【東方】「始霊伝」

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1:語り手◆3.:2020/06/24(水) 20:39

幻想郷の守護者『博麗霊夢』
これはそんな彼女が博麗の巫女となり、数多の異変を解決する以前に、始めて訪れた邪悪な妖との戦いの物語。

>>1 世界観と注意
>>2 異変キャラについて

175:八雲 紫◆3.:2020/07/29(水) 12:19


「人身御供、人柱……例を挙げようとすればキリが無い。
違うとすればそれは神や妖"に"捧げているか、神や妖"が"捧げているかの違いでしかない……」

紫は目を閉じ、命さえも消費される供物として使わざるをえない状況に陥った例を一部だけ口にする。僅かな命で多くの命が、国や文化と言ったコミュニティが存続できるのならばそれを使わないと言う手は無かった……
例え誰が犠牲になろうとも、幻想郷を維持させなければならない。紫は非情とも言えるその選択を何度もしてきた……
霊夢との思考の違いも、その経験によるものなのだろう。



「貴方のこれまでの言動からして、大人しく運命と言う波に身を任せ、不条理に命を弄ばれるのは嫌なのでしょう……?それなら、その不条理や不合理を打ち砕けるだけの"力"を手に入れば良い……」

紫は目を開いて改めて霊夢を見据えると、ゆっくりと右手を差し出して彼女自身の思念や理想を形にするためにも、霊夢に巫女としての力を引き出すための手助けをしようと告げる。
自分にはこうして来る以外の選択肢は無かった……非情に成らざるを得なかった……だが……もし、霊夢が大のために小を見捨て、その命さえも幻想郷維持のために消耗され、人と妖が恐怖以外で繋がれる、そんな可能性を持っているのならそれに賭けてみたい。
そう紫は考えている……

176:八雲 紫◆3.:2020/07/29(水) 12:21

【お気になさらず〜。
(*´∀`)ノ

ヴァルター
「呼んだ?(^w^)ニコォ」

確かに似て非なる感じになっていますね……!!】

177:博麗の巫女◆gI:2020/07/29(水) 20:18

・・・・・じゃあその力をよこしなさいよ・・・・・

(霊夢は今回の人里襲撃事件の経験からか、誰かを巻き込みたくない、失いたくないという気持ちが強くなり、力をよこせと焦りが見え始めている・・・・・

だが、それ相応の力を手に入れるには、そう簡単には事は上手く進まないだろう・・・・・)

>>紫

【ありがとうございます!

ヴァルター様・・・・・無間地獄に落とされたはずじゃ・・・・・W】

178:八雲 紫◆3.:2020/07/29(水) 20:39


「その答えを聞いて安心したわ?」
《パンッ》
紫は笑みを浮かべたまま、両手を合掌するようにして合わせると、霊夢の足元の空間が引き裂かれ、そのまま霊夢を無数の目玉がギョロギョロと霊夢を見上げる紫色の異様な空間へ落とそうとする……


【ヴァルター
「私は不死身だあーーーッ!!」
щ(゜▽゜щ)】

179:博麗の巫女◆gI:2020/07/29(水) 21:02

なっ・・・・・!?

(突然の出来事に理解が追いつかないまま、ただただ不気味な空間へとその身を落としてゆく・・・・・

時の流れに見を任せるというのは、こういうことなのだろうか・・・・・

恐らくは抵抗もここでは意味をなさない、そう直感していて・・・・・)

>>紫

【不死身が仇になったんだよなぁ・・・・・W】

180:八雲 紫◆3.:2020/07/29(水) 22:33

【???】

紫によって引きずり込まれた空間の先……
そこは紫のいた場所と同じく無数の目玉があり、紫の空が何処までも広がっている事を除けば、博麗神社とその周辺と、地面に生えた草花まで瓜二つに模倣したような世界が広がっている。

この空間において、ふと本堂に目を向けると、賽銭箱の隣に一体の石像が正座するように置かれている。その石像の顔は掠れてしまっていてよく見えないものの、何処か悲しんでいるような顔をしているような、不思議な感覚を覚える……


>>霊夢

【確かにwwwwwww】

181:博麗の巫女◆gI:2020/07/30(木) 06:04

・・・・・何よこれ・・・・・

(さっきまでいた幻想郷とは異なるもう一つの幻想郷とでも言えるような空間にて、霊夢は不気味な空と辺りの通常の幻想郷と瓜二つの光景を見て、上記を呟く・・・・・

そして、賽銭箱の横に置かれた石像を見れば「・・・・・石像?」と言いゆっくりと近づく・・・・・)

>>紫、謎の空間

【不死身キャラは敵側だと大抵最後が悲惨説】

182:八雲 紫◆3.:2020/07/30(木) 08:10


「此処は私の博麗神社の記憶を元に構築した疑似空間。ここでなら生半可な攻撃や技ではビクともしないし、破損した場合でも幾らでも直せる、力の解放にはピッタリの場所よ。」

霊夢が近付くと、その石像は巫女服を着ているようにも見える。だが、作られてから途方もない年月が経っているからか、所々が掠れていてその詳細については憶測しか出来ない。
そんな中、霊夢の背後に紫が上下逆さまで浮遊し、話しかける。その姿はまるで重力が働いていないかのように紫の髪も服も翻っていない。


>>霊夢

【無限地獄への入り口になってしまいますからねwww】

183:博麗の巫女◆gI:2020/07/31(金) 06:08

なるほど・・・・・あの目はそういうこと・・・・・

(空に広がる不気味な無数の目についてやっと納得し、上記を呟く・・・・・

そして、次に「この石像は何なのよ?元いた神社の方にはこんなのはなかったと思うけど・・・・・」と言い、紫の記憶を元にしたのなら、元々は石像があったのだろうかとも思いながら)

>>紫

【返信遅れてすみません!

死ぬのを何回も繰り返したりしている悪役もいるぐらいなので、まだマシなのかも・・・・・W】

184:八雲 紫◆3.:2020/07/31(金) 17:35


「ああ……それは気にしなくても良いわよ?私の記憶の残滓なのだけれど、貴方に害を及ぼしたり、妨害することは無いわ。」

紫は石像を見て、霊夢の問いかけに対して、記憶から生み出された空間であるため、無意識の内に空間を形成する際に記憶の残滓の一端がこうして形になって現れただけに過ぎないと応えると、上下逆さまのまま、紫はゆっくりと両腕を広げる。
すると、紫の周辺に複数の小さな空間の裂け目(スキマ)を形成し、その中から蔵の中にあった無数の宝具が出て来る。



「この空間では外の時間の一分が十時間になる。
つまり、この世界で14400時間が600時間……
つまり25日間になると言う修行にはもってこいの場所よ。」

紫はスキマから取り出した複数の宝具を浮遊させながら感情の読めない笑顔をしたまま、この空間に飛ばした理由について話す。


>>霊夢
【死ぬと言うことはつまり、まだ刺激があると言うこと……何も無い空間では死や痛みと言う刺激しか無く、抵抗する事さえも出来ないと言うことですね……
地獄の中でも無間地獄が一番キツいのも、それが理由にありますので、一概にどっちがマシなのかは難しいです……!】

185:博麗の巫女◆gI:2020/08/01(土) 06:06

・・・・・で、修行相手とかはいるの・・・・・?さすがに張り合う相手がいない一人きりの修行っていうのは、力の向上が見込める気がしないんだけど・・・・・

(この空間の時間の流れが外の世界とは違うということはわかったものの、道具を使いこなせるかどうかだったり、相手がいない一人きりの修行では、豺狼と対峙した時に完全に倒せる確信がないらしい・・・・・

が、裏を返せば、霊夢は豺狼を倒す気満々であるということでもある・・・・・)

>>紫

【痛みがある死に続け地獄、何も無い無間地獄・・・・・

ディアボロとカーズ・・・・・W】

186:八雲 紫◆3.:2020/08/01(土) 08:08


「あら、相手ならすぐ目の前に居るじゃないの?」

紫は広げていた右手をゆっくりと動かして笑みを浮かべたまま、対戦相手は自分だと指し示す。ある意味どれだけの攻撃を受けても平気そうな紫であれば修行相手としても不足は無いだろう。


>>霊夢
【苦痛も幸福も死も生も自由さえ無い地獄ですね……!
悲惨な最期を遂げたお二方www】

187:博麗の巫女:2020/08/02(日) 06:48

へぇ・・・・・そう・・・・・言っておくけど、手加減は必要ないわよ・・・・・?

(紫が対戦相手を示すと、霊夢は手加減は必要ないと言葉を返す・・・・・

霊夢は内心、紫をボコボコにできるという喜びもあったのか、どこか嬉しそうにしていた・・・・・

霊夢自身も、手加減する気は毛頭ない・・・・・)

>>紫

【カーズ様→太陽に落ちて死ぬかもしれない

ディアボロ→ジョルノが死んだら解除されるかもしれない

やっぱりヴァルター様の地獄が一番やばい・・・・・】

188:八雲 紫◆3.:2020/08/02(日) 12:39


「ふふふ、先ずはこの宝具を使いこなせるようにならないとそれ以前の問題になるわよ?」

紫は手加減はしないと言う霊夢に対して自分の口許に右手を当ててクスクスと微笑みながら、宝具を完璧に使いこなせるようにならなければ自分と戦う以前の問題になると応える。

幾ら全ての宝具と高い適正を示したとは言え、豺狼との戦いを見る限り、その使い方や効力を引き出せている訳ではなかった。



「さあ、先ずはこれを手にとってみて頂戴?」

そのため、先ずは始めに宝具の中でも最も古くからあった紅白の陰陽玉を浮遊させながら霊夢の元へと移動させてこれを手に取るように言う。


>>霊夢
【ただ………そんな彼とほぼ同格の存在があと六人もいると言うwww(^q^)】

189:博麗の巫女◆gI:2020/08/02(日) 18:27

またなの・・・・・?まぁいいけど・・・・・

(手に取ってみるように言われ、さっきと同じようにまた手に取ってみる・・・・・

そして手に取ると「で?これはどんな風に使う道具なのよ・・・・・?」と、宝具の使い方についてはまだ全然な霊夢は、紫の方を向いて上記を言い)

>>紫

【ただ、あとの6人はヴァルター様ほど悲惨な最期は迎えないでしょうねW】

190:八雲 紫◆3.:2020/08/02(日) 20:36


「それは陰陽玉。初代の頃から使われていたもので、博麗の巫女の大半が使えていた宝具よ。」


「先ず……自分の体の中に血液のように充満し、流れているエネルギーを想像し、その体の中に流れるエネルギーの奔流を手に取った陰陽玉と合わせ、体内にあるエネルギーを陰陽玉に宿すと言った事をしてもらえるかしら?」

紫は漠然としたイメージについて話す。
大雑把な説明だが、核心に迫るものは全て含めてあるため、より分かりやすく、詳細なところまで話すことも可能だが、霊夢の中にある才がどの程度のものなのかをこれで見極めようと考え、敢えて漠然とした説明をしてみる。


>>霊夢
【実は……もっと壮絶な最期も幾つか考えてあったりしますwww】

191:博麗の巫女◆gI:2020/08/04(火) 06:10

アンタ・・・・・本当に私にこれを使いこなさせるつもりあるの・・・・・?

(ここまでざっくりとした説明をされると、本当に自分を博麗の巫女としてこの宝具を使わせるつもりはあるのかどうか、かなり疑問に思えてくる・・・・・

が、ここで何もしないでいるのもそれはそれで何の進展もない為、早速実行しようとする・・・・・)

>>紫

【お返事遅れてしまってすみません!

あれ以上に壮絶な最後って一体・・・・・】

192:八雲 紫◆3.:2020/08/04(火) 12:10


「あら、歴代の巫女達は皆、手にした瞬間に私からの説明が無くとも使いこなせるようになっていたわよ?」

紫は霊夢を驚かせようと上下逆さまになっていたものの、何のリアクションも無かったため、普通に地面に降り立ち、霊夢を見ながら歴代の巫女達は自分からの説明がなくとも使えていたと挑発するように言う。

だが、実際には、62人いた歴代の巫女の中でも、説明がなくとも使いこなせるようになっていた者は僅か8人だけであり、更に使えた宝具も一つから二つ、多くても三つだったのだが、霊夢のように全ての宝具を使える才覚があれば、その少数の中にも入れるのではないかと思い、敢えて挑発するような言葉を言う。


>>霊夢
【他の人から見ると、死に続けたり、無間地獄に落とされる方がキツいと思うかもですが、当事者からして見ればそれらを凌ぐ地獄……と言うような感じになりますねwww】

193:博麗の巫女◆gI:2020/08/04(火) 22:22

歴代の巫女達がそうであったとしても、私がそうだとは限らないっていう話よ・・・・・

(とは言いつつも、陰陽玉を手に取って目を閉じ、紫が言っていたエネルギーを想像し、陰陽玉へと流し始めようと試みる・・・・・

すると、霊夢は目を閉じている上にまだ巫女になりたてだからか気づいている様子はないものの、陰陽玉が耐え切れるかどうかわからないほどの力が宿り始める・・・・・)

>>紫

【おっそろしい・・・・・悪いことをするとこうなるという教訓ですね・・・・・W】

194:八雲 紫◆3.:2020/08/04(火) 22:44


「(やっぱり……私の思った通り……間違いない。彼女は歴代の中でも最強の巫女に……いえ、博麗の血筋の中でも最強の存在になる素質がある……)」

紫は表情には出さないものの、内心では霊夢が陰陽玉に込めた陰陽玉の許容量限界にまである莫大な霊力を感じ取り、霊夢が巫女としてだけでなく、博麗の巫女の中でも歴代最強の存在になれると確信する。



「……まずまずね。感覚派だからかしら?初見でもある程度形には出来ているけれど、それ以上じゃない。今度はこの針にも同じく力を宿してそこの木に投げてみてくれるかしら?」

過ぎたる力は身を慢心と過信を生み、己をも滅ぼす。
その事を紫は経験上熟知しているため、『まずまず』と形容すると、今度は霊夢の手元へ退魔針を一本移動させると、80mも離れた場所から生えた木を指してあそこに向けて投げてみて欲しいと言う。


>>霊夢
【究極の因果応報ですwwww】

195:博麗の巫女◆gI:2020/08/05(水) 16:57

針・・・・・?まぁよくわかんないけど、やってみるわ・・・・・

(そう言うと針を持って、陰陽玉に力を宿した時と同じように力を退魔針に宿し始める・・・・・

そして、ある程度力を宿したら紫が指した木の方へと体を向け、そのまま退魔針を投げる・・・・・

すると・・・・・)

ボゴォオッ・・・・・!!!!!

(木は根元近くの幹を残して完全に跡形もなく消し飛ぶ・・・・・

退魔針は木に当たって威力を徐々に軽減させたのか、地面に何事も無かったかのように落ちている・・・・・

残った幹の部分は、何かしらの爆発にでも巻き込まれたように悲惨なことになっていて・・・・・)

>>紫

【悪人だから仕方が無いですねW】

196:八雲 紫◆3.:2020/08/05(水) 17:44


「(ただ霊力を集めたり、宿すだけじゃなくて、それを維持したまま射出し、更に追尾性を持たせておくことである程度の軌道修正も出来ている……どれも本人に自覚は無いようだけれど、実践可能なレベルに出来ているのなら、もう針や札の投げ方や力の込め方を教えなくても良さそうね……)」

この空間は紫が生み出した世界であるため、そのどれもが高密度の妖力で形成されているため、木が霊夢の力に耐えきれなくなり、破裂したのを見て、豺狼との戦いの際には札を使っていた事もあって、これだけ投擲道具を使いこなせているのなら、より容易な近接道具も手にしただけで使いこなせるようになっているだろうと思考する。




「期待した通りの成果ね。これなら早速実戦に移っても良さそうね?」

破裂した木から霊夢へ視線を戻すと、お陰で基礎訓練やテストを省くことが出来た事から、訓練はこれで終わりにして早速実戦に入ろうろうかと問いかける。


>>霊夢

【ですですwwww】

197:博麗の巫女◆gI:2020/08/05(水) 19:47

私は構わないわよ、あのクソったれ下等妖怪を早くぶっ飛ばしたいから体を戦いに慣らしたいし・・・・・

(そう言うと、首をコキコキ鳴らしながら戦闘の構えに入る・・・・・

自身の力に絶対的な自信があるわけではない、だが負ける気もしない・・・・・

霊夢の感情は、一刻も早く豺狼をぶっ飛ばしたい、ただそれだけだった・・・・・)

>>紫

198:八雲 紫◆3.:2020/08/05(水) 20:46


「ふふふ……頼もしい限りだわ。それなら相手を合わせましょうか?」
《パチンッ》


「はいはーい、お呼びでしょうか、紫様!……って、あれ?あっちに居るのは博麗の巫女??」

紫は軽く指を鳴らすと、紫の右隣にスキマが開き、その中から二つの猫の尻尾と耳を生やした茶髪で霊夢よりも更に小柄な少女が陽気に飛び出して来る。
彼女は自分を呼んだ紫と、霊夢の顔を交互に見て今がどういう状況がわからずに困惑する。



「橙、いきなりで悪いのだけれど、少し巫女の相手をしてくれないかしら?」


「えええ!?そんな、直ぐに退治されてしまいますよ!」


「大丈夫よ、"まだ"貴方でも普通に戦えるぐらいの強さしか無いから安心して戦いなさいな?」


「あ、と言うことは先任の巫女はまた……
………はい!それなら安心しました!博麗の巫女!えーっと、名前も状況も何だか知らないけど、私と勝負だッ!!」

橙は紫の説明と命令を聞くと、困惑した様子が無くなり、久し振りに戦えると言う事で、新しい玩具を与えられた子供のようにワクワクと楽しそう無くなり笑顔をして霊夢に向かって勝負を挑む。
橙から感じられる妖力は豺狼にも匹敵する程である上に、その耳や尻尾から、豺狼と似たような戦闘方法をする。可能性が高く、豺狼との再戦や決着を望む霊夢にとって、最良の対戦相手と言えるだろう。


>>霊夢

【唐突ですが、練習戦第一段!
vs橙】

199:博麗の巫女◆gI:2020/08/06(木) 09:00

・・・・・アンタふざけてんの?いくら妖怪だからって、こんな小さい子を戦わせる気・・・・・?

(紫の方を見て上記を言う・・・・・どうやら、橙の幼い容姿から流石に妖怪でもこれでは戦いにすらならないと判断したのか、戦闘の構えをやめてしまう・・・・・

そして「私は真剣にやりたいのよ?」と紫に忠告する・・・・・)

>>紫、橙

200:八雲 紫◆3.:2020/08/06(木) 14:25


「むむむ……何だか馬鹿にされているような気がする……
こう見えても人間の貴方よりもずっと長生きだよ!」

橙は二つある尻尾と猫耳をピンと立てて"小さい子"と言う言葉から、霊夢が自分を侮っているのだと思い怒りを露にして抗議する。


>>霊夢

201:博麗の巫女◆gI:2020/08/06(木) 15:38

黙れチビ・・・・・私は真剣なのよ・・・・・

(橙の両肩に手を置いて、鬼の形相で上記を言う・・・・・

全てはあの豺狼を倒す為という決意の元ではあるのだが、その形相と禍々しいオーラは、正直妖怪よりも数百倍は恐ろしい・・・・・

もはや橙よりも妖怪らしいと言っても過言ではない・・・・・)

>>橙

202:八雲 紫&橙◆3.:2020/08/06(木) 17:24


「ぐぬぬぅ……そんな怖い顔をして睨んでも効かないよ!」

霊夢の怒気と殺気が込められた威圧を前にした場合、普通の人間であれば猛り狂った大男であっても即座に戦意を失ってしまうほどであるのだが、
今、鬼の形相となった霊夢を目前にしているモノ、橙の中にあるのはまごうことなき鬼の神、鬼神だ。
霊夢の怒りや威圧を前にして怯えるどころか、ますます反発して不快感を露にして言う。



「(なるほど……ね、彼女の感情の根底にある最も強い感情は"怒り"……それも憎しみに繋がりやすい負の怒り……この感情か彼女の本来の力を打ち消してしまっている……)」

紫は霊夢と橙のやり取りを見ながら、鬼の形相になっている霊夢の顔を見て、この霊夢の感情の根底にあるのは憎しみに近い怒りの感情であり、それが彼女の中に流れる霊力を淀ませ、本来の力を引き出せないようにしている事まで推察する。



「橙、手加減はしなくても良いわ。"切り刻むつもり"で行きなさいな。」


「はい!わかりました、紫様!」

にこやかな笑顔で紫に返事をした橙は霊夢に向き直る。
すると一瞬だが橙の瞳が猫のように縦長に伸び、それと同時に赤く伸ばされた爪を持った右腕を霊夢に向けて振るう。
すると、その爪からオレンジ色の爪型の斬撃が放たれ、至近距離にいる霊夢の体を引き裂こうとする。


>>霊夢

203:博麗の巫女◆gI:2020/08/06(木) 18:51

っ・・・・・!?

バッ・・・・・

(ギリギリで攻撃を避けはしたものの、これから繰り出されるであろう全てを避けきることは恐らく難しい、いや、無理だろう・・・・・

そう思うと「なるほど・・・・・どうやら実力は本物のようね・・・・・」と言い・・・・・)

>>橙、紫

204:八雲 紫&橙◆3.:2020/08/06(木) 19:15


「油断していると簡単に逝ってしまうわよ?」

紫は二人から少し離れた場所で開かれたスキマに腰かけて二人の戦っている様子を見て、扇子で口許を隠して俯瞰している。どうやらここで霊夢の力の底について測ろうとしているようだ。



「まだまだ行くよー!」

橙は声高らかにそう宣言すると、両腕を素早く振るって霊夢に向けて数十もの爪斬撃を繰り出し、霊夢を圧倒しようとする。橙に勝てなければより狡猾かつ同等の力を持つ豺狼には敵わないだろう……


>>霊夢

205:博麗の巫女◆gI:2020/08/06(木) 19:46

くっ・・・・・!?

ズッ・・・・・!

ちょっとアンタ!これはさっきの道具とか使うのはありなの!?

(離れた場所で戦いを見ている紫に対して、この戦いでさっきのように博麗の巫女が使う道具を用いるのはありなのかと聞く・・・・・

このままでは流石にヤバイと霊夢も判断したらしく、かなり切羽詰った様子で紫に道具を用いていいのかと聞いている当たり、一早く橙のヤバさを察知したようだ・・・・・)

>>紫、橙

206:八雲 紫&橙◆3.:2020/08/06(木) 21:08


「ええ、勿論良いわよ?貴方の近くに浮いているその紅白の陰陽玉があるでしょう?貴方なら私からの説明がなくともそれを使って退魔針や御札、幣等を取り出せる筈よ。」

霊夢はこれまでの一連の動作から、直感的に道具や技、術の使い方を瞬時に把握する事が出来ると言うことがわかっているため、簡潔にそう応える。



「ほらほらぁ!油断していたら一瞬で終わっちゃうよッ!!」

無数に放たれたオレンジ色の斬撃の嵐の中、一瞬にして霊夢の目の前に移動した橙が霊夢の喉元に向けてまるでナイフのように鋭く長い赤い爪を伸ばして突き刺そうとする。
紫の命令通り、橙は油断も慢心も、手加減をする様子さえもまるで無く襲い掛かっている。それはもはやスパルタ教育さえも超えた死と隣り合わせの猛特訓になっている……


>>霊夢
【いきなりルナティックモードwwww】

207:博麗の巫女◆gI:2020/08/07(金) 08:14

そう・・・・・だったら・・・・・

バッ・・・・・!

(陰陽玉を手に取りお札を取り出す・・・・・そして、橙の攻撃が当たる寸前で橙の顔にお札を貼り付け、そのまま背後に回って背中に肘鉄を入れる・・・・・

霊夢は大体さっきので道具の使い方のコツを掴んだらしく、もうこの時点でかなり使いこなせている・・・・・)

>>紫、橙

【サイヤ人の修行風景】

208:八雲 紫&橙◆3.:2020/08/07(金) 15:22


「……!」

霊夢が反撃として橙顔に御札を貼った事で伸ばされた爪は霊夢に直撃せずに少し掠るだけで済み、更に御札を引き剥がすまでの間にかかった隙を付くように背後に回り込むのを阻止できずに肘打ちを受けてよろめく。

正面から地面に倒れると思いきや、両手を地面に付いて前回りをするようにして前方に飛び出し、空中で半回転すると、背後にいる霊夢と再び向き合う。

橙は妖獣から派生した存在であるためか、精神体を核とする純粋な妖怪よりも肉体的な繋がりが強いため、目隠し以上の、大きな影響は見えない。おそらく、あの豺狼も霊夢の御札を受けながらも動けていたのはそのせいだろう。


>>霊夢

209:博麗の巫女◆gI:2020/08/08(土) 06:18

見た目とは裏腹に、随分手ごわいじゃない・・・・・

(橙を評価するつもりは無いものの、見た目からは想像もつかないほどに手強いと言う・・・・・

そして、次に「大抵お札ってもんは妖怪には効くものだと思っていたけど、どうやらそう単純でもないようね・・・・・」と、霊夢の中でのお札=妖怪に効くという考え方が変わる・・・・・)

>>橙

210:八雲 紫&橙◆3.:2020/08/08(土) 08:06


「何だか、まだ馬鹿にされているような気がする……?」

橙は霊夢が自分を見下しているような態度に苛立ちながら、両腕を大きく横に広げるようにして振るい、両手の指先からそれぞれ一つずつ、計十もの横凪ぎに連なる斬撃を放って切り裂こうとする。


>>霊夢

211:綾音:2020/08/08(土) 19:09

オリキャラで参加よろしいでしょうか

212:八雲 紫&橙◆3.:2020/08/08(土) 20:14

>>211

参加希望ありがとうございます!
>>2にルールや注意書きがあるので、それらが大丈夫ならOKですよ〜。

213:綾音:2020/08/09(日) 04:55

>>212
了解しました、キャラシ少々お待ちください

214:綾音:2020/08/09(日) 05:41

https://i.imgur.com/yAa3TIo.jpg

右のキャラについて

名前:博雨綾音(はくさめあやね)
性別:女
性格:表は優しくて仲間思いだけど裏は怖くてサイコパス
種族:人間と人外のハーフ
詳細:フィルムスターの管理者で超能力者、過去に住んでた星では戦争があったため、ほとんど人口はいないが、親は無事である、このことからサイコパスになったらしいが・・・普通に接していればそんなことは無いらしい

左は禍綾音(まがあやね)ですが同じなので書きません、とりあえず過去で綾音が恐怖等に震えて出来たということぐらいですかね

215:博麗の巫女◆gI:2020/08/09(日) 07:24

しっつこいわね・・・・・!でも・・・・・アンタの戦い方は大体読めてきたわよ・・・・・!

ダッ・・・・・!

(霊夢は戦っていく内に橙の戦い方をやめるようになったのか、繰り出される斬撃の間を凄まじい瞬発力で掻い潜りながら、橙との距離を詰めてゆく・・・・・

手には次に、さっき使った退魔針を持っていて、力を流し込み始めている・・・・・)

>>橙

216:八雲 紫&橙◆3.:2020/08/09(日) 10:24


「あはは!戦い方がわかったところで何も変わらないよ!!」

橙は広げた両手を霊夢に向けて合掌するようにして合わせる。すると、霊夢を左右から今度は挟み込むようにして右からは赤い斬撃が、左からは青い斬撃がそれぞれ現れ、退魔針を手にした霊夢に迫る。

>>霊夢



【能力が記載に無いのですが無能力(超能力はどんな事が出来るのでしょうか?)で宜しいでしょうか?また、種族に人外とありますが、こちらもどの妖怪とのハーフなのか明記をお願いします。それと、"フィルムスター"とは何でしょうか?異世界から訪れたのであれば、その理由や経緯などもお願いします!
ちょっと口うるさいかもしれませんが、なるべく不明瞭な点は無くしておいて、わかりやすくして欲しいなと思いまして……
f(^_^;】

>>綾音様

217:綾音:2020/08/09(日) 10:46

>>216
能力はまずチート部分があるのと別作品のやつが載っているので・・・基本的には狐なんですが・・・色々あるのでとりあえずここでは狐で フィルムスターは綾音の住んでいる星と共に管理している星でして・・・・・・・・・能力関係もあるので・・・(別作品のキャラも住民設定)とりあえずオリキャラ達が暮らす優しい世界として考えでもいいかもです・・・分かりづらくてすみません

218:綾音:2020/08/09(日) 10:47

>>217 追記
チート部分は制限かけるのと別作品系あってもいいなら・・・やります

219:八雲 紫&橙◆3.:2020/08/09(日) 11:51

>>217-218
【では、人間と妖狐のハーフと言うことで宜しいでしょうか?うーん……ここはオリジナル&東方の場所なので別作品はちょっと……
チートは本編におけるパワーバランスや世界観の崩壊に繋がり、本編が進めにくくなってしまうので無しでお願いします!それらを踏まえた上で能力の詳細や限界等を明記した上で再度キャラシを投稿して頂いても宜しいでしょうか?
それと、本体同士の会話は【】や(/)等で区切った方が本編との区別が出来てわかりやすいですよ〜。】

220:飾島澄◆gI:2020/08/09(日) 16:24

全方向に集中力を高めるのは戦いの中での勝利への近道よ!アンタこそ変わってないんじゃないかしらねぇっ!!!!!

ドォッ!!!!!

(霊夢は全方向、あらゆる角度から攻撃が来てもいいように構えていたのか、橙の攻撃を間一髪で避けると、間髪入れずに力を込めた退魔針を容赦無くそのまま橙へと向けて放つ・・・・・

凄まじいスピードで向かってくる退魔針は、とどまることを知らない勢いで・・・・・)

>>橙

221:博麗の巫女◆gI:2020/08/09(日) 16:24

【ネームはミスですすみません!】

222:八雲 紫&橙◆3.:2020/08/09(日) 17:02


「………!!」

左右からの挟撃。
加えて相手はこちらに突っ込んで来ており、人間の身体能力であれば飛び越える事もそのまま突っ切る事や後方に跳んで逃れることも出来ずに当たると確信していたためか、橙は反応が遅れ、霊夢の放った退魔針が回避が遅れた橙の左肩に突き刺さる。



「………あの回避技術……いえ、集中力を高める事で一時的に透過する事が出来る……?」

紫は霊夢がすり抜けるようにして橙の挟撃を避けて反撃した様子を見て紫は微かに目を開いて驚く。
斬撃の間の隙間はとても人間が通り抜けられるようなサイズでは無かった……にも、関わらず回避する事が出来ていた事から、霊夢は集中力を高める事で一時的に相手の攻撃を透過するのだと言うことを見抜く。


>>霊夢
【お気になさらず〜。

223:綾音:2020/08/09(日) 17:17

>>219
まぁ別作品と言ってもそんな使わないので・・・多分
とりあえずチートでは無いものを厳選しておいて、再度やりますね

224:綾音:2020/08/09(日) 17:22

https://i.imgur.com/yAa3TIo.jpg

右のキャラについて

名前:博雨綾音(はくさめあやね)
性別:女
性格:表は優しくて仲間思いだけど裏は怖くてサイコパス
種族:人間と狐のハーフ
能力:仮面ライダーとスーパー戦隊とカービィの力を扱う程度の能力(あまり使わないらしい・・・武器を使う以外、力が劣る時もある)魔法等や武器を扱う程度の能力
詳細:フィルムスターの管理者で超能力者、過去に住んでた星では戦争があったため、ほとんど人口はいないが、親は無事である、このことからサイコパスになったらしいが・・・普通に接していればそんなことは無いらしい

左は禍綾音(まがあやね)ですが同じなので書きません、とりあえず過去で綾音が恐怖等に震えて出来たということぐらいですかね

・・・厳選すると言っても思いつくのがこれぐらいでした、ちなみに吸い込みとかコピー能力はしないので(星から能力を使う感じです)
そして霊力、魔力、妖力共に使えます、まぁ霊夢や紫の劣化版って考えでもいいかもです

225:八雲 紫&橙◆3.:2020/08/09(日) 17:33

>>224

【すみません、他作品についての名前をキャラシに書き込むと、東方でもオリジナルでもなくなってしまうので、具体的なものを一つ上げる程度にして頂いても宜しいでしょうか?
それと、"妖狐"と書かないと、人間と狐(動物)の子供みたいになってしまいますよwww
それと、"フィルムスター"についての説明もお願いします。これは結構重要な要素でして、東方原作の地名に関係無いどころか、別世界のようなものなので、これについての説明を省いてしまうと、わけがわかなくなる上に、東方の世界観から大きく外れてしまうので……】

226:八雲 紫&橙◆3.:2020/08/09(日) 17:35

【質疑応答等がしやすいように
http://ha10.net/test/write.cgi/yy/1595239279/l2
へ移動して、そこでちょっと相談して頂いても宜しいでしょうか?】

227:綾音:2020/08/09(日) 17:36

>>225
あっはい・・・(実際疲れ気味です)

228:綾音:2020/08/09(日) 17:42

あっ好き嫌いも書いておきますね
https://i.imgur.com/yAa3TIo.jpg

右のキャラについて

名前:博雨綾音(はくさめあやね)
性別:女
性格:表は優しくて仲間思いだけど裏は怖くてサイコパス
種族:人間と妖狐のハーフ
能力:ある3つの力を扱う程度の能力、魔法等や武器を扱う程度の能力
詳細:フィルムスターの管理者で超能力者、過去に住んでた星では戦争があったため、ほとんど人口はいないが、親は無事である、このことからサイコパスになったらしいが・・・普通に接していればそんなことは無いらしい
好き:魔法石(宝石)仲間等害がないもの(?)
嫌い:迷惑行為をする人(敵含む)

左は禍綾音(まがあやね)ですが同じなので書きません、とりあえず過去で綾音が恐怖等に震えて出来たということぐらいですかね

・・・厳選すると言っても思いつくのがこれぐらいでした

フィルムスターについて
フィルムスターは2人の住んでいる星と共に綾音が管理している星でして・・・・・・・・・とりあえずオリキャラ達が暮らす優しい世界として考えでもいいかもです・・・分かりづらくてすみません・・・(そしてめっちゃ簡単説明)

・・・さすがに限界が来そうです・・・もう少し頑張りますが

229:◆3.:2020/08/09(日) 17:45

>>227-228

【あのー……すみません、此方は本編でして、本体会話だけ進めてしまうと肝心の本編内容が埋没してしまう原因になってしまいます。
それを避けるために移動をお願いしたので、彼方に投稿をお願いします。】

230:綾音 >>229:2020/08/09(日) 17:47

了解しました

231:綾音:2020/08/09(日) 19:44

・・・あの・・・参加するのやっぱ辞めます・・・なんか・・・変な感じしてきたので

232:博麗の巫女◆gI:2020/08/10(月) 15:59

勝負あったみたいね・・・・・それともまだやる・・・・・?

(霊夢は攻撃が当たるのを見て、これ以上続けたら橙の身が危険かもしれないと思ってか、勝負あったようねと言う・・・・・

まだ戦えるとしても、悪ではない相手を戦いに体を慣らすために蹴散らすのはどうも気分がよくない・・・・・

霊夢は戦いを終わらせようとしているが・・・・・)

>>橙、紫

233:八雲 紫&橙◆3.:2020/08/10(月) 16:13


「なにをー!まだまだ新米の巫女に負けるもん……か!」
《カランッ》


「…………………。」

橙は直ぐ様肩に刺さった退魔針を引き抜き、地面に捨てるが、精神体だけでなく、肉体にまで目に見えてダメージが入ったのがわかる。

でも、八雲の一員になる者として新米の巫女に負けて恥ずかしいところを紫様達に見せるわけにはいかない。と言う一念から継戦の意を示し、更に全身に強い妖力を流し、瞳が本物の猫のように縦に伸び、両手の爪もより鋭利なものとなり、彼女本来の戦闘スタイルである四足歩行のような姿勢となり、ピンと尻尾を立てて本気を出そうとする。

紫は二人の戦いを見て、霊夢の実力の底について測りながら、何かを待っているかのように橙を制止せずにじっと霊夢を見ている。


>>霊夢

【良かったです!!】

234:博麗の巫女◆gI:2020/08/11(火) 20:06

妖怪だからって、意地は張らない方がいいわよ・・・・・?

(言葉は橙へ向けているが、視線は若干紫に向いている・・・・・

どうやら紫が戦いをただ見ているのではなく、自分に対して視線を集中させていることに気がついたらしいが、霊夢自身は紫の意図は把握しきれていないようだ・・・・・)

>>紫、橙

235:八雲 紫&橙◆3.:2020/08/11(火) 21:43


「意地なんかじゃない……よ!!」

霊夢の言葉に反発した橙は数秒間残像が残る程のスピードで霊夢に向けて飛び出して今度は針による投擲を封じる意味も込めて接近戦に持ち込もうとする。
本来の走行手段に近い四足移動をしている事でその速度が大きく跳ね上がっており、その様子はまるで放たれた弾丸のようであり、右手の赤い爪を霊夢に向けて突き出し、更に左腕で霊夢の喉と心臓部と言う人体の急所を狙って猛攻を仕掛けようとする。


>>霊夢

【純粋な戦闘力で言うと、本気の橙と豺狼はほぼ互角の強さがあると言う……しかも、豺狼の場合は橙と違って狡猾な性格をしているため、何をしでかすかわからない、初見潰しの敵……!】

236:博麗の巫女◆gI:2020/08/12(水) 04:23

ビシャッ・・・・・

そう・・・・・まだ続けるのね・・・・・?

(霊夢は間一髪で避けるものの、右腕を橙の爪がかすり、かすった所が切り裂かれ、そこからポタポタと鮮血が滴り落ち始める・・・・・

橙はさっきと比べると力は上がっているものの、動揺し始めているようにも見え、そして明らかに意地を張って戦いを継続しているようにも思える・・・・・)

>>橙

【今までのボスの中では一番まだ優しい方なのは一目瞭然・・・・・W】

237:八雲 紫&橙◆3.:2020/08/12(水) 08:07


「まだまだ行くよ!!」

橙は回避する霊夢の姿をその視線で追い、そこから立て続けに霊夢に向けて両手を突き出し、空を裂く鋭い音をさせながら五連撃を繰り出す。

>>霊夢
【ですねwww
あ、そう言えば上記では左腕による攻撃は避けていない感じでしたかね……?】

238:博麗の巫女◆gI:2020/08/12(水) 18:17

後悔するわよ・・・・・

(霊夢は一応の念押しとして、橙にこれ以上の戦いの継続は後悔すると予め告げておく・・・・・

攻撃を間一髪で避けながらも、避け続けているだけで霊夢に橙を攻撃できる、もしくは倒せる力があるのかどうか、そもそも霊夢には策があるのだろうか・・・・・)

>>橙

【そうですね、右腕に爪が当たって切り裂かれています!】

239:八雲 紫&橙◆3.:2020/08/12(水) 18:38


「(おかしい……まだ来て日が浅いって紫様が言っていたのに……少し前まで普通の人間だったのに、こんなに攻撃を避けられるものなの……?)」

橙は霊夢の警告に対して何も返さずにそのまま両手を高速で幾度となく突き出し、或いは横に振り回す事で爪による一撃を霊夢に当てようとするが、掠ったり、腕に爪が当たりはするものの、致命傷となるものはまるで受けていない事に婚約している。

普通の人間なら腕が切られればその痛みで動きが鈍る筈。それはまだ自分が里で悪事を働く化猫だった時から知っていた確かな経験だった……にも関わらず、巧みに避け続ける霊夢に対して橙は焦り始めて冷静さを欠こうとしている。

>>霊夢
【了解しました!そろそろ橙戦も決着が付きそうですね!】

240:博麗の巫女◆gI:2020/08/13(木) 06:01

攻撃の手段が極端に少ないわね・・・・・_

241:博麗の巫女◆gI:2020/08/13(木) 06:07

攻撃の手段が極端に少ないわね・・・・・私の場合はまだ会得できる時間があるけど、アンタはどうなのかしら・・・・・?

(霊夢は橙の攻撃を避けていく中で慣れ始めたのか、先程よりもさらに簡単に橙の猛攻を避けながら距離を詰めていく・・・・・

人間でありながら、人間を超越した成長力をこの僅かな時間の中で遂げ始めており、その表情には余裕すら感じられるほどになっている・・・・・)

>>橙

【途中送信すみません!

橙がかなり焦り始めているの見ると、もっと追い詰めたくなりますねW】

242:八雲 紫&橙◆3.:2020/08/13(木) 06:36


「あた……れ!!」

橙は霊夢の言葉に対して無視をしている訳じゃなく、純粋に目の前にいる霊夢に対して攻撃をする。その一心のみに専念するあまり、化猫だった頃に習得した多数の妖術を使おうと言う発想にならずに、がむしゃらに妖獣の身体能力を前面に出した力任せの戦闘方法を取っている。
小細工も陽動も無い、純粋かつ単純な貫手による連続した刺突を繰り出し、霊夢を引き裂こうと猛攻を繰り出していく。
だが、豺狼の時の教訓として、下手に消耗戦を繰り広げていれば、人間よりも遥かに高い体力、持久力を持つ妖怪に分がある。
集中も注意も無限ではないため、今は回避できているものの、霊夢の注意がここからほんの少しでも薄れればその瞬間に橙の手刀が貫く事になってしまうだろう……
決着を付ける方法はただ一つ。何か強力な一撃によって一発で戦闘不能な状態に陥らせるというもの。


>>霊夢
【藍「ちぇえええん!!」
(´;ω;`)】

243:博麗の巫女◆gI:2020/08/13(木) 19:47

はぁっ・・・・・はぁっ・・・・・

(博麗の巫女と言えど、霊夢もまた人間・・・・・戦い慣れはしても、まだ大して技も覚えていない状態での実戦訓練は早計だったとも言えるが、博麗の巫女として幻想郷を守るには、休んでいる時間などない・・・・・

霊夢は頭をフル回転させながら、この戦いに終止符を打つ術を考え始める・・・・・)

>>橙

【橙、可哀想に・・・・・W】

244:八雲 紫&橙◆3.:2020/08/13(木) 20:31


「そ……こだ!!!」
《シャッ》
一分一秒、ほんの瞬きをする瞬間でも気を抜けば攻撃を受ける上に、右腕を始め、体の至るところが橙の爪を受けて激痛が走る中、橙は素早く貫手を霊夢の上半身、胴や首を狙って突き出し続けている。

発想の転換。霊夢は紫から体内のエネルギー……つまり、霊力の流れを掴み、それを"宿す"ようにと言われていたのだが、もしそれを"宿す"のではなく、"放つ"ようにした場合はどうなるのだろう?

だが、目の前にいる橙からの猛攻を避けながら体内の霊力の流れを操作すると言うのは余程戦いに慣れない限り非常に難解だ……だか、それは"非凡"や並みの天才や才覚の者に限られる。


>>霊夢
【夢の支配者
「可哀想に…強く生きて…!」】

245:博麗の巫女◆gI:2020/08/14(金) 20:56

《わかった・・・・・!突破口は・・・・・》

これならどうよっ・・・・・!!!!!

(霊夢はさっき宝具にエネルギーを流した時とは別のやり方で、エネルギーを手中に集め始める・・・・・

そして、迷わず橙へとめがけてそのまま宝具に流していたあの膨大なエネルギーを、そのまま何の容赦も躊躇いも無く腕を突きだして放つ・・・・・)

>>橙

246:八雲一家◆3.:2020/08/14(金) 23:02


「!!?」

霊夢が莫大な霊力の塊を躊躇なく放ち、至近距離から自分を消し飛ばそうとしているのを見ると、これは避けられないと悟り、固く目を閉じる……


《バチィッ》

「そこまでだ、橙、博麗の巫女。」

橙に霊夢が放った霊力の塊が直撃すると思われた次の瞬間、激しい閃光と衝撃の後、霊夢の放った霊力塊がほんの一瞬にして打ち消され、その代わりに二人の間には金色の九本の尾を持った妖怪が目を閉じて両手を組んで静かに佇んでいる。


>>霊夢

247:博麗の巫女◆gI:2020/08/15(土) 05:33

・・・・・っ!?

(いきなり現れた九尾を持つ妖怪に驚き、動きがそのまま静止する・・・・・

理解が追いつかないというのはまさにこのことだが、一番驚いたのは、まだ巫女になりたてではあるものの自分でもどれほど大きいかはわかるほどの膨大なあのエネルギーを一瞬にして打ち消したことだ・・・・・)

>>橙、籃

248:八雲一家◆3.:2020/08/15(土) 07:49


「(針を取り出して投げる隙を与えずに猛攻を繰り広げていたから、持久戦の末に橙が勝つと思っていたのだけれど、すかさず自らの中に流れる霊力を攻撃用の技として放てるだけの霊力操作技術を私が教えずして会得している……まだ巫女になってから三日も経っていないにも関わらず、ここまで成長出来た血筋は見たことがない。戦闘における才覚は十二分にあるのだとすると……残る問題は彼女の中にある感情のコントロール方法についてだけ……)」

紫は霊力操作を早くも会得すると言う前例の無い霊夢の凄まじい成長速度を目の当たりにし、扇子で口許を隠しながら静かに考える。


「……少し、お話ししましょうか?」

紫は刹那の瞬間、予想以上の速度で成長する霊夢に対する後々の導くための方針や向かうべき方向について思考を張り巡らせると、口許を隠していた扇子をパチンと音をたてて閉じ、霊夢に微笑みかけながら少し話をしようかと問いかける。

>>霊夢
【ニコォ(^w^)】

249:博麗の巫女◆gI:2020/08/17(月) 05:35

・・・・・話・・・・・?何よいきなり・・・・・?戦いはもういいの・・・・・?

(紫の感情が掴めない不気味な笑み、そして言葉を聞けば戦いが止められたこともそうだが、このまま戦いは終わりにして次はいきなり紫との話という話という、紫が何を考えているかが全くわからずに困惑する・・・・・

戦い方に問題があったのか、それとも橙を痛めつけ過ぎてしまったことによる説教でも始まるのだろうか・・・・・)

>>紫

【すみません、具合が悪くてダウンしていて返信が遅れてしまいました・・・・・

かなり楽になったので、遅ればせながら返信させて頂きたいと思います】

250:八雲一家◆3.:2020/08/17(月) 17:31


「貴方には戦いに関しての才能は私から教えなくとも天賦の才があると言うことがわかった。あと数年もすれば藍さえも超える事が出来るでしょうね。」

紫は九尾の大妖をも僅か数年で超えられるほどの力を得ることが出来るだろうと告げる。元々強力な力を持つ大妖であった上に、式神となる事で紫の力も分け与えられているため、その力は凄まじく、藍を超える力を持つ存在はこの幻想郷内において数えられる程しか居ない程だ。
現に不完全とは言え、霊夢の放った大量の霊力の塊をほんの一瞬で跡形もなく消し去れた程の力があった。紫の言う"天賦の才"と言うのも強ち間違いではないと言うことが霊夢自身にもわかるだろう……



「改めて幻想郷について説明するわ。
この幻想郷は忘れ去られたモノが流れて来る世界、忘れ去られたモノの最後の楽園。妖怪は人間を襲い、人間は妖怪を恐れて妖怪の存在維持に貢献する……これが幻想郷の根幹にある。」


「(……紫様は変わってしまわれた……)」

紫はこの幻想郷の仕組みについておおまかにだが説明をする。妖怪は人間を襲い、人間は妖怪を恐れる……
それはまるで、里は人間牧場であり、幻想郷そのものが妖怪や神の延命装置として使われる箱庭がごとき構造になっているのだと言うことを口にする……

だが……永く紫の傍にいた藍は知っていた……
かつての紫は今とは大きく異なる世界を思い描いていた。
そこは人間牧場でも、虚しい延命装置でも、歪な箱庭でも無い、人間も、妖怪も、それ以外も、互いが互いに認め合い、手を取り、協力して生きて行ける世界だった。
それは霊夢の望む世界に近かった……だが、紫は数多の挫折や後悔、失敗の果てに何時しか多くのモノを切り捨て、歴代の巫女達からも託された"幻想郷を護る"と言う使命と責任に押し潰されているかのようになってしまっている……


>>霊夢
【大変でしたね……
コロナが緊急事態宣言前よりも広がってしまっているそうなので、気を付けて下さいね……
(´;ω;`)】

251:博麗の巫女◆gI:2020/08/17(月) 18:11

・・・・・人里でアイツと戦った時わかった・・・・・もしあの時、さっきみたいに力を放出したとしても、勝てたとは限らない・・・・・戦いというものは、力があるかどうかじゃない、知恵をいかに状況に応じて活かせるかどうかよ・・・・・奴は見事あの時私から逃げた・・・・・私は力ばかり使おうとして、知恵を使っていなかった・・・・・

(霊夢はもし自分が里で豺狼と戦った時にさっきみたいに力を放出させたとしても、悪賢い奴ほど知恵がよく活かせる・・・・・

何も守るモノがなく、自身の保身しか考えていないから、知恵が回るのだ・・・・・

だからこそ、霊夢は力があっても知恵も同時に戦闘で活かせなければ、息詰まるだけだと言い・・・・・)

>>紫

【ありがとうございます・・・・・

スレ主様も、お気を付けて・・・・・】

252:八雲一家◆3.:2020/08/17(月) 19:55

【コロナは軽くトラウマが出来ましたからね……
(´;ω;`)
あ、ちなみに幻想郷説明のところはまだ返事が無かったのですがどうしますかね?】

253:狂い出す日常◆gI:2020/08/18(火) 23:56

【幻想郷の部分の返信はミスで欠如していました!付け足しても大丈夫ですかね?】

254:八雲一家◆3.:2020/08/19(水) 07:15

【大丈夫ですよ〜】

255:狂い出す日常◆gI:2020/08/19(水) 16:29

・・・・・人間が妖怪を恐れるのはわかるわ、人間は弱くて脆い、自分よりも強い力を持った存在、未知の存在には恐怖心を抱くのが人間の性・・・・・

(霊夢は人間は弱くて脆い生き物だからこそ、人間よりも遥かに強い存在である妖怪を恐れるのだと言うが、そのまま納得出来ないような表情に変わると「でもだからと言って、妖怪が人間を襲うのはおかしいわ・・・・・私は博麗の巫女を己の義務として果たす意思がある・・・・・でも、妖怪が人間を襲うのは、博麗の巫女のように義務付けられたことじゃあないでしょう・・・・・?」と言い)

>>紫

256:八雲一家◆3.:2020/08/19(水) 20:59


「その点なら安心しても良いと思うわ。貴方には才と運がある。経験の差を埋める"博麗の才"と実力の差を埋める"天性の運"が……
それに貴方には……いえ、これは私から話さずとも自ずと気付くことが出来るでしょうね。」

紫は犲狼や橙と戦う霊夢の姿を見て、此方から最低限の霊力操作についてや道具について教えただけでそれらをモノにし、更に体外へ針や御札等の媒体を使わずに攻撃として放出すると言った事を行えた事から霊夢の才を、その卓越した敵からの攻撃を初見であるにも関わらず大半を避ける勘と、それを生み出す運を持ち合わせていることから、後に博麗の巫女の最大最強の技である"夢想封印"さえも自ら会得する事が出来るだろうと考えている。




「……残念だけどそんな単純な話じゃないのよ……妖怪は恐れられ、神は奉られなければその存在を維持できない。神も妖も人間の思念によって成される存在、だからこそ、それを生み出すために人間が必要になる。」

そして、紫は人間と妖怪、神とのそれぞれの繋がりについて語る……それは歪ながらも、互いを支え合う構造になっている……
恐怖や信仰と言う人間が持つ思念で繋がり、形成されている関係上、もはやこの関係を覆すことは出来ないだろう……



>>霊夢
【非常な現実……】

257:博麗の巫女◆gI:2020/08/20(木) 05:58

・・・・・才能や運なんかよりも、人間と妖怪の関係を改善しなきゃ何も解決しない・・・・・支え合っているだなんて言い方は都合のいいように言っているだけじゃない・・・・・

(霊夢は自身の才能や運というものよりも、妖怪と人間、互いの関係を改めなければ何も解決はしない、博麗の巫女が幻想郷を守るだけでは何も進展はしないと反論する・・・・・

紫は自分よりも遥かに長い時間を生きているからこそ、今のこの関係が一番であるという考えなのもわかる分にはわかる、だがそれに賛成するわけではない、もっと何か他の方法があるのではないかと思っている・・・・・)

>>紫

【解決の道は遠い・・・・・】

258:八雲一家◆3.:2020/08/20(木) 17:50


「あら?私が思った以上に軟弱な考えをしているのね?支え合うとは少し違う。どちらかと言うと妖や神が己の存在を維持するために利用している……片利共生に近いわ。」

妖、神はそれぞれ人間からの恐怖や畏怖によってその存在を維持し続ける。或いは、妖や神をただの現象としてその存在を否定し、外の世界と同じように消滅へ向かうか……その二つの選択肢しか無い……



「古来よりこの関係は続いて来た……今更変わることなんて無い。共生と共存は出来るけれど、互いに手を取り合って分かり合う事なんて出来ないのよ……?」

互いに存在を維持するために導き出されたこの法則は覆しようがないものであると紫は確信し、これを推進するために活動をしていた。紫が霊夢に死と隣合わせの過酷な戦いや、犲狼の放置、運命は覆せないと言う言動は全て、この一つの考えに帰結している。

だが、もし……人間と妖、神が恐怖や畏怖と言う一方的な認識ではなく、互いの種や存在を理解した上でも種族の垣根を超え、共に生きるような事が出来れば……また別の道が作れるのかもしれない。


>>霊夢

259:博麗の巫女◆gI:2020/08/21(金) 16:18

じゃあ私が変えてやるわ・・・・・何が何でも・・・・・

(霊夢の意思は固い・・・・・だが、意思だけでは何も変わらないというのもまた事実・・・・・

幻想郷という場所は、人間と妖怪、神々が永らく今のこの在り方を保って生きてきた、たった一人の人間の小娘がどうにかできるほどの簡単な問題ではないことくらい、霊夢自身だって分かってはいる・・・・・

分かった上で霊夢は言っているのだ・・・・・)

>>紫

260:八雲一家◆3.:2020/08/21(金) 20:54


「それなら、なおのこと私達を超えるほど強くなってもらわないといけないわね?」

クスクスと楽しそうに微笑み、その笑みは無謀な事に挑戦する者を嗤う笑みか、それとも霊夢に対してその思念が確かなものである事を確信した事から来る安堵の笑みなのか……それは紫の言動からだけでは読めない……

すると、霊夢が決意を表明した後、顔もよくわからない程経年劣化している筈の巫女の石像が微笑んだ……そんなように感じられる。

これまで何百年、いや何千年、何万年と止まっていた決して動くことの無かった歯車が……霊夢と共に動き始める。


>>霊夢
【永遠に変わる事の無い筈だった世界の歯車が静かに……だが確実に動き始める……】

261:博麗の巫女◆gI:2020/08/22(土) 05:42

・・・・・私は決めたからには成し遂げるわ・・・・・絶対に・・・・・

(人間であるが故の決意の固さか、それとも諦めの悪さか・・・・・

妖怪と人間、同じところを挙げるとするならば「力を持つ者は往生際が悪い」というところだろうか・・・・・

豺狼も、今まで博麗の巫女を食しては力を上げてきたものの、自分ではなくとも、先代の誰かが倒せた可能性もあるかもしれないが、往生際の悪さ、生への執着が豺狼を人間と妖怪の関係を色濃く強調する存在になったとも思える・・・・・)

>>紫

【ゆっくりと変わり始める今まで当たり前だった関係・・・・・】

262:八雲一家◆3.:2020/08/22(土) 17:17


「人間の生きられる時間は短い。貴方がどこまで変えられるのか……少しだけ楽しみだわ。」

紫は右手を霊夢にかざし、妖でありながら妖術だけでなく、魔法をも使用する事が出来るのか、指先で空をなぞるように動かすと霊夢と橙に回復魔法がかけられ、二人の傷や消耗した霊力、妖力が少しずつ回復していく。



「貴方には特別な修行や稽古を付けなくても、自ずと戦いの中で成長していける。そう確信したわ。貴方の心が折れない限り、貴方に敗北は無い。」

紫は橙との戦いを見ている中、犲狼に対抗しうるだけの力と、歴代の巫女達をも凌ぐ才と勘を持っている事を告げると、指先をゆっくりと下へ振るい、元の神社へ戻るための道を作る。
橙を制止しながら、静かに隣で聞いていた藍も霊夢の戦いの様子を見ていたため、その決定に反論はせず、ただ静かに見守っている。


>>霊夢
【これは本当に思い付きに過ぎないのですが、様々な幻想郷や世界を渡り歩いて行く感じもやってみたいなと思いましたwww】

263:博麗の巫女◆gI:2020/08/24(月) 10:04

アンタ達が長過ぎるのよ・・・・・

(人間の寿命の長さは妖怪からすれば短くとも、人間からすれば普通なのか、霊夢はアンタ達が長過ぎると言う・・・・・

そして、紫に「今こうしている間にも、奴はどこで何をしでかすかわかったもんじゃないわ・・・・・戦いの中で成長できるのなら、今すぐにでも奴を討伐しなければならない・・・・・」と、危惧して)

>>紫

【お返事遅れてしまいすみません!

色々な幻想郷や世界、面白そうですね!やりますか?】

264:八雲一家◆3.:2020/08/24(月) 17:15


「あら、貴方達人間も犬や猫から見れば充分に長命でしょう?」

短命な者と長命な者の価値観は違う。
なにもしなくとも異様なまでに長く生きられる者は内面的な成長や変化に乏しく、百年、二百年を何も意識せずに生きている。

その点で言えば、力を渇望し、悟りを開いたり、俯瞰するつもりの無い犲狼は野心に燃える人間に近いのかもしれない。


>>霊夢

【まだ東京ではコロナ感染者が200人以上出ているので、本当に気をつけて下さいね……
( ;∀;)

やりましょう!
……と言いたいのですが、全体的なストーリーや大筋がまだ決まっていないと言うwww】

265:博麗の巫女◆gI:2020/08/25(火) 05:37

それもそうね・・・・・それでもアンタ達は長過ぎるのよ・・・・・

(そう言うと「そういえば、アイツはまるで私が巫女になったこの時を狙ったかのように犬を操って差し向けたり、人里を襲ったりした・・・・・しかも犬を操っていた時はすぐ近くにいた・・・・・奴には何かしらの察知能力でもあるの・・・・・?」と、感じた疑問をぶつける・・・・・)

>>紫

【ご心配おかけしてしまいすみません・・・・・!ありがとうございます・・・・・!

ストーリー・・・・・敵キャラとかはいる感じですかね?】

266:八雲一家◆3.:2020/08/25(火) 08:09


「元は狗の獣だったようだから嗅覚は優れているだろうけれど……特殊な感知能力は持っていない筈よ?」

紫は確かにタイミングを見計らったように現れた犲狼の刺客を思い浮かべながら呟く。だが確かに先代巫女が死亡して代わりの巫女が入って来るのを待っていたとしても、あまりにもタイミングが良すぎる。
それとも……誰か協力者でも居るのか……その答えはまだわからない。


>>霊夢
【一応幾つかは考えてはありますが、基本はその平行世界の世界観や状況に合わせた敵にしようかなと思っていますね!】

267:博麗の巫女◆gI:2020/08/26(水) 22:42

・・・・・まさかとは思うけど、博麗の巫女を過去に何人も食らって、何人もの博麗の血を取り込んだことによって、こっちの動きが察知できるようになった・・・・・とかじゃあないでしょうね・・・・・?

(今まで幻想郷を襲った敵は数多くいるだろうが、豺狼はその中でも特異と言っても過言ではないような存在である・・・・・

博麗の巫女を何人も食らったことで、博麗の血がこっちの動きを知らせてしまっているということなのではないかと憶測を述べる・・・・・)

>>紫

【了解しました!平行世界同士を行き来したりする敵とか出てきそう・・・・・】

268:八雲一家◆3.:2020/08/26(水) 22:52


「いえ、それは考えられないわ。魂と記憶の吸収なんて芸当は神レベルじゃないと出来ない。幾ら鬼神にも並ぶ力を持ったとは言え、一介の妖獣にそんな事は出来ない……」

紫はふと右手を自身の顎に当てて考える。
食らった対象の魂と記憶の同化、及び吸収など神であれば"習合"によって実際に他の神を取り込む事が出来ると言う例があるものの、一介の妖獣にそれだけの力は無い筈だと言う結論に至る。



「……だけど、記憶や魂を取り込む術を得たにせよ、何らかの協力者が背後にいるにせよ、先ずは犲狼を捕らえなければならない……これは貴方に任せても良いかしら?」

だが、それもまた可能性は零では無いため、その確認のためにも霊夢に犲狼の撃破を頼む。先述した通り、自分では手を出すことが出来ないため、妖怪退治を使命とし、更に犲狼との因縁が出来た霊夢にこれを任せようとする。


>>霊夢
【それどころか、主人公側も複数の世界を渡り歩く事になるので、そのスケールも凄いことになりそうwwwあ、ちなみにその複数の世界を渡り歩るくのは原作キャラが良いでしょうか?それともオリの方が良いでしょうか?】

269:博麗の巫女◆gI:2020/08/27(木) 06:16

任せるも何も、私以外にこの役目を果たせる者はいないでしょう・・・・・?それに、奴には因縁があるわ・・・・・

(霊夢はわかっている・・・・・例えどんなに力が強い妖怪であれど、これは人間であり、そして博麗の巫女であり、そして豺狼との因縁もある自分でなければ、豺狼撃破の役目は果たせないということを・・・・・

博麗の巫女という立場だからこそ、先代達の想いも背負ってこの因縁に終止符を打たなければならないことを、霊夢は一番痛感していた・・・・・)

>>紫

【複数の世界渡り歩き可能キャラに関しては、個人的にはオリキャラがいいですかね!】

270:八雲一家◆3.:2020/08/27(木) 10:26


「貴方からそう言ってくれると思っていたわ。基本的な戦い方はもうわかっていたようだから、これ以上の訓練も修行も必要ない、後は貴方自身に任せるわ。」

覚悟を決めた霊夢の言葉を聞いて、右手を自身の顎から離し、指をパチンと鳴らす。すると、博麗神社へ繋がるスキマの行き先が変わり、何処かの森の奥地へと切り替わる。




「さあ……そこのスキマを潜り抜ければ犲狼がいる場所にまで出られるわ。」

紫は霊夢の向かうべき道を作る。これが今の紫が出来る最後の手助けであり、紫から今の霊夢なら犲狼をも打ち倒せると言う信頼の現れでもある。


>>霊夢
【なるほど!了解しました!!では、どんな感じのキャラにされますか?此方の世界では、ヴァイスリゾームとの対決がメインみたいになりそうですね!】

271:博麗の巫女◆gI:2020/08/28(金) 19:26

・・・・・この先に、アイツが・・・・・

(霊夢はこのスキマを出た先に、あの豺狼がいるということを知らされると、様々な感情が入り乱れる・・・・・

今度こそは絶対に倒さなければならないという感情、また逃げられてしまうかもしれないという感情・・・・・

これから先、博麗の巫女という立場上、様々な妖怪と対峙しなければならない場面は必ず来るだろう・・・・・だが、今を上回る感情を抱くことはそうそうないと思われる・・・・・)

>>紫

【一応オリキャラでも、原作キャラと関わりを持つキャラにしようかと思っています!】

272:八雲一家◆3.:2020/08/28(金) 20:19


「これを通じて貴方の覚悟を……意思を……見せてもらうわ。」

紫は様々な思念や考えが脳裏を過っている霊夢を見て、彼女を送り出す言葉を口にして、静かに後ろに下がる。後の決断や判断をするのは霊夢自身だ、此処から自分ができるのは霊夢を信じて送り出すことだけ……

>>霊夢

【なるほど!しかし原作キャラとの関係となると、イロイロト矛盾が出たりしないように考える必要があるのでちょっと大変かも…?
あ、ちなみに第二案として、多種族が住む完全なオリジナルの世界も考えています!そこではあらゆる願いを叶える力を持つと言われる宝珠の破片を求めて様々な国家や組織が対立する感じにしたいなと思っています!】

273:博麗の巫女◆gI:2020/08/29(土) 06:20

・・・・・ないとは思うけど、戦いの最中、何があろうと割り込んだりしないでよね・・・・・?

(霊夢は一応念の為に、予め紫に何があろうと戦いへの介入はしないようにと告げておく・・・・・

これは自分と豺狼との戦いであり、他の者は例え仲間であろうと部外者となる・・・・・

これは、霊夢からすればケジメなのだ・・・・・)

>>紫

【関わりと言っても、そこまで深い関わりではないようにしようと思っていますW

オリジナルなりきり了解しました!その物語の世界に出すキャラも考えておきます!】

274:八雲一家◆3.:2020/08/29(土) 12:18


「……ええ、勿論よ。例えこれで貴方が命を落とす事になっても……それが貴方の選んだ運命なのだから……」

紫は霊夢の口調から彼女が何をしようとしているのかを少しだけ推察した上で霊夢の望み通り、犲狼との戦いの際には何があっても割り込まないと応える。


>>霊夢
【ありがとうございます!了解です!!
(^^ゞ】


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