ボカロの曲で解釈小説書きます

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1:スノーフレーク◆0ImvZSZ2ic:2018/09/17(月) 12:00 ID:OKU

スレタイ通り。荒らしは来ないでね。
なんの曲で書くかは、リクエストで決めます。

じゃあ、まずはなんの曲で書いてほしいですか?
書いてほしいボカロ曲の曲名を書いてね

2:花一華◆2U:2018/09/17(月) 12:01 ID:DMo

再教育でお願いします

3:スノーフレーク◆0ImvZSZ2ic:2018/09/17(月) 12:03 ID:OKU

了解

4:スノーフレーク◆0ImvZSZ2ic:2018/09/17(月) 12:07 ID:OKU

〜プロローグ〜
何が道徳だ。道徳なんて、死んじまえ。
僕は、そう呟いてコーラの空き缶を蹴飛ばした。

5:スノーフレーク◆0ImvZSZ2ic:2018/09/17(月) 12:14 ID:OKU

〜第1章 閉じた未来 〜
国道沿いにある高校に今日も僕、鏡音レンは通う。
規則でがんじがらめの学校。綺麗事ばかり押し付ける腐った授業や教師。
自由の無い環境。
まるで僕らを閉じ込めておく牢獄のようだ。
僕らの未来はもう閉じてしまっているのだろうか。
もともと高校に行きたくて行っているんじゃないんだ。親に無理矢理行かされた学校。息苦しい。成績が下がると怒られる。学級委員に選ばれなかったら怒られる。なんて理不尽なんだ。

6:スノーフレーク◆0ImvZSZ2ic:2018/09/17(月) 12:22 ID:OKU

こんな閉じた空間で、教師は何を「道徳、道徳」と騒いでいるのだろうか。今日の道徳のテーマは「人権・自由」教師は偉そうに話し出す。
「えー、自由とは何か分かりますか?人に無理矢理価値観を押し付けないこと?そうですね。一人一人の人権を守った上での自由ですね。好き勝手にすることを自由というのは間違いです。ただ、人に服装や物事を強要されないこと、これは自由ですね。」

フッ。僕は鼻で笑った。人に服装や勉強を強要して、成績が落ちたら叱り、ダメ人間扱いするこの学校に自由がないことは良くわかった。もうこんな綺麗事ばかりの授業、馬鹿馬鹿しい。
そう思って僕は立ち上がり、黙って教室を出た。

7:スノーフレーク◆0ImvZSZ2ic:2018/09/17(月) 12:23 ID:OKU

ちょっと、鏡音‼どこに行くんだ‼」

8:スノーフレーク◆0ImvZSZ2ic:2018/09/17(月) 12:26 ID:OKU

そう叫んだ教師の声がとどいていないフリをして、屋上へ向かう。
はぁ、何が道徳だ。そんな、意味の無い道徳なんて、いらない。死んじまえよ‼
そう思って、僕はコーラの空き缶を蹴飛ばした

9:花一華◆2U:2018/09/17(月) 13:17 ID:DMo

おおー、更新楽しみにしてます!!

10:スノーフレーク◆0ImvZSZ2ic:2018/09/17(月) 13:32 ID:OKU

こんな高校生活なんて嫌だ‼そう親にいっても、返ってくるのは「青春なんてこんなもの」そのセリフ、何度目だよ‼僕はそんなことが聞きたいんじゃない‼
この学校が、僕は大嫌いだ‼そう叫びたい衝動をぐっとこらえた。
はぁ、そろそろ教室に帰ろうか…。帰りたくないけれど。そう思って校舎につながるドアに手をかけた、その時。
「レン!」
誰かに呼び止められた。凛とした、澄んだ鈴のような声で。

11:スノーフレーク◆0ImvZSZ2ic:2018/09/17(月) 14:32 ID:OKU

振り向くと、レモン色の肩くらいまでの髪に透き通った蒼い瞳、白い大きなリボンが映える美少女が立っていた。彼女の名はリン。ただ、何故か泣いてていて、いつもの生意気さと冷静さがなくなっていた。
「リン、そんな表情をして、どうしたんだ?」
僕はそう聞いたが、リンは答えない。

12:スノーフレーク◆0ImvZSZ2ic:2018/09/17(月) 15:20 ID:OKU

そして、黙って僕の腕を引っ張って、スマホを見せた。
そのスマホには、ニュースが写っていた。
その内容に、僕は崩れ落ちた。
〈郊外で自殺した少女、原因はなんだ⁉〉太文字の見出し。いつもなら、興味を持たないこんな見出しだが、何故か嫌な予感がして、本文を読まずにはいられなくなったのだ。
〈今日、職員が清掃に入ったときに、死んでいる少女を見つけたとの通報がありました。場所は郊外の倉庫。死亡推定時刻は、警察の鑑識によると、また、首にビニールテープが巻かれていたため、自殺だと思われます。亡くなったのは、16歳の初音ミクさんだということが持ち物によってわかりました。〉

13:スノーフレーク◆0ImvZSZ2ic:2018/09/17(月) 15:27 ID:OKU

嘘だろ…。ミクは僕の彼女。何が原因で自殺したのだろうか。僕は、いてもたってもいられなくなって、こっそり学校から抜け出して、ミクが死んだ場所へと走った。大粒の涙で、視界が歪んで、前が見えないまま走った。ミクが死んだというのは、嘘であってほしかった。これは悪夢だと信じたかった。悪夢なら早く覚めれば良いと思った。だけど、ミクが死んだ場所に向かったときに、見てしまった。大人に阻止される前に、一瞬だけ。顔に白い布が被せられた少女の頭には、青竹色の、足元まで届く長いツインテールがあった。あれは、紛れもなく、ミクだった。どうして、どうして…。
ミクの苦痛に歪んだ顔が見えたような気がした。


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