++++++「シンデレラ?いいえ、イモデレラ」++++++
___あるところに、すこし大きな家がありました……
その家には妹子……いえ、イモデレラがいました
イモデレラはボロボロの服装でいつも通り掃除をしていました
「はぁ……」
イモデレラは床を雑巾掛けをしてその腕で汗を拭き取りました
すると______
「イモデレラ」
そこには、この家のお母様の芭蕉がいました
「あ、お母様……」
イモデレラは芭蕉の顔を見る
何故か怒っている顔だった……
そして芭蕉はテーブルに人差し指をなぞってホコリをみた
「イモデレラ、これはなに?」
「あ、すみません!今やります___!」
イモデレラはそう言って慌てて立ち上がろうとしたその時__!
「ひゃあっ!?」
バッシャアアン!!
___なんと、イモデレラはそばにあったバケツを足でひっくり返して水をこぼしてしまった……そしてその拍子でイモデレラも転んで水浸しに……
「んまぁ!?イモデレラ!?何をやっているの!!こんなに汚して!早くかだづけて頂戴!!」
「は、はい!すみません!今片付けます!!」
お母様に怒られイモデレラは慌てて片付けていた
お母様はどんどん怒っていた
「全く!使えない息子だこと!一体誰があんたみたいな子を……」
すると今まで普通に怒鳴り散らしていた声が変わる
「子を……やど、宿ってあげて……」
だんだん声が片言となり震える
「あ……あ……」
__そして、もう限界がきて……
「ああああああああああああああっ!!もうむりいいいいいい!!」
なんと!芭蕉は感情高くおお声を出して叫んだ
「もう無理!絶対無理!妹子君が可哀想だよおお!私には、私にはこんな意地悪な役なんてできっこなんてないっ!曽良くうううん変わってええ!!」
「無理です」
「えええええええええええ!!?」
芭蕉のそばに曽良がきた
「ええ!?ちょっとどうして曽良君!」
「どうしてって貴方……台本にそう書いてあるのですから無理なんです」
曽良はふところから台本を取り出した
「いやいや!そうだけどさ!それよりもその台本おかしいでしょ!この私が意地悪なお母様役だなんて!むしろその役は私なんかよりもずっと曽良くんのほうが似合うよ!ドSだから!」
「芭蕉さん……そんなこと言ったってどうしようも無いないでしょ…諦めてこのまま続行してください、それに僕は意地悪な姉訳なんですから」
「そ、そんなー」
芭蕉は少し涙目だった……