物語の舞台は現代日本
1万人に1人の割合で異能力者が生まれる世界
ある者は正義のために異能を使い
ある者は私欲のために異能を使う
異なる二つの信念が交錯する時、善悪をも超えた死闘が始まる
冷酷なまでに正義のために日夜犯罪者の粛清を繰り返す
日本の極秘特殊機関"八咫烏"と日本中の犯罪者達の死闘を描いた物語
現在は八咫烏のトップ『麻摩氷華』と
firstのボス『麻摩桜空』の決戦が行われています
>>2 ハウスルールと募集枠について
>>3 八咫烏について
>>4 キャラシートの作成例
>>5以降から募集開始&本編開始となります!
桜空「・・・・・知るかよ」
(正直、なんと言えばいいのかわからない・・・・・
八咫烏もファーストも、互いの正義を今まで貫いてきた・・・・・だが、真の敵の正体を知った今、それまでの頑張りなど全て無意味に思えてくるほど、桜空は複雑な気持ちになっていた・・・・・
結局、姉弟で〇し合いをするに至ったのも、国の掌の上で踊らされていたという事実にしかならないのか・・・・・)
>>138
>>139
氷華
「……貴方が私を止めなければ……この国は全人類の贖罪の場の起点となり、隠れた悪も根絶することは出来たでしょうね……」
辛辣に言葉を返す弟へ、本当に自分の正義を阻止するだけの意思や、その後の世界についてどこまで見えていたのかを知りたくなり、敢えて責めるような言葉を口にして。
氷華との戦いの時も桜空は氷華のような未来のビジョンや、世界の正しい在り方について論じることが無かったのが仇となっていて
桜空「・・・・・隠れた悪も何も、例えお前の計画が成功していたところで、生き残った人間が悪に染まらないなんて保証はねぇわけだ・・・・・いついかなる時代でも悪人はどこに立っている、誰だってなりうる・・・・・」
(氷華の悪人撲滅計画が成功したところで、そんなのは無意味な一時凌ぎにしか過ぎないということを返す・・・・・
どんな人間にも、悪人になる可能性は秘められている・・・・・)
>>140
>>141
氷華
「私の理想とした世界は悪が存在する事の出来ない世界と言うシステムを構築するもの、例え悪が生まれようとその度に排除され、蔓延することの出来ない世界になっていたわ。」
氷華は目を閉じて議事堂前での決戦の事を思い出しながら、自分が理想としていた世界では悪が生まれようとも、その生まれたばかりの時点で排除されるシステムを構築するものだったのだと応える。
氷華
「改めて問うわ、貴方は世界とはどうあるべきだと思っているの?」
新しいアジトに到着すると、目を開けて桜空を見て、彼は世界がどうあるべきであり、どうしたいのかを聞いてみる。自分のように悪が存在出来ない世界にしたいのか、それとも別の道を模索するか……
桜空「・・・・・俺は・・・・・」
(世界は本来こうあるべきだの何だのなんて、一人の人間がいくら望んだところで、例え行動に起こしたとしても変わらない・・・・・
世界なんてものは、一人の人間と同じでなるようにしかならないからだ・・・・・
なんて言ったところで氷華は納得なんてしないだろうことは、弟だからか嫌でもわかってしまう・・・・・)
>>142
>>143
氷華
「……貴方が私を止めようと……世界が悪を赦すのなら、悪がのさばる事を良しとするのであれば……私は何度でも世界の破滅を望むわ……」
氷華は既にこの世界そのものに対して深い不信と絶望を抱いており、桜空が金鵄の立場から解放したところで、悪を赦さないその心は再び世界を地獄に変える事を望んでしまうだろう……
それだけ氷華が抱いた絶望は深く、悪を憎悪する心は激しい……
氷華
「だから……私を真に止めたいのなら……『コレ』を心臓に突き立てるしかない。」
絶望と憎悪に支配される事が運命づけられた心を……呪われし心臓を貫くしかないと、自分の胸元に小さな氷のナイフを作り出して桜空に覚悟があるのなら自分を殺害しても構わない……寧ろそれを望んでいるのだと言う。
桜空が氷華とは異なる方法で悪の居ない世界を提示するか、氷華が再び地獄の王、楽園の主になるのが先か……そのどちらかしか道はないのだろう。
桜空「・・・・・世界は嫌になるほど非情だよ、お前が言うようにな・・・・・」
(何もこの世界と、世界に蔓延る悪人を憎んでいたのは氷華だけではない・・・・・
桜空ももしかしたら、氷華のように世界を一度リセットしようと思想を抱くほどになっていたかもしれない・・・・・
だが、まさに救世主と言える人物に出会えることもある・・・・・)
桜空「・・・・・でも、こんな世界にも希望を抱くことくらい、たまにはしてみてもいいかもしれないぞ・・・・・?」
>>144
>>145
氷華
「……希望、ね。それを持ってどうなる?
甘い理想を見て、辛い現実から目を背け続けろとでも言うの?」
指先で持った氷のナイフを自分の心臓の近く、胸元に当てて、桜空が少し押し込めばそのまま心臓を貫けるような状態にしつつ、自分は夢や希望は抱かないと応える。
桜空が薫に救われように、桜空もまた氷華を救うことが出来るのか……
桜空「何もそうは言わねぇよ、ただな・・・・・何も世界は悪いことばかりじゃねぇってことだ・・・・・」
(氷よナイフを持った氷華の腕を掴み、そのままナイフを取り上げる・・・・・
「人間なんてちょっとした何かがあれば心に変化ができるもんだ・・・・・心当たりがあるだろう?」
桜空は遠回しに夕渚のことを話題に挙げる、もし夕渚の存在がなければ、氷華はもっと酷いことになっていただろうと・・・・・)
>>146
>>147
氷華
「……………。」
桜空が氷華の手からナイフを取ると、急速に硬度が失われ、ナイフを握る桜空の体温だけで溶ける上に座ってナイフを掴む氷華の腕の力も自害するには難しい程弱々しいものになっていた。
自らの手では自害できない桜空の言葉を聞いて、確かに自分は夕渚と出会った事で、始めて感謝された、始めて友と呼べる存在が出来たと気付く。
氷華
「……人間は根本的な部分は変わらないわ。」
だが、自分が国を滅ぼし、現世に地獄を顕現させようとしたのもまた事実であり、弟から目を逸らしながら、人間は根本的な部分では変わることが出来ないと、半ば諦めたように呟く。
桜空「んなことはわかっている、人間、根っこの部分が簡単に変わったら苦労しねぇからな・・・・・」
(氷華の意見もごもっともだ、人間の根本的な部分が簡単に変わることは無い・・・・・
だが、変われる人間も少なからずいる、桜空はそれを氷華に知ってもらいたい・・・・・)
>>148
>>149
氷華
「…………………。」
人間は根本的な部分は変わらない、いや変えられない、出来るとすれば根本的な思考をいかにして良い方向へ、他者を争わずに共存に向かえるかを導くことぐらいだが、それでも尚、変わることの出来る者もいるのだと言う桜空の言葉を聞いて沈黙し
氷華
「……資料室に向かってくれないかしら?」
沈黙しつつ、桜空からの言葉を聞いて脳内で少し沈黙して考えるものの、情報収集をするために資料室に向かってほしいと伝える。
桜空「わかった・・・・・」
(車椅子を資料室へ向けて押し始める・・・・・
氷華は幼少期のあの事件以降、自分とは違う境遇の道を歩んできた、もはや人間どころか、世界にすら絶望するほどに・・・・・
だが桜空自身も、ここまでなってしまった人間の思考を変えることの難しいさは百も承知だ・・・・・)
>>150
>>151
氷華
「貧困、迫害、弾圧、暴力、殺人、紛争……
それがこの小さく限られた惑星の上でさえ絶えず繰り返されている……
私ではこの世界に希望の光を見つけ出すことが出来ない……
だけど、貴方は光が見えていると言うの……?」
資料室に向かう中で氷華は静かに目を閉じ、自分がこれまで見てきたもの、海外でも繰り返されている凄惨な現実……どれだけ科学や文明が進めど、数多くの異能力者が生まれて来たにも関わらず、まるで改善されることの無い世界への絶望を語る……
正義感が強いからこそ、世の不条理や不合理を許すことが出来ず、抗い続けた末に、こうして世界全てを巻き込んで自滅しようという破滅的思考になってしまったのだろう……
桜空「見えてるわけねぇだろ・・・・・かと言って、諦めているわけでもねぇけどな・・・・・」
(解決しなければならない問題が大きすぎる時、結果がどうなるかも、解決に至るまでの過程がどうなるかも、わかるわけがない・・・・・
桜空だって世界の問題が解決できるかどうか、そこに光があるかどうかを断言することは出来ない・・・・・
が、かつて絶望し切っていた桜空が、救われたのもまた事実・・・・・
桜空は、光はどこかにあると信じたいのだろう・・・・・)
>>152
>>153
氷華
「ふふっ、見えもしないものを信じているだなんて……貴方らしいわね。」
車椅子に揺られ、目を瞑りながら、目に見えない、そして彼自身も未だに答えの見つかっていない、曖昧にして明白としないものを信じて動いている、善にも悪にも成りきれない宙ぶらりんな考えが昔と変わっていないと呟いて。
《ウーッ ウーッ ウーッ》
突如、けたたましいサイレンがアジト全体に鳴り響き、敵の襲来を知らせる……八咫烏の残党が意識を取り戻した氷華の奪還のために来たのか、それとも別の第三勢力が二人を始末するために攻めてきたのか………現時点ではそのどちらなのかはわからない。
桜空「見えもしないなら、どう考えようが勝手だからな・・・・・」
(見えもしないものを信じているのが桜空らしいと言われれば、見えもしないものをどう考えようが、それは個人の自由だと答える・・・・・
桜空は、寧ろ見えないものは信じない主義の氷華は、自分の信念に縛られすぎた不自由な存在だとも思う・・・・・)
桜空「何か来やがったようだな・・・・・お前はこの小部屋に隠れてろ・・・・・」
(いきなり鳴り響いたサイレンは、間違いがないように常日頃点検を欠かさずに行っていることから、誤作動とは考えづらく桜空は氷華に隠れているように言う)
>>154
>>155
氷華
「……わかったわ、残念ながら今の私では貴方の力にはなれそうに無いから……」
車椅子に乗っていてまともに戦闘をこなせなくなった自分では足手まといにしかならない事を理解していて、残念そうにしつつも、小部屋で隠れているように言う桜空の言葉に従って。
桜空「・・・・・さて、と・・・・・行くか・・・・・」
(襲撃してきた敵であろう勢力がいると思われる場所へと向かう・・・・・
襲撃してきたのは一人か、それとも複数か・・・・・
いずれにしても、苦戦を強いられる可能性は高く、このアジトも早急に離れ、別の場所を拠点にした方がいいかもしれないと考えながら)
>>156
>>157
ファースト戦闘員
「くそ……化物……め………!!」
襲撃者の周囲は多数の戦闘員達が血を流して倒れており、手にしていたゴム弾や異能封じの弾丸を打ち出せる銃が切り裂かれ、防弾シールドやシャッターさえも切り裂かれ、或いは砕かれ、貫かれ、砕かれており、まるで軍隊が攻めて来た後のようになっていて
襲撃者の眼前には右腕を切断された戦闘員の一人が襲撃者……首に黒い刺青を入れた男を見てはそう呟く
刺青の男
「化物?違うなぁ、俺は悪魔だ。」
《ダンッ》
自らを悪魔のだと名乗る刺青の男は右腕そのものを巨大な鉈に変えて、生き残った戦闘員の頭を割ろうと勢いよく振り下ろそうとする……
桜空「それじゃあ、悪魔は悪魔らしく、地獄に帰ってもらおうか・・・・・」
ドォンッ・・・・・!!!!!
(自称悪魔の男の死角から、異能封じの弾丸が撃ち放たれる・・・・・
弾丸は右腕に命中し、そのまま腕を貫通する・・・・・)
>>158
>>159
刺青の男
「!!」
振り上げた右腕が銃弾で撃ち抜かれると、ボタボタと黒い血が滴り落ち、男が抹殺しようとしていたファーストの戦闘員は急いで刺青の男から離れていく。
刺青の男
「クク・・・いよいよボスのお出ましか?」
撃ち抜かれた右手を左手で押えながら、まるで痛みを感じていないかのように不敵な笑みを浮かべて桜空へ振り返る。
桜空「うるせぇよ・・・・・」
ドンッ・・・・・!
(今度は異能封じではなく、本物の銃で相手の左足を撃ち抜いて立っていられなくしようとする・・・・・
今の桜空には、相手に対する躊躇も容赦も無く、ただただ冷たい目で見下ろしている・・・・・)
>>160
>>161
刺青の男
「痛てぇじゃねぇ・・・か!!」
《ガガガガガガガガガガガッ》
桜空が放った銃弾が刺青の男の左足に直撃し、そのまま片膝を付くものの、男が右腕を大きく振るうと、無数の斬撃が放たれ、周囲の壁や天井に無数の斬撃駆け回り、触れるモノ全てをバラバラに切り裂いていく……
通常であれば、異能封じの弾丸を受けてしまうと、例えそれが貫通しても数分は異能が使えなくなるのだが、ものの数秒で異能が使用可能になっているようで。
桜空「厄介だな・・・・・」
ズッ・・・・・!
さ
ドン・・・・!ドォンッ・・・・・!
(ワープゲートでの移動を繰り返し、桜空は異能封じの銃弾と実弾の二つを放ちながら応戦していく・・・・・
桜空は以前のような躊躇い等は見せずに、敵を容赦なく仕留めようとする・・・・・)
>>162
>>163
刺青の男
「痛てぇなぁ、だがこれが生きているって言う実感なんだろうなァ!!」
【「千刃剣鬼」】
《ガガガガガガガガガガガッ》
刺青の男は両腕を無数の小さな刀の生えた大剣に変え、それを大きく振り回すと、大剣から放たれる巨大な斬撃に加え、両腕から生えた複数本の刀からも小型の斬撃が幾つも放たれ、その一つ一つがコンクリートの天井や壁を切り裂き、削っており、まともに受ければ人体など豆腐のように容易く切り裂かれてしまうだろう。
様々な異能者がいて、桜空も何度も身体強化や武器生成、身体変化の異能者を見てきたと思うものの、これほどまでの規模や攻撃力、破壊能力を備えた異能力者はいないだろう。
刺青の男は部下を連れているようには見えず、その身体力や異能の強さから、ファーストを単身で潰せるだけの戦力を備えた存在なのだと言うことを暗示している。
桜空「お前みたいな奴でも生きている実感なんてものを感じるのか?」
(桜空はワープゲートで攻撃を出来る限り相手の方向へと返す形でなんとか応戦しているものの、異能封じの弾丸が他の能力者と比べてほとんど効いていないことから、ただの能力者ではなさそうだと思い・・・・・)
>>164
>>165
刺青の男
「ああ、そうだ!
いや、生きている奴は皆似たようなもんだろォ?
自分が生きていることを実感するために他の命を奪う!!」
よく見ると、先程撃ち抜かれた筈の右腕がいつの間にか感知しており、他の弾痕もみるみる内に再生して行っており、その異常なまでに速い再生力を見せ付けるものの、既に両腕を剣に変化させて斬撃を放っている……
まるで異能を二つ持っているかのような振る舞いを見せるこの存在こそ、氷華が言っていた『最悪の六囚徒』なのだろうか
桜空「タチの悪い野郎だ、反吐が出る・・・・・」
(再生能力を有していることはわかった、両腕を剣に変化させるのと再生能力、どちらが後から得た能力かはわからないし、もしかしたら元々二つ能力を持っているのかもしれないが、桜空は敢えて質問をする・・・・・)
桜空「お前、その能力は他者から与えられたものか?それとも最初からてめぇのか?」
>>167
刺青の男
「あ?そうだなァ……『どっちも正解』だな!!」
《ズガガガガガガガッ》
両腕を交差させて桜空に向けて振り下ろすと、X状の巨大な斬撃が天井も壁も床も、その一切を抉り、削り、切りながら桜空に向かって放たれる。更に、そのX状の斬撃もまた、多数の小さな斬撃を伴っているため、下手に避けようとすれば、附随する斬撃によって体を切り裂かれてしまうだろう。
桜空「くっ・・・・・!」
ズゥッ・・・・・!
(桜空は急いでゲートを展開し、ギリギリで何とか回避することに成功する・・・・・
そして、そのまま別の場所から現れては
「どっちも正解、か・・・・・興味深い答えだ、お前、普通の能力者じゃねぇだろ?」
と返し)
>>168
>>168
刺青の男
「ああ、そうだ。バレちまった・・・かァ?」
右腕を巨大な剣や斧、槍を混合させたようなものへと変化させて振り下ろし、転移した先に対してもその広大なリーチと破壊力に物を言わせて押し切ろうとしていく。
身体を瞬時に様々な武器に変えて攻撃する、加えて複数の武器を塊のように混合させる事で多数の武器の利点を同時に使う事も出来るようで
桜空「不細工な右腕だ・・・・・」
ドォンッ!ドォンッ!
(相手が攻撃した先が転移先と見せかけて、別の場所から腕を出しては相手の頭部へとめがけて不意打ちするように銃撃する・・・・・
体力も能力も相手の実力に遠く及ばないのであれば、できる限り頭脳を活かして戦うしかない・・・・・)
「迎えに来ましたよ、セ・ン・パ・イ♡」
「痛いの嫌なんですよ……キミもそうでしょう?」
名前/湊 るか(みなと るか)
年齢/16
性別/女
役職/八咫烏 十二鴉
元々は鴉だったが空いた席の穴埋めで十二鴉になった。
性格/表の顔と裏の顔がはっきりしており、裏の顔を他人にみせたことは無い(はず)
どんな仕事も卒なくこなし、基本的に明るく誰とでも話すタイプなので周りからは友好的で仕事人に見られているが本心は国や国民を守ることには1ミリも興味が無くかなり残忍なことを平気で行うような性格をしている。
一般人だった時に偶然任務中の麻摩 氷華と遭遇し、その美しい風貌に魅了されたことが八咫烏に入るきっかけとなった。氷華に対してだけ異常な執着心を持ち、時には嫉妬心で周囲の人間に異常な敵意を向けたりもする。
好き:綺麗なもの、場所、麻摩 氷華
嫌い:汚い物、先輩の周囲にいる人間
容姿/長い黒髪に血に染ったような赤い瞳が特徴的。
動く時に邪魔になるので基本的に薄着をしている。
能力/ 『不屈の華』
自身の血液を意のままに操ることができる。
ただしその発動には自身の体を傷つける必要があり、痛みと引き換えに流れる血の量が多ければ多いほど強力な武器を生み出すことができる。
傷は血を戻した時と同時に癒えるので傷が残ることは無い。
自身の血を使う能力なので血を失えば失うほど体に負担がかかる能力となる。
自身の血が入った輸血パックとナイフを常備している。
備考/孤児院育ちで親の顔は知らず、特に悲しい過去があった訳でもなくただ「退屈だから」という理由で9歳の時に孤児院を抜け出した。
それなりに苦労はしていたが第3勢力の『ある人物』に拾われ育てられてきた。『ある人物』はるかが13歳の時にとある抗争に巻き込まれて亡くなっている。
【突然すみません・・・!今からでも参加大丈夫でしょうか?】
【一応キャラメイクしてみたのですが勝手に他の方と関係を作ったりしてしまっているのでもし不快でしたらすぐに訂正します!】
>>173
【はい、もちろん大歓迎ですよ〜。
異能にもキャラメにも不備はありませんので、自由に投稿して頂いて大丈夫ですよ!
現状では、八咫烏のトップの氷華がファーストのボスである桜空さんに敗れ、ファーストのアジトの一つが得体の知れない組織の得体の知れない敵に襲われている感じになっていますねw】
【なるほどw
ありがとうございます!!よろしくお願いします!】
「あちゃ〜、先越されちゃったか」
ファーストのアジトから少し離れた場所で事の一部始終を見ていた湊は双眼鏡から目を離してため息混じりに呟く。
「にしても誰だあいつ……もしかして噂の……?うぅ、関わりたくないなぁ」
視線の先には刺青の男。彼のことは八咫烏内で他の構成員達が時々口にしていたことを思い出す。
それと同時にターゲットを探すためにアジト全体を見渡す。湊が一方的に慕う例の人物。麻摩 氷華。
そもそも湊がここに来た理由は彼女を連れ戻すことだった。
この砂埃の中では分かりずらいが、これだけ大規模な戦闘が起きていて彼女の姿が目立たないはずがない。ということは彼女はアジトのどこかで身を隠している、もしくは別の場所に避難しているということまで想定する。
「あの騒ぎの隙を縫って中に忍び込むか、アイツらの戦いの行く末を見届けるか……
まあとりあえず、もう少し観察してみますか!
片方が倒れて、片方が消耗してくれればこっちも万々歳ですし。」
再び双眼鏡を覗き込む。
刺青の男がいたのは想定外だったが、ひとまず観察して情報を集めることにした。
【常連だった片が音信不通になってしまったので、ちょっと物語全体やなりを整理する意味を込めて、一旦リセットして建て直そうと思っているのですが宜しいでしょうか?】
177:襲撃者◆3.:2022/08/17(水) 14:35 >>171
刺青の男
「ククク……ハハハハハッ!
俺は不死身だ!!」
銃弾が何度も頭に撃ち込まれながらも、グルりと桜空へ振り向くと共に、振り向き際に右腕を勢い良く振るって複数の斬撃が融合し歪な形状の斬撃を放って反撃しようとする。
空間転移能力を持っていなければ、その複雑かつ独特の形状をした斬撃を避けることは困難だと思われるため、この斬撃だけなら回避はそう難しくはないと思われるものの、その不死身のような生命力と再生力によってまるで決定打になっていない……
この不死身が異能由来であるのなら、何処かしらにカラクリがあると思われるため、それを見つけ出すことが出来なければ倒す事は出来ないだろう
>>172
【返信が遅れてしまいすみません!
此方のプロフも特に不備はありませんので参加OKです!】
>>176
【大丈夫ですよ!
立て直し待ってます!!】
桜空「くっそっ・・・・・!化け物かよ・・・・・!」
ガッ!
桜空「くっ・・・・・!?」
(移動中、相手の不死身加減に桜空の動きにも焦りが見え始める・・・・・
そして、焦りからか躓いてしまい体勢を崩してしまう・・・・・
数々の修羅場をくぐり抜けては来たが、正直もはや人間なのかすらも怪しい相手との戦いなどしたことは無かった、あの氷華でさえ、撃たれれば傷を負うし感情だって揺らぐこともあった、だが今戦っている相手は、それのどれも無い・・・・・
遠くから観察されていることなど知らず、桜空は早くも絶体絶命の窮地に追い込まれる・・・・・)
>>175、177
>>180
>>all
刺青の男
「ククク……もはや勝負ありだな?」
体勢を崩して倒れた桜空を見て、敢えて追撃をせずに変化させていた両腕を普通の人間の腕へと戻すと茶色の髪をかき上げて告げる。
刺青の男
「一応、俺の名を教えておこう。
俺は『六囚徒』の一人『修羅道』だ。」
ファーストと八咫烏の二大トップが倒れた事で生じた混乱に乗じ解放された六人の大罪人の一人であると言う。
桜空「・・・・・てめぇみてぇな化け物があと6人もいるのか?目的は何だ・・・・・?」
(これまで戦ってきたどの能力者とも違う異質な相手が名乗り出てきたことで、新たなる敵勢力の情報をできるだけ聞き出そうと一体何の目的があってわざわざ乗り込んできたのかを問う・・・・・)
>>181、all
>>181
>>182
離れた場所から動かずに桜空と刺青の男を観察していた湊だが、桜空が追い詰められたように見えたところでようやく双眼鏡をゆっくりと下して呟く。
「そろそろ潮時、かな」
懐から血液パックを取り出し、ナイフで袋を裂く。
流れ出す血は湊の手の中でみるみるうちに一本の大きな槍へと変化する。
「正直ここで彼に死なれたら困るんですよ……ねっ!」
大きく振りかぶり、血槍を刺青の男に向けて投げる。
その槍は男の身長よりもひと回り大きく、うまくいけば男の体をそのまま貫けるだろう。
>>182
>>183
修羅道
「俺の目的はお前を始末してファーストを潰す事……!!」
今度は右腕を戦斧と大剣が合わさったような形状に変えて桜空へトドメを刺そうと振り上げるものの、湊の投擲した血槍が刺青の男、修羅道と名乗る男の体を貫く。
修羅道
「この野郎……!これは……お前の能力じゃない……な……!!」
異常な再生力と生命力、身体の武器化が行えるものの、基本的な肉体の強度や反応力は人間のそれと大差無いようで、貫かれてもまだ生きているものの一時的に動きが封じられる。
血槍を変形させた腕で破壊しようとしつつ、桜空以外の者が自分に敵意を向けている事にも気付き、周囲の警戒をし始める。
桜空「・・・・・っ!?」
(いきなりどこから飛んできたかもわからない謎の槍に戸惑い驚きながらも、どこかからこの男を攻撃している第三勢力が存在することに気づけば、この隙を利用して反撃に出始める・・・・・)
桜空「どうやらこれなら武器が通じそうだな・・・・・!」
ドォンッ・・・・・!
(桜空はまず最初に異能封じの弾丸を男に向けて撃ち放つ・・・・・)
>>183、184
>>185
>>湊
修羅道
「ぐ・・ぉ・・おおおお・・!!」
頭部に異能封じの弾丸が撃ち込まれると、右腕の変形が強制的に解除され、血槍によって動きも封じられ、修羅道が追い込まれた末に唸り声に近い咆哮と共に自分の体を貫く血槍を掴んだその次の瞬間…
『空籠(エア・ケージ)』
修羅道とその周辺を透明性の高い薄灰色のキューブが覆うと、修羅道の体を貫いていた血槍が異能の「適応範囲」から外される事で強制解消させられてしまう。
拘束から解放された修羅道の近くには、黒いローブに身を包み、笑うピエロの仮面を付けた異様な雰囲気を身に纏う小柄な人物が現れる
桜空「・・・・・何者だ」
(修羅道とは違い、落ち着いた様子の異常な風貌の謎の人物に対し、桜空は出来る限り挑発しないように、こちらも落ち着いた様子でゆっくりと立ち上がりながら何者だと問いかける・・・・・)
>>186
>>184
>>185
「さすがにこれで倒れてくれるような質ではないか・・・」
血槍を受けても異能封じの弾丸を受けても尚立ち続ける男を見て残念そうにつぶやきながら、二人のもとへ向う。
双眼鏡がないとよく見えない位置にいたが、現場に到着するのにそう時間はかからなかった。
>>186
「な・・・っ!?」
突如現れた薄灰色のキューブに警戒して立ち止まる。強制解消により溶けた血槍は男の足元で血だまりと化しており、それを見て目を疑う。
「血槍が・・・それにあの男、いったいいつからそこに・・・!」
警戒してすぐさま柱の陰に身を隠す。予想外の展開に思考を巡らせながら血を操作しようと試みるが可能ではないことはすぐに理解できた。
男の異様な雰囲気はただものではないことを本能に伝えるのには十分で、背中に冷や汗を感じる。
桜空《何がどうなってやがる・・・・・また知らねぇ奴が来やがった・・・・・》
桜空「そこのお前・・・・・こいつらの知り合いか・・・・・?」
(次から次へと頭の整理が追いつかない出来事が連続で起きるものの、なんとか冷静さを保ちつつ過去の戦いの場に現れた見物人に向かって一言、この連中の知り合いかと問いかける・・・・・)
>>188
>>189
隠れていたつもりだったので桜空に声をかけられたことに驚いたが、予想外の出来事についていけず気配を消し忘れていたことを反省する。
「いえ、知らない人ですがあなたを助けに来たわけでもないです。というか、今はそれどころではないでしょう・・・」
動揺していることに気づかれないようにそっけなく返事をする。
声をかけてきた人物を湊はよく知っていた。彼女が崇拝する氷華の弟である桜空を湊はあまり良く思っていなかった。
>>189
>>190
仮面の人物
「ふむふむ、今のファーストなら簡単に壊滅させられると思っていたんだけど……これは認識を改めた方が良さそうだ。」
まるで空間を切り取ったかのような灰色のキューブの中にいる仮面の人物が二人を見て、口を開く。
その人物は声も中性的で、話し方にも男女の特徴が見られず、素性や素顔はおろか、男なのか女なのか、はたまた人間なのかどうかですら伺い知れない……
>>191
湊
「ファーストはほぼ壊滅状態だと思いますが・・・いったい何が目的ですか?」
柱に身を隠すのを止めて桜空を守るように二人の間に立つ。
不本意ではあるが氷華の居場所を知るには桜空が必要だと判断したためやむを得ない。
>>192
仮面の人物
「頭を潰さない限り、何度でも組織は再生する。
これを機に組織を再建不能にしたかったんだけど……思いの外抗ってくれたね?」
仮面の人物は二人からそれなりに離れているにも関わらず、まるで二人の目の前にいるかのように声が聞こえ、目的は桜空の抹殺だと応える。
仮面の人物は組織の頭を潰さないといけないと語る際には自分のこめかみを指先で軽く叩きながら話すと言うように、少し大袈裟な身振り手振りによるジェスチャーが多く、芝居がかって見える。
>>193
湊
「なるほど・・・まあ、その考えには賛成ですね」
耳元で聞こえてきそうな声に気味の悪さを感じつつ仮面の人物の意見に賛同する。
湊
「けど今潰されると私が困るんですよね・・・
悪いけどそれは今度にしてもらって、ここは引いてくれませんかね?ほら、そこの男も万全ってわけじゃなさそうですし」
先ほど血槍で貫いたはずの刺青の男に指をさす。正直これで引いてくれるとは思っていないため、いつ攻撃されてもいいように身構えてナイフを握りしめる。
額から頬に汗が流れるのを感じる。冷静に会話しつつも頭の中は迎撃の策を練ることでいっぱいだった。
>>194
仮面の人物
「うん、勿論構わないよ。
僕はそのつもりで来たわけだからね?」
修羅道
「………!!?」
湊の撤退して欲しいとの言葉に対して、何の拒否や否定の感情も見せること無く、この襲撃の首謀者でありながら、あっさりと了承する。
そのあまりにもあっさりと了承した様子から、血槍による拘束から解放された後、身体中から様々な槍や剣を伸ばして臨戦態勢に入っていた修羅道も驚いて仮面の人物を見るほど。
>>195
「あれ?随分あっさりと承諾してくれるんですね。」
意外な反応に少し驚いた表情を見せ、刺青の男を指さしていた手をおろす。
拍子抜けしたせいか緊張でこわばっていた体の力が少し抜ける。
桜空「だが正直な話、どうやらそこのそいつとは違って、俺に敵意をむきだしているわけでもなさそうだ・・・・・」
(謎の不気味な人物とは違い、自分は敵として見て、そして今にも命を奪おうとしているわけではなさそうだと、謎の人物と湊をちゃんと敵か味方かを区別して答える・・・・・
正直、まだ素性がわからない相手と危機を脱しようとしているというのも変な話ではあるが、湊からは特別自分を敵視しているとは見えなかったあんしんかんから安心感があるのか、それとも別のものを感じたのか・・・・・)
>>190
桜空「・・・・・なぁ、一つ、質問してみてもいいか・・・・・?」
(今のファーストなら壊滅させるのも簡単だと思っていた相手に向けて、目的などは聞かずにまず真っ先に一つ質問をしてみてもいいかと言葉を返す・・・・・
桜空は何かを感じたのか、相手を睨んでいる・・・・・)
>>191
>>196
>>197
仮面の人物
「うーん、君達ともっと話してみたいんだけど、『上の連中』が煩いからさ、今回はこれでお暇させてもらうよ。」
《「虚(ヴォイド)」》
《ズッ》
桜空から質問したいと言われると、『上の連中』が煩いからと言って長居する事、二人と話す事が出来ないと応える。
その後、間髪入れずに仮面の人物が右腕を振るうと、仮面の人物の元から灰色の波動のようなものが放たれ、二人のいる場所と、その近辺を塵一つ残さずにまるで『削り取る』ようにして消滅させようとする。
桜空「なっ・・・・・!?」
ズッ・・・・・!
(桜空は、間髪入れずに起きた出来事に対処するのが遅れ、そのまま空間ごと削り取られたかのように姿が見えなくなる・・・・・)
>>198
>>198
>>all
仮面の人物
「こんなものかな?
さあ、帰るとしようか。」
抉り取り、削り取られ、眼前に出来た民家が丸ごと収まるサイズの巨大な球状の消失跡を見て、二人をまとめて葬り去る事が出来たと思ったのか、謎の人物は修羅道と共に自身を覆っている灰色のキューブと共に何何処かへと消えていく……
桜空「・・・・・くっそ・・・・・!いってぇ・・・・・」
(桜空はギリギリで湊共々別の場所に移動することに成功しており、なんとか難を逃れていた・・・・・
本当にギリギリだったため、必死になってワープ先に飛び込んだ結果、全身を床に強く打ち付けてしまい、桜空は痛みに苦痛の声を上げる・・・・・)
>>all様
>>ALL
氷華
「あら、その様子だと随分と苦戦したみたいね。」
桜空が転移した先では車椅子に乗って、テーブルの上に並んだ書類の山を読んでいた氷華がいて、桜空のボロボロになって苦痛の呻きをあげている様子を見て
桜空「随分なんてもんじゃねぇ、とんでもねぇ奴が来ちまった・・・・・少なくとも、これからかなり荒れることは約束されたな・・・・・」
(対峙してわかったことは、どちらも能力者は能力者でも、ただの能力者ではないということ・・・・・
まともにやりあえば、必ず死者が出る・・・・・)
>>202
>>203
氷華
「……先程言った脅威の一つが襲撃主と関連しているみたいね。」
桜空の様子と、「とんでもない奴」と聞いて、先程話していた八咫烏の残存勢力か、六囚徒に関連した存在が襲撃して来たのだと言うことがわかると、手にしていた書類の束をテーブルの上に置いて
>>all
一瞬の隙を作ってしまったせいで仮面の人物が展開した灰色の波動が自身に向かっていることに気づくのとほぼ同時に意識を失ってしまう。
湊
「はっ!!」
次に意識を取り戻した時には床に倒れるような体制になっていた。
束の間の出来事に何がおきたのか思考を巡らせる。
湊「ここは・・・・っ!!・・・・・余計なことをしてくれましたね」
打撲したような痛みに頭を抑えながら顔をしかめる。
その痛みは自身に起こったことを語るのには十分だった。
苛立ちで桜空を睨みながら呟く。
桜空「正直、こうも早く向こう側からお出ましになってくれるとはな・・・・・」
(対峙してわかったが、まったく歯が立たなかった・・・・・だが、仮面の男の方はともかくとして、もう一人の方は一応追い詰めることもできるにはできた、あの男がまだ弱い部類だっただけかもしれないが・・・・・)
>>204
桜空「あの状況で間一髪で救い出したんだ、寧ろ感謝してもらいてぇくらいだ・・・・・」
(正直、見返りを求めているわけじゃないが、あのギリギリの状況でなんとか救い出した以上、ちょっとやそっとの打撲のような痛みには我慢してもらいたいと呟く・・・・)
>>205
>>206
湊
「別に救ってくれだなんて・・・」
『頼んでいない』と言いかけたところで口が止まる。確かにあの状況ではどうなっていたかも分からない。
少し複雑そうな顔をして再び口を開く。
湊
「・・・・借りは作らない主義なんです。必ず返します。」
どこか悔しそうに淡々と言う。
殺してもいいと思っている相手に借りを作るなど屈辱以外のなにものでもない。
「・・・?」
ふとあることに気づく。同じ部屋に存在するもう一つの気配に鼓動が一気に速くなるのを感じて気配の先に視線を移す。
桜空「借りたなんて思うな、常に自分の命を最優先に考えろ・・・・・」
(今回の一件でもわかったように、いつ狙われているか、いつ命を落としてもおかしくはない状況であり、それは恐らく戦いの場に何の目的があって赴いたかはわからないが相手も同じだろう・・・・・
借りを作る作らないではなく、自分の命を優先して考えるように忠告する)
>>207
>>206
>>207
氷華
「私が目を覚ましたこのタイミングで襲撃を仕掛けて来るだなんて……私の推測が正しいのなら……この襲撃の後に連中が狙う『モノ』は……」
氷華は桜空からこの襲撃について聞くと、自分の顎に右手を添えて思考を巡らせ、これまで集めた情報を元にして、この襲撃の真の目的についての考察をして、一つの結論がわかり、敵の狙いについて察して
氷華
「あら?貴方は確か私のいた八咫烏の湊……ね?」
思考がまとまったところで、次に打つべき手を思い付いたところ、視界の中に桜空と共に転移されてきた人物を見て、彼女の黒い髪と、血のように赤黒い瞳から彼女が自分のいた八咫烏の一員であると言うことを思い出して
>>208
湊
「“自分の命を最優先に“………ね………敵か味方かわからないような奴を救っておいてよく言えますね。そのお人好しもいずれ自分を×すかもしれないのに。」
相変わらず悪態を吐き続ける。自分と違い真っ直ぐな目をしている桜空のことがどうしても気に入らず、嫌味も混じえながら言う。
そんなことより今視線の先にいる人物が湊にとって何よりも重要だった。
湊
「せん、ぱい………先輩!!!わぁ、先輩だ………私だけの氷の華、やっと見つけた……!ずっと探してたんですよ!」
氷華を認識した瞬間、大きく目を見開き輝かせる。
その瞬間その場にいた桜空のことも忘れてすぐさま立ち上がり氷華のもとへ駆け寄り両手で手を取る。
湊
「にしてもどうして車椅子なんか……!まさか」
まさか桜空がやったのかと言いたげな目で桜空を睨みつける。
桜空「ん?なんだお前ら知り合いか?八咫烏ってのはどこに行ってもつきまとって来るんだな・・・・・」
(二人がどうやら知り合い・・・・・いや、もしかしたらそれ以上の関係なのかと思えるほどのスキンシップを見せつけられた後に睨まれれば「おいおいなんだその目は・・・・・」と、面倒臭い勘違いをされているようだと察し)
>>209、210
【すみません!何度読み込んでも何故かエラーが表示されてしまい、昨日は返信できませんでした・・・・・】
>>210
氷華
「ええ、心配をかけたわね……私なら大丈夫よ。」
「私だけの」と言う言葉に少し首を傾げたくなるものの、特に抵抗をすること無く、そのまま湊の手を優しく握り返しては相手を労いつつ、自分は大丈夫だと応えて
>>211
湊
「他の奴らと一緒にされては困ります。私は先輩がどこにいても見つけられますから」
氷華と再会した喜びで表情は緩み、嬉々としながら話すがその瞳はどこか狂気すら感じるかもしれない。
>>212
湊
「先輩は必ず生きていると思っていましたよ!私の見ていないところで死ぬはずありませんから♪」
肌は白く透き通り、冷たく細い氷のような氷華の手を名残惜しく感じながらもそっと離して再び氷華に向き合う。
湊「さ、先輩……帰りましょう、八咫烏に。この場所は先輩には似合いません」
淡々と言い片手を氷華に向けて差し出す。先輩ならきっとこの手を取ってくれるだろうと信じながら。
桜空「・・・・・なんだ、連れ帰るのか?ならちゃんとお前が責任持てよ?」
(相手からすれば、組織の長・・・・・もとい、自分の大切な人を連れ戻しに来ただけなのかもしれないが、これから戦いが激化してゆくであろうという中で連れて変えるのなら、その後の責任はちゃんと持つように湊に告げる・・・・・)
>>212、213
>>213
>>214
氷華
「そうね、私達も在るべき場所へ帰りましょうか。」
湊の自分に対する執着に気付いていないようで、狂気を含み嬉々として話す彼女の言葉を聞いても、自分の力では立ち上がる事すら出来ないほど弱くなってしまった自分を見限ること無く付いてきてくれているのだと思っていて、桜空の方を少し見た後に湊に視線を戻すとその手を取って
>>214
湊
「当たり前じゃないですか。……というか、もっと泣き喚くのかと思っていたら案外あっさりなんですね。」
姉を連れて行くな、などと言い出すことを予想していたため桜空の態度に少し関心する。
>>all
湊
「それでは行きましょうか。あ、先輩の席は私が空けておいたので安心してくださいね」
無邪気に微笑むと氷華の車椅子の後ろに回り込み手押しハンドルを握る
桜空「ほざけ、この歳にもなって姉がどうのこうのなんてガキかってんだよ」
(特に執着はない、あのまま死なれては後味が悪いし、先生からの教えを守るために治療して面倒を見ていただけだ、今更元いた場所に帰るからといって引き止める理由もない・・・・・)
>>215、216
>>216
>>217
氷華
「ええ、そうね……私達も在るべき場所へ帰りましょう。」
互いに命を削り合って戦った桜空と死闘の中で彼の中の感情を知り、それを知ってから異能が弱体化して倒された事から、桜空も自分への姉弟の情があったのだと思っていたものの、彼の口からはさほど自分への興味も関心も無かったのだとわかる。
傷心する事は無かったものの、自分の心を傷付けてその痛みによって目の前の事象から目を逸らすと言うことを出来なくなっていた氷華の弟への考えは落胆となる。
自分は弟に力を貸して事態の終息をしようと言っていたものの、その落胆の大きさから止め、湊が車椅子を押すままに進んでいく。
その進む先は再び決別する道となるのか…
桜空「ちょっと待て」
(桜空は立ち去ろうとする二人を一瞬引き止めると、そのまま服のポケットから紙を取り出して「何かあったら真っ先にここに連絡してこい」と、連絡先を書いた紙を渡す・・・・・)
>>all様
【ごめんなさい、しばらく投稿出来なくなります。
湊の行動無視して進めちゃってください……】
【了解です】
222:翼を失った鴉◆3.:2022/08/30(火) 12:53 >>219
氷華
「……………。」
立ち上がることも出来ない自分の代わりに、桜空の渡す紙を、湊に受け取ってもらおうとしつつ、氷華自身は強い落胆を抱いたまま俯いて何も喋ること無く車椅子に座って
【投稿が出来なくなる事、了解しました。】
桜空「・・・・・言っておくが、これは最善の策だ、俺達はお前達と別々で対策した方が互いの為だろう・・・・・」
(今ここでファーストと八咫烏が関係ありとみなされて同時に襲撃されれば、対抗できなくなると見て別々で対策した方が最善の策だと答える・・・・・)
>>222
>>223
氷華
「………………。」
湊が押す車椅子に乗ったまま、桜空へ背を向けたまま、扉を潜って退室していく……その立ち去る際に一度も振り替えることが無かったため、その表情がどうなっているのか、何を考えていたのか、伺い知ることは出来ず……
桜空「・・・・・」
《なるべく俺達が接点を持つことは今は避けた方がいい・・・・・そのまま二つの組織が同時壊滅する可能性もある、もしそうなればこの先の戦いは確実に・・・・・》
(桜空には桜空なりの考えがあった、このままお互い深く介入していてはどっちの組織も全滅する可能性が高い、それは避けなければならない・・・・・
この想いが氷華に届くかどうかはわからないが、今は今、なるようになることに賭けるしかない・・・・・)
>>224
【決着】
桜空と別れた氷華は、氷華が消息不明となった後も氷華を慕い、生き延びていた三羽鴉達を始めとした八咫烏の残党をまとめ上げ、日本中の死刑囚を集め、世界を混沌に導こうとしていたルインの本部への奇襲を仕掛け、一掃する事に成功した
氷華
「足掻きはここまでにしましょうか…」
氷華は桜空と決別した事で再び正義のみを求める冷酷な心を取り戻し、自身の体に氷を纏わせ、それを異能によって動かすことで防御性能にも優れた義手義足として活用し、車椅子無しでも全盛期以上の戦闘力を発揮することが出来るようになっており、強力な空間操作能力を持つルインの両手を斬り飛ばし、コンクリートの床の上へ押し倒し、その喉元に氷剣を突き付ける事に成功した
ルイン
「フフフ…アハハハッ!
まさか君がボクを潰す事になるとはね……」
両手を斬り落とされ、床に押し倒され、喉元に刃を突き付けられているにも関わらず、割れた仮面の下でも冷たい笑顔を見せて不敵に微笑んでいる…
彼にとっては自分の生死すらもゲームの駒の一つでしか無いのか、その顔には恐怖や苦痛すら見えない
氷華
「……さようなら。」
《ドスッ》
氷華はそのまま氷剣を突き、ルインの首を貫き、絶命させるが、ルインのその顔は死して尚、不敵な笑みを浮かべており、転がる頭部は氷華が展開していた氷柱の間を通り、最後には頭も胴体も全てが氷華の力によって凍結され、ドライアイスの中に入れた薔薇を握り潰すように粉々に砕け散っては消滅する…
生まれついて悪徳と殺戮を求め続け、様々な勢力に干渉して混沌を生み出し続けて来た彼の最期は意外なまでにあっさりとしたものとなっていた…
氷華
「……これで……私の役割は終わり……
後は……残された者達に託して私は退場……ね……」
《ドサッ》
ルイン(司)との戦いによって氷華の腹部にも大穴が開けられており、ルインの消滅を見届けると、全身の緊張が解けた事でその致死による影響が蘇り、凍りついた地面に倒れ伏す…
死に逝く氷華の脳裏には亡き両親と幼い頃の無垢な弟との幸せな思い出が走馬灯として蘇り、その幸せな思い出を抱いたまま、微かに微笑みつつ死を迎える…
正義を求め、自分達と同じような悲惨な運命を辿るものが現れないように奔走した彼女は、最後まで自らの役割を全うし、戻らぬ幸せな思い出を抱いたまま終わりを迎える…
これから世界がどうなるのかはわからない…
だが、悪が無くなることは決して無いだろう…
しかし悪がいると言う事は、この姉弟のように、それに対抗しようとする者達が無くなる事もないと言うことだ
世界は絶えず光と影、善と悪、秩序と混沌の相反する両者が存在し続ける
悪のみを自らの存在理由とする鴉
悪を滅するために非道な正義を翳す鴉
悪を制するために茨の道を往く鴉
三羽の鴉はこれで終焉を迎えるが、これからの物語(未来)を作るのは今を生きる者達の手に委ねられた…
『The Three Ravens』
-完結-
>>227 完結か…
229:生徒会室の幽霊◆gI:2023/01/26(木) 05:36【スレ主様がもし宜しければ、こちら再開しませんか・・・・・?】
230:動き始める因縁◆gI:2023/02/25(土) 05:08上げ
231:動き始める因縁◆gI:2023/04/04(火) 00:02上げます
232:動き始める因縁◆gI:2023/05/03(水) 18:06 上げます
スレ主様へ
もし宜しければ、またこちらのなりきりをしたいです
お返事、お待ちしております
ここを、、シベリアの大地並みに、、真っ白に染める、、、、だから、、出す、
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