

後藤は口の中がしびれているため、しゃべることができない。

スタン「どうだ?これで満足しただろう?ミルフィーユが食えたことにな!」
後藤「くっ…!」


スタンは自信満々に腕組みをすると、後藤は店を出て行った。店員も客も大喜び。

みんな「やった〜!(よっしゃ〜!)」
るる「スタンかっこいい〜!」
レッド「作戦成功だな!」
スタン「センキュー!るるたちには普通のをあげるぜ!」

店員たちは雷のないただのミルフィーユを、るるたちがいる席のテーブルに置いた。

るる「やった〜!やっと食べれるんだ〜!」
るる&六つ子「いっただっきま〜す!」

るるたちはミルフィーユをおいしそうにほおばる。店員たちもその様子を見て微笑んでいる。


るる「おいし〜い!スタンの洋菓子は初めてやで〜!」
十四松「洋菓子ちゃうがな〜!今日日スイーツやがな〜!」

るるはフォークを持っていない方の片手で頬をおさえ、一松の真似をした。
十四松はフォークを持った手を天井に向けて、ニッコリ笑っている。

チョロ松「ま〜たそれやってるの?全く、元気があっていいねぇ…。」

チョロ松は苦笑しながらミルフィーユをフォークで切り取った。
悪者のいなくなった店は平和になり、店中に楽しそうな笑いが響いたのであった。

91:キャンディ◆ok:2018/02/21(水) 23:10 ID:Stk

〜次回予告〜


スタン「みんな〜!演劇やってみないか?」
るる「楽しそ〜う!やりたいやりた〜い!」
スタン「センキュー!脚本と配役はもう決まってるからな!」

ソニック「主人公はスタンか?」
スタン「違うぜ、お前さ!ほいっ!」
ソニック「マジカルソニカル…って、なんじゃこりゃ〜〜!!」

スタン「次回、ミラクル☆コラボは『主役はソニック!?ミラクル☆コラボ演劇発表会』!」
るる「みんなもおいでよ、ミラクルタウンへ!」

92:キャンディ◆ok:2018/03/10(土) 09:29 ID:iDM

〜主役はソニック!?ミラクル☆コラボ演劇発表会〜


住人たちがミラクルタウンの広場で遊んでいると、スタンが笑顔で走ってきた。
「へいお前ら!」と元気よく呼び掛けたのは言うまでもないが、今日の彼は1冊のノートを持っている。

いち早くスタンに気づいたるるは、スタンのノートを指さした。

るる「やっほ〜、スタン!なに持ってるの?」
スタン「ふふふ、こいつはな…俺が作った台本なんだぜ!」

スタンが大声で言うと、るるは「おぉ〜!」と目を輝かせた。もちろん、周りにいるみんなもである。

ソニック「面白そうじゃねぇか!ちょっと見せてみろよ!」

ソニックがスタンに近寄ると、スタンはノートを広げた。
周りのみんなもノートを見ようとしている。
スタン、るる、ソニックの後ろでは「見えないよ〜。」やら「なになに?」やらの声でザワついていた。

1ページ目には、「とーじょー人物 ヒロイン、ワルもの、住人」と書かれている。
スタンはまだ8歳なので、簡単な漢字とひらがなでしか書けないのだ。


ソニック「ヒロインってことは、主人公か?誰がやるんだ?…って…。」

スタンはソニックの肩に手をポンと置いた。キョトンとしているソニックを笑顔で見つめている。

ソニック「えっと…俺…?」

ソニックは震える人差し指で自分を指した。スタンは笑顔でうなずく。

93:キャンディ◆ok:2018/07/05(木) 07:22 ID:Z36

ソニック「ちょ、待てよ!なんで俺なんだよ!」

ソニックは慌ててスタンの手をつかんで肩から離し、一歩下がった。
スタンはなにかを企んでいるように、怪しい笑みを浮かべている。

スタン「ふっふっふ…見ればわかるさ…。ほいっ!」

スタンは人差し指を顔の前で
素早く横に振ると、ソニックはピンク色の光に包まれた。

周りのみんなは「うわっ!」と腕で目を覆う。

光が消えると、目を覆っていた住人たちは
ソニックを見ようと、ゆっくりと腕の位置を下げた。


住人たちの目の前には、いつもと違うソニックが立っていた。

そのソニックの左耳にピンク色のリボンがついており、
ピンク色のワンピースを着ている。

それに、魔法のステッキを持っているのだから、
まさに魔法少女という感じの格好だった。

94:キャンディ◆ok:2018/07/12(木) 15:37 ID:LI2

ソニック「マジカルソニカルソニソニソニ〜ック!み〜んな可愛くなっちまえ〜!」

ソニックはキャピキャピと女の子のようにはしゃぎ、その場でクルクルとバレリーナのように回った。
そして止まったかと思いきや、「ソニぺろ♪」と、てへぺろをし出した。

スタン以外の住人たちは、ポカンとソニックを見つめていた。

スタン「アッハッハッハッハ!」
ソニック「?…って、いきなりなにやらせるんだよ!!」

スタンが大笑いすると、ソニックは我に返り、顔を真っ赤にしてステッキを地面に投げつけた。
それでもスタンは笑顔のままだ。


スタン「まぁまぁ、似合うぞ!あとは悪役と住人だな!」
るる「るるも出れるの〜?」

スタンがビシッと人差し指を立てると、るるは笑顔で首を傾げた。
スタンは笑顔でうなずく。

スタン「ああ、もちろんさ!るるも出ることになってるぜ!」
るる「ホント?やった〜!」

るるは嬉しそうにバンザイをし、手を下ろすとニヤニヤし出した。

るる「たまには悪役もやってみたいかも…。悪さに目覚める時間だね…。」
りり「いきなり中二病になってんじゃないわよ!!」

今まで周りの住人たちの中に紛れていたりりが、るるの隣へ近づいた。
彼女も、スタンの後ろでノートを見ようとしていた住人の1人なのである。

95:キャンディ◆ok:2018/07/17(火) 19:05 ID:LI2

るる「え〜、なんで〜!?ただ、悪役になって
悪魔のハートはどんなものなのか知りたかっただけだよ〜!」

りり「それを中二病っていうのよ!」

そんな2人のやり取りで、ところどころから小さな笑い声が聞こえてきていた。

スタン「確かに悪魔のるるも可愛いだろうな!
俺的には住人が似合うだろうと思っていたのだが、るるはどう思うか?」

るる「るるは劇に出れていればなんでもいいよ〜!でも木だけはイヤだなぁ…なんて…!」

るるは「劇に出れていればなんの役でもよい」の部分は笑顔で答えたが、
「木はイヤだ」のところで苦笑した。

スタンは親指を立ててウインクする。

スタン「安心しろよ、俺は木の役なんて作らないからな!」
るる「わ〜い!スタン優しい〜!」

るるはまたまたバンザイをした。照れたスタンは頭の後ろをさする。

スタン「へへっ…。住人は1人じゃねぇから、あと2、3人ぐらい決めたいぜ!
個人的に、いいなと思ったのは…。」

スタンのこの発言で、住人たちは無言になり始めた。
誰が選ばれたのか、心をドキドキと鳴らしているのである。

96:キャンディ◆ok:2018/07/30(月) 08:22 ID:PfY

スタンは周りの住人たちを見回すと、目的の住人を指さした。

スタン「いちごとミーナだ!」
住人たち「おぉ〜!いいかも!」

いちごとミーナは、嬉しそうに頬を染めた。

いちご&ミーナ「いいの…?こんな私が…!?」
スタン「もちろんだぜ!お前らも劇にふさわしいと思ったからよ!」

スタンがウインクすると、ソニックは片手をあごに添え、少し下を向いた。

ソニック「あとは悪役だな…。」
スタン「そこが問題なんだよな…。これだけ決まらなくてよ…。」
るる「後藤がやったら、会場をめちゃくちゃにするだけだもんね…。」

るるの発言で、住人たちも「う〜ん…。」とソニックと同じ仕草をした。
住人役が選ばれる時のように、また無言の時間が訪れる。

しばらくすると、ソニックは人差し指を立てて明るい表情を見せた。

ソニック「悪役ならいいやつがいるぜ!」

ソニックはそう言うと、得意の音速で遠くへ走っていった。


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