サンクチュアリの攻防

我らのサンクチュアリの在所を、憎き悪魔共に知られてしまった。再びこの地に現れようものならば、どんな手を使ってでも防衛をし、あわよくば討ち止める。
奴らの行いは悪辣非道であり、慈悲は無用だ。早急に根絶やしにすべき存在である。

(急に現れる)
…ここに奴らはいるのでしょうかねぇ…

ん…いそうにないですね
(消える)

何故だ…何故そのように他人の拠点にズカズカと足を踏み入れるんだ…。
疑問だ。テレポーテーションでもしてるのか？

みんな俺よりもすごい能力持ってんな…

正直、羨ましいぞオラァァァァァ！！
(そこら辺にあるテーブルを蹴り飛ばそうとしたが、脛が直撃し、撃沈。痛みに悶えている)
…っ！！！ぐぅ…。

おーい、うるせぇぞー
（外から聞こえる）

ッ！…すまない！隣人か！？声がデカいのは謝る！(大声でその声がした方へ向けて喋る)
というか、こんな山奥にいつ越してきた！？俺はまだ挨拶をされていないぞ！いったい誰だ！？

あー、最近ここの悪魔界ゲート管理の仕事をしているんだー

ここの地下で暮らしてるから話したい時は来いよー、俺はオロバスだー

テメェ、悪魔が次に話しかけてきたらまっさつするぞオラァ!
仕事頑張れよ!今回は見逃す!

よろしくなぁ!

ゴオオン ゴオオン

さーて、野盗はここまで来るかな？

うおおぉぉお!
な、なんだいったい!!

ああ、悪魔界ゲートの魔素交換だ

悪魔界には人間界より魔素が溜まりやすいから定期的にガス抜きが必要なんだー

そーなのかー!

ボシュゥゥゥゥゥゥ

…んん、いつ浴びても気持ちが良いな…魔素

ゴォォォォーン

ん…終わったな

さて、帰るか…

おう!悪魔!これ持ってけ!
(林檎を２つ投げる)

おう、じゃあマルファス呼んでやるよ

おいカラス

もう会うことは無いだろうからな!
達者で暮らせよ、クソ悪魔!

誰がカラスだ誰がー！カカカーッ！

あ?カラス?

うおっ！？…なんだよ、しけた作りの建物だなぁー

この建物の住民に林檎を貰った、改築してやれ

先帰る

テメェまっさつするぞ。クソカラス野郎。

改築〜！？カカカーッ！腕がなるぜー！

おう物騒な姉ちゃん！どんな改築して貰いたいんだぁ！？

大人しく帰れよ…どう拠点移動するからさ…。

久しぶりの仕事だし食料も貰ったからタダだ！さぁ、遠慮なくリクエストー！

えぇ(困惑)

拠点移動〜！？おうっ！任しとけー！カカカーッ！
（建物に突っ込む）

いや、だから…勝手なことは止めろって。俺にまっさつされても知らねぇぞ?

まっ！こんなもんよっ！

ちょ、ちょっとよくわからない

キャタピラの付いた別荘型移動拠点
無駄に多機能 無駄に高耐久 無駄に高火力

…は?…ここは…何処だ!?
なぜあの一瞬で…テレポーテーションか!?

どうよっ！？旅に必要な設備は一揃えあるしステルスも付いてるんだぜっ！

なん…だと…

おいおい…建築の悪魔を舐めてもらっちゃ困るぜ姉ちゃん！この程度チョチョイノチョイよ！

ふぃー、一仕事終わったし俺は帰るぜ！

あ、これ説明書ね

テメェ、まっさつするぞ…(じゃあな…)

またも俺は悪魔共の侵入を許してしまった…。馬鹿だな、俺は。いつになっても学習しない…。
だがしかし、次はない。今度こそ、奴らの抹殺を確実に遂行する。何があっても、な。

お、(E)ね

？？

(E)ねでいいね、か？？

ちゃう

()かっこ　Eいー　ね

お、おう。

なるほど、ややこしいな。

戻りますた

カレンちゃん、久しぶり。

おひさー

さぁ、クソ悪魔共、新章開幕だァ！！！

一緒にがんばろ。盟友

…大丈夫か？(A・TA・MA)

てめぇ、デューク、まだこの地に蔓延っていやがったか。

いやwここ俺の包囲網の中だしw

久しぶり会ってそれは無いだろォ？

まだいるのかよぉめんd…げふん

>>198
意味わかんにゃーい

お、おう…

…
(絶望したような顔で辺りを見渡す。その体は血だらけで今にも死にそうな風貌であった)

…新たな作戦を実行する。慧眼のエルフ、貴様も共に来るか？

ベシュティンムング…ダメ…貴女…っ、がっ…
(なにかを怯えたように見つめて、そのまま動かなくなる。背中の傷は間違いなく悪魔にやられたものだ)

貴様が、何を怯えているんだ？俺を誰だと思っている。死神様だぞ。
悪魔など取るに足らない。貴様の借りも返してやろう。

…あちゃあ、死んでる
(エルフを一目見るとそれをつぶやき、少し怒ったようにいう)
誰なんだろ、これやったやつ

同盟者アル…この地で会うのは久しぶりだな。
…無論、悪魔であろう。

久しぶりだね…でもそれどころじゃない…っ、
悪魔…これは本当に、許せないな…
(少しずつ地面が凍っていく)

同盟者アル、来るべき時はいづれ来る。正義は必ず勝つと言うものだ。我らが悪魔に、負けるはずがない。
その為に今日もう一度、この地に集ったの
だろう？

まあ…そうなんだけど…悪魔がらみになると僕、動けないのよね…っ
(腕に蛇のような紋章が浮かび上がる。と同時に氷が消える)

一応…エルフちゃん蘇生させて…ちょっと休ませてもらうわ
(ゴホ、と血を吐き出しつつ慧眼のエルフを蘇生させて粒子のように消える)

…がは！？
(自分の体を見て生きていると感じ、死んでいないことに驚愕する)

そうか、まぁ、貴様は好きにすればいい。

蘇生能力まで持っているのか、貴様ァ

私は…なんで…生きて？

同盟者アルの能力だ。生き返って早々だが、貴様はどうする。再び、この俺と同盟を組むか？

もちろんですわ！

そうか、よろしく頼む。

では、そろそろ俺は寝る。お前らも、もう夜が深いから寝るんだぞ。

ええ…

いいか、ちゃんと寝るんだぞ！

(慧眼のエルフ…悪魔が憎いか…？…)

…！？誰ですの！？

(私は知っている。あの死神は貴様を裏切るつもりなのだ。)

(貴様があの死神に従う必要はない…)

…な、

私は………！！

私を、利用しようと…？

(貴様は恵まれないなぁ…。私が救ってやろうか？その術を教えよう。)

…お願い、しますわ

(では、その場で自害しろ。)

(慧眼のエルフに洗脳をかける)

(こんな世界など、貴様が生きるに値しない。)