妖怪三国志だニャン!

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1:バニー・ミント◆Dg hoge:2016/11/25(金) 18:11 ID:fcE

ここは妖怪ウォッチが好きな某が妖怪三国志の二次創作小説を書き込む場所です。

☆ルール☆
・荒らさないでください。
・妖怪ウォッチが苦手、嫌いな人&アンチはアンチ板(苦手板)に行ってください。
・名前の被るキャラクター(進化関係)はアニメによく出ていたりと親しみやすいキャラクターを使わせていただきます。
・この小説の元ネタは正史の三国志ではなく三国志演義です。
・感想など書いてくだされば光栄です(ただ妖怪ウォッチなので三国志のイメージが壊れる!等のものはやめてください)
・小説を書くのは某だけです。
・なるべく更新します。

参考
三国志@〜D 文三田村信行 絵若菜+Ki
↑こちらの三国志演義を元に書かせていただきます。無論パクリはしません。
ところどころに妖怪ウォッチらしさを取り入れていこうと思います。

長文すみません…それでは始めようと思います!

2:バニー・ミント◆Dg hoge:2016/11/25(金) 19:01 ID:fcE

時は後漢…朝廷の力は衰退しあらゆるところにならず者が現れ中国の土地は荒れ果てていた…
そしてついに黄巾の乱が勃発する…

「我々の力でこの衰えた朝廷を倒し、天下を我らのままにするのじゃ!」
「キン張角の言う通り!この不思議な術で義勇軍などけちらしてくれるわ!」
「……」
「……ドウ張梁、何か言わぬか」
「……」
「まあいい、無口なのはしょうがないことじゃ。とにかく!」
「「この天下を我らの手に!」」


ここは幽州郡…ここにはとある妖怪が住んでいた。
その名はジバニャン劉備といい、貧しい暮らしでわらじを売って生活している。
「今日もあまり売れなかったニャン……あれ?あの立て札は何ニャン?」
昨日にはなかった真新しい立て札がそこには立っていた。内容を見ると黄巾の賊の討伐に出ないかということが書かれてあった。
「まさか黄巾の賊がこっちにくるニャン?なんてことニャン……オレっちなんて蹴散らされちゃうニャン……せめて指揮できる500の軍が手元にあればよいものを……」
ジバニャン劉備は自分の弱さに泣きながらそこから去ろうとした。だがその時――
「メラメラメラッ!(ちょっと待て!)」

続く(ちなみに死ぬという表現は魂が抜けるという表現で表します)

3:バニー・ミント◆Dg:2016/11/25(金) 22:50 ID:fcE

ジバニャン劉備は振り向いた。そこには恐ろしげな顔つきをしたライオン妖怪がいた。だがとても澄んだ目をしていた。
「ニャンでしょうか……もしかしてわらじを買ってくれるニャンか?」
するとそのライオン妖怪は急に
「メラッメラメラッ!(お前、その立て札を見て何も思わないのか!)」
と怒鳴った。
「……何も思わないことなんてないニャン。オレっちだって軍勢さえあれば黄巾の賊だって打ちのめせるはず……なのにその力がないから実にふがいない自分に泣いてたニャン」
ジバニャン劉備は思ったことを正直に話した。
「メラ、メラメラメラ(そこまでへっぴり腰ではないんだな)」
どうやらさっきまでの気持ちは治まったようだ。
「メラメラメラメラメラメラッメラメラッ!(そんな気持ちがあるなら旗上げをしようではないか。その分の準備もしてあるぞ)」
その言葉を聞いてジバニャン劉備はとても驚いた。ライオン妖怪は笑いながら
「メラメラ……メラッ。メラメーラメラメラッメラメラ(驚くことはないさ。ここ最近旗揚げする同士を探しておってな。何度か貴公の姿を見かけて今日声をかけてみたのだ。)」
「そうだったニャンね」
ライオン妖怪の笑顔にひかれ、ついジバニャン劉備はうなずいた。

 〜続く〜


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