ポエム https://ha10.net/poem/ “深淵唱詩”(615) https://ha10.net/test/read.cgi/poem/1507756275/615 色とりどりの花畑
風が過ぎて花弁が舞う

其処に私は
油を撒いて
火を点ける

忽ち栄える
紅蓮の焔

熱い熱いよと
案山子は嘆く

何を守れた?
首無案山子

お前は何も
守れちゃいないよ
役立たず

罪を知らずに
罪を冒して

自らを無垢だと
うそぶく子供を

業火の中へと
放り込め

燃える子供の
溶ける肉の匂いで

頭は正常には
動けずに

イカされ異常に
なってゆく

歪んだ天秤
秤り事無理

それでもやるさ
公正裁判

兎に角傾きゃ
良いんだろ?

軽けりゃ咎無
重けりゃ罰だろ

何簡単な事さ
お前の方が重い
だから処刑

業火の中へと
ぶち込んでしまえ

情状酌量の
余地無しに

悲鳴の罪人
煤けた遺体は
空言吐けない

己が正義だ
我が裁くのだと

壊れた天秤は
罰しか傾けない

理想強いる大人は
メガホンを持ち

ああするべきだ
こうするべきだと

夢見る者の
鼓膜を不快に
刺激する

それに疲れた
夢見る者達は

夢を置き去り
何も云わずに
朽ちて逝く

鉄の鳥は
けたたましく鳴いて

大地を血色に
染め上げる

無機質な
それは

慈悲など
知らない

燻る黒煙が
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by アビス◆wc:2018/09/19(水) 17:30]]>