闇夜に紛れしは黒き華

葉っぱ天国 > オリキャラなりきり > スレ一覧キーワード▼下へ
1:ナビ◆U6:2020/03/26(木) 17:29


ーーどうして私には視えるの。 

ーーどうして私には聴こえるの。 

ーーなのにどうして私はなにもできないの。 




『もうやだぁ!こんな目、こんな耳要らないっ!私普通の人が良い!』 


泣きじゃくって、喚いても状況が変わるわけじゃないのに。それでも当時の私は自分が置かれている状況を理解したくないと駄々を捏ねた。 


『また泣いとるん?○○は優しい子やねぇ』 


泣きじゃくる私の頭を優しく撫でてくれたのは、私と同じ立場の祖母だった。 


『視えるだけ、聴こえるだけしかできない言うて、こんなにも霊たちのことを思って泣いてあげられるんは○○が優しい証拠や』 

『なんでこんな力があるの!ママもパパもないのに、私とおばあちゃんだけ!なんで……』 

『それはな、世に蔓延りさまよう霊たちを助けてあげるためや。○○、どうしてもなにもできん自分が嫌なんやったら、霊たちを守れるぐらい助けてあげられるぐらい強くなり。そのための助力はおばあちゃん惜しまへんよ』 



そう言っておばあちゃんが私に差し出したのは一冊のパンフレット。 

陰陽術を学ぶことができる学校のパンフレットだった。 



あれから十年。 
私は今、《黒き華》として初めての任務にあたる。 

>>2舞台
>>3説明
>>4ルール
>>5募集&pf例

2:ナビ◆U6:2020/03/26(木) 17:58

《ストーリー/舞台》 

世は2XXX年。数多の悪霊が蔓延る日本。悪霊による被害は年々数を増し、とうとう50年前から大地震や台風などの天災すら巻き起こすようになり、成すすべもなく人々は命を落としていった。もうすでに日本人口は壱億を切っている。このままでは世界にまで及び、人が生きていくことがかぎりなく難しくなることを懸念した政府は、悪霊と唯一対峙できる存在、《陰陽師》の育成に力を入れ始めた。 

《陰陽術》を駆使し、悪霊を減らすことを目的とした学問機関を設置。全国から霊感と素質のあるものを集めて受け入れ、《陰陽師》として育て上げる。 


そうして今から35年前。念願の《陰陽師》が全国に派遣されるようになり、少しずつではあるが悪霊の数が減っていった。 


そんな《陰陽師》の中でも、選ばれた者が配属されるのが《黒き華》と呼ばれる《華部隊》である。 

3:ナビ◆U6:2020/03/26(木) 18:36

《悪霊》 
生きとし生けるものたちを害なす幽霊の総称。そのすべては未練を抱いたまま命を落とした人間や動物。浄化するか封縛、滅するしか方法はない。陰陽寮にて強さをランク付けしており、最強をSrankとし、その後AからEへと落ちていく。 

Srank→最上級。陰陽師歴数十年のベテラン五人でようやく勝てるぐらい。 
Arank→上級。陰陽師歴十数年の中堅五人でようやく勝てるぐらい。 
Brank→中上級。陰陽師歴数年の新人十人でようやく勝てるぐらい。 
Crank→中下級。陰陽師歴数年の新人五人でようやく勝てるぐらい。 
Drank→下級。陰陽師なりたての新人一人でようやく勝てるぐらい。 
Erank→最下級。陰陽師候補生数人でようやく勝てるぐらい。 


《陰陽師》 
悪霊に対峙できる唯一の存在。霊力を媒体に込めて闘うのが主流。東京にある陰陽寮からの依頼を受け任務にあたる。各都道府県に支部があり、そこから派遣される形。 


《黒き華》 
陰陽師の中でも優れた者だけが入れる部隊の総称。能力で区別し配属される。種類は《黒薔薇》《黒百合》《黒椿》《黒牡丹》の四種。 


黒薔薇→エリートの部隊。陰陽術の知識に長けているが、個々の能力はまちまち。 

黒百合→武力部隊。媒体を使用しての攻撃特化されているが、知識は乏しい。 

黒椿→サポート部隊。知識も攻撃力もないが、補助や治癒に長けている。 

黒牡丹→オールラウンダー部隊。すべてのステータスが平均的のため、個々は拙く見えるが、臨機応変や機転が利くなどの万能性がある。 



《陰陽師候補生》 
陰陽師になるために学んでいる学生全員を指す。陰陽師としてのクリア条件をパスしなければ卒業できない。 


続きを読む 全部 次100> 最新30 ▲上へ
名前 メモ
画像お絵かき長文/一行モード自動更新