ファイナルファンタジー二次創作「失われた名声と自由」

1: 匿名さん:2023/11/20(月) 17:46 ID:CCM

此処はバストゥークより南へ徒歩で三時間ほど離れたダングルフの涸れ谷
最近此処でアイテム収集をしている一人の冒険者がいた
 
(奪われた名声と自由)   

(プロローグ) 

「ふぅ、これ位にしとこうかな」
私はすわり心地のよさそうな場所を選び腰をおろす。
そしてつい先ほど拾った……というよりは奪い取ったともいうアイテムをサックにつめ込んだ。
クリスタルに素材に薬草金目になるものがごっそり詰まっている
「もう入りきらないや」
私は重い腰を上げ帰宅準備をする。      
「よいっしょっと」
モンスターから奪い取ったアイテム類で、ひしめき合っているサックを左腕で担ごうとした瞬間左肩に激痛がはしる。
「痛ぁ〜ナンダァ?」
痛みは左方のショルダー辺り。私はショルダーを外し痛みのあった部位に触れてみる。
「ふんぐぁぁ」
あまりの痛さに声が出ない。しばらく悶絶した後ようやく落ち着き、左肩を見てみることにする。
「あちゃーこりゃ酷いわ」
どうやら最後の一匹との戦闘で相手の太刀を食らったみたいだ。
かなり傷が深く出血もひどい。
「あーもぅやってくれちゃって」
私は負傷していない右手を患部にかざす。
「ケアル」
その言葉を発した瞬間かざした右手が白く輝く。
輝きは徐々に薄れてゆきそれと同時に傷口もふさがってゆく。
「よっし完璧ぃ〜」
左腕をぐるぐる廻し様子見をする。
「さって帰ろっかな〜」
サックを肩に担ぎ、帰ることにするが何か忘れているような気がしてならない。
「あっ忘れるところだったよ」
私は先ほど外したショルダーに気がつき拾おうとした。
が私はショルダーを見て目が点になってしまった。
見事に割れている……
最悪である。昨日修理から戻ったバッカリの私のショルダー……
しかも修理不能なまでに派手に割れて……修理費が……
「もしかして今日稼いだアイテムでチャラってかぁ?」
腹いせに割れたショルダーを蹴っ飛ばした。
「これじゃ仕送り出来ないジャンよぉ〜あーんゴブリンの馬鹿ぁ〜」
その場にしゃがみ込み絶叫、しかし帰ってくるのは山びこだけ。
「虚しい帰ろう……」
小声で呟き谷を出ることにした。
谷を出ると広い荒野が広がっている。日没にまだ程遠いのかポツポツと冒険者の姿も見える。
派手に戦っている者や休息している者、はたまたモンスターに追いかけられてる者……
もう少し稼げたかもしれない、しかしショルダーが無い今は無謀な事。おまけにサックは荷物でパンパンだ。そう思いながらぽてぽて歩いていた。
右前方をダチョウほどはある大きい鳥が人を乗せ走っている。チョコボである。
「いいなぁ〜あれ」
羨ましげに見つつ、いつも必ず休息をとっている場所までたどり着く。
一息ついたがそろそろ歩くのにも疲れてきた。
サックも荷物が多くて重くてかなわない。
「近道して帰ろっと」
普段は急いでいるときしか通らない道がある。三十分位は短縮できる。
が少々厄介なのだ。あるモンスターの縄張りを横切る事になるからだ。
しかしこの行動で後の冒険生活がガラリと変わる事など今の私には到底予測出来なかった。

28: 匿名さん:2023/11/20(月) 18:25 ID:CCM

『ジュノ大国』
『下層部』『上層部』『飛空挺乗り場』そして 『ル・ルデの庭』
四層の区間に分かれている大きい国で、冒険者制度にワーパー制度をいち早く用いた国でもある。
ワーパー制度がなかった時代、殆どの冒険者が金の欲望にとらわれていた。私利私欲のために、剣を振るい魔法を使う冒険者たち。
ワーパー制度とは一部の優れた冒険者や、私のように生活難の人間に与えられた制度である。
だが適正な試験をパスしなければ、この制度は受けられない。だが、今もその欲望に勝てず彷徨い歩くのがアイダーである。
私はいつまでこの仕事を続けなくてはならないだろうか……

十七.(第一部最終章)

ジュノのポートに飛空挺が着水する。
桟橋によせられる飛空挺。
船員さんたちはフックにロープを繋ぎ止めている。
私たちは飛空挺から降りる準備をする。
「何か外が騒がしくないですか。」
ショーテルが船内の窓から外を覗きながら手招きをしている。
確かに騒がしいのだが、これが普通なんじゃないのか?大きい国だし……
私もショーテルが覗いていた窓から外を眺めてみる。
「なによこれ。」
外には撮影用の複写装置を抱えた報道員がわんさか……ひょっとして私が来るのを待っていたのか?
だとしたらこのまま出て行くのは非常にまずい。
「参りましたねぇ。」
使いの人もこの状況に困っている。
もうこれしかないな……可愛そうだけど仕方ない。
私はショーテルとロッドを呼んで耳打で作戦を伝える。
「嫌です絶対にいやぁー」
「おいらも反対。」
二人とも大ブーイングである。
「しょうがないでしょ。これしか良いアイデア浮かばなかったんだから。」
そしてちょっと目を潤わせながら、
「お願い、もう少しで親父に会えるの。」
私の悲しそうな芝居を見てか、しぶしぶ二人はOKしてくれた。
結構騙されやすいタイプなんだな。この二人は……私の考え……只単に二人に船から下りてもらうだけ。
囮になってもらうのだ……恐る恐る船を降りる二人。
案の定……揉みくちゃにされている……もはや、報道員の波にのまれて姿が見えない。……数分後、ぞろぞろと入港口に向かう報道員たち。
どうやら、諦めてくれたらしい。
「死んでませんよね?お二方。」
「だいじょうぶでしょ?さあ、行きましょう。」
私は冷たい視線を感じながらも船から降りる。
報道員が群がっていた場所に横たわっている二人。
しかもぴくぴく痙攣を起こしてるし。
「だから嫌だって言ったのにぃ。」
「おっおいらもう駄目、死ぬ……」
二人とも仰向けにぶっ倒れ、全身足跡だらけ……
「はいはい、いつまでも寝てないで立った立った。」
ぱんぱん手をたたき無理やり立たせ入港口を目指す。
「鬼……」
「悪魔だわ……」
完全に二人はふてくされている。
使いの人もこれには流石に苦笑いしている。
私は気にすることなく入港口の扉を開け、中に入ると室内の受付テーブルで背もたれしているセイバーの姿があった。

29: 匿名さん:2023/11/20(月) 18:25 ID:CCM

「お勤めご苦労さん。団長。」
「上手く播けましたか?報道員の方々は。」
「ええ、サンドリア行きのポートに陽動したから大丈夫ですよ。」
「では後はお任せしますね。」
使いの人はそう言って、ポートから出て行った。
「団長?」
さっきの使いの人が、そうだったのか?
「まあ、いろいろとあってね。理由は歩きながら話そう。大公も君が来るのをまってるしね。」
そして私たちはジュノに入国手続きを済ませポートから出ることになった。
「うひゃー。」
私はあまりの人の多さに、驚愕の声を上げる。殆ど歩行者天国並みで、まともに歩けない状態だ。
そんな私とは裏腹に三人はスイスイ人の波を避けつつ歩いている。
「ちょっと待ってよ。」
私は三人を呼び止めた。
「田舎もんはこれだからねぇ。」
「まったくよねぇ。」
ロッドとショーテルは私を横目で見つつニヤニヤしている。
うぅ、さっきの仕返しのつもりか……悔しいけど言い返せない……くそっ
「慣れてないからしょうがないか。んじゃゆっくり行きますか。」
セイバーは一旦私のいるところに戻ってくれた。
「さっき言ってた団長って?」
私は彼に理由を聞くことにする。
セイバーたちはある冒険者の団体に入団していた。
冒険者たちは、多人数で団体を組みそこで各国々の情報をやり取りしている。
その団体の中で皆仲間を募って冒険に出るのである。でその団体の設立者が団長になるわけなのだが……
「なんで団長さんが使いに?」
もともとジュノのバストゥーク大使館から使いが来る予定だったが、緊急事態でデルクフの塔の調査の依頼を大公から命じられたらしいのだ。
セイバーも調べ物で手が離せず、急遽手が空いていた団長に頼んだというのだ。
「調べ物って何調べてたの?」
セイバーが調べたところ……偽の報告書は大公直筆でサインもあったのだが、筆跡鑑定したところ、大公が書いた物ではないことが分かったらしい。
じゃあ例の偽の報告書を誰が書き、村に届けたのか……
「で、犯人は分かった?」
「いや、まだそこまで行き着いてない。」
彼の言葉に少し肩をおとす。
「でこっちが本物の報告書の内容だ。」
私は彼から書類を手渡される。
その内容とは……『英雄の活躍を称え村の再建費用の資金を与える』という内容だった。
「やっぱりお金が絡んでたのか。」
持ち逃げされたのだ、誰かに……
「何それ、酷すぎる。」
ショーテルの口が開いた。
「とにかく謝罪がしたいらしい。急いでル・ルデの庭に行くぞ。」
セイバーが再び歩き出した。
慌てて遅れまいと私も歩き出す。
まぁ大体の予想は、以前宿で食事していた時に分かっていたから、さほど腹が立たなかった。
……謝罪かぁ……でも大公が悪くはないんだし……
少し大公に面会するのに躊躇している私だった。

第一部完

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新しい弟が出来ました(?)

1: からん◆i.zWRXsPoGCHI ^0^:2023/08/28(月) 11:36 ID:wOE

https://ha10.net/frt/1693189337.html
コメントはここに↑してください!「何話目か分からなくなるため
基本乱入✖です!荒らしナリは👋
レス禁しまっせ
ーおしながきー
>>2レス禁解除&前書き
>>3prologue&Profile

2: 匿名さん:2023/11/20(月) 12:14 ID:CCM

君は掲示板を利用する権利がないみたいだな
よその小説サイトへ行ってください

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怪盗レッドのオリジナル小説書いてみます!(9)

1: 星月夜 杏里◆gg (=゚ω゚)ノ ―===≡≡≡ dice2:2018/09/08(土) 00:36 ID:CrI

題名の通り、怪盗レッドの二次小説を書くところです。
荒らしや暴言、許可なく他人のパクりなどといったことはやめましょう。
皆さんで楽しく仲良く小説を書いていきましょう!

130: リリ:2023/11/04(土) 13:14 ID:teA

   「怪盗達は呪術師でありアサシンです。」part9

アスカ視点
マ「行きます」
烏間「もらっ……た!?」
   トンッ
マ「はい、勝った」 
烏間「くっ………次は桜子君!」 
桜「私女ですよ?次、君付けしたら◯しますよ?」
ア「桜子ちゃ〜ん、落ち着いて、落ち着いて」
  スタスタスタスタ
桜「じゃ、行きますね」
  タッ、ピッ
桜「はい、勝ちですね」
ア(あちゃ〜、桜子ちゃん怒ってる……)
烏間「………」ガックリ
渚「あ、烏間先生落ち込んでる……」
カルマ「レアじゃ〜ん写真撮ろ」パシャパシャ
莉緒「アスカちゃん達強いね!何で?」
ア「ん〜特殊な環境で育ったから……としか言えないかな……」
莉緒「そっか〜よかったら私達に修行付けてよ」
ア「私はオッケー!皆は?」
ケ「いいよ」
響「同じく」
七「オーケーだよ〜」
マ「いいぞ」
桜「え、私でいいなら」
ア「皆いいって!」
殺せんせー「ヌルフフフ、烏間先生、無様ですねぇ」
ケ「あ、名古屋城」
ア「へ〜あれ、名古屋城って言うんだ」
いや待って。砂場に名古屋城?何で?作ったの?マジで?後何で着替えてお茶立ててるの?
…ま、いっか。
烏間「……うるさい」
殺せんせー「にゅやっ、酷い!」
あれ、殺せんせーって……
ア「ねぇケイ」
ケ「なんだ」
ア「殺せんせーってさ…五条先生にそっくりじゃない?」 
ケ「確かに。なんかデジャヴ」
殺せんせー「皆さん、先生うるさくないですよね!ね!」
莉緒「うるさいよタコさ〜ん♪」
殺せんせー「なっ……」シクシク

続く…

オマケ
烏間「なんか俺、負けてばっかり……」
リリ「そっちのほうが面白い!ガンバ!」

131: リリ:2023/11/10(金) 17:22 ID:0xs

お知らせ

はい、リリです!申し訳ありません!ただいま書いているオリジナル小説、「怪盗達は呪術師でありアサシンです。」の原作を都合上、手に入れられなくなってしまいました!つまり、この小説は続行不可能となったため、無かった事とさせて頂きます!本ッッッッ当に申し訳ありません!殺せんせーの光速土下座で謝らせて頂きます!誠に申し訳ありませんでした!次の書き込みがいつになるのか分かりませんが、その時にはこの作品に代わる小説を投稿致します!それでは、また会う日まで!

PS
「深沢七音はあきらめない」が12/13発売です!『KADOKAWA児童書ポータルサイトヨメルバ』で先行試し読みが出ているため、興味のある方々は是非!

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暇やから戦争物の小説安価で作る

1: 大満州帝国  :2023/09/01(金) 06:47 ID:DNc

あんま上手く無いけど頑張るわ

9: 大満州帝国:2023/09/27(水) 06:41 ID:DNc

1934年!!やったね!あんま歴史詳しくない(ならなんでやった)
けど、国、安価>>16>>18

10: メメタァ:2023/11/09(木) 15:52 ID:/kc

ドイツ

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小説初心者が東方のオリキャラの日常を、、、、、

1: 大満州帝国のうにゅほさん:2023/09/21(木) 05:00 ID:DNc

とりあえずやってみます、あまり文章力は無いので、不愉快ではあると思いますがよろしくお願いします

2: 大満州帝国のうにゅほさん:2023/09/21(木) 05:01 ID:DNc

とりあえずオリキャラのプロフィール
愛新覚羅溥儀(あいしんかぐらふぎ)
能力 勝てると思った相手には勝てる程度の能力
種族 皇帝
能力説明
その名前の通りに勝てると思ったら勝てる、勝てないと思ったら勝てる能力、心に少しでも、勝てない、と言う心の揺らぎがあればこの能力は不発になる、しかしこの能力が不発になったからと言って溥儀が勝てないわけではない
危険度 低
人間友好度 高(人による)
強さ(能力込み) 相手によるが魔理沙以上お空以下で有る、
強さ(能力無し) パチュリー・ノーレッジと同等、またはそれ以下
性格
いつも冷静、温厚で有る、しかし弾幕勝負になると大胆な性格になり、誰にも負けないと言う気持ちが高くなる、その彼の性格のお陰で彼の能力はバランスが取れている、が一度レミリアと弾幕勝負した時は彼女の高圧的な態度が続き、心に乱れが生じ敗北する
スペルカード
革命 赤い太陽が空に昇る
傀儡 イエン チェインフェイン
民国 三民主義歌
ラストスペル 清朝 鞏金甌(きょうきんおう)

余談
名前からもわかるように、清国最後の皇帝、溥儀から名前を取っています、
スペルカードも、赤い太陽が空に昇る、は共産党
イエン チェインフェインは満洲国
三民主義歌は国民党
ラストスペルの鞏金甌は清国から
このように中国の歌から来ています、主のセンスがなさすぎますね()

3: うにゅほさん:2023/09/23(土) 02:35 ID:MQg

普通に不定期に更新して行くゾ

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