キャラの過去とか話を書くスレ。
誰でも使って良し。
【イメージと違ったらすまそ、一人称とか微妙に違うかも】
あなた達は僕の事を『愛してくれました』
だから、その倍の『愛』をあなた達に返したんです
僕の父親は完璧じゃない僕を殴った。血が出るほど痛かった
いつも母親は僕の殴られた頬を見て言った。
「彩斗、この傷もあなたのお父さんの『愛』なの、勿論私も彩斗の事を愛しているわ」
何回も何回も母親の言葉を聞くうち、僕は思った。
それなら、僕はもっと素敵に『愛してあげないと』
そう思ったが吉日、早速ナイフを持って両親の元へ向かった。
彼らは一瞬驚いたように目を開いたがすぐ安心した笑顔を浮かべて、僕を抱きしめた。
「彩斗、その物騒な物を捨てて」
貴女は優しく微笑みながら言った。
「さぁ、早く」
貴方は優しく僕の方へ手を伸ばして言った。
―ずっと、その手を取りたかったのに―
「もう、遅いです」
あなた達がいつも安心すると言っていた笑顔を浮かべる
「僕もお父さんとお母さんの事『愛してあげます』」
彼らの体にナイフを刺し込む
「これが僕の『愛し方』です。お父さん、お母さん、サヨナラ」
【真面目になんか違う】
砂漠に咲く、一輪の花だった。
貫くように燃える太陽の日差しは身を焦がす。この暑さにまいってしまって、僕は死を確信する。
すると、突然赤い髪の女がやってきて僕にこう言った。大変だったな、さあ、救ってやろう、と。女が杖を振りかざせば、淡い燐光を放つ雫が溢れて僕の体を潤した。たちまち僕は姿を変える。白い髪に薄緑の双眸を持った、花の精霊に。
赤髪の女は、チェルシーと名乗った。森にひっそりと暮らす、魔女なのだとか。僕は僕を救ってくれた魔女にせめてもの恩返しをする為に、魔女について行ったのだ。怪我をした小鳥、病気の子供、魔女はそんな人達をわけへだてなく救済する。僕の憧れだった。そうして毎日を平和に過ごし、こんな日々がずっと続けば良い。そう思っていた。
ある日のこと、いつもの様に外に出かけた魔女の帰りが遅いから、心配になって近くの町まで足を運んだ。そして、町の惨状を目の当たりにして、絶望する。町の中央に建てられた十字架に張り付けられる魔女。魔女を見上げ、銃を両手に持つ町長らしき人物。違う、その人は悪者じゃないんだ、お願いだからやめてくれ。そう喉が枯れるほど叫んでも、誰も耳を貸しはしなかった。そして、銃が発砲される。辺りに飛び散る血飛沫。その鉄の臭いに咽る。嗚呼、人間は、なんて愚かなんだろう。涙が頬を伝った。僕は、人間を恨み、町を火の海にし、数え切れないほどの人間を殺した。全てが無意味だった。しかし、この怒りを晴らさずにはいられるものか。やるせない気持ちだけが胸中を支配して、僕は血濡れた罪人へと変貌した。
それから何百年が経ったのだろう。居場所がなく、ただ途方にくれて歩き続ける日々。いっそこの場で死んでしまおうか。諦めかけていたその時に、彼女はやってきた。赤い髪を持った美しい少女だった。...嗚呼、お願いだから、僕を置いていかないで。これはただの、あの頃の幸福に縋っていたいだけの浅はかな願いだと知っていても、愛したあの人と彼女を照らし合わせて愛しているだけだと知っていても、僕はこうしていたかった。あの頃と同じように、誰かを、日々を愛していたかった。
(サンカレアの眼鏡は魔女からのプレゼントで、一人称を変えたりしたのは憧れである魔女を必死に真似たからっていうね。後付け設定の嵐。)
34:サンカレア◆C.:2018/12/03(月) 14:24(追記で言うが、サンカレアという名前は日本のアニメである「さんかれあ」から適当にとったもの(花笠燦崋と名前を類似させる為)。魔女が名付けた設定。本名はレインリリー(雨百合)。くそ長い駄文たれながした上に好き放題書き込んでるけど私のスレだから良いよな...)
35:◆qo hoge:2018/12/04(火) 00:06 【長々と書いてく1】
「Ladies and Gentlemen!今宵のショーは世にも恐ろしい化け物どもが大集合!見なきゃ損損。紳士淑女の皆様を恐怖に震え上がらせて見せましょう!」
舞台上で小太りの男が声高らかにそう叫ぶ。1×××年のクリスマスの晩に開催されたサーカス「幻想座」は市民に大盛況であった。蛇を丸呑みする女や綺麗なドレスで着飾った小人が狂ったように踊り歌うパフォーマンスを披露する中「人狼」と呼ばれる少年は1人、檻の中で生肉を貪っていた。首に繋がれた鎖は物心ついた時から「檻の中でも暴れないように。」といった理由で団長に付けられたものである。
そんな彼を無表情で見つめるのはプラチナブロンドの髪を無造作に束ねた、性別上男でも女でもない中性という部類に入る「人間」だ。その人間は動物と会話ができるという能力を生かしてライオンや熊の調教を行う所謂「調教師」であった。ブランシェットと名乗る調教師は幼い頃から此処のサーカス団に所属しており、今年で17歳になる。美しい少女のような容姿と調教する動物の気を高める為に赤い頭巾(帽子)を着用していた事から、団員から皮肉を込めて「赤ずきんちゃん」と呼ばれていた。
ブランシェットはその美しい容姿のお陰で団長から溺愛され、今夜のショーの酉となる「人狼」のパフォーマンスを任されたのである。狩猟や農作業を営む農民の間に生まれたブランシェットは10歳の誕生日に両親を狼に食い殺されて独り身になった為、正直人狼のパフォーマンスなどやりたくなかった。しかも酉となるパフォーマンスなだけあって内容も残酷なものであり、巨大な猛獣相手に人狼の強靭な身体がどこまで耐えられるのか試すといったものであった。
ブランシェットは餌を食い終えた人狼を移動させようと地面に一回鞭を打つが相手は中々動かない。もう一発と鞭を振ろうとしたその時はっと目を見張る、相手が檻の鉄格子をガシャガシャと揺すり拙い言葉で「俺、ここから、出たい」と助けを求めてきたからである。なんだ、人間の言葉を話せるのかと少し相手との距離を詰める。首枷を外そうとする手を鞭で叩き檻の外へ出るよう「死にたくない、殺したくない」と抵抗する相手の鎖を引っ張って舞台裏まで無理やり連れて行った。そして最後のパフォーマンスを知らせるBGMが大音量で流れる中、観客達が期待する中ブランシェットは虚ろな瞳で虚空を見つめていた。
【2】
舞台上にはいくつもの檻が設置されており、世界中から取り寄せた猛獣達がまるで自分達の出番を待っているかのように唸り声一つあげず大人しく入っていた。今日のパフォーマンスがもし失敗したなら自分は殺されるだろうか。元々此処はサーカスに見せかけた動物虐待見世物小屋である。環境は劣悪で団長の人柄も最悪だ。僕もこの薄汚い人狼も感情を押し殺して此処で働いていた事には変わりない。そもそも自分だって団長に買われた奴隷の身だ。いくら溺愛されていたとしても逆らったらそこで首が飛んでしまう。
今まで完全に団長に洗脳されていたブランシェットはある事に気付いてしまう。あの小太りは銃弾を脳天に一発食らわせただけでもあっけなく死んでしまうただの「人間」だということに。ブランシェットは真剣な顔で、怯える人狼と目を合わせて「ここから出たいか。」と問う。人狼がコクコクと頷いたのと同時に幕が上がった。
鞭を持った僕は舞台上に上がり陽気な声でパフォーマンスの内容を述べる。そして猛獣が入っている檻を開けると今まで出した事もないような大声で叫んだ。
「皆さん良い夢を!」
瞬間、解き放たれた猛獣達が四方へ散らばる。血に飢え人間への殺意をむき出しにしたその姿は魔物そのものだった。逃げようとする団長の足を銃で撃ち抜くとポケットに入っていた人狼の首枷の鍵を盗み、開けてやる。数年間金属で圧迫された首の跡は一生治りそうも無い。ここから出ようと相手を催促したその瞬間、何者かに背後から引き裂かれた。
【3】
傷は浅かったもののその衝撃で前から倒れてしまった。体を起こそうとするも四肢が動かない。何とか後ろを見るとそこには殺気を露わにした人狼が僕の身体の上にのしかかっていた。半端ない力で両足の骨を折られ僕は完全に歩けなくなってしまった。ああ、人狼なんかを信用するんじゃなかった。自分の浅はかさから起こした過ちに自嘲していると、何を思ったのか人狼はひょいと僕を米俵のように担いだのだ。彼の意味不明な行動に目をパチクリいていると彼は「これで、どこも行かない」とだけ呟いてサーカス小屋をあとにした。
両足の痛みに耐えながらどこへ連れて行かれるのかも分からずただ担がれている。「お前は一体何を考えているんだ」と怒鳴り散らすと人狼は走る足を止め乱暴に僕を地に下ろす。確実に食い殺されると覚悟を決めた。しかし人狼は「お前、という、名前じゃない。」と言い睨みをきかせてくるだけ。そもそもこいつには名前など無い。ひょっとして付けて欲しいのだろうか。
少しの間考えた末、僕はサーカス団に入る前に飼っていた犬の名前を彼に名付けてやることにした。彼はその名前を随分と気に入ったようで僕を再び担ぐまでの間その名を連呼し続けていた。そして連呼する声がピタッとやむと今度は僕の名前を教えてくれと迫ってきた。仕方がないので「ブランシェット」と名乗ると満足そうな顔で僕を担いで夜の闇へ消えていった。やむ事なく降り積もる雪はアルフレートがつけた足跡をまるで隠してあげるように消し、その後彼らの行方はわからずじまいである。
【やっぱ長く書きすぎたわ(賢者モード)】
39:黒蛇と天使:2019/01/19(土) 17:39 僕は魂を天に導く天使。ある日、天界から金林檎の種を盗んだ悪魔がいるとの報告を受けて、僕は悪魔を追った。僅かな手がかりを希望に辿り着いた場所は魔界。奴は民家にいた。
大きなヒレに長い尻尾。蛇の悪魔、ナーガは僕を一瞥すると笑った。「種は既に隠した」と。僕はナーガを問い詰めた。しかし一向に答えないので、天界で死に瀕するまでに痛めつけた。けれども、ナーガは口を開かない。ナーガは、独りよがりで独善的な悪魔だ。今までに出会った神の反逆者である悪魔は、僕の拷問でみな口を割った。しかし、神を愛し、強い信仰心で理性を保つ。そんな悪魔は初めてだった。
何度も逃げられ、何度も捕まえる。ナーガは懲りない。嗚呼、陳腐な世界に退屈していたのに、君との追いかけっこは何よりも楽しい。他の悪魔とは違った。忠誠心と芯の強さが圧倒的に上回っている。
君は僕の玩具じゃない。君と僕は友達になりたい。だけど、天使と悪魔が関係を持つことは禁忌とされているから。今日もこうして、君と追いかけっこをする。
(周りの薄っぺらい天使と悪魔に愛想を尽かしてたところに現れたのがクソ蛇なわけで、友達になりたいけど禁忌。普段は普通に話すことがある。)
(あと友達という概念をよく理解できてない。僕のものにする、的な感覚。ちょっと危険な過激派天使。)
41:名を捨てし者:2019/01/19(土) 19:01w
42:巴マミ:2019/01/20(日) 12:55やっぱりただのヤンホモなんだよなぁ
43:巴マミ:2019/01/20(日) 13:29 1970年代のロシア帝国軍人、ラージャ・ベルマン。
将菅グループの中将。コシチュシュコの蜂起にて、36歳で他界。
蜂起時に左腕と右目を失っている。
転生後、前世の記憶を残して少女(ロシアと日本のハーフ)として生きる。生まれた時から左腕が欠損しており、右目が白く視力を失っていた。筋電義手と金の義眼を装着している。
本名は成瀬エマ。日本のアニメであるまどマギの登場人物、巴マミのコスプレをしている(理由はアニメにハマったから)。マスケット銃と魔法を駆使する。
適当に書いた上にくそありがちキャラ許して。
「なぁ」
…?
「おどれも、ひとりなんか?」
……
「……そか、じゃあ」
わしとおそろいやな
少年は幸せ『だった』
厳しくとも『名君』として信仰を集めていた父
穏やかで優しく美しい母
物心がついたばかりの可愛らしい弟
生まれたばかりの妹
少年は幸福に包まれ育っていた
しかし、『幸福』とは脆く儚い物である
彼の『幸福』はある日の夜、『惨劇』により全て無慈悲にも奪われた
吸血鬼を憎む者らにとって、信仰を一身に集め団結力を高める『父』は邪魔な存在
吸血鬼を憎み、蔑む者達は先導者である『狩人』と共に少年の家族を次々と殺し始めた
幼かった彼に何が出来ただろうか?
母と妹は燃え盛る業火から逃げる事も叶わず生きたまま焼かれた
父と弟はあたかも革命が成し遂げられたかの様に、少年の目の前で首を裂かれた
皮肉にもその『惨劇』が少年に『王』の資格を目覚めさせてしまう
『王』となった『少年』が激昂し叫びを上げる
その刹那周囲を取り巻く『闇』が周囲の人間を、『狩人』を、切り刻み、握り潰し、貫き、蝕み、殺し尽くした
そして起きた更なる惨劇は『王』に『生命の実』を与えた
それは、吸血鬼に必要な『吸血』を行わずとも生きると言う恐ろしき『適応力』
その事に気付かぬ『王』は歩みを進める。二度と『惨劇』を起こさぬ為に。そして自らが築き上げた深く暗い溝を埋める為に
例え、『暗君』と蔑まれようとも…
「おじいさまおじいさま、どうしておててをつなぐんだい?ぼくはもうちゃんとひとりでもあるけるんだよ!」
「そないにいうても、おどれ、すぐどっか行ってまうやろ、はぐれて探すなんや面倒やし、てぇ繋いどった方がええ」
「むー、おじいさまをおいてどこかにいくわけないのに…しんよーくらいしておくれよぉ」
「へーへー、しとるしとる、5つの幼子は保護者に守られとったらええの」
傍から見れば、親子であるのだろう、第三者からみれば、仲のいい親戚なのだろう
とてもおもい、命の恩人どうしは、今日も『普通』どうりに笑みを浮かべている
とてもとても大事な親友、大好きな人、暴走した僕らを止めてくれる友人。
僕の世界はそれだけで完結していた。どこかで失った記憶もあると気付いていたんだ。でも怖かった。この幸せな時間が終わって仕舞うのが。失った記憶を取り戻したらもう今までのように笑えない気がしたんだ。
それくらい僕の世界は狭くて小さいものなんだ。誰かが指を指して嘲笑うくらい、
だからあの時気づかなければ良かった。
「 お久しぶりだねぇ 」
と笑う大天使を見て好奇心がまさり色んなものを見返した。
失っていた記憶は
不器用な二人の友人と
忌まわしい過去
好奇心猫をもころすとはこの事だ。忘れてればよかった。そうすればこんなに苦しまなくても後悔もすることなかったのに…
ねぇ、誰か
僕を助けてよ…