【名前】八丁礫 久間公(Hacchotsubute no Kumakimi)
【種族】亡霊
【能力】オボツカグラと交信する程度の能力
【omake.txt】
南方の島の王の側室の部下で側室の命により寧姫を幽閉した、島の祝女(ノロ)と呼ばれる巫女職の女性。
彼女の父は名族の出身であったが、罪を犯して流罪となり、頼りを失った彼女は日本に渡り、神道の奥義を習う旅に出たが、ある祭の日にそこの若者と恋仲となった。その若者とはそこで別れてしまった。赦免の沙汰が出た彼女は琉球に帰り、習った日本の神道をもとに、巫女の長に任命され、北谷の女王として君臨するが、一夜の契りを結んだ日本人の子を身篭ってしまう。こうして彼女は、人にも告げず一人の女子を産み落とし、若者から貰った短刀をつけ、里に捨てた。
寧姫との戦いの中で彼女は知らずのうちに彼女自身の子とその子(孫)を手にかけてしまう。後悔のなかで彼女は自ら寧姫に討たれることを選び、死んでしまう。死後は亡霊としてニライカナイへ向かい、幻想入りを果たした。
オボツカグラとはニライカナイと同様に神界の名前であるが、権威を守護する神界である。寧姫はニライカナイ(現:幻想郷)から神の啓示を受けることができるのに対し、彼女はオボツカグラ(神界)から神の啓示を受けることができる。