>>182 近付くと、それは1人の少女だった。 経験から分かった感染体の特徴、 彼女は、そのいずれにも当たらない。 そうと分かるや、彼は躊躇わず声を掛ける。 「よォ。アンタ、生きてるんだろ?なァ? ちょっと困ってるんだ、手伝ってくれねェかな?」 大きく声を張り、周囲をはばからず話す。 距離が離れているからだが、それにしてもデカい。 その声もさる事ながら、体格もデカい。 ただそこに居るだけで非常に目立つ男だった。 >>萌衣