>>371
骸龍「..............さぁな。俺にも分からん」
そう言い葉巻を吸い続ける。
蓮摩「何だそれ?美味しいのか?」
(............。)
蓮摩からは好奇心の念の様な物が浮き出ている。
骸龍「葉巻は止めとけ、お前にはまだ早い。」
骸龍はあまり人との関係を持たず、一人を好む。関係を持ってもあまり会話をしない。
それ故に不器用なのだ。
だが、その言葉は今の骸龍が蓮摩に対する不器用ながらの
精一杯の親切さだった。自分の様な者にはなってはいけないと言う心からの。
それが蓮摩にどう伝わったかは分からない。誤解を受ける様な事に感じてしまったのかもしれない。
その一言を言った途端、多少申し訳なく思ったのか骸龍は黙りこんでしまった。
何時もの非情な骸龍にしては珍しい事である。