『ハートの石は知っている』#5
「ちょっと、アーちゃん!」
フンだ!
もう和くんに聞かないもんね!
麻柚ちゃんに教えてればいいじゃん!
隣に座っていたメイりんとメアりんが言った。
「若和ひどくない?」
「どうして麻柚ちゃんに教えるの?」
そうだよ!
もう意味分からない!
一生和くんに聞かないもんね!
「立花さん。僕で良ければ、教えようか?」
小塚くんが言ってくれた。
(同じ学校の設定でお願いします!)
私、小塚くんと話したこと、全然ないけど、いいのかなぁ?
「僕、理科得意なんだ。分かるまで教えるよ。」
小塚くんの席はメイりんの隣。
つまり、教えるのに遠くて教えにくいということ。
小塚くんにも迷惑がかかってしまう。
「私、自分で調べるからいいよ。」
「そう?じゃあ、調べても分からなかったり、出てなかったりしたら、僕に聞いてよ。」
「ありがとう、小塚くん!」
和くんより、小塚くんの方が優しい!
これから小塚くんに聞こっと。
和くんに聞いても教えてくれないし。