トキメキの夜(上杉×アーヤ)
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アーヤの両親が離婚すると言い出し、いてもたっていられず、家を飛び出したら上杉君に会い、お泊まりさせてもらうことになった。
※2人は両思い!
前編
私は最低な人間だ……。だって育ててくれた親に対して酷いことを言ってしまった。
「うるさい!離婚するんだったら、私は出て行く!!!」
そう言って荷物を持って、家を出たのはいいものの、行き先はない。それに、KZの皆だってこんな時間に外に出ているわけないし……。寂しさと、つらさで私はいつの間にか涙目になっていた。すると誰かが声を掛けてくる。
「立花、そんなとこで何してんだ?風邪ひくぞ」
聞き覚えのある声がして、反射的に振り向くとそこに居たのは私が思いを寄せている…上杉君だった。
「上杉……君……。ううん、なんでもないよ大丈夫大丈夫!」
口は笑っているものの、泣いているので上杉君は私の隣に座ってくれる。
「嘘つくなよ。なんかあったか?俺で良いなら聞くけど」
そして、私は上杉君に全てを話した。すると、ゆっくり立ちあがって、
「行くとこねーんだろ?だったら俺んち来いよ。今日は親いねーし」
え、上杉君の家にお泊まり………??しかも二人きり!?けど、行くとこないからな……。
「え、いいの?じゃあ、お言葉に甘えて」
そう言って上杉君の家へ向かった。荷物は持ってくれたし、以外と近かったからあまり疲れずに済んだ。