フェアリーテイル ナツルーグレルー小説10!

葉っぱ天国 > 二次創作 > スレ一覧 [書き込む] 共有 シェアする? ▼下へ
1:お香しゃちょー◆kk:2016/12/12(月) 23:37 ID:sB.

フェアリーテイルナツルーグレルー小説の10です!

ルールはいつも通りです!みんな気軽にどうぞ!!

2:みさ◆tw (;`・ω・)つdice3:2016/12/13(火) 16:02 ID:ka6

↓これが埋まるまでできるだけ書き込まないでください。

https://ha10.net/ss/1465132961.html

3:みさ◆4.:2017/01/24(火) 15:33 ID:FLw

みなさん、新しいスレです!
ちなみに、スレを無理矢理埋めてたのは内緒の話です(笑)

私は受験があってなかなか書けないけど、改めてよろしくね(o^v^o)

4:みさ:2017/01/24(火) 15:35 ID:vY2

あと、次もし建てるなら、

「フェアリーテイルナツルーグレルー恋愛小説11」

でよろしくね

5:みさ :2017/01/25(水) 22:55 ID:FLw

時間はない(笑)
でも書きたくなった




大好きなんだ
急に言ったら引かれるよね

あんたと出会ったときから、目があったときから

初めは嫌いだった
いつも酷いことを言うし、いつもバカにする

でも、、同じグループで活動できたとき胸が弾んでた
わかったんだ、私があんたのこと好きなんだって…


そんな態度見せたことなかった
一人で考えてるときは、真剣に考えた


この気持ち諦めた方がいい?

あんたも私のことが好きだったらいいのに

もし、そんな私の小さな夢を叶えてくれる神様がいるなら


桜が満開になったとき、私と彼をくっ付けて





小説…?

6:フェアリィ:2017/01/26(木) 00:46 ID:Avs

受験、頑張って下さいね!
堂々と自分の身につけてきたことを出し切ればきっといい結果が生まれます!


スレが変わったので前回のあらすじを。

ナツはある日、花屋の少女に一目惚れをした。
その日から放課後にその少女をそっと見にくるのがナツの日課になった。
その様子を幼馴染のリサーナに言われてきたグレイに見つかってしまう。

そして面白がったグレイはナツを花屋へ引っ張っていった。

7:リリィ:2017/01/27(金) 21:16 ID:FVQ

受験大変ですね
私は来年が受験ですが普通の学校には通わないで音楽中心の学校に行こうと思っています!

8:みさ◆tw:2017/01/30(月) 01:56 ID:r7M

>>6
受験頑張ります!
一応レベルを下げたので入れる……(笑)
出し切れるように努力します!!

>>7
来年ですか、私の友達も来年受験です。
音楽中心ということは、もう夢は固まってきているのかな…?
大変かもしれませんが、頑張れ!!  ←その前に頑張らないといけない人

うぅー、あと公立まで16日です…。

9:リリィ:2017/02/02(木) 22:07 ID:LAM

前のスレで書いていたのはアイディアが浮かばないので新しい小説を書こうと思います。

>>>8
夢はハッキリとは決まっていませんが、歌う事が好きなので歌手になれたらなぁって思っています!
ちなみに、私が受験したいなって思っている所は芸能事務所が来てスカウトされる可能性が高いんです!
夢に近付くにはいいかな♪って思うんですよ!  ボーカルだけの授業も受けれるし、楽器も掛け持ちで習えるって最高じゃないですか!?
だから私は頑張って親を説得して絶対その学校に行くのです!!
  みささんも頑張って下さい!
 時には休憩も必要ですよ?

10:リリィ:2017/02/02(木) 22:14 ID:LAM

ねぇ、あたしってあなたにとってどんな存在なの? ナツ。
あたしはいつの間にかあなたが大好きになっていた…仲間としてでは無くて恋愛の対象として。
でもあなたにとってあたしはあの子の代わりだったんだよね?エドラスから帰ってきた銀髪の少女…リサーナの。

11:リリィ:2017/02/02(木) 23:18 ID:LAM

今日もギルドは大騒ぎ。それは当たり前だろう、エドラスからミラさんとエルフマンの妹リサーナが帰って来たんだから。
あたしも最初は嬉しかった、新しい仲間が増えて。でもそれをキッカケにアイツはナツはあたしの側から離れてずっとリサーナといる  それからあたしはずっとドス黒い感情と闘っている…嫉妬しているのだと思うでもナツはあたしの彼氏でもないし誰のものでもない、それは分かっているのにこの感情が消えてくれない。
それ以来あたしは笑顔を見せなくなった。

「ルーちゃん最近元気ないよ?何かあった?」
『レビィちゃん…』
「ルーシィ!…どうしたの?」
あたしに声をかけてきたのは、親友のレビィちゃんとアイツの相棒ハッピーだ。   顔に出てたかな?気を付けてたのに、心配かけちゃ駄目だよね
『どうしたの二人共?』
あたしは笑顔を作って言う
「…ルーちゃん、悩みが有るんだよね?  お願い私達にだけでもいいから話して?」
「そうだよルーシィ?今のルーシィは危ないよ?  壊れそうなほど……」
どうやらもう気付かれている…
話してしまった方が楽になれるかな?
『レビィちゃん、ハッピー………
あのね…あたし最近、ううんリサーナが帰って来てから自分が怖いんだ。
リサーナが帰って来たことは嬉しかったよ?でもねナツとリサーナが仲良くしてると自分のではない感情が溢れてくるの…これが嫉妬なのは分かっているんだけど…ナツは誰のものでもないのに、ちゃんと分かっているのに,それにナツが悪い訳でもリサーナが悪い訳でもない………そう思ってしまうあたしがあたし自信が怖くてどうしようもないんだ』
二人は最後まであたしの話を聞いてくれた。
「用はルーちゃんはリサーナに嫉妬している自分が嫌って言うこと?」
『それもあるけど…リサーナといるときナツの顔今までに見たことないくらいに嬉しそうでしょ?』
「ルーシィと一緒だった時の方が嬉しそうだったよ!」
『それはリサーナと重ねてたからじゃないかな?……それにナツはずっとリサーナと仕事に行っているし、やっぱりあたしは代わりだったんだって思うと悲しくて。』
「「……………」」
ルーシィがそんな事を思っていたなんて知らなかった二人は言葉を無くした  寂しそうに笑うルーシィが綺麗すぎて…。
『それに要らないでしょ?用済みの人形なんて…』
そういうルーシィは目に涙を溜めていた。
「ルーシィ、オイラはそうは見えないよ?」
「そうだよルーちゃん、ルーちゃんは人形なんかじゃないよ!」
『ありがとう二人共、でももういいの』
「ルー、ちゃん?」
「ルーシィ!オイラはルーシィの側に要るよ、ルーシィを必要とするよ?」
「ルーちゃん!私もルーちゃんの側にずっと要るよ!だからルーちゃんは寂しくないよ?」
『…そうだね、ありがとう大好きだよ』
そういいながら涙を流すルーシィにレビィとハッピーは少し安心した。

12:お香しゃちょー◆kk:2017/02/03(金) 21:21 ID:hR6

やっほー!久しぶり!初めての人もよろしく!手始めに、新しい小説と設定書くわ(^^)

13:お香しゃちょー◆kk:2017/02/03(金) 21:43 ID:hR6

設定

ルーシィ・ハートフィリア
フェアリー高校一年。恋に恋する。好きなのは、学校にいるノラ猫のハッピーと兄弟。

ナツ・ドラグニル

フェアリー高校一年。スポーツ推薦で来た。ルーシィに無自覚で恋してる。エルザとルーシィの兄が怖い。

グレイ・フルバスター

フェアリー高校一年。勉強はそこそこできる。ルーシィに無自覚で恋してる。エルザとルーシィの兄が怖い。

ジェラール・ハートフィリア

魔導大学一年。成績優秀。親なしで育ったため、ルーシィに手を出す奴はぶっ潰す。シスコンでもある。

エルザ・スカーレット

フェアリー高校三年。ジェラールに片思い中。生徒会長でもある。

スティング・ハートフィリア

セイバー中学二年。ナツを尊敬している。ルーシィに手を出す奴はぶっ潰す。シスコンでもある。

14:お香しゃちょー◆kk:2017/02/03(金) 21:46 ID:hR6

「おはよー!」

今日も清々しい朝が始まる…!

なんてことを思いながら、教室に入るためにドアを開けると、ぽすっ、と頭に黒板消しが乗った。

「ガハハハ!引っかかった引っかかった〜!」

「…ナァァアアアツゥゥウウウウ!!!」

「ぶべしっ!」

ナツの罠に引っかかっちゃった。笑うナツをあたしは得意技の回し蹴りでぶっ飛ばす。

すいません!とりあえずここまでっす笑笑

15:リリィ:2017/02/03(金) 22:57 ID:LAM

>>12
お香しゃちょーさん初めましてですね!
リリィです、よろしく( > v < )/

16:リリィ:2017/02/03(金) 23:17 ID:LAM

あたしがレビィちゃんとハッピーに自分の事を話してから数日がたった。
前よりは楽になれた気がする、でもナツは変わらずリサーナの隣にいる
見るのが辛いから決めたんだ!少しの間旅に出ようって  でも誰にも言わない訳じゃないよ?レビィちゃんとハッピーにはちゃんと言ってから行くつもり
『……と言う訳で"旅兼修行"にでも行こうかと思います。』
「ルーちゃんホントに行くの?」
『うん、ちょうどいいから修行もすることにしたの』
「ルーシィ、着いて行っちゃ駄目?」
『え?……別に構わないよ?その方が楽しそうだし。』
「「じゃあ、私/オイラ一緒にいく!!」」
『…でもいいの? 確かにギルドには帰ってくるけどしばらくは皆に会えないよ?』
「私皆よりルーちゃんの方が大事だよ! もちろん皆も大事だけど。」
「オイラもルーシィを優先させるよ!だから心配しなくていいよ」
『ありがとう。じゃあまずはお金を貯めないとだね!』
「うん!/あい!」

17:お香しゃちょー◆kk:2017/02/04(土) 22:48 ID:hR6

リリィよろしく♡普通にタメでいいよ!あと、小説おもしろすぎ!ずりーよ!コンニャロー!!笑笑

18:お香しゃちょー◆kk:2017/02/05(日) 00:01 ID:hR6

あたしは伸びているナツの胸ぐらを掴んでブンブンと前後させる。

「まーたこんなことしてェ!!見なさいよ、床が真っ白じゃない!こんなの先生に見つかったらあたしまで怒られるじゃないの!どうしてくれるのよぉっ!!」

「しゅ、しゅびばぜん…」

「まあまあルーシィ。落ち着けや。俺も掃除手伝うから、な?」

すると、グレイがあたしをなだめてきた。しーっ、とでも言うように人差し指を口に当てるグレイはそれはそれはイケメン。あたしの怒りもどっか行っちゃった。

「ま、まあ、グレイが手伝ってくれるなら…」

「許してくれんのかっ!?」

「それは言ってないっ!!」

目をキラキラさせるナツは懲りてないようなので、もう一発殴っておく。

「「「っ、ははは!」」」

そして、三人で顔を見合わせて笑った。

これがあたしたちの日常。

あたしの大好きな、日常。

「席についけー」

ちょうど掃除を終えたころ、マカオ先生が教室に入って来た。

「再来月は林間学校があるから、実行委員を決めるけどやりたいやついるか〜?」

やりたい!それは、ナツとグレイも思っていたようで。あたしたちは同時に手を上げた。

「じゃあその三人に任せるな。それと、班も今週中に決めとけよ。男子三人、女子三人な。」

19:お香しゃちょー◆kk:2017/02/05(日) 00:18 ID:hR6

「ルーシィ!同じ班にならねぇ?」

「いいわよ!じゃあグレイも誘お?」

「ああ!もちろんだ!」

休み時間。ナツがあたしを班に誘って来た。もちろん、グレイも誘う。

「あとは、男子一人に女子二人だな。」

「誰にする?」

うーん、と悩んでいると、レビィちゃんがあたしに話しかけて来た。

「ルーちゃん!同じ班にならない?あとガジルとジュビアもいるんだけど…」

「もちろんオッケーだよ!」

これで班員は決まった。そういえば、ジュビアとガジルってあまり接点ないけど、どんな子なんだろ!

「グレイ様ぁ!ジュビア、グレイ様と同じ班になれて光栄です!」

「そーかよ!つかあちーわ!」

「…別に俺はお前と同じ班になりたかった訳じゃねェぞ?」

「分かってるよ!もぉ!」

グレイに抱き付いてて、グレイのことが好きそうなのがジュビアね。それで、レビィちゃんのことが好きなのがガジルか。

モテますねぇ、あたしの周りの人たちは。ナツも密かに色んな子が想いを寄せてるし。

あたしには、兄さんとスティングがいるから彼氏が欲しいなんて思ったことがない。まず、兄さんとスティングがイケメンすぎて他の男が恋愛対象に見れないっていうか…。

ナツとグレイもそう。二人は友達で、それ以上でもそれ以下でもない。

20:お香しゃちょー◆kk:2017/02/05(日) 09:28 ID:hR6

「林間学校楽しみだね〜」

「そーだなぁ」

「何すんだろぉな」

なんて、話しながら帰っていると、あたしたちの後を誰かがつけているのに気がついた。ピタッ、と立ち止まって振り返ると、慌てて誰かが物陰に隠れた。

「青髪…?」

背丈からして、多分小学生。青い髪の毛のツインテールの女の子だった。グレイとナツを引き止めて、少し話す。

「青髪で、ツインテールの女の子があたしたちをつけてるみたい。知ってる子?」

すると、グレイが困ったようにため息を吐いた。

「悪ィ、妹のウェンディだ。ウェンディ、こっち来いよ!」

グレイが呼ぶと、その女の子は嬉しそうに駆け寄ってグレイに飛び付く。

「お兄ちゃん!」

「グレイの妹かー!かわいいな!!」

グレイが抱っこしている妹の頭を撫でるナツ。すると、ウェンディちゃんは頬を染めた。

あら、もしかしてこれは…。

「お、お兄さんとお姉さんのお名前はっ!?」

「俺はナツ!そんで、こっちがルーシィだ!」

「よろしくね、ウェンディちゃん。」

「あ、あのぉ」

「ん、なに?」

「呼び捨てで呼んでもらえませんか!?」

「もちろんよ!ウェンディは、あたしに敬語なしね。」

「っ、うん!」

21:お香しゃちょー◆kk:2017/02/05(日) 10:15 ID:hR6

「ウェンディかわいいなぁ。スティングももうちょっとかわいげがあればいいんだけどなぁ」

「スティングって、イケメン弟の?」

「そうそう。あ、この辺セイバーの校区だから通るんじゃない?」

噂をすればなんとやら。スティングが、友達のローグと帰っていた。あたしに気付いたスティングは、笑顔であたしに駆け寄る。

「姉さん!」

前言撤回。やっぱかわええわ、あたしの弟。

「…ども。」

「スティングもローグも学校お疲れ様!」

「姉さんもな!…で、姉さんの隣にいるのは虫?」

「虫じゃねーよっ!」

「どう見ても人間だろーがっ!」

「へー。虫二号が持ってるの隠し子?うわ、姉さん離れてな。妊娠するぜ?」

「虫二号って俺ぇ!?しかも隠し子じゃなくて妹だし!」

とりあえず、スティングをなだめて家に帰る。

「姉さんはあの二人が好きなの!?」

「な、なに言ってるのよ!!好きとかそんなの…、分かんないし…」

「姉さんには、俺がいるよ。」

そう言って、スティングはあたしにキスをしてきた。そう。あたしのファーストキスの相手は兄さんとスティング。これでいい。

22:リリィ:2017/02/05(日) 17:30 ID:LAM

お香しゃちょーの小説の方がおもしろいよ!
なんか、ファーストキスの相手が兄と弟っていいですね!(> ▽ <)

23:リリィ:2017/02/05(日) 17:38 ID:LAM

リサーナがエドラスから帰ってきた!
それから俺はずっとリサーナの所にいて、なんか物足りないって想いながらもずっと話している。
そう言えばハッピーは何処に居るんだ? せっかくリサーナが帰ってきたのによ…   
誰かを忘れてる気がする?
ルーシィだ!最近話して無かったな、明日にでも家に行ってやるか。

24:リリィ:2017/02/05(日) 17:59 ID:LAM

レビィちゃん達とコツコツ仕事に行って数年は生活出来る位のお金が貯まった。だから、今日のうちにマスターには事情を話して明日の朝には街を出る予定だ。
『ねぇ、二人共ホントに良いの?明日からこのギルドにはしばらく帰って来ないんだよ?』
「いいの!ルーちゃんと一緒にいたいから♪」
「オイラもだよ!それに修行に行くんだから力もつけれるしね!」
『わかった、それじゃあマスターに話に行こうか。』

『…という訳で、まだまだあたしは魔導士として未熟です!ですから修行に出ようと思います。』
「……お主はルーシィはそれで良いのか?」
『ええ!力を付けて戻って来ますので心配ご無用です!』
「マスター!私とハッピーも着いていくから大丈夫だよ?」
「オイラ達に任せて!」
「うむ!わかったお主らの決意は本物じゃ好きな時に帰って来るが良い!
ここはお主らの家じゃからな。」
『「「ありがとうございます!」」』
「いつ出発する予定じゃ?」
『明日の朝には出る予定です。』
「そうか…皆にはワシから伝えておこう。」
「ありがとう、さすがマスターだね!あい!」
『では今日は帰りますね』
「気を付けるんだぞ」
『「「はい/あい!!」」』

25:お香しゃちょー◆kk:2017/02/05(日) 23:20 ID:hR6

「ねえ、今日はエルザは来ないの?」

「エルザは風邪らしい…」

「え、大丈夫なの?それ…」

エルザ、とはあたしの高校の生徒会長で、兄さんがバイトでやっているカテキョの生徒なの。カテキョって言っても、エルザがあたしとスティングのことを考えて、うちに来てくれてるんだけどね。

エルザは兄さんが好き。絶対。応援してる。本当?本当。心が苦しい。エルザのこと好き?好き。吐いてしまいそう。

どうしてこんなに苦しいの?

どうしてこんなに胸が痛いの?

「姉さん…?大丈夫?」

あたしの異様な状態に気が付いたのか、スティングが心配してくれる。スティングを見ると、気が楽になった。

「大丈夫。食器洗うから早く食べてね。」

あたしの中を醜くて、ドロドロしたものが身体中に巡る。

ヤダ、ヤメテヨ。エルザハスキ。

ホントウ?

知らない声も聞こえる。

やめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめて

あたしはきれい。きれいなんだから。

兄さんが、食後のキスを額にしてくれた。

そこから、身体中を巡るモノが消えて行く感じがした。

26:お香しゃちょー◆kk:2017/02/05(日) 23:39 ID:hR6

ちょっとこのスレ見て思った。

私、リリィと同じ夢持ってる。私は、LDHのダンサーになりたかった。けど、ダンスを長年やって才能がないと思った。だけど、そのLDHの歌を聞いて元気をもらってたの。そして気付いた。

私、LDHのボーカルになりたい。E-girlsじゃなくて、もしかしたらHIROは望んでないかもしれないけど、女子でもEXILEに入りたい。気持ち良さそうに歌う隆二やTAKAHRO、ATSUSHIが羨ましい。

長文ごめんね。リリィ、同じ夢を持ってる者同士がんばろう!たまに相談とかいいかな?

27:リリィ:2017/02/06(月) 00:02 ID:LAM

本当!
嬉しいよお香しゃちょー♪
相談ならいつでも受けるよ!

28:お香しゃちょー◆kk:2017/02/06(月) 00:16 ID:hR6

ありがとう!そしてお香のきまぐれ小説〜!!GENEのpierrotパロ。

答えのない 片恋(おもい)のことを
みんな何と呼んでいるのだろう?
恋じゃない 愛でもないと
言われるならどうすりゃいいんだろう?

愚かな ピエロは泣けない
(俺は泣かない。笑え、俺。)
おどけた ピエロは泣けない
綱渡りでTo you

ドラムロールが鳴るCircus Tent
シンバルを Beat it beat it beat it beat it
今宵もHit it 道化師の
Loveless show が Start

どんなスキになっても
You, baby baby 振り向きゃしない
堕ちても転んでも
Ha.ha.ha.ha.ha 嗤(わら)っている
Don’t you like me? Don’t you like me?
アナタは
Don’t you like it? Don’t you like it?
ボクのDream girl
大げさに伝えても
You, baby baby 伝わらない

感情のボールの上を
しなやかに乗りこなそうとする
アナタの顔を見ると
バランスが崩れて上手くいかない

いつでも ピエロは泣いてる
(違う、泣いてなんかいない。)
空回り ピエロは泣いてる
玉乗りでTo you

今宵もOver 道化師の
Loveless show…The End

夜を幾つ越えても
You, baby baby ヒカリ射さない
この手を伸ばしても
Ha.ha.ha.ha.ha 嗤(わら)われてる
Don’t you like me? Don’t you like me?
アナタは
Don’t you like it? Don’t you like it?
ボクのDream girl
闇雲に求めても
You, baby baby 払い除(の)けられる

I don’t know how I can go on
I don’t know how I can go on
嗤(わら)ったふりをしながら泣いて
Tear drop頬につけて
I don’t know how I can go on
I don’t know how I can go on
とんでもない悲劇(Tragedy)
Baby, don’t you like me?

どんなスキになっても
You, baby baby 振り向きゃしない
堕ちても転んでも
Ha.ha.ha.ha.ha 嗤(わら)っている
Don’t you like me? Don’t you like me?
アナタは
Don’t you like it? Don’t you like it?
ボクのDream girl
大げさに伝えても
You, baby baby 伝わらない

No, oh baby, don’t make a fool of me
伝わらない
アナタへと叫んでも You, baby baby
伝わらない
Yes, I am your clown
伝わらない




嗤わないで。違う、好きじゃない。封印しろ。

ルーシィ、君にこの想いは届かない。

だから、俺を好きにならないで。

29:お香しゃちょー◆kk:2017/02/06(月) 16:39 ID:hR6

「おはよー!」

教室に入ると、みんなが教室の真ん中に集まっていた。なんだなんだと見てみると、青い猫が迷い込んでいた。

「やだー!かわいいぃー!!」

「この子迷い猫かな?」

本当、かわいい!!すると、猫ちゃんはあたしの足に頭を擦りつけた。

「ルーシィに懐いた!」

「さっきまで誰にも懐かなかったのに!」

リサーナとレビィちゃんが驚いたようにあたしのそばに来る。へー、この子あたしが好きなんだぁ…。なんか、幸せな気分になってきた!

「よしっ!この子はハッピー!今日からハッピーよ!」

ハッピーを抱き上げて、名前をつける。みんなは嬉しそうに笑いながら喜んだ。

「ハッピー、学校で飼えないかな?」

「あー、生きもの係が週末に持って帰るっていうルールならイケるんじゃない?」

「あーね。いざとなったらマカオ締めよ。」

「それいい。」

恐ろしい話が女子の間でされていたことは、聞いてないことにしよう。そして、マカオ先生が入って来た。あたしと女子は、ハッピーを持ってマカオに駆け寄る。

「先生!この猫飼えませんかっ!?」

「ハッピーっていうんです!」

「ムリとか言ったらぶっ飛ばしますよ!?」

「……ああ、いいよ。」

「っていいんかいっ!!」

いいの!?マヌケな顔ねぇ〜…。って違う!!いいの!?猫よ猫!マカオ先生ありがとう!!!

30:リリィ:2017/02/06(月) 21:19 ID:LAM

とうとうルーシィ達が修行に出る日が来た。
あたしはレビィちゃん達と森で待ち合わせをしていたから急いで森の入り口まで走った。
「ルーシィ!此方だよ〜」
『ごめんね!少し遅れたねぇ。』
「安心して!私達もさっき来たばかりだし。」
『本当!良かった』
そんな話をしつつ、まず考えるのは一つ。
『どこに行こっか?』
「修行するのに最適な所…」
「そしたら、しばらく天狼島で魔力の底上げをしたら?」
レビィちゃんと悩んでいたらハッピーが提案してきた。
「『 !? 」』
『ハッピー!良い提案ね…』
「初代もいるからね!」
『その後の事は…その時に考えましょ!』
「「 うん/あい!! 」」
そしてあたし達は天狼島に向かった。

31:リリィ:2017/02/06(月) 21:34 ID:LAM

ナツがギルドに来ると珍しく静かだった。
「どうしたんだ?」
「ナツか……」
「ウム、全員揃ったな…集まって貰ったのは皆に報告する事があるからじゃ。」
「マスター!全員って揃ってねぇよ?」
「その話をするからだまっとれぃ!
実はな、昨日ルーシィ・レビィ・ハッピーがワシの所に来てしばらくの間修行をするから帰って来ないと報告を受けてな…帰ってくるのがいつになるか分からないそうだ」
周りはざわつき始めた。 勿論俺もその一人だ。
(はぁ!ハッピー俺を置いていったのかよ!!それにルーシィも何も言ってくれてねぇし!)
ギルド全体が[なぜだ!]と疑問に想い空気が暗くなった。
その時俺は気が付かなかった。
リサーナが笑ってる事に…
気が付いていたら先の未来は少しは違っていたのかも知れない

32:リリィ:2017/02/07(火) 16:30 ID:LAM

聞いてください!
あのですね…なんと昨日タブレットを買って貰いました♪
なので早速pixivをインストールしてナツルー等の小説や漫画を見たりして、
LINEで友達とやり取りしたりと結構楽しみました!

33:リリィ:2017/02/07(火) 17:21 ID:LAM

天狼島

「着いた〜オイラ疲れちゃったよ!」
そう言ってルーシィの頭に乗るハッピーと
『ハッピー…頭重いんだけど』
頭に乗ってきた猫に文句を言うルーシィ、後は
「二人共大丈夫?」
ルーシィとハッピーを心配するレビィ

『「大丈夫じゃないよぉ〜」』
「アハハ、ところで天狼島に着いたわけだけど…寝泊まり出来る所を見つけないとね!」
「それなら良いところが在りますよ」
『「「………初代!」」』
三人は声がした方を見るとフェアリーテイル初代マスターのメイビスがいた
「フフフ、貴方達は修行をしに此処へ来たのですね。久し振りに賑やかになりそうですね!」
『初代は何故あたし達が修行をしに来たと解ったんですか?』
「それはですね!マカロフに聞きましたからね!」
「そうなんだ、オイラ初代ってギルドで寝泊まりしているって思ってたんだけど天狼島なんだね」
「えぇ、昔から此処に居ますよ」
「ということは。初代が今寝泊まりしている所に連れていってくれるんですか?」
「はい!空いている部屋は沢山有りますから」
『「「初代!ありがとうございます!」」』
ルーシィ達はメイビスにお礼を言ってメイビスの後を着いていくのだった。

34:お香しゃちょー◆kk:2017/02/07(火) 23:38 ID:hR6

リリィおめでとう!!

35:リリィ:2017/02/10(金) 17:12 ID:LAM

ルーシィ達が天狼島で修行を始めて半年がだった
ルーシィ達の魔力は前と比べ物にならない位高くなった。それも四天王を越えるくらいに…
「ねぇ、ルーシィオイラ達の魔力も結構高くなったから新しい魔法を覚えようよ」
『そうだね!半年魔力の底上げをしてたからね…でもどうやって覚えようか?』
ハッピーの考えに賛成するが、どうやって覚えようかと悩むルーシィ
「ルーちゃんそれなら魔法図書館に行くのはどうかな?」
『うーん、そうしようか!』
「あい!」


*********

『って事で魔法図書館で新しい魔法を覚えようと思います。』
ルーシィ達は今まで寝る所を与えてくれたメイビスにお礼を言っている途中だ
「初代!本当にありがとう!」
「いえ、私は貴方達の成長が見たかっただけですから」
「でも初代はいろんな事を教えてくれましたし…」
「本当にいいんですよ♪」
『初代!ありがとうございました!
今度会うのはギルドですかね?』
「そうなりますね…きちんと結果を残すのですよ?」
『「「はい!」」』
挨拶をし終わって天狼島を出るルーシィ達   その様子をメイビスが懐かしむように眺めていた。
「さて、私は久々にギルドに行きましょうかね♪」

36:リリィ:2017/02/10(金) 17:30 ID:LAM

* 此処は魔導士ギルドフェアリーテイル *

ルーシィ達が修行に出て半年が経った
ギルドの連中は騒がしいが、ナツだけが静かにカウンターにうつ伏せていた。   そんなナツを皆はあんまり気にしないようにしている  この現象は半年前、ルーシィ・レビィ・ハッピーが修行に出てからだったからだ
「ハァー3」
「ナツ!仕事行こうよ♪ね!」
ナツが溜め息をついたとき声を掛けてきたのはリサーナだ
「…オレ今回パス」
「そっかぁ、分かった!」
そういうリサーナを見送って家に帰る


ナツはまだアイツの事を気にしているの!?
半年も帰って来ないんだからどうでもいいでしょ!
そうだ! 良いことを思い付いちゃった♪
アイツを"ルーシィ"を犯罪者にすればナツはアイツを捨てて私のところ来る! フフ待ってなさい貴方を潰して見せるわ!
リサーナはそんな事を考えながら仕事に行くのだった。

37:みさ◆gQ:2017/02/10(金) 23:03 ID:cwk

みなさんこんにちは!
私立の受験が終わったー!!…オワタ(^○^)

あ、覚えてないですよね、皆さんどうせ私のことなんか…。
…みんな頑張って、ね……。

38:リリィ:2017/02/12(日) 11:13 ID:LAM

みささん
受験お疲れ様です!
あとは合格を願うだけですね!

39:みさ◆tw:2017/02/15(水) 19:32 ID:cwk

公立の受験も終わったぁ!
よっし、これからガンガン書き込むぜ! ←明日が面接の馬鹿

りりィさん>>ありがとうございます!
避けては通れぬ道…蛇の道!(笑)

40:みさ◆tw:2017/03/24(金) 20:12 ID:nlg

みんなもうないのかなー…(´;ω;`)
それでも頑張って書くぜ(`・ω・´)

ラストは

https://ha10.net/ss/1465132961.html#Z  >>977  です(o^―^o)ニコ

* * * * * * * * * * * * * * *

「わたくし、セボーン家のものです…」

「ルーシィ・ハートフィリア様」

え?
な、何でこいつ私のことを…。
いや、知っていてもおかしくはないわ…でもなんで、気付いたの?!

「おや、隣にいるその男は?」

ハッと、現実に戻る。
今は仕事よ!!
グレイは、こういう場慣れてないんだから、私がしっかりしなきゃ!!

「ごきげんよう、セボーン家の…」

思い出せ!
一度、セボーン家という名を聞いたことがあるでしょ?
これでわからなかったら、今はないけど、ハートフィリア家の恥になる!

「ルシファ様、かしら?」
「おお、さすがルーシィ様ですね。久方に目にしたと思い、心配しておりましたがお変わらずのようで」

「そのお姿、流れるような髪。知的な瞳に佇まい。幼少期に一日に何人もあなたを求め館へ行ったという噂はご健在ですか?」
「まぁ、そんなことはないわ。今はただの一人の人間として生きていますわ」

言葉がスラスラ出てくる。
安心した一方で、やっぱり抜けてないんだと分かる。
肩に肘が当たる。
そうだ、グレイの紹介をしなくちゃ。

「こちらの男性は、グレイ・フルバスター。このような場に出た経験が少なくて、緊張しているらしいの」
「そうですか、てっきり、夫婦でいらしたのかと。でもよかった、あなたがここに来たことで大きな縁談が入るかもしれないですね」
「ああ、こいつは…ルーシィは」

な、何?!
急に肩が引きよせられた。

「そろそろ挙式を上げるつもりで」

え?!
ルシファも驚いた顔をした。
いやでも一番驚いたのは私だし。
で、でもちょっと嬉しかったりして…。

「ええ、恥ずかしくて言い出せなかったですが…」
「いつ挙式を?」
「フフ、内緒ですわ。だって、大きく華やかに祝うのもいいですけど、身内だけで、ひっそり行うのも憧れますわ」
「残念だ、あなたのウェディング姿を拝見できるチャンスだったのに」
「ありがとう、少し長旅だったから、戻らせていただきますね」

ふー、長かった。
グレイにあんなこと言われるなんて、嬉しかったなー。
でも、グレイはそんなんじゃないんだろうけど。

「グレイ、さっきのアシスト最高よ」

グレイの腕をつかみながら、ゆっくり歩く。
その中でそっとつぶやいた。

「え?…ああ」
「今のでぐーーんっと仕事がしやすくなったもの」

ここに、恋愛感情を持ってきてはいけないわ。
にっこりと微笑みながら言った。

グレイは、「ああ」と微笑みを返した。

私はその時、隣から「…くそっ」という声には気付かなかった。


to be continued

41:みさ◆tw:2017/03/24(金) 20:30 ID:nlg

気づかぬうちに40ゲット!

42:みさ◆tw:2017/03/26(日) 19:18 ID:nlg

最後は>>40

* * * * * * * * * * * * * * *

食事を黙々と食べている俺の正面には、ルーシィがいた。
でも、いつものにぎやかで、俺やナツ、ハッピー、エルザ、ウェンディーやシャルルといるときとは全く違っていた。
俺のつくったドレスを着て、上品に微笑んでいた。

「まぁ、ルーシィ様あえて光栄ですわ」
「ありがとうございます。私もです」

なんか遠いな。これが、今までのルーシィの姿か…。
俺なんかとは、まったく釣り合わねーや。
ま、ナツと合うのかって話にもなるけどな。
ってか手袋つけて食うのむずすぎ、何でルーシィ手袋つけろって言ったんだ?

「ハートフィリア嬢お目に書かれて光栄です」
「ありがとうございます、ファオル男爵」
「ああ、よければ一緒にダンスでもどうです?今夜の月はあなたのために出ているのでしょうから」
「あらお上手ですね。デモ、申し訳ありませんわ」

「そうですか、残念です」というと、男は戻っていった。
それにしても、男多くね?
ま、まあルーシィはあれだからわかるけどよー…。

「面白くない、そうでしょう?」

え?
後ろを振り返ると、先ほどまで話していた、ルシファがいた。

「フルバスター男爵」

お、おれが男爵?!
ナ、ナツがいなくてよかったー…絶対いじられるからな…。

「セボーン男爵、やはりわかってしまうものですかね?」
「ええ、あなたの目が語っておられる」

そして、つかつか歩き、ルーシィの前に止まる。
どいつもこいつも、そんなに俺を不機嫌にさせたいのかよ…。

「ルーシィ様、今宵私とともに踊っていただけませんか」
「あらごめんなさい、私にはグレイがいるの。だからそれはできませんわ」
「失礼ながら、あなたの夫はダンスがあまり踊らないと見ました。それに、もうあなたはこの場に出席して何年もの月日が流れているにもか合わらず、誰一人としてあなたを忘れている者はおらなかった。
つまり、あなたは惜しい存在なのです。そして、また何年姿をくらますかはわかりません。
なので、一度でよろしいので私のこの手を取ってもらえませんか」

俺が、見ただけでダンスが下手ってわかんのかよ。
ま、確かにうまくはないがな。
ルーシィは踊るのか?

ちらりと横目でルーシィをとらえると、彼女は小さく頷いた。
ま、まじ?

「ぜひ、お願いしますわ」

43:アーヤ:2017/04/10(月) 14:23 ID:ORc

初めまして〜
アーヤです‼
わたしも入っていいですか?

44:リリィ:2017/04/12(水) 20:15 ID:5G2

久し振りに来ました!
アーヤさん初めまして!
これから宜しくお願いします

45:お香しゃちょー◆kk:2017/06/25(日) 09:48 ID:pMk

めっちゃ久しぶりに来たでござる…また来れない日が続くでござる…
Flowerのさよなら、アリスのグレルー前提ナツルーを書くでござる…

46:お香しゃちょー◆kk:2017/06/25(日) 09:58 ID:pMk

さよならだね、アリス

最後にキミの名前 呼び捨てにしてみるけど なんか泣きたくなるよ

「ルーシィ…」

笑っちゃうくらいに 一途すぎる 恋が終わったよ

まだキミを知らない頃の ボクに戻っただけさ
キミはボクを 忘れていいんだよ

だってボクが キミのこと 忘れはしないから 永遠に

もしも生まれ変わって また出逢えたとしたらボクたちはねえ もう一度 結ばれるかな?

さよならだね、アリス

最後にキミの名前 呼び捨てにしてみるけど すごくせつなくなるよ

もうキミに…もう逢えないね…

信じるってことは とてもとても 難しいんだね

自分だけのものにしたいなんて 思ってたんだボクはキミを 好きになりすぎて

自分なんて これっぽちも 好きになれなかった 最初から

あんなに愛し合った ボクらはどうして今他人みたいな顔をして 見つめ合うんだろう?

さよならだね、アリス

ボクの方から言うよ 手の平に思い出乗せて 風に飛ばせばいいよ

キミのすべてが大好きだった 何もかも大好きだった

イヤだよ イヤだよ イヤだよ 抱きしめられなくなるなんて

さよならだね、アリス

最後にキミの名前 呼び捨てにしてみるけど なんか泣きたくなるよ

もしも生まれ変わって また出逢えたとしたらボクたちはねえ もう一度 結ばれるかな?

さよならだね、アリス

最後にキミの名前 呼び捨てにしてみるけど すごくせつなくなるよ

もうキミに…もう逢えないね…

桜髪の彼の隣で笑うキミは ボクが見たことないくらいの輝いた顔をしていて

ああ 離れたんだ キミはもう ボクを見ない

そう気付かされたよ…

もしも生まれ変わって また出逢えたとしたらキミはボクをまた隣においてくれるでしょうか

47:お香しゃちょー◆kk:2017/08/25(金) 02:14 ID:.RM

一人でも守るよ

来れなくなるまで

48:リリィ:2017/09/02(土) 04:19 ID:8pI

久し振りに来たな…
今度から一日一回来るようにするぜ!

49:リリィ:2017/09/02(土) 04:27 ID:8pI

ついでに小説ドーン!!


「ナツ、何見てるの〜?」

「こいつ何か普通の奴とはちげぇなって思ってさ」

「こいつ?そこには誰も居ないよ」

「何言ってんだハッピー、此処に居るじゃねぇか乳のデカイ金髪が」



プロローグ?的な感じになっちゃったね…
続きは明日書く気分だったら書くよん♪

50:リリィ:2017/09/02(土) 20:32 ID:8pI

くっ!タブレット取られてリア友との連絡手段無くなったんやけど……
凄いストレス溜まる!!!

51:桜◆kk:2017/09/02(土) 21:08 ID:8Hw

やっと誰か来たぜコノヤロー
名前変わったけどお香だよ♡

52:リリィ:2017/09/04(月) 21:05 ID:8pI

おお!久しぶりだねぇ(^ ∀ ^)
どっちで呼べば良いのかな?
桜でいいの?

53:リリィ:2017/09/04(月) 21:29 ID:8pI


小説続き!!

「乳のデカイ金髪ってそこには誰も居ないよ」

ハッピーはナツがずっと見ている場所を目を擦りながら見るがその場所には桜の気が植えてあるだけで人の影すらもない

「ナツの見間違い………じゃないんだよね?」

「おう、ずっとそこで寝てるし」

「………それじゃあナツだけに見えてるんだね!オイラも見てみたいなぁ」

「んっ、」

ナツとハッピーが騒いで居ると声が聞こえナツの方を向いたら金髪の女が居るらしい所に目を向けていた

「ナツ起きたの?その女の子」

「なんか驚いてこっち見てるぞ」

「…………えっと桜髪の君、あたしが見えるの?」

「ああ!バッチリ見えてるぞ」

「じゃあ、そこの猫ちゃんは?」

「オイラは見えてないけど声は聞こえてます!」

こそこそ話していたのを聞いていたのかナツはともかくハッピーまで話掛けてきてハッピーは本当に人が居たんだと確信する

「お前名前は?オレはナツだ!」

「オイラはハッピー」

「ナツとハッピーね、あたしはルーシィよ」

「ルーシィかいい名前だな、ところでよなんでお前ハッピーには見えないんだ?」

「あい、それはオイラも聞きたいです」

「えっと……話は長くなりそうだけどいいかしら?」

ルーシィの声に二人は頷きナツとハッピーが地面に座ったのを見てルーシィが話始めた




続くよ

54:桜◆kk:2017/09/04(月) 23:47 ID:8Hw

どっちでもよろしいよ!リリィの小説楽しみだ(・∀・)

55:リリィ:2017/09/06(水) 23:30 ID:8pI


続き


小さな国の王と王妃が住む城には少し
意地悪な悪魔が封印されていました
悪魔は数百年という長い年月の間封印され今年で丁度500年目というとき
封印が解けてしまい悪魔は長年封印された文句を言おうと直ぐ様王と王妃のところへ向かうと、子供が生まれるのか城は慌ただしかったのです
悪魔は封印されていた事もあり生まれた子供にある魔法をかけようと計画し、それを実行しました
王妃が子供を生んで数十分経つと赤子は見えなくなりました
その事にその場に居た者は大騒ぎ
しかし王妃は赤子を抱いていた腕をそのままにしています
王が王妃に問うと赤子はここに居ると言うのです、誰が見ても赤子は見えません
王は王妃がそのままにしている腕の中赤子が居るであろう所に手を伸ばします、そこにはちゃんと暖かな人肌があり王妃の言ったことが本当だと知り何故急に見えなくなったのかを考え始めました
そこでずっとその光景を見ていた悪魔が面白く無くなったのか姿を現し、ネタバレをしたのです
悪魔の封印が解けていたことを知った王達ですが今は悪魔が赤子にかけた魔法の事が先、王と王妃は悪魔に魔法を解くようにお願いしますが悪魔は断り三つだけ王達にチャンスを与えました

一つ目、このまま見えなかったら赤子が死んで今後面白くならないため赤子の親、王と王妃だけ姿が見えるようにしたこと

二つ目、赤子の運命の相手が現れ神に愛を誓った時赤子にかけられた魔法が解けるようにしたこと

三つ目、そして運命の相手は何もしなくても赤子が見えるということ

それから赤子はすくすくと育っていき10になった頃両親が暗殺されました
王と王妃意外見えなかったため赤子が国を継ぐわけにもいかず国は崩壊しました
それから赤子はひっそりと一人暮らしていますが運命の相手は現れず未だ姿は見られないまま時を過ごしています

56:リリィ:2017/09/06(水) 23:31 ID:8pI

楽しみって言われると頑張って書いちゃうよ!
ありがとう桜(> ∀ <)

57:リリィ:2017/09/06(水) 23:57 ID:8pI



「と言う訳よ」

「へぇ、じゃあナツがルーシィの運命の相手?」

「ナツが何もしていなかったらね、変な古代魔法とか唱えてない限り」

「オレってルーシィの運命の相手なのか?」

「その変な古代魔法って滅竜魔法は含まれる?」

「滅竜魔法って竜を倒すための魔法でしょ?含まれないと思うけど」


ハッピーはルーシィの言葉を聞きキラキラと目を光らせてナツの方を見る


「ナツ!早くルーシィと結婚して愛を誓ってよ、そしたらオイラルーシィの姿見れるから」

「あたしは別にもうこのままでも良いと言うか」

「おい?ハッピーオレがルーシィの運命の相手って決まった訳じゃねぇんだからよ」

「もう確定だよ!それにルーシィも一生そのままだと孤独死しちゃうよ!」

「もう暗くなっちゃったね、じゃああたし帰るから!」


居心地が悪くなったのかルーシィはザッと音を立てナツ達に言うと木の後ろへと行こうとしたときにナツから手を掴まれ足を止める


「なぁルーシィ……オレ達と一緒に来ねぇか?」

「いい考えだね、ナツ!オイラ賛成だよ」

「悪いけど断るわ」

「そっか!じゃあ行くぞ」

「あい!」

「へっ?ちょっ、ままままままっててばぁぁあ!!!」


ナツはルーシィの腕を掴んだまま走りだしルーシィは何が起こっているのか理解できずナツに引きずられている
ハッピーは飛びながらナツが走るスピードに着いてきていた、気を失っていたのか気が付くとそこは何処かの部屋の中だった

続く

58:桜◆kk:2017/09/07(木) 23:41 ID:8Hw

ネタがほすぃ…
リリィの見てたらナツルー書きたくなるけど、グレルーも書きてぇ…(・∀・)

59:桜◆kk:2017/09/08(金) 00:10 ID:8Hw

ひるなかの流星パロ!パロだから、私の気分でナツルーかグレルーか変わります。キャラ崩壊だよっ(*´꒳`*)

ナツ
妖精高校1年。父子家庭で、人気者で明るいが少し女子は苦手で、赤面症を持っている。転校生で少し変わったルーシィに惹かれる。

グレイ
妖精高校教師。ルーシィの叔父とは友人。ルーシィとはプライベートでもよく会う。 教えるのが上手で、人気者

ルーシィ
妖精高校1年。転校生で、ナツが最初の友達となる。少し変わってるが、強い心を持っている。疎い、鈍い、あほ、鈍臭い

ジュビア
グレイの古い友達。グレイとは色々あって、ルーシィとの関係を面白そうに見ている。

リサーナ
ナツのことが好きで、ナツと一緒にいるルーシィが気に入らなかったが、和解。妖精高校1の美人で、成績も良い。

ロメオ
ナツの弟で、中学2年生。ルーシィ姉大好き

ロキ
ルーシィの叔父。本人曰く、ルーシィの母親の弟。叔父であることは変わりない。




ナツさんは、女子が苦手ですが、エルザとミラだけは大丈夫です。
大丈夫じゃない女子には、少し冷たくなります

最後にもう一度言います

キャラ崩壊

60:リリィ:2017/09/09(土) 03:54 ID:8pI

グレルーか……
基本ルーシィ受けは好きなんだけどグレルーは要素薄くなっちゃうんだよね
あとロキルーはなんかいつの間にか除外されてるしww
グレルーは書くよりほぼ見る専門、だから桜ファイト!

61:リリィ:2017/09/12(火) 00:52 ID:8pI

目が覚めて視界に入ったのは桜……
ではなくナツの顔のドアップ


「……キャァァアアア!!!」

「おっ、いってーな…いきなり飛ばすなよ」

「なっなななな何でアンタが///って何しようとしてたの!?」

「何ってちゅー」

「ちゅ、ちゅー!?」


ルーシィは頭を混乱させながらぼにょぼにょと何かを言ってるみたいだがそれは滅竜魔導士であるナツにさえ聞こえなかったので取り合えず無視することにして目の前の少女を落ち着かせようと立った途端、ずっと黙って全てを見ていたと言うか聞いていたハッピーがルーシィに


「ルーシィ知ってる?ある童話とかではね、王子様がお姫様にキスして眠っていたお姫様は目を覚ましたんだよ?」

「そ、それは童話でしょ!現実は違うわ」


ハッピーの説明に落ち着きを取り戻したルーシィは反論してるがハッピーは元に戻させるのが目的だったのかどこ吹く風?だ
ナツの視線が自分のところに向いてるのに気付いたのかハッピーはニヤリと口を両手で押さえながら笑うとルーシィに向かって


「ルーシィ良いこと教えてあげるね!」

「良いこと?なになに知りたい!」

「ナツは童話通りキs………」

「ハッピー?……」

「………あい?」


嫌な予感はしていた、ハッピーが良からぬ事をしようとしてるのは
しかし内容を聞くまでハッピーを捕まえたらいけない気がしてハッピーの言葉を待ち出てきた内容に少々慌てながら自分の相棒を軽く睨む
その時

ーガチャ


「………あら?お邪魔だったかしら」

「ミラ〜酷いよぉ!オイラはシャルルが要るから浮気はしないよ」

「フフッそうね、それよりナツだけが見える子は?」


ミラが軽く冗談を言いながらルーシィの心配をしている銀髪のウェーブがかかった女性にルーシィは自分はここだとミラの手を握り<此処に居ますよ>と伝えると安心した顔付きになりミラに手を引かれドアを開きさっきまで横になっていた部屋を出た



そこには……

62:桜◆kk:2017/09/15(金) 20:54 ID:8Hw

ねえ、リリィってナツルースレにいた?私、このスレに入る前は無断で悪いけど、ナツルースレの小説読んでたんだ〜!!

あと、やっぱり小説変えます。あと、毎日来ます

63:桜◆kk:2017/09/15(金) 22:09 ID:8Hw

転生パロ

ルーシィ
スティングの姉でブラコン。前世の記憶が戻るのが少し遅かったため、スティングはまじの方で溺愛している。

ナツ
グレイとは双子、ローグは弟。ルーシィ、スティングとは幼馴染。物心つく頃には前世の記憶があった。

グレイ
ナツとは双子、ローグは弟。ルーシィ、スティングとは幼馴染。ルーシィたちと出逢ってから、前世の記憶を取り戻した。

スティング
ルーシィの弟でシスコン。ナツ、グレイ、ローグとは幼馴染。物心つく頃には前世の記憶があった。

ローグ
ナツ、グレイの弟。ルーシィ、スティングとは幼馴染。ナツが記憶を取り戻し、物心ついた頃に前世のことを話されて記憶を思い出した。

64:桜◆kk:2017/09/15(金) 22:52 ID:8Hw

「うーしぃさん!うーしぃさん!」

「るーしぃさん…?るーしぃだけど、ねーねだよ?」

俺はスティング。

前世はセイバートゥースのマスターだ。

今は、フェアリーテイルのルーシィさんの弟だけどな。

「すてぃんぐ、ねーね。」

まだ舌足らずのルーシィさんは、俺の手を握って必死に『ねーね』と言わせようとする。

「るしさん!うーしぃさん!」

どうやら、ルーシィさんには前世の記憶がないらしい。

「すてぃんぐ?」

い、言えるわけねェ!!だって前世では、あんまり喋る機会なかったし!!

意地が邪魔して、俺はルーシィさんを姉とは思えなかった。

だけど、この頃のルーシィさんはかなり体が弱くて、よく寝込んでいた。

「うーしぃさん、くるしい?」

「すてぃ、んぐ…?」

ルーシィさんのベッドを覗き込むと、顔を真っ赤にさせながらもルーシィは笑って俺の頬を撫でた。

「すてぃんぐ、ここにいるとすてぃんぐに移っちゃうから、1人で遊んでてね。」

1番辛いのは自分なのに、人の心配して、無理して笑って、俺のことを考えてくれて…

なんの意地を張ってたんだよ、俺は!!

「っねーねぇ!!」

俺はルーシィさんに飛び付いた。

俺を受け止めてくれたルーシィさんはあたっかかった。








月日は流れ、姉さんと俺は引っ越した。

そしてお隣さんが、ナツさん、グレイさん、ローグだった。

65:リリィ:2017/09/16(土) 09:30 ID:8pI

私が基本的居たのはカキコとピクシブ、占いツクールにあとフォレストの自分のサイトとココかな?

66:リリィ:2017/09/16(土) 09:34 ID:8pI

シスコン、ブラコン可愛い!
桜続き待ってるよ、私も毎日来るからね(> ▽ <)
なんなら自分のサイトで来て下さいって宣伝もするよ!(望むなら)

67:リリィ:2017/09/16(土) 10:10 ID:8pI

………そこには


「ッオラァ!!誰だ酒樽投げやがったのは」

「漢〜〜!!!」

「うるせぇ!エルフマン、少しは静かに出来ねぇのかよ」

「グレイ……服」

「キァァァ!!グレイ様」

「……カオス」

「あらあら、いつの間に」


ルーシィは目の前の光景に呆然となる
ミラはウフフッと微笑んで要るがこれが当たり前なのだろうか?
喧嘩に捲き込まれないようにお客さんと思われる人達と女性人は外に避難してるみたいで建物の中には暴れまくっている男達にテーブルの上に置いてあっただろう数々の料理が床に落ちていて掃除が大変そうだ


「此処がギルド妖精の尻尾よ」

「フェアリーテイル……賑やかですね」

「そうね、でもあと少しで終わると思うわ」

「どういう事ですか?」

「見てればわかるわよ」


外で中の様子を見ていた女性の中から一人鎧を着た女性が入ってきてパンッと手を叩くと騒がしかった男達がピタッと動きを止め固まった


「お前達!!マスターが留守なのを良いことにまた騒ぎおって、大人げないぞ」

「おー、エルザか……オレ混じってなくて良かった」


ルーシィの隣で叱られている仲間達を見ながらナツはルーシィの肩に手を置くと行くぞとそれだけ言い手を引っ張り歩き出した


「えっ!どこいくの?」

「んーー?何処ってそりゃ……」



続く

68:桜◆kk:2017/09/16(土) 14:01 ID:8Hw

「俺はナツ!お前、ルーシィとスティングだろ?」

「俺はグレイだ。ッ母さん!!頭痛ェ!」

「おれはろーぐだ。すてぃんぐ、うーしぃ」

ルーシィとスティングに出逢ったとき、ひどく頭が痛かったのを覚えている。

母さんに渡された頭痛薬を飲んでも、その頭痛は治ることはなかった。

「グレイ!」

「にーに!」

「な、なんだよ」

笑顔のナツとローグは、俺が頭が痛ェのにもかかわらず、外に引っ張り出した。

「やめろよ!俺、頭痛ェんだよ!!」

「それ、絶対ェあの2人にもっかい会ったら治るぜ!」

最初は、ナツの言ってる意味が分からなかった。そして、公園に行くと待ってたのはルーシィとスティング。

「あ、ナツー!ローグ!グレイー!」

「ねーね、からだ、だいじょうぶ?」

「うん!」

2人を見ると、更に頭痛がひどくなった。

「る、」

る、なんだ?

思い出せそうなんだ。大事なことが

大事な女が

「るーしぃ…」

るーしぃ

ルーシィ

「ッルーシィ!!!」

ルーシィは、俺の前世の妻!!

「ッスティング!」

スティングは、セイバーのマスターで、ナツをスッゲェ尊敬してて

東の大陸を一緒に守るために闘った、同志!!

なに忘れてんだよ、俺は

きっと、思い出せなかったからあの頭痛がしたんだ

そして、ナツとローグは知ってる

ルーシィとスティングを

「グレイ、治っただろ?」

「…ああ、ありがとな」

そうなれば、母さんはエルザかよ!まじかよ!父さんはジェラール!?ああ、別の頭痛が…




しかし、俺はルーシィたちを思い出して、最悪なことを思い出してしまった。

それは、ナツもルーシィが好きだったことだ。

きっと今も

けど、俺はルーシィを譲る気はねェ!

「…」

「…」

そして、俺とナツの大切な人を賭けた勝負のゴングが鳴った。








大切な女は、大切な人と読んでください

69:桜◆kk:2017/09/16(土) 17:17 ID:8Hw

え、うそ!あのリリィ!?
私、ファン!!まじの方のファン!!読んでた!Pixivの小説読んでた!!

70:桜◆kk:2017/09/16(土) 18:02 ID:8Hw

あと、ジェラエルとラクミラが少し入ります。苦手な方、申し訳ありません(・∀・)

71:桜◆kk:2017/09/16(土) 20:30 ID:8Hw

「ルーシィ、スティング!」

「なに?ママ」

「ママとパパは、またお仕事で西の大陸に行かなきゃいけないの。お隣さんのところでいい子にできる?」

俺の母さんと父さんはミラジェーンさんとラクサスさんで、2人はよく仕事で西の大陸に行っていた。

そのとき、預けられていたのがナツさんとグレイさんとローグのところだ。

「エルザちゃんのところ?」

「そうよ。」

「分かった!スティングといい子にしとく」

小学6年生になった姉さんと、3年生の俺。ルーシィさんにはまだ、記憶がない。

「エルザ、いつもごめんなさいね。この2人こと、お願いするわ。」

「ああ、任せろ。ジェラールや、ナツたちも喜ぶだろう」

エルザさんはジェラールと結婚していて、そちらの夫婦もウチの母さんと父さんも記憶はなかった。

「ルーシィとスティングが来たぞ、ローグ、ジェラール」

「「ルーシィ!!スティング!!」」

「…落ち着け兄さんたち」

「2人とも、よく来たな」

ジェラールのおじさんは、男ばかりだからか、ルーシィをとても可愛がっている。もちろん俺も、可愛がってもらってるけど

「ナツ!!グレイ!!帰って来てたのなら、手を洗って来い!!あと“ただいま”も聞いてないぞ!」

「げっ、エルザがキレた!!」

「ジェラール、助けてくれ!」

「お前たちはまた、母と父を名前で呼びおって!母さんと父さんと呼べと言ってるだろう!」

ナツさんとグレイさんの頭にゲンコツが落とされる

「いっでぇ!!」

「え、エルザ落ち着け。今の子供は、親を名前で呼ぶのも珍しくない!」

「ジェラール!お前は甘い!!お前が甘やかすからこうなるんだ!!」

てなわけで、ナツさんとグレイさんはゲンコツを5発ぐらい入れられて、ジェラールのおじさんは1発入れられてから、ご飯を食べた。

72:リリィ:2017/09/16(土) 22:57 ID:8pI

うーん、そのリリィと私が合ってるかはわかんないけどてっとり早く言えばツイッターで@Fairy726tailna1でやってるリリィだよ
ツイッターしてたらの話だけど

73:桜◆kk:2017/09/17(日) 01:26 ID:8Hw

リリィィ(。•̀ᴗ-)و ̑̑✧の名前でやってる?
あと、Twitterはおいらもやってます✌('ω'✌ )

74:桜◆kk:2017/09/17(日) 01:27 ID:8Hw

あ、ィが一個多いねw
ごめんよ(・・;)

75:リリィ:2017/09/17(日) 05:11 ID:8pI

おお!!それだよ♪
マジか……ファンが居てくれてたなんて嬉しすぎる(T ∀ T)
というか桜がファンだったなんて!
桜はなんて名前でツイッターしてるの?

76:リリィ:2017/09/17(日) 06:39 ID:8pI



「何処ってそりゃ………オレん家に決まってるだろ?」

「なんであたしがあんたん家行かなきゃならないのよ!自分の家に帰るわ」

「帰れるのか?お前一人で」

「帰れますよぅっだ!バカにしないで欲しいわ」

「どうやって帰るか教えて欲しいものだなぁ?」


手を引っ張られながら言い合いをしているとナツの挑発みたいな言葉や言い方にイラッときたルーシィだがナツが言ってることも正しい訳で意地になり小声でボゾホソと言ったら流石は滅竜魔導士バッチリと聞こえてたみたいだ


「歩いて帰るって何日もかかるぞ?寝泊まりはどうすんだよ」

「……野宿に決まってんでしょ!どうせ魔物には見えないから襲われないし、襲われたことないし」

「……着いてく」


ナツの言葉を聞いてかまたは聞かず存在を無視するようにプイッと顔をそむけルーシィは歩いてきた道を戻る
手を離されナツは残念な気持ちになるが今はどうでもいいのかルーシィに着いていって彼女の後ろ姿を見ながらのんびりと歩く
見える人間からしたら大人に着いていく小さな……大きな子供と言われても可笑しくないが、彼女の事が見えるのは自分一人だけと思うと幸福感に胸が埋め尽くされるナツだった

77:リリィ:2017/09/17(日) 06:40 ID:8pI

上のやつちゃんと日本語になってる?
少し意味不明なところあるかも……

78:桜◆kk 兵長愛してる:2017/09/17(日) 15:13 ID:8Hw

「うまいか?ルーシィ」

「うん!ジェラールさんってお料理うまいよねぇ…エルザちゃんは羨ましいなぁ」

ナツたちの家に預けられてる私とスティング。私は最近、ナツとグレイとエルザちゃんを見てたら頭が痛くなる。

「ごちそうさまでしたー!」

「ルーシィ、ナツたちがあがったら、風呂に入ってくれ。片付けは私がやっておく」

「はーい!」

エルザちゃんはお料理が苦手だけど、とっても優しくて、強い、憧れの人。

ジェラールさんはーー

ジェラールさんは、私の好きな人

エルザちゃんの旦那さんってことも、エルザちゃんを愛してることも知ってる

でも、好きになるだけならいいと思うの。

好き、でいるだけなら…

「姉さん!あがったよ!」

「分かった!…って濡れてるじゃない!ちゃんと拭いてから来なさいよ!」

「え?やべ!エルザさんに怒られる!!」

「ほら、貸して」

手慣れてない様子で頭を拭くスティングを見ていられなくて、タオルを取って拭いてあげる。

この感じ…前にも…

「っ、けほ、こほっ」

「姉さん!?大丈夫!?え、エルザさん!!」

急に頭が痛くなって、体がだるくなった。

「ルーシィ!大丈夫か?」

エルザちゃんが私の背中をさする。でも、私の体調はマシにはならなかった。

79:桜◆kk 敵は駆逐してやる:2017/09/17(日) 15:18 ID:8Hw

なってるよ!ナツルーかわええ
私は@0305riyoが本垢で、@riyo_ryujiがサブ垢!!
あと、フェアリィさんがナツルースレにいたことが判明!フェアリィさん、リリィ、ファンです!!!!

80:桜◆kk:2017/09/17(日) 18:54 ID:8Hw

『ルーシィ!早くしろよー!!』

私を呼ぶのは誰?この声は…ナツ?

『ルーシィ!!早く早く〜!』

次は誰?聞いたことのない声…学校で買ってるハッピーの鳴き声に似てる…

『ルーシィ、転ぶなよ』

エルザちゃん…?ねえ、あなたたちは誰なの?なんで私を呼ぶの?

『ルーシィさん!!』

下の階に住んでるウェンディ?なんで呼ぶの?


私の名前を呼ぶ人たちは、逆光を浴びてよく顔が見えない。

ナツ、ハッピー、エルザ、ウェンディ

この人たちは私の知り合い。でも、ずっと前から知ってる気がする。

生まれるずっと前からーー


『ルーシィ…私は君をずっと愛している』

誰?苦しくて、冷たくて、でも嬉しい。

『ルーシィは仲間だ
命にかえても渡さねえぞ』

私はあなたの仲間…?

『ルーシィ、愛してる。』

『っ、あたしもよ、グレイ…!』

ルーシィは私

グレイは彼

『グレイ、あなた幸せだった?』

『幸せ、だ。お前との子供を授かり、その子が無事に成長して結婚した。』

『…うん』

『そして今、最愛のお前の手の中でしねる。これほど幸せなことァねェよ』

『…うん、!』

私に膝枕されてるのは、少し老けたグレイ。グレイには、腹部に大きな傷があって、血が流れている。

『ルーシィ、愛してる…』

『ッあたしもよ、グレイ!!』

プロポーズの言葉を言うと、グレイは静かに目を閉じた。

『ウ、アアアアア!!!グレイ!!!!』

堪えていた涙が溢れ出して来た。


そこで私は、目を覚ました。

81:リリィ:2017/09/18(月) 07:17 ID:8pI

ありがとう、桜!!
グレルー良いねぇ♪転生パロって色々出来るから結構好き(>▽<)

82:桜◆kk:2017/09/18(月) 17:58 ID:8Hw

私も転生パロ好き(*´꒳`*)
あと、現パロも好き=(^.^)=

83:リリィ:2017/09/18(月) 20:17 ID:8pI

良いよねぇ!!夢があるって言うか書く人それぞれのストーリーで想像が膨らむって言うか……

84:桜◆kk:2017/09/18(月) 20:20 ID:8Hw

「起きたか、ルーシィ」

隣を見るとエルザちゃんがいて、時計を見ると0時を過ぎていた。

「ママとパパには連絡しておいた。もう少しでここに着くそうだ」

「だ、ダメだよ!エルザちゃん!!」

ママとパパは今日、西の大陸に行った。しかもお仕事で…

「私ならもう元気!だからママとパパには早く西の大陸に帰るように言って!!」

「ルーシィ…」

私のせいでお仕事が失敗するのはイヤ!!

すると、エルザちゃんは私の頭を撫でた。エルザちゃんは微笑んでいる。

「ルーシィ、ママもパパもお前が心配だから帰って来るんだ。たとえお仕事が失敗しても、それはお前のせいではない。」

「エルザ、ミラとラクサスだ。」

「ああ、分かった。ルーシィ、ママとパパが来た。」

私のパパとママは優しいって知ってるけど、なんだか今はとっても冷たい人だと思ってしまう

お仕事を優先して、娘の誕生日も忘れて、でも私を愛してると言ってくれた人

「ッ!」

また頭が痛くなった。痛いのもあるけど、苦しい…!

「けほ、苦しい…!」

「ッルーシィ!!」

ママが私を抱き締めた。なんでママが…?

「ミラ!何故ここにお前が?」

「来るのが遅ェんだよ…」

いつの間にかパパもいる!ママは私を抱き締めて、パパは私の隣に座って頭に手を置く。

「ママ…」

85:桜◆kk:2017/09/18(月) 20:27 ID:8Hw

そういえば、リリィのことを何も知らないってゆーね笑笑

私のプロフ載せとくね!

中2だよ!京都府に住んでます!

好きなFTキャラ(男)は、ジェラール、グレイ、スティング、ローグです!

好きなFTキャラ(女)は、ルーシィ、エルザ、ミラです!あ、ジュビアとリサーナもかなり好き♡

ナツルー派かグレルー派かと言われれば、ナツルーグレ派

好きなものは、漫画、アニメ、花言葉、三代目などが所属してるLDHで、今市隆二にLOVE

こんくらいかな!リリィもよろしく!!!

86:リリィ:2017/09/18(月) 22:45 ID:8pI



「なんで着いて来るのよ!あたしは一人で帰るの」

「一人じゃ危ねぇから着いて行ってるんだろ?」

「さっきも言ったでしょう!?襲われた事ないですぅって」

「それはその魔物が鈍かっただけだ!」


ナツのしつこい行動にルーシィはうんざりしながらも着いてくるなと何回目かわからない言葉を言うがナツも同じ様に返答をする

此処は街中………
周りの人達にはルーシィが見えない
見えてるのは自分だけ
つまり周りからしたらナツは一人ぶつぶつ言っている可笑しな人になる
周りの目を気にしていなかったナツはバッと自分を見ている人達を見ると何もなかったの様に反らされ急に恥ずかしくなり自然にルーシィの手を握り速足で森へと向かった


「ッ!ちょっと〜!!いきなり何なのよ、あたしはあたしのペースで帰るんだから」

「良いだろ?このくらい、あのままのんびりしてたら………」

「何?聞こえないわ」

「だ、だからな?………」

続く

87:リリィ:2017/09/18(月) 22:58 ID:8pI

中2なのね!!
良いねぇ、修学旅行があるから羨ましい…
私中2の時ほぼ引きこもりだったから修学旅行行ってないんだよ

年齢は………公開してないや
ごめんね!でも成人はしてないよ
10代後半ってところかな?

福岡に住んでます!

好きなキャラ

男ならナツ、女ならルーシィ
cpは基本ルーシィ受けが好きだけどロキルーはちょっと……ね
一番がナツルーでスティルーとかも好きグレルーは何番目かはわかんないけど好きだよ

ナツリサとかナツがルーシィ以外とくっつくのは地雷
ルーシィが他の人とくっついても諦められないでずっと好きでいればいいんだよ(願望)
でもナツとリサーナがルーシィを取り合うのは大好き!このお陰でリサーナの事嫌いから最高wwに変わった!

88:リリィ:2017/09/18(月) 23:04 ID:8pI

好きなもの忘れてた!

好きなものはナツルー!!!!
ナツルーさえあればどんな時でもすっきりする
泣いてたりしたらナツルー小説を見て元気出す人です

食べ物ならフルーツタルトとか?その他
漫画だったらもちろんFTでしょ?あとミイラの飼い方とか色々

89:桜◆kk:2017/09/18(月) 23:31 ID:8Hw

10代後半だと…?わ、私はついタメだと思ってたのに…すんません!!リリィ姉さん!!(みさもそろそろ10代後半だって?へーそーなんだーふーん)

中2で修学旅行とかあんの!!?なにそれ!!中3だけじゃないの!?

ちなみに、修学旅行はおきな…ちぇるちぇるランドです。一泊目は民泊、二泊目はリゾートホテルらしい…

90:桜◆kk:2017/09/19(火) 02:19 ID:8Hw

すいません!昔書いてて完結してない最強ルーシィの総受け小説のリメイク版を書きます!今のやつは、ちょこちょこ続きを書こうと思ってます!

今から大量更新だよ(*´꒳`*)

91:桜◆kk:2017/09/19(火) 02:22 ID:8Hw

ルーシィ・ハートフィリア
相棒のソラと一緒に親竜で星天(セイテン)竜のアルシェリーナを探している。そして、ナツに出会って妖精の尻尾に入った。星霊と契約していて、四神と契約する。

ソラ
ルーシィの相棒エクシード。空色の体に黒くて大きな目(ハッピーみたいな外見)をしている。地味に紳士で、シャルルに気に入られてる。ハッピーと似たような明るい性格。

アルシェリーナ
星天竜のドラゴン。ルーシィに星天竜の滅竜魔法を教えて、777年7月7日イグニール、メタリカーナ、グランディーヌと同様、姿を消した。四神の王とも呼ばれている。

スティング・ローグ
ルーシィを実の姉の様に慕っている。ルーシィの1番弟子になる。ルーシィが大好き。

清龍・白虎・朱雀・玄武(セイリュウ、ビャッコ、スザク、ゲンブ)
ルーシィが契約する四神。清龍はルーシィのお兄ちゃんみたいな存在。白虎と朱雀はルーシィが大好き。玄武はルーシィの弟みたいな存在。

92:桜◆kk:2017/09/19(火) 02:34 ID:8Hw

『あれ?アルシェリーネ?どこ!?アルシェリーネ!!アルシェリーネーーーっっ!!!』


「っ!!ハァ…ハァ…」

「ルーシィ、どうしたの?…魘されてたよ…?」

「…ソラ…また…あの夢見た…」

「そっか…アルシェリーネは見つかるよ!」

「うん!!絶対に見つけるんだから!」

私はルーシィ!星天竜の滅竜魔導士!そして、星霊魔導士でもあるの!私と相棒のソラは旅をしている。

それは竜を探す旅…アルシェリーネ…私の親竜。そして、私とソラは港町ハルジオンにやって来たの!火竜と呼ばれる人を探すために。

「うーん!着いた〜!!」

「ヒャッハー!外の空気って最高!あ、ルーシィ!ニコラの鍵だー!こっち、こっち!!」

ソラは私の手を引っ張って、ニコラの鍵が売ってるお店まで連れてってくれた。やっぱ、こういう時に紳士よね〜…ソラは。

「すいませーん!この鍵ください!」

「ニコラの鍵かい?1万5千Jだよ」

「はい、1万5千J!」

私はニコラの鍵を手に入れて上機嫌だった

「火竜様〜!こっちを向いて〜!!」

「火竜様〜!サインくださ〜い!!」

と言う声が聞こえて「やった!」と思い、近付くといたのはカッコいいとは言えない男の人。

そして少し鼻を効かせてみると滅竜魔導士独特の匂いがしなかった。

「また偽者…」

と言いながら後ろを振り向くと…桜色の髪の毛をした男の子がゴミと混じってボコボコになっていた。

「きったな!!あ、パンケーキの匂い!!」

匂いをクンクン嗅ぐと、パンケーキの匂いに混じって滅竜魔導士独特の匂いがした。

急いで探すとゴミに混じった男の子から匂いがしていた。…ゴミの匂いもするけど

「ソラ!!見つけた!!火竜よ!火竜!」

「え、どこ!?誰なの!?」

「あのきったない男の子よ!」

私とソラは男の子に近付いて手をさしのべた。

「大丈夫?私はルーシィ。」

「おう!ありがとな!俺はナツだ!」

「ナツって言うのね。そこの猫ちゃんは?」

「あい!オイラはハッピーだよ!よろしくね!ルーシィ!と、えっと〜…」

「僕はソラ!よろしく、ハッピー!同じ種族に会えたのって初めてだよ!」

「あい!オイラもだよ!」

ハッピーとソラは同じ種族に会えたのが嬉しいのか、仲良くなっていた。

「あれ?俺と同じ様な匂いがするぞ?…そうだ!滅竜魔導士独特の匂いだ!まさかお前!」

「そ!お察しの通り、私は滅竜魔導士!ナツもでしょ?」

やっと気付いたか…つか、鈍いわね…

「おう!!お前、どこのギルドだ?

「私は、どこのギルドにも入ってないの。ナツは?」

「俺は妖精の尻尾だ!…お前とソラ、うちのギルドに来ねぇか?」

どうしよう…

入っちゃうと旅は続けられないけど、ナツにも興味がある

…お金無いし

「行きたい!」

「そうか!なら、早く行こうぜ!!」

「うん!!よろしくね!!」

私が笑い掛けると、ナツの顔が一気に赤くなった。熱?なに?どーしたの!?

(ルーシィって、天然たらしなんだね…あい)

(ルーシィは天然タラシなところがあるからな〜…)

ハッピーとソラが心の中でそう思ってるとは知らなかった。

そして、私とソラは妖精の尻尾というギルドに向かった。

93:桜◆kk:2017/09/19(火) 02:46 ID:8Hw

「これが妖精の尻尾…!!初めて見た!!」

「僕、こんな大きな建物、久々に見た!」

「そうね!!」

ナツとハッピーに連れて来てもらった初めてのギルド。大きさは…私の家の半分くらい!

「ただいまー!」

「ただー!」

ドガァン

「こんにちは〜…ってちょっと!?ドア壊してんじゃない!!しかもそのまま放置!?」

「ルーシィ、僕のツッコミの台詞を取らないでよ〜!」

「残忍なやつ。」

「それ、使うとこ間違ってるから!!ってか私が悪いの!?」

「そうに決まってんだろ〜!」

「違うわ!!」

私、何やってんの?このギルド、ツッコミ所が満載とか思ったりして…

「おらぁ!!」

「うぉっ!!」

嘘でしょ!?こっちに飛んでくる!!変態が!

「うぎゃぁ!!」

いだぁ!!

…まさか…この態勢って…!!

「いってーな!!ってうぉ!!悪い!」

「な、なななな…」

変態が私の上に乗って、私が変態の下。

どっからどう見ても私が押し倒されてる…しかも変態の右足は私の足の間…

左手は私の両方手を押さえてて…極めつけが…変態の右手が…私の胸にある!!

「なっ…!何すんのよーーーーっ!!?」

私は急いで変態の溝内を蹴った。

「うっ!!」

「ルーシィ…下着が見えてるから。」

ソラに言われて下を見てみると…さっき、変態を蹴ったときにスカートが捲れ上がって…私のパンツが丸見え…

「いやぁーーっ!!!見るなーーっ!!開け!白羊宮の扉!アリエス!」

鐘の音と一緒に出てきたのは私の契約星霊

「すみませ〜ん。何か、御用でしょうかぁ?」

「アリエス!!私を隠してっ!!」

「やってみますぅ〜。ウールボム!」

「ふぅ〜…隠れられた…」

私はアリエスが出したモコモコの中で安心しながらスカートを元に戻した。

「ずいぶんえっちな下着を履いてるのね。あなたは新人さん?」

「はい、新人のルーシィです!って週刊ソーサラーの大人気グラビアモデル『ミラジェーン』さん!?出会えて光栄です!!」

私と一緒にモコモコの中にいたのはグラビアモデルのミラジェーンさん!私の憧れの人!

94:リリィ:2017/09/19(火) 06:38 ID:8pI

中3で修学旅行か……
良いねぇ、福岡って大体楽しい学年行事は中2で終わっちゃうんだよ
しかも一日目が京都(グループ行動)
二日目がUSJだよ?行かなかった自分を恨んでるもん!
おきな………ちぇるちぇるランドww
行ったことないけど随分遠いね……
それとリリィ姉さんだなんてよせやいwwタメでいいんだよ


桜の小説どっかで見たことあるんだよねぇ…
思い出せない、でも桜が書いてたんだね!この小説好きだから頑張れ!

95:桜◆kk:2017/09/19(火) 15:45 ID:8Hw

分かった。リリィ姉さんじゃなくて、リリィさんって呼ぶわ笑笑

確か、このスレの6で書いてたはず。名前も違うし、書き方も違うけどね笑

96:桜◆kk:2017/09/19(火) 17:42 ID:8Hw

「私を知ってるの?嬉しいわ!あなた、星天竜よね?ギルドマークは何色でどこがいい?」

私の異名、なんで知ってるの!?

週ソラの取材には一度も出た事がない。だから私の異名を知ってるのは数少ない。

その中にミラジェーンさんが入っていたなんて感激!!!

「ギルドマークはピンクで右手の甲で!」

「うふふ。分かったわって言いたいんだけど、まずはこのモコモコを消してほしいな。あと、名前もミラでいいわ!ジェーンはいらない」

「はい!でも、やっぱ憧れだし〈さん〉は付けたいな…」

「はぁ…!星点竜…可愛すぎ!いいわよ、ミラさんで!」

「やった!私も星天竜じゃなくてルーシィでいいですよ!」

「ルーシィね!」

私とミラさんは仲良くなって、さっきの恥ずかしいのも忘れた。

「アリエス、ありがとう!」

「はい〜。また呼んでくださいね〜。すみませぇ〜ん。」

アリエスを閉門して、モコモコを消した。すると、さっきの変態がボコボコになってる。

「あ、ルーシィ!!見ろよ!お前の代わりに殴っといたぜ!」

「あはは!ありがとう!!お陰でスッキリしたわ!!」

「おうよ!!」

「そこの猫ちゃんはギルドマークどこに付けたい?」

「ボクは白で背中!」

「分かったわ」

私とソラは本当に妖精の尻尾の仲間になると思うと胸が熱くなった。

そして大きな人が来た。ってかデカすぎ!この人は怖いのか、うるさかったギルドが一瞬にして静かになった。ソラなんて震えてミラさんの頭の後ろに隠れてる。

「あら、おかえりなさい。マスター。」

マスター!? この怖そうな人が!!?

「ミラ、そこの女と猫は?」

「新しく入ったルーシィです。それとソラ。」

「ほほう…」

マスターはミラさんから私達が何者なのかを聞くと体が縮んで…


体が縮んでぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?




「よろしくね!」

と言った。っつーか、

「ちっさ!!」

ちっさい!!ハッピーやソラよりも大きいかなぐらいじゃない!?

97:桜◆kk:2017/09/19(火) 17:48 ID:8Hw

そのあと、妖精の尻尾がやってきた破壊はほとんど、ナツがやってる事を知った。でもね?マスターは

「評議員なんてクソくらえじゃぁ!!」

って言ったの。評議員と仲悪いのかな?

「いいか、理を越える力は理の中より生まれる。魔法は奇の力でなんかではない。我々の内にある気の流れと自然界にある波長が合わさり、初めて具現化されるのじゃ。
それは精神力と集中力を使う…いや、魂を注ぎ込む事が魔法じゃ。上から覗いてる目ン玉気にしてちゃ魔導は進めん。評議員のバカ共を恐れるな。自分の信じた道を進めぇい!!
それが妖精の尻尾の魔導士じゃぁぁぁ!!!」

マスターはそれだけ言うとまたどこかへ行ってしまった。

皆はまたうるさくなったけど…私は動けなかった。

マスターの言葉が胸に響いたから。

なんてギルド(家族)を思っている人だろう。

血は繋がってなくても、産まれた場所が違っても、ここにいる皆は家族なんだ…そう思った。

私の家族はママとアルシェリーネとソラだけだと思ってた。

でも、新しい家族もいいかも…!!

「…ナツ」

「お?」

「私を…、私とソラを妖精の尻尾(ココ)に連れて来てくれてありがとう!!!」

「っ、おう!!」

ナツ、本当にありがとう。

私、ココに来て良かったと思う。

それは、ナツに出会ったからで、ナツに惹かれたから。

最初は火竜を探してただけなのにね

人生って、おもしろい!!

98:桜◆kk:2017/09/19(火) 18:02 ID:8Hw

しばらく感動に浸っていると、ナツに勝負を吹っかけられた。

「ルイージ、勝負しようぜ!!」

「ルーシィよっ!!…いいわよ!私も火竜に興味あるしっ!」

火竜の話は噂でしか聞いたことがなかった。

だけど、火竜(あんた)がここにはいる。

確か、勝負を吹っかけられたら、失礼のないように本気でやるのよね?

アルシェリーネ






『遅いぞ。相手を見ろ!』

『見てる!体術なんていらないじゃん!』

『体術とはな、無駄な体力を使わずに相手を倒せるから教えてるんだ。』

『それって、アルシェリーネがいつも言ってる勝負を吹っかけられたら、失礼のないように本気でやる、じゃなくない?だって魔法こそが本気じゃん!それに、星霊たちもいるし!!』

『…魔力が尽きたとき、お前はどうする?』

『え?』

『勝負を吹っかけられ、自分の魔力が最後まで待つとは限らない。しかし、勝負を受けたら、悔いのないように戦わなければならない。』

『…』

『魔法が本気なのではない。己の体術こそが本気なのだ。それを忘れるな』

『もしそれを忘れちゃったら?』

『そのときは、お前と共に舌を噛み切って自害してやろう』

『なんでアルシェリーネも?』

『…それが親の務め、だからな。』

『っ!』

『再開するぞ、ルーシィ。人間の姿でいるのも飽きて来てるんだ』






はっ!私はなに昔の事思い出してんのよ!

とにかく、まずは魔力が充分にあるから、尽きるまで星霊と一緒に戦うわ!!

…あ、今日って火曜日じゃない!!

アクエリアスが呼ばない〜!!!!

99:リリィ:2017/09/19(火) 18:19 ID:8pI

リリィさんってww
普通にしておくれ、まぁ呼び名は何でもよろしいよ(^ ∀ ^)

100:リリィ:2017/09/19(火) 18:39 ID:8pI


「だ、だからな?あのまんまのんびりしてたら周りがうるせぇんだよ!」

「………あらそう、あたしには関係無いわ!それにしても人目気にするのねナツでも」

「オレだってたまには周りを見るぜ」

「たまにはなのね」


フッと馬鹿にしたようにルーシィは鼻で笑いスタスタと歩く
いつの間にか森に入って居たのをやっとの事で気付き日が落ち始めている方向に向かって歩く
後ろから足音がするから多分ナツも来ているのだろう…


「なぁルーシィ、お前家の方向わかってんのか?」

「失礼ね!ずっと住んでんだから当たり前でしょ」

「確かにそうだな」

「それより!いつまで着いてくる気なの!?部屋には入れないからね」

「残忍だな、ルーシィは……着いていくのはいいのにそのまま放置するなんて」

「あたしが自分から誘ってる訳じゃないから別に良いでしょ!」


ルーシィはプイっとそっぽを向いて歩くスピードを速めた
それでもナツは平然と着いてくるので自分の全体力を使うつもりで走ると流石に疲れたのか着いてくる速度は遅い

このまま行けば大丈夫、省ける

そう思って前を向き走る事だけに専念しようとしたときいつのまに追い付いたのかナツがルーシィの片手を掴みグイッと自分の胸板に引き寄せ腕の中に閉じ込めた

101:桜◆kk:2017/09/19(火) 21:00 ID:8Hw

私とナツの勝負は、賭け付き。みんなはナツに賭けてるっぽい

「ナツ、どこで勝負する?」

「ギルドの外でいいんじゃねぇか?」

「分かった!私が勝ったら私の言う事なんでも聞いてねっ!!」

「おうよ!オレが勝ったらオレの言う事聞けよっ!!」

「もちろん!!」

私とナツはみんなを外へ避難させて、中にいるのは変態とミラさんとハッピーとソラ、エルフマン、レビィさん、ラクサスって言う人。(ラクサスは不良化しない設定!)

「今からナツVSルーシィの勝負が始まりまーす!実況はミラジェーンです!解説はレビィ!よろしくねー!」

「よろしくー!どっちもがんばれ!」
「では!GO!!」

ゴォン

勝負の鐘と共にナツが突っ走る。…我慢しろっての。

「火竜の鉄拳!!」

いい炎してるわね!でもね

「遅いっ!」

私はナツの攻撃を余裕でかわした。

「なにっ…!?」

あららー、ナツー。余所見はダメよねー?勝負の基礎よー?

「開け!金牛宮の扉!!タウロス! 」

「MOぉぉぉ〜〜!!!」

タウロスは、一瞬の隙を突いてナツを壁に叩きつけた。だ、大丈夫かしら…壁

「やるな…けど、火竜の翼撃!!」

さすがナツ!!最高よ!

「それでこそ、ナツよ!まだまだ甘いけどね!でもあんた…」

「…?」

「私が勝負して来た奴の中では1番最高!!」

「っへへ、当たり前ェだろ!!」

私はナツの翼撃をバックテンで避けた。

可愛くて強いって最高!私、すごくいい女ね!

「タウロス閉門!
開け!獅子宮の扉!!ロキ!」

「ルーシィの騎士、参上!」

102:桜◆kk:2017/09/20(水) 00:56 ID:8Hw

「ろ、ロキィー!!?」

「悪いね、ナツ。僕は妖精の尻尾の魔導士だけど、ルーシィの星霊でもあるんだ。ってことで、獅子王の輝き!!」

「うおっ!」

ナツが間一髪で、ロキの攻撃を避ける。

「どうしてルーシィは滅竜魔法を使わないのかしら」

「ルーちゃんなりのこだわりがあるんじゃない?ルーちゃんの力は、ナツと互角って感じだね」

レビィさんとミラさんの実況が聞こえる。

確かに、こだわりはある。

私は滅竜魔導士だけど、元々はただの星霊魔導士だった。そこで、アルシェリーネに出会っただけだから、私は奥の手として滅竜魔法を使用する。

「悪ィなロキ!火竜の鉤爪!!」

「ぐはっ!」

なんてことを心の中で思ってると、ロキにナツの攻撃が当たった。

「ロキ!!ッロキ、閉門!!!」

まさかロキがやられるとはね…!計算外だわ!

でも、私には魔力が少ない。今日が水曜日ならアクエリアスを呼べるのに!!

…あと咆哮5回、奥義が1回ってとこね。ナツには私の倍以上の魔力を持ってる。

「星天竜の…」

「火竜の…」

「「咆哮!!!」」

お互いの咆哮がぶつかり合う。負けないように魔力を継ぎ足して、威力を上げながら。

「…咆哮が消えたとき、勝者が決まる」

103:桜◆kk:2017/09/20(水) 01:39 ID:8Hw

咆哮が消えて、見たときにはもうナツもルーシィも立ってなかった。

「…引き、分け…?」

ピクン

ルーシィの指先が微かに動き、ナツの指先も動いた。

立ち上がったんだ、2人共

「アンタも…咆哮で来るとわね…」

「へっ…お前もな…ルーシィ」

ヨロヨロの2人は、お互いの顔を殴った。魔法のない、ただの拳で

「ぶっ、あう、うっ、あ、」

「ぐふっ、ぶっ、ぐ、は、」

殴り合いを続けるだけの勝負。ルーシィは渾身の力を入れて、ナツに蹴りを落とす。

「ぐはっ!!」

「あたしの…勝ち、ね…?」

「くそっ…」

ナツが倒れ、その後にルーシィも倒れた。

ルーシィが勝った。

「おいナツ!ルーシィ!!」

「ナツ〜!ルーシィ!」

ハッピーと一緒に2人に駆け寄る。ボロボロの2人は疲れたのか眠っていた。

「2人を医務室に運びましょう。グレイ、エルフマン、手伝って!」

オレはルーシィを、エルフマンはナツをそれぞれ運ぶ。傷の手当てはミラちゃんがした。

「すごかったわね、2人の勝負」

「うん。ルーシィは、元から魔力が少なかったけど、ここまで追い詰められたのは初めてだよ。…ナツって何者?」

「ナツはただの火竜だよ!あい」

ソラとハッピーの話を聞いてる限り、特にこれといった気になる話はない。

「ん…あれ、ここは…?」

「ここはギルドの医務室よ」

ルーシィが目を覚ました。

「そうですか…あたし、火竜に勝ったんだ…」

弱々しいが、嬉しそうに笑うルーシィにオレは、目を奪われた。

104:桜◆kk:2017/09/20(水) 08:26 ID:8Hw

ナツが目を覚まさない。

あたしは覚ましたのに、ナツは1日寝たまんま。死んだりしてないよね?死んでたら、即破門だよね?やばい!!

あたしは最終手段を取ることにした。

「ヌワァァァツゥゥゥ!!!」

医務室に入って、大声でナツの名前を呼ぶ。そして、マフラーを引っ張って揺さぶる。

「ナツ!!起きて!起きなさいってば!つか起きろ!!ナーツー!!」

「ねえねえルーシィ」

「なによハッピー!!」

「ナツ起きたけど、ルーシィのせいで寝ちゃったよ。…違う意味で」

ハッピーの言葉を聞いて、ナツを見るとぐったりしている。しまった!揺さぶりすぎた!!

「る、ルーシィ…起きるから…酔う…うっぷ」

「ナツ!おはよう!!」

「…おはようこざい、マス…」

その後ナツは完全復活したようで、修行だー!とか言ってハッピーと一緒にどこかへ行った。

105:桜◆kk:2017/09/20(水) 10:27 ID:8Hw

「お前はナツと行かなくていいのか?」

「修行?そうねぇ…あんた、体術いける?」

「体術?まァ一応は…」

「じゃ、付き合って!!」

オレとルーシィは、組手を交わすことになった

「あんたの体冷たっ!!」

「オレは氷の造形魔道士だからな」

ルーシィの拳がオレの手で受け止められたとき、ルーシィは拳をひいた。

「ふーん…なにが作れるの?」

オレはギルドマークを氷で作った。すると、ルーシィは目を輝かせて覗き込む。

「きれい…!」

人に自分の魔法を褒められるのはよくあるが、オレはこのときが1番嬉しかった。

「あんたって変態の癖にすごいわね!」

「うるせえよっ!!」

ルーシィについついツッコミを入れるオレ。確かに変態と思われることはしたかもしれないけども!!

「でも、すごいじゃない。」

「…オレにとっちゃなんでもねェけどな」

「そうかもしれないけど!!でも、きれいな魔法っていいじゃない!素敵!!」

「そーかよ」

「そーよ!ってか、早く続きしましょ!グレイ!」

「はいはい」

初めて名前を呼ばれた瞬間だった。

106:リリィ:2017/09/20(水) 15:08 ID:8pI

桜ここの人増やしたい?
今二人だけでしょ?ここに書き込んでるの……
だから桜が二人で寂しいなら私のサイトで宣伝するよ

107:桜◆kk:2017/09/20(水) 20:42 ID:8Hw

確かに寂しいねぇ…私は今、毎日来れてるけどこれもいつまで続くか分かんない。

よし、宣伝お願いします!!守るって決めたから!あとリリィのサイトに遊びに行きたい(*´꒳`*)

108:リリィ:2017/09/20(水) 21:11 ID:8pI

OK!宣伝するね


……私のサイトだと!?
来ても良いが面白くないぜ?
それでも行くのかい?

行くのなら普通にナツルーで検索してフォレストのナツルーキーワードが出てくると思うからそこの【妖精の物語】が私のサイトだよ

一番手っ取り早く行く方法はpixivの私のプロフィールから行けると思うな

109:匿名さん:2017/09/20(水) 21:28 ID:8pI

http://id11.fm-p.jp/582/ued76snr777/
これでいけるかな?試しに書き込む………

110:リリィ:2017/09/20(水) 21:33 ID:8pI

ごめん、上の私

111:桜◆kk:2017/09/20(水) 22:28 ID:8Hw

秒で遊びに行って来た

112:桜◆kk:2017/09/20(水) 22:46 ID:8Hw

「ナツ!グレイ!大変だ!!エルザが帰って来た!!」

ギルドに入ってしばらくした後、ロキが珍しく慌てていた。

「エルザ…?」

「ルーシィは知らないのよね。エルザのこと」

ナツとグレイも慌て始めたし、周りのみんなも慌てる。

「今戻った。マスターはおられるか?」

「おかえり!マスターは定例会よ」

エルザさんはなんだか風紀委員長みたいな人だけど…ナツたちは気にしてなさそう

「ナ…ツゥ!!?」

ナツとグレイは汗をダラダラ流して肩を組んでいた。しまいには、ハッピーみたいになってる…

「仲が良いのは良いことだ。…ところで、君は…」

「あ、新人のルーシィです!」

「君がルーシィか!確かナツに圧勝したという新人だな」

なにその尾ヒレ!!勝ったけどギリギリですけどー!!?

「ナツ、グレイ、そしてルーシィ。実は3人に頼みたいことがある。」

ナツとグレイは分かるけど、なんであたしも?これには、ハッピーとソラも分からないといった顔をしている。

「仕事先で少々厄介な話を耳にしてしまった。本来ならマスターの判断をあおぐトコなんだが、早期解決が望ましいと私は判断した。3人とも、ついてきてくれるな」

それだけ言うと、エルザは去って行った。

これにはさすがにナツとグレイも驚いてる…ミラさんの方をチラリを見ると、少し興奮しているようだった

「エルザと…ナツと…グレイ…そして、ナツと互角に戦ったルーシィ…。今まで想像したこともなかったけど…これって妖精の尻尾最強チームかも…」

エルザには悪いけど、いきなりすぎるわ!!あたし、仕事はナツとしか行ったことないもん!いきなり最強チームとか言われても…

「ルーシィ!!!」

「にゃ、にゃによ…ショラ」

いきなり顔に衝突して来たソラ。ソラは少し離れると、真っ直ぐあたしの目を見た。

「行かなきゃ!この仕事、行くべきだよ!!」

「はァ!?なんでよ!」

「分からない…けど行くんだ!たとえナツとグレイが行かなくても、君だけでも行かなきゃならない!!!」

113:桜◆kk:2017/09/21(木) 01:12 ID:8Hw

ソラに言いくるめられて、結局行くことになった。

それにしても、さっきのソラの必死さはなんだったのかしら

ギルドを出て少し日用品の買い足しに行く。すると、馬車が暴走してた。馬車が向かう先には男の子が2人。

「危ない!こっちよ!!」

男の子は金髪をしている子と黒髪の子だった。2人は泣きそうな顔をしてて、ほっとけなかった

このままだと、3人とも引かれる!

「星天竜の鉄壁!開け!処女宮の扉!!バルゴ!」

鐘の音と共にバルゴが出てくる。

「お仕置きですか?姫」

「違うからッ!バルゴ、この子たちを安全な場所へ!」

「了解です」

バルゴは2人を抱えてどこかへ行った。私は何とか、星の大河を使って馬車を止めて、バルゴの場所に向かった。

「バルゴ!」

バルゴたちがいたのは近くの公園。男の子2人はさっきよりはマシな顔になっていた。

「あんたがオレたちを助けてくれたのか?」

黒髪の子は私の服をちょんちょんと引っ張って喋り掛けてきた。

「まあね。あんたたち、名前は?あたしはルーシィよ」

「オレはスティング!」

「オレはローグだ」

金髪の子はスティング。黒髪の子はローグ。

スティングとローグは急に真剣な顔になって私に聞いてきた。

「ルーシィ、星天竜って知ってるか?」

「オレらはその人に弟子にしてもらおうと思って来たんだ。知らないか?」

あたしに弟子入り…?ってことは、この子たちも滅竜魔導士なのかしら

「…星天竜の名前はルーシィ、よ」

すると、2人は驚いた顔をした。そして、顔を険しくして言ってきた。

「ルーシィ!オレらを弟子にして!」

「頼む!ルーシィ!!」

「なんであたしの弟子になりたいの?」

「オレはナツさんを越えたいんだ!」

「オレはガジルを越えたい!」

ガジル・レッドフォックス

ウチと仲が悪いことで有名な幽鬼の支配者の鉄の滅竜魔導士

「……」

「……」

あたしはしばらく2人の目を見つめていた。

「…ただ弟子入りしたいってだけじゃダメよ。そんな人たちはいっぱいいる。自分の目標を持ってて、自分の意思をちゃんと持ってる人じゃないとあたしの弟子は務まらない。」

「「…!」」

2人の目には、道がある。光り輝く道が

「合格、よ。」

あたしが弟子入りを認めると、険しかった二人の顔が一気に花が咲いたように明るくなった。

「やったーっ!!そう言えば、ルーシィはナツさんより強いの?」

「ガジルよりも?」

「ナツには勝ったけど、ガジルとはやったことないなー。ま、私が勝つわ!」

「ひゅー!カッコいい!!」

「弟子っていっても、特別な修行とかはないわよ?あたしが星天の竜に教えてもらったことをあんたたちにも教えるだけだから!」

「「おうっ!!!」」

114:リリィ:2017/09/21(木) 17:29 ID:8pI

私のサイト行っても面白く無かったでしょ?
最近更新してないし…

それと宣伝しても人増えなかったらごめんね!

115:リリィ:2017/09/21(木) 17:51 ID:8pI



「………は、離して!あたしは帰るのぉぉぉお!!」

「絶対離さねぇよ、お前はオレといればいいだろ!そしたら皆に見えるんだぜ?」

「なんで惚れてもない男と一緒に居なきゃいけないのよ!それにあたしは今のままでも良いの、ほっといて」


ルーシィはナツの腕の中で暴れるがそこは男と女の単純な差のせいかピクリとも動かない
さらに強く抱き締めてくるだけだ
もう無理なのかと思い諦めて大人しくすると腕の力が抜けた気がしたルーシィは逃げようと腕から離れ反応の遅かったナツがポカンと口を開けて固まっているのを確認し走ってその場から逃げ出した
先程までに包まれた暖かい温もりに恋しくなりながらも


ーこ、恋しくないわ!あんなのただ暑いだけよ。
しっかりするのよルーシィ!あたしはあいつなんかの温もりは恋しくないんだからね!!


一人走りながら自分に言い聞かせ自分の足が疲れてきた所で近くの木を背もたれにして目をつむる
疲れたのか意識は暗闇へと堕ちていった



「オレの鼻をなめるなよルーシィ……
置いて行きやがって見付けたら抱き枕にしてやる」


ナツは置いて行かれたことに不満を持ちながら自慢の嗅覚で甘い匂いを探す


「………なんでこんなに無防備に寝れるんだ?魔物がいる森なのによ」


やっとのことでルーシィを見付けたナツは木を背もたれにして気持ち良さそうに寝ている彼女に呆れながら仕方ないと呟き前からルーシィを抱き華麗な肩に顎をのせ自分も寝ようと目を瞑った

116:桜◆kk:2017/09/21(木) 23:12 ID:8Hw

「ここ、あたしんちだからいつでも来て。明日から仕事だから見れないけど、好きに使ってくれてもいいから」

スティングとローグにあたしの家への地図と合鍵を渡しておく。

「好きに使っていいって言ったけど、物壊したり、部屋を汚したりしたら…」

「「したら…?」」

声が低くなったルーシィに、2人は唾を飲む。

「あたしが特別に実戦稽古を付けてあげるわ…死んでも責任は取らないわよ」

「「は、はいぃぃ!気を付けます!!」」

ビシッと敬礼ポーズを決めた2人に、ルーシィはクスッと笑う。

「じゃあね」

スティング、ローグ…あなたたちに教えることは少ないけど、ナツと鉄竜のガジルを超えられる為の協力はするわ

「ただいまー!ってあたしの部屋ーー!!!」

「よォ、ルーシィ!」

「おかー」

「おかえりルーシィ!」

「なんであんたたちがいるのよー!!」

家に帰ってあたしの部屋に入ると、ナツとハッピーがいた。あたしは即座に2人を足で壁に埋め込む。

「まったく…ちょっとお風呂入って来るわ」

お風呂に向かってドアを開けると、グレイが入っていた。

「不法侵入ーーー!!!!しかも人んちの風呂入るなッ!!」

あたしは思い切り顔を蹴ってやる。ナツといいハッピーといいグレイといい、なんだってのよ!

117:桜◆kk:2017/09/21(木) 23:13 ID:8Hw

大丈夫だよ!2人でもがんばっていこう!!

118:リリィ:2017/09/22(金) 17:34 ID:8pI



ーーチュンチュン


雀の鳴き声が聞こえルーシィは重たい瞼をあげる
そして暖かいナニかに包まれてる感覚があるのを今は無視し、そのナニかの一部に頬を擦り付ける
お日様の匂いと小さく呟き再び目を閉じようとしたら目の前のナニかが急に動き出した


「おいルーシィ、寝るのか?もう朝だぞ」

「う〜ん、眠いから寝かせてナツ」


聞き覚えのある声にルーシィは無意識に名前を呼ぶが何かが引っかかり考える

ーナツ?今あたしナツって言った?

パチリと目を開け先程何かに包まれてる感覚がナツだと理解したルーシィは顔を赤くさせ逃げようと暴れるが離してくれる筈もなく、それどころか彼女が暴れれば暴れる程強く抱き締めてくる


「起きるの遅いな、ルーシィは」

「う、うるさい!取り合えず離してくれるかしら」

「断る!離したらお前また逃げるだろ?」

「当たり前じゃn………ううん逃げないわ!」

「嘘つけ!今当たり前って言ったから信用ならねぇな」

「うっ………良いから離せぇぇぇえ!!」


ルーシィの大きい声にビクッと大きく反応したナツだったが腕の力は緩むことはなかった

119:リリィ:2017/09/22(金) 17:40 ID:8pI

そうだね!のんびりと待ってたらきっと誰か来るよね(^ ^)

120:桜◆kk:2017/09/22(金) 20:29 ID:8Hw

うん!ポジティブにやっとこ!!

121:桜◆kk:2017/09/24(日) 00:32 ID:8Hw

「で?何しに来たの?」

「おいらたちはチームの絆を深めようと思って来たんだよ」

「しかし、女子の部屋にナツとグレイを泊めるのは気が引けるからな。私も泊まることにした」

「あんたいつからいたの…?」

エルザもいつの間にか来てて、紅茶を飲んでいた。てゆーか、ナツとグレイは泊まるの確実なのね…

「それにしても…お前たち、少し汗臭いぞ。風呂に入ってこい」

「風呂ォ?」

「めんどくせえ」

いや泊まる前提で話をしないでくれる!?あたしまだいいわよ、なんて言ってないしっ!

「ならば、久しぶりに一緒に入るか」

「「!!」」

あんたたちの関係性ってなに!!?姉弟!?

「ルーシィも一緒にな」

「あたしを巻き込むな!!」

「入らないのか?チームだろう」

「入らないわよっ!!チームだとしても!」

「「……」」

「あんたたちは何残念そうな顔してんの!!」

結局、お風呂は1人ずつになった。あいつらと一緒にいたら、あたし猿になりそう…

「そうだ、ルーシィに確かめたいことがあるんだった」

「オレもだ」

「なに?私もだ」

ナツとグレイとエルザが、真剣な顔であたしに近付いて来る。

「ルーシィ…」

「な、なによぉ…」

ナツの低い声に少しドキッとする。

3人は、あたしを抱き締めた。

「へ!?」

「「「……」」」

なに?なんなの?なにを確かめてんのよ!!

「やっぱりそうだ…」

「ああ…」

「ルーシィの近くにいると、心が暖かくなる。いや、胸が熱くなると言った方がいいか」

「どういうこと?」

あたしから離れた3人は、納得したような顔でソファに座る。

「勝負したときも」

「組手を交わしたときも」

「初めて会ったときも」

「「「胸が燃えるように熱かった」」」

どういうことよ〜…

胸が熱くなるってなんなの?

「ルーシィにはないの?」

「…分からない。ギルドに入ってから、胸が熱くなることなんて、たくさんあったわ」

ハッピーは悲しそうに耳と尻尾を下げた。

「初めてギルドに来たとき、胸が熱くなった。ナツと勝負したときも、グレイと組手を交わしたときも、エルザに初めて会ったときも、まだまだあるわ…」

胸が熱くなることはきっと、これからもたくさんある。

「でも…この胸の熱さは、なんていうか…胸の中で何かが暴れてるの。ここから出せーって」

「それだ!何かが暴れてんだ!!オレは守りたいんだってな!」

「ナツの言う通りだ。何かを守りたがってる。私の胸の中にいる者は」

「ああ。何かが何かを守りたがってる。」

なんか、不思議な感じね〜

これが、仲間(かぞく)なのかな?

122:桜◆kk:2017/09/24(日) 21:24 ID:8Hw

ーーー時は1000年前の東洋に遡る。



「おいババア。白虎(ビャッコ)と玄武(ゲンブ)はまだか?」

「うるせージジイ!おらが知るわけねーよ!」

「わしから見たら、2人ともガキじゃぜ?」

「「来たなクソジジイ」」

「誰がクソジジイじゃクソガキ共!!」

「遅くなってすまない。青龍(セイリュウ)朱雀(スザク)白虎。」

ここは神の国。彼等は神の社に呼ばれていた。

春と東を守護する青龍。夏と南を守護する朱雀。秋と西を守護する白虎。冬と北を守護する玄武。

彼等は四神と呼ばれる、偉大な神である。

「玄武の兄貴!今日はなんでおらたちを集めたんだ?」

「…この国は、いずれ滅びるだろう。」

「「「っ…」」」

いきなり過ぎる玄武の言葉に、3人は驚く。

「ここは神の国じゃぜ?そう簡単に滅びるとは思えんがのぅ…」

玄武は社にあるイスに座った。眩い金の装飾が施されており、他の3人も座り込む。

「鳳凰殿による予言だ。これから1000年程先の未来が見えたらしい。」

「それが神の国の崩壊ってことじゃな」

「ああ。しかし、私たちが滅べば人間の世界も滅ぶだろう。それは阻止しなければならない」

「何か考えがあんのか?鳳凰殿の予言は確実だろ?」

「…人間の中に潜む。」

玄武の言葉に、面食らう3人。人間界では確かに生きることは出来ない。だが、人間の中でも生きれるかどうかは分からないのだ。

「おいガキ。お前の考えも分かるが、あの伝説はどーなる。」

「あの伝説なら、もう見つかっている。しかし、1000年後の西洋の者たちだ。だから私たちは、1000年先、そのまた1000年先まで生きる」

「…分かった。青龍、朱雀、お前らはどうするんじゃ?」

「おらは玄武の兄貴についてくぜ!もちろん、このアホもな!」

「巻き込んでんじゃねー!クソアマ!!」

「ありがとう。」


四神を従わせ、星と共に生きる巫女

炎を操る竜の子、悪を滅する氷の子、竜から生まれた妖精に出会い、巫女は成長するだろう

巫女の名はーーー

123:リリィ:2017/09/24(日) 23:56 ID:8pI



あのあとナツが離してくれない事を悟ったルーシィは仕方なくナツを自分の家に入れようと話し、やっとのことで自分の家に帰れるとはしゃぎながら家のある方向へと歩いていた


「着いたわ………」

「おぉ!!なんか早くね?オレの時は結構時間くったぞ」

「近道があるのよ」

「そうなのか、オレにも……」

「却下………あたしだけが知ってれば良いの」


ルーシィの家に着きマグノリアへ帰る時よりもこちらに来る方が時間が早いことに気付きルーシィに聞くが当たり前のように近道があると返された
興味津々のナツが近道を教えて欲しいのを悟ったのか即答で断られ拗ねるも今は彼女の部屋が見れるので良しとしよう
そう思いルーシィに目を向けると……

124:桜◆kk:2017/09/28(木) 11:59 ID:8Hw

>>84の続き

「ご、ごめんなさい…私のせいで迷惑かけちゃって…」

「まったく…おバカな子ね。パパもママも、あなたたちと一緒にいる時間は少ないかもしれないわ。お仕事もあるしね」

ママは私を抱き締めたまま、話を始める。

「だけど、ママとパパに遠慮せずに甘えなさい。」

ママとパパと話す時間は少ない。お仕事が忙しいから。それでも、私とスティングを気遣ってくれる。

「たまにしか聞けないかもしれないけど、わがままも言っていいのよ」

ママと一緒にいると、何故か嬉しくて、胸があたたかくなるの。

そしてどこか、懐かしい。

「ミラ、ルーシィ」

「エルザ!」

「ミラ、今日はお前もラクサスもウチに泊まっていけ。ジェラールもそう言っている。」

「そう…?じゃあ、お言葉に甘えようかしら」

ママとエルザちゃんが部屋を出ると、頭痛が私を襲って来た。

頭の中に、人がいる。桜色の頭、青い猫、緋色の髪に鎧の人、謎に裸の人、青い髪の女の子、白い猫…

その人たちの顔は、霧でよく見えない。

「ふぇありー…てい、る」

頭に浮かんだ文字を口に出してみる。

フェアリーテイル 妖精の尻尾

「るーしぃ…はーとふぃりあ…」

ルーシィ・ハートフィリアって誰?ルーシィは私よね、?

「なつ、どらぐにる…はっぴー…いぐにーる、さらまんだー…」

次々と言葉が出てくる。どれも知っているようで知らない。てか、ナツってナツ・フェルナンデスじゃないの?

「ぐれい、ふるばすたー…えるざ、すかーれっと…さいきょうちーむ…」

分からない。でも分かる。この人たちのこと、知ってる。

「おうどうじゅうにもん…せいれい…ッ!アクエリアス!ロキ!バルゴ!キャンサー!スコーピオン!カプリコーン!サジタリウス!アリエス!ジェミニ!タウロス!」

思い出した。

全部。

ナツ・ドラグニルも、ハッピーも、グレイ・フルバスターも、エルザ・スカーレットも、最強チームも

黄道十二門の星霊も、妖精の尻尾…ギルドも

「なんで忘れてたのよ…あたし…」

あたしの頬に、涙が伝った。

125:桜◆kk:2017/09/28(木) 13:48 ID:8Hw

>>122の続き

私たちが最強チームで仕事を終えて、ギルドに帰ってくると、ギルドはめちゃくちゃになっていた。『幽鬼の支配者』の鉄竜のガジルの仕業によって

更には、ルーシィまで拉致されてしまった。

「戦争じゃああああ!!!」

幽鬼とルーシィ奪還の為に激突したが、マスターの負傷により、撤退。

ルーシィは奪還できたが、大きな戦力を失った。そして、ルーシィの話をみんな聞いて各々感じることはあるだろう。

マスター不在で戦うのは無謀だ。ラクサスも仕事でなかなか帰れそうにない。

マスターがジョゼのところへ行ったときに、私が付いて行っていれば…

情けない!!!私のせいだ!!!!!

「っファントムが攻めて来たぞー!!」

外に出てみると、ファントムがギルドごと攻めて来た。更には魔導集束砲を撃ち込もうとしている。

「ギルドはやらせん!!!!」

換装・金剛の鎧

命に代えてもルーシィを、ギルドを、仲間を守ってみせる!!!!

「エルザ!!」

「ナツ!ここはエルザを信じるんだ!」

「うあ…」

お前たちが信じてくれるから、私は本気を出すことができる。

「エルザーーーー!!!!!!」

なんとか魔導集束砲を塞ぐことができた。しかし、私の体はボロボロだ。

「マカロフ…そしてエルザも戦闘不能…これで貴様らに凱歌はあがらねぇ」

私がやられた、だと?凱歌はあがらない?

なにを言っているんだ、あいつは

「さあ、ルーシィ・ハートフィリアを渡せ。今すぐだ」

「誰が渡すかー!」

「仲間を敵に差し出すギルドがどこにある!」

「ルーシィは仲間だー!!」

「そーだ!そーだ!!」

「あたし…」

ほら見ろ。私以外にも妖精の尻尾はたくさんいるんだ。

そして、私もまだ戦える!!!

「仲間を売るくらいなら死んだ方がマシだっ!!!!」

すると、私の胸から白い光が出て来た。

「貴様の巫女と仲間を想うきもち、私がしかと受け取ったぞ」

その光は、鎧を纏い、亀の甲羅を背負い、少し長い白い髪を結った男となった。

「貴様は少し休んでいろ。私が貴様の仲間を守ってみせる。」

「…いや、私も戦える。お前の名は?私は…」

「エルザ。ずっと貴様の中にいたんだ。全て知っている。私は玄武だ。」

こいつが何者かは分からない。なぜ私の胸から出て来たかも。

しかし、ルーシィと仲間を守れるなら、共闘しようじゃないか。

126:桜◆kk:2017/09/28(木) 14:49 ID:8Hw

オレたちが最強チームで仕事を終えて、ギルドに帰ってくると、ギルドはめちゃくちゃになっていた。『幽鬼の支配者』の鉄竜のガジルの仕業によって

更には、ルーシィまで拉致られた。

「戦争じゃああああ!!!」

幽鬼とルーシィ奪還の為に激突したが、じーさんの負傷により、撤退。

ルーシィは奪還できたが、大きな戦力を失った。そして、ルーシィの話をみんな聞いて各々感じることはあるだろう。

でもオレは、ルーシィを守る。

じーさん不在で戦うのは無謀だ。ラクサスも仕事でなかなか帰れそうにない。

そして、ファントムはギルドごと攻めて来やがった。魔導集束砲付きでな。

それからエルザがオレたちを守った。そのとき、エルザの胸から男が出て来やがった。

とにかく、次の特大ジュピターを今度はオレたちが塞ぐんだ。あと15分ある!!

「雨…」

「しんしんと…そう、ジュビアはエレメント4の一員にして雨女…しんしんと…」

オレの前に現れたのは、エレメント4の雨女。こいつを倒せばいいんだな

「まさか、2つのエレメントがやられるなんて思わなかったわ。しかし、ジュビアとアリアは甘く見ないことね」

エルフマンとナツか…?

「悪ィけど、女だろうが子供だろうが仲間を傷付ける奴ァ、容赦しねぇつもりだからよォ」

すると、雨女は顔を赤くして負けを認めやがった。どーゆーことだよおいっ!!!

「水流拘束!!」

こいつの魔法は水流(ウォーター)か…

127:桜◆kk:2017/09/28(木) 17:22 ID:8Hw

オレは水の檻を凍らせて破壊する。

雨女に攻撃しても、あいつの体は水でできてるから全く効かねえ…!

くそっ、このままじゃぁジュピターが!!

「ジュビアは、ルーシィとあなたを傷付けたくない。」

「は?」

「ジュビアはルーシィが好きだから、傷付けたくない。マスターのやり方も、本当は反対」

こいつは何を言ってんだ?味方…なのか?

「今ならジュビアがマスターに頼んで、ルーシィだけを引き取って退いてもらう。仲間を傷付けられたら、ルーシィも傷付くから」

「オイ…ふざけたこと言ってんじゃねえぞ。お互い引けねえトコまできてるだろうが」

ルーシィを渡せばオレたちは傷付かずに済む、だァ?そんなの、逆に傷付くわ

「ルーシィは仲間だ。命に代えても渡さねえぞ」

すると、雨女は激怒した。熱湯がオレを襲う。

「恋敵…あなたはジュビアの恋敵!!少しときめいたけど、ルーシィの方が好きなの!!」

はァ!?何を言ってんだこいつは!!どう勘違いしたか知らねえけど、ルーシィは渡さねえ!

「アイス…」

速ェ!オレの造形魔法が追いつかねえだと!?

「ぬおっ」

隙を見せたらすぐに熱湯でやられる!!時間を稼がねえと!!

「アイスメイク…盾!!」

だがオレの盾はあいつの熱湯によって溶かされる。

「ぐおおぉぉぉあああ!!!」

熱ィ!皮膚が焼ける…!!

くそっ、仲間1人守れねえで何が妖精の尻尾だ!命に代えてもルーシィはオレが守るって決めたじゃねェか!!

すると、胸から水色の光が出て来た。

「俺に水系の攻撃は効かねーョ。おいお前。」

その光は、熱湯を吸い込むと、龍のツノを持ち、二の腕には龍の鱗、東洋の服を纏った男になった。

「お前の巫女や仲間への想い、しっかり俺に伝わったぜ。オレがサポートしてやる。」

「…ああ、助かるぜ!」

こいつが何なのかは知らねえが、手を貸してもらえるなら好都合だ。

「何だと言うの…!?水流斬破!!」

「水は効かねーって言ってんだろーが!!グレイ!!今だ!!」

「おう!!凍りつけぇぇえええ!!!」

水を吸い込んでもらって、オレは女を凍りつけにすることに成功した。

「雨、か…女、これはお前の雨だろう。」

「そ、そうよ。鬱陶しいんじゃない?ジュビアは雨女だからね」

「ふん、こんな雨、俺にはどうってことねーよ…お前には巫女やグレイがいんだろーが」

つか、なんでこいつはオレの名前知ってんだよ!まあ、いいわ…。…いいのか?

「ジュビアはもう、ルーシィに会う顔がない…ルーシィを傷付けすぎた…」

「そーかよ。…でも、お前ルーシィの友達なんだろ?謝れば、ルーシィは許してくれるさ」

「っ、!」

女は笑った。すると、雨がやんだ。

空は、キレイだった。

「で、まだやんのかい?」

女は嬉しそうに気絶した。

「グレイ、巫女が危険だ!行くぞ!あの女は、玄武を解放したのか…あとはババアとクソジジイだけじゃねーか!!」

まじで、何言ってんだこいつは…とりあえず、オレは付いて行く。

「お前、名前はなんつーんだ?」

「俺は青龍…四神の青龍だ。」

青龍は足を龍に変えて滑るように行動する。しばらく走ってると、ミラちゃんとエルフマンに会った。

128:桜◆kk:2017/09/28(木) 17:31 ID:8Hw

ジュビアの台詞変更

「…ジュビアはもう、ルーシィに会う資格がない…ルーシィを傷付けすぎた…」

にします!!

129:桜◆kk:2017/09/28(木) 18:08 ID:8Hw

あたし今、どこにいんの…?檻?…ヒイッ、虫ぃぃ!!

すると、マスター・ジョゼが入って来た。こいつ、あたしの過去もハートフィリアも全部知ってるのね…

「あなたを攫うよう依頼したのは、あなたの父上なのですよ」

お父様が…?なんで、なんでよ、あたしに関心なんかなかったくせに!!!

「あたし絶対帰らないから!!あんな家には帰らない!!!」

あたしは、バケツで用をたすフリをしてジョゼのジョゼを蹴ってやる。逃げようとしたけど…

「残念…あなたがいたのは空の牢獄…さあ、ファントムの恐ろしさを教えて差し上げますよ…」

うそ、でしょ…こんなところ、ソラかハッピーがいないと逃げられない!!!

あたしは飛び降りた。声が聞こえたんだ。絶対いる!

「ナツーーーー!!!!!!」

「ぬおああっ!!!」

ほらね、やっぱりナツがいた。ソラもハッピーもいる。

ナツとハッピーの言い争いを聞いてると、マスターがやられたことが分かった。他のみんなもあたしのせいでケガして…

「ごめん…ごめんね…」

ギルドがあんなことになったのも、マスターがやられたのも、みんなが傷付いたのも…

「全部…あたしのせいなんだ…」

「ルーシィ…」

「それでもあたし…ギルドにいたいよ…妖精の尻尾が大好き」

涙が溢れて来た。泣いちゃダメ。泣く資格なんてないのに。

一旦ギルドに戻って、みんなに全部話した。だけど、みんな変わらず接してくれた。

だけどファントムは攻めて来た。ギルドごと。エルザは魔導集束砲からあたしたちを守ってくれた。あたしはリーダスに連れられて、隠れ家に行った。

ごめんね、みんな…!

「リーダス!!!…っあんたねぇ!!!」

「うるせえョ…尻尾が」

するとガジルがやって来て、リーダスを殴って気絶させた。

あたしは戦おうにも、ジュビアに連れ去られたときに落としてしまった。

「来い、マスターがお呼びだ。…ギヒッ」

「うっ、」

ごめん、なさい…りー、だす、みんな…

130:桜◆kk:2017/09/29(金) 18:08 ID:8Hw

オレたちが最強チームで仕事を終えて、ギルドに帰ってくると、ギルドはめちゃくちゃになっていた。『幽鬼の支配者』の鉄竜のガジルの仕業によって

ルーシィがしかも、攫われた

「戦争じゃああああ!!!」

幽鬼とルーシィ奪還の為に激突したけど、じっちゃんの負傷により、撤退。

でもオレは、ハッピーとソラでルーシィを取り戻しに行った。

名前は呼んでも返事はできねえか…オレにもっと力があれば、ルーシィもギルドも守れたのに

「ナツはやく!!」

「ジョゼェェ!!ルーシィに傷一つ付けてみろ!!オレはお前を絶対ェ許さねえからなああああ!!!!」

ルーシィとジョゼに聞こえるように叫んだ。聞こえたかは知らねーけど

すると、胸から赤い光が出て来た。

『おらがお前に力を貸す。…巫女を助ける為だ!勘違いすんなよ!!』

脳みそに声が響いて、そしたら光がオレを包み込んだ。オレの足は一気に加速する。

「ナツーーーー!!!!!!」

「ぬおああっ!!!」

上から落ちてきたルーシィを受け止める。いつの間にか光も消えていた。

ハッピーと言い争いをしてると、ルーシィは泣き出した。

「ごめん…ごめんね…」

なんで泣くんだよ、って言いたかった。

「全部…あたしのせいなんだ…」

「ルーシィ…」

悲しそうにソラがルーシィを見る。なんでお前のせいなんだよ、って言いたかった。

「それでもあたし…ギルドにいたいよ…妖精の尻尾が大好き」

でも、ルーシィの泣き顔を見たら何も言えなくなったんだ。

『…おいお前!!』

「あ?誰だ?」

「ナツ、どうしたの?」

『ばか!おらはお前の心に喋ってんだ!!心ん中で喋りな!!』

「な、なんでもねえ!!」

さっきの光の声の持ち主が、オレに話しかけてきた。

『おらは巫女を守りたい。玄武の兄貴と約束したんだ。その為には、お前の体から出ねーといけねえんだ』

『巫女って誰だ?つーか出たいなら出ろよ!』

『お前が守りたがってるルーシィ・ハートフィリアだよ!出れるならとっくに出てるわ!!』

『なんで出れねーんだ?守りてーんだろ?』

『…さっきお前に不完全な状態で力を貸しちまったから、本来、お前のとおらの巫女を守りたいっつー気持ちが交われば出れるけど、それがムリになっちまったんだ』

『じゃ、じゃあどーすんだよ!』

『…おらは四神。おらの他に三体の神がいる。そいつらに出してもらうしかねェ…』

『っそいつらどこにいんだ!?』

『グレイ・フルバスターの体の中、エルザ・スカーレットの体の中…もう一体は迷子だ』

『迷子!!?』

『あのクソジジイ、入る体間違えやがったんだよ…取り敢えず、お前は巫女連れて帰れ!!』

『お、おう!!』

こいつがオレの胸の熱さの正体…なのか!!?

131:桜◆kk:2017/09/30(土) 11:22 ID:8Hw

やばいのぅ…

わし、絶対絶命じゃなこれ。神がそう思うって結構じゃぜこれ。

玄武にブチギレされるな

わしが入るはずだった体は、巫女の母親であるレイラ・ハートフィリア。

じゃが、わしはレイラを巫女だと勘違いし、巫女の体に入っちまった。

レイラに入り、幼少の頃から巫女を見守らんといかんかったんじゃがのぅ…しくじったわい。年寄りに横文字はキツイんじゃ

ルーシィ・ハートフィリア

レイラ・ハートフィリア

似すぎじゃろ!!こちとら東洋の神じゃ!!横文字は苦手なんじゃよ!!漢字も苦手だっつーのに…

玄武は確か、体の持ち主とわしらの巫女を守りたいという気持ちが交われば、出れるとか言っとったのぅ…

巫女が自分を守りたい、なんて思うかのぅ?

自分より、仲間の方が守りたいじゃろうな

それにしても朱雀のやつ、不完全な状態で竜の子に手を貸しやがったな…

わし出ないといけないじゃん!!どうやって出ればいいかも分かんないのに!!!

『巫女!!返事をしてくれ!!巫女ー!!!』

まだわしに気付いてない巫女は、わしが呼びかけても返事はせん。

朱雀も出れん、わしも出れん…玄武にぶっ殺されるやつじゃぜこれ









『もし、入った体の持ち主が巫女を守りたいと思わなかったら、私たちの巫女への敬愛で出るんだ。』

こんなこと玄武は言っとったな!!

『しかし、必ず出れるとは限らない。だが、ムリにでも出るんだ。』

…やめとこう。

時が来れば、わしも自然に出れるじゃろ。それまでの我慢じゃな。

132:桜◆kk:2017/09/30(土) 13:35 ID:8Hw

「グレイ!!って横の魚なんだよ!」

「魚じゃねー!龍だ!龍の足だボケェ!!」

エルフマンに青龍が突っかかる。しかし、お互いの足は止めない。先程、ミラの話を聞いたからだ。

エレメント4が、アピスブレイクの原動力だということを。




何だこいつ…ここまでナツを追い詰めるなんて!見えない魔法…どうしたらいいんだ!!

「まだ立つか、火竜」

「倒れる訳にはいかねえだろ…オレは妖精の尻尾の魔道士なんだ…燃えてきたぞコノヤロウ!!!」

「空域…“絶”」

「ぐああああっ!!!」

強すぎる…これがエレメント4最強の男…!

「上には上の者がいるのです、若き竜よ」

「火竜の咆哮!!!」

ナツが咆哮を放つと、あいつは消えた。そして、背後から現れた。

「空域“滅”!!その魔力は空になる!」

「ナツーー!!」

あれがきっと、マスターが受けた魔法だ!ナツの魔力も取られる!!

すると、魔法が切られた。そして、ナツを支える誰かがいる。

「エルザ!!!…と誰!!?」

「こいつがマスターを…」

エルザの魔力はどこかゾッとした。怒りに燃えてるんだ

「私たちの親に手を出したのはこの男だな」

あいつが目を開けると、魔力が一気にあがる。本気を出したんだ…






「目!!?」

「そう、アリアは普段目を閉じている。強大すぎる魔力を自分で抑えてるらしいの。」

「何じゃそりゃ!!」

「とにかく、アリアを見つけたら目を開かせる前に倒すのよ!」

「…その心配はねえみてェだ」

青龍がミラに声をかける。3人は焦った顔で青龍を見る。

「アリアって奴の目はもう開いた。」

「っ、なんですって…じゃあもう…」

「けど、アリアの前にエルザと玄武が現れた。火竜もいる…」

「ナツとエルザが!!?」

「ああ。けど、こいつらがアリアを倒さねーと勝機は完璧になくなる!」

133:桜◆kk:2017/09/30(土) 14:36 ID:8Hw

「死の空域“零”発動…この空域は全ての命を喰い尽くす」

「ああああああ!!」

「しっかりしろ!竜の子!」

玄武がシールドを作り、ナツとハッピーを加護する。

やはり、神には人は勝てないようだ。

「命を食う魔法だと…」

エルザの魔法が徐々に上がっていく。

「なぜそこまで簡単に人の命を奪えるんだ!!貴様らは!!!」

「さあ、楽しもう」

アリアの攻撃が始まる。しかし、エルザはその攻撃を全て避けてアリアに近づいて行く。

「あなたにこの空域が耐えられるかな?」

「容易いことだ!私には、玄武の加護が付いているからな!!」

「行け、妖精女王ーティターニアー…」

エルザが空域を切り裂いて行く。アリアも想定していなかったようで、焦っている。

そして、空域が乱れた一瞬の隙を突いた。

「天輪・繚乱の剣!!」

「がふおっ」

アリアが倒れ、空域も全て解除される。

「マスターが貴様ごときにやられるハズがない…今すぐ己の武勇伝から抹消しておけ」




「アリアが…負けた」

「はァ!?誰に!!」

「妖精女王…火竜も玄武も青い猫もいる!」

「エルザたちが勝ったのね…急ぎましょう!」

「こっちだ!付いてこい!!」

134:桜◆kk:2017/09/30(土) 15:43 ID:8Hw

「妖精の尻尾の皆さん、我々はルーシィを捕獲しました。」

ジョゼの言葉に、神も妖精も、みんな騒つく。

「きゃあああ!!!」

ルーシィの声に、みんなは更に騒つき、ミラは耳を塞ぎ、玄武と青龍は顔をしかめた。

「我々の目的はあと一つ…貴様らの皆殺しだ、クソガキ共」

ジョゼの声と共にルーシィの悲鳴も聞こえる。

「あの野郎…よくも巫女を!!」

「おい!急いでエルザたちと合流すんぞ!」

耳を塞ぎ続けるミラをエルフマンが担ぎ、グレイが青龍の腕を引っ張り、走る。

「くそっ、白虎と朱雀は何をしてるんだッ!!私たちは何の為に1000年もの間、人間の中にいたのだ!!!」

「朱雀と白虎って女か?」

「朱雀は女だ。知ってるのか、竜の子」

「オレはナツだ!…オレの中にいるかもしんねえ!不完全な状態でオレに手を貸したから、自分では出れねーって女がさっき…」

「何だと!!」

すると玄武は、ナツの体に手を突っ込んだ。当然、ナツはもちろんハッピーも驚く。

「ぎゃああああ!!痛ェェーー!!!!」

「ナツが死んじゃうーー!!」

「死なん!落ち着け!貴様の中の朱雀を私が力ずくで、抜き取る。」

玄武の声に、確かに痛くねェ!など言うナツ。ハッピーは逆に、痛くないの!?などと驚いている。

「朱雀!聞こえるか?私の手を掴め!ナツ、貴様も脳内から呼びかけろ!」

『お、おう!朱雀!!玄武が手を掴めって!』

『玄武の兄貴が!?よし、分かった!』

「くそっ、届かん…青龍か白虎がいれば…」

すると、グレイたちがやって来た。ミラとエルフマンはエルザに、青龍とグレイはナツと玄武に駆け寄る。

「お、おい!お前何やってんだ!?」

「話は後だ、氷の子。青龍、私の腰を掴め!」

「了解!グレイ、お前はエルザんとこ行け」

青龍が玄武の腰を掴むと、玄武は上半身をナツの体の中に突っ込んだ。

『朱雀!』

『玄武の兄貴ィ!』

お互いの手が、すれすれで届かない。玄武は更に体を突っ込む。

『朱雀、鳥になってここまで来い!』

『おう!分かった!』

朱雀は姿を火の鳥に変え、玄武の近くに行くと人の姿となり、手を掴んだ。

『引っ張れ青龍!!』

「おんどりゃあああ!!!」

青龍が力いっぱい引っ張ると、ナツの体から玄武と朱雀が出て来た。

135:桜◆kk:2017/09/30(土) 18:25 ID:8Hw

「人が出て来たー!!」

朱雀と玄武には、ナツやグレイ、ミラたちも驚いた。

「兄貴!!」

朱雀は、オレンジの髪の毛を二つに結い、巫女装束を身にまとっている女だった。

「朱雀、急いでエルザの血を止めろ」

「分かった!おいどけ!!血ぃ止めるから!」

朱雀は手から炎を出すと、エルザの傷口にそれを当てた。最初は辛そうにしていたエルザだったが、その傷からの血は全て止まった。

「血が止まっただけだ。おらには完璧な治療はできねー。」

「ナツ…」

「エルザ!」

ナツが慌ててエルザに駆け寄る。

「力を…解放しろ…お前にはまだ…眠っている力がある…自分を信じ…貫き…呼び起こせ…今がそのときだ
ルーシィをギルドを守るんだ…」

エルザはナツの目を真っ直ぐ見て、言い放った

「行けえっ!!ナツ!!お前は私を超えて行く男だっ!!!」

エルザの声が、ナツの心に響き、力を与え、背中を押した。

「うおおおおおおおっっ!!!!!」

ナツは一気に走り出した。全身に炎をまといながら、ルーシィのいる場所へ。






「…!マカロフ」

そして、マカロフも目を覚ました。

反撃の時間だ。

136:桜◆kk:2017/09/30(土) 21:59 ID:8Hw

ナツが走り出す。すると、どこからかジョゼが現れた。

邪悪な魔力に、吐き気がする。

「あ、兄貴…!」

「くそ、こんな時に神力が…」

「巫女が危ねェんだ…!」

玄武、青龍、朱雀の体がだんだん薄くなって行く。

「玄武!!!」

「おい青龍!」

「朱雀っ!!」

薄れゆく3人に、ミラとグレイとエルザが手を伸ばす。しかし、その手は体を透き通るだけだった

「グレイ、聞けっ!オレらは巫女との契約がなければこの世界では生きれねえ。」

「契約…?星霊魔法みたいなもんかっ?」

「そうだ!星霊と同じような生物だオレらは!この勾玉を巫女に渡せ!!」

「…任せろ!」

青龍はグレイに青、白、赤の勾玉を渡すと、消えた。玄武と朱雀も消えた。

「お別れはもうすみましたか?」

「別れ?違ぇな…約束だ」

ニヤリとグレイが笑うと、ジョゼはエルフマンとグレイに魔法を浴びせた。

一瞬で2人の目は白くなる。

「エルフマン!!グレイ!!」

ミラの叫びは2人には届かず、バタリと倒れた。それでもジョゼの攻撃は止まらない。

「きゃあ!!」

ミラに攻撃がかすったとき、何かがジョゼの魔法を切った。

それは、エルザの剣だった。

「貴様、ジュピターをまともに喰らったハズ…なぜ立っていられる!?」

「仲間が私の心を強くする。愛する者たちの為なら、この体などいらぬわ。」

「強くて、気丈で、美しい…なんて殺しがいのある娘でしょう…」

137:桜◆kk:2017/10/01(日) 11:03 ID:dN.

巫女が危ない。

玄武と青龍、そして2人に力ずくで出してもらったであろう朱雀の神力も、感じられん。

巫女に傷一つ付いたら、わしの責任じゃ。

いや、もう傷だらけじゃ。それでも巫女は希望を持っとる。『妖精の尻尾』という。

「あっぶねー。今のは当たってちまうと思ったぜ」

「あんたたちって本当バカね…可哀想で涙が出てくるわ。」

現に今、鉄竜にクナイを投げられても、笑っておる。

助けてもらえるのを、信じておるから。

ーーわしは何をしている?

入る体を間違えて、敬愛する気持ちで出れるかもしれんのに、自分が傷付くのが怖くて出れとらん…

玄武と青龍は、ムリやり朱雀を引っ張り出した。それぐらいわしも、せんとダメじゃ

『巫女を守り、導くのが四神の役目じゃ!!ムリにでも出てやるわい!!』

己を光に姿を変え、巫女への敬愛の気持ちを持って胸から出る。

「お前は巫女を、傷付けすぎた。火竜が来るまでは、わしが巫女を守る。」

「なっ…だれ…?」

「あァ?誰だテメェ」

「四神の一神・白虎じゃ。知識はないが、力はある。巫女を守る力じゃ」

鉄竜はわしに息を放った。じゃが、わしにはそんなん効かん。

「わしの体は大地そのものじゃ。お前のぬるい攻撃なんぞ、わしには何ともないわい」

巫女の拘束を解き、自由にしてやる。

「あんたたちは、世界で一番恐ろしいギルドの影に、毎日脅えることになるわ。一生ね。」

巫女も感じ取ったのか、ニヤリと笑う。さすが火竜じゃな。

「があああああっ!!!!」

「火竜〜サラマンダー〜」

火竜は全身に炎をまといながら、鉄竜を殴り飛ばした。

138:桜◆kk:2017/10/27(金) 02:14 ID:dN.

思い付きのグレルー(グレジュビ、ナツルー前提)

「グレイ、起きて。ナツが来ちゃう」

「あー…そんな時間か…」

あたしとグレイは今、裸である。何をシていたかは察して欲しい。

「ほら、服着て!あんたもジュビアが来るんじゃないの?」

「そうだな…んじゃ、帰るわ」

「だから服着ろっつの!!!」

あたしとグレイは、恋人ではない。だけどお互い恋人はいる。あたしはナツで、グレイはジュビアだ。

ナツを裏切ってるつもりも、ジュビアを裏切ってるつもりもない。ナツのことは好きだし、グレイもジュビアが好きだから。

だって恋人って、好きな者同士がなるモノでしょ?

「ルーシィ!!!」

「ナツ!おはよー!」

チュ、とナツとおはようのキスをする。

足りない。

もっと、もっと深いのが欲しい。

あたしをめちゃくちゃに、トロットロにしてくれるキスが欲しいの。

ナツはそこまでの知識がない。だから浅いキスで終わる。

でも、グレイは違う。

あたしをすぐに落としてくれる。めちゃくちゃに、トロトロに、快楽に。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「ルーシィ、もうこんな関係…やめにしねェか?」

「……グレイが言うならしょうがないわよね…元から、どっちからかやめよよう、って言われたらやめる約束だったし」

「ああ。だから付き合おう」

「……は?」

すぐにあたしの好きなキスをされる。すぐにトロトロにされるキスは、やはりあたしを快楽にすぐに落としてくれる。

「オレはジュビアが好きだ。けど、お前も好きなんだよ、ルーシィ」

「あたしは…」

ナツが好き。でも、グレイのキスやエッチも好き。だけど、仲間想いなところや、エッチの後に見せるオスっぽさも好きだ。

「あたしも好き。」

「じゃあ付き合おうぜ」









禁忌なお付き合いを

139:みさ◆4.:2017/11/12(日) 17:31 ID:ivE

こんにちはー
まぁ、昔チョロッといたことのある者です
久しぶりに来て読んでたら書きたくなったので入ってもいいですか?

140:みさ◆tw:2017/11/12(日) 17:46 ID:ivE

ごめんなさい、トリップが違いました

141:お香しゃちょー◆kk:2017/11/12(日) 22:41 ID:KMA

何言ってんだよみさーー!!
入っていいとかじゃなくて、入ってんだよ!!むしろ来るの遅すぎてキレてるわ!!ブチギレだわゴルァ!!!

142:みさ◆tw:2017/11/12(日) 23:47 ID:ivE

林檎―!
ありがとう(´;ω;`)
もうみんなに忘れ去られて、また一から始めた方がいいかと思ったー!
すごくうれしい、結構まじめに嬉しい…
ごめんね、遅くなって―!
入学式、部活、塾、文化祭、夏休み、合宿、テスト、体育祭、テスト…いろいろありすぎて遅くなって…
舞い戻ってきた!
結局半端な気持ちでやめれないし、またここの人たちに会いたくて戻ってきちゃったよー!

143:お香しゃちょー◆kk:2017/11/14(火) 21:51 ID:KMA

あ、会いたくて戻って来たとか言われても、嬉しくないんだからね!!

144:お香しゃちょー◆kk:2017/12/17(日) 05:14 ID:XNo

火竜の炎の拳によって、向こうの壁に吹っ飛ばされる鉄竜。

「大丈夫だった?ルーシィ!」

「ハッピー!」

火竜と共に来た青と空色のネコと、巫女の拘束を解く。

火竜は鉄竜に、炎の鉄拳を喰らわせていた。

「あんなナツ、見たことない…」

「オイラもだよ
今のナツは、強いよ。」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「調子に乗りやがって!!!
鉄竜棍!!!」

火竜は鉄竜の攻撃を避けた。

「オラァ!!
火竜の鉤爪!!!」

「ぐっ」

そして、火竜の攻撃は鉄竜の顔を直撃した。しかし鉄竜は、ニヤリとしておる。

「鉄竜剣!!」

「ぐぎっ」

突如、鉄竜の腕が鉄でできた巨大な剣と化した。剣が火竜を傷付ける。

「がっ!」

火竜が鉄竜の蹴りを喰らった。

「ナツ!!!」

「やっと決着がつけられるな。火竜(サラマンダー)」

「燃えてきたぞ、鉄クズ野郎」

(お互いが自らの体を竜の体質へと変換させる滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)
竜迎撃用の魔法をもって人間同士が戦うのか…)

チラリと巫女の方を見ると、巫女もかなり緊張しているようじゃった。

巫女わしも初めてなんじゃ。

ドラゴンスレイヤー同士の戦いを見るのは。

すると、鉄竜の腕が竜の腕へと変わった。そして一気に火竜へ走り寄り、拳を入れる。

「ぐああああっ!!!」

受け止めたように思えたが、火竜は吹っ飛ばされた。ポキ、という音も聞こえた。

「折れたか…!」

「ナツ!!」

「あの鱗は…!」

「鋼鉄で、できてるんだ…!!」

「ギヒッ」

不気味に笑う鉄竜が、火竜へ飛び蹴りをする。しかし次は火竜は避けた。

(これが蹴りの風圧なのか…!?)

(こんなの、並大抵のドラゴンスレイヤーではできないわよ!)

「鋼鉄の鱗が攻撃力を倍加させているんだ!」

「どらあっ!!」

火竜もやられるだけじゃない。すぐに炎の蹴りを鉄竜の顔面へお見舞いする。

「ギヒ…鋼鉄の鱗は全ての攻撃を無力化する」

じゃが、鉄竜には効かんかった。

「そんな!!防御力も上がってるの!?」

「があっ!!」

そして火竜は鉄竜によって床に沈められた。じゃがすぐに立ち上がる。

「火竜の…」

「鉄竜の…」

「いかん!息(ブレス)じゃ!」

「あいつもブレスが使えるのか!!」

「全員ふせるんじゃ!!!」

「「咆哮!!!」」

火竜と鉄竜の魔力がぶつかり合い、周りに大きな衝撃を与えた。

「巫女!」

「きゃあっ!」

吹っ飛びそうになる巫女を、どうにかして支える。

(わしは玄武のように加護は使えん神じゃ…せめて…せめて巫女が玄武と契約していれば…)

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「お互いの性質が出ちまったな…サラマンダー
たとえ炎が相手を燃やしつくすブレスだとしても、鋼鉄にはキズ一つつけられん
逆に鉄の刃のブレスは、貴様の体を切り刻む」

火竜は全身に鉄の刃を受け、血だらけ。じゃが、鉄竜にはキズ一つついておらんかった

「ナツ…」

「あいつ強い…」

「あ?」

じゃが、火竜がギロリと鉄竜を睨むとパキンと鋼鉄は少しだけ破壊され、そこから鉄竜の血が出てきた。

「う…」

「オレの炎もただの炎じゃねえぞ。
火竜の炎は、全てを破壊する。」

さすが、といったところか。伊達に伝説にはなっとらんな。

「本気で来ねえと砕け散るぞ、鉄竜(くろがね)のガジル
さぐり合いは、もう十分だ」

「え、さぐり合いだったの?」

「そうじゃ。なんだ青ネコ、ソラ様。気付かんかったのかィ?」

「以上だね…あの2人」

炎を全身にまとい、鉄竜を睨み付ける火竜

「この空に二頭も竜はいらねえ
堕としてやるよ、火竜(サラマンダー)のナツ」

145:みさ◆tw:2017/12/20(水) 23:45 ID:D1M

冬休みに入りました(笑)

林檎>>それでも私は会いに来ました


新しいの書きます、何かいてたか忘れたので…


* * * * * * * * * * * * * * *

【ルーシィside】

「ルーシィ!」

私のことを呼ぶ、大好きなあいつの声が聞こえた。
だから私はゆっくりと振り返ったんだ。

「どうしたの?……顔赤いよ?」

後ろを振り向くと、やっぱり私の想像通りの大好きなあいつが立っていて、ただ私に向かって手を振っていた。
そしてその開いた口元は何かを話そうとしていた。

「ルーシィ」

私の頭には、あいつが私の名前を大事そうに優しく呼ぶ声だけが鮮明に残っていた。
それしか残っていなかった。

私の大好きなあいつの名前も顔も思い出せない。
でも、それでも私には大切で、向こうも私のことを大切にしてたんだろう、ということは今の私にもわかった。



目を開くと、白い天井が見えた。
ゆっくりと左右に首を振ると、右側に窓があり、左側には一つのドアがあった。
何とも無機質な部屋の唯一の外と繋がれるのは、白いカーテンの隙間から漏れるやさしい光を映し出す窓しかなさそうだ。

からだの節々にはずきずきと痛みが走っていた。
右腕をゆっくり挙げ、そのあと左腕をゆっくりとあげる。
両方痛々しいほどの訪台はまかれているものの、しっかりと腕も指もついていた。
そして、右腕に入っているマークには、なぜか安心感や、安らぎ。なつかしさを感じた。

脚も無事につながっているのだろうか。
あげてみたいが、力が入らず断念する。
懸命に腕を伸ばしても、太ももはまだある、ということしかわからない。

今の私の体はどうなっているんだろう。
まったくわからない。
それよりも、このまぁまぁな広さにベッドと、小さな机といすしか置いてないこの部屋。
まるで、私一人だけが世界に取り残されたような感覚になり、自分しかいないのではないかという不安に駆られる。

だが、ここは病院だろう。
なら、ナースコールがあるはずだ。
腕だけを伸ばし、後頭部の近くにあるであろうボタンを探す。

手にそのボタンが触れたのと、ドアが開くタイミングは同じだった。

中に入ってきたのは、桜色の髪の少年、黒色の髪の少年、緋色の髪の女性に、青髪のツインテールの少女だった。
桜色の少年は、持っていた袋を落とし、青い少女は泣き崩れた。
黒い髪の少年と、緋色の女性は、二人でベッドに飛びつくように近づいた。

私はどれほどの間眠っていたのだろうか。
こんなに人に心配をかけてしまうのだから、相当なのかもしれないし、ただ単にみんなが心配症だったのかもしれない。

二人は私にいろいろな質問をした。
あまりにも、矢継ぎ早に質問するものだから私も答えられず返答に困っていた。
すると、緋色の女性は、一回黒髪の少年の口をふさいで、ゆっくりと質問してきた。

「ルーシィ、簡単でいい。頷いたり、首を振ったりして答えてくれ」

それに対し、頷いた。

「体調は大丈夫か?」

頷く。

「周りの環境もこれで大丈夫か?」

これにも、頷く。

「そうか…何か聞きたいことはあるか?」

頷く。

「なんだ?できることならなんでも聞くが」



「ねぇ、私は?…あなたたちは誰?」

146:お香しゃちょー◆kk:2017/12/25(月) 00:36 ID:Ujw

みさの小説キタァァァァァ!!!!
続きめっちゃいい子にして待ってます。

147:みさ◆tw:2017/12/26(火) 19:31 ID:D1M

林檎>>私にも早く小説の続き見せろよぉ!
どっちが勝つか気になるんだよぉ!

▼ みさの(クソ)小説だ!
  急所にあたった!
 林檎は(クソ過ぎて)倒れた!

148:みさ◆tw:2017/12/27(水) 07:44 ID:D1M

【ルーシィside】

「ねぇ、私は?…あなたたちは誰?」

しまったと思った。
急に二人の顔が曇るのが分かったからだ。
そりゃそうだろう。
私だって、もし大切な人がいきなり私みたいな状態になったらと思うと…。
大切な…人?誰だっけ、思い出せない。
ただ、一瞬だけ、脳裏に誰かのシルエットが思い浮かんだのだけは感じた。



「記憶喪失」

皆が分かっていることを、医者は平然とした顔で言う。
私だって気付いてるものを。

「でも、普段の日常生活に支障は出ないでしょう。
これは、戦いによるものだと思いますので…また戻る可能性は十分あります。
一応、体調が回復するまで、ここで休んでおくといいでしょう」

戦い?
私は何かと戦ったのか?
そういえば、さっき部屋に入ってきた皆もけがを所々していた。
わからない、ねぇあなたは何者なの?ルーシィ…。



病室は、四人の見舞い人が入ってもまだ余裕があった。

「えっと、皆さんこれは何を話すべきですか?」

青い髪の少女が聞く。

「まず、自分自身のことについて知るのがいいのか?」

黒い髪の少年が答えた。
確かに、自分の子音を知らないのはとても怖いし、気味が悪い。
本当にこれが自分か信用できないからだ。

「えっと、じゃあルーシィ自身のことについて話すか。
名前は『ルーシィ・ハートフィリア』で、『FAIRY TAIL』というギルドの一人だ」

ギルド…?
じゃあ、私のこの手の甲のマークは…?
私の視線の先が分かったのか、緋色の髪の女性は微笑んで言った。

「ああ、それはルーシィがギルドに入ったときに付けたマークだな。あの時は私はいなかったからあまり詳しくないが…」

そう言うと、さっきから黙りこくって、こっちを見る桜色の髪の少年を見た。
そして、ため息をつく。

「じゃあ、次は私たちの紹介でもしようか。
私は、『エルザ・スカーレット』で、ここのみんなはみな同じギルドだ。
そして、こいつが…」
「『グレイフルバスター』、氷の魔導士だ」
「私は、『ウェンディ・マーベル』です。で、ナツさん…」
「『ナツ・ドラグニル』。…お前も魔導士だ」

私が魔導士…。
はっきり言って、この中で一番弱そうな私でも魔導士なんだ…。
でも、私はどんな魔導士なんだろう…。

「私は、なんの魔導士ですか…?」
「ルーシィさんは精霊魔導士と言って、精霊を呼び出して戦うんです」
「どうやって精霊を…?」

ウェンディさんは、キョロキョロあたりを見回す。
何かを探しているのだろうか?
不思議そうに首を傾げた。

「いつも鍵を使って呼び出すんですが…どこにあるんでしょう?」
「鍵なら、病院に預けてなかったか?
確か、ルーシィみたいな道具を使う人には入院中使わせないように、って」

私は精霊がいないと戦えないってこと?
だから、私自身は強くないから、きっと一緒に戦ったけど私だけこんなボロボロなんだ…。

そして誰にもばれないようなため息を一つこぼす。

強く、ならなきゃ。

149:お香しゃちょー◆kk:2017/12/29(金) 02:49 ID:TDc

▼みさの(すばらしい)小説だ!

どうする?
→ 読む
→逃げる

お香は読むを選んだ

お香はみさの小説がすばらしくて戦意喪失だ

150:お香しゃちょー◆kk:2017/12/29(金) 03:42 ID:TDc

「私たちのギルドになにすんのよッ!!!」

カナが涙を流した。

「崩れるーーっ!!」

「やめろーーっ!!」

「ギルドが崩れちまう!!」

ミシミシと音を立てるギルド。

「ちくしょオーーーー!!!!」

カナが叫んでも、ギルドはミシミシとさらに音を立てて崩れていった。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

ゴッ!!と音を立てて、ナツの炎の拳はガジルの顔に、ガジルの鋼の鱗の拳はナツの顔にそれぞれ当たる。

その衝撃は、あたしたちをも吹っ飛ばした。

「巫女!!ソラ様!青猫!!無事か!?」

「あい…なんとか…」

「僕もギリギリ…」

「あんたは!?」

「さっき言った通り、わしの身体は大地そのものじゃ…このくらい大したことないわィ!」

さっき、あたしの胸から現れた白い虎の耳と尻尾を持ち、鋭い爪と牙、そして東洋の服を纏った謎の男…

(敵、じゃあなさそうなのよね…そしてあたしを『巫女』ソラを『ソラ様』って呼ぶ意味も分からない…まず、ソラはこの人の事を知ってるの?)

なんて考えている間もナツとガジルの戦闘は続く。ガジルが押されているようで、ナツも息が上がっている。

(つまり、ほぼ互角…!!)

すると、ガジルは床を剥がして食べ始めた。床は鉄でできている。

「や…やっぱり鉄を食べるのね…!」

「てめえズリィぞ!!自分だけっ!!!」

そして、ガジルはニヤリと笑うと

「鉄竜槍・鬼薪!!!」

さっきとは全然違うパワーでナツに攻撃をした

「あの鉄竜…さっきはふらふらじゃったよな…?」

「ドラゴンスレイヤーは自分と同じ属性のものを食べる事で、体力を回復させたり、パワーアップできるんだ」

「そうなのか青猫!なら火竜も自分の炎を…」

「ナツは自分の炎…自分の発火させた炎は食べれないの!」

あたしは星天竜のドラゴンスレイヤーだから、火を出すことはできない

(それに鍵も…無くしちゃったのよね…)

パワーアップしたガジルは止まらない。ナツはずっと攻撃を受け続けている。

「ハラが減ってちゃ、力も出ねぇか?」

ガジルはナツの足を掴んだ。

「だったら、鉄を食いな!!!」

「ぐあああああああああ」

そしてナツを壁に打ち付ける。

「もうテメェには用はねえ
消えろ
クズがっ!!!」

思い切りナツを投げ飛ばす。ハッピーは手で目を塞いでいた。

あたしはただ、立ち尽くすだけだった。

(ナツはあたしのために…みんなのために…ギルドのために戦ってるのに、あたしは何もできないの…?)

ナツが投げ飛ばされた方は、幽鬼のギルドが少し崩れてむき出しになっていて、ちょうど崩れていく妖精の尻尾と、それを防ごうと戦うみんなが見えた。

(なにがドラゴンスレイヤーよ…なにが星天竜よ…仲間一つ守れないで…
なにが妖精の尻尾よ)



































もう、あたしにはなにもいらないから…

これ以上、みんなを巻き込まないで!!

傷付けないで!!

あたしの大切なものを壊さないでよ!!!!

あなたは一体、これ以上あたしのなにを壊したいの!!?

あたしになにを求めるの!!?

あたしが敗北すればあなたの機嫌は治るの?

あたしがもっと力をつければあなたは喜ぶの?

あなたにお金が入れば嬉しいの?

あなたに権力がもっとあればあたしを手放すの?

なんでもいいから

消えなさいよ!!!!

あたしの世界から!!!!

151:お香しゃちょー◆kk:2017/12/29(金) 16:14 ID:TDc

オレの目に映るのは、

崩れて行くギルド

泣き叫ぶ仲間

絶対ェ許さねえぞ、幽鬼の支配者!!!

ーーーーーーーーーーーーーーーー

ナツが、フラフラになりながらも立ち上がった。もう、立つのもやっとだろう

(もういいよ…ナツ…あたしがこいつらに捕まれば…)

あたしが諦めそうになった時、ポンッと足と背中を叩かれた。

「ナツはまだ諦めてないよ」

「ルーシィが諦めてどうするのさ」

「諦めるのは、まだ早い」

(そうだ、ナツは諦めていない)

あたしは涙が流れそうになるのをこらえた。

「ギルドは崩れた。テメェらは負けたんだよ」

「グハァッ!!」

ナツが壁に投げられた。あたしは手で顔を覆う

「でもあたし…これ以上ナツが…」

それでも、ナツは立ち上がった。

「いい加減沈めよ火竜(サラマンダー)!!!」

「うああっ!」

「オレは手加減って言葉知らねぇからよォ、本当に殺しちゃうよ。ギヒヒ」

「そうだ!鍵!!」

するとソラが、いつも自分が肩にかけているカバンから鍵を取り出した。

「ルーシィ!これ、この前僕に預けたままの人馬宮の鍵!!」

「ええ!?サジタリウスの鍵!?」

サジタリウスは弓の天才だから、火は出せないだろう

「ジュピターの破壊、エレメント4との激闘…魔力を使いすぎたんだ!!
炎さえ食べればナツは負けたりしないんだー!!」

でも、迷ってるヒマなんてない!!

「開け!人馬宮の扉!!サジタリウス!!!」

「はい!もしもし」

あたしはサジタリウスを呼び出した。

「サジタリウス!どうにかして火を出せない!?どうしても火が欲しいのよ!!」

「火そのものという訳ですか?」

「火ならなんでもいいわ!!」

するとサジタリウスはナツとガジルの方へ、矢を放った。

その矢はナツとガジルを通り越して、その向こうにあった機材へと命中した。

その機材から、火が出る。

「射抜き方一つで貫通させることも粉砕させることも、機材を発火することも可能ですからしてもしもし」

「炎だ!!うおおおお!!!」

ナツが炎にかぶりつく。

「さすが弓の名人ね!サジタリウス!!」

「ごちそー様。ありがとなルーシィ」

「うん!」

「火を食ったぐれーでいい気になるなよ!これで対等だということを忘れんなァ!!」

走って来るガジルを、ナツはギロッと睨み付けた。

そして、力強い炎を纏った拳でガジルをブン殴る。

「レビィ、ジェット、ドロイ、じっちゃん、ルーシィ、仲間たち
そして妖精の尻尾」

「んぎぃ!
鉄竜の咆哮!!!」

ガジルの咆哮を、ナツははね返した。

「どれだけのものをキズつければ気が済むんだお前らは!!!!」

「バカな!!このオレがこんな奴に…
こんなクズなんかに!!!」

「今までのカリを全部返してやる!!
妖精の尻尾に手を出したのが間違いだったな!!!!」

「オレは…最強の…」

「紅蓮・火竜拳!!!!」

「ああああああああああ」

ナツの炎と拳によって、ファントムのギルドが崩れて行く。

「これで、おあいこな」

ーーーー

「ヒィッ!」

ファントムのギルドが崩れるということは、もちろんあたしたちもやばいということで…

間一髪のところをソラに助けてもらえた。あの人はハッピーに。

「ナツ!!」

「さすがにもう、動けねえや」

ナツは動けないはずなのに、笑っていた。

「もう…本当…やりすぎなんだから…」

「うん!」

「あい!」

でも…ちょっとかっこよかったよ…

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「すまん巫女、ソラ様、青猫…わしも限界じゃ。少し戻る。」

するとあの人が白の光に包まれ始めた。

「ちょっとアンタ!名前は?」

「白虎だよ」

「ソラ!?アンタ知ってんの!?」

「そんなことは後じゃ…これを持っとれ」

ポンッと投げられたのは白い勾玉。

「わしと契約する時に必要じゃ。」

「契約って…アンタも星霊?」

「四神じゃよ」

そう言ってあの人…白虎の姿は消えた。

「四神って?ソラ、あの人はなんなの?」

「それは後。急いでギルドに帰ろう!!」

「…うん!」

152:お香しゃちょー◆kk:2017/12/29(金) 16:50 ID:TDc

オレたちが目を覚ますと、エルザはボロボロだった。

でも、じーさんがいる。

そしてオレたちは、あたたかい魔力によって助けられた。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「こりゃあまた…ハデにやられたのう…」

「あ、あの…マスター…」

「んー?お前もずいぶん大変な目にあったのう」

(どこまで優しいんだろう、この人は…このギルドは…)

「そんな顔しないの、ルーちゃん
みんなで力を合わせた大勝利なんだよ」

「ギルドは壊れちゃったけどな」

「そんなのまた建てればいいんだよ」

「ウィ」

あたしに声をかけたのは、あたしのせいでケガをしたレビィちゃん、ジェット、ドロイ、リーダスだった。

「心配かけてゴメンね、ルーちゃん」

「違う…それはあたしの…」

「話は聞いたけど、誰もルーちゃんのせいだなんて思ってないよ。」

「オレ…役に立たなくて…あの…その…ごめん…」

リーダスの言葉に頭を横に振る。

「ルーシィ
楽しい事も、悲しい事も、全てとまではいかないが、ある程度は共有できる。
それが、ギルドじゃ。
一人の幸せはみんなの幸せ。一人の怒りはみんなの怒り。
そして、一人の涙はみんなの涙。
自責の念にかられる必要はない。君にはみんなの心が届いてるハズじゃ。
顔を上げなさい。

君は妖精の尻尾の一員なんだから。」

マスターの言葉に、我慢していた涙が溢れてきた。

子供のように、ずっと泣いた。

こんなに泣くのは、いつぶりだろうか。

それでも、ソラとレビィちゃんたちがあたしの涙をぬぐってくれた。

(それにしてもちと、ハデにやりすぎたかのう…こりゃあ評議院も相当お怒りに…いや、待て…ヘタしたら禁固刑…!!!)

そして、なぜかマスターも泣いた。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「そうだ、ルーシィ」

あたしの涙がおさまってきた頃、グレイがあたしに近付いてきた。

そして、赤、青、白の勾玉を渡される。

「これ…」

あたしも急いでさっき渡された勾玉を取り出す。さっきの勾玉は、白に見える黄色だった。

「青龍と朱雀と玄武の勾玉だ」

あたしがその四つの勾玉に触れると、その勾玉は光出した。

「なになに?」

「なんの光だ?」

「ルーシィとグレイが何してんの?」

みんなもいつの間にか、あたしとグレイに近付いてくる。

「この光…知ってる!!」

「ああ…!」

その光はどんどん大きくなって、やがて人型へとなった。

『我ら四神を呼び出し、巫女の名を受け継ぐ者よ…』

そして鎧を纏い、亀の甲羅を背負い、少し長い白い髪を結った男と

龍のツノを持ち、二の腕には龍の鱗、東洋の着流し姿の男と

オレンジのくせ毛を二つに結び、巫女装束を纏った、少し小柄な女の子と

白い虎の耳と尻尾を持ち、鋭い爪と牙、そして東洋の袴を纏った、あの人が現れた。

「青龍!!」

「よっ、グレイ」

「朱雀ゥ!!?」

「あ、珍しい青猫!!」

「玄武ではないか!」

「…エルザ」

「白虎!それにみんな!!」

「「「「ソラ様!!!」」」」

153:お香しゃちょー◆kk:2017/12/29(金) 17:53 ID:7uw

「なんだなんだァ?ソラはあいつらのこと知ってんのか?」

「うん。僕はあの四神たちの代わりに、ルーシィを守っていたからね」

四神、と呼ばれる人たちがあたしの前でひざまづく。

「オレは春と東を守護する青龍」

「おらは夏と南を守護する朱雀だぜ!」

「わしは秋と西を守護する白虎じゃ」

「私は冬と北を守護する玄武だ。巫女」

なるほど。ツノがある人が青龍、女の子が朱雀、さっきの人が白虎、鎧の人が玄武ね。

「なんであたしが巫女?」

「…それはまた今度話しましょう。それより、契約をお願いしたい。」

リーダー格の玄武に言われて、あたしは頷く。

「でもどうやって契約するの?」

「…少し、痛いがすまない…」

そう言うと玄武は短剣で、あたしの腕を軽く切った。

「え?」

少し血が出ると、玄武たちはそれを指に絡めると舐め取った。

「これで、契約成立だ。貴女の血が、我々のナカに入った。朱雀、止血を」

「おう!任せろ!!」

「アッヅゥ!!!」

「あ、やりすぎた!悪ィ!巫女!!」

小さな炎で止血してくれた朱雀。

「我々は、貴女を命に代えても守り通す。」

「ま、アンタの大切なものも守るけどな」

「おらたちは強ェから!」

「そういうことじゃぜ」

なんか頼もしいな…なんて思っていると青龍とグレイが肩を組み始めた。

「なんだよカッコつけやがって!」

「つけてねえよ!よし!宴だ!!」

『はあ!?』

「お、おい青龍!!…なっ、」

「いいじゃねえかガキ!!」

「そうだぜ!玄武の兄貴!!」

「白虎!肩を組むな!それに朱雀!青龍!巫女の前で無礼だぞ!!」

青龍をはじめにみんなでどんちゃん騒ぎが始まった。あたしもみんなで騒ぎ始める。

「お、おいお前たち!!」

「いいじゃないか、玄武」

「エルザ…!」

あたしの前ということを気にかける玄武に、エルザが声をかけた。

「見ろ。ルーシィも笑っている。」

「……!そうだな」

「玄武さんよォ、お前ら神力とかは大丈夫なのか?」

「氷の子…!それも後で話そう。とにかく今は宴だ!!」

『おおう!!!』

154:みさ◆tw:2017/12/29(金) 20:58 ID:D1M

▼みさは林檎の小説を読んだ!

 震えて、倒れた!
 
 このあとどうする?
 →筆をとる
 →そのまま戦意喪失

 みさは戦意喪失ながらも筆をとった!

155:みさ◆tw:2017/12/29(金) 21:22 ID:D1M

【ルーシィside】

その後精密検査など受けたが、特に異常は見られなかった。
だが、やはり記憶は戻らないまま時間は経った。

そして、体調もみるみると回復をして退院が目前に迫っていた。

「いつも花ありがとう、ウェンディさん」
「いえいえ、渡井が今できることといったら全然ありませんので」

ウェンディさんは毎日来てくれては、花の水を変えたりしてくれる。
時には、ルーシィとの冒険の数々についての話もしてくれる。
それは、夢のような話でもあり、でも私が実際に体験している不思議な話だった。

「よ、ルーシィ。そろそろ退院だな。おめでとう」
「ありがとう、グレイさん。グレイさんがこの時間帯に来るのは珍しいね」

いつもは、グレイさんは夕方に来る時が多い。
だから、昼に来るウェンディさんとは被らないか、すれ違うことが多かった。

「まぁいろいろあったんだよ。それよりいい知らせだ。ほらこれ、何かわかるか?」
「グレイさんそれって…?!」

グレイさんがポケットの中から出したのは小さなケース。
でも、まぁまぁ厚そうだ。

「…キーケース?」

いや、ただのキーケースじゃないはず。
ん?そういえば鍵ってなんだっけ…?
あ…!!

「精霊…?」
「正解」

グレイさんはにやにやしながらベッドに近づき鍵を差し出す。
どれを両手を伸べて受け取った。
そっと胸に抱きしめる。何もわからないのに、とても懐かしい。

「ルーシィさん、よかったですね。それが返ってきたってことはつまり…」

ウェンディさんが涙ぐんで言う。
あれ?これもしかして私言い忘れた、か?

「確かに、明後日退院だものね」
「え…え?」

二人は固まる。
これやっぱ言ってなかったやつか。
この話はエルザさんから聞いたからとっくに二人は知ってるものだと…。

「そう、明後日退院なんだ。二人とも今日まで来てくれてありがとう」

その顔は、あの時の顔ではなく喜びや安堵で満ち溢れていた。
そういえば、ナツさんを全然見なかったな…。



【グレイside】

なんだよ、もう知ってたのか。
そりゃあ、いつまでも鍵持っとくわけにもいかないから返すよな。

病院の玄関を出ようとしたときだった。
ルーシィの病室の下の外側に見上げるような形でナツが立っていた。
全然病院では見かけなかったけど…ここにいたのか。

「おいナツ」
「…グレイ。なんだよ」
「行ってやれよルーシィの見舞い」

あたりは薄暗くてもわかった。
ナツは拳を思いきり握り、下を向いていた。
確か、こいつが最初に見つけたんだっけ。
だから、その分会いに生きにくいってことか?

「俺には会いに行く資格なんてねーんだよ…」
「は?それってどーゆー…」
「俺のせいで、ルーシィがあんな目に…」

くるりと踵を返して闇へと消えた。
どういう意味だよ…お前のせいでルーシィがあんな目になったって…。

156:お香しゃちょー◆kk:2017/12/30(土) 02:20 ID:vdQ

▼お香はみさの小説を読んだ!
 
 どうする?
 →泣く
 →続きを全裸待機

 お香はどちらも選べなく、自爆した!

157:みさ◆tw:2017/12/30(土) 09:02 ID:D1M

▼みさはどうする?

 →泣いた!

 またここで皆と話しているという事実について泣いた!




そして、まだこの小説の終わり方を私は考えていなーい!

158:みさ◆tw:2018/01/01(月) 00:04 ID:982

あけましておめでとうございます!
今年は頑張って精進し小説を書きます!
今年もよろしくお願いします!

159:お香しゃちょー◆kk:2018/01/01(月) 14:12 ID:sEA

いやはや、おめでとうです!
亀なりのスピードで小説書きます!!
よろしくですっ

160:お香しゃちょー◆kk:2018/01/03(水) 12:11 ID:AL6

夢でルーシィが幼児化してまさかのフェアリーテイル×ハリポタというすばらしい世界に飛ばされてルーシィ子供やのにナツ、グレイとがんばって魔法覚えて戦ってルーシィ子供やのにグレイと恋愛しててもうぅぅぅぅぅぅ

正月からグレルーあざっしたァァァァァ!!!!!!!!!!!

161:みさ◆tw:2018/01/08(月) 10:59 ID:.DE

前回は>>155でーす

* * * * * * * * * * * * * * *

【ルーシィside】

電車が揺れる。
窓の景色は街から山へ、山から海へとめまぐるしく回る。
内(なか)の人はせわしなく動いていく。

「ルーシィさん、もう退院できてよかったですね」
「ええ、家に帰れるのはとても楽しみです」

向かい合わせのシートには、私の横に、ウェンディさん。
前の席にはグレイさんと、エルザさんが座っている。

「そういえば、ナツさんは?」
「ナツさんならいつものあれですよ?」

あれ、とは何だろう。
記憶を失った私にはわからない。

「あ、そっか知らないんですよね」
「ごめんね」
「いえ、なんかやっぱりいつものルーシィさんとの調子で話しちゃうな」

それはいいことなのだろうか?
私をちゃんとルーシィだと思ってくれることはとてもありがたいことだ。
でも、私にはそのルーシィではなくて今のルーシィとして接してほしい。
もちろん、そんなことは言わないが。

「ナツは、乗り物酔いだ。確か、そばにハッピーがついていたはずだが」
「ハッピー?」
「おいエルザ、今ハッピー見ると混乱するからギルドまで隠しておこうって言ってたじゃねーか」
「すまんすまん。まぁ言ってしまったからしょうがないだろう」

私を置いてどんどん話が進んでしまっている。
ちょっとついていけないが、簡単に整理すると…。
ハッピーは得体のしれない"何か"、ということでいいのか?

「おいほら見ろエルザ。中途半端な説明で何も見ていないのにもう混乱してやがるぜ」
「なら、エルザさん一緒にハッピーを見つけに行きましょう。見せた方が早いと思います」

「そうだな」と言ってエルザが立ち、次の車両に行きはじめた。
それに、ウェンディもついて行く。
そして今度は、話自体を聞いておらず置いてけぼりになってしまった。

「あいつらは、ハッピーをさがしに行くんだとよ」
「わかった」

そして私は視線を窓の方へとやる。
気づかないうちに、のどかな町を走っていた。
心を落ち着けていた時、視線に気づく。

「なんですか?」
「いや、なんでも」

そういって、グレイさんは、通路を超え、反対席の窓を見た。

「やっぱ嘘だ。聞きたいことがある」
「…聞きたいこと?私は何も覚えていないのに?」

「ああ、そうだ」と言って、足を組む。


「実は、ナツが…この状態になったのは自分のせいだと言ってた。俺には意味が分からん。引っかかることはあるか?」
「ごめんなさい、ナツさんは一度も病室に来なかったのでわかんないです」
「そうか、いや無理は承知だった。ありがとう」

その言葉で会話は終わった。
私はまためまぐるしく変わる景色を見て、グレイさんは目をずっと瞑っていた。


to be continued


私的の解釈としては、

街→都会な方
町→田舎な方

と、とってほしいです(笑)

162:お香しゃちょー◆kk:2018/01/09(火) 01:01 ID:nGY

あーー…ナツルーグレの学パロ書きたい
でも今の小説どうしよ…

163:お香しゃちょー◆kk:2018/01/15(月) 16:16 ID:.wM

ちょっと今の小説ストップします!!学パロナツルーグレを思い付いてしまったので!!

注意!!ホラーで、学パロです!!!


設定

ルーシィ
星野高校1年。男子バレー部マネージャー。昔から人間以外のものが見える。

グレイ
氷谷高校3年。男子バレー部主将、ミドルブロッカー。昔から人間以外のものが見える。リオンとは幼馴染。

ナツ
炎ノ国学園3年。男子バレー部主将、ウイングスパイカー。ルーシィの中学時代の先輩。ガジルとは幼馴染。

スティング
星野高校1年。男子バレー部部員、ウイングスパイカー。ルーシィとローグと一緒にいる。

ローグ
星野高校1年。男子バレー部部員、セッター。ルーシィとスティングと一緒にいる。

リオン
氷谷高校2年。男子バレー部員、セッター。グレイとは幼馴染。

ガジル
火ノ国学園3年。男子バレー部副主将、ミドルブロッカー。ルーシィの中学時代の先輩。ナツとは幼馴染。


星野高校はルーシィ、スティング、ローグで全員1年生です!

氷谷高校はグレイ、リオンでグレイは3年の主将、リオンは2年です!

火ノ国学園はナツ、ガジルでナツは3年の主将、ガジルは3年の副主将です!

ポジションで分からないと思っても気にしないでください。ほとんどバレーしてませんから(笑)

164:お香しゃちょー◆kk:2018/01/15(月) 16:47 ID:.wM

一番最初に目を惹いたのは、選手たちを気遣う優しさ。

次に目にして驚いたのは、ひどく穏やかに微笑むその表情。

ひらりと舞う桃色の花の下で、艶のある真っ直ぐな金髪を風になびかせて、そんな花を見ながら浮かべるその表情が、その姿勢が、綺麗だと、そう思った

ーーーーーーーー

昔から、よく分からない変なものが、視えた。

それが他の人には見えていないのだと気付いたのは、小学生になってから

クラスメイトに言っても不思議そうな顔をしたし、しまいには頭がおかしいんじゃないかとまで言われた。

それは大人も同じで、学校の教師にそれとなく言っても冗談だろと笑われたし、両親にも信じてもらえなかった。

変なものに追いかけられて服をドロドロにして帰ったときも両親は怒りはしなかったけれど、話は信じてくれなかった。

あまりそういうこと言うんじゃないと言われてから、両親には視えているもののことは一切話していない。

きっともう忘れているのだろうと思ったし、これ以上困らせることもないと思った

もちろん友人にも言うのを止めたし、むしろ必死に隠してきた。

それでも学校にいるときに変なものに絡まれたり話しかけられたりしていたから、それを見られるとやっぱり気味が悪いと避けられた。

普通の人が見たら何もないところで独り言を言っているように見えるだろうし、必死に逃げてる姿でさえも滑稽に見えただろう。

容赦のない軽蔑の目を向けられ、気味が悪いと避けられ、だんだんと人と接するのが怖くなっていった。

自分の言葉を信じてもらえないことが、こんなにもこんなにも、恐ろしいものなと何度も味わった。

でも、バレーにハマり出してから、それを見ている時だけは視えているものに関して忘れることが出来た。

体育館には変なものが入ってきたこともないし、視えたこともない。

バレーを見て、チームメイトを支えることに夢中になれたし、楽しかったし、幸せだった。

だからこそ、忘れていたのだ。

『ルーシィッ!!!』

中学に入ってバレー部で出会った、すごい人

憧れだった、大好きだった、その先輩の珍しい必死な声が今だって忘れられない。

ごめんなさい、と繰り返す自分にあの人はらしくなく、優しく名前を呼んでくれた。

理由も分からないはずなのに、あの人は泣き出しそうな自分を抱きしめて、大丈夫だと、何度も何度も声をかけてくれた。

だからこそ、ダメだと思った。そばにいてはダメだと、理解した。

この、妖怪なのか幽霊なのか分からないものが、それを視ている自分のせいで、誰かを傷付ける可能性があるということを、自分はすっかり忘れていたのだ。

怖くて仕方がなくなったのは、その時から。

だから今まで以上に人と関わることを避けて、それでもバレーは続けていたかったから余計に問題が増えた。

変わらずその不思議なものたちは視界に飛び込んできたし、うまく接触を避けることも出来なかった。

その分中学の友達やチームメイトとの距離は開いていくし、練習でも試合でもすれ違いが増えていった。

原因はそれだけじゃない、あの人の周りにずっといたり、女バレの実力に絶望した態度を取った。そしていろいろ重なってそして、それが爆発した。

その結果、中学最後の大会で自分の手はみんなに拒絶された。

今考えれば全面的に自分が悪いことは理解出来たけれど、その当時はひどいものだった。

どうして自分だけに変なものが視えるのか、話しかけられるのか、追いかけられるのか、意味が分からなくてイライラしてどうしようもなくて、ただ苦しかった。

自分ではどうにもできない、誰にも言えない、人には誰も、信じてもらえなかったその現実が今更に心を押しつぶしていった

バレーがあって、ようやく人と関わりが持てたのに、その関係すらも薄っぺらいものにしたのは紛れも無い自分だ。

それが無ければもっと上手くやれたんじゃないかと思いながらも、結局悪いのは自分だったと理解してまた落ち込んで。

もうそんなことを繰り返したくはなかった。
二度と、同じことはしたくなかった。

だから今日も、平然と変わらない嘘を吐く。

165:お香しゃちょー◆kk:2018/01/15(月) 22:04 ID:.wM

ボーッとしていた頭からふっと意識を浮上させれば、淡々とした教師の声が耳に届いた

チョークが黒板にぶつかる音と、クラスメイトたちがシャープペンを動かす音、教科書を捲る音

それを聞きながら、窓の外に視線を向ける。下に見える校庭には生徒の姿は無い。けれど、そこから微かに楽しげな声が聞こえた

目を凝らせば、元気に走り回っている子どもの姿が見える。けれど、それは人間ではない

分かるようになった、今になって区別がつくようになった

明らかに姿が違うものは分かったけれど、中には人間のような姿をしているものもいる。その区別が、つかなかった。けれど今なら分かる。あれは、違うのだと

うまく付き合えば、その変なものたちだって嫌な存在ばかりではない

むしろ、人間よりも彼らのほうが純粋で優しく、穏やかなものだっている。だからこそ、自分は、彼らのことを本心から嫌いにはなれないのだ

はあ、と溜息を吐き出して、黒板へと視線を向ける。真白だったノートにようやくそれを写しながら、思考はやはり部活のことばかり

厳しくも優しい先輩、先生、そして自分を迎えてくれた、同級生

嫌われたくなかった、気味が悪いと思われたくなかった。そして巻き込みたくも無かった。だからこそ、自分が変なものを視ていることは、絶対に言えなかった。言えるはずがなかった

入学から今まで、そこまで大きなボロは出していないと思う

うまく、もっとうまくやらなくては

部活をしているときは大丈夫だ。しかし帰り道、休憩時間、授業中、気を抜けばおかしな行動をしてしまうかもしれない

視えていると相手に気付かれなければ、変なものたちだって行動は起こしてこない

(もう二度と、ミスはしない)

絶対に、誰も巻き込まない、怪我もさせない、そして、全力でバレーをするみんなを支える

よし、と何度目かの決意をして、そして、授業が終わるチャイムの音を聞いた

ーーーーーーーー

「氷谷高校?」

顧問の口から出た東京の強豪校だというその高校の名前は聞いたことが無かったけれど、火ノ国とやって以来の練習試合となれば部員のテンションも上がる

どんなチームなのだろう、どんな選手がいるのだろう、そわそわと話し出したチームメイトたちを見ながら、ルーシィはふと顔を上げる

微かに聞こえる声に耳を澄ませば、確かに自分を呼ぶものだった

「ルーシィ?」

声に誘われるように窓の外を見つめていたところで、今度はすぐそばで名前を呼ばれてハッと顔を向ける

不思議そうに目を丸くした先輩と視線が絡んで、ルーシィは慌てて口を開いた

「あ、はい!」

「何かあったか?」

スティングと一緒に騒ぎそうなところ大人しかったからだろう、少し心配そうに声をかけてくれた先輩にルーシィはぶんぶんと首を振る

「いや、何も、」

「練習試合嬉しくない?」

「すごい嬉しいですッ!」

途端に目を輝かせたルーシィに、先輩もホッとしたようにいつもの笑顔を浮かべた

ニッと笑って、しっかりと自分を見てくれる先輩に、何度だって救われた

だからこそ、言えないのだとルーシィはそっと目を細めた

「今度も勝ちたいなー」

「頑張ってください!!」

おう!とまた笑ってくしゃくしゃと髪を撫でてくれる

間違っていれば叱ってくれる、その日あったことを話せば褒めてくれる。中学のころは無かったことだ

受け取ろうとしなかったのは、自分なのかもしれないけれど、それでも自分は女子に嫌われていると諦めていた

優しいな、と思って、乱れた髪を直してくれる先輩の手が温かい

「何か気になることがあったら言えよー?」

はい、と返事をしながら、ルーシィは少しだけ泣きそうになる

どうしたらこの人たちに嫌われないだろう、どうしたらこのままの関係を続けられるだろう

微かに聞こえる自分を呼ぶ声を無視することも出来ないくせに、本当にワガママだ

今日はこれで解散!という主将の声に片付けのためにみんなが動き出す

ルーシィもそばに転がっていたボールを拾って片付けへと向かった



星野高校と火ノ国学園は神奈川らへんにある気がします!!(笑)
氷谷高校は東京ですね!!

166:お香しゃちょー◆kk:2018/01/15(月) 22:26 ID:.wM

外に一歩出れば、東京より少し冷たい空気に高い空。

初めて訪れた神奈川という土地は、自分たちにとってはひどく珍しいものだった。

(緑が多いな…)

中心地から少し離れたせいか、街の多くに緑を感じられる。商店街も賑やかだし、夜になれば暗い。そんなことだって、都心ではあまり感じられないことだ。

数日いただけだけも、その自然にどこかホッとされることもしばしば。

今日はGWの最終日、神奈川に来たメインとも言える星野との練習試合を向かえて、体育館内はひどく賑やかだった。

自分のチームメイトがアップをするのを見つつも、どうしたって目が行くのは反対側のコートで同じくアップをしている星野のメンバー。

「へえ、」

「グレイ、声に出ているぞ」

無意識に口にしていたのだろう、ぽつりと吐き出した呟きを近くにいた幼馴染に拾われたグレイはニッと笑う。

その何か企んでいるような笑顔を見て、リオンははあと溜息を吐いた。

「いや、綺麗な金髪だと思っただけだ。」

グレイの視線の先にいたのは、セッターであるローグにボールを投げるルーシィだった。それをちらりと見たリオンもすっと目を細めた。

「綺麗なのは髪の毛だけじゃねぇけど」

「1年っぽいな。スティングと普通に話してる」

「スティング?」

「星野の10番(スティングの背番号)」

「知り合いか?」

「まあな」

なんだよ教えろよ、と黒尾が呟いたところで、「そこの二人サボんな!!」という監督の声にアップへと戻る。

最後にちらりと見た先では、まだ名前も知らない1年の女子マネージャーが、窓の外を見ているところだった。

ーーーーーーーー

アップ後、少し休憩してから試合を始めることになり、一旦コートの外へと出る

監督と少し話しをしてからぐるりと体育館を見渡せば、あの目を惹く存在がいないことに気付いた。

何やら賑やかな星野の1年らしいメンバーの中にもおらず、主将である人物のそばにも、監督の近くにもいない。

時計を見れば試合開始まで5分を切っているし、何となく気になってグレイは体育館を出た。

ふわ、と舞うの風はやはり東京よりも少し冷たい気がする。

真面目そうな彼女はそこまで遠くにはいかないだろうと思いながら歩いていれば、案の定すぐに姿を発見できた。

何もない、体育館の影になっているそこは、ほとんど人も来ていない。そこに一人立って、何かを、見ている様子に、グレイは目を細める。

ふわりと感じるのは、花の香り。

167:お香しゃちょー◆kk:2018/01/15(月) 22:38 ID:.wM

「おーい、えーっと、悪い、名前分かんねぇんだけど、星野のマネちゃん?」

少し声を張れば、ビクリと大きく背中を震わせて彼女は振り返る。

そこで初めて絡んだ視線、その真っ直ぐな瞳に一瞬ドキリとした。

「試合までもう5分もねぇぞ?体育館戻ろうぜ。」

「え、あ、すんません、えっと、」

「氷谷3年、主将やってます、グレイです。」

パタパタと駆け寄ってきた彼女に、少しおどけて名前を告げれば彼女は泳ぐ視線をしっかりと正して見つめて来る。

綺麗な色だな、とその淡い茶色の愛らしさを持つ瞳に眩しさすら感じて誤魔化すように笑った

「あ、っと、1年のルーシィ、です。」

「よろしくな」

「は、はいッ!」

ぺこ、と勢いよく頭を下げる姿に素直だなと感心する。

先輩にはきちんとしているらしい。 根っからの体育会系か、と思いながらもルーシィを促して体育館へと向かう。

最後に視線を向けたのは、さっきまでルーシィが見ていた景色。

(なるほどな、)

と、胸の中だけで呟いて、少し前を歩くその細い背中をぼんやりと見つめた。

ーーーーーーーー

試合結果だけを見れば、こちらの圧勝。

けれど正直面白いものも見れたし、いいライバルを見つけたと監督もご満悦だった。

メンバー同士も何やら交流を深めているらしく、グレイが微笑ましいなと満足そうに笑っていればまたリオンに呆れた目で見られる。

そんな彼だって、スティングと仲良くなった。良かったなと告げると別にと冷たく返された

片付けが終わってからそれぞれが帰りの準備をしているとき、グレイはまたもやルーシィの姿が見えないことに気付いた。

あれ、デジャヴ?と思いながら体育館を見渡せばやはりあの細い背中が見つけられない。

「ルーシィは?」

「さっき荷物持って外行ったよ。」

「早ッ!」

烏野一年たちのの会話を聞いたグレイは、ふと窓の外を見てからそばにいた監督に一言声をかけてから体育館を出る。

迷うことなく足を進めれば、やはりすぐにルーシィの姿を見つけた。

ひらひらと、舞い落ちるのは、花びら。

ーーーーーーーー

「ルーシィ」

名前を呼べば、ビクリと肩を震わせてから振り返る。

パチパチと瞬きをして驚いている顔をするルーシィに笑いながら、グレイは隣までゆっくりと歩いて行った。

「もうみんな外に集まりだしてるぞ。スティングくんも探してたし。」

「え、あ、はい、すみません!」

「試合前もここにいただろ。何してるんだ?」

隣に立ってそう問うと、ルーシィは焦ったように視線を彷徨わせた。

その様子はやはりまだまだ年下の後輩だな、と何となしにグレイが見ていれば彼女は小さく「何でも、ないです、」と言う。

苦し紛れのその言葉にグレイが思わず笑えば、ルーシィは少し不満げな顔をしながら見上げてきた。

その瞳は、綺麗なものだ。そこに映っているのは、きっと、人とは違う。

最初から確信があった、何故かと言われると、答えられないけれど。

「それにしても、すげー綺麗に咲いてるな。」

168:お香しゃちょー◆kk:2018/01/15(月) 22:49 ID:.wM

「それにしても、すげー綺麗に咲いてるな。」

そう言うと隣から小さく息を呑む音が聞こえる。

ちらりと視線を向ければ、ルーシィが瞳を丸くして信じられないものを見るかのような表情を浮かべていた。

ひゅ、と息を吸って、その綺麗な瞳を真っ直ぐに向けて来る彼に、グレイはそっと目を細める

「視えてるよ。」

ゆっくりゆっくり言えば、ルーシィは唇を震わせる。

グレイはただ、視線を外すことなく影山の瞳を見つめて。

そこに映るのは、自分と、はらりと舞う桃色。

「視えてる。俺も、みえてるよ。」

言い聞かせるように、何度も言えば、ルーシィがようやくその震える唇からほうと息を吐いたのが分かった。

息止めてたのかよ、と心配になりながらも彼女の視線を真っ直ぐ受けて、そして笑みを浮かべる。

「綺麗な、桃の花。満開な、花だ。同じもの、見てるだろ?ルーシィ」

桃色の小さな花が、木々に咲いている。

それは満開で、鮮やかな桃色が目に眩しくて空に映える。

季節はもう過ぎているけれど、それはこんなにも目に鮮やかに映ることを、初めて知った。

最後にルーシィの名前を呼べば、今度はくしゃりと泣き出しそうな顔をするものだから、グレイは手を伸ばして彼女の真っ直ぐな髪に触れる

ビクリと肩が震えたけれど避けられはしなかったためそっと頭を撫でれば、ルーシィは視線は外すことなく小さく口を開いた。

「来週に、ここの桃の木、切られちゃうらしくて、」

「え、そうなのか、」

「この前、キツネ、っていうか、子どもに、聞いて。もう古いし、この前枝が折れたみたくて、危ないからって、」

「あー、うん。」

「だから、この前から、花が咲きだして、」

「うん。」

ふわりと、風が舞って、花が揺れる。

「満開で、最後だからって、頑張って、咲かせてるからって、」

「うん。」

「すごく綺麗なのに…あたしにしか、みえないから、何度も、見に来てて、」

「うん。」

「忘れないでって、言うんです。木が、そう言ってくる。だから、忘れないように、したいんです。」

「そっか。」

「グレイ、さん、も、」

「うん、どうした?」

「……視えてるんですか、」

「みえてるよ。満開な花、ちゃんと、みえてる。」

「本当に、ほんと、ですか、」

「ああ。桃の花が咲いてるって、誰にも言ってないんだろ?」

はい、と小さく震える声で言うルーシィは、今にも泣き出しそうだ。

信じられないのだろうか、今までずっと一人だったのだろうか。それは自分もそうだから、分かる、分かってしまう。

だからこそ、信じてほしかった。

こうして、ここにいること、同じ人間が、ここにいることを。

だから、ねえ、

「俺は、お前と、同じだよ。」

「………ッ、」

ぽん、と頭を撫でてそう言えば、ついにルーシィは一つ涙を零した。

それは、嬉しいからなのだろうか、それとも、苦しいからだろうか。

どうか嬉しいと思ってほしいと、内心焦っているグレイはそれを見せることなく、ニッと笑った。

「一人なんかじゃ、ねぇよ。」

ぐい、と涙を拭う姿はあまりにも頼りない。

選手を支える姿からは想像出来ない、ずっと不安で必死に、守ってきたことなのだろう。

誰にも気付かれないようにそっと、そっと、押し殺して、自分だけに抱え込んで。

それも知っている、その苦しさも、知っていた。けれど、きっと彼女は自分以上に一人なのだろう。

「グレイさん、」

「どうした?」

「あの、お願いしたい、ことが、」

「おう、なんだ?」

桃の花が、風に揺れる。

ふわりと舞うと、匂いすらしそうで。目に映る、その色でいっぱいになる。

「忘れないで、いてほしいんです。
ここに、桃の木があったってこと。こんなに、綺麗に、咲くってこと。」

忘れないでと言ってくる、その声は黒尾にも聞こえてきた。

ずっとずっと、伝えているのだろう、誰かに聞いてほしくて。耳に、届いてほしくて。

169:お香しゃちょー◆kk:2018/01/15(月) 22:53 ID:.wM

その声を最初に拾ったのはルーシィで、彼女しかいなくて、だからこそグレイにもこんなにも願ってくる。

忘れないで、どうか、ここにいたことを覚えていて。

頭に直接流れこむその願いに、ルーシィの泣きそうな瞳に見つめられてもう、心がじんわりと震える。

こんな感覚は久しぶりだと、思いながら、ふっと笑みをのせた。

「ああ、忘れねぇよ。」

「……………、」

「ちゃんと覚えておく。この景色だって、こーんなに綺麗なんだ。忘れるわけない。だろ?」

「はいッ、」

ふわりと、嬉しそうに微笑むその表情に、また心臓が震えた。

季節外れの花の香りと、試合中ずっと険しい表情しかしていなかった今日初めて会った他校の後輩の、この柔らかな表情に、目が離せない。

頬をわずかに赤くして、潤んだ瞳で、嬉しそうに微笑む彼女が、あまりにも純粋で優しく、綺麗だと、思った。

「なあ、今ケータイ持ってるか?」

そして、もっと知りたいと思った。

きょとん、とした顔を向けるルーシィにニッと笑みを浮かべて、グレイはそっと自分のスマホを取り出す。

ーーーーーーーー

今は半信半疑かもしれない、けれど、信じてほしい。

こんな風に願うのも、こんな風に笑っていてほしいと願うのも、これが初めてで。

できれば、怖がっていることを話してほしい、怯えているのはきっと、他の人には視えない不思議な存在ではない。

この真っ直ぐな彼が怖がっているのは、きっともっと、違うものだろう。

だからこそ。

同じものをみている君に、また会いに来るから。

170:お香しゃちょー◆kk:2018/01/15(月) 23:12 ID:.wM

追加設定!!

天馬学園

ヒビキ
天馬学園3年。男子バレー部主将、ウイングスパイカー。

イヴ
天馬学園2年。男子バレー部副主将、セッター。

171:お香しゃちょー◆kk:2018/01/15(月) 23:46 ID:.wM

額から落ちる汗を持っていたタオルで拭って、大きく開けられた扉の前に背を向けてしゃがみ込む。

現在、東京の天馬学園の校舎を借りて氷谷高校、天馬学園、星野高校で合宿中だ。

そして同じように隣に足を伸ばしてダラリと座り込んでいる人物に、ルーシィはちらりと視線を向ける

「グレイさんは、」

「おう」

休憩だと言っているのに何やらコートの中で楽しそうに声を上げているスティングたちの姿を呆れたような目で見ていたグレイは、ルーシィの声に視線をそちらに戻す

今では分かる、この人は自分と同じものを視ているのだと、それがこうして目を合わせれば分かるから

「いつくらいから、視えてたんですか?」

「んー…、何か人と違うもん視てんなぁ、って気づいたのは小学生ん時か。視えてたのは、ずっと視えてたけどな。そっちは?」

「あたしも同じような感じです」

いつから、と言われるとたぶんそれは生まれたときからだろう

それが人間ではないと、他の人はみえていないのだと、認識したのは確かに小学生のころくらいだ

「ルーシィはさ、」

「はい」

「視えてるって、誰に言ったことあるのか?」

ぐい、とタオルで汗を拭うグレイをちらりと見てからルーシィはまたコート内に視線を向ける

窓から入り込む太陽の光で、スティングの自分と同じ色の明るい髪が眩しく見えた

「親には言いましたけど、信じてもらえませんでした。あと、小学生のときも友達とか先生に言ったこともあります」

「うん」

「でも、誰にも信じてもらえませんでした」

コト、と体育館の床に持ってたスクイズボトルを置くルーシィは少し俯いている。さらりと流れる綺麗な金髪が顔を隠していて、グレイはそっと目を細めた

「それから、誰にも言ってません。怖くて…」

「うん」

そうだよな、分かるよ、とグレイは昔の記憶を引っ張り出してきて苦い思い出に無意識に眉を寄せる

分かる、すごく分かる、あの信じてもらえなかった絶望と、自分は一体何なのだろうというおかしくなりそうな不安と、子どもながらにそれが怖くなった

「俺は、さ」

「はい」

伸ばしていた足をずるずると動かして胡坐をかく。はあ、と息を吐いてからタオルで額に浮かぶ汗を拭って、視線はコートのままでグレイはゆっくりと口を開いた

「親にはすぐに言った。けどまぁ、否定もしなかったが肯定もしてくれなかった。ま、頭っから否定されなくて良かったとは思ってけどな」

「はい」

「あと、リオンがさ」

そう言いながら無意識に探してしまったのだろう、視線はスティングや天馬学園のヒビキとイヴと騒ぐリオンに向く

ルーシィも一瞬だけちらりとリオンに視線を向けてから、グレイへとそれをまた戻した

「リオンが、俺の言ってることを否定しなかった」

「…幼馴染、でしたっけ?」

「ああ。家が近所で、ほんとガキのころから一緒にいた。だからだろうな…俺が変な行動とるのもずっと見てたし、俺がおかしなこと言うこともずっと聞いててくれたから、今でも否定しない」

それに救われてたところはある、とグレイがぽつりと落としてからルーシィに視線を向ける。

おそらくここが、唯一自分とルーシィが違うところだとグレイは思っていた。

誰にも信じてくれなかった、と言うルーシィは自分よりももっと、ずっと辛く苦しかったのだろうと分かってしまうから、胸が痛い

「良かったです」

一瞬目を細めたルーシィが、ふにゃと笑みを浮かべて言った言葉に、グレイはきょとんと目を丸くする

「グレイさんは、一人じゃなかったってことですよね?」

「まあ、」

「でも、ちょっと羨ましいし、ずるいって思います…あたしには、そんな友達も幼馴染も、いなかったから」

くしゃり、と今度は苦しそうに笑うルーシィに、今度こそグレイは胸が締め付けられた

だから、信じてほしいと思った。どうか、手を伸ばしてくれればいいと

「これからは、俺がいるだろ。」

まっすぐ目を視て言えば、ルーシィは驚いたように目を丸くする。その素直な反応にグレイは笑って、そして手を伸ばしてくしゃくしゃと彼の手触りのいい金髪を撫でた

「一人じゃねえって、言ったろ」

「ッはい!」

グレイの笑顔に、温かい手に、ルーシィは嬉しそうに笑った

172:お香しゃちょー◆kk:2018/01/15(月) 23:54 ID:.wM

忘れないよ。

前触れがあったわけではない。

ーーーーーーーー

全体練習が終わってからそれぞれが個人で自主練を行っている時間。

普段は洗濯などをしているのだが、スティングたちに手伝われ、その日はスティングとローグと第三体育館にいた。

そこにはグレイやヒビキ、イヴだけでなく少し話したいと思っていたリオンもいたため、不満そうな顔をころりと変えて練習をサポートした

こればかりは少し感謝してもいいと内心思っていたルーシィだが、何故か得意げに笑うスティングとローグにイラッとして礼は言っていない

そして三対三やブロックやトスの練習をしながら時計がそろそろ引き上げる時間を示そうとしたとき

ふと、何かを、感じた。

ビク、と一番に肩を揺らしたのはルーシィで、持っていたバレーボールを抱え直して視線を彷徨わせる。

(何…?)

ぞわぞわと肌が震える、何かがいる気配がするけれどそれの姿が確認出来ない。

合宿が始まってから一度も感じることの無かった、何かの気配に、ゾクリと背筋が震えた。

「ルーシィ?どした?」

そばにいたスティングが不思議そうに声をかけてきたため、やはり自分だけかとルーシィは「ううん、」と曖昧に答えるもののこのおかしな感覚は消えない。

どうする、ここを離れたほうがいいか、と思いながらもいい言い訳が思いつかないでいれば、ふと、グレイと目が合った。

はっとしたルーシィが呼ばれるままにグレイのそばに駆けていけば、くいと手を引かれる。

「……何かいます」

「ああ、でも今までここでそんなこと一度も無かったぞ。」

「すごく曖昧で、はっきり分かんないです。でも確かに…」

コソコソと話してる二人に、残されたメンバーは不思議そうに首を傾げるばかりだ。

リオンだけは何かを言いたげに二人を見つめていたが、微かに震える窓に気付いてちらりと視線を向けるもののそこには無い。

「ねえ、二人で何してるの?」

ヒビキが不満そうに声を上げ、二人が答えようと顔を上げた瞬間、











































バンッ!!と大きな音をたてて開け放たれていた体育館の扉が勢いをつけて閉まった。

173:お香しゃちょー◆kk:2018/01/15(月) 23:59 ID:.wM

「ええッ!!何、誰、ええッ!!?」

「おい、どういうことだ?」

「ビビったー!!!何だよ、これッ、」

「え、誰もいなかった、よね…?」

ビクリと大きく肩を震わせたイヴが一番に叫び、そのそばで彼の声に顔をしかめたローグが少し眉を寄せてその閉まった扉を見つめる。

それから、あまりにも大きな音に抱えていたボールを落としたスティングにちらりと視線を向けたヒビキが最後に落とした言葉に、全員がゾクリと背筋を震わせた。

ヒク、と微かに頬を引きつらせたスティングが落としたボールを拾ってから扉へ向かおうとするのに黒尾がハッとする。

「スティング待て!!近づくなッ、」

「スティング!!!」

何を見たわけではない、それでも直感でそう思ったグレイとルーシィが叫び、それにスティングがビクリと足を止めたところで、今度はぐらりと、床が揺れた。

「え、」

誰かの微かな声が落とされた瞬間に、ドンッ、と鈍い音が響いて、そして、照明の明りが落ちた。

174:お香しゃちょー◆kk:2018/01/16(火) 00:01 ID:.wM

くらりと、揺れた足元と、頭の中。

ふと浮かんだのは、暗い暗い、部屋。

どこかで、見たことのある風景だけれど思い出せない。靄がかかったようで、ぼんやりとしか浮かばない。

それでも、ひどく寒かったのを覚えている。

怖くて、何かに見られている感覚が全身を包んでいながらそれが何かが分からない。

窓から感じられる外の気配は完全に日が落ちていて真っ暗だ。

埃っぽい空気と、何かが腐っているような気持ち悪い匂い。

ケホ、と小さく咳をすればそれすらも呑みこまれそうな気配がどこかにあった。

膝を抱えてしゃがみ込んで、時折来る寒気にハーフパンツのためにむき出しだった足が冷たくなっていく。

上だけでもジャージを羽織っていて良かった、と思うくらいに寒くて寒くて、でも季節的にはまだ夏が終わったころだったはずなのに。

ガタガタと、身体が震える。

ねっとりと向けられる視線と、どこかにあるヒトではない、気配。

自分はそう言ったものとよく遭遇することは認識していたけれど、ここまで恐ろしいと思ったのはおそらくこの時が初めてだったと思う。

密閉された空間の中にいるのはおそらく、そのモノと、自分だけ。

自分は視えるだけで、気配を感じるだけで、祓ったり倒したりは出来ない。そんな技術は誰にも聞いたことがない。

ああ、誰かに聞いておけば良かったと少し現実逃避気味に思いながらも、ぞわりと動いた何かの気配に、ひっと小さく声が漏れた。

怖い、怖い。誰か、お願い、ここから出して。

ぎゅっと、小さくなって、顔を膝に埋めて、どうしようもない現実に涙が溢れた。

誰か、なんて、きっと誰も来てくれない。

よくて帰りが遅いと心配した親が見つけてくれるだろうが、それじゃあたぶんダメだ。遅い、自分は、もうダメだ。

どうして、自分だけがこんな目に合うのだ。

どうして、どうして、一人で、怯えて、誰にも信じてもらえず、こんな風に、何かに怯えなくてはいけないのか。

何度も思ったことだった、何度も、恨んだことだった。


怖い、寒い、誰か、ここから出して。
お願い、お願い。誰か。


そればかりを願っていたあの時、最終的にどうなったのだろうか。

どうして、こんなことを思い出しているのだろうか、あれ、だって自分はさっきまで体育館にいたのに。

ズル、と音がする。
後ろから、何かの音がして、振り返ってしまった、瞬間。




見 ツ ケ タ




声が聴こえて、すとんと、意識が落ちた。

175:お香しゃちょー◆kk:2018/01/16(火) 00:14 ID:.wM

ふ、と瞼の上から光を感じてそろそろと目を開ける。

眩しいほどの照明の光に目を細めたスティングは、一番にそばにいたローグを確認した。

いつの間に座り込んでしまったのか、二人揃って体育館の床にペタンと腰を下ろした姿だった

自分と同じように眩しそうに目を細めているローグは、その他に変わった様子はない。

それにホッとしたスティングはぐるりと周りを見回した。

「ここ、どこだ」

思わずポツリと呟いたスティングの言葉に、ローグも顔を上げる。

体育館、なのは間違いないが、さっきまで自分たちがいた場所ではない。

掌に触れた床はどこか埃っぽくさらりと撫でれば指先が少し汚れた。

少し体重を移動させればギシリと音が鳴り、さっきまでいた第三体育館よりも幾分狭い。

さっきの大きな揺れと、一瞬の暗闇、それに、どこか古い感じのする体育館、理解が追い付かない光景に思考が、止まる。

「どういうことだ、」

「わ、かんね、え、なんだこれ」

「おいスティング。ケガはあるか?」

あまりにも現実味の無い状況にポカンとしていた二人に静かに声をかけてきたのは、同じように何とも言えない表情を浮かべたリオンだった

怪我も無さそうである彼の姿を見て、スティングはいつの間にか止まっていた息を吐き出した

「リオンさん!!」

「ああ。あとローグも平気か?」

「え、ああ、はい。」

そうかと二人の普段と変わらない様子にリオンもホッとしつつ、少し離れたところで同じようにポカンとして回りを見回しているヒビキとイヴの姿も確認出来たためにホッと息を吐く

しかし、その体育館の中にビリと広がったグレイの声に、肩を震わせた。

「おいルーシィ!!」

薄暗いような気さえする静かな空間に、突如響いたチームメイトの名前にハッとしたのはスティングとローグだ。

まだ少し震えた足で立ちあがり、グレイがいるところを見ればすぐそばで床に倒れている金髪が見えて目を丸くした。

「ルーシィッ!!?」

「ッ、」

慌てて名前を呼んだスティングと小さく息を呑んだローグがバタバタとグレイのところに駆けて行き、それに続いてリオンとヒビキ、そしてイヴも自然と集まる

ギシリと大きく床が鳴るその違和感にも、ゾクリと足が震えた

横向きに寝転がりグレイに肩を揺すられているルーシィだが、意識がないらしく目を覚まさずピクリとも動かない。

「ルーシィどうしたんですか!?」

「分かんねぇ、揺れが治まったと思ったらそばで倒れてた」

「ルーシィ、起きろよ、おい、」

ローグが肩に触れて名前を呼ぶが、ルーシィの目は閉じられたままだ。

すう、と小さく息をしているのは分かるために少し安堵するが、ここまで騒がしくして、何より身体に触れているのに目を覚まさないのはおかしい。

その上時折うなされたように眉を寄せるために、スティングはますます混乱して泣き出しそうだ。ルーシィ、と必死に彼の名前を呼ぶ1年の姿にグレイは小さく舌打ちを漏らす。

「やべぇぞ…」

小さく小さく吐き出した言葉は、隣に来ていたリオンだけが聞いていて、自然と顔をしかめた

リオンは、グレイが他の人間とは違うものを視ているというのを知っている

幼いときからずっとそばにいれば彼が嘘を言っているとは思えなかったし、何より自分も変なことに巻き込まれたことがあるため信じないわけがなかった

だからこそ、こうして無意識にだろうグレイから出た言葉に、また焦りが浮かぶ

「あの、」

控えめだがしっかりとした声で言うヒビキに、自然と全員の視線が向く。

「ルーシィちゃんの手、すごく冷たいんだけど…」

176:お香しゃちょー◆kk:2018/01/16(火) 16:18 ID:IX2

不自然なほどに白くなっていたルーシィの手を握るヒビキの少し不安そうな視線を受けたグレイはハッとして、ハーフパンツのためにむき出しだったルーシィの足にそっと触れる

そしてそこから感じる冷たさに眉を寄せて、自分が羽織っていたジャージを脱ぎながらもザっと体育館の中を見回した

幸いなのか分からないが、体育館の隅に置いていたそれぞれのジャージやスクイズボトルはそのままだった

「スティング、お前のジャージも貸せ」

「は、はい!!」

「ヒビキはそのまま手ぇ握ってろ。」

「了解」

グレイは脱いだ氷谷のジャージとスティングが持ってきた星野のジャージをルーシィに被せる

スティングとローグはルーシィの状態を見てから顔色が悪い。

「グレイ」

「正直、ここまでのは初めてだな」

「ああ」

自然と浮かぶ冷や汗に気付かないふりをする

同じようにルーシィの様子を伺っていたローグが震える声で自分の名前を呼ぶスティングに気付く

「ローグ、」

「なんだ」

「あれって…」

スティングが指差した先、そこにあったのはステージの横の壁にかけられている校歌の歌詞。その最後にあった学校名に、ローグも目を見開いた

「嘘だろ…さっきまで東京にいたのに、」

「どういうことだよマジでッ…」

さっきよりも焦り出した星野1年二人に、四人もその視線に習って歌詞がかけられている壁を見つめる

「……聖城中学校、ですね」

「おいローグ、どこの中学だ?」

すうすう、と小さく息をするルーシィを見つめていたローグにリオンが声をかける

ヒビキも、無意識にルーシィと繋いだ手を少し強くして、揃って顔を青くしている二人を見つめた

「…聖城は、ルーシィの出身中学です」

「……って、ことは、」

「もちろん、神奈川にあります」

動揺しながらもハッキリと告げるローグ。

カタカタと揺れた窓の音にも誰かが震え、外は夜なのか真っ暗だ。どこか古い印象の受ける体育館だが、照明は眩しいほどに煌々と光を降り注ぐ

しんと静まり返った広々とした空間で、どこかゆらゆらと揺れるようなねっとりとした空気を感じたグレイは未だに意識が戻らないルーシィを見つめて、小さく息を吐いた

「神奈川か…」

移動したのか、どうやって、しかもこのメンバーをそのまま連れて来る意味は何だ、とグレイは内心頭をフル回転させるがいい答えは見つからない

ルーシィの中学ということは少なからず彼女が関わっている可能性が高いが、意識が戻らないと話も聞けない

体温が低くなっているルーシィはすぐに起こさないと危ない、それは分かってるがその方法が分からない

今までここまでの規模で、しかもここまでの人数で怪奇に巻き込まれたことが無かったため、グレイも動揺しているもののそれを表に出すわけにはいかなかった

グレイはそっとルーシィの顔色をうかがう

顔色自体はそこまで悪くないが、身体はやはりひどく冷えている。夢をみているのか、半分引きずられているような様子だ。

「グレイさん」

「どうした?」

ローグの声にグレイが顔を上げれば、彼は何とも言えない表情を浮かべていた

「さっきの、ここまでのは初めて、ってどういうことですか」

リオンとの会話のことを言われているのは分かった、だが一瞬返答に困る

今ここにいるメンバーが、自分の話を信じるという保証はどこにもない。けれど、そんなことを言っている場合でもないと気付いている

ローグだけではなく、不思議そうな様子のスティングとイヴ、ヒビキを見て、グレイは深く溜息を吐いた

「俺は、」

とりあえず自分のことだけ話そうと口を開いたとき、体育館の外から音が聞こえた

「ッ、」

リオンは小さく息を呑んだ。グレイは体育館の入り口に目を向ける。ヒビキは未だに冷たいルーシィの手を両手で包んだ

バタバタと、何かが動く音と、微かに耳に届くのは、誰かの声のように思う

バンッ、と扉が勢いよく開いた。そこに現れたのは燃えるような、赤

「一人で突っ走ってんじゃねぇぞアホ!!何かあったらどうすんだ!!」

「うるせぇ!!人の気配がしたんだよ!!ってあれ?」

慌ただしく体育館に飛び込んで来たのは、グレイたちにとっては見慣れないジャージ姿の二人

グレイは、自然と力が入っていた足を緩めた

177:お香しゃちょー◆kk:2018/01/16(火) 16:37 ID:IX2

「な、ナツさんッ!!??」

「星野のスティングとローグ!!」

「は、お前ら何でここにッ、」

なんでココに!?とスティングを指差している人物と、そんな彼の頭をバシリと引っぱたいている男に、リオンとイヴは揃って同じように目を丸くし、突如賑やかになった空間にヒビキははあーと息を吐いて浮かんだ冷や汗を拭った

「ちょっと待て、ナツさんたちがいるってことはここほんとに神奈川!?」

「え、ああッ!!そうだ、嘘だろどうなってんだよーッ!!」

「おい、そもそも何でお前らここにいるんだ、つーかここ一体何だよ、」

「それにそいつら誰だよ!?」

東京組を置いてきぼりにして慌てだした四人に、グレイははいはい落ち着けと手を叩く。

「あなたたち、どちら様ですか?」

「それはこっちのセリフだ!!」

「あーマジどういうことだこれ、」

へたりと座り込んだまま言うイヴに答えながら、はあー、と溜息を吐きつつそばにやって来た二人はふと、床に触れている金髪を見て目を見開く

「ルーシィッ!?」「バニー?」


これだけ大声で話していてもやはり目を覚まさないルーシィは、ヒビキに手を繋がれたまま静かに呼吸を繰り返している

冷えた手を温めるようにヒビキはルーシィの手を両手で包み込み、リオンもジャージの上から彼女の腕をさすっていた

「おい、どういうことだ」

「待て待て、何で俺を睨む」

随分とツリ目だな、と半分関係のないところに意識を飛ばしつつ、じとりと睨んでくる男にグレイは口元を引きつらせた

「とりあえずお前らも落ち着け。ここに来てからルーシィが目を覚まさない。これは今一番ヤバい状態だから、それをまずは何とかしたい」

「目を覚まさないって…バニー!」

「ルーシィ!!おいルーシィッ!」

さら、と顔を隠してた金髪をそっと撫でてやりながらルーシィを呼ぶ声に、ピクリと震えた手に気付いたのはヒビキだ

「ルーシィちゃん?」

手を握って顔を覗くが、やはりまだその目は閉じられたままだ

けれど今微かに動いたと思いヒビキがちらりと視線を向けた先、グレイもそれに気づいたようで目が合った

「おい、えーっと、お前ら!」

「ナツさんと、ガジルさんです。火ノ国っていう神奈川の強豪校の主将と副主将です。」

「さすがローグくんだね」

「それと……ルーシィの中学の先輩です」

178:お香しゃちょー◆kk:2018/01/16(火) 17:16 ID:IX2

それが一番知りたい情報だっただろう、と言わんばかりに視線を向けて来るローグにグレイはニッと笑い、ヒビキもなるほどと思いながらもルーシィの手は離さなかった。

「えーと、ナツはどっちだ?」

「俺だ。なんだよ」

「そのままルーシィの名前呼び続けろ。あと、そっちのガジルもな」

どういうことだと、二人だけでなくイヴとスティングも揃って首を傾げるがローグとヒビキは何か気付いたのか表情は変わらない

リオンもただずっとルーシィの腕に触れて体温を分けていた

「今、俺たちは怪奇ってやつに巻き込まれてる。それも相当の力で。」

「怪奇って、幽霊とかが関わってるってことかよ」

「ああ。信じねぇってんならそれ以上は何も言わないが、今この異常な状況をまずは受け入れろ。」

真剣に真っ直ぐに言葉を放つグレイに初対面でありながらもナツとガジルも自然とその言葉をするりと呑み込んだ。

本当はあまり言いたくないはずで、あまり知られたくはないはずで、けれどそうも言っていられない状況であるグレイの姿に、リオンはただ寄りそうようにそばにいることしか出来ない

正直この状況で頼りになるのはグレイだけだし、ルーシィが目を覚ませばきっと二人で何とかしてくれるのではないか、と微かな希望だってある

ルーシィから直接話を聞いたことはないし、グレイからも何も言われていない。

けれど、二人のどこか似た雰囲気と、気配、そして同じところを見ているような視線に、きっとルーシィも同じなのだろうとリオンは気づいていた。

だから早く目を覚ましてほしい、大丈夫だと伝えたい。怖くないからと、言いたいのだ。

「で、これは俺の予想だが、お前らの中学時代が関わってるのはたぶん間違いない。ここがどこだかもう知ってるか?」

「…聖城、だろ?お前ら外に出たか?ここは確かに聖城だけどよ、俺たちがいたときの校舎でも体育館でもねェ」

「どういうことですか?」

「この体育館もそうだが、一番分かりやすいのは校舎だ。たぶんあれは、旧校舎。建て替えられる前の木造だったときの校舎だ。俺らも初めて見た…ギヒッ」

二人が飛び込んで来たまま開けっ放しになっている扉の外はここからでは見えない。

しかし不可解そうに言うナツとガジルにその言葉が嘘ではないと分かってしまい、誰かの息を呑む音が聞こえた。

年代も違うのかよ、とまた舌打ちが漏れそうになったのを抑えつつ、グレイはちらりとまだ意識を飛ばしたままのルーシィに視線を向ける。

「ルーシィはたぶん、お前ら二人の声に、反応してる。」

「……ルーシィ」

眉を寄せた少し苦しそうなルーシィの表情にナツはわけも無く悲しくなりながらも、さらりと指先を流れる金髪を撫でながらも呼びかける。

中学のとき、何度も呼んだ。何度も、あの綺麗な目を見た。

声が届くというのなら、もう一度あの目を見れるなら、何度だって呼んでやる。だからほら、早く目を覚ませ。

そうしないと、からかうこともできないだろ。

「ルーシィ。」

手触りのいい金髪を撫でる。そして、彼女の震える瞼をただ見つめていた。

179:お香しゃちょー◆kk:2018/01/16(火) 20:51 ID:IX2

終わりのない真っ暗な空間と、寒さと、気味の悪さ。

カタカタと震える身体を抱え込んで、丸くなって、そして唯一の扉だけをじっと見ていた。
微かに動くだけで埃が舞う、何かに見られている、気配がする。

ああ、ここはどこだったろうか、ズキズキと痛みを訴えてきた頭にじわりと涙が浮かんだ。
痛い、頭が、震える、何かが流れて来る。
ずる、と身体から力が抜けて座っていることすら出来ずにパタリと横になった。

そのときにふわりと舞った埃で一つ咳をしつつ、そっと目を閉じる。

この景色は、見たことがない。

おそらく、誰かの、思い出だ、これはどこだろう。

歩くたびに軋む音がする木造の建物、その廊下。楽しげな、子どもの声。

しかし自分に向けられる視線はひどく冷たいものだ。

この感覚を、自分は知っていた、誰も信じてくれなったあのとき、こうして冷え切った目で見られていた。

ぞわりと震える背中には冷や汗が伝い、それでも一歩一歩歩く、そのたびに、廊下が軋む音が鳴る。

やめて、どうして、どうして誰も信じてくれないの、おかしいのはそっちだろう、どうして、何で、何で。

ぶわりと溢れてくる感情は、しんしんと降り積もる雪のように心をひどく冷たくさせた。

静かに壊れていく、音がする。悲鳴を上げる、苦しいと、怖いと、どうしてと。

ぶわりと溢れてきた感情は自分とリンクしていて心臓が痛い。

誰かの、記憶、思い出。つらい、苦しい、過去か。

その光景が一瞬弾けて、意識が浮上する。けれどやっぱり、どこかが痛んで浮かんだ涙が頬を伝った。

ふ、とのろのろと目を開けた先、扉はやはりずっと閉まったままだ。

ヒタリと背中に触れる冷たい何か、それがどんどん体温を奪っていくような気さえしてひどく怖い。

けれど振り向けない、確かにすぐ後ろにいる何かを見ることが出来ない。怖くて怖くて、もう、身体も動かない。

つ、と流れた涙は静かに頬から落ちる、それを拭う、気力も無かった。

誰か、誰か。

「……ッ、」

声も、もう出ない。喉が、震えない、声の出し方が分からない。

ああ、ダメだ、これ以上ここにいたら、ダメだ、怖い、どうしたら、いいの。

ずん、と重くなる空気、押しつぶされそうなほどの気配に吐き気が、する。

ーーーーーーーー

ああ、そうだ。あの時の、記憶だ。

閉じ込められて、絶望しか感じなかった、本当に、死さえ覚悟したあの時、その扉を開けてくれた、人。

名前を、呼んでくれた人たち。

手を、身体を、温かい体温で包んでくれた、人たち。

思い出した、あの時も、そうだ、助けてくれたのは、あの、

180:お香しゃちょー◆kk:2018/01/16(火) 23:07 ID:IX2

「ルーシィ、」「バニー。」

瞬きを繰り返せば、あの人の桜色が見える。

「ナツ、さん?ガジルさん、」

「目ェ覚めたか」

指先から伝わる体温に不思議に思って視線を向ければ、どこかホッとしたような表情を浮かべたヒビキがいる。

「ルーシィ平気かい?」

「ヒビキ、さん、」

何故かひどく冷たい手をぎゅっと握ってくれる手が温かい

「「ルーシィッ!!」 」

「ルーシィちゃん大丈夫?」

「ルーシィ、苦しくないか?」

次々に聞こえる声。泣きそうなスティングとローグ。そしてイヴも安心したように笑い、そっと腕に触れてくれていたリオンは顔を覗かせた

「ルーシィ、起きられるか?とりあえず今分かってることを説明する。」

グレイの何とも言えない表情を見て、厄介なことになったと察したルーシィは起き上がろうと手を床につけた

「ッ、」

体を起こそうとしたが力が一気に抜けた。しかし目の前の人物に抱き留められる。

「顔色が悪ィ。しかも何でこんな冷てェんだ」

「ナツさん、」

しっかりとルーシィを支えたナツはそのまま上半身を起こすのを手伝ってやる

何とか座った体勢になったルーシィは、肩と膝にかかるジャージを返そうと思ったが、スティングにまだ使っておけと言われたためにそれに甘えた

「どこまで覚えてる?」

「体育館が揺れた、あたりです」

それは大体全員同じだなとグレイは頷き、何か含みがあるような目でルーシィを見つめる。

「正直、結構マズイと俺は思ってる」

「あたしもそう思います。ここは聖城ですか」

「正解。やっぱり何か見たか?」

グレイのであろう大きいの青のジャージを無意識に握る

「おい、二人で何納得してんだよ」

二人が何やら分かったように話を始めたことにガジルが首を傾げつつも疑問を投げかける。それはおそらく残りのメンバーも同じだろう

「…俺とルーシィは、日頃からこういうことに巻き込まれることが少なくない。幽霊とか妖怪とかそんなんが、俺たちにはいつも視えてる」

それこそ毎日のように、昔からずっと。

「…だからか、」

ポツリ、と落とされた呟きはナツのものだ。

「ルーシィ、お前中学のとき階段から落ちたことあっただろ。」

「え、覚えてたんですか?」

「そりゃな。結構驚いたし。」

どういうことだと、ガジルがナツを見る

「あの時、確かに誰かに押されて放り出されたような感じで落ちてきたろ。あれもその、幽霊とかそういう関係なのか?」

「…ごめんなさい。あの時、受け止めてもらって、その、ケガ、」

途端に顔色を悪くしたルーシィ。ナツは慌てて首を振った

「別にそれはどうだっていいんだよ!思い出さなくていい!!」

「お前一人受け止められなかったこいつが悪ィんだ、気にすんな」

「うるせぇ!!」

ルーシィ曰く、学校の中で油断していたら、突然階段から突き落とされてしまったという

それにナツが偶然居合わせ、落ちてきたルーシィを抱き留めたまでは良かったが、勢いに耐えきれずに後ろにぶっ倒れ手首を捻ったのだ。

「まあ言いたくなかったのも、言えなかったってのも、あったんだろうが…怖かったんだろ、言うのが。」

そう言うガジルにルーシィは慌てて首を振る

「あたしが隠してたんです!だから謝るのは巻き込んだあたしです!!…あの、信じてくれるんですか、あたしがその、」

「あの時のことと、今と、それで信じないわけないだろ。相変わらずバカだな、ルーシィ」

「信じるぜ。お前が何か視えてることも、今のこのおかしな状況もな。ギヒッ」

はっきりと言うナツとガジルに、ルーシィは目を丸くする。

「俺も信じるぞ!ルーシィ!!」

「仲間を俺も信じるぞ」

「僕も信じますよ。というかなるほどなって納得出来ます」

「俺もかな。グレイがたまに一人でブツブツ何か喋ってたのはそれのせいか」

当然という風に言い切るスティングとローグ。納得と言うイヴと、思い出し笑いをするヒビキ

「良かったな、ルーシィ」

ふっと笑って言ってくれたのはリオンで、言葉を探すルーシィにまた彼は小さく笑った。

「グレイと同じ感じがしたから、俺は気づいてた。言わなくてすまない」

「え、」

「もちろん、俺はグレイのことも信じてるし、ルーシィのことも信じる。」

ルーシィはリオンが最後に言った言葉が嬉しくて、くしゃりと、笑みを浮かべた

181:お香しゃちょー◆kk:2018/01/16(火) 23:28 ID:IX2

「で、この状況をどうするか、だ。やっぱり聖城絡みか?」

「きっと。ナツさんガジルさん、聖城にあった木造の古い倉庫みたいなヤツ覚えてますか?」

また指先が冷えてきたルーシィの手を今度はスティングが握り、ヒビキはそっと背中を支えてやる

それでもまだ体調が万全ではない様子のルーシィは、グレイからの問いに元先輩であった二人に視線を向けた。

「…倉庫って、あの焼却炉があったっていうところか?」

「はい」

「あれが、関係してんのか」

すぐにピンときた二人はそれに伴って眉を寄せ、ローグがどういうことだとルーシィに続きを促した。

「ルーシィ、

「えと、聖城に、昔からずっと壊されてない、古い木で出来た倉庫みたいな小さな建物があるのよ」

「それとどういう関係がある?」

「あー俺が説明する。あの噂話のことだろ?」

「あ、はい。」

ナツは全員の視線が集まったのを確認しながら、記憶を引っ張り出すようにゆっくり話し出した。

「聖城の敷地内に、何で壊さないのか分からないくらいに古い小さな倉庫みたいなのがあったんだ。噂によると昔その横に焼却炉があって、ゴミを貯めてた倉庫だったんだろって話だ」

しんと静まりかえった体育館にナツの声だけが響き、どこか、ゾクリとした空気が流れた。それに気づいたのはやはりルーシィとグレイだったが、ちらりと目を合わせただけで話の先を促す

「何でそれを壊さないかっていうのも、まあ噂でしかねェけど昔、いじめられていた女子生徒がそこに閉じ込められてそのまま死んだって話だ」

「「え、」」

「壊そうとすれば体調不良の奴が出たり、誰かが怪我したりしてたっていうことが頻繁に起こって、だからそのまま放置されてたらしいぜ」

「それって、」

「まあ、俺らの間ではその女子生徒の呪いだとか何だとか言われてたな」

「ええ!!」と思わず叫んだのはスティングと言うで、無意識に繋いだ手に力を込めたのかルーシィが「スティング、手痛い」とぶんぶんと腕を振った。

イヴうるさい、と淡々というヒビキに、ガジルは可笑しそうに笑みを浮かべる。

「おい、まだ続きあっけどお前ら大丈夫か?」

「続けてください。」

呆れた様子のナツにローグもこれもまた表情一つ変えずに先を促す。

溜息一つ吐き出して、ナツが少し躊躇いつつも続けた。

「で、俺とガジルが3年のときだから、確か女バレの2年か?」

「ああ、確かそうだ。」

「…ルーシィが、その2年だったやつらに噂の倉庫に閉じ込められたことがあったんだよ」

「「はあ?」」

思わず落とされたスティングとローグの声が幾分トーンが低い。

「ちょっと、あんた主将だったんじゃないんですか、何でそういうこと放置してんですか。何してたんですか。」

「俺は主将だけど男バレのだ!女バレまで見てられるか!!」

「お前が女バレの主将に苦手意識を持つからだろーが」

「ガジルそれ今言うなよ!!エルザすっげー怖ェんだぞ!」

主将がそれかよ、とグレイとヒビキからの何とも言えない視線も受けて、ナツは口元を引きつらせた。

俺も同罪だが、と言うガジルとすっかり居心地が悪くなった様子にナツに、慌ててルーシィが口を挟む。

「でもあの時、あたしを助けてくれたのはナツさんとガジルさんです」

「まあ、そうだけどな。あれはほんとにビビったぜ」

「よく考えたらあの時も確かにおかしかったな…ギヒ」

「放課後の練習の後、ルーシィの荷物はあるのにいねえって女バレの1年たちから聞いて俺とガジルで体育館の倉庫とかは全部探したんだ。でも見つからなくて、マジで焦ったぜ」

「外はもう暗くなってたしな。で、まあ怪しかった2年を俺らで問い詰めたらあっさり吐いたから、急いでその噂があった倉庫に走った。1年には先公呼びに行けって伝えてな。」

あの時を思い出すように、それが伝わるように二人は視線を向けて来るメンバーを見返す。

ヒビキに背中を支えられているルーシィはやはり顔色があまり良くなくて、ああ、嫌なことを思い出させていると心が痛んだ。

「普段だったら鍵がかかってるはずだったのに、あの時それは壊れた。それで扉を木の棒みたいなやつで開かなく抑えているだけだったから、急いでそれを外して開けようとしたん。だけどよ…」

「全然開かなかったんだ」

182:お香しゃちょー◆kk:2018/01/16(火) 23:35 ID:IX2

ゾクリ、と確かに全員の背中が震えた。

小さく揺れた照明がカタカタを鳴ったためにグレイが観察するように体育館を見回すが、どこにも何もいない。

それはルーシィも同じだったらしく、すっかり顔色が悪くなっているスティングの手を握り返してやった。

「おかしいと思った。それとめちゃくちゃビビった。けど、中にルーシィがいるんだからいつまでもビビってはいられねェだろ」

「俺とナツ、二人で必死になって扉を開けて、そしてバニーも無事に助けた。」

「けど、もう夏だってのにルーシィの身体は冷え切っててよ、低体温症になりそうだったって後から聞いてすっげー驚いたぜ」

はあ、と肩を落とすナツに、グレイは今度はルーシィに視線を向ける。

その視線を受けて、ルーシィもこくんと静かに頷いた。また、身体が冷えそうな気がして無意識に指先を撫でる。

「さっき、その時のことを夢でみてました。」

「だからそいつが絡んでるってことか。」

たぶんそうです、と言うルーシィはまたあの時の記憶が蘇ってくるようで唇を震わせる。

まだ、小学校を卒業して数か月しかたっていなかったあの時、あそこまで恐怖を覚えたのは正直初めてだった。

憎しみか恨みか、重く暗い感情を一方的に押し付けられて、じっとりと視線を向けられて身体が凍りそうだった。

183:お香しゃちょー◆kk:2018/01/17(水) 00:09 ID:IX2

「あの時、確かに倉庫の中にはあたしと、何かが、いました。視線を向けられていることは分かったけど、その姿まで捉えられなかったです。だけど絶対に、いた。
…それがその亡くなった生徒なのかも、まだ分からないですけど、あの倉庫が関係してるのは間違いないと思います。」

まだ青白い顔色で、それでもしっかりと言い切るルーシィに、誰もがその言葉が嘘ではないと分かる

「その倉庫って、どこにあるんだ?」

「位置関係が変わってないなら、校舎を挟んで反対側だ」

「とりあえず、行ってみるしかねェな。」

グレイは、開けっ放しのままの体育館の扉をちらりと見てから何やら浮かない顔をしているガジルに視線を向けた

「どうした?」

「俺らさっき外から来たけど、不自然なほどに真っ暗だったぜ。木造の古い校舎と、この体育館しか確認できないくらいには、暗かった。」

「ってことは、その古い校舎を突っ切って反対側まで行くしかないってことですか。」

あっさりと、これもまた変わらないトーンで言うローグに、スティングはさっと顔色を悪くし、イヴとリオンも無意識に眉を寄せた

じわりと感じるどこか居心地の悪い空気も、まだ変わらない

しかしそれを吹き飛ばすような明るい声が、響いた

「学校の怪談みてーだな!!」

「な、何で楽しそうなんですかナツさんッ!」

「スティング、アイツはアホだからよ」

「ガジル聞こえてるからな!!」

何やらぎゃあぎゃあと賑やかになった空気に、ヒビキとイヴはぽかんとする。リオンは溜息を吐き、ローグに至っては気にもしていない

「ナツうるせーなぁ。」

カラカラと笑いながら言うグレイも、ずば抜けて高いナツとガジルのテンションに半分呆れつつもどこか安堵したように力が抜ける

「じゃあ、行きますか。」

ひょいと立ち上がったグレイに続くようにそれぞれ腰を上げる。部下帰りであったらしいナツとガジルは荷物を持ったままだったが、スマホはやはり一切使えないらしい

「ルーシィ、立てるか?」

ぺたん、と座ったままだったルーシィはハッとして声をかけてきたローグを見上げて、まだ震える足で立ち上がった。

肩にかかるグレイのジャージはそのまま借り、スティングのものはローグが受け取る

膝が少し震えたがたぶん大丈夫だろう、ルーシィがそう言えば二人も安堵したように息を吐いた

「おっしゃああああ!!お前ら行くぜ!!」

「お前はいちいち声がデケーんだよ!!」

「何であの人たちあんな元気なんでしょう、ヒビキさん」

「火ノ国って神奈川の強豪?しかもナツってあれでしょ?日本で5本の指に入るとかっていう」

「やっぱ俺って有名人!聞いたかガジルッ!」

「ちょっと黙れやアホ!!」

「なんだと鉄野郎!!」

「ビビりすぎだ。吐くなよ」

「う、うるせーローグ!ビビってねぇッ!!」

「嘘だな」

「スティング、足が震えてるぞ。」

「リオンさんまでそんなこと言わないで!!」

何やらさっきまでの暗い雰囲気が嘘のように賑やかになったメンバーにルーシィはきょとんと目を丸くする

「ナツのああいう性格はこういうとき役に立つな。初対面とは思えねーわ。」

隣にいたグレイがククッ、と笑いながら言った言葉にルーシィもふっと笑みを浮かべて頷く

ナツとガジルも、ヒビキとイヴの王子様キャラに慣れてうまく会話をしている。

ルーシィは、ゆらりと視線を泳がせる

声が、聞こえた

おそらく自分を探していた声。見つけた、というたった一言に、分かってしまった

ああ、また失敗した。もう巻き込みたくないと、思ったのに

ルーシィが顔を上げた先、グレイが静かに穏やかに自分を見つめていた。

「一人じゃねぇ、って言ったろ。何かあったら絶対に俺に言え。今回のことだって、お前のせいじゃない。」

「グレイさん、」

「お前はもう、一人じゃないだろ。」

抱え込むな、と優しく落とされた声に、ルーシィはじんと目の奥が痛くなるのを感じた

優しいな、と思いながらもくしゃりと笑えば、グレイもホッとしたように微笑んでくれた。

「おいグレイ」

「ルーシィ!早く来いよー!!」

早くしろと言うリオンと、手を伸ばしてくれるナツの声に二人もようやく足を進める

体育館の外は暗い、それに誰もがたぶん恐怖を覚えているはずだけれど、動かないわけにはいかないのだ

184:お香しゃちょー◆kk:2018/01/17(水) 02:26 ID:IX2

暗い暗い部屋、静まり返るそこは自分以外動くものも無く。

底から冷えるような空気に、唯一ある小さな窓から外を見れば真白な景色が映った。

しんしんと、振り続ける、真冬の、雪。

本来だったら綺麗だと言えただろう、全ての音を呑み込むようなその空気に安堵の息を吐いただろう。

つ、と指先で窓に触れれば、滴が一つ、零れ落ちた。

自分のものだという認識すら忘れて指先を見れば、真っ赤になって感覚ももう遠い。

痛い、のだろうか、それすらも分からない遠い感覚に吐きだした息も震えた。

ドサリ、と床に寝ころべば制服やむき出しの膝が黒く汚れる。

見上げた天井は随分と低い、迫って来るようなそれにそっと目を閉じた。


ああ、寒い。寒い。
助けて、誰か、ねえ、寒いの。


震える喉はもう声を発することも出来ない。
カラカラに乾いた唇はピリと痛みが走って、血の味が、した。

どうして、どうして。

私はここにいるの、どうして私だけ、こんなところにいるの。

誰も、来てくれない。気付いてくれない。

どうして、ねえ、誰か教えて。

私が何をしたの、何もしてない、ただ一人でいるだけだったのに。

だから嫌いなのだ、信じなければよかった、一瞬でも、信じた自分が馬鹿だった。

許さない、みんなみんな、許してやらない。

暗い暗い、部屋。

だんだんと朦朧していく意識の中で、何を求めただろうか。

手を伸ばせない、動かない、もう。

どうして、どうして私だけ。

ああ、ほら、見つけた。

見つけた、見つけた。待っててすぐ、ほら、すぐだから。












































もうすぐ、むかえにいく。

185:お香しゃちょー◆kk:2018/01/17(水) 16:14 ID:6BI

ゾク、と背中が震え、ルーシィはバッと振り返るがそこには何もいない

ふ、と短く息を吐いて、それでも耳元を霞めたような何かの気配に眉を寄せた

「ルーシィ?」

隣にいたスティングから名前を呼ばれ視線を向ければ、どことなく不安げな顔が見えたために「何でもない」と返せば彼は笑顔を浮かべる

押しつぶされそうな暗闇の中、体育館から伸びた外廊下の先、校舎に入るための非常口の前で立ち止まって体育館から拝借して懐中電灯で中を覗いていた。

「うわ、真っ暗だね」

「そりゃな」

グレイが照らす懐中電灯の先は廊下が続いているのがようやく分かるくらいの暗さが広がっている

天井も所々に穴が開いているほど古く、臭いもどこか埃っぽい

一緒になって中を覗いていたヒビキも若干嫌そうに眉を寄せるが怯えた様子は無い

うーんと、一つ声を漏らしたグレイは、最後尾
にいたルーシィに視線を向ける。

「ルーシィ、ちょっと来い」

ひらひらと手招きされたルーシィは、スティングのそばを離れてグレイの元へと進む

「何かありましたか?」

首を傾げたルーシィに、グレイは持っていた懐中電灯をひょい差し出す。うん?と何だか分からないまま自然とそれを受け取って、不思議そうにグレイを見上げた。

「先頭歩けるか?俺は最後から行くから。」

「分かりました!」

扉の窓ガラスから覗いた廊下は、校舎が古いせいか幅が狭く感じる。

それを見てあっさり頷いたルーシィを少し心配に見つめながらも、とりあえず気配を感じやすい自分たちで残りのメンバーを挟んだほうがいいだろうとグレイとお互い納得する。

懐中電灯を握りながらあ、と何かに気付いたルーシィは顔を上げた。

「あ、そうだグレイさん、ジャージ…」

「いいって、そのまま着てろ。」

そう言えば貸りたままだったと、氷谷のジャージを脱ごうとしたルーシィをグレイはやんわりと止める

まだ身体は冷えたままなのだろう、懐中電灯を受けとる指先が少し震えていたのを見て、でも、と渋るルーシィに今度はニヤリと笑みを向けた

「それに、彼ジャーっぽくていい」

手の甲まで隠れている袖とどこかゆったりとした肩のラインに、グレイはうんうんと何故か満足そうに頷くが、一方ルーシィは顔を真っ赤にして俯く。

「おい、ルーシィに変なことすんなよ」

グレイを遮るように割って入ったナツは、ぐいとルーシィの手を引いてぽすんと腕の中におさめる

「しかも彼ジャーでもねえし」

「えーグレイそれ狙っての?ズルいな〜」

「別に狙ってねぇよ!たまたまだ!」

「おい、ちょっと待てズルいって何だ。」

何故かナツに後ろから腕を回されていることに抵抗もしない影の薄いルーシィもおかしいが、突然入って来たヒビキのセリフもどうかと思う

グレイは思わぬ反撃に弁解し、ガジルはヒビキの言葉にツッコミを入れる、その様子を見ながら呆れながらもローグは息を吐いた

無意識だろうがその場が少し明るくなる、今から入る暗い暗い見慣れぬ校舎を前にスティングは恐怖で顔が引きつっているし、リオンとイヴもどこか不安そうだった

それはもちろんローグもだが、三年たちのルーシィを巻き込んだ明るいやりとりに少しだけ気分が軽くなる

グレイはきっと、意図的だろう、そういうところはやはり敵わないなとローグが思っていれば、隣にいたリオンも気付いたのだろう安堵したように息を吐いていた

「とりあえず彼ジャーは置いといてだな、まだ寒いんだろ、着てていい。」

ったく、と八つ当たりに一度ヒビキの頭を引っぱたいたグレイがそう言えば、ルーシィは少しだけ目を丸くした。

指先がまだ凍るように冷たい、足もむき出しになっている膝下は随分と冷えていた

後ろからくっ付いているナツにもきっとバレたのだろう、少しだけ腕に力がこもるのが分かった

「あ、ありがとうございます!」

嬉しそうに微笑むルーシィに、グレイがぐりぐりと頭を撫で、ナツは少し不貞腐れながらもぎゅうと抱きしめた

「それじゃ、行きますか。気合入れろよ。」

ニッ、とまるで試合の前かのようにいつも通り不敵に笑うグレイに、全員が頷いた。

186:お香しゃちょー◆kk:2018/01/21(日) 17:47 ID:fSs

カチャ、と静かに開けられた扉。キイ、と金属が軋む音が鳴るがゆっくりとそれを開け放ち、ルーシィがまず一歩廊下へと足を踏み出した

暗い廊下の先を一度照らし、天井にもざっと目を向けてからあっさりと進んだ。

そんな彼女に続いて何やら嫌そうな声を上げながらも全員が入ったところで、グレイが最後に校舎へと入る

そしてカチャリと扉を閉めて、歩き出した瞬間

ガチャン、と嫌な音が鳴った

おいおいと振り返ったグレイだが、そこには何もない

ただ嫌な予感がして扉のノブに手をかければ、案の定、それが開くことはなかった

(あー、出さないつもりか?)

正直、正体の分からない存在の狙いははっきりと分かっていない

何度やっても開かない扉に溜息を吐き出して、グレイは仕方ないと先を進むメンバーの後に続いた

閉じ込められた、などという情報は言わないほうがいいだろう、ちらりとルーシィと目が合ったために頷けば、彼女も少し嫌そうに眉を寄せるだけだった

ギシ、と歩くたびに軋む床はどこか埃っぽい。
窓も薄汚れ、天井には所々に穴が開き、蜘蛛の巣が張っていた

明りは先頭を歩くルーシィの持つ懐中電灯と、ガジルがスマホを使って照らす足元の光のみ。電波は入らないが電源はそのままだったため、充電が切れるまでは明りとして使える。

ルーシィのジャージの裾を掴んだまま歩くスティングはまだ表情は硬く微かに手が震えているため、引きはがすことを諦めて仕方がないからそのままにしていた

「ビビりすぎだ。ルーシィが歩きづらいから離せ」

「おまッ、ビビってねぇしッ、いや普通に怖いだろうが!!」

「どっちだよ」

ローグが溜め息交じりに小さく呟いた声にもスティングは震え、リオンがあっさりとツッコミを入れる

リオンの後にはイヴとヒビキが続き、その二人の後はガジルとナツが続いた。

最後尾を歩くグレイは、時折天井やら後ろを見ながら軋む廊下を進みながらも前を歩くルーシィの様子も気にかけていた

一方のルーシィも、懐中電灯で先を照らしつつ、何も気配を感じないことを確認しながら足を進める

はあ、と吐き出した息はどこか震える

懐中電灯を持つ手がまだ冷たくて、スティングが掴むジャージの部分から伝わる微かな熱だけが、唯一温かいと感じた

「マジで学校の怪談じゃねーか!」

「だから何でちょっと楽しそうなんだよ」

「君、やっぱりちょっと…かなりバカなの?」

「コイツはいつもこうだよ」

ナツが相変わらずのテンションで言えばガジルが呆れたように見つめ、ヒビキの失礼な言葉にもあっさりと返すものだから当の本人は少し不貞腐れている

ヒビキも全国でも有名なスパイカーの意外な姿に何とも言えない表情を浮かべる

足元が不安定なためにいつもよりゆっくりと歩きながらも、キシキシと軋む音は止まない。それが余計に恐怖を煽るようだったが、ここまで進んでも特に何も起こらない

しかし、と嫌な空気はずっと続いていると感じているルーシィは周りの気配に集中しながら進んでいた

ギシ、と一度鳴った音、それに一瞬足を止めたルーシィは、ぐん、とまわりの気温が下がったような感覚に目を見開く

そして突然、ぶわり、と一気に鳥肌がたった寒気に、ハッとして天井を見上げる

気配を探っても近くには無い、けれど、けれど、強烈な視線をどこからか感じて冷や汗が浮かんだ

(どこから?)

「ルーシィ?」

すぐ近くからスティングの声が聞こえる、そして背後からは同じように名前を呼ぶ先輩たちの声

その間も見られている感覚は消えない。どこだ、と振り返った瞬間、ルーシィは視えたものに息を呑む

187:お香しゃちょー◆kk:2018/01/21(日) 17:56 ID:fSs

天井に開いた穴、その暗い暗い隙間から覗く、白い顔

血の気がない明らかに温度を感じられないその顔は、不気味なほどにはっきりと暗闇に浮かんでいた

そして真っ赤な目を見開いて、うっすらと浮かべられた笑み

ニイ、とまるで嘲笑うかのように口元だけで笑うそれに、ゾクリと背筋が震えたのが分かった

ズルリ、と伸びて来る腕は同じように青白く細い。しかしそこにを這うように落ちるのは、赤い赤い、血だ

それがポタリと床に落ちた瞬間に、ルーシィはハッとして声を張り上げた

「ナツさんッ!!!」

その真下にいた、ナツに伸ばされる、青白い腕

ルーシィの声で背後に迫る異様な気配に気付いたナツが、目を見開くのが見えた

何で、狙いは、俺のはずだろッ、と叫び出しそうな気持ちを含めて叫べば、同じように振り返っていたヒビキがすぐにナツの手をぐいと引いた

「う、っわ!」

「ナツくんッ、」

「ぎゃあああッ、何あれ!!!」

それ、を見て叫んだスティングがジャージを引っ張るため、ルーシィは一瞬動きが止まる

しかしルーシィが動くよりも前に最後尾を歩いていたグレイの方が早かった

「下がれ!!ヒビキッ、ナツの手ぇ離すなよ!!」

イヴをガジルのほうへと押しやって全員を背で守るように立ったグレイは、すぐさま持っていたスクイズボトルの蓋を開けて、スポーツドリンクをその得体の知れない存在にぶっかけた

じゅ、と微かに何かが焼ける音がしたかと思うと、その白い腕は一瞬でふっと消える

その瞬間、重苦しい空気もパッと消えたために、誰かの息を吐く音がやけに響いた

「ナツさんッ、何ともないですか!?」

勢い余って尻餅をついていたヒビキと膝をついたナツのもとに駆け寄ったルーシィは、息を整えている二人の様子を見ながら慌てて声をかける

さっきまでの異様な空気はもう無くなっているし視線も感じない、もう一度天井の穴を見ても何もいなかった

「驚いた…何だ、あれ」

「ッ至近距離で目ぇ合ったッ!!」

心臓バクバクいってる!と顔を上げたナツは若干顔色は悪いものの怪我らしいものは無いようだ

イヴに声をかけられたヒビキも、汗を拭いながらずっと掴んでいたナツの手を放す

「ありがとな、マジで助かったぜ」

息を吐きながら礼を言うナツに、ヒビキはいつも通りの王子様スマイルで返す

スティングはすっかり腰が抜けへたりこんでいるし、突然の人間外の存在の登場にさすがのリオンも顔が強張っている

とりあえず無事だったナツにホッとしたガジルが安堵の息を吐きながら、殻になったスクイズボトル片手に天井を見ていたグレイに声をかけた

「今、何したんだ?」

「ああいうヤツには塩が効くってのが定番だからな。スポドリって結構塩分入ってるだろ?」

「そんなもんですか?」

ヒビキに合わせて膝をついていたイヴの言葉にもグレイはそんなもんだとニヤリと笑う

そんなやりとりにようやく肩から力が抜けたローグは、ふと俯いたまま何も話さないルーシィの細い背中を見て眉を寄せた

「ルーシィ」

驚かさないように、とそっと背中に触れながら声をかければ、ルーシィの肩がビクリと跳ねた

「どうした」

「ッ、え、ああ、いや、」

何でもない、とまったく何でもなくなさそうな顔で言うルーシィにローグは溜息を吐く

「そんな顔で言われても説得力ない」

「………、」

「ルーシィ」

ローグがさらに呼ぼうとする前に、俯くルーシィのすぐ前にいたナツが彼の名を呼んだ

おいしょ、とまだ心臓が忙しないだろう少しふらつきながらも立ち上がったナツは、艶のある金髪をくしゃくしゃと撫でる。

「顔上げて、よく見ろ。俺は何ともない。ルーシィが呼んでくれたおかげだろ」

大丈夫だ、と今度はぽんぽんと、頭を撫でてくれるナツに、ルーシィもきょとんとしたもののその手が優しいから自然とほうと息を吐いた

188:お香しゃちょー◆kk:2018/01/22(月) 17:54 ID:EE6

まだ少し震える指先、それを一度ぎゅっと握ってから、真っ直ぐに顔を上げる。

「…何でナツを狙った?」

同じことを考えていたのだろう、グレイがそう呟いたのにルーシィも視線を向ける。

「たまたまじゃねぇのか?」

「いや、まあそれも無いこともないが…もっとこう…」

「狙ったような、気が、しました」

ナツが首を傾げるものの、グレイとルーシィはしっくりこないらしく揃って眉を寄せた。

さっきの顔が覗いていた天井を見上げ、そして辺りを見回した瞬間に、ぞわりと寒気を感じた。

ズル、と微かに音が聞こえた瞬間、ルーシィとグレイが同時に顔を向ける。

他のメンバーはまだ気づいておらず、二人の様子に首を傾げたり顔を強張らせたりと様々だ。
さっき通って来た廊下はもう真っ暗で扉などはとうに見えない。

まだ遠い、しかし確かに何かの気配を感じてグレイが小さく舌打ちを漏らした。

「とりあえずどっかの教室入るぞ。なんか来る」

「なんかって何ッ!?」

「気配だけで分かるわけないだろ、ヒビキさっさと立て。おいスティング、腰抜かしてる場合じゃねぇぞ。」

ほらほら、とグレイに促されヒビキはすぐに立ち上がり、スティングもリオンに手を引かれてようやく立ち上がった。

そして先を歩き出したルーシィに続いて少しばかり早足で歩きながらもどこか不気味な空気にやはり背筋が寒くなる。

うう、と唸るスティングの手はリオンが引き、全員の体重のせいでギシギシと廊下が嫌に音をたてていた。

「グレイさん、」

ある教室の前で立ち止まったルーシィは、扉から中を伺いつつグレイを呼ぶ。

それにグレイも並んで中の気配を探ってから、静かに扉を開けた。

中は当然暗い、懐中電灯でざっと中を照らして何の気配も無いことを確認すると後ろで固まっていたメンバーを振り返る。

「中入れ。」

「ここ、家庭科室か?」

教室の中に並ぶのは、水道とコンロがついたいくつかの大きな作業台。

普段から見慣れた景色だが、やはり薄暗いそこはあまり好ましくはない。

ごく、とスティングが息を呑んだが、リオンが容赦なく手を引いて中に入った。

そして最後にルーシィを中に入れてからグレイが廊下の奥を見つめ、静かに扉を閉めた。

少しだけ空気が軽くような感覚に、知らず息を吐いたイヴがちらりとグレイに視線を向ける。

「どうするんですか?グレイさん」

「とりあえず窓側に寄って廊下から見えないように隠れろ。急げよ、来るぞ。」

ズル、ズル、と何かを引きずる音が確かに聞こえ、さっきの凍るような感覚を思い出してナツとヒビキは顔を見合わせて眉を寄せる。

さすがにガジルも表情を強張らせ、さっさと行けとナツの背を押した。

二手に分かれてそれぞれ作業台の影に座り込めば、廊下からの死角に入る。

ルーシィとガジルが明りを消せば、そこは本当に真っ暗な空間だ。

自然と肩を寄せ合うようになるのは仕方がないだろう、お互いの体温と息遣いに安堵しながら全員が、息を呑んだ。

189:みさ◆tw:2018/02/12(月) 00:51 ID:8Ro

いつのまにかめちゃくちゃ書かれてる!

前回は>>161です

* * * * * * * * * * * * * * *

この生物はなんだろう。

青い…猫?



「あい!おいらはハッピーです!」







私とグレイさんは電車であの話以降は会話を続けないで、私は窓の外の景色を眺め、グレイさんは肘を立てて寝ていた。

エルザさんとウェンディさんはまだ帰ってこなかった。



でも、時間が経ち気づいた時にはトンネルに入っていた。

どうやら寝ていたみたいだ。



グレイさんに視線を向けるとやはりまだ寝ていた。

まぁ、寝たふりか何かはわからないが、まだ二人は戻っていないようだ。

何も変わっていない…。



…変わって、いない?

一瞬視界の下ぐらいに青い何かが見えた。

ゆっくりと視線を向けると、グレイさんの隣に青い生物がこちらをじっと見ながら座っていた。



「…なんですか?」

「あい!おいらはハッピーです!」



ハッピー…聞いたことがある。

というより、さっき耳にした気がする…。

あ!確かナツさんのそばにいたって言ってた…。



「あなた、ナツさんの…?」

「あい!エクシードです。

おいらエルザに遣いに行かされてギルドまでルーシィのことを伝えに言ってたんだ。

だから、一度もお見舞いに行けませんでした」

「エルザさんに?優しそうなのに?」

「記憶がなくなると、そこまで忘れちゃうんだね。

エルザには誰も逆らえないんだ。だってエルザはね…」



「あ、後ろ」と教える前にハッピーも後ろの気配を察知したようだった。

恐る恐る振り返る、そこには仁王立ちしたエルザさんがたっていた。



「ハッピーこんなところにいたのか。探したぞ」

「ナツのそばにいても意味がなかったので」

「ほう、だがそれよりも気になることがあってな」



何故か、ゴゴゴゴゴという効果音が聞こえた気がした。



「だってのあとは、なんだ?」



その後のことは、はっきりいって伝えられない。

だが、エルザさんに誰も逆らえない理由だけは明確にわかった。







「こいつがハッピーだ」



さっきと同じ席に座り、エルザは自分の膝にハッピーを置いた。

ハッピーはボロボロなのは言うまでもないだろう。



「で、マスターはなんと?」

「あ、あい…。一応このあとチームでの仕事は考えるように、だって」

「そうか…。まぁそれもしょうがないだろう」



私のせいで、仕事に行けなくなったのだろうか?

そしたら、私はなんのためにいるのだろう。

多分私はどう何やっても役に立たない存在なのかもしれない。

だから、今こんな状況になったのかもしれない。



「おいルーシィ。暗い顔すんなよ」

「そうですよルーシィさん!ポジティブに行きましょう!」



私の雰囲気を察したのか、二人が声をかけてくれた。

ほら、やっぱりまた迷惑をかけた…。



「でも…」

「ルーシィ、窓を見ろ」



エルザさんに言われて窓を見る。

そういえば、何故か窓の外の景色を見てなかったことに気づく。



そこには、さっきまでの穏やかな場所とは違い、打って変わって賑やかで明るい騒がしい町中だった。



「ここが私たちの街、マグノリアだ」

190:お香しゃちょー◆kk:2018/02/12(月) 18:55 ID:.hM

ああ、みさだ…みんな!!みさが来たぞ!!!
この乾いた板に、みさがうるおいを与えてくださった!!!!

191:お香しゃちょー◆kk:2018/02/12(月) 19:04 ID:.hM

ズル、ズル。

何かを引きずるような音と、ひたひたと響く、静かな足音。

廊下を進むそれが確実に近づいてくるのが分かる。

息が詰まるような緊張感に汗が浮かぶ。しかし、ただ一人、ルーシィだけがまた冷えていく体温を感じていた

(また...)

ゾクリ、と震える身体。下がっていく体温。ズキズキと痛む頭に浮かぶのは、真白な景色。

(くそ、)

息を吐いて頭を抑えるが、その痛みは消えない。それどころか足音が近づいてくるたびにズキンッ、と響く痛みが増してぎゅっと拳を握りしめた

浮かぶ、景色。暗い暗い部屋、曇った小さな窓。そこから見える雪が積もる真白な景色。どんどんと冷えていく空間に指先が凍るようで、見れば真っ赤になっていた。

どうして、どうして、と懇々と紡がれるのは憎しみと困惑が混じったような声。

(ああ、誰、あんた、)

ズル、ズル、という音が、止まった。

ひ、と小さく悲鳴を上げたスティングの口をリオンとイヴが咄嗟に抑え、グレイがこの教室の前で止まった気配に小さく舌打ちを漏らす

動く気配が、ない。しかし入って来る様子も無く、この無音のプレッシャーから逃れる術がなく全員が固まるしかない。

ほう、と微かに漏れる息遣い、カタリと微かに鳴る音だけで、心臓の音が外に漏れそうなほどにうるさく鼓動を刻んていた。

しん、と静まり返る、空気。

どこまでこの緊張が続くのかと誰かが息を吐いた瞬間、

バンッ!!と勢いよく扉が開いた。

「「「………ッ!!」」」

ひゅッ、と全員が息を呑み、バクバクと鳴る心臓だけがうるさい。

姿を確認するだけの余裕はグレイにもスティングにも無かった、ただ見つからないことを祈るしか出来ない。

スティングなどもう涙目だし、ナツとガジルも小さく息を呑んで額から落ちた汗を拭った。

グレイだけがその気配に神経を尖らせる。

そしてどれほどの時間そうしていたのか分からない、おそらく数十秒だっただろう、ズルリ、と気配が動いた。

廊下へと向かっていく気配、ヒタヒタと重い足音がゆっくりと遠ざかっていく。

徐々に緊張感が消えていくが、グレイがまだ警戒しているために誰も気が抜けなかった。

そして完全に気配が消えたところで、グレイがそっと顔を出して盛大に息を吐いたところで、いつの間にか止めていた息を全員が吐き出した

「ななな、なんですかあれぇ!!」

「あーーーー……ビビった!!!」

「スティング、声を抑えろ」

「ヒビキさん、静かに」

またもやすっかりへたりこんだスティングが真っ先に声を上げ、さすがの緊張感に堪えたのかナツもズルリと力を抜いた。

リオンとイヴも口ではそう言いながらも安堵に息を吐いている。

「クソナツ、生きてるか。」

「……生きてる生きてる、いや吐きそうになった、吐いたら悪ィガジル」

「ふざけんな。」

並んで座り込んでいたガジルとナツも顔を青くしながらもとりあえず乗り切った危機に、揃って肩から力を抜く。

はあ、と汗を拭って立ち上がったグレイに、これもまた何とも言えない安堵を覚えたローグも立ち上がろうとしたとき、視界にぐらりと傾く金髪が見えた。

「ッ、ルーシィ!!」

隣にいたルーシィがグラリと倒れる姿に、咄嗟に彼女の身体を受け止める。

そして触れた体温に、ローグは目を見開いた。

「なんだこれは…!ルーシィ!おい!!」

カタカタと震える肩と背中はジャージ越しでも分かるほどに冷え切っている。

しっかりと身体を支えたローグは、座り込んだままにルーシィの顔を覗くがその色は真っ青だった。

192:お香しゃちょー◆kk:2018/02/12(月) 20:02 ID:.hM

「ルーシィッ!?」

一番に飛んできたスティングはさっきまで浮かんでいた涙を消して、必死に彼女の名を呼ぶ。その尋常でない一年たちの様子にグレイが真っ先に駆け寄った。

「ルーシィッ」

「身体が冷たいです、冷え切ってるッ」

「ルーシィッ!」

「バニー!」

ナツとガジルもすぐにそばに寄り、グレイはそっとルーシィの髪をかき上げる。意識はあるが焦点が合わない視線に小さく舌打ちを漏らした

「イヴ、スクイズ中身入ってるか?」

「はい、少しですけど」

「ローグ、ルーシィ起こせるか?」

「はい」

グレイはイヴからスポーツドリンクの入ったスクイズボトルを受け取り、ローグが自分に寄り掛かるようにして起こしたルーシィの頬にそっと触れた

「ルーシィ、分かるか?」

不思議と耳にすんなり入って来るグレイの声に、ルーシィは揺れる視界の中で微かに頷く。

それに少し安堵したグレイはスクイズボトルを口元に持っていき、飲むように促した。

こくんこくん、とゆっくりだが喉を通って行く感覚にルーシィはだんだんと視界がクリアになっていくのが分かった。

しかしまだ身体が冷たい、思考がまだ、持っていかれる。

ピク、と震えた細い指先、それに気づいたスティングが、ぎゅっと、手を繋いだ。

「ルーシィ、いるぞ。」

温かい手、伝わる温度、力強い声に、ビリと頭の奥が震える。

「ここにいる。」

耳元にそっと落とされた声は、普段は静かで冷静な彼らしくない重さを感じて

ゆっくりと瞬きをした先に、力強く見つめて来るスティングと、心配そうに目を細めたローグの顔が見えて、ルーシィはほうと、震える息を吐く

「うん、」

ふっと、思わず漏れた笑み、はっきりとした視線に、黙って様子を伺っていたグレイやナツたちもホッと表情を緩めた。

まだ震える手をスティングは安心した笑みを浮かべながらも繋いだままにして、ローグも冷えた身体をジャージの上から撫でてやる。

「も、平気…ごめん、」

はあ、と一度息を吐いて何とかローグから身体を離したルーシィに、グレイは持っていたスクイズボトルを差し出した。

「あと少しだから全部飲んどけ。」

「え、でも、イヴさん、」

「いいから飲みなよ」

変なところで遠慮するルーシィにふっと笑いながらイヴが答えれば、彼女は小さく礼を言ってこくんこくんと飲み干した

片手はまだスティングがしっかりと握っており、ローグも支えるように肩に手を置く。それに安堵したように、ルーシィはまた一度深く息を吐いた

「何か見たか?」

心配そうな目はそのままで、グレイが静かに問いかける

「いえ、見たのはほとんど体育館で見たのと一緒です。あ、ただ、
窓から外を見たら、雪が降ってました。あと、ものすごく寒かった」

ぶる、とそれを思い出したせいか微かに震える身体に冷たい唇。それを噛みしめて、ルーシィは無意識にスティングの手を握った

「ルーシィがあの倉庫に閉じ込められたのは、夏だったぜ」

「ってことは、その女子生徒が亡くなったってのが真冬なのか?」

「そうだろうな」

意図的ではないだろう、けれどこうしてルーシィがその生徒の記憶を見ている。ナツとガジルは、雪と真冬、という言葉に揃って眉を寄せた

「真冬に、あんな壁がうっすいボロボロな倉庫に閉じ込める神経が全然分かんねぇ」

「雪が降るくらいの日に、しかもたぶん制服とかだろ?もしそんな状態であんなところに一晩いたら…」

「凍死、の可能性もなくは、ないな…ギヒッ」

二人の言葉に、スティングとローグも不快そうに表情を歪めながらもそうだろうと頷く。

どれほどの造りなのかは実際見ていないが、ナツとガジルがここまで言うなら相当古かったのだろう

当時だって、おそらくゴミ溜めのためだけに作られたのだとしたら、当然室温のことなど気にしていないはずだ

「神奈川ってそんな寒いの?」

「まあ、東京よりは。でも普通に生活してたら凍死なんかしませんよ。」

凍死、という言葉、しかしローグのあっさりとした返しにヒビキは少し安堵の顔を見せる。

そして何やら考えていたグレイが、よし、と立ち上がったために全員が視線を向けた。

「とりあえず、」

ざっと室内を見回してから、視線を向けて来るメンバーに笑みを向けて。

「塩水作るか。」

「「「は?」」」

193:リリィ:2018/04/17(火) 19:24 ID:bDA

おひさです…
毎日来るとか言っといて来れなくてごめんよぉ。゚(゚´Д`゚)゚。
ていうかまだ続いてる、のかな…

194:お香しゃちょー◆kk:2018/04/26(木) 00:46 ID:b.c

リリィ!!
続いてるよ!私今年は受験生だから来る回数減るけど…絶対このスレは潰させない!!いえあ!

195:リリィ:2018/04/26(木) 19:21 ID:bDA

そうだったね!
受験頑張れ(●'д')bファイト

196:お香しゃちょー◆kk:2018/05/23(水) 09:39 ID:yOI

思い付きです。こんなナツルーがあってもいいと思う。


「オレはお前が邪魔で邪魔で仕方ないんだ!いつもオレの足手まといになりやがって!!ルーシィ!!」

「ッ!」

「ルーシィ!耳を傾けるな!今のナツは正常ではないぞ!」

今回の仕事先で、事件に巻き込まれたあたし達。敵は人の心を堕とす魔法を使う相手で、ナツがそれにかかってしまった。

「お前なんか嫌いだ!見たくもねェ!!なんでお前はオレの前に姿を現わすんだ!」

「……うん」

「返事をするなルーシィ!!」

魔法だって分かってるけど、やっぱりちょっと辛いなあ

「声も!魔法も!その長い金髪も!!全部全部嫌いだ!!!!」

「じゃあ、ナツ」

あたしはそっとナツに歩み寄り、抱きしめる。

「あたしを殺して。
ナツに嫌われながら生きるなんて、あたしは世界が滅亡するよりイヤだから。」

あなたに嫌われるぐらいなら、声も、魔法も、この金髪も、全部捨てる。

197:リリィ:2018/05/29(火) 21:53 ID:.mk

良いと思う!
バッドエンドになるのかな?
シリアス系は案外好きだよ(๑•ω•๑)♡

198:リリィ:2018/06/02(土) 20:18 ID:PH.

ちょっとだけ投稿しようかなー



ナツルー

澄み渡った青空の下1人の人間がフード付きマントを被ったまま外を出歩いていた
外は危険とされていて、1人で居ればわるーい海賊達に囚われるという不気味な噂が最近たっていた
しかし、まだ陽も照っていて人通りは良い
マントから覗く口元は嫌そうに歪んでいて、その人間は誰も居そうにない路地裏にへと足を向けた

199:お香しゃちょー◆kk:2018/09/04(火) 15:58 ID:z5k

リリィ!久しぶりだあ!!

200:リリィ:2018/09/18(火) 15:32 ID:CrI

おお!お久だねヽ(*´∀`)ノ

201:お香しゃちょー◆kk:2018/10/08(月) 19:59 ID:Umw

お久しぶりです、お香です。新しく小説を描こうと思います。ちょこちょこですが、また来ます。

設定

ナツ・ドラグニル
西軍のリーダー。特攻組でもある。とある目的をグレイ、ルーシィと共有している。

グレイ・フルバスター
東軍のリーダー。特攻組でもある。とある目的をナツ、ルーシィと共有している。

ルーシィ・ハートフィリア
東軍の参謀。喧嘩はあまり得意ではない。とある目的をナツ、グレイと共有している。



東軍
グレイ(リーダー)、ルーシィ(参謀)、ミラ、スティング、ローグ、シェリア、ルーシィの星霊達

西軍
ナツ(リーダー)、エルザ(参謀)、ジュビア、ガジル、ウェンディ、レビィ、ユキノ、ユキノの星霊達

202:お香しゃちょー◆kk:2018/10/08(月) 21:01 ID:Umw

あたし達の学校は変わっている。中学を卒業し、高校のクラス発表の日。ナツとあたしとグレイの幼馴染3人で見に行った。

「あ!あたしグレイと同じクラス!」

「俺だけ違ェのかよー」

あたしとグレイは1組、ナツは2組だった。



「よく来たな、新入生の諸君」

グレイと教室に行くと、3年生だと思われる教卓に座る先輩とその隣に先輩が2人立っていた。とりあえず席が指定されてないので、あたしとグレイは隣に座る。

「俺は東軍の頭領…まあリーダーだ。よろしくな」

「東軍…?」

聞き覚えのない単語に首をかしげる。

「お前達はこれから東軍として、西軍と喧嘩してもらう。東軍は1組、西軍は2組だ。」

「喧嘩…!?」

「どうやら、俺たちの高校は2つのチームに分かれる族の高校だったって訳か…」

そういえば、先輩達の背後には大きく白で東と書かれた青い旗が凛々しく立っている。

「これは伝統だ。俺たちが卒業する前に、2年の中からリーダーを選び出し、そしてその2年が卒業する前にお前達の中から新たなリーダーが選ばれる。」

先輩が言うには、
・西軍と校内で会えば即喧嘩開始
・西軍と校内、校外で話してはいけない
・リーダーに選ばれれば拒否をしてはいけない
・リーダーは自分の学年から参謀を1人選ぶことができる
などという様々な掟があるらしい。

「説明はこれぐらいかな…んじゃあ、最後に…」

さっきまで笑顔だったリーダーの顔が真剣な表情に変わり、ピリッとした空気になった。

「東軍に命をかけろ!!弱いヤツは置いて行け!!俺達は闘う!!
歴代の頭領の名にかけて!東軍の名にかけて!闘志を燃やせェ!!!」

『おおおおお!!!』

どうやら、大変なことになったみたい…

ーーーー

「え、ナツのクラスもリーダー来たの!?」

「ルーシィとグレイは敵になっちまったな…」

「ナツ泣くなよ」

「泣いてねェよ!」

帰り道、こっそりナツと合流して小学校の頃からお世話になっているカフェに寄った。

「あら?あなた達、1組よね?」

3人でお茶やケーキを食べていると、同い年ぐらいの銀髪の女の子に声をかけられた。あたしとグレイはこの子に見覚えがあった。

「あなた、たしか1組の…」

「ミラジェーン・ストラウスよ。」

「よろしく、ミラさん!あたしはルーシィ!」

「よろしくな、ミラちゃん。俺はグレイだ」

「……」

「ナツ?」

「あなた、西軍よね?」

そうだった、と思い出す。“西軍と校内、校外で話してはいけない”という掟があるんだった。ナツはどうればいいのか分からず、戸惑っている。

「私は東軍だけど、まだあの学校に慣れてないし…あなたが西軍って今聞いたわけじゃない。だから、あなたもよろしくね。…ナツだっけ?」

「!! おう!よろしくな、ミラ!」

よかった、いい人だわ…。

203:お香しゃちょー◆kk:2018/10/09(火) 18:53 ID:/Dc

そして月日が経ち、あたし達は2年になった。今日はあたし達の代の頭領が決まる日。

「お、みんな集まってんな」

第1体育館で東軍全員が集まっていた。その中に3年生の先輩達、そして幹部、最後に頭領が入ってくる。

「これで全員か?」

「たぶんね」

「んじゃ、西軍が来るまでにとっとと終わらせちまうか」

「今日は西軍と会っても喧嘩しちゃいけねェ日だからな…」

頭領と参謀が話しながらステージへ上がる。するとステージ上の壁に校旗と東軍旗が掲げられた。

「今日は集まってくれてありがとな、お前ら。全員分かってるとは思うが、今日は新しい代の頭領を決まる日だ」

頭領がスタンドマイクに向かって話す。するとザワザワしていた空間が、一瞬で静かになった。これが東軍29代目頭領の威厳というものだ。

「俺ら3年で投票を行い、何度も幹部達と俺で話し合った。そして決まったよ」

ニタリ、と頭領が意地悪な笑みを浮かべる。ワクワクしてる時の顔だ。

「東軍30代目頭領は
グレイ・フルバスターだァ!!!!」

わあっと歓声が上がる。グレイは幹部達に背中を押されながら、ステージへと登っていった。

「さすがね、グレイ」

「誰も異論はねェな」

「ああ、俺もだ」

「私も!」

「うん…!そうだよね!」

同い年のミラさんと1年のスティング、ローグ、シェリアと頷く。あたし達は学年を超えた絆がある。

グレイが東軍旗を受け取ると、バッと広げて背中に背負った。

「お前ら全員、俺に付いて来い!!付いて来れねェヤツは容赦なく置いて行く!!」

『おおおおお!!!!』

「そんで、俺の代は革命を起こす」

グレイの言葉に頭領達3年生を含めた東軍のみんなが首を傾げた。あたし達はニヤリと笑みをこぼしてしまう。

「グレイ、参謀を決めろ」

「もう決まってるっスよ」

頭領に言われ、グレイはあたしの前に来た。

「ルーシィ、これからよろしくな!」

「当たり前でしょ!」

拳をコツン、と合わせる。

「参謀はルーシィだな。ルーシィは今後、やる事いっぱいあるぞ」

「はい!あたし、頑張ります!!」

参謀になったあたしはこの後、東軍の幹部を頭領になったグレイと決めなければならない。

「じゃあ時間押してるし、解散!!グレイとルーシィは後で俺の教室に来い」

「ウス」

「はい!」

204:お香しゃちょー◆kk:2018/10/09(火) 23:29 ID:/Dc

「おらよ、ルーシィ」

元参謀にたくさんの資料を渡される。それは西軍の情報だったり、東軍の情報だったり。参謀はその情報を元に幹部達と作戦を立てたり、指揮を取ったりしなければならないのだ。

「いろいろ大変だとは思うが…お前とグレイならできると思ってる。がんばれよ」

「はい!」

資料を抱いて、グレイと頭領のいる3年生の教室へ向かう。

バンッ

「ごめんなさい…!」

「こちらこそすまない…」

誰かとぶつかってしまった。自然と差し伸ばされた手を受け取る。よく見るとぶつかった相手は紅い髪をした女の子だった。手にはあたしと同じぐらいの量の資料らしきを物を抱いている。

「すまなかったな、立てるか?」

「は、はい!あたしの方こそすみません!」

手を借りて立ち上がる。きっと彼女は西軍だろう。東軍では見ない顔だ。

そして、あたしと同じ参謀

「私の名はエルザ。エルザ・スカーレットだ。」

「…あたしはルーシィ・ハートフィリアです。」

「敬語は良さないか。同い年だろう、ルーシィ」

「…ええ。そうね、エルザ」

きっとエルザもあたしが東軍の参謀であることに気付いている。

「また会えたらいいな」

「きっと会えるわ」

お互いすれ違いながら、歩み出す。けれど、ピタリと足を止めた。

「私達の頭領には気を付けろ。」
「あたし達の頭領には気を付けて。」

振り返って、笑顔で伝える。

西軍の頭領はナツだ。

あたしとエルザ、きっと軍が同じだったらいい仲間だったでしょうね。

でも今は、敵であり、新たな友達だ。

205:お香しゃちょー◆kk:2018/10/13(土) 19:15 ID:2Nk

「あ、ナツ!」

「先に来てたのね」

グレイとミラさんと一緒に、ミラさんの家でもあるカフェに来ると、既にナツがケーキを食べていた。

「じゃあ私はお母さんの手伝いがあるから。ゆっくりして行って」

ナツのいるテーブルにあたしとグレイが腰掛ける。ナツとミラさんは西軍 東軍同士だけど普通に仲がいい。だから私達はここで集まるのだ。

「東軍の頭領は俺で、参謀はルーシィだ」

「西軍の頭領は俺で、参謀はエルザっつー女だ」

「あたしエルザ知ってるわよ」

「ほんとかよルーシィ!」

オレンジジュースを飲みながら、情報交換をする。ミラさんはあたし達3人が仲がいいだけだと思っているが、実はお互いの軍の情報交換もしている。

「うん。やっぱりエルザが西軍の参謀なのね…ナツ、今度連れて来なさいよ」

「そいつも俺らの目的には必要だろ」

「それがよぉ、エルザは西軍を誇りに思ってるから東軍のことはかなり嫌ってんだ」

まあ、普通はそうよね…たぶんあたしとグレイもナツが西軍じゃなくて東軍だったら、あんな目的は持たない。

「ちょっと難しいかもしれないわね…」

「そうかァ?ちゃんと自己紹介したら話は通じそうだけどな」

「うちの東軍にだっていっぱいいるじゃない、東軍を嫌ってる人。あんたもたまに聞くでしょ、西軍の愚痴」

「お、おう」

「エルザはそういうタイプの人なのよ。…でも、まあ、これはあたしの勝手な想像なんだけど、無闇に東軍の愚痴を言う人じゃないと思うわ。エルザは」

そう言ってナツを見ると、嬉しそうに頷いていた。

「そうなんだよ!ちょっと怖ェけど、いいヤツなんだエルザは!」

((ナツが怖いって言った…気を付けよ))

あたしとグレイの心が一致した時だった。



「ミラさん、ごちそうさまでしたー!」

「じゃあなー、ミラー」

「また明日な、ミラちゃん」

「ルーシィ、ナツ、グレイ、またね」

カフェを出て、3人でグレイの家に向かう。家が近いので、昔からよく泊まりに行くのだ。親も特に何も言わない。

「おいお前ら、魔導士学園のヤツだな?」

すると、突然大きな男達に囲まれた。隣街の有名な不良校の制服を着てる。

「だったらなんだよ」

「俺らの仲間が魔学のヤツにやられたんだよ!借りはきっちり返させてもらうぜ!!」

うおおおお!!と襲い掛かってくる男達。

「ルーシィ気を付けろよ!」

「ケガすんなよルーシィ!」

「うん!」

3人で立ち向かう。あたしは喧嘩が苦手だけど、決して弱いわけじゃない。

「火竜の咆哮!!」

「アイスメイク・突撃槍(ランス)!!」

「開け!獅子宮の扉!ロキ!!」

「ルーシィの王子様参上!」

魔法で相手を倒して行く。まあ、あたしが直接戦ってるわけじゃないんだけど…

「ふーっ…終わったな」

「おー、ロキ!久しぶりだなぁ」

「ナツもグレイも久しぶり」

ナツとグレイは幼馴染なので、一応東軍であるロキのことは知ってるし、仲もいい。

「そういえば、西軍にルーシィと同じ星霊魔導士がいたよね」

「おー。よく知ってんな」

「星霊界でも情報のやり取りはされるからね。まあ僕達は3人の目的を応援してるから」

そう言うとロキは星霊界へ帰って行った。

あたしと同じ星霊魔導士、か…


書き込む 最新10 サイトマップ