や、へたれくん。
( 耳はきっといい方だから、小さな声も聞きつける。つと頬を緩めては、ゆらり、ごく自然に鍵盤から指を下ろして、膝の上に。楽器の音はぴたりとやんで、穏やかな沈黙が部屋を包み。扉の隙間から覗く瞳はもうなんだか見慣れたもので、お姉さんと呼んでくれる声も心地いい。おしゃべりしてくれる彼はすごくいい子だ、ちょっと頼りないけれど。そんな皮肉を込めて小さな声で呼びかければ、片手でひょいひょいと手招き。嬉しさを押し隠そうともせず、少し幼めな笑顔を向けて。 )
>>50 Eddie隊長