>>102 相手はこちらを警戒する様子も無く返し、 彼は、若干ながら拍子抜けした様にあった。 「……まァ、今アンタが俺に頼る必要が 得に無いのは理解したよ、わざわざ悪い。 じゃあとりあえず俺の事だけ知っといてくれ。 アンタとは、またどこかで会うかも分からん。」 飄々とそう言って彼が男に手渡したのは、 街によく貼っている、彼の手配書だった───。