アーヤside
「鍵を貰いに来ました。235 236 237の鍵を貰っても良いですか?」
そう言いながら、予約した時証拠を見せている黒木君。
用意周到だよね……若武と組んだら完全犯罪もできちゃいそう……
「はい、こちらでございます。ごゆっくりどうぞ。」
奥にいる女の人達が黒木君にキャーキャー言ってる。
なんか……上杉君が女嫌いな理由分かった気がする……ちょっと……うん。
「アーヤは237ね。俺と上杉 七鬼が236、若武に小塚 美門が235だ。」
うん。なんか良くわかんないけど異論は受け付けないオーラが出てるから良いや。
「じゃーな、また後で。」
「バイバーイ。」
「んね、ご飯は一緒に食べるよね?」
……そんな同時に言われても……私の耳は二つしか無いんだから……
「うん。うん。じゃーねー!」
色々説明して聞き出して、まともに返事するのも手間だから、適当にあしらっておいた。
前とほぼ変わらない景色、風景。
座布団が変わったかな?証明これだったっけ?という具合だけど。
前止まった部屋は、今黒木君達が止まっている部屋。
隣の部屋だとあんまり外の景色も変わらないものだね。
「秋は紅葉が綺麗だったな……」
春、近くに花見来た。凄く綺麗だった……。
夏、花火が良く見えるんだろうなぁ……。
冬、一面の銀景色……なら我慢出来たんだけど足跡が……邪魔。
「夏に……来たいな……」
夜空に散る花火。なにか柄が入っているユーモアな物もあったり、普通だけどスケールが大きいのがあったりするらしい。見ていたい理由はそこにある。
「誘ってみようかなぁ。夏休み、奈子をどこかに連れくって時で良いか。」
ふふっお風呂のアレにまた挟まるのかな?
……一人だと静かだな……。暇だから仕事でもしようかな……「」