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1:あーさん◆WM こっち見んぎゅ。:2018/12/01(土) 12:30 ID:O5U

どうも、あーさんです(*ω*)
ちょっと「お話を書きたいなぁ」とか思ったので、書きたいと思いますw

このスレは、主が思いついたお話を書いてく物語(短編)集になります。
(文だけの可能性あります)
SEVENTEENのメンバーがメインです。
(気になる人は、ぜひ調べてみてください!)

1つのお話に出てくるのがメンバー全員とは限りません。
(1部のメンバーで限らせていただきます)

次回予告(>>2)
*** 帽子を深くかぶって。〜君がいなくても、僕は〜 ***
#Hong Jisoo

…Coming Soon…

2:あーさん◆WM こっち見んぎゅ。:2018/12/01(土) 12:46 ID:O5U

*** 帽子を深くかぶって。〜君がいなくても、僕は〜 ***
#Hong Jisoo

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君が僕の前から姿を消して何日…いや、何ヶ月経ったかな。

僕にとって、君がどれほどの存在だったか。

今になって…やっと分かった気がする。

もう遅いのは分かってる。

分かってるけど、

「もう1度、僕にチャンスを与えてほしい」

次はちゃんと、君の話を聞くから。

きっと君を幸せにするから。

だから、今…僕の目の前に現れて、君を抱きしめさせてよ。

君がいない日々が、こんなにも苦しくて、辛くて。

「今、迎えに行くよ」

君の所まで行くよ、今すぐに。

きっと僕は、

“君がいなくても、僕は…”

君がいないと生きていけないから。

君に会うまでには、ちゃんと、

“変わろうと思う”

君がいなくても、変われる姿を…君に見せたいから。

ねぇ、今どこにいて、何をしてる?

僕は今、変わろうとしてる。

君の所まで走るよ。

君に会えるなら、どんなに傷ついても走り抜けるから。

さぁ、行こう。

帽子を深くかぶって。

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*** 帽子を深くかぶって。〜君がいなくても、僕は〜 ***
#Hong Jisoo

3:あーさん◆WM こっち見んぎゅ。:2018/12/01(土) 16:58 ID:O5U

次回予告(>>4)
*** You can touch me ***
#Kwon Soonyoung

…Coming Soon…

4:あーさん◆WM こっち見んぎゅ。:2018/12/01(土) 17:10 ID:O5U

*** You can touch me ***
#Kwon Soonyoung

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優しく、俺に触れる君。

君のその手が、俺を狂わせる。

君以外の奴じゃ意味がないんだ。

君だけが俺に触れられるから。

「愛してる」

そんな言葉すら、君に届かなくても、

俺に触れていいのは、紛れもなく君だけだから。

“You can touch me”

言っただろ?

「俺に触れられるのは君だけだ」って。

君が俺を愛してなくても、どうでもいい存在でも、

君に触れていいのは俺だけで、

俺に触れていいのも君だけなんだよ。

ほら、また手を伸ばして、俺のことなんか眼中になくても、

君が触れていいのは、俺だけだ。

俺以外の奴に触れたら、どうなるか分かんないよ?

「ねぇ」

俺の声が聞こえないなら、

君に触れて、君の目に俺だけが映るように、

君の耳に俺の声だけが聞こえるように。

“You can't touch me”

そんなの聞いたことないな。

君が俺に触れたくないんなら、

俺が君に触れるから。

何回だって言うよ。

君だけが俺に触れられる。

俺に触れていいのは、

「永遠に君だけ」

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*** You can touch me ***
#Kwon Soonyoung

5:あーさん◆WM こっち見んぎゅ。:2018/12/03(月) 19:17 ID:O5U

次回予告(>>6)
*** 来世は普通に、な。〜異常な愛し方〜
#Kwon Soonyoung

…Coming Soon…

6:あーさん◆WM こっち見んぎゅ。:2018/12/03(月) 19:45 ID:O5U

*** 来世は普通に、な。〜異常な愛し方〜 ***
#Kwon Soonyoung

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風が頬に触れて、少し痛さを感じる。今年も、寒い冬が訪れた。

学校で飼っていたウサギが逃げ出したらしい。

午後の授業はカットされ、ウサギを全員で探すことに。

俺は裏山に探しに行った。

「…いねぇじゃねぇかよ」

さすがに裏山までは来てないか。

学校に戻ろうとした瞬間、白ウサギを見つけた。

「あ、お前…ここにいたのかよ」

その白ウサギを抱こうとした時、ウサギが怪我をしてることに気付いた。

血が流れている。

その瞬間、今まで感じたことのない感覚に襲われた。

気が付けば、白ウサギは血で赤く染まった。

自分のしたことに、やっと気付いた。

「俺…このウサギを…っ…」

俺は、白ウサギを殺してしまった。

その時、自分の異常な性癖に気が付いた。

血を見ることで、快感を覚えてしまうらしい。

それから時が経ち、高校生から大学生になった。

大学生になった俺は、人を殺害することでさえも快感になっていた。

俺の容姿に惚れて寄ってくる女は沢山いた。

苦しそうに血を流す姿を見ると、“もっと血が見たい”という感覚に襲われる。

俺は、1人だけ女を殺してしまった。

そんな俺にも、今、好きな人がいる。

そいつを手に入れたい。そいつを愛したい。

いや、違う。きっと俺は、

「そいつの血が見たい」

ただそれだけ。

もちろん、彼女も俺に寄ってきた。

俺は彼女を家に連れてった。理由はただ1つ。

「…ちょっと痛いかもしれないけど我慢しろ、」

彼女を殺して、血を見る為に。

身体をカッターで切りつければ、部屋に響く苦しそうな声。

歪んだ表情すらも愛しくなる。

俺を止めるように、俺の腕を掴んだ。

「痛いよな、?あと少しだから」

カッターを置いて、首を絞める。

少しずつ目を閉じていく。

やがて、彼女の肌は冷たくなった。

あぁ、俺は…殺したんだ、彼女を。

俺は心から愛していた。彼女のことを、本気で。

でも、今の俺はこんな愛し方しか知らないから。

「来世は、普通に出会えて、普通に愛し合えたらいいな」

彼女が倒れてる横に寝転ぶ。

「なぁ、お前って…ウサギみたいだよな」

白くて綺麗な肌。

「…もしかして、あの時の白ウサギの生まれ変わり?」

笑いと同時に、涙が溢れてくる。

「俺、まだお前に“愛してる”って言えてない…っ…」

頬を撫でる。冷たい頬。

「…なぁ、俺決めたよ」

目を閉じる、綺麗な彼女を見つめて微笑む。

「愛してる」

その半年後、男が女を抱きしめるような形で、男女の遺体が発見された。

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*** 来世は普通に、な。〜異常な愛し方〜 ***
#Kwon Soonyoung

7:あーさん◆WM こっち見んぎゅ。:2018/12/06(木) 19:34 ID:O5U

次回予告(>>8)
*** 夢中なんだ、君に。***
#Lee Seokmin

…Coming Soon…

8:あーさん◆WM こっち見んぎゅ。:2018/12/06(木) 19:56 ID:O5U

*** 夢中なんだ、君に。***
#Lee Seokmin

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毎年訪れる冬の寒さ。

その寒さから逃げるように、いつもの図書館に入る。

静かな図書館は、心地が良い。

「…あっ、」

席に座って本を読む君を見つけた。

透明のような目で字を追う君は、とても綺麗で。

本に夢中な君は、僕が君を見つめてることに気付かない。

君の席の斜め前に、向かい合って座る。

近くで見ると、もっと綺麗だ。

「…あ、」

無意識に声が出た。

君が反応して、僕を見る。

「あっ、すみません…その本、この前読んだばっかで…」

君が読んでた本を指差す。

微笑んだ君は、まるで天使のようで。

「あの…隣、座ってもいいですか、?」

そう聞くと、笑顔で頷いてくれた。

隣に座って、君を見る。

「そ、その本面白いですよね…」

緊張して、上手く話せない。

君は突然メモの紙を出して、何かを書き始めた。

“私、言葉が話せないんです”

その字に、どこか孤独感を感じた。

「あっ…そうなんだ…」

君はまた何かを書き出した。

“よくここの図書館来てますよね。本好きなんですか?”

「うん、本読んでると心が静まる感じがして…」

君のことが気になって…なんて言えるわけない。

“私も好きなんです”

本のことだなんて分かってる。

でも少しだけ、

君の「好き」という文字にドキドキした自分がいた。

会話が途切れて、また本を読み始めた君。

君が夢中なのは本。そんなのは理解してる。

でも今は、今だけ、この瞬間だけは、

“君に夢中になってもいいですか”

心の中で文字にした。

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*** 夢中なんだ、君に。***
#Lee Seokmin

9:あーさん◆WM こっち見んぎゅ。:2018/12/07(金) 17:14 ID:O5U

次回予告(>>10)
*** いつだって ***
#Jeon Wonwoo

…Coming Soon…

10:あーさん◆WM こっち見んぎゅ。:2018/12/07(金) 17:43 ID:O5U

*** いつだって ***
#Jeon Wonwoo

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俺には友達がいない。

それは昔から変わらず、ずっとそう。

意図的に独りになったわけじゃなくて、気付いたら独りになってた。

何もかもがつまらなくて、でも孤独な生活を変えられなくて。

いつからか、部屋に引きこもるようになった。

ベッドの上でゲームをしてる時が1番楽しい。

夜、いつものようにゲームをしてると、1通のメッセージがスマホに届いた。

“不穏な空気を察知しました”

そのメッセージが届くと、続けて「生きてる?」って、可愛い犬のスタンプが送られてきた。

「こいつ…」

“生きてるよ。死んでるとでも思ったか”

適当に送ると、すぐに返事が届く。

“おぉ、生きてたのね”

「当たり前だろ、」

“ちょっとヤバい感じを察した”

続けて送られてくるメッセージ。

“俺から?”

“他に誰がいるのw”

こいつだけだ、俺に絡んでくるのは。

こんなだらしない男に関わる女がいることに驚いた。

“何かあったでしょ”

「…なんで分かってんだよ、」

“別に何もねぇけど”

“嘘はあかんわ、不穏な空気を察知しました”

“何回も察知すんなアホ、お前は空気清浄機か”

実は昨日の夜、知らない女と夜を過ごしてしまった。

好きでもない女と夜を共にするなんて、最悪以外の何でもない。

それがあまりにもしんどくて、ずっとテンションも上がらなかった。

“ねぇウォヌ”

“何”

“ウォヌはウォヌでいいと思う”

“でも自分をもっと大切にしてほしい”

「…何だよ、急に…」

“知らない女の人と夜を過ごすなんて、ウォヌらしくないよ♡”

「…はぁっ!?こいつ、!」

知ってたのかよ…と心の中で呟く。

“最後の♡の必要性”

“え、励まそうと思ってたのに〜”

こいつはいつもそうだ。

いつも俺のことを理解してて、いつも俺に絡んでくる。

いつだって、

俺のことだけを考えてくれてる。

“ってかもう夜遅いんだから寝なよ”

“お前が送ってきたんだろうが”

“寝る前に聞くけどさ、ウォヌって好きな人いんの?”

“いねぇよ、女とか興味ない。もう寝る。お前もさっさと寝ろ”

“そっか、おやすみ”

自然と目が閉じていく。

そうして俺は眠りについていた。

“ウォヌ”

“ごめんね”

いつだって、俺を1番に考えてくれたのに、

そんな人すらも見捨てて。

“好きだった”

そんなメッセージにも気付かずに。

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*** いつだって ***
#Jeon Wonwoo

11:あーさん◆WM こっち見んぎゅ。:2018/12/15(土) 11:29 ID:O5U

次回予告(>>12)
*** ありがとう ***
#Wen Junhui

…Coming Soon…

12:あーさん◆WM こっち見んぎゅ。:2018/12/15(土) 11:50 ID:O5U

*** ありがとう ***
#Wen Junhui

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君は今どこにいるの?

君を探して走ってる僕。

イタズラが精一杯だった僕は、きっとまだ幼かったんだ。

君が僕の前からいなくなって、やっと分かった。

今までの僕だったら、この気持ちは言い表せないから。

今だって、君の明日になりたくて、今日を生きてる。

君を初めて見た日、その時から今までも、

僕の心の中には君しかいなくて。

君に伝えたいことは沢山あるはずなのに、どうしても言葉が出ない。

君を待つことも、恋しさも、僕達の思い出さえも、

この言葉で埋め尽くされる。

「ありがとう」

これだけなんだ。

こんな単純な言葉じゃ、僕の気持ちは伝わらないかもしれない。

「ありがとう」

この言葉以上に綺麗な言葉を探してたら、

「ありがとう」

それすらも言えなかった僕。

僕には勇気が足りないんだ。

“愛情”

その意味をもっと早く知ってたら、もっと早く理解してたら。

君を待つことも、

“愛情なんだ”

そう教えてくれた君に、

「ありがとう」

僕の気持ちは変わらないよ、絶対に。

君が僕を忘れたとしても、僕達は変わらない。

お互いの心に刻まれているから。

「ありがとう」

届くといいな、この声が。

今聞こえたよ、君の声が。

「ありがとう」

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*** ありがとう ***
#Wen Junhui

13:あーさん◆WM こっち見んぎゅ。:2018/12/18(火) 17:23 ID:O5U

次回予告(>>14)
*** 君を、君に、君と。***
#Wen Junhui

…Coming Soon…

14:あーさん◆WM こっち見んぎゅ。:2018/12/18(火) 17:47 ID:O5U

*** 君を、君に、君と。***
#Wen Junhui

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突然彼女から送られてきたメッセージ。

“別れよう”

たった1言のメッセージに、

“なんで?”

急いで返すけど、

“理由は言えない”

そう返ってきて、彼女に電話をかけた。

“…はい”

電話に出た彼女の声は、いつもより冷たくて。

「なんで“別れよう”なんて言うの?」

“…ごめん”

「僕じゃ満足できなかった?」

“…ごめん、ほんとにごめん”

「“ごめん”じゃ分かんないよ、僕別れたくない、」

少しずつ涙声になっていく僕は、相当弱い。

「…とにかく、僕絶対別れないから」

そう言って電話を切った。

“え、ま、待って、”

彼女の声を遮るように、焦りながら。

そして数週間後。

「…え、?」

彼女は亡くなった。病死だった。

彼女が病を持ってたことなんて知らなかった。

苦しんでた彼女に気付けなかった自分が情けない。

仕事の帰り、ショックが大きくて涙も出ないまま、道を歩いた。

「…あ、」

そういえば、彼女はよく家に来てご飯を作り置きしてくれていた。

「もしかしたら…っ、」

歩くスピードが加速し、気付けば家まで走っていた。

家に帰って、テーブルの上を見れば、予想通り沢山の料理が並べられていた。

テーブルの端には手紙があった。

“ご飯いっぱい作ったから、いっぱい食べてね!私がいなくてもちゃんと食べるんだよ?”

彼女の優しい文字に少しずつ視界が霞む。

ねぇ、こんなの…食べられるわけないよ。

こんな素敵な料理、食べられない。

ふと見れば、テーブルに頬杖をついて笑う姿を想像して。

“美味しいでしょ?新しく覚えたの!”

料理を少しずつ食べていく。

「…うん、美味しいよ、すごい美味しい…っ…」

さっきまで出なかった涙が自然と溢れる。

“普段あんまり言えなかったけど、私ね、”

君を愛して、君に愛されて、

“ジュンのこと、大好きだった”

君と愛し合った僕に今、涙を流さないことなんて不可能だから。

「僕も…僕も大好きだった…ううん、大好き、今も」

君が別れたかった理由は、病で僕に迷惑をかけたくなかったからだったんだね。

大丈夫、そんな心配しないでいいよ。

君は最後まで、

「僕の生きる理由だったから」

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*** 君を、君に、君と。***
#Wen Junhui


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