ゆな・ああや・みぃ・みん KZ Novei

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1:空彩◆5I:2018/02/03(土) 14:29 ID:UN6

仲良し4人の小説 専スレです。
見ても良いですが、書きこみ禁止です。
書き込みしたらアク禁願い出すのでそのつもりでどうぞ?(^言^)

〜ルール〜
・途中参加不可能です。
・荒らし なり禁止。書き込みしたのと同じ扱いなので どうぞ?
・仲良くね。いや 仲良しだけどね〜!(❁´ω`❁)

ここは、小説書く用のスレです。
お話はhttp://ha10.net/kz/1517224441.htmlでね。
小説の質問とかある場合は、小説書き終わったあとor前に
【同じレス】でカキコしてね。(ㅅ´ ˘ `)オネガイ♡

START!

2:空彩◆5I 小説全部コピペするまでレス禁だよ。:2018/02/03(土) 14:33 ID:UN6

空彩side 作者 空彩

始めまして!うち 片島空彩です!
今、学校から帰ってる所なんだ!いつもの4人組で!
うち、クラスで一番の占いづきな女子!タロット占い出来るんだ。

今日は、変な事があるかも知れないってテレビの占いに言われた。
でも……1位だったから良い事だと思うんだよね。

そしたら……変な事に気づいたの。
いつもあんなの絶対ないもんね!皆に聞いてみて近付くことになった。

穴を覗き込んだ瞬間。
うちらは赤やら青やらいろんな色が混ざった穴に吸い込まれていった__

3:空彩◆5I 小説全部コピペするまでレス禁だよ。:2018/02/03(土) 14:34 ID:UN6

由梨Side 作者 星川ゆな

うーん。痛い。というかここはどこ?
・・・・・・あぁあの穴に吸い込まれて。
『皆、大丈夫?』
『大丈夫。』
よかった。あ、皆さんご紹介遅れました。
二ノ宮由梨です。4人の中でも勉強ができるほうです。
『とりあえず、ここがどこか確かめよう』
どてっ
私しっかりしてるって言われるけど、ドジなのです。
『さぁ行こう。』
ああや様。女神の降臨です。
『女神って何よ?笑笑』
あ、口に出てた。
でもこの4人ならきっと元の世界に戻る方法を見つけられる‼

4:空彩◆5I:2018/02/03(土) 14:36 ID:UN6

羽花side 作者 みんと


日直が、帰りの号令を掛け皆がどやどやと教室を出ていく。


私もそれに混じりながら、のろのろと靴箱へ向かった。



平凡な毎日。



空彩ちゃんや、由梨ちゃん。
それに、花恋達と過ごす毎日はとても楽しい。


だけど、その楽しい毎日も平凡な一日に過ぎなくて。


いつしか、

刺激的な毎日を求めている私がいた。





私は靴箱で靴を履き、家に向かって歩き始めた。


しばらく歩き、曲がり道を曲がろうとした時。


なにか、きらっと光るものを見た。

『…えっ?』

私は驚き、目を見開いた。


あの光はなんだったのだろう。

思わず、後退りした私は足元に妙な気配を感じる。

そっと、足元へと目をやると。


『えっ、なにこれっ!?』


そこには、ただただ黒く深い無限の闇が広がっていた。


私は逃げることすら出来ず、ただただ呆然としていた。

その瞬間、私は吸い込まれた。

5:空彩◆5I:2018/02/03(土) 14:37 ID:UN6

花恋side 作者 らいみぃ

昨日の夢……………あれなんだったんだろ?
私が…いや私達が何処かへ行ってしまう夢。それに、水晶占いで今日のこと占ったの。

『今日は不思議なことが起きるはず。万が一不思議な事があっても必ずいつか……』

空彩はタロット占いできる。私が水晶占いできることを知る人は居ない。

でもこの先が読めない。だから気になってずっと考えていた。

あっ、ごめんね。私は桜木花恋、中学1年生!今は空彩と由梨、羽花と帰ってるとこ。

「おーい!花恋、こっち来てー」

3人が私を呼んでる。でも今は、頭には占いと夢のことしかない。

仕方が無い、行くか。

そう思って3人の元へ走りだした……………


3人に抱きついたはずだった_____。


掴んだ感触_走る感覚_。何もかもが感じられない。


そう、まるで地面がないところを4人でさまよっているような_。

はっ!今はっきり浮かんだ。占いの答え、水晶無いけど。


遠い遠い未知なる世界に……………

きっと未来は待っている。

6:空彩◆5I:2018/02/03(土) 14:37 ID:UN6

空彩side 作者 空彩

「早く脱出しようよ。」
そうゆーちゃんが言った。

ううん……まぁ……

「歩いてけば出口あるでしょ。」
そう言った後テクテク歩きだした。

……後ろからクスクス笑ってる声が聞こえる?

「空彩ったらプラス思考w」
……どーせ うちは物事を良い様にしか考えられないバカですよー。

「取り敢えず……タロット占いによると未来は幸せしいよ。
進んでいけば……成功するって!」
さぁて……前に突き進めー!

7:空彩◆5I:2018/02/03(土) 14:38 ID:UN6

由梨Side 作者 星川ゆな

プラス思考。私いつでもマイナスにしか考えない。
でも今回だけは4人でなら戻れると思ったの。
よーし、作戦会議だ。
『リーダー、進行お願いします。』
『OK、今から会議を始めまーす。意見をどうぞ』
『はい!私はまずはここがどこか確認した方がいいと思う』
『そうだね。ゆーちゃんの意見に賛成』
『じゃあ、まずは手がかり探そうか』
『うん、それでは探してきます笑笑』

ここはどこ?見たことある気がする。私のよく知った世界・・・
どこだろう。大好きな場所・・・
わからない。やっぱり無理なのかな。
ポロっポロポロ
泣きたくないのに、泣いてる暇があるなら頑張らないと。
私達ならきっと出来る‼

8:空彩◆5I:2018/02/03(土) 14:39 ID:UN6

羽化said 作者 みんと

私が吸い込まれた先には、
空彩ちゃん、由梨ちゃん、花恋がいた。

もし、私一人だったらきっと泣いて自暴自棄になっていただろう。

「…ここってどこなんだろう。」

私はぽつりと呟いた。



「……ここ、どこかで見たことあるんだよね…」

私の呟きを聞いてか、由梨ちゃんが言う。

言われてみれば、そうかもしれない。


なんだろう、記憶がそこまで来ているのに思いだせない。



「…うっ…うぅ」

突然、由梨ちゃんが泣き出した。


…やっぱり、知らないような場所にいきなり来て怖いよね。

私もだもん。

でも。

「由梨ちゃん。大丈夫、きっと4人でなら、戻れるよ!」

普段、あまり発言をしない私が声を掛けたのがよほど珍しかったのか
由梨ちゃんは驚いて私を見る。

「……そうだね。泣いてる暇があるならどうやったら戻れるのか考えないとね!4人なら、きっと出来るよ!

ありがとう、羽花」

ニコッと笑ってお礼をいう由梨ちゃん。

涙はもう、止まっていた。


やっぱり、お礼を言われるのは嬉しい。

「4人で頑張ろうね」

私も、由梨ちゃんに笑いかける。



私は一人じゃない。

…きっと、もとの世界に戻れるから。


「希望を捨てないで。」

9:空彩◆5I:2018/02/03(土) 14:41 ID:UN6

花恋side 作者 らいみぃ

希望……?はっ!そうだ、希望。忘れちゃだめだめ。


「そうだよ希望!ほらほら〜この先に大好きなものとかが待ってたり、あったりしたりして!」

みんなを落ち着かせるために、わざとおかしな事を言う。まぁ、今はこんなことしてる場合じゃないんだけど……………。

「っ…あはは!花恋って本当のんきだね」

ほっ。やっと由梨が泣き止んだ…あーよかった………
泣き止んだと同時に、皆に笑顔と笑い声が広がった。この真っ暗なとこは、私達の笑い声しか聞こえない。

『ガタッ』

……………何?今の音。

皆にもこの音が聞こえたようで、目を見合わせていた。ガタガタブルブル震えている由梨。冷や汗をかいている羽花。目を丸くしている空彩。

ダメだ!また皆がどんよりしてる。ここは私がどうにかしないと……。

「大丈夫大丈夫!皆居るよ。ね、1人じゃないでしょ?」

「「花恋は怖くないの…………?」」

由梨が不思議そうに聞く。
正直、私だって怖い。それに、暗いとこは苦手。でも、3人には夢がある…………。今ここを出られなかったら、それは叶わない。私には夢がない…………だからできる限りのことをしたいの。


「ん?怖いよ?でも、怖がってちゃここからでらんない。音がした方にいってみよ?」

ごめんね、3人とも怖い思いさせて。
でもさっき、吸い込まれるときに頭に浮かんだ結果と今のこと何か関係してるのかな?

『遠い遠い未知なる世界に、きっと未来は待っている』


未知なる世界ってどこよ…………!
そこに未来があるって?
訳わかんねー。とりあえず歩こう………


そうして私たちは音がした方に歩き出した。

10:空彩◆5I:2018/02/03(土) 15:18 ID:UN6

空彩side

皆でケラケラと笑いながら歩いている時だった。
笑う……と言うより話す?怖さを打ちけす為に話していた。

そんな時。皆で前に進もうとしていた時。

私の前にだけ__あの穴が表れたんだ。
ビックリした。だって 表れた瞬間 吸い込まれるから。
この穴ってさ。落とし穴ではないよね。どうやって出てくるんだろう?
皆にもう会えないのかな……吸い込まれている時 うちは泣いていた。
ボロボロと泣いていた。話せないだけなのに__こんなにも苦しいの?……

でも、次の瞬間には明るい所に居た。
明るい。と言うより暖かい?いや もちろん明るいけど。

「あれ?女の子が居る。」
……え?

「ホントだ。君はどうして泣いてるの?」
心配してくれてるの?

そこには 黒木君と翼が居た。
……嘘じゃないよ。確かに居るんだもん。そして一瞬で状況を読み取った。
うちは『2次元』にトリップしてきたんだ。って。

「えっと うちは片島空彩。中1です。」
そう言うと、黒木君は顔を歪ませた。

「君、他の人に聞いた話に出てきた事ないな。そして会った事も無い。」
……そりゃあねえ。

「うちは、あなたの事知ってますけど それは本を読んだからで。
つまりは……トリップしてきちゃったんですね。」
豪語力のなさ。これ 逆の意味で宝物だ……

「へぇー。つまりは2次元と3次元。
別の世界の住人だから黒木も知らないわけだね。」
美門は理解能力が高いのですね。

「ふふふ。興味深いや。君の話聞かせてくれる?」
それから、まず一番最初に聞かれた事。うちの今一番の願いは?

「友達と離れ離れにならない事。」
……あんなおもい もうしたくないもん。

11:星川由梨◆F6:2018/02/04(日) 21:33 ID:6zE

由梨Side
皆と歩いていると突然穴が見えた。私にしか見えない穴。
助けて、ああや、うか、かれん!

ここどこ?私は一人?
ジワッ ポロポロポロ
泣きたくなんてないのに。一人は寂しい。

『ねぇ、あなた大丈夫?』
『だ、誰?』
怖くて顔があげられない、助けて。

『私?立花彩。』
『俺は片山悠飛』
『俺は、七鬼忍』

『あなた大丈夫?涙・・・話を聞くよ』
『あ、・・・ありがとうございます。』
彩、アーヤ。忍、悠飛。知っているのに、言えない。

『まず名前教えてくれる?』
『私は二ノ宮由梨です。』
『そう、由梨さんね。』
『こんなこと信じてくれるか分かんないけど、私はあなた達のこと知ってます。私は・・・トリップしちゃったんです。』
『信じるわ。ね!みんな』
『ああ!俺は信じるぞ』
『俺も。』
『ありがとうございます。天使!アーヤ様』

『とりあえず、話を聞こうか。』

『私は友達に会いたいです。ああや達に。』
もう一人は嫌。寂しい思いなんてしたくない。みんなに会いたい!!もうつらい思いなんてしたくないから。


いつのまにか涙は止まっていた。安心した。
きっと皆に会えるって思ったからかな。希望が見えた。

12:みんと◆6M:2018/02/04(日) 22:52 ID:IqM

羽花side


皆と、どうやったら戻れるのか話していた時。


…まただ。

私がここに来た時と同じきらっとした“ナニか”が見えた。


やっぱり。


私が足元を見ると、黒いあの時と同じ闇が広がっていた。


あぁ、今から私はどこかへ行くんだ


瞬間的にそう思った。



私は躊躇うことなく目を閉じた。





「…やっぱりね」

目を開けると、視界に入ってくるのはさっきとは違う景色。


私は辺りをキョロキョロと見回す。

そして、あることに気づく。

「……花恋達いない…」


そう、周りには人っ子一人いないのだ。

「…あぁもう。嘘でしょ…」

不安で胸が押し潰されそうになる。



もう嫌。

なんで、私なの。



泣きたくない、そう思いグッと唇を噛む。


その時だった。



「えっと…君、大丈夫?」

優しそうな顔、大きなバッグ。


「…小塚、君?」


いつの間にか、うずくまっていた私の前でしゃがみこみ顔を除き混んでいる。


「あれ、僕の名前知ってるの?

どこかで、会ったのかな…」

「あっ、ごめんなさい!
いや、私と貴方は会ったことないです…」

次第に小さくなる声。


花恋以外の人の前では私は緊張して上手く話せない。

空彩ちゃんや、由梨ちゃんの前では大分話せるようになったけど、まだ少しは緊張する。


「そうなの?

あ、君も秀名の生徒なの?」


…今確信した。


私は…大好きなKZの世界にトリップしてきているのだ____と。

13:らいみぃ◆/w:2018/02/04(日) 23:46 ID:lDk

花恋side

とにかく、はやくここをでないと…………。
私達は、くらやみのなかとぼとぼと歩いている。

「キャッ!」

後ろの方からか弱い悲鳴が聞こえた。ん?もしや3人に何かあったのかな………。まさかとは思って、空彩達の居た方を向いてみる。

誰も……………居ない!

そこには、ただただ真っ暗な空間が広がっているだけだった。そう………嫌な予感は的中したってこと。どうしよう、3人に何かあったら…!


『ドカッ』


さっきとは違う、凄く重たい感じの音がした。次は…何?くるっと振り返ってみる。

そこには、大きな大きな丸い宇宙空間みたいなものがあって、だんだん私に迫ってきていた。どうしよう、このままじゃ巻き込まれる!急いで逃げようとした。
でも、そんなことをしようとする間もなく、飲み込まれた______。



「い、ぉい、おいっ!」

はっ!え、ここどこ?目を開くと、そこには見たことのない景色が広がっていた。あぁ、確かさっき変なのに飲み込まれて………って!

私は目の前に居る男の子を見て、ポカンとしていた。

「おい、お前大丈夫か?」
「あ、はい」

だってそれは………KZの若武なんだもの。嘘だと思って、頭のてっぺんからつま先まで見たけど、やっぱり若武だった。

「何?」
「あの、私友達とはぐれたの。というかあなたはKZの若武よね?」

すると、若武はとても驚いてる表情を一瞬見せて、あのきれいな瞳を輝かせた。

「お前、あったことあるっけ。それに、名前は?」
「桜木花恋。なぜあなたの名前を知ってるかというと、私はトリップしてきたの。今混乱してるから、黒木君たちに集合かけてほしい。」

とにかく、今は皆の力を借りた方がいいよね。そう考えて、集合を掛けて貰うことにした。そうすればきっと………合えるからね、絶対。

「ったく、分かったよ」

そう言うと、上杉君に電話をかけた。


お願い…………3人とも無事でいて!
私はただただ、無事を祈ることしかできなかった。くそっ、こんな時に何も出来ない私が憎い。もっと占いに注意してたら……。え?占い?そういえば、ちいさめの水晶もってる。急いで水晶を出して、占ってみた。


『あと少しで会える』



これが当たれば、あと少しで会えるはず。私はこの占いの結果を励みに若武についていった…。

14:空彩◆5I:2018/02/05(月) 11:14 ID:UN6

空彩side

「じゃあ、君はどこから来たの?」

うちは、『3次元』って答えようとした。

……『2次元』って平べったいんだよね?
……立体なんだけど……??
え?という事は 3次元?
あ、KZの世界に来たから3次元なのか。

ぐるぐる考えてた。で、顔を上げた時には黒木君電話に出てて。
美門君は、スマホをいじっていた。

誰との電話なのかなーって思って 若武とかかなー?って思って
黒木君の隣に行って スマホの裏側に耳を当ててみたんだ。

そしたらさ。本当に若武で。花恋の声も聞こえてきて。
若武は集合をかけてた。あぁ これで会えるんだ!そう思った。

……ここはどこなんだろう
記憶喪失じゃなくて。穴に吸い込まれて来たから分からない。
若武と黒木は 私と同じ事を話していた。うちいい事思い付いたんだよね。

太陽のカード……星のカード……うん。いいカードばっかり。
えー。確かバッグに……あった!棒!
立てて……離す!はい 右〜!

「右行こ右行こ〜」
……呆れ顔で見ないでくれます!?

「はいはい。分かったから」
そう言ったら美門君は、マスクをはずした。
あぁ。鼻で探るのか。2分後 美門君の結論とは。

「……右」
イエーイ!これで信頼してくれます?

「…………美門 これからもよろしく。」
なんでそっちなの黒木くーん……

15:星川由梨◆F6:2018/02/05(月) 21:20 ID:6zE

由梨Side
『それなら、黒木君達に聞いてみようか。忍、電話して。』
『わかった。』
私の勘では、もうすぐ会えると思う。ん?なぜか?
そんなのkZの世界に来たんだから、予測できるでしょ。
『由梨さん、ついてきて。』
『分かりました。どこに?』
『若武の家よ。』
若武の?一回いってみたかった〜。上杉君に会えるかな。
サイン欲しいなー。テンションあがるぜー。
『着いたよ。』

・・・・・え?妄想してる間に着いちゃったけど。
みんなあきれてる?え?どうして?私はもしかしてまたドジったのか!ど、どうしよう‼


・・・・ま、いっか。これでみんなに会えるし。
安心したかな?ポロポロ
また涙。私は弱い。でも大丈夫。上杉様がいるから‼

16:みんと◆6M:2018/02/05(月) 22:17 ID:IqM

羽花side


「いえ、違うんです…」

慌てて、小塚君の言葉を否定する。

「違うの?
じゃあなんで僕の名前…」

不思議そうな顔で私を見つめる小塚君。


もう、ここは正直に言った方がいいのかもしれない。

多分、信じてもらえないだろうけど。



私は緊張でガタガタ震える手を握りしめ、口を開いた。

「あ、あのっ!
私、ここの世界の人じゃないんです…


小さな声で言う私に対し小塚君はまたもや不思議そうな顔。

「……え、っと…どういう意味?」


あぁもう。

ほんと、私はバカだ。

あんなので、伝わるわけないのに。


「…ご、めんなさい」


もう、無理だ。

私は、ぎゅっと服の裾を握るとうつ向いた。




KZの小塚君に会えた、なんて喜んでいた私がバカらしい。

困らせてるだけじゃないか。


「…大丈夫?」


うつ向いている私の側で小塚君がオロオロしているのがわかる。

「ご、めんなさ…い」


私が小さな声で謝るとまた心配してくれる。


もう私はやっぱり、ダメな人間だ。





その時、どこからか音が聞こえた。

「あ、ごめんね。ちょっと電話…」


どうやら小塚君の電話の着信音のようだ。

「…あぁ、若武?うん…」

若武と話しているようだった。

それを聞き、本当にKZの世界なんだと実感した。


「えっ、そうなの?
あぁ、実は僕のとこにも…」

小塚君が急に私の方を向く。

「花恋って子がね、君と話したいらしいんだ。」

そう言い、私にスマホを差し出す。


私はおずおずとスマホを手に取り、耳に当てる。

「もしもし…」

「あっ、羽花っ!?
よかったぁ、小塚君のとこにいるんだね!」

「……花恋ぃ…」

電話越しに伝わる、花恋の声。

その声を聞くと安心してか涙が溢れてしまう。

「…よかったぁ…も、もう戻れないかと思ったぁ…」

「大丈夫、大丈夫。占いの結果で『もう少しで会える』って出たんだから。」

花恋の明るい声に、希望が見えてきた気がした。

「…ん、ごめんね。ありがと」

「はーい!じゃあね!」


私は小塚君にスマホを返す。

「あの…ありがとうございました」

「いやいや、いいよ」

笑って言う小塚君。


私は花恋の明るい声に押されてか、自然と口から言葉が出た。

「私っ、トリップしてきたんです!」

17:らいみぃ◆/w:2018/02/06(火) 20:23 ID:lDk

花恋side

羽花は無事なのは分かった…………他の2人大丈夫かな?由梨、泣いてないかな…空彩、テンパってないかな…。あれ、これじゃあ私お母さんみたいじゃん!そう思って、一人でブンブン首を横に振っていた。

「おい、何してんだ?つか、トリップってどゆこと?どうしてここにいるんだ」


いつもだったら、勝手に口が動くはずなのに今日は動かない。あぁ………冷静沈着な私でも説明しにくいってこの件一体どういうことよ!



「えとね、説明へたなんだけど……。友達と帰ってたときに、黒い穴がでてきて真っ暗な空間に吸い込まれたの。で、そこで出口を探して歩いてたら友達が居なくなってて……。後ろを向いたら宇宙空間みないなものに飲み込まれたの。」



下手でも一生懸命伝わるよう、頑張っていった。これで伝わんなかったらプライドが………!そう、私はプライド高い。それに、計算高い。だから完璧じゃ無きゃ気が済まないの!



「で?飲み込まれて?」
「来た先は若武とあったとこだった。他の皆は居なくて、離ればなれになってた。それに、ここは本の中の世界よ」


一息で言い切ったとき、若武はポカンとしていた


しまった!ここが本の世界っていっちゃった。面倒くさいことになるよ……。こんなときに上杉君がいればいいのに。ん…?ここってKZの世界だよね。ってことは……!会えるじゃん。


「まぁ、詳しい話は後で。ここは貴方の家でしょ?」


気付けば、家の前まで来ていた。きっと、ここに来れば3人に会える。私の五感がそう感じていたから。


「まぁ、そうだけど。はやくはいれ」


え、まって。絵で見たよりもめちゃくちゃきれいで大きな家…!は、はぁ、私の家なんて…………。あ!くらべちゃダメだなこりゃあ。


とにかくいまは、上杉君達を待つこと。それと……男子と二人きりという状況をどう切り抜けるか。

これ、私にも計算できないよっ!計算外だっつーの。


『ピンポーン。』


「黒木です」


やったー!きた。ということはこの状況は終わる。それに黒木君なら話ははやい!


『希望はまだある』


そうだよね………?空彩、由梨、羽花……………!

18:空彩◆5I:2018/02/06(火) 21:17 ID:UN6

空彩side

ドアが開いて島崎さんが出る。
わぁ……!挿絵に乗った事無かったからめっちゃ気になってたけど美人さん!

「若武ー? お前のとこに来た女の子この子の知り合いだったりするか?」
……花恋!

「わーーい!花恋だー!」
自分でも めっちゃ喜んでいるのが分かる。

「羽花は?由梨は?花恋は?」
あ……

「ココに居るわ!」
そうだね。本人の目の前でその人の事聞いてどうしたかったんだろう。

「羽花は生存確認済み。」
良かった。

「由梨は?」
沈黙……という事は不明……?

『ピンポーン』
なんか……良い予感!

「もしかしたら、由梨かもよ!?」
そう言ってうちはジャンプ! その後飛び出して行った。

きっと──きっと由梨だ!
棒の導きに成功するぐらい幸運何たから勘位合ってたって矛盾は無い!

19:星川由梨◆F6:2018/02/06(火) 21:47 ID:6zE

由梨Side
『おじゃまします。』
みんなここにいるのかな?
『由梨!会いたかったよ‼』
わ、私も会いたかった!嬉しくて声が出ない。そして涙・・
良かった、ああや、うか、かれん!また会えて良かった。

『あのー、説明お願いできる?』
『あ、すみません。説明しますね。ーーーーーーーーーーーーーーーーーということなんです。』
『もっと分かりやすく説明しろ‼』
はい?しましたけど? ブチッ
『きちんとしましたけど?そんなに理解能力が低いの?』
ニコッ
『由梨、落ち着いて。』
『そうだよ。もう少し冷静にね』
『お願いだから、笑顔やめて。怖い。』
はっ!またやってしまいました。
『若武さん、ごめんなさい。』
『いいんだぞ。俺も悪かった。』
うん、でもなんか頭がくらくらする?
バタッ!
みんな驚いてる。ごめんね。
まだ、帰る方法見つけてないのに・・・・・
そこで私の意識は途切れた。

20:みんと◆6M hoge:2018/02/06(火) 22:18 ID:IqM

羽花side

「…え?」

私の言葉に驚きを隠せない小塚君。

そりゃ、ね。


私だって、見ず知らずの人にこんなこと言われても信じるなんて出来ないし。

「……あの、私はここの世界の人間じゃなくて…えっと、別の世界から来たんです」


一生懸命、頑張って言葉を繋いだ。

でも、我ながら意味のわからない文章だ。

「……君は、ここの世界の人間じゃないってこと?」

おずおずと聞いてくる小塚君にコクリと頷く。

「そう、です

あの、いきなりで信じれないかもしれないけど…」


「…うん、信じるよ」

私の言葉に力強く頷いてくれた小塚君。

なんて心が広くて優しい人なんだろう。


「……ありがとうございます」

ペコリと頭を下げる私に、笑いかけてくれる小塚君。

「ん、とりあえず若武の家に行かない?」


ここから近いしさ、と坂の上を指差す。

「はい」

私は、花恋達に会えるかもしれないという希望を胸に、小塚君と坂を上った。







「羽花ぁ〜!よかったぁ…」

私が若武の家へ入ると真っ先に花恋が抱きついてきた。

「…ありがとう」

横で、空彩ちゃんもよかったと喜んでくれる。


でも、何故か由梨ちゃんがいない。

「あれ、由梨ちゃんは?」

「それが…まだ来てないんだよ」


私の質問に二人は困った用に答える。


その時。



「おじゃまします…」

由梨の声が聞こえた。

一斉に後ろを振り向くと、由梨とアーヤ、忍と悠飛がいた。


「由梨!よかった〜」

皆で由梨ちゃんに抱きつく。

これで、四人揃った。


もう、怖いことなんてなにもない。

でも、その時空彩ちゃんのポケットからカードがひらりと落ちた。

私はそれを拾い上げ、絶句した。

「…あ、空彩ちゃん…こ、これって…。」

私が空彩ちゃんにそのカードを見せると険しい顔をする。

「…嘘」

そのカードは、普段空彩ちゃんが占いで使うカードだった。

そして、私が拾ったのは死神のイラストが書かれたカード。

これは、ものすごく悪いことが起こる時に出るカードだと空彩ちゃんが言っていたのを思いだしたのだ。


「…羽花。このことは私達だけの秘密。あの二人に心配かけたくないし、ね?」

空彩ちゃんの言葉に私が頷こうとした瞬間。



「…由梨っ!?」

さっきまで、若武と言い合いをしていた由梨が倒れたのだ。



あぁ、占いなんて当たらなきゃよかったのに。

21:らいみぃ◆/w:2018/02/07(水) 22:17 ID:lDk

花恋side

きっと、3人はここに来る。
黒木君がきたなら、なんとかなると期待をしていた。


「花恋ーー!」


3人がそう言って、駆け寄ってきてくれるのが凄く嬉しい。いままでそんなのあったっけ?
そんなことを考えていたら、いつの間にか由梨と若武が言い争い始めていた。


「ねぇ、黒木君。私達は黒い穴に吸い込まれたの。それは、まるで私達を狙ってるかのように………」


2人が騒いでいるのにも関わらず、黒木君にトリップのことを詳しく説明する。対人関係のエキスパートなら冷静に聞いてくれるはずだから…………。


「なるほどね。俺もよく分からないけど、もしかしたらこの世界と君達の世界が……………」


『バタッ!!!』


え____?話の途中で由梨が勢いよく倒れた。医者_!医者はいねーの!?でも都合よくいるわけがない。

助けたい……大丈夫かな………。

その一心で、何か出来ないか考えてみる。分かるわけない__!


「おい、若武いるかーー?」


そう言って部屋に入ってきたのは、上杉君。

上杉君は医者の息子で、心理学や病理学に詳しい。ということは_!

「上杉君!由梨を助けて!お願い」

めったに出さない張り上げた声。かすれてたかもしれない、こいつなにっておもわれたかもしてない。でも今はそれどころじゃないから。

「あ?お前誰だ_って!おい、大丈夫か!?」

すると、由梨の隣に座って脈をはかる。とても手慣れた手つきだ。どうか無事でありますように_!

「脈拍は正常。やられたのはメンタルだ。寝かせとけばなおるから」

ほっ…。よかった!というよりも上杉君に会えてる__。切り替え速いけど、格好いいーー!イケメンすぎ………。



そういえば、黒木君何言おうとしてたのかな?

22:空彩◆5I:2018/02/09(金) 16:40 ID:.vo

空彩side

由梨……ほんとに大丈夫かな?
しっかり者で物知りな由梨。由梨のおかげさまで助かった事も多い。

その由梨が倒れてしまった時にうちらには ううん うちには何が出来る──?
……うちの特技と言えば占う事。由梨の今後を占って見ようか?

過去が……正位置の死神。意味は一時的にストップする。不幸。とか
現在が……逆位置の月。少しずつ状況が好転してくる。被害を逃れる
未来が……正位置の星。ラッキーな兆し。明るい見通しがつく。

良かった……由梨 確実に良くなるよ。

ホッとして振り返ってみたら。
羽花と花恋がKZメンバーと話していた。

その和から少し離れた位置にいた美門君。近づいて行って話しかけた。

「さっきはありがと。私の当てずっぽうもいつか頼りにしてね?」
美門君はうちの問に即答した。

「俺が生きている限りそんな事しないからね?」
それこそ間一髪入れずにね…………

23:星川由梨◆F6:2018/02/10(土) 13:15 ID:6zE

由梨Side

真っ暗だ

ここはどこだろう。

・・・・私倒れたんだ。

『起きなきゃ。みんな待ってるはずだから。』
目を開けるとみんながそばにいた。
『みんな、大事な時に倒れちゃってごめんなさい。』
『由梨、そんな事ないよ!』
『由梨ちゃん・・・良かった。』
『心配したよ。体調良くなってほっとした。』
あ、大事な時に倒れちゃって、心配かけたのに。
『ありがとう。私、帰る方法必ず見つける‼
だから皆で帰ろう!』
『うん!』

『皆さん、ご心配おかけして申し訳ありません。
それと、ありがとうございました。』

『大丈夫だよ。もう無理したらダメだよ。』
『俺も、ごめん。』
アーヤ、バカ武。
『あのー、名前教えてくれるかな?』
『あ、すみません。気づかなくて。
『大丈夫だよ!さぁ、言って!』
『私の名前は、二ノ宮由梨。中一の13歳です。』あ、kZの中で好きなのは、アーヤです!』
『ありがとう。』ニコッ
やばっ。死にますね。控えめな笑顔とか最高!

『由梨、アーヤに虜にならないで!まずは方法!ね?』
『えー!ああやに言われたくなーい。』
『そうだね。由梨ちゃんの言う通り。』
『ああや、人のことは言えないよ!』
さっすが!みんなといるとこんなにも安心するんだ。
でも、倒れてた分私はヒトイチバイ働かないと!

絶対に帰れるよ!この四人なら。

24:▼.みんと ◆6M:2018/02/12(月) 02:28 ID:IqM

羽花side


倒れていた由梨ちゃんが目を覚ました。

「由梨ちゃん…よかったぁ」

思わず出そうになる涙を必死で堪える。

「ごめんね、心配かけちゃって。」

と、申し訳なさそうに謝る由梨ちゃん。


「いいんだよ、謝らなくて!」

恋花が笑いながら言う。


やっぱり、この四人でいるのはとても…楽しい。



*


「…あのさ、自己紹介とかしてもらってもいい?」

私達が落ち着いたところを見計らって翼が言う。

それに由梨ちゃんが答え、私も慌てて口を開く。

「私は、夕宮 羽花です
由梨ちゃんと同じく、中一の13歳です
よろしくお願いします」

ペコリと頭を下げる。

よかった、つっかえずに言えた。


私は安心して息をついた。








四人でなら、絶対に_________…。

25:らいみぃ◆/w:2018/02/12(月) 17:55 ID:lDk

花恋side

自己紹介なんて頭に入ってこなかった。ただ、『黒木君が言おうとしたこと』それだけを考えていたから。速く真相を突き止めたいの……。

「黒木君、さっき言おうとしたこと教えて欲しい」

すると、黒木君は少し考えてから息を吐いた。それはまるで、言いたくないと思わせるようなため息……。


「君達の世界と俺達の世界の境目に、誤作動がしょうじたのかもしれない」

嘘____。境目に誤作動が起きたら、帰れる確率はほぼゼロに近いと聞いたことがある。皆をみると、言葉を失って青ざめていた。私は………?そう思ったとき目頭がじわっと熱くなるのを感じた。ダメだここで泣いちゃ__。無理矢理涙を引っ込めて話をする。
でも、何故か息苦しい。心臓をギュッと締め付けられるようなこの感覚………。


「大丈夫、まだ完璧に、帰れないって……きまったわけ………じゃな…い。上杉君…さっきはあ……りがとう!ちょっと外……いってく……るね」


胸の痛みを和らげようと、外へ飛び出した。でも途切れ途切れの言葉で気付かない人がいるわけない__。ふらふらと倒れ込みそうになっていると、後ろから誰かに二の腕を掴まれた。


「おいっ!お前、無理してんだろ」


聞こえたのは、上杉君の張り上げた声__。なん…で気付くのよ…。由梨と羽花と話していて欲しいのに__2人は貴方と話したいはずなのに。

「な…に…いって…るの。して…ない。げん…きだか………」


そう言いきったとこで、痛みが限界に達した。
体中があつくなるのが私にも分かる…。

重たい瞼は上がらず、体もだんだん重くなった……

私が倒れてどうすんのよ…!



でも…………もう無理だ……。



ごめんね…皆。

こんな私で_____

26:らいみぃ◆/w:2018/02/12(月) 18:02 ID:lDk

ごめん!切れちゃったから続き。


「きぼ………う……は…まだ……どこかに…」

攻めてこれだけは貫きたい。

希望を失わないこと。
皆を笑顔にすること。


これが出来ないのなら………私は命をかけてでも皆を守る…元の世界へ返す…から。

あぁ…………ほんと憂鬱。


私以外でも___元の世界に___。

27:星川由梨◆F6:2018/02/16(金) 22:21 ID:6zE

由梨Side
かれん、出ていったきり帰ってこない。

あのひきつった表情。

無理してる。どうして、無理するの?

『おい!大丈夫か!?』

上杉君の焦った声が聞こえて。
ねぇもっと頼って、私みたいな弱虫、頼りないかもしれない。
でも4人でならどんなこともできるでしょ?

今はそんな事考えてる時じゃない。

『かれん、大丈夫!きっと4人でなら。だから少し休んでて』

『みんな、話し合おう!これからどうするか』
羽花が言った。さすがにやらないと。
『まずさ、今までのことまとめよう』
『うん!そうだね』
ーーーーーーーーーーーー

話し合いの結果は、とりあえずここの世界で過ごしながら調べることになった。

1人もかけてはいけない。4人でないと帰らない。

きっと4人で、笑顔で帰れる。

それまで、自分にできることを頑張ろう!

28:らいみぃ:2018/02/21(水) 22:41 ID:lDk

花恋side

胸の痛みは、ただの神経痛。
過激なストレスや疲れによって起こるもの。
数分でおさまったけど、みんなの心配そうな顔を見て自分が和やかな雰囲気を壊したことに罪悪感を感じていた。


「…シュン・サクライ氏に会えば分かるかも」


考えに考え、出した結論はこうだ。
シュン・サクライ氏に会い、誤作動を直してもらう。そう、このセキリュティを作ったのは赤い仮面団なのだから…。

「危険だよ!」
「そうだ!お前達には無理だ」
「やめといたほうがいい」
「身のためだぞ」

やっぱり危険を伴うことだといえ、とても反対される。でもKZのみんながそういう中、アーヤだけはちがった。


「やらなきゃ何も変わらない。だから私はいいと思うよ」


流石にアーヤがいうことには、みんな渋々賛成してくれた。けど、安心は出来ない。私だってそこそこ運動できるけど、KZとなんて比べ物にならないから。足手まといにならないようにするしかないと思うの。


「それより、お前体調は?熱とかないの?」


上杉君…忘れてなかったんだね。
やっぱり、細かな気遣いができる人っていいなぁ…。もう体調はだいぶ良くなったし、平気なはず!


「ありがと、だいじょーぶだよ」


まぁ、ちょっとだるいし眠いけど…ね。ウトウトしていたら、誰かの冷たい手が額に触れてきた。

「ん、平熱!よしーーーとにかく今日は遅くなったし、泊まらせてもらいまーす!ていうか、帰るまで泊まらせてね?」


空彩…相変わらずポジティブだね。
でも、どこに泊まるんだろ?

疑問が残りつつもベッドを降りる。少しふらついたけど、KZのみんなが支えてくれたおかげで移動できた。

ポケットの水晶を除くと、1つの答えが頭に浮かぶ。


『そのうち危ないことが起こり、1人のいけにえが必要とす』


もう覚悟はしている。もしそうなったら、私がいけにえになる…と

29:空彩◆.wk7eHUFzeW8.:2018/03/29(木) 01:52 ID:ml6

空彩side

ひっろーい……ここで鬼ごっこ出来るよ!?
若武がうちらを連れてきたのは……あれ?ここどこなんだろう?
ま、良いや。すごーく、すごーく広い場所。

あ、建物内だからね。外に放り出された訳じゃない。
病人と奇なる人が居るの。無慈悲な若武でもそんな事しないよ……ね?

皆で布団運ぶぞー!と言う一言で連れてこられたのは押し入れ。だよね?
スライド式の和風なやつじゃなくて、開閉式のドア。
そこを開けたら……布団に……保存食……暮らしていけるだけの家具……アウトドア用品……などが目移りするほど置いてあった。

「よっし。運ぶぞー。」
前が見えなくなるほど布団を積み歩き出す男子達。
この様子なら全員分運んでそう。

「ささ、枕運ぼう 軽いから。」
そう言い枕を2つもって歩き出す。布団だけ運んで枕置いて行ったんだよ。

「毛布はー?タオルケットはー?」
んー?帰ってきた男子に任せれば良い……
ひ弱なのよ!私達!重たい物持たせないでちょーだい!
小塚君とかアリみたいなもんでしょ!自分より重い物持てるんだから……

「私はちゃんと運びたいな……」
あ、そっか……アーヤは女子扱い嫌なんだもんね。

「じゃあ、タオルケットと毛布も運ぼうか。」
……結局どこにあるのかね?方向音痴を奥まで行かせないで……帰って来れないから。

でも……あの怖い世界より狭いよね?
ここから繋がったりしないもんね……
皆が怖がっている中。私は嬉しかった。KZの皆と会えたから。
なんなら戻れなくても良い。とか思ってた。
……けど。私達の世界がおかしくなってて こっちに来たんなら__
こっちもおかしくなってる……って事?__

30:  優松 。 ◆6M:2018/04/04(水) 20:49 ID:wIQ

羽花side

なんとか全員分運び終わり、今は布団をしいているところ。

アーヤも、若武の家に泊まることになったみたいだった。

あ、もちろん黒木君のおかげで。


…布団をしきおわり、
男子たちが、別の部屋へ移動した後。


私たち四人の熱い戦いが今始まろうとしていた。


「……これだけは譲れない」

「めずらしく、羽花がマジじゃん。
いつもなら、譲るけど今回ばかりは…負けてらんないっ !!」

「いーや、私が… !!」

「こんな争いやめよう ?

そして、私に譲って ?」



……今、

アーヤの隣で誰が寝るのか、という熱き戦いが始まる。

31:らいみぃ:2018/04/05(木) 23:11 ID:F3A

花恋side

はぁ…。ほんと呆れる。

「アーヤの隣で寝るのは私ー!」
「いや、私」
「やだやだー!」

さっきから、ずっとこんな感じだ。
男子は違う部屋だからなんか、静かなのかと思ってたのに!


「正直、私は日替わりでなればいいと思うんだよな。
だって、いつ帰れるかわかんないわけだし」


あっ…。
慌てて口を押さえたけど、遅かった。

「そ、そうだよ!みんな」

アーヤがいっくれたから、なんとかそうすることができた。ちなみに、今日はああやと由梨。

「やったー!」

そう喜ぶ2人を横目に、羽花はどす黒いオーラをまとっていた。
やっぱ、この人アーヤLOVEだな…。

「ねぇ、私考えたんだけど」
「男子と女子、それぞれ半分ずつに分かれて一緒に寝るってのは?」

ああやが言ったことが珍しくちゃんとしてる!
本当は私もそうしたかったから、いっか

「「「「賛成!!!!」」」」

32:空彩◆.wk7eHUFzeW8. 止めちゃってゴメン。 ちゃんと来るようにするね。:2018/04/18(水) 23:27 ID:jms

空彩side

良かった……
実は私、精神不安定……的な感じ。
いつもはおチャラけーな感じなんだけど、荒れ狂う時があったり、クールだったり、真面目になる時があったり。感情的になり過ぎたり、消極的になり過ぎたり。
まあ、いつもスイッチONにしておくのはおチャラけーの方。
誰かが傷つきそうになったり、嫌ーな予感を感じと時はたまに真面目。
感情的になったりは自分もあまり分からない。あくまで【自然現象】

一つ言える事は。

自分の怖い物を見た時に、必ずテンションが狂う って事。
虫、先端が尖っているもの、ユーレー……などなど。
男子が居た方が安心する。もう昔みたいには……なりたくない。

「チッ。俺が隣だって言ってんだろ?」
「ちょっと待ってよ。僕だって……」
あ、でも男子と一緒に寝ることによってアーヤの隣の可能性が……ああぁ……

「あのさぁ。貴方がたはアーヤと同じ世界の住人でしょ?
またアーヤと寝泊まりする可能性なんて大いにある。
アーヤはKZが好きなんだから、可能な範囲で誘えば良いわけ。
だけどうちらは違うの。三次元と二次元って言う無駄に大きい壁があるの。ここは隣を譲るべきでしょ。レディーファーストは?」
刺々しい口調でそう言い放ち、由梨の首根っこ掴んで引っ張っていき、アーヤの隣を挟むように場所を陣取る。
文句があるなら言ってみろよ。というオーラをありありと放ちながら男子を睨みつけると……あれ?逃げてった?…………………?

33:星川由梨◆F6:2018/04/22(日) 22:17 ID:Fhc

由梨Side


私が言えることではないけど、みんな怖かった。ホントにみんなアーヤが好きだよね。もちろん私もアーヤ大好きだよ。
なんで、私がこんなのんきなこと考えてるかって?そんなの寝る場所が決まったからに決まってるでしょ。
結果的には、言い争っていた私たちをああやがどす黒いオーラを放って譲れって言ったから決まったんだけどね。
いや、でもよかったかな。

それにしてもああや、怖かった。
私、あんなどす黒いオーラを放っているの見たことないよ?
それに、まさか私まで連れていかれるとは思わなかった。
スゴくビックリしたよ?まあ、そこがああやらしいし、頼りがいあるけどね。
あの光景に浸るのはやめて・・・したいことがある。
それは・・・・勉強。
なぜやりたいか?それはアーヤと上杉君に教えてもらいたいから。天使のようなアーヤに教えてもらいたい!

・・・・上杉君?厳しそうだけど、教わりたい。
『あの、悪いんだけど勉強したい。』
『え?由梨ちゃんも?私も過ごしたいしたいと思ってたの。』
え?アーヤも?嬉しい!私、今のでキュン死にしそう。
天使スマイルで言われたら・・・
『由梨、アーヤに浸りすぎない。』
『あ、ごめん。』
『全く、由梨ちゃんはいつもそうだよね。』
『そうそう。でで、私もやりたい!アーヤに教わりたい!』
羽花・・・だって仕方ないの。アーヤが天使だから。
ああや!分かってるねえ。

『さ、勉強しよ!早くしないと、寝る時間になる。』
ヤル気スイッチ入った!!
『アーヤ先生、教えて下さい!』
『え?先生・・・できる限り頑張るね!』
さすがです。アーヤ。その一生懸命さ、見習わなければ!

また、私がそんなことを考えていると。
『じゃ、やろうぜ!諸君、分からないところは教えあい頑張るように』
若武が、めっちゃ気取って言った。
いつものことだが、なんかムカつく。
だけど、勉強しないと。
頑張ってしないと!アーヤに浸らないように、やらないと。
上杉君にも浸りそう・・・


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