子供が不幸になるのが怖くて子供を産めない

この世界は悲劇と苦労だらけ。
俺のような何の威光もないチープな男の子供として生まれてくる子は
それだけで人生が不利。
俺は子供をつくらない。

ガキどもが「スポーツ新聞の記者にはなりたくない」と言っていた。
芸能人やスポーツ選手の後をおっかけて人生を使い切るなんて悲劇だ
と言ってた。もし記者をやるなら全国紙の硬派な記者をやりたいんだ
とか寝言いってた。社会を動かすような地位にいたいらしいが、
それは空想でしかない。あんなガキどもはスポーツ新聞の記者にすら
なれない。芸能ニュースを見てるだけの存在で終わる。
勉強しても出世なんてできない。

丸山真男の父は名ジャーナリスト。才能は遺伝するというわけか。

イケメンでもなし、金持ちでもない。
地位があるわけでもなく、若さもない。
なんのために生きているのかわからない。
人生なんてクソですよ。人生はクソ以下。

自分の失敗は決して許さない、そんな人間になれ。

年収４００万円未満の人は子供をもってはいけません。

何をやっても勝ちまくる人がいる一方で、
何をやってもうまくいかない人もいる。裏目の人生というか。

チープな男が一生世のため人のために生きたとする。

少ない収入から色々募金をし、ボランティアで休日に
誰かのために、或は町の為に働いている。

そういう人が一人、二人では何も変わらない。

だが、実際にはこの国にも程度の差こそあれ数百万人が
そういう気持ちを持ち、チープかも知れないが、誰かの
ためになりたいと思って生きている。

でも、チープだからと子供を作らないのが、独りじゃなく
この数百万人みんなだったら。

この国は亡びる。

だから、チープでも子供を作ったらその子が不幸になる、
なんてことはない。

不幸かどうか、何か幸せかは、その子が決めるその子の人生。

子供を産んで育てて下さい。

大事なのは、愛と、それを裏付けるそこそこの生活力。

童貞の言い訳でした
ー完ー