大切なあの人へ手向けの花束を

　涙を堪えるように下唇を噛む。少し離れたところで我慢できずに泣き崩れる女の子の姿があった。それをきっかけに周りにいた女の子たちが次々と啜り泣き始める。ギリッと拳を握り、今にも溢れてしまいそうな感情と涙を押さえつけた。


「こんなのって……ないよ……」
「やっと、やっと信じられる人ができたと思ったのに……」


　聞こえてきた声にギュッと目を閉じる。

　瞼の裏に浮かぶ笑顔の姿。


　ずっと真剣に向き合ってくれた人。


　どんなに酷い言葉を連ねても屈しなかった人。


　ときに一緒に笑い、泣いてくれた人。


　同じように馬鹿をしてくれた子供のような人。


　今までの奴等と全然違った。傷みを解ってくれた大人なんて、この人しかいなかった。




　なのに……。




　明るく笑うあの人の写真が、とても切なくて悲しくて。


　クラスの皆と一緒に卒業するんだと笑っていた担任教師。


　卒業を目前にした二月末。
　あの人は、学校の校庭で血だらけで倒れていた。



「……先生を殺したやつ……絶対に許さねぇ……」


　自殺をするような人じゃない。だから見つけ出すんだ。



　あの優しく強い先生を殺した犯人を……。


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>>7主の出席簿

【八神 絢都/3年C組教室】

>>111 春佳先生

（初めは驚いた教室のフリーダムさも今は何とも思っていなく、自分もいつも通り椅子に座って足をぶらぶらさせている。確か今日は新しい担任が来る日のはず、特にする事も無いので今度はどんな先生なのか想像を膨らませていると勢いよくドアが開き新しい担任であろう人が入ってくる。そうすると絢都は足を揺らすのをやめて、ジッと観察する様にその人を見ている。）

うわ〜…。

（観察して分かったことは笑顔が嘘なら心の中で生徒達を底辺だと馬鹿にしていて、本当なら純粋過ぎて直ぐに駄目になるって事。自己紹介だけで決めつけるのは良くないと分かっていても期待出来なさそう、なんて思ってはついあからさまに嫌そうな表情になり嫌そうな声を出してしまい。）


（　/早速絡ませて頂きます！小説ロルぽいの自分としてはやりやすいのですが変なところ無いですかね…？）



>>112

【多分大丈夫やと思います。】


(教室の後ろで見守るようなまなざしで教室を眺めていれば勢いよくドアが開かれ。黒板に何やら書き始め、自己紹介を始める相手を睨むように見ていれば、近くから舌打ちが聴こえ嘲笑しながら下記を。)


お前にゃ無理やろ。あほみたい。

>>111


(あ〜、みんな騒いじゃって馬鹿みたい。何をそんな騒ぐことがあるのかしら？なんて考えてたいつも通りの日常。そう、いつも通りスマホをいじりながら、クラスのみんなを馬鹿にする日々。でも今日はいつもと少し違った。扉から入ってきたのは新しい担任らしき男。顔はまぁまぁかしら、なんて考えながらそいつをチラッと見て…)


ハルちゃんとか、キモ。

(黒板に自分の名前を書きながら満面の笑みで語る男。馬鹿らし、こんなやつに時間かける方が無駄じゃんなんて呟き。さらに馴れ馴れしいことに少し違和感を感じて。馬鹿にした様子で、下記を述べ。)

【>>96 ルール再読しました……！スポットの件了解しました！他の方の同じで不自然な所ありましたら言ってくださると嬉しいです…！】

【宮乃 悟／3‐C教室】

…………アレが？
(　相変わらず自由なクラスメイト達、賑やかな教室。もう慣れてしまって勉強の邪魔にもならなくなり、いっそ心地よく感じられる声を聞きながら椅子に座るといつものように机に顔をふせ。話す人もいないため今日のことや次のテストはいつか、などを考えていると勢いよく開けられたドアの音が聞こえビクリとし顔をあげて。明るい笑顔で自己紹介をする担任を見ると、自分には合わないと感じ本気で言っているのかとか思わず声を出して)

>>111 櫻庭さん

(/返信遅くなってしまってすみません！　各々に返すと主がおかしなことになるので纏めます、ごめんなさい。それから一人一人生徒の名前を読んでいく(出席を取る)つもりなので、反応は自由にお願いいたします！)


【櫻庭春佳/三年Ｃ組教室】

(案の定想像していた生徒たちの返しや反応に苦笑をしつつも、だからといって屈するつもりなど毛頭なかった櫻庭は、教卓の上に置いていた名簿を開いて、気にした素振りを一切見せずに生徒たちの名前を読み上げようとあ行に記された生徒の名前に視線を向けると、しばし沈黙をした後に笑顔のままでハッキリと名を読んだ)

あ、あまのみや……おかげ。

(名簿には名前にふりがななんぞ振られていないため、櫻庭は盛大に生徒の名前を読み間違えた。それが天然なのか、狙ってなのかは満面な自信満々な顔からは窺い知りようが難しいかもしれない。)

>>111

【雨ノ宮　御影/教室】

（今日も相変わらず騒がしいクラスを音楽を聴きながらぼんやりと毎日毎日飽きもせずに話していられるなと思っていると勢いよくドアが開いて。そういえば今日は新しい担任が来るんだったなと思いドアの方に目を向けながらそれにしても乱暴な奴だな。ドアの開き方教わらなかったのかとちょっと相手の方を睨んでみるも何かが変わる訳でも無いし、何やってんだと心の中で自分を笑いながらどうせならこの人を人間観察の対象に移してみようかと思いつつ。それにしても。思わずいらついてしまいそうな満面の笑みだ。笑顔が張り付いてる人ってこういう人のことを言うんだろうか。だとしたらあまり好きなタイプの人じゃないなと考えてなんとなく独り言を。）

櫻庭　春佳か…ふーん

>>117

【雨ノ宮　御影/教室】

…
（沈黙の後に発せられた言葉にまたかと思う。だが、やけに自信ありげな表情からは自分を試しているようにもはたまた、単に読み間違えただけにも見える。いずれにしろ、読み上げられた名前は自分の名前では無いので黙っていることにした。この後、その担任がどう反応をするかそれも興味のあるところだ。まぁ、どんな反応をしようが自分にはどうでもいいのだが。）

【返信遅くなり申し訳ありません！】

【ここのスレ主ってだいぶ返信していませんが、もういなくなったんでしょうか？このスレってもう停止してますか？】

>>120様

(/いますよ。ただ他の参加者様たちの返信待ちをしてまして、流れ的に返信しとけよ、ということであれば返信はします。一応名簿順で読んだ生徒だけじゃない反応も欲しかったので……)

【そうだったんすか！】

>>117

【神宮寺　華蓮/教室】


　……。

(担任が入ってきた時と同様に後ろから見ていたものの、クラスメイトの名前を自信ありげに間違えた彼をちいさく鼻で笑う。呼ばれた相手もわざとだろうか、無視をしているためわざわざ自分が言ってやる必要はないと感じ嘲笑うような視線だけを送る。)

(　/　返信遅れてしまってごめんなさい。)

【あげます】

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