【寒鴉さんもノクトさんもわざわざすみません。 宜しくお願い致します。】 >>96 彼は、暇そうに木の上で寝そべっていた。 そこへ、大きな籠を背負った風変わりな男が、 不安そうに歩いて来るのが見えた。 丁度良いと、彼は木の上から飛び降りる。 [……ザッ。]しっかり着地すると、話しかける。 「君、道に迷ったかい?どこに行くんだ。 良ければ、森の外までなら連れて行こう。」 そう優しく話す。そこに悪意は無いが、 彼は暇つぶしくらいにしか考えて無かった。