学園戦争しようぜVer.25

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『さて、思い出してみましょうか』

「失礼な奴だねぇ…アタシはごく普通の整備員！そして女子だ！」
（バンッ！と？？の肩をど突く）

いやなぁ？『愛し子』にあいにきたんやが、どうもまよってしもうてなぁ、たしかこのへんにおるっちゅう話をきいたんやけども…
(ゆるゆると頭をかく)

「だったら取れば良いじゃないか！このスカタンッ！」
（布を引っ張る）

はは、すまんのぉ、(ヘラヘラと笑う)

いやぁ、これは諸事情でなぁ？はずせへんねん、すまんなぁねえやん(引っ張られた布をいそいそと治す)

「ったく…で？そのアンタのガキンチョに会いに来てんのかい？」
（腕を組む）

そうなんや〜、久しぶりやしわしのこと覚えとるかもわからへんけどなぁ〜

「最初っから言いなよ…まっ、アンタみたいのが彷徨いてちゃ面倒事起こるだろうし…」

「しょーがない！アタシが探してやるよ、アンタの言うガキンチョ」

おーそうなんかぁ、そりゃあお手数かけたなぁ、すまんのぉねえやん

んぁ、なんや、優しいのぉねえやん、ええんやで？そこら辺あるいとったらそのうち見つかるやろうしのぅ

「勘違いすんじゃないよぉ？アンタが彷徨くのを止めたいだけさね」

「さ、まずそのガキンチョの名前と特徴聞こうか」

はー、こりゃまた『下界』にもええひとおって良かったわぁ

せやなぁ…名前…いや、名前はわしがつけたわけちゃうからなぁ…なんやったやろうか…会ってなさすぎてどわすれしてもうたわ…

「さっさと言いな！アタシも暇は潰したくないのさ！」

あ、でも見た目はちゃんとおぼえとるで！こー…なんていうんや？こんぐらいちっこくてなぁ(自分の腰あたりに手をやる)

ほんでぇ…髪が白黒で目が菫色の…あぁ！せや、名前思い出したわ！(パンっと手を叩く)

『ぴえろ』っちゅうねん！どういう意味やったかはわすれてしもたけど、わしの唯一の話し相手やってなぁ、…なつかしぃわぁ(ふわふわ〜っとしたオーラを見にまとい楽しそうに話している)

「はぁ〜？あのショータレの事かい…」
（頭を掻く）

お？なんやしっとるんか？

「この学校仕切ってる癖して肝っ玉小さい青タレだよ…ったく」
（不機嫌そうに）

あー……、…すまんなぁねえやん、それ大体わしのせいやわ…
(申し訳なさそうに頭をかく)

そうかぁ、…いや、そうやんなぁ…そらそうやわ、しゃあないか…(ぶつぶつと独り言をつぶやく)

「…アンタはあのガキンチョの親とかかい？」

……あ゛ー……親…ん゛〜親かぁ………いや、親とはちゃうなぁ…(困ったように唸る)

…まぁ、そういうのに似た関係やと思ってくれてかまへんよ、…えーと『血縁』やっけ？『ここ』やとそういう風に分けられとるんやろ？

「……？…んー、まぁ、自己紹介先にしとかないかい？」

…うんや、ええで、わし名乗るような名前あらへんし、すまんけどねえやんの名前だけ聞かせてもらえんか？

「…アタシかぁ…」

あ、無理やったらええで、ほんまはこっちが名乗らんで〜とか礼儀の欠けらも無いしな

「いや！いいよ…アタシは『サクラナ』だ！宜しくな！」
（母から貰った、名前）

「アンタは…そうだねぇ…『ウスグラ』って呼んでいいかい？不便だし」
［本人は至って真面目…なふりをきて少しふざけ）

サクラナ…へぇ…ほぉ…(復唱するように呟き、彼女を眺める)

うすぐら…ふは、なんや、面白いのぉねえやんｗｗ、ウスグラっｗｗｗウスグラかぁｗｗｗ(口を抑え、くくくっと笑う)

「な、なんだい…気持ち悪いな…」
（胸元を隠して数歩引く）

はー…おもろいわぁ……ふは、ええなぁ、『サクラナ』のねえやん

ええで、すきによんでぇや、わしもわすれてしまわんよぉ善処するわ

「そうかぁ…うん…なぁ、ウスグラ、ピエロの奴は普段何処にいるのかアタシじゃ分からんの…」

ありゃ、そうなんか？

「すまんねぇな…アイツ普段どうしてるのか母さんしか知らんし…」

母さん？なんや、そのサクラナのねえやんの母さんは『愛し子』について詳しいんか？

「ん、ああ…ムーンテイルっていう名前で…此処の教師なんだよ」

……はー…親子揃ってここおんのか、なんちゅーか…こんな魔力の濃いとこにおるとは、サクラナのねえやんもその母さんもものずきやなぁ

「擬似的な親子関係ではあるんだろうけどさ…母さんに素直になれないんだよなぁ、アタシ…」

「ま、色々あって此処に居んのさ」

………ほうほう、まぁなんとなくはわかったわ、まぁとりあえず『愛し子』はここの学園にはおんねんな、いつ会えるかはわかれへんけど…

ありがとうなぁサクラナのねえやん、なんやお礼せなあかんなぁ、っちょっとまってなぁ？(袖の中を探す)

んー…あ、あったあった、ほい、これもっときぃや(ぽんっと、サクラナに小さな小瓶を渡す)

「ん…なんやこれ」

まぁ、…ちょっとしたお守りや、ご利益あるで〜(小瓶の中には美しく流れるみずと小さな宝石が入っている)

…お、ほなそろそろ『上』にいかなあかんわ、またくるから、そんときはよろしゅうなぁサクラナのねえやん
(ふわりと布を広げしゃんっと鈴の音がなる)

…『神』の名をわすれるなかれ、…いいことあるとええな、ねえやん♪
(しゃんっとまた鈴の音がなると、風とともに姿が消える)

「んー…なんかすまんな、ウスグラ」

｢やっほー...ってまた新キャラ？｣

「…分からんかい？madness combatだよ」

「元々母さんに貰った名前があるんだよ、変わった事かい？」

｢うんまぁ､良い名前じゃないかな〜｣

さて今日は延滞図書のある奴を半殺しにするか…

「ふぃー…この頃は大型改修とかも無くて楽だねぇ…」

せやなぁ

「んー…あのガキンチョ何処行った…？」

（書類片手に道化師探し）

？？の人のイメージが固定できたんでとりあえず投下
https://i.imgur.com/pNOsQMc.jpg

「おいコラァ！！何処行ったチビ助ぇ！！」

（段々見つからない道化師に腹立ち始めた）

おお、おっかないのぉサクラナのねえやん
(ふわりとサクラナの背後に現れる、心無しか少し浮いている)

「アァッ！？…なんだ、ウスグラかい…」

（落ち着きを取り戻す）

そんな急いで探さんでもええで？もちろん『愛し子』にははよあいたいけども、もっとのんびりでええよぉ
(ふわっと薄く見える唇が微笑む)

「…（ぐいっ）お前なぁ…アタシに会いたい奴が居るって言ってんのに後からそんな事言うなや…」

（ウスグラの胸元を掴んで顔を寄せる）

ええ〜？やってわし頼んだわけやのうてねえやんが『快く』探してやるってゆうてくれたんやんか〜
(ニヤニヤとわらう)

「アンタ目が不自由そうに見えるし、それでいて探し人と来た…なぁなぁ出来る訳ねぇだろ…」

（布で遮られた目を真っ直ぐ見る）

……なんやぁ？爺様の顔なんや見てもなんもでぇへんで？サクラナのねえやん
(苦笑いを浮かべる)

…まぁ、てつどぉてくれるんは凄い嬉しいけども、時間なんやいっぱいあるから、もっとのんびり探してくれたらええよ
(ぽんっとサクラナの頭に手を載せる)

っと…
(ぽん、と手を乗せたつもりだったが、その手はするりとサクラナの体からすり抜けてしまった)

「…ふんっ！そんなの聞いてやるかよっ！」

（ヒョイと手を退かす）

「…ウスグラ、アンタ幽霊か生霊のどっちだ？」

（ウスグラをまじまじと見つめる）

…あー…まぁ、『人間』では無いのは確かやなぁ…
(困ったようにてを振りながら答える)

…わしなぁ、わしが触ろうとしとる相手の『許可』…みたいなのがないと、生きとるもんに触れへんねん
(少し悲しそうに笑う)

「んー…性格も体も変な奴だねぇ」

（『触れていい』と心の中で念じ、ウスグラの手を握る）

幽霊とかやないから、無機物には触れるし、他人からも見えるし話せるし聞こえるんやけどなぁ、…ちっとばっかし、疲れるけども

……ありゃ、ねえやん…？
(急に掴まれたことと自分の手が触られたことに驚く)

「これで寂しくも悲しくもないんじゃないかい？せめて性格明るくしなよ」

（ウスグラに強く笑いかける…昔の事を受け止めて生きる明るい笑い）

………ふは、ありがとうなぁ、『サクラナ』
(口元しか見えないが、とても嬉しそう)

「ん、名前だけで呼んだなぁ…ちったぁ安心したって訳かい？」

（ドンっとウスグラの肩を叩く）

なはは……生きとる子に触ったんはいつぶりやろうなぁ……暖かいわぁ
(下を向いてしまい、唯一表情のわかる口元も見えないが、声色がとても優しい声)

「なんだ、寒いのかい？」

…ぅんや、ありがとうなぁ、大丈夫やで

「…安心したよ、アンタは嬉しいって気持ち無いのかと思ってたんだ」

ふは、なんやぁそれ、わしにも感情くらいあるで？…まぁずっと寝とったし、寝ぼけとるんかもしれへんけど

「…ああっ！！そうだっ！あのガキンチョ探さないとっ！！」

（思い出して慌てて用意をする）

………べつにええのになぁ…
(忙しく用意をしている彼女を見ながら呟く)

「違うっ！母さんから退職届が届いてんだよっ！！」

（焦ってもう一枚の紙を落として走り出してった）

…んぇ？サクラナの母さんここ辞めるんか？

って、…焦りは禁物やーゆうのになぁ…
(落ちた紙を拾い上げる)

………なんやぁ？これ

（子供の字で大嘘と書いてある）

………ほんま、…よォわからんのぉ
(そう呟くと袖の中に紙を折りたたんでしまい、サクラナを探しにのんびりと歩き出す)

「いっててて…」

（生徒会室の前の落とし穴に引っかかり、あらぬ格好で動けない）

……あれまぁ、だいじょぉふかぁ？ねえやん〜
(やっと見つけたサクラナの状態を確認しようとのぞき込む)

｢おーお二方､らーぶらーぶしてるね〜｣

ほんまやな