探偵チームKZ (いじめ系小説)

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156:奏:2017/03/24(金) 18:36 ID:IgI

カフェテリア

私は今カフェテリアに来ている
今日はkzの会議がある日だ
私が周りをキョロキョロしていると

「あ、アーヤこっち」

小塚くんの声がしたので振り向くと若武以外のkzの皆の姿があった

「ゴメン、遅くなった」

「大丈夫だよ、皆、さっき来たばかりだから」

「よかった」

「じゃあ、そろそろ会議始めっか」

「うん」

私達は椅子に座った

「じゃあ、俺から集めた情報から」

最初にいったのは黒木くんだった
黒木くんは情報のエキスパートで確かいろんなトコに知り合いもいて人脈が広いんだよな

「まずは新川さんと大川さんの関係からだ」

「アーヤ、メモ」

私はノートを広げペンを持った

「うん、いいよ」

「大川さんは小学生の頃いじめに遭っていたらしいんだ」

「えっ、お、大川さんが」

驚いた、大川さんも新川さんと同じで隣のクラスのリーダー的存在だからだ
堂々としてて、強気で元気、私と正反対なタイプ、それが大川さんの印象

「ああ、それで新川さんが大川さんをいつも庇ってたらしいんだ」

「だから大川さんアンナに新川さんの事、信用してたんだ」

「大川と新川の関係はわかったけど若武との関係は」

上杉くんは黒木くんに尋ねた

「若武も新川さん達と小学生の頃クラスが一緒で大川さんの幼馴染だったんだ」

「それで大川を新川と一緒に守ってた事」

小塚くんが尋ねると黒木くんは首を横に振った

「え、どういう事」

信じられなかった、あの正義感と目立ちたがり屋の塊みたいな若武が、、、、、

「いいや、その頃の若武は今と正反対で正義感も強くなかったらしいんだ」

「えっ、そうなの」

驚いた、じゃあ、何でアンナに変わったんだろう
私は不思議に思った、考える前に感情的になって行動する若武がイジメられてる人を目の前にして黙ってるはずないと思った

「ああ、でも聞いた話によると新川さんの影響で変わったとか」

「あの若武が」

上杉君が驚いた顔をして、小塚君は不思議そうにしている
私も今、一瞬、思考が停止状態になるトコだった
だってあの若武を変えるなんてすごい事だ
一度決めたら仲間が反対してもそうスンナリきかない若武がどうして、、、、、、

「なんで若武が変わったのか分かんないのか」

「そこは、まだわからないんだ、でも新川さんは過去に大川さんを庇って大きな怪我をしたとか」

「怪我」

「その後遺症なのか分からないけど新川さんは小学生のイジメがあった頃の記憶を無くしてるみたいなんだ」

「じゃあ、若武の事も大川さんの事も」

「うん、家に行った時若武は「新川、大川って奴、覚えてないか」って言ったんだ、でも新川さんは『隣のクラスの大川さんだよね、よく話すから知ってるよ、大川さんがどうかしたの』って

「それで気になったから新川さんに聞いてみたんだ『若武と知り合いなの』って」

「でも新川さんは『今日初めて会話したばかりだよ』って」

「じゃあ、本当に覚えてないんだ」

「うん、、、、俺が調べられたのはこれが全部」

「でも凄いね、黒木君は」

「ありがと、アーヤにそう言ってもらえて嬉しいよ」

黒木君はわたしに向かってウインクをした

「立花、まとめ、られたか」

「うん、バッチリ」

私は上杉君にノートを渡した

「流石だな、国語のエキスパートは」

「ありがと」

「あ、もう時間だ、今日は此処までにしよ」

「そうだな/うん」

「アーヤ、送ろうか」

黒木君はいつも帰る時きずかってくれる
紳士的でカッコイイんだよな

「ううん、大丈夫、車で来てもらうから、ありがとう」

「なんかあったら言ってね」

「うん」

「またね、アーヤ」

「じゃあね、アーヤ」

「きよつけろよ立花」

皆はそう言い帰って行った

「さて、私も帰んなきゃ」

携帯から電話の着信音が聞こえた

「なんだろう」

私は携帯を開いた

「あ、彩様」

「あ、中野さんどうしたんですか」

中野さんは愛華ちゃんの専属執事だったけど私が来てから私と愛華ちゃんの両方の執事になった

「じ、実は愛華お嬢様がーーーーーたんです」

「えっ」

その言葉が私の思考を止め、頭の中が真っ白になった


今日は此処までです。
更新するの遅れてしまいすいません


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