ある日、お父さんが死んだ。 そのあと、お母さんが死んだ。 ぼくの弟と妹が死んだ、ぼくのお兄ちゃんとお姉ちゃんが死んだ。 ぼくは連れていかれた、ぼくは閉じ込められた。 もうすぐぼくも死ぬだろう、でも最後くらいあいつらを悔しがらせてやりたい。 …そう思いながら、ぼくは台を蹴った。